――田○ハイレーン


Ｐ「しかし、なんでまたこんな所を……」

Ｐ「地味に遠いぞ○町……。しかもさっきから人いないし」

Ｐ「あれ、今日営業日だよな……？」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ･･･


ちひろ「じゃんっ♪　お待たせしましたプロデューサーさん！」

Ｐ「あ、ちひろさん」

ちひろ「あけましておめでとうございます！」

Ｐ「もうお互い言ったじゃあないですか」

ちひろ「それもそうですが、気分が大事ですから！」

Ｐ「はあ」

Ｐ「しかしちひろさん、ボウリング好きなんですね。わざわざこんな時期から」

ちひろ「この時期だからですよ！　ボウリングパーティーですっ」

Ｐ「二人でパーティー？」ﾊﾊ･･･

ちひろ「それは後々のお楽しみ！」

Ｐ「そろそろ正月特番も落ち着きましたし、後で皆来るのかな」

ちひろ「さ、そんなことより用意してください！　早く！」

Ｐ「分かりました、分かりましたって」

Ｐ「はい、着替えました。……ってか何故ユニフォームまで？」

ちひろ「気分ですよ、気分。後ちょっと私の趣味」

Ｐ「しかし、ガラッガラですね……」

ちひろ「そりゃあ貸切ですから」

Ｐ「は？」

ちひろ「というワケで！　すぅっ――」





ちひろ「新春！　英語禁止ボウリング――――！！」

Ｐ「……はい？」

ちひろ「ですから！　英語禁止ボウリング！」

Ｐ「え？　英語禁止ボウリングって……アレ？」

ちひろ「はい、アレですよ♪」

Ｐ「……あの罰金払うやつ？」

ちひろ「はい！　英語を喋ってしまうと1000円払うやつです！」

Ｐ「払うの？」

ちひろ「はい！」

Ｐ「誰が？」

ちひろ「プロデューサーさんが！」ﾆｺｯ

Ｐ「おかしいと思ったんだよ……ちひろさんがボウリング場貸切とか……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ちひろ「まあまあ、スコアによってはお返ししますから！」

ちひろ(どうせ資金は別のところから持ってきたし)ﾆｺｫ･･･

Ｐ(……なんか怪しい顔してんなあ)

Ｐ「……はあ、とりあえず良スコア出せばいいんですね？」

ちひろ「はい！　頑張ってくださいね♪」

Ｐ「分かりましたよ」ｷｭｯ

ちひろ「お？　自信あり？」

Ｐ「それなりに」

ちひろ「じゃあ間もなく開始しますので、今の内に言いそうな英語は口に出しておいてくださいね？」

Ｐ「そうですね……ストライク！　ストライク！　ストライク！」

ちひろ「そうそう」

Ｐ「ガター！　ガター！　ガター！」

Ｐ「田○ハイレーン！　田○ハイレーン！」

ちひろ「ノリノリですね」

ちひろ「それでは英語禁止ボウリング、スタートです！」


ﾋﾟﾋﾟ――ｯ


Ｐ「え、もう？　っていうか相手は？」

ちひろ「私がお相手いたしますっ♪」

Ｐ「ちひろさん？　ちひろさんボウリングやるんですか？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『bowling』

Ｐ「ああクソッ！　っていうか何今の音！？」

ちひろ「特製です」

Ｐ「これベル鳴らすんじゃなかったですっけ！？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『bell』

Ｐ「だーっ畜生！」

ちひろ「まずはプロっ――Ｐさんからですよ」

Ｐ「あ、今」

ちひろ「セーフです」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『safe』

ちひろ「あっ！！？」ｶﾞｰﾝ

Ｐ「え、言っておいてなんですがちひろさんもダメなんですか？」

ちひろ「うう……」

Ｐ「っていうか、これ誰が審判してるんだ……？」

ちひろ「別室から……」

Ｐ「別室？」

ちひろ「いいからＰさん早く」

Ｐ「ええー……」

Ｐ「じゃあ、行きますよ」ｽｯ

ちひろ「おっ、サマになってますねー」

Ｐ「ハ――高得点叩きだせば金戻ってくるって、言質はとりましたよ……っとぉ！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ――

ｽｶｧﾝｯ!


『8』


Ｐ「あぁーもう！　鈍ってんなあ」

ちひろ「まあまあ、次の一投で取りましょう」

Ｐ「何を？」

ちひろ「言いません」

Ｐ「そんじゃ、次で遠慮なく……っ！」ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!


ｶﾞﾗｧﾝｯ


『SPARE!』


Ｐ「ｯｼ！」

ちひろ「おおー！」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「絶対取り戻しますからね」

ちひろ「ふふふっ、おめでとうございます！」

Ｐ「妙に余裕ありますね？」

ちひろ「そうでもないですよ？　では――」ｽｩ



ちひろ「お願いしまーす！！」



Ｐ「？」

ｶﾞﾗﾗｯ!


茄子「はーい、ｶｺですよー♪」
http://i.imgur.com/K2q130I.jpg

Ｐ「え、茄子？」

茄子「ではでは……」


ﾃｸﾃｸ


茄子「んー♡」


ﾁｭｯ

Ｐ「！！？」

ちひろ「コスプ――仮装した美女からご褒美のキスでーす！」

茄子「ちなみにこの晴れ着がコスプレですよー♪」

Ｐ「今！　今キス！？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『kiss』

Ｐ「いやもういいんで！　今の！」

ちひろ「……分かりました、今からちょっと審判ナシで説明に入りましょう」

ちひろ「私、言いましたよね。英語禁止ボウリングって」

Ｐ「ええ。正月特番のアレでしょ？」

ちひろ「はい。なので、英語が出る度に千円払う代わりにですねー……」

ちひろ「ストライク！　スペア！　またはピンクピンを倒すとコスプレアイドルからご褒美のキスが出まーす！」

茄子「わー♪」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「いやいや！　それはダメでしょ！？」

ちひろ「だから貸切なんですよ？」

Ｐ「いや、それ以前に倫理とか！」

ちひろ「だって、合意の上ですし」

Ｐ「合意！？」

Ｐ「っていうかちひろさんはそれでいいんですか！？」

ちひろ「私はただただプロデューサーさんのスコアをジャマするだけの存在です」

Ｐ「こんちくしょう！」

Ｐ「あ、そういえばさっき『キス』って」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『kiss』

ちひろ「第三者(アイドル)に審判を任せたので厳しめですけどねー……」

Ｐ「まったく……」

ちひろ「ホントは嬉しいくせに……」

ちひろ「――と、いうワケで再開します。ちなみに茄子ちゃんはこれからまた特番の収録です」

Ｐ「この為だけに来たのか！？」

茄子「ちょっと局の予定が狂ったそうで来れました」

Ｐ「うーむ、流石なのか……？」

茄子「ではー♪」


ｶﾞﾗﾗｯ

ちひろ「次は、私の番、です……ねっと！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｶｰﾝｯ!

『STRIKE!!』


Ｐ「」

ちひろ「お金かかってますからねー」

Ｐ「え、もしかしてちひろさんが勝ったらこれって……」

ちひろ「罰金全額私の懐に」

Ｐ「うわぁ、頑張ろう……」

ちひろ「チューもしてもらえますしねー♪」

Ｐ「これどう転んでも後が怖い気がすんな……」

Ｐ「そんじゃあ二投目。……っとい！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｶｰﾝｯ!

『STRIKE!!』


ちひろ「おおー」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

Ｐ「はあ、どうせ資金は回収済みなんでしょう？」

ちひろ「ヤケクソですねー」

ちひろ「それではー……お願いします！」


ｶﾞﾗﾗｯ!


歌鈴「ど、どうもー……ってひゃあぁ～！？」ｸﾞﾗｯ
http://i.imgur.com/tAdWDeT.jpg


歌鈴「わっ！　とっ……とっ！？」ﾁｭｯ


Ｐ「ｵｳ」

歌鈴「ふぇぇ……」

Ｐ「……え、今のは？」

ちひろ「完全にハプニングですからねー……」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『happening』

ちひろ「ｼｸｼｸ…」

Ｐ「え、ノーカンですか？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『no count』

Ｐ「くっ……」

ちひろ「え、えっとー……」ﾁﾗ

歌鈴「ふぇ！？　も、もう一度ですか～！？」

Ｐ(のっけからグダグダだ……)

ちひろ「えーっと、とりあえずもう一度……」

歌鈴「は、はいっ！」

歌鈴「行きましゅ、うう……行きます……！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

歌鈴「行きますよ～……」


歌鈴「っ！」


ﾁｭｯ


Ｐ「……その、お疲れ様」

ちひろ「ﾝﾌｯ」

ちひろ「さあ、２フレーム目行きますよ～」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

Ｐ「やめてくださいよ……」

ちひろ「よい……しょっと！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ちひろ「ああ狂った！」

ｽｺｰﾝｯ


『3』


ちひろ「ああ～もう」

Ｐ「っしゃ！」

ちひろ「もう一投！　もう一投ありますからね！」

Ｐ「ガター！　ガター行け！」

<ﾁｬﾘｰﾝ ﾁｬﾘｰﾝ　『gutter×2』

Ｐ「ｱﾄﾃﾞﾄﾘｶｴｽ……」

ちひろ「絶対とりますからねー！」ﾌﾞﾝｯ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｺｰﾝｯ


『3』


ちひろ「うわあああ！」

Ｐ「ウッシャア！！」

ちひろ「なんでいきなりこうなるかなもう！」

Ｐ「いやあもう笑いが止まらないです」

ちひろ「いいですよいいですよ別に！　まだたっぷりありますから！」

Ｐ「へっへっへ、さあ引き離していきますよー」

Ｐ「ｳﾘｨﾔｧｯ！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ﾊﾟｶｧｰﾝｯ!


『7』


Ｐ「っし！　とりあえずオッケー！」

<ﾁｬﾘｰﾝ 『OK』

ちひろ「笑いが止まりません」

Ｐ「まあいいでしょう。ス、残り全部倒せばいいんです」

ちひろ「修羅場になれ」ﾎﾞｿｯ

Ｐ「仕組んだのそっちでしょっと！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｺﾝ!


『2』


Ｐ「……まあまあ。勝ってますし」

ちひろ「そうですね、序盤ですから……！」

ちひろ「ｯｼｬｱ!」ﾌﾞﾝｯ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｶｰﾝｯ!


『8』


ちひろ「ふっふっふ、プロデューサーさんには――あっ」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『producer』

Ｐ「縁起悪いですねえ」ｳﾌﾌﾌﾌ

ちひろ「私も罰金とかおかしいですよ……」

ちひろ「よいしょっと……」ｺﾞﾛｺﾞﾛ


ｶﾞﾀﾝ


ちひろ「ああー！」


『G』


ちひろ「ほらもー！　お金取るからー！！」

Ｐ「ﾝﾌｯ　ﾌﾌﾌﾝ」

ちひろ「鼻だけで笑うのがムカつくー！」

今気付いた……
>>45の２行目に挿入


<ﾁｬﾘ-ﾝ　『frame』

ちひろ「ああ油断した！」

P「ﾊﾊｯ」

ちひろ「ふんっ、いいですよいいですよ！　CPパン全部干からびた餅とすり替えますから！」

P「さあどんどん行きましょーう！」

ちひろ「あっ」

P「えっ何」ﾌﾞﾝｯ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｶﾞﾀﾝ!


『G』


P「テメエ！」

ちひろ「言ったでしょう、邪魔するためにやってるって」

P「ｸｯ仕方ない……っと」ｺﾞﾛﾝ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ﾊﾟｶｧｰﾝｯ!


『SPARE!』


P「ｯｼｬｵﾗｱ!　どうだ！」

ちひろ「はーもう！　はいお願いしまーす！」

ｶﾞﾗﾗｯ!


みく「じゃじゃ～ん！　ネコチャンにゃ！」
http://i.imgur.com/LRKa5ag.jpg


P「お、おお……」

みく「あれあれ～?　なんだか反応薄くない？」



みく「そんなPチャンには～」ﾆｬｯﾌｯﾌ

みく「ふんふんふんふん♪　ふっふふっふふふ～んっと♪」


ｷｭｯ


みく「指絡めて～」


ｸﾞｯ


みく「背伸びをして～」



みく「瞳、閉じて……」



ﾁｭｯ

P「お、おう……」

みく「にゃにゃっ、みくだっていつもからかわれてばっかりじゃないもんね！」

みく「まったにゃ～♪」



ちひろ「……どうでした？」

P「凄いッス……」

ちひろ「できれば、そのままぽーっとしといてほしいですね……」

ちひろ「よいしょっと」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｺｰﾝｯ!


『7』


ちひろ「よしっ」

P「あっくそ」

ちひろ「わっ復活した」

ちひろ「っていうか、二人でやってるとあまり罰金発生しませんね……」

P「俺もね、さっき気付いたんです」

ちひろ「ああもう手元狂いませんように……」ﾌﾞﾝ

P「ガター行け！」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『gutter』

P「……誘導ですか？」

ちひろ「誘導ですね」


ｽｺﾝ

『1』

ちひろ「さて、そろそろ……」

P「なんですか、怖いこと言うのやめましょうよ」


P「……って、あれピンクピンか！？」

<ﾁｬﾘｰﾝ　ﾁｬﾘｰﾝ　『pink』『pin』

P「２カウントかよ畜生……」

<ﾁｬﾘｰﾝ　『count』

ちひろ「この手いいですね……」

P「はーっ！　どうせストライク狙いだし関係無い！」ﾌﾞﾝｯ


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｺｫｰﾝｯ!


『9』


ちひろ「おっ倒しましたねピ、桃色のやつ」

ストライク…
Pさんガバガバすぎぃ

ｶﾞﾗﾗｯ!


美優「が、がおー……」
http://i.imgur.com/70pwyvS.jpg


P「…………」

美優「あ、あの……」

P「え、いいんですか？」

美優「こ、こっちに、おいで？」

書いてて意外に難しいわコレ


>>64修正版


P「はーっ！　どうせストライク狙いだし関係無い！」ﾌﾞﾝｯ

<ﾁｬﾘｰﾝ　『strike』

P「だぁーもう手元狂う！」


ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ!

ｽｺｫｰﾝｯ!


『9』


P「あっイケた！　イケたぞ！」

ちひろ「倒しましたね、ピ――桃色のやつ」

Ｐ「あ、じゃあ、行きます」ﾜｸﾜｸ

美優「…………」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

Ｐ「～♪」

美優「……」ﾊﾟﾁﾝ

Ｐ「え、何故ウインク」


ﾄﾞﾛﾝ!


Ｐ「ゲホゲホ！　スモーク！？」


ｼｭｳｳｳｳ










まゆ「はあい」
http://i.imgur.com/eZPpHBC.jpg

Ｐ「！！！？」

ｶﾞｯ


まゆ「今日は、ピンクピンが出たら出番だと聞いてましたぁ♪」

Ｐ「」



ﾁｭｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳｳ


ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ　ﾁｭｯ




まゆ「うふ、これでもう上書きなんて不可能ですよね♪」


ちひろ(ちょっと干からびてる……)

またミスってんな


……誰か乗っ取らない？

ガッバガバになってきたのでとりあえず今日はここまで
乗っ取れそうならすぐに実行すると今年良いことあるらしいぞ