男「あーあ。会社行かなきゃ…はぁ…」謎のおっさん「ちょっと君?」 (77)

男「はい?私ですか?」
おっさん「そうそう、君君。」
おっさん「君は仕事をする気を無くしているね」
男「(ドッキーン☆)」

おっさん「君は恐らく、朝起きて、会社行って、帰ってきて、寝るみたいな生活をずっと繰り返しているね?」
男「」
おっさん「…ちょっと付き合ってくれないか」

男「いいえ、仕事なんで」キッパリ
おっさん「あ、ああ。君、明日も来るよね?仕事だから」
男「へ?あ、はい」
おっさん「僕と明日から話さないか?」
男「あー。考えときます」
男「(何だろこのおっさん。ホモか?)」

何番ホームに、快速~○○電車がまいりま~す

男「あ、電車来たんで。」
おっさん「あ、ああ。気が向いたら話かけてくれ」

電車の中
男「(はぁ…満員電車キツいな…)」
男「(サボりてー)」

回想
おっさん「君は恐らく、朝起きて、会社行って、帰ってきて、寝るという生活を繰り返しているね?」

男「はぁ…」

会社

上司「あ、男君、この書類も頼むよ」
男「ああ、はい」
男「(かったりー。めんどくさい)」

夕方
上司「帰りまーす。失礼します」
男「(っつ、この書類まだ終わんねーぞ。どんだけ上司定期に帰りたいんだよ)」



男「はぁ…やっと終わった。」
男「とっとと帰ろ」

駅前

若者「おい○○、飲み行かねーww」
若者「いくいくーww」

男「(はぁ…飲み行きたいな。でも俺友達行ねーし。)」
男「はぁ…」

電車の中

男「(帰宅ラッシュが…)」
男「はぁ…」



男「はぁ…疲れた。あの糞上司め」
男「そういや、あのおっさんは…?」


男「…どうせ早く行ったって仕事押し付けられるだけだし、明日はやや遅めに会社に着くようにしよ」

男「風呂入るか…」

男「ふぅ…眠い。もう寝よう…」

布団の中
男「(おっさんの言う通りだな…)」
男「(明日、ちょっと話てみようかな、友達居ねーし)」

翌朝

男「ふぁ~。飯食ったら行くか」

ホーム

男「(おっさん居るかな)」
おっさん「お、おお、君!来てくれたのか」
男「あ、はぁ…どうも」
おっさん「なーにそんな堅苦しいんだwwはっはっはwww」
男「(あ、このおっさんいいおっさんだな)」

おっさん「相変わらず死んだような顔しとんなーww」
男「あ、ははは…」
おっさん「笑うのも忘れたか!!ほら、スマーイル、スマーイル」変顔
男「ぷ、くくく…」
おっさん「よーし、笑ろった笑ろった!ええ顔や!!」

気になってしょうがない、人いるかい?

いないが続ける

男「あ、そろそろ時間で…」
おっさん「お、おお!ほな!」
男「(笑うの久々だったな)」

会社

上司「あ、男君、これ」
男「あーはい」




布団の中
男「(昨日と同じだったな…笑ったこと以外)」

それから同じ生活が何回も続いた。
そんなある日俺はおっさんに質問してみた。

男「あ、あのおっさん(名前)」
おっさん「ん?どした」
男「初め、俺に急に話かけてきたけど、どうして俺に?」
男「他にも会社行く人いたのに」

おっさん「あー。君が変わろうとした時に話すわ!」

何番ホームに~快速~

おっさん「ほら、会社行ってこい!」
男「あ、はい」

電車の中
男「(俺が変わろうとした時というのは何なんだろう)」

>>18
そういう「需要ある?(チラッチラッ)」みたいなレスいらないから

>>24
ごめんよ。なんか見てる人いないと虚しい感じだからよ、ごめんよBz

休日

男「(さてと、寝るかな…)」

回想
おっさん「君が変わろうとした時」

男「…たまには、外に出るか…」

散歩中

男「(ここの道、通ったこと無いな、通ってみよう)」
男「(へー。こんなところに繋がってるのか)」

かれこれ時間が経つ

男「そろそろ帰るかな」
男「(あそこのラーメン屋、一回行ってみたかったんだけど…)」
男「行ってみるか」

店主「っらっしゃい!!」
男「あ、はい」
店主「何にしますか!?」
俺「ああ、味噌ラーメンで…」


店主「お待たせしました!味噌ラーメンです!」
男「頂きます」
男「……う、旨い」
男「(久々にラーメン食べたな)」

布団の中

男「(今日は充実してたな、明日は会社か、頑張るか)」

ホーム

男「あ、おはようございます」ハキッ
おっさん「おお!何か今日ハキハキしとるなぁwww」
男「はい!昨日ちょっと充実しててwww」
おっさん「ええなぁwww」

何番ホームに~

男「あ、それじゃあ!」
おっさん「おう!がんばれよ!」
男「はい!!」
おっさん「(明日…話してみるか…)」

翌日

男「おはようございます」ハキリ
おっさん「おお!今日もか!」
おっさん「…急なのだが、お前さん、この前ワシが何故話しかけるのか、気になってただろう」
男「あ、はい」
おっさん「今日話そうと思うのだが…今日、休めるかい?」
男「そんなに長くなりそうなんですか?」
おっさん「おお」
男「じゃあ、仮病使っちゃおうかなwww」
おっさん「wwwww」

男「あぁ、ずみばぜん。今日は~ずみばぜん」ガラガラ声

携帯閉じる

男「OKです」
おっさん「それじゃあ話すか!近くに公園あるから、そこでww」
男「はいw」

今から風呂タイム
待っととくれ

ごめん。>>1だす。
昨日風呂入ったら誘惑に負けて寝てしまったぜ…
続きを書くから待ってろ

公園

男「(ここ初めて来たわ)」
おっさん「ほな、ここで話そか~ww」
おっさん「ほら、コーヒー」
男「あ、どうもw」
おっさん「んじゃ…話そか…」

男「ゴクリ…」
おっさん「まぁ、要するにおっさんの一人語りだけど、許してちょうだいなwww」
おっさん「ワシは…○○企業(大手)で若いときは働いてたんだ」
男「○○!?凄いじゃないですか」
おっさん「そうかwww?ありがとなwww」
おっさん「で、ワシはその会社で必死になって働いとったんじゃ」

おっさん「ワシは二十歳、三十歳とどんどん歳を重ねていって、もう定年したただのおっさんだww」
おっさん「ワシは君から同じ感じがしたんだ」
男「………あの」
おっさん「ん?」
男「今日暇なんで…ちょっと出掛けませんか…?」

おっさん「wwwそれってホm」
男「いやいやw違う違うww俺は女好きですww彼女いないけどw」
おっさん「あー。ワシもそのくらいの時はいなかったなぁ…」シミジミ
おっさん「よし!男同士割りきって居酒屋へ…」
男「まだ早いですw」

おっさん「wwwそれってホm」
男「いやいやw違う違うww俺は女好きですww彼女いないけどw」
おっさん「あー。ワシもそのくらいの時はいなかったなぁ…」シミジミ
おっさん「よし!男同士割りきって居酒屋へ…」
男「まだ早いですw」

二回スマソ

おっさん「ほな!ここら辺見てまわるか!」
男「いいっすね~。俺あんまり見たことなくて」
おっさん「よし!決定!」

それから俺等は色々見て回った。
居酒屋とか、居酒屋とか、居酒屋とか

男「あの…おっさん?さっきから居酒屋しか回ってないみたいなんだけど…」
おっさん「だってワシ居酒屋しか知らないも~ん☆」

男「そろそろ日没ですね、飲みますか!?」
おっさん「おお!さっきの所でええか?」

居酒屋

男「とりあえずビール~」
おっさん「あとつまみは枝豆ね~」

三時間後
男「ウ~ヒック//」
おっさん「男さぁ~ん、次行きましょか~//」
男「ええねぇ~行きましょ行きましょ~//」

また三時間後


男「うぃ~たらいま~//」バタン
男「ングゴガァァァzzz」



男「う~。頭いでぇ~今日やずみでよがっだ~」

電話プルルルルルル

男「(ん?誰だ?)」
男「もしもし?」
おっさん「おおーワシやワシや!」
男「おっさん!?何故!?」
おっさん「いや~、昨日飲んでたけど電話番号教えてもらってたみたいで」
男「(ああ、そういえば)」

回想

酔うちょっと前
おっさん「そいや、電話番号おしえてくれんか~?」
男「ほいほい~」サラサラ
男「どうぞ~」
おっさん「おおきに~」

男「ああ、教えてました、教えてました」
おっさん「今日はダウンか?」
男「ばい。久々にあんなに飲んで…ウップ」
おっさん「お、おおお大事にな。ほな!明日」
男「ああ、明日」

ガチャ

男「(ん?通知が公衆電話だ)」

次の日

男「あ、おっさん、おはようございます」
おっさん「おお、おはようさん」ゲッソリ
男「今日元気ないっすね」
おっさん「き、昨日飲みすぎて」シドロ
男「ははは、飲みすぎには気を付けてくださいよ~w」

何番線に~

男「あ、俺行きますね」
おっさん「ああ、ほな」

電車の中
男「(おっさん今日元気無かったな)」

ホーム
おっさん「(そろそろ…か)」

次の日

男「あれ?今日おっさんいない」
男「(風邪でも引いたかな?)」

次の日
男「(今日もいない…インフル?)」

次の日、その次の次の………
男「(今日もいない…何があった…?)」

仕事が終わり家へ

男「ん?留守電だ」

留守電

おっさん「もしもし、ワシや、驚かないで聞いてくれ」
男「(ん?おっさんだ)」
おっさん「ワシはもう駅には行けない。二度と行けない。」
男「!!!」
おっさん「元々体が弱かったんじゃ…まぁ、分かるか?」



おっさん「癌なんだ。膵臓の」

男「(う、嘘だろ…?)」
おっさん「ワシはもう短いからの、最後にとびっきり遊んで楽しかったぞw男君に会えたし」
男「…おっさん…」
おっさん「多分、ワシは二度と君には会えない。もう病院なんだ一生出られない。」
男「う、嘘だ…ろ」
おっさん「ほな、楽しかったぞww」

プツッ!プー、プー、

男「(そ、そんな…しかも二度と会えない…)」
男「も、もう一回聞こう」

再生中
おっさん「ワシは…」
呼び出し「64番の山口さ~ん」

男「病院だ…しかも…」





男「俺が知ってる病院だと思う」

男「(あのアナウンス、間違えない。あのお姉さんの声好きなんだよな)」

男「……ここは行くべきか…?」

今日はここまで
明日な

一応コテ

>>1どこいった

>>69
すまぬ。風呂終わらしてきた。

決断の時











男「……行く……か…」

男「(えっと…○○病院だよな、凸してみるか…)」


凸当日
男「フルーツバスケットでも買って行くか…」


果物屋
店員「いらっしゃいませ~」
男「ああ、これください」指を指す
店員「かしこまりました~」

店を出る
男「うし…」

病院

男「あ、あの?」
看護婦「はい?どうされましたか?」
男「この病院に、おっさんという人が入院していませんか?」
看護婦「ああ、おっさんですね?親族の方ですか?」
男「い、いえ、友達です」
男「(あれ?いつから友達になったっっけ?)」

看護婦「こちらの部屋です。」
看護婦「て、あれ?!いない!?」
男「え!?」
看護婦「まただわ!!」
男「またっ…て?」
看護婦「よく脱走するのよ」
看護婦「まったく」
男「(おっさんらしいなぁ…)」

しばらくして

看護師「看護婦さん!おっさん見つけました!!」
看護婦「本当!?良かった」
男「ホッ…」
おっさん「やじゃwここの飯不味いんじゃー」
男「…プププwww」
おっさん「あ゙…男君か…」
男「ど、どうも…」

病室

おっさん「…よおワシの居場所が分かったなぁ…」
男「計算外かもしれませんが、俺、ここら辺に住んでるんですよ?」
おっさん「はっはっはwwwwこりゃ計算外www」

男「…家族とかいないんですか…?」
おっさん「ワシは若い時仕事しかしなくて結婚なんかできない状態だったよwwww」
おっさん「君もワシみたいになるなよw」
男「……」

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