息子は私に言う。息子は小学6年生で、
多感な時期であり彼への対応は気を付けているつもりではあるが、予想だに付かない返答に私は唖然としており間抜けな顔をしていただろう。
とりあえず頭の中で言うべき言葉を組み立てていると、息子はさらに追い討ちをかけるようにこう言いはなった。
息子「もし、そうなったらお母さんは僕を踏み潰してくれる?」
母「…え?」
私はさらに唖然とした。
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息子に何がい起きたし
母「それはなんで?」
息子「別に意味はないよ。ないこともないけど」
母「助かる方法を見つけるよ。」
息子「助かるとは…?」
母「ん?……そっか。小さくなった君を大きくする方法かな?」
息子「そっか…」
息子は顔を俯け、悲しそうにしていた。何か答えを間違ってしまったのだろうか。思春期は難しい、何を望んでいるのかわからない。
俺の息子は25cm
俺の息子は20cmかな
残念ながら踏んだら大きくする奴が……
ハッ!?もしやこれが息子を助ける方法……!
母「…でも、大きくならなかったでならなかったでも、あなたはあなただから。一緒に生活するよ」
私は言う。
一体私は何を懸命に悩んでいるんだと思ったが、この年代の子は予期しない言葉がナイフとなり、心を傷付けてしまう。
この子の気持ちにまともに応えなきゃならないのだ。
息子は表情をさっきより少し明るくして、「そっか」と呟いた。そこからは、さっきの話に触れることなくとりとめのない話に終始した。だが、私にはどうも引っ掛かっていたのだ。
ただの、世間話と一蹴できないように、語る息子の表情は憂いを帯びていた。
息子の心の中に住み着いた闇すら垣間見えたのかもしれない。
私の夫が殺害された時ですら、貼り付くような笑顔であった息子の中を少しだけ覗けたような気がした。
そんな、自分の気持ちを隠す息子がこうやって私に問いかけてくるのは珍しかった、だから私は考えた。
彼の考えは言葉以上の意味が隠れているのでは、何か息子の言うことに大きな意味があるのではないか、何らかのメッセージがあるのではないか、と思った。
私は立ち上がり、息絶え絶えの息子を一瞥し、そのまま自分の部屋に戻った。
まずは調べてみた。息子の発言を他の人たちもしているのか、ということを。結果は0であった。それも当然といえば当然か。
「身長5cmに縮んだ息子が踏み潰してほしいと母親に懇願する」という事例など、世界広しといえど簡単に見付かる訳はないのだ。
「漫画とかかな?」
私は、ふと思った。息子は割りと、漫画をよく集めていたように思えていた。
漫画を読んでみた。あまり漫画という物を読まなかった私だったけど、非常に見易く面白かった。
特に良かったのは、巨大化した女子高生が街を踏み潰していく漫画であった。グロかったけど、面白かった、主人公の女子高生が愛する人を守るために、街を破壊し、愛する人を苛めていた人間たちを無残に踏み潰していくストーリーだ。
あ
私は思う。なんとなくえっちだなと。
巨大な少女が身体を使って小人を押し潰して[ピーーー]、残酷な描写すらもエロチックな何かを感じた。その中でも、お尻で押し潰す描写も割りとあった。
特に印象に残ったのは、大人の巨大女性が、倒れ込んで泣き叫ぶ小さな子供の上にゆっくりと座り込んで「メリメリッグチャァ」という擬音と共に子供の目玉が飛び出したシーンだ。
私はなぜか胸が熱くなっていくのがわかった、この感覚はアレそのもので身体中に熱がこもっていくのがわかった。
この衝動をどうにかしたい。おそらく私は、性的興奮を覚えてしまった。私はほぼ無意識に飲みさしのペットボトルを尻の下に置き、ゆっくりと腰をおろした。
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