島村卯月「プロデューサーさん、合宿ですよ!合宿!の、IFですよ!IF!」 (102)

このssは
島村卯月「プロデューサーさん、合宿ですよ!合宿!」
島村卯月「プロデューサーさん、合宿ですよ!合宿!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413459115/)
の、IFストーリーです
もしあの時、何も起こらなかったら……というお話です

前作含め、読んでもらえたら嬉しいです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423916655

※キャラ崩壊

※かなり遠いですが、夏の時期という設定です






モバP(※以下P表記)「何だよ、急に」

卯月「ですから、合宿がしたいんです!」

未央「そーそー」

P「合宿?」

凛「プロデューサー。この前、765プロの人達がライブ前に合宿に行ったっていうのは知ってる?」

P「あぁ、らしいな」

凛「私達より芸歴が長い先輩達が、自分達を高めるために合宿に行ったんだし」

凛「私達もそれに負けないように、この夏休みを使って合宿したいなって、卯月達と話してたんだ」

未央「そーそー」

P「あぁ、そういう事か」

加蓮「なんか面白そうな話してるね……凛が行くなら私も行ってみたい」

奈緒「待てよ!加蓮や凛が行くなら、あたしも行くぞ!」

卯月「うん!一緒に行こう!」

未央「おー!良いじゃん!ニュージェネレーションとトライアドプリムスの合同合宿!楽しそう!」

P「お、おい!まだやるなんて言ってないぞ」

凛「駄目なの?」

P「いや、駄目っていうか……俺がここを離れる訳にはいかないし、かといってアイドルだけで行かせる訳にもいかないし……」

P「……どうしましょう、ちひろさん」

ちひろ「良いんじゃないですか?その子達とプロデューサーさんで行ってくれば」

P「えっ!?」

P「良いんですか?」

ちひろ「良いですよ」

P「本当ですか?」

ちひろ「本当ですよ」

P「後で色々、搾り取られたりしませんか?」

ちひろ「搾り取っても良いなら、搾り取りますけど?」

P「すみません、勘弁願います」

P「……え、でも……本当に良いんですか?」

ちひろ「良いって言ってるじゃないですか」

P「いやでも、仕事は……」

ちひろ「幸いな事に大きな仕事はまだありませんし、合宿に行くまでの間はプロデューサーさんに少しお仕事を頑張っていただいて」

ちひろ「合宿に行ってる間ぐらいは、私と年長組の人達でなんとかなりますし、なんとかしますよ」

P「でも……」

ちひろ「……その子達は、この事務所が立ち上がった頃からずっと頑張ってもらっていて、今ではうちの顔ともいえる立派なアイドルです」

ちひろ「ですが、あまり手がかからなくなってきた分、プロデューサーさんが付いて見てあげる事も減ってきましたよね?」

P「……はい、そうですね」

ちひろ「でもあの子達はまだ十代ですし、まだ甘えたりもしたい年頃です」

ちひろ「皆、プロデューサーさんの事をとても慕っていますし、特訓、息抜き、親交諸々含めて、是非とも一緒に行ってあげて下さい」

P「ちひろさん……」

P「……わかりました、ありがとうございます!」

ちひろ「いえいえ、目一杯楽しんで頑張って来て下さい」

P「はい」

未央「それじゃあ、合宿出来るんだよね?」

P「ああ」

卯月「やったね、凛ちゃん!未央ちゃん!加蓮ちゃん!奈緒ちゃん!」

奈緒「そうだな」

加蓮「楽しみだね」

凛「ふふっ、そうだね」

P「さて、そうと決まれば日程調整だな……後は
場所も決めないといけないし……それからトレーナーさん達にも連絡してメニュー考えて貰わないとな……」

P「後は……あー、成人が俺しかいないってのはなぁ……引率お目付け役としてもう一人、成人してて、ある程度しっかりしてそうなアイドルを……誰が良いかな……」

 ガチャッ

茄子「おはようございまーす♪」

P「あっ、おはよう茄子!……そうだ、茄子なら調度良いな」

茄子「はい?なんですか?」

P「かくかくしかじか」

茄子「合宿ですかっ?楽しそうですね♪私が行っても良いんですか?」

P「ああ。茄子なら引率も任せられるし、何より向こうでの安全と安心が保証されるしな」

茄子「ふふふ、そうですね♪それじゃ皆、合宿の日は宜しくお願いしますね♪」

凛「うん、宜しく」

卯月「はい、お願いします!」

未央「これなら、向こうでも安心だね!」

奈緒「そうだな」

加蓮「うん」

P「それじゃ先ずは場所を決めないとな……ちひろさん、会議室ちょっと使いますね」

ちひろ「はい、どうぞ」

P「さて、場所を決めるのも俺一人じゃな……何人か手伝ってくれる人を……」

凛「……!」ハッ

 ポワポワポワ


━━
━━━

P『さて、どこが良いかなー……』

凛『……あ、見てプロデューサー。ここの旅館、温泉があるよ。しかも混浴もあるって』

P『混浴があったって意味ないだろ……一般の人とアイドルが混浴に入って良い訳ないだろ』

凛『プロデューサーとは?』

P『ダメに決まってるだろ』

凛『……私は、プロデューサーとなら……入っても、良い……かな』

P『えっ……?』ドキッ

凛『……プロデューサーは、私とは一緒に入りたくない……?』

P『そんな訳ないだろ……俺だって、出来るなら……』

凛『プロデューサー……』

P『凛……』

━━━
━━


凛「…………」

凛「よし……!」

奈緒(……なんか凛が、またアホなこと考えてる顔してるな)

凛「プロd━━」

楓「プロデューサー、皆でお泊まりと言えば旅館……旅館と言えば温泉……温泉と言えば私です。良い所を教えますよ」

茄子「プロデューサー、私が連絡すればどんなに人気の所でも、即日で人数分の予約が出来ますよ」

P「おっ、じゃあ二人に手伝ってもらおうかな……ていうか楓さんはどこから出てきたんですか……」

P「あ、5人はもう大丈夫だぞ。場所は俺達で探しておくし、レッスンメニューはトレーナーさん達と打ち合わせしておくから」

P「何か用があったらその都度連絡するから。それじゃ、お疲れ」

 ガチャ バタン

奈緒「それじゃ、今日はあたし達は帰るか」

加蓮「そうだね」

未央「合宿、楽しみだなー♪」

凛「…………」シュン

卯月「どうしたの、凛ちゃん?」

凛「ううん、何でもない……」

卯月「?」

―2週間後―

P「それじゃちひろさん、後はお願いします」

ちひろ「はい。皆、気を付けて楽しんで来てね」

「「「はーい」」」

P「よーし、皆ー車乗れー!」

卯月 加蓮 凛「「「……!」」」ハッ

卯月(プロデューサーさんの隣に……)

加蓮(助手席に座れるのは……)

凛(1人だけ……!)

加蓮「……恨みっこなし……」

凛「……うん」

卯月「……じゃんけん━━」

P「茄子、悪いけど助手席で頼むな」

茄子「いーえー、良いですよ♪」ガチャ バタン

P「皆、朝早いし着くまで時間かかるから、眠かったら寝てていいからな」

未央「はーい♪」ガチャ

奈緒「あたし、後ろの方な」ガチャ

卯月 加蓮 凛「「「…………」」」

P「? 3人は何してるんだ?車乗れー」

 「「「はーい……」」」

P「じゃ、行ってきます!」

ちひろ「行ってらっしゃい、気を付けて下さいね」

 バタン バタン  ブロロロロ……

―車内―

凛「プロデューサー、合宿所ってどんな所になったの?」

P「ん?ええと……この雑誌の付箋貼ってある所。海沿いの旅館で露天風呂もあるし、ちゃんと近くにスタジオもある良い所だぞ!」ヒョイ

加蓮「どれどれ?」ペラッ

卯月「私も見たいっ」

奈緒「……おぉ!良さそうな所じゃん!よくこんな所とれたな」

P「見付けてくれた楓さんと茄子に感謝だな」

茄子「うふふ♪どういたしまして」

未央「ねぇプロデューサー!着いたら早速、海で遊んで良いでしょっ?」

P「良くないよ」

未央「えっ!?」

未央「良くないの?」

P「良くないよ」

未央「ウソでしょ?」

P「嘘じゃないよ」

未央「何でっ!?」

P「何の為の合宿だと思ってるんだよ」

未央「ちょっとくらい息抜きしたって良いじゃん!」

P「いきなり息抜いてどうするんだよ」

未央「うぅー……」

P「楽しみに待ってろよー。向こうのレッスンに支障が出るから、トレーナーさん達は来ないけど」

P「その代わりに、マストレさんから特別メニューを貰ってきてるからな」

奈緒「と、特別メニュー……」

加蓮「……それ、どれぐらいキツそうなの?」

P「試しに菜々に実践してもらったら、一時間で四時間前のお昼ご飯と再会したって言ってたから、お前らなら大丈夫だよ」

卯月「えっ!?同い年の菜々ちゃんがそれって、大変じゃないですか!」

P「大丈夫大丈夫。そのメニュー終わったら、遊んで良いぞー」

未央「そんなの終わってからじゃ、遊べる余裕なんてないよー!」

凛「……ふふっ」

卯月「ん?どうしたの?凛ちゃん」

凛「いや、確かに大変そうだけど……それ以上に楽しくなりそうだなって」

卯月「……うん、そうだね!」

凛「折角の合宿なんだから、皆で精一杯、頑張って楽しまないとね」

奈緒「そうだな」

加蓮「折角行くんだからね」

未央「行って良かったって思えるようにしなきゃね!」

茄子「ふふっ、きっと良かったと思える様な事がありますよ♪」

卯月「皆で頑張ろうね!」

凛「うん」

今日はここまで

どうしてもなんか書きたくて、でもネタが全然浮かばなかったので、季節外れだけどスレ立てちゃいました

前回は話の都合上、あっという間に夜にしちゃいましたが、今回はちゃんと合宿メインなので、ここからほのぼのさせたりイチャコラさせたりしつつのんびり書いていきます

━━━━━━━━━━

P「よし、着いたぞー」

未央「おっきー!!」

茄子「写真でも見ましたけど、実際に見るとやっぱり違いますねー」

卯月「凄いですねっ!」

奈緒「あ……あぁ、そうだな」

加蓮「……プロデューサー、ここ高いんじゃないの……?」

P「ああ、結構なお値段だぞ」

凛「よくちひろさんが許してくれたね」

P「そこはお前らの頑張りのお陰だよ」

凛「そう、なのかな……ふふっ」

未央「プロデューサー!早く中入ろっ!」グイグイ

P「わかったわかった。引っ張るなって」

P「えっと……こっちが皆の部屋だな」

 スーッ

未央「部屋はどんなかなー……広っ!!」

奈緒「でかっ」

卯月「わぁー!!凄い、皆窓見て下さい窓っ!」

加蓮「すごーい、海が良く見えるね」

茄子「キレイですねー」

凛「……そういえば、プロデューサーの部屋は?」

P「ん?俺は向かいの1人部屋」

凛「……ふーん、そう」

P「はいはい!皆、はしゃいじゃうのはわかるけど今回は合宿だからな。ぼちぼち練習始めるからな」

未央「えー!まだ良いでしょ!」

P「駄目」

未央「ぶー」

P「はいはい、それじゃ運動着に着替えて室内履き持って、運動靴履いて30分後に旅館の玄関前に集合な」

加蓮「え?ここで着替えるの?」

奈緒「スタジオじゃないのか?」

P「ここで」

凛「何で?」

P「いいからいいから。それじゃ、俺も部屋行って準備してくるから、遅れないようになー」スタスタ

未央「ちょ、待っ━━」

 スーッ タン

卯月「行っちゃったね……」

奈緒「何でこっちで着替えるんだろうな?」

加蓮「……やな予感」

茄子「まぁまぁ皆、取り敢えず私達も着替えて準備しましょう」

凛「うん、そうだね」

卯月「皆、一緒に頑張りましょうねっ!」

━30分後━

P「よし、皆集まったな」

奈緒「Pさん、なんだよその自転車とでっかいクーラーボックス」

P「ん?クーラーボックスは水分補給用のスポドリ、スタドリ、エナドリが入ってるぞ。あ、室内履きはこっちのカゴに入れおいてな」

 ドサドサ

P「じゃ、スタジオ行くぞー」

未央「え、車じゃないの?」

P「ああ、ウォーミングアップも兼ねて走って行くぞー」

未央「走るのっ!?」

P「おう」

凛「スタジオってここからどれくらいなの?」

P「2kmぐらいかな」

加蓮「え゛っ」

卯月「に、2kmですか」

未央「え……キツくない?」

P「大丈夫大丈夫。ウォーミングアップだからそんな早いペースじゃないし、10分くらいで着くだろ」

加蓮「スタジオは近くにあるんじゃなかったの?」

P「2kmなんて別に遠くないだろ」

未央「遠いよっ!」

P「そうかー?」

茄子「んー、この暑さの中をいきなり2kmは、ちょっとキツイかもしれませんね」

P「だからこそ、こんだけ大量にドリンクを持ってきた訳だ……おっと、話し過ぎたな。時間ないし行くぞー。俺が先導するから遅れないようになー」チリンチリーン

未央「あーっ!1人だけずるい!」ダッ

奈緒「そのための自転車か」

P「皆の荷物があるんだから、しょうがないだろー。ほらほら走る走る!」キコキコ

卯月「わわっ、待って下さーい」タッタッタッ

今日はここまで

普通の話って難しい……
警戒されてる様だけど、今回は本当に何も起きません
ほのぼのゆるゆるイチャコラと、合宿の話をのんびり書いていきます

━スタジオ内━

P「よし、それじゃ今日のレッスン内容のプリントを配るから、ストレッチしながら目を通してくれ」

凛「プリント?」

P「ああ、細かい所はやりながら俺が指摘していくけど、大体のやり方とかどんな感じのものなのかとかをイメージしておいて欲しいんだ。ほれ配るぞー」ペラペラッ

未央「よっし頑張るぞー!どれどれー?腕立て腹筋背筋ジャンプスクワッ……ト……え?」

加蓮「筋トレばっかり……」

奈緒「Pさん、ボイトレとかダンスレッスンやステップ練習が少ないんだけど、今日はあんまりやらないのか?」

P「今日はっていうか、今回の合宿ではそういったレッスンはかなり少なくしてある」

未央「えぇーっ!?」

卯月「どうしてですか?」

P「今回の合宿のレッスンの目的は『しっかりした発声やダンスを、長いライブの途中でもちゃんと崩さず出来る様にする為の体作り』だ」

P「だから今回は技術面の向上よりも、基礎体力作りをメインにメニューを組んである」

P「今日から3泊4日の間、レッスンは筋トレや走り込みみたいな地味でキツイ類のものが殆どだからな。覚悟しとけよー」

未央「うぇぇ……」

P「どうだ?合宿のレッスンて感じがしてきただろ?どうも皆、初めての合宿だからなのか浮かれてるみたいだからな。ここでちょっと気合い入れてもらわないとな」

未央「う……」

凛「……確かに、皆ちょっと浮かれてたかもね」

加蓮「……そうだよね。私たち、皆で頑張ろうって言って合宿に来たんだよね」

奈緒「しっかりやらないとな」

卯月「そうだよね!皆で頑張りましょうね!」

未央「ぃよーし!やるぞー!」

P「よし、それじゃそろそろ始めるぞー!良いかー?」

茄子「はーい、いつでも大丈夫ですよー♪」

卯月「頑張ります!」

━2時間後━

凛「はぁ……はぁ……」

未央「……おぇ」

卯月「が……頑、張り……」

奈緒「きっつ……」

加蓮「……死ぬ……」

P「よし、今日のレッスン終了ー!」

茄子「はぁ……辛いですねー、これを後3日間ですかー……はぁ、はぁ」

P「ほれほれ、スタジオの借りてる時間がギリギリだから寝てないで立つ!そしたら、クールダウンも兼ねて旅館までジョギングだからなー」

未央「……むぅーりー……」

凛「……鬼……」

加蓮「……悪魔……」

卯月「……ちひろさん………」

奈緒「……Pさん……」

P「旅館まで戻ったら夕飯までは自由時間だから、海に遊びに行っても良いぞー」

未央「ホントっ!?」ガバッ

P「あぁ……さっきはああ言ったけど、やっぱりせっかくの合宿なんだし皆も遊びたいだろ?息抜きも必要だしな」

未央「やったー!!皆、遊びに行って良いって !ほらぁ、寝てないで早く行こっ!」

凛「ま、待って未央……まだ……」

奈緒「復活早すぎだろ……」

加蓮「……無理……」

未央「ほらっ、早くってばー」グイグイ

卯月「み、未央ちゃん……引っ張らないで……」

未央「はーやーくー!」

━━━━━

未央「うーみだー!!」タタタッ

卯月「わわっ、未央ちゃーん!1人で行っちゃ駄目ですよー!」タッ

茄子「わー!綺麗ですねー♪」

凛「ふーん……まぁ、悪くないかな……」

奈緒「夏休みだってのに人少ないな」

加蓮「ね、良かったね。これも茄子さんパワーかな?」

P「おーい!遊ぶ前にシート広げて荷物置くから手伝えー!」

未央「はーい!今行くー!」

P「レッスン後だってのに元気だなぁ……」

P「よし、もう良いぞ。ありがとう皆」

未央「それにしてもプロデューサーも幸せ者だよね!」

P「ん?何が?」

未央「何がじゃないでしょっ!こんな水着の美少女アイドル6人に囲まれてるんだよ?こんな幸せな事なんてまずないよ?」

P「あーはいはい、そうだな」

未央「むっ!?この未央ちゃんのナイスバデーを前に何その言い方!」

P「そんなのもう見飽きたよ。それにそういう台詞は隣にいるナイスバデーを見てから言ったらどうだ?」

未央「隣?」

茄子「うふふっ♪」ボイン

未央「ぅぐっ」

加蓮「なになに、プロデューサーもやっぱり胸の大きい女の人の方が好きなの?」

P「別にそういう訳じゃないけど」

加蓮「けど?」

P「大きな胸が嫌いな男なんていない」

凛「…………」ジーッ

凛「……くっ」

奈緒「凛、その台詞はダメだ」

P「あぁそうだ。わかってると思うけど日焼け対策忘れるなよ」

凛「……!」ハッ

 ポワポワポワ


━━
━━━

凛『プロデューサー、オイル塗って欲しいんだけど良いかな?』

P『なっ!?べ、別に俺じゃなくても……卯月や未央に塗ってもらえば……』

凛『私はプロデューサーに塗ってもらいたいな』

P『わ、わかった……』

凛『じゃあ、お願い』ゴロン プチッ

P『ちょっ、凛!後ろは別にはずさなくても……』

凛『ほらプロデューサー、早くして?』

P『う……わかった、塗るぞ?』

 ヌリヌリ

凛『……んっ、プロデューサー……そこ、気持ち良い……あっ……』

P『り、凛……そんな声出すなよ……』

凛『……プロデューサーのえっち……何考えてるの?』

P『』プチーン

P『りーん!!』ガバッ

凛『プロデューサー!?ダメだよ、皆が見てるのに……!』

P『うるさいっ!そんな事言いながら、本当は誘ってたんだろっ!?あんな声出しやがって!』

P『オイルの代わりに、俺の日焼け止めクリームを塗りたくってやる!』

凛『プロデューサ……あっ……』

━━━
━━


凛「…………///」

凛「よし……!//」

卯月(……はっ!凛ちゃん、あんなに赤くなって……きっと日に弱いんだね。早く日焼け止め塗ってあげなくちゃっ!)

凛「プロデュ━━」

卯月「凛ちゃん、日焼け止め塗ってあげるね!」

凛「えっ?いやいいよ、私はプロ━━」

卯月「良くないよ!もうそんなに赤くなってるじゃないですかっ、遠慮しなくて良いですから」

凛「いや遠慮とかじゃなくて、私はプロデューサーに……ちょ、引っ張らないで……」

 ズルズル

加蓮「…………」

加蓮「……よし、これで邪魔者はいなくなったね」

加蓮「プロデューサー、オイル塗って━━」

奈緒「ほら加蓮、あんま日に当たってちゃ良くないだろ?あっちの日陰であたしが塗ってやるから」

加蓮「えっ?いや良いよ、私はプロ━━」

奈緒「良い訳ないだろ?遠慮しなくて良いって、ほらあっち行くぞ」

加蓮「ちょっ、だから違っ……私はプロデューサーに……ちょっと……」

 ズルズル

茄子「……あの、プロデューサー……もし良かったら……その、オイルを塗ってくれませんか……?」

P「未央にやってもらいな」

茄子「むぅ……はーい」

━━━━━

未央「いっくよ、しまむー!とりゃー!」バシッ

卯月「きゃっ!?」ボスッ

加蓮「卯月ナイス!」バシッ

奈緒「やべっ!」

 バサッ

茄子「やられちゃいましたねー」

奈緒「まさか加蓮にやられるなんて……」

加蓮「ふふんっ」

奈緒「くっそ……次は負けないからな!」

凛「ふふ、こっちも負けないよ」

P「おーい、そろそろ夕飯だぞー」

未央「えぇー!?まだ遊び足りなーい!」

P「だからってご飯食べない訳にいかないだろ」

未央「うぅ~……」

卯月「ほら未央ちゃん、明日もまだあるんだから今日は行こう?」

未央「ちぇー」

P「じゃ、片付けて戻るぞ」

 「「「はーい」」」

━旅館━

未央「おいしそーっ!」

卯月「すごいですねっ!」

未央「お腹すいたー!早くたべよっ!」

P「はいはい、皆座ったな?それじゃ……」

  「「「いただきます」」」

加蓮「……おいしーっ、ねっ!」

凛「うん」

奈緒「うまっ」

茄子「プロデューサー、お酒はどうしますか?良ければ付き合いますよ?」

P「いや、今日はやめとくよ。茄子は飲みたければ飲んで良いぞ」

茄子「いえ、プロデューサーが飲まないなら私も大丈夫ですよ」

加蓮「飲まないの?」

P「初日だし皆もいるからな」

凛「別に気にしなくて良いのに」

P「いやいや、二日酔いにでもなったりしたら困るからな」

茄子「そんな事言って、プロデューサー凄く強いじゃないですか」

奈緒「そうなのか?」

P「そんな事ないよ、普通だよ」

茄子「またまた~、志乃さんより強いじゃないですか」

加蓮「え、すごくない?」

P「そんな事ないって」

凛「……ねえ、今の話聞いて思ったんだけどさ」

P「ん?どうした?」

渋谷凛「プロデューサーって、すごいよね」

P「なんだよ急に」

凛「いやね、今の茄子さんの話を聞いて思い出したんだけどさ」

P「うん」

凛「この前の話なんだけど……━━」


━━
━━━

━事務所━

P「今日は暇だなー」カタカタ

真尋「おっ、Pさん暇なのっ!?」

P「おう、今日は暇だぞ」

真尋「そしたらさっ、最近忙しくてなかなか練習できなくて今から自主練するんだけど、暇なら付き合ってよ!」

P「おー良いなー、行くかー」

真尋「やった!」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

茜「あっ、プロデューサー!!お疲れ様ですっ!!」

P「おう茜、お疲れ」

茜 「プロデューサー、お疲れなんですか!?疲れないようにするには体力を付けるのが1番です!!体力を付けるにはランニング1番です!!」

茜「という訳で、今から一緒に10kmランニングに行きましょう!!!」

P「おー良いなー、行くかー」

茜「よしっ!行きましょう!!ボンバァーーー!!!」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

櫂「プロデューサー、お疲れ様!うわ、プロデューサー汗びっしょりじゃん!今日暑いからね」

P「お疲れ。そうだなー、今日暑いよなー」

櫂「こんな暑い日はプールに入ると気持ち良いよね!という訳で、一緒に泳ぎに行こう?」

P「おー良いなー、行くかー」

櫂「よし!」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

拓海「おいP!愛海のやつ見なかったか!?」

P「いや見てないぞ、どうした?」

拓海「あいつ、あたしの胸を揉みしだいて逃げやがってよ……はぁ、あんなガキに逃げられるなんてあたしもヤキがまわったな」

P「そうか、大変だったな」

拓海「……そうだ!あんた真奈美さんや早苗さんの特訓にちょいちょい付き合ってるんだろ?」

P「ああ、そうだけど?」

拓海「あたしも逃げられたままじゃ癪だしよ、次は逃がさねーように気合い入れっから、ちょっと付き合ってくれよ」

P「おー良いなー、行くかー」

拓海「次は逃がさねー、見てろよ」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

真奈美「おっ、お疲れ様。ちょうど良い所に帰ってきたな」

P「お疲れ様です。どうかしましたか?」

真奈美「いやなに、最近あのお嬢ちゃんのおイタが過ぎる様でね……ここのところ被害者が続出していてね……まぁ、そんな私も被害者の一人なんだが、取り逃がしてしまってね」

P「それは大変でしたね」

真奈美「それでお灸を据えようにもどうにもならないんだ。次は逃がさない様にするためにも、悪いがまた特訓に付き合ってもらえないかな」

P「おー良いですねー、行きましょうかー」

真奈美「ありがとう、頼むよ」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

早苗「あ、P君!ちょうど良い所に」

P「どうかしましたか?」

早苗「いやー最近愛海ちゃんの被害が尋常じゃなくてね。真奈美ちゃんも頑張ってくれてるんだけど、なかなか捕まらなくて……」

P「それは大変ですね」

早苗「お姉さんも頑張らないといけないし、またちょっと特訓に付き合ってよ」

P「おー良いですねー、行きましょうかー」

早苗「ありがと、助かる」

━1時間後・事務所━

P「ただいまー、あー疲れたー」

愛海「あ、プロデューサー!」

P「おう愛海、どうした?」

愛海「それが最近、どんどん真奈美さんや早苗さんの追い込みが激しくなってきちゃってさ」

P「そうか、大変だな」

愛海「そんな訳だからさ、捕まらないためにもまた逃げるための特訓に付き合ってよ」

P「おー良いなー、行くかー」

愛海「プロデューサーが話のわかる人でよかったよ」

―――
――


凛「――……って事があったでしょ?」

P「あー、あったなー」

凛「すごい体力だよね」

P「いや、普通だよ」

凛「そうかな?」

P「そうだよ」

凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」

P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」

凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」

P「皆そんなもんだよ」

凛「ふーん、そうなんだ」

P「あぁ」

奈緒「いや、すごいだろ」

P「普通だって」

加蓮「そうかな」

P「そうだって」

凛「他にこんな感じの話は無い?」

茄子「あ、それならさっきのお酒の話をしますね」

未央「聞きたい聞きたい」

茄子「これはこの前、成人組の何人かでお酒を飲みに行った時なんですけど……━━」

━━━
━━

P「よし、今日の仕事終わり!それじゃ、行きましょうか」

志乃「今日は朝まで飲むわよ」

楓「楽しみです」

瑞樹「今日は久しぶりにはしゃいじゃおうかしら」

礼子「たまには、皆でワイワイ飲むのも悪くないかしら」

茄子「楽しそうですねー」

菜々「今日は飲みますよー!」

早苗「飲むわよー!」

友紀「おー!」

美優「ほ、程々にしておきましょうね……?」

あい「やれやれ、これは後が大変そうだな」

真奈美「なに、たまにはこんなのも良いじゃないか」

P「それじゃ、行きますよー」

━1軒後━

P「ふー飲んだ飲んだ」

志乃「まだ全然飲み足りないわ」

楓「次行きましょう、次」

瑞樹「まだまだいけるわよ、自分の飲める量くらいわかるわ」

礼子「ふぅ、美味しかった」

茄子「美味しかったですねー♪」

菜々「まだまだ飲みますよー!」

早苗「飲むわよー!」

美優「ほ、程々にしておきましょうね……?」

あい「それじゃ、私はもう飲めないので潰れてしまった友紀を送ってくるよ」

P「すみません、お願いします」

真奈美「ありがとう、頼むよ」

あい「それじゃ、一足先に失礼するよ……ちょっと失礼するよ友紀、よいしょ」

友紀「がー……んごー……zzz」

━2軒後━

P「ふー飲んだ飲んだ」

志乃「まだ全然飲み足りないわ」

楓「つい行きあしょう、つい」

瑞樹「まだまだいけるわよ、自分の飲める量くらいわかるわ」

茄子「美味しかったですねー♪」

早苗「まだまだ飲むわよー!」

美優「ほ、程々にしておきましょうね……?」

礼子「それじゃ、私は酔った菜々さんを送るわね」

P「すみません、お願いします」

真奈美「ありがとうございます、頼みます」

礼子「菜々さん、帰りますよ」

菜々「ちょっと礼子ちゃん、菜々はまらまらいけまふってばー」

礼子「はいはい、それじゃ無事に帰れたら二人で静かに飲みましょう」

菜々「あぁー、そえもいいれふねー。いきゃしょう、礼子ちゃん」

━3軒後━

P「ふー飲んだ飲んだ」

志乃「まだ全然飲み足りないわ」

楓「ついいあほう、つい」

茄子「美味しかったですねー♪」

早苗「まだまだ飲むわよー!」

美優「それでは、私と瑞樹さんはそろそろ帰りますね」

瑞樹「もう飲めないわ。自分の飲める量くらいわかるわ」

P「お疲れ様です。気を付けて帰って下さいね」

真奈美「お気を付けて」

美優「はい、お疲れ様です。瑞樹さん大丈夫ですか?」

瑞樹「大丈夫よ。潰れない量くらいわかるわ」

━4軒後━

P「ふー飲んだ飲んだ」

志乃「まだ全然飲み足りないわ」

楓「ういあおう、うい」

茄子「美味しかったですねー♪」

真奈美「それでは私は、酔った早苗さんを連れて帰るよ」

早苗「ちょっとー!ひっく、お姉さんはまだ飲めるって言ってんでしょー!まだまだ飲ませなさいよー!うい」フラフラ

P「すみません、お願いします」

真奈美「ほら帰りますよ早苗さん」

早苗「だからまだ飲めるってばぁー、うっく……どうしても連れて帰るってんなら、お姉さんを倒していきなさい」フラフラ

真奈美「ほう、良いでしょう……私も自分と早苗さんの身の安全のため、ここは遠慮なくいかせてもらいますよ」

早苗「ふふーん、元婦警を舐めない事ね……ひっく、これでも護身術は署内トップクラスだったんだから……かかってこーい!」

━5軒後━

P「ふー飲んだ飲んだ」

茄子「美味しかったですねー♪」

志乃「私も流石にもう飲めないし、楓がもう限界みたいだから一緒に帰るわね」

P「すみません、お願いします」

楓「あいいっえうえうあ……ああおえあうお」

志乃「何言ってるのはこっちの台詞よ……あなたちょっと飲み過ぎよ」

楓「ああおえあうえぅあ」

志乃「そう言う事はちゃんと話せるようになってから言いなさいな、ほら帰るわよ」

楓「ああおいあう」

志乃「はいはい、帰れたらね」ズルズル

楓「あーあーおーいーあーうー」ジタバタ

P「さてそれじゃ……」

茄子「次のお店に行きますか?」

P「あれ?茄子はまだ平気なのか?」

茄子「はい、皆さんの介抱をしようと思って殆ど飲んでなかったんですけど……いつの間にか取り残されちゃいまして……」

P「んー、そうか……さっきまで楓さんがはしゃいでたし、もう少し静かに飲みたいと思ってたからな……俺はまだまだいけるし、次いくか?」

茄子「プロデューサーが行くなら付いていきますよ♪」

P「それじゃ、次行くかー」

茄子「はい♪」

━━━
━━


茄子「━━……って感じでしたよね?」

P「あー、そんな感じだったなー」

茄子「すごいお酒の強さですよね」

P「いや、普通だよ」

茄子「そうですか?」

P「そうだよ」

茄子「……いえ、やっぱりプロデューサーはすごいですって」

P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」

茄子「プロデューサーって、皆さんそんなものなんですか?」

P「皆そんなもんだよ」

茄子「そうなんですかー」

P「あぁ」

>>62
楓「ああおえあうえぅあ」
「まだ飲めますってば」かな? 「ああおえあうぅえあ」の間違い?

>>66
その通りです
間違えてました、すみません

奈緒「……なぁ、今の話でどうしても聞きたい所があるんだけど」

凛「うん」

加蓮「そうだね」

茄子「どうしたんですかー?」

奈緒「なんで今の話に菜々が━━」

凛 加蓮「「まさか茄子さん、プロデューサーと2人だけで飲みに行ったの?」」

奈緒「そっちかよ!?」

凛「そっちって、何言ってんの奈緒」

加蓮「それ以外に聞く事なんかないでしょ?」

奈緒「いやいや、そんな事なんかより菜々が━━」

凛「は?」

加蓮「そんな事……?」

奈緒(やべ……)

凛「ちょっと奈緒……今の聞き捨てならないんだけど……」

加蓮「そんな事なんかよりって、どういう事……?」

奈緒(やばい、矛先があたしに向いた……なんとかしないと……)

凛「奈緒、聞いてるの?」

加蓮「黙ってないで何か言ったら?」

奈緒「ぇと……あ、あーっ!そう言えばっ、あたしもPさんすげえなーって思った話が1個あった!」

凛「は?何言ってんの?」

加蓮「それこそ、そんな事なんかより今は━━」

奈緒「いやいや、これホントにPさんすごいから!マジですごいから!!」

卯月「どんな話なんですか?」

未央「聞きたい聞きたーい」

凛「む……」

加蓮「……まぁ、じゃあさっきのは後で良いか……それで?どんな話なの?」

奈緒「あ、あぁ……この前の事なんだけど……━━」

━━━
━━

P「あー、暇だなー」

蘭子「虚ろなる時よ」(暇ですねぇ)

P「……しりとりでもするかー」

蘭子「従僕の戯れに付き合うのも、主たる者の務めか……」(良いですね、やりましょう)

P「じゃ、蘭子からで……しりとりの『り』からな」

蘭子「くくく……我にその時を与えた事を後悔させてやろう……ゆくぞ!」(わかりましたー、いきますよー)

蘭子「堅固な鎧に包まれし実を喰らう者」(リス)

P「寿司」

蘭子「飼い犬に喰い殺されし、哀れな神の末路」(シカ)

P「かまど」

蘭子「裁かれし者」(泥棒)

P「浮き草」

蘭子「捌かれし者」(刺し身)

P「民家」

蘭子「強固な鎧を纏う者の血肉をその身に宿した、母なる海の住人が至る未来の一つ」(かにかまぼこ)

P「コーチ」

蘭子「月の姫を孕みし円環」(ちくわ)

P「ワンタン……あっ」

蘭子「ふははははっ!我に勝利しようなど、百年早いわ!」(やったー!私の勝ちですね!えへへっ!)

━━━
━━


奈緒「━━……って事があったよな?」

P「あー、あったなー」

奈緒「すごい理解力だよな」

P「いや、普通だよ」

奈緒「そうか?」

P「そうだよ」

奈緒「……いや、やっぱPさんはすげーって」

P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」

奈緒「プロデューサーって、皆そんなものなのか?」

P「皆そんなもんだよ」

奈緒「へー、そうなのか」

P「あぁ」

P「おっと、皆が食べ終わる前にこれからのスケジュールを話しておかなきゃな」

P「取り敢えず、夕飯の後は何もないから後は自由時間。外出しても良いぞ」

未央「ほんとっ!?」

P「ただしっ、もう7時過ぎてるから遠くには行かない事と10時前には必ず戻る事。後は外出する事と行き先を必ず俺に言ってから出る事」

P「それが守れないなら、夕飯以降の外出は禁止にするからな」

卯月「わかりました」

P「それで、明日は朝6時半にフロントに集合。軽く外でウォーキングとストレッチをして、7時から朝食」

P「食休みを取ったら午前練習。旅館に戻って12時になったら昼食。食休み後に午後練習して、夜7時に夕飯」

P「そして夕飯の後はまた自由時間と、この繰り返しだ」

凛「うん、わかった」

P「俺は基本、部屋にいるから何かあったらいつでも呼んでくれ」

未央「おっけー!」

P「以上かな。皆食べ終わったな?それじゃ、ご馳走様!そして、今日1日お疲れ様でした!」

 「「「お疲れ様でしたー!!」」」

P「解散!」

加蓮「ねーねー、お風呂行こっ?」

奈緒「お、良いな。行くか」

茄子「露天風呂があるそうですよ、皆で行きましょうか♪」

未央「良いね良いねっ、行こ行こ!」

卯月「楽しそうですね!じゃあ、お部屋に戻って準備しないとですね!」

凛「そうだね。それじゃプロデューサー、お疲れ様」

P「おう、お疲れー」

━大浴場━

 ガラガラガラッ

P「おー広いなー!良いなー!」

P「しかも誰もいないじゃないか、貸し切り状態だな」

P「成人してなきゃ泳いでたんだけどなー」

P「あ、奥の戸を開ければ露天風呂に行けるんだな。そっち行くか」

P「その前にちゃんと体洗わないとな」

 ジャー

P「フンフンフフンフンフフーン♪プロデュ~サ~♪」ワシャワシャ

 ザバー

P「ふい~サッパリした~。さぁ、風呂入ろ風呂」スタスタ

 ガラガラガラッ

P「おー、こっちも広いなー。さてさて……」ペタペタ

 ザバッ

P「……あ~、良いなぁ~」チャプ

P「……お、星が良く見える。綺麗だなー」

P「しかし、良い宿とれたな本当に。楓さんと茄子とちひろさんには感謝しなきゃなぁ」

P「あっちは大丈夫かなぁ……杏とか乃々とかサボってないかなぁ……」

 ガラガラガラ……

P「ん?」

卯月『露天風呂ですよ!露天風呂!』

凛『こっちも誰もいないね、私達の貸し切りだね』

奈緒『やったな』

茄子『ふふふ、運が良いですねー♪』

加蓮『流石茄子さんだね』

未央『ほらほら、はやく入ろっ!』

 チャプチャプ バシャ パシャ

未央『ふい~、生き返るー!』

卯月『気持ち良いですねー』

奈緒『あ゛~……』

加蓮『ふっ……奈緒、オッサンみたい』

奈緒『なっ!?そんな言い方ないだろっ!?』

加蓮『いやだって……ねえ?』

凛『うーん……まぁオジサンくさいかな……』

奈緒『おい、凛!』

茄子『ふぅ、気持ち良い……ん?未央ちゃん、どうしました?私の方をじっと見て……何か顔に付いてますか?』

未央『むぅ~……いやー、改めて見ると本当にデッカイなーって思って……』

茄子『あらあらうふふ♪そうやってまじまじと見られると、ちょっと恥ずかしいですねー』

凛『……くっ』

未央『ねーねーナス姉、ちょっと触ってみてもいいっ?』

奈緒『お、おい未央なに言って━━』

茄子『うふふ♪良いですよ~』

奈緒『良いのかよ!?』

未央『ホントにっ?良いのっ!?』

茄子『はい♪良いですよー』

未央『あー……えっと……えっへへ、そ、それじゃあちょっと失礼してー……なにこれっ!?やわらかっ!!』

卯月『み、未央ちゃんっ、声が……』

未央『すごぉーい!モチモチのフワッフワでプニプニでプルンっプルンっしてるー!!』

茄子『うふふ、ありがとうございます♪』

卯月『未央ちゃんっ、声が大きいですって。隣の男湯に聞こえちゃいますよ』

未央『やっばーい!すっごい!しまむーのお尻みたい!!』

卯月『未央ちゃんっ!!////』

加蓮『えっ、ちょっと待って……卯月のお尻ってそんな凄いの?』

卯月『え、加蓮ちゃん?』

加蓮『ねえ卯月、ちょっとお尻触らせもらっても良い?良いよね?っていうか触るね』

卯月『ちょ、ちょっと加蓮ちゃんやめ……あっ……』

加蓮『うっわ……なにこれ、すっご……』

奈緒『そ、そんなかよ……』

加蓮『うん、やばいやばい。すごい』モミモミ

卯月『やっ、ちょっと加蓮ちゃ……そんな強く揉んじゃ……ん……』

加蓮『すごいよこれ……指が押せば押すだけどんどん沈んでくのに、離すとプルンッて震えるの。すんごい気持ち良いんだけど……奈緒も触ってみなよ』ムニムニ

奈緒『えっ、いやでも……』

卯月『加蓮ちゃ……やぁ……』

加蓮『ほら凛も!そんな自分の胸なんて揉んでないでさ。大丈夫だよ、この中で一番小さいってだけで無いわけじゃないんだからさ』モミモミ

凛『!? な、何言って……別に気にしてないし……ていうか私はいいよ。もう何度も触ったし』

加蓮『なにそれズルい、ニュージェネばっかり!良いよ、奈緒と2人で楽しむから』ムニムニ

加蓮『ほら、奈緒も触ってみなって!』モミモミムニムニ

奈緒『じゃ、じゃあちょっとだけ……うお!マジですごいな』プニプニ

加蓮『でしょ!私もう病み付きになりそう』モミムニ

卯月『もぅ……だめぇ……』

未央『やばいー、離せなーい!あつみんの気持ちが今ならわかる!』モミモミ

茄子『ふふっ♪喜んでもらえて何よりです♪』

 キャッキャッ







P「…………」

P「出よ……」

━アイドル達の部屋━

茄子「ふぅ……露天風呂、気持ち良かったですね♪」

奈緒「茄子さんと一緒に行って正解だったな」

加蓮「調度良く、私達の貸し切り状態にだったからね」

凛「この後どうしようか?」

卯月「そうだね……まだ寝るのは勿体ないしね」

加蓮「私、ウノとかトランプとか持って来てるよ」

奈緒「おっ、良いな!何やる?」

未央「…………」ジー

凛「……あれ、未央?何してるの?」

未央「……ん?いや、なーんかこの壁の絵が気になっちゃって……」

卯月「そう?普通じゃない?」

未央「なんかねー、気になるんだよね……裏にお札とか貼ってあったりして……よっと」ガタガタ

加蓮「ちょっ、止めてよ」

未央「まぁ、そんなのある訳……えっ」

凛「……未央?」

未央「ウソ……」

卯月「未央ちゃん?どうしたの?」

未央「……なんか、それっぽいの貼ってあるんだけど……」

凛「え……」

未央「ほ、ほら……」クルッ

加蓮「やだ、なんか本物っぽ……ん?」

未央「ど、どうしよう……」

茄子「……うふふ♪未央ちゃん、落ち着いてその御札の字をもう一度見ましょう?」

未央「え?ち、ちゃんと見たよ!ちょっと崩れてて読めない字もあるけど、最後のこの字って『災害』の『さい』の字でしょ!?」

奈緒「そうだな」

未央「それに二番目の字とか、これ『病気』の『びょう』の字じゃない!?災害とか病気とか、絶対良くないよねこれっ!?」

卯月「未央ちゃん『無病息災』って知らないですか?」

未央「何さしまむー急に!それぐらい知ってるよ!あれでしょ!?あの、えっと、健康とかなんかそういう……うん?」

未央「…………」ジーッ

未央「…………」

加蓮「…………」

奈緒「…………」

卯月「…………」

茄子「♪」ニコニコ

未央「…………」

未央「だってホントに絵の裏にお札が貼ってあるなんて思わなかったし、それに無病息災なんて書いてあるなんて思わないでしょっ!?」

奈緒「逆ギレしやがった……」

未央「う……ごめんなさい」

奈緒「……まぁでも良かったよな、変な曰く付きっぽいお札じゃなくて」

加蓮「本当にね、驚いて損しちゃった」

卯月「でも、何で絵の裏にお札なんて貼ってあったんでしょうね?」

茄子「うーん……見た感じ割りと綺麗なお札でしたし、前にこの部屋にいた人がイタズラか何かで貼っていったか」

茄子「もしくは旅館の方で御守りとして貼ってるのとかですかね」

未央「もう、そんなの良いから早くなんかしよう?」

奈緒「そうだな」

加蓮「何する?やっぱり定番の大富豪とか……ってあれ……?」

加蓮「………凛?」

凛「…………」プルプル

加蓮「凛?そんな隅っこで壁のほう向いてうずくまって何してるの?」

凛「…………」プルプル

奈緒「手で耳塞いでるから聞こえないのか、おい凛!」

未央「しーぶりーん!どうしたのー!」

凛「……!」ピクッ

凛「……よ、呼んだ……?」チラッ

卯月「凛ちゃん、どうしたんですか?」

凛「お……お札は……?」

奈緒「聞いてなかったのかよ?未央がちゃんと漢字読めなかったから勘違いして騒いでたけど、実際は無病息災祈願のお札だったから普通に絵と一緒に戻したよ」

凛「え、そうなの?」

茄子「そうですよー」

凛「…………」

凛「……」スッ

凛「なんだそうだったんだ、そんな事なら早く言ってよね。それにしてもしょうがないよね未央は、そんな事であんな騒いじゃって全く。もうちょっと落ち着かなきゃ、プロデューサーにも落ち着きがないってよく言われてるでしょ?ほんとに全くもう。それで?何するの?枕投げだっけ?ふーん、まぁ悪くないかな」

卯月「…………」

未央「…………」

奈緒「…………」

加蓮「…………」

茄子「…………」

凛「……何?どうしたの皆?」

加蓮「……ねえ」

凛「何?」

加蓮「凛てお化けとか幽霊とか苦手なの?怖いの?」

凛「は?何言ってんの?そんな訳ないじゃん、子供じゃないんだから。そんなもの怖がるなんて精々小学生までだよ。高校生にもなってそんなの怖がるなんて有り得ないよ。そもそもお化けや幽霊なんて居るわけないでしょ、非現実的だよ。もし仮に例え居たとしても目に見えない訳でしょ?目に見えないって事は例え私の目の前に居てもわからないよね。そんな居てもわからないもの怖がったってしょうがないじゃん。ほんとに加蓮は何言ってんの全く」

加蓮「……ふぅーん……そう……」ニタァ

奈緒(あ、なんか良くないこと思い付いた顔してる)

卯月(加蓮ちゃん怖い……)

加蓮「あ、ごめーん♪トランプもウノも忘れてたの忘れてたー!」

凛「え」

加蓮「そんな訳だから代わりに夏の夜の定番!怖い話しよっか!」

凛「え」

奈緒「あー、まぁ良いんじゃないか?忘れちゃってたんならしょうがないしなー」

凛「え」

茄子「それも面白そうですね♪」

凛「え」

未央「良いねっ!それやろう!」

凛「え」

卯月「うぅ……ちょっと怖いですけど、でも皆がするなら頑張ります!」

凛「え」

加蓮「って事だけど、凛はどうする?」

凛「え、いや私は……」

加蓮「え、何?凛もしかして怖いの?やめる?」

奈緒「あー、怖くて出来ないんじゃしょうがないかー」

凛「は?そんな訳ないじゃん。良いよ、やろう」

加蓮(チョロい)

奈緒(チョロい)

加蓮「それじゃ電気消すね」スタスタ

卯月「えっ、そこまでするんですか?」

凛「加蓮、卯月が怖がってるしそれは止めた方が良いよ。絶対止めた方が良い。もしそれで卯月が叫び声とか出しちゃったりしたらどうするの?周りの人達やプロデューサーに迷惑だよ。もしくは泣いちゃったりしたらどうするの?責任取れるの?取れないよね?だったら止めた方が良い、そこまでする必要なんてないよ、少しもない、これっぽっちもない、全くない、絶対ない、断じてない、有り得ない」

加蓮「えー、でも電気消した方が雰囲気でるでしょ?」

未央「だよねっ、そっちの方が面白そうじゃん!」

奈緒「雰囲気は大事だよな」

茄子「ですねー♪」

卯月「うぅ~……ちょっと怖いですけど、頑張ります!」

凛「くっ……」

加蓮「決まりね。電気消すよ」カチカチッ

未央「おぉー、結構暗いね」

茄子「月明かりが良い感じですねー」

加蓮「それじゃ部屋の真ん中辺りに集まって……と」スタスタ

奈緒「じゃあまずは、言い出しっぺの加蓮からだよな」

加蓮「うん、良いよ。それじゃあ話すね……これは私が中学2年の時に実際に体験した話なんだけど……」

生存報告
近頃忙しく……待ってくれている人がいたらすみません
恐らく来月から再開するかと思います

すみません。話をしっかり考えて書く時間も気力も無く、このまま続けても満足出来るものが書けるとは思えず…勝手ですがこれは一度落とさせて下さい
一月以上放置した挙げ句こんな結果になってしまい、待ってると言ってくれた人達、本当にすみません
この話もいつかはまたちゃんと書きたいと思います、すみません

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