新ジャンル?「ことわざ幼馴染」(83)
男「おーい幼ー。」
ガチャ
幼「ん。 待ってて。 準備する。」
男「早くしてくれな。 雨だし。」
幼「善処する。」
幼「お待たせ。」
男「んー。 ……って傘は?」
幼「朝雨に傘いらず。 大丈夫。」フンス
男「いや、今は降ってるからな。」
幼「男が入れてくれたら問題ない。」
男「さいですか。 ほら。」スッ
幼「ん。」
幼(好機逸すべからず。)ニヤッ
男「なぁ。」
幼「何?」ギュー
男「何故腕にしがみついてるのか。」
幼「濡れるから。」ギュー
男「……さいですか。」
幼「……♪」ギュー
男(歩きづらい……)
学校
友「おはよーさん……って朝っぱらからアツいなー。」
幼「♪」ギュー
男「……もう濡れないだろ。離れたら?」
ヒソヒソ……ミセツケヤガッテ……クソッ!
男「てか離れてください色々不味い気がする。」
幼「私はかまわない。」ギュー
男「俺がかまうんだよね……」パッ
幼「あっ……」シュン
友(可愛い)
何だかんだで昼休み
男「んーっ、飯だー!」ノビーッ
幼「男、また寝てた。」
男「数学はどうも眠くなるな。」
幼「ちゃんと聞かなきゃ、ダメ。」
男「へーへー。先ずは飯だ飯。」
幼(馬の耳に念仏……)
男「友ー、早くこいよー。」
友「おう。」
食堂
男「俺はa定食……と。」ピッ
友「俺は日替わりでいいや。安いし。」ピッ
幼「……!……!?」ゴソゴソ
男「幼?どうしたんだ?」
幼「……財布を忘れた。」ズーン
男「マジか。」
幼「ラーメン……」
男「ハァ……」ピッ
男「ほれ。」
幼「! いいの?」
男「貸し一つなー。」
幼「……ん!」ニコッ
友(可愛い)
幼「男、昼からは寝ちゃダメ。」ズルズル
男「んー。次って何?」モグモグ
友「古典」モグモグ
男「無理寝る。」モグモグ
幼「ダメ。」ズズーッ
友「俺は古典好きだがなー。」モグモグ
男「毎回赤点のくせに。」
幼「へたの横好き。」
友「ぐぬぬ……」
幼馴染「…………」クイクイ
の人?
どっちにしろ期待
>>
ミスったお…
>>8
違うっス
先生「えー……に、……ている。」
男「……」zzz
友「……」カリカリ
幼(やっぱり寝てる。)
先生「む……男ー、157+0はいくらだー?」
男「ぬぁっ!? えー……」(聞いてなかった……!)
先生・友「……」ニヤニヤ
男「あー、そのー。」
幼「……157」ボソッ
男「! 157です。」
先生「チッ、よろしい。」
男「舌打ち!?」
キーンコーンカーンコーン
a「きりーつれーいありあしたー」
男「んー……終わったー。」
幼「また寝てた。」
男「はは。まさかあてられるとはな。」
幼「因果応報。」
男「悪い悪い。 さっきはありがとな。」ナデナデ
幼「!!?」
男「あー、次は起きとくか。」
幼「寝ててもいい。」
男「何故に!?」
幼「お、終わり良ければすべて良し?」
男「?」
放課後
男「幼ー、帰ろうぜー。」
幼「先に帰ってて。 少し用事がある。」
男「んー。じゃ、友帰るか。」
友「じゃ、ってなんだよ。」
女「……で、幼は何か男と良いことがあると他クラスの友達である私の所に報告や相談に来るんだけどね。」
幼「何の説明?」
女「んーん。 で? 今日はどうしたの。」
幼「男に撫でられた!」
女「……へぇ。」
幼「しかも財布を忘れたら奢ってくれた。 やっぱり優しい。」
女「へぇ。」
幼「この前は――……」
女(あぁ……これは長いな。)
幼「……って事があった。」
女「へぇ。……で、私にわざわざ聞かせる理由は?」
幼「傍目八目。 他人のが物事についてよくわかる。」
女「うん。」(のろけ聞いてもね。)
幼「……男は気があると思う?」
女「あー……あるんじゃない、かな? うん。」
幼「ホント?」
女「いや、多分ね。 頑張り次第じゃないかなー。」
幼「頑張る!」
女「頑張りすぎないでね。」
幼「急がば回れ。心得てる。」
女「じゃ、がんばれー。」
幼「ん。ありがとう。」ニコッ
女(可愛い)
書き溜めが尽きたでござる
幼「……」テクテク
幼(秋の日は釣瓶落とし。もう暗い。)テクテク
幼「怖くない。怖く……」
駄犬「ワンッ!」
幼「!!?!?」ビクッ!
幼「迂闊だった……これからは石橋を叩いて渡る様に……」テクテク
男「ん、幼じゃないか。」
幼「!!?」ビクッ!
男「?」
幼「……不意打ちは卑怯。」
男「いや別に不意をつく気はなかったんだが。」
幼「……何してるの?」
男「いや、夕飯に弁当でも買おうかとな。」
幼「? 母親は?」
男「婦人会の旅行だとさ……。」
幼「弁当じゃ栄養が偏る。 不健康。」
男「とは言ってもな。 俺は卵焼きしか作れないのですよ。」
幼「……!」ピン!
幼「私が作る。」
男「へ?」
幼「私が男の夕ご飯も作る。」
男「いやいや、ありがたいけどさ……いいのか?」
幼「構わない。 だから家にお邪魔する。」
男「ん。 わかった。」
幼「……」(男の家で二人きり……!)
幼「……棚からぼた餅。」
男「ん? なんて?」
幼「何でもない。 」
男「あー、でも材料とか買わないとな。」
幼「いい。 家から持ってくる。」
男「悪いな。」
幼「ん。」
男宅
男(そろそろか……)
ピーンポーン
男「開いてるぞー。」
幼「お邪魔します。」
男「んー。今日は何をお作りになるのでしょうか。」
幼「オムライス。」
男「おぉ、いいな。 何か手伝おうか?」
幼「いい。 tvでも見てて。」
男「いやー、なんか悪いな。」
幼「昼のお返し。」
男「情けは人のためならず ってやつかね」
幼「そ。」クス
幼「……」テキパキ
男「……」ジーッ
幼(……この状況)テキパキ
幼(ふ、夫婦……みたい?)テキ…パキ
幼(男と……夫婦。)ポーッ
男「お、おい?」
幼(夫婦……っ!まだ早い。まず恋人から――……)ポーッ
男「お、おい! やたらと黒い煙出てるって! 幼!?」
幼「!?」
オムライス亜種<ヤァ
幼「……」
男「……」
幼「……こ、弘法にも筆の誤り。 後悔先に立たず。」
男「……」
幼「……ごめんなさい。」
男「ふぅ……ま、食えんことないだろ。」カチャ
幼「! もう一つはちゃんと焼けてるからそっちを……」
男「いいのいいの。さ、食おうぜ。」
幼「うぅ……いただきます。」
男「いただきます。」
男「うん。旨いぞ?」モグモグ
幼「ほ、ホント?」
男「苦い以外はな。」モグモグ
幼「ぅ…」
男「御馳走様。」
幼「ん、お粗末さま。食器は?」
男「水に浸けといてくれたらいいぞ。」
幼「ん。」カチャカチャ
男(フライパンは……大丈夫かな。)
幼「……リベンジ」
男「?」
幼い「明日も作る。リベンジ。」
男「えっ」
幼「ダメ?」
男「いやいや、かなりありがたい。」
幼「お弁当も作る。」フンス
男「いや、それは流石に悪い……」
幼「いい。日頃のお礼。」
男「じゃ、ありがたく……。ありがとな。」ナデナデ
幼「!! 」
幼「じ、じゃあ私は帰っておかずを決める。」ガタタッ
男「ん? 別にゆっくりしていっても……」
幼「善は急げ。……期待してて。」ガチャ
男「そうか。じゃ、また明日な!」
幼「ん。」バタン
幼「顔、熱い……。」
幼「……」
女「ん? メール……」カチカチ
from幼馴染
件名:なし
本文
また撫でられた!
女「……」パタン
女(可愛い)
次の日
ピーンポーン
男「幼ー。」
幼「待たせた。」
男「いやいや。さ、行こう。」
幼「ん。」ギュッ
男「いやいやいやいや」
幼「?」ギュー
男「あぁ……いや、うん。行こうか。」
男(歩きづらいけど……)チラッ
幼「♪」ギュー
男(可愛いからいいや。)
school
友「おは……死ね。」
男「はい幼離れてくれな。」
幼「……ん。」スッ
男「おお、素直素直。」ナデナデ
幼「!」ニヘッ
友(可愛い……あれ、デジャヴ)
昼休み
友「男ー? 早く食堂行こうぜー。」
幼「はい、お弁当。」
男「ありがとうな。……おお、旨そうだな。」
幼「自信作」フンス
友「」
やっぱろくにことわざを知らずに書くと駄目だな。
外国の諺を使えば更に話の幅が広がるのでは?
それにしても諺ありきで話の流れを考えるのは賞賛
>>38
おお……いただきます!ありがとう!支援も感謝どす。しばらく駄文にお付き合いを…
男「おぉ、旨いぞ。」モグモグ
幼「ん、一安心。」モグモグ
男「しかしまぁ、幼は凄いな。」モグモグ
幼「?」モグモグ
男「料理も上手だし頭もいい。 悩む事なんてないだろ。」モグモグ
幼「知恵多ければ憤り多し。 そんなことない。」モグモグ
男「ん?悩みでもあるのか。 ……御馳走様」
幼「お粗末さま。……1つだけ。」
男「良ければ相談にのるぞ。」
幼「……恐らく無駄。」フイッ
男「?」
友「……」モグモグ
友「ハァ……」
男「ん、友は何処だ?」
幼「多分食堂。」
男「あー……悪いことしたな。 ちょっと行ってくる。」
幼「ん。」
幼「……」
女「ん? 昼休みに来るのは珍しいね。 どしたの?」
幼「暇になったから。」
女「男君は?」
幼「友を探しに行った。」
女「フーン……で、どうなのよ。進展は?」
幼「特にない……でも、弁当をしばらくつくってあげる。」
女「おぉ、結構な進展じゃない?」
幼「ん。男の心への道は胃袋を通して。頑張る。」
女「? 聞いたことない言葉だね。」
幼「異国の諺。要は胃袋を掴めば勝ち。」フンス
女「へー……ま、頑張りなよ。」
幼「ところで」
女「ん?」
幼「女は好きな人、いる?」
女「えぇ!? 私はまぁ……いるけど。」テレ
幼「意外。……誰?」
女「身近な人とだけ……後は黙秘で。」
幼「ん。頑張って。」グッ
女「お互いねー」グッ
友「男め……絶対殴るぞ……」ブツブツ
<オンナハスキナヒト、イル?
友「ぬっ!? 幼と……女さん!」ピタッ
<エェ!?ワタシハマァ……イルケド。
友「!? もしかすると……いや、ないか。」スッ
<ミジカナヒトトダケ……
友「!!?!?」ピタッ!
男「お、いたいた。友ー……なにしてんの?」
友「男……」フラッ
男「なんだ気持ち悪い。」
友「俺にも……俺にも春が来たぞ!」
男「は?」
友「ハハハ! 男! 今日の事は特別に水に流してやる!」
男「お、おう。」
即興ながら外国の諺を入れてみたお。
また夜に書けたら書きます。
故事成語も入れたら1000だって夢じゃないな!
>>51ー52
ふえぇ……今回は諺オンリーだよぉ……
放課後
幼「男、帰ろう。」
男「おー。 友ー?」
幼「! 友は先に帰ってた。」
男「マジかよ……。 じゃ、帰るか。」
幼「ん。」ギュ
男「やっぱりか……」
その頃トイレ
友「うーん……やはりアイスなんて買わなければ……」
幼(……嘘も方便。)ギュー
男(周りの視線が……)
幼「男。」
男「んー?」
幼「買い物、付き合って?」
男「あー、夕飯のか。 了解了解。」
幼「ん。」
男「じゃ、着替えたらスーパー前で。」
幼「ん。」フリフリ
スーパー
男「お、早いな。」
幼「男が遅いだけ。」
男「はは、手厳しいな。 さ、幼シェフ、今日は何をお作りに?」
幼「簡単に、秋刀魚の塩焼き。」
男「おぉ、そりゃ秋らしいな。」
幼「ん。後、栗も。」
男「おぉお……なんか楽しみだな。 頑張って下さいな。」
幼「任せて。」グッ
男宅
男「さて……例によって俺はすることが無いわけだ。」
幼「……」テキパキ
男「……」ジーッ
男(なんかいいな。こういうの……)ジーッ
幼「……ッ」テキパキ
幼(視線が……無心、無心……。)
男「おぉ……これはこれは……。」
幼「バッチリ。」フンス
男「だな。いただきます!」
男「旨い……旨いぞ!」モグモグ
幼「ん。 よかった。」モキュモキュ
男「俺は幸せ者だよ……」モグモグ
幼「……大袈裟。」モキュモキュ
男「いやいや。」モグモグ
次の日
幼「……遅い」
幼「……」
男宅
ピーンポーン
幼「……」
『ファイ゙……』ガチャ
幼「! 男?」
『あ゙ー……スマン。ゴホッ!多分風邪だ……ゴホッゴホッ!』
幼「……大丈夫?」
『まー……寝てれば治るさ。ゴホッ』
幼「……。」
『ゴホッ!幼、スマンが先生に伝えゴホッ!ゴホッ!……てくれ。』
幼「ん。」
女「ヘェ……チャンスじゃない。」
幼「?」
女「ここで健気に介抱したらもう……イチコロでしょ。」
幼「イチコロ……」
女「そ、イチコロ。」
幼「……頑張る。」
女「おー。頑張れ頑張れ。」
書きため
また暇が出来たら書きますお。
男「ゲホッ……あ゙ー、喉いたい……。」
男「腹減った……」
ピーンポーン
男「?……ハーイ゙」フラフラ
男「どぢら様……幼?」
幼「ん。看病に来た。」
男「おぉ……ありがたい。」
男「ま、入ってぐれ」フラフラ
幼「ん。」ガサガサ
男「何か買ったのか?ゲホッ……」
幼「マスク。……と冷えぴた。」
男「ありがたい。……移ると申し訳ないからな。」モソモソ
幼「何か食べれる?」
男「あぁ。腹が減ってるぐらいだ。」
幼「ん。お粥作る。」
男「すまんな……ゲホッゲホッ!」
幼「それまで横になってて。」
男「そうさせてもらうよ……。」フラフラ
幼「お粥、出来た。」
男「あぁ……何から何までありがとうな。ゲホッ……」
幼「食べさせようか?」
男「ハハ……ただの風邪だからそこまではいいよ。」
幼「風邪は万病のもと。……安静にするべき。」
男「いや、食べるくらいは自分で……」
幼「マスク下げて口開けて」ズイッ
男「う……」アーン
幼「ん。」
男「……旨い。」モグモグ
……
男「御馳走様」
幼「お粗末さま。お皿浸けてくる。」
男「悪いな。」
男「食ったら眠くなってきたな……」
男「まだ幼もいるしな……我慢……」ウトウト
幼「? 男?」
男「……」zzz
幼「……男、寝てる?」フニフニ
男「ん……む。」zzz
幼「……。」キョロキョロ
幼「……。」ソーッ
チュッ
幼「……っぱぁ」
幼「……イチコロ?」
……
男「……んぁ!」ガバッ
男(寝ちゃったのか……幼は?)
幼「……」zzz
男「……」ナデナデ
男「……ありがとなー。」ナデナデ
幼「ん……」zzz
書き溜め案外少なかった。
諺が空気なのは気にしない
……
幼「んむ……」ムクッ
男「お、起きたか。」
幼「男、風邪は大丈夫?」
男「おぉ。万全、って訳じゃないがな。 薬も飲んだし、後は安静にすりゃいいよ。ゴホッ」
幼「ん。良かった。」
幼「お粥、いる?」
男「もらおうかな。」
幼「ん。」
幼「はい。」
男「ありがと。幼も食べるのか?」
幼「鯛も一人は旨からず。」
男「ハハ、そうだな……じゃ、いただきます。」
幼「ん。いただきます。」
幼「そろそろ帰る。」
男「お、そうか。 今日は助かったよ。」
幼「困った時はお互い様。気にしないで。」
男「風邪移らなければいいけどな……」
幼「早寝早起き病知らず。」
男「ま、確かに幼は昔から病気になったりしなかったな。 いらん心配だったか?」
幼「……そんな事ない。」
男「そうか? 気をつけてな。」
幼「ん。お大事に。」ガチャ
バタン
幼「……恋の病に薬なし。」
幼「でも、もうすぐ治る。」
また夜に書くかね。
メジャーじゃない諺は話の最後に意味の解説をやってくれると勉強にもなっていいと思います
めんどいけど
>>75
なるへそ…出来るだけやってみようかな。
ただ自分自身諺に詳しくないと言う罠
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