遊星「牛尾…そいつは?」
牛尾「こいつは…そこで拾ったんだよ」
遊星「君、名前は…?」
潮「う、うしお…ですぅ。」ポロポロ
遊星「うしおか…。牛尾が潮を拾うとは…おかしな事もあったものだな」
牛尾「お前に言われたくねーよ」
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遊星「それでその子はどこの子か分かったのか?」
牛尾「それをこれから調べにいく所何だよ。」
遊星「なら身元不明なのか」
牛尾「そうなるな。とりあえず、身元が判明するまではセキュリティで保護する事になるだろうな」
潮「ほ、保護ですかぁ?」ウルウル
遊星「こいつは見た目は恐いだろうが良い奴だ。安心しろ」
牛尾「それって褒めてんのか?」
遊星「どうだろうな」
牛尾「やっぱりサテライトのクズ野郎は苦手だぜ。全くよ」
数日後
遊星「またせたな。それで俺に用事ってのは何なんだ?」
牛尾「実は例の子の身元が未だにわかってねーんだよ」
遊星「何…?」
牛尾「シティとサテライト、それに満足街等…俺の用いる全ての情報網を辿ってもコイツに関しての情報は載ってなかったんだ」
遊星「これは、記憶改ざんの類…これをやってのけてしまう組織と言えば奴らしか考えられない。また奴らが動き出したのか?」
牛尾「困ってんだよ。セキュリティもお手上げ状態でな」
遊星「それで俺を当てにしたわけか…」
牛尾「これで頼む。」
イラッシャッセー!コチラ沢渡特製ディナーフルコーストナリマス!沢渡サンマジカッコイイッスヨ‼
遊星「はぁ…仕方が無いな。」ミルクジュルルルル
遊星「当分の間この子を預かる事になったわけだが…」
潮「ご迷惑をおかけします…」
遊星「いや別に俺は気にしていないからお前も楽にしていいんだぞ?」
潮「そ、そうなんですけど…何だか、悪い気がして……」
遊星「…?」
遊星「(そういえば牛尾はこの子から事情を聞いたとは聞かされていなかったな…)」
遊星「キミが良ければ…だが、キミの居た所の話を詳しく聞かせてくれないか?」
潮「わ、私の…ですか?」
遊星「何か…牛尾の取り調べの時にもその様子だと隠し事をしていたようにも見えたんでな」
潮「分かりました…?感づかれやすいのかな…私……?」
潮「貴方も…私と同じ名前の牛尾さんって人もとてもいい人だったので善意に応えて素直に話しますね。」
遊星「--そうか。キミは、この世界に流れ着いてしまったのか」
潮「はい…そうみたいで」
遊星「それじゃ牛尾の連絡網でも身元が分からないわけだな」
遊星「…だが、戦争時の艦隊を擬人化した姿がキミのような少女とはな。驚いた」
遊星「他の世界にもそんな技術があるとはな。メカニックとしては関心はするが…戦争事の為に使われるとなると話は別だ。
遊星「真似したくは無い技術の一つだな」
潮「ええ。」
遊星「その深海戦艦とやらを倒せば…キミの世界は救われるんだろうか?」
潮「何故…それを……?」
遊星「キミの話を聞いているとどうしても沈んでいった艦娘達の嘆きがその深海戦艦に生まれ変わったようにしか思えないんだ」
潮「そ、そんな考え…間違って……」
遊星「キミの元で共に戦っていた艦娘達もその提督の為を思って戦い散っていった。悔いも残っているハズなんだ」
潮「だったとしても!私達には何をしてあげればいいのか分かりません…」グスン
遊星「救いに行くんだ。俺達の手で」
潮「へっ?」キョトン
遊星「そうと決まれば…」ガサゴソ
潮「えっどうするんですか?」
遊星「キミの…その、擬装取り外して見せてくれないか?」
潮「とっ取り外すんですか!!?」ビクッ
遊星「済まないが参考の為にだ。」
潮「何の参考に…ですか。取り外しますけど…み、見ないで下さいね?」
遊星「何をだ?」キョトン
潮「ええと…何をしてるんですか……?」
遊星「艤装を真似た物を作ろうとしているんだ」
潮「はっ?そ、そんな事できるわけが…」
遊星「俺にはそれを可能にする程の力を持っている。何とかなるさ」
数日後
遊星「数日徹夜した甲斐があったな。何とか完成したぞ。」
アクセルスーツ キラリーン
潮「」アゼン
牛尾「何を作ってるかと思えば何かのスーツか?そりゃ…」
遊星「牛尾か…」
潮「潮さん…もう着いていけません……」ポロポロ
牛尾「まぁ…今に至った話じゃねーからな。こいつ等は…」
牛尾「聞いたのか。お前も…」
遊星「…と言う事は、知っていたんだな。牛尾も」
牛尾「まぁな。最初は嘘かと思ってたがこいつが嘘付いてるようには見えなかったってのもあるし涙流されちゃ男としては信じて答えるしかねーだろ普通」
遊星「…ふふ。」
牛尾「笑うな!」
潮!?潮が何故ここに!?逃げたのか!?自力で脱出を?
>>16
(無言の腹パン)
遊星「まぁいい。」
牛尾「にしても、どうすんだ?そいつを作ったっつってもどうやって世界と世界を行き来すんだよ?」
スッ Vジャンプ
《アルティマヤ・ツィオルキン》
牛尾「そいつは…」
遊星「カードは付録の為に買った。」
潮「えぇー」アキレ
遊星「行こう」
鎮守府周辺海域
長門「ぐっ…深海戦艦どもの実力が、ここまでとは……」
金剛「提督と一緒に居た時間は短かったケド私としては最高のタイムを過ごせたネ…」
熊野「皆が散ろうとも私は提督の為に最後まで…戦い抜いて見せますわ!」
加賀「ここまでされたら…流石の私も、頭に来ました……最後の力に全てを捧げます」
天津風「負けるわけには…行かないのよ。ここで負けたら島風に笑われちゃうんだから…!」
大鯨「皆さんと共に過ごせてよかったです…」ポロポロ
ヲ級「マダ抗ウカ。艦娘共。貴様ラニハ地獄以上ノ恐怖ガ必要ノヨウダナ!」
ヲ級「イ級、ロ級、ハ級、瑠、璃級…他ノ棲艦共モ続イテ奴ラヲ沈メテシマエ。煉獄ノ恐怖味ワウガイイ」
レ級「オーケィー」ニッ
伊58「こ、このままじゃ…鎮守府が沈んじゃうでち」
天龍「俺達は…ここまでなのかよ!!」ドンドン
??「諦めるな。そこで諦めたらお前たちの未来はそこで終わりになってしまう」
あきつ丸「だっ誰かの声であります…でも、これは自分たちの知らない声……」
木曾「諦めるなっつっても、俺達ではもうどうしようも無い所まで来ているのだぞ。それを部外者のお前にとやかく言われる権利はないハズだ」
??「そうかもしれないな。…だが、俺はこの子からキミ等の話は聞いた。そして戦うべき相手の事もな」
??「俺は共に救おうと思っている。そういう未来が少なくとも必ずあると俺は願っているから」
電「あっあれ、あそこ見てほしいのですっ!」
曙「って、潮!?あの子…今までどこに行ってたのよ!?クソ提督から嫌気が差したって言っても鎮守府抜け出すとか何考えてんのよ!」
RJ「それ分からん事も無いけど…今は、潮の横に居るあれに目が行かへん?」
曙「潮の…横……?…何よ。あれ?」アゼンマイン
艦娘「うわぁー無いわー」
レ級「何ダイ。アリャ?」
ヲ級「知ラナイワヨ。アンナノ」
アクセル・ウォリアー「行くぞ。潮…」ダキッ
潮「へっ」
アクセル・ウォリアー「俺と潮とをチューニング…」
ヲ級「き、消えっ」
????????????「シンクロ召喚!」
スターダスト・ウォリアー「これが俺達が共に共存する為に導いた。可能性…だ!」
浜風「綺麗な龍…ですね。」
ビスマルク「この世界に龍なんて…もはや何でもありね。」
プリンツ「私達の存在が最早フィクションなんかと疑う部分ではありますから…ビスマルク姉さま」
ヲ級「ハヤッ」
スターダスト・ウォリアー「俺は誰をも傷つけない。君たちにはそうあって欲しいんだ。だから…」
”空中座禅”ピカピカ キラリーン
大井「何て神々しいの…あの座禅……」
北方棲姫「何カアレ見テルト戦イトカドウデモヨクナッチャッタ。ドウスルノ?」
ヲ級「ス、素敵」ポッ
タ級「ヲ級ノ奴ガ惚レタッ?アンナ奴ヲ!!?」
アクセルシンクロンだぞ
……こうして戦いは終わった。
牛尾「まさかあんな方法で戦いを終わらせちまうとはな」
遊星(アクセルスーツ着用)「誠意を込めた座禅なら気持ちを伝えられると思ってな」
牛尾「確かに。実際に伝わったみたいだし。一安心か…お前、いつまでその恰好でいるつもりだ?」
遊星「それは、この世界だと艤装を付けるのが当たり前のようだからな…その為にだ」
牛尾「おいおい…まさか、お前このままこの世界に居るって言うんじゃねーだろうな?」
遊星「そうだが…」
遊星「お前の為を思って牛尾用のスーツも作って置いたんだが…」
牛尾「辞めろ…俺にゃ似合わねーだろ。」
牛尾「それより潮ちゃんはどうした?」
遊星「潮ならここにいるぞ?」
潮スーツ「私をここから出してくだしゃいー」(涙)
※スターダストウォリアーからシンクロ解除後牛尾スーツにシンクロされた
牛尾「…。ダッ!着いて来るんじゃなかった!御影さん!俺もいつか元の世界に戻りますからそれまd!!!」ガシッ
このまま暫くは深海棲艦を救うために両者”うしお”は遊星に手伝わされる事になったのは別のお話
おしまい
>>24
済まん。素で間違えて覚えていた。脳内保管しといてー
潮とかあまりキャラ把握しないまま思いついた物をほぼ書き溜めもせず書いた為、超展開過ぎて展開的にも怪しいかもしれませんが
いつもの遊戯王だったと思えば以外とまともに見れるかも?
それではまた次回作ででも…あっ、シャークさんが艦これしてるの現在進行形で書いてる物もあるので見てね。
おまけ
明石「それでこの人が潮ちゃんが言ってた方ですか」
遊星「ああ。不動遊星だ。よろしく」
明石「私は艦娘達をサポートしている明石です。こちらこそ」
提督「キミの話はこの世界まで受け継がれているよ…まさか、当の本人を時を超えてここまで来るとは思ってもみなかったがな」
牛尾「って事は、ここは未来のネオ・ドミノシティが廃れた場所なのかよ…嘘だろ……」
提督「こんな未来を作ってしまった非力な私達を許してくれ」
遊星「いや。謝らないでくれ。人間誰でも間違えった道を進む事がある…。」
遊星「そう…俺達はZONEとの戦いで彼らがどんな想いで戦いをしかけて来たのか分かったんだ。」
遊星「彼らは苦しみながらでも何度も過去を変えようと必死にあがいた。それでも未来に繋げる事が出来ず、
そんな最中経過した時間は彼らの仲間を一人一人失わせていった。」
遊星「散って行った思いを無駄にしない為ZONEは苦渋の選択をし、アーククレイドルをネオドミノシティに落下
させあったかもしれない未来その物を無かった事にすることに決めたんだ。」
提督「…ZONEにそれ程壮絶な過去があって内に仲間達の思いを抱えていたとはな」
遊星「だからこそ俺は彼の選んだ道を否定したくは無かった。」
遊星「一度はそれを過ちだと思って阻止する為だけに戦いを挑んだが、戦って行くにつれて俺は、父さんや皆に教えられた…だから俺は奴の心に面と向かって話す事が出来たんだ」
提督「面と向かって…話すか……考えた事は無かったな。」
大和「そんな事綺麗ごとに決まってます!」
牛尾「確かにお前さん達から見たら綺麗ごとにしか見えねーかもしれねぇーが…こいつは、現に俺達の世界を
救ってくれた実績がある英雄なんだよ。」
牛尾「お前らも見たろ…?戦いをせずに終結させたあのやり方は遊星にしか出来ねー」
提督「(思っきし艦娘の艤装と似た装備をして、あれやられちゃ…流石の深海棲艦も戦う気力が無くなるわな。うん。)」
妖精「あんな技術どこで身に着けたんでしょうか?」
妖精(猫吊るし)「さぁ?」
遊星「俺は、ネオドミノシティを守り続けながら、この世界も救うつもりだ」
遊星「まだきっと救いきれてない艦娘達も沢山いるだろうからな」
大和「でしょうけど…」
提督「…私の望む未来も行く行くは貴方と同じ考えで行こうと思っていました。私も共に行きます。」
遊星「貴方…はい。共に救って行きましょう」
提督「そうと決まれば貴方と共に行動させる艦娘を一人付けさせてもらいましょう」
提督「きっとあなたの速度に着いて来られるハズだ」
遊星「俺の…速度に?」
島風「おっそーい!貴方の海上バイク遅いのねー!」
遊星「なんの…君には負けないさ!」ブォンブォン
牛尾「何の争いだ…ありゃ……はぁ」
提督「そういう貴方も彼に感化された口でしょ?」
牛尾「まぁ…そうなんすけどね。」
提督「それじゃ忙しくなるぞ。」
五十鈴「とんでも無い事考える人も居るものね…世の中」
球磨「っと言うか世代を超えて来た事の方に驚きを隠せないクマ-」
ヲ級「着イテ来マス。貴方ノ為ナラドコマデデモ」
比叡「ヒェー!!?」
遊星「着いて来い…島風!」
島風「連れてってくれるの?私達を戦争の無い平和な世界にっ」
遊星「ああ。俺は救ってみせる!誰一人傷つかない…そんな未来を目指して!!…行こう!」
遊星(アクセルシンクロフォーム)&島風「ライディングこれくしょんアクセラレーション!!」
潮「…何ですか、これ……?」
今度こそ終わり
川内「川内参上。座禅なら任せておいて!」
遊星「いや…戦わなくてもよくなったからと言ってもな…ん?どうしてそこで座禅に繋がるんだ」
川内「そんなの決まってるじゃん。今まであんなキラキラした座禅見た事なかったってのもあって私あれに心打たれたのよねぇ。」
神通「今の川内は夜戦好きというより、座禅好きになったそうですよ…?」
提督「…分からん。コイツがあれのどこに感銘を受けたのかマジで分からんぞ」
川内「ってなわけで座禅行って来ます!」
提督「おいっこら待て!」
何カ騒ガシイ軽巡ガイマスネ…ッテ、遊星サン!?貴方マデ何ヲ?
慌タダシクナルネ
趣向ガ変ワッタダケデ通常運転ダナ…ウン。
カワウ…ッテ遊星提督モ一緒デシタカ。川内ニハキツクイッテヤッテテ構ワナイノデ!
正直、趣旨ガ変ワッタダケデ問題点ハ改善サレテナイセイカ川内サンガウルサインデスケド!
5500トン級ガ一隻ホントウルサイデスヨネ。ソウ思イマセン?文句言ッテキマショウカ。ッテ…エッ?座禅ノ教エヲ今カラ……?
チッ…マータ軽巡ガ一隻騒イデルワネ。提督、私、チョット文句言ッテ来テイイ?ダメ…ナノ?遊星指令ガ居ルカラ…。ナラショウガナイカ。
鎮守府モ静カ…デモナイケド…ウン、私チョット注意シテ来マスネ流石ニ今回ハ。…ウン?港ノ方ニ何カ見エタヨウナ…気ノセイカシラ?
鎮守府 湾岸近辺
???「ここは…」
???「気づいたか?」
???「ユート…どうしてお前がここにっ!?」
ユート「何故だかは知らないが俺もここに気づいたら飛ばされていたようだ」
???「見慣れない所だな…ここは、憎きLDSの有る街なのか?」
ユート「どうやら違うようだ。」
???「何…だとっ?」
ユート「どうやらここはあの街より発展した技術を持ちながらも未知の脅威に襲われてしまい廃れた街のようだ」
???「また…”融合”か。」ドン
ユート「こればかりはそうかもしれないし違うかもしれない。」
???「曖昧な言い方だな…」
ユート「隼。もしかしたらだが、ここの周辺を徘徊していればお前の妹見つけられるかもしれないぞ?」
隼「何っ!!?」
ユート「可能性があると言っただけだ。ここ一帯には強いエネルギーを内に秘めた少女が多数居る事はレーダーで既に調べあげているのでな」
隼「その中に…瑠璃がっ!!」
ユート「どうする?俺の案に乗るか…?」
隼「ああ。決まっている。俺は必ず瑠璃を取り戻して見せるんだ。」
ユート「その意気だ。」
その後鎮守府の艦娘に不審者扱いされ一斉発射されたのは言うまでもない。
後、重巡のル級とリ級には会ったが黒咲隼の妹は未だに見つかっていない。
ここまで
終わると言いながら何だかんだで書きたいエピソードを書き足してしまった。
川内の話はどうしても書きたかったんでね。
だがまだ出したりない艦娘結構居て困ってたりする。
(那珂ちゃんとか、168とか、熊野とか、不知火とか……)
挙げて行ったらキリが無いがエピソードを思いつかなかったので
>>16>>17の方で出て来ていた
ユートと隼を出した。スレタイに居ないのに何故って?知らん。そんな事は俺の管轄外だ。
一先ずこれにてこのスレは終了にします。
また次回書きたいエピソードが出来ましたらまたスレを立てます。またその時お会いしましょう。では
>>川内と書いて公式では”せんだい”と呼ぶそうですよぉ
でも、艦これ内での放置ボイス等で分かる限りでは”カワウチ”と他の艦娘からは呼ばれてるみたいです
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