――田○ハイレーン


ちひろ「新春！　英語禁止ボウリング――！！」

Ｐ「はい？」

ちひろ「というワケで今からプロデューサーさんには私とボウリングで勝負をしていただきますっ！」

Ｐ「いやいや！　急に呼び出しておいて何なんですか！？」

ちひろ「ですから、正月恒例の英語禁止ボウリングですよ」

Ｐ「二人で！？　その為だけに１フロア貸切にしたんですか！？」

ちひろ「嫌なら貸切代支払っていただきますが」

Ｐ「やらせていただきます」

ちひろ「それでは早速ルール説明を！」

ちひろ「この勝負は、ただのボウリング対決ではありません。英語を一回喋ってしまう毎に罰金1000円が科されます」

Ｐ「結局金取るの！？」

ちひろ「勝者には賞金として回収した罰金全額をプレゼント！　もちろん審判は第三者にお願いしていますのでご安心を」

Ｐ「息のかかった人じゃあないでしょうねえ……」

ちひろ「嫌ならご褒美もありませんよ？」

Ｐ「ご褒美？」

ちひろ「なんとですねー……」

ちひろ「ストライクかスペアを出すと特別なご褒美が待っています！　プロデューサーさんだけの特別ですよ♪」

Ｐ「やらせていただきます」

ちひろ「さすが話が分かる！」

Ｐ「まあ、負けなきゃ済む話ですしね」

ちひろ「よっ！　このミスター下心！」

Ｐ「聞いて」

ちひろ「えー、それでは間もなく開始いたしますのでですね……。今の内に、言ってしまいそうな英語は口に出しておくといいですよ♪」

Ｐ「はあ、そうですね。えーと、ストライク！　ストライク！　ストライク！」

ちひろ「そう！　あとガターとか！」

Ｐ「ガター！　ガター！　ガター！」





Ｐ「田○ハイレーン！　田○ハイレーン！」

ちひろ「ノリノリですね」

ちひろ「それでは！　英語禁止ボウリングスタートです！」


ﾋﾟﾋﾟ――ｯ!!


ちひろ「では」ｽｯ

Ｐ「え、先攻ちひろさんですか」

ちひろ「だって……」ﾎｲｯ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ﾊﾟｯｶｧｰﾝ!!


『STRIKE!!』


ちひろ「勝負は先に行った方が勝ちますからね♪」

Ｐ「」

Ｐ「え……ちなみにちひろさん、スコアは……？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『score』

Ｐ「って！　うわああそうだった！」

Ｐ「っていうか何今の音！？」

ちひろ「特製です」

Ｐ「これってベルとかじゃあありませんでしたっけ！？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『bell』

Ｐ「話が進まねえ！」

ちひろ「ちなみに私の平均点はそう高くはありませんので、安心してください」

Ｐ「……なんか妙に余裕ありますね」

ちひろ「儲けが出ればそれでいいので♪」

ちひろ「さ、投げてくださいプロデューサーさん」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『producer』

ちひろ「ああ――！！！？」ｶﾞｰﾝ!

Ｐ「なるほど、こりゃ公正ですね」ﾊﾊﾊ

ちひろ「…………」


ちひろ「……………………畜生」


Ｐ「畜生！？」

ちひろ「いいからとっとと投げてくださいよこのひょっとこ……」

Ｐ「ひょっとこ！？」

Ｐ「はあ……じゃあ次俺投げますんで」ｽｯ

ちひろ「なんか、構え慣れてません？」

Ｐ「まあ、愛結奈に誘われたりしてちょくちょくやってますし」

ちひろ「はーずーせ！　はーずーせ！」

Ｐ「どこへ？」

ちひろ「口が裂けても言いません」

Ｐ「戻って来い罰金！　――よっと！」ｽﾎﾟｰﾝ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｶｧｰﾝ


『7』

Ｐ「あああ！　やっぱ腕鈍ってるかー！」

ちひろ「ﾌﾌｰﾝ!　まだもう一投ありますよねー」

Ｐ「……まあいいでしょう。取り返していきます」

Ｐ「よっと！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｶﾞﾗｧﾝｯ


『SPARE!』


Ｐ「フーッ……」

ちひろ「おおー。おめでとうございます」

ちひろ「それでは早速、ご褒美に参りましょーう！」

Ｐ「ああ、そういえばなんか言ってましたね」

ちひろ「お願いしまーす！」

Ｐ「ご褒美なあ。……モバコインとかならいいなあ」

ｶﾞﾗﾗｯ


茄子「はーい、ｶｺですよー♪」


Ｐ「！？」


茄子「ではではー……」


ﾃｸﾃｸ･･･


茄子「んー♡」


ﾁｭｯ

Ｐ「！！？」

茄子「おめでとうございまーす♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「いやいや！　キス！？　え、キス！？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　ﾁｬﾘｰﾝ　『kiss』×2

ちひろ「はーい、ちょっと審判止めてー」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

なんで書き溜めまでしてミスすっかなあ……

Ｐ「ご褒美なあ。……モバコインとかならいいなあ」 →Ｐ(ご褒美なあ。……モバコインとかならいいなあ）

です

ちひろ「では、再度ルール説明です」

ちひろ「プロデューサーさんがスペアかストライクを出すと、コスプレしたアイドルからご褒美のキスがもらえます！」

茄子「わー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「いやいや、それマズいんじゃあ……」

茄子「合意の上ですから♪」

ちひろ「お正月ですし♪」

Ｐ「それが貸切の本当の理由ですか……」

ちひろ「万が一にも誰かに見られるとお終いですからね。さ、再開していきましょーう！」