ミカサ(80)「エレンがまだ現役」 (106)

※ネタバレ含むif物です。
※キャラ崩壊


エレン(80)「今日も巨人を駆逐してやるんじゃー!」


ミカサ「……行ってらっしゃいエレン」

————
——


マゴミン「ミカサお婆ちゃんこんにちわー」

ミカサ「こんにちわ、マゴミン。アルミンお爺ちゃんと遊びに来たの?」

マゴミン「うん!お母さんがミカサお婆ちゃん達にもお菓子のお裾分けしてきなさいって」

ミカサ「ありがとう。お煎餅ね」

アルミン(80)「ふぅ……若い子は足が早いね……久しぶりミカサ」

ミカサ「久しぶりアルミン」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369640187

ミカサ「今、お茶を入れてくる」

アルミン「ありがとう。ふぅ、よっこいしょ」

マゴミン「僕遊んでくるー」

アルミン「そうかい?わかった。近くの公園で遊んでおいで」

マゴミン「はーい」

————

ミカサ「あれ?マゴミンは?」

アルミン「ああ、公園に遊びに行ったよ。まったく。隔世遺伝かも知れないね。よく食べてよく遊ぶから」

ミカサ「ふふっ、しっかりお爺ちゃんの目をしている」

アルミン「可愛いもんだよ」

アルミン「エレンは今日も巨人退治に行ってるの?」

ミカサ「うん。ずっと朝の4時に起きて夕方に帰ってくる生活」

アルミン「そうか。巨人化も色々な可能性が使いこなせるようになったんだったね」

ミカサ「今でも入れ歯要らずでガリッってしては走って行ってる」

アルミン「エレンじいちゃんが毎日走ってるってシガンシナ区じゃ有名だもんね」

ミカサ「そう。だから私は編み物をしたりして待っている」

アルミン「なるほど」

アルミン「マゴミンもしばらくは遊んで戻って来ないだろうし、昔話でもしてようか」

ミカサ「時間は大丈夫なの?」

アルミン「うん。今日はお休みなんだ。たまには休まないと身体がもたないよ」

ミカサ「あれだけ若い頃に訓練をしても、やっぱり年には勝てない」

アルミン「それは仕方ないことだよ。人間はいずれ死ぬ。これだけ長生き出来てることが昔を考えると奇跡なんだから」

ミカサ「うん。沢山の人々が亡くなった上に私達は生きている」

アルミン「あれからもう……約70年近くか」

ミカサ「色々あった」

アルミン「人間達の生活領域は拡大に広くなり、海も砂漠も火山も色々な物が見れた」

ミカサ「ええ。魚がとても美味しい。おにぎりも美味しい。いい時代になって行った」

アルミン「でも、エレンのお父さんがあんな……」

ミカサ「それは言っては駄目」

アルミン「ごめん。でもエレンのあの表情は忘れられないよ」

ミカサ「だから、エレンは未だに現役で巨人の残りを駆逐している」

アルミン「知ってるさ……もう若い子に任せればいいのに」

ミカサ「そうだった。アルミンは総統だからあらゆる情報が集まる立場だった」

アルミン「女王陛下に任命されたから仕方なくやってるだけさ。権力なんか関係ない。ミカサもエレンも大切な親友だ」

ミカサ「アルミンらしい。かりんとう食べる?」

アルミン「もらうよ。美味い。黒い砂糖なんか無いと思ってた時代があったなぁ」

ミカサ「全てが新発見だった。皆が涙を流した。特に貴方のお嫁さん」

アルミン「ははは、あいつはよく食べるからね。今は良いお婆ちゃんだよ」

アルミン「104期訓練生が転機の世代だった」

ミカサ「うん。皆それぞれが激動の時代を生きた」

アルミン「ジャン・キルシュタイン。エレンとよく衝突したけどマルコの件から徐々に変わっていった」

ミカサ「真剣に告白されたことがある。エレンしか意識してなかったけど、ジャンのあの表情は今でも覚えてる」

アルミン「ジャンは色々と誤解されやすいだけで今も司令官として職務を全うしながら皆に慕われてるよ」

ミカサ「良かった。エレンもよく話してくれていたから」

アルミン「コニー・スプリンガー。あの850年の時はミカサと一緒に奮闘してくれたね」

ミカサ「うん。コニーは誰よりも仲間想いだった。少し抜けたところもあったけど」

アルミン「家族のことで、色々自暴自棄になりながらも生き抜いて、今は大牧場の主で孫もたくさんだってさ」

ミカサ「幸せそうで何より。以前に届いた写真では頭がキース教官みたいになってたけど」

アルミン「ふふふ、僕も見たよ。子供達もコニーそっくりだったなぁ」

一旦中断します。長くはならないので夜にでも終わらせます。

おお……初めてこんなに沢山レスもらえた。ありがとうございます。

投下

アルミン「少し、喉が渇いたからお茶をもらうね」

ミカサ「うん。今度は私から話す。サシャ・ブラウスを」

アルミン「ごほっ!そ、それはよく知ってるから良いんじゃないかな」

ミカサ「同じ104期生であり大切な仲間だもの。退け者ににするのはよくない」

アルミン「そういうものかな……」

ミカサ「あれは私達が20代の時だった。壁の外で見たことがない高い建物が密集してる場所」

アルミン「ああ、懐かしいね」

ミカサ「ユミルだけが書かれた謎の文字を理解し、そこが過去に栄えた街だと判断した」

アルミン「そうだね。サシャには未だにトラウマらしいけど」

ミカサ「まさか食糧貯蔵庫を見つけて臭いしないから大丈夫だといって食べ出すとは思わなかった」

アルミン「案の定腹痛を起こして治療するのに大変だったよ」

ミカサ「それから貴方達の仲が始まった」

アルミン「なんかちょっと恥ずかしいきっかけだな……」

ミカサ「そんなことはない。あの時のアルミンは必死で頑張ってた」

ミカサ「そしてクリスタの正式な即位式と合同で執り行われた結婚式。サシャのドレス姿は綺麗だった」

アルミン「まさか貴族式で行えるとは思ってもなかったよ」

——結婚式・当時——

ミカサ「サシャとても似合ってる」

ユミル「馬子に衣装、いや芋女に衣装か?」

コニー「言えてら」

サシャ「酷いですよ皆さん!」

クリスタ「そうだよ皆、サシャがかわいそうでしょ」

サシャ「クリスタ!今日は本当にありがとうございます。で、その……ライナーは?」

クリスタ「……ごめんなさい。やっぱり牢から出すことは叶わなかったの……」

サシャ「そうですか……」

ジャン「おい、花嫁が暗い顔してんじゃねぇよ」

エレン「そうだぞ。アルミンがガッカリすんだろうが」

サシャ「ジャン!エレン!来てくれたんですね」

ジャン「仲間の結婚式くらい来るだろ」

エレン「親友の結婚式だしな」

サシャ「良かった、アルミンも喜びますよ。二人が壁外遠方調査で連絡つかなかったの気にしてましたから」

ジャン「まぁ、新しい発見もあったしあとで話そうや」

エレン「おう、土産話は沢山ある」

————

サシャ父「うぉぉぉぉぉん!あの食うてばかりのバカ娘がうぉぉぉぉぉん」

サシャ「ちょっ!お父さん恥ずかしかけんそんな泣かんといて!」

サシャ父「アルミン君!うちのバカ娘んこつよろしく頼むね!うぉぉぉぉぉん」

アルミン「は、はい!」

サシャ「泣きやまんかい!!」

キース「サシャ・ブラウス!」

サシャ「はぇ!? はっ!」

キース「通過儀礼で芋を食べ出したかと思えば、大衆の面前で平気で屁をする。バカみてぇな野郎だと思ってたが……良かったな!」

サシャ「待ってください!一部間違ってますよ!?」

エレン「アルミン良かったな。結婚おめでとう!」

アルミン「ありがとうエレン。久しぶりに会えて嬉しいよ」

エレン「皆バラバラでも第一線で頑張ってるからな。俺もジャンと新しい地域を見つけたよ」

アルミン「本当かい!?ぜひ聞きたいな」

ミカサ「アルミンあなたのお嫁さんが大変」

アルミン「えっ!?あーー!そのケーキはまだ食べちゃダメだよ!」

サシャ「ふぐっ?うぐっ!美味しいですよ?」

アルミン「それは二人で切ってからなの!」

エレン「アルミンも大変そうだな……」

ミカサ「でも皆楽しそう。とても良いことだと思う」

————

ミカサ「その後も皆酔っ払ったりして大変だった」

アルミン「最後のほうで、少しだけリヴァイ兵長やエルヴィン団長やハンネスさんも顔を出してくれて嬉しかったなぁ」

ミカサ「リヴァイ兵長はよく会う。エルヴィン団長は見ないけど」

アルミン「現役で居てくださってるよ。それに引退したキース教官と囲碁ってのにハマってる」

ミカサ「チェスみたいなものよね?エレンとリヴァイ兵長も将棋ってのやってる」

アルミン「ハンネスさんは相変わらず、街中で酒飲みながら仲間達と楽しそうにしてるね」

ミカサ「うん。よく見かける」

アルミン「さて、僕とサシャの話はこれくらいにして次は……」

ミカサ「アニ」

アルミン「……アニ、か。今頃元気で生きてるのかな」

ミカサ「アニは強い。きっと簡単に死んでない」

アルミン「アニとはエレンのことで色々とあったね」

ミカサ「彼女がしたことは許されることじゃないけれど、消える前の彼女の行動が全てなら……私は心が未熟だった」

アルミン「今はこの世界のどこかで元気に暮らしてくれてると思うしかないよ」

ミカサ「うん」

アルミン「ちょっとしんみりしちゃったね」

ミカサ「大丈夫。年をとったせいか大抵のことは平気」

アルミン「あとはベルトルトとライナーとクリスタとユミルか」

ミカサ「あの日、全員で未知の巨人達と戦った」

アルミン「ベルトルトはきっと最後まで自分らしく生きようとしたんだよ」

ミカサ「クリスタを庇おうとしてライナーもユミルも死にかけ、エレンは未知の巨人をようやく倒せた」

アルミン「ベルトルトの死に顔は穏やかなものだったね」

ミカサ「エレンも必死に許そうと努力していた。今はどうなのだろうか」

アルミン「それから投獄されたライナーは民衆の前で処刑されかけた」

アルミン「それをクリスタが懇願して死刑だけは免れたけど、長い牢屋生活だったと思うよ」

ミカサ「結局、王政府にもあんな秘密があって、私達は立場が違うだけだったと気付かされた時、皆が絶望しかけた」

アルミン「でも、今はユミルやライナー達に支えられたヒストリア女王陛下の元で、良い世界になってると思う」

ミカサ「うん。必死に生きようとした人々の尽力のおかげ」

————

マゴミン「お爺ちゃんーお腹すいたー」

アルミン「おや、もうお昼を過ぎていたんだね。話に夢中で気づかなかった」

ミカサ「アルミン良ければマゴミンと一緒にお昼を食べて行くといい」

アルミン「でも悪いよ」

ミカサ「気にする必要はない。エレンも子供達も居ない今は一人で食べても美味しくない」

アルミン「そうか、ならお呼ばれするよ」

マゴミン「わーい、僕オムライス食べたい!」

ミカサ「わかった。ちょっと待っていて」

マゴミン「うん!」

——同時刻・どこか——

エレン「よし!この区域の巨人達も駆逐してやった」

リヴァイ(?)「エレン!メシにすんぞ」

エレン「はっ!」

リヴァイ「いい加減にそれやめやがれ。俺は兵属でもないただの老人だ」

エレン「俺も老人ですよ。あっ、兵長シャケ弁当ですか」

リヴァイ「おう、最近ハマってる。お前はレバニラ炒めか」

エレン「まだまだ若いもんには負けてられないですから」

リヴァイ「そうだな。巨人はまだまだ居やがるからな」

リヴァイ「ハンジの野郎の研究から、巨人の力の応用で人類全体の生命力が延びたのは良いことだが」

エレン「未だに兵長が人類最強の老兵って呼ばれるのはどうなんでしょうね」

リヴァイ「お前の嫁さんは、途中で俺を超えてたぞ」

エレン「ミカサですか。あいつは確かに凄かったけど、結婚してからは戦場に出てほしくなかったんです」

リヴァイ「だから巨人化を研磨して、獣の巨人達をぶち殺せるまでになったのか」

エレン「そうですね」

オチを決めかねてるのとまだ書きたいのあるので深夜にまた書き込みます。

読んでくださる方ありがとうございます。

投下してきます

————

リヴァイ「おい、メシ食い終わってもゴミを出すんじゃねぇぞ。片付けが出来ないヤツはクソ野郎だ」

エレン「わかってますよ。それに今立ってる大地は宝物なんですから」

リヴァイ「ならいい。さっさと巨人化しろ」

エレン「はっ!」

ガリッ カッ

リヴァイ「いい加減肩に乗るのも慣れたな」

エレン「じゃあ120キロくらいで南に走ります」

リヴァイ「おう。行け」

エレン「はっ!」

リヴァイ「女型の巨人より遥かに速い。こいつも成長したな」

リヴァイ「止まれエレン!あそこになにか建物が見える」

エレン「本当ですね。見たことがない建物だ」

リヴァイ「地図の追加だ。派兵する為にもこの周囲の巨人どもを狩るぞ」

エレン「やります」

エレン「きぃえええええええええええええええ!!」

リヴァイ「相変わらずうるせぇな」

リヴァイ「が、来たな。10メートル級が30匹か。5分もかからねぇな」

————
——


リヴァイ「2分ちょっとか。前より硬化の密度を上げれたんだな」

エレン「ええ、これだけはライナーのおかげです」

リヴァイ「地図も書き終わったし粗方片付けたな」

エレン「ハンジさんが特注したその刃も凄いですよね」

リヴァイ「あいつは巨人のことになると見境いがないからな」

エレン「何だかんだでリヴァイ兵長とハンジさんは夫婦になるかと思ってました」

リヴァイ「おれは独り身が楽だ」
リヴァイ「それに、昔に巨人を全滅させると死に逝く部下に誓った」

リヴァイ「もしかしたら……そういう対象になったはずの女の死に顔も忘れられないしな」

エレン「……行きますか」

リヴァイ「おう」

————

アルミン「ごちそうさま。相変わらずミカサは料理が美味いね」

マゴミン「ミカサお婆ちゃんのオムライス美味しかったー」

ミカサ「良かった。久しぶりに誰かとごはんを食べたから私も楽しかった」

アルミン「ミカサ。エレンにも息子にももっと家にいてくれるように言ってみたら?」

ミカサ「それは駄目。エレンは絶対に帰ってくる。おかえりなさいって迎えてあげるのが、私達二人の大切な習慣だから」

ミカサ「それに息子も教官になったばかりで大事な時期だから」

アルミン「無理だけはしないでね」

ミカサ「ありがとう、アルミン。貴方はいつまでも変わらずに優しい」

マゴミン「お爺ちゃんは僕の憧れだからね!いっぱい勉強してお爺ちゃんみたいになるんだ」

ミカサ「アルミンの孫ならきっとなれる」

アルミン「それで、本当は今日これを私に来たんだ」

ミカサ「エレンに手紙?ライナーから?」

アルミン「そろそろあの日だからさ」

ミカサ「ああ、わかった。渡しておく」

アルミン「うん。じゃあまたね」

マゴミン「またねー」

ミカサ「またね」

ミカサ「そうか、もうあの日か」

——夕方——

エレン「ミカサただいま!驚けよ、また新しい発見があったんだ!」

ミカサ「お帰りなさいエレン。今日はアルミン達が来た」

エレン「アルミンが?珍しいな」
ミカサ「貴方にこれを」

エレン「手紙?ライナーからかよ」

エレン「何が書いてんだ?」

エレン「……なるほどな。確かに、もう良いかも知れないな」

ミカサ「今年は行くの?」

エレン「……ああ、そうするよ」

ミカサ「そう。エレンの気持ちがわかった」

——アルレルト家——

サシャ「アルミン、手紙は渡せたね?」

アルミン「うん、渡せたよ。エレンが来るかはわからないけど」

サシャ「エレンも我が強いけんなかなか素直になれんのやろね」

アルミン「でも、僕たちはもう歳だ。いくら人類が長寿に傾こうとも、残りは少ない」

アルミン「だから親友として心残りは少なくしてあげたい」

サシャ「アルミンは昔から賢いんに考え込みすぎる悪いとこがあるよ」

アルミン「そうだね。あとはエレンを信じるだけか」

——訓練場——

イェーガー教官「貴様は何者だ!?」

「ナシンガシ区出身!ニーア・レオンハートです!」

イェーガー教官「貴様は何しにここに来た!?」

「——の為です!!」

————

ジャン「今年もやってんなぁ。エレン達の息子が教官になったんだっけか」

ジャン「今聞こえたレオンハートって……まさかな」

ジャン「104期生か……あいつらもどうしてんだろうな」

ジャン「まぁ、ライナー達には会えるだろ」

——数日後・墓地——

ライナー「なぁ、この酒は芋焼酎って言うらしい。芋といえばサシャを思い出すなぁ」

ライナー「今日はユミルとクリスタ……今はヒストリアか。二人は公務でどうしても来れないから花を預かってきたぞ」

ライナー「一緒に故郷に帰ろうとした片割れだけ未練がましく生きちまって悪いとは思う」

ライナー「だけどもう少ししたらそっちに行くから待っててくれよ……ベルトルト」

ライナー「おっ、皆も来てくれたみたいだ。……喜べあいつもようやく来てくれた」

ジャン「よう、来てやったぞ」

アルミン「ライナー早かったんだね」

サシャ「久しぶりですね!ライナー」

コニー「皆と丁度会ってな」

ミカサ「久しぶり」

エレン「よう……」

ライナー「なんだよ。エレンも歳を取る方を選んだのか」

エレン「ああ、巨人化で若いままいることが出来たとしても、ミカサだけ見送るなんて嫌だからな」

ライナー「ふっ、俺も似たようなもんだ」

エレン「ベルトルト……お前が母さんを殺すきっかけになったのは忘れられないけど。年のせいかな。許せる気持ちが持てたよ」

ミカサ「エレン……」

コニー「ハハハ、皆じじぃと婆さんばっかりだな」

ジャン「老いはそれまでを死ぬ気で生き抜いてきたってことだろ」

ライナー「本当に……懐かしい面ばかりだ」

————
——


リヴァイ「おう、エレンいるか?将棋指しにきたぞ」

リヴァイ「なんだ留守かよ。あっ?仲間の墓参りに行って来ますだ?」

リヴァイ「……仲間か」

リヴァイ「そういえば墓参りなんかしたことなかったな」

リヴァイ「心のどこかで逃げてたんだろうな」

リヴァイ「……どうせ何もする予定がないし、クソ煩かった奴らの墓参りにでも行くか」

リヴァイ「あいつら俺が白髪くらいしか変わってないの見たらなんて言うんだろうな」


おわり

本編おしまいで、お昼くらいに番外編書いたら依頼出します。

ここまで読んでくれた方ありがとうございます。

投下します。

【おまけ1・スパルタ】

エレ息子「俺調査兵団に入りたいんだ!!」

エレン「いいぞ」

ミカサ「いいわ」

リヴァイ「鍛えてやるよ。エレンその一手待った!!」

エレン「またですか……?」

エレ息子「軽くね……?」

エレン「俺の息子だ。大丈夫」

ミカサ「私に似ても大丈夫」

リヴァイ「鍛えてやるから大丈夫」

エレ息子「はは……」

————

ミカサ「蒸かしすぎ。ガス切れを起こす」

ガリッ カッ

エレン「よし!俺のうなじを削いでみろ!!」

リヴァイ「今日は俺か、そうだな。俺から削がれずに逃げろ。あと部屋が汚ねぇからあとで掃除しやがれ」

————

エレ息子「とてもスパルタでした」

【おまけ2・親バカ】

ジャン「おい、エレン何をそわそわしてやがんだ?」

エレン「お、おう……いやぁ今日は息子の初陣でよ」

ジャン「おーそんな時分か。気になるならコッソリ見に行ったらどうだ?」

エレン「でも上官にバレたら……」

ジャン「俺が上手くやっといてやるよ」

エレン「まじか!サンキューなジャン」

ジャン「もういねぇ……まぁ、うちの嫁さんにもガキができたから気持ちはわかるさ」

————

——木陰1——

ミカサ「やってる。あっ、巨人……見物の邪魔。削ぐ」

——木陰2——

リヴァイ「……まだ甘いな」

——木陰3——

エレン「頑張れよ!あっ、ヤバそうな時ようにすぐ噛めるようにしとくか」

【おまけ3・秘訣】

リヴァイ「今年で40代突入か。前にもまして鍛えねぇとな」

リヴァイ「今年で50代突入か。やべぇな前髪に白髪が出てきやがった。ハゲねぇだけましか」

リヴァイ「今年で60代突入か。エルヴィンの野郎がタワシで身体擦ると良いって言いやがったな……やるか」

リヴァイ「今年で70代。あれ、俺髪くらいしか見た目変わってなくね?チ……だからか、いや違う!!」

リヴァイ「80代だ。エレンと将棋が熱い。あいつはやっぱり結構老けたな」

リヴァイ「90代いつの間にか過ぎてもう100代突入か。まぁ、生涯巨人狩りだ」

リヴァイ「まっ、いつかはそっちに行くから待ってろ」

【おまけ4・飲んべえ】

キース「焼酎ってのはうめぇもんだな!」

ハンネス「がはは!やっぱこうやって昼から飲むのが最高だわ」

キース「エルヴィンの野郎もたまには飲めばいいのによ」

ハンネス「仕方ねぇ、110代越えても現役で頑張ってんだからなぁ」

キース「俺も訓練生育ててた時はピリピリしてたからな。……あいつらは良くやってくれた」

ハンネス「そうだな。巨人が全て消えたわけじゃねぇが……あいつらのおかげでシガンシナ区の道端で昼間っから酒が飲める!最高だ」

キース「ああ、人類は希望に傾いてる」

ハンネス「飲むぞーー!!」

キース「おう!!」

【おまけ5・ユミルとクリスタ】

クリスタ「……退屈」

ユミル「そりゃ国のトップなんだから仕方ないだろ」

クリスタ「書類とかばっかり」

ユミル「我慢しな」

クリスタ「巨人退治とかじゃないけど……また皆と一緒に」

ユミル「影武者でも用意して遊びにでも行くか」

クリスタ「本当!?」

ユミル「マジにとんなよ……」

クリスタ「嘘ついたの!?ユミルのバカ!アホ!」

ユミル「お前さぁ……ウトガルド城以降、ずいぶんと素を出すようになったよな」

クリスタ「ふふっ、ユミルだからだよ」

ユミル「へっ、まぁそういうことにしといてやるよ」

【おまけ6・ハンジとライナー】

——昔——

ハンジ「やぁ、ライナー・ブラウン君。檻越しで悪いね」

ライナー「何の用だ」

ハンジ「端的に言うと君の巨人化、鎧の巨人の原理を人類の為に役立てたい」

ライナー「命こそ無様に情けをかけられたが、俺はそっち側じゃないんでね。断る」

ハンジ「君がこの場にいるのは彼女を助けようとし、助けられたからだろ。彼女に少しは恩を返せよ」

ライナー「……クリスタ、か。……どうせ俺は死に損ないだ。あいつの意思に従おう。自分の意志がない……俺のことだったな。ベルトルト」

【おまけ7・きっかけ】

サシャ「いたたたたっ!!お腹が!!お腹がぁぁぁ」

ユミル「あーぁ、卑しい真似して確認もせずに食べるからだ」

ミカサ「そんなこと言ってる場合じゃない」

アルミン「サシャ!こんな時の治療ほう……えっと吐かせて薬とかを飲ませるだったか」

ミカサ「吐かせる?任せて殴れば吐く」

アルミン「駄目だよ!?」

————

サシャ「うっ、ぐすっ……アルミンありがとうございました」

アルミン「サシャが助かって良かったよ。大切な(仲間的な)人だから」

サシャ「アルミン///」

【おまけ8・アニ】

「先生!!明日私は訓練兵に志願してきます」

アニ「頑張んな。私が父さんから受けついだ技術はあんたにも引き継がれてる」

「はい!私絶対に憲兵団に入って先生に恩返しします」

アニ「子供がそんなことを考える必要はないよ。好きに生きな。後悔だけはしないように」

「はい!」

————

アニ「父さん、もう亡くなってしまったけど。残してくれた技術だけは絶やさずにすみそうだよ」

【おまけ9・コニー】

息子「なぁ、父ちゃんー勉強教えてくれよー」

コニー「勉強?んなもんなぁ……勘だ勘!!感じるんだよ!」

息子「父ちゃんってアホなのか?」

コニー「アホとはなんだ!これでもなぁ、訓練生次代は上位10人に入って憲兵団にも入れる位置にはいたんだぞ!」

息子「まじか!なんかちょっと安心した」

コニー「どういう意味だコラ!」

息子「アホな父ちゃんでも大丈夫なら俺も大丈夫だー」

コニー「お前なぁ!待てコラ!!」

【おまけ10・ベルトルト】

ベルトルト「ここは……綺麗な場所だ。けど何か寂しい」

ベルトルト「ライナー?居ないのか」

「おう、久しぶりだな」

ベルトルト「君は……ライナーを庇って巨人に食われたはずじゃ」

ベルトルト「ああ、そうか……僕は」

「寂しそうな顔すんなって。相変わらず図体はでかないのに泣き虫野郎だな」

ベルトルト「逢えて嬉しいよ」

「時間はたっぷりあるんだ。色々な話を聞かせてくれよ」

ベルトルト「そうだね。そうしようか」

【おまけ11・ジャン】

——墓地——

ジャン「やっと俺にもガキが産まれたよ。公私共に順調順調ってな」

ジャン「でな、息子の名前はお前から貰うことにしたよ、マルコ」

ジャン「あの日、俺が進む先を決めるきっかけをくれたお前だからな」

ジャン「きっと良い息子に育ってくれると思う。まぁ、俺に似たら口は悪いし他人と衝突することもあるかも知れんが」

ジャン「……まぁ、その、見守っててくれ」

ジャン「じゃあ……またな」

【おまけ12・ミカサ】

ミカサ「エレンが現役」

ミカサ「とても良いことであり、少し寂しい時もある」

ミカサ「息子も同じ道に進んだ。血は争えない」

ミカサ「死線の日々から比べると、私の今の日常はとても穏やかに思える」

ミカサ「編み物は何点も出来上がり、それを見る度に時の流れを感じる」

ミカサ「この世界は残酷だった。そして、とても美しいものも沢山私は知ることが出来た」

ミカサ「エレンと暮らす日々はとても幸せだ」

年代的にエレ孫もいてもおかしくないけどいないの?

これでおしまいです。

読んで下さった方ありがとうございました。

>>95
そこはただ自分が話し的に浮かばなかっただけなので特に理由はないです……。

犬男「俺のこと他人に喋ったら[ピーーー]からな」ガシッ

男「お前は命の恩人に何をやっとんだ」

犬男「[ピーーー]ぞ」

男「分かったよ」

犬男「分かればいい」

男「それより恩返しとかないのかよ」

犬男「お前は俺を家に連れてきただけで何もしてないだろが」

犬男「まぁ助かったのは確かだけどな」

男「じゃあなんかくれ」

犬男「なんかってなんだよ」

男「うーんじゃあ一億円で」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom