男「やれ、ありがとうだの愛してるだの、使われ過ぎて安っぽいよな」
幽霊「そうですかねぇ、私はその方が好きですよ」
男「えー、どうして?」
幽霊「男さん、いつも取り憑かせてくれてありがとう。愛してます」
男「お、おうっ」
幽霊「どうですか? 結局は安っぽい言葉が、一番言われて嬉しい物です。だからあんなに使われているんです」
男「あぁ、確かに嬉しいな。そういう物か」
幽霊「ええ、そういう事です。もう、死んでいる私が言うのも、どうかと言う話ですが」
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幽霊「でも、ありがとうって言葉よりは、すいませんを使ってしまいますよね」
男「分かる。すいませんが口癖になってるもん俺は」
幽霊「すいませんよりありがとうを。とか何とか、言われてますが無理ですよね」
男「分かる」
幽霊「普段使わない言葉だから、安っぽく感じるのかもしれませんね」
男「そうかもな」
幽霊「では、男さん!」
男「なんだ」
幽霊「私の大好物の>>5を買って来て下さい!」
しゃけおにぎり
男「なぜ、俺が、お前にしゃけおにぎりを買って来なくてはならんのだ」
幽霊「何時も私が男さんの面倒を見てるのです。だから、しゃけおにぎりを買って来るのです。おわかり?」
男「分かるわけがない。だが、腹が減ったし買って来るか」
幽霊「やったー! しゃけのおにぎりは、30円ぐらい高いのにしてね」
男「なら、お前も憑いて来い」
幽霊「えーっ、マジですか」
男「マジだよ」
幽霊「分かりましたよ。外出る時は>>9に擬態しなきゃいけないんですよ」
猫耳メイド
男「どうせ俺だけにしか、見えないんだからいいだろう」
幽霊「それでもですっ! 恥ずかしいものは恥ずかしいっ」
男「まあ、しゃけおにぎりが要らないのならいいがな」
幽霊「それは困りますよ! わーっかりましたよーっ」
男「ほれ、行くぞー」
幽霊「ほいさーっ」
男「来ました。コンビニに」
幽霊「来ましたねぇ。おおっ! しゃけおにぎりがいっぱーいだぁ」
男「ほれ、これでいいか」
幽霊「はい、はいっ! それでごさいます、お代官様ぁ!」
男「なんじゃそりゃ」
男「着いたぞ、家に」
幽霊「やっふぅ! 家最高ーっ!」
男「では、しゃけおにぎり食べるか」
幽霊「ちょっと、待ってよーっ! 憑かなきゃ味覚を共有できないじゃーん!」
男「ほれ、早くしろ」
幽霊「では、取り憑かせていただきますね! 憑依となっ」
男「では、食べるぞ」
幽霊「しゃけおにぎり、しゃけおにぎり!」
男「むしゃむしゃ」
幽霊「しゃけ美味しいーよぉ!」
男「そりゃ、よかったな」
幽霊「しゃけおにぎりは最高ですよねぇ」
男「そうなのか」
幽霊「いやあ、満足ですよっ!」
男「そりゃよかったな」
ネタが思いつかないので、ネタ募集>>15
町中で悪霊に取り付かれた男性に会う
男「服でも買いに行くか」
幽霊「ダサいの代名詞。男さんが服を買うっ!? どうしたんですか」
男「お前がいるからな」
幽霊「なっ、なんですか!? 口説いてるのですか」
男「お前一応女だろ。それなら、服を選んでもらおうと思ってな」
幽霊「ふっふーん、任せなさいっ! 私は生前オシャレリーダーと呼ばれていたんですから」
男「それって、バカにされてないか」
幽霊「まあ、そんな事はいいのです。早く行きましょーうよっ!」
男「わかったよ」
男「いやあ、結構遠いな」
幽霊「そうですかね。私は街の中歩くの好きですのでなんとも」
男「それならいいが」
幽霊「ねえ、男さん。あの人、様子が変ではありませんか?」
男「ああ、なんか叫んでるな」
幽霊「男さん。あの人は、悪霊に憑かれてます! 助けましょう」
男「嫌だ。あれは、悪霊じゃなくてただの変な人だろ。関わらない方が良いぞ」
幽霊「ちなみに、あの霊はめっちゃ美少女です」
男「よーしっ! 助けましょう!」
幽霊「やれやれ」
男「で、どうすればいい!」
幽霊「>>19をしてください!」
ヒゲダンス
男「ヒゲダンスぅうう? なんで」
幽霊「ふふふっ、聞いて驚かないで下さいよぉ! 実は……嘘です」
幽霊「嘘言っちまいました! てへぺろ」
男「で! どうすればいいの」
幽霊「>>21です」
幽霊「助けるには>>22をしてください!」
愛の告白
男「一目見た時から、好きでした! 付き合って下さい!」
おっさん「えっ、貴方、見えるの?」
男「おい、俺はおっさんに告りたいわけじゃないぞ、幽霊」
幽霊「いやいや、それはしょうがない。今はおっさんの身体を借りて話しているからね」
男「それにしても、酷すぎるだろ! なぜ、おっさんの声で女口調を聞かなければならない!」
幽霊「ちなみに、そのおっさんの中身の美少女幽霊を引き出すためには、キスしなきゃいけませんから」
男「何が悲しくて、おっさんとキスせなゃならんのか!」
幽霊「おっさんの中に憑いてる幽霊は、美少女ですからファイト!」
おっさん「ねぇ、あんた。私が見えるのよね?」
男「>>24」
私にも敵がみえる!
男「ですので、キスします」
おじさん「えっ……」
幽霊「わぉ、吐きそう」
男「おい、幽霊! これで、美少女幽霊が出て来るんだろうな!」
幽霊「メンタル強いですねー。ほらっ、もうそろそろ男さんに憑きますよ」
男「へっ、どうこと」
幽霊「取り憑き主を移すための、キスですもん。そりゃあ」
男「だって、お前の時は」
幽霊「私は単に、男さんに一目惚れですから。いや、一目憑き?」
男「って事はその美少女幽霊ちゃんは、俺に憑いたのか!」
幽霊「まぁ、そういう事ですね。ほらっ、もうそろそろ姿を現しますよ」
美少女幽霊「あんたねぇ! いきなりキスはないわよっ、キスはっ! ファーストキスよっ、どうしてくれるのよ」
幽霊「まぁ、もう死んでますし、ファーストキスもへったくれもないですけどね」
美少女幽霊「せっかく、私の怨みをはらせるいいカモだったのにっ!」
男「はて、その怨みとは」
美少女幽霊「ふふっ、聞きたいっ?」
男「いや、そこまでは」
美少女幽霊「思えばあれは、不幸な事故だった……」
男「語り出しちゃったよ」
美少女幽霊「美少女な私は昔から、モテモテだったわ。やれ、街に出掛ければナンパ、スカウトされたわっ」
男「ほうっ、それで」
美少女幽霊「そんな私でも、恋に落ちた。一目惚れだったわ」
男「そう言えば、あの犬最近見ないな」
幽霊「どうしたんですか、急に」
男「いやね、ここら辺の野良犬にエサを良くやってたんだよ。よく懐く、可愛い犬でな。そうだなぁ、毎週この時間に。最近は色々忙しくて来れなかったから心配で」
幽霊「そうなんですか。なぜ、唐突に」
男「なんとなく」
美少女幽霊「話聞いてますかっ!」
男「けど、犬より猫派なんだよね」
幽霊「そうなんですか」
男「そうそう」
美少女幽霊「無視をするなァー!」
男「で、どうなったの?」
美少女幽霊「その人はもう居ない……なぜなら>>29だからよ」
隣町に引っ越こした
幽霊「なら、隣町に引っ越せばいいんじゃないんですか?」
美少女幽霊「ふんっ、それが出来たら苦労はしない、結界が貼ってあんのよ」
幽霊「そうなんですか? 私は結界は感じませんが」
美少女幽霊「へっ?」
幽霊「だって、私達隣町から来ましたもん」
美少女幽霊「嘘よっ、だって結界が……」
美少女幽霊「………」
美少女幽霊「!」
美少女幽霊「わかった! あなたがその男に取り憑いているから、結界の効果を受けないのよ」
美少女幽霊「だから、私もそいつに取り憑く事にする!」
幽霊「ええっ!」
美少女幽霊「どうしたの、何か不満?」
幽霊「だって、取り憑くには>>31をしないといけないじゃないですか!」
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