ほむら「希望…絶望…虚無…」(260)
また、まどかを救えなかった…どうして?どうして貴女は私の忠告を無視するの?どうして貴女は私を救うために契約してしまうの?分からないよ…まどかの考えてる事が……
暗闇の中、私は考えているとパッと明るくなった。目を凝らし、辺りを見渡したら全然知らない場所にいた…
ほむら「此処は…」
?「ようこそ、ベルベットルームへ。」
ほむら「べるべっとるーむ?そんな事より此処はどこなの!?私はまだ夢を見ているの…?」
?「安心して下さい、此処は夢の中です。私と主は貴女が何度も繰り返しているのを影ながら見ておりました」
?「そこで…貴女には私たちが知らない何か特別な能力があるのが分かりましてね。」
ほむら「特別な能力…?魔法の事かしら。」
?「えぇ、あの下等生物から授かった能力で貴女は一ヶ月間繰り返していますが、その能力のお陰で世界がおかしくなりました…」
ほむら「世界がって…私は知らないわ」
?「そうでしょうか?貴女の街はそうでも他の街、国では何年も時が進まなくなっている。それに気付く人も出て来ているんですよ…時が動かないっと…」
ほむら「時が動かない…わ、私のせいだけじゃない筈だわ!貴方…えっと」
イゴール「イゴールと呼んで下さい。」
マーガレット「私はマーガレットと呼んで下さい」
ほむら「…私は暁美ほむら」
イゴール「暁美ほむら…それでは話を戻そう。貴女は先程自分の能力以外も関係していると言いましたな。実にそうです…貴女以外にも時を繰り返す方もいましたよ…一年の間ずっと繰り返している方が…」
ほむら「それなら私だけでは無いのね。」
マーガレット「安心するのはまだ早いです。貴女はその方より倍以上繰り返しています。」
ほむら「私がそんなに!?嘘よ!まだ……あれ?」
イゴール「繰り返しているのを貴女は数えていますか?」
私はいつから数を数えていないんだろう…いつから?十回目から?それとも三十二回目から?あぁー、まどかを救えないのが多すぎていたのね…だから数を数えるのを諦めてしまったんだ…
ほむら「…っ……」
イゴール「否定は出来ませんか…まぁ良いでしょう。コレから貴女には三つの中から一つ選んでいただきます。マーガレット」
マーガレット「はい、主に変わり私が説明いたします。貴女はこのカードの中から一つ引いて下さい。」
ほむら「カード…?」
マーガレット「その中から貴女の街に何年もループしているのが分かる方が向かいます。そこで味方に付けて下さい」
ほむら「味方にって…そんな何年もループしている人を私が説明出来るわけ…」
マーガレット「やるしか有りません。それから貴女は四月から来年の三月。約一年間過ごしていただきます。」
ほむら「一年間!?一ヶ月じゃなくって!?」
マーガレット「はい。」
ほむら「っ…わかったわ…マーガレットよね…カードの中身を先に教えてくれないかしら」
マーガレット「はい。カードの中身は希望、絶望、虚無の三つです」
ほむら「希望…絶望…虚無……わかったわ…(私は>>6の方の言葉通りこのカードを引くわ!)」
希望
ほむら「この真ん中のカードにするわ…」
マーガレット「このカードは…貴女を導いてくれるかも知れないわね」ボソッ
ほむら「カードの中身は教えてくれないかしら?」
マーガレット「貴女が選んだカードは希望。貴女…運が良いわね」
ほむら「希望…か…(確かに私は希望を失っていたかも知れないわね)」
イゴール「ほう…希望ですか…暁美ほむら。この鍵を差し上げましょう」
ほむら「鍵…?この鍵は何の鍵なの?」
マーガレット「行き詰まったりした時に、私たちに会いたいと願って下されば会える為の鍵です…どうぞ」
ほむら「ありがとう…イゴール、マーガレット。」
イゴール「それでは…良い旅路を」
ほむら「えっ?なにっ体が…」
そこで私の視界はあの長いテーブル。ソファーみたいにフカフカな座る場所。窓の景色が同じで、車みたいな場所から意識が消えた……
ほむら「ん……此処は」
辺りを見渡してわかった。瓦礫だらけで辺りはメチャクチャだ…多分ワルプルギスの夜に負けたんだわ。
???「ふぇ…うわぁーん!」
ほむら「子ども…?どうして此処に子どもが!?」
???「ぐすっ…壊してやる!こんな場所、壊してやる!!」
小さい子どもがまだ崩れていないビルを睨むと崩れ始めた。まるでワルプルギスの夜が崩した様に……もしかしてこの子どもが!?
ほむら「止めて!この街を崩さないで!」
???「ひっく、ひっく…ダレ?"また"私を虐めるの!?壊れろ!壊れろー!!」
ほむら「やめーー」
光が私を包む…何が起きたのか分からない。だけど包む前に遠くの方で声を聞いた様な気がする……知らない声が……
第一話
in a dream, did you meet me? (夢の中で、出会った?)
お腹減ったのでご飯食べて来ます。
日付は何となくです。合ってないかも知れませんが…
五月十五日 晴れ
ほむら「ヒッ!ハァ、ハァ、ハァ、ハァ、」
看護婦「暁美さん!?大丈夫ですか!?」
ほむら「ハァ、ハァ、ハァ…」
看護婦「今医者を連れてくるからね!」
ほむら「ハァ…ハァ…ま、待って…下さい。大丈夫…ですから」ガシッ
看護婦「大丈夫なわけないでしょ!?今医者を!」
ほむら「少し…怖い夢を見ただけです。ハァー、ハァー、っ、すみません…」
看護婦「そうなの…?」
ほむら「はい…すみません。」
看護婦「それなら…良いけど。暁美さん、まだ心臓が弱いんだから私たちに言いたい事はちゃんと言ってね。」
ほむら「はい。」
五月二十日 晴れ
ほむら「お世話になりました。」
医者「いやいや、此方こそ。暁美君が元気になって良かったよ。」
看護婦「暁美さん。良かった…はい、これ。」
ほむら「花束……ありがとうございます。」
ほむ母「本当にありがとうございます、先生。」
医者「いやいや、私たちは何にもしてないに入りますよ。安定して来たのは暁美君の頑張りですよ、お母さん」
ほむ母「ううっ」ポロポロ
ほむ父「母さん、ハンカチを…」
ほむ母「ありがとう…アナタ」
この世界は前の時とまだ変わらないわね。私はまたいつも通りお母さんとお父さんに市立見滝原中学校に通う事を言われて通うだろう。
そしてもう夕方に近いからあのインキュベーターが動く筈だわ…
ほむら「お母さん、お父さん。私少し一人で散歩したいな」
ほむ母「散歩…?一人で大丈夫?」
ほむら「うん、大丈夫だよ。ありがとう…」
ほむ母「携帯持って行きなさい。迷子になったらお母さんかお父さんに連絡するのよ?」
ほむら「うん、わかった」
ほむ父「気をつけなさい、ほむら。心臓の病気が治ってもまたいつ再発するか分からないんだからな。」
ほむら「うん、わかったよお父さん」
二人に抱き締められた私はいつもの場所に向かおうとしたらインキュベーターがいた…
こいつのせいで…まどかは魔女に…!
qb「やぁ、"もう一人"のイレギュラー。僕は君と契約してない筈だよね?」
ほむら「消えなさい」
qb「待ってくれよ!全く…マミの所には知らない奴がいるし…君は君で僕と契約してないのに魔法少女だから頭がこんがらがっちゃうよ」
ほむら「あら、嘘つきの癖に何を言っているのかしら?」
qb「僕が嘘つきだって?僕はついてないよ?君たちが聞かないだけだ」
ほむら「チッ…消えなさい」バンッ
qb「…………」
qb「…キュップイ」シュタ
ほむら「あら、復活が早いこと…」
qb「ムシャムシャゴックン。ハァー、君は凄いね。躊躇なく僕を殺すなんて…並大抵の人間じゃないよ。」
ほむら「そう…」
qb「おっと…僕はもう行かないと…じゃあね!」
ほむら「インキュベーター……」ギリッ
五月二十二日 晴れ
ほむ母「本当に大丈夫?一人で…」
ほむら「うん、それに道も覚えときたいから…」
ほむ母「でも…」
ほむ父「ほむらが一人で行きたいんだから行かせてみたらどうだ?」
ほむ母「そう…よね……ほむら。また胸が痛みだしたら先生に言いなさい。それと、携帯も持っていきなさい」
ほむら「お母さん…うん、わかった。それじゃあ行ってきます…」
ほむ父「…ほむら…大きくなって…」ポロポロ
ほむ母「アナタ…仕事は?」
ほむ父「…行ってきます!」
コンクリートの地面に革靴と合わさって音がなる。私はあの夢の住人?を考えた…会いたいと願えば会えると言われたけど…
それはピンチの時なのか。それとも、本当に行き詰まった場合なのか…考えながら歩いたらもう学校に付いていた。
ほむら「(まどか…必ず貴女を今度こそ救って見せるわ!)」
屋上
qb「ふーん、イレギュラーは今日学校なのか……そして鹿目まどか…かなり素質があるな。キュップイ。今からワクワクするよ…!」
学校 教室
早乙女「皆さん、おはようございます。」
全生徒「おはようございます。」
早乙女「女子の方!お付き合いする人はちゃんと決めないといけませんよ!目玉焼きの硬さ!醤油かソースの違いで言い争いする方と付き合ってはだめです!なので中沢君!」
中沢「は、はい?」
早乙女「貴方は目玉焼きの硬さに文句を言いますか!!?」
中沢「い、言いません…」
早乙女「この様に!男子の方は目玉焼きの硬さで文句を言ってはダメですよ!」
さやか「また先生フラれたんだね…」
まどか「あははは」
早乙女「ごほん、それでは今日は転校生が来ます。中に入って」
ほむら「初めまして、暁美ほむらです。」
いつも通りの挨拶。
私は何故か分からないけどこの後違う言い方をしたくなったわ…何を言おうかしら。
1.「この学校に魔法少女はいませんか!?」
2.「まどか!結婚しましょう!」
3.「いつも通りで良いわね。」
ほむら「(>>17の方。お願いするわよ)」
1
ほむら「この学校に魔法少女はいませんか!?」
早乙女「えっ…?」
さやか「はい?」
まどか「(あの子…夢で見たような…)」
早乙女「魔法少女って…いきなりどうしたの暁美さん!?」
ほむら「(空気が…重い)」
静まり返る教室…私は何を突然言ってるのよ!バカバカバカバカ!!な、何とかして誤魔化さないと!
ほむら「すみません早乙女先生。入院生活が長いため緊張していました…」
生徒(女)「暁美さんって面白いね」
生徒(男)「暁美さん!リラックスリラックス。キリっ」
生徒(男)「キリっじゃねーよ」
さやか「あははは、わ、笑える~」
まどか「さやかちゃん笑いすぎだよ~」
ほむら「(何だか気分が軽くなったわ)」
勇気が少し上がった。
教室 休み時間
生徒(女)「暁美さんって何処の中学通ってたの?」
生徒(女)「暁美さんの髪の毛サラサラ~」
生徒(女)「暁美さんどこの運動部に入ってたの?」
ほむら「(いつもと変わらないわ…それに病院に居たんだから運動部に入れるわけないでしょ?)ごめんなさい、少し具合が悪いの…」
生徒(女)「大丈夫?私が連れて行こうか?」
生徒(女)「はいはーい!私が連れて行きまーす」
ほむら「ありがとう。だけど大丈夫よ…」
さやか「それでねーー」
まどか「あははは」
仁美「うふふふ」
ほむら「鹿目まどか。」
まどか「ひゃい!?」
さやか「おっ魔法少女ほむらじゃーん、何々?まどかに魔法を教えるのかなー?」
仁美「さやかさん。からかうのは…」
ほむら「違うわよ美樹さやか…鹿目まどか。貴女保険委員よね。」
まどか「う、うん…だけど何で知ってるのかな?」
ほむら「早乙女先生に事前から聞いたのよ。保険室に案内してくれないかしら?」
まどか「うん、わかった。」
さやか「きーつけろよー」
最初の挨拶が良かったのか美樹さやかとの間に溝が無くなっている…このまま上手く行けば良いんだけど。
それにしても今回のまどかは少し積極的な様な気がするわ。私の手を握るなんて…
まどか「あの…暁美さん?」
ほむら「ほむらで良いわ。鹿目まどか」
まどか「それなら私もまどかって呼んでくれないかな?」
ほむら「…ま、まどか?」
まどか「何かな?ほむらちゃん」
ほむら「な、何でもないわ……」
まどか「変なほむらちゃん。」
緊張感が抜けたのか笑うまどかにあの時と重ねてしまったわ…ハァー、私のバカ。今更悔やんでも意味なんてないのに…
ほむら「まどか…」
まどか「なに?ほむらちゃん」
ほむら「家族や親友は大切かしら」
まどか「うん!大切だよ?」
ほむら「ならお願い…大切なら自分を犠牲にしないで」
まどか「自分を…?」
ほむら「約束…してくれるかしら?」
まどか「約束?わかった。自分を犠牲にしない…だけどほむらちゃんって変だね」
ほむら「変…?」
まどか「だっていきなり魔法少女って言うんだもん。ティヒヒ、思わず笑っちゃったよ」
朝の挨拶をほじ繰り返さないで欲しいけど…まぁ仕方ないわね。あんな挨拶したんだから…
まどかに保険室まで案内された私は先生に少し横になれば大丈夫だと伝えたら一時間だけ休ませて貰った。
放課後 商店街
ほむら「ふぅ…」
一通り授業を終わらした私はまどか達の誘いを断りあのゴキ☆ブリみたいに殺しても増える悪魔をまどかに合わせないため商店街まで探しに来た。
ほむら「(アイツは何処かしら…)」
狭い路地に体を入れて探しても見当たらない…もしかして、もうあのデパートに居るのかしら…だけどこの世界は普段と違うのよね?
ほむら「(今日は魔女の反応もないし…)また明日探そうかしら…」
商店街にある惣菜屋で謎の肉で作ったコロッケを買った私は帰り道に食べながら帰った…
ほむら「(美味しいけど…本当に何のお肉かしら)」
五月二十三日(水) 晴れ
いつも通り朝六時二十分に起きた私はお母さんが作ってくれたご飯を食べた。今日はパンの上にハムと目玉焼きを乗せたのとお味噌汁。
ほむら「いただきます」
ほむ母「いただきます」
朝食から三十分後にお父さんがボサボサな髪の毛で朝刊を読みながら珈琲を飲んでいる。それから朝のニュースを見ながら私は今日も天気が晴れて良かったと一息ついた…
ほむ母「ほむら、もう七時だけど時間は大丈夫?」
ほむら「後十五分は大丈夫だよ、お母さん」
ほむ父「そうかそうか、ならお父さんと謎なぞをやるか?」
ほむら「謎なぞ…?」
ほむ父「最初は簡単な問題だからほむらでも答えられるぞ。やるか?」
ほむら「うん」
ほむ父「それじゃあ問題だ。上は洪水、下は大火事なーんだ」
何だっけ…?確か…
1.拷問
2.災害
3.お風呂
ほむら「(えっと…>>26なら分かるかな?)」
4、お鍋
じゃなくて3
ほむ父「難しいか?」
ほむら「ううん、簡単だよお父さん。お鍋…じゃなくってお風呂でしょ?」
ほむ父「正解だほむら!やっぱり我が子は頭が良いな!」ガシガシ
ほむ母「アナタったら…」
ほむら「あっ、もう時間だからもう行かなきゃ…」
ほむ母「はい、お弁当」
ほむら「ありがとう、お母さん。お父さん。行ってきます」
知識が少し上がった。
学校 朝
さやか「あー、ねむいー」
仁美「さやかさんは何時もそうではありませんか…」
まどか「あははは、そうだね、あっ!」
ほむら「(何だか体が軽い…)」
まどか「ほむらちゃん!おはよう!」
ほむら「まっまどか!?」ビクッ
さやか「おやおや~、昨日と変わって何だか怪しいですなぁ~」
まどか「ティヒヒ、そうかな」
仁美「お、お二人がそんな中だなんて…不潔ですわー」タタッ
さやか「ちょっ!仁美ー!?」
まどか「仁美ちゃんの早とちりは困るね…」
ほむら「えぇ…」
学校 昼休み
ほむら「(お弁当…誰と食べようかしら)」
さやか「ほむらー、一緒に食べようぜー」
まどか「ほむらちゃん、大丈夫かな…?」
仁美「私たちも居ますが」
ほむら「えぇ…大丈夫よ…」
まさか一日で一緒に昼食を食べれる何て思ってもなかった…久しぶりに食べた昼食はとてもおいしかった。
まどか、さやか、仁美との絆が上がった。
放課後 デパート
今日こそアイツが動くと思う私はアイツを見付ける為にデパートに向かった。周りの人に気付かれない様に辺りに気をつけながら歩いていたらあの忌々しい白い物体を見つけた…
ほむら「(逃がさないわよ…インキュベーター!)」タッタッタッ
qb「ん…?うわっやべっ!」
ほむら「(チッ狭い通路に入りやがって!好都合だわ)」バンッ
qb「キュキュッ!」
ほむら「かわいく…ないわよ!」バンッバンッ
qb「ハァー、ハァー、た、助けて!」
ほむら「まどかに会わせないわ!」バンッ
qb「くっまどかーまどかー!」
ほむら「ーーめろ…止めなさい!」バンッバンッバンッ
qb「ふふっ残念でしキュー」
???「うわっ!何か踏んだ…」
インキュベーターを踏みつける人物に私は知らない…この前イレギュラーがどうのこうの言って居たけどこの人には関係無いわね。
ほむら「少し足を上げてくれるかしら」
???「ん?はい」
qb「くそっ!くそっ!イレギュラー!!」
ほむら「バイバイ」バンッ
時を止めてインキュベーターを始末した私は変身を解いてこの人から離れてから時を動かした。
ふぅ…危うくまどかに会わせる所だったわ。
???「あれ…?(今の子…会ったことある様な)」
??「あっ此処に居たんですね。良かった…これから夕飯の支度をしますので何を食べますか?」
???「…キャベツ炒めかな」
??「キャベツ炒めですか?分かりました、ならキャベツを買わないと…あの、キャベツが好きなんですか?」
???「俺は普通ですが…俺の知り合いにキャベツが大好きな人がいたんです」
??「そうなんですか…」
???「あっタイムセールが始まりますよ!行きましょうか」
??「えぇ。」
??と仲良くなった。もう少しで何かが生まれるだろう。
今日はこの辺りで終わります。まだ主人公に会えていないし、このスレで終わるのかな…
五月二十四日(火) 曇り
いつもと変わらない朝。六時二十分に起きた私は顔、歯を磨き。学校指定の制服に着替えたら食卓についた…今日は白いご飯にワカメと豆腐の味噌汁。おかずは焼き魚とほうれん草のお浸し…
ほむら「いただきます」
ほむ母「いただきます」
お母さんは私より一時間早めに起きて朝食とお弁当を作ってくれてる。だからいつも感謝を込めて私はいただきますと言う…うん、今日も美味しいご飯だ。
学校 昼休み
さやか「ほーむらちゃん!」ガバッ
ほむら「きゃ!い、いきなり何をするのかしら!?」
さやか「おぉー、可愛らしい声ですなぁ~」
まどか「もう、からかっちゃ駄目だよさやかちゃん」
仁美「そうですわ。暁美さんも驚いていますし」
さやか「へへーんだ。ほむらは私の嫁になるんだからいーんだもーん」
ほむら「誰が嫁よ誰が。」
まどか「もう、さやかちゃんからかいすぎだよ?」
さやか「わりーわりー、さてと。今日も食べますか!」
仁美「はい。」
まどか、さやか、仁美との絆が上がった。
放課後 河原
草原に鞄を置き、ドサッと横になった…心地良い風に私は目を瞑り考えた。未だに魔女の気配がないのが気になるのとやはりイレギュラーだ…
マーガレットの話だと何年も繰り返している人がいるって言っていたけど…そんな人、私が見たら一発で分かると思っていたけど全然会えていない。
ほむら「ハァー、どうしよう」
このまま過ごしていてもいずれ巴マミ、佐倉杏子と出会い、疑われておしまいだと思ってしまう…今まで何回あったかしら……疑われ、暴走され、挙げ句の果てにはソウルジェムを撃ったり割ったりしているのを見た…
ほむら「………ハァー」
再び溜め息を吐いて目を閉じていたら何かに顔を舐められた。私は直ぐに飛び起きて隣を見たら珍しい動物がいた…
「コン」
ほむら「き、キツネ!?何でキツネが!?えっ?えっ?」
キツネ「コォーン」
ほむら「ま、待ちなさいよ!」
茶色の毛に首元には赤いスカーフをしているキツネは私が呼び止めると立ち止まった。な、なに?言葉がわかるの…?
キツネ「………」タタッ
ほむら「待ちなさい!」
私は逃げては立ち止まるキツネの後を追い掛けるとキツネは人気がない場所に入るため私も入ったら長い階段があった。
ほむら「これを登るの!?ハァー」
キツネ「コン」
ほむら「はいはい、分かりました。」
長い階段を登っている最中キツネはちゃんと付いてきているのかを確認しているのか後ろを向いたら直ぐさま階段を軽々と登りだした。
ほむら「つか…れる…わ…」
キツネ「コン」
ほむら「はいはい、休息しないから前を向きなさい。」
長い階段を登りきると風が吹いた…古びた神社の前にキツネがいる。辺りは木々があり、夏には最適な場所だと分かる程涼しい…
ほむら「こんな場所が見滝原にあるなんて…」
キツネ「コン」タタッ
ほむら「何かしら?絵馬…?」
キツネ「……」
ほむら「人の願いを見たらダメなのよ…?」
キツネ「………」ジー
ほむら「な……ハァー、見るだけよ…」
キツネから差し出された絵馬を見るとまだこの世界では出会っていない、知ってる人が書いていた。
ほむら「【モモに腹一杯食べさせたい 杏子】何時のかしら」
日付は書かれていない、そしてこの願いは一生叶えられないと分かってる私はキツネに絵馬を返そうと渡したらキツネはまた一声鳴いたら階段に駆け寄った。
???「久しぶりだな…」
キツネ「コォーン!」
???「ん…?参拝者か…?良かったな」
キツネ「……」フルフル
???「もしかして……」
銀色の髪に見滝原高校の制服を着ている男性は私を見たら笑いかけた…な、何この人。全然知らない…キツネの頭を撫でたらキツネは嬉しいのか一声また鳴いたら私を見た。
???「こんな子が…」
ほむら「………」
???「何か俺に話すことは無いのか?」
ほむら「はっ?」
意味が分からない。何なのコイツ…インキュベーターより表情が見えない。いや、まるでインキュベーターと同じで無表情に近い…
ほむら「(早く帰ろう。こんな変な奴に構ってられないんだわ)」
???「待て!」
ほむら「何かしら?私に何か様かしら?」
???「あぁ、君からして貰わないと次に進まないからな」
ほむら「私は知らないわ…さよなら」
???「落ち着け」
ほむら「意味が分からないんだけど…貴方、見滝原高校の人でしょ?私みたいな中学生に話かけて何をしたいのかしら」
???「そんなのは関係ない。君が俺に説明しないと先に進まない」
ほむら「だから貴方に話す事も説明する事もないわ。」
風で乱れた髪の毛を手で整えた私は絵馬を木に括り付けて男性を無視して階段を下りた。最近は中学生にも手を出す奴もいるから危なかった…
???「仕方ない、そっとしとこう。」
六月七日(木) 晴れ
あれから約二週間過ぎているけどこれといった些細な事もないため、また私は放課後インキュベーター殺しをしていたら一匹逃げられてしまった。
qb「ハァ、ハァ、ハァ、」
ほむら「止まりなさい!」バンッ
qb「契約契約契約契約契約契約契約契約計算契約契約契約契約計算契約…」
ほむら「させないわ!」
何度撃っても避けるインキュベーターにイライラが溜まる。あ゛ぁーもう!いい加減殺されなさいよ!!路地に入り、通気口に入った物体を先回りするため二階の窓から入れば通気口を開け、物体が来るのを待ち構えていたら案の定来た。
ほむら「バーカ」
qb「キュ!?や、止めろ!」
ほむら「こらっジタバタ暴れたら殺せないでしょ!?」
暴れるインキュベーターに向かって発砲していたらゴゴゴゴと揺れだしたらインキュベーターがいた足元が崩れ落ちた…
私はやっと殺せたと思ってから後悔した。
まどか「大丈夫!?」
qb「うぅ……」ニヤリ
計 画 ど お り
そう笑ったのが分かった私は飛び降り、拳銃を突き付けようとしたらまどかが唖然としていた。あぁ、まどかに見られてしまった。
まどか「ほむら…ちゃん?」
ほむら「ま、まどか…コレにはワケが…」
まどか「それでもこんなに小さな命を殺めるのは違うよね?ほむらちゃん」
ほむら「まどか……っ」
まどかはインキュベーターを抱き締めるとまるで自分の事の様に泣き出した。泣かないでまどか…お願いだからそいつの為に涙何か流さないで!!
さやか「うぉりゃあー!!」
ほむら「くっ」
まどか「さやかちゃん!」
さやか「まどか!逃げるよ!!」
美樹さやかが私に向かって消火器の煙を撒き散らしたら駆け出す音がした。私はまた…繰り返してしまった……
さやか「何でほむらが居たのか分からないけど…ソイツを狙っていたの?」
まどか「多分……」
さやか「なら、急いで逃げよう、まどか。そして明日問い詰めよう…ほむらを。」
まどか「うん……あれ?さやかちゃん、何か景色が変わってない?」
さやか「あれ?な、何!?此処はどこ!?」
まどか「さやかちゃん…怖いよ~」
さやか「まどか…大丈夫よ。あたしが守るからね。」ギュッ
使い魔「the care for rosary (バラ園の手入れを)」
まどか「キャア!な、なに!?なんなの!?」ガタガタ
使い魔「the guy who disturbs (邪魔する奴は)」
さやか「ま、まどか…離れちゃ駄目だよ。」ガタガタ
使い魔「bump off. (ブチ殺す。)」
ほむら「(早く…早く行かないとまどかとさやかが!)」
煙が引いてきたため駆け足で二人に駆け寄ろうとしたら爆風がした…それから発砲音が聞こえて来た。
??「うふふ、コレでどうかしら?」バーン
ほむら「…っ…」ギリッ
二人を助けた人物は私は知っている。えー、知らない何てないわ…金色の髪に縦ロールが特徴的何だもの。
さやか「あ、あの…貴女は?」
??「あら、貴女達も見滝原中学校に通っているのね。」
まどか「同じ制服…」
??「初めまして…」
マミ「私は見滝原中学校の三年生。巴マミよ。」
まどか「巴…マミさん…」
マミ「ありがとう、貴女が抱えてる子は私の親友なの…」
qb「ヒュー、ヒュー、」
マミ「今助けるからね…キュウべぇ」
巴マミが使い魔を倒したため景色が元に戻ればインキュベーターを治し始めた。私はもうダメだろうと諦めていながら終わるのを待っていたらあの白い物体は何食わぬ顔で起きあがりだした…
ほむら「(替え玉があるくせに…)」
qb「んん…マミかい?」
マミ「キュウべぇ…良かった。」ギュッ
さやか「うおっ!蘇った!」
まどか「治ったん…ですか?」
マミ「えぇ、そうよ…私には癒やしの力があるの…」
qb「鹿目まどか、それに美樹さやか。僕と契約して魔法少女になってよ!」フリフリ
まどか「魔法…少女…?」
さやか「魔法少女ってほむらが自己紹介の時言ってたよね?」
マミ「その子って…あの子かしら」
ほむら「…っ…巴マミ…」
マミ「私の親友をこんなにしたのは貴女かしら?」
ほむら「…えぇ、そうよ。」
マミ「…貴女、何でそんなに悲しい表情をしてるの?キュウべぇを殺せなかったから?」
ほむら「違う…忠告しに来たのよ…美樹さやか…鹿目まどか…契約したらダメよ」
さやか「だから契約ってな…あ、あれ?ほむらは?」
まどか「……(ほむらちゃん…)」ズキズキ
私はあの場から駆け出していた…時を止める事が出来て良かった。じゃないと泣き叫んでしまいそうだった。
ほむら「ハァ…ハァ…ハァ…」
視界がぼやける。
もう…嫌だよ…何回も何回もあの目が忘れられない。あぁー、どうして…どうして私はいつも詰めが甘いのかな?
ほむら「あ…め…?」
晴れているのに雨が降るなんて…まるで私のを隠すようだ。今だけは天気に感謝しよう…
???「あれは…」
ほむら「………」
???「(泣いてる…?)」タッタッタッ
ほむら「…だれ?」
???「やっぱり…どうしたんだ?」
この前出会った銀色の男性だ…買い物袋を持っているから買い物帰りかしら?だけど今となってはもう終わった事だ。例え一年間だとしてももう取り返せない…
???「雨に濡れて…俺がお世話になってる家があるから来ないか?」
ほむら「…もう構わないで…!」
???「…絶望するな。君は希望を選んだんだろう?なら希望を持て。」
ほむら「貴方に何が解ると言うの!?何にも知らないクセに!!」
???「あぁ、俺は何にも知らない。だが困ってる子に手を差し伸べる事は出来る…」
私に綺麗にアイロン掛けしているハンカチを渡すけどもう軽く服は水分を吸っているためハンカチを使っても意味がないと私は思った。
ほむら「………」
???「顔を拭きなよ。濡れてるよ…」
ほむら「…ありがとう」
???「どう致しまして。」
涙をハンカチに染み込ませていたら雨がやんだ…天気雨だったから風邪は引かないですむかな…?男性は買い物袋を見たらヤバいと一言いうと走ろうとしたのが分かった私は男性の服を掴んだ。ハンカチを返すためと名前を聞くためだ…
ほむら「貴方…名前はなに?」
???「俺のか?」
ほむら「当たり前じゃない。ハンカチを洗って返すついでよ…教えて」
鳴上「鳴上悠。君は」
ほむら「暁美ほむら…」
鳴上「ほむらか…何か燃え上がる感じだな」
ほむら「貴方…案外馴れ馴れしいわね。」
鳴上「そうか?」
ほむら「えぇ…」
何だか吹っ切れた気がする…本当に気がするだけ、銀色の男性。鳴上悠と名乗った高校生は私の頭を撫でたら走り出した…
ほむら「…気のせいかしら?」
あの手の温もりを私は初めてじゃない様な気がした。そして鳴上悠と名乗った人…私は夢の中で、出会った?
ほむら「そんなわけ無いよね…?」
もう暗くなり始めてる空を見上げた私は絶望をするのを止めようと決めた。そう、私は希望を選んだんだ!まどかを救う希望を!!私は明日さやかとまどかに聞かれるだろうからそれを悪い方向に向かない為の作成を考えながら家に帰った……
第一話 in a dream, did you meet me?(夢の中で、出会った?) 完
次回
第二話 kana al who is destined.(運命のアルカナ。)
第一話を終わらしてしまいましたが短かったらすみません。もし短いと感じた方の為に第二話はなるべく長くしてみたいと思っています。
そして支援などありがとうございました、それではお休みなさい。
第二話 kana al who is destined.(運命のアルカナ。)
六月八日(金) 晴れ
朝 学校
さやか「ほむら…話があるから昼休み屋上に来て…」バンッ
朝は会わない様に早めに出てもやはり意味がなかった。ハァー、今の衝撃で少しビックリしたじゃない。
ほむら「…美樹さやか。机が怪力で壊れちゃうわ」
さやか「はぐらかすな!」
まどか「ハァ…ハァ…ハァ…さ、さやか…ちゃん速いよ~」
さやか「昨日のはなに!?契約ってなに!?魔法少女の事も全部教えてよ!」グイッ
ほむら「っ……」
私の胸元を掴む美樹さやかの手は震えていた…昨日巴マミとインキュベーターに教わったなら話さなくても分かるんじゃないかしら…?
さやか「ほむら!」
まどか「駄目だよさやかちゃん!」ガシッ
さやか「まどかは黙ってて!」
まどか「此処は教室だよ?さやかちゃん…落ち着いて…」
生徒(女)「なに…今の…」
生徒(女)「さやかがあんなに感情出すなんて何か合ったのかな?」
生徒(男)「それにしても暁美さんは冷静だな~」
生徒(男)「あぁ…だけどあんなに中が良い奴らが喧嘩って何だ?」
中沢「わからないけど美樹さんの迫力が凄いよな」
生徒(男)「確かに」
まどか「…止めよう今は…」
さやか「…チッ…ほむら。昼休み、いや…放課後でも良いから私たちに全部話して。」
ほむら「……わかったわ…」
教室中のざわめきがチャイムの音にかき消されたけど本の一瞬でまた話し声がする…ハァー、今日休んどけば良かったかな。
早乙女先生が来たため、ざわめきは消えた…だけど美樹さやか、いや、さやかはあのインキュベーターの力で私に話し掛けてきた。
さやか『聞こえるよね?ほむら』
ほむら『えぇ、聞こえるけど何かしら?』
さやか『少しだけで良いから私とまどかに説明して…じゃないと私、あのキュウべぇだっけ?そいつと契約するよ』
ほむら『くっ…』
斜め後ろの席に座る美樹さやかを睨んでも怯まないため私は溜め息を吐いた…此処で言えばあの二人…特にまどかは私の為に契約してしまう。何とかして誤魔化さないと!
数学教師「えー、前回の続きで平行四辺形の性質と求め方を勉強します。」
数学教師「平行四辺形には次のような性質がありますね。まず一つ目は二組の対辺はそれぞれ等しいか。二つ目は二組の対角はそれぞれ等しいが…そして三つ目はちゃんと覚えているか質問します。…美樹さん。答えて下さい」
さやか「へっ?」
数学教師「あのね、美樹さん。暁美さんを見つめないで黒板と教科書を見て下さい」
生徒(男)「おいおい、まさか朝のは告白だったのか!?」
全生徒「あはははは!」
仁美「じょ、女性同士で…不潔ですわ~」
さやか「ち、違うわ!」
さやかが笑い者なのは良いけど私を巻き込まないで欲しいわね。
数学のノートを見ていたらさやかは私に答えを聞き出した…
さやか『ほむら!いやほむら様!お願い!答えを教えて下さいませ~』
ほむら『答えって…』
仕方ないから教えましょうかしら。確か……
1.対応する三つの辺の比が等しいこと。
2.対角線はそれぞれの中点で交わる。
3.二つの角が等しいこと。
ほむら『(>>59の方…どれかしら?)』
無難に2
ほむら『前回のノートには対角線はそれぞれの中点で交わる。って書いてあるわ…間違っていたらごめんなさい。』
さやか『それでもありがとうほむら』
数学教師「美樹さん、解りましたか?」
さやか「えーと、確か三つ目は対角線はそれぞれの中点で交わる。でしたっけ?」
数学教師「正解よ美樹さん!いつも寝ているのにちゃんと復習していたのね…先生感激で前が見えないわ」
生徒(女)「先生、泣くより授業しませんか?」
数学教師「そうね…美樹さんの言った通り三つ目は対角線はそれぞれの中点で交わる。それでは問題をやりましょう…」
さやか『ありがとうほむら!助かった~』
ほむら『今度からは勉強しなさいよ。』
さやか『面目ない…それじゃあ昼休み。』
ほむら『えぇ…』
知識が上がった。
さやかとの絆が上がった。もう少しで何かが生まれそうだ。
昼休み 屋上
さやか「さーて、ほむら。魔法少女と契約について詳しく話してもらうからね」
ほむら「あら、巴マミとインキュベーターに聞いたんじゃないのかしら?」
さやか「確かに…昨日聞いたけど何か矛盾しているって言うか…おかしいって言うか」
まどか「うん、私もそう思ったの…昨日マミさんから聞いたんだけど願いを叶えて貰う対象が大きい気がするの」
さやか「そうそう、金銀財宝とかは叶えられるのに不老不死を聞いたら少しだけ止まったよね、アイツ」
ほむら「インキュベーターが…?」
まどか「うん…それにさやかちゃんより私と契約して欲しい感じだったの。」
アイツが此処まで疑われるのは気味が良いけど何だか怪しい。ワザとそうやって疑わせてから契約させる気じゃない事を祈るしかないわね…
ほむら「一言しか言えないわ。」
まどか「それでも知りたい…」
さやか「本当は全部知りたいけど仕方ない…話して、ほむら」
ほむら「アイツは…キュウべぇは嘘を付いている。それだけよ。」
まどか「嘘を…?」
さやか「マミさんも知らない事があるって事か……」
ほむら「今はこれだけしか話せないの…ごめんなさい」
少し俯いてしまった私にまどかとさやかは頷いてくれた…ごめんなさい…私がもう少し話し上手ならよかったのに……
仁美「やっと見付けましたわ!もう、私を置いてけぼりにさなるなんて酷いじゃありませんの!」
さやか「あっ仁美だ」
仁美「あっでわありません!もう!」
まどか「ごめんね仁美ちゃん。今日のお弁当豚の角煮が入ってるから交換しよ?」
仁美「私の為にお作りになさったんですか…?」
まどか「うん、仁美ちゃんがおかず交換したいって言ってたしね。ティヒヒ」
訂正
×仁美「やっと見付けましたわ!もう、私を置いてけぼりに"さなる"なんて酷いじゃありませんの!」
○仁美「やっと見付けましたわ!もう、私を置いてけぼりに"なさる"なんて酷いじゃありませんの!」
さなるってなんだよ…なさるだよ…
22時過ぎに再開します
仁美「鹿目さーん!もう鹿目さんだけが私の癒やしですわー」
まどか「ふわぁあ…(仁美ちゃんに抱き締められちゃった…何だか照れくさいな)」
おかず交換。そう言えば昨日の昼休みに提案していたわね…すっかり忘れていたわ。隣のさやかもどうやら忘れていたみたいなのか苦笑いしている。
さやか「あははは」
ほむら「あははは」
仁美「ハァー、まさかお二人も忘れてしまうなんて…月曜日楽しみにしますわ」
ほむら「ごめんなさい…志筑さん」
仁美「暁美さん、仁美って呼んで下さい」
ほむら「いきなり名前!?ひ、ひと…みさん?」
仁美「うふふ、これで美樹さんより親友度が上がりましたわ!」
さやか「なんだとー!ほむらちゃん!いや、ほむら!私もさやかちゃんと呼びなさい」
ほむら「何かしら?美樹さやか」
さやか「ムキー!ほむらなんてこうしてやるー!!」ワキワキ
さやかは手を胸を揉む形をし始めたら私の胸に目掛けて来たため華麗に交わした…それを繰り返しながらドアにぶつかる様に足を引っ掛けたら案の定倒れそうになっている。貴女が私に勝とうなんて十年早いわよ!!
さやか「うわわっ!」フニッ
マミ「あら、みんなお揃いじゃ…キャアァ!み、みみみみ!!!」
さやか「あ、あははは…柔らかい」グリグリ
マミ「み、美樹さんのえっちー!!」パチン
さやか「ふごっ!!」
さやかがよろめいてドアにぶつかりそうになっていたら巴マミがお弁当箱を持って倒れそうになってるさやかのクッションになってしまった…胸クッション何て羨ましくないわよ!
まどか「さやかちゃん大丈夫!?」
さやか「ま、まどか…わたしゃはもう幸せ過ぎるよ…我が生涯に一変も悔いなし。かくり」
まどか「さやかちゃーん!!」
ほむら「仁美。食べましょう」
仁美「はい。」
まどか「あっマミさんも食べませんか!?」パッ
さやか「あいたっ!」ゴンッ
まどかは支えていた両手を離すとさやかはコンクリートに頭を強く打ち付けた。そのため悶えている…まどか、何て恐ろしいのかしら……
マミ「あら、良いのかしら?お友達も居ますし」
仁美「私は大丈夫ですわ。えっと…」
マミ「三年の巴マミって言うの。宜しくね。」
仁美「私は志筑仁美と申します。宜しくお願い致します、巴先輩」
マミ「マミで良いわよ?」
仁美「ですが上下関係を付けときませんと…」
まどか「私はマミさんって呼ばせて貰ってるし…やっぱりマミ先輩って付けた方が良いですか!?」
マミ「別に大丈夫よ。」
何だか忘れられてる様な…んー、さやかの様子を眺めていたらガバッと立ち上がる為何があったのか聞こうとしたら遠くの方でインキュベーターが歩いている…
ほむら「今はやめなさい…仁美を巻き込まれたくないでしょ?」
さやか「…わかった。」
長椅子に座り、お弁当箱を開けようとしたらテレパシーで話し掛けられてしまった。巴マミに……
マミ『放課後話しましょう』
ほむら『嫌だと言ったらどうするのかしら?』
マミ『毎日朝から晩までテレパシーで話すわ』
ほむら『地味にウザいわね…だからぼっちと言われるのよ。』
マミ「違うわよ!マミはぼっちじゃないもん!」
仁美「え…?」
まどか「マミ…さん…?」
さやか「突然立ったりしてどうしたんですか?」
ほむら「煩いわよ、埃が舞うわ」
マミ「うぅ……」
本の少し意地悪しただけでそんなに反応しなくても良いんじゃ…巴マミはムスっとしながらテレパシーで『ぼっちじゃないもん』ばかり呟くためいい加減ウザく思えてきた。
ほむら『いい加減にしないと貴女の食べ物にからしを塗るわよ』
マミ『ふーんだ。暁美さんがごめんなさい言わない限り話し続けるんだから』
ほむら『………』カチリ
マミ『マミは悪くないも……っーー!!?」
さやか「仁美の作ったコロッケ美味しい~」
仁美「うふふ、ありがとうございますわ。ですが鹿目さんが作った角煮はほっぺたが落ちそうな程美味しいですわ!」
まどか「実はパパが少し手伝ってくれてね。だけど味付けとかは私一人で頑張ったんだよ。」
ほむら「それでも美味しいわよ?二人は料理が上手なのね。」
さやか「さ、さやかちゃんも上手いんだ、だよ?」
ほむら「ふっ」
さやか「あー!鼻で笑ったなぁー!ウキー!!」
ほむら「あら、猿がいるわね。しっしっ」
さやか「うわぁーん!マミさぁーん!!ジャイほむが苛めるよー」
ほむら「誰がガキ大将よ。」
マミ「…………」ブワッ
まどか「ま、マミさん!?どうしたんですかいきなり!大丈夫ですか!?」
仁美「食べ物が詰まったんですか!?お水をどうぞ!」
マミ「ん、ん…ごぐ…んぐ…んぐ…ハァ、ハァ、ハァ」
少しからしの量を多すぎたのかな…?まさか泣くとは思わなかったし。イヤイヤそれでも話し続けるマミさんが悪いし…
マミ「あ、暁美さんの…暁美さんの味覚音痴ー!バカー!」
ほむら「と、や、やめなさい。地味に痛いから」
マミ「か、からしが…ヒック、ヒック…うわぁーん!!」ポロポロ
ほむら「な、泣くのは止めなさい巴マミ!!あと地味に胸をポカポカしないで…!」
マミ「ふぇえ、ヒック、ヒック、」
まどか「…ほむらちゃん…何をしたの?」
ほむら「あの、えっと、その、」
仁美「…これは…!マミさんの玉子焼きにからしを付けましたね。」
ほむら「はひっ!」
さやか「よしよーし、マミさん辛かったね~、あふ、胸が…」
マミ「辛い辛い辛い~」ポロポロ
>逃げる
逃げない
>時間を止めて逃げ出そうとおもったがまだそんな勇気はなかった。
ほむら「なに上の説明!わけがわからないわ!」
まどか「ほーむーらーちゃーん」ガシッ
ほむら「あわわわ」
仁美「さぁ、あーん」
ほむら「ひとみん待って!玉子焼きがもうからし色で玉子焼き本来の色がなむっ!」
口の中に広がる…からし。辛い。辛い。もう辛いしか言えない…吐きそう、吐きたい……
仁美「少しやりすぎましたでしょうか?」
まどか「(からし一本も使えばそれはとてもやりすぎだと思うな…)」
マミ「み、美樹さん?ヒック、何で…その…触るの?」
さやか「いやー、そこに美尻があったのでー、たははぐっ!」
マミ「美樹さんのえっち!」ドカッ
仁美「巴先輩美樹さんのお腹を膝で蹴り上げましたね……」
ほむら「…ゴハッ」バタンッ
まどか「ほむらちゃん!?ほむらちゃーん!」
意識が遠退いていく中、まどかが私の為に泣いてくれた…まどか、泣かないで?私みたいなために……
放課後
気がついた私は保健室のベッドで横になっていた。確か…お昼ご飯を食べていた様な……うっダメ、思い出そうとすればするほど吐き気が……
保険の先生「おはよう、暁美さん。具合はもう治ったかな?」
ほむら「はい…すみません、何時間もベッドを占領してしまい。」
保険の先生「あら、平気よ。暁美さんは病み上がりみたいなもんなんだからもっと使っても大丈夫よ?」
ほむら「あ…はい。」
保険の先生「それにしてもお昼ご飯を食べている最中に倒れたって鹿目さん達が運んで飛び込んだ時は先生ビックリしちゃったわ。」
多分手と足を持って運んだんだろう…それにしても体が痛い。まるで階段から落ちたような痛みだ。私は何気なく頬に触ってみたらガーゼが貼られていた…あれ…?
保険の先生「いきなり血まみれだったから先生もう血の気が引いたわよ。ただの擦り傷だったみたいだけど…暁美さん、どこか他に痛い所はない?」
ほむら「大丈夫です。ありがとうございます、あの、私の鞄はどこに…」
保険の先生「もう少しでお友達が鞄を持って向かいに来るわよ?」
タイミングがかなり良いのか本当に先生の言ったとおり扉が開いてまどか、さやか、仁美、そして何故か巴マミがいる。
まどか「ほむらちゃん大丈夫!?痛い所はない!?」
ほむら「っ、大丈夫よまどか。」
仁美「すみません…やりすぎていましたわ。」
ほむら「仁美もワザとじゃないんだし…それに私が巴マミにからしを付けたのが原因だから…」
マミ「いいえ、私が大人気なかったから…ごめんなさい暁美さん。」
ほむら「巴マミ……」
さやか「あ、あのさ…あたしも悪かったね…階段から…」
ほむら「さやか…貴女は許さない」
さやか「えぇー!?何故あたしだけそんなに厳しいの!?」
ほむら「魔女になる確率と巻き込む事が多いから。あとリア充になるとウザイから」ボソッ
さやか「えっ?何々?なにいったの?」
ほむら「チェンジ」
さやか「いきなりチェンジって真顔で言われた…」
落ち込むさやかを無視してまどかから鞄を受け取った私は保険の先生にお礼を言うと携帯が鳴りだした。誰の携帯かしら…?
マミ「ごめんなさい…はい、巴ですけど…あ、お疲れ様。うん、うん…わかった…白菜に長ネギに水菜に椎茸に豚バラ肉…うん、確か今日のタイムセールは…うん、無いんだよね。わかった。長ネギと水菜はあっちで買っとくね。うん、それじゃあ」
まどか「お買い物ですか…?」
マミ「あっごめんなさい。実は親戚の人と同居していて、今日の買い物を頼まれてしまったの…ごめんなさい、今日は行けないわ」
仁美「それは仕方ありませんわ……あっそうですわ!今度皆さんでお茶会しませんか?」
さやか「お茶会か~良いね!やろう!やろう!」
お茶会…か…久しぶりに行きたいけどそれよりも巴マミと同居している人物が気になる。
確かインキュベーターがイレギュラーって言ってなかったっけ?
ほむら「…みんな、ごめんなさい。私も用事が有るから先に失礼するわ」
まどか「ほむらちゃんも…?」
ほむら「ごめんなさい…そうだわ、まだみんなとアドレス交換してなかったわね。しても良いかしら?」
さやか「良いよー」
仁美「私も良いですわ」
マミ「私もまだ少しなら大丈夫だわ。」
まどか「ちょ、ちょっと待っててね。えっと…はい!」
みんなとアドレス交換をし終わった私は帰るフリをしてみんなから離れて歩いた。巴マミと同居している人物を見るためだ…佐倉杏子だったら携帯も持っていないし、例えお腹が減っていても電話しないから違う。
なら相手は誰?それとついでにハンカチを借りっぱなしも何だか嫌だから鳴上悠と言う高校生も探さないと…
マミ「それじゃあ私はこっちだから…」
まどか「さよならマミさん。」
さやか「お家に付いたらメールして下さいねー」
仁美「それでは巴先輩、ごきげんよう。」
みんなと別れたマミをビルの屋上から双眼鏡で眺めていると塀の上を歩いてるインキュベーターを撫でり出した。
ほむら「(良いから速く行きなさい。)」
巴マミに仕込んでる盗聴器で会話を聞いていても不愉快なため何度拳銃でインキュベーターを銃殺するのを耐えたのか…溜め息を吐いてまた双眼鏡で覗いたら巴マミはスーパーに入っていった。
ほむら「(そう言えば買い物をして帰るっと言っていたわね…)」
マミ〔あっキュウべぇにお菓子買っとかないと…ついでにお茶菓子も…えへへ。〕
浮かれる巴マミに何度溜め息を吐いた事かしら…ビルの屋上から移動すれば誰かと話ている声が聞こえて来た…相手は男性なのか声が低い。
マミ〔それでね…アドレス交換したんです。〕
??〔それは良かったな。マミ〕
マミ〔うん…えへへ。〕
何だっけ…聞いた事ある声なのは確実だ。えーと、中沢くんは違う…まどかのお父様も違う…私のお父さんも違う。
あーもう!答は出かけているのにー!!
マミ〔悠さんのお陰で私…毎日が楽しいです。〕
ゆ う ?
あー、えー、うん。聞き間違いよね?あの馴れ馴れしい奴が巴マミと同居なんて…それに、名字も違うんだから親戚とは違う様な。
マミ〔悠さん…あ、あの…私、悠さんみたいな優しいお兄さんが…ご、ごめんなさい。迷惑ですよね。〕
??〔自分をさらけ出すと約束しただろ?マミ〕
マミ〔あ、あのね…マミのお兄さんになってくれるかな?〕
ほむら「(うわぁー!!)」
ガンッとコンクリートに頭突きした私はやっと認めた。認識した。鳴上悠と名乗ったあいつだと…それにしても私の憧れだったマミさんがあんなに甘えた声をだすとは…マミさんが大好きな人が今の部分だけ聞いたら発狂するわね。
ほむら「(それにしても…)胡散臭い表情だわ」
双眼鏡で二人の様子を見ているけど鳴上悠の表情が臭すぎる。何だろう…作り笑いって言うのかな?そんな感じがする…
マミ〔えへへ。〕
鳴上〔はは…〕
後ろに拳銃を向けて撃つと避けられたのが分かった…当たれば良いのに。私は立ち上がり、ゴミを払い落とせば後ろにいたインキュベーターが変わらない表情で私を見ていた。
qb「やぁ、暁美ほむら。ストーカーかい?」
ほむら「監察よ。アナタと比べないで」
qb「キュップイ。僕はただ、魔法少女になれる性質の子を探しているだけだよ?特に鹿目まどかは凄いよ。あんなに凄い子は何百年振りかな」
ほむら「それ以上話すなら私はアナタを殺す。」
qb「怖いね全く。あの鳴上悠と名乗った奴と同じぐらい君は苦手だよ」
ほむら「あら、アナタにも感情が合ったのね」
qb「感情…なのかな…兎に角僕は帰るかな。それじゃあね…イレギュラーの暁美ほむら」
また撃とうとしたら飛び降りたため諦めた。人混みの中紛れたらもう殺すことは出来ないからだ…私は盾の中からグリーフシールドを一つ取り出せば穢れを吸い出すと巴マミと笑っているあいつを双眼鏡で眺めていた…
今日は此処までです、また明日に続きます。それではおやすみなさい。
六月九日(土) 雨
昨夜から降り続く雨に私は部屋でゴロゴロしていた…天候が前と違うからか雨がかなり久しぶりな気がする。
ほむら「(今の所、魔女の反応が僅かにするだけだわ…)」
一昨日逃がした魔女だとわかるけど何時もの場所に居るのかわからない…例え居たとしても今日は雨だから行かなくても……
ほむら「うーーん」
ほむ母「ほむら、お昼ご飯出来たわよ。」
ほむら「ハーイ」
カチリとスイッチを押したら今まで出ていた資料がフローリングと入れ替わり、天井に吊していた鎖が天井裏に巻き込むと普通の天井になり、勉強机、ベッド、テレビ、本棚と元の姿に戻ったのを確認した私は机の鍵付き引き出しにスイッチを入れたらしまった。
ほむら「(うん、集めた資料もしまえたから大丈夫だわ。)お母さん、お待たせ」
ほむ母「ほむら、今揺れてなかった?」
ほむら「ううん、揺れてないよ?」
ほむ母「そう…それなら良いわ。今日のお昼ご飯はそばよ。はい、卵」
ほむら「ありがとう。」
市販のそばだけど味は美味しいから気にしないのに…この前まではカロリーメイトで終わらしていたからこう、普通に食べれるのが嬉しいな…
ほむ母「どうしたの?ほむら」
ほむら「えっ?」
ほむ母「何か思い詰めてる顔しているわよ?」
ほむら「…そんな顔してないよ。」
ほむ母「悩み事があるならお母さんに相談してみなさい。お母さんがアドバイスしてあげるから」
お母さんに頭を優しく撫でてもらった私は何だか照れくさかった…
お母さんから渡された卵を割り、そばの上に乗せたら黄身を崩したらそばと絡めたら薩摩揚げ、かき揚げを乗せた。
ほむら「いただきます」
ほむ母「召し上がれ」
ズルズルと黄身に絡んでるそばを吸い上げ、薩摩揚げを一口食べた。とても美味しいからどんどんと食が進む…
ほむら「(カロリーメイトより美味しいな…前までの時間軸だと私が一人で暮らす事が多いから何だか新鮮な感じ…)ん、ねぇお母さん。お父さんは?」
ほむ母「お父さんは休日出勤よ。こんな雨の中仕事は嫌だーって良いながら行ったわよ。さてと、お母さんはアイロン掛けしてくるわね。」
ほむら「あれ?先に食べちゃってたの?」
ほむ母「お腹空いてて…お父さんには内緒にしといて、ほむら。」
ほむら「大丈夫だよお母さん。私は秘密を守る人だもん。」
私の家族はご飯は家族全員で食べる決まりがある。理由は一人で食べると寂しいからだ…お父さんが作った決まりだけどお母さんは先に食べて家事をする事があるから休みの日は先に食べる事があるんだと今思い出した…
ほむら「(次からは気をつけないと…)」
アナウンサー『続いてのニュースです。政治家で有名な美国さんが横領していた事が発覚しました。現場にいる中継アナウンサーに繋げます。聞こえますかー?』
私は箸を止めた。
えっ?今…何て言ったの…?美国?美国ってまどかや他の魔法少女を殺していたアイツ等??
ほむ母「美国さんって国を変える為にと貧しい方々に寄付をしていた議員さんよね?横領って…」
中継アナウンサー『現場の中継アナウンサーです。美国さんが横領していると告訴されていた事が昨日わかりましたが今の所何を横領していたのかハッキリとわかった事がありません』
ほむ母「美国さんを填めようとする議員さんがいるのかしら…疑いが晴れると良いわね。」
中継アナウンサー『あっ美国さんが乗っている車です!美国さん!今回の事は本当何ですか!?どうなんですか!?』
中継アナウンサーの言葉を無視して車が発進した…六月にこんな事が有るなんて…いや、そんな事よりもまだ私は全然この世界観を知らないんだった。急がないとインキュベーターと契約してしまう…!
そして美国織莉子と呉キリカまで動いてしまったらまどかの命が危ない!あぁーもう!どうして今回は上手く行けると思っていると壁にぶち当たるの!?何時も何時も!
ほむら「(兎に角あの二人が契約しない事を祈ってましょう。それしか出来ないのが歯痒いけど…)ごちそうさまでした。」
ほむ母「流しに置いといてね、ほむら。」
ほむら「うん……あの、お母さん」
ほむ母「どうしたの?」
ほむら「ちょっと外に出掛けていい?」
ほむ母「外は雨よ?風邪を引いてしまうじゃない。治ってもまだ安心出来ないのよ?ほむら」
それでも私は行かないと行けない…魔女を倒さないと誰かが巻き込まれてしまう。だけどお母さんの悲しい顔は見たくない。どうしよう…
1.行く
2.行かない
ほむ母「ほむら…お願い。お家で安静して…?お母さん、不安なのよ…」
ほむら「(>>88…私はどうすれば良いの?)」
2
私は行かない事にした…そうだよね、お母さんを悲しませてはダメだよね。私はお母さんの手伝いをした…
寛容さが上がった。
六月十日(日) 昼 晴れ
昨日の雨が嘘の様に晴れている。眩しいぐらいだ…お昼ご飯を食べ終わったら電話が来た。相手はさやかからだ…
さやか〔こんちわー、今日は暇?〕
ほむら「一応暇だわ。」
さやか〔ならさ、これからまどかと隣街まで遊びに行こうと思うから一緒に行かない?〕
ほむら「隣街に…?(隣街って言ったら佐倉杏子がいる所だわ…)えぇ行くわ。」
さやか〔オッケー、今から一時間後に駅に集合だからね。遅れるなよほむら〕
ほむら「わかったわ。それじゃあ」
電源ボタンを押して通話を止めた私は私服に着替えた。その格好を見たお父さんが遊びに行くとわかったのかお小遣いに三千円貰った…
駅前
ほむら「こんにちは、まどか。」
まどか「こんにちは、ほむらちゃん。」
ほむら「それで私に電話した張本人はまだなのかしら…」
まどか「うん、マミさんに電話してから直ぐ来るって言ってたんだけど…」
ほむら「美樹さやかは置いて行きましょう、まどか。」
まどか「だ、駄目だよぉ~」
ほむら「冗談よ。」
まどか「冗談なの…?ほむらちゃんが冗談を言うなんて…ティヒヒ、何だか親友になれたみたい」
ほむら「親友…?」
まどか「うん!って今更だよね。」
さやか「ハァー、ハァー、ハァー、お、遅れてごめん!」
ほむら「腹筋スレを開いて腹筋しなさい。」
まどか「腹筋スレ?」
ほむら「私にも何だかわからないけど言ってみただけよ。」
乗せるの遅くなりすみません。そして今更になりますがこれから登場する織莉子とキリカとゆまの口調がまだ自分の中で安定してませんのでおかしくなりましたら言って下さると助かります。
それではおやすみなさいです。
マミ「遅れちゃってごめんなさい。折角誘ってくれたのに…」
さやか「大丈夫ですよマミさん!あたしもなので!」
まどか「そこは違う様な…」
ほむら「そうよ、巴マミと頭の出来すら違うわ。」
さやか「ほむらちゃん酷いよ!」
ほむら「寒気がするから止めてくれないかしら?」
まどか「み、みんな揃ったんだし早速行こうよ!ねっマミさん!」
マミ「そ、そうね。行きましょう。」
みんなで切符を買うと丁度電車が来たため走り乗った。その隣で胸を揺らす巴マミに嫉妬心が芽生えたけど抑えた……後でインキュベーターを殺しとこう。
まどか「うわぁ~、見滝原と違って色んなお店があるよみんな!どこから行く!?」
ほむら「私はみんなに任せるわ。」
マミ「……(佐倉さん…)」
さやか「よーし、それならこのあたしに任せなさい!先ずはショッピングモールに行こう!それからゲーセンでプリクラ!」
ほむら「さやかに任せたくないけどショッピングなんて殆ど行かないから楽しみだわ」
マミ「私もなの…魔女退治で自由が無かったから」
私と巴マミの共通点がわかってしまったのかまどかは私の手を握り、さやかは巴マミの手を握れば二人して同じ事を言った。"これからは私(あたし)たちがいます"って…
まどか「ティヒヒ」
さやか「えへへ」
マミ「………」
ほむら「………」
ほむらとマミ「「ぷっ」」
まどか「あっ!ほむらちゃんとマミさんが笑った!」
さやか「何かからかわれてる気がしちゃうけど笑ってくれるならいっか。」
ほむら「…ありがとう、まどか、さやか」
マミ「私も…ありがとう。」
二列になって会話しながらショッピングをしたあとゲームセンターでプリクラを撮った。初めての思い出だから私はみんなに見られない様に携帯の電池パックを隠す蓋裏に貼って隠した…
マミ「友達と遊ぶとこんなにも楽しいのね…こんな気持ち初めて。」
まどか「あの。マミさん、これからも遊びましょう!」
さやか「うんうん、みんなで遊べば一石二鳥!」
ほむら「(使い方が違う様な気がするけど訂正するのが面倒くさいからほっときましょう)」
マミ「ありがとう鹿目さん、美樹さん。そして暁美さん…この前はごめんなさい。」
ほむら「この前…?別に大丈夫よ、巴マミ」
マミ「そんな…あとフルネームは止めないかしら?恥ずかしいんだけど…」
ほむら「わかったわ、巴さん」
さやか「おっ何かいい雰囲気ですなぁ~まどか。」
まどか「そうかな…?」
後ろにいる二人の会話に耳を傾けていると視界の端に赤髪が横切った…
隣にいる巴マミも見たのかハッとしたあと駆け出していた。
ほむら「巴さん!」
まどか「えっ?マミさん!?」
さやか「なに?どうしたの!?」
後ろの二人はクレーンゲームを見ていたなのか私の声に反応してくれた…説明するより直接会った方が良いだろうと考えた私は巴マミの後を追い掛けた。
マミ「(今、確かに佐倉さんが居た!)ハァ、ハァ、ハァー、ハァー」
マミ「(佐倉さん…)」
ほむら「巴さん!」
まどか「ふぇー、は、速いよ~」
さやか「頑張れまどか!」
ゲームセンターから外に出て辺りを見渡してる巴マミに追い付いたけど赤い髪をした人はいなかった…撒かれたみたいだわ。
マミ「ごめんなさい…知り合いを見掛けてしまったの。見間違いだったみたいだけど…」
まどか「し、知り合いですか…?」
マミ「えぇ…私と同じ魔法少女なの…コンビを組んでいたんだけど訳合って解消してしまったの。」
さやか「そうなんですか…」
ほむら「…二人に再度忠告しとくけど魔法少女になろうと思ってはダメよ。」
まどか「う、うん…」
さやか「わかってるってほむら!それにしてももう夕方何だね…もっと遊びたいけど帰らないと~」
マミ「えぇ……」
私たちは帰りの電車に乗り、十字路の歩道橋で解散仕様としたらソウルジェムが反応した。
マミ「暁美さん…!」
ほむら「えぇ…この前逃がした魔女ね…」
まどか「魔女って…」
さやか「勿論倒しに行きますよね?マミさん」
マミ「えぇ、」
巴マミが指輪にしているソウルジェムを卵形に変えると光輝いている。真っ直ぐ光の導く道を進んで行くとビルについた…此処は確か……
さやか「ここに魔女が…」
マミ「あの時逃がしてしまったから力が回復したのね…」
まどか「回復って…それじゃあ最初っからまた戦わないと行けないんですか?またあのヒゲを生やした綿毛が出てくるのかな?」
ほむら「一気に叩けば直ぐに魔女に付けるわ。それよりあなた達、どうして付いて来ているのかしら?」
まどか「あ、あの…魔法少女のマミさんとほむらちゃんが見たくて…」
マミ「暁美さん。私が二人を守るから今回は許してくれないかしら?」
ほむら「……今回だけよ。」
さやか「ありがとうマミさん~」
マミ「もう…」
さやかが巴マミに抱き付くとまどかが上を見上げて指を差した。私はわかってる為助けに行こうとしないでいたら案の定巴マミがリボンで飛び降りをした女性を助けた…
ほむら「貴女のリボンは本当に万能ね。」
マミ「そんな事無いわよ…それにしても暁美さん。どうして動かなかったの?」
ほむら「貴女が動く事がわかったからよ。ベテランの貴女が動かない何てないでしょ?」
髪の毛を後ろに流したら女性が起きると先程飛び降りた事がわかっているのか泣きそうな顔をしている…
ol「あ、な…んでわた、し…」
マミ「大丈夫ですよ…もう。」
ol「ぅう…うわぁあぁあ!」
女性は巴マミの服を掴んだら泣き出した。巴マミは女性を抱き寄せ、頭を優しく撫でながら"大丈夫"と言うと女性が泣き止むまで待った。
さやか「(やっぱりマミさんは優しい人だな)」
まどか「(凄いなやっぱりマミさんは……私も魔法少女になればマミさん見たくなれるのかな?)」
二人が魔法少女に興味を持ち始めているのがわかる。だからこそ残酷なんだと見せないと行けないのが辛い…
慰めが終わったのか女性は泣き止むと巴マミがハンカチを差し出した。女性はまた泣きそうになっていたけど巴マミは立ち上がると私にテレパシーを使った。
マミ『先行ってくれないかしら?暁美さん』
ほむら『わざわざそれを言うために使ったのかしら?』
マミ『えぇ、中に入って待っててくれるかしら?』
ほむら『わかったわ』「まどか、さやか。先に中に入るわよ」
さやか「先にってマミさんは?」
ほむら「あの女性を慰めるんじゃないかしら?私は巴さんに言われた事を伝えただけよ。さぁ、行きましょう」
まどか「…うん」
廃ビル 一階
三階立てに屋上が付いてるのが外からわかったけど中は埃と崩れてる瓦礫だらけだ…後は煙草の吸い殻や空き缶も落ちている所を見ると此処は不良の溜まり場だとわかった。
ほむら「(何時もと違うから慎重に行かないと…)」
さやか「うわぁー、すっごく汚い。」
まどか「うん…それにこんな場所が合ったなんて私知らなかったな……」
ほむら「(私も知らなかった…何時もと場所が違うからだろうか。)」
巴マミを待つ間使い魔が現れないか待っていると階段を登って行く使い魔を見た…前回と違い、キビキビ動く使い魔に私は変身をすると拳銃を盾から取り出し使い魔に向かって発砲した。
使い魔「is busy;is busy.(忙しい忙しい。)」バタン
さやか「ひぃ!な、なに!?魔女が居たの!?」
ほむら「いいえ、使い魔よ。」
まどか「使い魔って…きゃあぁあ!!」
ほむら「まどか!?」
後ろに振り向くと使い魔がワラワラと現れだした。そしてまどかに向かってハサミを突き付けている…コイツ等。
ほむら「時間停止」カチリ
拳銃を取り出し、まどかに群れる使い魔を向かって撃てば貫通した。それがわかった私は時間を戻すと使い魔は倒れた…私の大切な友人を狙った罰よ。
まどか「あ、ありがとうほむらちゃん」
さやか「て言うか囲まれてない…?あたし達大ピンチじゃない!?」
ほむら「チッ…二人とも私から離れないで!」
使い魔「trespasser(不法侵入者)」
使い魔「i discovered it.(発見した。)」
使い魔「exclusion(排除)」
使い魔「exclusion!(排除!)」
一体の綿毛みたいな使い魔がハサミを私に向かって投げつけて来た。
私はそれを拳銃で跳ね返すともう一体の使い魔が蔓を伸ばすと足に絡み付いた。
ほむら「くっ…」
まどか「ほむらちゃん…」
さやか「くそー!ほむらに手を出すなー!!」
ほむら「鞄で倒せるわけないでしょ!?止めなさい!」
盾からナイフを取り出し、足に絡み付く蔓を切り。ナイフを使い魔に向かって投げれば当たった。よし!
使い魔「with a human position…!(人間の分際で…!)」
まどか「いたっ」
さやか「まどか!頬から血が…このやろー!」
使い魔「exclusion!(排除!)
」
ほむら「私の友達に手を出すな!」
興奮するさやかと怪我をしたまどかを背にしてハサミを構える使い魔に向かって発砲した後、右にいる使い魔をナイフで切りつけたら発砲がした…たくっ来るのが遅すぎるのよ。
マミ「くらいなさい!」
ほむら「来るのが遅過ぎよ。巴さん」
マミ「ごめんなさい…あの人が落ち着くのが長引いてしまったの…さて、どいつから私のマスケットの餌食になるかしら」
巴マミは帽子を外したら前方に突き出すと右から左に手を動かすタイミングでマスケット銃が現れた…私の場合は盗まないと行けないから少し羨ましいかな。
マミ「かかって来なさい!」
ほむら「まどか、さやか…巴さんから離れるわよ」
まどか「う、うん」
さやか「わかった…」
使い魔「the enemy of the countryman!(同胞の敵!)
マミ「ごめんなさいね…」バンッ
使い魔「the enemy of the countryman!(同胞の敵!)
マミ「はぁああぁ!」
ワラワラと攻撃しにくる使い魔を巴マミはマスケット銃を一発ずつ、確実に仕留めていた…やはり私の先輩は凄い人だ。
マミ「これで終わりよ!」バン
ほむら「…終わったみたいね。」
マミ「えぇ…さて、遅れた分は取り返すわ。暁美さん」
ニコリと笑った巴マミに私は最初のひ弱な時にみた姿と重ねていた。私は何回貴女を見殺しにしたのだろう…今更だけど貴女も救いたい何て……
ほむら「(最低だよね…)……」
マミ「何だか何時もの結界と造りが違うわね…鹿目さん、美樹さん、暁美さんも私から離れないで。」
まどか「わ、わかりました!」
さやか「うん。」
ほむら「それじゃあ、二階に行きましょうか。」
廃ビル 二階
カツカツと靴を鳴らして二階に上がると景色が違った。周りの壁には蔓があり、床の脇には色んな花が咲いている。
ほむら「…此処は…」
マミ「何でこんなにも花がいっぱいなの…?」
さやか「季節が違う花もある…」
まどか「ラベンダーの隣にひまわりがあるね。それに…香りが混ざってキツイ…」
さやか「うん…確かに花の香りが混ざり過ぎて気持ち悪い。」
一階と違って二階はもう完璧に魔女の結界の影響が強いのがわかる。それと色とりどりの花に蝶々が群がっているのが見える…確かこの蝶々も使い魔じゃなかったかしら?
???【ママ…パパ…けんかはやめて…】
マミ「誰かいるの…?」
???【おねがい…ママとパパをなかなおりさせて…ねがいをかなえて……】
さやか「子どもの声…?」
???【…わたし…がんばる。】
ほむら「…声が止んだわね…」
まどか「うん……あっ!扉があるよ!?」
マミ「中には魔女の気配はないみたいだわ…」
ほむら「それなら私が先に先に開けるわ」
花が咲いていない場所に花柄の扉があるため、開けて中を確認したら何にもない部屋なのがわかる。一応中に入り、辺りを見渡しても何にもないからハズレなのがわかった。
ほむら「この部屋には何にもないわ。次に行きましょう」
さやか「おう!」
マミ「えぇ…」
まどか『………み、みんな…来て』
まどかが廊下から動かないで小さな声でテレパシーを使ったっと言う事はインキュベーターが近くにいるみたいだわ…後で殺すとしといて私たちはまどかに近寄ると廊下から気配がした…
???「………」ユラユラ
ほむら「(な、なにあれ!あんな使い魔がいるの!?)」
マミ「金色の手…?」
さやか「うげぇー、気持ち悪い~」
???「………」ユラユラ
ほむら「と、巴さん。仕留めるわよ」
マミ「わかっているけど…(あれって使い魔なの?)」
巴マミがマスケット銃をスカートから取り出したら金色な手に撃つけどビクともしなかった…
私は盾の中から手榴弾を取り出し遠くから投げつけてもあまりダメージが伝わって無いのがわかる。
マミ「か、硬い…」バンッバンッ
ほむら「な、なんて硬さなの!?くっ」
???「………」デコピンアタック
マミ「えっ?キャア!」
???「………」ソシテニゲマス
ほむら「巴さん!待ちなさい!」
金色の手は巴マミに近寄り中指らしき物でデコピンをしたら逃げてしまった…何だか癪に触るわね。
>経験値0
>お金0
ほむら「だから上のは何なのよ!」ダンッ
まどか「マミさん!ほむらちゃん!」
さやか「ほ、ほむら?あんた床なんて叩いて大丈夫なの…!?」
ほむら「大丈夫よ……少し痛いけど…」
マミ「う、うぅん…」
まどか「マミさん!」
マミ「か、鹿目さん?確か私…さっきの使い魔は!?」
ほむら「貴女にデコピンをしたらもの凄い速さで逃げたわ。」
さやか「うん、あれは速かったね…」
マミ「そう…ごめんなさい、無様な姿を見せてしまい。」
まどか「マミさんが無事で良かったよ~、ありがとね。ほむらちゃん!」
ほむら「べ、別に私は…」
さやか「おーい、何か金色の宝箱があるよー?」
ほむら「死になさい。美樹さやか」
さやか「酷い!」
まどかは巴マミに抱き付いているから私は引き離し、さやかが先に入ってしまった部屋に入ると部屋の角に金色の宝箱が本当にあった…やっぱり前と違うから違和感がある。
まどか「開くかな?さやかちゃん」
さやか「んむ~、あたしが開けようとしても開かないんだよね~。だから魔法少女のほむらとマミさんなら開くかなーっと」
ほむら「ハァー、仕方ないわね」
盾からピッキング用品を取り出し鍵穴に入れて開けようとしたけど開かない…金庫も開けているこの私の技が効かないなんて!
ほむら「……巴さん…」
マミ「泣かないで暁美さん。それならマスケット銃で…あら、壊れないわね。」バンッ
まどか「んー、これに合う鍵を見つけないといけないのかなー?」
さやか「さっきの使い魔が持っていたーって言うオチなら最悪だよね。」
あの金色の手見たいのだったら本当に最悪だわ…巴マミの攻撃をまるで当たっていない感じだったし…部屋の外に出ようとしたら髭の生えた何時もの使い魔がいた。
ほむら「(取り敢えず撃っときましょう)」バンッ
使い魔「………」カラン
ほむら「鍵…?」
さやか「もしかして…さっきの宝箱の鍵じゃない!?ほ、ほほ・むらむら!」
ほむら「誰よ…」
さやか「あ、開けてみたいなぁ~」キラキラ
まどか「さやかちゃん……」
マミ「中身が気になるのね。暁美さん、開けてみましょう?」
ほむら「……はいはい。さやか、開けてみなさい」
さやか「やっったー!よーし、開けちゃうぞ!」
>鍵を使った。
さやか「何が出るかな、何が出るかな、チャチャチャーンチャン、チャチャチャン……おう?」
まどか「何だったの?さやかちゃん」
さやか「ジョウロ…ジョウロだ!……ジョウロだと…?」
マミ「ジョウロ…何で宝箱にしまってあったのかしら…」
さやかは落ち込んでいるけど私はジョウロを盾にしまった。もしかしたら何かの役に立つかも知れないから…部屋を後にした私たちはそれから使い魔を倒しながら階段を見つけた。
廃ビル 三階
???【やめて…ママのおはなをむしらないで!】
まどか「まただ…」
さやか「悪い奴に捕まってるのかな?」
???【いたい…パパ、いたいよ…】
マミ「(どういう事…?声が頭にすんなり入ってくる…何だか悲しい気持ちが込み上げてくるわ。)」
???【ぐ…げほっげほっ…ぱ…ぱ…?うごいて…ねーうごいてよ!】
ほむら「アナタは誰なの!?答えて!」
???【ひ…?いや!ママのバラがもえちゃう!きえて!きえてよー!あつ、あつい…】
さやか「っ、声が……」
まどか「感情が、おかしくなってるの?悲しいよ~」ポロポロ
マミ「……っ…」ポロ
???【バラが…バラが…あ、あれ?キラキラがくろい…?】
そこで響く声が途絶えた…私は下の階段で隠れているインキュベーターに無言で撃ち殺せば弾を補給した。許さない…絶対に許さない!!
まどか「ほ、ほむらちゃん?」
ほむら「……行きましょう。使い魔が後ろから来ているわ」
マミ「前からもよ…暁美さん。」
マスケット銃と私の拳銃で使い魔を倒しているとソウルジェムが光り出した。あらかた片付いた為、落ちている鍵を四つ拾うとまどかが金色の宝箱を見つけた…
まどか「ほむらちゃん…あ、あの…」
ほむら「…開けてくれるかしら?まどか」
まどか「うん!」
さやか「あたしもまた開けたかったのに~」
マミ「また見付けたら今度開けましょう?美樹さん」
さやか「ハーイ」
一番奥の部屋に行くと階段と扉があるから扉を開けて拳銃を構えたら蝶々が金色の宝箱の周りを飛んでいる…
まどか「使い魔…なのかな?」
マミ「そうね…私が直ぐに片付けるから此処で待ってて」
蝶々は殺気に気付いたのか巴マミに向かって突進して来たがマスケット銃で粉々に砕けだけ…蝶々だったモノはサラサラと消えてしまうと巴マミはまどかに道を譲り、私にウィンクをした。
ほむら「(やはり強いわね…)」
さやか「うぅ~!かっこ良すぎですよマミさん!!」
マミ「ありがとう、美樹さん。」
さやか「あたしも魔法少女になったらマミさんに修行させてもらいます!」
マミ「うふふ、先ずは願い事を決め手からね。」
さやか「願い事……はい!」
まどか「さやかちゃーん」
さやか「あっ!あたしが開けるんだった…それじゃあ開けるよ。」
>鍵を使った。
さやか「えっ?なにこれ?」
まどか「これってバラ…?」
さやかが宝箱を開けて中から何かを取り出した…それは一輪のバラだった。私はさやかから一輪のバラを受け取ると盾にしまった…何だか後から使う気がするわね。
ほむら「さて…準備は良いかしら」
まどか「う、うん…!」
さやか「おうよ!」
マミ「私も大丈夫よ」
qb「それじゃあ中に入ろうか。」
ほむら「……」カチャ
qb「無言で拳銃を突き付けるのは止めてくれないかい?暁美ほむら」
ほむら「アナタの顔面に虫が止まっているもんだから払おうとしたまでよ」
qb「それなら拳銃なんていらないだろ!?」キュップイキュップイ
マミ「暁美さん…キュウべぇに手を出したら私は許さないわよ。」
目の前にマスケット銃が見えた私は小さく舌打ちをした後拳銃をしまい、扉を開けた。絶対に戦いが終わったらインキュベーターを始末してやる…!
qb「みんな気をつけて!魔女がいるよ!!」
まどか「うっ」
さやか「なにあいつ…グロい…」
蝶の羽とバラの蔓が頭部辺りをグルグルと何重にも重なってあるのか茂っている。体と思う場所は木みたいになっていて枝があり、その周りには蝶々と花が咲いていた。
マミ「行くわよ!暁美さん!」
ほむら「わかったわ」
巴マミの結界でまどかとさやかに攻撃が当たらない様にした私たちは下にいる魔女の所まで飛び降りた…さてと、今回はどれぐらいタフなのかしら。
【薔薇園の魔女】
qb「気をつけて!この魔女…普段と違うよ!」
マミ「普段と…?それならやりがいがあるわね。」
ほむら「倒れないでよ、巴さん」
マミ「後輩にカッコ悪い所なんて見せたくないから大丈夫よ、暁美さん。」
薔薇園の魔女「it is an intruder that…?(あれ?侵入者…?)」
こちらに気付いた魔女は蔓で巴マミと私に攻撃して来た…楽に二人して交わした後拳銃で蔓と蝶の羽に穴を開けたらマスケット銃での乱射が始まった。
マミ「くらいなさい!」バンバンバンッ
薔薇園の魔女「…!?!?」
ほむら「ついでにコレもあげるわ…プレゼントよ。」
蔓がボロボロになっている魔女の足元付近に手榴弾を投げ入れたら爆音がしたあと煙が引くとまた乱射が始まった。
ほむら「(巴さん…やりすぎな気が…)」
マミ「どうかしら…」
薔薇園の魔女「ah haue a pain-; haue a pain haue a pain haue a pain!(あ゛ー!痛い痛い痛い痛い!)」
マミ「なっ!キャァ!」
ほむら「巴さん!」
魔女は先程まっボロボロだった筈の蔓で巴マミに攻撃をすると巴マミが壁まで吹き飛んだ…煙が引くと魔女の両隣に髭を生やしている使い魔が確認出来る。
ほむら「巴さん!大丈夫ですか!?」
マミ「う…ん…平気よ。暁美さんは大丈夫?」
すみません、文章が途切れていました。
×魔女は先程"まっ"ボロボロだった筈のーー
○魔女は先程"まで"ボロボロだった筈のーー
それでは続きを載せます。
ほむら「私は平気だわ。」
マミ「そう、それなら良かった……」
巴マミを起き上がらしていると左側にいる使い魔は袋からナニかを取り出すと魔女に向かって播き始めた…ナニを播いているの?
qb「気をつけて二人とも!魔女の攻撃力とかが上がってるよ!攻撃を仕掛けてくるから防御して耐えて!」
マミ「攻撃力が…!?さっきの蔓だって痛いのに…」
ほむら「巴さん!来るわ!」
魔女「i make my manure if i disturb!(邪魔をするなら私の肥料にしてあげる!)」
蔓にバラの棘が生えると私たちに向かって攻撃しだした。巴マミは攻撃が分かっていた為、リボンで壁を作ってくれたけど直ぐにボロボロになってしまった…
qb「左側を早めに潰さないとまたさっきの攻撃がくるよ二人とも!」
まどか「どどどどうしようさやかちゃん!」
さやか「…見届けよう。あたし達にはそれしか出来ないんだから…」
まどか「で、でも…マミさんやほむらちゃんは苦戦してるよ?見てるしか出来ないのかな?」
さやか「それならまどかが契約したら…?あたしはまだ早いと思うけど。」
まどか「契約……」
qb「ボクは何時でも大歓迎だよ、まどか。」
まどか「…キュウべぇ!私……」
ほむら『家族や親友は大切かしら』
まどか『うん!大切だよ?』
ほむら『ならお願い…大切なら自分を犠牲にしないで』
まどか『自分を…?
ほむら『約束…してくれるかしら?』
まどか「(…ほむらちゃん…)……」ギュッ
qb「(こんなにも早くノルマが達成出来るなんて思わなかったよ。暁美ほむら…残念だったね)」
まどか「キュウべぇ…私まだ契約しない」
qb「えっ?な、何でだい!?暁美ほむらとマミを助けるんだろ!?早く契約しないと二人とも死んじゃうかも知れないよ!!?」
まどか「ううん、大丈夫だよ…だって…」
さやか「ほむらー!上から蔓が来るよー!!マミさーん!使い魔がまた袋を出してまーす!!」
ほむら「ありがとう、さやか」バンッ
マミ「ありがとう美樹さん!もう使わせないわよ。」シュル
まどか「それに、今契約したらほむらちゃんが居なくなっちゃう様な気がしたの。だからごめんねキュウべぇ」
qb「そ…そう…な、なら仕方ないね…契約したくなったら言ってよまどか」
まどか「うん……ほむらちゃん!マミさん!右側の使い魔がじょうろを出したから気をつけて!!」
qb「(仕方ない…ボクも今回は手助けをするかな。)マミ!ほむら!使い魔が持ってるじょうろを破壊して!!何だか嫌な気配がするよ!」
さやかにまどか、そしてインキュベータの声を聞きながらダメージを少しずつ与えていると左側の使い魔は消滅した…
だけどジョウロが怪しいと言ったインキュベータにいち早く反応した巴マミがリボンで押さえつけていたのに魔女はリボンを蔓で引きちぎると使い魔はジョウロを魔女に向かってかけ始めた。
ほむら「(また攻撃力があがるのかしら…)」
マミ「させないわっ」
魔女「キャハハははは!!」
使い魔「let's give a flower water.(花には水分を与えよう。)」
水なのかわからないけど透明の液体を根元にかけたらメキメキと根っこが現れ、周りを飛んでいる蝶々が増え始めた。回復した…で良いのかしら?
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
使い魔「…!」シュウ
ほむら「巴さん!貴女魔力を使い過ぎよ!?」
マミ「大丈夫よ、予備のグリーフシードを持ってきているから…ふぅ、これでもうこの魔女は回復される事はないわね。」
スカートのポケットからグリーフシードを取り出すと帽子を外し、帽子に付いてるソウルジェムにグリーフシードを当てると黒い汚れが落ちた…それでも綺麗とは言わないから私はもう魔力を消費するのを抑える様に伝えた。さてと…時間を止めて本気をだしましょう。
魔女「キャハハはははは!manure!(肥料)ヒリョウ!肥料!ひりょう!」
さやか「あいつ…変な言葉を言わなくなってる…キュウべぇ!」
qb「そろそろ終わりって所かな。今は暴走しているだけだろうし…」
まどか「終わり…(本当に終わりなのかな?)」
時間を停止させ、盾から改造したショットガンを取り出した私は頭、腹部、剥き出しの根っこに撃ち。背後に手榴弾を放り投げて離れてから時間停止を止めた。
魔女「キャハハは…」ボロボロ
マミ「(嘘…速いわ)」
ほむら「終わりよ…」
魔女「ヤダ…シニタク…ナ…ヤダ…ヤダ…!」ブンッ
ほむら「そんな遅い攻撃はもう意味ないわ」バンッ
魔女「ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ!!!」ブンブンッ
ほむら「……」バンッバンッバンッ
魔女「あ、ああああ!あああああ!ああああああ!!」ブンッブンッブンッ
もう威力がない蔓を交わした私は頭部に改造したショットガンを押し当てると撃ち抜いた…弾が落ちると周りの景色が元に戻りかけているのに魔女は消滅しないでいる。
まどか「ほむらちゃん!もう…もう止めようよ。魔女はもう攻撃出来ないんだよ?」
さやか「そうだよほむら!もう撃つのは…」
ほむら「…なら巴さんが最後決めなさい。」
マミ「………わかったわ」
マスケット銃を一つ取り出し、魔女の腹部に当てると周りの蝶々が腹部を隠すように飛んで来た。私が拳銃を頭部に当てると蝶々は頭部を隠すように飛んでいる…
マミ「どういう事?」
ほむら「最後の力を使っているんじゃないかしら。」
マミ「そう…」
魔女「ァァ……アァ…」
ほむら「撃つなら貴女がしなさい。私は疲れたわ」
マミ「わかったわ。」
拳銃を盾にしまい、去ろうとしたら盾からジョウロが落ちてしまった。私は拾おうとしたら一匹の蝶々がジョウロに止まった…
魔女「ワタし…の…」
ほむら「貴女の…?はなさきあかり…?」
マミ「はなさき…?」
魔女「カエシテ……」
ボロボロな蔓を私に差し出すその先にジョウロを渡すと結界が崩れだした。元の景色になると先程魔女がいた場所には幼い女の子がいる。
さやか「えっ…?」
まどか「魔女の口づけで操られていた子…かな?」
ほむら「そんな筈はないわね。貴女はだれ?」
???「ジョウロ…ありがとう…私の大切な宝物…」
マミ「ありがとうって…あ、貴女す、すすすすすけ、すけ、透けているわよ!!?」
巴マミが青ざめながら言うと確かに足先から透けている……透けている!?
ほむら「ゆゆゆゆゆゆ」
まどか「うううううう」
さやか「れれれれれれ」
マミ「いいいいいい」
qb「君たち、そんなにガタガタ震えてどうしたんだい?」
マミ「わ、私もうだめ…」バタン
さやか「マミさぁーん!」ユサユサ
まどか「あ、あなたは…だ、だれ?」
???「…私は…全てにぜつぼうして…あんなみにくい姿に…なってしまったの…」
ほむら「絶望って…貴女はもしかして!」
???「全てわかってる…私はまじょになっていたんだって」
さやか「魔女って…どういう事よ!」
マミ「うーんうーん」
ほむら「(巴さんが気絶してくれて良かった)貴女は先程戦った魔女なのね」
元魔女「うん…おねえちゃんたちのおかげで私は戻れた…ありがとう」
まどか「そんな…訳が分からないよ!」
元魔女「今はわからなくて良いと思う…もし、バラを見つけたら…水をまいてくれるとうれしいな……」
ほむら「……待って!」
バラ…
それなら持っているから私は盾の中から一輪のバラを取り出すと消えかかっている幼い女の子に差し出した。女の子はバラを大事に持つと笑顔で泣きながら"ありがとう"と言うとジョウロとバラと共に消えていった……
そしてその場所にグリーフシードが落ちた。
ラと共に消えていった……
ほむら「………」ペタン
まどか「大丈夫ほむらちゃん!?」
ほむら「な、何とか…」
まどか「良かった。(今の女の子…最後にほむらちゃんと私を見てお礼を言わなかったかな?)」
さやか「おーいお二人さーん!マミさんが泡を吹いて起きないよー!!」
マミ「ブクブク」
まどか「マミさん!」
ほむら「巴さん!」
巴マミに近寄り、ソウルジェムにグリーフシードを付けて黒い汚れを吸い出してから自分も使い、後ろにいるインキュベータに投げると回収した。
qb「キュップイ。」
さやか「おっとキュウべぇ~、まだ逃げるなよ。聞きたい事は山ほどあるんだからね!!」
qb「…キュップイ!!」タタッ
ほむら「チッ」
マミ「ブクブクブクブク」
夜 暁美家
ほむら「ただいまー」
ほむ父「お帰りほむら」
ほむ母「お帰りなさい、晩御飯出来ているから手洗いうがいしてから食べましょう。」
ほむら「はーい」
荷物を寝室に置いてからお母さんに言われた通り手洗い、うがい、洗顔をしたらリビングに付いた…今日は流石に疲れたわ。
あの後巴マミが目覚めてからさやかが質問責めをするから抑えたり…
インキュベータはインキュベータであの後姿を見せないから落ち込む巴マミを慰めたり…
まどかはやっぱりさやかと同じで魔法少女と魔女の関係性を聞くから誤魔化すのが大変だったわ…
ほむら「(まだ巴さんがいる前で言ってはダメだから余計疲れるわ…)ハァー」
ほむ父「溜め息なんか付いてどうしたんだ?ほむら」
ほむら「大丈夫…ちょっと考えていただけだから」
ほむ母「悩み事とかあるのならお母さんに話しなさいよ。ほむら」
ほむら「うん…」
晩御飯を食べ終わった私はお母さんに冷蔵庫に材料を買ってきてあるから料理が出来る事を教えて貰った。それと、お父さんが新しいなぞなぞが出来ているとも言われた…
1.寝室で就寝。
2.明日のおかずを作る。3.なぞなぞをやる。
ほむら「(どうしようかしら…>>132の方、決め手くれるかしら?)」
3
ほむら「(気分転換になぞなぞをやろっかな。)お父さん、今日はなぞなぞないの?」
ほむ父「なぞなぞかい?勿論あるよ。」
ほむら「お父さん、私なぞなぞやりたい…!」
ほむ父「(ほむらが自分からやりたいと言う意志が…)良いぞほむら!それじゃあなぞなぞだ。」
ほむら「うん!」
ほむ父「(今回も簡単だからほむらでも解けるだろう)朝は四本、昼は二本、夜は三本。なーんだ。」
ほむら「(朝は四本、昼は二本、夜は三本!?よ、妖怪!?化け物!?魔女!?)」
ほむ父「一応三択出しとこう。1.妖怪。2.人間。3.椅子。だよ。」
ほむら「(今まででわからない問題だわ。二問目だけど!よ、よしっ!>>134さんの言った通りの番号を言いましょう!)」
2
ほむら「二番の人間!」
ほむ父「それで良いんだね…」
ほむら「う、うん…」ドキドキ
ほむ父「………正解だ」
ほむら「良かった…」
ほむ父「理由は簡単かな。朝、昼、夜は関係は無く、四本、二本、三本に答えの秘密があるんだ。ほむらはわかるかい?」
ほむら「(人に関係する?)ちょっと…」
ほむ父「あははは、当てずっぽうだったのか。一杯食わされたな…ほむら、赤ん坊がハイハイしている時、どうやってハイハイするかわかるか?」
ほむら「手と膝で歩いてるけど…それがどうしたね?」
ほむ父「そうだ、手と膝だな。本数で言うと何本だ?指は数に入れちゃ駄目だぞ。」
指を数に入れないなら両手で二本。膝を使ってるから足を入れて二本…合計四本。……四本!?
ほむ父「わかったかい?」
ほむら「最初は赤ちゃんの事を表していたんだね!なら二本は歩いているから立って歩ける人!」
ほむ父「そうだぞほむら、なら最後の三本はわかるか?」
ほむら「三本…うーん」
ほむ母「あら、二人して何の話をしているの?」
ほむら「なぞなぞ~」
ほむ父「母さんにとっては懐かしいかな。」
ほむ母「どんな問題かしら?」
ほむら「朝は四本、昼は二本、夜は三本ってなーんだ。」
ほむ母「本当に懐かしいわね。答えは人間で、理由は四本はハイハイしている赤ん坊。二本は立って歩ける人。三本は杖を付いているお年寄りの事よね。」
ほむら「………」
ほむ母「えっ?どうしたのほむら。そんなに驚いて」
ほむ父「あははは、ほむらは三本がわからなかったからな。それをスラスラ解いたお母さんに驚いているんだよ。」
ほむ母「あらあら、だけど答えがわかっていたんだから凄いじゃない!なぞなぞ何て教えていなかったんだし。」
ほむ父「そうだな。入院生活が長くって学校の勉強しか教えてなかったのになぞなぞに興味を持ってくれて嬉しいぞほむら」
お父さんに頭を優しく撫でられてしまった…何だか嬉しいな……
もう夜遅いから私はお風呂に入って眠る事をお父さんとお母さんに伝えた。
知識が少し上がった。
出掛けて来ますので続きは夜に更新出来ましたら更新します。
亀更新に支援などありがとうございます。それと訂正がありました…
×グリーンシールド
○グリーフシード
まだ誤字脱字などがあり、すみません。それでは…ハイカラに出掛けて来ます。
何だか聞き覚えがある音楽が聞こえる。目を開けると見覚えがある人物が目の前にいた…
イゴール「ようこそベルベットルームへ…」
マーガレット「貴女が此方に来るのは二度目でございますね。」
ほむら「…えっ…?どういう事?」
どうして自分はこんな場所にいるのかわからないため、私は辺りを見渡しながら悩んでいるとクスリとマーガレットが笑っていた…いや、だからね…?私にはサッパリとわからないのよ…?
マーガレット「ウフフ、失礼致しました。余りにも焦っていましたので…大丈夫です。此方は夢の世界ですので現実の貴女は寝ています。」
ほむら「夢…?それなら良かっ…いいえ、良くないわ!どうして私は呼ばれたの!?」
イゴール「実は、私たちが頼んだ方に言われましてね。アナタから話をされないのは何故か…と…」
ほむら「話し…?」
マーガレット「忘れてはいないと思いますが早めに全てをあの人にしていただかないと取り返しがつかない事がおこります。」
取り返しがつかない事…まさかまどかが契約してしまうとか!?それともさやかが契約して魔女になる?巴さんがインキュベータに魔法少女の事を聞いて絶望して魔女になるとか?……そうなったら全てが絶望的だわ。
イゴール「期間を言いますのでそれまでにアナタの全てを話、この部屋に来てくだされ。さすればアナタが望む希望に一歩近付くでしょう」
何だか体が軽く感じる。もしかして夢から覚めようとしている?イゴールの言葉に質問仕様としても口が開かなくなっている…どうしよう、何時までなのかわからないわ!
マーガレット「期間は現実の世界で六月十七日になりましたら此方に呼びます。万が一話しておりませんでしたら貴女に渡した力、世界を戻します。」
"力と世界を戻す"
世界は一年の期間の事よね?それなら力ってなにかしら…?まだ私が知らないシステムがあるみたいだわ。
イゴール「それでは、よい旅路を……」
六月十一日(月) 曇り
ほむら「………」
目が覚めると同時にアラームが鳴った。着替えるため、クマさん柄のパジャマのボタンを外しているとボンヤリとする視界に何かが移った…
魔力を瞳に移し、視界を正常にしたら勉強机の上に本が置かれている。
ほむら「ザ・漢~男の中の漢になろう~…なにこれ…」
私にはそんな趣味何てない。それならお父さんの趣味…?それとも間違えて置いてしまったのだろうか。私は本を机の上に戻したらパジャマを脱ぎ捨て、制服に着替えた。
朝 学校
さやか「オッハヨー!」
生徒(女)「おはよー、さやか」
生徒(男)「ういっす」
まどか「さやかちゃんは何時も元気だね。」
さやか「それがあたしだからね!」
ほむら「その元気で勉強も頑張って欲しいわね。」
さやか「うぬぬぬ」
仁美「そう言えば後三週間程で中間テストですわね。」
さやか「なん……だと…」
ほむら「あら、そうなの。予習しときましょう」
仁美の話しを聞きながら鞄を机の上に置き、持ち帰りしている教科をしまっている中さやかがへこんでいる…
ほむら「…どうしたの?」
まどか「あのねほむらちゃん。実はさやかちゃんは英語が赤点ギリギリで今度もギリギリだったら塾に行かされるかも知れないんだって…」
仁美「塾にですか?」
まどか「うん…」
さやか「うわぁーん!塾何て嫌だよ~」
qb『それならボクと契約して天才になったらどうだい?』
さやか「まどか~」
まどか「私もわからない所があるから一緒にやろう、さやかちゃん」
さやか「おう!そして仁美とほむらはノート貸して?」
仁美「今回は私も教えますわ」
ほむら「時間が開いていたら教えてあげる。」
さやか「ありがとうみんな!」
qb『今ならもれなくキュッ!?』
マミ『キュウべぇうるさい!気が散るから外に行きなさい!』
qb『キュキュッ!?尻尾を掴まないでよマミ!キュワァー!』
インキュベーターのテレパシーを無視していたら巴マミの怒りに苦笑いする私とまどかとさやか。巴マミも大変なのね…
早乙女「はーい。チャイムはもう鳴り終わっていますよー」
さやか「あわわわ」
まどか「それじゃ!」
仁美「はい」
ほむら「ええ」
椅子に座り、早乙女先生の話しを聞きながら私は少し考えた。夢の中でマーガレットに言われた事を……
全てを話すと言うことは誤魔化しをしてはダメ…今まで私がまどかを救うために繰り返した事を洗いざらい話さないといけないなんて…
ほむら「(とても恥ずかしいわ…)」
英語教師「ハーイ。みんな元気ー?先生は二日酔いだから大声を出したら廊下に叩き出しまーす」
ほむら「(この教師知らないんだけど…)」
英語教師「今日もbe動詞の疑問文のやり方と問題を出しますので指された方は立ち上がってハッキリと答えをいいましょー。」
さやか「(当たりません様に!)」
まどか「(疑問文…まだ苦手かな)」
仁美「(えっと…it was cold~でしたら最初にwasを入れますからwas it cold~から始まるんですわ…)」
英語教師「今回の疑問文の問題はこれです。was makoto to surprised then. この疑問文を日本語に訳してくださーい」
ほむら「(疑問文……)」
英語教師「あー、頭痛いしもうシンキングタイムはしゅーりょー。それじゃあ何か余裕な態度をしていた暁美さん!答えをどうぞ!」
ほむら「は、はい…!(三つ浮かんだ中の候補から>>146さん。私に知恵を下さい!)」
1.マコトは何をしていましたか。
2.マコトはその時倒れていましたか。
3.マコトはその時驚いていましたか。
ほむら「えっと…答えは……」
3
ほむら「その問題の解答は、マコトはその時驚いていましたか。です」
英語教師「…実にその通りです!正解した暁美さんには銀の天使を差し上げまーす。はい、どうぞ」
ドキドキしながら答えを言うと当たっていたみたいで良かった。ホッと一息を吐き、椅子に座ると先生が何かのカードを持ってきて私に渡してくれた…何のカードかしら?
英語教師「暁美さんはこの銀の天使を知らないので説明しますねー。この銀の天使を十枚集めたらこちらの金の天使と一枚交換出来まーす。」
ほむら「あの、先生…金の天使は何枚集めるんですか?」
英語教師「金の天使は七枚集めると商店街の七福屋で物々交換が出来るのよー。銀の天使は買い物するときすこーしだけ安くなるのよー」
羽が銀色の天使のイラストが描かれているペラペラなカードを受け取ると先生は問題の解説を始めた。このカードを集めないといけないみたいだわ。
知識が上がった。知識が"広め"になった。
放課後
さやか「んあー、やっと授業が終わったー!」
仁美「先程までグースカ寝ておりましたわ」
さやか「ね、寝てないよ!?」
仁美「涎が机に垂れていますわよ?」
さやか「えっ!?うそぉー!まどか、ティッシュ頂戴!」
まどか「ティッシュ?うん良いよ、はい」
さやか「サンキューってあれ?涎なんか付いてない?」
仁美「さやかさんの涎は私が舐めとりましたわ」
さやか「えっ?」
仁美「ウフフフ、実は嘘です。本当は涎何て最初からありませんわ。」
さやか「…なん…ですとぉー!?待て仁美ー!ほっぺたつねつねの刑をしてやるー!」
会話を聞きながら私は鞄に教科書、ノートをしまいながら放課後をどう過ごすか考えている…
1.まどかと帰る。
2.さやかと帰る。
3.仁美と帰る。
4.巴さんと帰る。
5.みんなで帰る。
6.鳴上悠を探す。
ほむら「(んー、>>150さんに任せようかしら。)」
6
仁美「ウフフ、私は捕まりませんわー、まどかさん。背中借りますわ。」
まどか「えっ?えっ?」
さやか「まどか!仁美を渡して!」
仁美「シクシク、さやかさん嫌いですわ(まどかの声)」
まどか「(仁美ちゃんの声マネはいつも上手いなー)」
さやか「まどか?いや、違う。これは仁美の物まねだ!」
仁美「くっ当たりですわ…!いひゃ、いひゃいれふー!」
さやか「ほーれほーれ、」ギュー
まどか「あはは…あっほむらちゃん!」
ほむら「あら、どうしたのまどか」
まどか「もう帰るの?もし良かったら一緒に帰らない?」
ほむら「一緒に…?ごめんなさい、今日はちょっと用事が…」
まどか「そうなんだ…それじゃあまた明日ね。ほむらちゃん」
ほむら「ええ、また明日。まどか」
さやか「じゃあねー、ほむら!」
仁美「うぅ、頬が痛いですわ…また明日ですわ、ほむらさん。」ヒリヒリ
ほむら「また明日。さやか、仁美。」
三人に手を振り、教室から出た私は鳴上悠を探すため色んな場所を探したが全然会えないでいる…鳴上悠はどこにいるのだろうか…
ほむら「(商店街も病院も河原も探してもいないなんて……)」
私は暗くなり始めた空を見上げた…あと少しだけ探しに行こう。最初に出会った神社はまだ行ってないから行ってみましょう。
ほむら「…久しぶり…」
キツネ「コン」
ほむら「この上にいるかしら?」
キツネ「……」タタッ
ほむら「…わかったわ」
階段にいるキツネに話しかけると階段を駆け上り出したため、私は長い階段を登りだした。
あのキツネがいるなら多分鳴上悠も居ると思い、階段を登り終わると赤い髪が風で揺れている人物が目に映った。
???「……モモ…」
ほむら「……(どうして貴女が此処にいるの!?)」
キツネ「コーン!」
???「っ!な、何だよキツネ…へぇー、こんな場所に人を連れてきたのか。偉いじゃんお前」ナデナデ
キツネ「コン!」
キツネを撫でる貴女を見て気付いてしまった…目が若干赤くなっているのがわかった私は近寄り、ポケットからハンカチを取り出し差し出した。
ほむら「どうぞ…」
???「…ハンカチなんていらねーよ」
ほむら「良いから使いなさい。多分水道があると思うから」
???「だからいらねーって!」
ほむら「そんな赤い目をした貴女をほっとけないの。嫌なら私が帰った後に冷やしなさい…」
突き返す手のひらにハンカチを握り締めさせて帰ろうとしたらキツネが階段の方に向かって一声鳴いた。
ほむら「…鳴上悠」
鳴上「やっぱり此処に居たのか…後ろの子は友達か?ほむら」
???「ちっげーよ!…アタシは今から帰る所。それとハンカチありがとな…」
ほむら「いいえ、また会えたとき返してくれれば良いわ。」
???「わかったよ。それじゃあ…」
鳴上悠とすれ違い、駆け出した。私は何だか直ぐにまた会える様な気がしている…こんな感じはもうないと思っていたのに…
キツネは鳴上悠に駆け寄ると周りをグルグル回ったら絵馬を見せてた。あの絵馬は私に見せたのと同じかしら?
鳴上「わかった。この願いは叶えておくよ」
キツネ「コーン」
鳴上「さてと…やっと俺に話す気になってくれたのか?」
ほむら「ええ、最初は貴方が私を助けてくれる人だなんてわからなかったわ。だからあの時はごめんなさい。」
鳴上「別に大丈夫だ。それにまだ俺が力になれるのかわからない…だからほむらの話しを聞かせてくれないか?」
ほむら「えっ…?話しはするけど力になれるのかわからないの?」
鳴上「あぁ、ほむらが希望を信じれば奇跡は起こるかも知れないが奇跡も希望も信じないなら何も変わらないで世界は終わりだろうな。」
ほむら「世界が終わる…」
鳴上「マーガレットから聞いてないのか?」
ほむら「えぇ…具体的にはまだよ。」
鳴上「なら俺からは言わない方が良いな…」
鳴上悠は私よりこのシステムを知っているみたいなのが良くわかった。それは当たり前かしらね…何だって一年間を繰り返したんだから…
鳴上「ほむら?考え事が?」
ほむら「…えぇ、私は貴方に全てを話さないといけないのよね?」
鳴上「話したくない部分は後で良いよ。」
ほむら「あら、そうなの?」
鳴上「あぁ、俺はただ話しを聞くだけだからな。」
ほむら「いいえ、やっぱり全てを話すわ、私がどうして繰り返したのか…」
私は鳴上悠に話した。ある友達を助けるために私は繰り返して、繰り返して、繰り返していた事を…そしてソウルジェムとグリーフシードの秘密を知り、同じ魔法少女の友達に話しても信用されずにいて、その友達が目の前で魔女になり、私の先輩が暴走した事。
ほむら「私はその時現れた魔女、ワルプルギスの夜を倒した私と彼女はボロボロになりながらお互いのソウルジェムを割ろうとしたら彼女は私を助けたのよ…自分だって辛いのに私にグリーフシードを使った…彼女は、わ、私に謝ったわ。信用、しなくてごめんなさい。そして、インキュベーターに騙された、自分を救って欲しいと…」
鳴上「………」
ほむら「それから彼女は、魔女になり…一つの世界が滅亡した…私からの話しは此処までよ…」
鳴上「辛かったな…」
ほむら「っ…」
鳴上「噛み締めて耐えるな。泣きたいときは声を荒げて泣くんだよ。」
ほむら「わ、私は…私は、な、泣いちゃ」ポロポロ
鳴上「よしよし、大変だったな。ほむら」
ほむら「う…うぅ…あぁあああぁぁ!!」ポロポロ
鳴上「我慢していたんだな…もう大丈夫だ。みんなでこの世界で終わりにしよう!」
ほむら「うわあぁああぁあ…!」ポロポロポロポロ
私は泣いた。
ずっと溜まっていた物が溢れ出て来たのか私の涙は止まらないでいた…まどかに信用されなくて、さやかの叫びに気付かないで、杏子の寂しさに無視をして、巴さんの辛さに目を背けて、私はもう無理だ。みんなを助けられない、まどかだけを救おう、まどかだけをと決めて勝手に行動していた…
みんなが私に歩み寄っても私から離れて…そして都合の良いときだけ近寄っていたなんて最低の事をしていた。
ほむら「ひっく、ひっく…」ポロポロ
鳴上「偉いよほむらは。」
ほむら「わ、私は…最低な人間よ!彼女だけを助けると決めて!最低過ぎるわ!」
鳴上「誰だってそうだ。自分だけが正しいと考える人だっているんだからほむらは正しいと俺は思うよ」
頭を優しく撫でる手つきに安心してしまう私がいる。何て優しい手なんだろう…この人を信用しても良いと私が決心をしたからなのかわからないけど頭の中で声がした。
ー我は汝 汝は我ー
ー汝、新たなる"絆"を見出したりー
ー汝、"運命"のペルソナを生み出せし時ー
ー我ら、更なる"力"の祝福を与えんー
その後何か暖かい青い光が私と鳴上悠の中に入ったのが目に移ると鳴上悠も驚いていた…これはなに?それにあの言葉は…
鳴上「……」
ほむら「なに、今の…ぺるそな…?ぺるそなってなに?」
鳴上「ペルソナは自分の中に眠っている本音と言う仮面を解き放った時になる事だよ。」
ほむら「私の本音…?」
鳴上「あぁ、ほむらはずっと隠していた本音を俺に話してくれたから仮面が外れたんだよ。」
仮面が外れた…だからさっきからスッキリしているのかしら。私は目を袖で拭いて顔を上げたら空が綺麗に見えた…
ほむら「綺麗…」
鳴上「空は俺たちを包んでくれるからな。ってもう遅いから家まで送るよ」
ほむら「また…話せるかしら?」
ほむら「…わかったわ。」
鳴上「それじゃあ、帰ろっか。」
鳴上悠と一緒に階段を下りているとキツネが下で待ってくれていた。私は頭を撫でたらキツネは葉っぱを一枚渡してくれたから受け取った。
キツネ「コォーン」
ほむら「また来るわ」
鳴上「じゃあな」
帰り道、先程の葉っぱの説明を鳴上悠にしてもらうとこの葉っぱは体に出来た傷を治してくれる葉っぱとの事だ…使い方は葉っぱを食べる、ただそれだけで傷が治るとは思わないけど私はそれを大切にしている小物入れの袋に入れた。
鳴上悠に家の前まで送って貰った私は手を振り別れてから扉を開けたら抱き締められてしまった…
夜 暁美家
ほむ母「もう!遅れるなら連絡ぐらいしなさい!」ギュー
ほむら「苦しいよお母さん」
すみません、>>160はミスりましたのでスルーして下さい。続きは↓からです。
鳴上「話せるよ。あっそうだ、コレは俺の携帯の番号だから話したい時は連絡してくれ。それとほむらはマミのマンションは知ってるか?」
ほむら「巴さんの?えぇ、何度かあがらして貰えているからわかるけど…どうしたの突然」
鳴上「また会えた時に理由がわかるよ」
ほむら「…わかったわ。」
鳴上「それじゃあ、帰ろっか。」
鳴上悠と一緒に階段を下りているとキツネが下で待ってくれていた。私は頭を撫でたらキツネは葉っぱを一枚渡してくれたから受け取った。
キツネ「コォーン」
ほむら「また来るわ」
鳴上「じゃあな」
帰り道、先程の葉っぱの説明を鳴上悠にしてもらうとこの葉っぱは体に出来た傷を治してくれる葉っぱとの事だ…使い方は葉っぱを食べる、ただそれだけで傷が治るとは思わないけど私はそれを大切にしている入れ物入れの袋に入れた。
鳴上悠に家の前まで送って貰った私は手を振り別れてから扉を開けたら抱き締められてしまった…
夜 暁美家
ほむ母「もう!遅れるなら連絡ぐらいしなさい!」ギュー
ほむら「苦しいよお母さん」
ほむ母「苦しくて当たり前。お父さんも心配して腹筋してたのよ?」
ほむら「お父さんが…?…本当にごめんなさい!」
ほむ母「わかったなら手洗いうがいをしなさい。みんなで晩御飯を食べましょう?」
お母さんに許して貰って言われた通りしてから居間に付くと今度はお父さんに抱きつかれてしまった。
ほむ父「ほむらぁー!心配したぞ全く!遅くなるなら連絡しなさい!」ギュー
ほむら「わ、わかったから、苦しいよお父さん」
ほむ父「おぉ、すまないな。さて!みんなそろったし飯にするか!」
ほむ母「はいはい、」
ほむら「うん…」
ほむ父「それじゃあ」
ほむら「いただきます。」
その日の夜、私はお風呂から上がると髪の毛を乾かさないで布団に横になると泣き疲れてしまったのか瞼が自然に閉じて眠りに付いてしまった…
六月十二日(火) 晴れ
ほむ母「おはようほむら。」
ほむら「おはようお母さん。」
ほむ父「ふぁあ、眠い……」
ほむら「おはようお父さん。今日は起きるのが早いね。」
ほむ父「んー、目が覚めてしまってな…お母さん、珈琲を頼むよ」
ほむ母「はいはい、ほむらも珈琲で良いかしら?」
ほむら「うん。お願いお母さん。」
目覚めの珈琲を飲んだ私は段々とこの生活に馴染んで来ているのが実感して来た。何時もなら私は一人で暮らしているからだ…
だからなのか私はこの暖かい空間が元からあった様な気がしている。
朝 学校
理科教師「えーっと電流が磁界から受ける力についてはもうみんなわかったよなー。中沢くん」
中沢「え…?」
理科教師「いやー、何か君を見ていると名前を呼びたくなるんだよね。早乙女先生の影響かな」
中沢「そ…そうですか…(こっちは嫌なのに!)」
理科教師「まっ中沢くんがわかっているなら転校生の暁美くんも当然わかっているよね」
ほむら「はい。」
理科教師「それじゃあこの前出した宿題の答えを聞いてくか、暁美くんからの列で行きますよ。それじゃあ暁美くん、最初の問題の答えは?」
ほむら「200maは0、2aです」
理科教師「正解。はい、次。問2、電流をはかるとき、強さが予測出来ないときは、-端子はどこにつなぐのか、また、何故それをするのか答えなさい。」
生徒(男)「え、は、はい!一番大きな端子。5a端子につないどきます、何故それをするのかは大きすぎる電流が流れてしまうと電流計が壊れてしまうからです。」
理科教師「正解。」
それから私が選んだ解答は全問正解だった。良かった、勉強しといて……
知識が上がった。
放課後 学校
ほむら「(放課後だわ、鳴上悠の所にも行かないといけないけど…まどかやさやかとも帰ってインキュベーターの事も聞かないといけないわね…)」
さやか「じゃーねー、仁美」
仁美「はい、さやかさん、サヨナラですわ。」
まどか「仁美ちゃん、また明日。」
仁美「はい、また明日ですわ、まどかさん」
ほむら「また明日、仁美。」
仁美「はい、また明日ですわ、ほむらさん」
どうやら仁美は今日、稽古があるみたいなのか先に帰ってしまった…さて…私はこの後何をしようかしら。
1.まどかと帰る。
2.さやかと帰る。
3.巴さんと帰る。
4.みんなで帰る。
5.鳴上悠と話す。
ほむら「(>>166さんが決めた道に行きましょう。)」
4
さやか「ほむら、今日は帰れる?」
ほむら「えぇ、大丈夫よ。」
まどか「それならマミさんも呼ぼうよ。」
ほむら「そうね…アレからみんなで集まっていないわね。」
さやか「ならさやかちゃんがテレパシーで呼びましょーう!」
さやかは携帯電話を取り出しながら言うけどそれってテレパシーじゃない様な気がするんだけど…支度をしているとまどかは電話の近くに耳を澄まして声を聞いている。
ほむら「どう?直ぐに来るって?」
まどか「うーん」
ほむら「何を悩んでいるの?」
さやか「えっ?だから大丈夫だと思いますよマミさん。あー、確かに今廊下に三年生の方が居ますが…マミさん!?ちょっ!…ほむほむヘルプ」
ほむら「………」
さやか「すみません、ほむらヘルプ!」
ほむら「何を助けて欲しいの?さやか」
さやか「マミさんが大変な事になりました。なので救出をおねげーしやす!」
今ならあのインキュベーターのセリフを私は言っても大丈夫だと思うわ、だけど心の内に言っときましょう。わけがわからないわ。
ほむら「さやか、ちゃんと説明を…」
マミ『いやぁああ!ヘルプミー!!』
さやか「との事です」
まどか「…電話でもこれなんだもんね。さやかちゃん」
さやか「うん…何か胸を揉まれるーっとか匂いを嗅がれるーっとか早口で言われた後に今のテレパシーだから…」
ほむら「ハァー、仕方ないわね。迎えに行きましょう」ファサ
マミ『ヘルプミー!!ヘルプミー!!私を助けて誰かrgぶあしゅadmふじこふじこctmt』
さやか「場所は二階の女子トイレだって言ってたよ!」
ほむら「わかったわ!」
廊下に出た私は魔法少女の姿になると時を止めた。この力は私の願いの対象…まどかを救いたい為に祈った願いが時を遡る事。その力は一定の時間を止める事が出来る。それしか出来ないため、私は武器を調達したり作ったりしている…
ほむら「(そう言えば最近は調達していないわね…今度の休みの日に調達しないと)」
二階の女子トイレに入ると個室の上から覗いている人がいる…これは流石に恐怖だわ。私は隣の空いている個室に入り、上から侵入したら巴マミに触れた。
マミ「いやgaっmtwなきはwda!!」
ほむら「落ち着きなさい、巴マミ」
マミ「うきゃあぁあぁぁ!ハァ、ハァ、ハァ、あ、あれ?あ、暁美さん?」
ほむら「えぇ、私よ。大丈夫かしら?」
マミ「あ、あ゛げみざぁ~ん」ガシッ
怖い目に合ったのか巴マミは私の腰にしがみつく事三分。そろそろ濁って来ているから巴マミの手を握り締め、一旦トイレから脱出した…
マミ「ごめんなさいね、暁美さん。かっこわるい所を見せてしまい…」
ほむら「かっこわるい所何てありましたか?そんな事より早く教室に非難しますよ。」
マミ「う、うん。」
トイレの時は気付かなかったけど荷物はちゃんと持っているのがわかった私は直ぐに帰れると思い、一先ず安心した。
ほむら「ついたわよ。」
マミ「………」
ほむら「……そう言えばどうして今日は三年生の先輩方が巴さんを捜していたのかしら?」
マミ「…実はーー」
ー数分前ー
マミ「ン・パカ ン・パカーいっしょにいこう♪うでをーくんでーたのしさひゃくばい♪」
qb『またその歌かいマミ。』
マミ『仕方ないでしょう、ハマってしまったんだから。ほら、キュウべぇも歌いましょう!』
qb『ボクは遠慮するよ。』
マミ『ぶー』
qb『良いから早く支度したらどうだい?鹿目まどかと美樹さやかと今度こそ帰るんだろ?』
マミ『今度こそって何よキュウべぇ。一応変な事言ったら1ティロするからね。』
qb『一週間前から誘おうとしていたじゃないギュー』
マミ『1ティロよ』
qb『ふ、踏みつけているだけじゃないかい!苦しいよ~』
マミ『ふん、キュウべぇ何て知らないんだから!』
ほむら「………」
マミ「ほ、本題は直ぐに分かるから無言で扉を開けようとしないで暁美さん!」
ほむら「……次くだらない事を言うなら私は貴女を置いて行くわ」
マミ「分かったから扉に手を掛けないで!」
ほむら「早くしなさい。」
マミ「暁美さんの意地悪……あぁ!ごめんなさい!言うから開けないで!」
ほむら「…次は無いわよ……」ガラガラピシャン
マミ「そ、それで私が帰りの支度をしていたらーー」
生徒a(女)「と、巴さん!」
マミ「あら、何かしら?」
生徒a(女)「あ、あの!揉まさせて下さい!」
生徒b(女)「ちょっと!何抜け駆けしているのよ!」
生徒c(女)「巴さん、あの二人は無視をして良いからね。」
マミ「あ、はい…」
その時の私は何を揉ませるのかで悩んでいたわ…まさか胸だったなんて驚きだったわ。だけどクラスメイトのcさんの方がもっとも大変な人だったの…
生徒c(女)「…巴さんって香水使ってる?」スンスン
マミ「えっ?使ってはいないけど…洗剤の匂いかしら。」
生徒c(女)「何だか無性に食べちゃいたいぐらい。」
マミ「えっ?えっ?」
cさんは私の髪を摘むと口に含んだの…もうそれだけで私は逃げ出すように廊下に出たわ。それがいけなかったのかいきなしaさん、bさん、cさん、そして私の友人が追い掛けて来たの…胸を揉ませて欲しい。匂いを嗅がせて欲しい。私は怖い中走って気付いたら暁美さん達の階に逃げていたわ…
ほむら「そしてさやかの電話の時に助けを呼んだのね」
マミ「えぇ…もうその時は逃げるのと助けに夢中だったから…ハァー、今日のみんなはどうしたのかしら。」
巴マミが悩むのも無理がない。突然友人やクラスメイトが変になれば誰だって逃げるのに必死になるわ……もしかしてもう魔女が現れたのかしら?
マミ「魔女の口づけかしら…」
ほむら「それしか無いわね…」シュウゥ
さやか「あ、あれ!?何時の間にかあたしの後ろにいた、何を言ってるのかわからないと思うけど…」
まどか「マミさん!無事だったんですね!」ギュム
マミ「鹿目さん…ごめんなさい、心配をかけてしまい。」ナデナデ
さやか「………」
ほむら「後でタップリと愚痴を聞いてあげるから脱出するわよ。」
さやか「ほむほむありがとう…」
ほむら「やっぱり取り消しにするわ」
さやか「うわぁーん!ごめんなさーい!」
ほむら「さやかは囮にして今は逃げるわよ。」
さやか「酷い!!」
マミ「本当は魔女を捜したいんだけど…実はソウルジェムが反応しないのよ」
巴マミも反応を示さないなら私のもやはり反応はしなかった…それなら隣街に本体がいるって言うのが納得するわね。私は廊下に誰も居ないのを確認したら来るように手を招き、三年生の方が居ないかを確認しながらやっと外に出れた。何だか長い道のりだったわ…
qb「やぁみんな、久しぶりだね。」
マミ「キュウべぇ!どこをほっつき歩いていたの!?」
qb「マミがボクを踏んでいたからだろう。まっそれより魔女が現れたよ」
さやか「魔女が……」
qb「うん、だけど隣街だからマミは退治しに行かなくて良いからね。」
マミ「今回は仕方ないわね、隣街なら」
隣街…佐倉杏子がいる街だわ。彼女のテリトリーならあと数分で口づけを付けられた巴マミの同級生は元通りになるわね…良かった。
まどか「隣街にもマミさんみたいな魔法少女がいるんですか?」
マミ「えぇ、二年前ぐらいかしら。コンビを組んでいたのだけど意見の違いで喧嘩別れしてしまったの…」
まどか「喧嘩を…」
さやか「どうして喧嘩何てしたんですか?同じ魔法少女なのに。」
マミ「…その話しはもうおしまいにしない?」
ほむら「…っ!?」
初めて見た行動に私は驚いた…以前なら答えているからだ。どういうこと?やっぱり時間軸が違うから?さやかもまどかも巴マミには触れて欲しくない話しだと理解したのか今度やるテストの話しをしながら帰った…
暁美家 夜
ほむら「ごちそうさまでした。」
ほむ母「ごちそうさま」
ほむ父「今日も美味しかったよ、母さん」
ほむ母「もう、褒めても珈琲しか出ませんよ」
ほむ父「愛情も忘れてるぞ、母さん。」
ほむ母「し、知りません!はい、ほむらも珈琲どうぞ。」
二人のノロケを見た私は寝るまでの時間をどう過ごそうか考えていた……さてと、何をしようかしら。
1.母と話す。
2.なぞなぞをする。
3.明日のお弁当のおかずを作る。
4.勉強をする。
ほむら「(珈琲が美味しいわ…>>177さん、決め手下さるかしら。)」
3
ほむら「お母さん。私明日のおかずを作りたい!」
ほむ母「ほ、ほむら!?火や包丁とか色々と使うのよ!?大丈夫!?」
ほむら「うん…あ、だけど初めてだから教えて欲しいな……」
ほむ母「良いわよ。それじゃあポテトサラダを作りましょう。」
ほむら「…うん!」
ほくほくなポテトサラダが出来た。
魚のエサが三つ出来た。
六月十三日(水) 晴れ
朝
早乙女「はい!今日の体育はドッチボールをします。そして男子の皆さん!ボールの扱いが部活をやっていないのに上手な人に嫉妬をしないように!良いですね!!」
さやか「どんな出会いをしたんだろうね…」
まどか「あははは、」
ほむら「気にしたらダメよ。」
早乙女「そこ!私語をしない!」
さやか「ひゃい!」ビクッ
まどか「ふぁい!」ビクッ
ほむら「へい!」ビクッ
仁美「(ほ、ほむらさん…へ、へいはありませんわわわわ)」プルプル
早乙女「志筑さん。何が可笑しいんですか…?」
仁美「す、すみません。」
昼休み
ほむら「(ドッチボールでまさかブリッチ避けを二回もする羽目になるとは思わなかったわ…仁美さん、恐ろしかった。そんな事より昨日はビーラーで指を少し切ってしまったけど上手く出来たわ。)」
お弁当を取り出して昨日お母さんと作ったポテトサラダの量を考えた私はみんなと一緒に食べたいけどそれほどないのを思い出した。
仕方ないわ…誰か一人と食べましょう。
1.まどかと食べる。
2.さやかと食べる。
3.仁美と食べる。
4.巴さんと食べる。
5.一人で食べる。
ほむら「(>>180さんなら誰と食べた方が良いかしら?)」
1にしようと思ったがマミさんボッチ阻止の4
私お弁当を持ち、席を離れたらまどかがお弁当を持って近寄って来てくれた。
まどか「ほむらちゃん。一緒に食べよう。」
ほむら「…ごめんなさいまどか、一緒に食べたいのだけど今日は巴さんと話しをしたいの……ごめんなさい。」
まどか「ううん、仕方ないよ。だって魔法少女同士の話しだもんね。」
ほむら「本当にごめんなさい…この埋め合わせはするわ。」
まどかの手を握り締めた私は真っ直ぐ見つめて伝えたら教室を出た…
しばらく歩いて三年生の教室を覗こうとしたら肩を叩かれてしまった。邪魔をしたかしら…
ほむら「すみま……」ムニッ
マミ「うふふ、まさか暁美さんが引っかかるとは思わなかったわ。」
指先が頬に食い込む。
私は内側から舌先で指先に触れると巴マミは離れてくれた…
マミ「うぅ、指先が…」
ほむら「自業自得よ。そんな事よりお昼を一緒に食べないかしら?」
マミ「一緒に…?わかったわ。少し待ってて」
巴マミが教室に入ると数人の人に話しかけ、お弁当を持つと胸を揉まれていた……別に羨ましく何かないわよ!
ほむら「……aaじゃないもん……」サスサス
マミ「お待たせ暁美さん。どうしたの?」
ほむら「…何でもないわ…さっ行きましょう。」
マミ「そう…」
屋上
マミ「んー、風が気持ち良いわね、暁美さん。」
ほむら「そうね…」
さて、此処からどうやってポテトサラダを食べて貰いましょうかしら。普通におかず交換で大丈夫…よね?
マミ「暁美さん?早く食べましょう。お腹ペコペコなのよ」
ほむら「え、えぇ。」
巴マミの隣に座り、包みを広げた私は巴マミのお弁当をみた。色とりどりで栄養に気を使っているのがわかる…
ほむら「(一人暮らしだからかしら…)」
マミ「ん?どうしたのかしら暁美さん」
ほむら「あ、いや…その…巴さんは栄養に気を使っているのね」
マミ「栄養…?まぁそうよね。風邪何て引いてしまったらキュウべぇや悠さん…それに友達にも心配をかけてしまうから」
ほむら「友達…?」
マミ「暁美さんには話したかしら。私は一度死んだ人間なの…交通事故でね」
私はその話しを何度か聞いた。トラックの運転ミスで衝突をした巴さんは瀕死の状態でインキュベーターと強制的に契約してしまったと……
マミ「私は助けて欲しいと願ったわ。そして私だけが助かったの…あの時、キュウべぇに、ママや、パパも願っていたら…そう考えた事が何度もあるわ…ごめんなさい。食事中なのに…」
ほむら「いえ…大丈夫だわ。だから話して。」
マミ「っ…ありがとう、暁美さん。それでさっきの友達は小学校の頃からの長い付き合いの子なの…私が両親を無くした時、一番に病院に来てくれたのが胸を揉んだ子よ。」
ショートヘヤーの人の事かしら。私は先程の光景を思い出して記憶に当てはめた…
マミ「それから放課後は家に呼んで貰ってお泊まり会とかしたわ…今は魔女の退治でなかなか遊べないんだけどね。」
友人関係は今まで知らなかったから何だか新鮮な気分でいれた…そう言えば私は自ら歩み寄る事何て無かった。
まどかだけを救おうとしていたからかしら…
それなら私は自ら歩み寄ろう…
巴さんの両手を掴んだ私は暖かい温もりと優しい表情に決心をした…この人をもうあの魔女に殺させないと…
マミ「暁美さん…?」
ほむら「巴さん、私に話しをしてくれてありがとう。だから私は貴女と一緒にこの街を守ります!」ギュッ
マミ「……うふふ、ありがとう…暁美さん。」ニコッ
ほむら「はい…!…あの、話しは変わるのだけどポテトサラダ食べてくれないかしら?初めてだから味は保証出来ないけど…」
マミ「ポテトサラダを…?わかったわ、ありがとう暁美さん。だけど私だけ貰いっぱなしは気が引けちゃうからこのタコさんウインナーと交換しない?」
ほむら「良いのかしら?」
マミ「当たり前よ。それじゃあはい、どうぞ。」
ほむら「ありがとう…こちらもどうぞ。」
ポテトサラダを巴さんのおかずがある場所に受け皿と一緒に置いたらタコの形をしたウインナーを食べてみた…うん、やっぱり美味しい。味の加減も出来ていて羨ましいわ。
マミ「ん~!美味しいわ暁美さん!とても初めてとは思わない程美味しいわ!ありがとう暁美さん。」
ほむら「私も…美味しかったわ。また交換したいわね」
マミ「えぇ、また交換しましょう暁美さん!」
それから予鈴のチャイムがなるまで私と巴さんは色んな話しをしたり聞いたりしながら昼休みを過ごした。
巴マミとの間に何かが生まれる様な気配がした。
放課後
ほむら「(いつも通りの放課後。今日は誰と帰ろうかしら)」
1.まどかと帰る。
2.さやかと帰る。
3.仁美と帰る。
4.巴さんと帰る。
5.みんなと帰る。
6.鳴上悠に電話をする。
ほむら「(>>188さん。決めて下さるかしら?)」
4
さやか「ふー、今日も疲れたー」
仁美「午後の授業は寝ていませんでした?」
さやか「ふっふーん、何と今日は寝ていませーん!えっへん。」
ほむら「当たり前よ。」
まどか「そうだよさやかちゃん」
仁美「当たり前の事ですわ。」
さやか「ぐっ仁美にまで言われる何て…シクシク」
仁美「今日は皆さんと帰れますので嬉しいですわ。」スタスタ
まどか「うん!仁美ちゃん、最近習い事がいっぱいだから本当に嬉しいな」スタスタ
ほむら「巴さんを呼んでも大丈夫かしら?」スタスタ
さやか「ちょっと!ちょっとちょっと!」
ほむら「ふるやかさん。どうしたかしら?」
さやか「誰それ!あたしの面影がないよほむーん!」
まどか「ウェヒヒ、今日も面白いね。仁美ちゃん」
仁美「えぇ、見てて飽きませんですわ。」
ほむら「良いから早く行くわよさかなさん」
さやか「ギョギョ!なんて言うかぁー!ムキー!!」
まどか「何時までもこんな風に過ごせたら良いよね。」
仁美「えぇ。」
マミ「あら、鹿目さんに志筑さん。今から帰りかしら?」
仁美「はい、お久しぶりです。マミさん」
まどか「マミさんも今から帰るんですか?」
マミ「えぇ、そうよ。」
ほむら「それなら都合が良いわね。」
マミ「何の都合かしら?」
ほむら「巴さんも呼んでみんなで今日は帰ろうと話していたからよ。」
マミ「あら、そうなの?それじゃあお言葉に甘えようかしら。」
さやか「まままってよー、まだあたし靴履いてないよ!」
まどか「ちゃんと待つから焦ると転んじゃうよ?さやかちゃん」
さやか「大丈夫大丈うわっ」コケッ
仁美「さやかさん!」ガシッ
まどか「さやかちゃん!仁美ちゃん!」
ほむら「まったく、危ないわ。」
マミ「危ないわよ。」
少し後ろにいるさやかがネタなのか段差に躓くと近くにいた仁美が手を伸ばしてさやかの腕を掴んでいたけどもしかしたら二人して転ぶと思った私も駆け出してさやかと仁美の体を前から支えていたら隣には巴さんがいた。
まどか「大丈夫!?」
さやか「あ、あははは…寿命が縮みました。」
仁美「私もですわ。ほむらさんとマミさんが居て助かりましたわ」
マミ「二人に怪我が無くて良かったわ。」
ほむら「前を見て歩きなさい、さやか。」
さやか「は、はい…仁美、マミさん、ほむら。ありがry」グゥ~
お腹の音に巴さんが噴き出すと巴さんのお腹も鳴るとみんなして笑っていた…あぁ、こんな平凡な日常があるなんて…幸せだわ…
まどか「ティヒヒ、私も少しお腹が減っちゃった」
仁美「私もですわ。」
ほむら「それじゃあ場所はどこにする?」
私たちは三列と二列に別れて歩いていると巴さんが何かを思い出したのか「あっ」と言うと後ろを歩いている私とまどかの顔を見ながら話してくれた。
マミ「駅前に最近ケーキが絶品って噂の喫茶店が出来たみたいなのよ。その場所はどうかしら?」
仁美「それなら私も聞いた事がありますわ。紅茶もそのケーキに合う様にしていると友人が言っていましたわ。」
さやか「フムフム。よし、それなら今から駅前に向かいますか!」
どうやら場所は決まったみたいで良かった…
前の三人は何を食べようかと話している為、私も何にしようか考えときましょうかしら…
まどか「ねぇ…ほむらちゃん」
ほむら「どうしたの?まどか」
まどか「あ、あのね…少し聞いてもらってもいい?」
ほむら「悩みかしら?」
まどか「うん、キュウべぇにも言われたの…願い事を考えとく様にって」
ほむら「…願い事を…?」
あのインキュベーター、こそこそと隠れてまどかと契約をする気ね…私は今度こそ貴女やさやかを契約させたくない!いや、絶対にさせるもんですか!!
まどか「私ね…何にも取り柄がないの、さやかちゃんみたいに元気で、クラスのみんなを笑わす事も出来ないし…仁美ちゃんみたく勉強も、上品に振る舞う事も出来ないし…ほむらちゃんみたく、運動神経が抜群に良くなくて、寧ろ鈍いし…マミさんみたく美人じゃなくて平凡だし……だけど、キュウべぇは私には魔法少女の素質があるって…こんな私でも救えるならって考えちゃうんだけど…ほむらちゃん、私はどうしたら良いかな?」
ほむら「>>194」
私は今のまどかが好きよ。だからそんなに自分を悪く言うのはやめて
(´・ω・`)まだかな
qb!qb!qb!qbぅぅうううわぁああ ああああああああああああああああああああ ん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああ ああああ!!!qbqbqbぅううぁわぁあ あああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハー スーハー!スーハースーハー!いい匂いだ なぁ…くんくん んはぁっ!キュゥべえたんの純白の毛皮をク ンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁ あ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モ フモフ!皮皮モフモフ!カリカリモフモフ… きゅんきゅんきゅい!! 4話bパートのqbたんかわいかった よぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああ ああ!!ふぁぁあああんんっ!! さやか契約してくれて良かったねqbたん! あぁあああああ!かわいい!qbたん!かわ いい!あっああぁああ! 予約数も上がってきて嬉し…いやぁああああ ああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃ ああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!アニメなん て現実じゃない!!!!あ…アニメも漫画版 もよく考えたら… qbちゃんは現実じゃない?にゃああ あああああああああああん!!うぁああああ ああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああ ああああああ!!はぁああああああん!!見 滝原ぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なん かやめ…て…え!?見…てる?opのqb ちゃんが僕を見てる? opのqbちゃんが僕を見てるぞ!qbちゃ んが僕を見てるぞ!コミック版のqbちゃん が僕を見てるぞ!! qbちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よ かった…世の中まだまだ捨てたモンじゃない んだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはqb ちゃんがいる!!やったよまどか!!ひとり でできるもん!!! あ、コミックのqbちゃあああああああああ あああああん!!いやぁあああああああああ ああああああ!!!! あっあんああっああんほむほむぅううう う!!さ、さやか!!マミさぁああああ ん!!!上條さぁあああんんん!!! ううっうぅうう!!俺の想いよqbへ届 け!!見滝原のqbへ届け!
かなり遅れてすみません。1です。話しがやっと浮かびましたので載せます。
>>195さん
ほむら「のっぴょっぴょーん」
まどか「…………」
ほむら「ごめんなさい…」
>鹿目まどかとの絆に溝を感じた…
まどかとの出来た絆がなくなりアルカナ発生が難しくなると思います。「のっぴょっぴょーん」じゃなくて本当に良かったです。>>194さんありがとうございます!!
>>196さん
今から少しずつ載せます。待たせてすみません。お詫びにこの子をあげます。┌(┌^o^)┐「ホモォ…」カサカサ
>>197さん
qbよりこの子を拾ってあげて下さい。
┌(┌^o^)┐「フヒヒwwwwww」ジュルジュル
ダメな文章に支援などして下さりありがとうございます。それでは載せます。
ほむら「私は今のまどかが好きよ。だからそんなに自分を悪く言うのはやめて」
まどか「…ありがとうほむらちゃん、何だかモヤモヤした気持ちが少しだけ和らいだ気分だよ。」
ほむら「それなら良いわ。」
まどかの悩みを聞いた私は一先ずインキュベーターとの契約を一時的に阻止したと感じた…後はさやかと上条恭介との恋愛を解決しないといけないわね…
ほむら「(恋愛事なんて苦手だけど仕方ない。腹を括って考えましょう。)」
さやか「あはははっ仁美ったら」
仁美「もう、そんなに笑わなくてもよろしくて!」
さやか「だ、だって…しゃもじを持ってくるなんて…ぷははは!」
仁美「うぅ~!怒りますわよさやかさん!」プンスカ
マミ「わ、笑い過ぎよ美樹さん。」プルプル
仁美「もう!マミさんもですわ!」ポカポカ
マミ「うふふ、ごめんなさい志筑さん。」
仁美「うぅ…し、仕方ありませんわね。マミさんは許します。」
さやか「あれ?あたしは?」
仁美「謝っていませんからダメですわ。」
さやか「ごめんなさーい」
仁美「棒読みの様な気がしますわ。」
さやか「よし!まどかとほむらに教えよう。まどか、ほむら」
まどか「なに?さやかちゃん」
少し距離が開いているけど笑い声や話し声が聞こえている。だけど何に対して笑っているのか解らない私とまどかはさやかに呼ばれた為、駆け足で駆け寄った。
さやか「聞いてよまどかー、ほむらー」
まどか「何かな?」
仁美「だ、ダメですわ!さやかさん!」ポカポカ
さやか「ぬははは、そんなぬるい叩きはこのさやかちゃんには効きませんよ~」
マミ「美樹さん。志筑さんをからかうのはその変にしましょう?」
仁美「からかっていましたの…?」
さやか「あちゃー、バレたか」
仁美「からかわないで下さい!」
ほむら「つまり話しはまた今度って事かしら?」
さやか「後で話すよ」
まどか「良いのかな…?」
仁美「ダメダメダメですわ!まさか塾でシャーペンと思って書いていましたらしゃもじだったなんて恥ずかしいですわ!」
………聞かなかった事にした方が良いのかしら?まどかの顔を見たらポカーンとしているし。仁美はドジッ子だったかしら?
仁美「それに気付いたのが一時間後なんて恥ですわ…あ、あれ?」
こちらを見る仁美に思わず顔を背けてしまった…反射は怖いわね。
チラリと仁美を見るとやはり恥ずかしいのか顔が赤くなっている…
仁美「もう帰りたいですわ…」ズーン
マミ「落ち着いて志筑さん。ねっ?」ナデナデ
さやか「仁美が落ち込む姿何て初めてみたよ」
まどか「私も…」
ほむら「もう後ろは見ないで行くわよ。新しい店ってあれかしら?」
マミ「えぇ、喫茶店ワンダ。あれね」ナデナデ
仁美「マミさん…あ、あの。もう頭を撫でるのは…」
マミ「落ち着いたかしら?」
仁美「はい。ありがとうございます…」
ーカランカラーンー
扉を開くとジャズみたいな曲が流れている…カウンターの中には大きな体で動いている女性とお盆を持ち、働いている女性の二人と数人の客しか居ないのがわかった。
さやか「何か思っていた喫茶店と違うね」
まどか「うん…だけど良い匂いがするね。」
マミ「あら、本当だわ。甘い匂いの中に珈琲の匂いもするわね」
仁美「のどかな雰囲気ですわ」
???「あら、いらっしゃい。フローラ。お客さんだよ」
???「偶にはお母さんが接客してよ」
???「ワタシは料理や飲み物を作るから出来ないのよ」
???「もう!いつもそればっかり…いらっしゃい。空いてる席に座って下さいね。」
私達は窓際に座るとメニュー表を眺めた…チーズケーキに抹茶、アップル。色んなケーキがあって悩むわね…
さやか「へぇー、朝にはモーニングセットがあるんだ。うわっ!なにこの美味そうなショートケーキは!」
マミ「あら、本当に美味しそう。抹茶ケーキにしようと決め手いたのに悩むわ」
さやかとマミが隣同士でメニューを見ているとまどか、仁美も私を挟んでメニュー表を見ながらどれにするか悩んでいた…確かに写真のも美味しそうだけどこの新メニューも頼んでみたいわ…
仁美「ん~、ミルフィーユかレモン…ブルーベリーも美味しそうですわ」
まどか「このモンブランも美味しそうだよ仁美ちゃん!ほむらちゃん!」
ほむら「チョコレートも美味しそうよ。」
まどか「んー、どれにしようか悩んじゃうよ~」
ほむら「それじゃあ私はチョコレートを選ぶからまどかはまどかが食べてみたいのを選んだらどうかしら?その後食べ比べをすれば二度美味しいと思うんだけど」
まどか「流石だよほむらちゃん!よーし、私はモンブランにするね。」
さやか「それじゃああたしは定番のショートケーキを選ぶね。」
仁美「私はブルーベリーにしますわ」
マミ「うーん」
みんなが決まっている中巴さんはまだ悩んでいた…タルトも捨てがたいとも言っているわね。
マミ「うむむ……決めたわ。やっぱり抹茶ケーキにしときましょう。」
さやか「みんな決まったみたいだから店員さんを呼んじゃうよ。スミマセーン」
マミ「あ…待たせていたのね…ごめんなさい」
まどか「ううん、マミさんが悩んじゃうのも私わかります。」
ほむら「そうよ。私も悩んでいたけどまた次にみんなと来たときに頼んだら良いと考えたから決まっただけよ」ファサ
マミ「みんなで…?」
仁美「えぇ、テストが終わりましたら来ましょう。マミさん」
マミ「っ~!うん!うん!」
嬉しい余り、普段の先輩の姿とはまるで違うほんわかした笑顔で頷く巴さんに驚いていると恥ずかしいのか見る見るうちに赤い頬を両手で隠してしまった。新鮮な姿をみた私はジーッと見つめていると巴さんは慌て出した…
ほむら「(面白いわね)」
まどか「(ほむらちゃんがマミさんを照れさせている)」
仁美「(あんな短時間で二人の中が急接近していますわー!)」
さやか「(ケーキまだかなー)」
マミ「(わ、私を見つめて何を考えているの!?暁美さん!?)」
???「ご注文の品。お待たせいたしました」
マミ「は、はぃい!」
裏声を出した巴さんに私は我慢をしていたのに隣に座っているまどかが笑いをこらえているのか震えているのを見た私はもうダメだった。
ほむら「ふふふ」
さやか「ほむらが笑っている…」
仁美「笑顔が引きつっていますが…」
まどか「ティヒヒ、もうダメ~」
マミ「も、もう!笑わないでよ!!」
ほむら「ごめんなさい、巴さん」キリッ
さやか「キリッとすんなキリッと」
まどか「ウェヒヒ」
仁美「(まどかさんの笑い方が変わりましたわ)」
マミ「次はないからね!暁美さん。」
何とか誤魔化した私は目の前にあるケーキを食べたり、紅茶を飲んだり、みんなと一口交換しながら話していたらもう十七時を過ぎていた…
仁美「あら、もうこんな時間ですわ」
マミ「それじゃあお会計すましとくわね」
さやか「えっ?悪いですよマミさん」
マミ「先輩らしい所を見せたいだけだから気にしないで」
まどか「でも……」
ほむら「…次は私達が奢ります」
さやか「あっそっか!マミさん。次はあたし達が奢ります」
仁美「さやかさん。ほむらさんの言葉をそのまま使うのは…」
さやか「大丈夫大丈夫、バレないバレない。」
まるわかりだけどもう突っ込むのが疲れてしまうからスルーしときましょう。立ち上がり会計を済ませたマミさんと一緒に外に出て、途中までみんなと帰り別れた。
ーカランカラーンー
???「いらっしゃい。あら、キョウコじゃないの」
杏子「ハァー、ハァー、遅れてちまったかー」
???「キョウコが来たから私は花屋に行くわね。」
杏子「すみません、フローラルさん」
フローラル「良いのよ別に。あら、後ろの子は?」
杏子「ほら、前に出ろよ」
???「…ぁ……」モジモジ
杏子「お姉ちゃんを働かせてくれてる店だから大丈夫だよ。挨拶は?」
???「こ、こんにちは…」
フローラル「こんにちは、お名前は?」
???「…きょうこおねえちゃん」
杏子「すみません、こいつ人見知りで」
ワンダ「いいよ、私はワンダ。宜しくねお嬢ちゃん」
???「よ、よろしくおねがいします。」モジモジ
杏子「ハァー、ちゃんとシャキッとしろシャキッと!」
???「ご、ごめんなさい…」シュン
ワンダ「キョウコは着替えて、それとお嬢ちゃんは椅子に座ってなさい」
???「わ、わたしも…おてつだいします。」
ワンダ「それじゃあフローラルの店は少し開いてから片付けるからそれを手伝ってな」
フローラル「お母さん…もう、仕方無いわね。それじゃあ行こっか。えっと」
???「わたしの名前はーー」
暁美家 夜
ほむ父「ごちそうさまでしたっと。母さん、洗い物はやっとくから休んでなさい」
ほむ母「ありがとうお父さん」
いつも思うけどお父さんとお母さんの仲が良いのは良いんだけどこっちが恥ずかしい程仲が良すぎるわね。
ほむら「(今日は何だか疲れたから眠りましょう)お母さん、お父さん。お休みなさい」
ほむ母「あら、もう寝るの?」
ほむら「うん、ちょっと疲れちゃった」
ほむ母「そう、それじゃあお休みなさい。ほむら」
ほむ父「お休み、ほむら」
お母さんとお父さんに眠ることを伝えた私は部屋に戻り、電気を消したら布団に入った……
『インキュベーター』
体中が痛い…ソウルジェムが濁っているのがわかる。
『私のお願いを叶えて!』
ダメよまどか!貴女が願ってしまったら世界がー世界が終わってしまうわ!
『君は散々暁美ほむらに止められてもやるんだね。ボクの事を化け物呼ばわりしといていざとなったら叶えて貰おうなんてね…それでどんな願いをするんだい?鹿目まどか』
そいつの言葉に耳を向けたらダメよ!それに私言ったよね?ソウルジェムは最終的には魔女になるって言ったよ?まどか…
『その前に一つ聞かせて』
『何だい?』
『…仁美ちゃんが死んだのはキュウべぇのせい?』
志筑仁美が…死んだ?そんな話しは知らな…い…?待って、思い出した…仁美はさやかから生まれた魔女によって……
『志筑仁美は人魚の魔女に殺された。君は目の前で見ただろ?ボクが叶えてあげようとしたら志筑仁美は美樹さやかを人に戻してと言われたよ。だけど志筑仁美の願いの質量は足りなすぎて出来なかったけどね。鹿目まどか、君の質問には答えたけどまだあるかい?急がないとココが消えちゃうんじゃないかな?』
あぁ…思い出した。仁美はさやかに背中を押していたのに気付かないでいたさやかは結局魔女になってしまったんだわ…どうして前回のループを夢で今見るのかしら?
『ほむらちゃん。もう悩まなくて大丈夫だよ…今まで気付かなくてごめんね』
ダメ…例え夢でもダメよ!まどか、貴女を救いたいため私は繰り返している。それなのに…どうして貴女はいつも笑顔を私に向けるの…?どうして貴女は私や街のために命を捨てるのよ!!
『キュウべぇ、叶えて…私はーー』
だめ…だめ…ダメダメダメダメダメダメダメダメ!!止めて!
『まどかぁあー!!!』
六月十四日(木) 雨
朝 学校
ほむら「(何だか悪い夢を見たような気がするわ…内容は思い出せないけど。)」
早乙女「皆さんおはようございます!お刺身に生姜醤油をするのは先生は嫌いです!お刺身には山葵醤油をする方と付き合う様に!」
中沢「(いつも思うが先生はどんな出会い方をしているんだ?)」
早乙女「因みに中沢君!貴方は山葵醤油派ですか!?」
中沢「うぇえ!?あ、いや…その…普通です…」
早乙女「普通なら良いです。生徒aさん(女)!貴女は!?」
生徒a(女)「え、えっと…山葵醤油派です…?」
早乙女「素晴らしい!それではホームルームは終了です。日直」
早乙女先生。貴女はどのループでも男性に逃げられてしまうのね……何だか涙が出てきそうだわ。
まどか「ほむらちゃん。音楽室に移動だから一緒に行こう」
ほむら「えぇ、行きましょう」
さやか「仁美ー、あたし達も行くよー?」
仁美「わかりましたわ……あれ?」
さやか「どうしたの?」
仁美「リコーダーの入れ物が見るからに違いますわ。これは尺八の入れ物ですわ…!」
ほむら「もしかして……」
まどか「もしかするかも…」
仁美を見るとあら不思議。顔が赤いじゃありません事…と言う悪ふざけは止めといて…
仁美「恥ずかしいですわー!!」タッタッタッ
ほむら「仁美!?」
さやか「あー、多分遅れて来るから先に行こう」
まどか「うん。」
数分後。音楽室に遅れて来た仁美の持ち物にはちゃんとしたリコーダーがあった…あぁー、そういう事ね。電話をして持ってきて貰う何て流石だわ。
放課後
ほむら「(今日は仁美の尺八とリコーダーの違い以外何にも無い平凡な日常だったわ。さてと…今日は誰と帰るのかは>>215さんに決めて貰いましょう。)」
1.まどかと帰る。
2.さやかと帰る。
3.仁美と帰る。
4.巴さんと帰る。
5.みんなと帰る。
6.鳴上悠に電話をする。
6
私はずっと感じている違和感をそろそろ解決しようと鞄からメモを取り出した。
ほむら「(この番号に連絡したらあの時私と一つになったアルカナの事とこの世界の事が深く分かるのよね……)」
まどか「ほむらちゃん。一緒に帰ろう?」
さやか「おーい、帰るぞー」
仁美「あら、さやかさんは待たないんですか?」
さやか「待つに決まってるだろ~」
ほむら「…ごめんなさい、まどか、さやか、仁美。今日は大事な用事があるのよ」
仁美「用事ですか…それは残念ですわ。」
さやか「えぇー、今日はほむらも連れて行こうと思っていたのに~」
まどか「仕方ないよ、用事があるんだから。それじゃあまた明日ね!ほむらちゃん。」
三人に手を振り、教室に一人になった私は携帯を取り出し、メモの番号を入力して電話を掛けた。
ワンコール…出ない
ツーコール…出ない
スリーコール……
鳴上《もしもし》
ほむら「鳴上悠かしら?」
鳴上《その声は…ほむらか。どうした》
ほむら「貴方が言ったでしょ?電話をしてくれと…気持ちの整理が付いたから電話をしたのよ。」
鳴上《そう言えば…そうだったな。今からマミの住んでいるマンションに来てくれ。それとイゴールから貰った鍵もだ。》
この前も言っていたわね…巴さんのマンションに来れば分かるって。鍵は鞄の内側のチャック付きポケットに紐を通して繋げてあるから大丈夫ね。
ほむら「分かったわ。それじゃあ巴さんのマンションの前に付いたらまた連絡するわ」
鳴上《いや、俺がマンションの前で待ってるから大丈夫だ》
ほむら「もう付いているの!?その前に雨の中待つつもり!?」
鳴上《雨の日は主を釣りやすいからな、それにクエストもクリアしたから今の俺は雨何てへっちゃらだ。》
ぬし…?クエスト…?
何を言っているのか分からないけど早めに辿り着かないと行けないわね。私は直ぐに向かう事を伝えると通話を終わらし、変身をしたら時を止めた…
鳴上「ん?切れているな…」
ほむら「ふぅ…お待たせ」ファサ
鳴上「え?!」
ほむら「これが私の能力よ。」
鳴上「そうか」
ほむら「(納得するのが早いわね…)」
鳴上「それじゃあマーガレットとイゴールに会いに行くか」
ほむら「ちょっと待ちなさい!ハァー」
スタスタと先に行く鳴上悠の後を追い掛け、エレベーターで巴さんが住んでいる階のボタンを押したら数秒で付くと鳴上悠は開くボタンを押していた。
ほむら「ありがとう」
鳴上「どう致しまして。さてと…マミはまだ帰って無いと良いんだが」
ほむら「あら、どうしてかしら?」
鳴上「…行けばわかる」
無表情で話す鳴上悠に嫌な予感しかしない…例えるとループしたら既にまどかがインキュベーターと契約していてワルプルギスの夜がもう来ている詰み状態な感じだわ。
鳴上「ほむら?」
ほむら「あ、ごめんなさい…考え事してい……え?」
鳴上悠を見たら蒼い扉を開けていた…あ、あれ?私の目には扉が二つあるんだけど……
鳴上「隣がマミが住んでる家でこっちがベルベットルームに繋ぐ扉だ。」
ほむら「ベルベットルームに…?」
鳴上「あぁ、それと入る時と出る時は周りを気にしないとかなり危険だ。」
ほむら「危険って……もしかして」
鳴上「見えない人間には壁に向かって人が入って来たとか出て来たってなる」
だから浮かない顔をしているのね…確かに入る時や出る時に見られたりしたらビックリ人間になるわね。だけど彼、鳴上悠は私よりベテランのはず何だからそんな浮かない顔をしなくても良いと思うんだけど…
鳴上「前の時もだいだらの親父さんに壁から出て来るのを見られたりしたんだが今回はマミに入る所を見られてしまったんだ。」
ほむら「えっ?えっ?」
鳴上「マミに見られてしまってから少しだけ疑われている。かなり無理な誤魔化しをしたが…だからほむら、気をつけろ」
見られてはいけないのに見られてしまうなんて…鳴上悠。貴方はマヌケなのかしら?いいえ、そんな事より中に入らないと…
qb「………」
ほむら「………」
qb「…ボクは何にも見てないよ暁美ほらむ!」
ほむら「私の名前は暁美ほむらよ。鳴上悠、コイツを踏みつけなさい!」
鳴上「コイツ?」
qb「ちょっと離してくれないかい?猫見たく持たないでくれよ」ブラーン
ほむら「(コイツを殺して棄てて来ましょう)」
鳴上「ほむら。コイツってなんだ?何か持っているのか?」
ほむら「(見えていないの!?)」
qb「当たり前だろ?ボクの姿は能力がある女性か成長期中の女性しか見えないんだからね。さぁ、早く離してくれないかい?」
ほむら「…えぇ、離してあげるわ」
私は変身をしてインキュベーターを離した瞬間に時を止めると拳銃を取り出し、インキュベーターに乱射したら足で外に蹴り飛ばした。その後弾を回収してから変身を解いた。
qb「キュ…」
ほむら「…さぁ、行きましょう。鳴上悠」
鳴上「あぁ、分かった」
開いてる扉に鍵を握り締めた私は中に入った…
暫くすると聞き覚えがある音楽と人物が目の前にいた。
イゴール「ようこそ、ベルベットルームへ…」
マーガレット「お久しぶりです。鳴上悠、それと暁美ほむら。あなた達が出逢い、分かり合えたのですね。」
ほむら「えぇ……そうだわ!カードとアルカナに付いて説明してくれないかしら!?」
マーガレット「カード?貴女から生まれたカードの事ね。良いわ、教えてあげましょう。」
マーガレットは手を前にかざすと本が開き、何枚ものカードが出て来た。そのカードは光っているため何のカードなのか分からないが一つだけ絵が描かれていた…中心部に剣があり、その周りには何か黒い影が上下にいる。
マーガレット「このカードは貴女のカードです。名は"運命"。うふふっ貴女にピッタリなカードね。」
ほむら「私が運命…?」
マーガレット「えぇ、貴女は運命のアルカナですそして貴女が生み出した"絆"から生まれた事をしめします。」
ほむら「それがアルカナ…ありがとう、マーガレット」
マーガレット「お役に立てて光栄です。」
鳴上「…イゴール。今回俺が呼ばれた理由は分かったがどうしてアルカナが俺にも来たんだ?」
イゴール「ふむ、それについては説明不足でしたな。今回は特別な時間軸。言わば暁美ほむらにとっては最後の時間軸です。」
イゴール「貴方様は数多くの困難を見事クリアしましたが…暁美ほむら、貴女は何度も失敗しています。その失敗の数々は"絆"が無いと思いましてね…私は"絆"を見事作り上げた貴方様のワイルドの力を暁美ほむらに本の少しだけ分け与える為と協力を願い、貴方様を再び呼びました。」
イゴール「ですが与えるにはそれなりのリスクが有りますが…鳴上悠、そして何度も繰り返している暁美ほむらなら困難をクリア出来ると思い、やりました所…二人が同じ人物と"絆"が芽生えればアルカナが発生するとなりました。」
同じ人物と絆を作らないとこのカードは出て来ないのね……待って、私は彼女達とは同じクラスだから出来るけど鳴上悠にはリスクが高すぎないかしら?
鳴上「そうか…だから正義と女帝のアルカナは半分しか見えなかったのか。」
ほむら「貴方には他のカードが見えていたの?」
鳴上「あぁ、運命はほむらとの絆だからちゃんと見えたが他のは…イゴール。ちょっと聞きたいんだが」
イゴール「何でしょうかな?」
鳴上「今回は同級生じゃないから俺の場合はほむらとの友人とは接点がないんだが」
イゴール「……そこは貴方様のワイルドで補って下さるとこちらとしては助かりますな…」
マーガレット「申し訳ありません、鳴上悠。今回はかなり大変な役目だと私たちも悩みましたが貴方の力を信じてやりました。」
鳴上「仕方ない、やるしかないならやるか。そうだ、マーガレット。今回は君との絆は半分は見えたがもう半分を作る場合はどうなるんだい?」
マーガレット「勿論貴方と同じ様に暁美ほむらにお願いをするわ。その時が来たら宜しくお願いします、暁美ほむら。」
ほむら「は、はい。」
ニコリと笑うマーガレットから何のお願いをされるのか分からないけど覚悟だけはしときましょう。絆…そしてアルカナを出すためには私が覚悟をしないといけないと思う。いや、私が受け入れないと行けないんだわ。
イゴール「暁美ほむら」
ほむら「何かしら?」
イゴール「貴女様はもうアルカナを受け入れる準備は出来ています。ですから次からは自分に自信をお持ちになってみて下さい。さすれば道は切り開きますぞ。」
ほむら「…ありがとう、イゴール。」
イゴール「私たちは貴女の進むべき道を切り開く手伝いを少ししているだけです。…おや、新たなお客が来たみたいですな。」
動いているのが止まると扉が開いた。誰がいるのだろうか…誰なのか確認する前なその人影は鳴上悠に抱き付いた。クマの着ぐるみ…?
??「およよよ~、センセイに久しぶりに会えて嬉しいクマ~!!」
鳴上「クマ、重いぞ。」
??「クマの重さは愛の重さクマ!んむむ?センセイ、この子は誰クマか?」
私の存在に気付いたクマの着ぐるみを来た人はジロジロと私を見始めた…な、何なのいったい。
??「センセイ…もしかして逆ナンしたクマね!クマはまだ逆ナンは成功していないクマなのに…やっぱりセンセイは凄いクマ!!」
ほむら「ぎゃ、逆ナン!?なにバカな事を言っているの貴方は!」
??「クマぁ!?違ったクマか!?」
ほむら「当たり前でしょ…えっと…」
??「クマはクマだクマ」
ほむら「熊田さんね…って違うわ!どうして貴方がこのベルベットルームに入れるの!?」
クマ「クマは一度これてからこれる様になったクマ。」
鳴上「(また熊田と間違えられているが…そっとしとこう)クマ、例の物は出来たのか?」
クマ「当たり前だのクラッカークマ。センセイに渡されてから改良したこのクマ特性メガネマークツーをかければ色んな見えない物が見える様になったクマ。」
鳴上「ありがとう。これでほむらの助けにもなれるよ」カチャ
マーガレット「ブフッ」
イゴール「おやおや…」
熊田さんからメガネを受け取って付けた鳴上悠…そのメガネには鼻と付け髭が付いている。もう一目で分かるわ、パーティーグッズの鼻メガネだと…!
クマ「この子の分はどうするクマか?」
鳴上「ほむらは自然に見えるから大丈夫だな。あとコレは返すぞ。」
クマ「センセイはカンジと違って投げないけど何だか面白みがないクマね。ほい、コッチがセンセイの本当のメガネクマ!」
ほむら「(最初っから渡せばいいのでは?)」
鳴上「やっぱりしっくりくるな。」カチャ
ほむら「そのメガネには何かあるのかしら?」
クマ「あるクマよ。そしてクマが作ったクマ!」
ほむら「貴方が…?」
クマ「そうクマ。このメガネをかけるとテレビの世界の霧が晴れて見えるクマ。今はメガネは必要ないからクマが預かっていたクマ。」
クマ「そしたらセンセイが来て、このメガネを改造してくれって言われたクマはセンセイの話しをもとに作ったクマ!」
鳴上「クマの言った通りこの街には俺には見えない"何か"があると思って改造を頼んだんだ。これでほむらが見ているのがわかるって事だ。」
ほむら「見えても貴方が戦えるとは思えないのだけど…」
素手で使い魔を殴るのかしら?それとも何か対策があるのかしら?
後で聞く事にしときましょう…熊田さんは鳴上悠と話した後およよ~っと言うとドアを開けて出て行ってしまった。
イゴール「さて、今話せる事は此処まででございます。」
鳴上「わかった。」
ほむら「わかったわ」
マーガレット「それでは、また出会いましょう。」
目の前が暗くなったと思うと蒼い扉が私の前に現れた…私は鍵穴に鍵を差し込み、回したら扉が開いた…
ほむら「………」
鳴上「………」
結構時間が立っていると思っていたのにまだ時間は十六時過ぎているだけだ…雨は来た時と同じ様に降っている。あの中に入っていると時間は進まないで良いのかしら…?
鳴上「(さてと…俺は明日からメガネを掛けて試してみようかな)」
ほむら「鳴上悠…今日はありがとう。それからこれからも宜しくお願いするわ」
鳴上「あぁ、俺もだ。」
>運命がランク2に上がった。
ほむら「(ランク2って…)」
鳴上「(俺を信用してくれたからか絆が増えたか…良かった)」
ほむら「それじゃあ鳴上悠。また会いましょう」
鳴上「…わかった。また連絡してくれ」
話し声が聞こえて来た私は鳴上悠に別れを告げたら変身して時を止めると飛び降りた…
さてと、明日からは絆を…いいえ、私から作っていた壁を無くしてみんなとちゃんとした"親友"になりましょう。
鳴上「早いな…」
マミ「悠さん?」
まどか「誰かな?さやかちゃん、仁美ちゃん。」
さやか「マミさんの知り合いかな?」
仁美「マミさんに聞いてみますか?」
鳴上「マミ、お帰り。後ろにいるのはお友達か?」
マミ「う、うん。鹿目さん、美樹さん、志筑さん。紹介するわね。今一緒に暮らしている鳴上悠さん」
鳴上「マミがお世話になっています。」
さやか「いやいや、あたし達の方がお世話になってますよ~、あっあたしの名前は美樹さやかです。」
まどか「私は鹿目まどかって言います、宜しくお願いします」
仁美「志筑仁美と申します。あの…マミさんと名字が違いますが…」
鳴上「俺の父さんとマミの親戚と知り合いなんだよ。それで一人暮らししているマミが心配だからって俺が来たんだ。」
仁美「そうだったのですか…」
マミ「うふふ、私もつい最近それが分かったのよ。不思議よね…くしゅん」
鳴上「大丈夫かマミ。雨に濡れたのか?みんなも寒かっただろ。温かい飲み物を用意するから中に入りなよ。」
まどか「それじゃあお言葉に甘えます。」
さやか「お邪魔しまーす!」
仁美「お邪魔しますわ。」
マミ「すみません、悠さん。突然で…」
鳴上「大丈夫だよ。だからそんなに俯かなくて良いよ」ナデナデ
マミ「あ、ありがとう…お兄さん。」
暁美家 夜
ほむら「(ご飯もお風呂も済ましたし…今夜は何をしようかしら。)」
1.明日のおかずを作る。
2.部屋で試験勉強する。
3.なぞなぞをする。
4.就寝する。
ほむら「(>>233の方、お願いするわ。)」
1
また遅れてすみません……
ほむら「(冷蔵庫の中身をみたら玉ねぎやジャガイモなどがあるわね…)」
ほむ母「あら、どうしたのほむら?」
ほむら「あ…お母さん、私明日のおかずを作りたいんだけど……」
ほむ母「あら、それならお母さんも手伝うわ。」
お母さんは嬉しいのかニコニコ笑っている。
この前のポテトサラダは巴さんに褒められて嬉しかったからかしら?おかずを作りたいと思ったのは…
ほむ母「うふふ、何にしようかしらね」
冷蔵庫の中身を確認したお母さんは材料を取り出すと私を呼んだ。私は近寄ると材料を見た…先程みたジャガイモや玉ねぎ、人参などもある…
ほむら「これで何を作るの?」
ほむ母「肉じゃがよ。おかずに入れても美味しいからね。」
ほむら「肉じゃが……私でも作れるかな?」
ほむ母「まだ始めたばかりだからお母さんも手伝います。だから頑張りましょう、ほむら」ナデナデ
ほむら「うん…」
優しい手で撫でられた私は嬉しかった…そんな思いを胸に閉まって髪の毛を一つに結わき、エプロンを着た。よしっ!美味く作るわよ!
ほむ母「(ほむらがやる気をだしているわね…よしっ!私も負けてられないわ!)」
>愛情たっぷりの肉じゃがが完成した。魚の餌が三個できた。
六月十五日(金) 晴れ
昨日の雨が嘘みたいに晴れている…気持ちのいい朝だわ。さてと、窓際にいる白い悪魔を排除しましょうかしら…
qb「はむはむ、肉じゃがさいこry」ガチャリ
ほむら「なに魚の餌を食べているのよ。消えなさい」
qb「それならその物騒な物をしまってくれないかい?」
ほむら「窓から投げれば消えるかしら」
qb「ボクを投げたらマミに言い付けるよ。」
ほむら「よいしょっと。」
qb「キュップーイ!!」
魔力を使ってかなりの豪速球で投げた私は窓をしめて部屋を出た…
何しに来たのかわからないけどあいつに関わるとロクな目に遭わないのは分かっているから対処しといて良かった。
朝 二時間目
国語教師「はい、次は中沢くん。呼んで下さい」
中沢「は、はい。《夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ。蛍の多く飛びちがいたる、またただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くもをかし。雨など降るもをかし》」
国語教師「意味は夏の夜、月の出ている頃はいうまでもなく綺麗だと言うことだ。やみもなほの"やみ"は月が出ている時の事で"なほ"はやはり…との意味だ。つまり最初の文を今風に例えると《夏の夜、特に月が出ている夜はやはり綺麗》になる。」
さやか「へー」
まどか「最初の部分だけ聞くとロマンチックだなぁ。」
国語教師「此処まではわかったか?次に進むぞ。蛍の多くとびちがいたる。まぁ蛍がたくさん乱れ飛んでいるとの事だ。そのあと一つ二つは一匹二匹と覚えとけばいいかな」
ほむら「(やはりこの先生はわかりやすい説明ね)」カリカリ
国語教師「ほのかにうち光て行くもは光って飛んでいる事だ。そして雨など降るも"をかし"とあるな。」
国語教師「そして思った事で良いからこの"をかし"を今の様に伝えるにはどんな言葉と思うか…えーと、暁美さん。答えてくれないか?」
ほむら「は、はい。("をかし"の意味は…えーと…)」
1.美しい事
2.綺麗な事
3.眩い光の事
ほむら「(ごめんなさい、>>238さん。この答えわかるかしら?)」
1!
だった希ガス
ほむら「美しい事…でしょうか?」
国語教師「暁美さんは良く勉強していますね。"をかし"の意味は暁美さんが言った通りです。より詳しく説明すると明るく、輪郭がはっきりした美しさについて言うことがこの時代での表現にはは多かった様です。それでは次の文章はーー」
ほむら「(どうやら正解したみたいね…良かったわ。)」
>知識が上がった。
昼休み
ほむら「(さて、今日のおかず…肉じゃがを誰かに食べて貰いたいわね。誰にしようかしら…)」
1.まどかと食べる。
2.さやかと食べる。
3.仁美と食べる。
4.巴さんと食べる。
5.一人で食べる。
ほむら「(>>240さんに決めて貰いましょう)」
2!
連続でとるのっていいのかしら
>>240さん、多分大丈夫だと思います。私が遅いのがいけないだけですので…続きを載せます。
さやか「いやっほーい!お昼だぁー!」
まどか「ティヒヒ、さやかちゃんは本当にお昼休みが大好きだね」
さやか「だってご飯も食べれるしお喋りも出来るんだよ!?」
仁美「いつもお喋りしていますが…」
さやか「まま、それはそれとしてご飯食べよ!」
まどか「あ、私保険委員で集まるから先に食べてて。」
仁美「私は今日マミさんと二人だけで食べますし…」
さやか「えっ…そ、そんな……」
さやかだけを誘おうとしているとまどか、仁美は用事のために教室を出て行った…今誘っても平気そうね。
ほむら「さやか、私と一緒に食べない?」
さやか「ほ、ほむほむー!!お前はあたしの親友だぁー!」ギュー
ほむら「くっ抱きつくな!」
さやか「この可愛い奴め~」ナデナデ
ほむら「…ハァー、良いから食べに行くわよ。」
さやか「あ、はーい。」
屋上
私は昨日お母さんと一緒に作った肉じゃがをさやかと一緒に食べた。いや、一緒にって言うか…半分奪われたと言った方が良いわね……
さやか「んまー!肉じゃがんまーい!!ほむらは料理まで出来るのかよ。」
ほむら「お母さんと一緒に作ったのよ。」
さやか「ふーん、だけどほむらは凄いよ!だからもう一つ頂戴~」
ほむら「ダメよ。私のおかずが減るでしょ」
お弁当をさやかから距離を離した私はもくもくとおかずを食べた…うん、やっぱり美味しいな。
さやか「ごちそうさまっと」
ほむら「ごちそうさま。」
さやか「……ねー、ほむら。魔法少女になると願いは一つだけ叶うって…」
ほむら「止めときなさい。」
さやか「えっ?」
さやかの願いを知っている私は止めるように言った…だけどさやかは止めないだろうと僅かでも思ってしまう自分がいる。
ほむら「(この時間軸ではみんなをあのインキュベーターから助けるのが私の願い何だから強気で止めないと…!)」
さやか「何で願いを叶えちゃ駄目なのよ?」
ほむら「…さやか。貴女の願いはなに?どうしても叶えないといけない事?」
さやか「……笑わない?」
ほむら「私が笑う事なんてあるかしら?」
さやか「余りないな…んー、だけどやっぱり言いづらい…」
幼なじみの腕を治す事が言いづらいのならその願いを無くなって欲しいわね…だけどさやかはどの時間軸でも一番に上条恭介の腕を治す事を願っている。時たま告白する勇気を願うけど…
ほむら「それなら放課後とかに話す?」
さやか「放課後…うん!そうするよ。それなら放課後あたしに話し掛けて。それじゃあ」
さやかはお弁当箱を纏めると扉を開け、屋上から去っていった。さてと…私もそろそろ戻ろう…
階段を下り、二階に付いた私が教室を目指していると廊下からまどかが走ってやって来た。
まどか「あっ!ほむらちゃん!やっと見つけたよ~」
ほむら「どうしたの?まどか…私を探していたようだけど…」
まどか「あ、あのね…放課後もし良かったら二人だけで帰らない?あっダメならまた今度で良いからね!それじゃあ。」
早口で伝えたまどかに私は返事をする前に走って行ってしまった…さてと…今日の放課後はどうしようかしら。
放課後
ほむら「(今日は本当にどうしましょうかしら。)」
1.まどかと帰る。
2.さやかと帰る。
3.仁美と帰る。
4.巴さんと帰る。
5.一人で帰る。
ほむら「(>>246さんに運命を託すわ。)」
2
私はまどかとはまた別の日にしてもらいさやかを探した…教室にはいないため、三階を探したが見当たらない。
ほむら「(全く…どこにいるのよ)」
屋上に登った私はもしいなかったら隣の棟に行こうと考えながら扉を開けるとさやかが座っていた…全く、どうして貴女は居場所を伝えないで待ってるのよ。
さやか「あー!やっと来たかー」
ほむら「全く…場所ぐらい言いなさい」
さやか「あははは、悪いねほむら。それじゃあ帰ろっか…」
河原
さやかが遠回りをして帰りたいと言うため河原まで来た。見滝原で唯一ある河原…前まではあったかしら?それは置いといて話しを聞きましょう。
ほむら「さやか…お昼の時、話せなかった話しをそろそろしてくれないかしら?」
さやか「あ……うん。」
さやかは草木に座るため私も隣に座った…より詳しい話しが聞けるだろうと考えているけれど……もし普通に知っている話しだったらどうしようかしら。
さやか「ほむらはあたしの幼なじみが居るのは知ってるかな?」
ほむら「まどかじゃなく?」
さやか「うん…あたしには男の子の幼なじみがいるんだ…その人…上条恭介って言うの」
上条恭介。
事故で指が動かなくなり、医者からは二度と動かないっとさやか本人から聞いたわね。此処は知っている振りをした方が…いや、やっぱり知らない事にしよう。
ほむら「その上条恭介がどうかしたの?」
さやか「恭介はあたしを庇って事故に合ったの…」
ほむら「さやかを庇って…?」
さやか「うん……」
>過去
さやか『恭介ー!早く来ないと映画が見れなくなっちゃうよ!』
上条『そんなに焦らなくても見れるよ、さやか』
さやか『それでも早く行って飲み物やポップコーンを買わないと。』
上条『はいはい。』
あたしは恭介と一緒に映画を見る事に嬉しかった。誘うまで何回もまどかと練習をしたからだ…そしてついに春休みになり、あたしは恭介のヴァイオリンの練習が終わった頃を見計らい恭介を誘った。
さやか『(えへへ…嬉しくてにやけっ面が止まらないよ)』
上条『さやか、にやけ過ぎだよ。そんなに楽しみなの?映画』
さやか『うぇえ!?あ、あぁ、うん!楽しみなんだ』
上条『そっか。だけど気をつけて歩こうか』
恭介は普通にあたしの手を握った。ただ、転ばない為だけなのをわかっているけどあたしは嬉しかった…もう死んでも良いぐらい…それ位嬉しかった。
上条『あ、赤信号だ。』
さやか『そ、そうだね…』
あたしは信号を見たあと歩道を見ると一匹の猫がヨロヨロと歩いているのが見えた…あたしの体はとっさに動いていたのがいけなかったのかな…
さやか『危ない!』ダッ
上条『さやかぁー!!』
一匹の命と引き換えに仕様としたあたしがいけなかった…衝撃がくるだろうと思っていたけれど押されたあたしはただ、バランスを崩しただけですんだ。
そして押された場所を見ると赤く染まる恭介の姿が見えた…
上条『さ……か…』
さやか『恭介!どうしてあたしを!』
上条『怪我…は…』
さやか『あたしとこの子も大丈夫だよ…だ、だけど…恭介が…』ポロポロ
上条『…よか…た……』
恭介はあたしの涙を赤く染まった手で拭ったら笑って目を閉じた…あたしは恭介がもう目覚めないのかも知れないと思うと涙が止まらないでいた…
さやか『恭介…恭介…!嫌だよ!恭介!恭介ぇー!!』
それから恭介は病院に運ばれて緊急治療室に運ばれた…一回呼吸が止まった時の音を聞いたあたしはもう生きる希望はなかったっけな。恭介が奇跡的に目覚めてから恭介はリハビリをしてやっと今、歩ける様になった…
>河原
さやか「恭介には口止めされてるんだよね…だけどほむらには話しても言いかなって思って…あはは、しみっぽくしてごめんね」
私は初めて知った真実に今までさやかに手を差し伸べないでいた過去に悔しくなった…だけどこの時間軸では私は貴女に手を差し伸べる。貴女の悩みに救って見せる!
ー我は汝 汝は我ー
ー汝、新たなる"絆"を見出したりー
ー汝、"戦車"のペルソナを生み出せし時ー
ー我ら、更なる"力"の祝福を与えんー
青白い光が私の中に入ったのがわかった私は驚いたけど冷静に落ち着かせ、ハンカチを取り出しさやかに渡した。
さやか「ほ、むら…?」
ほむら「使いなさい…それと私に話してくれてありがとう、さやか。」
頭を撫でるとさやかに抱き付かれてしまった…制服に染みが付くわね。まっ今はさやかが落ち着くまで頭を撫でていましょう…
>戦車のレベルが1になった。
暁美家 夜
ほむら「ごちそうさま」
ほむ父「ごちそうさま、母さんは休んでいなさい」
ほむ母「アナタ…ありがとう」
二人のラブラブっぷりに笑ってしまう私がいる…落ち着きなさい私。今笑っては行けないわ…
ほむら「(それにしてもさやかが落ち着くまで頭を撫でて腕が疲れてしまったわ。さてと…何をしようかしら)」
1.勉強をする。
2.なぞなぞをする。
3.お母さんとお話をする。
4.眠りに付く。
ほむら「(>>253さん、お願いするわ。)」
3
ほむ母「フフ~ン♪」
ほむら「お母さん。今大丈夫?」
ほむ母「えぇ、大丈夫よ。どうしたのほむら」
ほむら「あ、あのね…もし一つだけ願いが叶うとしたらお母さんは何を願う?」
ほむ母「(アニメの影響かしら?)うーん、お母さんはもう叶って有るから何も叶えて貰わないわね」
ほむら「えっ?何もないの?」
ほむ母「えぇ、お母さんはもう大切な宝物が二つもあるんですから。いらないわね」
ほむら「二つも…?」
ほむ母「一つはほむら…貴女がお母さんの娘として生まれて来てくれた事。もう一つはお父さんと出会えた事。ほら、もう大切な願いが二つも叶っているでしょ?」ニコッ
お母さんの優しい笑顔に私は照れくさいのか顔を少し背けてしまった…それでもお母さんは私の頭を撫でると夜も遅いから寝るように言われた私は頷いて眠り付きに部屋に向かった…
六月十六日(土) 朝
朝食を済ませた私は部屋に入ると着信が来た。携帯を開き、相手を確認した私は電話に出た。
まどか『あ、おはようほむらちゃん。』
ほむら「おはよう、まどか。」
まどか『今日は暇かな?』
ほむら「今日は特に決めた予定が無いから暇だわ。」
まどか『それなら今日遊びに行けないかな?』
断る理由もないから私は遊びに行く約束をした。…少しでもまどかを魔法少女にしない様に考えときましょう。
駅前
まどか「あっほむらちゃーん」
ほむら「おはよう、まどか。」
まどか「ごめんね、待たせちゃったよね」
ほむら「まだ待ち合わせの時間まで五分もあるから大丈夫よ。偶々私が早く付いただけだから気にしないで」
まどか「でも…」
ほむら「ほら、電車が来ちゃうから行きましょう。まどか」
まどか「う、うん!」
まどかが隣街にあるショッピングセンターに行きたいとの事だから私達はやって来た。
まどか「ウェヒヒ、ほむらちゃんと一緒に行けるなんて思わなかったよ」
ほむら「嬉しいの?」
まどか「うん!あっほむらちゃんが行きたい場所があるなら先に行くけど…あるかな?」
こんなに大きな場所だと何を見たいのか悩んでしまうわね…だけどまどかの期待には叶えてしまいたいわ。初めての友達だから…
ほむら「私は…>>258に行ってみたいわね。」
1.cdショップ
2.本屋
3.服屋
4.まどかが決めた場所(伝達力が足りません。)
4
ほむら「(私が場所を決めてまどかに引かれたりされたら嫌だわ。だからまどかが決めた場所に行きたいっと言いたいけどそんな勇気私には無いわ……)」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「ご、ごめんねまどか。私は>>260に行きたいわ。」
1.cdショップ
2.本屋
3.服屋
言えたところで結局返ってきそうではあるが…
3
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