花陽「誰かの隣で咲くように」 (21)

・アニメとSIDの設定をごちゃ混ぜにしています
・SID花陽編ネタバレ注意。勝手に解釈を変えています
・花陽ちゃんお誕生日おめでとうございます



真姫「花陽、何してるの?」

花陽「あ、真姫ちゃん。これ、ポスターの貼り替えなの」パサ

花陽「文化委員の子が急用で早く帰らなくちゃいけなくなったみたいで…まだμ'sの練習まで時間もあるから……」

真姫「…一応聞くけど、無理矢理に押し付けられたんじゃないのよね?」

花陽「うん、困ってたみたいだから、花陽が自分から…」

真姫「そう、ならいいけど。あなたそういうの断れないから……」

花陽「ありがとう、真姫ちゃん。大丈夫だよ」

真姫「手伝うわ。ポスター、貸して」

花陽「うん、ごめんね」

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―――
――


にこ「―――――もう!また号が抜けてる!穂乃果が読み散らかしたわね!」

にこ「何度言ったら片付けるようになるのよあのバカ…うわっ、1冊足りない……」

真姫「穂乃果に聞いたほうが早いんじゃないの?」

にこ「ふんっ、どうせ本人も覚えてないわよ!まったく!」

花陽(…穂乃果ちゃんだから、いつもはこの辺りで……)キョロ

花陽(あれ、違う…じゃあこっちかな?)ゴソゴソ

真姫「生徒会室から戻ってきたら本人に探させたら?
   自分でやらせないと直らないわよ、きっと―― …?」

花陽(ここでもない…あ、そっか、昨日は怒った海未ちゃんに引っ張られて行ったからドアの近くに放ったのかも)

真姫(…花陽?)

花陽「んしょ……あっ、あった」ヒョイ

花陽「にこちゃん、見つけたよ」

にこ「ナイスよ!バックナンバー取り寄せなんて事になったらどんなに手間だったか…」

にこ「でもよく見つけたわね…どこにあったの?」

花陽「ドアの近くの……なんとなくこの辺りかなって、思ったから」

真姫「……」

―――
――


真姫(曲の仕上げ、急がないと…)ガラ

―――――

真姫「さて――あ…楽譜、鞄じゃなくて部室の棚に置いてきたんだったわ」

真姫「面倒ね…取りに戻って……」

ズダダダダ

真姫「…?」

凛「真姫ちゃん真姫ちゃん真っ姫ちゃーん!」ガラッ

真姫「うぇっ…!?な、何!?」

凛「はい、楽譜届けにきたよ」

真姫「え…あ、ありがと……気付いてたの?」

凛「ううん、凛はぜーんぜん。気付いたのはかよちんなんだけど、
  ことりちゃんの方のお手伝いに行かなきゃだから届けてあげてって」

真姫「そう…じゃあ、花陽にもありがとうって伝えてくれる?」

凛「了解にゃー」

真姫「……」

凛「……」

真姫「…………どうして行かないのよ」

凛「真姫ちゃんのピアノ聴いてから行こうかなって……」

真姫「別に普段聴きたがらないでしょ。――確か、今日は海未の監督でステップの練習をするように言われてるわよね」

凛「」ビクッ

真姫「…海未にメールするわ」スッ

凛「行ってきまーす!」ダダダダ

真姫(…また、花陽)

―――
――


絵里「2年生は生徒会で少し遅れるみたいだから、先に屋上に出ていて。あとで合流するそうよ」

花陽「ねえ、絵里ちゃん、今日の予定って…」

絵里「ダンス練習とフォーメーションと…仮衣装の確認ね。衣装の方はことりが合流してからでも間に合うわ。――どうしたの?」

花陽「ううん、練習着に着替えてくるね」

―――――

花陽「…これかな、うんしょ――」ドサ

真姫「……」

凛「かよちん、いこー!」

花陽「よし…はあい、ちょっと待って!」タタッ

―――――

穂乃果「せーっふ!」ガチャ

海未「何がですか、アウトですよ。…すみません、遅れました」

ことり「まだ仮縫いだけど、練習着の上からでいいから着てみて!」

真姫「ねえ、ことり。その衣装の段ボール箱…」コソ

ことり「? あ、もしかして真姫ちゃんが出しておいてくれたの?
    部室のテーブルに積んであったから――手間が省けて助かっちゃった」

真姫「ううん、花陽が気を利かせてくれたの。お礼は――ちゃんと、花陽に言ってあげて」

ことり「うんっ、真姫ちゃんも教えてくれてありがとう」

―――
――


海未「やはり変えましょう、この歌詞では真姫の曲想と齟齬をきたします」

真姫「リズムだって大事よ、このくらいなら許容範囲内だし…なんなら、ここのコードを変えても――」

海未「…ダメです。真姫だって調和を取るのにあんなに苦労していたじゃないですか」

真姫「…どん詰まりね」

海未「……」ピリピリ

真姫「少し休憩しましょう。気分を変えた方がいいわ」

海未「しかしもう時間が――」

花陽「ふたりとも、お疲れさま。お茶入ったよ」コト

真姫「ありがとう、ちょうどいいタイミングよ…ね、海未。意地になっても進展しないわ」

海未「……はい」

花陽「バッグの緑茶だけど、美味しい淹れ方があるみたいで…試してみたの。どうかな?」

海未「ありがとうございます。美味しいですよ…落ち着きます」

花陽「ほんとう?よかった」ニコ

花陽「真姫ちゃんは紅茶派だし、紅茶のバッグとカップも買ってみようかなって思うんだけど…」

真姫「それは嬉しいけど、ちゃんとエリーかにこちゃんに話を通して部の予算で買わないとダメよ?」

花陽「うん、大丈夫。……新しい炊飯ジャーも予算で買えたりしないかな?」ボソ

真姫「ダメに決まってるでしょ…ていうか、既に1台置いてある時点で異常なのよ……」

―――
――


真姫「……」

凛「真姫ちゃん、ぼーっと床見てどしたの?」

真姫「最近、誰も部室の掃除してないわよね」

凛「みんな忙しいから仕方ないにゃー」

真姫「…その割りには、あんまり埃とか溜まってないのよ」

凛「ふっふーん、よく気付いたね。それはねえ、かよちんが時々掃除してるの!」

真姫「…やっぱり?」

凛「早く部室に来た日とか、買い出しでみんな居なくなった時にシャシャーっ!って」

真姫「……」

凛「他にもね、誰かの忘れ物があったら机に出しておいたり、ファイルの整理したり…
  あっ、あとね、ことりちゃんの衣装とか布も――」

真姫「…凛は気付いてたのね」

凛「かよちんてば昔からそうなんだよ。でも凛がかよちんすごいってみんなに言うと、恥ずかしいからやめてーって怒っちゃうの」

真姫「私、最近まで気付かなかった。もちろん、花陽がいろいろやってくれてるっていうのは知ってたけど…
   あんなに細かいところまで、誰も気付かないような事まで気を回してるなんて――」

凛「ね、ね!かよちんすごいでしょ?」フンス

真姫「凛が威張ることじゃないでしょ、もう…」



真姫(そういえば…誕生日よね、そろそろ……)

―――
――


凛「かよちん、今日はかよちんの家に遊びに行ってもいーい?」

花陽「あ――ごめんね、今日は小学校にお花を見に行かないといけないから」

真姫「凛、その前に英語の課題は終わらせたの?明日提出のはずだけど」

凛「に゛ゃっ…」

真姫「…忘れてたのね」

凛「真姫ちゃん、手伝っ――」

真姫「嫌。サボってた方が悪いのよ、自分でやりなさい」

凛「ひどいにゃあー!」

花陽「がんばって。時間があったら花陽も少し手伝うから――」

真姫「…ねえ、花陽。小学校って……音ノ木坂の?」

花陽「うん、もう統廃合が決まってるんだけどね…花壇があるの」

真姫「この時期に花なんて咲いているの?」

花陽「ううん、そういうわけじゃ、ないんだけど…」ゴニョゴニョ

真姫「…?」

―――――

真姫「じゃあ、また明日」

凛「真姫ちゃん!メール!するからっ!」ブンブン

真姫「自分で解きなさいって言ってるでしょ!」

―――――

真姫(……)スタスタ

真姫(冬に咲く花ってなんだったかしら…そんなに無いわよね……)

真姫(凛に付き合うのを断ってまで花陽が見たがるものって――)

真姫「……」クルッ

―――――

花陽「ごめんね…今年は放ったらかしで…」



真姫「――呆れた。やっぱり、そういうこと」

花陽「ぴゃあっ!?」ビクッ

真姫「"花を見る"って言うから何かと思ったけど…花壇の手入れね。もう、そんなことまでやってるなんて――」

花陽「ま、真姫ちゃん…こんなところまでどうしたの……?」

真姫「別に。どうせまた誰も気付かないところで苦労してるんだろうなって…思っただけよ」

花陽「苦労って…そんな」

真姫「…花、枯れちゃってるわね。なんて花?」

花陽「シュウメイギクっていうの。…あの――ここね、授業でお芋を育てたりした花壇なんだけど、花陽が6年生の頃には生徒の数も少なくって、
   花壇も一部しか使わなくなってて、それがなんだか寂しくて…卒業する前に、花陽が種を蒔いたの」

真姫「もしかして、それからずっと世話をしてるの?ひとりで?」

花陽「丈夫な花だから、お世話はほとんどしてないよ。冬になって枯れても根っこが生きているからまた咲くし――
   でも、枯れたところがあると邪魔になっちゃうから、冬の間にお掃除しておくといいんだって」

真姫「……」

花陽「いつもはもうちょっと早くにやってるんだけど、今年は忙しくて――花を付けるのは夏から秋だからずっと先だけど、とってもキレイなの。
   おばあちゃまから聞いたんだけど、アネモネの仲間なんだって」

真姫「…ねえ、花陽。つらくない?」

花陽「――え?」

真姫「いつも裏方に回って、誰も見てないところでこんな事までして――褒められる事も少ないのに」

花陽「花陽にできることって、こういうことくらいしかないから…」

真姫「それ、当て付けに聞こえるわ」

花陽「そういうんじゃないの、…私、本当に取り柄も何もなくて――
   真姫ちゃんみたいにピアノが上手でもなくて、頭も良くなくて…凛ちゃんみたくスポーツもできないし」

花陽「海未ちゃんは歌詞を書いたりスケジュールを組んだりして、ことりちゃんはおしゃれで、服だって作れて…
   絵里ちゃんはダンスが上手でみんなをまとめられるし、希ちゃんはみんなに気を回してさりげなく場を取り持ったりしててね――」

花陽「穂乃果ちゃんとにこちゃんは、私たちみんなをぐいぐい引っ張ってくれて、どんな人でも笑顔にしちゃう。
   アイドルに一番必要な素質を持ってるの。私なんか、特技もなければアイドルらしくもなくて……それから、それから、えっと――」

真姫「…私は、そうやって真っ直ぐに誰かを褒められるところが花陽の特技だと思うけど」

花陽「ううん、私そんなにいい子じゃないよ。憧れるから――羨ましいから、褒めるの」

真姫「……」

花陽「…ほんとはね、オトノキが廃校になるって聞いた時、よかったって、思っちゃった」

真姫「え?」

花陽「ギリギリで入学できてよかったって。私が卒業するまで保ってくれてよかったって…
   悲しいし、寂しかったけど…自分は無事に卒業できるからって、安心したの。学校を救おうなんて、思いつきもしなかった」

真姫「そんなの普通は思いつかないわよ。穂乃果が例外なの」

花陽「うん…だから、すごいなって思ったの。μ'sを結成した3人も…曲を作ってその土台になった真姫ちゃんも、
   みんなを引き合わせた希ちゃんも。ここには普通じゃないくらいにすごい人たちばかりで…私だけ、何も持ってない」

花陽「もっと言うとね、高校だって、家族にはUTXを薦められてたの。あそこには芸能科もあるし、大好きなアイドルになれるかも、なんて…。
   でも無理言って断っちゃった。怖かったから…新しいことに挑戦するより、普通で、楽な方に逃げてきたの」

真姫「――花陽、もういいわ」

花陽「だから、今でも思うんだ。私はここに居ていいのかな、こんな弱虫で卑屈でずるい私が、
   今さら学校を救うなんて都合のいいこと言って、特技も素質もないのにみんなと同じところに立っていいのかなって」

真姫「やめて。それ以上自分を卑下したら…怒るわよ」

花陽「……ごめんね」

真姫「こういう時に『ごめんね』っていうのも悪い癖よ。気を遣わせたってところまで分かってるなら、『ありがとう』でいいの」

花陽「……うん」

真姫「掃除、手伝うわ。枯れた部分だけ取り除けばいいのよね?」

花陽「土から出てる部分は取っちゃっても大丈夫だよ。根があればちゃんと生えてくるから」

真姫「そう。こういうの、全然やらないから勝手がわからないけど…」ブチ

花陽「ありがとう、真姫ちゃん」

真姫「…それでいいのよ」

―――――

花陽「――でもね、μ'sに入ってから少しずつわかってきたこともあるの」

真姫「…うん?」

花陽「私が憧れる人達はみんなどこかに、絶対にゆずれないような、芯みたいなものを持っていて……きっと、私はそれを人任せにしてた」

花陽「家族や凛ちゃんの…強い人の強い言葉に甘えて――だから私は何も持ってないんじゃなくて…何も持たなかったのかも」

花陽「穂乃果ちゃんやにこちゃんを見て、それを持ってる人がどれだけ強いか…
   それを尊重してくれる人がいることがどれだけ心強いか…初めて気付いたんだ」

真姫「……」

花陽「自分の足で立って、自分の目で見て、自分を信じるって事はすごく楽しいって、μ'sのみんなが教えてくれたから――」

花陽「だから私は、それを他のみんなに伝えられるアイドルになりたい。
   私は大したことはできないけど、それでも私がμ'sの一番のファンなんだって、この人達はこんなにすごいんだって、自慢できる花陽になりたいの」

花陽「それが私が初めて手に入れた、ゆずれない強い気持ちだから。私の芯はこれなんだって…そう、思いたいな」

真姫「…やっぱり当て付けよ。花陽が一番強い子じゃない」

花陽「そんなこと…ど、どうして?」

真姫「花陽は自分の悪いところにちゃんと向き合っているでしょう。
   …私はそうは思わないけど、怖がりで、卑屈で、弱虫だって自覚して、それでも自分にできることを探せるんだもの」

真姫「自分のずるさを知っていて、それでも他人を思いやって、どこまでも責めない優しさを持てる人はそう多くは居ないわ。
   その強さは、きっと私たちの中でも花陽だけが持っているものよ」

花陽「……」

真姫「あとはもっと主張をすればいいのよね。凛なんか、花陽が大人しいせいであなたの自慢話ができなくてうずうずしてるんだから」

花陽「それは…凛ちゃんてば普通のことでも大げさに言うから……目立ったりするの苦手だし、それに、私――ぅ…………」

真姫「? 何?」

花陽「ううん、なんでもない…なんだか今、すごく変なこと言おうとしたかも……」

真姫「奥ゆかしいのは花陽にとって美徳なのかもしれないけど……もっと主張しなさいって言ったばかりよ。聞かせて」

花陽「…笑わないでね?」

真姫「当たり前じゃない」

花陽「…あのね、ここのシュウメイギクを見る度に、すごいなって思うんだ。
   ありふれた地味なお花だけど、根が強くて、毎年ちゃんと冬を越して、さりげなく咲いてるの」

花陽「だから花陽も、目立たなくていいから、誰かが目を向けてくれた時に少しだけほっこりさせてあげられるような、
   そういう…お花さんみたいな人になりたいな…って――」

真姫「――――――――――」

花陽「……………」カア

花陽「あっ、ああっ、待って、やっぱりナシ、忘れて!やだ、は、恥ずかしい――」

真姫「…そんなかわいいこと考えてるのにアイドルらしくないなんて言ってたわけ?」

花陽「だって、そうなれたらいいなってだけで、ちゃんとできてるわけじゃ…」

真姫「やっぱりちょっとずるい子かも……」

花陽「うぅ……」

真姫「大丈夫よ、花陽ならちゃんとそうなれるわ――ううん、花陽にしかなれないの。それを忘れないで」

花陽「…うん」

真姫「さて――枯れ花の掃除もこんなところでいいかしら?」

花陽「手伝ってもらっちゃってごめんね」

真姫「ありがとう、でいいのよ。大体、私が勝手に来たんだから」

花陽「えへへ…ありがとう」

真姫「…ねえ、花陽」

花陽「なあに?」

真姫「綺麗に咲くといいわね――お花」

花陽「…うんっ」



―――

――

真姫「そこは2問目の応用よ、文法は一緒だから単語を置き換えるだけでいいわ」

凛『ふんふん…? …できた!……できた?たぶん』

真姫「答えは教えないからね」

凛『わかってるよー。わざわざ電話で教えてくれるなんて真姫ちゃんやっぱり優しいにゃー』

真姫「あなたが問題につまずく度にいちいちメールされたらたまんないのよ!」

凛『凛だって最初は自分で解いてみようって努力はしてるんだもん…』

―――――

真姫「……。ねえ、凛。花陽のことなんだけど」

凛『あ、誕生日?真姫ちゃんもうプレゼント買った?』

真姫「まだ買ってないけど…誕生会の方の話。部室でやるでしょ」

凛『うん』

真姫「場所を私の家にして、ちょっと豪勢にしようかと思って。準備はこっちでするから。
   あの子、わかりにくいところで頑張ってるから普段お礼する機会ってなかなか無いし…たまには贅沢させてあげたいじゃない」

凛『んー…かよちんはあんまり喜ばないと思うにゃ』

真姫「――普通じゃない、から?」

凛『うん、そんな感じ。かよちんの時だけ特別ー!…って風にしちゃうと、きっと落ち着かないと思うよ』

真姫「そう…そうよね。花陽の性格上……」

真姫(お花みたいに…って、そういうものなのかしら)

真姫(普段は誰も気に留めなくて…誰かが疲れて、嫌になって、つらくなったら、隣でにこにこ笑ってる……
   何の嫌味もなく、どこまでも他人のために優しくて、癒してあげられる――)

真姫(そんなことができるなら、穂乃果やにこちゃんとは方向性が違っても…
   きっとそれって――アイドルに一番必要な――――)

凛『――ちゃん?――真姫ちゃーん?どしたの?』

真姫「え…あ、ごめんなさい、聞いてなかった……何?」

凛『だからー、プレゼント!次のお休みに買いに行くけど、真姫ちゃんも一緒に選ぶ?』

真姫「ええ、付き合うわ。お願いね」

真姫「…ああ見えて、色々考えてるのね、花陽も。
   なんだかちょっとふわふわしてる感じで、よく見ないとわからないけれど」

凛『凛はそういうかよちんも好きにゃー』

真姫「…凛みたいな子がちゃんと肯定してくれるから、花陽も花陽らしくできるのかもしれないわね」

凛『凛はかよちん大好きだもんねー!』

真姫「はいはい。…今になって思い返すと――時々物憂げな表情してるのよね。
   どんなこと考えてるのかしら…何か悩みとか……?」

凛『あー、あれ?ううん、ああいう時のかよちんは、たぶん――――』





―――――





花陽「……」

花陽(……明日は何食べよう)グゥゥ



おしまい

おしまいです、ありがとうございました。花陽ちゃんお誕生日おめでとうございます!
花陽ちゃん好きなんですけどSSではあんまり出してませんでした。主張しすぎないからこその良さってあるよね


かよちんおめでとう

オチが秀逸だった
誕生日おめでとう おつ


おめでとうぱなよ

乙!

かよちんは天使!おめでとぉ!

かよちんおめでとう!
オチまで良かった

乙乙
やっぱ一年生好きだわ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月28日 (木) 17:03:40   ID: LaXkvvMP

とても良かった

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