淫魔「んぁ？・・・お前がこの家の主か？」

男「警察警察」

淫魔「警察でもなんでも好きに呼べ・・・どうせ捕まるのはお前のほうじゃ」

男「・・・なに？」

淫魔「客観的にこの場を見てみろ。一人暮らしの男の部屋に体育座りで落ち込んでいる女子が居たらどう思う？」

男「・・・」

男「てかお前はなんなんだよ。しかもなんだよその恰好。場合によっちゃほんとに警察呼ぶぞ」

淫魔「わしは淫魔じゃ」

男「は？淫魔？」

淫魔「淫魔」

男「淫魔・・・ってなんだそりゃ」

淫魔「淫魔というのは人間の雄の精液を糧として生きる悪魔のことで・・・」

男「ちがう、そういうことを聞きたいんじゃない」

男「ていうかお前が淫魔？」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

淫魔「・・・なんじゃその目は」

男「いや、淫魔ってもっとこう出るとこが出ててくびれるとこはくびれて」

淫魔「・・・うるさいこの童貞小僧が」

男「ど、童貞じゃねーし」

淫魔「経験があるかないかなんぞ一目見ればすぐにわかる」

男「・・・」

男「それでおまえは何しに来たんだよ」

淫魔「淫魔が何しにくるかなんぞ普通ピンとくるもんじゃと思うがのう」

男「・・・」

淫魔「ほれ・・・はよう裸になれ」

男「ちょっ！い、いきなりすっぎるだろ？！」

淫魔「そのあわてぶりからも童貞臭がするのう」

男「ぐっ・・・」

男（ええい！俺も男だ！ここまで馬鹿にされてそのままでいれるか！）ｽﾞﾙｯ！

淫魔「ひぇっ！？」

男「・・・ひぇ？」

淫魔「な、なんでもない・・・」

男「・・・」

淫魔「・・・」

男「・・・」