魔王「懐かしいなー、勇者。いつぶりだっけ？」

勇者「お前が！俺の前から、姿を消した時からだ！」

魔王「そっか。大分経っちゃってるんだね、あのころから」

勇者「何で…何で魔王なんてやってんだよ、お前！」

魔王「…多分、私の運命だからだよ」

魔王「さ、ヒーローは悪役を倒さないとね。戦おう？勇者」

勇者「魔王っ！！」


………………
………
…

少女「ちょっとー！待ってよ、勇者！」

男「勇者じゃないってば！おれ、なんかそんな風に呼ばれてるだけだって言ってるだろ？」

少女「勇者の方がかっこいいからいいもんねー」

男「…はいはい。何だよ、少女。どうかしたのか？」