P「アイドルがJKリフレで働いている?」 (67)


社長室

P「ウチのアイドルに限って、そんな・・・」

社長「私もそう思いたいがね」

P「じゃあ、どうして・・・」

社長「匿名のタレコミがあって、765プロのアイドルらしき人物を店で見かけたというのだ」


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P「アイドルよりもそんな素性も良く分からない奴の方が信じられるっていうんですか?」

社長「いや、そういうわけでは・・・」

P「俺はアイドル達を信じます」

社長「君の言うことはもっともだ。しかしだね…」

P「・・・」

社長「ひとりでもそういった店で働いているアイドルがいたら、アイドル全体にまで悪い影響が及ぶかもしれない」

P「それはそうですが…」


社長「そうならないためにも今のうちから、悪い芽を摘み取る必要があるのではないだろうか」

P「しかしですね・・・」

社長「何も犯人探しをしろと言っているわけじゃない。もしそのアイドルが特定できたら君から止めるよう説得してほしい」

P「・・・」

社長「ダメかね?」


P「・・・わかりました。自分から話を切り出してみます」

社長「そうか。それは安心した」

P「でも、もしそのアイドルが誰か分かったとしても、突然クビにするようなことはしないでください」

社長「ああ、その点は保証する。くれぐれもアイドル達を動揺させないよう、頼むよ」

P「できる限り・・・、やってみます」ガチャッ

社長「・・・・・・」


事務所の中

高校生組「ワイワイ ガヤガヤ」

P「みんな大事な話があるんだ」

春香「プロデューサーさん話って一体何なんですか?」

千早「ライブの予定でも決まったんですか?」

P「残念だが、良い知らせではない。悪い知らせだ」


響「まさか。誰かがクビになっちゃうのか?」

P「みんなも既にニュースで知ってると思うが、最近、JKリフレという店が警察に摘発された」

雪歩「JKリフレ?」

真「・・・」


P「そうだ。JKリフレというのは女子高校生の格好をした若い女性従業員がマッサージを行う店のことだ」

千早「女子高生の格好で、マッサージ・・・ずいぶん変わったお店ですね」

P「JKリフレは表向き、客にマッサージを提供する店だが、裏のサービスを提供する店も一部に存在する」

春香「裏のサービス・・・・・・ですか?」


P「そうだ。例えば、抱き合ったりだとか、キスだとか、もしかしたらそれ以上のことも・・・」

雪歩「ふぇぇ」

春香「で、そのJKリフレと高校生組がここに集められたことと何の関係があるんですか?」

P「みんな、落ち着いて聞いてくれ・・・」

高校生組「・・・・・・」ゴクリ


P「実は、お前たち高校生組の中にそのJKリフレで働いているアイドルがいるかもしれないんだ」

高校生組「ええーっ!!」

P「匿名の電話があったんだ。店でウチのアイドルを見かけたって…」

春香「でも、でも、JKリフレだからって本物の女子高生だとは限らないんじゃ・・・」アセアセ


P「最近は客がうるさいらしくてな。店側も本物の女子高生しか雇わないみたいなんだ」

千早「見間違いじゃないですか。765プロのアイドルにそんなことをする子はいないと思います」

雪歩「私も信じられないですぅ。男の人とそんなことするなんて考えられないですぅ」

響「自分も信じないぞ。765プロのみんなは仲間を裏切るようなことはしないぞ」

P「・・・そうか。確かのお前らの言う通りだ」

高校生組「・・・・・・」

P「くだらん事を聞いて悪かった。俺の思い違いだと・・・」


バンッ
真「許せない!」

P「ま、真、どうしたんだ急に?」

真「プロデューサーはボクに、自分の性を切り売りするような汚らしいアイドルと一緒に仕事させるつもりですか」

P「なっ!なあ、真。ちょっとは冷静になろう。な?」


真「冷静になんてなれませんよ。プロデューサーこそ、どうしてそんなに落ち着いていられるんですか?」

P「えーと、な。さっき言ったことは俺の勝手な想像で・・・」

真「想像?匿名の電話があったって言ったじゃないですか。火のない所に煙は立たない!違いますか?」


P「しかしだな、犯人捜しみたいなことは、正直・・・」

真「プロデューサー!甘いです。甘すぎます!プロデューサーのその甘さが、アイドル達の輪を壊してますよ」

雪歩「ま、真ちゃん、一体どうしちゃったの?」

真「みんなには分からないさ。自分の性をおもちゃにされたアイドルの気持ちなんか…」

P「・・・・・・」ハッ!


P「真、まさか・・・」

雪歩「真ちゃん・・・」

春香・千早・響「・・・・・・」

真「いいんです。ボク同情なんて求めてないですから」


P「真・・・・・・。俺が悪かった。犯人探しは徹底的にやる!だけど、俺はアイドルたちを信じてるからな」

真「ボクこそすみませんでした。急に怒鳴っちゃったりなんかして・・・」

高校生組「・・・・・・」


P「なぁ、みんな。もしここにJKリフレで働いている者がいたら、気が向いたときでいいから、俺に名乗り出てくれないか」

P「・・・大丈夫。もちろん誰にも言わないし、クビになるなんてことないからな

P「ただ、その時はちゃんと俺の話を聞いてほしい」


P「分かったな?」

高校生組「・・・・・・ハイ」チラチラ

P「それじゃあ今日の話はおしまいだ。明日、仕事の予定入ってる奴は遅れるんじゃないぞ。じゃあな」

高校生組「ハーイ」ガチャン タッタッタッ…

P「・・・・・・」


JKリフレ 店内

?「いらっしゃいナリー。おじさん、またボクのこと指名してくれたナリか?」

おじさん「・・・・・・」コクッコクッ


?「ありがとナリー。それじゃあまた例のコースでいいナリか?」

おじさん「・・・・・・」

?「いいナリか?」

おじさん「・・・・・・」

?「おいっ、返事ぐらいちゃんとしろよ」ゲシッ


おじさん「…っ!あっ、ハ、ハイッ!」

?「それじゃあ、今日もじゃじゃ馬プリンセスコース!はりきっていくナリよー!」

おじさん「・・・・・・」ワクワク ドキドキ


?「さっそく、服を脱いで仰向けになるナリー」

おじさん「・・・・・・」シュルシュル スタッ

?「じゃあ顔をフミフミするナリねー!」ゲシッ

おじさん「・・・・・・」ドキドキ


?「用意はいいナリか?それじゃあフミフミタイムスタートナリよ!」

おじさん「・・・・・・」ピクッピクッ

?「フミフミフミフミ~♪」

おじさん「あっ…あっ…あっ…あっ…」

?「フミフミフミフミ~♪」

おじさん「あっ…あっ…あっ…あっ…」


?「フミフミフミフミ~♪」

おじさん「あっ…あっ…あっ…あっ…」

?「あっ、足が滑った…」ゴリッ

おじさん「あっ…あああああああ!!」ピクピク


―――――――――――――――――――――――――――
――――――――――――――――
―――――――

?「ありがとナリー。また来るナリよー!」

おじさん「・・・・・・」ニコニコ タッタッタッ






?「ふぅ、このキャラ疲れるわー」

?「でもストレス発散もできて、お金ももらえるなんて、ほんと良い仕事だよなー」

?「へへっ、やーりぃ!」


続くと思います。

社長室


P「社長!こんなこと、いつまで続ける気ですか」

社長「・・・・・・」

P「アイドル達が疑心暗鬼になってます。こんな状況、もう耐えられません」

社長「また匿名の電話があったのだよ」

P「どうせイタズラ電話に決まってます」

社長「今回は有力な情報付きだ」

P「有力な・・・情報・・・?」


社長「ああ、何でもその娘というのは、言葉の最後に一風変わった語尾をつけるらしい」

P「一風変わった語尾?」

社長「そうだ。何か心当たりでもあるかね?」




P「・・・・・・!!」


P「高校生組の中にひとり、思い当たるアイドルがいます」

社長「そうか。では、あとは君に任せたよ」

P「・・・・・・はい」ガチャッ




社長「・・・・・・」

社長「はて?ウチにそんなおかしなアイドルなどいただろうか・・・」


事務所の中

高校生組「ワイワイ ガヤガヤ」

P「静かにしてくれ。以前話したJKリフレの件で話があるんだ」

春香「プロデューサー、その話、もうやめませんか?」

千早「匿名の電話なんて、気にする必要あるのかしら」

雪歩「そうですぅ。きっとデタラメですぅ」

響「自分も嘘だと思うぞ。犯人捜しなんて無駄だぞ」

真「・・・チッ!」


P「お前たちの言うことはもっともだが、前回真が言ったようにこの問題はキッチリ片付けないと大変なことになる。それに…」

高校生組「?」

P「今回は新たな手がかりがあるんだ」

春香「手がかり・・・ですか」

P「そうだ。そして今回の手がかりで俺はその人物が特定できるんじゃないかと思っている」

高校生組「・・・・・・」


春香「プロデューサー、教えてください。手掛かりって一体何ですか」

P「それは犯人の話し方に関係するものだ」

千早「話し方?犯人の話し方に何か特徴でもあるんですか?」

P「その通りだ、千早。犯人の話し方の特徴は…」

高校生組「・・・・・・」ゴクリ





P「語尾に・・・・・・おかしな言葉を付け加えるらしいんだ」

雪歩「おかしな・・・言葉?」チラッ



春香「・・・・・・」チラッ

千早「・・・・・・」チラッ

真「・・・・・・」チラッ

響「・・・・・・」




響「うがー!何なんだ、みんなその眼は!」


響「自分やってないぞ!そ、そうだ雪歩なら信じてくれるよな?」

雪歩「え、あ、うーん・・・」

響「なんではっきり言わないんだ?雪歩まで自分を疑ってるのか!」ドンッ

雪歩「キャッ」バタンッ

響「あ、ごめん」アセアセ


真「おいっ!雪歩に何するんだ!」

響「ちょ、ちょっと手が滑っただけさ」

真「フーゾクで働いてるだけじゃなくて、暴力まで振るうのなんて!」

響「なっ・・・」

真「プロデューサー早く響を何とかしないと、中学生組まで悪い世界に引き込まれちゃいますよ」

P「・・・・・・」

響「真!バカなことを言うのはやめるさー。プロデューサーは自分のこと信じてくれるよな」

P「・・・・・・」


P「・・・響。無理に認めろとは言わない。ただ、打ち明けたくなったらいつでも言えよ」

響「プロ・・・デューサー・・・?」

真「・・・・・・」ニヤリ

響「うがー!、プロデューサーのバカー!!」ガチャン タッタッタッ


千早「・・・これで良かったのでしょうか」

春香「犯人は本当に響ちゃんだったのかな・・・」

P「あの焦り方。まず間違いないだろ」

真「ボクは前々から響が怪しいんじゃないかって思ってたけどね…」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月01日 (火) 10:25:15   ID: 1p9uWtHA

おい!!一体だれが犯人なんだ!!!!!

2 :  SS好きの774さん   2015年09月01日 (火) 12:53:03   ID: zuHUNc87

一体犯人は何地真クンなんだ…

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