許嫁「好きです」 (39)
的な
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1423658208
男「どうしてそんな当たり前のことを?」
許嫁「週に一回は言わないと忘れてしまいそうで」
男「忘れるってなんだよ」
許嫁「好きという気持ちです」
男「それは忘れるモノなのか・・・」
許嫁「はい」
男「そうか・・・」
男「ちなみに忘れたらどうなるんだ?」
許嫁「家に帰りたくなります」
男「それは困る」
許嫁「なぜですか?」
男「お前が家に帰ると家事をやる人がいなくなる」
許嫁「そういう問題ですか」
男「あとお前も俺も親に怒られる」
許嫁「それは困る」
男「だろ」
許嫁「でも」
男「なんだよ」
許嫁「別にあなたのことそんなに好きではないんですよね」
男「だろうな」
許嫁「逆にあなたは私のこと好きですか?」
男「まあそれなりに好きだよ」
許嫁「どのあたりが?」
男「顔」
許嫁「えー」
男「男なんか顔がよけりゃ大体いいんだよ」
許嫁「屑ですね」
男「うっせえ」
男「別に親に決められた結婚なんだから、無理に好きにならなくてもいいんだぞ」
許嫁「でも」
男「なんだよ」
許嫁「なんか好きでもないのに結婚って嫌じゃないですか」
男「まあそりゃな」
許嫁「だから頑張って好きになります」
男「そうか、頑張れよ」
許嫁「だからあなたも私に好きになられるよう頑張ってください」
男「善処するよ」
許嫁「善処の意味わかってます?」
男「うんにゃ」
許嫁「まずは勉強からですね」
男「うぇー」
男「お前何歳だっけ」
許嫁「花も羨むガラスの17歳です」
男「嘘つけ」
許嫁「マジですよ」
男「学校はどうしたんだよ」
許嫁「結婚するならいいかなーって」
男「やめたの?」
許嫁「はい」
男「マジかよ」
許嫁「まあ飛び級で大学いけるレベルの頭なんで大丈夫ですよ」
男「そういうことじゃあないだろう」
許嫁「まあいいじゃないですか」
男「なんか妙なプレッシャーが・・・」
許嫁「どうしてですか?」
男「お前のせいだよ」
許嫁「?」
男「マジでわかってねえのかこいつ・・・」
age
ID:P2KK8puc0
サンキューな
男「なんでこの縁談受けたんだ?俺のことそんな好きじゃないんだろ?」
許嫁「パパが言ったので」
男「はあ?」
許嫁「私パパのいうことは信じようと思ってるので」
男「うわっ、ファザコンかよ」
許嫁「どうとでも言ってください、私はこれでいいんです」
男「じゃあパパさんが離婚しろって言ったら従うのか?」
許嫁「はい」
男「即答かよ」
許嫁「別に好きでもない人と一緒に住んでても楽しくないですし」
男「まあそれはわからなくもないがなんか傷つくな」
許嫁「まあ離婚することになったら女の子でも紹介してあげますよ、同級生だけど」
男「俺もう成年してるから同級生はだめだ」
許嫁「じゃああきらめてください」
男「」
許嫁「そういえば」
男「なんだよ」
許嫁「男さんの職業ってなんでしたっけ、ここ最近家から出てませんが」
男「最初に会ったとき言わなかったか?作家だよ」
許嫁「あらそうでした、許嫁ちゃんど忘れ」
男「かわいいはずなのになんとなくイラつく」
許嫁「まあいいじゃないですか」
男「ったく」
許嫁「でもたまには外に出てくださいね」
男「まあ気が向いたら外に出るようにするよ、健康の心配でもしてくれているのか?」
許嫁「いえ、ずっと同じ空間にいると少し息苦しい感じがして」
男「・・・ちょっと出かけてくら」
許嫁「行ってらっしゃい」
男「ただいまー」
許嫁「お帰りなさい」
男「いいにおいだな・・・ってすごいうまそうじゃねえか」
許嫁「何ですかいつもはうまそうじゃないみたいな言い方して」
男「実際そんなにうまそうな見た目ではなかったからな、味はイケてたが」
許嫁「やっぱり人が居ない方が集中できマスネ」
男「・・・明日からも飯時は出かけるようにするよ」
許嫁「いっそ日中全部いなくても大丈夫ですよ」
男「お前俺のこと好きになる気ないだろ」
許嫁「アリマスヨ」
男「嘘こけ」
許嫁「ささ、ごはんが覚めますよ」
男「はぐらかしやがったな・・・・」
男「」
許嫁「どうしました?」
男「ネタがなくなった」
許嫁「どんな話を書いてるんですか?」
男「恋愛小説」
許嫁「へ?」
男「なんだよ」
許嫁「いえ、なんとなく意外だなーと」
男「ああ、よく言われるから気にするな」
許嫁「すいません、それで人気なんですか?」
男「俺そのズバッと聞いたりするところ割と好きだよ」
許嫁「はあ、それはどうでもいいので売れてるのか教えてくださいよ」
男「一作目がドラマ化する程度には売れてるよ」
許嫁「へー、なんてタイトルですか?」
男「『二度目の再婚相手』ってタイトルなんだけど、知ってる?」
許嫁「・・・知りませんね」
男「そっかー、なんとなく残念だよ、そろそろ飯の準備だろ?ちょっと外出てくるよ」
許嫁「・・・いってらっしゃい」
許嫁の部屋
許嫁「うあわああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
ビリビリ
取り敢えず今日は終わります
もしこのスレを覚えていたら続きを書きます
もしかしてこれ乗っ取り扱いされる?
マジかー
無くなってたら無くなってたでなんとかしようかな
許嫁「投稿テストです、書き込めたら続行します」
男「なあ」
許嫁「何でしょうか」
男「お前もあまり外に出ないよな」
許嫁「まあそんなに用事もないですからね」
男「よし」
許嫁「何ですか、突然意気込んで」
男「明日は出かけるぞ」
許嫁「いやです」
男「前に言ってたろ『あなたを好きになるよう頑張るのであなたも頑張ってください』って、俺が頑張ってるからお前も頑張れ」
許嫁「でもー」
男「別に一日中出て歩くわけじゃない、映画一本見て帰るだけだよ」
許嫁「まあそれなら・・・」
男「よし、決まりだ」
許嫁「服装はどんな感じで行けば・・・」
男「お前なら何着ても似合うから気にするな」
許嫁「うぇー・・・」
忠告してくださった方々やもっと見たいと言ってくださっている方々には申し訳ないのですが
ここの>>1がこのスレを立てなければ俺もこのSSを書かなかったであろうので
とりあえず限界までこのスレで頑張ります。すみません
許嫁「おはようございます」
男「おはよー・・・ってすげえ可愛い」
許嫁「別にあなたに言われてもうれしくないです、口説いてるつもりですか?」
男「いやあ、いつも割烹着姿しか見てなかったから洋服が新鮮でな」
許嫁「・・・・いいから早くいきましょうよ」
男「ああわかった、顔を洗ってくるからちょっと待っててくれ」
許嫁「もう・・・」
ガタンゴトーンガタンゴトーン
許嫁「電車は初めてです」
男「そうか、乗り心地はどうだ?」
許嫁「想像よりも快適ですね、毎日乗れるかと聞かれれば困りますけど」
男「学校には何で行ってたんだ?」
許嫁「毎日車です、私立の女子高でしたし普通でしたよ」
男「金持ちかよ」
許嫁「金持ちですから」
男「電車が初めてとは言っていたが」
許嫁「はい」
男「映画は初めてじゃないのか?」
許嫁「実は映画もないんです、けど舞台やオペラなら何度か行きましたよ」
男「ブルジョワだなー」
許嫁「ブルジョワの意味わk」
男「こまけえこたあいいんだよ」
許嫁「そうですか」
男「そうだよ、チケット買ってくるからここで待ってろ」
許嫁「分かりました」
ガヤガヤ
許嫁「人増えてきたなー、男さん見当たらないや」
男「悪い悪い、目当ての映画が満員でな、仕方なく別の映画にしてきた」
許嫁「何を見るんですか?」
男「本当は96時間って映画のつもりだったけど、満員だったからアナ雪にしてきた」
許嫁「どっちもわかんないですね」
男「お前テレビ見ないもんなあ」
許嫁「見るモノがないですからね、ニュースは新聞でいいですし」
男「まあいいけどさ」
ガヤガヤ
許嫁「」
男「泣きすぎ、ほらハンカチ」
許嫁「だっでえ・・・」
男「ほらほら、ヒトの邪魔になるから止まらない」
許嫁「びぇー・・・・・」
男「あーあー、顔がぐしゃぐしゃだ」
許嫁「うう・・・・」
男「ほら、映画も見終わったんだから帰るぞ、今日の家事は変わってやるから」
許嫁「だびじょうぶですぅ・・・できますう・・・」
男「いいから任せておけって、ほら、取り敢えず家に帰るぞ」
許嫁「はあい・・・・」
男(子ぎつねヘレンとか見せたらやばそうだなこいつ)
男「大丈夫か?」
許嫁「大丈夫です」
男「立ち直り早いな」
許嫁「初めて言われましたよ、そんなこと」
男「まず人前で泣かないだろ」
許嫁「はい、だから今あなたと話しているのがとても恥ずかしいんですよ」
男「まあ、その、なんだ、すまなかったな」
許嫁「まったくですよ」
男「埋め合わせは今度するよ」
許嫁「・・・まあ期待しないで置きますよ」
男「じゃあ、ごはんたべるか」
許嫁「そうですね」
男「久々に作ったから味の自身はないが・・・まあ食える程度には仕上がってるよ」
許嫁「見た目は普通ですね」
男「まあ味も普通だと思うぞ」
許嫁「・・ちゃんと食べられますように」
男「・・・・・」
じゃあひと段落ということで
また今度スレを立て直します
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