女「一人ですき家に行く」(10)
ハフッハフッハフッ!
女「ハーブにも飽きたし、飯でも行くか」
猫「ニャー」
女「君はお留守番だよ」
猫「ンニャ、、、」
女「じゃ、行ってきます」
猫「いってらっしゃい」
・ ・ ・ ・ ・
女「肉とかをがっつり食べたいな」
女「ハンバーグ、ステーキなんていいな。しゃぶしゃぶ、すき焼きあたりも捨てがたい」
女「でも、もっと昼飯らしいものを食べたいな」
女「何にしようかな」
>>5
炭火とり焼き丼 大盛
女「牛…は、昨日も食べたしなぁ。だからといって豚も、ねぇ」
女「そうだ虎肉、じゃなかった鳥がいい。じっくり炙られ、甘めのタレがかかった、焼き鳥なんか素敵だなぁ」
女「よし、炭火とり焼き丼、しかも大盛に決定だ!」
・ ・ ・ ・ ・
店員「オゥ カンナムスタイル」
女(このすき家の店員は独特な挨拶をする)
店員「ご注文はお決まりでしょうか」
女「炭火とりy…なんて事、豚肉豆腐チゲ鍋定食なんてものがあるのね」
店員「今、鍋フェアやってましてね。寒い冬にピッタリだと思われ」
女「いいわねぇ、ピリ辛で食欲も増進するし汗をかきながらハフハフやるのも悪くないわ」
女「そして何より豆腐、豆腐だわ。熱を通しふるんとした豆腐にチゲスープが染み、それ単体ではいまいち弱い豆腐にふくよかな味の広がりが加わる…はぁ、興奮してきた」
店員「では、ご注文は…」
女「そうね、豚肉豆腐チゲなb…」
女(待てよ。こんなに簡単に決めていいのかしら)
女(私は何が目的ですき家に来たのか、今一度思い返すのよ)
女(、、、そう、鳥、鳥肉。噛めば噛むほど肉のうまみが広がる、あのプリップリの鳥肉を、食べたいがために、やっとすき家に来たんだ。この店員には分からないでしょうけどね)
女「…いえ、豚肉豆腐チゲ鍋定食は注文しないわ」
店員「え」
女「私が注文するのは、ただひとつ。それは」
店員「そ、それは?」
女「炭火…」
「「炭火とり焼き丼 大盛!」」
おしまい
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