男「処女だと思っていた幼馴染みが……」 (34)
書き溜め無し
NTRなので苦手な人は荒らさないで欲しい
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夏休みを目前に控えたある日のことだった。
何となく立ち寄った保健室で男女が交わる光景を見てしまった。
幼「あん、あん……もっと……ん、シて下さい」
彼氏「幼馴染みさん、気持ちいい? 俺は……最高だ!」
幼「あ、んんん……私も、気持ちいですっ」
春先の委員会決めで体育委員になった俺と、保健委員になった幼馴染みは委員会のときだけ互いが傍にいなかった。
当時はなんてことないと思っていたと記憶してる。
けど今は、それがこんな結末に繋がるとは思っていなかった。
四つん這いで、長く艶やかな髪を振り乱しながら誰かのペニスに貫かれる幼馴染み。
幼「ん、あっ……はあはあ……」
苦悶の表情のようで、その顔には官能が確かに混じっている。
キュッとシーツを握り、のどを上に反らす。
幼「本当に……誰も、来ませんよね?」
彼氏「さあね。けどもう遅い時間だから、人は来ないと思うよ」
幼「そう、ですよね……んん、あっ……男くんに見られたらどうしようかって思いまして」
彼氏「ああ、男くんね。昔から仲いいんだよね」
幼「は、いぃ……あっあっあっ」
腰を振りながら俺を思い浮かべる幼馴染みの交尾の相手。
俺はお前なんて知らない。
幼「昔から……あっ……こんな私をいつも相手してくれてたんです……んん」
彼氏「へえ」
腰を振る速度を落とし、彼は幼馴染みの話に聞き入る。
彼氏「好きだったりしないの?」
幼「わかんない、です……あんっ」
彼氏「そう? でも男くんを思い出した辺りから締まりが良くなったよ」
イタズラするように激しく数回彼女の中を往復してみせる。
すると幼馴染みは無自覚だった何かを思い知らされたかのように、複雑な顔をした。
幼「あっんん……まだ3回目なんですから、あんまり激しくしないで下さい……」
彼氏「おっと、ごめんごめん」
具体的に交わった回数を知り、心臓が跳ねた。
処女がどれくらいで感じるようになるのか俺は知らないけど、きっとこれからは快感が伴うのだろうか?
彼氏「でも意外だったな。幼馴染みさん可愛いからもう経験してるんだと思ってたよ」
幼「そんな……ぁ……先輩だけ、です」
彼氏「うん、わかってる。初めてを貰ったのも俺なんだし」
ギシギシとベッドが軋む。
その音に合わせるように揺れる彼女の胸。
幼い頃に一緒にお風呂に入ったときにしか見ていない胸は、いつの間にか大きく膨らんでいた。
でもそれを自由にしているのは俺じゃなかった。
先輩と呼ばれた彼だけが、それに触れられる。
幼「あっあっんん……先輩、やっぱり学校でするの、やめましょう……誰かに見られるのは……イヤです……ああっ」
彼氏「俺は先生以外だったら見せ付けてやりたいけど。でも彼女に嫌われたくないし、今回は譲るよ」
まるで犬や猿のように雌の身体に背後から覆い被さると、彼はケダモノのように腰を前後させる。
その振動で、彼女の嬌声がビブラートした。
幼「あっあっあああああああああああ!!」
彼氏「そろそろイクよ、はあはあ……」
幼「はい……あっ……来て、下さい……っ」
彼氏「うっ……」
短いうめき声のあと、ピンと背筋を伸ばし射精する。
そのあとは語る必要のないことしかなかった。
ペニスに装着していたゴムを外し、着衣を整え、ピロートークを楽しむ。
たった、それだけだ。
幼「はあはあ……気持ちよかったです」
彼氏「俺もだよ」
幼「明後日、私の家でシませんか? その日は朝から親がいませんから」
彼氏「いいね。予定空けておくよ」
幼「はい!」
恍惚とした顔で、先輩に寄り添う幼馴染み。
その心に俺は一瞬たりとも存在していなかった。
+++
幼「男くん、帰り遅かったですね。体育委員ってそんなに仕事ありましたっけ?」
男「ああ、えっと……バイト探してて遅くなった」
幼「そうですか」
家に帰ると、何食わぬ顔で幼馴染みが隣の家の窓から顔を出した。
風呂から上がったばかりなのか、彼女の髪はしっとりと濡れていた。
恐らく精液の匂いとかを家族に嗅がれないための配慮だろう。
幼「もうすぐ夏休みですもんね。楽しいところで稼ぎたいですよね」
男「ま、まあな」
幼「うーん、夏らしいところでバイトするのも悪くありません。プールとか海の家とか」
本当に、彼女は何ともないかのようだった。
幼馴染みは今までのように普通に接してきた。
窓の向こうで唇に人差し指を添えながら、俺のバイト先を考えている。
幼「どこか候補はあるんですか?」
男「いや、まだ何も」
幼「そうですか。決めたら教えて下さいね、気になりますから」
何一つ変わらないことに、俺は腹が立った。
対応が今までってことは最初から恋愛対象でもなかったのだと、そう思い知らされた。
それが悔しくて、俺は話を一方的に打ち切る。
男「悪い。委員会とかで疲れたから今日はもう……」
幼「はっ! す、すみません、気付かなくて」
男「いや、いいよ」
そう言って、俺は窓とカーテンを閉めた。
その直後にカラカラと窓が締まる音が僅かに耳に届いた。
昔は、この窓からよく幼馴染みの部屋に遊びに行った。
でもいつしか俺が意識し過ぎたせいもあって訪れないようにした。
その結果、彼女は他の男と恋愛を……。
男「…………」
俺はその現実から逃れるように、彼女にメールを打つ。
明後日に遊べないか、と。
だがその返事は……NOだった。
+++
友「バイトすんの? なら紹介するよ」
翌朝、友からバイトの話を持ち掛けられた。
どうやら幼馴染みが友にSNSで伝えたらしい。
男「ああ、うん。何かあるのか?」
友「イトコが夏の間だけ海の家やってるからそこ紹介しよっかなって」
男「そっか。行ってみようかな」
友「ん、じゃあ俺から伝えておくから。ところで男、元気ない?」
男「全然。いつも通りだよ」
友「そうか?」
首を傾げる友。
追及されそうになったが、タイミングよく担任が入ってきたので話は中断された。
去り際、俺は友にバイトを紹介してくれたことにお礼しておいた。
+++
昼休み、友から早速報告が入った。
こういうときにすぐ次の情報が舞い込んでくるのは、気が楽だった。
今はとにかく幼馴染みの件とは関係ないことに頭を使いたい。
友「バイトの方は連絡しといたから。時給はそこそこいいから稼げるぞ」
男「ありがと」
友「で、バイトは夏休みの3日目からだけど大丈夫か?」
男「あんま予定ないし、大丈夫だと思う」
友「ん、了解っと」
手早くメールを打ち、送信を済ませると弁当を開いた友。
今朝の件については何も言ってこなかった。
友「あ、それから向こうでイトコの勉強も見てやって欲しいってさ」
男「えっと、ダメじゃないけど歳はいくつ?」
友「俺らの1コ下。受験生」
今夜はここで切ります
Awnさん、レスが付かなくても、荒らされるよりはマシだから大丈夫ですよ
気遣ってくれてありがとうございます
何番煎じだよ、
どうせこの後窓越しに幼馴染がヤってるのを男が見ちゃったりするんだろ?
幼馴染=フリーザ様
男「という夢を見たんだ」
幼「私の処女を無理矢理奪った罰なんじゃないですか?」
男・幼「HAHAHAHAHAHA!!」
完
このSSまとめへのコメント
だから何番煎じだよ、