ほむら「愚鈍なる力に抗う反逆の牙……?」 (69)



QB「またきみは時間を巻き戻すのかい」

私は答えず盾に手を掛ける

QB「きみは一体いつになれば自らの行いの無意味さに気づくのかな」

私は再び時を戻す

この結末をから逃れる為に……、





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目が覚める

また、いつもの通り病室からのスタート……、

では無い

何もない

ただ真っ白な空間が目の前にある

どこまでも真っ白な

……まさか、失敗したのか

嫌な予感が脳裏をよぎる

そんな彼女の不安を煽るように、何処からとも無く黒い影が彼女の前に現れた

恐怖、良く分からないものに対する恐怖

彼女が延々と続くループの中で埋もれていた感覚が再び顔を出す

だが、同時に、何故か、

この影からは彼女が最近では全く触れる事のなかった暖かさを感じる











この影はなに?

「……笑顔を」

不意に空間に声が響く

それは影から発せられたものなのかは分からない

だが、その声からは暖かさを感じた

声は続く

「……きみの魔法で……、みんなに………笑顔を……」

声が聞こえなくなると同時に、影から四角い何かがほむらの前に飛び出す

それは1枚のカードであった

そして、それは彼女の感じた恐怖でもあった

彼女は何かに取り憑かれたかのように、

導かれるようにそのカードに手を伸ばす

カードが彼女の指先に触れる

瞬間、

彼女の視界は唐突に暗転した

だが、暗転するその瞬間、

彼女が見たのは微笑むような影であった




ほむら「……」パチ

ほむら「おかしな夢を見たわ……」

ガバッ

ほむら(……あれは夢?今まで最初の時間に戻る前に夢なんて見たことあったかしら……)

ほむら「でも、夢だとしても笑えないわ……。こんなんじゃ、また時間を巻き戻さなきゃいけなくなるわ」

カサッ

ほむら「!?」

だが、あれは夢では無い

それは彼女の手に握られていた『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』が物語っていた

―――数日後―――

早乙女「ある日不審者に見間違えられて違うん人の名前を呼ばれながら近寄られた際にはどのように対処するのが良いのか、中沢くん!」

中沢「無言で腹パンをする」

早乙女「そうです、そこは腹パンをするのがあっていますがそれはほかの人の役目です!立って起きなさい」

中沢「なんで!?」

アハハハハハ........

早乙女「それはさて置き、今日からこのクラスに新しく転校生がはいります」

さやか「転校生は後回し……」

早乙女「何か言いましたか、美樹さん」

さやか「なにも!」

早乙女「そうですか、では入ってきて下さい」

ガララッ

ほむら「……」

カツカツ

ウワー、キレー、ビジンダナー

さやか「うわー、すっごい美人さんだね」ヒソッ

まどか「う、うん」

さやか「?」

早乙女「それではボードに名前を書いてから自己紹介をしてください」

ザワザワ

ほむら「……」スッ

カッカッカッ........

クルッ

ほむら「私の名前は……、」

シーン

ほむら「ホムラ・アケミデース」

ドヨッ!?

ほむら「趣味はコミック鑑賞デース」

ほむら「これから宜しくデース」

シーン

ほむら「……冗談です」

ドッ

ワーワー

早乙女「それでは暁美さんはあそこの席に着いて下さい」

ほむら「はい」

テクテク

さやか「中々ユーモアある美人さんだねぇ」

まどか「うーん……」

さやか「どうしたの?」

まどか「……違和感を感じたんだよ」

さやか「え」

早乙女「それでは授業を始めます。美樹さんは授業の準備を!」

さやか「は、はい!」ガタッ

アハハハハ........

まどか「……」

まどか(さっきの違和感はなんだったんだろ……)チラッ

ほむら「……」

―――休み時間―――

「どこから来たの?」「何してたの?」「綺麗だね!」「髪触ってもいい?」「72なの?」「かわいいねー」

ほむら「ごめんなさい、少し気分が悪くなったの……」

エー

ガタッ

ほむら「あなたがこのクラスの保健委員よね?」

まどか「うん……」ホッ

さやか「……ん?」

さやか「あ、なんでまどかが保健委員て知ってるの?」

ほむら「先生に聞いたのよ。少し気分が悪くなったから保健室に連れて行って欲しいんだけど」

まどか「うん、良いよ。じゃあ、行こうか」

ガララッ

さやか「……うーん。なんかこのデジャブ感」

ほむら「……」スタスタ

まどか「……」トボトボ

まどか「……もしかして保健室の場所知ってるの?」

ほむら「一応事前に把握してるつもりだけど、もし間違えていたら教えて欲しい」

まどか「うん」

ほむら「……」スタスタ

まどか「……」トボトボ

ほむら「……」

ピタッ

まどか「どうしたの?」

ほむら「ねぇ、鹿目さん」

まどか「あのね、暁美さん。鹿目さんじゃなくて、まどかて呼んで欲しいな」

ほむら「そう……。なら、まどかも私のことをほむらて、呼んで」

まどか「分かった。で、いきなりどうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「ねぇ、まどか。あなたには今大切な人がいる?」

まどか「えっ……」

ほむら「例えば、家族とか友達とか」

まどか「うん、それならみんな大切な人だよ」

ほむら「なら、その人が傷つかないようにすると約束できる?変わらないあなたのままでいれると?」

まどか「う、うん……?」

ほむら「このカードに誓っても?」スッ

まどか「……ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン?」

ほむら「どうなの?」

まどか「そ、それは……」

ゾクッ

まどか「っ!?」

ほむら「ぐっ……!」ズキッ

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「……これは忠告よ鹿目まどか。あなたが変わらないあなたのままである事があなたの大切な人達の幸せであるという事を……!」バッ

まどか「それって……」

「ハネクリボー?」


キーンコーン........

ほむら「……」

まどか「あ……」

ほむら「もう、予鈴がなったわ。早く教室に行きなさい」

まどか「え、でも……」

ほむら「保健室の場所はもう思い出したわ」

まどか「ま、また何かあったら言ってね」

ほむら「……ありがとう、まどか」ニコッ

まどか「!」ドキッ

ほむら「じゃあ、また後で……」

スタスタ........

まどか「ほむらちゃん……」

再開

>>17のsageで入れてるのは、ただ単に思いつきで入れただけで本編とは関係ありません

今後またsageで訳の分からないのを入れるかもしれませんが本編とは関係ありません。悪しからず

ボフッ

ほむら「……くっ」ギリッ

ボフッ

ボフッ

ガバッ!

ほむら「〜〜〜〜〜〜!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

ほむら「……」

ムクッ

ほむら「ぷはっ……」

ボフッ

やり場の無い思いを枕にぶつける

ワサッ........

気付かぬうちに魔力を込めていたのか、枕は破けてその中身が飛び出る

ほむら「……」

ほむら(……なんで、あんな……)

今、彼女の中に渦巻くのは自身への困惑である

また、『今日も』してしまった

ボフッ

枕の中身が更に外に押し出される

最近の彼女は、いや、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』のカードを手に入れてから、彼女に度々おかしな事が起こるようになった

そう、例えば今日の

ほむら「……なんであんなエセ外国人みたいな自己紹介をしてしまったのかしら………」

あの自己紹介は決して彼女がやろうとしたのではない

本当ならばいつも通りに済ませるつもりであった

しかし、

ほむら(また、あの感覚だった……)

ほむら「そう……、急に体を乗っ取られる様なあの感覚……」

スッ

ほむら「……このカードのせいなのかしら」

ポケットから取り出された『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』

最近の彼女の奇行はこのカードを入手してから起こった

突如今日のようにエセ外国人のような喋り方になったと思えば、カードが突然光ったその後にに顔芸をしていたり、道行くに人にいきなり別の名前を呼んだりetc........

彼女の意志とは関係無しに、それは突如として彼女を襲う。そして、体を勝手に動かす

その瞬間だけは彼女には何も出来ない

ただ、いつ、体が自由に動かせるかだけを待つだけである

ほむら「あなたは私に何をさせたいの?」

カードに問いかけても何も答えは帰ってこない

ただ、深い、黒い光を魅せつけるだけ

ほむら「ほんと、どうすればいいのかしら」

彼女に奇妙な事をもたらすカード

だが、彼女も対策をしなかった訳ではない

気味が悪くなり手にした翌日には破り捨てた

しかし、朝になると、また枕元にはこのカードがあった

その次の日も、ライターで丹念にそのカードを燃やしたはずだったのだが、翌日の朝、朝食のカロリーメイトを盾から出そうとする時に燃やしたはずのそのカードが出てきた

カードが離れない


彼女自身、このカードはただのカードでは無く、『何かが』あるのは分かっている

が、しかし、このカードには無いのである

彼女が知る異端の要素……。『何かの』の元となる要素

魔力が

だから彼女はこのカードを手放したい

もう、数えることすらやめたループの中に突如として現れた『何か』

もう、何もかもが分かった上で行動してきた筈の世界の中で、全てを狂わせる訳の分からないもの

それは、彼女に恐怖を与える

それ……、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』という『未知』の存在がある限り、彼女のこの世界における行動の全てが彼女の動きの『その後』に確定したパターンのものに、彼女の知る未来の景色にならないかもしれないからである


しかし、既にもう、彼女は今までとは違うルートを突き進め始めているのを薄々感じていた

一見すれば些細な事かも知れない最初の印象

だが、彼女の恐れているのはこの印象によって生じる『あれ』の行動

美樹さやかの動きである

とある数回の周において彼女は自分の代わりにタイプの違う人間を自分として入学させたりした

そこで分かったのは、美樹さやかという人間は最初の印象の違いで絡み方が極端に変わるということである

ほむら「様々な人間で試してきたけど……」

ほむら「こんなタイプはいなかったわ……」ハァ

魔女化という爆弾を抱えた人間の動きが読めなくなるのは痛手である。それもかなり致命的なレベルで

ほむら「目的は何か分からないけど、とんでも無いものを渡されてしまったものね……」

ノソッ

ほむら「もう、いや……」

ほむら「寝よ……」

モソモソ

ほむら「……」

ほむら「……」Zzz

そして、しょっぱなから様々な不安要素を抱えてしまった彼女は夢に逃げ込むのであった


ピカッ

コォォォォォォォオ

ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン『……』

ほむら「……ぅん………」

モソモソ

だが、皮肉にもそれは、『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』という未知のイレギュラーは彼女の止まったままの運命を大きく動かして行く事になる












「……決闘」

ピューヒョロロー

ほむら「……」

グワァグワァッ!

ほむら「……」クルッ

ザザーン

ほむら「……どこ、かしら……」

ザッザッザッ

ほむら「孤島?みたいだけど……」

ほむら「私、保健室にいたはずじゃ……」

???「その通り、キミは保健室に居たよ。暁美ほむら」

ほむら「!?」バッ!

カチャッ!

???「おっと、私はキミの敵ではない」

ほむら「……ウルトラマン?」

精霊?「残念、まあ、あながち間違えではないけどね。便宜上ここではカードに宿る精霊とでも名乗らせて貰おうかな」

ほむら「それで、精霊さんは何の用で私に」

精霊?「少しキミに助言をしに来たのさ」

ほむら「助言?」

精霊?「そうさ、今キミの盾(デュエルディスク)の中に眠るカードについてね」

ほむら「!?」

精霊?「キミはもう、何度かそのカードの力を魔女相手に使っているようだが、それはまだ、そのカードの力全てでは無いんだよ」

ほむら「あなたがなぜこのカードについて知ってるかについては後で聞くわ。で、このカードにはまだ何か力があるというの?」

精霊?「ああ、勿論」

ほむら「なら早く力の出し方を教えなさい」

精霊?「教えることは出来るけど、教えてはあげない」

ほむら「なんでよ!」

精霊?「あくまで助言をしに来たんだ。全てを教えるわけには行かないんだ」

ほむら「あっそ……。それならさっさと助言とやらをしなさい」

精霊?「せっかちだね……」

ほむら「……」ギロッ

精霊?「怖い怖い」

精霊?「……1つ、2つの魂を共鳴させろ」

ほむら「へ……?」

精霊?「これが今回の助言さ」

ほむら「もう少し分かりやすく言ってくれないかしら」

精霊?「それはちょっと厳しいかな」

ほむら「なんで」

精霊?「それはキミに今、ゴイスー迷惑な奴が近づいているからさ」

ほむら「それって……」

精霊?「私はいつもキミのそばに居るよ!」

精霊?「じゃあ、またいつか」

スゥゥゥゥゥゥ

ほむら「ちょ、ちょっと謎だけ残して消えるのはやめなさいぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!!」
















「ほーむらっ!起きろっ!!」バッ















ほむら「はっ!?」ガバッ

ドシーン

ほむら「……私が何かあなたにしたかしら?」ギロッ

ほむら「美樹さやか」

さやか「いやー別にほ、転校生に悪気があってしたわけじゃないから」

ほむら「じゃあ何なのよ」

さやか「もう放課後だから起こした方が良いかなって」

ほむら「」

さやか「?」

ほむら「放課後!?」

さやか「うん」

ほむら(寝過ごした……!このままじゃ、先回りしてまどかとQBの接触を妨害出来ない!)キョロキョロ

さやか「あー、もしかしてまどか?」

ほむら「!え、ええ。彼女はどこかしら」

さやか「先に家に帰ったよ」

ほむら「え」

ほむら(さやかがまどかと一緒に帰らない?また、新しいパターンだわ……)

さやか「多分真っ直ぐ帰ってると思う」

ほむら「……」

ほむら「ところで、私は今日転校してきたばかりであなたのことを全く知らないんだけど……。どうしてあなたは私のところに来たのかしら」

さやか「!?あと、えの、その、……さ」

さやか「……転校生と親睦を深めようと思いまして」

ほむら「はい?」

さやか「なんかそーいうフィールがあってね!と、とにかく、今日転校生は私と親睦を深めるために一緒に遊びに行くのだー!」

バッ

ほむら「あ、暑苦しい!私はあんまり体が強くないのよ!?」

さやか「ノリツッコミ出来る元気はあるし、だいじょーぶ大丈夫!」

グイッ

ほむら「ちょ、ちょっと!?」

さやか「さ、レッツラゴー!」

ダッ


ほむら(ホントに何なのよ、この時間軸!?)












??「そろそろ鹿目まどかが来る時間かな」キュップイ









>>47冒頭追記

ほむら「……っ」

「だ、だいじょーぶ?」

ほむら「……」

ほむら「……私がetc........

脳内補完お願いします

ガヤガヤ........

さやか「おーい!転校生!」

ほむら「……」

さやか「転校生ー、これとかどう?」

ほむら「……」

さやか「転校生?」

ほむら「……ねぇ」

さやか「ん、どーしたの?」

ほむら「独りにして欲しいんだけど」

さやか「えー、そんな殺生な」

ほむら「今日はヤケにテンションが高いわね……」ボソッ

さやか「何か言った?」

ほむら「別に」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「……転校生は」

ほむら「は?」

さやか「私の嫁になるのだー!」バッ

ほむら「キャッ!?」

さやか「!ほう……」

ほむら「何よ……」

さやか「中々可愛い声を出しますなー!」ウリウリ

ほむら「……っ」

ほむら(この時間軸のさやかウザい)

パッ

ほむら「ふうっ……」

さやか「」

さやか「さて、次は何処に行こうか」

ほむら「へ?」

さやか「まだまだ親睦を深めよー!」

ほむら「またどこかへ行くの!?」

さやか「今夜は帰さないよ」

ほむら「ぬー……」

ほむら(今日は別にまどかがいないから問題ないとはいえ………)

ほむら「……」チラッ

さやか「?」

ほむら(めんどくさい……)

さやか「何か言いたげな顔してる!」

ほむら「別に……」

さやか「よし、なら次はクレープを食べに行くぞー!」

ほむら(でも、これはこれで悪くないかも……)

(……助けて)

さやか「!」

(まどか……助けて……!)

ほむら(またあの宇宙人は……。でも、今日は問題ないわ)

ほむら(なにせまどかは今ここにはいないのだから)

さやか「……っ」ダッ

ほむら「えっ……」

ほむら「美樹さやか!?」

ほむら(なんでまどかが呼ばれてるのにあなたが動くのよ!)

ほむら「もう!」ダッ

タッタッタッ

さやか「はぁ……はぁ……、……見つけた」

QB「おや、きみは……」

ほむら「速い……」ハァハァ

ほむら(さやかがこんなにも走れるだなんて思わなかったわ)

さやか「……」ウーン

さやか「さてはて、この白いのはケガをしているけどどうしようかな」

ほむら「捨てましょう。この白いの気味が悪いわ」

ほむら(まどかがいないとはいえ、ここでさやかに契約されると面倒だし……。ここは一旦QBとは離れておきたいわ)

QB「!」


グニョーン

ほむら「チッ……」

ほむら(やはりこのタイミングで使い魔は出るのね)

使い魔「フォッ!」

さやか「この空間は……」

さやか「……」

さやか「……転校生はどうすれば良いと思う?」

ほむら「逃げる」

ほむら(出来れば私が魔法少女であるということはバレたくないしね)

さやか「そっか、で、」

さやか「そっちの白いの的には、あたしはどうすれば良いと思う?」

QB「あれと戦って欲しいな」

さやか「そっか」ムンズ

QB「えっ」

さやか「おらっ!」

ブンッ!

ほむら「なっ!?」

使い魔「フォッ!?」

ビュイン

QB「」

ベチャッ

さやか「よし、今の内に逃げよっか」グイッ

ほむら「え、ええ……」

ダッ

さやか「逃げるが勝ち!」

ほむら(うざいだけじゃない……。この時間軸のさやかは何かいつものさやかとは違う……?)

さやか「!ほむら横っ!」

ほむら「っ」ヒュッ

使い魔「フォッ!」ブワッ

ドコーン

さやか「転校生こっちに!」グイッ

ほむら「くっ……!」

ほむら(今さやかの前で魔法少女に変身するわけにもいかないし、ここは着いて行くしかないわね)

トタトタトタッ

使い魔「フォッ!」

さやか「あらよっと!」サッ

使い魔「フォッ!!」

グオッ

さやか「消化器くらえっ!」ブンッ!

ゴツン

使い魔「フォーッ……」

タッタッタッ

さやか「くっ、キリがないし、徐々に追い詰められてる……、かな?」ハァハァ

ほむら「みたいね……」

ほむら(何とか逃げ切れてるけど……)

ほむら(ここまでかしらね)

さやか「!」

使い魔「フォッ!」ビュンッ!

さやか「うわっ!?」

ドシン

さやか「あたた……」

ほむら「美樹さやか!」

さやか「特に問題無いなし!」ムクッ

さやか「でも……、」

使い魔「フォッ」ゾロゾロ

さやか「囲まれた……」

ほむら「……」

使い魔バルタン星人かよ

さやか「絶体絶命……、かな」タラー

ほむら(あまり気は進まないけどしょうがないわね)

ほむら「……」スッ

さやか「転校生?」

ほむら「美樹さやか、あなたは少し下がってなさい」

さやか「ちょ、前に出たら危ないって!」

ほむら「……大丈夫よ」

ほむら(今回もやっぱりさやかは魔法少女の世界に触れてしまう運命なのね……)

ほむら「……へ」

カッ

「ティロ・フィナーレ!」

ドオォォォォォォォォォオン!

使い魔「フォッ!?」バシュン

さやか「あれは……」

「あなたたち、大丈夫?」

トッ

>>59
声のイメージとしてはGXまでの戦士族モンスター的な感じ
でも、確かにこれだとバルタン星人だな……

「間に合ってよかったわ」

コツコツ

ほむら(やっぱり来てしまうのね……)

「怪我も無いようだし良かったわ」

さやか「あ、あなたは……」

マミ「私の名前は巴マミ。見滝原中3年生で、」

マミ「魔法少女なの」

さやか「魔法少女……」

マミ「そう、魔法少女。まだ信じられないかもしれないけどね」

タッタッタッ

「マミさーん!」

マミ「ごめんないさいね、急に走り出しちゃって」

「そんなことは!追いつけて良かったです!」

さやか「この声は……!」

「あれ?」

ほむら(あぁ、あなたの運命はそう簡単に変わることはないのね……、)

まどか「さやかちゃんに、ほむらちゃん……?どうしてここに?」

ほむら(まどか!)

――――――

―――




マミ「お菓子持ってくるからそこに座って待ってて」

トテトテ

ほむら「……」

ほむら(……流れでついて来てしまったとはいえ、出会い頭でのマミとの衝突は防げたわ)チラッ

さやか「う〜ん……」

まどか「さやかちゃんどうしたの?」

さやか「っ!あ、いや、なんでもないよ!」アタフタ

まどか「?」

ほむら(少し様子がおかしいけど、一応さやかのお陰でいつもとは違う方向に進んでる気がするわ……)ジー

さやか「……転校生あたしの顔に何かついてるー?」

ほむら「なんでもないわ……」プイッ

さやか「あ、そう……」

ほむら「……」

ほむら(でも、やっぱりとさやかとは仲良く出来なさそうね……)

さやか「……」

まどか「……」オロオロ

――――――

―――




マミ「お菓子持ってくるからそこに座って待ってて」

トテトテ

ほむら「……」

ほむら(……流れでついて来てしまったとはいえ、出会い頭でのマミとの衝突は防げたわ)チラッ

さやか「う〜ん……」

まどか「さやかちゃんどうしたの?」

さやか「っ!あ、いや、なんでもないよ!」アタフタ

まどか「?」

ほむら(少し様子がおかしいけど、一応さやかのお陰でいつもとは違う方向に進んでる気がするわ……)ジー

さやか「……転校生あたしの顔に何かついてるー?」

ほむら「なんでもないわ……」プイッ

さやか「あ、そう……」

ほむら「……」

ほむら(でも、やっぱりとさやかとは仲良く出来なさそうね……)

さやか「……」

まどか「……」オロオロ

トテトテ

マミ「鹿目さんは紅茶で良かったかしら」

まどか「は、はい」ビクッ

マミ「?」

カチャカチャ

コトッ

まどか「わあ〜……!美味しそうなケーキですね」

マミ「駅前に売ってたの。紅茶と相性がぴったりなのよ」

コトッ

マミ「と、」クルッ

マミ「そこの2人も紅茶で良かったかしら?」

コトッ

さやか「……問題ないです」

ほむら「構わないわ」

マミ「それは良かったわ。暁美さんは紅茶よりもコーヒーの方が良さそうな雰囲気がしてたから」

コトッ

ほむら(根暗そうとでも言いたいのかしら、このぼっちは)

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