ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男「はぁぁあ!!??」
母「うっさいわねぇ…んな大声出さなくてもいいじゃない…」
男「大声出すわ!って本当なのかよ?!」
母「そう…母さん今度海外に
転勤することになっちゃって…」
男「っ、なんでだよ!」
母「いやぁ、なんでって言われても…会社から言われちゃったし、このssの展開を進めるにして私邪魔らしいし」
男「…え、なんだって?」
母「ううん、なんでもないわ」
母「んじゃ、母さんこのss終わるまで帰ってこないから。じゃねぇ」ノシ
男「ちょ、え、まぁぁぁあ!!??(急展開メタ発言でわけわかめなんですけどぉぉお)」
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー
ー
ガチャ…
男「…ただいま…」
幼馴染「おかえりー、ご飯で来てるよ?」
男「……、幼馴染だけか?…委員長は……?」
幼馴染「……来てたよ」
幼馴染「けど、今日は帰るって」
男「そう…」
男「……あれから…ずっと考えてきたんだけどさ……やっぱ三人で付き合うってのは…」
幼馴染「男」ギュッ…
男「…離せよ…」
幼馴染「男、ひとつ聞かせて」
幼馴染「私と。関わりたくないって言ったけど…あれは、私を嫌いになったからじゃない……そうだよね?」
男「……」
男「……嫌い、に、なりたかった…」
男「嫌いになろうとしたよ…」
男「…だけど…幼馴染の気持ちを…考えたり……俺が…なにも言わず転校しちゃった後の事を考えたら……、嫌いになれないよ……わからないんだ…」
幼馴染「………」スッ…
男「な…えっ…、なに……んっ」
男「っはぁっ……って、駄目だよ…」
幼馴染「付き合ってるのに?」
男「そ、れはだって…(脅されて…)」
幼馴染「私と。関わりたくないって言ったけど…あれは、私を嫌いになったからじゃない……そうだよね?」
男「……」
男「……嫌い、に、なりたかった…」
男「嫌いになろうとしたよ…」
男「…だけど…幼馴染の気持ちを…考えたり……俺が…なにも言わず転校しちゃった後の事を考えたら……、嫌いになれないよ……わからないんだ…」
幼馴染「………」スッ…
男「な…えっ…、なに……んっ」
男「っはぁっ……って、駄目だよ…」
幼馴染「付き合ってるのに?」
男「そ、れはだって…(脅されて…)」
幼馴染「男、私と居るときだけでもいいから……私の事だけ… 考えて…」…モゾッ
男「ぅあ、や、めろっ…///」
男「な、なぁ…三人で付き合うなら…するの…やめよう…」
幼馴染「嫌」
幼馴染「私は、関係を修復する…あいつさえ居なければ…普通にこういうことをする仲になったはず…」
男「………」
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
キーンコーンカーンコーン
男「…………(帰るか…)」
委員長「男君」
男「……どったの?」
委員長「一緒に…帰りませんか?…」
男「うん、帰ろっか…」ニコッ
ーーーーーーー
ーーーー
ー
男「…今日は…俺っ家に泊まるの?」
委員長「うん」
男「親……ぁ、祖母さんには連絡した?」
委員長「うん、大丈夫…友達の家にお泊まりするって言った」
男「そっか…」
委員長「……」
委員長「……」スッ…
ギュッ…
男「…(!)」
委員長「…私、今、凄い幸せなんだよ?…」
男「……ぇ」
委員長「私達は…今までとは違う…一緒に帰ったり、何処かへ行ったり、思い出を作ったり……そんな事を彼女としてできること…」
委員長「でも、『共有』するってことは……あれだけど…」
委員長「帰ろっか…」
男「うん…」
ーーーーーーー
ーーーー
ー
ガチャ…
男「…あれ、幼馴染は来てないのか…」
委員長「……ふふっ…」
男「…委員長?」
委員長「…幼馴染は今頃デパートにいるんじゃない?」
男「え、それってどういう…」
委員長「今日ね、幼馴染に男君とデパートでデートするって言ったの、もちろん嘘だけど…」
男「……」
委員長「ねぇ……しよ?男君……今なら邪魔されずに済むよ?…///」ドンッ
男「っと……うわぁ…」ノシッ…
委員長「ふふ……」
ーーーーーーー
ーーーー
ー
委員長「っは…///…もっと…//」
男「っぅ///…分かった…」
ヴヴヴヴ…
男「!」
委員長「…幼馴染だ」
委員長「心配してると思うし、出てください」スッ
男「っはぁ……幼馴染ぃ?…うん……うん……ごめん…」
スッ
男「あ」
委員長「あ、幼馴染?今ラブラブ中なので、邪魔しないでください」
『~~~~!!!…』
委員長「………」プッ…
委員長「じゃぁ……続き、しよっか…」
委員長「あー、言えばよかったね、男君が、今どんな表情してるか…とか…」
委員長「でも、大体向こうも想像はつくよね…電話を切った後…私達がするって……ふふ…悔しがってるはずだよね…」
男「…………」
委員長(幼馴染ができない事を男君と共有して…男君の中に…)
委員長(私の居場所を広げてみせる…)
委員長(悔しいよね、幼馴染……でも、貴方がいう『男を共有』ってこーゆう事だよね…)
>19
前編後編に分けたかったから
以上
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男『はい』スッ
委員長『も、もしかして…合鍵?』
男『…うん』
委員長『え、え…』
男『幼馴染は…なんかいつの間にか母さんから合鍵貰ってたし……こんな状況で…幼馴染だけ持ってるのは…どうかなって…』
委員長『~~~~っ////』
男『あ、でも来る時は連絡してよっ、今日は俺塾だし、用事があって居ないから…そーゆーとき困るし…』
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
委員長(……ふふっ)
委員長(……会いたいな…)
委員長(居ないって言ってたけど…家で待ってちゃ駄目かな…)
委員長(てか、幼馴染もいちいち連絡して言ってないよね…)むかっ
委員長(…、いや、行こう…)
委員長(毎日会って、一緒に居て…その、いろいろしたいよ!……共有するっていうんなら…遠慮する必要ないよね…)
ーーーーーー
ーーー
ー
ガチャ…キィ…
委員長(あれ)
委員長(帰ってきてる…)
男「っ……や、やめろっ……てぇ」
委員長(!?)
男「今日は…疲れてるし…っぁ///?!」
幼馴染「…今日は…私にだって権利はある…よね?…」
委員長「………っ」グッ
男「こういう事は…ちょ…まてっ…あっ…はぁっ…っぅ///」
委員長「っ!!!」ガタァンッ
幼馴染、男『!?!?』
幼馴染「…っ!ちょっと!遠慮しなさいよ!!」
男「委員長っ!?」
幼馴染「っ!」グッ
男「ムゥ!…ンチュ……ングッ」
男「っはぁ……み、みないでくれ…委員長っ…っぇ!?」グッ
ムゥ!…チュル…ン
委員長「…………」
委員長(私は……キチガイなのかな……)
委員長(男君が……綺麗に見える…)スッ
男「っはぁ…、い、いいんちょお…」ハァ…ハァッ…
委員長「……」チュ
男(?!)チュ……チュ
幼馴染「こらこらこらぁ!!なにキスしてんの!!」
幼馴染「……っ!!男っ」ズッ…
男(はぁ!?なっ)
ヌヌヌプ…
幼馴染「っ…はぁ///」
委員長「っ…ぅう」
ズズチュ…
幼馴染(ふぁ///…き、もちぃ…)
ズチュッ…、ズチュッズチュッ
委員長「ぅぅう!!!……男君私とキスっ!」グッ
男(?!)チュ……チュ
男「ぷはぁっ……はぁっ…んっ//…」
男「っ!…は、はぁなれろっ」グッ
幼馴染「あっ…」
委員長「男君の…」ズィッ…
チュ…レロ…、ハムハム…
男「~~~っぉ///ば、ばかっかおまえ…なにやって…あっ、やっ~~~ッッツ////」ビクビク…
委員長「っ…へぇ…ふぅ…一杯出てひた…///」
男「~~~////」
幼馴染「」
委員長「…まだ…」ジュルルルル…
男「あっ…だ…めぇ…っ!」ピクッピクッ
委員長「…ふぅ…気持ちよかった?」
男「////」コクコク…
幼馴染「~~~~!!!ば…ば…馬鹿ぁっ!!」
男「っ!…は、はぁなれろっ」グッ
幼馴染「あっ…」
委員長「男君の…」ズィッ…
チュ…レロ…、ハムハム…
男「~~~っぉ///ば、ばかっかおまえ…なにやって…あっ、やっ~~~ッッツ////」ビクビク…
委員長「っ…へぇ…ふぅ…一杯出てひた…///」
男「~~~////」
幼馴染「」
委員長「…まだ…」ジュルルルル…
男「あっ…だ…めぇ…っ!」ピクッピクッ
委員長「…ふぅ…気持ちよかった?」
男「////」コクコク…
幼馴染「~~~~!!!ば…ば…馬鹿ぁっ!!」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男「うわぁあっ」がばあっ…
チュンチュン朝チュン…
男「はぁ、はぁ…はぁー…」
男「ゆ、夢かぁ~~」
委員長「……男君?」ムクッ
男「」
男「……」チラッ
委員長「……?」
幼馴染「………」スースー…
男「夢じゃない……だと…」
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男「………………」
男「………………ごめん…俺…俺…」
幼、委『…大丈夫』ギュッ
委員長「私は…」
幼馴染「…私は」
委、幼『男(君)が大好きだから…』ギュッ
男「………」
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男「って…ことなんだ…」
メガネ「………」
男「俺は…最悪最低誠氏ねなんだ…」
メガネ「うーん……てことはー」
男「……」
メガネ「いいじゃない?2人とも男を奪い合い恋の三角関係僕スクエア状態…」
男「氏にてぇぇぇえ!!!!」ジタバタジタバタジタバタジタバタ
メガネ「落ち着けって…まぁ、男がただ盛ってる猿山とは違う訳だからイラ壁マグマは抑えてるけど…」
メガネ「いーなー公認二股」
男「…………氏ね、氏ね…俺氏ね…」
メガネ「で、どっちが相性いいんだ?ははっ」
男「俺を殺してくれ…」
メガネ「落ち着けって…まぁ、男がただ盛ってる猿山とは違う訳だからイラ壁マグマは抑えてるけど…」
メガネ「いーなー公認二股」
男「…………氏ね、氏ね…俺氏ね…」
メガネ「で、どっちが相性いいんだ?ははっ」
男「俺を殺してくれ…」
メガネ「まぁ、状態だけどさ」
メガネ「幸せなことだよ、ちゃんと向き合って答えてやんな」
男「…………」
ーーーーーーーーー
ーーーー
ー
幼馴染「遅い」
委員長「メガネ君といるんじゃない?」
幼馴染「あー…かなり怒ってるなー…あいつ…」
委員長「…かもね…」
メガネ「まぁ、こんな状態だけどさ」
メガネ「幸せなことだよ、ちゃんと向き合って答えてやんな」
男「…………」
ーーーーーーーーー
ーーーー
ー
幼馴染「遅い」
委員長「メガネ君といるんじゃない?」
幼馴染「あー…かなり怒ってるなー…あいつ…」
委員長「…かもね…」
幼馴染「メールだって、見てよこれ」スッ
委員長「………『メガネと飯食って帰るから遅くなる、悪いけど明日にしてください』…?怒ってるかなぁ?」
幼馴染「メチャクチャ怒ってるでしょ~!」
幼馴染「…用件だけだし、絵文字ないし、しかも敬語……かなり怒ってる…」
委員長「まぁ…そりゃ、怒るよね…あんな事したら…」
幼馴染「あんたのせいよっ!エッチの最中に邪魔します?!普通!?」
委員長「続けるの?!普通!?」
委員長「てか、幼馴染の『共有』自体が普通じゃないですからっ!!」
幼馴染「帰れ!!歯ブラシも着替えもないんでしょ!?帰れ!」
委員長「幼馴染今日泊まる気だったの?!てか、私も一応持ってますからお泊まりセット!」
幼馴染「持ってんのかい!?」
委員長「てか、男君の部屋に置かせてもってるし!!」
幼馴染「何それ聞いてない!?私もそうしよ!!」
委員長「しまった!!」
幼馴染「ばーか、ばーか!」
委員長「やめよ……疲れた…」
幼馴染「…うん」
委員長「はぁっ…」
幼馴染「本当は叩いて終わりにしたいけどね…」
委員長「どこの硬派な不良ですか……」
幼馴染「……そうだ、委員長」
委員長「ん?」
幼馴染「好き嫌いは?」
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
幼馴染「出来上がり…」
委員長「」
幼馴染「食べよ、お腹すいたし」
委員長「…………」
幼馴染「なによ、それじゃあ不満でも?」
委員長「……」パクッ
委員長「!!」
委員長「美味し…」
幼馴染「そう!」
委員長「…………(敗北感…)」
幼馴染「ほら、じゃんじゃん食べなよ(優越感)」ニヤニヤ
ーーーーーー
ーーー
ー
委員長「…ご馳走様でした」
幼馴染「ごっそーさんっ」
委員長「片付けるね…」
幼馴染「あぁ、ありがと」
ーーーーーー
ーーー
ー
委員長「…やっぱり…男君だって、どう振る舞えばいいかわかんないよ…」
幼馴染「…何?倫理?道徳?」
委員長「考えが非常識過ぎるんだよ…」
幼馴染「非常識……ねぇ…」
幼馴染「そんな事わかってるよ…」
委員長「……」
幼馴染「諦める…って言って…自分の中で煽情を抑えられなかった…」
委員長「……」
幼馴染「嘘じゃなかったんだよ…本当は…」
幼馴染「…そのつもりだった」
幼馴染「ちゃんと分かってなかった…一回きりでいいなんて言い出すくらい強い感情はその一回で溢れ出すんだって…」
幼馴染「今の私たちは常識的だと思ってない」
幼馴染「…でも、男を失うくらいなら常識なんていらない…」
幼馴染「…ねぇ!居るんでしょ!男!」
委員長「えっ?!」
幼馴染「私は、男が好きなんだよ!だからなんだってできる!」
幼馴染「…私が男に告白したのは」
幼馴染「ただ好きだから、一緒にいたいなんて、そんな覚悟じゃない!例えば男が怪我して植物人間になったとしても、話ができなくなっても!一生側に居るって思った!」
幼馴染「そこに委員長が1人増えるくらいどうってことないんだよ!」
委員長「……」
委員長(…悔しい…悔しい…悔しい……言葉が…でない…そんな事…私だって…)
……ガチャ
男「ただいま…」
委員長「……」
幼馴染「……」
男「2人共…ちゃんと意味が分かってるの?『共有』の」
男「幼馴染、本当にこれが平気なのか?」
男「委員長」すっ
委員長「ぇ」
男「…好きだ…大好きだ…ずっと」
委員長「なっ///」ドキッ
委員長「わ、私も…」すっ
チュ…
幼馴染「…っ…なんとも言えないイライラ感がすごいね…」
委員長「イライラしてるじゃん…」
幼馴染「うっさいなっ」
男「幼馴染」すっ
委員長「ぁ」
男「大好きだ…もぅ寂しい思いはさせない」
幼馴染「男ぉ…」すっ
チュ…
幼馴染「私を…絶対に離さないで…」ギュッ
委員長「……成る程…これは我慢できないね…」
男「相手が1人しか許されないのは…こんな事、耐えられないからだろ…?」
委員長「……」
幼馴染「……」
男「……」
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ー
委員長「あの、海行かない?」
幼馴染「は?」
男「えっ」
委員長「夏に遊びに行ったところに、どうかな?」
幼馴染「ちょいちょいちょい…待ち」
幼馴染「今は何月?」
委員長「12月です」
幼馴染「あんた正気!?見なよ寒そうな外!予報だとマイナスいくって言ってたよ?!」
委員長「そ、そっかぁ…だよね~…」
幼馴染「………」
男「いいんじゃない?冬の海なんて、行ったことないし、楽しそーだし」
幼馴染「はぁぁあ!?」
委員長「じゃ、決まりってことで!」
委員長(………………)
ーーーーーーーーーー
ーーーーー
ー
男「着きました」
委員長「だね」
幼馴染「寒い…」
男「見てよ、あそこサーフィンしてる人が居る」
委員長「わぁぁ…すごいね」
幼馴染「ぅぅぅう…帰りたい…」
男「そーいや、幼馴染は寒がりだったよな」
幼馴染「そうだよ!忘れてたの?!」
男「忘れないよ~、小学校の時、冬はいつも休み時間ヒーターの前に突っ立ってたよな~」
幼馴染「そうだよ!私は寒がりなんです!」
男「ははっ」
委員長「…………」スタスタ…
幼馴染「?」
男「………」
男「俺、トイレ行ってくるわ」タッタッタッタッ…
幼馴染「あ、うん」
幼馴染「………」スタスタ…
幼馴染「委員長?」
委員長「ん?……」
幼馴染「どしたの?調子悪い?」
委員長「いや、違うよ…」
幼馴染「分かった、行く道中私がずっと行きたくないって文句垂れてたから機嫌悪くなったとか?」
委員長「………」
幼馴染「…まぁ、なんか悩みあるなら言ってよ…せっかく三人なんだし…」
幼馴染「男を譲れ、降りろとかなら場所変えても返事は決まってるけどさ」
委員長「………」
幼馴染「……私、なんだかんだ言ってこの関係、居心地いいんだ…」
幼馴染「そりゃあ、男といちゃついてんの見てると殺したくなるけど……前よりは…いいかなって、思えてきたんだ…」
委員長「……男君、遅いね…探しに行ってみるよ…」タッタッタッタッ…
幼馴染「………」
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
男「ぉ、自販機あった……どれにしよっかなぁ…」
委員長「男君…」
男「あ、委員長…どしたの?」
委員長「男君こそ、ここでなにしてるの?」
男「いや、2人共、喉乾いてるかなぁーって…飲み物を…」
委員長「ほんとは、外寒いから、ホッカイロ変わりに暖かい缶を手に入れようとしたんでしょ?」
男「……」
男「ははっ…まいったな……よくわかったな…」ピッ、ガチャ
委員長「……優しいね、男君…」
男「照れるな……なんか…」ピッ、ガチャ
男「はい、コーヒー」
委員長「ありがとう」
委員長「でも」
委員長「そんな優しさ…私達は嬉しくない」
男「……」
委員長「もういいでしょ?」
委員長「男君、選んでよ…私と幼馴染…」
委員長「いや、私を選んで」
委員長「簡単だよ、缶コーヒーを選ぶみたいに」
男「ちょ」
委員長「さっさと決めてよぉ!!」バァン!
男「っ?!」
幼馴染「なにやってんの!!」ガッ
委員長「っ!」
委員長「離してっ…」バッ
男「………」
幼馴染「………」
委員長「もぅ…もぅ……うんざりだよぉ!!」
委員長「っ…はぁ、はぁ……」
委員長「………男君…」
委員長「私か幼馴染…どちらかを1人を…選んで」
男「……俺は、選ばない……」
委員長「ハッ、勝手な人だなぁ」
委員長「どちらも選ばない……それは2人も好きだと言ってるのと同じだよ… 」
委員長「私達は頑張れば男君が応えてくれるんじゃないかと期待し続けるしかない…」
委員長「あぁ、それとも、気分よかったのかな?2人とやって、張り合わせて」
男「違う!」
幼馴染「っ!」グッ
パァン!
委員長「んぐっ…」
幼馴染「…いい加減にしてよ!」
幼馴染「この提案をしたのは私っ!…男がこんなことになって喜ぶわけがない…あんただってわかるでしょ!」
委員長「………」
委員長「………そう、誰も喜んでない………この関係は破綻してるよ…なんで続けようとするの?」
委員長「元凶は…男君がはっきり選ばないから………」
男「なんで……だから最初から………」
委員長「最低だよ……そこまでしていい人間でいたいの?それがこれだけの残酷な結果を招いているのに」
委員長「男君のその誠意は…ただの自己満足だよ」
委員長「…選ばないならそれでいい…私を嫌いになってください」
男「………」
男「…嫌いだ…」
男「俺はっ…お前が嫌いだ!」
男「………」
委員長「本気でやっているの?私達が男君の為に必死になってることに…応えようとしているの?」
委員長「………こうなったのは…男君が自分自身を守るために責任を回避し続けた結果なんだよ」
幼馴染「………」
男「………(なんで、なんで……)」
委員長「……これで決心がついた…」
委員長「私は……貴方を嫌いになれる…」
委員長「………男君の思い通りでしょ?」
委員長「貴方との思い出は全部苦々しい物に変わる……」
委員長「思い出したくない…思い出に」
委員長「男君を好きだった同じ重さの…憎しみに変わる…」
委員長「………さよなら」
幼馴染「いいの!?本気にこれで…」
委員長「私にはもう関係ない……」スタスタ…
男「………委員長」
委員長「………」
男「………ありがと」
委員長( )
ーーーーーーーー
ーーーー
ー
委員長「………名演技だったな~…」
委員長(これでいい……)
委員長(これは私の本当の望みだから)
委員長(男君は…2人を好きになった罪を償うために色々なことを諦めて共有関係を我慢して受け入れたんだ…)
委員長(でも私は男君にそんなことで男君の大事な人生を奪いたくない)
委員長「…あ、れ」ポロポロ…
委員長(あぁ…この苦しみに耐えなきゃいけないのか…)ポロポロ…
委員長(大丈夫、私だけがそれができる…)
委員長(それだけが、男君を幸せになる方法なら)
委員長(彼を愛している私だけが…彼の手を話すことができる…忘れることができる…)
委員長(これで…終わったんだ…)
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーー
ー
男「………」
幼馴染「………」
幼馴染「………委員長のことは、これで良かったんだよ…」
幼馴染「委員長は、勝負を放棄したんだよ……私はまだ三人でも構わないと思ったけど」
幼馴染「こんな関係耐えれなかったんだよね」
幼馴染「身を引いてくれた委員長のためにも、私達は幸せにならなきゃ…」
男「………………俺の気持ちはどうなるんだよ…」
幼馴染「………」
男「俺はお前と付き合わない」
幼馴染「」
幼馴染「やだよぉ!なんで!?なんでなの!?今までのことは申し訳ないと思ってる!!でも委員長は去ったんだよ」
幼馴染「邪魔する物はもう何もない!?ねぇ、やだ離れたくない、男ぉ…こんなのやだ!頼むから」
幼馴染「私と、ずっと一緒に居てよ!男っ!!」
男「………ごめんな、幼馴染…」
男「終わらせないと………」
男「さようなら、幼馴染」
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー
男「………………」
委員長「………………」
男「………」スッ…
スタスタ……
委員長「………………」
男(よかった………)
男(もう他人だ)
ーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ー
委員長(私の時間がどうであれ、時間は勝手に過ぎて行った)
委員長(そのうちに、傷とはやっていけるようになった)
委員長(考えてる時間がない位、クラス委員の仕事もあったし、勉強も忙しかった)
委員長(薄々事情を察してくれたメガネ君とも距離ができていった)
委員長(気付けば、二年近く、過ぎていた)
委員長(他の男子とも、交流ができ、『この人、なんかいいな』なんて、思えるくらいになっていた)
委員長「………はぁ…」かりかり…
ガララララ…
委員長「……」かりかり…
?「ありゃ…」
委員長「」ぴくっ
?「○○君は?」
委員長「帰ったよ、さっき」
委員長「つい、さっきだから…追いかけたら間に合うと思うよ…」
?「そっか、あー…どうしましょー…」
?「…仕方ないなぁ…」
ガララ……スト
男「それ、少し手伝っていいか?」
男「2人で話すのは、二年ぶり…くらいだな…」
男「元気だったか?」
委員長「………」
男「思い出さない?あの、放課後の日…」
委員長「…ずいぶん昔のことだから、あんまり覚えてないかな」
男「………」
委員長「………」かりかり…
男「もう、終わった話だもんな…」
男「そろそろ卒業だな…」
委員長「………………」
男「そこ間違ってるよ、桁」
委員長「」びくっ
委員長「っ………………」かりかりかりかり…
男「じゃ………この辺で俺は…」
スッ…ガタガタ…
委員長「…………」かりかり…
男「俺、嘘ついたわ」
委員長「」ぴくっ
男「○○は口実だ……少し、委員長がどうしてるか、気になって…」
男「でも、声をかけるべきじゃなかった…」
委員長「………………」
男「あと、もう一つ」
委員長「…」
男「俺、委員長のこと、忘れられなかった」
委員長( )
男「………………さよなら」
ガララララ……カタン…
委員長「………………」かりかり…
委員長「………………」かりかり…
委員長「………………」
委員長「………」
委員長「…」
委員長「…」ガタッ
タッタッタッ……
ガララララ…カタン…
男「………………」テクテク…
男「………」
男「…」くるっ
男「………………いや…」くるっ
男「………」テクテク…
タッタッタッタッタッ…
男「……」テクテク…
ガシッ
男「?!」
委員長「ま、待って!」
完
一応終わりますた
変なとこで終わった感ですけど
このままグダグダやっても
アレなんで…終わらせました
支援指摘中傷ありがとうございました。今後もss書いていくので
次に生かせられるよう努力します
このSSまとめへのコメント
中途半端に終わらせるんやったら最初から書くな!