ジャック「俺に艦隊の指揮をやれだと?」提督「遊星さんのように救ってくれ」 (353)

ジャック「俺に艦隊の指揮をやれだと?」

ネオドミノシティ圏外 プロリーグ予選会場前 喫茶店

ジャック「何者だ。貴様は」

提督「とある鎮守府のしがない提督さ。それよりも俺の言った話考えてくれるかい?」

ジャック「断る」

提督「あらら」

ジャック「俺にはプロになるといった目的がある。その為にこの舞台まで来ているのだ。」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419891473

ジャック「それをどこの誰かも知らないような輩に俺の行く末について指図を受けるつもりは毛頭ない。分かったら帰ることだな」

提督「喫茶店で優雅にギャラクシーマウンテンを飲んでる奴がよく言うね」

ジャック「きょっ今日は休暇なのでな。それでだ」オロオロ

提督「どうだか…」アキレ

提督「只…もし、”そこ”に不動遊星がいると言ったら…君はどうする?」

ジャック「遊星…だと?」ピクッ

提督「おっ食い付いた!」

ジャック「貴様、遊星の事を知ってるのか?」

提督「知ってるとも。君が元居た街を救った英雄だろ?だが…俺は、あの人のその後を知っている。」

ジャック「その後…だとっ?貴様、一体何者だ!!!」バンッ

提督「さっきも言ったろ。俺はしがない提督だって」ニヤッ


~~~~~

ジャック「―――それは本当の事なのか?」

提督「俺が嘘を付いてるように見えるかい?」

ジャック「その目…どうやら本当にあった事らしいな。」

提督「信じてもらえて助かる。」

ジャック「それで俺にどうしろと言うのだ?いくら俺がシティでキングの座を勝ち取っていた王者とは言え…」

ジャック「あれは俺の実力で勝ち取って得たものではないのだぞ?」

ジャック「それにだ。相手は、デュエリストなのではないのであろう?」

ジャック「そんな相手に対し俺の力では無力にも等しいハズだ。」

ジャック「俺はどう立ち向かいお前達に対してどう協力すればいいと言うのだ…」

提督「まぁそんな悲観するな。あんた達デュエリストの事については世代を越えて詳しく俺らに伝えられてきてる。」

提督「あんた達にあった闘いが出来るようこっちも全力でサポートさせてもらうさ。」

提督「…こっちにはそういった人材が少なからずいるからな」

ジャック「…随分と用意がいいな。貴様、一体…何が狙いだ?」

提督「遊星さんのおかげで私の取り締まる海域にやっと平和が訪れようとしているが、それはほんの一部にしか過ぎない。」

ジャックが提督なんてやったら資材浪費するな

提督「まだ深海棲艦が根城にしている海域も少なからずあるという情報が他所の鎮守府から連絡が来てるんだ。」

提督「そんな連絡を受けて俺は…海域一帯を、遊星さんがやってくれたようにどこの鎮守府も争いが無い平和な暮らしが出来るよう」

提督「ただ…それだけの事を思って只ひたすら行動に移して行こうとしているだけだよ。」

ジャック「むっ…一週間だ。」

提督「…ん?」

ジャック「俺が休暇を取っている間の期間がそれだ。それ以上は付き合わん」ズズズ

鎮守府


ジャック「ここが鎮守府か。」

提督「時を越えて来たのには驚かないのな」

ジャック「今更そんな事で驚かんわ」

金剛「テートクーお待ちしてたネ!」

提督「すまないな。予定してた時間より遅くなってしまった」

金剛「No, thank youネ。そんな事で私は気にしたりしないデスよぉ~」

金剛「…あらら?そちらの方は誰デスか?」

ジャック「…ジャック・アトラスだ。一週間。ここの鎮守府を任される事になった。」

金剛「why‼!?」

提督「驚くのも無理は無いか。急ですまんが…一週間だけこいつの指揮に着いてくれ。頼む」

金剛「てっ、提督はどうするネー!?」

提督「俺は…ジャックさんの補佐に移るだろうな。」

提督「一週間後の戦いに備える為に…彼に、提督としての知識を教えなくてはならないからな。」

ジャック「一週間…とは先ほど言っていたが」

ジャック「そこまでに俺にこいつ等を指揮出来る程の知識を与えて一週間後に何があると言うのだ…?」

提督「一週間後、一部の海域をまだ根城にしている深海棲艦との決戦に行く。」

ジャック「何っ…それは、本気で言っているのかっ!!?」

提督「ああ。大マジだ。これはアンタなら遊星さん同様やってくれると考えた結果得た答えだ。」

ジャック「こいつは…正気なのか?」

金剛「いつも唐突に決めて来るのは変わりないネ。救えるものなら両者を救いたい気持ちは艦娘にもあるデスよ」

ジャック「…頭が痛いわ。」

提督「あなたには無理をさせる事になるだろうが…俺達の未来を救うために貴方のその王者としての力を貸してくれ」

ジャック「…ええい!ここまで来てしまったからには仕方あるまい!艦娘の指揮…してやろうではないか!」

ジャック「…只。お前の方針にタダで付き従う遊星のように俺は甘くないのでな。」

ジャック「こちらからも条件がある」

提督「条件…?」

ジャック「それに見合うだけの報酬だ。…それがなければ俺は働かん。分かったら用意するのだぞ」

提督「だろうと思った。分かってるよ。話を聞いてそん位は頭に入れてる。出来る限りは用意出来るつもりだ」

提督「(その為に態々金剛やヴェールヌイ、ビスマルク、プリンツ達を艦隊編成から外したんだ)」

提督「(正直この人に見合うかどうかは分からんが…俺の考えられる限りの事はしたつもりだ。働いてもらわないと困る)」キュイッ

金剛「(帽子を深く…そこまで考えなくてはいけない事態が一週間後に起こるのでショウか?)」

ジャック「フッ。なら良い。」


鎮守府内 執務室


ジャック「…して、俺は何をすればいいんだ?」

提督「そうだな。まず、貴方には形上とりあえず初期艦を選んでもらいたい。」

ジャック「始めに付ける艦娘…と言う奴か?」

提督「ごもっとも」

金剛「只、選べるのは5名の中からって決められてるネー」

ジャック「ほう。そんなシステムだとは…」

提督「いまから連れて来る。待っていてくれ」バタン


ジャック「お前の上司は随分と破天荒のようだな」

金剛「そう思うネ。けど…そんなあの人の事が…私は好きなんデスよ」

ジャック「(こいつっ…)」



提督「待たせたな。連れて来た。選んでくれ」

ジャック・アトラスの元に就く初期艦娘をお選び下さい。

吹雪、叢雲、漣、電、五月雨の中から1名 >>+2

漣「駆逐艦”漣”です。短い間ですが指揮の方よろしくお願いします」

ジャック「提督の元に居る秘書のこ奴より年下だとはな…ホントに艦娘なのか?」

提督「ああ。こいつはこう見えて立派な駆逐艦だよ」

漣「何ですか…その言い方は。私じゃ頼りないとでも思ったんですか?」ムー

提督「この人は、そういうつもりで言ったわけじゃないと…思う。」

ジャック「出来れば初期艦でも火力のある奴がよかったのだが…このメンツの中じゃ打倒か。仕方あるまいな。」

叢雲「っと言っても、火力のある艦娘なんて初期艦に居ないんだけれどね」

ジャック「…何っ!それは本当かっ!くっ不覚!!」

電「ご期待に応えられなくてごめんなさいなのです!」ペコリ

五月雨「別の次元の人だと私達に求める事が多そうだったから私が選ばれなくて少しほっとしました…テヘヘ」

提督「まぁ一応形上だから。他の艦娘の事も一週間後までに貴方に率いてもらうんだが…」

金剛「艦娘の扱いに慣れてもらう必要がアリマスからネ~」

吹雪「あ、あの…!!」

ジャック「何だ?」

吹雪「漣も私達4人同様同じステータスですが提督の指導によって成長速度が違って来ると思います。」

吹雪「だから…今は使えないからって見捨てないで下さいね。どうか漣をよろしくお願いします。」ペコリ

ジャック「…」


~回想~~

ジャック『そのパーツ使えないのであれば捨ててしまえ。邪魔になるだけであろう』

遊星『かもしれないな。だが、世の中に使えないと思える”もの”なんて存在しない。』

遊星『必ずそれにあった利用法があるハズだ。それはカードにも言える事だろ?』

ジャック『下らん』スタスタスタ

クロウ『おいっジャック!どこ出てくんだよ‼』



ジャック「(それに合う活用法か。遊星があの時言おうとした事、今の俺なら分かる気がする。)」

一先ずここまでにします。

色々と前作の設定を引き継いでる部分もあるのでご了承下さい。
あ、言い忘れてましたが前作から名前欄変えてます。

ジャック「”指導法によって成長速度が変化する”…と言ったのは本当か?」

提督「ああ。出撃に演習等に出撃させた程艦娘達の成長速度は変化する。」

提督「只、酷使し過ぎると敵に襲われて沈んでしまうリスクが出て来てしまうがな。」

ジャック「フッ…そうか。なら面白い!」

提督「面白いって…艦娘達は使い捨てじゃないんだぞ。おいおい、俺の話聞いていたのか…?」

ジャック「聞いている。俺が言っているのはそこの艦娘が言った事に以前やる気が出て来たと言う事だ。」

吹雪「えっ私が言った事でですか…?」

提督「吹雪が言った事…?ああ。もしかしてあれか。」

提督「成程な。王者で有り続け勝ちに拘るジャックさんらしい考えだ」

叢雲「そんな事を優先して考えるなんて指揮官としてはまだまだね。」

叢雲「そんな事を優先して考えてるとさっき提督が言ったようにアンタがレベル上げに拘って」

叢雲「考え無しに私達を敵艦の元に突っ込ませてしまうと沈んでしまう可能性が非常に高くなるのよ。」

叢雲「そのせいでアンタの元に就く漣…それに、提督の所持してる艦娘までほとんど失うという事態に陥って

叢雲「それで足元すくわれたとしても私達は知らない。アンタの性として一生恨んでやるんだから」ギッ7

提督「叢雲…お前……。代弁してくれてありがとな」

叢雲「別に提督の為を思って代弁してあげたわけじゃないんだから!かっ勘違いしないでよね!」ツン

ジャック「…確かにお前の言う通りだな。俺の指揮の元にお前達が沈んでしまってはこいつの言っていた
平和な未来にすると言うのが実現出来なくなってしまう事も事実だ」

提督「そう。俺達の目標は指揮する艦娘達をなるだけ沈ませず敵対する深海棲艦をも救い平和な未来を創り上げる事にある」

ジャック「言うのは簡単だ。だがそれを実現させる為には非常に危険なリスクも纏わりつくハズだ。」

ジャック「はっきり言って貴様が保持している艦娘達を無事全員従えて勝利する事など不可能に近い」

提督「確かに貴方からして見れば俺達のやろうとしてる事は絵空事に見えるかもしれん。」

提督「…だがそれを実際に成し遂げる事が出来た人物がここの鎮守府に1人居る。」

ジャック「まさかっ」

提督「そう。今貴方が頭に思い描いた人物だ。彼は先の戦いでここの海域一帯の治安を誰一人傷つける事なく守ってくれた。



提督「今から貴方に戦いの何たるかを叩き込み一週間後に備えようとしている戦い」

提督「それは彼”遊星さん”がやってくれた記録を元に練られた計画なんだ。」

ここまでー

見てくれてる人が居て良かった。
こういうクロスも悪くないと思って作ったが確かに>>10の人が仰ってる通りジャックなら
資材浪費しそう。

もう年越しムードなので更新難しそう…
次回は年明けてからという事で

年始の最初の更新行くよー!(短いけど)

ジャック「遊星…が?一人で……それを為し得、得たデータを元に練られた計画だとっ言うのか…それは!!?」

提督「ああ。これは嘘偽りの無い事実だ」

ジャック「なにっそこの指揮官が言った事は本当の事なのか……?」

金剛「俄かには信じられない話だと思うでショー?でも本当の事ナンですねー」

漣「私とここに居る初期艦はここの鎮守府に来たばかりだからその話あんまり知らないんだけど…。」

電「何でも司令官でも無い人が戦いに突然割って入って深海棲艦を止めたとかいう話はよく小耳に挿んだのです」

吹雪「えっとっ……?あれって単なる噂話だと思って聞いてましたけど」

吹雪「実は…ホントにあった話…だったとか何ですか……?」アゼン

五月雨「雰囲気的にそれっぽい感じ…」

叢雲「何よ。それ…とんでもない人もいたものね。」

ジャック「(…確かに、遊星を知らん者からすればそれは突拍子も無い事だろうな。)」

ジャック「(だが、あの遊星を身近で見て来た者なら奴の行動は手に取るように分かる。)」

ジャック「奴ならやりかねんな。しかし、シティ郊外…それも、次元を超えた所の治安まで救おうとするとは……あきれた奴だが。」

ジャック「変わらんな。奴は…」フフッ

提督「そういや彼とは長年会ってなかったんだったか?」

ジャック「まぁそうなるな…。奴は、今ここで何をしているんだ?」

提督「遊星さんなら…」


~~ 時を同じくして 工房 ~~~~


遊星「どうだ?開発は進んでいるか…?」ヒョコッ

妖精「ええ、遊星さんの意見も取り入れ改良段階に移り始めた所です。」

遊星「そうか…。」フラッ

明石「大丈夫ですか!?一息付かれたらどうですか?」

夕張「確かにここの所3日は夜分遅くまで作業されていましたしそろそろ体も限界のハズ…後は私達が引き継ぐんでお休みになられて下さい。」

遊星「すまないな。お前達に俺の事で心配をかけさせるとは…俺がお前たちを救ってやる立場だと言うのに俺もまだまだだな。」

遊星「だが、一週間後に向けてまだまだやるべき事があるんだ。気を引き締めて準備をしなければ時間だけが無駄に過ぎてしまう。無駄にしたくないんだ」

妖精A「私達の世界を救ってくれるのはありがたいのですが指導される遊星さんがその調子では後先詰まります。」

妖精B「ですので…ここは任せて」

遊星「いいと言うのに…仕方ないな。君たちがそういうなら少し休む事にする。」

妖精(猫吊るし)「遊星さんいらっしゃいます?例のあの人がこちらに着任されたようですが…」

遊星「…来たか。」



妖精(猫吊るし)「お会いになられますか?」

遊星「いや、いい。皆に心配されたばかりだからな。少し俺は休む」

遊星「(あいつになら彼と共にここを…この娘達を任せられる。暫くの間…任せたぞ。ジャック)」クタッ

今日はここまで
他のSSと同時進行だと一々名前欄を変えるのがめんどい…

ようやく工房で妖精たちと共に作業に没頭する遊星を描く事が出来ました。相変わらず働きすぎで夕張達に心配されてますが
あ、後、実は他のキャラも登場予定なのでお楽しみにお待ち下さい。
(前作を知ってれば誰か大体分かるハズなのです)

前作のリンクあると助かるなーって

>>44
ほい。

遊星「牛尾…そいつは?」牛尾「こいつは…拾ったんだよ」潮「」ポロポロ【クロス】
遊星「牛尾…そいつは?」牛尾「こいつは…拾ったんだよ」潮「」ポロポロ【クロス】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418735398/)


あの時は深夜のノリでほぼ一気に書いて投下したから展開が急展開になってしまって…ね。
ちょこっと今回は前回書ききれなかった部分を含めてジャックを指揮官にしてやって行こうと思ってます。

ちなみにスタ速のしたらば掲示板にSS投稿スレがあって上の奴を改めて書き直したのが3スレ目の679レス目から692レス目まで書いてます。気になった方がいればそちらの方をどうぞ。

今日も出来れば更新したい。人居れば更新します。

なら更新します。

舞台は戻って司令室


提督「遊星さんなら…確か……」バサッ ペラッペラッ

ジャック「…。いや、いい。」

提督「…ん。いいのか?調べるが」

ジャック「ああ。少し気が変わった。」

提督「何でまた」

ジャック「あいつと次に会う時は再戦時だと決めていた事を今の今まで忘れていてな。今思い出したのだ。」

金剛「rematchデスか?」

ジャック「うむ。俺と奴とは切っても切れない因縁と言うものがあってだな。」

電「因縁…なのです?」

ジャック「アイツとはもう4戦以上戦って来たが、俺もアイツも本気で戦った事が4回あってな。」

ジャック「その4戦を元に勝率を計算してみたら1勝3敗と俺が奴に遅れを取っている事が分かったのだ。」

提督「貴方のような人ですら負けてしまうような相手…それが、遊星さんという人なのか。」

提督「あの人の実際のデュエルを見た事が無いから分からんが、俺らの時代まで語り継がれるような

シティを救った救世主位にしか思っていなかったが、想像していた以上にデュエリストとしての腕も

物凄い人物なのだと言うのは話を聞いてみて大体分かって来た気がするよ。」

叢雲「ほんと凄い人をこの鎮守府に雇ったのね。」

提督「まぁまぁね…。」(遠い目)

金剛「(employと言うより、あの人自らこの世界を救うためここに居座ったと言うのが正しい気がしますガ)」

ジャック「だから、最後に決着を付けた8年前のあの日以降俺は奴とは一切戦っていないのだ。」

ジャック「それに、このまま会ってしまっては俺のプライドが許せん。」

提督「自分なりのケジメって奴か…。分かった。」

提督「極力二人が合わないようにこちらも配慮しよう。」

ジャック「助かる。」

提督「さて…と、貴方には初期艦を選んでもらったわけだが」

ジャック「まずこいつと共に何をすればいい?」

漣「こいつ言うなー!特型駆逐艦の19番目、綾波型9番艦の漣だって言ってんでしょーがー」ムキー

提督「まぁまぁ漣も落ち着いて。」

漣「落ち着いてられるかー。やっぱり提督らしいご主人様の元に配属されたかったよぉ」

五月雨「漣ファイトだよ!」

漣「他人事だと思ってぇ~」ウルウル

提督「ジャックさんにはまず出撃をしてもらって。実践経験を積んでもらいたいと思う」

ジャック「演習とかではなく…まず、出撃からなのか?」

提督「ええ。少なくとも演習よりは出撃してもらって海上の様子を見て来てもらった方がこの世界の事情について理解してもらえるハズですから」

ジャック「一理あるか。だがレベリングを上げていない以上その深海棲艦が根城にしている一部の海域とやらにこいつ1人と共に行くには無謀だと思うのだが」

提督「そこの心配はいりません。まず、そんな荒れた場所には最初は行かせませんよ。」

提督「ここの海域にまだ僅かに生息している駆逐イ級の撃退です。」

ジャック「イ級とは何だ?」

提督「深海棲艦の親玉が引きつれている魚雷艦です。凶暴性がありますが、知能は無く深海棲艦の中でも最弱の部類だと言われています。」

叢雲「一番よわっちい奴じゃな。」

提督「それもここに現れるのは叢雲の言う通り最弱のイ級のみです。あの時に、引き入る親玉の方を撃退したのがきっかけで指揮する者を失い…」

提督「そいつらは群れでの行動を止め、今もここの海域で次に指揮する者が現れるのを永遠と待ち続け徘徊しています。」

金剛「奴らは親玉のように倒しても復活しないって事はないネ!」

ジャック「親玉は居ないのなら指揮初心者の俺でも大丈夫だな。行くぞ。漣」

漣「ふぇ!?(名前で呼ばれた!!?)」

提督「どうやら行ってくれる気になってくれたようだな。」

ジャック「まぁな。それで、俺はどこに向かえばいい?」

提督「正面海域には実はもう殆ど敵は居ないのでね。(居ても俺が指示だす前にアイツラがいつの間にか撃退してくるしな)」

提督「ここは貴方に任せられそうな“南西諸島沖警備”をお願いします。」

ジャック「分かった。」スタスタスタ

漣「ちょっちょっと待ってってばー!!」ドタドタ


バタンッ



シーン

提督「なぁ…ジャックさんに船一式要るかな?」

叢雲「要るでしょ。常識的に考えて」

提督「だよなぁ。遊星さんのようにDホイールに乗って出撃とか期待してたんだけどなぁ」

金剛「まず彼バイクを水上バイクに改造してませんし、何より初出撃なのにケチるのは良くないネ!提督ぅ!」

提督「デスヨネー反省します。」ショボーン



提督「(俺には微力ながらのサポートと見守る事位しかできません…が、想う気落ちは誰にも負けないと思っています。」

提督「(だから…貴方なら絶対出来ると信じて送ります。どうか奴らを撃退して漣と共に無事返って来てください。)」ギュッ

ここまでー

艦これのアニメ見て艦娘達が水上スキーで出撃してたから
デュエリスト達もホイールを改造して水上バイクで出撃を可能にしようと思ってやった。
後悔はしていない。

鎮守府内 廊下

スタスタスタ

ジャック「さて…俺は、まずどこに向かえばいいのだろうか?」

漣「肝心な所を聞き忘れてんじゃない。どうすんのよ?今から聞きに戻る?」

ジャック「必要ない。ようは海に出てしまえば問題無かろう。」

漣「そうかもしれないけど…海域っていくつもパターンあるのよ?妖精さんの指示が無いと行けないんだから」

ジャック「ふむ。なら、始めにその妖精とやらに会いに行くとするか。」

漣「それと貴方の出撃方法も決めないと私達に同行する事出来ないんだからね!」

??「おっ…何だか、見た顔がここに居るなっと思ってたら。やっぱりお前か。ジャック」

ジャック「むっお前は、牛尾…か?」

牛尾「よう。ひさしぶりじゃねぇーの!元気してたか?」

ジャック「誰にものを聞いている。俺なら元の世界でもプロデュエリストになるといった目的の為、日々精進しておるわ」

ジャック「それより何故お前がこんな所にいる?」」

漣「知り合い?」ゴニョゴニョ

ジャック「ちょっとした…な。」

牛尾「俺が聞きてー位だが…って、そいつを引き連れてるって事はお前さんもこの世界を救うために呼ばれたって事か。成程」

ジャック「艦娘を知っているのか?」

牛尾「まぁな。各言う俺も同じ名前のコイツを引き連れてるし。」

漣「同じ名前って…もしかして……!!」

潮「漣ちゃん久しぶりです!」ヒョコッ

漣「潮ー!ようやく艦娘としてあなたに会う事が出来たわ。嬉しい」ポロリ

潮「漣~恥ずかしいよぉ~~」テレ

牛尾「そういやお前ら同系統の艦だったっけな」

潮「はい!第七駆逐艦の姉妹艦なんです。」

牛尾「会えてよかったな。えっと…漣ちゃん。」

漣「えっと…提督の人脈のおかげです。感謝…してます。」

ジャック「礼などいらん。偶然が生んだ産物だ…先に行っているぞ。」スタスタスタ

牛尾「素直じゃねーの。そういや、アイツ今からどこに向かうつもりだ?」

漣「今から出撃なんです。」

牛尾「成程。まー建造するわけじゃないからまだマシか。」

漣「…?」

牛尾「こっちの話だ。お前もここに配属されたばかりならここの鎮守府の見取り分かってねーんだろ?」

牛尾「あのバカも出撃する為に必要な場所の行き先も分からず向かってるみたいだしな。」

牛尾「俺が今から教える場所にアイツ引き連れて向かいな。」

漣「あっ…。道分かってて先に進んでるかと思いきや当ずっぽうだったんですね。」

漣「こんな調子で任せられるのかな?」

牛尾「アイツの実力なら確かだぜ。アンタの提督を信じてやんな。」

漣「はい。」

ここまで

再開です。

漣「待って下さいよー!」タッタッタ

ジャック「お前が遅いから悪いのだ。」

漣「何…その理屈。」ムー

ジャック「して、俺はどこに向えばよいのだ?」

漣「(やっぱり…この人、牛尾さんの言う通りここの内部を分からずにただ歩いてただけだった…)」

ジャック「おい。聞こえているのか?」ジー

漣「聞こえてますよ!もー…えーっと、牛尾さんによるとまず妖精さんが居る工廠に向かえばいいそうです。」

ジャック「工廠だな。よしっ向かうとしよう。



………妖精とは何だ?」スタスタスタ


漣「ああ。えーっと知らないんでしたっけ?」

ジャック「無論な。」


漣「コホン なら説明しましょう。艦娘の建造、艤装の開発、羅針盤のチェックなど鎮守府内の

あらゆる事を管理してくれているのがその妖精さんと言っていい位の存在なんです。」

ジャック「ほう。そのような”もの”が存在していたとはな…」スタスタスタ

漣「ここだけではなく各所にも存在しているそうですよ?」


漣「あ、知らなそうなのでここで説明しときますけど、私達艦娘も出撃によるドロップ、

建造による着任等で複数私達艦娘が鎮守府に混在する可能性もあるのでご注意下さいね。」

ジャック「そうなるとすれば見分けが付くかどうか…困ったものだな。」


ジャック「そうなった場合呼び方の方を優先して気を付けなくてはいけないか…。うーむ。紛らわしいわ!」



漣「あ、そうこう話してる内に着きましたよ。」

ジャック「ここが…工廠か。出撃に必要なもの…そ奴らに手配してもらうとするか。」ガチャッ

短いですが今日の所はここまでで。仕事終わりにSS書くのはダレるね…。それにTFSPも来て書く時間ガガガ

ジャック「何だ。ここは…」

工廠


ガヤガヤ ガチャガチャ ギーンギーン カンカーン ズドーン


漣「凄い音…聞き取りにくい。」

ジャック「だが内部の作業を見るにどうやら牛尾が言っていた事に間違いはないようだ。」


ジャック「入るぞ。」



妖精C「そこで何をされているんですか?」


漣「えっ!!?えーと、あの…」

妖精C「漣さんでしたか。いくら艦娘と言えど、ここは関係者以外立ち入り禁止なので

出来れば立ち入らないでほしかったのですが…」

漣「すっすいません。でも、私達にも事情があってですね。」

妖精C「事情?」


ジャック「(彼らが妖精と呼ばれる存在か…。)」ウデクミ



妖精C「って誰ですか!?貴方はっ」

漣「(反応遅っ‼)」

ジャック「ここの鎮守府で一時的に司令官を任されたジャックだ。」

妖精「ジャックさん?果て、存じ上げないのですが」

ジャック「なにー?そんな事も行き届いていないと言うのかっ!!?」

ジャック「ここの鎮守府の連絡経路は一体どうなっているのだ!?」


妖精(猫吊るし)「五月蠅いですねー…少しは、静かに……って、部外者っ!!?」

ジャック「だから違うと言っておろうがっ!!」


……
……………

…………………………



妖精(猫吊るし)「あー…異世界から来られている遊星さんが呼ばれた方でしたか。」

ジャック「その通りだ。」

妖精(猫吊るし)「すいません!!こちらの不手際でこちらにまで貴方の情報が充分に行き届いておらず」

ジャック「もうよい。顔をあげろ。」

漣「ホッ(何だ。この人ガラ悪い感じしてたけど対応はちゃんとしてて何だか少し安心したかも。)」


ジャック「それにしても、これが鎮守府に仕える妖精という奴か…」

ジャック「(龍可の言っていたカードの精霊と同等か…)何にしても小さいな。」

妖精C「小さいからって侮ってはいけませんよ?」エヘン

ここまでで。
もしかしたら次回ジャックが建造するかも。その場合安価を取る予定なのでご協力下さい。

妖精D「何てったって私達はここの工廠を任されてる身何ですから」

ジャック「何…貴様たちがか?」

妖精「ええ。何ならそれを証明する為にここの施設、見て行かれます?」

ジャック「よかろう。貴様たちの働き具合この俺が確かめてやる!」

<アンナイシロ!

<エエ。ワカッテマスッテバ!

漣「提供してもらいに来たはずが何故施設見学に…。何だか脱線しているような気が」

妖精(猫吊るし)「提督から遊星さんのご友人が来られているとの言伝は聞かされてましたがまさかこの方だとは…」

妖精(猫吊るし)「次回からは顔写真まで送ってもらいましょう。(それにしても…何故、ここなんかに?)」


ジャック「ここでは主に何をしているのだ?」

妖精C「そうですね。艦娘の建造から艤装の開発、解体、資源の整理などですかね」

ジャック「漣に先ほど聞かされたような事ばかりか」


妖精C「そういえばお連れになられてる艦娘はお一人ですか?」

ジャック「現状は…だな。」

妖精C「っと言うと?」

ジャック「ここの司令者が言うに時期を見て増やすとの事らしい…が、まだ、何とも言えんな。」


妖精C「ならせっかくこちらに来られたんですし建造して行かれますか?」

ジャック「何っ!?いいのかっ!!」

妖精C「ええ。初期艦一人じゃ出撃の際心細いでしょうしね。それに、ここの資源は遠征から帰って来た艦娘の皆さんのおかげで

貯蓄されているものがあります。ある程度は使ってくれても構いませんよ?」

妖精D「えっ流石にそれはマズくないかな?」

妖精C「でも、この人が現に提督代行されてるんですよね?される権利はあるとおもうんですが…」

妖精D「そうかなぁ…」


ジャック「それでどっちなんだ?」

妖精C「構いませんよ。好きに資源を使ってみて下さい。」



ジャック「燃料、弾薬、鋼材、ボーキと…色々あるようだな。これを組み合わせる事によって艦娘を建造するという訳か。」

ジャック「成程。面白い…腕が鳴るわ!」

※ジャックが艦娘を建造するようです。安価下2

1.1回のみ建造
 (コンマ10以上で駆逐艦、20以上で軽巡、30以上で重巡、40以上で戦艦、50以上で軽空母、60以上で空母、70以上で潜水艦建造。10以下は失敗)

2.3回程建造
  (コンマ50以上で駆逐艦、55以上で軽準、60以上で重巡、65以上で軽空母、70以上で空母、75以上で潜水艦、80以上で戦艦建造。50以下は失敗)

3.ある分だけ回す(コンマ80以上で駆逐艦確定。90以上でランダム。80以下で失敗。99以上の場合何かが起こる)

4.いっそ…大型建造1回きりで(レア艦記入)

漣「何してるんですか…こんな所で」

妖精(猫吊るし)「何故に建造をする事になったのでしょうか…」


ジャック「グムムッ…」

妖精(猫吊るし)「その様子を見るに失敗しましたね。」


漣「ジャックさん何回されたんですか?」

妖精C「3回程回されて」

漣「結果は惨敗…と。基本的なレシピを知っていれば誰かは建造出来ていたはずなのに」

ジャック「ええい。止めだ!俺にはどうやら建造は向かんようだ!他のをさせろ!」

妖精(猫吊るし)「(要望が多いご友人だこと)」


工廠 奥 工作室

明石「何だか騒がしいわね。ねぇ聞いてる?」

夕張「えっ何?こっちは遊星さんの分まで作業してて手が離せないのよ。話があるなら後からにして明石さん。」ギーギギギ


明石「不安ね。…騒動にならなければいいけど。」

ここまでー
まさか1隻も建造出来ないとは…まぁージャックだからね。そうなるな。

次回に続く。


・ワ・←さっきからこの妖精さんしか出てこないぞ……

妖精(工廠員C)「他の…と言われますと、やはり艤装の開発でしょうか?」

ジャック「艦娘が装備出来る艤装は資材から開発しなければならないのか。ふむ。」

漣「装備強化してくれるなら私としてもありがたいけど」

ジャック「(出撃の際にこ奴が傷ついてしまっては一週間後の作戦に影響が出て来るのも事実…)」

ジャック「強化の為だ。開発させてもらおう」

妖精(工廠員D)「では資源を取って来ます。」

漣「今回は基本的なレシピは見なくていいんですか?」

ジャック「何?そんなものがあるのか!うーむ…どうしたものか。」

※ジャックが艦娘の装備を開発するようです。安価下2 秘書官は漣

1.レシピを見て1回だけ開発する。
 (コンマ33以上でドラム缶、44以上で機関、55以上でソナー・爆雷。33以下は失敗)

2。レシピを見ず3回以上開発する。
  (コンマ55以上でドラム缶、88以上で機関・ソナー・爆雷。55以下はペンギンもしくは何か)

3.限界までつぎ込んで開発する。(コンマ88以下でドラム缶確定。88以上でランダムに開発出来る。
99以上の場合何かが起こる)

4.その他何かあれば

妖精(工廠員C)「資材取ってまいりました。」

ジャック「おーそうか!次こそは失敗せぬよう…慎重に行きたいものだ。」


妖精(猫吊るし)「それにしても建造するだけなのにさっきはどうして失敗したんでしょうかねぇ?」

妖精(工廠員D)「外部の方から来られた方だから…とかかな?」

漣「妖精さんですら分からない事なんてあるんだ。謎が謎を呼んでますね…見た感じ、流石…常識に囚われないって人なだけありそう」


ジャック「どれも最大投入数は999か…」

妖精(工廠員C)「ええ。そうなりますね」

ジャック「ちなみに…だが、ここの提督は投入数の限度を超すまで入れて開発に挑んだ事はあるのか?」

妖精(工廠員C)「」パチクリ

妖精(工廠員D)「何故そのような事を聞くのか分かりませんが…試された事はありませんね。」


漣「それ聞く必要あったの?」

ジャック「大ありだ…!(試す価値はありそうだな)」

妖精(猫吊るし)「貴方…もしや、まさかっ!!」

ジャック「フフッ…その、まさかだっ!!とりゃーー」ズサー

妖精(工廠員C)「あっちょっと、そんな大量に一気に入れられたら機械の方に負担がかかりますからぁー」

ジャック「ええい。好きにしろと言ったのは貴様達だろうに!

今のここの鎮守府を任されているのはこの俺だ。俺に好きにやらせろぉー」


妖精(猫吊るし)「早くこの人を止めて下さい!じゃないとこの鎮守府の資源が」

ジャック「ええい。離せぇー!!」

妖精(工廠員D)「止めろと言われましてもこの人の握力半端ないんですよぉー!」オロオロ

妖精(工廠員G)「7人態勢で抑えててもこの人の足止めにすらなってないのにどうすればいいって言うんですかっ!」アシツカミ


<ハナセェー ダレカコノヒトヲトメテクダサーイ


工作室

夕張「あーもう騒がしいわね!」バンッ

夕張「ちょっと工廠の方に行ってくるわ。あの子達にキツく言ってあげないと…作業に邪魔になって仕方ないんだからっ!」

明石「夕張さんでも気が散ってたのね…なら、私も行くわ。」


夕張「静かにしてくれない!こっちは徹夜で作業してんのよ…いい加減……」


<チーン
開発終了しました。無事成功のようです。



工廠

ジャック「おおぉう!やったかっ!見よ!俺の考えに間違いはあるまい!」

妖精(猫吊るし)「止められませんでしたか…」

妖精(工廠員A)「無理ですよ…あんなの。多分、あんなの…戦艦の方でも止められるかどうか!」ゼーハー


夕張「って、提督や遊星さん以外の男の人…?何でこんな所に……えっもしかして」

明石「そのまさかかも。あの方は……」


<バコーン
結果は。ドラム缶となります。またの開発をお待ちしております



シーン


ジャック「ドッドラム缶…とは、何に使うのだ?」

漣「ええと…遠征時に輸送用に艦娘が装備していく際に必要なものだったはずだけど。」

妖精(工廠員F)「少なくとも序盤では必要ありませんね…」


ジャック「他の用途は…?」

妖精(猫吊るし)「ありません。」


ジャック「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!きょっ…強化にすら、これでは、なり得んではないかーーーっ!」

ここまでー

安価”限界までつぎ込んで開発する”を反映させて書きました。
一応解釈としては999以上つぎ込んだって事にしました。
流石に資材鎮守府にある分だけってなったらここからの策戦に支障来すし…何より、提督とオリョクル班と、加賀さん達が…ね?

>>98
妖精さん色々いすぎて分け方に困ったのでアルファベット順に分けました。
ヘルメットやらトンカチやらを持ってる子は想像してあてはめて下さい。


建造、開発終わり。次回はいよいよ出撃だぁー!!

牛尾「…」

潮「どうかされました?牛尾さん」

牛尾「いや…ちょっとした悪寒が……」ゾクッ


……………………
……………
………


妖精(猫吊るし)「開発資材無駄に使ってしまいましたね。」アキレ

妖精(工廠員C)「で、でも後々の遠征時に必要になってきますから」アタフタ


ジャック「ぬうぉぉぉぉ!このままでは、これからの出撃の際に敵を上手く

蹴散らす事が出来ずこちらが不利になってしまう可能性が…俺が不甲斐無いばかりにっ!!」

漣「この人…アタシの為を思って開発を………(ちょっと見直したかも)」ポッ


妖精(工廠員D)「あれ?あなた方…もしかして、今から出撃されるんですか?」

ジャック「おーそうだった。建造や開発に時間を割いてる暇など無かったのだったな…」

妖精(工廠員F)「でしたら何故にこちらに?」

ジャック「牛尾から聞いてな。何でもここでなら出撃の際の準備を粗方してくれると言っていた。それでだ」


妖精(猫吊るし)「”うしお”さんと言うと艦娘じゃない方の方ですかね。確かお知り合いでしたっけ?」

漣「だそうですよ」

妖精(工廠員A)「出撃なさるならそれを先に言って下さればこちらも用意いたしましたのに!」

ジャック「すまん…ちょっとばかし、我を忘れてはしゃぎ過ぎた。以後気を付ける…。」



明石「聞き覚えの無い男の方の声だなと思って聞いていたら、やはり遊星さんの仰っていたジャックさんでしたか。」

ジャック「何者だ?貴様らは」


夕張「えっと…まず、自己紹介からしないと外の世界から来た方って

私達の事全く分からないハズだからまずそっちの方を済ませましょう?」

明石「それもそうね。」

明石「連合艦隊唯一の工作艦、明石です。」

夕張「軽巡の夕張です。っと言っても、コンパクトボディに充実の重武装を施した実験艦的存在だから

他の軽巡の娘と比べられても困るけど」


ジャック「成程。貴様達も艦娘と言うわけか…」

ジャック「(っと言っても、ここの鎮守府には外の世界から来ている俺や遊星…牛尾以外には、ここを総べる提督の元に仕える

こやつ等ような艦娘と妖精しか居ないわけだが……)」


ジャック「して、貴様らは俺に何のようだ?見た目からして他の艦娘とは違うとは見受けられるが」

明石「(この人会って数秒で私達の艤装が他の娘と違う事を読み取った…!遊星さん同様…只者じゃないわね。)」

夕張「ええ。貴方の出撃のお手伝いを」

明石「私達二人でさせていただきたいと思って参りました!」


ジャック「何ッ!それは本当か?俺達の出撃の準備の手伝いに態々来てくれたのか。気が利く者も居たものだなぁ」ジトー

妖精(猫吊るし)「あーもう悪かったですよ!提督の連絡を受けたのに察せなくて!」プンプン


妖精(工廠員B)「それにしても…大丈夫かなぁ。二人共いつものノリで外部から来た方に接し始めたから提督さんが心配だ…。」

漣「いつものノリ?」


キャーキャーウフフ


夕張「所で…こちらに”あれ”はお持ちになって来られてないんですかジャックさん?」


ジャック「ん…?”あれ”とは一体何だ…」

夕張「もー知ってる癖に!もう…勿体ぶらないで下さいよー!」

明石「遊星さん以外の方の他のモノの構造も見てみたいんですよ。あれ、イジリがいがありそうだもの。」テレ


ジャック「さっきから何の事だ…」

夕張「惚けちゃってー分かってる癖にぃ!外側から内側まで…内部の構造もビッチリ触って把握したいんですよ。

だからどうかお願いします!」ウキウキ


ジャック「まるで意味がわからんのだが…ちゃんと俺に分かるように説明してくれ。」



夕張・明石「(もうこうなったら、直接言うしかないみたいね。)スーハー D・ホイールお持ちでしたら改装させて下さい!

私達好みに改装させていただきますのでっ!」

ジャック「D・ホイール…だと、何故にそれの改装の話が出て来るのか分からんが…残念だが、こちらの世界に持って来とらんわ!!」




夕張・明石「」ガーン


漣「(ほいーる?何の事か分からないけど、この提督さん用の船の準備さっさと用意してくれたら出撃出来るんだけどなー)」

続く。
明石さんも遊星のメ蟹ック技術を見て夕張同様改装バカになってしまったようです。
まぁ夜戦バカも居る位だしこれ位しょうがないんじゃないかな?

次回は来週のどこかで更新予定。

進みはしませんが再開

……………………

……………

………



ジャック「成程な…貴様たちは、異世界から俺が来ていると知って、遊星同様Dホイールを持って来ているだろうと思い込んで
改造出来ると浮かれていたわけか。」


明石「早とちりしてました…。」

夕張「確認もままならず…すいません。」ショボーン

ジャック「まぁよい。思い込みは誰にでもあるからな。」


ジャック「…だが、もし持って来て居たとしても貴様達に俺のDホイールを改造してもらう事は無に等しいだろうが」

夕張「えぇーそんなー改装させて下さいよっ!!」



ジャック「はぁ。貴様達に少し、俺達が居た世界で数年前に起きた話をしてやろう。」


漣「昔話?唐突に何を私達に語り始めるんですか?」

ジャック「…以前、俺のホイールを勝手に弄って改造しようとしていたメカ好きな男が一人居てな。

そいつは俺が出払い中に俺の承諾無しで勝手にホイールを分解し構造を確認していたのだ。それに苛立った俺は

奴を振りほどきホイールにいらん事がされていないか確認したのだが…」


ジャック「驚く事に悪化している所か走りが断然良くなっていた。」


明石「それ程までの改善を…(もしかして、その方…遊星さん以上?)」

夕張「私達以上のメカ好きとお見受けします!その方!!」

妖精(猫吊るし)「それでどうなされたんですか?」

ジャック「まぁ否定は出来んな。そいつは、ここの世界に来ている牛尾があの後駆け付けセキュリティで保護していたが

面倒を見きれなくなったらしく、知り合いの俺達に御守を押し付ける形で呼び寄せた男だと分かった。」

ジャック「俺は当初は断然断るつもりでいたが、奴の力量とスペック等を垣間見て…俺達の住んでいた場所で行われた大会”WRGP”

に向けて奴をガレージで引き取り、ホイールの調整を遊星とあ奴に任せる事にしたんだ。」


夕張「要するに優秀なサポーターが見つかったわけですね。…で、それと私達の改造をお断りするのに何の関係が?」キョトン


ジャック「俺は…あの時の事もあって、他人に自分の物を弄られ干渉されるのがどうしても気に食わんのだ!

だから俺は信頼できる関係になったものにしかホイール全般の整備は任せていない!

貴様達の腕が一流が確証を得られない以上貴様らに任せる事は未来永劫有り得はせんのだ!分かったかっ!」



続く。

漣「その話を聞く限り…つまり」

妖精(猫吊るし)「その出来事をずっと根に持ってたと言うわけですか…」アキレドックス


ジャック「勝手に自分のものが弄られるのが気に食わんだけだ!」キッパリードブロー



夕張「フフフッ」


ジャック「何がおかしい…貴様ら?」

夕張「逆に考えれば…、私達の腕が一流と貴方に認められればD・ホイールの改装を許可してもらえるってことですよね?」


ジャック「むぅ…確かにそうだが。」

明石「なら、私達の腕前を貴方に直々に見てもらってそれで文句が無ければ貴方のD・ホイール改装させてもらうという事でよろしいでしょうか?」

ジャック「何故にそうなる…!!?ここにD・ホイールは持って来ていないと言ったばかりに何故そこまで拘るんだ!!」


夕張「遊星さんのホイールを見せてもらった時に聞いたんです。貴方のホイールの事も」


ジャック「何っ!?遊星はここに居たのかッ!!?」

明石「ええ。ここでいつも作業されております…今は、ここの所働きづめだったので休みをとってもらっていますが……」



ジャック「相変わらずの生活を送っているようだな…遊星の奴は(だが少し安心した。)」


夕張「ハイブリッドモデルの単輪タイプなD・ホイールはあちらの世界で世界に一台しか無いとされる希少種だとか」

ジャック「遊星め、余計な事を話おって…」

漣「ほいーるってもしかして車か何かですか?」

夕張「そんな事も分からなくてジャックさんの艦娘してたの!?駆逐艦としてなってないわよ!貴方!!」


漣「(えー配属されてままならないから知らないのが当たり前なのに夕張さんに怒られた-)」ガーンディーヴァ


夕張「いい?D・ホイールってのはね。バイク型のデュエルディスクのことなの!」

漣「へーバイクの事なんですか…。(あれ?何だか聞きなれない用語が後ろに付いて来たような”でゅえるでぃすく”って何なのよ?)」


ジャック「俺のDホイールについて遊星から教わり、俺だけのD・ホイールの魅力を少しは共感出来るまでになったようだな…

そこは褒めてやろう。」

ジャック「褒美だ。貴様らのその励みに免じて…譲歩し、お前たちの腕を俺が見極めよう。」

明石「いいんですかっ!?」ヤッターレットウォリアー


ジャック「しかし、ここには見た限りD・ホイールも無い…こんな状態のこの場所で俺にどういう手段で見極めさせるつもりだ?」

明石「それは…」

夕張「コホン!用意しておりました。貴方に見極めてもらう手段…それは、私達二人が作る”出撃の際の船の建造”です。」





※ここで唐突の安価コンマ判定。
 明石、夕張がジャックの出撃に備え、出撃に必要な船を建造するようです。安価下2


コンマ30以上で船。コンマ47以上で艦娘建造。その艦娘に捕まって出撃。艦娘名は下。
コンマ63以上でD・ホイールの建造成功。コンマ82以上でDMのモンスターの精製に成功。モンスターはジャックの所持カードのみ名前は下。
コンマ90以上でドラム缶を素材にドラム艦を建造し出撃。
40以下の場合は出撃の際に乗る船の建造に失敗。ペンギンを片手に自ら泳いで出撃。

ホイール成功じゃないか!ナイス
ただランニングデュエルブーツないのは残念

夕張「そんな事もあろうと貴方に私達の実力を見極めてもらおうと用意しておりました手段…それは、

私達二人で貴方達の出撃の際に必要になってくるであろう”船の建造”です!」


ジャック「な、に……?」

漣「あーそうだ。私達それが必要になってここに来たんでした。」


夕張「そんな事だろうと思ってた。この夕張さんのデータベースを甘くみない事ね」

明石「(さっきまで作業に集中し過ぎて周りの騒がしさにイライラしてここに忠告に来た人の発言とは思えないわね)」


ジャック「確かに、出撃の際に俺も同行するのならば船は必要になってくるだろう。しかし、何故わざわざその為に建造をしなくてはならん?」

夕張「あ、鎮守府だからってあるだろうと思ってるだろうから言っときますけど、擬人化した私達が現地に赴くから提督自ら出撃なんて事は有り得ないらしくて船は置いてないらしいのよ」



ジャック「なにぃ!!?船の一隻も置いておらんのかッここは!!」

明石「これは他の鎮守府にも言える事なんですけどね…。」苦笑い


ジャック「…なら、指揮する者たちが集まって今後の対策について会議する場合はどうしているんだ?」

明石「何でもスクリーンを用いて通話してるらしいとか言ってましたが」

ジャック「…。」


ジャック「『指揮する立場にある者なら現地に赴き、状況を把握し的確に支持を出せ』とあ奴等上の連中に言いたい事は山の用にあるが…」

漣「(むしろこっちは提督自ら出撃に同行って事の方に驚きを隠せてないんだけど)」


ジャック「船が無いなら仕方あるまい…どうやら貴様達に、任せるしか現地に行く手段はないようだしな

貴様たちの腕がどれ程か…しかと見届けさせてもらうぞ」

夕張「はい!」

明石「遊星さんに教わった腕の見せ所。何だけど…んー……と……大丈夫かな?やってみない事には何も始まらない…わね。明石頑張ります!」

夕張「その意気よ明石さん!二人の腕がどれだけ凄いか提督に見せつける絶好のチャンスなんだから。腕が鳴って来たー」



夕張「今から建造に取り掛かりますけどジャックさん達はその間どうされます?」



グー


妖精(猫吊るし)「凄い音がしましたが…もしかして」

ジャック「…すまん。俺の腹の音だ。ここに来る前に喫茶店でコーヒーを飲んだだけだったからな。どうやら腹が減って来てしまったようだ…」

漣「しっかりして下さいよー指揮官!」


夕張「でしたらその間。あそこに連れてってあげたら?」

妖精(猫吊るし)「はぁ。あそこですか…まぁ、鎮守府内を案内するのも兼ねて立ち寄るには丁度いい所ですけど」


漣「あそこ…?」

妖精(猫吊るし)「”甘味処 間宮”今からお二人ご案内いたします。」




次回に続く

>>136
まさかD・ホイールがほんとに建造されるとは…
てっきり泳いで出撃したり、ドラム缶を使用して艦を建造する流れになると思ってたよ

ランニングデュエルブーツ(水上用)なんて思いつかなかったよ…どっかで出せないかな?

甘味処 間宮

妖精(猫吊るし)「こちらです」

ジャック「ほう。ここが貴様らが言っていたお勧めの店とやらか」

妖精(猫吊るし)「ええ。こちらは主に艦娘の皆さんが理由されていて好評なんですよ?」

漣「ここに来たらまず初めに来たかったとこ何ですよねぇ~」ポワポワ


ジャック「ヌッ…そこまでの店なのか。ここは……」

妖精(猫吊るし)「ここの間宮も実際に戦場に赴き艦の補給を務めてた役割を引き継ぎ担ってますからねぇ」


間宮「あら、どちら様ですか?」

妖精(猫吊るし)「こちらに当分務められるジャック指揮官をこちらに案内しようと思いまして」

間宮「そうだったんですか。ここじゃ何だし入られて下さい」

ジャック「失礼する。」

間宮「(…思ったより長身がデカい。提督を遥かに超える高さとは……)」



北上「へー指揮官として他世界からやって来た人が居るって聞いてたけどもうこっちに着任してたんだぁ~。」

ジャック「お前は?」

北上「あたしは北上だよー。ま、よろしくねー」


ドスン(座った音)

ジャック「ここのメニューは…っと言うか、文字が逆さまで読みづらいでわないかっ!」

妖精「それは仕様です。」

大井「そこのあなた…北上さんが挨拶したって言うのに、返しの挨拶も無いの?指揮官としての態度なってないんじゃないの?」

ジャック「何だ…次から次へと」

北上「大井っち別にあたしは気にしてないからいいよ。」

大井「で、でも…」


ジャック「ここのメニューを一先ず一式持って来てくれ。腹が減った…」グー

間宮「あ、はい…すぐにお持ちします!」

漣「あ、あたしも間宮さんのアイス頼んでいいですか?」



北上「目を見れば分かるんだよ…あの人も、結構な修羅場潜ってるってね。だからあんな態度でもあたしは別に気にしないからさ」





To be continued

ジャック「やはり間宮はいい…この仄かな香り優雅で落ち着きが……………





ッ!これは、紅茶ではないかっ!!」ドンッ


甘味処 間宮

漣「注文したの早々と食べ終わって、最後の最後に残してた紅茶でやっと一息つくんだろうと思って見てたのに

出て来た紅茶に対してケチつけてテーブル叩くなんてお客様としての礼儀がなってないわよ?」


漣「あ、間宮さんアイス追加お願いしまーす」


ジャック「文句も言いたくなるわ!甘味のあるものを食した後と言ったらやはり苦みのあるコーヒーが飲みたくなると言うものが人の性と言う奴だ。なのにこ奴と言えばそれが分かっていない!」

漣「それが文句って言うんでしょーに」モグモグ

ジャック「そんな事が分からないようではやはり貴様は見た目同様に味覚も未だにお子様のようだなぁ~」

漣「だれが味覚がお子様ですってぇー!!!!」ムキー ジタバタ

間宮「申し訳ございません。こちらでは珈琲などの類をお出ししていなくて」

ジャック「何…だと?有り得ん…。コーヒーを置いていない店が存在するのか?」

妖精(猫吊るし)「ここは喫茶店のように利用される方も多く形としては近いですが”甘味処”ですからね?」

間宮「都合上、駆逐艦の子達もここを利用する為彼女達に悪影響が出ないようにお出ししないようにしてるんです」


ジャック「それならばあ奴(提督)はいつも何を飲んで指揮を取っていると言うんだ…?」


間宮「提督は確か---


妖精(猫吊るし)「提督は自室(執務室)で事務作業をされている時に秘書官をされている艦娘にコーヒーを入れてもらって

飲まれているそうですよ?」

ジャック「小娘達を思って自室以外では飲む事を禁じているのか…考えられんな。」

間宮「まぁそうでもないんですけどね。駆逐艦の子達が寝静まった頃を見計らって

こちらでは週一位夜でも店を開けて、夜営業に切り替えて駆逐艦以上の艦娘の子達や提督、それに遊星さんや牛尾さんに夜メニューをお出ししてたりしますから。」

ジャック「成程。そういったシステムを採用しているのか…それならばここでも一息つけそうで安心だ。それに、そういった事情があったのなら致し方あるまいしな。」

妖精(猫吊るし)「(英国生まれの金剛さんですらコーヒーより紅茶を好んで良く飲まれていますから

ここの鎮守府の重巡以降の艦娘達でも紅茶やビールを差し置いてまでコーヒーを飲もうと思われる方は割と少ないと思いますが…)」




ピンポンパンパカパーン…………ポーン




ジャック「何だ…この音は?」

妖精(猫吊るし)「この音は…確か………」


<マイク音量大丈夫?チェック、ワン、ツー…

よし。夕張さん大丈夫です。鎮守府内の全ての回線に繋がっているのが確認取れました。 キリッ


<いや…あの人を呼ぶだけなのに、そこまで大げさにしなくていいですからッ!霧島さんってばぁ!

ジャック「この声…確か、工廠の方のあの女か?」



<えーと、ジャック指揮官お待たせして申し訳ございません。

例の物が完成しましたので交渉の方までお越し下さい。 ブチッ


漣「夕張さんからのコール…ですよね?出来たんだ。割と早かったですね。」

妖精(猫吊るし)「優秀なお二人ですからね。作業スピードも段違いでしょう。」


(あの二人の技術を持ってしても遊星さんには劣りますが…ね)」




ガタッ

漣「行くんですか?」

ジャック「勿論だ。それで、こっちで頼んだものの会計だが俺が指揮官を任されている以上俺宛に請求される事はないな?」

間宮「え、ええ…ですね。(どうだったかしら?)」

ジャック「なら、良い。だが…もし、支払いの請求が発生する場合はここの提督か、ここを勧めた工廠の方の夕張にでも請求しておけ」

ジャック「では、行くぞ。漣」

漣「(わ、私の名前…またっ。不意を突かれて驚く事もあるけど案外良い指揮官に付いたかも)」ポワワ



間宮「行っちゃいましたね。」

妖精(猫吊るし)「破天荒なお方でした。それに、最後の最後…あの人、とんでも無い事言ってませんでした?」

間宮「夕張さんと提督を非常時の支払いの請求先として指定して行きましたね…」ハハッ


妖精(猫吊るし)「……そういえば、気になってたんですけど、もし今回あの方がお召しになった菓子を全額お会計しなければならなかった場合って

ご注文総額いくら位になっていたんでしょうかね?」

間宮「…換算してみましょうか?」タンタンタンタン←電卓叩く音

~数分後~~


間宮「ええと……こ、これはぁ………」ドンビキ

妖精(猫吊るし)「どれどれ……ん?あぁ~」ナットク

妖精(猫吊るし)「一言言えるのは…あの人、絶対あちらの世界での外食控えるべき人だって事ですね。ってか、これまでどんな生活して来たのやら」アゼン





To be continued

提督「…今の………」

金剛「工廠に居る夕張からのアナウンスでしたネ~」


執務室

提督「さっきの愛宕や霧島の事はさておき…工廠の方から呼びかけするのって珍しい事ないか?」

金剛「確かに、あそこで働いてくれるフェアリー(妖精)達や明石、それにいつもあそこをよく利用してる夕張ですら鎮守府全体に

コールした事なかった気がするケド」


提督「それも指揮官に着任したばかりのジャックさんに対するアナウンス…だぞ?」

金剛「言われてみれば確かにちょっと変ですネー」

提督「だろ?それにしても何であの人、あんな所に居るんだ?出撃したんじゃなかったのか……?」


金剛「そういえば、その事で思い出したんだけどサァ~?ジャック指揮官がここを退出して以降、あの二人が出撃したっていう報告が

こっちに送られて来て無いみたいなんだよネェー」




提督「えっ……な、何っ?…そんな事があるわけが………いや、まさか……ね?」


金剛「もしかして、あの時あの二人に出撃の概要を大まかに伝えただけで、船の手配や出撃日時等の諸々に必要な事項を後回しにしてたから

あの二人に上手く伝えられず、困った二人が夕張の居る工廠に向かったんじゃないカナ?」

提督「可能性は…多いに有り得るな。…そういえば、船の手配渋って後回しにしてたんだっけ?」


金剛「モー提督ったら叢雲に注意されたデショ?彼、遊星さんみたくD・ホイールを持ち合わせてないから出撃には必ず”船”が必要だって」

提督「ッ!だった!あの人にD・ホイール持って来させるの忘れてたんだった!!」オーマイガー

金剛「アタシは始めから思っていたけどまさか…提督の方が分かっていなかったとは……シット!誤算でした」

提督「…すまん。不甲斐無い非力な自分を許してくれ…」


金剛「過ぎた事は仕方ないネ。まぁあっちに呼ばれてるなら夕張との関係も良好になれたとみて間違いないだろうし

出撃方法も自ら切り開いていけるんじゃないかとアタシは思うカナ~?」



金剛「只、提督がこの事を二人に伝え忘れてたってあの子が知ったら今頃提督がどうなっていたかを考えて反省して次に生かすべきだと思うヨ」ヤレヤレ

提督「…h、反省します………」トホホ

提督「とりあえず、こっちの伝え漏れが原因だし、後からでも工廠の方に連絡入れとくか……」



金剛「”す、ぐ、に、ネ”」ニコッ(威圧)

提督「スンマセンシタ-…す、すぐに連絡させていただきます!!」

提督「あの人、工廠で要らん事してなきゃいいけど…」ピ、ポ、パ、プルルルル

提督「(ん…そういや、港の方で待たせてる”あいつ”は今頃どうしてんだ?)」



鎮守府近海 港


天龍「ヘックション!さみー…ホントに来んのか例の奴はよぉ?遅すぎんだろ……

時間も守れねーなんて指揮者として失格だろー。異世界のあの人を見て期待してた自分が馬鹿みたいじゃねーかよ」


コソコソ

天龍「ん?何だ…何か、物音が聞こえたような気がすんな?」


シーン

天龍「気のせいか」

天龍「(………けど、誰かに見られてる気がすんだよな…敵の偵察機でもいんのか?…それらしい殺気は感じねーし…

一体何なんだってんだ?こ、こえぇーんだけど)」プルプル


ガサゴソ

天龍「なっ…変なトコにゴミ袋か何かが落ちてんなーって思ってたがッ!こいつ動いてやがる!気配がすっと思ってたのは、こいつが原因か……?」

天龍「何モンかしらねーがそんな所に隠れてないで正体を現しやがれ!」


??「ムガー!モゴー!ムー…ガッガー‼」

天龍「ヒェッ…な、何だ…こいつ?深海棲艦の類か何かかよ?こいつぁ、さ、流石の…俺様でも手に余る代物だZE☆

て、提督にまずは報告して対策考えて編成組んで来なくちゃな…うん。今の俺じゃ無理だわ」冷や汗



ビュン

天龍は逃げ出した。



????「モゾモゾ…ムッ?ムガモガ?う~………!?」ピコーン



数分後


????「ぷはぁーやっと出られたんだからー!コツが内側から抜け出すのがこんなに困難だったとは…それにしても何なのあの人?

私が助けを求めてるって言うのに手を貸しもせずに逃げ出すなんて…失礼しちゃうんだから!」プンスカ


????「見た事ない光景…あの人の荷物の中に紛れて来ちゃったけどここ…どこなのぉ~?」

そんなこんなで今日はここまでです。

次回に続く!

続きは明日か明後日辺りに投下する予定です
ジャックの荷物の中に隠れてこの次元にやって来てしまった…彼女は一体?

????「ぷはぁーやっと出られたんだからー!内側から抜け出すのにコツがいったとは…でも、こんなに困難だとはねぇ…… トホホ

さっきのあの人が助けれくれてれば…って言うか、あの人何なのよもう!

????「私が助けを求めてるって言うのに手を貸しもせずに逃げ出すなんて…ホント失礼しちゃうんだから!」プンスカ


????「それにしても、ここ…見た事ない光景……よね?あの人の荷物の中に紛れて来ちゃったはいいけどここ…どこなのぉ~?」



????「んーっと、こんな所で考えてても仕方ないわ。こんな事、私にとっては些細な問題よ!」

????「何てったって、いつもなら隠れてても見破られて追い返されてる私だろうけど、今回の私は一味違うのよ。

事前にプロリーグ予選に出場するって情報は仕入れ済みだし、贈り物の中に潜り混むってヘマはしなかったしね」

????「(最も久々に会えるって分かって彼に密着したくてたまらなくて彼の荷物の中に潜り混んだだけだけど)」


????「そういえば、あの時会場前の喫茶店で話してた人プロリーグの関係者かと思ってたけどあんまり見ないような服来てたし何だか難しい話してたみたいだし誰だったんだろ?」



????「今のジャックの回りで起こってる事何だか色々とありそうね。こうしちゃいられないわ!」

????「あの人に連れられて来た所は私の想像してた所とは程遠い所みたいだけど…私は負けないんだから!彼が居る所に私有り…よね?

何で彼がここに来たのかさっそく周りの人に聞いて取材なんだからっー!!」


??「またひと騒動起こしそうな方が…いらっしゃったみたいですね。これはスクープになりそうです。」

青葉「青葉見ちゃいました♪」





To be continued

バタン!


ジャック「待たせたな。俺がk」

夕張「長くなりそうなその前置きはいいですので本題に入りましょう。」キッパリ


工廠



ジャック「それはいいとは何だ?態々、お前たちの作った物を見定めに来てやったと言うのに人の話を最後まで聞かんか」

夕張「でも、それ…自身が元の世界でキングだったって言うアピールなんでしょう?」

ジャック「まぁ…そうだが」


明石「遊星さんから貴方やお仲間達が遊星さんと共に為し得て来た戦いの数々を聞かされて来たので

貴方がもうキングじゃないって事は知ってるので……」


夕張「今の貴方がそうやってキングだった時代をさらけ出してアピールしてる姿に正直幻滅してます。」ドンビキ

時間が取れないので午前中はここまで

明石「……貴方がもうキングじゃないって事はとっくに知ってると言うか……」

夕張「今の貴方がそうやってキングだった時代をさらけ出してアピールしてる姿に正直幻滅してます。」ドンビキ


ジャック「何をぉ~!!?」

夕張「だってそうでしょう?”元”キングさん?」ニヤッ


ジャック「き、貴様ぁ!」ピクッ

ジャック「言わせておけばぁ!!好き勝手言いおってぇ!!」イライラ

ジャック「大体…その情報はかなり前のものであろう。今の俺は---」バンッ


 

『”プロリーグ出場に向けて貴方は故郷を離れ、偽りでないキングの座に就く為に日々励んでいるんでしょう?”』



ジャック「ッ!?………。」ウデクミ

明石「貴方が勝ち取っていた栄光は偽りであったという事実…に、貴方は正面から向き合い挑み屈せずチームで優勝を果たした大会。

その後、突如押し寄せて来てしまった逆らえない運命に立ち向かい未来を守る為共に戦った戦い…

そして、その後の貴方達が自分たちの道を切り開く為貴方が先導し遊星さんとの戦いをし道を示した最終戦まで。」


ジャック「全て…聞いていたか。」


明石「どういった思いで貴方が彼に挑んだのか…戦って理解したと言ってました。それに、その戦いを見たお仲間の方も自分の道を

見つけられそれぞれの道へ向かって行けたと」

夕張「道を促したそんな貴方もシティを離れプロリーグの開催地に向かい、今も出場する為奮闘しているんだろうとここでもいつも呟いていますよ?」


ジャック「心配性な奴め……(まぁ今は圏外の方まで戻って来てはいるが…)」

夕張「…あの人が自分の住む街に残る決意をした事も含め全部知っていたんです。」

ジャック「なら、何故知っていないような素振りをしていた?」

夕張「えっと…ジャックさんが、威張り始めたら過去の話を掘り返したら良いって遊星さんが言っていたので…それで」


ジャック「ゆうせぇ」ハギシリ


明石「(遊星さん本人は言ってなかったけど、あの人によるとそれはお仲間のクロウさんが言ってたとか何とか…)」





とある場所
???「ヘックション!風邪引いちまったか?」

???「無理しちゃうからいけないんじゃないの?」

???「心配なんでちけど」

???「心配すんな。そりゃ無理もするだろーよ。こっちもガキの世話事が前より増えて大変だがよ。

それ以上にオメーらの笑顔にこっちも救われてんだからお互い様だ」ニッ

工廠

ジャック「それで…俺を態々茶化す為に呼んだのか?」

夕張「っと…行けないいけない!逸れてしまいましたね。ジャックさんをからかうのはこの位にして…」ヒョコッ

ジャック「俺の思い出したくない過去の話をからかう為に態々蒸し返すのは止めてくれッ!!」ナゲキ


夕張「はい。ぜ、善処します。それで…ですが出撃の際に必要な物の方は完成していますよ。」

ジャック「本当かっ?なら、さっさと案内しろ。手間を取らせおって」

夕張「こちらです。」



ジャック「こっ…これはっ?」


そこにあったのは遊星が以前サテライトで作っていたD・ホイールと同等のモデルの到底船とは呼べない代物だった。





To be continued

次回来週に続きます。

ジャック「これは…遊星がサテライト時代に作っていたホイールと同系統のものではないかっ!」

明石「ええ。以前見た事がおありならそう感じても無理はないかと。

何せこれは、その試作品を基に私達の手で作られたものなんですから」


ジャック「まさか、あのホイールをっ…お前たちが、再現した物がこれなのか!?」


夕張「っと言っても実際に見てないので似てるか似てないのか私達では判断出来かねますが」

明石「私達の手だけでは完成できませんでした。私達も作ってみたいと遊星さんにお願いし、快くこのタイプなら私達にも出来るだろうと、

合間合間に遊星さんが時間を割いてまで色んな知識を教えて下さったから出来た事です。」

ジャック「そう…か。」


夕張「そのおかげもあって私達の手で造る事が出来たんです。最も…工作艦と実験軽巡の二人が合わされば

出来ないような不可能な事なんてないんですがね。」フフーン


ジャック「(あれは…確か、俺がシティへの切符を手に入れる為に、遊星を罠にはめ、シティへ向かう為に奴から奪い取ったのだったか?)

ジャック「(そして、あの後は…確か、シティに着いた直後にエンストし使い物にならなくなって乗り捨てたんだったな。)」




ジャック「(あれがこうやって作り手が違うとは言え現実に…俺の前に甦っている。何たる偶然だ…これは……。

これもあの時の俺に課せられた宿命なのだろうか?」

短いですがここまで
キングはここ最近SSを書く為に時間を割けないのだ。長く投下出来るまでしばし待っていろ

今回もちょこっと更新出来そう。
最後の方にもしかしたら安価取るかもしれないのでお願いします。さぁ19ぞー!!

夕張「以前、遊星さんが私達の戦いに介入して来た際には水上用に改造して海の上を走行されていました。」

夕張「ですので、それを応用して今回組み込み作ったまでですよ。」

ジャック「等々…海の上を走行する技術をシステムに組み込みおったか……」


明石「それで、いかがでしょうか?私達のホイールの出来は」



ジャック「………良い出来だ。」

夕張&明石「!?」

ジャック「遊星もサテライトで俺達が暴れていた頃に、機械いじりをしてた最初は…

こんな出来だったな。」



明石「そうなのですか…?」


ジャック「お前たちからしてみれば信じられない話かもしれん。だが最初は誰だってそういうものだろう?」

ジャック「そんな技術を持ち合わせて誰しも生まれて来ない。…これはお前たちにも言える事だ」


夕張「…へ?あたし達ですか?」

ジャック「お前たちもどんな形であれ、この世に再び生を受け甦ったのならば分かるであろう?」

ジャック「今のお前たちに知識があり、こうして工作する技術も持ち合わせているのは

…お前たちを作り、沈むまでずっと共に戦った仲間(乗組員)達の心が反映されたもの…違うか?」


夕張「…」

明石「ん…。」



ジャック「…だが、今のお前たちはもう一艦では無い。艦娘として…新たな生を授かったハズだ。」

明石「確かに…。でも、この身体があるのは妖精達のおかげあってのこと…です。」

夕張「こうして生まれ変わったとは言え未だ戦いが終わらないこんな惨状では…私達の第二の人生なんて……合ってないようなものです」


ジャック「いつの世も戦いはあるものだ…これは無くなりはせんだろうな。」

ジャック「…敵対する相手がどんな事情でお前たち艦娘引き入る鎮守府を狙い始めたのか俺には分からん。

…がだ、相手の想いに正面から向き合った事はあるか?」


夕張「えっ…と、深海棲艦に向き合って戦った事は…すいません。私達には無いんです…。」

ジャック「だろうな。」



ジャック「どんな相手であれ誠意の籠った思いで相手にぶつかれば自然と相手の心が己に伝わってくるハズだ。

俺は格下が相手であろうとデュエルでそれを感じ取る事は忘れなかった。」

明石「相手の立場に立って感じ取る…(遊星さんがやったように…。)」


ジャック「貴奴らも…戦いでしか思いを伝えられずいて運命に抗おうとモガいているやもしれん。

それはその身になってみないと分からんがな」





ジャック「お前たちは…遊星からホイールの作り方を学びこうして完成する事が出来た。」

ジャック「昔では考えられなかった事だろう?」


ジャック「これが敵対している相手とお前たちの違いだと俺はお前たちと短い間触れ合っただけで断言出来る。」


明石「個体差とは言え…意志疎通が出来、尚且つ私達のように人型で話す事も出来る深海棲艦は姫型など限られた数しか居ませんからね」



ジャック「…これからは今までのように自然と知識が入って来ると言う事はないだろう。ならばお前たちはどうする?」

ジャック「決まっている!ここからはお前たちの道だ。過去に囚われず、

こうやって自ら知識を…技術を得て、自分達のように生きて行けるという事を貴奴らに証明する為に相手の立場に立ってぶつかっていけ!」


ジャック「そうして、海域一帯を平和にし、艤装も持たないで暮らせる新たな人生をお前たちが歩みだすためにもな!!」



明石「は、はい!」ビシッ

夕張「そうですよね。遊星さんでも始めはメカニックとしての腕はなかったんでしょうしね…。

そう思えば私達にも伸びしろはあると思えて来ました。」


明石「それに、今一度改めて考えさせられる内容でしたしね…他の艦娘達の想いが少しでも深海棲艦に伝えられるような術を見つけたいと思います。

ありがとうございました。」ペコリ





漣「え~…、深イイ話を聞いてウルウル来ましたがー……あ、それはそうと準備は出来たようですがどうなさいます?」

ジャック「漣…居たのか。」アゼン







To be continued

ここまでだ。
あるストックを何とか引き延ばした…は良いが、出撃もしてないのに何故かまとめに入ってしまった感が否めない気がガガ
でもまだまだ続きますからね?
ジャックだってたまには良い事言うさ

ってなわけで、ここで安価取りますんでご参加下さいっと

※ここからの視点誰が見たい?       ↓3
 1.引き続きジャック(このまま出撃まで)

2.青葉の密着取材(謎の女性を尾行ルート)

3.提督、甘味処、初期艦4名のその後などなど

乙です 2

1を伏せてターンエンド

>>196>>198
ご参加下さりありがとうございました。
それではこのまま出撃まで行きたいと思います。(話の都合上…ちょこちょこ提督側等を映すかもしれませんが)

今週末までには続きを書けるかと…最後にジャックが一言いいたいそうd…ちょっ、おまっ


ジャック「遂に俺が出撃する時が来た。準備は整った…漣と共にこの戦い必ず勝ち取ってみせる。腕が鳴って来たわ!」

フラゲ見て来たがジャックストラクがガセ情報だっただと…?
まるで意味が分からんぞ!

組んでてようやく強化されると思っていたのに…仕方ない。SS書くか。9時過ぎ頃続き投下予定です

漣「え~…、深イイ話を聞いてウルウル来ましたがー……あ、それはそうとどうなさいます?」

ジャック「漣…居たのか。」アゼン




漣「居ましたよ!!」ガビーン

ジャック「すまん。あまりにも話に入って来ないものだから完全に存在を忘れていた…」

漣「真剣な話をされていたものだから入ろうにも入りずらかったんですよ!

それ位、察して下さいよ!指揮官のバカぁ~~~!!」


ジャック「…悪かった。」

夕張「ハハハッ」ニガワライ


~~~~~~~~~~~~~~~~~


ジャック「……認めよう。お前たちの腕が素人では無いと言う事を」

夕張「本当ですか?」

ジャック「と言っても…奴の元で習ったのならば、これ位出来ていて当然といえば当然なわけだがな」

夕張「厳しいお言葉ですね…まぁそれも当たり前か。」


明石「…でも、認めてもらえたという事なら、こちらのD・ホイール…出撃の際に使ってもらえるという事でいいんですよね?」

ジャック「無論な」


夕張「やったー!!」

明石「私達の努力が報われましたね。夕張さん」グスン

夕張「ええ。これで…ジャックさんのホイールを心補く弄れます」デュフフ

明石「夕張さん…浮かれすぎて酷い顔してますよ……?」ボウゼン


ジャック「俺が指揮官の任務を終え一度元の世界に帰り、また…ここに来れたら

俺のホイールの整備をお前たちに任せるつもりだ。1度切りだがな。」

ジャック「その時はお前たちの好きなように改造してくれても構わん。だから、それまでの間暫し待て」


夕張「分かりました!それだけ分かれば十分です!この夕張、以前やる気が出て来ました!」

明石「もう…夕張さんったらぁ褒められるとすぐ調子乗るんだから」アキレ




漣「一つ良いですか?この、D・ホイールって本来どんな用途に使われるんです?」

ジャック「公道を走る手段の一つとして使われている。いわゆるバイクだな。

違うのは”デュエルディスクも内蔵されデュエルが出来る”という点だが」


漣「あの…。所々…“デュエル”ってワードが出てきますよね?」

漣「いい加減それが何なのか私気になって仕方ないのですが~」


夕張「えーっと、ここに着任したばかりだから漣にはそれが分からないのよね…うーんと、何て説明したらいいのかしら?」

明石「カードゲームも出来るギャルゲー…じゃなかった。バイク…とか?」

夕張「ギャルゲーは別のコンテンツでしょ…それだからにわかは困るわよねぇ」アキレ


漣「えっデュエルって、カードゲームの事だったんですか?」

夕張「まぁ貴方が知らないのも無理は無いわね。」

明石「私達でもつい最近までこれの事知り得てなかったんだもの」



ジャック「ちょっと待て。それはどういう事だ?ここはネオドミノシティの未来のハズだ?

なぜお前たちが”デュエル”に関して知らない!!?」

夕張「えっと…それは……」


明石「…この世界、どうやら一度何者かの歴史の干渉によってDMの歴史が途絶えてしまってるみたいなんですよ」



ジャック「なん…だと……?」


ジャック「俺達の世界でも何度か歴史の干渉は起きた事がある…。それをチーム5D’sの仲間と共に乗り切って来た。

(…中には俺達が干渉出来ず、遊星のみが時を超え伝説のデュエリストと共に元凶となる者と戦って未来を守り抜いたらしいが)」


ジャック「そんな戦いを通して未来を掴み取ったと言うのに…、俺の知らない合間にまた歴史の改竄をされたという事なのか?」


漣「私も、信じられないのですが…」


明石「私達もよ…でも、これは事実みたいなのよね?

だって、この過去の記録を何冊もの資料を通して調べて見つけてくれたのはあの大淀さんなのよ?」

漣「あの…大淀さんがっ!!?」


大淀『ここがこの鎮守府近海を救ってくれた大恩人である遊星さんの居た世界の可能性があるなら、記録が記された資料がどこかにあるはず…

無いわけが無いわ。必ず私の手で見つけてみせる』

大淀『…。』モクモク ペラッペラッ



ジャック「それで見つけたわけか。だが…その大淀が調べたと言う記録は、俺の知る未来の歴史と全く違うようだが」

明石「それは所謂パラレルワールドだと思います。」


ジャック「ある瞬間から分岐し、それに並行し複数存在していく言わば別の世界線という奴か」

明石「可能性は大いにあるかと…それも、提督はかろうじて知ってたみたいですけど」


ジャック「何者なのだ…あ奴は、俺の世界に介入して来るなど一提督が出来るような術ではないぞ」

夕張「まぁ…あの人は、遊星さんの赤き竜の加護を譲って貰ってますし550円で」

ジャック「どういう事だ?まるで意味が分からんぞ!」ビシッ



夕張「と、に、か、く!」

明石「提督は提督です。どこにでもいるような。私達に策戦を説明し、どんな状況であろうと即座に指示を判断出来、

出撃後の私達のケアも欠かさない。そんなお方だからこそ艦娘から慕われているんです。有能な提督ですよ。」


ジャック「(そうか。あ奴の元で秘書官を務めていたあの女…成程。あれは奴の事を好いていたのか…道理で納得いったわ)」




ジャック「今までの話を聞く限り、歴史の乱れが発生されているという事は、ここが何者かの干渉を受けた事に間違いは無いみたいだな。」

ジャック「その辺は遊星には?」

明石「私達と話していた時に…どうにも話が食い違っている事に違和感は感じ取っていたみたいですが。それに言及しては来ていません。」

ジャック「これ以上お前たちに心配かけまいと奴なりに配慮しているのであろう」



ジャック「疑問は残るが…一先ず、俺が漣と共に出撃しなくてはこの世界の海の現状を把握し対策を立てる事もままならん。

即出撃がしたい。準備は出来ているか?」


明石「えっと、だったら漣さんの艤装の装備のチェックが出来ますからそっちを先にしましょうか。」

明石「…さっき開発されたドラム缶を駆逐艦漣に装備されます?」

ジャック「それは…遠征用なのだろう?要らんわ!!」

漣「指揮官に同じくです。どう考えても要らないでしょ。装備されたら逆に不利ですし返って引きました。」キッパリ

夕張「アタリマエデスヨネー」


明石「後は、ですね。残ってるのは、現段階で作業してるD・ホイールにシステムプログラムをインストールする最終段階が残ってます。」

ジャック「なら早うせい!」

<「夕張さんも手伝って!」 <「分かったわ!あれをこうして…あっこのプラグラムは負担が多いから削ってぇ」

ジャック「それで、後どれ位時間がかかる?」

夕張「数分で終わるかと」

ジャック「(鎮守府内を回っている時間は無い…か。)待っている」ジッ


妖精(工廠員B)「本当に御一人だけで宜しいのですか?」

ジャック「不安は残るがな…現状ここまで来てはこ奴一人しか連れて行けまい。」



ピンポンパンパカパーンポーン

提督『あーあー…マイクチェックって出来てるかな?』

金剛『霧島の真似デスかー?似合ってませんヨーもっと霧島はデスねぇ~』アーダコーダ

ジャック「この声っ…あ奴か!?」



提督『どうやら二人とももうそっちに居るみたいだね。良かったぁ」

金剛『さっき言ったデショウ?まず謝る、ネ!』ビシッ

提督『す、すまん。こっちのミスでジャックさん達に連絡が遅れてしまった。申し訳ない』


ジャック「本来ならこちらに赴き俺の前で深く謝るのが筋だろうが…どうにもそうも言ってられないらしいな、

貴様の立場上仕方ない事なのであろう。今回だけだ。許してやるのはな」ムスッ


提督『恩に切るよ。それで、お詫び何だが…君の出撃の際にお供出来る艦娘2人何とかこちらで用意する事が出来たんだ。』

ジャック「本当かっ?」

妖精(工廠員B)「良かったですねぇ。

(でもその二人を加えてもこの人の暴走止められるんだろうか…不安だ)」

漣「あ、二人増えるんだ…良かったぁ。さ、流石に、着任早々一人で”南西諸島沖警備”に出撃するのは荷が重かったんですよねぇ」

ジャック「腰が抜けたか。まだまだ甘い小娘だな…全く。(仕方ないのかもしれんが)」フッ


提督『さっき向かわせたからそろそろそちらに着くハズだ』

ガチャン ギー


提督『おっ噂をすれば』

工廠に来た艦娘(駆逐艦以上1名。軽巡以降1名。※潜水艦抜き)
↓2 ↓3

唐突な安価でしたのでしたので見てる人居なかったのかな…ちょっと心配?
こっちも待ってましたが眠いので今日はここまでにして寝ます。

なので、ここでもう一回再安価取ります。

明日再開したいので出来れば安価で艦娘名を決めるのにご参加お願いします。


提督の指示で工廠に来た艦娘は? ※ドイツ艦と潜水艦抜きとします。

↓1(漣以外の駆逐艦以上の艦娘名を1人)

↓3(軽巡以降の艦娘を1人)

摩耶「ここが提督の言ってた指揮官が居るって言ってた場所かぁ?」

満潮「そうみたい…けど、何故工廠に?明石さん達が居て出撃の準備が大方出来るから……?

今まで何をしていたのか分かんない。」

摩耶「まぁそうムスッとすんなって!指揮官らを探して見て出撃の支度出来てるか確認してさっさと出撃すれば今からでも何とかなるっしょ」


ドスン

摩耶「イテッ!摩耶様の前に立ち塞がって前に通さねーつう愚か者はどこのどいつだよっ!!

(ん…待てよ?っつか、アタシを遮れる奴なんてウチの鎮守府に居たっけか?)」

満潮「ッ!?摩耶…その人!!」

摩耶「…?そもそも、アタシ…何に当たって……」

ジャック「…。」



摩耶「(で、デケー!!)」

満潮「確か…この人が、提督の言ってたジャック・アトラス。ここを今現在任されている指揮官の一人…」

摩耶「(にしても間近で見ると身長190は有るんじゃねーのか?この人!!?)」


提督『どうやら着いたみたいだな』

ジャック「らしいな。」

明石「提督が送り出した助っ人は満潮に摩耶さん…ですか。」

夕張「重巡洋艦が居ればかなり戦いが楽になるわね。軽巡の私が行っても良かったんだけど重巡には敵わないわ」


提督『これからお前たちは彼の元に付く事になる。その前に、まず彼に自己紹介を』

摩耶「えっ…と、よ!アタシ、摩耶ってんだ、よ、よろしくな?」

提督『何で疑問形何だ…(あれ…どうみてもジャックさんの身長に威圧されてんな。)分からんでもないけど…』ボソッ

満潮「駆逐艦、満潮よ。ここって例の人みたいに指揮官自らが戦いに乱入して来るってとこよね?私、なんでこんな部隊に配属されたのかしら。」


提督『色々と思う事は各々あるだろうが…今回は彼の元に付いて同行してくれ。お前たちが頼りなんだ』

摩耶「ヘッ!だから良いっつたろ!提督の頼みだったらアタシは何だって聞くってんだって!」

提督『えっ今何て?”何だって聞く”って言わなかったか……だったら』

コツン


金剛『本気にしナイ!』

提督『本気にしてないってば…!まぁ…何だ。ジャックさん…この出撃で、貴方の指揮能力と貴方の実力が試されます。』


提督『貴方が遊星さんの言う人だったのなら…私達にその実力を見せて下さい。』

ジャック「それ位分かっておる。キングとして返り咲く為今も磨き続けている…この実力を貴様と遊星に見せつけてやるわ!」

提督『楽しみにしてます。』

金剛『夕張ィ!そっちの準備は終わったネー?』



夕張「97、99、100。インストール完了。準備出来ました。」

提督『摩耶に満潮は艤装のチェックは済ましてある。そこの所の心配は要りません。』

ジャック「了解した。」

提督『それでは出撃ハッチの準備を』

明石「出撃ハッチ開きます!位置に着いて!」

妖精(工廠員A~F)「配置完了。せ~のぉ!!!!!」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


夕張「最後に一つ。いいですか?」

ジャック「何だ。こんな時に?」

夕張「こちらのD・ホイール、本来の用途通りデュエルが出来るようデュエルディスクも内蔵されているのですが」

ゴニョゴニョ


ジャック「何ッ!?これはモーメントエネルギーで動かしているわけではないとッ?

では何で動かしているというのだ!?」

夕張「落ち着いて聞いて下さい。遊星さんの持って来られていた遊星粒子がありそれをシステムの一部に

同期させる事によって現状動かしています。」

夕張「いや、正確に言うと今現在“は”動かせています。」

ジャック「どういう事だ?分かるように説明せい」



夕張「それが、遊星さんがこちらに来られた時に持って来ていた分の遊星粒子は実は応急用しか無かったんですよ」

ジャック「…だろうな。持ち合わせているのが不思議だと思っていた位だ」

夕張「一応、こちらでもある資材を使って遊星さん、明石さん、妖精さん達と共に色々と試みて

遊星粒子に近い粒子を開発に成功しましたので…それを「それは真かっ!!?」」

夕張「って、近いですよっ!!本当じゃなければジャックさんに話してませんよ」

ジャック「ならエンジン部分は今の所は問題ないと言うわけだな。」


夕張「ですが、開発した言わば遊張粒子でも名付けましょうか。それは遊星粒子と馴染むのにかなり時間を要するみたいでして」


ジャック「それで、さっき言っていた“今”現在動いているという話に繋がるわけか」

夕張「はい…。」



ジャック「…」

ジャック「(本来の世界で使われる物を他世界で作り上げ、使う…と言う事がここまで

困難だとは……これも、世界の法則によって決められた抗えないものなのだろうか?)」

ジャック「水上を走行する機能が追加されたとは言え、海の上は本来の世界では走行する事が出来なかった世界だ。

そこの所も上手く走れるかどうか不安だと言うのに…本当に、これで出撃しても大丈夫なんだろうな?」

夕張「勿論ですよ。遊星さんの長い間の指導の生かされて作られた物です。耐久性等はバッチリですから」


夕張「それに…お手数ながら戦いで役に立つであろう機能を複数追加させて頂きましたし」

ジャック「何とッ!?」


明石「ハッチ開きました。夕張の話した…それは、敵深海棲艦相手にきっと貴方のお役に立つはずです。」



提督『準備出来たようです。ジャックさんの方は…?』

ジャック「ああ。どうやら完了のようだ。今から出る。」

ヘルメットスチャッ


漣「準備出来ました?ご主人様。今から出ますよ?」

満潮「ご主人様って…あの人の事、よね?着任してこれまでの短時間でそんな親しい関係に…分かんない」


ジャック「俺もすぐ出る。お前たち先に行ってろ」

摩耶「了解。怖いってんなら、あたしの後ろに隠れて着いて来るだけでもいいんだぜ!抜錨だ!」

満潮「指揮官自ら出るなんてホント意味分かんない。満潮、出るわ。」

漣「なら、指揮官…お先に!漣、出る!!」

ジャック「…お前たちにはかなり迷惑をかけたな。」

夕張「全くですよ。」ハハハッ


ジャック「提督よ。聞こえているんだろ?お前が一週間後に予定している策戦とやらは…どこまでこ奴らと共に戦い対応できると読めているんだ?」

提督『何を言って…』

ジャック「俺達の世界と切り離されたここを、本来の歴史に繋げる為か?それとも……」

提督『夕張、明石から聞いたんですね…』

明石「すいません…提督。」

提督『いいさ。いずれ話そうと思ってた事だ』

ジャック「…」


提督『ですが、それは貴方が出撃し…誰も轟沈させず帰還した時に教えようと思います。それじゃダメですか?』


ジャック「…よかろう。まだ俺の戦いをお前たちに見せ指揮者として認められていないわけだしな…」

ジャック「(貴様が何を考えて俺まで呼んだのか俺には正直分からん…しかし、俺にも身を挺してまで守りたいと

思える者も居るし今でも勝ちたいと思える奴も居る。)」

ジャック「(それは貴様とて同じ事であろう。恐らく考えあっての事だろうが…そ奴らが生まれない過去、消える未来は貴様も見たくあるまい。

俺なりのプライド…貴様に見せつけてやるわ!)」

ジャック「ジャック・アトラス。指揮官としてあ奴らと共に出撃する!」

ブーン!


夕張「行きましたか…」

提督『ご苦労さん。どうやらお前たちにはかなりジャックさんを任せる形になって苦労かけたみたいだな。』

明石「ほんとですよぉー全くぅ」


提督『しばらくの間休んでいいぞ。策戦結構までまだ一週間あるんだしな』

夕張「まだって”たったの”一週間ですよ?」

夕張「過ぎるのは早いんですから…全く。でもやっぱり対応するのに疲れたので少し休みますね。

遊星さんも寝てますし…やっててもこれ以上作業進んでなかったでしょうから。」


明石「私は資材整理までしとかないと各種散らばってていくつあるか確認出来てませんから」

妖精(工廠員E)「そうと決まれば!さぁあの人が使った後片付けしとかないと遊星さん達が戻って来ても

作業が進まない事態に陥ってしまいますからね。」

妖精(工廠員A)「さっさと始めましょう!さぁ忙しくなって来ましたよぉ」

ブチッ


提督「何か…最後に、不安な言葉が妖精達から聞こえて来たんだけど……」

金剛「恐らく使ったんデショウねー指揮官権利デ。」

提督「どん位…使われたんだろ……資材。間宮さんからの報告で使い癖悪いとは聞いていたが…ここまでとは」

バタン!


天龍「ハァーハァー」

提督「今度は何だ……って、天龍か?お前、今までどこで待ってたんだよ?」

「あそこに呼びに行かせた青葉も戻って来ないしよ。それに、そんな息切れしてどうしたってんだ」

天龍「そ、そこに…で、出たんだよっ!?」

金剛「何デスかぁ~~?」

天龍「見た事のねぇーようなモンがよっ!!」

?「何だ…この音は」

鎮守府 港 裏手


???「どうやらここから海に出撃するものがいるようだな」


??『怖いってんなら、あたしの後ろに隠れて着いて来るだけでもいいんだぜ!抜錨だ!』

??『指揮官自ら出るなんてホント意味分かんない。満潮、出るわ。』

?『なら、指揮官…お先に!漣、出る!!』



?「あの少女たちが戦争を終結させる鍵として駆り出されているとは今でも信じられない話だ」

???「そうだな。だが、これは紛れもないこの世界で起きている出来事だ。

彼女達が居なくてはこの世界は現状守られていないわけだからな」

?「皮肉な物だな…艦娘という者も、お前たちもそうは思わないか?」




ル級「何ガ言イタイ?」

リ級「私達ヲ捉エテオイテ始末シナイナドオ前達ハ何ヲ考エテイル?」シ


???「俺達は当初スタンダードへ飛ぶ予定だった。しかし、道中次元の歪みに巻き込まれたらくし、気づいたらここに居たんだ。」

?「俺達はそこへ今すぐにでも向かいたい。囚われた妹を救う為にな。だがしかし、向かおうにも今の俺達に行く術がない。」

???「この次元で戻る為の術を探している最中…君たちが、隼の妹の名前とこちらで聞いて捉えたまでの事。

どうやら違っていたようだが…君たちに危害を加えるつもりはない。安心してくれて構わない」

隼「まさか、二人合わせてルリだとは…な。海にまで赴いて拍子抜けしたがな」


ル級「次元…?何ヲ言ッテイルオ前達ハ?」

???「君たちには関係の無い話だ。」


ジャック『ジャック・アトラス。指揮官としてあ奴らと共に出撃する!』

ブーン!


隼「ユート!あれを見ろ」

ユート「アレはッ!!?」

隼「バイク型のデュエルディスク…間違いない!融合の手先!!」

ユート「何故…彼までこの世界に……ッ。いや、違う。彼は融合の手先ではない。」

隼「何!?」


ユート「ホイールが違っているし、そもそも乗り手が違っているようだ」

隼「だが、シンクロ次元の人間が融合の手先である事には間違いがあるまい!

まさか、この次元にまで侵攻していたとはッ!!」ギギギッ


ユート「まだ奴が融合の手先と決まったわけではないのに決めつけるのは良くないハズだ。

シンクロ次元の連中の中にも世界を救った英雄が居た事を忘れたか?」

隼「不動遊星の事か。確か、今はこの次元に来て、鎮守府で司令官の地位を任されているんだったか?」

隼「奴のデータもスターンダードに飛ぶ前に調べた。が、調べた限り奴も融合を使用していたのであろう?」

隼「思考は俺達と同じであれ。融合を使っていれば敵は敵だ。」


隼「あ奴が次元を超えここに現れたというなら次元の歪みが発生したのも奴の性と言う事になる。

俺は邪魔立てするなら例えシンクロ次元を救った英雄であれ…奴を許さない」

ユート「隼……」


ユート「仕方ないか。お前がそこまで言うなら協力してやる。だが少し待ってくれ。

出撃した彼の情報も知りたいしな。彼に接触出来る機会を伺う。判断をするのはそれからでも構わないだろ?」

隼「…分かった。」





To be continued

ここまで
やっとこさ出撃まで持って行けました。
昨日、今日でまさかスレ約35も消費して話書いてたとは…
一回の更新でここまで熱中して話書いた事>>1に前例無いよぉ。

ま、何としても「やりました。」

てなわけで安価ご協力ありがとうございました。
摩耶と満潮がジャックの元に無事着任し出撃出来ました。ホント長かったんだからぁ…

それはそうと、ARC-Vから不審者組が裏方で出て来てますが実は>>1の前作

遊星「牛尾…そいつは?」牛尾「こいつは…拾ったんだよ」潮「」ポロポロ【クロス】
遊星「牛尾…そいつは?」牛尾「こいつは…拾ったんだよ」潮「」ポロポロ【クロス】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1418735398/)

の後書きで登場させていました。なので今回登場させたのです。5D'sのキャラのみじゃないのでそこはご了承下さい。


次回…は、早ければ今日のアニメが終わった後か遅ければ2週間後かと。
展開的に書いてて面白くなって来たこのSSですがお楽しみに~

ARC-V見終わりました。次回が気になるぅ~
ってなわけで9時過ぎ頃再開します。

南西諸島沖まで走行中

スイースイー ブゥーン


ジャック「…。」

摩耶「ほんとに着いてくんだな…」

漣「もう驚きませんよ」アキレ

満潮「…。」

ジャック「それにしても、お前達は俺のように何かに乗って出撃するのかと思っていたが…

まさか、スキーのような原理で海上を走行するとは…想定していなかったぞ。」


摩耶「アタシら元は一艦隊の戦艦だったんだぜ。これ位出来て当然だろうが何言ってんだよ?」

ジャック「確かに…そう言われたら、反論出来んが……。今でも信じられない話だ。お前たちが…元は一艦隊の各戦艦だったという事が」


満潮「そんな事…お互い様よ。私達にも貴方達がお得意のデュエルで何事も解決してるって言うのを今でも信じらてないわけだし」

漣「他世界から来たって言うのももう私達の擬人化云々の話のスケールを遥かに超えてますからねぇ」


ジャック「確かに…そうかもな。」フフッ



ジャック「南西諸島の沖だと言ったな…それは後どの位で着くんだ?」

摩耶「ここからだと…後、12、3分って所かな?」



満潮「でも、そろそろ確か…分かれ道に突入するハズよ。指揮官…進路は決めたの?」

ジャック「進路…?何だそれは」


摩耶「おいおい…説明してなかったのかよ漣?」


漣「しゅっ出撃前に言ったじゃないですか!妖精さんが羅針盤で進路を決めるって!!」

ジャック「…ああ。確か、そのような事を言っていたな……」


ジャック「…。」ガサゴソガサ

漣「あの…ご主人様?D・ホイールの機能を弄ってどうかされたのですか?」

満潮「…もしかして」

ジャック「クッ。言いずらい事だが…どうやら羅針盤の妖精とやらを、出撃する際に同行させる必要があったらしい…」

漣「…つまり?」

ジャック「ここから先に進むためには進路を各々の感で決めるしか術は無いようだ。」





3人「えぇ~!!!?」


摩耶「ならどうするんだよ!?指揮官よぉー!!」

満潮「感で決めれる程この海やわじゃないってのに!これじゃ出撃もままならないじゃない。やっと戦えると思ったのに…ッ!!」



??『その心配には及びませんよ。何故なら私と間接的とは言え繋がってますから』


漣「へっ?この声って…」

夕張『皆さんご存知の通り夕張ですよ。』

ジャック「やはり貴様か…あの時言っていた機能と言うのはこれの事なのか?」


夕張『いえ。そのホイールに施した機能は沢山用意してあります。ですのでご安心下さい。』

ジャック「お前がD・ホイールのスクリーンに映っていると言う事は…これは、あ奴の所の工廠と中継が繋がれているという事なんだな?」


夕張『正解です。そろそろ困っているだろうなと思って連絡しました。』


漣「夕張さん!こっちに羅針盤を回す妖精さんが居ないんですよっ!

中継を通してアシストしてくれるなら私達どっちに行けばいいのか教えて下さい!」

夕張『チッチッチッチ!何かと思ったらそんな事…私たちの作ったD・ホイールにはそんな心配要りませんよ』

夕張『”ナビゲーションシステム”起動。』

ナビゲーションシステム起動シマス。


ジャック「何だ…これは?スクリーンから羅針盤が飛び出して来たぞ。これは、まるで…」

夕張『ソリッドヴィジョンのように…ですか?』

ジャック「!?」



夕張『驚かせて申し訳ございません。これは、遊星さん達の世界のデュエルディスクを参考に作らせてもらったシステムなんです』

妖精(アホ毛)『よっと…これから出撃時にナビゲーションを務めます。ラシン・バン娘です。よろしくお願いしますね。皆さん』ニコッ

漣「ひぇ!?何も無い所から妖精さんが飛び出て来た!!?」

夕張『それもそのはず。彼女は、ジャックさんのD・ホイールのシステムの一部として組み込まれたAIなんですから。』


ジャック「成程…こいつが、俺達の進むべき進路を決めるシステムの一部と言うわけか……」

妖精(アホ毛)『えへん。AIだからって舐めてもらっては困りますよ?出撃の際に同行する妖精と違って

私は敵深海棲艦の位地を”ほぼ”的確に見つける事ができるんですから』

満潮「そうだとしたら…かなり頼りになるわね」

摩耶「今、こいつ”ほぼ”っつったよなっ!なっ!?」

ジャック「それならば、こいつに進路は任せればいいと言うわけだな?」

夕張『そういう事です。』


ジャック「任せていいんだな?」

妖精(アホ毛)『勿論ですよ。なら皆さん準備はいいですか?回しますよー』


カランカランカラン←羅針盤回してる音



夕張「ジャックさんが止めて下さい。」

ジャック「よかろう。…ッ!ここだぁー!!!」バシッ



AIの妖精が回す羅針盤を自ら止めたジャック。結果どっちへ進む事になった?

  安価下2のコンマ判定


上(ボスルート)30~100 ↓(資源確保ルート)01~29

とぉ

>>252
君には失望したよ…。


次回、資源確保ルート進みます。流石に2日で50スレは疲れたので今日は続きは無理っぽいので

なんかARC-V本編今後大変な事になるみたいですな…
ネタバレになるからあまり詳しくは言えないけどシンクロ次元の
無職や苦労咲さんがアニメに出て来るらしいとのこと

こちらのSSでは大体の構成は決めていましたが今後のアニメの展開的にこのクロスにも少し影響が出て来そうなので
投稿は来週か再来週にしたいと思います。では次の更新までお楽しみに!

新OPに映る金髪でコート姿をしていた決闘者はシンクロ次元の一体何元キングなんだ……?
10時頃再開します。

妖精(アホ毛)『この方角によると…こっちみたいですね。』

海上 羅針盤分かれ道(南西諸島沖まで走行中)

ジャック「分かった。この方角に進めばいいのだな?」


ジャック「……だそうだ。俺が先行する。お前たちは俺の後に続け!」

漣「分かりました。」

摩耶「妖精さんの指示を聞いてそれを、あたかも自分が考えアタシらに命令下しましたって威厳持った顔で言ってくれてんだよ?

そのまま言っただけだろうに何であんたが偉そうに仕切ってんだ」

満潮「いや、これでも一応指揮官だし。着いて来たのなら、これ位してもらわないと意味がないわ」

漣「にしても、私の初出撃が陳述正面海域をすっ飛ばしてここだなんてホントついてませんわ~」

摩耶「そういや…漣はそうだったんだっけか?」

満潮「あなたも彼の初期艦で大変ね。」

漣「まったくですよぉ~」

ジャック「悪かったな。俺が指揮官で」



満潮「ねぇ…さっきから、薄々感じ始めてたんだけど、もしかして、この方角って……?」

ジャック「…?何だ……」

漣「ん…?あ、あれ…って……」ユビサシ

摩耶「間違い居ねぇ…ありゃ……」


弾薬補給ポイント(とある小島)

妖精(資材発掘員)「お~い」


漣、満潮、摩耶「(やっぱり補給スポットだった!!)」



ジャック「まさか、とは……思っていたが……やはりか」

妖精(アホ毛)『あれれ~おかしいなぁ?工廠のお二方の意思を基に完璧に作られ組み込まれたこのAIを持って羅針盤を回したつもりだったんですがねー』

夕張『ゴホッ…ま、まさか…失敗してしまうとは……』

満潮「始めの出撃がこれじゃ幸先悪いわね。」

妖精(アホ毛)「まぁ良かったじゃないですか。資源確保出来るんですから!前向きに考えましょうよ」

摩耶「開き直りやがったっ!!?」

摩耶「鎮守府から出撃時に同行してくれる妖精の方が行き先把握してるんじゃないかと思えて来たぜ?」

妖精(アホ毛)『失礼ですよ全く!』


漣「良い方に考えましょうよ。ご主人様が使った分を僅かにでも取り戻せたと思えば…まぁここじゃホントに僅かしか取り戻せないでしょうが」

妖精(発掘員)「この時間に出撃なされてるなんて珍しいですね。駆逐2に重巡1の編成なんてなされて…って、あれれ?

見た事も無い方が同行なされてるんですね……乗ってるの、それってもしかしてバイクですか?」

ジャック「紹介が遅れたな。こやつ等の指揮官を今務めているジャック・アトラスだ。俺の乗っているのは説明がややこしいからこの際バイクでも否定せん。」

妖精(発掘員)「珍しい移動法を見つけた物ですね…あちらの鎮守府も」

妖精(発掘員)「あ、そうだ。こちらに来られたならこれを持って行かれて下さい」

漣「これって」

妖精(発掘員)「きっとあなた達の役に立つハズです。」サシダシ

妖精さんからドロップアイテムを貰いました。アイテムは安価結果に基づき反映されます

↓2

1.弾薬(ゲーム通り)
2.開発アイテム(アイテム名記入)
3.カード又は艦娘設計図(どちらでも構いませんが名の記入を)
4.ヘルメット(1艦娘に装備させる事で戦闘時被害を少なくすることが出来る優れもの。他の用途も)

ジャック「これは…DM(デュエルモンスターズ)のカードではないか!!」

漣「デュエルモンスターズ?」

満潮「遊星さんがやってみせたカードゲームね。」

摩耶「どうしてそんなもんがここにあんだ?」


妖精(発掘員)「…やはりこれは、DM(デュエルモンスターズ)のカードなんですね。」

ジャック「それに、これは俺が愛用する《ダーク・リゾネーター》であろう。何故にそれを…お前が?」

妖精(発掘員)「ここで資材を発掘していた時にたまたま掘り起こしたんです。

始めは艦娘ドロップNo.カードだと思ってたんですが…どうもよく見てみたら違っていたもので」

満潮「当たり前じゃない。どこをどうやったら私達のカードと間違えるのよ!」


妖精(発掘員)「す、すいません!こんな事初めてだったもので……」

ジャック「(提督が言うにここは俺が住んでいた世界の遥か未来の世界との事…もしかしたら、

俺がこの先この場所に縁がありここで何かしらの戦いに巻き込まれたのだろうか?)」


ジャック「…。(ここで考えても何も分かりはせんか。)こいつは、デッキにはもう入りきらんが…何かしら使用する機会はあるだろう」

ジャック「もらって行くぞ。」

妖精(発掘員)「助かります。」ペコリ

摩耶「(これって邪魔な物をを押し付けられただけのような…)」


漣「まさか…ここで弾薬貰えないなんて~ちょっと想像してなかったんですがぁ~~」

妖精(発掘員)「比較的豊かになったからここら一体の発掘妖精が減ったってのもあると思いますよ?」

漣「マジですか……ハァ」ドテン


ジャック「移動して疲れただろう。少し一息して行くか。」

満潮「戦闘してないってのに甘い人。まぁ貴方がそういうなら休ませてもらうけど」

漣「りょ~か~い」

ここまでです。
安価ご協力下さりありがとうございました。

3.カード又は艦娘設計図
 《ダーク・リゾネーター》


採用させてもらいます。このモンスターは効果通り戦闘中一度だけ攻撃無効効果が使えます。

深夜

弾薬補給ポイント(とある小島)  ハンモック就寝中

漣「むにゃむにゃ…ごしゅじんさまぁそこはだめですってばぁzzz」ニヒヒ

満潮「ん……しきかんらしくまともなせんりゃくたてなさいよ。しれいかんzzz」

摩耶「ふじゃけんなよぉ…あたしのでばんぎゃにゃいってぇどういうこったよぉまやさまにもかつやくさせろぉー………zzz」


ジャック「五月蠅くて寝れんわ。お前達は…もうちょっとまともに寝る事は出来んのか……」イライラ

ジャック「(漣に至ってはどんな夢を見ていると言うのだ…。)」ヨコメ



ジャック「今頃…、貴奴(提督)の居る鎮守府では遊星ももう目覚めている頃だろうか……」




ホント短いですがここまで。次回からは鎮守府視点に移ります

時は遡り
鎮守府 工廠  天龍帰還後

提督「うーむ。ここの周り一体で深海棲艦らしき動きをする物体を見かけた…かー」

天龍「そうなんだ。だから至急捜索にあたってほしいんだよ!」

提督「だが…お前ビビッて正体を見極める前に逃げ出しちまったんだろ?それが本当に敵か確認を取れる保証はないわけだしな」

天龍「た、確かにそうだが…ありゃ」

龍田「天龍ちゃんの報告には間違いはないみたいよ」

提督「龍田か」

龍田「天龍ちゃんが居たその時間に偶然にも潜水訓練を行っていた伊58もそれを目撃したみたいなのよねぇ~」

提督「ゴーヤたちがか?」

龍田「報告をみる限り正体不明の謎の物体がその後も周辺を移動していただとか」

提督「足取りは?」

龍田「それが突然消えたみたいで彼女達の追跡が間に合わなかったみたいなの」

提督「マジか…」

金剛「どうするデスか?提督」

提督「…もしそれが深海棲艦だった場合すでに俺達のアジトに潜られている事になるか。

そうなればこちらの鎮守府内の艦娘達が危険な状態に。(それにここには作戦の要の遊星さんも居る……)」

提督「天龍と58の報告だけでは確証を得て実行に移すに至るまでではないと思うが…それを野放しにしてウチの鎮守府と艦娘達に

危険が及ぶような事があってからは遅いのも事実。くっ…止むをえまい。」


提督「出没箇所に第4艦隊を配置、後の艦娘は自室で待機。指示があるまで鎮守府周辺を出歩くなと伝えろ」

龍田「っと言う事は…警戒態勢を敷くのね。分かったわぁ~」

天龍「心なしか嬉しそうだな」

龍田「こんな緊迫感今まで味わった事ないもの。だってスリルがあって楽しそうじゃない」ウフフ

天龍「」アゼン

提督「資源使われたり、鎮守府内を敵艦?に潜り混まれたりと今日は災難続きなんだ……」

金剛「もしかしてー提督ぅー厄病神にでも取り憑かれたんじゃないデスかー?」

提督「それ…有りうるかもしれんから恐い。ジャックさんをこちらに呼んでから俺不幸な事しか起きてないし……」フルフル

金剛「まぁツラいかもしれないけど私じゃどうしてあげる事も出来ないネ。頑張って下さーいfightデース!」

提督「」ガックシ



ブーン!!←警報音

大淀<『緊急警報。緊急警報。鎮守府に侵入者有り。第四艦隊は艤装を装着後見廻りに回って下さい。他の者は自室にて指示があるまで待機して下さい。』

繰り返します・・・


食堂

電「何なのです?」ゴクゴク

雷「プハァー。もしかして深海棲艦?」

響「こんな時に敵襲か…舐められたものだね。…姉さん。口元に牛乳付いてるよ」

北上「大井っちアナウンス流れたみたいだよー。」

大井「敵襲かしら?ま、何にしてもこれはこっちには好都合よ。この機会を上手く活用しなきゃね」

北上「?」

大井「(北上さんとしばらく二人で部屋に籠れるわけだからどこかの誰かさんには感謝しなくちゃいけないわね)」


北上「それは…そうとあの人達もう出撃したんだってさ。聞いた?」

大井「ああ…あの。あれでも指揮官として仮にもここに着任した以上は私や北上さんの為に働いてもらわないといけませんからね。

それが司令補佐として当たり前の行為なんですけど」

大井「それがどうしました北上さん?」

北上「ウチって今提督が居るとは言え、提督権利を一週間預かってるジャック指揮官が居ないわけじゃん。」

大井「そういえば…そのような事を勝手に決めたって提督言っていたわね。全く勝手何だから……ん?」


大井「“提督”…今、提督権利をあの人(ジャック)に譲って先の戦いに向けて裏方に回ってるのよね?ってことは……」

北上「そう。多分、今…この鎮守府。提督の座に就いてる人…居ないんじゃあないかなーって」

大井「っ!!?」ガタッ


五月雨「(提督が…居ない?)」


大井「あのバカ!つくづくこういう事になるってどうして想定しないで提督の座を軽々と渡しちゃうの…あーもう!」

北上「どこ行くの大井っち」

大井「そんな事決まってるじゃありませんか。この非常事態に…提督が動けなくて誰が鎮守府を守るんですか!」

北上「あーなるぅ」

大井「必ず説得して提督の座に嫌でも戻ってもらいますから。」バタン!

北上「(提督別に鎮守府を守るために動けないってわけじゃないんだけど思わぬ所で提督に対して思う大井っち見れたから…ま、いっか。このままでも)」


五月雨(顔合わせした時にはお会いしたのに…もしや、このアナウンスと関係が……何にしても、皆に伝えなきゃ!!)タッタッタ

鎮守府内 玄関付近


????「サッサッサ」

????「よし。進入成功なんだから…ふぅー危なかったー」ガックシ

????「ほんとどこなのよここぉー?警備体制も厳しいし何かの施設みたいだけど…」


妖精C「」テクテクテク

????「って何あれ!?(小っちゃい人型の娘がウロチョロしてる!こ、これ…よ、妖精か何かー!!?)」

妖精C「(……。)」キョロキョロ

妖精C「…?」テクテク

????「(危うく見つかっちゃう所だったんだから…)」


????「あんなのにまで私を捜索されたら隠れようがないじゃないの~!何とかこの場だけでも乗り切らないといけないのにぃ~!!」


ガチャン ギー

叢雲「一晩泊まれってまさか言われるとは思わなかったわ。それで騒動に巻き込まれるし…ホント最悪よ」

吹雪「アハハハ…。まぁ…こういう時もあるよ。それよりもせっかく他の鎮守府に来たんだしお風呂借りようよ!」

叢雲「いいわね。それ…疲れとるにはまずドッグってね」ニヤッ

????「(お風呂…?それよりも普通に女の子達が室内を出入りしてたけどここってどこかの施設じゃないの?

まさか、旅館…とか?でも、こんな時間に………う~ん)」

????「謎が深まるんだから!捜索して施設の概要が知りたいんだけど…この恰好じゃ……ん?

もしかして利用できるんじゃ…、良い事思いついたんだから!」


同時刻

大和「何者ですか…貴方は?」スチャッ

最上『目撃ポイントにて不審者発見したよ提督』

黒咲「貴様らに応える義務はない。」

大和「ここの所ここの周りを嗅ぎまわっていたのは貴方で間違いないようね」

黒咲「それは認めよう…だが、それがどうした?

ここはようやく俺の探し求めた奴が居ると分かった唯一の場所だ…俺達が戻る為の手掛かりがそいつから聞き出せるやもしれん。」

黒咲「それを貴様らが邪魔立てするというならば俺が相手だ!」キーン!


最上「深海棲艦じゃなかったとは言え、向こうは話し合う気ないみたいだし何よりやる気みたいだけどどうする?」

大和「そんな事決まっています。一般人のようですが、ここの情報を探りに来た輩かもしれません。彼の身柄を捉え拘束します。

それでも反抗すると言うならば…戦闘を許可します」

Z1「了解したよ」

飛龍「分かりました。」


黒咲「(………ユート…癪に障るが貴様の口車に乗ってやる。この俺が妥協してまで直々に時間稼ぎをしてやってるんだ…

お前は必ず奴と合い交渉の場を設けろ)行くぞ!俺のバニシング・レイニアス!!」

続く





黒咲「そんなものか…貴様達の実力とやらは……」

黒咲 場 《RR-ライズ・ファルコン》素材:バニシング×3


飛龍「うそ…私達の対空攻撃が彼にまで届いていない、なんてっ」

大和「やはり、あの…空を飛んでいる徘徊している鳥を撃退しなければ攻撃は及びませんか……ッ!」


黒咲「ここには居ないようだが…貴様たちの艦隊の大半は恐らく、俺の観る限り対空に長けた艦娘を組み込み編成されているようだが……」

最上「(嘘っ感づかれたの?後ろからあの二人には後方支援を任せていたから姿すら見せて居なかったって言うのに!!)」


黒咲「…俺の前ではその考えられた編成も無力だと想い知れ!」スチャッ

《RUM-レヴォリューション・フォース》

大和「それはっ…」


黒咲「貴様達のような貧弱な艦娘に…この鎮守府を守る資格など毛頭無い。…だが、勝てる見込みの無い対空戦有利な俺のような相手に

空での戦いを貴様達が挑んだ事だけは少しだけ評価してやる。その敬意だ…冥途の土産に持って行け」

黒咲「獰猛なるハヤブサよ。激戦を切り抜けしその翼翻し 寄せ来る敵を打ち破れ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!

現れろ!ランク5!《RR-ブレイズ・ファルコン》!」。」

Z1「あの鳥が、改装…された?」

大和「あ、あの…羽根!ま、まさかッ私たちのように艤装が施されt」


黒咲「潔く…散れ!!ブレイブクロー レボリューショナル・エアレイド!!」





??「モンスター3体を墓地に送り…出やがれ!《モンタージュ・ドラゴン》!!」


艦娘’s「!?」

黒咲「あの攻撃を防いだ…だと!?それに、そのモンスターっ…貴様、一体何者だ!?姿を表せ!!」


??「オイオイ…派手に暴れて俺の仕事をここでまで作ってやがるのはどこのどいつだぁーったくよぉ」


大和「あ、貴方は…牛尾憲兵官!」

牛尾「ウッ。(やっぱりどうにも落ち着かん。)その言い方は良してくれっていつも言ってんじゃありませんか大和さん」

大和「あ、そうでしたっけ?ですけど遊星さんと共に居た所では憲兵のような仕事をされていたと聞きましたのでその呼び方の方がやはり宜しいのかと思いまして」

牛尾「まぁどっちも一般市民を守ると言う意味では似たような役職ですけれども……」



黒咲「あの集中砲火を、防ぎ切った…だと!?貴様、まさか…この世界の人間では無いな!」

牛尾「何故そう言い切れるよ?俺だってここではこう言われてはいるが何の役職にも属してねぇー言わばアイツと変わらねー
一般市民のようなモンだってのによ」

黒咲「抜かせ。お前がこの世界の住人であるわけがない…何故ならば、お前が召喚したそのモンスターが何よりの証拠だからだ」


牛尾「」ピクッ

黒咲「デュエルモンスターズのカードを用いて戦うのは…スタンダード、アカデミア、シンクロ、エクシーズの人間しか居ない」

黒咲「そして、この鎮守府に属していると言う事は、つまり…奴の関係者と言う事でほぼ間違いは無いだろうしな」


牛尾「ああ。奴と一緒に来たのは間違いねぇ。お前の言うように俺もデュエルモンスターズを扱うぜ。

だがよ、テメーが今さっき世界別けした例えって奴の中には俺に聞き覚えのねー言葉ばかりだった」


黒咲「何?」


牛尾「イレギュラーなルートから俺らは来たもんだから、区分された中のその世界の人間ってのに恐らく俺らは世界から属されてねーんだろうよ」


黒咲「成程。用は貴様たちは、俺達の知っている世界の人間では無い…と言う事か。そうか。それならば…説明が付く不動遊星が融合を使っていたという矛盾点などがな。」

牛尾「?」

黒咲「貴様達は、以前俺が呼んだ記録に記されていた不動遊星が居たとされている次元のネオドミノシティから来た云わば平行世界《パラレル・ワールド》の人間だ。」

牛尾「平行…世界だぁ?」

黒咲「ならば、この次元に居ない貴様らのような存在が居る事にも説明が付く…」

牛尾「だとしたらどうしたってんだ?」



黒咲「だとしたら関係は無かろう。俺がこの次元の奴らを殲滅しても貴様達に何の問題があると言うんだ?貴様は黙って元の世界に戻る算段でも立てている事だな」

大和「クッ…ここまで…ですか……」ガタン

ズサー

黒咲「何のつもりだ…貴様、まだ割って入って来ると言うのか!」

牛尾「お前の言う世界やら次元やら俺にはサッパリだ。確かにお前の言う通り部外者には関係ねぇー話かも知んねぇーだろうよ。
だけどな、嬢ちゃんたちを痛め付けるのを黙って見てる程クズな人間じゃねーんだよ。俺は!」


黒咲「だったら俺を力づくでも止める事だ。止められるものだったらな…」キーン

牛尾「止めて見せるさ。サテライトのクズですら成り上がってシティを救った英雄になれたんだ。俺も憲兵官としての務めを全うしなきゃ奴に笑われる」キーン

黒咲 LP4000vs牛尾 LP4000 『デュエル!!!』

と言うわけで次回に続きます。
牛尾さんが登場しデュエルで締めましたが、そこまでの描写まで書いてたらジャックルートに戻るのが
何年後になるか全く分かりませんので恐らくカットします。スイマセン。
本編でジャック登場する前にジャックルートに早く戻りたかったなー(棒)

番外編

漣「ご主人様が今週放送分で出てきたそうですよ?」

ジャック「らしいな。クロウから聞いた…」

漣「喜ばれると思って飛び切りの情報を放送後にお伝えしに参ったのに」ショボーン

満潮「いや…それは流石に放送前に言うべき事だったんじゃないの?」


ジャック「構わん。気にもしていないからな。大体…あんな奴が俺のわけがあるまい。あれは平行世界の俺だ」

漣「えっそれ、マジですか!?」

ジャック「俺が無償でデュエルキングを演じると思っているのか?それに、あんなボロ雑巾のようなレッドデーモン俺が使うものか」



遊星「あの後ろ姿は…」

牛尾「おーいジャック!お前んトコの摩耶が俺に対していつも口が悪いんだ。お前の艦娘だろ礼儀作法位教えたらどうだよ!」

ジャック?「そいつの事は知らんな。俺では無く奴に言ったらどうだ?」

牛尾「何を言ってんだ…お前以外に誰に言えってんだよ」

遊星「そうか。そういう事か…」

牛尾「遊星!?」

ジャック?「…」

遊星「案内しよう。アイツの所へ」



ジャック「俺に出演してほしくばカップヌードルとブルーアイズマウンテン一週間分の対価位払って貰わなけれBA」

 ガツン

満潮「あっ」

ジャック?「やはりか。腑抜けている俺が居るというのは本当だったか」

ジャック「なっ…俺、だとッ!!?」

ジャック?「そう。俺がシンクロ次元のジャック・アトラスだ」

ジャック「そんな世界の俺が存在していたと言うのか…!」

※以降ジャックS


黒咲「ジャック・アトラスが二人…」

ユート「来るぞ隼!」

大和「いや来ませんからね?」


ジャックS「貴様のように八百長決闘に俺は手を染めずどん底から這い上がって来たのだ」

ジャックS「そんな中だ。お前のようなジャック・アトラスがこの世界に居ると聞いたのは。俺は虫唾が走った…」


ジャックS「貴様のように性根が腐ったろくでなし、この俺が叩きのめしてくれる!!」キーン

ジャック「イリアステルが作った俺のレプリカの時のように行くと思うな…貴様のような俺を語るジャック・アトラスなど粉砕してくれるわ!」キーン

牛尾「俺の見間違いか…?何でジャックが二人いんだよ…?」

遊星「夕張がな。こっちのジャックの方がいいって聞かなくてな。放送されてたアニメから奴を引き抜いて来たらしい」

夕張「エヘン。やっぱりこっちの方が威厳があってカッコイイし、何よりホイールをイジらせてもらうのに許可がいりませんでした」

牛尾「成程。そういった理由で…呼んだってわけか。同じ顔が二人いると見分けづらいな全くよ。」


二人のジャックによる戦いが始まり色々あって4ターン目バトルフェイズ


ジャック「勝った。バトル!《クリムゾン・ブレーダー》の前では貴様の《レッド・ワイバーン》も無力…俺の勝利だ」

ジャックS「それはどうかな?」

ジャック「何ッ!?」

ジャックS「罠発動《リジェクトリボーン》!レッド・ワイバーンを破壊し、《レッドリゾネーター》《レッド・スプリンター》を蘇生させる。」

ジャック「クソッ!だが、まだ俺にはメインフェイズ2が残っている。ここで貴様に見せてやろう。俺のレッドデーモンズを!」

ジャックS「来るか…」


ジャック「魔法カード《シンクロ・チェンジ》を発動し、クリムゾンブレーダーを除外し、エクストラデッキから同レベルのモンスターを特殊召喚する」

ジャック「王者の鼓動、今ここに列をなす。天地鳴動の力を見るがいい!我が魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン》!」

ジャックS「やはり来たか。貴様のレッド・デーモンズッ!!」

ジャック「フン。見たか。俺のレッドデーモンズの姿を!(しかし、本来の俺なら守備表示モンスターを攻撃し、守備表示で特殊召喚されたモンスターを全破壊する効果をここで発動するのだろうが…生憎、

このレッドデーモンズはバトルフェイズを行っていない。よって効果は発動出来ない…しかし、これで良かったのやもしれん。奴のレッドデーモンズをこの目で確認し己が手で粉砕してやりたいという俺のプライドが勝っているからな)次のターンが勝負だ。ここは俺はターンエンドだ」

遊星「レッドデーモンズの効果が使えたら良かったんだろうが…相手のプレイングも上手いな。(クリムゾンブレーダーからチェンジしたのが幸と出るか不幸と出るか……?)」

ジャックS「面白い。面白くなって来たぞ!只、どうやら俺の宣言した5ターン目までにケリをつけられなかったようだな。フフッ。やはり、俺の勝利は揺るがない!俺はレベル4のレッドスプリンターを墓地に送りレベル2となった《パワー・ジャイアント》を特殊召喚する」

ジャック「この構え…レベルの合計は8ッ!まさか!」

ジャックS「そのまさかだ!3体を素材にシンクロ召喚!

ジャックS「王者の咆哮、今天地を揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》」

ジャック「これが…貴様の世界のレッドデーモンズ……」

牛尾「どちらのジャックのレッドデーモンズも並んだおいッ!?」


漣「これは熱い展開キタこれ!!」

遊星「流石だな…ジャック」


提督「攻撃力3000のモンスターが同時に出揃ったか…もうすぐ決着だろうか?」

明石「いえ。どちらのジャックさんもまだ何か隠し持ってる様子です。恐らく勝負が分かれるのはこのターンが境目でしょうか?」

ジャック「やるではないか。貴様も!」

ジャックS「キングは相手に見せ場を与え、その次でエンターテインメントに決めなければならない…勝利するのは俺だ!」

ジャック「いいや!俺だ!!」



潮チアver「(どっちでもいいから早く決着付けてくださいぃ)」

続く?

今日放送分でシンクロ次元のジャックが登場したのを見て無理やりこっちでも番外と言う形で出したくなったので出しましたた。
後悔はしてない。
と言いながらも急に思いついて書き始めた為に区切り時が分からなかったのが原因でこんな俺達の戦いはこれからだ!風のendになってしまった。
書ければ続きも書きたいけど…まぁ思い付きで書いた為、あまり期待しないでね?

本編は当分先になると思う。MA☆TTETE!!

同時刻

ドタドタドタ←廊下を駆け回る音


遊星「ンッ…ンン」ゴソゴソ

遊星「…目が覚めてしまった。俺はどの位眠ってしまっていたんだろうか…」

シュルルルル←カーテン音

遊星「辺り一面暗いな…もう街灯に灯りが点き始めている。夕暮れ時か?」

遊星「(…とすると2、3時間も眠ってしまっていたのか…俺は)」

遊星「俺が居ない事で夕張や明石に負担をかけてしまっただろうな…早めに工廠室に戻って夕張達に礼を言って遅れた分を巻返さなくては……!」

遊星「提督と交わした今度の作戦に支障をきたしてしまう…何とか、予定通り間に合わせなくては……!」ギュッ

遊星「あちらの世界の解読データの読み取りもまだ解読したりてない現状だが…あれが、

読み取れればきっと俺達と艦娘の絆を一つにし、深海棲艦に対抗出来る唯一の存在になる事が出来るハズなんだ」

ガシャン!

遊星「何だ!?」マドカラカオダシ


…ウラリアット! アマイ!《スワローズネスト》! ナニィ‼? バノ《ミミクリーレイニアス》ヲボチニオクリドウレベルノモンスターヲトクシュショウカンスr

遊星「牛尾がデュエルで相手をしている…?この次元は確か俺達の世界の未来の姿だが、決闘文化は廃れていて提督や艦娘達は決闘者ではなかったハズだ。

だとしたら、牛尾の相手をしてる奴は…一体、誰なんだ……?」


ジー


遊星「…居た。彼女達も近くに居るようだが…艤装が剥がれて戦えない状態にあるように見える(牛尾が戦ってる相手に何かされたのか?)」

遊星「何にしても、ここからだとどういう状況なのか確認しづらいな…」


ワーモシカシテアレガレイノフシンシャサンナノカナ? イガイトミタメイイッポイ? ピャッ! アイテシテルノウシオサンニャシ?

ヤハリニコウセンニマカセルノモマチガイデシタ ワタシガイマカラデモデマス
マチナサイヨ テイトクサンカラタイキメイレイデテタノワスレタノ? イマハナニガオコロウトウゴクベキトキデハナイハズヨ ジットシテナサイ
ゴコウセンニウエカラモノヲイワレテアタマニキマシタ(ジャキーン)


ハワワワ!ホッペニミルクガツイテタノデス ハラショー マッタクナッテナイワネイナヅマハ(フキフキ)
マッテヨオオイッチー …(ムゴンノカケアシ)


遊星「外だけではない…この鎮守府内も3時間前と比べると足音や室内の声が大分慌ただしくなったように感じる…」

遊星「(俺が寝てる間に何かこの鎮守府内で良からないような状況でも起きたのだろうか?)」トケイカクニン

短いですが今日はここまでようやく起きた遊星をメインにした所を書きました。
外伝?外伝の続きよりも本編少しづつでも進めなきゃね

次回に続きます

すいませんが今月更新は厳しいので来月更新します

工廠 奥 工廠員用個室

遊星「やはり俺が眠ってからもう3時間近く経っているな…」チラッ

遊星「…その間に何かこの鎮守府内で起こったとすれば、こんな牛尾が態々対応しに出ていくような

緊迫した状況になってしまった今のこの現状の説明が付く」


遊星「早く彼女達の所に戻ってこんな状況になった経緯を聞かなくては、作戦実行前にこの鎮守府が…危ない!」ダッ



カタカタカタ 

明石「ふー…うーん」セノビ

明石「まさか決闘支援妖精さんのプログラムを作成するのがここまで大変だとは…作り始めた当初は夢にも思ってなかったわね」トホホ





工廠 奥 工作室

??<~~ノプログラムヲサクセイスルノガココマデタイヘンダトハ………


遊星「この声…(良かった。彼女がまだ作業してくれていたのか…)入るぞ?」ガチャッ

遊星「明石居るのか?」ヒョコッ



明石「うーん…こうでもないしあーでもないだろうし…これは、行き詰ったわね……」ガックシ

遊星「(俺に気づいていないのか?ん…あの顔、あの表情……!無理もないか。…あれからずっと俺の分も

受け持って作業を同時進行でしてくれていたんだろう。無理をさせてしまったな)」


遊星「(そうまで自分を犠牲にして…明石、キミは俺の代わりに皆の為を思って………)」


キー コトン スタスタスタ


ピッ ゴトッ



明石「仕方ない。少し、風に辺っ…て……えっ、遊星さん!?」

遊星「お疲れ」カンサシダシ



明石「い、いつからいらっしゃってたんですか!?って言うか、まだ3時間足らずしか経ってないハズじゃ…」

遊星「こっちに来たのは今さっきだからな…夕張が俺に気づかなかったのも無理はないさ。

それに大分集中して作業していたようだからな。

俺の方は心配しなくてもいい。3時間も休みを貰えれば十分休めたさ。ありがとな」



明石「いえ…当たり前の事を言ってお休みを取ってもらったまでなのでお気になさらず。

疲れていたら無理をなさらず休まないと後に支障を来たしますから…

次からはローテーションを組むなりして対策を取るようにするので気軽に言って下さいね?こういった時はお互い様なんですから」


遊星「分かった。今後は俺も気を付けるようにするさ…只、キミも無理をするな。見る限り休みを取っていなかったのだろう?」


明石「そ、そうですけど…まだ終わってない箇所がアレもコレも……」ユビカゾエ


遊星「遠くからだが現状の段階は把握していたから後に関しては心配するな。キミは今はそれを飲んで一息着け。

俺の代わりに作業を引き継いでくれていた少しものお礼だ受け取ってくれ」



明石「でも…悪いですって!私まで……」


遊星「さっきキミが言っただろこういった時はお互い様だと…な?」

明石「あっ……そうですね。言った本人が気を付けなくては意味がありませんものね。行き詰ってましたし…ならお言葉に甘えて休ませてもらいます」ペコッ





遊星「ちょっと待ってくれ夕張…キミは今のこの鎮守府の騒ぎを知っているか?」

明石「騒ぎ…いえ?あの、もしかして、何かまた川内さんや金剛さんが騒動になるような事やらかしました?」


遊星「いやそういう訳では無いんだが。知らない…か。分かった。キミは一度自分の寝床に戻って休んでいた方がいい。

俺は…そうだな。一度、提督室に戻って今の作業の進み具合を彼に説明してから作業に戻るようにするよ。


…只、朝までに再開出来るような状況に戻れればの話だが……(状況次第か)」ボソッ



明石「…?」

ユート「そろそろ頃合いか…」タンッ

バサッ スタン


――――――――――

――――――――

-----


~回想~~

ユート『彼に接触出来る機会を伺い彼の事について判断をする必要がある』

ユート『彼がこの世界に来てまでしようとしているのが一体何なのか判明するその時が来てからでもそういった場を設けるのは構わないだろ?』

黒咲『お前は、どこまでも甘い奴だ…だが、奴へ近づくにはガードが堅すぎて手段が無いのも事実…分かった。貴様の意見に従おう』

ユート『ならば…』

黒咲『ただし、不動遊星と戦うのはこの俺だ!それを忘れるな…!!』プイッ



ユート『……いいだろう』


ル級『(不動遊星…確カ、ソイツハ……)』

明石を休ませ遊星は現況を調べに提督室へ向かおうとしている一方
大和の所属する艦隊を相手に力を見せつけた黒咲は駆け付けた牛尾と敵対しデュエルをしているが、
そんな彼を他所に別行動を取っているユートは何処で何をしようとしているのだろうか…?

そんなこんなで次回に続きます

今日もかけたのでちょこっと投下ー



黒咲「作戦が決まり次第俺を呼べ。そこで話を聞こう」

スタスタスタ


ユート「全く隼の奴は……ハァー」


ル級「奴ハ、コノ区域ノ仲間達ノ行動ヲ“アノ得体ノ知レナイ力”ヲ持ッテ妨害シテ来タ。

鎮守府ノ連中トハ関係ノ無イ。云ワバ“イレギュラーナ存在”ダ」


リ級「ソウイヤソウダッタナ。何ダッタンダ…アイツノアノ力ハ?

何故カヲ級ノ奴ハアノ後アンナ奴二惚レテゾッコンミタイダッタシヨォ」



ユート「惚れる云々は俺には分からんが、それだけの器を兼ね備えているんだろう。あの“不動遊星”と言う男は……」

※過去編なので上の文章『』有りでした。所処『』じゃなかったら『』有りだと思っててもらえると助かります


リ級「ソレデ何時マデ私達ヲ捉エテイルツモリダヨ?俺等ヲ殺サナイノナラバ用件ガアルンダロウ?

ソレヲ済マセテ早ク楽ニサセロ! ソレトモ何カ? オ前ニハ ”ソウイッタ趣味” デモアンノカ?」

ユート「その問いにはそんな趣味は無い…とだけ言っておこう。君たちを生かしたのは、他でもない

君たちに陰ながら協力してもらう為だ。俺達はこの次元の事を未だ知り得ない事が多すぎる。キミ達のような“深海棲艦”に関してもその一つだ。

何でもいいんだ。この次元…



いや、この世界の情報を知りたい。 情報提供を君たちに頼めるか?」


リ級「フン。ドウセソンナ事ダロウト思ッテタゼ…イイダロウ。ドウセ死ヌンダ。死ヌ前ニ教エテヤンヨ!」


ル級「待テ!リ級…正気カ? 貴様、世界中ニ散ラバッテ居ル我牙同胞達ノ情報ヲ売ルツモリカ!?」


リ級『仕方ネーダロ。 コウデモシナキャモウコイツカラ逃レラレネーンダカラヨ!!』

ル級『…イイカ? 尋問ニ屈シコウ言ッタ状況ニ陥イッタラナ 言葉通リニ受ケ答エシテシマッタラ最後、価値ノ無クナッタ存在トシテ

判断サレ処分サレル! コレガドウイウ事カ学ンデ来ナカッタノカ?』


ユート『いいや…そういうつもりは……。少なくとも俺は全く考えて無いんだが……』



リ級『デ、デモ…認メルシカネーダロ。コノ状況ハヨ…』

ル級『チッ…ソウ言ウ状況ナノモ事実カ。』





ル級『イイダロウ。ソノ協力ニ応ジヨウ。
                          …但シ、コチラカラモ条件ガアル』

ル級『貴様達ニ情報ノ提供ガ終ワリ次第リ級ヲ解放シテモラウ』

リ級『ナッ!!?』
 
ル級『私ガ持ツ情報ハ戦艦クラスガ叩キコマレタ トップシークレットナ情報バカリダ。重巡ナドガ持チ合ワセテイナイヨウナ比ベ物二ナラナイモノダ

リ級ヲ捕エテイテモ何モ貴様ニハメリットニハナルマイ』



ル級(吐クノハ私ダケデイイ。オ前マデモガ巻キ添エヲ喰ラウ必要ハナイ)コソコソ

リ級『俺ナンカヲ庇ッテアンタガッ!クソッ』ポロ




ル級『サア如何スル?コノ条件ガ飲メナイノナラバ我等ハ口ヲ割ラズ砲塔ヲ自ラニアテ自害スルガ』フルエワライ

ユート『…。』


ル級『ダンマリカ?今頃ニナッテ我々ノ覚悟ニ恐レヲナシタカ!!』ハハハッ





ユート『この状況、…もし、俺が瑠璃を助けに行こうとアカデミアに行き、君たちと同じ立場になっていたとしたら…俺は……

キミ達と同じ行動を取っていたのだろうか……?』


ルリ級『!?』


ユート『俺にはその時の状況になって見ないと先の事は分からないだろうな

只、今…俺に分かるとすれば       俺達は立場は違えどキミ達と似た境遇でいるのかもしれないという事位か』ボソッ

二人のルリ級の問いに答えるユート
情報を得る為自分に強力してほしいと頼み込むが、同胞の為に情報を売るのなら自分だけでも十分だと
鉄の意思と鋼の強さを見せつけて来たル級に、
ユートは自分も立場が違えば君たちと同じだったかもしれないと隼の妹が置かれている状況を語り始めるのだった…

次回に続きます!

今日はちょい無理。 頑張れば明日投下出来るかもしれんが多分週末になるかと

ユートサイドは深海棲艦とも絡んでるから彼女達の言語を文字変換するのが大変で
何より彼女達一部以外は二次創作でもほぼ公式設定が無いようなものなので資料が無くキャラを動かすのに相当時間かかってます

そんなわけでこのSS内では深海棲艦組は一部を除いて口調やらはほぼオリ設定で行こうと思いますのでご了承下さい


では週末お会いしましょう

シルバーウィークを使って投下しようと思っていたら身近な場所でゴタゴタがあって書けなかった…
申し訳ない。今週末にも出来れば投下したいが…果たしてどうなるだろうか?先が読めんのでしばらく待っていて下さい

名前欄が違うかった。こっちです
待たせすぎてしまっているだろうが一先ず生存報告だけでも



鎮守府 3階廊下




川内「」カベモタレ


遊星「川内か…」


夕張「へっ…えッ!?いつからそこに!!?」





川内「状況はそんなに甘くないみたいだよ?」


遊星「やはり…か。この状況から大体は察していたが…状況の方は詳しく分かるか?」


川内「頼まれた通り色々と調べて来たからま、それなりの情報は得てるよ。興味深い情報もね」


遊星「興味深い……?」





黒咲「いつまで俺の邪魔をする。そこを通せ。ここは俺の戦場だ!」


牛尾「まだデュエルは終わってねーだろ。例え俺に何があったとしてもこの俺が命を懸けてでもテメーを通さねーよ!」


最上「牛尾…さん……、駄目だよ…こんなボク達に構ってちゃ……あの近代化改修された鳥獣兵器に倒されちゃうよ」グフッ





??「騒ぎが起こってると思って来てみれば…まさか、こんな状況になっているとはね」


大和「貴女はッ……」


??「艦娘として部隊を率いていて情けないとは思わないのかしら。大和?」


黒咲「何者だ!!?貴様は!!」



鹿島「練習巡洋艦鹿島よ。その言葉そのまま貴方に返すわ。この鎮守府で誰の許可を得て…こんな騒ぎを起こしているのかしら?」


鹿島「私が鍛えたこの娘達の分の恨みきっちり返させてもらうわよ」





川内「調べた限りだと貴方みたくこの次元に紛れ込んだ人達が居る」


遊星「何ッ、まさか…そんな事が有り得るわけが!」





カーリー「うん。思った通りなんだから!」


カーリー「それにしてもホントに更衣室なんて設備があるとは……一体何の施設なの?」


カーリー「それにしてもさっきの子達の発言色々と気になる事言ってたわね。よく聞こえなかったけど…」


カーリー「当初は一刻も早く出ようと思ってたけど、潜入してる内に取材者魂に火が付いて来ちゃったんだから!

  こうなったら徹底的にこの施設の概要調べ尽くしてやるんだからー!」

年も開けてしまいましたが…再開日の目途が立ってません
下手したら気づかずスレ落ちしてしまうかもしれないのでその時は改めて立て直そうと思います

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