女「今日から私は高校生！」

女「でもまだ何の部活に入ろうか迷い中」

女「そんな私は一枚のポスターを見つけたのです」

《キラキラ同好会 あなたもキラキラを探しましょう》

女「それは部活として正式に認められているわけではなさそうでしたが、そのよくわからなさに何故か興味を惹かれました」

女「そしてこれからその部室に行こうかとしています」

部室前

女「ここで、あってるんだよね？」

女「ま、立ちすくんでる時間がもったいないし入っちゃおう！」

女「違ったら違ったでその時だ！」

女「失礼しまーす」ｶﾞﾁｬｯ

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

女「ありゃ？」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

女「鍵、かかってる……」

ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

女「帰ろ」

お面をつけた男(以下お面)「おい」

女「！？　はいっ！」

お面「お前新入生か？」

女「そーですけど……」

お面「部活見学か？」

女「キラキラ同好会の見学にー……」

お面「よしきた。ちょっと待ってくれ今鍵を開ける」

女「えっ！？」

女「き、キラキラ同好会の人なんですか！？」

お面「俺はキラキラ同好会の部長だよ」

女「キラキラっていうから女の子ばかりかと……」

お面「綺麗な物が好きなのは女子だけじゃないのさ。開いたぞ」

女「あ、お邪魔します……」

お面「適当にくつろいでくれ」

女「わかりましたー」

女「うーん」ｷｮﾛｷｮﾛ

女「確かにキラキラしたものがいっぱい……」

お面「キラキラしたものを集める会だからな」

お面「俺のこのお面もキラキラしてるだろ？」

女「あ、はい」

女「……」

女「あの……」

お面「なんだ？」

女「先輩(？)は授業とか……普段からお面をつけてるんですか？」

お面「あたりまえだろ部長なんだから」

女「え、あ、そうですよねー……」

お面「そろそろ部活紹介といこう」

お面「といってもまだ部活じゃないけどな」

お面「設立は俺の一つ上の代で」

お面「今の部員は俺を含め３人」

お面「あと二人入部してくれると晴れて部活になれる」

お面「活動内容はキラキラしたものを集めること」

お面「キラキラっていうのは別に外見でもいいし内面でもいい」

お面「自分にとってキラキラして見えた物がキラキラ対象物だ」

女「なるほど」

女「なかなか面白そうな部？ ですね！」

女「一晩、入部考えて見ます」

お面「おう、待ってるぞ」

その夜女宅

女「キラキラってなんだろう」

女「ピカピカとキラキラっておんなじ？」

女「なんか、いまいちぴんとこないな」

弟「ねーちゃん」

弟「お風呂空いたよー」

女「あ、はーい」

翌日部室前

女「結局決められなかった……」

女「どうしよっかなあ……」

ツインテの少女(以下ツインテ)「おい」

ツインテ「邪魔なんだけど」

女「はっ、はいっ！ 今どけます！」

ツインテ「……ﾁｯ」ｶﾞﾁｬ

ﾊﾞﾀﾞﾝｯ!

女「こ、こわかった……」

女「けどちっちゃくて可愛い子だったなあ」

女「……」

女「入るの怖いなあ」

悪いことは言わんから余所のスレに書き込むときは酉外しとけ
宣伝と受け取られかねないから

>>9
見てきたら酉つけっぱだったごめん
気を付ける

お面「よう女ちゃん」

女「っ！ はい！」

お面「どーしたの突っ立って」

お面「入部じゃないのか？」

女「まだちょっと悩んでて……」

お面「いい機会だ」

お面「いまちょうど部員が全員揃ってるんだ」

お面「試しに一目会ってみよう」

女「え、あー……」

女(怖い人がいるから……なんて言えないよねえ)

ｶﾞﾁｬ

お面「部長の帰還だぞー」

お面「おみやげも連れてきた！」

女「おみやげ！？」