【艦これ】感染鎮守府【バイオハザード】 (147)
バイオハザードアウトブレイクやってたら書きたくなりました。
選択肢制安価スレになる予定です。
初めて立てるのでお手柔らかにお願いします。
↓3 主人公を選択してください
1.叢雲
2.木曾
3.明石
4.金剛
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1422638246
明石
了解です
明石
持ち物(4つ)
・
・
・
・
パーソナルアイテム:明石の工具入れ
・改修資材:4つ
・スパナ :4つ
手に入れた武器の改修ができます
スパナは投げれます
↓3 どこにいたか
1.工廠
2.アイテム屋
3.提督の執務室
工廠で大淀と資材のチェックをしていると、スピーカーが叫び始めた。
「警告、鎮守府内で暴動が発生しました。鎮守府内の全施設の隔壁、および全艤装のロックを行います。繰り返します…」
秘書艦の大鳳の声が鎮守府内を何度も反響していく。
明石「暴動って、いったい誰がそんなことを」
大淀「とりあえず、状況の確認が先決ですね。艤装は既に使えないようですし、一度きゃあっ!」
工廠の扉が内側にはじけ飛んできた。ひしゃげた扉は大淀をかすめて、そのまま反対側の壁にぶち当たって大きな音を立てて倒れた。
明石「大淀っ!大丈夫ですかっ!?」
大淀「私は大丈夫です、ありがとうございます、明石さん」
倒れた大淀を助け起こし、入り口の方に目を向けると黒いナニカが工廠の中に入ってきたところだった。
明石「ああっ!工廠の扉が…。もうっ、なにするんですかぁ!」
大淀「どうやら、暴動というのは間違いだったようですね。アレが騒ぎの原因みたいです」
ナニカはゆっくりと近づいてくる。ぎりぎり人型に見えるソレの眼が、青く光る。ソレは手を振り上げて襲い掛かってき
た。
明石「深海棲艦っ!?どうして鎮守府にっ」
大淀「とりあえず、ここは逃げましょう。情報を提督にお伝えして、艤装のロックを解除していただかないことにはどうす
ることもできません」
明石「はいっ」
言いながら、裏口へ走る。深海棲艦は緩慢な動きで私たちを追ってくるが、陸上なら低速艦の私でも普通に走れるので追
いつかれることはなかった。砲撃もしてこないその深海棲艦を引き離し、裏口の扉を閉める。
明石「海上での遭遇だったら沈んでましたね」
大淀「そうですね。しかし、あの深海棲艦はどこから現れたのでしょうか。鎮守府近海の警戒網は完全だったはずですが」
明石「そのことも含めて、提督に報告しないとですね」
すみません、眠いんで安価だけ投げて寝ます。
提督に報告しに行きます
↓2 行先を選んでください
1.提督の私室
2.執務室
3.食堂
なぜそこで食堂を選ぶのか…
始めます
大淀「とりあえず、食堂に向かいましょう。この時間なら提督は昼食をとられているはずです」
明石「食堂って、どうなのかなぁ」
私たちは深海棲艦を閉じ込めた工廠から離れ、食堂へ向かった。途中、何ヶ所かで隔壁が下りていたが、
食堂までの道のりをふさぐものはなかった。
明石「隔壁が下りているせいか、誰ともすれ違いませんね」
大淀「暴動が起きているということになっていますから、みんな自分の部屋に帰ったんじゃないでしょうか?」
明石「それなら提督も状況把握のために食堂を出たんじゃ…」
食堂の扉に手を掛けつつつぶやく。大淀は今気づいたといわんばかりの焦った顔をしている。
直下 食堂の調理師を選択してください
1.間宮
2.鳳翔
では、ほかに艦娘を選択してください
↓1、↓2、↓3
自由安価です
既出艦を除きます
コンマが高い方がいいかな?
明石「間宮さん、提督はいらっしゃいますか?」
とりあえず、扉を開いて一番に聞く。間宮さんはショーケースに甘味をしまっているところだった。
間宮「あら、明石さん。提督さんなら軍令部での会議があるのそうで昼前には鎮守府を発たれましたよ?
確か、鈴谷さんも一緒だったかと…」
大淀「そんなはずは、提督のスケジュールにはそんな会議ありませんでした。何かの間違いでは?」
大淀が手に持っていたファイルの中のスケジュール表を確認して言う。そこへ、心配そうな顔つきの筑摩が
やってきた。
筑摩「あの、間宮さん、島風ちゃんの顔色が悪いのだけど、お白湯をもらえないかしら?」
間宮「島風ちゃんが?大変、すぐに用意するわ。明石さんたち、悪いのだけど少し待っていていただけるかしら」
そういって間宮さんは食堂のバックヤードに入っていった。
筑摩「ごめんなさいね。島風ちゃん、アナウンスのあたりから顔が真っ青で。暴動だっていうけど大丈夫かしら?」
明石「そうです!そのことで提督に報告があったんです。でも提督はいらっしゃらないですし、
艤装のロックを解除しないといけないのに」
大淀「提督が鎮守府にいらっしゃらないということは、次に向かうべきは執務室ではなくて地下の
コントロールセンターでしょうか。艤装のロックも隔壁もあそこから操作できたはずです」
そうこうするうちに間宮さんがバックヤードから出てきた。湯呑を乗せたお盆を手に、椅子に座って下を向いている
島風に近づいていく。
間宮「島風ちゃん、お白湯を持ってきたわよ。飲める?」
島風「ウゥ~」
調子の悪そうな、唸り声をあげて、島風が間宮さんの方を向く。不意に、島風の手が間宮さんの肩をつかみ、引き寄せた。
間宮「きゃあっ」
パリンッ、と音を立ててお盆から落ちた湯呑が割れる。その音にその場にいた全員が二人の方を向く。
島風「ウーッ」
引き寄せた勢いのまま、島風は間宮さんの首に食らいつき、首筋の肉を引きちぎった。その非現実的な光景に、
私は思考が停止するのを感じた。
大淀「間宮さんっ!筑摩さん、早く島風ちゃんを間宮さんから引き離して!明石さん、応急処置の用意をっ!」
筑摩「あっ、はい!」
明石「わわわ、わっかりましたぁ」
大淀の一喝が、私を現実に引き戻した。
島風ちゃん感染に>>1の心が大破しました
今日はもう寝ます。遅筆ですが、毎日続けられるように頑張ります。
おやすみなさい
ゾンビ化した島風を必死で引き留める連装砲ちゃんが出てきたら泣く
>>32 残念ながら、連装砲ちゃんは艤装の一部なのでロックされて活動停止中です
ぼちぼち始めます
筑摩が暴れる島風ちゃんの背後に回り込み、床に押し倒す。力なく倒れこむ間宮さんを大淀が抱き留め、傷口を手で押さえる。
大淀「明石さん、早くっ!」
明石「救急箱、ありましたぁ」
バックヤードの棚に置いてあった救急箱の中には、包帯や消毒液などがぎっしり詰まっていた。既に意識のない間宮さんの首からは、とめどなく血が溢れていた。ガーゼを傷口に押し当てる。
筑摩「ダメッ、島風ちゃん、暴れないでっ!」
島風「ウウッ~!!」
大淀「明石さん、頼みます。筑摩さんまでかまれてしまったら手の施しようがなくなります」
そういって大淀は包帯とガーゼをひと塊使って島風ちゃんに猿轡をかませ、二人がかりで椅子に拘束した。
明石「間宮さん、起きてください!間宮さん!死んじゃダメです!」
血が、止まらない。
傷口を押さえるのに使っているガーゼはどす黒く染まり、追加を足してもそれもすぐにグショグショになる。
間宮さんの体はどんどんと蒼白になり、冷たくなっていく。
掠れるような息もさらに弱くなり、ほとんど聞こえなくなった。
明石「息、してくださいよぉ。すぅ、ムグッ!」
とっさに息を吹き込む。
口を離し、吸って、また吹き込む。
何度か繰り返したところで、後ろから抱き留められた。
大淀「明石、さん。もう、止めてください。間宮さんはもう…」
明石「ダメです。間宮さんはまだ生きてるんです。助けなきゃ、修理、しなきゃ…」
筑摩さんがやってきて、間宮さんの目を閉じた。
筑摩「間宮さん、どうか安らかに」
全身の力が抜ける。
間宮さんが死んだ?
だってさっきまであんなに元気だったのに、ショーケースに甘味を入れて、笑顔で…
大淀「間宮さんも、島風ちゃんも、このままにしてはおけません」
筑摩「そうですね。提督がいないのなら、指揮を執る人も決めなくてはいけませんね」
巡洋艦の二人が立ち上がる。
そこには強い意志を持った戦闘艦の姿があった。
大淀「明石さん、行きましょう。動かなければ何もできませんよ」
筑摩「ほら、立って。悲しむことは後でもできるから、まずはこの事態を終わらせましょ」
↓2 行先安価です
1.憲兵詰め所
2.提督の執務室
暗い気持ちのまま、鎮守府の廊下を進む。
深海棲艦との接触を回避するため、廊下の角ごとに立ち止っては先を確認するのにはもう慣れた。
大淀「この隔壁の配置は…、執務室への道は完全に封鎖されていますね」
筑摩「防火シャッターを兼ねて、各階段に設置されているのが痛いですね」
鎮守府の階段、すべてに隔壁が下りていた。エレベーターも停止している。
明石「っ、深海棲艦です」
大淀「後ろにも、居ますね。囲まれました」
前に二体、後ろからも一体、黒い体が迫ってきていた。
筑摩「いつの間に?こんなんじゃ利根姉さまに怒られてしまいますね」
↓2 どちらを突破しますか
1.前方 二体
2.後方 一体
スパナ投げは、状況によって>>1が勝手に使用することがあります
大淀さんはファイルケースで殴ります
筑摩さんは徒手空拳です
この時間は人が少ないのかな?
ごめんなさい、そろそろ寝ます
安価は↓にずらしてください
すみません、工作中にカッターで指をざっくりやってしまったので今日の更新はお休みです
ずいぶんと日をあけてしまいました。
今日は少し早いですが始めます
大淀「とりあえず後方の一体を突破して逃げましょう」
大淀が先陣を切る。
襲いかかってきた深海棲艦を手に持ったファイルケースで殴りつけ、たららを踏んでいるところを私が駆け抜けた。
筑摩「あなたには足止めをお願いします、ねっ!」
振り向くと、筑摩さんが襲いかかってきた深海棲艦を奥から迫る二体に向けて投げ飛ばしているのが見えた。
二体の深海棲艦は飛んできた仲間を避けきれずにもろとも転倒する。
筑摩「ほら、早く行きましょう」
明石「え、ええ」
三人で、来た道を戻る。
途中、隔壁の下りていない通路を何度か曲がり、開いていた扉に飛び込んだ。
電気室
大淀「ここは…、なぜ電気室の扉が開いているんでしょうか」
確かに、定期点検中でも内鍵をかける電気室の扉が開けっ放しになっているのは不自然だ。
筑摩「駆逐艦の子達が入り込んだら危ないですね。とりあえず今は閉めておきますね」
明石「鍵もお願いします。大淀、何か武器になるようなものを探しましょう」
大淀「そうですね。明石さんはそちらをお願いします」
↓1 明石の見つけたもの
↓2 大淀の見つけたもの
で、自由安価(あまりにもあんまりなものは安価↓します)
ごめんなさい、武器を募集したつもりでしたが言葉が足りなかった。
グレネードランチャーと弓矢で行きます
↓2 閃光弾 or 焼夷弾
明石「これは……なんでこんなところに」
壁に備え付けられていた大型のロッカーの中には、なぜかグレネードランチャーが入っていた。
横にはご丁寧に専用の閃光手榴弾までいれてある。
大淀「明石さん、こんなモノ見つけましたよ!」
明石「弓矢ですかぁ。こっちにもこんなものがありましたよ」
筑摩「えっと明石さん、その擲弾発射筒に見えるものはなんでしょうか?」
明石「グレネードランチャーですっ!弾もありましたよ」
そういって、某青狸風に掲げてみせる。
結構重い。
大淀「何を考えてこんなところに鍵もかけずに保管していたんでしょうか」
筑摩「それはその弓矢も同じではないでしょうか?」
大淀の手に持った矢筒には、小さいスの字が書いてある。
矢は……、何本かはいっているようだ。
明石「大淀は弓、引けるんですか?」
大淀「どうでしょうか……見よう見まねでやってみますね」
私も弓は引けないので、大淀に任せておくしかないが不安だ。
筑摩「ふふふっ、私もこれなら使えそうです」
振り向くと、筑摩さんが鉄パイプを持っていた。
配管の補修資材だろうか、手ごろな太さと長さで使いやすそうだ。
服装と相まってカンフー映画の登場人物に見える。
明石「ところで、電気室ですし、何かできないんですか?」
大淀「えっと、この部屋から鎮守府の電気設備へ送電しているようですね。とりあえず今のところ何の問題もなく稼働しているようです」
筑摩「隔壁の操作はここからでは出来ないのかしら?」
確かに、隔壁のモーターが動かせれば隔壁を開けることができる。
大淀もその事に気が付いたようだ。
大淀「……、ダメですね。ここからでは通電のオンオフしかできない設定のようです」
筑摩「じゃあ、そろそろ此処を出ましょうか。籠城するにも、もう少し良いところがあるはずですしね」
無人の通路を移動する。
幸運なことに扉を開けたら囲まれていた、ということもなく無事に電気室から出ることができた。
大淀「すべての隔壁が下りている以上、この建物の中から執務室へ行くことは不可能です」
明石「詰んでるじゃないですか。どうするんですか、これから?」
筑摩「大淀さんが電気室を出られたということは、何か策があるんでしょう」
大淀はうなずき、足早に進んでいく。
大淀「中からが無理なら、外から回り込みます」
そういって非常口のノブの保護カバーを叩き壊し、非常口の扉を開けた。
明石「非常階段ですか!でもこれ隔壁の意味がないですよね?」
筑摩「あの、二階に行く梯子が上がったままです。どうやって降ろすんですか?」
大淀「上じゃなくて、下です。下」
大淀が指差した先には、金属製の蓋が地面にはまっていた。
大淀「隔壁と艤装のロックを先に外します。コントロールセンターを目指しますよ!」
瑞鳳は づ だからしかたないね
今日はここまでです。
以下、現在のステータス
主人公:明石
パーソナルアイテム:明石の工具箱
・改修資材×4
・スパナ×4
持ち物
・グレネードランチャー(単発)
・グレネードランチャー専用閃光手榴弾×4
・
・
大淀
パーソナルアイテム:ファイルケース
持ち物
・弓矢(10)
・
・
・
筑摩
パーソナルアイテム:格闘戦の心得
持ち物
・鉄パイプ
・
・
・
材料が足りないので武器の改修はできません
>>66
そうでした!忘れてました
一応報告します
明日で期末終了なので、2月11日のマルフタマルマルまでには再開できると思います。
みなさんイベはどんな感じでしょうか?
こんばんわ
>>1はやっとこさE-5にたどり着いたところです。
一時は燃料不足に陥りましたが、今は安定しています。
それでは開始まで、しばらくお待ちください
非常階段から鎮守府地下へ侵入する。
大淀「定期点検以外では誰も入らないので、足元が埃で滑ります。気を付けてください」
そういって大淀はなれた足つきでらせん階段を下りて行った。
深海棲艦の侵入を防ぐために蓋を閉めなおしたせいで、足元を照らす非常灯以外の光源が一切ない中、階段を下る。
手すりに掴まり、一歩一歩を確かめながら進まなくてはならないのがもどかしい。
筑摩「大丈夫ですか、明石さん?」
明石「このグレネードランチャー、負い紐も何もついてないから重くて…」
非戦闘艦の細腕には、旧式の木製ストックや太い銃身がかなりずっしりとくる。
どこかで負い紐の代わりを見つけないといけないかもしれない。
もう二三階分は下っただろうか。
そろそろと階段を下りていくと、踊り場に大淀が立っていた。
大淀「……内側から扉が固定されていて開きません。もう一階層下まで降りないといけないようです」
大淀の指差した扉は押して開くタイプの様だ。
試に押してみるがビクともしない。
筑摩「あら、なんでこんなところに高速修復剤が置いてあるのかしら」
大淀「救急箱変わりだと思います。一応持っておきましょうか」
system:高速修復剤を手に入れました。
すみません、私事で時間が取れないのでしばらくお待ちください
落ちるまでには続きかきます
スレ延命のために安価をとります
直下:このまま下の階層まで行く or 引き返す
引き返す
了解しました。
パソコン壊れて焦った。ノシも忘れて大惨事になるところだった
暗い階段をゆっくりと降りていく。
先頭の大淀は慣れているようだが、私と筑摩を気遣ってかその進みはゆっくりとしたものだ。
少し進んだ辺りから妙に足元が滑るようになってきた。
どうも階段全体が濡れているようだ。
壁についた手を水滴が伝っていく。
大淀「そんな……」
見ると大淀が立ち止っていた。
暗くてよく見えないが、大淀のいる辺りから先の非常灯の明かりがゆらゆらと揺らめいている。
大淀「非常階段が水没しているなんて……」
大淀の横までたどり着いて、初めて暗い水面が見えた。
非常灯の明かりが水中で煌めいているのを見る限り、階段はそのまま続いているようだ。
……水中から何か黒い物体が上がってくるように見える。
筑摩「深海棲艦っ!!」
明石「まさか、ここから鎮守府に侵入をっ!?」
上がってくるのが分かっていて待ちぼうけているわけにもいかない。
水面から距離をとる。
大淀「ここは撤退しましょう。深海棲艦の進入路の確認ができただけでも上出来です」
筑摩「そうね。コントロールセンターへ行けないことも判りましたし、一度地上に戻って作戦を練り直しましょう」
言葉を交わしながら、滑る階段を駆け上がる。
後方で深海棲艦が水面から陸に上がった音がする。
筑摩「砲撃、来ます!回避をっ!!」
明石「避けるって、こんな閉所のどこに避けろって言うんですかぁ!」
水音を聞いて下を向いた筑摩の無茶ぶりに、駆け上がる速度を上げることで答える。
砲撃の轟音が、非常階段を駆け抜ける。
一射目は階段の踏み板を貫き、そのまま壁を抉った。
徹甲弾の爆風が吹き荒れる。
下2「あっ!」
安価コンマ
01~33 大淀がこける
34~66 明石がこける
67~99 筑摩がこける
00 深海棲艦が爆風でこけて水面に落ちました
明石「うわっ」
滑る踏み板を全速力で駆け上がったいたところに吹いた爆風に足を取られた。
抱えていたグレネードランチャーの重みも手伝って階段を六段ほど滑り落ち、壁に強く体を打ち付けてしまった。
大淀「明石っ!」
筑摩「大丈夫ですか!?」
直ぐに二人が駆け寄ってくれたが、打ち付けたせいか体に力が入らない。
目を回していると筑摩の背に担ぎ上げられた。
筑摩「大淀さんはランチャーをお願いします」
大淀「分かりました。明石さんを頼みますね」
筑摩「深海棲艦が階段を上がろうとしています。牽制で一発、目を潰せばしばらく砲撃はしてこないと思います」
大淀「はい。先に行ってください」
筑摩が階段を駆け上がる。
軽い発砲音の後に急にあたりが明るくなった。
バシャンッという何かが水に落ちる音がした。
階段を駆け上がる音が2つに増える。
大淀「どうやら成功したようです。深海棲艦は水中に撤退しました」
筑摩「ありがとうございます。戻ってくる前にこの階段を抜けてしまいましょうか」
テスト前故、安価だけ取っておきます
遭遇安価↓2
艦娘(艦名まで・コンマ奇数で感染)
人間(コンマ偶数で武器をくれます・その場合は↓4に武器安価)
から選択してください
風呂から出たら更新しますゆえ
しかし風呂で寝たらごめんなさいごめんなさいです
始めます
地上へとつながる蓋を少しだけ上げ、周囲を確認する。
大淀「敵影なし。とりあえず一休みできるところまで移動しましょう」
筑摩「そうですね。明石さんの容体も気になりますし、深海棲艦から隠れられればいいのですが」
直下
一番近い建物を書いてください(自由に)
鎮守府庁舎(目の前にある執務室とかがある所)は深海棲艦が入り込んでいるので使用不可です。
すみません 言い方が悪かった…のか?
武器庫の屋根裏部屋ということにします
≪武器庫 - 屋根裏部屋≫
大淀「ここなら、深海棲艦が上がってくることもないでしょう」
艦娘の使用する艤装や兵器のうち、余剰となったものを保管しておく建物、その屋根裏部屋に意識が混濁している明石は横たえられた。
暇を持て余した駆逐艦たちによる定期的な鎮守府清掃作戦のおかげか、床に埃が積もっているということはなかった。
筑摩「明石さん、大丈夫ですか?」
明石の意識は、数分後にははっきりとしてきた。
その明石に問いかける。
明石「うぅ、まだ少しくらくらします。それで、あの後どうなりましたか?」
大淀「交戦した深海棲艦は水中に撤退しました。今は仮の拠点として武器庫の屋根裏にいます」
筑摩「辺りに深海棲艦はいなかったから、しばらくは大丈夫です」
二人から簡潔な状況報告を受ける。
明石「そうですか。……っ!痛たっ」
体を起こそうとした明石に鋭い痛みが走る。
大淀「背中を強く打ったようなので、しばらく痛いと思いますが我慢してください」
明石「うん、大丈夫、大丈夫ですよ。艤装が使えればあれくらいへっちゃらだったんですけどね」
筑摩「とりあえず、しばらく休憩しましょう。今動いても状況は悪くなる一方ですし」
大淀「そうですね。その間に次の作戦を立てましょう」
明石「じゃあ、まずは状況を整理しましょう」
三人で車座になる。大淀は持っていたファイルから裏の白い用紙とペンを取り出した。
大淀「緊急事態ですし、これに書き出してしまいましょう」
表面は次に予定される大規模作戦の要綱だった。
明石「状況……、地下の水面から多数の深海棲艦が湧き出して鎮守府内を徘徊している、でいいのかなぁ?」
筑摩「その可能性が高い、ということですね。加えて、提督は会議で不在です」
大淀「そして、それを暴動と誤認した大鳳さんが鎮守府内の隔壁を下して艤装のロックを行った。と」
紙面上の、「鎮守府」「深海棲艦」「隔壁が下りた」が線で結ばれる。
大淀がその脇に「艤装が使えない」「提督は不在」と書き込む。
大淀「とりあえず、提督が不在なのは仕方がありません。軍令部との通信も、通信室が庁舎の二階にある以上できませんし、機密保持のために鎮守府の付近に民家もありませんしね」
筑摩「鎮守府内の艦娘は寮の自室にいると思いますけど、寮の入り口には隔壁が設置されているので救援は今のところ期待できません」
明石「その隔壁を開けられるのは提督本人か各艦隊旗艦、ですね」
「隔壁が下りた」「偽装が使えない」と「艦隊旗艦が解除できる」が線で結ばれる。
大淀「現在の第一艦隊旗艦は大鳳さんですが、所在が不明です。第二、第三艦隊は長距離の遠征に出ているので、帰還は早くても明日以降ですね」
筑摩「第二艦隊はどうしたんですか?」
大淀「第二艦隊はそろそろ対潜警戒任務から帰還するはずです。旗艦は秋月さんだったかと」
すまないが眠いので寝る。
対潜哨戒のほかのメンバー
コンマは高いほうがよい
↓2駆逐一隻と↓4軽巡一隻
あり?酉が違う
>>101に誤植がありました
誤
大淀「現在の第一艦隊旗艦は大鳳さんですが、所在が不明です。第二、第三艦隊は長距離の遠征に出ているので、帰還は早くても明日以降ですね」
正
大淀「現在の第一艦隊旗艦は大鳳さんですが、所在が不明です。第三、第四艦隊は長距離の遠征に出ているので、帰還は早くても明日以降ですね」
です。
筑摩「第二艦隊との合流を目指しましょう」
大淀「艤装がロックされるのは鎮守府に帰還、上陸してすぐです。もし近くに深海棲艦がいたら無防備な状態で攻撃を受けることにな
ります。これ以上の犠牲を出さないためにも急ぎましょう」
明石「わっ、私はもう大丈夫です」
言って、明石は立ち上がる。
明石「早くいきましょう!」
≪武器庫外≫
武器庫の扉から、明石は外を見渡す。
明石「大丈夫、近くに深海棲艦は居ないみたい」
大淀「急いで移動しましょう。もう秋月さん達は戻ってきているかもしれません」
三人は港の方向へ移動を開始する。
鎮守府の面積は広大で、そのほとんどを滑走路とグラウンドが占めているため、移動には車や自転車が使われることもある。
そんな鎮守府の、軍用の大型トラックが余裕ですれ違えるほど広い道を三人は走り抜けていった。
筑摩「先にどこかで車を見つけたほうが良かったかもしれませんね」
大淀「運転できるんですか?」
筑摩は首を横に振る。
振って、斜め前に顔を固定した。
筑摩「あそこに深海棲艦が」
走りながら指をさす。
その方向には確かに黒い人型がいた。
大淀「こちらに迂回しましょう。少し遠回りですが、戦闘になるよりは遥かにましです」
明石「っ、こっちに気付いたみたい!」
深海棲艦はこちらにその砲身を向けていた。
その筒先が光る。
大淀「早くこっちへ!」
ほとんど直角に向きを変えて建物と建物の間の道に入った瞬間、元いた道に爆風が走った。
ぎりぎりのところで至近弾を避けた三人はそのまま反対側の道に飛び出した。
秋月「うわぁ!」
飛び出した先にいた秋月が声を上げる。
明石「あっ、秋月さん!とりあえずこっちに」
真っ先に気付いた明石が秋月の手を掴んでそのまま走り出す。
秋月「明石さん、なんなんですかぁ。秋月は司令に報告をっ」
大淀「報告は後です!」
後ろから追いかける大淀が秋月に声をかける。
大淀「今はあれから逃げることを最優先に考えてください」
直後、建物の外壁が爆発した。
飛んできた破片を筑摩が鉄パイプで叩き落とす。
筑摩「地下にいた深海棲艦の砲撃と威力が全然違います」
衝撃で少し曲がった鉄パイプを握りしめたまま走る筑摩がいった。
大淀「秋月さんっ!第二艦隊のほかのメンバーと同流します。どこにいるかわかりますか?」
秋月「ほっ、補給に向かいました!」
高速艦のはずなのになぜか低速艦の明石に引きずられるように走っていた秋月がこけそうになりながら叫ぶ。
秋月「回収した資材をしまった後に夕張さんが朝潮を連れていきました。ついさっき別れたのですぐに追いつけるはずです」
砲弾が飛んでこなくなるまで道をかえ続けた後、四人は燃料庫と弾薬庫のある区画へ向かった。
秋月「そんな、司令の外出中に深海棲艦の襲撃が…」
大淀「それを暴動と思った大鳳秘書艦が艤装と隔壁をロックして今に至るというわけです」
道中で大淀が秋月に現状を説明する。
秋月は旗艦章を取り出した。
秋月「これがあれば隔壁を開けることができるというわけですね」
明石「そうです!」
筑摩が急に走り出した。
筑摩「そんなっ!」
筑摩が声を漏らす。
視線の先には夕張と朝潮が倒れていた。
今日はここまでにします
安価出せなかった…
すまない
危うく落としそうになるミス
明日、テストが終わったら続きやります。
直下
高速修復剤が一つありますが使いますか?
使うならどちらにつかいかもお願いします
明日とか言ってその翌日に来るスタイル
すみませんでした。テスト終わって帰って寝てしまいました。
夕張了解です
明石「大丈夫です!まだ二人とも息があります」
大淀「秋月さん、扉を開けてください。建物の中のほうが安全なはずです」
秋月「は、はいっ」
電子ロックに旗艦章を認識させ、耐爆隔壁を開放し、夕張と朝潮を弾薬庫に運び入れる。
気絶した二人を作業台の上に寝かせた。
明石「二人とも損傷判定は大破程度ですね。艤装はロックされていたとはいえ、装備した状態のままだったことに命を救われましたか」
筑摩「怪我は深刻ではないということですか?」
明石「外傷は、そうです。流石に体内のことは触診だけでは何とも言えません。」
大淀「ここでは艤装の修理はできませんし、一度除装して傷口の処置をしましょう」
明石「そうします。秋月さん、朝潮ちゃんの艤装を外してあげてください」
秋月「分かりました」
大淀「私たちは弾薬庫の中で使えそうなものを探してきますね」
大淀と筑摩が弾薬庫の中を探索しに行く。
大破した二人の艤装は金属の鋭利な断面がある上に、残弾が装填されたままになっているために除装には細心の注意を払う必要があった。
明石「秋月さん、艤装のロックが機能不全を起こしている可能性があるのでなるべく引金や信管の触らないように気を付けてくださいね」
秋月「はっ、はいぃ!」
慣れた手つきで夕張の艤装を一つずつ外しながら、朝潮の魚雷発射管を外す秋月に声をかける。
魚雷は誘爆の危険が一番高いパーツだ。信管の誤作動や酸素漏れからの延焼には注意を払わなくてはいけない。
秋月「そ~っと、そ~っとです」
外した艤装は弾薬庫の空いた棚や部屋の隅に置いていく。
変形で皮膚に食い込んだ部品は後回しにし、危険度の高い部品を優先的に外していく。
明石「夕張さんの艤装は一体型なので少し重いですね」
工具を使い、支持アームから弾薬庫込みの砲を取り外す。右の第一主砲は損傷もなくそのまま使えそうだ。
安価
筑摩と大淀の発見したもの
変なものは使い方も書いていただけると安価したされなくて済むかもしれません。
「誰が」「何を」で二人分出るまでの範囲でお願いします
大淀了解です
筑摩が、の指定がないので再安価↓1
筑摩了解です
ドラム缶と飯盒ですね
史実的には輸送用ドラム缶の中身は陸軍用の補給物資…
次回は皆でキャンプ飯ですね
書けたら投下しますので今日はここまででお願いします。
参加ありがとうございました
生存報告
テスト終わるまで待ってね
レポートで首が回らない。一レスのみ
明石「夕張さんの方はとりあえず外せました。朝潮ちゃんはどうですか?」
秋月「もうちょっとです。ペンチ取ってください」
持っていたペンチを秋月に渡して、外された艤装をチェックする。
破損した酸素魚雷の信管を外し、砲には安全装置をかける。
12.7㎝砲と言えど、暴発したら艤装のない今の私たちではケガで済まない。
大淀「明石さん、こんなものを見つけました」
ゴロゴロと、大淀が転がしてきたドラム缶が音を立てている。
明石「大淀?そのドラム缶はいったい」
大淀「輸送用部材のドラム缶のようです。中身も入っていますよ」
筑摩「あら、ちょうどよかった。私もほら、こんなものを」
筑摩が飯盒を渡してくる。しばらく放置してあったらしく埃をかぶっているが、中はきれいだ。
明石「これは春雨ちゃんが改になるまで持っていたやつですね」
大淀「あとは火と水があれば食事にできますね。秋月さんは遠征後そのままですし、
あとの二人も目を覚ました時に何か召し上がった方がいいでしょうし」
明石「弾薬庫は火気厳禁ですが、火なら酸素魚雷の中の燃料を使えば熾せますね」
筑摩「初期消火用の水バケツならそこにありますよ?」
筑摩、さすがにそれは…
このSSまとめへのコメント
のんびり続けてくださいな。
身体に気を付けてくださいね。