青葉「一応言っておきますけど……バレンタインは女性が好きな人にチョコレートを渡す日ですよ?」
赤城「!!」
加賀「頭にきました」
愛宕「でも義理チョコはお世話になってる人に渡したりもするわよねぇ♪」
高雄「最近は友チョコとか言って女の子同士でも渡したりするらしいわよ?」
赤城「なるほど……青葉さん、愛宕さん、カカオさん!私たち友達ですよね!」ニッコリ
高雄「高雄です」
加賀(五航戦はいつもお世話してあげているのだから当然くれるはずね)ホッ
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瑞鶴「ねぇねぇ、翔鶴姉!知ってる?明日駅前のデパートで大バーゲンなんだって!」
翔鶴「そういえばチラシが入っていたかしら……?」
瑞鶴「いいよねー、大バーゲン……♪もうこの響きが大好き」
響「すぱしーば」
翔鶴「でも明日は出撃予定でしょ?東京急行」
瑞鶴「そうなんだよねー……あーあ、大バーゲン……」
響「どうせ年末年始の売れ残り。福袋にも入らないゴミの叩き売り。普段3割引とかでも売れない様な物を半額とか書いて売るだけ」
瑞鶴「はぁ、行きたかったなー」
加賀「あら、あなた達。良いところで会ったわね」
瑞鶴「げっ……加賀さん」
翔鶴「先輩から声を掛けてくれるなんて珍しいですね……♪何かご用ですか?」
加賀「ひとつ聞いておきたい事があるのだけれど。あなた達、普段から私のお世話になって感謝るわよね?」
瑞鶴「なにいきなり恩着せがましい事言ってるんですか……」
翔鶴「それはもう……一航戦のお二人にはいつも戦場でお世話になりっぱなしで」
瑞鶴「んー、まぁ?小指の爪の先くらいは感謝していますけどね!」
翔鶴「ちょっと、瑞鶴!」
加賀「そう。なら良いのだけれど。その気持ちを忘れずに精進なさい」テクテク
瑞鶴「……いったいなんだったの?」きょとん
加賀「これで2つは確保。あとは誰に…………」
吹雪「赤城さん!」
赤城「はい?」
吹雪「あのっ、えっと……こ、この前は助けていただいてありがとうございました!!」
赤城「えっと……私、何かしましたっけ?」
吹雪「はい!私が敵深海棲艦に襲われていた時に赤城さんの航空部隊に助けていただいたんです!」
赤城「そうでしたか。それは良かった♪ですが、敵中に飛び込んで戦うあなた達を遠方から援護するのが私の役目。当然の事をしただけですからお礼なんていりませんよ?」
吹雪「でもやっぱり、こう言うのはちゃんとしておかないと……」
赤城「それを言うなら私だって。いつも危険な所で戦ってくれてありがとうございます。おかげで私達は安心して航空部隊を発艦させれますから♪」
吹雪「そ、そそ、そんな……♪い、いえ!私なんてまだまだ……!」
赤城「お互い慢心せずに頑張りましょうね」
吹雪「はい!」
吹雪「ハアァァ……赤城さんかっこいいなぁ……!いつも私達の事を1番に考えてくれてて憧れちゃうよ……♪」
赤城(今日のお夕飯は何かしら……今日のお夕飯……お夕飯、お夕飯、昨日のお夕飯は……)
初雪「そんなに好きならバレンタインチョコでもあげれば……?」ひょこっ
吹雪「わっ!び、ビックリした……初雪ちゃん、いつのまに?」
初雪「赤城さんって食べるのが好きだしチョコあげれば喜ぶと思うけど」
吹雪「チョコレートかぁ……うん、いいかもそれ!」
初雪「じゃあがんばってね」
吹雪「一緒に頑張って作ろうね!初雪ちゃん!!」
初雪「えっ……めんどくさいから、はちゅーきはお断りしたいんだけど……」
吹雪「だってこう言うの初雪ちゃん得意でしょ?」
初雪「でもこれからコタツで丸くなる予定だし……わざわざ作らなくても買ってくれば?」
吹雪「ダメだよ!本命チョコなんだから!そんなんじゃ気持ちが赤城さんに伝わらないよ!?」
加賀(本命チョコ?)
初雪「赤城さんの場合質より量だと思うけど……だいたい私はそこまで赤城さんに特別な」
提督「お?2人で何の話だ?」
吹雪「司令官、お疲れ様です!実は今バレンタインの話を」
提督「バ、ババ、バレンタイン!?そうか、もうすぐそんな時期か!そうかそうか、全然気がつかなかったなー(棒)」
初雪「…………」
吹雪「それで手作りチョコを作ろうかと思ってるんですけど、やっぱり手作りチ」
提督「よし!これをやるから頑張って作りなさい。余った材料は必要なら他の駆逐艦にも分けてあげるように」ヒラッ
吹雪「い、い、一万円もですか!?」
提督「お釣が出ないくらいたくさん材料を買って駆逐艦のみんなで使うんだぞ?」
吹雪「ありがとうございます!司令官!」
提督「うむうむ」スタスタ
吹雪「うわぁー、一万円札なんて初めて見たよ。どれくらい材料買えるのかな?みんなで使うように言ってたし、初雪ちゃんも作るでしょ?」
初雪「はぁ……そだね。めんどくさいけど……期待しちゃってるみたいだし、作ってあげないとかわいそうだし……」
吹雪「かわいそう?誰が?」
初雪「ううん、こっちの話し……」
青葉「おや?加賀さん、こんな所で何を見ているんですか?」たゆんたゆん
加賀「んっ……丁度良かったわ。あなたに一つ聞きたいことがあるのだけど」
青葉「青葉に聞きたい事ですか?」もみもみ
加賀「本命チョコって何なのかしら?」
青葉「ああ、バレンタインのお話ですか。本命チョコと言うのは1番特別なチョコの事ですよぉ♪」もにゅもにゅ
加賀「1番特別なチョコ……」
青葉「本命チョコが頂点にあって、その下にお世話になっている人への少し良い義理チョコがあって、最下層にお情けや御返し目当ての安い義理チョコがあるんです」たぷんたぷん
加賀「まさかチョコレートにそんな図式があったなんて……」
青葉「義理チョコはいくらでも渡せますが、本命チョコは1人1個ですからかなり貴重ですよ!……んまぁ、中には本命チョコだと言っていくつも渡す人もいるようですが」くにくに
加賀「なるほど……わかりました。感謝するわ。ところでいつまで人の胸で遊んでる気かしら」
青葉「いえいえ、なんのこれフガッ!?」
加賀「そんなにこの胸が好きなら顔を埋めれば良いわ」ギリギリギリ
青葉「んー!んん~!!!!」ジタバタ
またかきます
執務室
提督「いやー、バレンタインかー。楽しみだなー」
五月雨「提督、そんなに甘い物が好きでしたっけ?」
提督「バカだなぁー五月雨は。よっぽどモテモテでもない限り男はバレンタインにチョコ貰えば嬉しいもんなんだよ」
五月雨「あーっ、提督がバカって言ったぁー!」
提督「すまん、ドジだったな」
五月雨「そうですよ!ドジですけどバカじゃありませんから!」
ガチャッ
加賀「失礼します……」キョロキョロ
提督「ん?どうかしたのか?」
加賀「いえ、提督が誰かと話しをしていた気がするのだけれど」
提督「そうか?で、何か用じゃないのか?」
加賀「ええ。実はバレンタインについて聞きたいのだけれど」
提督「!!」ガタッ
加賀「提督?」
提督「あ、ああっ、すまん。お前の口から思いもよらぬ言葉が出たもんだから」
提督「加賀も女の子だもんな!気になるよな!バレンタイン!」
加賀「子供ではないけれど……確かに気にはなります」
提督「それで?」
加賀「あの、チョコレートのサイズはお世話や感謝の気持ちによって変わったりする物なのかしら?」
提督「そうだなぁ……まぁ多少は関係あるんじゃないか?値段的にも」
加賀「では仮に感謝の度合いが小指の爪の先程ならどうなるかしら?」
提督「ハッハッハッ、そりゃもうチロルチョコじゃないか?」
加賀「頭にきました」
提督「なんで!?」
瑞鶴「バーゲンバーゲン、大バーゲン……」
翔鶴「もう、まだ言ってるの?」
瑞鶴「だってぇ……」
加賀「ちょっといいかしら」
瑞鶴「あっ、また出た!」
翔鶴「先輩、どうしたんですか?」
加賀「もっと私に感謝の気持ちを持って貰いたいのだけれど」
翔鶴「えっと……本当にどうしたんですか?もちろん感謝の気持ちはありますけど」
加賀「爪の先程では困るわ」
瑞鶴「そんなに感謝されたいなら、されるような事をしてください!」
加賀「そうね。でも何をすれば感謝されるのかしら?」
瑞鶴「それなら明日の出撃代わってくださいよ!どうしてもバーゲンに行きたくて……」
翔鶴「瑞鶴、いい加減にしなさい!」
加賀「……良いけれど」
瑞鶴「本当ですか!?」
翔鶴「先輩!?」
加賀「明日の出撃ね。確か東京急行だったかしら」
瑞鶴「なんか知らないけど本当に代わってくれるみたいだし!明日はバーゲン、楽しいバーゲンだよ、翔鶴姉!」
翔鶴「何言ってるのよ。私はちゃんと出撃します」
瑞鶴「大丈夫だって!加賀さんがいれば私達2人分の仕事なんて余裕に決まってるじゃない!」
加賀「確かにあなた達2人分くらいの仕事、なんてこと無いわ。気にしないで行ってきなさい」
翔鶴「先輩がそういってくれるなら……」
翌日
瑞鶴「いやー、買った買った!久しぶりにバーゲン行ってストレス解消♪楽しかったね、翔鶴姉!」
翔鶴「そんな事より私は加賀さんの事が心配ね……」
瑞鶴「大丈夫だって!ちゃんとお土産にケーキ買ってきたし♪」
金剛「戦果リザルトがあがったよー♪」
瑞鶴「あっ、噂をすれば第一艦隊が帰ってきたみたい!おーい、加賀さ……」
加賀「私に何か御用かしら」
翔鶴「せ、先輩!!どうしたんですかその血は!?」
加賀「こんななお風呂に入れば綺麗になるわ」スタスタ
翔鶴「でも……」
翔鶴「どうしよう…きっと私達が先輩に負担をかけたから……」
瑞鶴「ま、まだそうと決まった訳じゃないし……あっ、巻雲ちゃん!たしか今日加賀さんと一緒に出」
巻雲「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」
翔鶴「巻雲さん……?」
巻雲「加賀さん、もうやめて……加賀さん……もう動いてないですから……加賀さん、加賀さん…………もう、許してあげて……」
瑞鶴「巻雲ちゃん!?しっかり!!」
翔鶴「何か強烈なトラウマを……」
またかきます
瑞鶴「どう?少しは落ち着いた?」
巻雲「あうあうあう……。取り乱してごめんなさいです……」
吹雪「あっ、巻雲ちゃん帰ってたんだね!おつかれさま」
巻雲「はい。巻雲、ただいま戻りました」
吹雪「今日は一航戦の加賀さんと一緒に出撃したんだよね!いーなぁ、羨ましいなぁ」
巻雲「……」カタカタ…
吹雪「私ね、前の出撃で赤城さんに助けてもらったんだよ!」
巻雲「巻雲も加賀さんに助けてもらいました……」
吹雪「カッコいいよねー!私の目の前に突然深海棲艦が現れたんだけど」
巻雲「巻雲の前にも突然深海棲艦は現れました……」
吹雪「もうダメ……!と思った瞬間、赤城さんの艦載機が飛んできてバババババー!って!」
巻雲「もうダメ……!と思った瞬間、加賀さんが飛んで来て……」
瑞鶴「加賀さんが飛んで来たの!?艦載機じゃ無くて!?」
巻雲「深海棲艦に飛び付いたと思ったら何度も何度も……げんこつで……」
翔鶴「…………」
巻雲「動かなくなった深海棲艦を他の深海棲艦に投げつけて、そっちの方へ飛び去って行きました……」
金剛「イエース!今日の加賀はとーってもアグレッシブだったネ!」
熊野「アグレッシブなのは結構ですけど……なんだかずっと独り言を呟いてて今日の加賀さんは不気味でしたわ」
清霜「カッコよかったよねー!途中目とか口からビームでてたし!戦艦も良いけど空母も良いかもー……♪」キラキラ
金剛「清霜、あれはもはやただの戦艦デース。と言うよりもう戦艦ですらない何かデース」
熊野「何かストレスが溜まるような事でもあったのかしら?」
金剛「そう言えば我慢がどうとか、五航戦がどうとか言ってたような……何か知りませんカ?」
瑞鶴「わ、私たちは別に……」
加賀「何を話しているのかしら?」
翔鶴「せ、先輩……!!」
瑞鶴「ず、ずいぶんと速い入渠時間でしたね……」
加賀「服が汚れただけで私は無傷だったから。ただの入浴よ」
瑞鶴「…………」
加賀「それじゃあ私は部屋に戻りますから」
瑞鶴「あ、あのっ!出撃代わってもらった御礼にケーキ買ってきたんですけ」
加賀「御礼にケーキ?……冗談も大概にしてもらいたいものね」
瑞鶴「え!?」
加賀「失礼します」
翔鶴「先ぱ……」
ガシャン!!ズドン!!ガスン!!!!
瑞鶴「し、翔鶴姉!今のなに?何の音!?」
青葉「ひゃーっ、壁に大穴が」
翔鶴「青葉さん……」
青葉「ども、恐縮です!なにか事件ですか?」
瑞鶴「実はかくかくしかじかで……」
青葉「なるほど……それはつまりバレンタインの話ですね」
瑞鶴「バレンタイン?」
青葉「はい。みんなでバレンタインの話しをしていたんです。その時に、普段お世話したりしてる人からチョコをもらえるって話しを少々」
翔鶴「感謝……それであんな事聞いてきたり出撃を代わってくれたりしたのね……」
瑞鶴「はぁ……なんだ、そんなことかぁ……。でもこれじゃあちょっと高いチョコ渡さないとうるさいだろうなぁ」
青葉「なに悠長な事言ってるんですか!良いですか?加賀さんからすればあなた達、つまり格下の後輩から良いように使われたと思ってるんですよ?」
瑞鶴「格下って……」
青葉「しかも買い物に行きたいとかふざけた理由でこき使うなんてとんでも無い事です!これはもうスクープですよ!」
瑞鶴「だからちょっと高いチョコわたすわよ」
青葉「あのプライドの高い加賀さんからすれば……これは敵深海棲艦に頭を踏まれて泥水を飲みながら土下座するくらい屈辱的な事ですよ!!」
瑞鶴「私たちの扱いひど過ぎない!?」
青葉「まぁそれは流石に言い過ぎかもしれませんが。でもお菓子の家ならぬチョコレートの家くらいは貰うつもりだと思いますよ?」
翔鶴「チョコレートの家……まさか……」
その頃……
加賀(ケーキだなんてふざけてるわね……最低でも永遠に沸くチョコレートの湖くらいは貰わないと割りに合わないわ)
提督「よーし!バレンタイン用に冷蔵庫を購入しちゃったぞー!」ドン
五月雨「うわー、おっきな冷蔵庫ですねー」
提督「鎮守府の男は俺だけだからな!バレンタイン最高ー!!」
五月雨「私も提督にチョコ渡したら食べてくれますか?」
提督「もちろん!なんなら身体にチョコをコーティングしてくれても良いぞ!これが本当のビックリ!まんチョコ!なんちゃってな!ハッハッハッ!!」
五月雨「えーっと……よく分からないですけど、ベトベトになっちゃうんで普通のチョコでも良いですか?」
提督「うん。なんか浮かれ過ぎててごめん」
ガチャッ
隼鷹「おーい提督ー!なんかもうすぐバレンタインってのがあるらしいな!」
提督「え?あっ、そうなの?そんなのがあるんだー」
隼鷹「私は手先は器用じゃないからさぁー。全身にチョコ塗って来ようか?これが本当のビックリ!まんチョコ!なんちゃってな!あははははっ」
提督「俺はさっきこんな寒い事を言ってたのか」
またかきます
ある日の提督執務室
金剛「ヘイ!提督ぅ!!今日は話があって来マシタ!!」
提督「なんだ、ずいぶんと団体さんだな」
金剛「今日ここにいるのは練度がMAX、及び寸前で止められている練度98や97の艦娘デース!」
提督「…………すまん」
58「どうして謝るんでちか?」
168改「なんかやましい気持ちでもあるんでしょ?」
8「提督、白状するかシュトーレン買ってください」
19「悪い事したならイクがお仕置きするのー!」
58改「元気出してくだちぃ……」
8改「そうですよ」
19改「謝ることはないの!」
榛名「こうしてみると……なんだか潜水艦の割合が高くないですか?」
提督「本当にすみませんでした!疲れが溜まらないようにローテーションで……あれをしてたらこんな事に」
大井「あとこっちに80以上のデータがあるんだけど。半分くらい駆逐艦なのよね」
提督「違うんです!偶然なんです!!偶然好きになった子に駆逐艦が多かっただけなんです!」
金剛「ストップ!ストップストップ!脱線しないでくだサーイ!!」
榛名「実はその……提督とのケッコンカッコカリについてお話しが……」
提督「ああ、あれか?」
金剛「そうデース!提督は書類一式を持っていながら、何故それを使わずに額縁に入れて飾っているのデスカ!!」
提督「いやー、せっかく貰ったし綺麗だからな」
金剛「あれはそう言う使い方をするものじゃありまセーン!」
提督「そうは言ってもうちの鎮守府は貧乏鎮守府だからな。あれ一枚しか無いんだぞ?」
金剛「それはそうデスガ……でも、やっぱり使わないと勿体無いデース!」
提督「しかしそうすると1人だけとケッコンカッコカリして鎮守府内がギクシャクしそうだし…………」
金剛「そんな事無いデース。確かに自分が選ばれなかった時は悲しいかもしれませんが、我々にはそれを凌駕する友情、仲間意識があるネ!きっとだれが選ばれても……」
提督「じゃあ赤城とケッコンするか」
金剛「て、提督ぅー!!ちょっと待ってくだサーイ!!練度で行けば私が先にMAXになっているね!ここは順番を待ちました
なんか寝落ちした加減で最後が訳わからない事に
またかきます
金剛「こほんっ……つまり、順番で行くとこの金剛と1番にケッコンするべきデース!」
加賀「提督が赤城さんを指名したのだから赤城さんで決まりです」
瑞鶴「わ、わたしは、全面的に加賀さんの意見に賛成です!」
比叡「なに言ってるんですか!金剛お姉様が1番最初と言っているんですからそっちこそ順番は守るべきですよお!」
利根「ああもう!みんなして喧嘩するでない!!」
榛名「そうですよ!だいたいお二人は金剛お姉様や赤城さんがケッコンしても良いんですか?」
比叡「それは、その…………」
利根「夫婦になるなら寝室も同じであろう?ならお主らの部屋からいなくなるという事なのだぞ?」
加賀「…………」
北上「んじゃ間をとって私とケッコンしてみるー?」
大井「北上さん!?」
北上「やだなぁ、冗談だってば」
大井「冗談でもそんな事言わないでください!」
提督「とまぁこんな感じでもめるだけだろ?だから誰か一人を選ぶなんて無理だよ」
金剛「うぅ~……お宝を目の前にしてお預けされてる気分デース……」
提督「みんな仲良く今まで通りの付き合いで良いじゃないか。この中から特別な一人を選ぶなんて出来ないよ」
金剛「提督…………つまりこれからも全員セフレという訳デスネ!」
提督「人聞きが悪すぎてビビるな」
霧島「上手いこと言ったつもりか知りませんけど、簡単に言うと複数の女性に言い寄られて「みんな好き」って返事するようなものですね」
提督「ファー!!」
北上「提督ー、ハーレム計画でもあるの?」
提督「ないよ!」
58「おっきなぎょらい、大好きでち!」
提督「ごーやちゃんはちょっと黙ってようね」
金剛「ハァ……とりあえず今日のところは引き上げマース。でもいつかあの書類に私の名前を書いてみせるネ!」
利根「提督よ、お主がその気になったらいつでも我輩に言って良いからな!」
榛名「は、榛名も大丈夫です!」
北上「んじゃいくよー」
バタンッ
提督「やれやれ…………まぁなんと言うか……」
提督「赤城、お前も帰りなさい」
赤城「ひょっほはっへふははひ!」むしゃむしゃ
提督「お前……冗談とは言え俺が赤城とケッコンするかって言った時も無視して一心不乱に食ってたよな……」
赤城「はい!」
提督「その饅頭持って行って良いから……帰りなさい」
提督「やれやれ……」
五月雨「提督ー、なんでケッコンしないんですかー?」ひょこっ
提督「変なところから顔を出さない」むぎゅ
五月雨「いたたっ、膝でほっぺを挟まないでくださいよ~!もーう!」ぷんすか
ストッ
五月雨「せっかく書類を貰ったんですからケッコンすれば良いじゃないですかー」ぺちぺち
提督「誰のデコを叩いてるんだ」むにーっ
五月雨「ひはぃひはぃ……ほめんなふぁぃ!」
提督「あれはあそこに飾ってるから良いんだよ」
五月雨「でも勿体無いですよー!なんなら私とケッコンしますか?」
提督「憲兵に捕まるだろ」
五月雨「えーっ、つまんないのー……」
提督「でもまぁあの書類はお前の物だよ」
五月雨「えっ……でも私、こんなだし……必要ないって言うか、使えないって言うか…………」
提督「俺はアレをお前に渡したつもりで飾ってるんだ。だからアレは誰にもやらない」
五月雨「提督……」
提督「だからこの貯金が溜まったら人数分書類を買って全員と一斉にケッコンしてやるさ!!」
五月雨「提督…………はぁ」
提督「もう1月も後半か」
五月雨「そうですねー」
提督「そろそろ足がしびれてきたんだけど降りる気は無いか?」
五月雨「はい!」
提督「そう……。この季節になると思い出すな。俺がこの鎮守府へ来たのが年明け早々で」
五月雨「最初は私と2人だけでしたけどすっかり賑やかになりましたね♪」
提督「ああ、でもその代わりお前はいなくなってしまったけどな。あれもこれくらいの時期だったか。悪かったな、五月雨」
五月雨「提督…………大丈夫ですから!私、全然気にしてませんし!提督に落ち度はありませんよ!」
提督「いや、俺の不注意が原因だ。本当にすまない」
五月雨「提督…………」
提督「しかしなぁ、まさか目を離した隙に工廠の解体場へ迷い込んで勝手に解体されてしまうほどドジだとは知らず……」
五月雨「えへへ……」
提督「いきなり「艤装外されて普通の女の子になっちゃいました。えへへ」とか言われたこっちの身にもなってほしいわ!!」
五月雨「うわぁ~ん!ごめんなさ~い!!」
五月雨ちゃんはドジっ子可愛いまたかきます
>>179ちゃんが活躍予定です!
伊良湖
駄目だったら下
日曜日 午前5時
暁「司令官、ごきげんようです」
提督「むにゃむにゃ……あと少し……」
暁「司令官!ごきげんようです!」
提督「うぅー、今何時だ…………って、まだ5時じゃないか」
暁「いつまでダラダラ寝てるのよ!もう朝なんだから!」
提督「サイフ……サイフ…………あった」
暁「……」
提督「はいよ。おこづかいだろ?」
暁「はわぁ……♪」キラキラ
提督「今日も雷達は一緒じゃないのか?」
暁「みんなはまだ寝てるわ。ほんとお子様なんだから!」
提督「毎週毎週朝早くからおこづかいもらいに来るお前の方がむにゃむにゃ……」
暁「ありがとう司令官!それじゃあ少しお出かけしてくるわね!」
提督「無駄使いして後で自分だけお金が無いとか泣くなよー……作戦はお金大事にだ」
暁「平気よ!ウィンドーショッピングするだけなんだから!」
ガチャッ
暁「さぁー出発よ♪」
鎮守府で支払われるおこづかいは月に一度支給される
駆逐艦、軽巡、重巡、戦艦、その他……
もらえる額は艦の大きさで変わり、駆逐艦だけは無駄使い出来ないように毎日30円が支給されるのだが、日曜日に限り特別に50円が支給される。
ちなみにこの時代の30円は現在2015年の貨幣価値にしても30円である。
駄菓子もろくに買えないようなおこづかいではあるものの、鎮守府内では駆逐艦料金なるものがあり、
例えば自販機のジュースなら戦艦が買うと100円だが駆逐艦は10円で買えたり、
他にも間宮さんの特製白玉あんみつ。戦艦には500円で販売されているが駆逐艦は30円で食べる事ができる。
駆逐艦にとっては鎮守府内において硬貨の価値が10倍以上になるシステムになっているので
「外を出歩いてお菓子を買うより鎮守府内で使った方がお得!」と思い、駆逐艦達は殆どの事を鎮守府で済ましてしまう。
外は危ないからなるべく鎮守府内にいてほしい。でも無理に束縛して嫌われたくない。だったら自主的に鎮守府内にいてもらう!的な提督の作戦通りである
お食事所 間宮前
暁「ウィンドーショッピングは大人の楽しみなんだから♪」
暁「あっ、クッキー美味しそう。こっちが10円で、あれが20円で……でもやっぱり特製白玉あんみつも食べたいし……」
暁「こんな大金を持ってたら使い道に困っちゃうわ!」
間宮「あら、暁ちゃんおはよう。こんな朝早くから何か御用かしら?」
暁「間宮さん、ごきげんようです!暁はウィンドーショッピングしてるだけだから気にしないでくださいです!」
間宮「ウィンドーショッピング?」
暁「それでは次のウィンドーショッピングにいってきまーす」
間宮「子供は朝から元気ねぇ♪」
暁「ハァ。いっぱい歩いたから喉がかわいちゃったわ」
自販機前
暁「……30円はみんなと食べる白玉あんみつ用に置いとかないとダメだけど……10円だけならへっちゃらよね!」
暁「えーっと……本当はコーヒーが飲みたいけど、ちょっとボタンまで背が届かないからりんごジュースにしようかしら」
ガタンッ
暁「ほんと、レディーの身長に合わせていないなんて失礼しちゃうわ!」ちゅー
暁「…………なんだか40円になったら枚数も増えて得した気分ね!」
雷「おーい」
暁「あっ、やっと起きたのね。もう9時前じゃない。ほんと、ねぼすけさんなんだから」
電「今から司令官さんの所へ行くのです♪」
暁「私は一足先に行ってきたし」
響「おこづかいをもらったらみんなで間宮へ行こう。白玉あんみつが待ってる」
雷「今日は50円の日だし思い切ってアイストッピングしちゃおうかしら♪」
電「少し待っててくださいなのです」
暁「わかったから早く行って来てよね」うずうず
響「暁が楽しみで待ちきれずにうずうずしている。急いであげよう」
暁「べ、別にうずうずなんてしてないんだから!」うずうず
お食事所 間宮
雷「くーだーさいっ♪」
伊良湖「はい、いらっしゃいませ♪」
伊良湖……現在お菓子の勉強で色んな場所で学んでいる。
月に1度程帰ってきては間宮さんの手伝いをしている。
雷「あっ!伊良湖ちゃんだ!」
電「お久しぶりですなのです」ぺこり
伊良湖「ちょうど一ヶ月ぶりくらいかな?みんな元気そうでよかったです♪」
響「伊良湖ちゃんがいるってことは、あの幻のメニュー……間宮さん特製白玉あんみつ伊良湖スペシャルが販売されるのかい?」
伊良湖「うん♪でもそんな幻だなんて……」
雷「何言ってるのよ!お菓子の腕前はもう間宮さん以上じゃない!」
電「とにかく間宮さん特製白玉あんみつ 伊良湖さんスペシャルをお願いするのです」
伊良湖「はい、50円になりまーす」
雷「日曜日のおこづかいが全部無くなるのは残念だけど食べる価値はあるわよね!」
電「50円の日で良かったのです」
響「ハラショー」
暁「…………」サー…ッ
雷「どうしたの?暁は食べないの?」
暁「あ、暁はその、……ダイエット中だし!」
またかきます
瑞鶴「おじゃましまーす」
伊良湖「いらっしゃいませ!瑞鶴さん♪翔鶴さん♪」
翔鶴「まあ、今日は伊良湖ちゃんもお手伝いしているんですね」
瑞鶴「やったー!じゃあ伊良湖スペシャルが食べれるんだ!」
暁「うぅ……」
瑞鶴「あれ?そう言えば加賀さんが見当たらないけど……」
伊良湖「はい、今日はまだいらしてませんね」
瑞鶴「加賀さんが来てない!?」
一航戦の2人はおこづかいをお金の代わりに食券(朝昼晩の食事以外で使える金券)で貰っているのだが、
毎月特別にお食事処間宮、居酒屋鳳翔の食べ放題券も各一枚づつ貰っていた。
そのお食事処間宮の食べ放題券を伊良湖が来た時に使う為、あの食欲の塊である加賀がすぐ使わずストックして置くほど伊良湖のスイーツに首ったけなのである。
ちなみに赤城はその日の朝食と夕食で使い切る。
赤城「加賀さんなら今朝から東京急行出撃の予定が入っていたので帰るのは明日になりますね」もぐもぐ
翔鶴「赤城先輩は当然のように一番乗りしてらしたんですね」
赤城「はい♪加賀さん程ではありませんが伊良湖さんのスイーツは美味しくて私も大好きですから♪」
瑞鶴「今朝出発したって事はまだそんなに遠くには行っていないはず……速度なら私が上の筈だし……まだ間に合うかも!」ダッ
翔鶴「ちょっと、瑞鶴!?」
数十分後……
瑞鶴「見つけた!」
加賀「鎧袖一触よ。心配いらないわ」ズドンッ
舞風「お、おお、落ち着いて加賀さん!!」
天津風「あの子が全然踊らないでビクついてるだけなんて……」
巻雲「はうあぅっ……夕雲姉さん、巻雲……怖いです!」
夕雲「大丈夫よ、巻雲さん。半径10メートル以内に入らなければ巻き添いは避けられるはずよ」
龍驤「せやけどなんやねんいったい……赤城となんや通信してから急に機嫌悪うなって……ケンカでもしたんかいな?めずらしい」
出撃直後
赤城「加賀さん、今日は伊良湖さんが間宮さんの所へいらしてるそうですよ。一緒に行きませんか?」
加賀「……申し訳ありません。今日は出撃の予定ですから」
赤城「そうでしたか……それは残念ですね…………すみません、余計な事を伝えてしまって」
加賀「いえ、お気持ちはとても嬉しく思います。お供出来ないのは残念ですが赤城さんだけでも楽しんできてください」
プツッ
加賀「…………」
イ級1「ヒャッハー!オマエタチ、ココはトオサナイゼアダダダダダダダダ!!」ズブッ
イ級2「ダイジョウブカ!?ヒタイニ矢ガ!!ソレハ、カンサイキじゃナカッタのカアダダダダ!!」ズブッ
イ級3「ナンノ!ソノ矢サエナクナレバ!空母ナド」
ズドンッ!!
イ級3「ア……アレ…………?」
イ級4「アアー!!オマエ!カラダに、カラダにアナガ!!」
イ級3「ソラ…………キレイ……」ガクッ
イ級4「イキュウー!!」
瑞鶴「加賀さん!!」
加賀「……」ギロッ
瑞鶴「な、なんて荒んだ目……!確実に二桁は深海棲艦以外の何かも殺ってる目だわ……」
加賀「五航戦のあなたがこんな所まで何の用かしら」
瑞鶴「あ、あの……今日は伊良湖さんが間宮さんの所に来てて……!」
加賀「そんな事は知っているわ。何?それを伝えて死にたいのかしら」
瑞鶴「そうじゃなくて……!私はただ、この前出撃を代わってくれたから、今日は私が代わろうかと!!」
加賀「…………」
瑞鶴「…………」
加賀「五航戦……どうやら認めなくてはいけないようね」
瑞鶴「は、はい……?」
加賀「ありがとう、感謝しているわ。瑞鶴」ニコッ
瑞鶴「……!!」キュン
加賀「さてと……少し急ごうかしら」
シュンッ
瑞鶴「あ、あれ?加賀さん!?」
龍驤「なんや、消えよった!」
夕雲「なにかしら……少し風が……」
ゴ……ゴゴゴゴゴ…………
天津風「な、なによこの音……それにこの風……なんだかとても嫌な風が…………」
ブワッ!!!!バババババ!!!!
巻雲「わ、わわわわ!夕雲姉さーん!!」
舞風「なになに!?いきなり暴風!?こんなんじゃ踊れないし!息もくるしいしぃ……!!」
音、風、衝撃、全てを置き去りにし、加賀は間宮へ向かった。
瑞鶴「速さでは加賀さんに勝てるだなんて……とんでもなく馬鹿げた思い上がりだったわ……」
瑞鶴「ハァ……伊良湖ちゃんの作ったお菓子は食べたかったけど……しょうがないか」
龍驤「せやけどよーココにおるって分かったなあ?」
瑞鶴「なんていうか……深海棲艦の残骸を追いかけてきたらココにたどり着いたというか……」
龍驤「あー、ココに来るまで片っ端からなんや八つ当たりしとったからなぁ……」
瑞鶴「さぁ、それじゃ早いとこ任務終わらせちゃいましょ」
舞風「おー♪」
天津風「やっとピリピリした空気から解放されたわね」
夕雲「今日は機嫌悪くて私達までピリピリしちゃってたものね」
巻雲「巻雲、ちょっと出ちゃいました……」
瑞鶴「…………あ、あれ?え?あの、もしかして私以外みんな駆逐艦なの!?」
龍驤「どついたろか?」
瑞鶴「このメンバーで大丈夫なのかしら……」
龍驤「誰が駆逐艦やねん」
夕雲「あのー、もう一つ悪い知らせがあるんですけど……」
龍驤「おーい、聞いとんかー?」
瑞鶴「悪い知らせ?」
龍驤「せやでー。いまからどついたるって言う悪い知らせや」
舞風「私達、ドラム缶しか積んでないよー?」
龍驤「もしもーし?」
瑞鶴「ドラム缶ガン積み!?」
龍驤「無視はあかんで。いいかげんにせな怒るでー」
瑞鶴「ええ!?じゃあ戦えるのは実質私と龍驤さんだけ!?」
龍驤「あっ、うちもこの通りやねん」
バルジ バルジ バルジ バルジ
瑞鶴「ちょっ……!何しに来たんですか!?」
龍驤「だって何でもええ言われたから!心臓守るためにはこれしかないやん?」
瑞鶴「じゃあもう実質単艦じゃないですか!」
舞風「でも加賀さんと一緒に任務つく時はいつもこうだよねー?」
天津風「私達はドラム缶を運ぶだけで戦闘は全部加賀さんが引き受けてくれるから……」
瑞鶴「私……生きて帰れるのかな……」
後日、瑞鶴はボロボロになりつつなんとか帰還した
お食事処間宮
伊良湖「特製あんみつ1つと、伊良湖スペシャルを3つお待たせしましました♪」
雷「やったー♪すごーい!いろんな和菓子がいっぱい盛ってある!!」
響「ハラショー」
電「毎回盛られてる物が違うから楽しみなのです♪」
暁「…………」
伊良湖「それではごゆっくりどうぞ♪」
雷「うーん、どこから食べようかしら♪」
響「ハラショー」
電「でも……本当によかったのですか?」
暁「な、なんの話よ!暁はダイエット中だから普通のを選んだだけだし!」
雷「しょうがないわねー。ほら、私のを少し分けてあげるわよ」
暁「い、いらないって言ってるじゃない!」
響「ハラショー!」
暁「うるさいわね!」
電「暁ちゃんだけ10円玉で渡してたから……もしかしたらジュースを飲んでお金が足りなくなったんじゃ……」
暁「ぎくっ…………と、とにかく!いらないったらいらないの!みんなこそそんなに食べたらブタさんになっちゃうんだから!」
電「でも……」
雷「もう放っとけば良いのよ。こうなったらいくら言っても聞かないんだから。意地はっちゃって」
響「伊良湖ちゃんだけに、ね」クスッ
雷・電・暁(…………え?)
雷「ごちそうさまでしたー♪」
響「ごちそうさま」
電「とっても美味しかったのです」
暁「うぅ……」
伊良湖「ありがとう♪今新しいメニュー考えてて、次来た時には出来てると思うからよろしくね♪」
電「それはとっても楽しみなのです!」
響「ハラショー」
雷「今度は無駄使いしないようにしなさいよ?」
暁「無駄使いなんてしてな」
ガラッ
加賀「こんにちわ」
伊良湖「あっ、加賀さん♪お待ちしてました」
加賀「お久しぶりです。あの、これを」
伊良湖「食べ放題券ですね。今日も腕がなります!」
暁「食べ放題……」
加賀「それではとりあえず伊良湖スペシャルを10程」
暁「!」
伊良湖「かしこまりました!」
赤城「加賀さん、こっちこっち」
加賀「お隣失礼します」
赤城「瑞鶴さんに代わってもらったんですか?加賀さんは伊良湖ちゃんの作るデザート大好きですもんね♪」
加賀「はい。もはや彼女の作るデザートは神の領域ですから。……それよりもその、私だけ食べ放題ですみません」
赤城「いえ、私はもう十分堪能しましたから」
間宮「海鮮チャーハン大盛り3つ、お待たせしましました」
赤城「これからデザート後の主食です♪伊良湖ちゃんのデザートも素晴らしいですけど私はやっぱり間宮さんの手料理が大好きですね♪」
間宮「あら、嬉しいこと言ってくれるわね♪実はみんな伊良湖のデザートばっかり頼むから落ち込んでたのよ」
伊良湖「そんなっ」
間宮「ふふっ。冗談よ、冗談。でも嬉しい事を言ってくれた赤城さんには……じゃーん!」
伊良湖(じゃーん!?なんだか久々に聞いたかも……)
間宮「間宮特製スペシャルオードブル、瀬戸内海の新鮮な素材をふんだんに使った文字通りスペシャルメニューよ♪」
伊良湖「わ、私だって!伊良湖スペシャル10人前を大きな器に盛ってスペシャルな感じに盛り付けました!」
赤城・加賀「「さすがに気分が高揚します!」」
その日の夜
暁「なによ。みんなして伊良湖スペシャル伊良湖スペシャルって……暁は別に全然食べたくないし!」
暁「ん……?あっ、そうだ!10円あったんだった!」
暁「ふっふーん♪お昼に節約した暁はお風呂上がりにジュースとか飲んじゃうんだから♪」ゴクゴク
暁「ぷはーっ。美味しい!やっぱりお昼は普通のあんみつにして良かったし!本当……良かっ…………」うるうる
提督「おっ?こんな時間にめずらしいな」
暁「し、司令官!?ごきげんようです」ゴシゴシ
提督「…………あっ(察し)」
暁「な、なによ!」
提督「今ジュースを飲んでるって事は、伊良湖スペシャルを食べなかった……もしくはたべれなかったんだな?」
暁「ぎくっ……」
提督「大方の予想だと……伊良湖が来てるって知らなかったから朝からジュース飲んでお金が足らなかったんだろ」
暁「そ、そそ、そんなわけ、そんなわけ無いじゃない!」
提督「わかりやすいやつだなー」
暁「もう……!用がないんならあっちいってよ!」
提督「ああ、そうだそうだ。伊良湖に頼まれて新作の試食しにいくんだった」
暁「伊良湖ちゃんの新作の試食……?」
提督「って言っても俺は男だしデザートの事は良く分からないんだよな。どこかにデザートが好きな女の子がいれば助かるんだけど」
暁「はい!はいはい!!少しくらいなら手伝ってあげても良いけど!!」
提督「じゃあ一緒に行くか?」
暁「しょ、しょうがないわね!あっ!でも女の子じゃなくて、一人前のレディーとして扱ってよね!」
提督「はいはい。じゃあいくぞー」
またかきます
乙です
バルジといえばエピオンのぶった斬り思い出すな
ゼクス「必要無いのだ、宇宙にとって…貴様達は!!」
前スレで武蔵の尻に指突っ込んでた人間と同じ設定とは思えないイケメンだな
お食事処間宮
提督「おじゃましまーす」
ガラッ
伊良湖「提督さーん♪提督、提督、提督さーん♪いらっしゃい!待ちくたびれちゃいましたよ!」だきっ
提督「すまんすまん。途中で迷える子羊を拾ってな」
伊良湖「子羊?」
暁「レディーに気づかないなんて失礼しちゃうわっ」
伊良湖「ハッ!……あ、あはは」トテトテ
伊良湖「……こほん。いらっしゃいませ、提督さん。暁ちゃん」ぺこり
提督「今日の試食なんだけど暁も一緒に頼んでいいか?」
伊良湖「えっと、それはその……えーっと…………」
暁「…………」キラキラ
提督「お菓子の事だし男の俺だけじゃなくて子供の意見もあった方がいいだろ?」
伊良湖「そ、そですね……はい、大丈夫ですよ。よろしくお願いします」
暁「ちょっと!子供の意見じゃなくてレディー代表なんだけど!!」
暁「ワクワク……♪ねぇねぇ司令官!試食ってどんなのが出て来るのかしら!」
提督「新作の試食らしいからな。まだ店とかでは出してないお菓子じゃないか?」
暁「それじゃあ暁が一番乗りって事ね!」
提督「まぁ、そうなるな」
暁「はぁ……♪どんなお菓子が出て来るのかしら!あんみつ?パフェ?和菓子?洋菓子?もう待ち遠しいんだけど!」
伊良湖「おまたせしました♪」コトッ
暁「きたきた!司令官、何か出てきた!」
提督「落ち着け。あとなんかその言い方興奮するな。後で録音したい」
伊良湖「これは特製モナカなんです。中は特製小豆とお餅でありきたりなんですけど……素晴らしい素材とちょっとした手間暇がかかってるんです♪」
暁「はむっ」もぐもぐ
提督「こら。いただきますしなさ」
暁「おいしぃー!!」ガタッ
伊良湖「よかった♪」
提督「うん、こりゃ確かに美味い。なんと言うかこの味は……どこか懐かしいお母さんの味……」
伊良湖「はい。このあずきは私のために鳳翔さんが作ってくれたあずきなんです!」
提督「お母さん……」
鳳翔『うふふ……♪』
暁「うーん……確かに美味しいんだけど……量はこんなに少しなのかしら……」
提督「そりゃ試食だからな。だいたい一口だけだろ」
暁「でもこれじゃあまりよく分からないし!」
提督「いやいや、どう考えてもおいしぃー!って絶叫してたが」
暁「でもでも!よく分からないんだけど!!」
伊良湖「それでは次のお菓子持ってきますね♪」
暁「えっ……?まだあるの?」
伊良湖「もちろん♪和菓子に洋菓子に……後20種類以上あるからお腹いっぱいにならないよう少しづつ食べてみてね」
暁「に、にじゅう!?」
提督「よかったなー、暁」
暁「任せてよね!一人前のレディーとしてしっかり良し悪しの感想を言ってあげるんだから!」
その後……
暁「おいしぃー!」×20
レディーの試食会は終わった。
暁「むにゃむにゃ……もう食べれない……」スヤスヤ
伊良湖「次はワッフルの……」
提督「やれやれ、待ってる間に寝ちゃったな」
伊良湖「でもこんな幸せそうな顔してくれたなら作った甲斐がありました♪」
提督「おーい、暁おきろー」ツンツン
伊良湖「あっ!せっかく気持ち良さそうに寝てるんですから寝させてあげましょう。あっちに長いイスがありますから」
提督「それもそうか。じゃあちょっと移動させて…………これでよし、と」
伊良湖「あの、次はこのワッフルなんですけど」
提督「うん、これも美味い。なんかこう……う、うまい!って感じで美味いな」
伊良湖「は、はい。ありがとうございます!では次で最後なんですけど……」
提督「次で最後か」
伊良湖「これを……」
提督「はちみつ?」
伊良湖「あの、その……提督さんにだけのスペシャルメニュー……伊良湖のはちみつかけ…………好きな所にかけて食べてもらえれば……」
提督「それは伊良湖ちゃんの身体にはちみつをかけて舐めろと?」
伊良湖「……たべりゅ?」
提督「たべりゅううぅぅぅ!」ガバッ
伊良湖「あっ……提督さん、最後の仕上げはお布団で、ね?」
またかきます
なんか>>239には申し訳ないな!
乙です
>伊良湖「あっ……提督さん、最後の仕上げはお布団で、ね?」
お布団には奴がいただろうから3Pだよなw
伊良湖「よいしょ……」しゅるしゅる
提督「お、おう、なんだかこう……恥じらいとかはあまり無い系女子だったのか?いや、いい意味で!」
伊良湖「恥かしいですよ!でも早くしないと明日になって、また一ヶ月くらいは会えませんから……」
提督「料理の勉強ってのも大変なんだなー。有名な店で働いてるんだって聞いたけど」
伊良湖「私も将来は間宮さんや鳳翔さんのように立派な料理人になって、この鎮守府でデザートを振舞って皆さんの疲れを癒してあげたいんです。その為には頑張らないと!」
提督「わざわざ過酷な場所へ一人で飛び込んで腕を磨くなんてすごいよ」
伊良湖「そんな事……えへへ」てれっ
提督「もし俺ならこの鎮守府で間宮さんや鳳翔さんに教わって料理人を目指してるよ。みんなと離れてストイックになんて…………伊良湖?」
伊良湖「そうでした……ここには超一流の料理人が二人もいるのに……どうして私、わざわざ外へ……」
提督「えっ……」
翌日から伊良湖は鎮守府で修行を始めた。
伊良湖「でもそうと分かれば焦る必要は無いですよね!」
提督「そだな」
伊良湖「じゃあ……失礼します」ぎゅっ
提督「ちょっ、そんな格好で!?俗にいうパンイチだけど良いの?ありがとうございます!!」
伊良湖「わーい、提督さんの匂いがするー」スンスン
提督「加齢臭!?」
伊良湖「よく分からないですけど提督さんの匂い大好きなんです私……♪なんだか落ち着く大人の香り?なんでしょうか?」
提督「それより寒くない?その格好だとさ」
伊良湖「ちょっと寒いですね。でも布団は被れないし……だからはちみつをお湯であっためておきました」
提督「ああ、このグツグツ煮立ったお湯に浸けてある蜂蜜の容器を取り出して使えば良いんだな」
伊良湖「はい。提督さんの好きな所にかけてください……」
提督「じゃあ……」たらり…
伊良湖「ん……っ、あ、あっ…………あっつ……ぃ!!!!」
この日一番の絶叫でした。
提督「だ、大丈夫か!?」
伊良湖「はい……ちょっとびっくりしただけですから………」
提督「冷ましてこようか?」
伊良湖「いえ、熱いのをこうされるの……ちょっと気持ち良いって言うか……」
提督「なら良いんだけど……」たらり
伊良湖「さあ、提督さ……あっっ!!」ビクンッ
提督「おお……これは禁断の扉を開いてしまいそうだ」ゾクゾク
伊良湖「そんな、両方にかけられたら、私……熱くて気持ちよくて……」
提督「…………」
伊良湖「提督さん……?食べないんですか……?」
提督「なんかさ……今更だけどこんな事して良かったのかと……間宮さんに滅茶苦茶怒られそうだし……」
伊良湖「ここまでしてそんなの無しですよ……」
提督「でも伊良湖はまだまだこど」
伊良湖「提督さんは……提督さんは…………昔、間宮さんの搾りたて生乳は飲んだのに!」
提督(見られてた!!)
提督「ならば俺も全ての技を駆使して伊良湖の相手をしようじゃないか」
伊良湖「はい、お願いします……!」
それは、鎮守府前のイ級を大和型が刈り取るが如く容易く行われる。
百戦錬磨のテクニックに処女の少女は1分と持たずに……昇天する!
伊良湖「……ッッッ」ガクガク
提督「さて、じゃあ左側のはちみつもいただこうか。それとも他の場所にたらしてみようか?」
伊良湖「あっ……あっ……」
提督「こっちは……わざわざはちみつをたらさなくても溢れてるみたいだな」
伊良湖「ハァッ、ハァッ……提督、さん……」
暁「なにしてるの?」
提督「…………」
伊良湖「…………」
暁「ねぇ、なにしてるの?」
暁「もう!何してるのよ!!司令官、赤ちゃんなの?」
提督「ち、ちがうぞ!これはアレだよアレ!あの、試食だ!試食!!」
伊良湖「そ、そうなの!これは伊良湖のはちみつかけで……」
暁「えーっ!そんなデザートまであるの!?……そう言えば前に足柄さんが、裸の人に刺身を盛って食べる高級料理があるとか……」
提督(あいつ……)
暁「あーっ!!」
提督「今度はなんだ」
暁「わかっちゃったんだから!!暁が寝てる間に高級料理を1人で食べるつもりだったんでしょ!」
提督「え……?」
暁「そうはいかないわ!こっちは暁のなんだから!」ちゅぱっ
伊良湖「にゃ……!」ピクッ
提督「…………ありだな!」
暁「ちゅぱちゅぱ……甘くて上品な味だと思うけど。司令官はどう思うのかしら」
提督「そうだな。間宮さんのがダイナミックで豪快な味なら……確かに伊良湖は上品な味だな」
暁「でしょー♪暁にも大人の味が分かるんだからね!えっへん!」
伊良湖「あぅ……あの、恥かしいんですけど……」
提督「次はどこにたらそうか?」
暁「お腹も良いけど……やっぱり胸かしら?」
提督「脇とか良さそうじゃないか?ふひひ」
暁「あっ、司令官の指にもついてるじゃない」ペロペロ
提督「なっ……!!」
この時提督に電流走る……!!
提督(こいつ……なんてテクニックだ……!いかん、力が抜け……)
ガシャン!
暁「ちょっと、なにしてるのよ!はちみつが……」
伊良湖「あはは……伊良湖と提督さんのはちみつかけになっちゃいましたね」
提督「うひー……ベトベトする……」
暁「ほんとーに世話がやけるんだから!すぐ食べてあげるから動かないでよね!司令官は服を脱ぐの!」
伊良湖「あ、ちょっと待……」
提督「暁!?まて、落ち着け!お前の舌使いはヤバい!!おい!おいいい!」
その日、暁が満足するまで2人は何度も何度もお花畑を見た。
伊良湖「今日は、もう……遅いですから、これくらいで……」ぴくんっぴくんっ
提督「そ、そだな……風呂も入らないといけないし……」フラフラ
暁「試食があるときはまたいつでも呼んでくれて構わないんだから!」
提督「そうだ……暁、今日の試食会の事はみんなには内緒だからな?一人だけずるいってうるさそうだし……」
暁「了解です!大人の約束ね!それではおやすみなさいです!」ガラッ
提督「やれやれ…………暁、恐ろしい子……」
伊良湖「でも楽しかったです。今日はありがとうございました」
提督「こちらこそごちそうさま」
伊良湖「それで、どの料理が1番美味しかったですか?」
提督「伊良湖のはちみつかけ」即答
伊良湖「はちみつって高いけど大丈夫ですか?」
提督「…………」
伊良湖「じゃあ……次ははちみつ無しの伊良湖だけでお召し上がりください♪」
提督「それ、今からもらえるかな?」
伊良湖「はい、喜んで♪」
翌日
雷「司令官!聞いたわよ!暁だけいーっぱいスイーツ食べたって!!」
電「と、特別扱いはよくないのです!」
響「電は提督にはちみつかけされて食べられたいらしい」
電「響ちゃん!!」
響「ハラショー」
提督「暁、おまえ……」
暁「あ、暁は何も言ってないんだから!」
提督「約束を守れない子にはちょっと御説教」
金剛「提督ぅー!はちみつを買ってきたネ!!私にもかけてくだサーイ!!」
榛名「榛名ははちみつ無しでも大丈夫です!!」
提督「暁ー!!どこまで喋ったんだー!」
暁「だから知らないって言ってるじゃない!……だ、第六駆逐隊には言ったかもしれないけど」
青葉「司令官、濡れ衣を着せるのはやめてあげてください!!」
『スクープ!!司令官と伊良湖ちゃん、深夜のスイーツはちみつプレイ!!』
提督「青葉お前かー!!」
青葉「青葉みちゃいましたから!!」
提督「ちくしょー!!!!」
今日も鎮守府は平和です
またかきます
瑞鶴「ただいまぁー……」ぐったり
秋月「おかえりなさ……えっ!?瑞鶴さん!ど、どうしたんですか!?」
瑞鶴「ちょっと出撃しててね……もうボロボロ……」
秋月「瑞鶴さんがこんなにボロボロに……そんなに危険な海域だったんですか?」
瑞鶴「ううん、いつもの東京急行なんだけどね。制空権とられちゃってさ」
秋月「一航戦の御二人に続いてトップクラスの練度を誇る瑞鶴さんが制空権をとられるなんて……」
瑞鶴「まぁ他の子の装備がドラム缶だけって言うのがほとんどだったから」
秋月「メンバーって、駆逐艦ばかりじゃないですか!」
龍驤「あほ!よう見んかい!!」
秋月「装備は滅茶苦茶、メンバーも滅茶苦茶…………私、提督に一言言わせてもらってきます!」ダッ
瑞鶴「ちょっと待って、これは私が勝手に!って、行っちゃった……」
龍驤「とりあえずお風呂行ってきーな。瑞鶴のおかげでウチらはかすり傷程度やったけど、あんたは大破しとるんやし」
舞風「秋月ちゃんには私達から言っとくから!さぁさぁ、行った行った♪」
瑞鶴「それじゃあお言葉に甘えて……秋月の事よろしくね」
天津風「さあ、秋月を追いかけるわよ」
長波「おかえりー」
夕雲「あら、長波さん。ただいま」
長波「おつかれおつかれ。今間宮さんの所に伊良湖ちゃんがいんだけどさ、労をねぎらって伊良湖スペシャルサービスしてくれるってさ!」
巻雲「ほんとですか!?夕雲姉さん、行きましょう!」
夕雲「確かに甘い物が食べたかったのよね♪」
龍驤「ウチはお酒飲みたい所やけど……まぁ伊良湖スペシャルやったら話は別やな!」
舞風「よぉーし!そうと決まればレッツゴー♪」
天津風「ちょっと、秋月の方が先でしょ!」
舞風「やーっぱ疲れた時には甘い物だよねぇー♪」
天津風「ま……待ちなさいよ!私も行くんだから!」タッ
提督執務室
提督「……ふぅ」
ガチャッ!
秋月「失礼します!」
提督「お?秋月が任務以外で来るなんて珍しいな。どうした?」
秋月「提督、こんな事を言うのは無礼だと承知の上で一言言わせてもらいます。いえ、言わなくては気が済みません!!」
提督「ん?」
秋月「提督はどう言うつもりであんな無茶な編成を組んで瑞鶴さんを出撃させたりしたんですか!!」
提督「!!」
秋月「正直……提督は私達艦娘をとても大切に、家族同然の様に思ってくれているものだとばかりーー」
この時、提督はすぐある事に気付いた。
提督(ああ、なにか勘違いしてるな)
秋月「提督!聞いているんですか!?」
提督「え?あ、うん」
秋月「……っ!!」キッ
提督「!」
しかし秋月の提督を軽蔑するような眼は提督を興奮させ、変な扉を開かせようとする。
その事を1番に感じ取ったのは机の下で提督のそれを口に含んでいる秋雲だった。
秋雲(こんな状態で興奮して出すなんて、ありえないし……!)
秋雲「げほっ、げほっ……!」
提督「ああ、すまん。つい何も言わず」
秋雲「もう飲めないし……なんか大事な話っぽいから帰るわ。んじゃ」
提督「秋雲!」
秋雲「なに、まだ何かあるの?」
提督「今日もべらぼうに可愛いよ。愛してる」
秋雲「なっ……!そ、そんな事言われなくてもわかってるし!あーもう……!!…………あ、あのさ、今晩」
提督「空けてるよ」
秋雲「ん……。あっそ……じゃ」パタン
提督「さてと。それで、話を続けてくれ」
秋月「秋雲さんもいらしたんですね。私ったら怒鳴ったりして恥ずかしい所を……じゃなくて!」
提督「どうした秋月!もっと俺を蔑む様な眼で睨んでみろ!親の仇だと思え!!」
秋月「あなたと言う人は……!馬鹿にしているんですか!!」
提督「いいぞ秋月!その調子だ!!もっと軽蔑したような眼で俺を見ろ!!」
提督はなにかノリノリだった
提督には常々一つ悩みがあった
提督「どうにも朝潮や秋月とか真面目な子とは壁があると言うか……仲良くなり切れてないきがする……。どしたものか」
例えば提督がお尻を触った場合、
怒るタイプ
曙「ちょっ……!何触ってんのよ!このクソ提督!!ぶん殴るわよ!!」
提督「ふひひ、ありがとうございます」
照れるタイプ
榛名「キャッ……!て、提督でしたか。その……時間と場所を考慮していただければ榛名は大丈夫です!」
提督「榛名は最近金剛に似てきたな」
更に求めるタイプ
金剛「提督ぅ。お尻を触るのもいいけどサァ、もっと色んな所を大胆に触りなヨ!」
提督「やっぱお前は榛名の三歩先くらい行ってんな」
他にも色んなタイプが存在するが、一番反応に困るのが真面目タイプであり、尻を触れば
秋月「提督、これは何かの訓練でしょうか?やはり臀部の装甲が薄いという事ですか?」
朝潮「司令官、この行為にはどの様な意味があるのでしょうか?未熟者ですみません。御教授願えますでしょうか?」
などと返されてしまい、提督はその度に罪悪感に襲われてしまっていた
提督(理由はどうあれこんな風に目を合わせて秋月と話すのは初めてだな)
秋月「いい加減にしてください!」
提督(とは言え嫌われては元も子もない。これくらいにしておこう)
秋月「今後、この様な事は二度としないと約束してくれますよね」
提督「……ところで秋月。いったい何の話をしているんだ?」
秋月「瑞鶴さんの事に決まってるじゃないですか!いい加減にしてください!!」
提督「だから瑞鶴がどうしたんだ?」
秋月「!!」
提督(瑞鶴、瑞鶴……身に覚えが無いな……)
秋月「もう結構です。私、提督の事が大嫌いになりました。今後任務以外では一切話しませんし話しかけないでください」
提督「はっはっはっ!秋月、お前は何を言ってるんだ。いやー、本当にさ。はいはい、いやいや、マジであれだよあれ……あー……」
提督「調子に乗ってすみませんでした!!」
提督は床におでこを擦り付けて土下座した。
提督「でも本当に何の事だかさっぱりで!」
秋月「謝るんなら瑞鶴さんに……理由も瑞鶴さんに聞いてください!きっと入渠ドックにいますから」
提督「入渠ドック?なんでそんな所に?」
秋月「提督が無茶な編成を組んで瑞鶴さんを大破させたからに決まってるじゃないですか!」
提督「いや、瑞鶴の出撃予定は無かったはずだし。だいたいウチは小破なら状況に応じて、中破したなら即撤退が鉄の掟だろ?」
秋月「じゃあどうして瑞鶴さんが大破しているんですか!」
提督「うーん……とりあえず連絡してみるか。入渠ドック入渠ドック……」ピッ
瑞鶴「もしもーし」
提督「ああ、俺だけど。瑞鶴、お前がどうして入渠してるんだ?」
瑞鶴「あはは、ごめんなさい。私が勝手に加賀さんと出撃代わってもらったらこんな事になっちゃって」
提督「そりゃ無茶だろ……あれは加賀用の編成であって、お前が行くなら正規空母と戦艦……あと北上辺りも同行させたのに」
瑞鶴「いやー、急いでたから……あっ、でもあの子達はほとんど無傷で帰ってきたから安心して!」
提督「お前が怪我してちゃ安心なんてできるか。これからは一言かけるように」
瑞鶴「はーい。ごめんね、提督♪」
提督「まったく……すぐに高速修復材用意させるから待ってろ。……まぁ良くやってくれたな。ご苦労さん」
ピッ
提督「はぁ……知らなかったとは言えすまなかっ…………あれ?秋月?」
秋月「早とちりでした、すみません!!」ズザーッ
提督「秋月!?いいから、土下座なんていいから!俺もさが悪乗りしたのが原因だから!!」
秋月「会わせる顔がありません……!」ぷるぷる
提督「全然大丈夫!許すから!……球磨の真似してくれたら許すから!」
秋月「…………ごめんクマ?」かあぁぁ…
提督「なにこれ可愛い!!」
またかきます
数週間練ったssより3時間で適当に書いたssの方が評価高かったと言う誤爆1レスに完敗した提督がいるらしい
秋月「本当にすみません……先走って早とちりしてしまって……」
提督「いやいや、こちらこそ恥をかかせて悪かったよ」
秋月「そんな……私こそ……」
提督「よし、お詫びに何か美味いものでもご馳走しよう!と、スキンシップを試みてみる」
秋月「いえ!こちらがお詫びをしないといけないのに」
提督「だったらお詫びに俺とお茶してください」
秋月「すみません、私持ち合わせがなくて……」
提督「だったら俺とお茶してくれ。これは命令だ」
秋月「…………はい、提督の命令なら」
提督「よっしやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
秋月「提督!?」
提督「……ぃよっしやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
提督「と言うわけで間宮さんの所に行きたい所なんだけど、あそこに行くとうるさいのが多そうだし……」
金剛「提督ぅ!私とはお茶してくれないのに秋月とはしてずるいデース!!」
赤城「駆逐艦にだけご馳走するなんてお天道様が許してもこの赤城が許しません!!」
加賀「頭にきました」
などなど……
提督「よし、外の店に行くか!」
喫茶店
提督「はい、メニュー。好きなのを頼んで良いからな。俺はとりあえず……すみませーん、ホットコーヒー1つ」
秋月「…………」
提督「何か食べたい物はあったか?」
秋月「あの……ここに書いてる600とか800のか1200って数字は何なんですか?」
提督「そりゃ料理の値段だけど?」
秋月「ええ!?ここのパフェは一ヶ月分のお小遣いくらいするんですか!?」
提督「まあ月に900円くらいのお小遣いだからな……」
秋月「間宮さんの店なら30円で食べれるのに……」
提督「とにかく値段なんて気にせず好きなのを頼みなさい」
店員「お待たせいたしました。ホットコーヒーをご注文のお客様は……」
提督「あ、はい」
店員「また御用の際はそちらのボタンでお呼びください」
提督「で、決まりそうか?」
秋月「……提督、コーヒーに砂糖は入れないんですか?」
提督「まあブラックが多いかな?」
秋月「ではその角砂糖いただいてもよろしいですか?」
提督「ああ、別にいいけど何をーー」
秋月「それではいただきます♪」パクッ
提督「…………」
秋月「ん……♪おいひぃです♪」
提督「美味しいのは結構だけど……砂糖より先に何か注文したらどうだ?」
秋月「大丈夫です。私はコレで」
提督「……砂糖よりこっちのパフェなんてどうだ!?」
秋月「そんな高価なもの……私だけなんて皆さんにわるいですから」
提督「そんな気遣いしなくて大丈夫だから!みんなにだって時々こうやってご馳走してるから気にしなくて良いから!」
秋月「ですが……」
提督「まぁ間宮さんの所で食べるパフェに比べたら豚の餌みたいなものかもしれないけど!」
店長「お客さん!?」
秋月「あっ、それは大丈夫です。私は間宮さんのあんみつやパフェを食べたことがありませんから……」
提督「ええ!?」
秋月「だからここのパフェが豚の餌以下のゴミみたいな味であっても私は美味しいと思います。多分」
店長「お客さん!!」
提督「どうしてあんみつやパフェを食べたことが無いんだ?毎日小遣いは渡してるだろ?」
秋月「はい。いつもありがとうございます」
提督「じゃあ小遣いは何に使ってるんだ?」
秋月「月に一度か二度、外へ出た時にまとめて募金させていただいてます」
提督「募金?」
秋月「私は鎮守府で衣食住と何不自由なく過ごさせていただいてます……だからあのお金は世界中の恵まれない人や困っている人の為に使っていただきたくて」
提督「募金活動はいい事だけどさ、みんなパフェとか食べてるの見たら自分も食べたくならないのか?超美味いぞ?」
秋月「それは……確かにそう言う気持ちもありますけど…………でもそんな美味しい物を食べてしまったら、もう砂糖では満足出来なくなるんじゃないかと思って」
提督「……」
秋月「それに私は毎日あんなに豪華な食事を毎日朝昼晩と食べさせていただいてますから!それだけで十分幸せなんです」
提督「いや、確かに味は超一流で大満足だが、食材が豪華かどうかと言われると……正直、作り手が並なら質素な部類じゃないか?」
秋月「そんなことないですよ!白飯にお漬物。お汁椀にお魚まで付いてくるんですよ?」
提督「う、うん……」
提督「でもさ、この前朝早くに間宮さんの店の前でメニューを見てなかったか?」
秋月「見られてましたか……おはずかしいです」
提督「あれは何してたんだ?」
秋月「その……サンプルのパフェを見ながら味を想像して角砂糖を舐めてました……はぁ、まさか見られてたなんて」
提督(ダメだこの子!早くなんとかしてあげないと!!)
秋月「あのっ、この事は内緒にしてもらえませんか?もうしませんから!」
提督「秋月!」
秋月「は、はい!」
提督「鎮守府へ帰るぞ」
秋月「どうしたんですか急に?」
提督「こんな豚小屋じゃなくて間宮さんの店に行って良いものを食わせてやる」
店長「いい加減にしてください!」
秋月「えっ!?あの、ちょっと待ってください!」
提督「ん?どうした、ハンカチなんて出して?」
秋月「コーヒーに付いてた角砂糖、持って帰っても怒られませんよね……?」包み包み
提督「なんかもう俺が泣きそうになってきたよ……」
最近寝落ちが酷いまたかきます
ぼくは曙ちゃん!
お食事処 間宮
雷「あっ!司令官!」
皐月「秋月ちゃんも一緒なの?ご飯時以外にくるなんて珍しいね!」
提督「なんだ、飯時でも無いのに駆逐艦で大盛況だな」
伊良湖「ちょうど三時のおやつを食べに皆さんいらしたんですよ♪」
提督「ああ、もうそんな時間か」
秋月「あの……提督、私やっぱり」
提督「よし!伊良湖スペシャルを秋月に頼む!」
ざわ……ざわ……
伊良湖「はいはーい♪間宮さーん、特製あんみつ伊良湖スペシャルご注文入りましたー♪……あれ?間宮さん?」
間宮「はーい、すぐ作るわね」
伊良湖「お待たせしました!間宮さん特製あんみつ伊良湖スペシャルです♪」
提督「おー、きたきた。いつ見ても凄いな」
秋月「これは……入り口にあるサンプルとは違うんですね」
提督「ああそうさ!これはただでさえ美味い間宮さんの特製あんみつに伊良湖の和菓子をトッピングしたスペシャルメニューだからな!」
秋月「そんな高価なものいただくわけには……」ごくり
提督「大丈夫、駆逐艦価格で50円だからな。さっきの店で売ってる物の10分の1以下だぞ?」
秋月「でも……」
提督「ならこれは提督からの命令だ。食べなさい」
秋月「…………わかりました。それではいただきます」
提督「うむうむ」
ぱくっ……
秋月「…………」
提督「……ど、どうだ?」
秋月「はい……とても美味しいです」
提督「…………」
秋月「…………」
提督「あ、あれ!?なんかリアクション薄くない!?」
秋月「そうでしょうか……?本当に美味しいですよ?」
提督「よ、よし!じゃあこっちの最中食べてみてくれ!とろけるから!世界がとろけるから!」
秋月「あっ、これは一度だけ食べた事があります。以前加賀さんにいただいて……」ぱくっ
提督「加賀が食い物を!?まぁあいつなりに心配してたのか……で、どうだ?」
秋月「はい。とても美味しいです」
提督「あ、あるぇ~?なんかもっと派手なリアクション期待してたんだけど……」
秋月「すみません、こう……どう表現すれば良いのか分からなくて」
提督「そうか。まぁ喜んでもらえたなら良かったよ」
秋月「あのっ、食事中であれなんですけど手を洗ってきても良いでしょうか?」
提督「ああ、すまんすまん。いきなり連れて来たから手洗いうがいを忘れてたな。行っておいで」
秋月「それでは失礼します」
ガラッ
秋月「…………」
秋月「美味しい……甘くてふわふわした気分になって、あんなに美味しい物を食べたの初めて……」
秋月「ダメダメ、顔がにやけちゃう……!うぅー、美味しすぎです……!!」ぴょんぴょん
青葉「ダメダメ、青葉見ちゃいました……!美味しすぎです……!!(ネタ的に)」ぴょんぴょん
秋月「ハッ!?」
青葉「てへっ♪」
秋月「あ、青葉さん!?もしかして今の……」
青葉「大丈夫ですよ!撮影してばっちり録画もしましたから!」
秋月「全然大丈夫じゃないですよ!」
青葉「大丈夫ですよお!ぴょんぴょんジャンプしていた所はローアングルで撮りましたから!」
秋月「何を撮ってるんですか!」
青葉「えっ?パンツですけど?」
秋月「どうしてパンツを撮るんですか」
青葉「そこにパンツがあるからですかね?」
秋月「……」
青葉「冗談ですよぉ♪」
秋月「はぁ……」ホッ
青葉「パンツがギリギリ見えないアングルで大喜びして跳ねてる所しか撮影してませんから!これはこれで需要があるんですよ!」
秋月「やめてください!」
青葉「ええっ!?せっかく久々に誰の恨みも買わないで済むスクープだと思ったのに……」しゅんっ
青葉「それにしてもどうしてこんな所で幼女の様にはしゃぎ回っていたんですか?」
秋月「子供みたいに言わないでください!」
青葉「美味しいならその場で言えば司令官もきっと喜びますよ?」
秋月「でも、あれだけ断ってたのに一口食べてあんな風に喜ぶのも恥ずかしいし……お行儀も良くないですから……」
青葉「なるほど……ぴょんぴょん跳ねてパンツが見えるのは恥ずかしくないという事ですね!」
秋月「それも恥ずかしいです!!」
青葉「まぁ恥ずかしいとばかり言ってないで素直に感想を言ってあげた方が司令官も料理を作ってくれた人も喜んでくれますよ!」
秋月「…………」
青葉「パンツも見せてあげた方が司令官は喜ぶと思いますけど」
秋月「青葉さんの言ってる事はどこからどこまでを真に受ければ良いんですか!」
青葉「真実はいつも一つ!と言うわけで青葉は用がありますから失礼しますね!」タッタッタッ
秋月「…………」
ガラッ
提督「おかえり」
秋月「すみません、お待たせしてしまって」
提督「良いよ良いよ。さぁ、おあがりよ!」
秋月「あの、提督……?」
提督「ん?」
秋月「えっと、すごく美味しいです……!」
提督「えっ、まだ食べてないのに……」
秋月「そうじゃなくて……!一口目も、さっきの最中も!本当は飛び跳ねるくらい美味しかったんです!」
提督「どうしたんだ急に?そう言ってもらえるのは嬉しいけどさ」
秋月「その、さっき青葉さんに素直な気持ちを伝えた方が提督も喜んでくれると言われて……」
提督「青葉……たまには良い仕事するな」
秋月「でもおかしいんですよ?青葉さんってば、提督が私のパンツを見て喜ぶとか言うんです」
提督「パンツ!?」
秋月「実はさっき、外に出てぴょんぴょんはしゃぎ回っちゃって……その時にチラチラ見えちゃってたみたいなんです」
提督「くっ……!!」ダッ!
秋月「提督!?」
ガラッ!
提督「青葉あぁぁ!!」
青葉「はい!」ひょこっ
提督「……」ササッ、サササッ
青葉「……」ササササッ、チラッ、ササッ
提督「……」ササッ
誰にもわからない謎の動き。この暗号文を解くと
提督「いい写真、ありますか?」
青葉「いい写真、ありますよ。パンチラ物です」
提督「買います」
になる。
またかきます
提督「さあ!遠慮せずにどんどん食べてくれ」
秋月「いえ、今日はこれくらいにしておきます」
提督「これくらいって、まだ半分以上残ってるじゃないか」
秋月「大丈夫です。私、いつも持ち歩いていますから」カパッ
提督「それはまさか……タッパ……」
秋月「残りはこれに入れて少しづついただきますね。ありがとうございました提督」
提督「いやいやいや!そんな事しなくても!明日、明後日と毎日食べればいいじゃないか」
秋月「お気持ちは嬉しいですが、私も今までやってきた事を止めるわけにはいきませんから……」
提督「ならこうしよう!秋月のお小遣いを明日から倍の60円にする!駆逐艦と軽巡の間くらいの額だ!」
秋月「ダメですよそんなの!駆逐艦は一律30円と決めたのは提督じゃないですか!」
提督「確かに大人っぽい陽炎型も子供っぽい睦月型も同じ駆逐艦として扱うとは言ったが……でも秋月はもうなんかほぼ軽巡だし」
秋月「はい?」
提督「酒匂とか球磨とか多摩と並んで、この中に一隻駆逐艦がいる!と言われても誰が駆逐艦か分からないぞ?」
酒匂「ぴゃんっ」
球磨「クマー」
多摩「にゃー」
秋月「ですが……やはり私だけ特別という訳にはいきません!」
提督「強情だなぁ」
青葉「秋月さんが特別に多く貰っても誰も文句言わないと思いますけどねぇ。募金活動はいい事ですし。あ、これ例の」サッ
提督「ん。……え!高くないか!?」
青葉「値段以上の代物ですよお♪」
提督「ならしかたない!」サッ
青葉「まいどー♪」
秋月「何してるんですか?」
提督「な、なな、な、なんでも無いです!!」
秋月「そうだ!それより!どうして青葉さんが募金の事を知っているんですか!?」
青葉「青葉、見ちゃいました!」
秋月「みんなに変な気を使わせないようにコッソリ出て行ってたのに……」
青葉「実は私も最初、加賀さんに頼まれたんですよ」
秋月「加賀さんに?」
数ヶ月前
加賀「…………」じーっ
青葉「加賀さん、何かスクープですか?外をじーっと眺めたりして!」キョロキョロ
加賀「あの子……確か駆逐艦の秋月と言ったかしら」
青葉「あ、はい。そうですね!あんな挙動不振に何をやってるんでしょうか?」
加賀「青葉、あなた少しあの子の後を尾行して何処へ行っているのか調べてきてっょうだい」
青葉「いまからですか!?」
加賀「あの子、甘味も食べずにああやってお金を持って定期的に何処かへ向かってるのよ。私は尾行なんて苦手だからあなたが行きなさい」
青葉「ええー……青葉、この後取材が……」
加賀「もし何か面倒な事に巻き込まれていたらすぐに連絡しなさい」
青葉「あのー、青葉に拒否権は……」
加賀「もしそんな事になったら鎧袖一触よ。心配いらないわ」
青葉「鎧袖一触って、面倒な事に巻き込んだ人がですよね!?青葉じゃないですよね!?」
青葉「と言うことがありまして、尾行させていただきました」
提督「それで募金を知ってたから加賀は秋月に最中をあげたりしてたのか……」
秋月「……」
秋月「でも……加賀さんや青葉さんが良くても駆逐艦の皆さんが」
青葉「それも大丈夫だと思いますよ?みなさん知ってますから」
秋月「ええ!?青葉さん、みんなに離しちゃったんですか!?」
青葉「いえ、そうじゃなくてですね」
ある日
雷「ねぇ青葉、ちょっと秋月ちゃんの後を付けて欲しいの。いつも大金を持って何処かへ行くから心配なのよ」
電「もしかしたら悪い人に脅されてるかもしれないのです……」
さらにある日
陽炎「あっ、いたいた!青葉、ちょっとお願いしたい事があるんだけどさ。秋月ちゃんの事でね……」
不知火「不知火達が聞いてもはぐらかされるので」
黒潮「あの挙動不振っぷりはただ事やないで!」
またまたある日
曙「青葉、青葉!ちょっといい?その……秋月ちゃんの事なんだけどさ」
またまたまたある日
皐月「おーい、青葉青葉ー!こっちだよこっち!ほらあそこに秋月ちゃんがいるだろ?」
文月「なんかあやしいの!」
青葉「という感じで、他の皆さんにも説明しましたから」
秋月「…………」
提督「なるほど。今の話で2つ分かったことがあるな」
青葉「なんですか?なんですか?」
提督「ひとつは秋月の言う「コッソリ出て行った」が全然コッソリ出来ていなかったこと」
提督「そしてもう1つは青葉がわりと駆逐艦から呼び捨てにされていたことだな」
またかきます
提督「まぁそんな訳だから誰も気にしないってさ。そうだろ皆……うわっ、近っ!!な、なんだ!?」
ぞろぞろ……
青葉「あー……司令官、原因はおそらくこの伊良湖スペシャルじゃないですか?」
電「…………」ごくり…←生唾を飲みながらもワガママを言ってはいけないと我慢する少女
雷「ハアァァ……」キラキラ←あんみつに顔を近づけキラキラした目で見つめる少女
文月「ふみぃ……」←思わず空気が抜けたように謎の言葉を発してしまう少女
若葉「若葉だ」←思わずあんみつに自己紹介をしてしまう少女
弥生「別に羨ましくなんてないです……気にしないでください……」←あんみつをガン見する少女
響「アテローゴ……」←思わずポルトガル語を喋ってしまった少女
暁「いいなぁ……うらやましいなぁ……」←思わず本音を口にしてしまった大人のレディー
青葉「伊良湖さんが在住してくれるようになったとは言え、駆逐艦の皆さんからすれば日曜日に50円もらえる時だけのお楽しみですからねえ」
提督「分かった分かった。じゃあ皆のあんみつも伊良湖スペシャル仕様にしてやるから。その代わり今回の事は文句なしだぞ?」
雷「さっすが司令官!ふとっぱら!!」
提督「すみません、間宮さん。ここにいる駆逐艦の全員分を伊良湖スペシャルにしてやってくれますか?」
間宮「いちにいさん……10人分ですね。わかりました」
提督「1人20円をプラスだから……200円と秋月ので250円か」
間宮「5800円になります」
提督「……え?あの、え?」
間宮「あっ、ごめんなさい!私ったら勘違いを……」
提督「あはは……びっくりしましたよ」
間宮「8700円になります♪」
提督「ファ!?えっと、駆逐艦のあんみつを伊良湖スペシャルにしたんですよね……?」
間宮「はい♪子供達からはすでに30円いただいてますので残りを提督さんにいただこうと」
提督「どうしてそんな高額に……?」
間宮「追加分は提督さんの奢りと言う事でしたから。もちろん料金も提督さん仕様にしましたから」
提督「なんてこった!!でもそれにしたって……高すぎませんか?」
間宮「後は途中での追加と言うことで手間賃、サービス料、あとあんみつに対する慰謝料諸々……」
提督「あんみつに慰謝料!?」
提督「あの……俺の勘違いならそれで構わないんですけど…………間宮さん、なんだか不機嫌じゃないですか?」
間宮「全然そんなことはないですよ?」
提督「そうですか……」
間宮「はい♪私は全然提督が伊良湖のはちみつかけを食べていた事に腹を立てたりなんてしてませんから♪」
提督「ギャー!!ち、違うんです!あれは試食で!!悪気があった訳では……」
間宮「別に、あの子もそろそろ年頃ですから…………ただ、提督さんは最近私の相手をしてくれませんよね……」
提督「それは、いつも忙しそうにしてるから余計な事はしない方が良いかなと……」
間宮「どんなに忙しくても、私だって女なんですから……最近は身体を持て余してしまって……」
提督「間宮さん……わかりました。では今夜、牛乳プリンをいただきに行ってもかまいませんか?」
間宮「マンゴープリンは……」
提督「久しぶりですからね。色んなトッピングを持って行きますよ」
間宮「それは……気分が高揚しますね♪でも私が一番欲しいトッピングはバナナですから……」チラッ
提督「うをっ!!なんてエロスだ……!流し目だけで反応して暴れやがる!!」
間宮「さぁ、このトッピングは無料だから遠慮せずに食べてくださいね♪ほら、あなたたちもいらっしゃい」
暁「やったあ!間宮さん太ったおなか!」
雷「それを言うならふとっぱらでしょ?」
雪風「なにやら通りかかったらご馳走にありつけました!」
58「オリョクルで火照った身体に染み渡るでち」
時雨「ボク達だけなんだか悪い気もするけど……甘味の誘惑には勝てないよね」
提督「大盤振る舞いだなー。青葉もご馳走になったらどうだ?」
青葉「いえ、青葉は最近ほんのちょこっと体重が増えちゃってて……」
提督「どうせまた張り込みとか言って食っちゃ寝してんじゃないのか?」
青葉「ぎくっ!」←提督の寝室屋根裏にて3日間夜は張り込み中」
提督「張り込みも良いけど運動をしろ。運動を」
青葉「こ、これは司令官にも責任はあるんですから!一緒に運動してくれるべきです!」
提督「なんで俺の責任なんだよ?……まぁ一緒に運動するくらいなら別に良いけど」
青葉「司令官……青葉、お腹周りをシェイプアップしたいので腰を使った運動が良いんですけど……」かあぁぁ…
提督「お前は本音に時々めちゃくちゃ可愛い表情するな」
暁「あれ?なんだか私のだけ和菓子が少ないんだけど!間宮さん?間宮さーん!!」
提督「そうだ秋月。この小遣いについて1つだけルールを作ってもいいか?」
秋月「ルールですか?」
提督「簡単なことだ。60円のうち30円は今まで通りお前の好きなように使えばいい。ただ残りの30円は必ず秋月のために使うように」
秋月「私のため……わかりました!お気遣いありがとうございます!
後日、お食事処 間宮
提督「おーい」
雷「あっ、司令官!」
提督「あれから秋月は来てるか?」
電「はい、週に1回か2回くるようになったのです」
提督「え?毎日来てないの?」
雷「毎日は来ていない」
秋月「あっ、提督。おはようございます」
提督「秋月!お前、お小遣いは何につかってるんだ
秋月「はい、お小遣いは少しづつ貯金させてもらっています!」
提督「貯金って……」
秋月「将来の自分の為ですから♪」
提督「そうか……まぁいっか」
秋月「伊良湖ちゃん、チョコレートの作り方知っていますか?」
伊良湖「はい♪といっても板チョコを溶かして形を作るだけですけど」
秋月「貯金が貯まったら作り方教えて欲しいんだけど……」
伊良湖「あっ、もしかしてバレンタインですか?」
秋月「まぁその、世話になっているので……」
伊良湖「提督さんにあげるんですよね♪」
秋月「いえ、チョコレートは加賀さんに」
伊良湖「加賀さんにですか?」
加賀さんはチョコレートをゲット(予定)した!
寝落ちしてました。またかきます
提督「いやー、秋月の件がとりあえず一件落着して良かったよ」
愛宕「そうですねー♪提督もたまには気の利いた事するんですねー」
コンコン
曙「報告書を持ってきてあげたわよ。じゅーぶん感謝しなさい!このクソ提督♪」
提督「ありがとうございますッッッ!!……まぁ秋月はまだ姉妹も居ないし、島風みたいに活発なタイプじゃないから心配してたんだよ」
愛宕「そうねー。どちらかと言えば控えめなタイプかしら」
曙「なに?また秋月ちゃんの話ししてるの?」
提督「そうそう。曙ちゃんも秋月の心配してくれてたんだってな。ありがとう」
曙「フ、フンッ!そんなの当然よ、当然!」
提督「だよな。秋月はなんか放っておけないって言うかさ……」
曙「……」
提督「俺が養ってやりたい!って気持ちにさせられるんだよ」
曙「…………っ!」スタスタ
提督「ん?」
曙「このクソ提督!!!!」
バスンッ!!
提督「ほわっつ!!?」
曙「フンッ!」スタスタ
バタン!!
愛宕「あらあら……♪」
提督「あ、愛宕……なんで今俺はケツを蹴り上げられたんだ……」
愛宕「さぁー?」
愛宕(そりゃ好きな男の人が目の前で他の女の子の事を話し続けてたら怒るわよねえ)
提督「痛い……尻が割れた……」
愛宕「もう、大袈裟なんだから」
提督「いや、今のはマジキックだったから……戦艦のパンチよりダメージが……主に心へ」
愛宕「曙ちゃんの前で秋月ちゃんの話しばかりしてるから怒らせちゃったんですよ」
提督「そんなに秋月の話しばかりしたっけ?」
愛宕「養ってやりたいーとか、言ってたじゃない」
提督「それで怒らせてしまったのか……女心は難しいな。だが訳さえ分かれば!!」ダッ!
ガチャ
提督「曙ちゃん!」
曙「なに?まだ何か用なの?ウザいんだけど!」
提督「俺は……曙ちゃんも養ってあげるから!」
ブチッ
提督「あれ?なんの音?」
曙「…………」スタスタ
提督「曙ちゃん!」
曙「しねっ!このクソ提督!!!!」ズザッー!!
バキッ!
提督「オゥフ!!」ステン
曙「さいってい……!」スタスタ
提督「……愛宕」
愛宕「はいはーい」
提督「どうして俺は超低空ドロップキックをおみまいされたんだ……」
愛宕「まぁ二股がバレた男がとっさに両方好きとか言ったようなものだから仕方ないわねえ……」
提督「そうか……よく分からんな」
愛宕「提督は100股以上だから♪」
緊急会議!! 曙ちゃんの機嫌を良くしたい
提督「ここ数日まともに話しもしてくれません。と言うわけで意見を聞かせてください」
青葉「それならコレでいちころですよ!」
提督「これは……遊園地のチケットか」
愛宕「確かに遊園地に連れて行ってもらって嬉しくない子供なんて、うちにはいないわよね♪(相手が好きな人なら尚更)」
提督「なるほど!ありがとう青葉!」
青葉「はい!まいどありがとうございます!」
提督「……有料?」
青葉「はい♪半額で良いですよ♪」
提督「くそっ!青葉め!足元見やがって!!優待券って……これ友達の新聞屋からタダで貰ったやつだろ!!」
提督「しかしこれさえあれあれば!!あっ!曙ちゃん!!」
曙「……なに」
提督「今度の日曜日!朝10時から一緒に遊園地に行きませんか!!!!」
ガチャ
愛宕「あら、おかえりなさい♪」
青葉「どうでした?どうでした?」
提督「思いっきり罵られた」ニコニコ
日曜日
提督「参ったなぁ」
ガチャ
提督「ん?おおう!曙ちゃん!!どうしたの!?」
曙「はぁ?あんたが遊園地行くとか言ったんでしょ?」
提督「でもあの時は酷い罵声を浴びせられて……ありがとうございました」
曙「別に行かないとは言ってないでしょ!」
提督「そ、そりゃそうだ!すぐに用意するから待ってて!!」
曙「グズグズすんじゃないわよ。ほんと、グズ提督なんだから」
提督「(約束は10時でまだ9時前なんだが)ひゃっほおおぉぉう!デートじゃデートじゃ!」
曙「か、勘違いしてんじゃないわよ!別に……ゆ、遊園地に行きたかっただけなんだから!」
提督「ふひひっ」
曙「言っとくけど本当は漣達と行きたかったのよ!でも一応あんたがクソ提督だし、言う事聞いといてやんないと……」
曙「こ、この鎮守府は仲間もいい子ばっかりだし、居心地良いし!だから……気に入らないから外すとか言われたら困るし!!」
曙「本当はあんたみたいなクソ提督と2人で行くなんて嫌なんだから!!」
提督「じゃあ漣達も連れて行くか!費用はかさむが大盤振る舞いだ!」
曙「えっ……それは、その……ま、まだみんな寝てるし……」
提督「じゃあ起きてから行くか!」
曙「…………」
愛宕「ごめんなさーい♪第七駆逐隊のみんなには遠征に行ってもらったのよ。私が勝手に出したんだけれど♪」
提督「マジで!?じゃあやっぱり2人でいいか?」
曙「し、しょうがないわねぇ!つきあってあげるわよ!」
愛宕「あらー♪」ニコニコ
恵方巻き買いに行きますまたかきます
遊園地
提督「着いたぞー!うぉー!!」
曙「うるさいわねぇ……」
提督「さて、まずはどのアトラクションへ向かおうか?」
曙「…………」
提督「曙ちゃん?」
曙「ねぇ、あれなに?」
提督「おおう。あれは遊園地とかで良くあるどこの国かわからないけど着色料使いまくってて身体に悪そうなお菓子だな!」
曙「ふーん」
提督「すみません!このヤバそうなお菓子ひとつください!あ、あとこのバルーンも!」
曙「ちょっと、別に欲しいなんて言ってないでしょ!」
提督「いいからいいから!はい、これ持って!」
曙「な、なによ」
提督「ひゅー!かっわいいー!」パシャパシャ!
曙「なに勝手に撮ってんのよ!!」
提督「おいしい?」ヒリヒリ←ビンタされた
曙「なんか変な味……でも不味くは無いわね」もぐもぐ
提督「……ふぅ。その台詞だけで安い買い物だったと思えるよ」
曙「?」
提督「さぁ!それじゃあ今度こそ乗り物に乗ろーー」
曙「ちょっと座って休憩したいんだけど」
提督「よし!じゃあ座って乗れるやつにしよう!」
ジェットコースター
曙「…………」
提督「くそっ!なにが安全バーだ!余計な事しやがって!!」ガタガタ
曙「なんでジェットコースターなの……よおおぉぉぉ!!」
ゴーッ!!!!
曙「キャーッ!!」
提督「はい!曙ちゃんの悲鳴いただきました!怖がって目をつむってる顔かわえええ!!」パシャパシャ
提督「だから勝手に撮る……ええ!?何立ち上がってんのよ!?」
提督「いいねー!レア顔いただきだぜー!!」パシャパシャ
提督「はい、はい。はい、すみませんでした」
曙「ばっかじゃないの」
提督「いやー、向こうも安全バーの不備とか言われちゃ困るからかして大したお咎めもなかったよ!」
曙「思いっきり自分でこじ開けてたじゃない」
提督「おっ!次はアレにしよう!メリーゴーランド!!」
曙「なんであんなのに乗らなきゃいけないのよ!仕方ないわねぇ!」スタスタ
提督(結構ノリノリだな)
曙「…………」キョロキョロ
提督「曙ちゃん!ここよー!!」パシャパシャ
曙「…………」
提督「なんだこれ!天使か!天使が舞い降りたか!?天使ちゃん!こっち向いてー!!カメラ目線お願いします!!」
曙「…………っ」
提督「奥さん、奥さん!あの天使みたいな子、うちの子なんですよ!」
奥さん(やだ、ナンパかしら。主人もいるのに……でもこの人なら)じゅんっ…
曙「恥ずかしいわね!!ちょっと黙ってて!!」
提督「…………」パシャパシャ
曙「…………」
提督「…………」パシャパシャ
曙「なんであんたまで一緒に回ってるのよ!!このストーカークソ提督!!」
数時間後……
曙「ほら!クソ提督!早く歩きなさいよ!!あっ、次はアレに入るわよ!」
お化け屋敷
提督「お断りします」
曙「……なに?もしかして怖いの?」にやにや
提督「俺にはあのアトラクションの意味がわからないんだよ。どうして金を払って驚かされなきゃいけないんだ?」
曙「知らないわよそんなの」
提督「もし本当の幽霊が観れるとかなら興味も湧くんだが」
曙「そ、そんなのいるわけないじゃない!おばけなんて嘘よ!寝ぼけた人が見間違えたのよ!」
提督「お化け屋敷って一体なんなんだろうな。お化けも居ないし……ビックリ館とかで良いんじゃないか?」
曙「もういいわよ……じゃあアレは?」
提督「観覧車か。まぁシメにはちょうど良いかな」
曙「シメ?もう帰っちゃうの?」
提督「だってほら、もう薄暗くなってきたし」
曙「そう言われれば……そうね」
観覧車並び中……
提督「やっと順番まわってきたな。みんなどんだけ観覧車好きなんだよ」
曙「回転が遅いのよ。もっと早く回れば良いのに」
提督「それはそれで情緒がないな……」
係員「お待たせいたしました♪それではこちらで記念撮影いたしまーす♪」
提督「記念撮影?」
係員「はい♪是非思い出に1枚♪観覧車が回り終えるまでにはお写真も出来上がっていますので」
係員「写真たてに入れて出口にて1枚千円で販売しております♪もしよろしければお買い求めください♪」
提督「清々しいくらいボッタクリですね!まぁ撮るだけ撮って早く乗ろうか」
曙「そ、そうね……」
係員「はい、もっと寄ってくださーい」
提督「はいはーい」ズイズイ
曙「ちょっと!あんまりひっつかないでよ!」
係員「お嬢ちゃんの方も顔を上げて笑ってくださーい」
曙「だ、だれがお嬢ちゃんよ!!」
係員「あっ、申し訳ありません!彼女さんも笑って笑ってー。ロリコンのお兄さんは少ししゃがんでくださーい」
曙「なっ……!!だ、だだ、誰がこんな……」
提督「まぁまぁ、良いじゃないか」
曙「よくないわよ!!」
提督「俺なんてロリコンとか言われてんだぞ?」
曙「それは本当じゃない」
提督「うん」
曙「…………ぷっ」クスッ
パシャッ
係員「はい!では観覧車へどうぞー」
曙「ちょっ……なんでどいつもこいつも勝手に撮るのよ!!」
曙「うーん……おっそいわねぇ。もっと早く回りなさいよ!」
提督「観覧車だからねー」
曙「一番上まで行ったら鎮守府も見えるんじゃない?」
提督「どうだろうねー」
曙「うーん……まだ見えないわねー」ググーッ
提督「見えた!!」
曙「本当に!?」
提督「身を乗り出しているから可愛いうさぎさんパンツが見えた!!」
曙「しねっ!!」直球
提督「でも良かったよ。なんとか機嫌もなおったみたいで」
曙「はあ?これで機嫌が直ったように見えてるなら眼科に行った方が良いんじゃない?」
提督「でも話しをしてくれる様にはなっただろ?」
曙「…………」
提督「とりあえず肩の荷が下りたよ」
曙「……そんなに私に嫌われるのがいやだったの?」
提督「そりゃ誰だって好きな女の子に嫌われるのは嫌に決まってるだろ」
曙「な、何が好きな子よ!誰にでもそう言うくせに!!」
提督「まあみんな好きだからな。提督としても1人や2人を贔屓するわけにもいかないし」
曙「そりゃそうかもしれないけど……」
提督「皆それぞれいいところがあるし。例えば金剛なら元気が取り柄だな!朝潮や秋月の真面目な性格も好きだし、潜水艦みたいな働き者も好きだ!」
曙「最後の……そのうち憲兵に怒られるわよ?」
提督「大丈夫だ。ゴーヤ達のお小遣いは戦艦クラスだからな」
曙「えっ、あの子達そんなに貰ってたの……?あんまり接点がないから詳しく知らないのよね」
提督「部屋のベランダに専用の露天風呂も備え付けてるぞ?」
曙「以外にリッチだったのね……」
提督「オリョクルは回転が命だからな」
曙「確かに大きな海戦には出ないけど縁の下の力持ちって感じが……」
提督「あいつ達がいなかったらうちの鎮守府はおしまいだよ」
曙「じ、じゃあ……わたっ…………わ、若葉の好きな所は?」
提督「若葉は面白い所だな。基本的に若葉だ!から話が始まるし。あと可愛い!!」
曙「じゃあ漣はどうなのよ」
提督「漣はいいキャラしてるよな。ご主人さまって言いながらぶっ飛ばされるのがたまらん!あと可愛い!!」
曙「潮は?」
提督「男の気持ちが分かるなら言わなくとも分かると思うが……でかい!あと可愛い!」
曙「朧は……?」
提督「実は不思議っ子で見てて飽きないな。カニを随分可愛がる優しい所とか。あと可愛い!」
曙「だったら私は!?ほら、さっさと言いなさいよ!!三秒以内に言いなさいよ!!」
提督「可愛い所!!」
曙「なんで私はそれだけなのよ!このクソ提督!!」
提督「いやー、他のみんなは元気が取り柄!とかアレコレ最初に出てくるんだけどさ、曙ちゃんの場合は真っ先に可愛いが出てきたんだよ」
曙「意味が分かんないわよ!」
提督「もう可愛いの塊だよな。そのツンツンした性格も、実は優しい所も、クソ提督と罵ってくれる所も!」
曙「それはあんたがドMなだけでしょ!この変態クソ提督!!」
提督「可愛すぎて毎日特別扱いしないようにするのが大変だよ」
曙「フンッ!どうせ他の子にも同じ様な事言ってんでしょ!!」
提督「…………」
曙「ほら、図星なんでしょ?なんとか言いなさいよ!」
提督「可愛い!!」
曙「~ッッ!!」
提督「ちょっ、暴れちゃダメ!観覧車で暴れたら係員にマジギレされるよ!!」
曙「フーッ!!」
提督「その髪型も可愛いよ。髪もサラサラしていい匂いするし手入れが行き届いてる証拠だな。そう言う女の子らしい所も可愛い!」
曙「こ、こんな髪型!こうよ!!」しゅるっ
サラッ
曙「どう?これなら可愛いなんて」
提督「可愛い!髪をおろした姿も新鮮で可愛い!!ペロペロしたい!」
曙「うっさい!このクソ提督!!」
提督「またクソ提督いただきました!ありがとうございます!!」
曙「ぐっ……降りたら覚えてなさいよ!」
提督「ご褒美ですね!ありがとうございます!!」
提督「でもやっぱり髪型はいつもの方が可愛いな。ちょっとこっち来て来て!」
曙「な、なによ?変な事したら思いっきり暴れてやるんだから!」
提督「これをこうして……はい!元通り」
曙「これ……」
提督「新しい髪留め。後であげようと思ってたんだけど、せっかくだしいつあげるの?今でしょ!って」
曙「……この髪留め気に入ってたんだけど」
提督「ふぁ!?ご、ごめん!」
曙「でもまぁ良いわ。これも……この髪留めは気に入ったし。髪留めだけは!!」
提督「そりゃよかった」
曙「ふんふーん♪これから毎日つけてあげるんだから、じゅーぶん感謝しなさいよね!このクソ提督♪」
提督「じゃあさ、そっちの髪留め俺にくれないか?」
曙「髪留めを?なに?髪の毛くくりたいの?」
提督「別に髪留めとしては使わないけどさ。好きな女の子の物を持ってるのは何か嬉しいだろ?」
曙「……っ!か、勝手にすれば!?ほら、あげるわよ!!」
提督「わほーい!」
曙「ほんっと、意味分かんない」
提督「おっ!頂上まできたぞ!」
曙「うーん……鎮守府は見えないわね」ググッ
提督「…………」
曙「ハッ!!またパンツ見ようとしてんじゃないでしょうね!?」
提督「ちっ!」
曙「このクソ提督~!!」
提督「そのふくれっ面も可愛いね!いただき!」パシャッ
曙「本気で怒るわよ!?」
提督「なぁ曙」
曙「な、なによ急に。呼び捨てにするなんて偉そうにして!」
提督「今ここで熱いチューとかしたら怒る?」
曙「はあ!?あ、あたりまえでしょ!そんなの…………バカじゃないの!?」
提督「ちぇーっ。じゃあとりあえず抱きしめとくか!」むぎゅっ!
曙「ちょっ……いい加減に!しな、さいよ……ね」
提督「抵抗が無くなった!これはチャンス!」
曙「勘違いすんな!クソ提督!ただ、これは……あ、暴れたら怒られるから……仕方なくよ、仕方なく……」
提督「よしよし」なでなで
曙「…………」
提督「さて、そろそろサービスタイムもおしまいか」
曙「え……?」
提督「ほら、もう降りる時間だ」
曙「なによそれ。上るときはあんなに遅かったくせに!なんで下りはこんなに早いのよ……」
提督「んー、グルグル回ってるからスピードは上りも下りも同じだけど」
曙「うそ!ぜったい下りの方が早かったんだから!」
提督「でももう降りないと。さぁ名残惜しいけど膝から降りてくれるかな?」
曙「!! こ、これはあんたが無理矢理……!」
係員「お疲れ様でしたー♪」
係員「お写真はこちらに仕上がっておりまーす」
提督「へー」
曙(2人で写ってる写真……ちょっと欲しい、かも……)じーっ
提督「さあ行こうか」
曙「え?あ、うん……」チラッ
提督「さすがに写真1枚に千円はボッタクリだよな」
曙「そうね……」
提督「帰りに何か食って帰ろうか!」
曙「うん」
提督「和食かな?中華かな?フランス?イタリアン?」
曙「…………」
提督「曙ちゃん?」
曙「あ、あのっ……私」
提督「ん?」
曙「ごはんはいらない……から、さっきの写真欲しい……」
提督「写真?それなら俺がいっぱい撮ったから帰ったらあげるよ!」
曙「それは私だけしか写ってないじゃない!」
提督「へ?2人で写ってるのが欲しかったの?」
曙「か、勘違いすんな!このクソ提督!!」
提督「でもまぁあの写真は写りもイマイチだったし」
曙「もう良いわよ……バカ」
提督「もっと写りが良くて良い顔してるツーショット写真があるよ」
曙「え……?」
提督「なぁ、いるんだろ?青葉!!」
青葉「はい♪さすが司令官!すべてお見通しでしたか♪」
提督「お前がこのチケット渡してきた時点でついて来て写真を撮り売りつける事はお見通しだよ」
青葉「自然体の被写体が売りですから♪さぁさぁ、どれでも1枚100円ですよー♪」
提督「な?さっきの写真よりうんと可愛く写ってるだろ?これでも写真を撮る事に関しては超一流だからな」
曙「ある意味すごい信頼関係ね……」
提督「とりあえずこれだけ」
青葉「まいどありー♪2800円になりまーす♪」
提督「結局あの写真より高くついたな……」
曙「買いすぎなのよ!」
提督「だってどれも可愛いから!」
曙「うっさい!」
青葉「それではこの残った写真は曙ちゃんにプレゼントです♪」
曙「でも私、お金なんて……」
青葉「そんなの結構ですよ♪チケットやら写真やら、おかげで沢山儲けさせていただきましたから♪」
曙「じゃあ……あ、ありがとう」
提督「ちくしょー!俺からはお金取りまくったくせに!サービスしろー!」
青葉「何言ってるんですか。青葉みたいな心が清い者が、少女からお金をむしり取るなんて出来るわけないじゃないですか♪」
提督「俺からはむしり取ってるけどな!ハゲるわ!」
青葉「あはは♪ではでは青葉はお先に失礼します!ばびゅーん♪」シュタタタタ
提督「ったく……」
曙「さぁ帰るわよ!……提督!!」
提督「おぅっ!?」
曙「なによ?」
提督「い、いま、提督って……」
曙「あんたが先に私を呼び捨てにしたんでしょ!それに私がどう呼ぼうと勝手だし!」
提督「そ、そうだな!よし、メシ行こうメシ!」
曙「そんなの良いわよ。鳳翔さんの作る料理の方が美味しいし」
提督「確かに……」
曙「それよりそのお金でみんなにお土産買って帰りましょ!クッキーとか!」
提督「さすが曙ちゃん、優しいのう……優しいのう……」ホロリ
曙「うっさい!あと私が提督って呼んでんだからあんたも曙って呼びなさいよ!」
提督「曙、愛してるぞ!」
曙「余計なこと言うな!この……提督のバカ!!」
後日、曙の髪留めを股間に巻いて自慰してる所を発見され、無事クソ提督に戻った。
またかきます
節分
愛宕「はーい、みんな豆は持ったかしらー?」
巻雲「はーい!」
暁「はーい!はーい!はーい!!」
妙高「今日も無礼講ですから遠慮なく提督へ豆をぶつけて下さいね」
提督「おいおい、それじゃ毎日が無礼講みたいじゃないか」
妙高「……はい?」
提督「あれ?俺、提督……だったよね?その、鎮守府では割と偉い感じの……」
58「てーとくって偉い人だったんでちか?」
提督「ひゃーっ」
朝潮「そんな、司令官に豆をぶつけるなんて出来ません」
提督「朝潮ちゃんは優しくていい子だ。本当に真っ直ぐ育ってくれて父さんは嬉しいあいたたたたた!!」
曙「鬼は外!!クソ提督も外!!」
叢雲「フフフッ、これはなかなか楽しいお祭りよね。ぶつけてぶつけて捻り潰してやるわ!」
提督「捻り潰す!?」
愛宕「ほらほら、朝潮ちゃんも投げちゃいなさーい♪」
朝潮「ですが……」
愛宕「ちゃんと撒かないと今夜枕元に鬼が来て……朝潮ちゃんを頭から…………ぱくっ!」
朝潮「お、鬼は外、福は内!鬼は外!鬼は外!!」ぺしぺし
提督「いたいいたい!ありがとうございます!!」
愛宕「ほんと、朝潮ちゃんは良い子よねぇ♪」
提督「あっ!こら!!誰だ三式弾撃ったやつ!!」
大和「全砲門用意!提督を薙ぎ払え!!」
金剛「ファイヤー!!」
提督「おい!誰かこいつらに節分のルールちゃんと教えてやれ!!」
提督「やりたい放題だしやがって……!こっちも反撃させてもらうからな!!」
卯月「あははっ、司令官が追いかけてくるっぴょん♪」
島風「追いかけっこですか?島風には追いつけませんよ!」
愛宕「あんまり走り回っちゃダメよー」
提督「うおー!鬼は外ー!!」パラッ
愛宕「きゃっ!もう、提督」
提督「フハハハハ!鬼は外!鬼は外!」
愛宕「いい加減にしないと怒りますよ?」
提督「今日は無礼講だ!それ、おにはーそと!ふくはーうち!」
愛宕「提督?少し向こうの部屋でお話ししましょうか♪」
提督「話し?なんだよ愛宕、おにはーそと!おにはーそと!ハハハ」
バタンッ
提督「おにはーそと、ん?なんだよ顔が怖いぞ?ほら、スマイルスマイル!いつもの笑顔はどうした!」
提督「これじゃ本物の鬼だな!あはははは、それ!おにはーそ……」
提督「…………あっ」
…………
………………
電「…………」
響「時に無礼講は通用しない場合がある。勉強になった。司令官の死は無駄にはしない。スパシーバ」
鳳翔「みなさーん、恵方巻き持ってきましたよー」
一同「わーい♪」
鳳翔「駆逐艦の子達はこの小さいので、他の人たちも食べ切れるように分けておきましたから」
潮「豆まきは苦手ですけど、鳳翔さんの作ってくれる恵方巻きは大好きです……」パクパク
漣「なんで潮は食べても食べても一点にしか栄養がいかないのか……不思議ですなぁー」
曙「フンッ!別に私はそんなの小さくても良いのよ」
朧「提督は小さいのが好きそうだから?」
曙「なっ……!」
飛龍「こうやって鳳翔さんの作ってくれる恵方巻きを食べていると節分って感じよねー」
蒼龍「うん♪しあわせー♪」
赤城「あ……ああっ……あの、鳳翔さん……?」ガタガタ
加賀「わ、私たちの恵方巻きが見当たらないのだけれど……」びっしょり
瑞鶴「そう言えば二航戦と五航戦のはあったけど一航戦のは見なかったわね」
赤城「わ、私たち何か悪い事しましたか!?もしそうなら謝りますから!」あたふた
加賀「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……」プルプル
瑞鶴「うそ……あの2人が、敵戦艦数十隻に囲まれても涼しい顔してた二人が……まるで生まれたての子鹿みたいに震えて懇願しているなんて……!」
鳳翔「お二人の恵方巻きもちゃんと用意してありますよ?」
赤城「ですがどこにも……」
鳳翔「あっ、そうだった。お二人のは廊下に置いていたんだったわ」
加賀「廊下に……やはり何か気に触るような事を……かくなる上は私、腹を切りますから赤城さんの事は今までどおりお願いします」
鳳翔「な、何言ってるんですか!お二人のはサイズ的に入りきらないから廊下に置いてあるだけですよ!」
黒潮「どういうこっちゃ?」
ガチャ
赤城「こ、これは……!」
加賀「廊下の端から端まで恵方巻きが……」
鳳翔「床にはラップを敷いてますから……お二人には足りないと思いますがめしあがって下さい♪」
赤城「鳳翔さん……一生ついて行きます!」
加賀「あなたは沈まないわ。私が守るもの」
意識が混濁!ちょっと一眠りします
鳳翔「あら、加賀さんが私を護ってくれるの?」
加賀「すみません、出過ぎたまねをしてしまいました」
瑞鶴「にしても何メートルあるのよコレ……」
一航戦お食事中……
赤城「ごちそうさまでした♪さすが鳳翔さん。素晴らしいお味で♪」
加賀「ついつい味わいながら食べてしまうので長時間食事に時間がかかってしまいました」
瑞鶴「うそ……巻き寿司ってあんなラーメンみたいにズルズル食べる物だったの……?しかもあんなに食べるなんて……」
加賀「私たち一航戦をあなた達五航戦と一緒にしないで。あなたはかんぴょう巻きでも食べてなさい」
瑞鶴「なっ……!ちょっと!いちいち突っかかって来ないでくださいよ!!だいたいそんなに食べるなんて年費が悪いんじゃないですか?」
加賀「あなたこそ。そんな少量で足りる程度しかエネルギーを消費していないなんて情けないわね。少しは戦闘で役に立たないのかしら?」
瑞鶴「ぬぅ~……私達は燃費が良いんです!! ね!翔鶴姉!!」
翔鶴「瑞鶴……お願いだから私を巻き込まないで……(先輩からの印象が悪かなったらどうするのよ……)」
瑞鶴「翔鶴姉~!もう、こんなのの何が良いのよ!一航戦なんて偉そうにしてるけどちょっと艦載機を多く積めるだけの大食らいじゃない」
加賀「頭にきました。私はともかく赤城さん率いる一航戦の悪口は許しません」
加賀「あなた、今艦載機の数がどうこう言ったわね」
瑞鶴「はい、いいましたよ!艦載機のおかげで威張ってる一航戦さん!!」
加賀「いいでしょう。だったら艦載機無しで相手をしてあげるわ。かかってらっしゃい」
瑞鶴「なに?殴り合いでもするって言うの?とてもじゃないけどフットワークが軽い様には見えませんけど!」
龍驤「なんや、今日はえらい加賀につっかかってんなぁ。どないしたんや?」
翔鶴「わたしにもサッパリなんです……」
隼鷹「おーい、ここに置いといた私のお酒しらないかー?コップに入ってて一見水にしか見えないやつなんだけど」
龍驤「ああ、知っとるよ。多分今は瑞鶴の腹の中やなぁ」
翔鶴「瑞鶴……こんなありきたりなトラップにかかるなんて……」
隼鷹「えー!?それであんな事になってんの?」
龍驤「言われてみたらなんか目が座っとるわ」
隼鷹「んー……よし!じゃああたしが助太刀してやるか!半分はこっちの責任だし!」
龍驤「やめときーや。相手は加賀やで?そんな2人や3人でどうなる相手やあるまいし」
隼鷹「飛鷹も入れたら5人じゃん♪」
飛鷹「ちょっと、私を巻き込まないでよ」
翔鶴「わたしもお断りします!」
大鳳「私は行かせてもらうわ」
龍驤「お、お前は!大鳳、大鳳やないか!恵まれた装甲と中破でも艦載機を発艦できるオンリーワンの性能をもつ!」
大鳳「なのに大きな海戦ではいつも2軍止まり……今日こそは一航戦を倒して出番を手に入れるわ!」
飛龍「そういう事なら私たちも参加ます
!」
蒼龍「ちょっと飛龍まで……」
龍驤「よっしゃ!ほんなら大空母大戦やな!他の軽空母も呼んでくるわ!」
加賀「よくもまぁこれだけ集まったものね」
瑞鶴「ふんっ!それだけ皆んな不満があったんじゃない?」
大鳳「私は特に恨みは無いけど出番の為……」
飛龍「そうそう!恨みとかじゃなくてこんな機会滅多にないし力試し力試し♪」
加賀「翔鶴」
翔鶴「は、ひゃい!」
瑞鶴「ちょっと翔鶴姉、なんて声出してるのよ」
加賀「あなたはもう少し頭のいい子だと思っていたのだけれど」
翔鶴「ち、ちがうんです!私は無理矢理瑞鶴に……!」
蒼龍「でもこれって……大空母大戦って言うか、加賀さん対その他って感じじゃない?」
瑞鳳「ねー、私もう帰りたいんだけど」
龍驤「やかましい!うちはやるで!そんで恨みを晴らしたるんや!!」
瑞鶴「そうよ!そのいき!!」
龍驤「アホほど食って全部栄養が乳にいきよってからに……!!」
瑞鶴「ゆるせない!!」
蒼龍「あのー……」
瑞鶴、龍驤「「なんや!!」」
翔鶴「瑞鶴!なんて言葉使いをしているの!」
瑞鶴「人数の差は日頃の行いの差、文句ないですよね!」
加賀「私は別に構わないけれど」
龍驤「ルールは簡単、艦載機無しでスデゴロの戦いや!」
蒼龍「すでごろ……?」
瑞鶴「せっかくだから負けた方は罰ゲームしましょうか」
龍驤「おっ!そりゃええなぁ!」
加賀「勝手にすれば良いわ」
瑞鶴「じゃあもし私達が勝ったら……な、なんでも言うこと聞いてもらいますから!」
加賀「ええ。万に一つもあり得ないけれど」
瑞鶴「もし私達が負けたらその時は私が加賀さんの言うことなんでも聞いてあげますよ」
加賀「そう……」
翔鶴「瑞鶴!そんな約束して大丈夫なの?」
瑞鶴「大丈夫だって!」
翔鶴「でもなんでもって……もし勝ってもどうするのよ」
瑞鶴「抱き枕……」
翔鶴「え?」
瑞鶴「だ、抱き枕よ抱き枕!加賀さんって私達をバカにしてるでしょ?だから思いっきり抱きついて、胸にフカフカして……て、徹底的に嫌がらせしてやるんだから!」
翔鶴「瑞鶴…………頑張るわよ!!私もその嫌がらせに参加するわ!」
瑞鶴「翔鶴姉!」
龍驤「うちはまずあの乳を滅茶苦茶に揉んで揉んで……あ、あれ?なんや、涙が出てきよる……」
またかきます
瑞鶴「よーし、じゃあ行くわよー!」
鳳翔「もう、お食事中は静かにしてください」←西南西を向いて無言で食べてた鳳翔さん
瑞鶴「鳳翔さん……」
鳳翔「だいたいこんな多勢で加賀さん1人を囲むなんてダメですよ?」
瑞鶴「えっと、これはその……喧嘩じゃなくて訓練みたいなもので!」
龍驤「せやねん!ほら、武器もつこうとらんやろ!?」
鳳翔「ならいいですけど」
瑞鶴「ほっ……」
鳳翔「よいしょ……。では私は加賀さんの味方にならせていただきますね」
瑞鶴「ええ!?鳳翔さんも参加するんですか!?」
鳳翔「あら、最近は戦いから遠ざかっているとは言え私だって軽空母なんですよ?」
翔鶴「それはそうですけど、お酒も飲まれてたみたいですし……」
瑞鶴「参ったわね……鳳翔さんがいたら危なくて暴れまわれないじゃない……」
加賀「あの、ここは私1人で大丈夫ですけど」
鳳翔「ダメよ。私、多対一って好きじゃないんです!」
加賀「しかし随分とお酒を……」
赤城「では私も加賀さんチームに入りますね♪」
飛龍「ええっ!?赤城さんまで加わるんですか?」
赤城「ご安心ください。私は参加すると言っても鳳翔さんの露払いをするだけですから」
瑞鶴「それってつまり見てるだけって事ですよね?」
赤城「はい♪」
瑞鶴「なら良いんですけど……」
赤城「あっ、でもこちらに攻撃を仕掛けたり鳳翔さんに危害が及びそうになったら……その時は申し訳ありませんが捻り潰させていただきますね♪」
蒼龍「だ、大丈夫なの?加賀さんも怖いけどニコニコしてる赤城さんも怖いし……」
瑞鶴「平気よ!赤城さんは鳳翔さんを護ってくれてるだけみたいだし。逆に考えれば鳳翔さんに怪我をさせる事がなくなったんだから思いっきりやれるわ!」
翔鶴「それもそうね。鳳翔さんに怪我なんてさせたら大変だもの……でも向こうに危害が及んだら赤城さんが……」
加賀「あなた達、さっきから何を勘違いしているの?赤城さんは露払いをすると言っているのよ?」
瑞鶴「はい?」
加賀「露払いをするのは身分の低い者の仕事。鳳翔さんのお手を煩わせないようにそうすると言ったのであって、鳳翔さんが弱い訳ではないのたけれど」
瑞鶴「でも鳳翔さんが出撃した所なんて見たことないし……」
加賀「相手の力量も分からないなんて……やはり五航戦の練度なんて大したことないわね」
瑞鶴「なんですってー!」
加賀「私と赤城さんに航空戦から近接戦闘術まで全てを叩き込んでくれたのは鳳翔さんよ」
瑞鶴「はい!?」
加賀「昔はよく2人まとめて相手をしてもらったものね。一度たりとも勝てなかったけれど」
鳳翔「加賀さんったら……またそんな昔の話を……」
瑞鶴「本当なんですか!?」
鳳翔「もう何年も前の話ですよ……?」かあぁぁ…
飛龍「まさかそんなに凄い方だったなんて知らなかったわね」
鳳翔「でも今はお二人も練度を高めてますし、連携と制空権を取られたら勝てるかどうか」
瑞鶴「それって制空権取った今の一航戦が二人掛かりできても勝てるかもしれないって事ですよね……」
加賀「ちなみに数年前に手合わせしてもらっていた時、鳳翔さんは一度たりとも私達の攻撃をかわした事はなかったわ」
赤城「鳳翔さんと手合わせする度に自身の未熟さを思い知らされましたね♪」
龍驤「う、うそや!せやったら、なんでそない強いもんが出撃せんと鎮守府におんねん!!」
鳳翔「戦うよりお料理している方が楽しいですし、鎮守府を守るのも仕事ですから」
龍驤「鎮守府を守る?」
加賀「なぜ私達が皆出撃しても、深海棲艦が鎮守府を狙わないのか分からないのかしら?」
赤城「以前一度だけもぬけの殻の鎮守府を敵主力が鎮守府を強襲した事がありましたけど……ね?」
瑞鶴「そういえばあの時、連合艦隊でみんなで払ってたんだっけ。確か鎮守府にいたのは……」
加賀「鳳翔さんと提督よ」
瑞鶴「確か敵艦隊には姫もいたって聞いたけど……」
加賀「私はがこの世に自身より強いと認めた方が3人いるわ。赤城さん、鳳翔さん、そして提督よ」
瑞鶴「そ、そんな事言っても怖じ気付いたりしないんだから!」
龍驤「せや!だいたいその3人はこの戦いには参加しとらんやないか!」
加賀「ええ。あなた達は本当に運だけは良いようね」
瑞鶴「加賀さん1人だけならなんとかなるかもしれませんからね!」
加賀「何を勘違いしているのかしら?私が言っているのは、この中で私が一番手加減が上手いという事よ」
鳳翔「赤城さん、お茶が入りましたよ」←手加減が下手な人
赤城「まあ、ありがとうございます♪」←手加減が出来ない人
瑞鶴「言ってくれるじゃない……!すぐに吠え面かかせてやるんだから!それで髪をセットさせたり、お風呂で背中流させたり、添い寝させたり嫌がらせしてやるわ!」
加賀「まぁ手加減が上手いと言っても……」キッ
瑞鳳「ねぇ、もうかえって玉……カハッ……!」バタン
飛鷹「ちょっ!どうしたのよあんた!しっかりしなさい!!」
加賀「子供に怪我をさせる訳にはいかないですから。眠っていてもらいましょう」
瑞鶴「まさか睨みつけるだけで……瑞鳳を失禁させるなんて!」
瑞鳳(瑞鶴さん、私……失禁なんてしてません…………ちょっとしか……)ガクッ
瑞鶴「これ以上戦力を減らされてたまるもんですか!皆、行くわよ!!」
蒼龍「あ、あのー、私ちょっとお腹の調子が……」
飛龍「あっはは……私もお腹が」
瑞鶴「ちょっと、あなた達正規空母は大切な戦力ーー」
大鳳「私もおならの調子が……」
瑞鶴「おならの調子!?」
私も……私も……私も…………
加賀「結局残ったのはあなた達2人だけのようね」
瑞鶴「ぬうう……」
龍驤「あの腰抜け共めぇ……!」
加賀「どうするの?諦めて敗北を認め、私の言う事を聞いた方が良いと思うのだけれど」
龍驤「まだや!!瑞鶴!うちが加賀を食い止めとる間に提督よんでくるんや!!」
瑞鶴「でも1人で加賀さんの相手なんて……」
龍驤「あほ!見くびったらあかんで!!うちかて長い間深海棲艦とたたこーてきた歴戦の空母なんや!はよ行かんかい!!」
瑞鶴「わかった!すぐ戻るから!!」
龍驤「よっしゃ、任せとき!……後はたのんだで!」
加賀「……寒いわね」
赤城「寒いですね」
鳳翔「もう、寒いなんて言ったら可哀想ですよ!……」クスッ
龍驤「キイィィー!!」
龍驤「見とれよ!すぐに瑞鶴がアレを仲間に引き入れて戻ってくるからなあ!!」
加賀「空母以外に助けを求めるなんてプライドは無いのかしら」
龍驤「あほ!そんなもんポテトにして食うたったわ!」
赤城「え?」
鳳翔「もしかしてフライドポテトとプライドポテトをかけてたんじゃないですか?」
赤城「ああ……」
龍驤「…………っ!!」かあぁぁ…
加賀「まったく、くだらない。あの子と言いあなたと言い……空母は頭の悪さと胸の小ささが比例してるのかしら?」
瑞鳳(なんだか私まで被害者に……)
龍驤「黙らんかい!この…………無駄乳!!」
加賀「そうね。まったく無駄の無いあなたが羨ましいわ」
龍驤「ゴフッ……」バタン
龍驤KO
またかきます
資材なんて50000あれば十分だよ←1度目の慢心
自分でルート探しながら行こう。これだけ資材あれば大丈夫!←2度目の慢心
とりあえず普段陽の目を見ない3軍4軍のみんなで頑張るか!←3度目の慢心
E5まであるらしい。大和型やケッコン艦の主力艦隊は封印しよう←4度目の慢心
E5の制空権、加賀さんの方が良いけど赤城さん使いたい。制空権大丈夫だよね←5度目の慢心
もう反許してやれよ。楽しそうに雑談しててちょっと魔が差しただけなんだろ
許してください!
龍驤「瑞鶴……はよ…………」
瑞鶴「ハァッ、ハァッ……!提督!提督!!」
赤城「加賀さん、瑞鶴さんが提督を呼びに行ったみたいですけど良いんですか?」
加賀「はい。普段の提督ならともかく、説教で弱り切った提督なら恐るるに足らないわ」
瑞鶴「提督!ちょっと力を貸して…………」ガラッ
ぢゅるるるる……
瑞鶴「ひっ……!」ストン…
加賀「……なにしているのかしら?尻餅なんてついて」
ガチャ
金剛「ヘイ!提督ぅ!あーたごー!恵方巻きを持って来てあげたヨー!これを食べて鬼なんてファイヤー!なんだからネ!!」
瑞鶴「あっ……、あっ……!」
金剛「ホワッツ?瑞鶴、何口をパクパクしてるデース?」
愛宕「あら、金剛。恵方巻きを持って来てくれたのね♪」
金剛「イエース!鳳翔さん特製恵方巻きデース♪さっき鳳翔さんに持っていくように頼まれたネ!」
加賀「そういえばいつの間にか鳳翔さんがいないですね」
赤城「ええ、先程お茶を入れてくると言って出て行きましたよ♪」
金剛「さぁさぁ!早く食べないとあの2人に食べられて無くなってしまいますヨ!」
愛宕「ありがとう。でも今12本食べたばかりだから……後でいただくわね♪」スタスタ
金剛「12本?そんなに食べていたのデス……はっ!!こ、このスメルは!!」
提督「…………」
金剛「シット!油断したデース!!提督の、提督の恵方巻きが!!」
瑞鶴「愛宕さんが、愛宕さんが……挟んで、ぢゅるるるるって……!」
金剛「提督ぅ!しっかりするデース!!」
提督「こん……ごう……」
金剛「ハイ!私はここにいマース!」
提督「愛宕の……パイ圧は…………凄い……」ガクッ
金剛「提督!提督ぅー!!」
提督「……」
金剛「しっかりするデース!!そして……私にも提督の恵方巻き食べさせるデース!!」
提督「いや、これ以上はマジで命に関わるから……」
金剛「元気出してくだサーイ!」
提督「さすがにもう……」
金剛「提督ぅ!うぅー……」グリグリ
提督「デコをデコに擦り付けるな!痛い痛い!近い近い!」
金剛「提督が熱い熱いあつーいベーゼをくれたら許してあげマース」
提督「ったく……」
瑞鶴「ちょ、ちょっと、何して……ひ、人前で、ちょっ……え、ええ!?」ボフッ
金剛「んー……んまっ♪」ちゅぱっ
提督「これで満足だろ……?」
金剛「ハイ♪すっかり提督の恵方巻きも元気になったデース!」
提督「うわっ!?なんだこれ、ギンッギンにたってやがる……!」
金剛「やーっぱり提督は私の事が好きなんデスネ♪それではいただきマース♪」
瑞鶴「ちょ、ちょっとー!!」
加賀「あの子……嫌なら見なければ良いのに何をしているのかしら」
金剛「確か西南西に向いてかぶり付くと言ってたデース!西南西、西南西……こっちデスネ」
提督「はっ……?おい、金剛。これはなんだか…世に言う69みたいな体勢になってるんだけど」
金剛「いっただっきマース♪」カプッ
提督「ふぁー!!」
金剛「はむはむ……」
瑞鶴「ちょちょちょ、ちょっと!やめなさいってば!」チラチラ
加賀「…………」
金剛「愛宕よりも絶対気持ちよくさせてあげるネ!」
提督「恵方巻き恵方巻きって……そっちがそう来るなら俺も豆をいただくからな」
金剛「ひぁっ……!て、提督……っ!!」
ギシアンギシアン……
瑞鶴「ひゃー……」チラチラ
加賀「いつまで待たせる気かしら……」イライラ
数分後……
金剛「て、ていとくぅ……♪」ピクピク
提督「もうダメだ……これ以上はタガが外れる……」
瑞鶴「あ、あの……提督……?」
提督「ん……?」
瑞鶴「そ、その、私、助けてもらいたくて……ご、ごめんなさい!ちょっと腰が抜けちゃって」
提督「瑞鶴、お前……パンツが見え…………」
瑞鶴「えっ!?あっ」
提督「!!」
提督アイは2人の行為を見て高揚し、下着がじゅんっとなっているのを見逃さなかった!
提督「あ、ああ……!!」
そしてタガは外された
提督「…………」ユラッ…
瑞鶴「て、提督?」サッ
提督「確か……節分って歳の数だけ豆を食べるんだったな……」
瑞鶴「ひっ……!」
加賀「あの気配……」
赤城「まさか、暴走?」
ガシッ!
瑞鶴「ちょ……て、提督!?足、足を離してください!」
提督「金剛から3つ……瑞鶴から3つ……」
瑞鶴「やっ……ダ、ダメです!!はなして……か、加賀さん!!提督が変なんです!」
加賀「今の提督は本能の赴くままに動く性欲の塊。提督が満足するまで暴走は治らないわ」
瑞鶴「満足って……助けてくださいよー!加賀さーん!」
加賀「自業自得ね」
瑞鶴「そんなぁ……かがさぁん……!私、私……!」
瑞鶴「まだ、したことなくて……初めてなんです!だから提督とは嫌じゃないけど、初めてがこんな感じだなんて悲しすぎますよー!!うわぁーん!!」
加賀「大声で何を言っているのかしら……」
提督「鬼は外……福は内……」
瑞鶴「提督、目が……目が怖いです……!」
提督「悪い子はいねーがぁー!」
瑞鶴「それは違います!!」
ズドン!!
提督「…………」
瑞鶴「……っ」
加賀「何をモタモタしているの。さっさと消えなさい」
瑞鶴「ががざぁ~ん……!!」
加賀「うるさい、うっとおしい、きたない。泣いてる暇があったら逃げなさい」
瑞鶴「ありがとうございます……!」
シュパッ!カランッ
加賀「……胸当てが」
提督「こっちの方が……うまそうだ」
瑞鶴「あっ!なんかそれイラっときたんだけど!!」
赤城「加賀さん、お手伝いしますよ♪」
加賀「はい。そうしてもらえると有難いです。どうやらもう……私一人の手にはおえそうにありません」
赤城「昔、鳳翔さんに挑んでいた時を思い出しますね♪」
加賀「足を引っ張らないように全力を尽くします」
瑞鶴「なんだか……凄いことになっちゃった……」
またかきます
加賀「むっ……」
赤城「大丈夫ですか?加賀さん」
提督「歳の数だけ……」
瑞鶴「凄い……一航戦の2人を相手に互角だなんて……!」
加賀「まったく、これだから五航戦は……」
瑞鶴「な、なんですか!私は素直な感想を!」
加賀「だったら尚更ね。これが互角に見えているだなんて」
スルッ……しゅるっ……
瑞鶴「なにを…………ああっ!か、加賀さんの服がどんどんはだけて……赤城さんまで!?」
加賀「さっきから提督は私達の攻撃を全て払いのけながら確実に衣服を脱がせているのよ」
赤城「それも一切肌に傷を付けず、信じられないくらい柔らかいタッチでね……」
瑞鶴「なんなんですかその無駄に高度な攻防……」
加賀「んっ……」
提督「まずは1つ。そして2つ」
赤城「あんっ……」
瑞鶴「あっという間に2人とも服が!まだ腕の動きが目で追いきれないくらいの攻防なのに……」
加賀「さすがと言った所ね……私達の弱点を熟知しているわ」
赤城「こんな状況下でも確実にピンポイントで一番弱いところを……」
提督「さて、そろそろ3つ目の豆をいただこうか」
瑞鶴「加賀さん!赤城さん!!」
シュパッ!!
提督「がっ!!!?」
瑞鶴「あ、あれは!シャイニングウィザード!?(飛び膝蹴り的なもの)」
鳳翔「まったく。何をしているんですか!」
瑞鶴「鳳翔さん!」
鳳翔「お茶を入れて戻ってみれば……提督?その、金剛さんじゃありませんが……お気持ちも分からないことは無いですけど時間と場所はわきまえて下さい」
鳳翔「2人も早く服を着なさい」
加賀「はい」
赤城「鳳翔さん!危ない!!」
提督「ぬんっ!」バシッ
鳳翔「っ……!提督!いい加減に……」
提督「豆を……いただこうか……」
鳳翔「なんだかよく分かりませんが……そっちがその気なら私も迎撃させていただきます!」
瑞鶴「あ、あの……提督達、何をしているんですか……?」
加賀「あなたの目では追えないような次元の戦いよ」
赤城「鳳翔さん!気をつけてください!!」
鳳翔「なにかしら……攻撃が一点に集中して……」
赤城「提督の狙いは鳳翔さんの胸の先端です!!」
鳳翔「なるほど…………はい!?」
加賀「提督の狙いは鳳翔さんの胸、及び股なんです」
鳳翔「ま、股!?」
赤城「さらに言うなら提督の狙いは鳳翔さんの身体全てです」
鳳翔「そ、そんなのいきなりは困ります!!私、まだシャワーも何も……!」アタフタ
提督「まずは1つ、もらっ……」
鳳翔「ほわっ……と、あ、あの」
鳳翔「私、そういうの……こ、こまります」スタタッ
瑞鶴「あっ!鳳翔さん!」
この後、鳳翔さんは念の為お風呂に入り念入りに身体を洗った
瑞鶴「鳳翔さんってもしかして私と同じ……」
加賀「鳳翔さんが居なくなった今、もはや今の提督に太刀打ちする手はありません。詰みです」
赤城「仕方ありませんね。私達がお相手するしか……」
瑞鶴「そんな!私のせいで2人が犠牲になるなんて嫌です!だったら私が提督に……」
加賀「処女は黙ってなさい」
瑞鶴「処……!か、加賀さんだって実はそうなんじゃ無いんですか!?」
加賀「私は提督と赤城さんとなら何度か経験があるけれど」
赤城「私も提督となら何度か逢瀬を♪」
瑞鶴「ええー……」
加賀「それにこうなったのはあなたのせいじゃ無いわ。元はと言えばあの帰国子女の……そういえばそうだったわね」
瑞鶴「?」
加賀「瑞鶴、今すぐ金剛を連れて来なさい」
瑞鶴「金剛さんを?でもまだむこうでのびて……」
加賀「だったら運んで来なさい!早く」
瑞鶴「は、はい!」
瑞鶴「運んで、きました……」とすっ
金剛「うぅー……ていとくぅ、少し休憩させてくだサーイ……」
加賀「何を寝ぼけた事を言っているの?」
金剛「ホワッ?加賀じゃないデスカ」
加賀「もとはと言えばあなたと愛宕の撒いた種。しっかりと責任をとってもらうわ」
金剛「せきにん?」
加賀「そう。提督が満足するまであなたが相手するのよ」
金剛「ええ!?むりむり!絶対無理デース!!今日の提督はまるで野獣の様に激しいのデース!!」
加賀「知ってるわ。昔もこんな事が何度かあったもの」
赤城「確かミルクが出ると聞いて搾りとってたら提督が暴走しちゃったんですよね♪」
金剛「それで、その時は……」
赤城「私と加賀さんとで一晩中お相手を♪搾り取るつもりが搾り取られちゃいましたけど……♪」
加賀「エネルギーを搾り取られたおかげで翌朝の朝食がとても美味しかったわ」
赤城「そうそう、それであの朝食の味を忘れられず同じ事を何度か繰り返したんですよね♪」
金剛「一航戦が2人がかりで一晩中……じゃあ私1人だと……どうなるデース!!」
加賀「大丈夫よ。幸い口以外にもアナは2つあるじゃない」
金剛「ノー!!」
ガラッ
比叡「金剛お姉様!」
金剛「比叡!榛名!!」
榛名「金剛お姉様のピンチと聞いて駆けつけました!」
金剛「いったい誰が?」
比叡「私の第六感です!!」
金剛「さすが私の妹デース!!」
榛名「比叡お姉様、私が隙を作りますからその間に金剛お姉様を」
比叡「わかったわ!」
榛名「提督……!ばーにんぐ、らぁーぶ!!からの、ダーイブ!!」ダキッ
ゴロゴロ
金剛「榛名ー!!」
比叡「金剛お姉様!今のうちに!!」
加賀「あんな姉でも慕われているのね。あれが姉妹愛なのかしら……私にはよく分からない感情だけれど」
赤城「…………」
加賀「赤城さん?」
赤城「今一瞬……飛び掛った瞬間、犠牲になった筈の榛名さんが笑顔だったような……」
比叡「ひとまずココなら安心です」
金剛「助かりまシタ……けど、榛名が……」
榛名「あっ、あっ……!提督、すごい……っ、榛名……とんじゃいます……!あっ、またっ……!イッ……ク……!!」
比叡「榛名!!」
ユラッ……
提督「榛名から3つ……まだ足りん」
比叡「金剛お姉様と榛名の仇……!司令!覚悟!!」
金剛「比叡!」
比叡「ひえー!」
ピンポンパーン
加賀「こんな時間に鎮守府内放送?」
日向『まぁ、そうなるな』
ピンポンパーンポーン
赤城「……?」
金剛「比叡!比叡ー!2人とも、比叡を助けてくだサーイ!!比叡は、比叡はまだ男性経験が……!」
比叡「ひえー……ひえー!!」
加賀「世話の焼ける……」
赤城「待ってください!なんだか提督の様子が……」
提督「ぐ、ぐぅ……!」
加賀「動きが止まった……?」
赤城「もしかしたら本気で心底拒否されている場合は思い留まるのかしら……」
この時、比叡は心の中で初めてが司令となら……と思ったりしていた。
本気で心底拒否されていた訳でも無いのに提督の動きを止める何か。それは……
提督「大日本帝国……」
提督はハッキリとは分からないが、比叡の影に見え隠れする何かに恐怖を感じていた。
霧島「お姉様方!お待たせしました!!」
比叡「その声は霧島!例の物は!?」
霧島「はい!こちらに!!ですが……ここからだと司令が邪魔になって届かな……」
金剛「霧島!こっちにパスするデース!私が比叡に投げるね!!」
霧島「わっかりました!届け、届け、想いよ、届けー!」びゅんっ!
金剛「ナイスパスデース!!比叡、いきますヨー!!」ガクッ
金剛「シット!力が抜けて……方向が……!」
榛名「榛名、いけます……!」パシッ
金剛・霧島「榛名!いっけぇぇぇ!!」
榛名「比叡お姉様!お受け取りくださーい!」びゅんっ!
比叡「さんきゅー!これで一発逆転です!!」
瑞鶴「……なにこれ」
ときを同じくして別視点……
秋雲「霧島さん、大切な話しってなんですか?」
霧島「お姉様方!お待たせしました!」
秋雲「ええ!?なにこの状況……」
比叡「その声は霧島!例の物は!?」
秋雲「例の物?」
霧島「はい!こちらに!!」
秋雲「こちらって……こちら?」
金剛「霧島、こっちにパスするデース!」
霧島「わっかりました!」むんず!
秋雲「イタイイタイ痛い!!ええ!?ちょっ……なにこれ!?」
びゅんっ!
秋雲「ちょっ……金剛さん、これはいったい……」
びゅんっ!
秋雲「ちょっとー!人をボールみたいに……って、どこ投げてんのさー!!」
バシッ
榛名「榛名、いけます……!」
秋雲「よかった、やっとまともな人に……」
金剛・霧島「榛名!いっけぇぇぇ!!」
秋雲「え?」
榛名「比叡お姉様!お受け取りくださーい!!」びゅんっ!
秋雲「ええぇぇ!?」
パシッ
比叡「さんきゅー!これで一発逆転です!」
秋雲「いたた……もう、これ以上なげないでよ…………ん?」
提督「秋雲!秋雲じゃないか!!」ギンギン!
秋雲「な、投げて!早く次へ投げてー!!」
数分後
提督「いやー、迷惑かけて悪かったな!」
秋雲「ううー……みんなの見てる前で……」
金剛「まぁまぁ、私も榛名も同じですカラ!」
榛名「すみませんでした。この埋め合わせは必ず!」
秋雲「だったら何か凄い絵を描きたいんだけど、被写体になる物とかある?」
比叡「それなら私にお任せください!お礼に今度凄い船や偉い人が集まる集会?みたいなのにお連れします!」
秋雲「ほんとに?」
比叡「はい!あと絵の具などの道具一式、最高級をプレゼントしますね!」
秋雲「やったー!」
霧島「これで一件落着、ですね!」
加賀「納得いかないわね」
赤城「ええ……」
提督「だから暴走して悪かったって!」
加賀「そうじゃないわ。私が言いたいのは」
赤城「私達が一晩中お相手してやっとおさまった暴走を、秋雲さんは1度の性行為でおさめるなんて……」
加賀「私達のはあまり気持ちよく無かったと言う事かしら?」
提督「違う違う!お前達は最高だよ!ほんと、暴走が終わった後も余韻に浸る程!!ただ……」
加賀「ただ?」
提督「秋雲のレベルが、異次元なんだ……」
秋雲の中は凄い。
瑞鶴「あ、あのー……」
加賀「あなたにも言っておかなくてはいけない事があるわ」
瑞鶴「……っ」ビクッ
加賀「今回の勝負だけど」
瑞鶴「はい、私の負けですから!だから何でも言う事を……」
加賀「そうね。でも私もあなたが呼びに行った提督に負けてしまったわ」
赤城「私も手を出しちゃいましたからね」
瑞鶴「そんな……」
加賀「だから私もあなたの言う事を何でも一つ聞いてあげるわ」
瑞鶴「ええ!?で、でもやっぱり……」
翔鶴「それでは今日1日私達の抱き枕になったりお風呂へ一緒に入ったりしてください!」
瑞鶴「翔鶴姉!?いつのまに」
加賀「いいけれど」
瑞鶴「加賀さん!?」
赤城「私も御一緒します♪」
翔鶴「では赤城さんは私と、加賀さんは瑞鶴と……フフフ」
瑞鶴「翔鶴姉、目が怖いよ……?」
寝落ち多くてすまんですまたかきます
お風呂
瑞鶴「やったー!貸切じゃない!やっぱり入渠ドックよりこっちのお風呂よね!」
加賀「いいから早く入ってちょうだい。私はあなたと違ってバカではないから風邪をひいてしまうわ」
瑞鶴「は!?私、加賀さんが風邪ひいた所なんて見たこと無いんですけど!!」
加賀「体調管理をしっかりしておけば風邪なんて引かないですから」
瑞鶴「どっちなんですかまったく……」
赤城「あら、貸し切りですか♪」たぷん
瑞鶴「……」ちんまり
加賀「はい。やりました」どたぷん
瑞鶴「…………」しょんぼり
翔鶴「せんぱーい♪」ささやか
瑞鶴「うわーん!翔鶴姉~!2人が私達をいじめるの~!!」
翔鶴「?」
加賀「やはりお風呂は良いものですね」
赤城「はい♪こうやって浮いてくれていると肩も凝りませんから」
加賀「まったく……胸当てやサラシで締め付けているのにどうして大きくなっていくのかしら」
赤城「不思議ですよね」
瑞鶴「…………」
加賀「あなたは楽そうで良いわね。何か秘訣でもあるのかしら?」
瑞鶴「知りませんよ!!って言うか、そんな秘訣があったらすぐにでも止めてますから!!」
加賀「そう」
瑞鶴「はぁぁ……私だって肩の一つや二つ凝ってみたいわよ……肩凝りってなに?なんなの?」
加賀「ところで私はあなたとお風呂に入るだけで良いのかしら?」
瑞鶴「はい?」
加賀「私はてっきり身体を洗わせたりさせるつもりだと思っていたんだけれど」
瑞鶴「身体を……それ良いですね。是非お願いします!」
加賀「嫌だけれど」
瑞鶴「してください!!」
瑞鶴「はぁー、いい気持ち♪加賀さん、しっかり洗ってくださいよー」
加賀「赤城さんと違って狭い背中ね」
瑞鶴「別に狭くて結構です。私は加賀さん達の男性みたいなたくましい広い背中になりたくありませんから」
加賀「達?……赤城さんを悪く言うのは許さないわ」シュルシュル
瑞鶴「ひぁっ!ちょっ、どこ触ってるんですか!!」
加賀「あら、私は背中を流すんじゃなくて身体を洗うといったのよ?」ふにふに
瑞鶴「だからってこんな……ぁっ」
加賀「別に良いじゃない。どうせどっちが背中でどっちが胸かわからないんだから」
瑞鶴「わ、わかりますよ!!」ガタッ
加賀「…………」
瑞鶴「…………」
加賀「立ち上がるのは勝手だけど、私の目の前に変な部分を近づけないでくれるかしら」
瑞鶴「なっ……あ、ああっ……!」
加賀「それともこんな所まで私に洗わせる気なのかしら?たいがいにして欲しいものね」
瑞鶴「あ、うぅ……!こ、今度は私が身体を洗ってあげますから!!」
加賀「お断りします」
瑞鶴「おねがいします!背中を流すだけですから!!」
寝落ちするまえに……またかきます
加賀「仕方がないわね。そこまで言うなら背中を流させてあげるわ」
瑞鶴「ぐ……なんかこれはこれで腹立つわね……」
加賀「さっさとしてくれるかしら」
瑞鶴「わかりましたよ!」
瑞鶴「それにしても本当にすごい背中ですね……どんな鍛え方したらこんな風に筋肉がつくんですか?」
加賀「私は赤城さんとは違うから仕方ないのよ」
瑞鶴「確かに。赤城さんはいたって普通の女性って感じの背中ですよね」
加賀「赤城さんは天才。私は凡才。差を埋めるには鍛えるしかないでしょ」
瑞鶴「加賀さんが凡才なら私はどうなるんですか……」
加賀「ゴミね」
瑞鶴「なっ!!」
瑞鶴「にぅぅ……ん?よく見たら加賀さんの背中、結構傷痕がありますね」
加賀「それがどうかしたのかしら」
瑞鶴「ほら、よく言うじゃないですか!背中の傷は剣士の恥だ!とか!」
加賀「私は剣士ではないのだけれど」
瑞鶴「でも敵に背中を攻撃されたって事は逃げてたか慢心してたんじゃないんですかー?ヘイヘーイ♪」
翔鶴「瑞鶴、やめなさい!」
瑞鶴「たまには仕返ししたってバチは当たらないわよ」
加賀「……そうね。あなたの言う通りだわ」
瑞鶴「うそっ!?」ビクッ
翔鶴「結局瑞鶴が一番驚いてるじゃない」
瑞鶴「だって加賀さんが逃げるなんて考えられないし!戦いにおいては真面目の塊みたいな人なのに慢心もありえないわよ!」
赤城「瑞鶴さんは加賀さんの事が大好きなんですねー♪」
瑞鶴「な、なんでそうなるんですか!!」
加賀「頭にきました」
瑞鶴「なんでですか!!」
赤城「加賀さんの背中の傷は駆逐艦の子達を守って出来たものなんですよ」
瑞鶴「そうなんですか……?」
加賀「私の慢心であの子達を危険に晒したのだから私の落ち度です」
赤城「昔、戦闘が終わった時に駆逐艦の子が遠くまで遊びに行って迷子になったのよ」
瑞鶴「それはなんて言うか……迷惑な話ですね。そんな抜けた子がいたなんて……」
赤城「それで私達の目に入った時にはもう、あか……駆逐艦の子が敵に取り囲まれて一斉射撃されそうになってたの」
瑞鶴「それを助けた時に?でも加賀さんなら10隻くらい戦艦がいようと涼しい顔して捌きそうですけど……」
赤城「でもあかつ……駆逐艦がいるのに超重力砲を撃つ訳にもいかないし、それでとっさにあかつきちゃ……駆逐艦の子を抱きしめるようにして守ったのよ」
瑞鶴「…………(確実に暁ちゃんね)」
赤城「他にも色々ありますけど……加賀さんの背中の傷は全部誰かを守る時につけた傷なんです」
瑞鶴「そっか。だから無口で怖い顔してる割に駆逐艦が寄ってくるのね」
加賀「あら、あなたも昔同じようにして助けてあげたじゃない」
瑞鶴「ええ!?」
加賀「まったく……受けた恩も忘れるなんて……この傷とこの傷はあなたを助ける時についた傷よ」
瑞鶴「そんな……全然覚えてない……」
加賀「嘘だけれど」けろっ
瑞鶴「ぐ、ぐやじぃ……!」
燃料が4桁になる。朝霜はまだでない。またかきます
五航戦の部屋
瑞鶴「はぁ……なんで言う事聞いてもらってる私が疲れてるのよ」
翔鶴「赤城先輩、昨日買ったアイスが冷凍庫に有るんですけど良かったら御一緒ーー」
赤城「もちろんいただきます!」キリッ
瑞鶴「そうだ!私も昨日のアイスがあったんだった♪」ガサガサ
瑞鶴「んー♪おいしー♪」
翔鶴「はい、先輩あーん♪なんちゃって……」
赤城「はい♪」ぱくっ
翔鶴「!!!!」←声にならない何か
瑞鶴「もう、翔鶴姉ったら……ん?」
加賀「じぃー……」じぃー…
瑞鶴「な、なに口でじぃーって言ってるんですか」
加賀「べつに」
瑞鶴「あっ、もしかして加賀さんも食べたいんですか?そうなんですか?」
加賀「……」
瑞鶴「そんな物欲しそうな顔して♪しょうがないから五航戦の私が一航戦の加賀さんに分けてあげても良いですよ?」
瑞鶴「ほら、そんなに欲しいならあーんしてあげましょうか?あーん♪」
加賀「はむっ」ガブッ
瑞鶴「い……っ」
加賀「…………」
瑞鶴「イタイイタイ痛い!!指まで噛んでますよ!指!!」
加賀「…………」ガジガジガジ
瑞鶴「ぎゃーっ!!ご、ごめんなさい!調子にのってごめんなさーい!!」
瑞鶴「ひどい目にあった……」トボトボ
ガチャ
瑞鶴「あれ?部屋がまっくら……」
加賀「まったく、いつまで歯を磨いているつもりなの?これだから五航戦は……」
瑞鶴「別にしっかり磨いてたんだからいいじゃないですか!って言うか、勝手に私のベッドに入らないでくださいよ!」
加賀「ベッドはなんだかゴワゴワしていて寝ずらいわね」
瑞鶴「聞いてるんですか!?」
加賀「静かになさい。赤城さんが寝ているのよ」
赤城「むにゃむにゃ……」スヤスヤ
翔鶴「赤城さん、赤城さん、先輩……先輩……!」ハスハス
瑞鶴「翔鶴姉……」
加賀「あの勝負での約束がなければ、ただでは済まさないのだけれど」
瑞鶴「約束?」
加賀「私達を抱き枕にするとか言い出したのはあなた達でしょ?」
瑞鶴(そ、そう言えばそうだった)
瑞鶴ベッド
加賀「…………」
瑞鶴「…………」
加賀「もう良いのかしら?」
瑞鶴「は、はい?」
加賀「だから抱き枕。しないのなら出て行くけど」
瑞鶴「ちょっ、ちょっと待ってくださいよ!いま心の準備をしてるんですから!」
加賀「だったら早くしてちょうだい」
瑞鶴「さ、最初は手を繋ぐ所から始めても……」
加賀「はぁ……」ごそっ
瑞鶴「なっ……なんでこっち向いたんですか!」
加賀「仰向けに寝ると重いのよ。だからいつも横を向いて寝ているの。何か問題でも?」
瑞鶴「仰向けに寝ると重いって……あっ」
加賀「あなたには関係の無い話よ」
瑞鶴「ぎぎぎ……っ!ああもう頭にきた!こうなったら徹底的に嫌がらせしてやる!!だ、抱きついて嫌がらせしてやるんだから!!」
ギュッ
加賀「…………」
瑞鶴「ど、どうですか!私に抱き着かれて嫌な気分でしょ!」
加賀「別に嫌ではないけど」
瑞鶴「えっ……?」
加賀「ただうっとおしくて暑苦しいだけね」
瑞鶴「ムキーッ!!」
加賀「赤城さんならもっと柔らかくて気持ちいのだけれど……あなた、ゴツゴツしてるわね。もう少し胸に脂肪をつけなさい」
瑞鶴「出来るもんならやってますよ!!だいたい加賀さんの胸だって筋肉つき過ぎで固く……」
ふにょふにょ……
瑞鶴(や、やわらかっ!しかもなんかいい匂いするし……)クンクン
加賀「まったく、姉妹揃って変態ね」
瑞鶴「ハッ!!ち、ちがいます!私は変態じゃありません!!」
加賀「その言い方だとあなたの姉は変態という事になるわね」
瑞鶴「それは……」
翔鶴「赤城さん!赤城さん……!スーハースーハー!!」
瑞鶴「否定はしません……」
ちょっとご飯の用意してきます
瑞鶴「…………」バクバクバクバク…
加賀「ただこうされているだけで良いのかしら?」
瑞鶴「そ、そうですよ。これは罰ゲームなんだから大人しくしていてください!」
加賀「そう……」
瑞鶴「…………」
加賀「……あなた」
瑞鶴「ひゃい!?」
加賀「ちゃんと髪の手入れはしているの?」
瑞鶴「髪?えっ、も、もしかして変なにおいとかしますか!?」
加賀「髪が傷み過ぎだと言っているの。トリートメントは何を使っているの?」撫で撫で
瑞鶴「わわっ……それは、翔鶴姉と同じのを……」
加賀「もう子供じゃ無いんだから自分にあった物を探して使いなさい」
瑞鶴「えっと……なんか意外って言うか加賀さんもそう言うの気にしたりするんですね」
加賀「髪は女の命よ。大切にしなさい」
瑞鶴「それなら加賀さんと同じのを試してみようかな……。加賀さんは何使ってるんですか!?」
加賀「牛乳石鹸だけど」
瑞鶴「それギッシギシになるじゃないですか!!」
加賀「そうかしら?」
サラサラ~……
瑞鶴「なんか……なんか納得いかない……」
瑞鶴「そうだ。私は今こうして加賀さんを抱き枕にしてますけど、加賀さんは私に何を命令するきなんですか?」
加賀「あら、まだ言ってなかったかしら?」
瑞鶴「無茶苦茶な命令はしないでくださいよ」
加賀「私があなたにしてもらう事は一つ」
瑞鶴「……」ごくり…
加賀「瑞鶴、あなた私にチョコを渡しなさい」
瑞鶴「チョコ?」
加賀「そう。チョコレートよ」
瑞鶴「それってもしかして……バレンタインのチョコですか?」
加賀「ええ」
瑞鶴「それなら前に催促されたし……まあ少しは感謝もしてるし?だ、だから一応渡すつもりでしたけど」
加賀「一応とかそんな軽い気持ちでは困るわね」
瑞鶴「も、貰えるだけ有難く思ってください!」
加賀「いいえ、ダメよ。私が欲しいのはそんないい加減なチョコじゃないの」
瑞鶴「はい?」
加賀「私が欲しいのはあなたの本命チョコよ」
瑞鶴「はあ…………はい!?」
瑞鶴「ほ、ほほ、本命チョコ!?私が?加賀さんに!?」
加賀「そうよ」
瑞鶴「なっ、え?だ、だって、それって、あのっ……あっ、えっ……!?」
加賀「あなたまさか……私にこれだけの事をさせておいて、自分はやらないとか言うんじゃないでしょうね……?」
瑞鶴「違います!違いますけど、本命チョコが欲しいって……その、そう言う(私の事が好きって言う)事ですよね……?」
加賀「もちろんそう言う(一番特別高級で美味しくて大きいチョコという)事よ」
瑞鶴「は、わわ……っ」バクバクバクバク
加賀「何を赤くなっているの?」
瑞鶴「だ、だってそんな素振り今まで1度も見せた事無かったじゃないですか!」
加賀「仕方ないでしょ。私もつい最近この事を知ったんだから」
瑞鶴「そんな……」
瑞鶴「本気、なんですか……?」
加賀「冗談を言っている顔に見えて?」
瑞鶴「それは、見えませんけど……」
加賀「なら問題ないわね」
瑞鶴「でも、ちょっと強引すぎるって言うか……こんな感じでそんな約束して良いんですか……?」
加賀「?」
瑞鶴「だからその……私の気持ちとかは……」
加賀「そんなもの関係ないわね。強引だろうがなんだろうが手に入れてみせるわ」
瑞鶴「そ、そんなに欲しいんですか……?(私の事が)」
加賀「ええ。最初からそのつもりであの勝負をしたんだから。欲しいに決まってるでしょ(チョコが)」
瑞鶴「…………」
加賀「ここまでして嫌だとは言わせないわよ?」ジッ…
瑞鶴「加賀さん……」
瑞鶴「なら聞かせてください。どこがそんなに好きなんですか……?」
加賀「全て、かしら」
瑞鶴(ひゃーっ!)
加賀「まあ強いて言えば甘い所ね」
瑞鶴(甘えた所……?)
瑞鶴「あの……そんな所なんてありましたっけ?」
加賀「そんな所なんて……?むしろそんな所しか思い当たらないけれど」
瑞鶴「そ、そうなんですか。なんか信じられません……加賀さんがそんな風に思ってたなんて……」
加賀「私はそんな風に思ってなかったあなたが信じられないわ」
瑞鶴「でも確かに……よく考えたらそうだったのかな……。これからはそんな風に思われない様に頑張らないと!」
加賀(何を言っているのかしらこの子……まさかあたまに虫でも沸いて……)
瑞鶴「よーし!なんかちょっと恥ずかしいのにも慣れてきた!他にはどんな所が好きなんですか!?」
加賀「そうね……やっぱり口に含んだ時かしら」
瑞鶴「口に含む!?」
加賀「アイスクリームとの組み合わせは最高だったわね」
瑞鶴「何を言って…………ハッ!」
瑞鶴(そう言えばさっきアイスと一緒に私の指も……!)
加賀「あと疲れも取ってくれる所かしら」
瑞鶴「疲れを?それってマッサージとかですか?(そんな事した覚え無いけど……)」
加賀「そんな事するわけないじゃない。ただ戦場でも考えただけで力が湧いてくるだけよ。いつも持ち歩きたいくらいね」
瑞鶴(考えただけで力が湧いて、いつも一緒にいたいとか……どうしたんだろ、今日の加賀さん。積極的過ぎて怖いくらい……!)フルフルフル
加賀(本当にどうしたのかしら今日のこの子。少し気持ち悪いわね)
瑞鶴「でもこれじゃあ罰ゲームにならないですよね」
加賀「?」
瑞鶴「だってそういう事なら私に抱き着かれて嬉しいん……ですよね?」
加賀「嬉しくはないけれど」
瑞鶴「もう、またそうやっていじわる言う!嬉しい時は嬉しいって言わないとわからない時もあるんですから」
加賀「本当に嬉しくはないのだけれど」
瑞鶴「けれどけれどって……あっ!わかった!加賀さん嘘をついてる時は、~けれどって言う癖があるんじゃないですか?」
加賀「これは口癖なだけでだけれど」
瑞鶴「あーもう、本当に意地っ張りなんだから!でもまぁしょうがないか……そう言うキャラでしたからね」
加賀「……」
瑞鶴「でも私だけは分かってますから。本当の加賀さんの気持ち」
加賀(どうしたら良いのかしら。本当に怖くなってきたわ)
翔鶴「赤城さん、赤城さん……!先輩!」
瑞鶴「…………」
瑞鶴(私だって一航戦の2人の事は翔鶴姉ほどじゃないけど尊敬はしてたし)
瑞鶴(それに尊敬とは別に好きって気持ちなら……)
瑞鶴(だから加賀さんがそう言う気持ちなら私も……!)
瑞鶴「加賀さん!私も、私…………あれ?加賀さん?」
加賀「まだ何か用なの?」
瑞鶴「あれ?いつのまにドアの前に?トイレですか?」
加賀「部屋に帰るだけよ」
瑞鶴「部屋に?どうしてですか!?」
加賀「もう0時を過ぎたわ。日付けが変われば罰ゲームも終わり。言ったでしょ?言うことを聞くのは今日1日って」
瑞鶴「で、でもこの部屋にいたいなら居てくれても良いですけど!」
加賀「いいえ。一刻も早くこの部屋を出たいから帰ります」
瑞鶴「ええー!?じゃ、じゃあさっきのは冗談だったんですか!?」
加賀「そんなわけ無いでしょ。さっきの約束、必ずまもりなさい」
バタン
瑞鶴「…………ええ!?なにこれ?どういう状況なの!?」
瑞鶴「翔鶴姉、翔鶴姉!ちょっと聞い……」
赤城「今日のおまんじゅうは……少し小ぶりですね……むにゃむにゃ……」ハムハム
翔鶴「っ!! ッッッ!!!!」ビクンビクン
瑞鶴「…………」
加賀「あっ、赤城さんを忘れてきたわね……」
瑞鶴にはモンモンとした日々を過ごしていただきたい。
800も過ぎたので残りは短くいくつか書いていきます。
またかきます
愛宕「お疲れ様です♪お茶置いておきますね」
提督「いやー、なんか偉い人が集まる会議とか本当疲れるわ。なんかもう電話とかで済ませてくれれば良いのに」
愛宕「でも同じ提督をしている方達と意見交換も出来て良いじゃないですか」
提督「俺みたいな底辺は居づらくて仕方なかったよ」
ガチャ!
金剛「提督ぅー!!中規模作戦が発令されたらしいデスネ!!」
提督「ああ……そう言えばトラックなんちゃらうんちゃらほんちゃらって作戦があれなんだってな」
金剛「私達も出撃して敵を一網打尽にしてやるデース!!」
提督「いやいや、うちみたいな弱小鎮守府には声がかかってないから。お前は鎮守府前でイ級ちゃんと遊んでろって笑われたよ」
金剛「なに言ってるデース!この鎮守府は弱小なんかじゃないネ!!」
提督「俺の階級を知ってるか?大佐だよ大佐。なんか凄そうに聞こえるけど少将以下だからな。今月の戦果0だよ0」
金剛「そ、そう言えば……今月も中頃だと言うのに1度も出撃していなかったデース……!」
青葉「ですが今回は色んな新艦娘さんも入手出来るとか」
58「新しい潜水艦のお友達もいるみたいでち!」
雲龍「私の妹もいるとか……」
夕雲「朝霜ちゃんもいるって聞いたわね……あの子、元気にしてるのかしら」
明石「私達みたいな特殊な艦娘もいるらしいですね!是非お会いしたいです」
提督「ダメダメ。中規模作戦って言ったら敵もわりかし強いんだから。怪我したら大変だろ」
金剛「提督ぅ!!私達の身を案じてくれるのは嬉しいけどさぁ!過保護過ぎるのはダメなんだからネ!!」
提督「わがままを言わない」
金剛「わがままではありまセーン!この鎮守府と提督の名誉の為に戦わせてくだサーイ!」
提督「金剛、お前が大怪我でもしたら送り出した俺は立ち直れないよ」
金剛「そんなヘマはしな……て、ていとく?なんだか顔が近い……」
提督「お前には常に俺の手の届く所にいて欲しいんだ」
金剛「て、提督ぅ……。そこまで私の事を……♪」クネクネ
霧島(ちょろい)
比叡(さすが金剛お姉様!ちょろすぎです!)
榛名「でしたら代わりに私が……勝利を提督に!」
提督「榛名は優しい子だな。俺のためにそう言ってくれるなんて」
榛名「そんな……榛名は提督の為なら喜んで」
提督「でも俺は勝利なんかより榛名が側にいてくれた方が嬉しいよ」
榛名「提督……榛名、感激です!」
霧島(ああ、ちょろい)
木曾(ちょろすぎる!)
暁「ほんと、身体が大きいだけでちょろ過ぎるんだから!」
提督「あと今日から2週間、海へ出なかった艦には翌日に伊良湖スペシャル無料券を配布します」
暁「ほんとに!?やったー!!早く間宮さんの所へいきましょ!」
巻雲「翌日ですから今日は食べれませんよ~!」
暁「えっ?そうなの?」
提督「今日も鎮守府で遊ぶって約束できる子には今から無料券を配りまーす」
暁「やったー♪」
電「ここに並べばいいのですか?」
響「ハラショー」
球磨「やったクマ!」
加賀「やりました」
ずらり
愛宕「みんな行っちゃいましたけど良かったんですか?」
提督「ああ、今は海に何がいるか分からないからな。愛宕も特に駆逐艦が海に出ないか目を光らせておいてくれ」
愛宕「それはかまいませんけど……」
提督「はい、まみーやのチケット。お前も行ってきて良いよ」
愛宕「それじゃあお言葉に甘えて……」
提督「んー」
バタン
提督「さてと……」
深夜
提督「提督、俺!抜錨します!ってね、フヒヒ」
提督「ああー、ロリ潜水艦が俺を呼んでるんじゃー!みんなの姉妹やお友達候補も連れてくるからねー」いそいそ
ガチャッ
鳳翔「提督、お夜食作っておきましたよ」
提督「ありがとう、鳳翔さん……鳳翔さん!?」
鳳翔「はい♪」
提督「どうしてココに……」
鳳翔「なんとなくこう言う事なんじゃないかと思いましたから」
提督「ぐぬぬ……鳳翔さんは伊良湖スペシャルでは釣れなかったか」
鳳翔「提督、私でよろしければお供しましょうか?」
提督「マジですか?!お願いします!」
鳳翔「あのー……自分で言い出してあれなんですけど……他の子は怪我を心配して遠ざけたのに、私には遠慮なしですね」
提督「実戦から離れてたとは言え、鳳翔さんが怪我をする姿は想像できませんから」
鳳翔「あら、じゃあ私の事は護ってくれないんですか?」
提督「背中は護りますよ」
鳳翔「あっ、それ懐かしいですね♪では私も提督のお背中はお護りします」
提督「それじゃあ行きましょうか。……と、その前に。青葉」
青葉「!!」
鳳翔「隠れるならしっかりと気配も消さないと♪」グルンっ
青葉「ひっ!!」
提督「まったく、マスコミは恐ろしいな」
鳳翔「まぁあれでしばらくは動けませんから♪」
青葉「か、から、だが……うご…………かな……」
雷「司令官、どこ行くのよ」
提督「雷ちゃん!?こんな深夜にどうしたの!?」
雷「司令官……もっと私に頼って良いのよ!雷は全部お見通しなんだから!」
提督「でも伊良湖スペシャル無料券で海には出ないって約束……」
雷「ほら!返したから私も連れて行って!」
提督「おおう……」
雷「司令官と一番付き合い長いのは私よ!全部お見通しなんだから!」
提督「まあ雷ちゃんなら大丈夫だろうけど……」
鳳翔「良いんじゃないですか?久々に3人で出撃も」
雷「さっすが鳳翔さん!さぁ司令官、いくわよ!」
提督「はいはい」
鳳翔「あっ、でも真っ暗だと気配で敵艦を見つけるのが少し面倒ですね」
提督「それなら探照灯持ってきたから大丈夫ですよ」
雷「みーんな私が護ってあげちゃうんだから!」
秋雲「あ、あのさぁー……」
こうして提督、鳳翔、雷、秋雲(探照灯)はトラック泊地へ向かった
またかきます。
一応イベント話なので敵艦などのネタバレがダメな人はこの先危険です!
トラック泊地
ずどーん!ずどーん!!
元帥「何がダブルダイソンだ!禿げるわ!!」
大将「一時撤退する!!」
中将「ひえー!燃料が!燃料が!!」
提督「ワハハ、昼間偉そうにしていた連中も散り散りになって逃げて行くな」
雷「ベー!司令官を悪く言うからバチがあたったのよ!」
鳳翔「あまり人を悪く言ってはいけませんよ。さぁ、とりあえずお弁当にしましょうか」
提督「飯だ飯だー!腹が減っては戦ができぬ!」
秋雲「おおー、あっちもこっちもドンパチやってるねえ♪探照灯つけて絵描いちゃおーっと♪」
ワーワー!!
提督「むっ……食事中なのにうるさいな」ムシャムシャ
秋雲「ちょっと、絵描いてんだから動き回らないでよお!」
雷「はい司令官!あーん♪」
鳳翔「今お茶いれますね」
少将「なんであいつら戦場で探照灯付けて飯食いながら絵描いてるんだ……」
提督「ごちそうさまでした」
雷・秋雲「ごちそうさまー」
鳳翔「はい。おそまつさまです」
提督「さてと、いい感じに秋雲の探照灯めがけて敵が集まってきたな」
秋雲「こんな大勢の敵に取り囲まれるとか滅多ないし、いっぱい描かなきゃ……スケッチブックたりるかな」カキカキ
鳳翔「駆逐艦が多く集まってきたみたいですね。どうしますか?」
提督「とりあえず適当にやってボスっぽいのを探さなくちゃいけませんな」
鳳翔「どっちにしろ露払いしなくてはいけませんね」
雷「司令官!私に頼って良いのよ!!」
提督「じゃあお願いしようかな」
雷「はーい♪雷、司令官の為に頑張っちゃうね!」カプッ
提督「あ痛っ!」
雷「ちゅーちゅー♪……ぷはっ」
秋雲「あのー……なにしてんの?」
提督「うむ。雷はなぁ……俺の血を吸うと凄くイキイキするんだ!」
秋雲「あっ……別にヴァンパイアとかでは無いんだ」
雷「それにしても本当に大勢で攻めてきたわねぇ」
提督「1匹づつ倒してたらキリがないな」
雷「司令官、私がいるじゃない」
提督「そうだな。じゃあお言葉に甘えて……」グッ
雷「スカートの中覗いちゃダメだからね?」
秋雲「なになに?手の上に乗せてどうすんの?」
提督「どー……っせい!!」ボッ
雷「あははっ、たっかーい♪」
秋雲「なんで投げたの?え?あれ?な、なにあれ?」
バサッ
雷「よりどりみどりね!司令官の為に一網打尽よ!」
秋雲「えーっと、翼……?なんかめちゃくちゃおっきい羽がはえてない?」
提督「ああ、あれは兵装だよ。全部10㎝高角砲。なんか調子良いと背中から主砲が翼の形になって現れるんだよ」
鳳翔「今日は絶好調みたいですね♪あんなに大きな翼が……」
雷「司令官の為に全弾発射しちゃうね!」
ズバババババ!!
イ級「もうメチャクチャだよ!!」
寝そうまたかきます
初期艦は五月雨ちゃん(ボソッ)
雷「うーん、やっぱり戦艦クラスには攻撃が通りにくいわね」スタッ
鳳翔「残った敵は私にお任せください。どうぞ提督は敵の本丸へ」
提督「よしきた!」
秋雲「えっ、もしかして私も行くの?」
提督「いやいや、良い子には見せられない事になるかもしれないから雷とココに残ってくれ」
雷「えーっ!!私も司令官と一緒に行くわ!もっと頼って良いんだから!」
提督「だったら秋雲をしっかり守ってやってくれ。こんな事頼めるのはお前だけだ。頼りにしてるぞ、雷」
雷「はわあぁぁ……♪わかったわ!雷にまっかせて!」
秋雲「んー、駆逐艦に守られる私っていったい……」
提督「いいんだよ。お前は俺のお姫様なんだから。しっかり守られてろ」
秋雲「うわっ!なにその気持ち悪い言い回し……本当にキモいんだけどさぁ……」
提督「単刀直入に言うとこれが終わったらめちゃくちゃセックスしたい」
秋雲「うん、まだそっちのがマシだわ」
提督「じゃあ行ってくるー」シュタタタタ
秋雲「うちの提督ってさぁ、普通に水面走ってるけどどうなってんだろうね」
雷「鳳翔さーん、敵艦がきたみたい!」
秋雲「うわっ、なんか空母も沢山来てんじゃん!制空権とかどうすんのさ?一応対空射撃出来るけど……あの数相手じゃ焼け石に水だし」
雷「あれくらいなら鳳翔さん1人で大丈夫よ。それより私達はあっちでおやつ食べてましょ♪」
秋雲「でも鳳翔さんは軽空母だし……」
雷「え?鳳翔さんって戦艦空母補給艦でしょ?」
秋雲「……ん?」
鳳翔「先ほどいただいた51㎝と46㎝砲を斉射。撃ちます」ズドンッ
鳳翔「空母が多いわね……第8格納庫まで開放して烈風改300機、流星改200機発艦。残りは万が一に備えて待機しておいてください」
雷「鳳翔さーん、おやつが欲しいんだけどー」
鳳翔「はい、すぐにご用意しますね。たまにはケーキでも焼いてみましょうか♪」
秋雲「ああ、これは負けないわ」
提督「ボスボス……ん、あれは」
空母棲鬼「どいつもこいつも……!キエロ!キエロ……!」
提督「空母棲鬼ちゃん!空母棲鬼ちゃんじゃないか!」
空母棲鬼「お前は……たしか……」
提督「今日は姫らないの?姫らないの!?」
空母棲鬼「わけのわからない事を……」
提督「空母棲鬼ちゃんはマジでいい太ももしてるよね。もっと露出していこうよ。そして挟まれたいどこをとは言わないけど」
空母棲鬼「ふんっ……」
提督「ああ~、空母棲鬼ちゃん可愛いんじゃー。髪の毛サラサラしたいんじゃー!」
空母棲鬼「黙れ!!お前も本心では、どうせ……」
元帥「空母おばさんを見つけたぞー!!全艦発射用意!!」
空母棲鬼「またきたか……確実に、沈めてやる……!」ギリッ
元帥「いまいましい空母ババアめ!目にもの見せてやる!!」
空母棲鬼「どいつもこいつも……人間メ……!!」
ビュンッ
提督「女の子をババア呼ばわりとは何事か」
元帥「な、なんだ貴様はいきなり!私は元帥で……ん?そのバッジは……貴様、大佐風情が」
提督「衝撃の……」
元帥「あ?」
提督「ファーストブリット!!」
ミシミシミシミシ!!バキバキ!!!!
元帥「ああああああああ!!」
ズバーン!
提督「いやー、殴った殴った。スッキリした
空母棲鬼「今のは……仲間じゃなかったのか?」
提督「空母棲鬼ちゃんを悪く言う奴が仲間な訳ないだろ!あと太ももで挟まれたい!」
提督「とは言え、君達の提督をぶん殴って悪かったね。ごめんなさい」
金剛「気にしないでくだサーイ!スッキリしましたネ!」
榛名「はい。榛名、心底スッキリしました」
電「胸のつかえが取れた気分なのです」
提督「すごいなあの提督。このメンバーにどうやったらここまで嫌われるんだ」
58「もうくたくたでち……」
提督「そうだ。さっき君達の提督が飛んで行った方にうちの鳳翔さんがいるから何か食べて行くといい」
58「本当でちか!でもちゃんと分かるか心配でち」
提督「行けばすぐわかるよ。このニコニコバッジを付けて敵残骸の真ん中で戦ってるのがうちの鳳翔さんだから」
またかきます
提督「いや、ほんと酷い人間もいたもんだ。大丈夫?」
空母棲鬼「私は大丈夫だが……あれは死んだんじゃないか?私が心配しているようで変な話だが」
提督「大丈夫大丈夫。元帥だって言ってたしあれくらいじゃ死なないでしょうよ」
空母棲鬼「そうなのか……」
提督「そうだ、ボス探してたんだった。空母棲鬼ちゃん、また今度!」
空母棲鬼「マ……マテ!」
提督「ん?」
空母棲鬼「上から、ココを通すなと言われている。だから通す訳にはいかない」
提督「それにしてもつまり……太ももを揉んで行けと……」
空母棲鬼「どうしてそうなる……!だいたい私はお前たちから見ればおばさんなのだろ……何が嬉しくてそんな」
提督「もし空母棲鬼ちゃんがおばさんと言うなら俺は熟女好きって事になるな。まさか俺に熟女好きと言う新たな属性を付けるためにそんな事を!?」
空母棲鬼「チガウ。ただ、もう人間の言う事は信じられない」
提督「言葉が信じられない?だったら身体で証明しようか」バッ
空母棲鬼「ナゼ脱ぐ!!」
提督「残念だが俺は熟女好きでは無い!もし本当に俺が空母棲鬼ちゃんをおばさんだとか思っているなら反応しないはずだ!」
空母棲鬼「すでに反り返っているではないか!バ、バカ!もう良い、分かった!通れ!」
提督「夜戦……野戦……」
空母棲鬼「か、勝手にしろ……」
この後空母棲姫になるまでめちゃくちゃ夜戦な野戦した
戦艦水鬼「……暇だな」←空母棲鬼が頑張っていたのであまり出番なし
戦艦水鬼「それにしてもあいつ達……」
戦艦棲姫1「ミナゾコニーミナゾコニー」
戦艦棲姫2「ミナゾコニーミナゾコニー」
戦艦水鬼「やかましい!」
数日前……
戦艦水鬼「この辺りの縄張りを統括している戦艦水鬼だ。諸君らの働き、それなりには期待している」
ほっぽ「ぶーん!ババババー!」タッタッタッ
港湾棲姫「ほっぽ……会議中は遊んじゃダメ……」
飛行場姫「もしもーし♪提督?最近顔出さないけどどうなってるのー?寂しくて鎮守府3つも破壊しちゃったんだから」
戦艦棲姫「なに?大根が?契約農家から届いているはず…………そうか、大雨で畑がやられたか」
戦艦水鬼「…………聞いているのか?」
ほっぽ「レップウ!レップウ!」
港湾棲姫「ほっぽ。スワリナサイ」
飛行場姫「冗談よ、冗談♪え?本当に鎮守府が壊滅してる?うーん、私しらなぁーい♪それより今週末は来るのよね?ね?」
戦艦棲姫「分かった。タ級はすぐに現地に向かってくれ。うちの大根はあの農家さん以外では考えられない。出資は惜しむな、全力でサポートしろ」
戦艦水鬼「…………」
戦艦水鬼「イイカゲンニ、シロ!!まずなぜ子供がウロウロしている!!」
ほっぽ「カエレ!!」
戦艦水鬼「こちらのセリフだ!」
ほっぽ「イヤダ!!」
港湾棲姫「イヤダと言っている」
戦艦水鬼「もう良い……港湾棲姫、お前が先陣を切ってくれるな?」
港湾棲姫「えっ、嫌だケド……」
戦艦水鬼「そうか。……え?」
港湾棲姫「嫌だと、言っているのに……」
戦艦水鬼「じゃ、じゃあ飛行場姫。お前には期待してーー」
飛行場姫「は?なーんで私がポッとでのあんたなんかに命令されなきゃならないのよー」ぷいっ
戦艦水鬼「なっ……」
戦艦棲姫「そう言うな。これでも一応責任者らしいぞ」
戦艦水鬼「さすが同じ戦艦だけあってお前は話がわかるな。戦艦棲姫、お前には私の護衛を」
戦艦棲姫「すまない。私はこれから屋台の仕込みがあるので無理だ」
戦艦水鬼「……」
戦艦棲姫「代わりにこのコピーロボットを2体つけよう」
「ミナゾコニーミナゾコニー」
戦艦水鬼「ヤクニタタヌ、イマイマシイ……ガラクタドモメ……!」
戦艦水鬼「結局私について来てくれたのは空母棲鬼(姫)だけだったな……」
提督「おお!ボスみっけた!」
戦艦水鬼「クックックッ……よくあの空母棲鬼を倒しここまでキタナ!」
提督「まったく!激しい野戦だったぜ!」
戦艦水鬼「ならば私がトドメをさーー」
提督「そぉい!!」ズドンッ
戦艦水鬼のゴリマッチョさん「グギャアアァァァァ!!!!」
バキバキバキ!!ブチブチ!メキャメキャッ!!
戦艦水鬼「ひっ…………」じゅんわぁ…
提督「大丈夫かい?あのゴリマッチョに脅されてこんな事を……許せん!!」
戦艦水鬼「た……、た」
提督「ん?」
戦艦水鬼「助けてくれて、アリガトウ……」
提督がE5を攻略した瞬間である。
ねそうまたかきます
一足先に次スレを
赤城「ご飯とキャベツ食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高翌揚します」
赤城「ご飯とキャベツ食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423927493/)
バレンタイン当日にスレの残り僅かで消化不良と言う体たらく
雷「しれーかーん」
提督「お待たせお待たせ。ほら、新しいお友達連れてきたよ」
ゆー「よろしく……」
香取「おねがいします」
天城「…………。」
鳳翔「こちらこそ宜しくお願いしますね」
秋雲「いやー、もう手首が痛くなるくらい絵描いて満足満足♪さー、帰ろー」
提督「ああ、悪いけどみんなは先に帰っててくれないか」
雷「ええー!どうして!?」
提督「まだ夕雲の妹が見つかっていないんだ。見つけ次第帰るから」
雷「だったら私も!」
提督「この子達の護衛を頼むよ。雷達にしか頼めないんだ」
雷「うぅー……もう!司令官に頼られたら断れないじゃない!!」ぷんすか!
提督「じゃあ適当に探してくる!」タッタッタッ
戦艦水鬼「マッテ!」タッ
空母棲鬼「私が索敵する……だからまた頭を撫でて私を愛してほしい」タッ
鳳翔「提督も頑固と言うか……言い出したら聞かないところがありますから。私達は先に帰りましょう」
雷「はーい」
秋雲「……ねぇ、さっき提督の後ろにいたのってさ、なんかボスっぽかったような」
数日後
提督「ちくしょう!全然見つからない!!本当にこの海域にいるのか!?」
飛行場姫「艦載機バンバン飛ばしてるのに……おっかしいわねぇ」
戦艦棲姫「まったく、何故私達まで駆逐艦を探さねばならんのだ。私は忙しいと言うのに」
戦艦水鬼「お前達……私の時は来てくれなかったくせに……」
新米提督「やったー!なんか朝霜とか言うレアっぽい艦を見つけたぞー!」
雪風提督「おっ、海域攻略中に朝霜ゲット。これで掘りに行かなくて済んだぜ!」
煽り提督「え?まだ朝霜着任してない提督とかおりゅの?www」
愛で提督「旗艦に朝霜ちゃん置いておこっと♪演習相手になったらよろぴく!」
提督「ああああああああ!!!!」
ほっぽ「シッテル!レップウ、クレタヒトダ!!」
港湾棲姫「近寄ってはダメ……アブナイ」
ほっぽ「レップウクレルヒト!コンニチワ!!」
戦艦棲姫「まぁまだ日はある。気長に行こう。屋台の方はしばらく閉めていても問題ない」
戦艦水鬼「えっ……」
飛行場姫「まぁ目的のお客が来ないんじゃ開けてても仕方ないものねえ♪」
さらに数日後
提督「ああああ!!もうハゲる!禿げ上がる!!」
空母棲姫「しっかりシロ……そして私とケッコンしてほしい」
戦艦棲姫「これは少しマズイな。精神が不安定だ」
飛行場姫「そうねえ……これは大チャンスだわあ♪」タッタッタッ
飛行場姫「ねえ提督、知ってる?いま鎮守府では朝霜を持っていない提督は笑い者にされてるらしいわよ♪」
提督「ぐぬぬ……!」
飛行場姫「それだけじゃなくて、朝霜を掘れなかった無能達だ!って、所属の艦娘もバカにされて虐げられてるんですってえ♪」
提督「なんだって!?俺のせいで……いや、そんな事をしている人間が憎い……ニクイ!!」
飛行場姫「そうよねえ。私達も許せないわあ♪ね、ほっぽ?」
ほっぽ「ニクイ!」
戦艦棲姫「飛行場姫、ちょっとこっちへ」
飛行場姫「なによもう、良いところなのに」
戦艦棲姫「そんな話しは聞いた事がないぞ」
飛行場姫「
飛行場姫「いいじゃない別に。ほら、もう一息なのよ?」
提督「あああああ!!ぐぐぐ……」
戦艦棲姫「しかし提督を騙して……」
飛行場姫「なによ、あんた提督欲しくないの?もうちょっとで提督もこっちに堕ちるのよ?」
戦艦棲姫「欲しくない訳ではない。だがやり方が気に入らないと言っている」
飛行場姫「あっそ。じゃあ提督が深海に来てもあんたには貸してあげないから」タッ
戦艦棲姫「むっ……」
飛行場姫「提督提督、こうなったら一緒にあいつらやっつけちゃいましょ♪」
提督「しかし鎮守府にはうちの艦娘が……俺が裏切ったりしたらあいつらは」
飛行場姫「平気よ♪提督がこっちに来たって知ったらみんな絶望するでしょ?そうなったら勝手にこっちに来るわ」
提督「みんなを深海棲艦にするわけにはいかないだろ」
飛行場姫「でも今の人間達は酷いでしょ?このままじゃ朝霜を持ってないあなたの鎮守府は潰されて解散」
飛行場姫「散り散りになった艦は他の鎮守府でトイレ掃除をさせられる毎日……いいえ、新しい提督のトイレにされるかもしれないわね」
提督「な、なんだってー!?」
飛行場姫「そんな事になるくらいなら、いっそみんなで深海棲艦としてこっちで暮らした方が良いでしょ♪」
ほっぽ「ワルイ人間、ヤッツケロ!!」
提督「でも深海棲艦になったら……お前たちレベルなら良いけど、他は自我を保てないだろ?」
飛行場姫「大丈夫大丈夫♪みんな姫にしてあげるから♪」
提督「100隻以上いるんだぞ?それに住むところだって」
戦艦棲姫「それならうちの竜宮城を使えばいい。350程部屋はある。必要ならもう3000程すぐに用意できるが」
飛行場姫「あらぁ♪反対してたのにどうしたのかしら♪」
戦艦棲姫「意地の悪い事を言うな。やり方は気に入らないが提督が欲しいと言う気持ちは同じだ」
飛行場姫「そっ♪まあ別に良いけど♪さあ提督、もっと深い場所へ探しに行きましょ♪」
提督「そうだな……もっと深い場所へ……」
加賀「よっこい……」
赤城「しょーいち♪」
パッカーン!!
提督「ぎゃー!!海が割れるー!!」
加賀「提督、いつまで油をうっているんですか。帰りますよ」
提督「うるせー!どうせ世間はバレンタインだとかで浮かれてんだろ!!俺は日付が変わるまで帰らんからな!!」
赤城「またそんな事を言って……少しは探すこちらの身にもなってください」
提督「いやだいやだいやだ!絶対帰らないから!!深海で過ごすから!!」
加賀「チョコなら沢山もらえるじゃないですか。鎮守府で」
提督「部下が上司に渡すチョコなんて実は義理なんだろ!おれは騙されないからな!!」
赤城「そんな事ありません!少なくとも私達のチョコは……提督、どうぞ。これは私からの本命チョコです♪」
提督「赤城…………てめぇ!これ包み紙じゃねーか!!」
加賀「たべました」キリッ
提督「ちくしょー!!」
飛行場姫「バレンタイン?」
戦艦棲姫「雌が好意を寄せる雄、もしくは見返り目的でチョコを渡す日だ」
飛行場姫「ふーん」
戦艦棲姫「ちなみに胸などを露出した格好で目をつむり、くわえながらチョコを渡すのが効果的らしい」
飛行場姫「詳しいわねあんた」
提督「チョコ……チョコを……」
瑞鶴「おーい!」
提督「瑞鶴……はっ!本命チョコレーダーが反応している!あの手に持っているのはまさしく本命チョコ!!」
瑞鶴「やっと見つけた……。ん、えっと……一応!!その……ほ、本命チョコですから!!」
提督「瑞鶴!!」
瑞鶴「早く受け取ってよ!!」
加賀「やりました」
提督「……っくしょお!!」
瑞鶴「あっ、こっちは赤城さんに!」
赤城「あら、ありがとうございます♪」
瑞鶴「あとは……提督もいる?チロルだけど」
提督「これあれだ……一番屈辱的なパターンだ……」
加賀「五航戦が作ったにしてはなかなかおいしいわね」モグモグ
瑞鶴「ゲッ……!なんですぐ食べちゃうんですか!」
加賀「あら、いけなかったかしら?」
瑞鶴「それは……別に良いですけど、なんか恥ずかしいし……」
加賀「そういえばあなたには伊良湖さんが来た時に出撃を代わってもらった借りがあったわね」
瑞鶴「そ、そんなの別に気にしなくていいいいですよ!」
加賀「そうはいかないわ。私からもチョコをあげなくてはいけないわね」パキッ
瑞鶴「私にあるんですか?……って、それ今私があげたチョコじゃないですか!!」
加賀「ほうほ……はやふはへなはい」モグモグ
瑞鶴「な、なに目をつむってチョコをくわえてるんですか……?えっ?もしかして、え!?」
加賀「…………」モグモグ
瑞鶴「って言うか食べてるじゃないですか!もう!!私がもらったチョコ食べないでください!!」ぱくっ
むちゅむちゅ……ちゅぱちゅぱ……
加賀「ちょっと、食べすぎよ。返しなさい」
瑞鶴「ん、んんっ!?ちょっ、舌入れないでくださいよ!!あ、あと今度は加賀さんが取りすぎですから返してもらいます!」
加賀「んっ…………頭にきました」
提督「あー……ちんちんがイライラしてきた」
青葉「おーい、青葉見ちゃいましたー」
瑞鶴「あっ……」とろん
青葉「いやいや、こう言うのも割と高く売れるんですよ。一部の駆逐艦や雷巡や軽空母さんに!」
赤城「なにやら甘い匂いが……」
青葉「そうなんです!青葉、提督に皆さんからの本命チョコをお持ちしました!」
提督「なんだってー!?」
青葉「はい!」
赤城「まぁ沢山♪」
提督「青葉……これ、激烈にチロルチョコみたいに見えるんだけど……」
青葉「チロルチョコ型手作りチョコです!」
提督「なにそれ……」
青葉「えっと、こっちが金剛さん入りチョコで、こっちが曙さん、電ちゃんさん……そしてこれが青葉入りチョコです♪」
提督「ちょっ……え?入りって何?」
青葉「……青葉入りチョコです♪」
提督「青葉の何が入ってんの!?なんか興奮してきた!!」
戦艦棲姫「むっ……提督の様子が……」
港湾棲姫「顔に生気が戻ってイル……」
飛行場姫「くっ……!提督、こっちもチョコを用意したわ!ほら!」
ほっぽ「ウマイ」もちゃもちゃ
提督「えっ……」
ほっぽ「カエレ」もちゃもちゃ
提督「…………あ、なんかこれはこれでかわいいな」
飛行場姫「よし、なんたか分からないけど揺らいでるわね」
青葉「そうだ、1つ鎮守府に忘れてました!」
提督「ん?」
青葉「チョコ入り秋雲さんを」
提督「チョコ入り……チョコ入り!?それもう普通にチョコ食った秋雲じゃないのか!?」
青葉「はい♪ですからチョコを食べた秋雲さんを提督が食べる(意味深)と言うことで♪」
提督「うん!」
提督は鎮守府へ帰った。
この辺りで終わりつつ、毎日牛乳工場直売シュークリーム買いにいきます。
ここまでありがとうございました
上の方で手持ち艦の話が出てましたけどビスマルクはまだいません。多分うちの鯖は未実装
朝雲と山雲は資材貯めてたので掘ってなくて持ってません
朝霜は全力で掘りに行ったけどいません。
秋雲+夕雲型は一緒に育てたいのでみんな83レベルで朝霜待機中
そして次に目立ちそうな艦は>>982でおなさす
高翌雄
た、たか、たかお……?
高翌雄さんわかりました
た、高雄……
残りはこの子もっと出しなさいと言う艦で埋め立ててください
このSSまとめへのコメント
このクソ提督がwwww
台無しだよ!
水鬼さんェ