ちひろ「もう、プロデューサーさんっ。来るなら来るって連絡してくださいよぉ」

P「いやぁ、『ちひろさんちで新年会！』ってLINEがきたから飛んできちゃいました」

ちひろ「え？」

李衣菜「えっへへ、呼んじゃいました！」

加蓮「女子会もいいけど、やっぱりPさんもいないとね？」

泰葉「ふふっ、黙っててごめんなさいちひろさん」

ちひろ「ええー！」

ちひろ「うぅ、プロデューサーさんが来るならもっと片付けしとくんでした……」

P「え、かなり綺麗だと思いますけど。というかおしゃれですし」

ちひろ「そ、そうですか？」

加蓮「うん、確かに。ルームフレグランスも色んな種類持ってるよね」

ちひろ「ええ、まぁ……」

李衣菜「それに可愛いぬいぐるみもいっぱいだし……」

泰葉「観葉植物もとっても素敵だと思いますよ」

ちひろ「そ、そんなに褒められたって……！」


ちひろ「もう、仕方ないですねぇまったくぅ♪」ﾙﾝﾙﾝ

P（ちょろいなぁこの人）

ちひろ「うふふ、お餅どうぞプロデューサーさん♪」

P「どもども。うん、うまい」ﾓｯﾁｬﾓｯﾁｬ


加蓮「ふふ、お正月と言えばお餅だよね。私、こうやってみんなとお餅食べるの夢だったんだ」

李衣菜「あはは。加蓮って何でもすぐ夢にしちゃうよね」

加蓮「叶わない夢見るよりいいでしょ？」

泰葉「ふふっ……。私たちなら、どんな夢だって叶えられると思うな」

李衣菜「へへっ、だよね！」

加蓮「うん♪」

P「うんうん、その意気だ。一緒に頑張ろうな！」

ちひろ「キラキラした姿を、いーっぱい見せてくださいね♪」

加蓮「ふふっ、任せて！」

泰葉「たくさんの人に笑顔を届けますねっ」

李衣菜「よーし、今年も盛り上がっていこーっ☆」


「「「おーっ♪」」」

P「…………」ｼﾞｨﾝ…

ちひろ「うふふ、プロデューサーさん。いつまでも見守っていてあげたいですね」

P「……ええ。俺たちも、あの子たちを精一杯支えていきましょう」

ちひろ「はい♪」


李衣菜「――あはは、泰葉ってば、ほっぺたにきな粉付いてるよ」

泰葉「え、嘘……どこ？」

加蓮「ふふ、ここだよ。……はーい綺麗になりましたよー♪」ﾌｷﾌｷ

泰葉「こ、子供扱いしないでっ、もう……！」ｶｧｯ

加蓮「ふふ、あははっ！　もー、顔真っ赤だよ泰葉。かわいー♪」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

泰葉「もうっ、もうっ！　加蓮のばかっ」ﾎﾞﾌﾎﾞﾌ

加蓮「きゃっ、ふふふ♪　泰葉が怒ったっ」

泰葉「えい、えいっ……！」ﾎﾞﾌｯﾎﾞﾌｯ

加蓮「なんの、りーなガード！」ｸﾞｲｯ

李衣菜「うわわっ、加蓮何を――ぅぶはぁっ！？　ちょ、泰葉やめぅぐぁ！」

ちひろ「あぁっ、私の特大ゲコ太ぬいぐるみがー！　泰葉ちゃんやめてぇー！　それは限定品なのー！」

P「あーあー、何をしてるんだか……」

泰葉「あっ、ごめんなさいちひろさん……」

ちひろ「こっちの小さいのならたくさんあるので使っていいですよっ」

泰葉「わ、こんなにですか？　……加蓮、覚悟っ」


ぶんっ、ぶんぶんっ！


加蓮「きゃ、何このブサイクな……ちょっ、いたいいたいっ、いくつあるのこれっ！？」ﾎﾟｺｯ　ﾎﾟｺﾎﾟｺｯ

泰葉「えいえい、えいっ」ﾌﾞﾝｯﾌﾞﾝｯ

ぴにゃA「ﾋﾟﾆｬ」ｺﾛﾝ

ぴにゃB「ﾋﾟﾆｬｱ」ｺﾛｺﾛ…


P「ｳｯｸﾙｼ」

李衣菜「わああPさん！　急に倒れてどうしたんですかーっ！？」

わーわー！

　　きゃーきゃー！


ちひろ（こ、こんな一年の始まりですけど……楽しければいいですよねっ♪）



おわり