人類と、巨人の最後の戦い。
…それが今 終結した―――――。
猿の巨人は、百を越える巨人たちを率いてきた。
人類の主力を、ここで仕留めるつもりだったのだろう。
百の巨人対………全兵士。
人類もここに主力……いや、全戦力を投下した。
調査兵団は勿論、憲兵団に駐屯兵団。
猿の巨人が相対すると分かり、参戦したライナーとベルトルト、ユミル。
アニまでも引っ張ってきた。
…そして勿論、エレンも戦った。
ベルトルトは兵士たちの足場を確保。
ユミルは巨大樹の木々を飛び回り、危ない兵士を守っていく。
ライナーとアニ、エレンは三人で猿の巨人へと向かう。
そして、わたしたちは他の巨人共へ。
ガス切れになりそうになったら木々の上に行き、ガスを補給する。
この日の為に、いくつものガスを木々の上に用意していた。
これならば、無茶をしなければ死ぬことはない。
エルヴィン前団長の指示や、ハンジ団長の檄が飛ぶ。
アルミンもジャンも必死に指揮している。
リヴァイ兵長とわたしは、エレンたちのサポートへ。
この猿の巨人さえ倒せば、巨人たちは総崩れだ。
しかし奴は強かった。
腕力が尋常ではなく、厚い毛皮で肉も削げない。
それに知性がある。こちらの言葉も理解出来ているようで、こちらの作戦も上手く立てられない。
更にはその他の巨人も集まってきた。
巨人たちはわたしたちの方へとにじりよってくる。
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