勇者「精霊様か女神様か....」魔王「魔神様も捨てがたい」 (9)

この世には2種類の女性がいる



『美しい女性』か『美しくない女性』だ

ちなみに私は前者が好きだ



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少年「師匠、終わったんで帰っていいですか」

師匠「確かめるから少し待て」

師匠「・・・これは何だ?」

少年「あっ」

師匠「あっ、じゃないわ。真剣に解けと言っただろ。落書きなんてしてるんじゃない!」

少年「すいません!」

師匠「反省してないだろお前は!今日はまだ帰さん、補習をするぞ」

少年「うへぇ・・・」

少年「もう勉強やだ・・・ていうかこの前筆を買ったばかりなのにもうだめになったし・・・」

少年「毎週新しい筆を用意しないといけないほど書かせるって、絶対おかしいでしょ」

少年「ブラック寺小屋だわ。今話題のブラック寺小屋だわ」

師匠「黙ってやれ」

少年「何のために勉強してるんですか、俺って?」

少年「今の時代、必要なのは知識じゃなくて腕っぷしな気がするんですけど」

師匠「そんなわけないだろ。知識が必要とならない時代なんて存在しない」

師匠「知識がどれほど人間にとって必要なものか、今まで散々説明しているだろう」

少年「剣を握りたい!筆を握るのはもういやだ!!」



師匠娘「少年は今日も騒がしいね」

少年「あ、なあ聞いてくれよ!俺もう帰りたいのに師匠が帰らせてくれないんだよー」

師匠娘「そうなの?あー、ねえお父さん。もう今日は帰してあげてもいいんじゃない?」

師匠娘「明日も来るんだし」

師匠「む。・・・お前に言われたら仕方ないな」

少年「親ばか」

師匠「うるさい!いいか、家に帰ったら今日覚えたことを復習しておけ。今日やらなかった分は明日やるからな」

少年「了解ですー」

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