道明寺歌鈴「良縁に恵まれて」 (83)
神様。私この人と出会えて本当に良かった!
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あれは2月の終わり。少し肌寒い時でした。
歌鈴「もう!お父さん!ココどこなの?」
歌鈴父「ははは…さあ何処だろう?」
歌鈴「もう!」
今日はお父さんのお仕事の付き添いで初めての東京です。ただ
歌鈴父「歌鈴は初めての東京だろ。お父さんが案内してあげよう」
この言葉がきっかけで今迷子になってます。
歌鈴「こんなことなら、お母さんも一緒に来てくれれば良かったのに…」
歌鈴父「そうなると神社はどうする?」
歌鈴「そうだけど…」
今は神社でお留守番をするお母さんに助けて貰いたいくらい
改めて、モバマスの道明寺歌鈴ちゃんのSSです
?「あのーもし宜しければお手伝いしましょうか?」
歌鈴(え?お母さん?)
振り返るとそこには1人の男の人が立って居ました。
歌鈴父「ありがとうございます。実は道に迷ってしまいまして…ってP(仮名)君じゃないか!」
P「あれ?あっ道明寺さん!お久しぶりです。こんな所でどうしたんですか?」
歌鈴父「いやー東京で常会があってね。ついでに娘に観光案内しようとしたらこれだよ…」
歌鈴父「そうそう、娘を紹介するよ。私の自慢の娘、歌鈴だ。歌鈴。こちらはP君だ」
2人「「(こ、)こんにちは」」
歌鈴「あ、あの。お父さんとお知り合いなんでつか?」
P「はい。道明寺さんには大学の時お世話になりました」
歌鈴父「と言っても、夏の短期講習会みたいな物だけだったけどね。いやー元気そうで何よりだよ」
P「あの時は色々とお騒がせしてすみませんでした」
歌鈴父「いやいや。今は神職じゃ無くて一般企業に就職したんだよね?」
P「はい。今は芸能事務所にご縁がありまして、そこで勤めさせて頂いてます」
歌鈴「えっ?芸能界の人なんでしゅかっ?」
P「あーいや、その裏方の人だよ。僕は今アイドルのプロデューサーをやっているんだ」
P「道明寺さん。もし宜しければお茶飲んで行きませんか?事務所が近くにあるんですよ」
歌鈴父「それじゃ、ご好意に甘えさせて貰おうかな」
歌鈴「えっ!?」
歌鈴父「そんな警戒しなくても大丈夫だよ。それじゃP君案内を頼むよ」
P「あはは、一応ちゃんとした事務所だから安心して。では行きましょう」
歌鈴(うー…失礼な事しちゃった…)
ー数分後ー
P「ここです」
歌鈴「シージーぷろだくしょん?」
歌鈴父「おーやっぱり、でかいな!」
歌鈴「お父さん知ってるの?」
歌鈴父「P君が就職したって聞いたから調べたんだ」
P「僕が就職した時は設立したばかりで小さな事務所でしたけど。道明寺さんこちらです」
歌鈴父「暖かい…おっ高垣楓さんのパネルだ!ココの事務所に所属しているんですか?」
P「はい。道明寺さんは旅行番組お好きでしたよね?」
歌鈴父「ええ。彼女の『ゆらり、温泉旅』が好きなんです。彼女のサインとか貰えますかね?」
P「多分大丈夫だと思いますよ。そういえば、ーーー…」
歌鈴(なんだか私が知ってるお父さんとは違う感じがする。なんだろう?神主のお仕事している時と違う顔してる)
歌鈴(もしかして、東京には違う世界が広がっているのかな?もしそうなら、私のドジな性格も直せたり?)
歌鈴父「ーりん、歌鈴!ボーっとしてないで早く来なさい!」
歌鈴「ふぇっ!?」
ー応接室ー
P「改めてまして、私CGプロダクションでプロデューサーをしているPと申します」
歌鈴「よろしくお願いします。先程は失礼な態度をとってしまって、ごめんなひゃい…さい」
P「いえいえ、実際名刺出すまで危ない勧誘と同じですから」
P「ただ、道明寺さん。ココは東京ですから、知らない人に頼み事するときはもっと注意して下さい」
歌鈴父「ははは…面目ない」
歌鈴父「ところで、ただ話がしたいからココへ連れて来た訳では無さそうだね?」
P「分かりましたか?顔に出やすいかな?それは置いとき、確かに話があります」
歌鈴父「そうか……お祓い関連なら近くの所でいいんじゃないか?わざわざ奈良県の神社に頼まなくても」
歌鈴父「そうそう、君の友人でこの辺で神主やっている○○君が居たじゃないか!」
P「あーいえ、お祓いとかでは無いんです」
歌鈴父「えっ?やっぱりなんかの勧誘?」
P「いえ、スカウトです。あれ?勧誘と同じかな?」
歌鈴父「スカウトか…私には神社を守らなきゃいけない役目があるし…」
P「……えっと、お父さんの方では無くて、ご自慢の娘さんの方です」
歌鈴(そっか…お父さんじゃ無くて私の方か…凄いな)
歌鈴「ふぇっ?わ、わたし!?」
P「はい、歌鈴さん。他でもないあなたです。アイドルになりませんか?」
歌鈴「あ、アイドル!?やややっ、無理ですっ、ぜ〜ったい無理です!わたしなんてドジでノロマで可愛くなくて…え、えええ〜、お父さんどうすればいいの?」
歌鈴父「どうすればって。歌鈴の人生だから、自分で決めなきゃ。あっ、ごめん。電話かけなきゃいけないから席を外すね」
歌鈴(え〜!どうすればいいの〜!)
P「今すぐにって訳じゃ無いよ。良く悩んで判断して欲しいな」
?「失礼します。Pさんお電話ですよ」
P「ありがとう。参ったな…そうだ!アイコちゃん今暇?」
藍子「えっ?まあ大丈夫ですよ。何かお手伝いでもしましょうか?」
P「うん。良かったらそこに居る子にこの事務所の中を案内してあげてくれる?」
藍子「はい!分かりました」
P「じゃあ、後は頼んだよ。道明寺さんごめんね」
歌鈴「はい…」
藍子「初めまして。私、高森藍子って言います。よろしくね道明寺さん」
歌鈴「は、初めむして。ど、道明寺歌鈴でつ。よ、よろしくお願いしまつ!!」
藍子「落ち着いて、道明寺さん。深呼吸、深呼吸」
歌鈴「すーはー…ごめんなさい…」
藍子「大丈夫、落ち着いた?」
歌鈴「はい。大丈夫です…多分」
藍子「よし、じゃあ行きましょうか」
歌鈴「行くってどこにですか?」
藍子「うーん…どこか気になる所とかあります?」
歌鈴「来たばかりなので全然分からないです…」
藍子「それじゃあ……
やっぱり、都会は凄いです。高森さんの話によると、CGプロダクションは設立して約1年半の新興プロダクションだそうです。
歌鈴「ということは、Pさんってかなり若いんですか?!」
藍子「うーん…私が入ったのがPさんより後だからよく分からないけど、初めから居る子に聞くと」
ー回想ー
P(大学4年生)「今日も疲れたな〜はあ…」
社長(外見は真っ黒)「ティンときた!」
社長「君〜アイドルのプロデューサーにならないかい?」
P「お、俺ですか?!」
社長「そう君だよ、君!話がまとまったようだから、今すぐ事務所に行こう!」
P「今からですか?!ちょっ、引っ張らないで下さい!力強っ!」
ーー
藍子「そんな感じでプロデューサーになったそうですよ」
歌鈴「は、はあ…(Pさん、人には危ない勧誘に注意しなさいって言ってたけど、Pさん自身も注意しなきゃいけないんじゃないかな…)」
Pさんの事も聞きながら、高森さんの話を聞いてました。なかでも1番驚いたのは、所属しているアイドルさんが100人以上もいることです!
藍子「私たちはそれぞれ自分がどういう方針で活動したいかを申告するんです。それで道明寺さんはどんな方針が良いんですか?」
歌鈴「ふぇっ?」
藍子「えーと。可愛い感じならCute。カッコイイ感じならCool。元気いっぱいな感じならPassionかな?」
歌鈴「えっと…その〜」
藍子「?」
P「おっいたいた。道明寺さん。お父さんがもう帰るらしいです。藍子ちゃんありがとうね」
藍子「いえいえ。あの…もしかして道明寺さんって新人の子では無いんですか?」
P「え?そうだけど。あ、ゴメン。ただこの事務所に見学しに来ただけなんだ」
藍子「…!ごめんなさい、道明寺さん。私早とちりしちゃった」
歌鈴「いえ、大丈夫です」
とにかく、迷子になったりスカウトされたりと、忙しくて非日常な初東京は終わりました。
ー歌鈴自室ー
歌鈴(なんだか、疲れちゃったな…)
歌鈴母「えー!スカウトされたの!(母さん声大きいよ)ごめんごめん。取り敢えず、歌鈴ー!お風呂入っちゃいなさい!」
歌鈴「はーい!」
歌鈴(やっぱり家が1番落ち着く…)
歌鈴(スカウトの話どうしよう…お父さんには、『しっかり悩んで、答えはハッキリさせなさい。家のことは考えなくても大丈夫だから』って言われたし…)
歌鈴「どうしよう…」
数日後ー学校ー
「ーーん、ーりん!歌鈴!」
歌鈴「ひゃい!起きてます、起きてます!」
「何やってんの?授業終わったよ」
歌鈴「ありゃ?」
「なんか今日の歌鈴いつもよりドジってるよ?」
歌鈴「うぅ…」
軽くつまづくのが3回。派手に転ぶのが4回。物にぶつかるのが7回ect…
「心ここにあらずって感じだね?どったの?」
歌鈴「うー…実はねーーー」
「スカウト?!」
歌鈴「ひゃ!声が大きいよ…しかも多分、お世辞だったと思うし…」
「それで歌鈴自身はどうしたいの?」
歌鈴「えっ?」
「どうせ歌鈴の事だから、私なんて無理だとか思ってるんでしょ」
「まあ、ドジで[グサッ]ノロマで[グサッ]べっぴんさんって訳でも無いし[グサグサッ]」
歌鈴「うぅ…もうやめて…」
「ごめんごめん。言い過ぎた。けど、心のどこかではやりたいって思ってるんでしょ?」
歌鈴「…うーん…でも家族の事とか、皆の事とかを考えると…」
「はぁ〜……あのね、歌鈴。私前から思ってたんだけど、歌鈴は自分のやりたい事よりも、他の人がやりたい事を優先させてきたよね」
歌鈴「……」
「歌鈴。あんたは自分の夢を他人のせいで諦める事が出来るの?」
歌鈴「…」
「この際だからハッキリ言わせて貰うけどね、歌鈴がそういう風に自分のやりたい事を諦めてる姿を見るとね、こっちまでが気分が悪くなるの!」
「……ゴメン、言い過ぎた。けどこれだけは言える。やらない後悔よりやった後悔の方が絶対にましだよ。何千倍も」
歌鈴「…か、かか…」
「蚊?」
歌鈴「歌鈴だって、やってみたい!アイドルやってみたいよ!」
「……なんだ自分のやりたい事言えるじゃん。良かったよ」
歌鈴「で、でも…なんだか怖い……怖いの!どうすればいいのかわかんないょ……グスン…」
「歌鈴。何に怯えてるのか分からないよ。失敗するのが怖いの?」
歌鈴「ううん、違うの…」
「落ち着いて話してごらん?」
歌鈴「…なんかね…今の自分を変えたいからアイドルになってみたいの…」
「うん」
歌鈴「でも、ね…私がアイドルになったら無くなりそう……言葉では言い表せないけど…大切な物が無くなりそうな気がするの……」
「…うーん……挑戦するなら覚悟は決めないといけないよ歌鈴」
「…答えになるか分からないけど、歌鈴がアイドルになっても、私たちは友達だし、歌鈴の家の神社に来てくれる人も変わらない」
「歌鈴が私たちの事を思ってくれてるなら、この関係はいつまでもずーっと無くならないよ」
歌鈴「…ほんと?」
「うん!歌鈴のふるさとはココだし、例え向こうでドジっても、私たちはずーっと歌鈴の味方だよ!」
歌鈴「……うぅ…」
「よしよし…辛かったんだね。でもこれだけは覚えておいて。辛かったら誰かに頼る。そして、今みたいに時には甘えることも大切だよ」
歌鈴「……ぅん………」
ー家ー
歌鈴父「…そっか。歌鈴が悩んで決めたことなら反対はしないよ」
歌鈴母「そうね。歌鈴のやりたい事は全力で応援するわ」
歌鈴「……お父さん…お母さん…ありがと…」
歌鈴母「何泣いてるの。これからが大変なのよ。ねぇお父さん」
歌鈴父「うん、そうだぞ歌鈴。まずは歌鈴の為に成功祈願をしてそれから…」
歌鈴母「もう!違うでしょ!」
歌鈴父「え?あ!まずは赤飯か!」
歌鈴母「なに言ってるの!まずはPさんに連絡でしょ!れ・ん・ら・く!」
歌鈴父「あ〜!そうだった、そうだった。連絡、連絡っと。名刺どこだっけな?」
歌鈴母「歌鈴。やるからには失敗は許さないから。……なんて、冗談。辛い時にはいつでも連絡頂戴ね。あのお調子者がすぐに飛んで行くから「なんだと!私は調子者じゃないぞ!」」
歌鈴母「ふふふ…聞こえてたみたい。とにかく、私たちはずっとココで歌鈴の成功を祈っているわ」
歌鈴「………ありがと…」
歌鈴母「…おいで歌鈴………よしよし……こうやって頭を撫でてあげるのはいつ振りかしら?」
歌鈴「……ぅん…」
歌鈴父「Pさん明日来るって…私は邪魔かな…お茶入れよっと)
翌日
歌鈴「ただいま!」ゴチン「痛っ!」
?「だ、大丈夫ですか?」
歌鈴「痛たた…頭ぶつけちゃった……あれ?Pさん?」
P「はい。お邪魔してます」
歌鈴母「あら、おかえり歌鈴。ちょうどよかった。今からPさんに今後の事を説明してもらうの。よかったらお父さん呼んで来てくれる?多分本殿で掃除しているから」
歌鈴「はーい」
P「とても素直で素敵な娘さんですね」
歌鈴母「ふふっ。おだてても何も出せませんよ。望むとすれば「ひゃああ!」……あのドジな性格を治して欲しいわね…」
P「ははは…」
Pさんの説明(歌鈴メモ)
・3つの属性(方針)があり、それを決めるのは事務所に入ってから
・1人暮らしか、寮暮らし
・初めはレッスンばかり
・実際にプロデュースするのは各属性のプロデューサー
家族会議の結果、私は寮暮らしになりました。
P「以上です。何かご不明な点はございますか?」
歌鈴「あの〜…Pさんはプロデュースしないのですか?」
P「はい。肩書きはプロデューサーですが、実際はマネージャーみたいな仕事です。安心して、彼ら(プロデューサーズ)も優しいですから」
歌鈴父「ふむ。私たちも納得したかな」
歌鈴母「ええ。これからが本番ね」
歌鈴父「そうだ。P君。今夜は止まっていきなさい。久々に一杯やらないかい?」
P「あ〜…すみません。今日中に東京に戻らないといけないんです。お誘いありがとうございます」
歌鈴父「そうか。なら仕方ないな」
歌鈴母「そうなると、バスが来るまで時間があるわね…そうだ!朱印帳、今持ってる?」
P「一応、ありますけど…」
歌鈴父「!そうだ!歌鈴。Pさんに朱印を書いてあげなさい」
歌鈴「わ、わたしぃ〜!?お父さんの仕事じゃないの?」
歌鈴父「いつも、字の練習していたじゃないか。Pさんに歌鈴のは・じ・め・てをあげっ痛い!」
歌鈴母「ふざけてないの!歌鈴。お母さんちょーっとやらなきゃいけない仕事ができたから…ねっ?」
歌鈴父「ひぃっ!」
歌鈴母「じゃ、後はよろしく〜」
歌鈴「え〜…」
P「仲がイイ夫婦ですね」
歌鈴「う〜ん…どうなんでしょうか?」
P「じゃあ、はいこれ。僕の朱印帳」
歌鈴「うわぁ…!色んなところに行ってるんですね!」
P「仕事で地方とか行った時に、皆の成功を祈願してついでに集めてたんだ」
歌鈴「へ〜。あっ朱印…」
P「そんなに緊張しなくてもいいですよ」
歌鈴「そうは言っても…よ、よし!やらせて頂きましゅ…すっ!」
P「はい、よろしくお願いします」
P「それでは、これからもよろしくお願いします」
歌鈴両親「よろしくお願いします」
歌鈴「じゃあ、Pさんを送ってきます」
歌鈴母「行ってらっしゃ〜い」
歌鈴父「いてて…またなP君」
P「はい、それでは失礼します」
ーーーーー
歌鈴「はくちゅん!」
P「大丈夫ですか?まだまだ寒いですし、僕のことは気にしなくても大丈夫ですよ」
歌鈴「いえ…そうはいきません…あの……」
P「?どうかしましたか?」
歌鈴「さっきの朱印失敗してすみません!」
P「大丈夫。字も綺麗だったし、とっても素敵な朱印をありがとね」
歌鈴「はうぅ……//」
P「そうだ。はいこれ」
歌鈴「?メアドですか?」
P「うん。さっきの説明中に渡したのは仕事用で、これは私用のもの。何かあれば好きな方に、連絡して下さい」
歌鈴「は、はい」
歌鈴(Pさんってなんだか不思議な人だな…なんで渡したんだろう?)
P「おっ、バスが来た。それじゃあ歌鈴さん。ご両親によろしくお願いします」
歌鈴「はい!わかりました」
P「それでは失礼します」
ブロロロ…
歌鈴(行っちゃった…もっとPさんについて色々聞きたかったな…)
それから、引越しの準備や高校の転校準備などであっという間に時間が経ちました。
前日ー歌鈴自室ー
歌鈴「もう、明日なんだ…出発まで」
歌鈴(先に荷物を送ったから、部屋の中が寂しいな…)
歌鈴「もう…みんなと会えないのかな……」
歌鈴(…いけない!大丈夫よ歌鈴!………もう寝よう……)
歌鈴(おやすみ……な…さい…)
ー居間ー
歌鈴母「てっきり、『可愛い娘だ!アイドルなんて絶対反対だ!』とか言うのかと思ってたわ」
歌鈴父「うぅ。歌鈴…ぐすん」
歌鈴母「案の定ね。しっかりしなさいよ!まったく」
歌鈴父「うぅ…だげど……」
歌鈴母「はいはい。今日は付き合ってあげますよ」
歌鈴父「ありがど…ズビー」
歌鈴母(まったくもう…出会った頃と変わらないんだから)
歌鈴母(…しっかり頑張ってね、歌鈴)
出発日当日
「そーかい、そーかい。歌鈴ちゃんがアイドルに」
「わしたちも応援しとるからな!」
歌鈴「みなさんありがとうございます」
「歌鈴ちゃん。このかりんとう持ってきーなー」
「にーしても、向こうからお迎えが来ないなんてなー」
歌鈴「ありがとうございます。実は昨日Pさんから連絡があって、急にお仕事が入ってしまって、迎えに来れなくなったとか」
「そうかー。ならしかたねーなー」
「だなー。歌鈴ちゃん。忘れ物ねーか?」
歌鈴「もう!ドジって忘れ物しないですから!」
「あれー?ついこの間も、待ってー!寝坊したー!って言ってバス追っかけたのは、どこの誰だったかなー?」
歌鈴「や、やめてー!」
「「あははは!」」
歌鈴父「…歌鈴はもとから、近所のおじいちゃん、おばあちゃん達のアイドルだったからな」
歌鈴母「そうね…歌鈴が居なくなると、寂しくなるわね…」
歌鈴父「おっと、歌鈴!そろそろバスの時間だぞ!」
歌鈴「はーい!それじゃあ行ってきます!」
みんな「気をつけてなー!」
歌鈴父「精一杯頑張りなさい!」
歌鈴母「向こうでもしっかりね!」
歌鈴「うん!ひゃああ!」
「相変わらずだなー!あははは!」
歌鈴母「大丈夫かしら…心配になってきたわ…」
歌鈴父「大丈夫母さん。あの娘ならしっかりやれるさ。私たちが信じよう」
歌鈴母「そうね…頑張ってね歌鈴…」
今は、東京に向かう電車のなかです。
実はやることが無くて、暇になっちゃいました。
歌鈴(うー…カバンには昨日、最後の学校で貰った寄せ書きぐらいしか読むもの無いし…)
歌鈴(けど、読んだらきっと泣いちゃうし…)
歌鈴(そうだ!ラジオでも聞こうっと)
ウォークマンを取り出してラジオを聴き始めます。今思えばラジオを聴くのは間違ってたかも…
「ーーです。さて、金曜日の午前。みなさんはどのように、お過ごしでしょうか?ーー」
歌鈴(普通なら、みんなと一緒に学校で授業受けてたんだろうな…)
歌鈴(弱気になっちゃダメよ歌鈴!しっかり頑張らないと!)
「ーですか。確かに思い出が詰まってますね。それではリクエストされた曲を紹介しましょう。槇原敬之さんで『遠く遠く』」
♪遠く遠く離れていても、僕の事が分かるようにーーーー
第1章〜出会い〜おしまい
この後きっと、『遠く遠く』を聞いて歌鈴ちゃんは静かに泣いちゃたと思います。そんなところも、彼女のドジっ娘らしさ…と言うことで。
さて、どうも。この度歌鈴ちゃんの長編を書かせて頂いてます。書き手としてまだまだ未熟なモノです。どうか最後までお付き合いお願いします。
思ってた以上に導入部分が長くなってしまいました。ちょっと失敗です。
これから、歌鈴ちゃんがどのように頑張っていくのか。見守って下さい。
第2章は約1週間後に再開します。
今更ですが、カードの登場順に物語は進みません。違和感がある方はごめんなさい。
一週間後と言ったな。あれは嘘だ。
はい、再開させます
ー東京駅ー
歌鈴「お父さんの娘だなぁ……」
東京駅で絶賛迷子中です!
歌鈴(あっ…ここだ。多分…)
歩いていたら、たまたま待ち合わせ場所に着きました。
歌鈴(これが有名な鈴…)
歌鈴(それにしても、Pさんどこに居るんだろう?)
歌鈴(!あれはPさん?)
歌鈴「Pさ・・・ってわわっ、すみません人違いでしたっ!」
歌鈴「うー…待ち合わせ場所、間違えたかな?」
P「道明寺さん。お待たせしました。遅くなって申し訳ございません」
歌鈴「あっ…Pさん?良かった〜」
歌鈴(今日会うのが3回目なのに、もっと前から知り合ってた感じがする)
P「えっと、お昼過ぎだしお腹減っていますか?」
歌鈴「え?いや、大丈夫です!」
P「じゃあ、早速だけど事務所に行って道明寺さんの属性決めを行います」
ー最寄り駅から移動中ー
P「ごめんなさい。お迎えに行けなくて」
歌鈴「いえっ大丈夫です」
歌鈴(それにしても、Pさん歩くの早い!)
P「それでですね、あっごめん。歩くスピード早かったですか?」
歌鈴「は…はい」
P「ごめんなさい。次からは気を付けます。もう事務所まで近いので来てますので、息を整えて下さい」
歌鈴「はぁ…はい…」
歌鈴(いつの間に?)
ーーー
P「じゃあ、事務所に入って小会議室に向かいます」
歌鈴「は、はい!」
P「大丈夫!普段通りの道明寺さんで。リラックスして会議に臨んで」
歌鈴(そうは言っても、緊張します〜!)
歌鈴「!服装とか大丈夫でしゅか?」
P「だい「ぎゅるる〜」」
歌鈴(なんで!こんな時にお腹が鳴るの〜!?)
P「ごめんね。今チョコレートしか無いんだ。良かったら食べます?」
歌鈴「は…はぃ……//」(とっても恥ずかしい〜!)
P「この会議終わるまでなんとか我慢して下さい。それでは行きましょう!」
ー小会議室ー
歌鈴「し、失礼します!」
歌鈴(…男の人が4人。あっPさんいれたら5人かな…1人が女の人…)
歌鈴(うぅ…じっと見られてるよ…//も、もしかしてこれが圧迫面接!?)
社長「取り敢えず、自己紹介としようか。おほん。私はこのCGプロダクションの社長だ」
CoP「では、私がCool担当のPです。よろしくお願いします」
CuP「私はCute担当のPよ。よろしくね」
PaP「Passion担当のPです!よろしく!」
ちひろ「皆さんのアシスタントをさせて頂きます。千川ちひろです」
社長「ほら、P君も」
P「はい。プロデューサー兼補佐役のPです。これからよろしくお願いします」
歌鈴「道明寺歌鈴です。高校2年生で、好きなことは家の神社の掃除です」(噛まずに言えた!)
CoP「ふむ…(違う)」
PaP「なるほど…(これは自分の担当では無さそう)」
CuP「いいわね…(ぱっと見、上から80の50後半の…80ってところかしら。悪くわないわ)」
社長「うむ…自分の見たてでは、歌鈴ちゃんはCuteだと思うのだが…どうかね?」
CoCuPaP「異議なし」
ちひろ「じゃあ、道明寺歌鈴ちゃんはCute部門ですね」カキカキ
社長「それじゃあ、会議はこれにて終了。だが、最後にひとつだけ付け足すよ」
歌鈴(え?もう終わり?!早い!)
社長「本来なら、歌鈴ちゃんはCuPに担当してもらうけど、P君よろしく。4人には伝えてあるから」
P、歌鈴「えっ?」
歌鈴「は、話が違うじゃないでしゅか!Pしゃん!」
5人(噛んだ…P(さん)の話してた通りのドジっ子だ)
P「ちょっ!俺…僕も聞いてないですよ!」
社長「社長命令。じゃ大会議室で待ってるから」
「やっと昼だ」「ご飯、ご飯」ワイワイ
P「そのごめんね…歌鈴ちゃん…えっと、まだまだプロデューサーとしてダメな部分とかあるかもだから、お互いに頑張ろう?」
歌鈴「えへへっ…最初は驚いちゃいましたけど、Pさんがプロデューサーで良かったです!こちらこそ、これからもよろしくお願いします」
P「あっ、噛まなかったね」
歌鈴「もう、分かってても言わないでください〜!」
ーーー
CoP「取り敢えず一安心ですね」
社長「うむ。これから2人がお互いに成長させてくれるだろう」
社長「その為には、君たちも協力してもらうよ」
4人「もちろんですよ!」
誠に勝手ながら構成の変更をする為しばらく止めます。エタらないようにするので暫しお待ち下さい。
お知らせ
用事が片付いたので再開します。後は文字におこすだけなので早ければ明日には再開します
お待たせしました。再開です!
ー大会議室前ー
P「今日はこれからパーティーなんだ。あっ今更だけど話し方、馴れ馴れしい?」
歌鈴「い、いえ。そんなことは無いです…というかパーティー?」
P「そう。事務所に入った人との顔合わせって感じかな。まあ、みんな個性的だけど根は優しいから」
歌鈴「えっと…何かするんでち、すか?」
P「いや。みんなご飯食べてるだけとか、パーティーっていう雰囲気を楽しんでるだけだから、身構えなくて大丈夫だよ」
P「まあ、百聞は一見に如かず!入った、入った」
ーーー
ガヤガヤ ワイワイ
歌鈴「大きい…って、立食式なんですか!?そもそもパーティーとかほとんど参加した事ないんでしゅ。ど、どどどうすれば〜?」
P「そうだな…まずは ちひろ「Pさん!ちょっと来てください〜!」ごめん。行ってくる!大丈夫なんとかなるから」
歌鈴(そんな〜1人ぼっちにするなんてPさんひどいっ!もう!)
藍子「あれ?もしかして、道明寺さん?」
歌鈴「あっ!高森さん。おひさしぶりでしゅ…その、新人なのでよろしくお願いします!」
藍子「ふふっ…この事務所ではルーキーさんもベテランさんも余り関係ないよ」
歌鈴「そうなんですか…」
藍子「そうなんですっそれと、名前で呼んで欲しいな」
歌鈴「えっと、藍子…ちゃん?」
藍子「うん!名前覚えておいてくれたんだ、嬉しい!よろしくね歌鈴ちゃん!」
歌鈴「はい!改めて、藍子ちゃんよろしくお願いします」
藍子ちゃんに色々と助けてもらいながら、パーティーを楽しんでます
歌鈴「えっ!?この中華料理とかあの洋食和食全て、手作りなんでしゅか?!」
藍子「うん。それに、あそこのケーキやクッキーもみんなの手作りだよ」
歌鈴「アイドルってそれくらい出来ないとダメなんですか…?」
藍子「いや…そんなことは無いと思うよ…多分…」
PaP「藍子、そこは胸を張って違うと言わなきゃダメだぞ」
歌鈴「あっPaPさん。お疲れ様です」
PaP「やっほ!楽しんでる?確かにアイドルがたくさん居る時代だから、生き残るにはそれなりの個性や特技が必要だ」
PaP「でも無理やり身につけた特技や作った個性じゃ意味が無い。ただそれが良い味だしてる時もあるけど」
PaP「要するに、みんな何かしらの特技や個性が有るから、自然体が1番!誰かのマネをして自分がムリしても意味ないよ!」
PaP「藍子は藍子のままで。歌鈴ちゃんは歌鈴ちゃんらしくアイドルをして行くのが良いと思うよ。…なんてらしくないかな?」
藍子「ふふっそうですね。けどおかげさまで何か分かった気がします。ありがとうございます」
PaP「まっアドバイス出来たならそれでOKっということで。そうだ!歌鈴ちゃん。Pさんが呼んでたよ」
歌鈴「本当ですか!ありがとぉうございます」
藍子(とぉう?)
PaP(少し噛んじゃった…)
藍子「あれ?そう言えば歌鈴ちゃんって属性どうなったの?」
歌鈴「えっと…属性はCuteなんですけど、プロデューサーはPさんなんです」
藍子「え!?けどPさんは凄く優しい方だから、大丈夫かな?取り敢えず、お互いに頑張ろうねっ」
歌鈴「はい!よろしくお願いします!」
歌鈴「お待たせしました〜」
P「ゴメンね。こんな時間経っちゃった」
歌鈴「えっ?あ、本当ですね」
P「もしかして藍子ちゃんと一緒にいた?初めて事務所来た時に1度会ってるし…」
歌鈴「はい!色々と説明してもらいました」
P「藍子ちゃんと話してると時間がすぐ経っちゃうんだ。藍子ちゃんが悪い訳じゃ無いんだけど、時間には気を付けてね」
歌鈴「は、はい」
P「まあその話は置いといて、そろそろ寮に案内するよ。着いて来てね」
歌鈴「わかりゅました…分かりました」
ー寮前ー
P「Here we are」
歌鈴「…どうして英語なんですか?」キョトン
P「なんかごめん。えっとここが寮です。一応は男子禁制だけど、時々僕たちも入ったりするから。もちろん変な事は無いから安心して」
P「守衛さんに許可もらって来るね」
歌鈴(綺麗なアパートぽいっかな?)
P「それじゃ、入りましょう」
ーーー
P「ここが共同スペース。いわゆるみんなが集まってワイワイするところ」
P「今はほぼ全員が、事務所か仕事だから凄く広く感じるね」
歌鈴「えっと…何人くらいココに住んでるんですか?」
P「そうだね…近くの子は居ないし、遠方の子も全員が住んで無いから。確か50人ぐらいかな?」
歌鈴「50にん!?」
P「それによく休みの日の前はココに居ない子も遊びに来たりしてるから、実際は70人ぐらいかな?」
歌鈴「な、ななじゅう?…凄いですね…」
P「どんどん大きくなってるからね、もっと増えるかも」
P「それじゃ、歌鈴ちゃんの部屋に案内します」
更新を止めてて申し訳ござません。ちょっと止めます
生存報告です
ーーー
P「ここです。開けてみてください」
歌鈴「はい!失礼しま〜す」ガチャ
P「ははっ歌鈴ちゃん、今日からココが歌鈴ちゃんの東京での家だよ」
歌鈴「う〜、そんな事は分かってます!」
P「ごめん、ごめん。送ってもらった荷物はそこに置いてあるね。取り敢えず簡単に間取りの説明から」
P「この寮はどこもほとんど同じ間取りなんだ。1Kのバス、トイレ付き。寮ってよりもアパートに近いかな」
P「スーパーやコンビニは事務所からココへ来る時に教えたところにあるから、そこを使ってね。まあ、他の誰かに作って貰うのもアリだけど」
歌鈴「しょ…そんなこともして良いんですか?」
P「うん。みんな優しいし、料理が得意な子に料理を教えて貰ってる子もいるよ」
P「それと、ここは消灯時間は無いけど夜寝てる子もいるからその辺は考えてね。あっ後で守衛さんの連絡先を教えておくから夜8時以降に寮へ帰る場合は連絡して」
P「そんなところかな?置いてある家電とかは使っていいから。質問は?」
歌鈴「えっと、机の上にあるあの冊子はなんですか?」
P「あれは今いった事のまとめが書いてあるから、暇な時に読んでみて」
歌鈴「分かりました…(あんなに分量あったかな?)」
P「取り敢えず、今日は荷物の整理をして明日に備えてね。明日は朝8時に事務所で待ってるから」
P「何か質問はある?そろそろみんな帰って来る頃だし、困ったら相談してみて。それと僕も頼って大丈夫だから」
歌鈴「はい。わかりました!これからもよろしくお願いします(言えた…!)」
P「噛まなかったね、今の言葉」
歌鈴「っ!もう!からかわないで下さい!」
P「ごめん、ごめん」
歌鈴(ふう…だいたい終わったかな?今日から新しい生活が始まるんだ…♪)
歌鈴(慣れないことは疲れるよね…もう、寝ちゃおぅ…)
歌鈴(おやすみ…なさい……すう……)
ー翌日!ー
歌鈴(おはようございます!道明寺歌鈴です。今日からアイドルとして頑張るぞ!おー!)
歌鈴(早速ですが、軽く寝坊してしまいました…うぅ…)
ヴーンヴーン
歌鈴(もう!時間が無い時に誰からだろう?)
P『もしもし、歌鈴ちゃん?起きてる?』
歌鈴「!お、おはようごじゃいますPひゃん」
P『もしかして寝坊した?』
歌鈴「うぐっなんで分かったんでしゅか」
P『なんとなく。それより間に合う?』
歌鈴「な、なんとか間に合わせます!」
P『了解。待ってるからね。もし遅れる時は連絡して』
歌鈴「わかりました。失礼します」
歌鈴(……)
歌鈴(お昼ご飯の準備できないよね。お昼は買いに行くとして、朝ごはんどうしよう…なんにも食材買ってないし…)
歌鈴(朝ごはん、時間が無いから諦めよう)
?「道明寺歌鈴ちゃん?ちょっといいですかぁ?」
歌鈴「はい!いいですよ!(忙しいのに誰だろう?)」
すみません。お気づきかもしれませんが、ほぼ週一で短編を書いてます。お許し下さい
まとまって投下するにはまだ時間がかかるので、過去作の方で時間を潰して頂けると幸いです
モバP、美穂「ぷちデレラ?」
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まゆ「うふっおはようございます。私佐久間まゆって言います。よろしくお願いしますね」
歌鈴「よろしくお願いしますっ!道明寺歌鈴です」
まゆ「よろしくね。はい、これ良ければお昼にどうぞ」
歌鈴「助かります!…あれ?どうしてお昼ご飯を用意してくれたんですか?」
まゆ「Pさんから連絡があったからですよ。困った時は助け合いです」
まゆ「それより、時間は大丈夫?」
歌鈴「あっすみません!ありがたく頂きます!」
まゆ「どうぞ。それじゃまた後でね」
歌鈴「ありがとうございました!」
歌鈴「……優しい…歌鈴もあんな風な素敵な人になりたいな…」
歌鈴「あっ…急がないと」
ーーー
歌鈴「遅れてゴメンなさい」ドタバタ
P「まだ遅刻じゃ無いから大丈夫だよ。歌鈴ちゃんおはよう」
歌鈴「はーはー…はい、おはようごじゃ…おはようございます」
P「間に合ってよかったよ。これからは気を付けてね」
歌鈴「はい。わかり…ました」
P「取り敢えず息を落ち着かせて」
歌鈴「はい、ありがとう…ござ…います」
P「そのままでいいから聞いてね。今日はこの後プロフィール作成のための健康診断をして、午後はレッスン。以上」
P「まあ、初日だから一緒に行きましょう。大丈夫?」
歌鈴「は、はい。大丈夫です!」
P「それじゃ、行こうか」
ーーー
ちひろ「お疲れ様です、Pさん。歌鈴ちゃんの方はどうですか?」
P「あっおはようございます。今プロフィール用の身体測定ですね」
ちひろ「なるほど。あっそれは」
P「これですか?歌鈴ちゃんに書いて来て貰ったプロフィールですね」
ちひろ「…境内のお掃除が趣味なんですね。歌鈴ちゃんらしいです」
P「これで良いですかね?」
ちひろ「大丈夫ですよ。可愛らしいじゃないですか」
P「はあ…何分、誰かをプロデュースするのは初めてなもので」
ちひろ「他のプロデューサーさん達を間近で見てきたじゃないですか。Pさんならできますよ」
P「ありがとうございます」
P「それじゃあ歌鈴の様子を見てきます」
ちひろ「行ってらっしゃい。自信を持ってくださいね」
P「はい」
生存報告です。
すみません。もう少しお待ち下さい
すみません。もう少しお待ち下さい
すみません。もう少しお待ち下さい
ごめんなさい。書けなくなってしまったのでここで打ち切ります
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