ミカサ「・・・」グスグス
ハンネス「あ~・・・ミカサ、そろそろ何があったか話してくれないか?なんか嫌なことがあったんだろ?」
ミカサ「・・・うん」グスグス
ハンネス「な?ほら、俺が聞いてやるからよ」
ミカサ「・・・エレンとアルミンが・・・」
ハンネス「おう。エレンとアルミンがどうした?喧嘩でもしたか?」
ミカサ「・・・エレンとアルミンがサンタクロースなんていないって言ってたの・・・」グスグス
ハンネス「お?」
ミカサ「でも・・・私のところには毎年来てたって言ったら・・・それはお父さんとお母さんがやってたんだよって・・・サンタさんじゃないって・・・」
ハンネス「・・・」
ミカサ「そもそもソリで空なんて飛べるわけないって・・・非現実的だろって・・・まだ信じてるとか馬鹿だなって・・・言われたの・・・」
ハンネス「そうかー・・・」
ミカサ「ねぇ・・・ハンネスさん、サンタクロースって本当はいないの?」
ハンネス「うーん・・・そうだなー・・・」
ミカサ「・・・やっぱりいないの・・・?」
ハンネス「・・・ミカサはどう思うんだ?」
ミカサ「私は・・・いると思いたいけど・・・二人に言われた事もそうだなって思ったし・・・分からない・・・」
ハンネス「じゃあ、今年のクリスマスはプレゼントもらえないと思うか?」
ミカサ「・・・分からない・・・」
ハンネス「・・・ちなみに今年のプレゼントは何がお願いするつもりだったんだ?」
ミカサ「・・・それは言えない・・・ごめんなさい・・・」
ハンネス「・・・そうか」
・・・・・・・・・
ハンネス(そうか・・・ミカサの両親・・・エレンとアルミンもだが・・・もういないんだよな・・・)
ハンネス(それだったら誰があいつらのサンタになるんだ?)
ハンネス(もう信じてないエレン達はともかく・・・ミカサはきっとひどく落ち込むだろうな・・・)
ハンネス(クリスマスの日にサンタが来なかったら・・・サンタなんていないことに気づくと同時に親がいないことも改めて意識させちまうだろうなぁ・・・)
ハンネス(折角の・・・年に一度のクリスマスなのにそんな切ない思いをして欲しくねぇなぁ・・・)
ハンネス(・・・)
ハンネス(・・・俺がやるしかない、か)
・・・・・・・・・
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