引っ越し
▼1スレ目
幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…ww」
▼2スレ目
幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…ww」
※作者以外sage推奨 ローカルルールに目を通してください
■ SS速報VIPに初めて来た方へ
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向こうよりペースはだいぶ落ちますスマソ
-馴染の部屋
幼馴染「ぅ…うーん」
幼馴染「ふぁ~…あれ、まだお外真っ暗…」
幼馴染「いつの間にか眠っちゃってたんだ…」
幼馴染「あ…オハヨ…って、うわぁあっ」
幼馴染「なんでそんな顔近い! あっちいって!///」グニッ
幼馴染「……はー」
幼馴染「……あれ!? おかしいな僕が君のこと寝かしつけたはずなのに!?」
幼馴染「え…ずっと僕の寝顔みてたの…? うわー…マニアだ」
幼馴染(僕がそうするはずだったのにな)
幼馴染「で、いま何時?」
幼馴染「うえ…もう夜8時じゃん…」
幼馴染「…そろそろ帰る時間だよ」
幼馴染「…うん、今日はもう解散しよ」
幼馴染「ヤダっていわれても」
ぎゅっ
幼馴染「うー…そんなことされても」
幼馴染「僕だってもうすこし遊びたいけどさ」
幼馴染「お姉ちゃん帰ってくるし…」
馴染姉「帰って来てるんだなーこれが!」ガチャッ
幼馴染「うわあああっ!? お、お姉ちゃん…」
馴染姉「やっほー! さっき帰ったよ。あらら、なにその怪しい体勢」
幼馴染「こ、これは…ちょっとこいつの服のボタンを直してあげてただけでッ!!」
馴染姉「……ふーーーん」
馴染姉「そうなんだぁー。お姉ちゃんさぁ、大抵の細かいことは気にせず生きてきたんだけど」
馴染姉「さすがに今日は、ちょっと驚いたというか、えへへへ。おもしろいことがあって」
幼馴染「え……」
馴染姉「主に大学の学祭で。あんた心当たりは?」
幼馴染「学祭…? なにか忘れてるような…」
幼馴染「…あ!」
馴染姉「『あ!』じゃない!」
幼馴染「も、もしかしてっ!?」
馴染姉「そう、見たよ出しものの美少女時計。あれ写ってたの馴染でしょ、なーんか見覚えあるとおもったら」
幼馴染「…」
馴染姉「否定しないんだ?」
幼馴染「……僕、です」
馴染姉「はぁ~~やっぱり」
幼馴染(お姉ちゃんにまでバレるなんて…今日は厄日だぁ…)
幼馴染「うううお姉ちゃんごめんなさい…ごめんなさい」ぐすっ
馴染姉「ほどほどにしなさいよ」
幼馴染「ごめんなさいお姉ちゃん…ほんとにごm――」
幼馴染「って、え? それだけ?」
馴染姉「…それだけだけど? 何怒られたかった?」
馴染姉「お姉ちゃんね、別に弟がどんな趣味でどんな格好してても別に平気だよ」
馴染姉「だってあんたっていまだにオスメスはっきりしてないし」
幼馴染(ひどい…ちゃんとおちんちんだもん)
馴染姉「ま! 女の子の格好もたまにはいいじゃん!」
馴染姉「似合ってる似合ってる」
馴染姉「かわいい馴染はなんでも似合うよ~」
幼馴染「うう…」
幼馴染(お姉ちゃん、なんだか強がってる感じがするな…)
幼馴染(やっぱりショックだよね…弟がド変態野外女装男子だなんて)
幼馴染「ううう…ほんとにごめんなさい」
馴染姉「あのね馴染、趣味の範囲で女装するのはかまわないんだけどね、お姉ちゃんひとつだけ心配なことがあるの」
馴染姉「それだけしっかり聞いてくれる?」
幼馴染「うん……絶対まもります」
馴染姉「男にモテても、調子のって尻軽女にはなるなよ」
幼馴染「な゛っ!? なにいってんの?!///」
馴染姉「わかった? お姉ちゃんパパとママから馴染を預かってる身だから。『はい』は?」
幼馴染「はい。なりません…」
幼馴染「というか僕…――」もにょもにょ
馴染姉「お話するときは口をしっかり開きなさい」
馴染姉「まぁ守るならよし」
馴染姉「そして君にもひとつ約束事を」
馴染姉「…どうかうちの弟を危険な目にあわせないでね」
馴染姉「わかった? ウチの大学生のバカ男子に勝手に写真とらせるなんて論外だから」
馴染姉「ま、今回あたしが話をつけてしっかりデータ回収してきたけど」
馴染姉「馴染と女装するときはちゃんとフォローすること。馴染を守ること。わかった?」
馴染姉「…うん、いい返事だ」
馴染姉「破ったらお姉ちゃんが君を強制的に男子でも女子でもない謎の生物にします」
馴染姉「すぱっ、ぐちゅっ、ぐさぐさ…ぐつぐつ」
馴染姉「って感じで。そうよ、昔のえらいひとはそうしてたのよ」
馴染姉「じゃああとはごゆるりと~♪」
馴染姉「いやぁまさか幼馴染同士のそれも同性で間違いなんて起きないでしょ?」
馴染姉「お き な い よ ね ?」
幼馴染「…はい」
馴染姉「起きるの?」
幼馴染「…起きない、です」
馴染姉「よね♪」
馴染姉「いくら女装馴染がかわいくても、せいぜい 抱 っ こ するくらいよね?」
幼馴染「アハハ…なにも、しません」ブルブル
馴染姉「…」ジトー
馴染姉「あまりに怪しい雰囲気を感じたらお姉ちゃん全力で"お料理"しにくるから」
馴染姉「ん? あぁ女装はほんとお好きにどうぞ。ヤバくならない範囲でね」
馴染姉「せっかくだから君も一緒にしたらいいじゃん。あはは。なにか新しい発見があるかもね」
――――
――
―
幼馴染「……」ぶるぶる
幼馴染「背筋がぞくぞくする」
幼馴染「…おかしいな部屋は暖房いれてぬくぬくなハズなのに。 …お姉ちゃん怖い」
幼馴染「わっまて。言われた側から肩を抱くな」
幼馴染「お姉ちゃんがまだドアの隙間からうかがっているかもしれないよ…」
幼馴染「自分で言うのもなんだけど、お姉ちゃんブラコンだから」
幼馴染「たぶん……過保護なんだよ…」
幼馴染「あっ、そういえば、今日から抱きまくらの刑がはじまるんだった…」
幼馴染「え、あぁあのね」
幼馴染「というわけでお姉ちゃんにお金を借りたんだ」
スッ
幼馴染「ううん。そんな大金理由もなく受け取れないよ」
幼馴染「僕は君との勝負に負けたんだ。僕の女装は委員長にあっさり見ぬかれた」
幼馴染「だからこれからしばらく、毎晩お姉ちゃんに抱かれます(?)」
幼馴染「ううう、ごめんねぇ…君というものがありながらぁ~…めそめそ」
幼馴染「いまのは演技ね。本気にするなよ…」
幼馴染「ごはん食べてかないの?」
幼馴染「え? お姉ちゃんと同席するのがきまずいって?」
幼馴染「わかる。そうしたほうがいいね今日のところは」
幼馴染「反省会は今度にしよ」
幼馴染「玄関まで送っていくよ!」
幼馴染「ばいばーい」フリフリ
幼馴染「寒いから寄り道せず帰るんだよ」
幼馴染「またメール送るね」
幼馴染「うん。服は今度取りに来て」
幼馴染「じゃあね…」
幼馴染「じゃあね……って言ってるのになんで帰らないの」
幼馴染「ぇーーなんかしてって? もうっ、しかたないなぁ」
幼馴染「……、ばいばい♪」ぽんぽん
幼馴染「っ! だっ、だれがチューなんてするかっ!! 帰れ帰れっ!」バタンッ
幼馴染「……」
幼馴染「……」カチカチ
幼馴染「……」カチカチ ピロ~ン
『今日はいろいろあって大変だったけど、たのしかったね! (^3^)☆Chu!』
今日は終わり
次回から新しいエピソード入ります
―――――
――-
-教室
男子A「知ってるか? 放課後の天使の話」
男子B「聞いたことある。最近結構出るらしいな」
男子A「俺さ、ついに昨日の帰りに出会ったぜ」
男子B「まじかよ! で、誰なんだ!?」
男子A「なんでも2組のエロマスターの話によると、あの子はウチの学校のどの女子でもないらしい」
男子B「…実は幽霊なんじゃねーの」
男子A「それがな……すれ違った時すごくいい匂いがしたんだ!」
男子B「うひょー」
男子A「もちろん足もついてたし髪の毛もさらっさらで、俺の方むいて笑顔で『バイバイ』って声かけてくれたんだぜ」
男子B「いいな~俺も会ってみてぇ~」
男子A「へへへ…一瞬だったけど可愛かったなぁ」
男子B「なぁほかに見た目の特徴は? 背は!?」
男子A「あぁ…えっと。あっちょうどいま校門出ようとしてるあんな感じの…いやっあの子かも!?」
男子B「よし追いかけ――」
ぬっ
男子B「……よぉお前まだ帰ってなかったのか。邪魔だぞ」
男子B「え? 幼を探してる? しらねーよ。先に帰ったんじゃね」
男子A「幼のやつ、彼女でもできたのかなぁ…最近付き合いわりーよな」
男子B「ま、こんな季節ですし! 幼のルックスなら引く手あまただろ」
男子B「あっそれより放課後の天使ちゃんは―――」
男子B「チッ…見失っちまった…」
男子B「お前のせいだぞー」
男子B「なに、話を聞かせろって? しゃあねぇなぁ…」
――――
――
―とある喫茶店
カランコロン
幼馴染「はぁ…ハァ…間に合ったぁ」
店長「馴染ちゃんおかえり」
幼馴染「おはようございます。すぐ制服着替えます」
店長「あらん、いいのよん。少しゆっくりしなさい」
店長「馴染ちゃんが来てくれただけでアタシ大助かりだから♪」
店長「どんだけ面接しても若い子はアタシの顔みてすぐに逃げ出すのよぉん」
店長「失礼しちゃうわぁ」
幼馴染「アハハ…」
店長「馴染ちゃんにはシンパシーを感じちゃうの」
店長「なんせアタシと同類だからねぇ」
幼馴染(僕は別に好きで女の子の格好してるわけじゃないけど…)
幼馴染「あの、どうしてもこの格好じゃなきゃだめですか」ふりふり
幼馴染「ちょっと女の子すぎませんか…・」
店長「だめよぉん! 馴染ちゃん目当てで来てるお客さんだって少なからずいるんだからぁ」
店長「看板娘って大事なのよ?」
店長「あなたもそのつもりで来たんでしょ?」
幼馴染「…」
店長「なによ不満そうな顔ねぇ。はぁ、アタシにもあったわぁ自分の趣味に心迷う時期が」
店長「いまの馴染ちゃんを見てると昔の自分を思い出すようだわ」ウットリ
幼馴染(僕も将来店長さんみたいになるのかなぁ…)
店長「でもこんなに器量が良くてかわいい子が短期バイトだなんて手放すのがもったないわぁ」
店長「ねぇ契約期間が終わってもウチでもっと働かない?」
幼馴染「できればそうしたいですけど…僕、一応勉強もしないとダメですから…」
店長「ふーーー、仕方ないわね。無理言ってごめんなさい」
店長「辞めてもたまに遊びにきてくれたら嬉しいわ」
幼馴染「はい」
カランコロン
店長「お客さんよ。お出迎えして」
幼馴染「はーい」
幼馴染「いらっしゃいま―――」
幼馴染「 」ピシッ
幼馴染「……なんで来てんだ」ジトー
店長「なにしてるの? 席へ案内して」
幼馴染「は、はい…奥へドーゾ」
幼馴染「……」ジトー
幼馴染「こちらの席へお座り下さい…」
幼馴染「すぐにお水お持ちいたします…」
幼馴染「お水おもちしました!」
ドンッ
幼馴染「なんで来た!? というかどうしてわかった!?」
幼馴染「ううー君にばれないように毎日変装までして帰ってたのに…」
幼馴染「なんとなく店内のぞいたらわかったって!?」
幼馴染「う、うそでしょ…僕いまウィッグしてるし、お店の制服も着てるのにどうやってわかるんだよぉ」
幼馴染「雰囲気って……怖ぁ」
幼馴染「男でもストーカー被害ってとりあってくれるかな?」
幼馴染「冗談だよ…」
幼馴染「なんでバイトって…だってお金いるもーん」
幼馴染「内緒にしてたのは悪いと思ってるけど…」
幼馴染「こんな恥ずかしい格好してるバイト…知り合いになんて言えないじゃないか…」
幼馴染「とくに君に! だ、だって…うぅ」
幼馴染「にやにやしてるし」
幼馴染「ちがうよぉ別にこの制服がきたかったわけじゃなくて、ほんとにお金に困ってたの!」
幼馴染「だって年末年始はなにかと入用でしょ?」
幼馴染「それに僕抱きまくらの刑から解放されたくて、お姉ちゃんにお金返さなきゃならないんだ」
幼馴染「なんかちょっと怒ってない? いや雰囲気」
幼馴染「さては焦ってたんだ」
幼馴染「ふっ…僕に愛想つかされたと思った?」
幼馴染「君って案外寂しんぼうだね」
幼馴染「ま、このバイトももうすぐ終わるから。そしたら遊ぼうね」
幼馴染「うん、冬休み期間は他の人を補充できるらしいから僕は一旦辞めるよ」
幼馴染「よかったですねぇ~さみしくないよぉ~」なでなでなで
幼馴染「で、ご注文は?」ニコニコ
幼馴染「僕? そんなメニューないよ」ニコニコ
幼馴染「ないって言ってんでしょ」ふみっ
幼馴染「僕が適当にオススメ選んどいてあげるよ楽しみにしてて」
幼馴染「てんちょーの特性ホットドッグセットおねがいします」
店長「応!!」
店長「馴染ちゃん」
幼馴染「なんですか?」
店長「彼氏?」
幼馴染「ぶっ」
幼馴染「違います。腐れ縁というか、昔なじみです」
店長「そう? あの子ずいぶん理解あるのね」
幼馴染「え…もしかして僕の格好のこと言ってます?」
店長「そりゃそうよぉ。アタシもダーリンに出会うまではなかなか恋人には苦労したわぁ」
幼馴染「だから恋人じゃないですって…」
店長「知ってる? 好きな相手を見ると、瞳孔が少しだけひらくのよ」
幼馴染「えっ? なんのことですか」
店長「相手の気持ちを知りたいときに使えるテクよ」ウッフン
幼馴染「……使いません」
幼馴染(あとで見てみよ)
――――
――
幼馴染「お疲れ様でした」
店長「おつかれさん」
店長「ここ最近すごく寒いから気をつけて帰るのよ」
幼馴染「はい。また明日ー」
店長「あぁ癒されるわぁその笑顔…イヤじゃなければ抱きしめてその艶やかな唇にブッチューしていいかしら」
幼馴染「イヤです…」
店長「未体験?」
幼馴染「とってます」
店長「最後に食べたものの味がするから気をつけなさい」
幼馴染「する予定ありませんからっ!///」
幼馴染「…やっほ」ヒョコッ
幼馴染「待ってたんだ?」
幼馴染「ごめんね少し遅れちゃって」
幼馴染「帰ろっ」
幼馴染「えーどこも寄り道しないよぉ。お金貯めてるし」
幼馴染「うん。もうすぐバイトおわりなんだー」
幼馴染「あの店長とは楽しくやってるよ」
幼馴染「店長さー、昔は僕みたいだったって言ってたよ」
幼馴染「…なぜ即否定できる」
幼馴染「君失礼だねぇ」
幼馴染「僕は店長のこと結構好きだなー。ガタイがすごくいいよね」
幼馴染「君ももっと鍛えたら? モテるよ、きっと」
幼馴染「いそがないと、クリスマスまで時間がないよ♪ くすくす」
幼馴染「…なにさ、じっと見て」
幼馴染「怖いよ…僕の顔になにかついてる? あっ、ウィッグそろそろ外したほうがいいかな」
幼馴染(瞳孔…うーん、わかんないなぁ。元がどれくらいだろう)ジィー
幼馴染「えっ、僕のクリスマスの予定? さぁーなんでしょうねー」
幼馴染「まだなにも決めてないって言ったら?」
幼馴染「どこか連れてってくれるの?」
幼馴染「どうせ街中カップルだらけになるよ? 男同士それに耐えられるの?」
幼馴染「…ふ、ふーん…クリスマスになってまで僕とお出かけしたいなんてさみしー奴」
幼馴染「じゃ、プラン考えといてねっ!!」
幼馴染(クリスマスに女装かぁ…僕末期だなぁ)
幼馴染(えへへ…)
――――
――
-馴染の家
幼馴染「ただいまー」
馴染姉「おかえりー。なじみー早くごはんつくってー」ダラダラ
幼馴染「はいはい待ってね。着替えてからねー」
幼馴染「……ふ、むふ」
幼馴染(クリスマス約束しちゃった! わー)
幼馴染(どうしよー! まぁ誘ってくれるとはおもってたけど! どんな服来ていこうかな!?)
幼馴染(あぁもうちょっと早くからバイトしてればもっといい服かえたかもしれないのに!)
幼馴染(一番気に入ってる奴クリーニングだしとこうかな!? うー、でもあれじゃ寒いかなぁ)
馴染姉「どしたーニヤケてるよー」
幼馴染「…っ! な、なんでもございません!」
トントントントン トントン
幼馴染「ねーお姉ちゃん」
馴染姉「なに?」
幼馴染「僕がさ、家を出るって言ったら」
馴染姉「ダメ」
幼馴染「だよね」
馴染姉「馴染がいないとあたし生きていけない。あんたはあたしの抱きまくらだし」
幼馴染「それは冬の間だけ…ていうかお金返すから解放してね」
馴染姉「なまいきにバイトなんてしちゃってさ」
馴染姉「なに? そんなにお姉ちゃんがイヤ」
幼馴染「嫌だよ。お姉ちゃん寝ても覚めても足グセ悪いもん。僕のことすぐ蹴落とすもん」
幼馴染「風邪ひいちゃうよ」ブルルッ
幼馴染「それに、他にもお金つかうから」
馴染姉「なにに? 服?」
幼馴染「…なんでもいいでしょ」
馴染姉「あやしーー」
幼馴染「大抵のことは気にしないって言ったくせにぃ」
幼馴染「お姉ちゃんできたよ」
幼馴染「今日はふわトロ半熟玉子オムライスつくってみた」
馴染姉「おおー! すごっ! いいお嫁さんになるよー」
幼馴染「これバイト先の店長におしえてもらったんだぁ」
馴染姉「おお…ありがたや。こんな素敵なオムライスを考えるなんてきっとすごく美人な奥様店長なんだろうね」
幼馴染「う、うん……?」
馴染姉「いただきまーす」
幼馴染「どう?」
馴染姉「おいし~~~こんなの独占していいのか馴染ぃ~~♪」すりすりすり
幼馴染「うぅ……まっすぐ座ってよ。行儀悪いよ」
幼馴染(これ作ったらよろこんでくれるかなぁ…今度ウチ来た時ふるまってみようかな)
幼馴染(もうすぐ冬休み…クリスマス…お正月)
幼馴染(楽しみだな。なにしよっかな)
幼馴染(ずっと一緒に遊べるといいな)
今日は終わり
9時頃再開予定
――――
――
担任「――以上です。学生としての規律を守り、羽目をはずさず節度ある冬休みを送ってくださいね」
担任「それではみなさん、新学期でまた会いましょう」
男子A「な、なぁ幼!///」
幼馴染「?」
男子A「24日にクリスマスパーティやらねーか? クラスの彼女いない組でよ!」
幼馴染「えっ…いやそれは…」チラッ
ぶんぶん
男子A「なんだよ。なんでお前が答えるんだよぉ」
男子B「心配しなくてもお前ももちろん呼んでやるぜ?」ポンッ
男子B「全力で拒否んなよぉ」
幼馴染「あっ、あの僕は予定が…」
男子A「うわっ、まじかよ…。最近付き合い悪いと思ったら…まさか幼お前…」
男子B「幼はそそくさ帰って彼女とデートかぁ…はぁ」
男子A「妬けちゃうぜ…」
男子B「で、お前はくるよな?」
男子A「え? お前も用事!? うっそだぁー」
男子B「アテが外れたな。お前らをパーティの合コンの戦力にしようとおもってたのによ」
男子A「放課後の天使ちゃんにもしばらくあえなくなるし…寂しい冬休みになりそうだ」
幼馴染「は、ハハ…」
男子A「お前ら知ってるか? 放課後の天使。最近放課後になったら――――」
幼馴染「…きいたことは、ある…カナ」
男子A「あんな子とクリスマスデート出来たら最高だろうなぁ~」
男子B「お前まだそれ言ってんのかよ」
幼馴染「じゃ、じゃあ僕もう帰るから。バイバイ」
男子A「おう。よいお年を。ついでにお前もな」
コクッ
幼馴染「ほんとにごめんね。また新学期に何かさそってくれたら嬉しいな」
男子A「おう」
男子B「冬休みの間にすっかり様変わりしてないことを祈る…急に金髪になってたり」
男子A「幼なら大丈夫だろ? なっ///」
幼馴染「…・うん、まぁね」
-廊下
幼馴染「さて、家庭科室いかなくちゃ」
幼馴染「…君はついてこなくていいよ」
幼馴染「だって一緒に校内歩くことになるとまずいでしょ」
幼馴染「校門でたとこで待ってて」
幼馴染「なんでって。バイトだもん今日最後の出勤ー」
幼馴染「店長って意外とひどいこと言うよね」
幼馴染「お店ついてから女装させてくれたらいいのに、男子の格好のまま店に入るとこをお客さんに見られたらダメだからって…」
幼馴染「女装出勤はあんまりだよね!?」
幼馴染「そうおもうでしょー」
-家庭科室
委員長「あっ、幼君。こっちこっち」
幼馴染「はい、じゃあ君はここで回れ右。こっからは女子のスペースですー」
委員長「幼君は男の子でしょ」
幼馴染「……」
幼馴染「い、いいんだよ。今から化けるんだから」
委員長「扉閉めるね」
幼馴染「もう一回言うけど、校門出たとこで待っててね。ずっとそこに立ってたら怒るぞ」
ガラガラ ピシャッ
委員長「じゃ、今日もちゃちゃっとメイクするね」
幼馴染「うん。お願い」
委員長「ほんと肌きれい…女の子みたい」
幼馴染「いいよそういうの…委員長、ここ最近手伝ってくれてありがとね」
委員長「今日でバイト終わりなんてもったいないなぁ」
委員長「お金は稼げた?」
幼馴染「うん。今日お給料受け取る」
委員長「ほしいもの買えるといいね」
幼馴染「…うん。まだ何買おうか迷ってるんだ」
委員長「クリスマスプレゼント?」
幼馴染「そう。というか、日頃のお礼も兼ねて」
幼馴染「あっ、もちろん委員長にも何かお礼をっ」
委員長「大丈夫。私はコスプレボランティアみたいなものだから。気にしないで」
委員長「幼君を手伝えるだけで十分満足よ…ふへへ」
幼馴染(なんだかなぁ…)ゾゾゾー
幼馴染「さて、どうかな」くるっ
委員長「今日も完璧だとおもう…」
委員長「お願いっ、一枚だけ写真を記念に」
幼馴染「だめ…それだけは頼まれてもだめ」
幼馴染(あいつは許可無くバシャバシャ撮ってるけど…)
委員長「うえーん幼君のいけず」
委員長「春先のコスプレイベの時はめちゃくちゃ撮ってやるんだから」
幼馴染「…」
幼馴染「それまで僕が続けてたらね…」
委員長「やめちゃうの!?」
幼馴染「だって寒いし。ふとももとか」スー
委員長「…なんだか、私女なのに幼君の女装姿、Hな目で見ちゃうかも…」
幼馴染「帰ります!」
-廊下
幼馴染「はぁー…委員長もなぁ、クラスではすごい普通の子なんだけど…
幼馴染「漫画にハマってないでいい加減彼氏つくりなよ…ってそれは大きなお世話かな」
男子A「あっー!」
幼馴染「……!」
幼馴染(あちゃー…)
男子A「て、天使……さん…」
男子A「お、俺あなたの大ファンです!」
幼馴染(やっぱ気づかないんだ…君のクラスメートだよぉ)
男子B「すげーマジでいたんだ。かわいー」
男子A「あの、手振ってくれませんか」
幼馴染(どうしよ……最近ずっと付き合い悪かったし、ちょっとくらいいっか)
幼馴染「バイバイ♪」フリフリ
男子A「おひょーーー///」
男子B「興奮しすぎだろ」
男子A「ありがとうございますありがとうございます…! ぜひ、新学期もウチの学校に舞い降りてください!!!」
幼馴染「くすくす。またね」
男子A「またねだってよぉおおお!ああああああ!!!」
男子B「落ち着けよ。それじゃ俺らはこのへんで…へへへっ///」
幼馴染(…僕って男たらし?)
幼馴染(なんか急に恥ずかし…//)
――――
――
-喫茶店
店長「世間はクリスマス一色ねぇ」
幼馴染「そうですね。毎年この時期はあんまり好きじゃありませんでした」
店長「でした。ってことは今年は好きなのん?」
幼馴染「…っ! い、いいえ。べつにーー」
店長「今日も来てるわねぇ。ボーイフレンド」
幼馴染「あっ、あいつはそんなじゃなくて、友達です…」
店長「コーヒー3杯も頼んでくれるからいいお客さんだわぁ」
店長「はい、これサービスのサンドイッチ。もっていってあげて」
幼馴染「ありがとうございます」
店長「他のお客さんいないし、馴染ちゃんも一緒にたべてきていいわよん」
幼馴染「そ、それはどうも…ちょうどお腹すいてて助かります」
幼馴染「差し入れだって」コトン
幼馴染「もう冬休みの宿題手つけてるんだ?」
幼馴染「僕と過ごしたいからって…? いいじゃん、どうせ一緒にするでしょ?」
幼馴染「はむっ」
幼馴染「食べなよ。おいしーよ」
幼馴染「ねぇ…クリスマスのプランきまった…?」
幼馴染「どこ連れて行ってくれるの?」
幼馴染「えーなんで内緒なの」
幼馴染「いいじゃん教えてくれてもー。どこ行くかによってちょっと服装かわるかもしれないし」
幼馴染「でもあんまり寒いとこはヤだよ」
幼馴染「人が多いとこも、ちょっと恥ずかしい…かも」
カランコロン…
幼馴染「お客さんきたからまた後でね!」ポンッ
幼馴染「いらっしゃいませー。お好きな席にどうぞ」
――
―
店長「いままでよくがんばったわぁ。はいこれ、少ないけどお給料受け取ってね」
幼馴染「ありがとうございます店長」ニコッ
店長「あらやだ可愛い。ついでにお年玉もあげちゃう~」
幼馴染「えっ、悪いです」
店長「みんなにあげてるのよぉ、先にやめちゃう馴染ちゃんにだけあげないなんて不公平じゃない」
店長「うけとって、ほんの気持ち程度よ」
幼馴染「あっ…ありがとうございます!!」
店長「いつでもいらっしゃい。従業員でもお客さんでも歓迎するわ」
幼馴染「はい!」
――
―
幼馴染「お ま た せ」
幼馴染「えへへ…お給料もらっちゃったぁ」
幼馴染「僕のはじめてのお給料」
幼馴染「すごいでしょ!」
幼馴染「これで抱きまくらから解放される~」
幼馴染「あと欲しい物も買える!」グッ
幼馴染「ふふふ~内緒~」
幼馴染「君だって僕に内緒してるじゃん」
幼馴染「さぁてね? なんでしょーか」
幼馴染「ゲーム? まぁ欲しいのはあるけど」
幼馴染「漫画の新刊? それはお姉ちゃんが買うから」
幼馴染「帰ってお姉ちゃんのご飯用意しなきゃ」
幼馴染「君はどうする? 寄ってく?」
幼馴染「ごちそうするよ~」
幼馴染「もう冬休みだしっ! 遅くても大丈夫でしょ?」
幼馴染「ねっねっ、いいでしょー?」
幼馴染「やたっ」
幼馴染「あとさー、さっきやってた宿題うつさせて」
幼馴染「だめ? けちんぼー」
幼馴染「…ほんとにだめ?」
幼馴染「…むー、わかったよぉ自分でちゃんとやるよぉ。真面目だなぁ…」
幼馴染「ま、そういうとこも良いよね」
幼馴染「う? 何か言った僕」
幼馴染「なんで笑ってんだよぉ気持ち悪いなぁ…」
――
―
-馴染の家
馴染姉「おっそーい!」
幼馴染「…ごめん話ながら帰って来たから」
馴染姉「あらいらっしゃい」
馴染姉「さ、ご飯ご飯!」
幼馴染「はぁい」
幼馴染「あっ、そうだお姉ちゃん」ニコッ
馴染姉「な、なによ…」
幼馴染「はい、お金返すね。ありがとう」
馴染姉「…」
幼馴染「ちゃんと3万円あるよ」
馴染姉「いやだーいやだーうけとりたくなーい。もっと馴染と寝たいもーん」
幼馴染「とかいいながら蹴り飛ばすくせに」
馴染姉「そんなにお姉ちゃんが嫌?」
幼馴染「もう大人なんだから…」
幼馴染「あぁ、気にしなくていいよ。お姉ちゃんいつものことだから」
幼馴染「なにたべたい?」
幼馴染「いまからグラタンすると時間かかっちゃうし…」
幼馴染「なにか冷蔵庫あったかなぁ」
幼馴染「お姉ちゃん今日買い物いった?」
馴染姉「行ってないよー寒いから」
幼馴染「なにもないはずだよ。スパゲッティでいっかぁ」
馴染姉「お腹ぺこぺこーはやくしてよーー」
幼馴染「……」
幼馴染「君は僕の部屋行ってていいよ。できたら呼んであげる」
幼馴染「それともお姉ちゃんの相手してくれるの?」
馴染姉「おいそこの小僧」ダラダラ
馴染姉「お姉ちゃんの相手しなさい」
馴染姉「うわっ、立ったらでっかいなぁ。身長のびすぎでしょ」
馴染姉「うちのんはこーんな小さいのに」
馴染姉「ちょっとあたしの前に座りなさい。あたしを見下ろすのはNO」
馴染姉「…で、最近どうなん」
馴染姉「なにがってまたまたー」
馴染姉「なーんかさぁ、昔より馴染と仲良くない?」
馴染姉「みょーにベタベタくっついてるというか…」
馴染姉「馴染もやけにニコニコしてて気持ち悪いし」
馴染姉「はっ、まさかあんたたち! …ってそんなわけないわよねー?」
馴染姉「あるの? ないの?」
馴染姉「お姉ちゃんに隠し立ては通用せんぞ?」
馴染姉「ひかないから言ってみ」
馴染姉「うちの弟に女装させて、そんな青春でいいのかい?」
馴染姉「まぁかわいいのはわかるけど」
馴染姉「女の子の代用じゃだめよ。彼女つくりなさいな」
馴染姉「こんな時期みんな人肌恋しくなるもんだから、誘ったらすぐだって」
馴染姉「いないの? 他に仲いい女の子とかさぁ」
馴染姉「お姉ちゃんいまフリーだよ?」
馴染姉「ど? 馴染で興奮できるなら顔似てるあたしでも…おーいどこ行くー」
馴染姉「お姉ちゃんの相手してよーー」
馴染姉「ジョーダンだってばぁー。あーついでにお茶もってきてー」
馴染姉「座りなさい」
馴染姉「ふむ。倒錯していたのは馴染じゃなくて君のほうだったか」
馴染姉「馴染の部屋からあーんな服やこーんな服が出てきたときにはびっくりしたよ」
馴染姉「お姉ちゃんの服に手ださないあたりは線引できてるんだろうけどねぇ」
馴染姉「君が買ってるの。へぇーそうだと思った」
馴染姉「で、君はしないの。女装」
馴染姉「前も言ったけど、新しい世界がひらけるかもよ!?」
馴染姉「うそうそ、君がしたら女装というよりただの仮装…あははは」
馴染姉「あー想像しちゃった」
馴染姉「たまには逆で出かけてみたら」
馴染姉「街行く人の視線ひとりじめよ!」
馴染姉「いま身長何センチあるの? へーでっかいね」
幼馴染「ふたりともできたよー」
馴染姉「よしっ! 食べよ」
幼馴染「並べるの手伝ってー」
馴染姉「手伝ってきなさい」
幼馴染「お姉ちゃん…客だよ、一応…」
幼馴染「ごめんね。うちのお姉ちゃんの相手させて」
幼馴染「変なこと言われなかった?」
幼馴染「お姉ちゃんに彼氏? ほんとにいないみたいだよ」
馴染姉「たーべーるーよーー」
幼馴染「いいよ」
馴染姉「いただきまぁす♪」ズルズル
幼馴染「君もどうぞ」
幼馴染「ありあわせの食材だけど…味は保証するよ」
パクッ
幼馴染「おいしい? そっか、よかった♪」
馴染姉(……うー、んこのここにいてはならない雰囲気)ズルズル
――
―
馴染姉「お姉ちゃんちょっとコンビニ行ってくるね。何いる?」
幼馴染「デザート!」
馴染姉「オッケー。君も一緒のでいいよね。まだ帰らないでしょ?」
幼馴染「じゃあ僕の部屋あがってって」
幼馴染「10時くらいまで大丈夫だって」
幼馴染「もっと過ぎてもおっけー? やった」
馴染姉「ぐふふ、ふたりきりだからってへんなことするなよー」
幼馴染「しないよー」ニコッ
馴染姉「グッ…なんという受け流し方」
幼馴染「お姉ちゃん変なこと言うけどあんまり真に受けちゃだめだからね」
幼馴染「……」
幼馴染「……」チラッ
幼馴染「ね、ねぇ、お姉ちゃんのことどう思う…?」
幼馴染「好き…? なの…?」
幼馴染「だってさっき彼氏がどうこうって…聞いてきたから」
幼馴染「もしかして君、お姉ちゃんのことが…」もにょもにょ
幼馴染「え、ちがうの?」
なでなで
幼馴染「ふあっ」
幼馴染「なっなんだよぉ…僕はちょっとだけ気になっただけだぞ」
幼馴染「それに君がお姉ちゃんと付き合うなら…僕はそれはそれで安心できるかなって考えてさ…」
ぎゅっ
幼馴染「うげっ、へんなことしないっていったばっかだろぉ…」
幼馴染「ばかぁ…」
幼馴染「…恥ずかしいよ」
幼馴染「もう離して」
幼馴染「いま、女装してないよ?」
幼馴染「…なにがいいんだよぉ」
幼馴染「体熱くなっちゃうよ」
幼馴染「…うん。最近時間とれなかったから、なんだかこういうの久しぶりかもね」
幼馴染「…ふぁあ」
幼馴染「……っていい加減に離れろ」
ばっ
幼馴染「ベッドおいで」
幼馴染「久しぶりにしてあげるよ」
幼馴染「おーい目がヤラシーぞー」
幼馴染「なにを期待してるのかな?」
幼馴染「僕は み み か き の事言ってるんだけど?」
幼馴染「期待はずれなんだったらやめとく?」
幼馴染「別にしなくたってなんら問題ないけど」
幼馴染「…ちょっと僕がハマってるだけだよぉ」
幼馴染「耳の奥くるくるーってしたときの君のくすぐったそうな顔」
幼馴染「みせてね♪ みせろ」
幼馴染「さぁっ」ポンポン
幼馴染「ひざっ!」
幼馴染「頭のっけて。お姉ちゃん帰ってくるまでだからどんどん時間みじかくなるよー」
幼馴染「くすくす。ほんとにエッチなこと出来ると思った?」
幼馴染「だぁめ」
幼馴染「僕そんなに軽い女…っ男じゃないから」
幼馴染「お家かえって一人でしなよ」
幼馴染「僕の耳かきで悶々として帰ってね」
幼馴染「悪魔じゃありませーん。一応天使って呼ばれてまーす」
幼馴染「えへへ」
幼馴染「耳見せてね」
幼馴染「いい子だね」なでなで
幼馴染「あっ、ごめんね。なんかさぁこうしてるとすごく子供っぽく見えて、したくなっちゃうんだ」
幼馴染「僕のひざ固い?」
幼馴染「大丈夫? おっけ」
幼馴染「においかぐな…/// ぺたぺた触るな」
――
―
こりっ こりっ
幼馴染「…くるくる」
幼馴染「この辺好きでしょ? なんかくすぐったそーな顔してる」
幼馴染「僕、そのレア顔結構好きだよ」
幼馴染「よっ…いしょ。取れた!」
幼馴染「うーん…もうちょっと大きいのとりたい…」
幼馴染「冬休みは自分での耳かき禁止令だすよ」
幼馴染「だめっ。絶対だめ厳禁です」
幼馴染「僕がするの。何日かに一回ね」
幼馴染「毎日はだめだよぉ…耳に負担かかっちゃう」
幼馴染「ほんとは掃除なんてしなくてもちゃんと出てくるように人間の耳はできてるんだってさ」
幼馴染「ベルトコンベアーみたいにね、耳の奥の皮膚が生え変わって外に送り出すとかなんとか」
幼馴染「ほんとかなぁ? 僕は耳かきしないと出てこない時あるよ」
幼馴染「ふーー、ふーー」
幼馴染「あはっ、なに? びっくりした?」
幼馴染「慣れないねぇ不意打ち」
幼馴染「こうやって…耳元でぼそぼ囁かれると気持ちいでしょ?」
幼馴染「何か言って欲しい言葉ある?」
幼馴染「…え? そ、そういうのはダメ」
幼馴染「もっと普通の言葉で! …むー」
幼馴染「…コホン。じゃあいくよ」
幼馴染「 へ ん た い ♪ 」
幼馴染「くすくす。そんなやらしー単語のリクエスト答えるわけないだろぉ」
幼馴染「君には変態の一言で十分」
幼馴染「ふーーー。ふーーー」
幼馴染「お仕置き」
幼馴染「はいっ、反対ね。クルンして」
幼馴染「なぁにその不満そーな顔」
幼馴染「生殺し? …ってなに?」
幼馴染「はい早くして。お姉ちゃんかえってきたら片側だけ中途半端になっちゃうよ」
―――
―
馴染姉「おーー寒寒っ」
馴染姉「ゲストきてるからってコンビニにデザート買いに走るあたしってサービスいいなぁ」
馴染姉「たっだいまぁ」コソコソ
馴染姉「なにしてるかなぁ二人」
馴染姉「…」ソー
「 チュッ 」
馴染姉「…!!」
馴染姉(なっ馴染が…膝枕した上に耳にチューを…!)
馴染姉(なんてこった…!)
「…もうっ、一回だけって言ったろ」
「チュッ」
「…チュッ、はいおしまーい。そろそろお姉ちゃんほんとに帰って来ちゃうよ」
「また今度ね。最後にふーーー。くすくす」
馴染姉「……!」コソコソ
馴染姉「はぁ…」
馴染姉「そうなんだー……そっかー…馴染がねぇ」
馴染姉「お姉ちゃん、複雑だなぁ…」
馴染姉「よし、もう一回家に入ってくるところからやり直そう」
ガチャンッ!
馴染姉「お姉ちゃんカエッタヨーーーー!!!!」
馴染姉「馴染ぃーーお姉ちゃんいまかえったよーーー!!」
馴染姉「デザートとりにきてーー!! 馴染ぃーー!」
幼馴染「そんなに声ださなくても…近所迷惑だよ」のそのそ
幼馴染「ありがとー。おかえりお姉ちゃん」
馴染姉「へ、へへ……へ…」
幼馴染「どしたの? 寒さでおかしくなっちゃったのお姉ちゃん」
ぎゅっ
幼馴染「うわっ、何!?」
馴染姉「馴染ぃ……なにがあっても強く生きろよぉ」ずりずり
幼馴染「なんだこの人。わっ、鼻水つけないで!」
第六部完!!
次七部で終わりますたぶん 更新終わり
男の娘は外見的に「女の子に見えてるような男の子の呼び方」であって当人が「女の子になりたい」と思っているかはまた別問題。
マツコ・デラックスが「男が好きな女装家」であって「女として男が好きなわけでも、女になりたいわけでもない」のと一緒
ずっと酉つけようとしてて忘れてた
0時くらいに更新します
―――
――
―
幼馴染「ラースクリスマス アイゲビューマイハー♪」
幼馴染「~♪ ~♪♪? あれ、続きなんだっけ?」
幼馴染「あっ! バッザベリネクスデ――」
馴染姉「くふふふ」
幼馴染「お姉ちゃん何、まだいたの」ムッ
馴染姉「馴染今日はごきげんだね~」
幼馴染「…悪い? クリスマスイブに浮かれるくらい別にいいじゃん。何でもないよ」
馴染姉「おめかししてどこいくのー?」
幼馴染「さ~? どこに連れて行ってくれるんだろ」
馴染姉「やっぱりデートじゃん!」
幼馴染「ちがうもーん、ただのお出かけだもーん」
幼馴染「~♪ ~♪」
馴染姉(なんじゃいあの鼻歌。むかついてきた!)
馴染姉「お姉ちゃん女子会で明日の夕方くらいまで帰ってこないから。女子会で!」
幼馴染「~♪ ディースイヤー♪ トゥステイミフォティーア♪」
馴染姉「あんたはデートかもしれないけどお姉ちゃん友達と女子会だから」
幼馴染「~♪ ~♪」
馴染姉(メイクに夢中で聞こえてないな…)
馴染姉「……じゃあお姉ちゃん先に出るねー。鍵しめてってね」
幼馴染「~♪ ~♪」
馴染姉「…馴染!」
幼馴染「はっ! はひ!? 何?」
馴染姉「グッドラック。鍵しめてってね」
幼馴染「う、うん…? わかった」
馴染姉「あとさ」
幼馴染「?」
馴染姉「似合ってるよ」
幼馴染「ありがと!」
幼馴染「よし、出来た! メールしよっと」
幼馴染「準備できたから来て…っと」
幼馴染「(^3^)☆Chu …は要らないか」
幼馴染「やめとこ…///」
幼馴染「どこ連れてってくれるんだろなー楽しみだなー」
幼馴染「はやくこないかなー?」
幼馴染「プレゼント気に入ってくれるといいけど…」
幼馴染「んー…」ガサガサ
幼馴染「早く渡したい」
ピンポーン
幼馴染「!」
幼馴染「はぁーい♪」ガチャ
宅急便「あ、ちぃっす。お届け物でーす」
幼馴染「……あ、はい」
幼馴染「つい女装姿のまま応対してしまった…」
幼馴染「ま、いっか」
幼馴染「なーんだパパからのプレゼントか」
幼馴染「明日お姉ちゃん帰ったら一緒にあけよっと」
ピンポーン ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン――
ガチャ
幼馴染「うるさいなぁ!」
幼馴染「そんなにおさなくてもわかるよ! おはよ」
幼馴染「…あっ…そ、そう? 似合ってる…? アリガト」
幼馴染「自分で選んだんだ…///」
幼馴染「えっと、すぐ出かけるの?」
幼馴染「そうなんだ。じゃあちょっと入って。ココにいて」
幼馴染「僕渡したいものがあるからっ」パタパタ
幼馴染「とってきたよー!」
幼馴染「まだ内緒♪」
幼馴染「目つぶって。ちょっとだけ屈んで」
幼馴染「………え。なに期待してるのかな」
幼馴染「そ、そういうプレゼントじゃないからっ! ばぁか」
幼馴染「いいから目をつぶって!!」
幼馴染「…よし。最初からそーすりゃいいの」
ふわっ
幼馴染「どう!? マフラー! 色違いのおそろいなんだよ!」
幼馴染「今日はこれで寒くないね?」
幼馴染「もうちょっとしめたほうがいいかな」ぎゅっぎゅっ
幼馴染「うん。完璧。おもったよりかっこいい」
幼馴染「手編みじゃなくてごめんね。年末年始で暇があればなにか編んでみようかな」
幼馴染「じゃあ…次は君」
幼馴染「ん。ください」
幼馴染「なにって…プレゼント頂戴」
幼馴染「えーあとでなの?」
幼馴染「まぁいいけど…」
幼馴染「いこっか」
幼馴染「どこいくの?」
幼馴染「君がプラン考えてるんだよね?」
幼馴染「くれぐれも変なとこ連れて行くなよ」ジッ
――――
――
―
-テーマパーク
スタッフ「いらっしゃいませ。本日ナイター営業にてクリスマスイルミネーションパレード開催中です」
スタッフ「いっぱい楽しんでいってくださいね」
幼馴染「…わぁ! い、いいの?」
幼馴染「ありがと~、ここ来てみたかったんだ!」
幼馴染「でもさ、クリスマス前後って入場制限かかってるんじゃないの?」
幼馴染「よくチケットとれたねー」
幼馴染「ずっと前から予約してたって? そんなに前から僕と行く気まんまんだったんだ…」
幼馴染「そ、それは…ちょっと嬉しい…ケド」
幼馴染「無駄になる可能性だってあったでしょ」
幼馴染「……はいはい、どーせ僕は頼まれたら断れない人ですよーだ」
幼馴染「まぁいいや。入ろっ入ろ♪」
幼馴染「どれから乗る!?」
幼馴染「僕好きなの選んでいい?」
幼馴染「えっと、ジェットコースターは寒いから却下!!」
幼馴染「こ、怖くないよ!」
幼馴染「でも…ほら、マフラーはずさなきゃだめでしょ?」
幼馴染「なんとなくヤだな…って」
幼馴染「それに並んでるからさー乗るとしてももうちょっと後にしよ」
幼馴染「僕はメリーゴーランドみたいなゆっくりしたのがいいなー」
幼馴染「一人で乗れって?」
幼馴染「君も一緒に乗ろうよ」
幼馴染「なーに恥ずかしがってんの」
幼馴染「ほんとに僕一人で乗るの? わかったよ…」
幼馴染(おもいっきり手ふって恥ずかしがらせてやる…クフフ)
幼馴染(あいつ意外と人前だと小心者なんだなぁ)
スタッフ「どうぞー。しっかり足で挟んでくださいねー」
幼馴染「よいしょ、うわっ結構高いな」
スタッフ「お嬢ちゃんもうひとつ低いお馬さんのほうがいいかなー」
幼馴染「……。そうします」
幼馴染「あっ、動き出した」
幼馴染「やっぱり結構カップルで乗ってるじゃん…恥ずかしがらなくていいのに」
幼馴染「どこにいるんだろー、見つけたら手振ってやるのに」キョロキョロ
幼馴染「あっいたぁ!」 ブンブン
幼馴染「おーい♪」ブンブン
幼馴染(うわっ、案外これ僕のほうが目立って恥ずかしかったりしてっ///)
パシャパシャパシャパシャパシャパシャ
パシャパシャ パシャパシャ
幼馴染「ぎゃっ、何撮ってんの!?」
幼馴染「それがしたかったのか…ハメられた」
幼馴染「ううーあとで取り上げてやるー」
幼馴染「ぺこぺこしたって……もう手振らないぞ」
スタッフ「お疲れ様でしたー」
幼馴染「こいっ!」グイッ
幼馴染「何?じゃない! 乗って! 君が前ね!」ぎゅ
幼馴染「…前のカップルがこうしてたから」
――
―
幼馴染「はー、くるくる回ってるだけで疲れちゃった」
幼馴染「どう? 結構見られてる感じしたでしょ」
幼馴染「ぼ、僕まわりのお客さんにバレたかな!?」
幼馴染「不自然じゃなかった!?」
幼馴染「平気? そう…」
幼馴染「ん。ということでカメラ」
幼馴染「消します。貸して」
幼馴染「思い出の保存って…あんなにいっぱい撮らなくていいだろっ!」
幼馴染「みーせーてー」
幼馴染「…100枚とか、たかがメリーゴーランドで撮りすぎでしょ」pi pi
幼馴染「写りが悪いやつは僕が抹消してあげるよ」pi pi pi
幼馴染「うわっ、僕こんな顔して乗ってたんだ…こんなの子供じゃん…」
幼馴染「あーんもう、多すぎてめんどくさい!」
幼馴染「一括消去――」
幼馴染「泣かないで…ごめんって」
幼馴染「わかったよぉ返すから」
幼馴染「へーこのカメラわざわざ買ったんだ」
パシャ
幼馴染「いちいち撮らんでいい…///」
幼馴染「次いくよ次!」
幼馴染「どこ行きたいの?」
幼馴染「コーヒーカップ? またくるくる回りたいの?」
幼馴染「嫌な予感しかしないんだけど…」
幼馴染「君、絶対遠慮しないでしょ…」
――
―
幼馴染「あ゛あああっ!!」
グルグルグルグルグル
幼馴染「や゛だあああああ!おろしてよおおおお!!」
グルグルグルグルグルグルグルグルグルグル
幼馴染「こんなのコーヒーカップじゃないよおおおお!!」
幼馴染「とめてよおおおお!!!」
幼馴染「はー…はー…」
幼馴染「こうなるのは目に見えてた…だから嫌だったんだ」
幼馴染「しかも寒いし…」
幼馴染「僕を泣かせて楽しい?」
幼馴染「次は屋内のアトラクションにしよ」
幼馴染「んーとねぇ。パンフによると屋内で遊べるアトラクションは小さい水族館と、スケートリンクときぐるみショーと」
幼馴染「あとロッククライミングだって ※要予約って書いてある」
幼馴染「ほんとにそれだけだよ?」
幼馴染「うっ、嘘じゃないもん」
ばっ
幼馴染「あっ、こらパンフ」
幼馴染「あっ…」
幼馴染「あぁ…見ちゃった」
幼馴染「…はい嘘です。お化け屋敷もあります…」
幼馴染「やだ…」
幼馴染「嫌です」
幼馴染「やだああいきたくないよおおおー」ズリズリ
――
―
幼馴染「…並んでるからやめとこ!? ね!?」
幼馴染「冬にお化け屋敷なんて入るもんじゃないよ!?」
幼馴染「そ、それに…怖そうだし…」
幼馴染「…」ぶるるっ
青年「けっこーおもしろかったな」
少女「こわかったねー」ニコニコ
幼馴染「…案外大丈夫なのかな」
スタッフ「次のお客様どうぞ」
幼馴染「は、はいっ」
幼馴染(どうしよう…僕お化けとかホラー苦手…)
スタッフ「この蝋燭型ライトを素手で持ってくださいね」
幼馴染「…素手?」
スタッフ「ゴールした後、お二人の恐怖指数が0~100で表示されます」
スタッフ「カップル合計で100未満なら強心臓カップル賞をプレゼントいたしますよ」
幼馴染(絶対無理だ…)
スタッフ「それでは行ってらっしゃい!」
幼馴染「くらいよぉ…順路あってるのぉ…?」
幼馴染「この蝋燭ライトもなんだか灯りとしては心もとないし…」
幼馴染「僕こういう体感型のアトラクションはちょっと…」
幼馴染「ねー何か話してよぉ。僕だけしゃべりっぱなしやだよぉ」
幼馴染「ねーどっかつかんでいい?」
幼馴染「置いてかないでね…」ぎゅっ
<また人間どもが迷い込んだのか
呪ってやる…呪ってやる…>
<鍵を手に入れなければ脱出はできない
キヒヒヒヒ…>
幼馴染「ぁぁぁ…ライトもってるせいで耳塞げない…」
幼馴染「たすけてぇ…もうやだよぉ」
幼馴染「ぜったいそこのからなんかでてくる…」
幼馴染「ぼ、僕ちかづかないからな」
幼馴染「君がいってきて…」
幼馴染「あぁっ、でも僕を置いていくのもだめっ」
幼馴染「どうしろって…わかったよぉ」
幼馴染「背中に、ちょっと隠れるから…」ソソー
幼馴染「そこのレバー下げるっぽいよ…」
幼馴染「僕目とじてますので」
幼馴染「……は、はやく引いてっ!」
ガチャ
血まみれ男「ひぎゃああああああお!!!」
幼馴染「あ゛ーーー!!」
血まみれ男「あああああああああ!!!」
幼馴染「 」
幼馴染「血が…このひと顔中に血が…」
幼馴染「ううう…もうだめだゴール出来る気がしない」
幼馴染「これで扉があいたね…」
幼馴染「鍵さがさなきゃ…」
幼馴染「君怖くないの?」
幼馴染「うっ…なんか笑ってるし…」
幼馴染「僕そんなに怖がりかなぁ」
幼馴染「君と一緒なら大丈夫かとおもったんだけどな…」
幼馴染「全然だめっぽい…」
幼馴染「かっこわるいね僕…もっと強くなりたい」
なでなで
幼馴染「んっ…慰められると余計惨めだよ」
幼馴染「さぁ気を取り直してさっさと進――――」
血まみれ男「はああああああああああ」
幼馴染「あ゛ああああああああああああ!」
――――
――
スタッフ「おつかれ様でした」
幼馴染「 」
幼馴染「 ぁ…ぁ…」
スタッフ「それではライトをこの機械にセットしてください」
幼馴染「はい…」
スタッフ「測定中です」
【恐怖指数】
90以上 超こわがり 守ってもらいましょう
70~89 ビビり ちょっと腰がひけてますよ
40~69 普通 なにごともほどほどが一番
9以下 超図太い もっと楽しみましょう
幼馴染「どうだろう…60くらいかなぁ…」
幼馴染「僕が60くらいだと仮定して、君が40以下ならなんとか賞がもらえるね!」
スタッフ「はい出ました!」
スタッフ「えっと、彼女さんのほうが」
デンッ!
【恐怖指数】95
【評価】超こわがりさん
【コメント】大切な人に守ってもらいましょう。
幼馴染「……」
幼馴染「なんか、ごめん…」
幼馴染「にやにやすんな」スコンッ
スタッフ「彼氏さんのほうもでましたよ」
幼馴染「95以上! 95以上来い! 恥をかくなら一緒に!」
デンッ!
【恐怖指数】71
【評価】ビビり
【コメント】ちょっと腰がひけてますよ。勇気をふりしぼりましょう。
幼馴染「…ふーーん」
幼馴染「君ってビビリだったんだぁ」つんつん
幼馴染「おーい僕のこと笑えないぞー」
幼馴染「くすくす」
スタッフ「実はここだけの話」ボソボソ
幼馴染「?」
スタッフ「この機械、単純に手汗の有無で判定していますので」
スタッフ「実際に全く怖くなくても、恋人にドキドキして汗をかいちゃうと数値が高めに出ちゃうんです」
スタッフ「だからカップルで100以下ってめったに無いんですよ」
幼馴染「!」
幼馴染「~♪」
幼馴染「いいこと聞いちゃった」
幼馴染「んー? 教えてあげない」
幼馴染「だめっ」
幼馴染(お化け屋敷の中で僕にくっつかれてドキドキしてたのかな? 意外とかわいいとこあるなぁ)
幼馴染(不埒なこと考えてるだけだったりして…)
幼馴染「だめー、おしえないもーん」
幼馴染「スタッフのお姉さんと僕との秘密だから」
幼馴染「ねー次はまったりできるとこ行こうよ」
幼馴染「くすくす、まだ不満そーな顔」
幼馴染「自分は絶対ビビってないって? そだねー。そうかもねー」
幼馴染「くすくす♪」
幼馴染「…カッコ良かったよ。まぁまぁね」
更新終わり
22時頃更新予定
今日で最後までかけるかどうかわからないスマソ…
幼馴染「あそこ行こうよーあそこー! 動物のっ!」
幼馴染「ねぇいいでしょ」グイグイ
幼馴染「なんでジェットコースターのほう見てんのさ。乗らないよ」
幼馴染「次は僕が行きたいとこ行く番なの!」
――
―
-動物ふれあいゾーン
幼馴染「さわっていいんですかぁ!? やたっ」
スタッフ「どうぞ。やさしく抱っこしてあげてくださいね」
幼馴染「わっ、おいでっ…」
幼馴染「はぁぁぁあったかこの子…」
兎「…」
幼馴染「クリクリしててかわいいなぁ!」
幼馴染「よしよし。かわいいねぇ」
幼馴染「僕が名前つけてあげようね」
スタッフ「ラビ太です」
幼馴染「……ら、ラビ太ー。よしよし」
幼馴染「一旦下ろすよー」
幼馴染「つぎはどの子にしようかなっ!?」
幼馴染「なんだよぉ。むすっとしてないで君も何か触れ合えばいいでしょ」
幼馴染「あっ、こっちの黒い子にしよ」ぎゅっ
犬「…」
幼馴染「おとなしくていい子だね」ナデナデ
幼馴染「僕しばらくここにいるー♪」
幼馴染「えへへ」すりすり
幼馴染「やんっ、舐めちゃだめだよぉクロ助」
幼馴染「…何その目は。僕が動物好きなのは知ってるでしょ」
幼馴染「将来は庭付きの一軒家でおっきい犬を飼うんだぁ」
幼馴染「あっ、クロ助だめぇっ、そんなとこなめないで」
幼馴染「ふー堪能した」
幼馴染「さて次は――」
がばっ
幼馴染「うぎゃっ!?」
幼馴染「な、なに?! どしたの急に…」
幼馴染「ふれあいコーナーだから…って? いや、カップルでふれあう場所じゃないから」
幼馴染「うぅ困ったワンちゃんだなぁ…重いし」
幼馴染「ねぇ、君もしかして動物に妬いてる…?」
幼馴染「はぁ、情けない…」
幼馴染「え? もう将来犬は飼わないって? しらないよ誰も君が飼うことなんて強制してないし…」
幼馴染「なんですでに僕と住むことになってるの…」
すりすり
幼馴染「あーーもーー、お姉さんみてるよぉ」
スタッフ「……こちらは動物とのふれあいコーナーになってますので~」ニッコリ
幼馴染「ごめんなさい。すぐに去ります」
幼馴染「ほらいくよ…うぐ、歩きにくい…」ズリズリ…
幼馴染「自分であるけっ」
幼馴染「重いっていってるでしょ…君体どんだけおっきいとおもってんのぉ…」ズリズリ
幼馴染「おっきな子供はお断りだよ」
幼馴染「…君の場合はペットか、それ以下だね」
すりすり
幼馴染「……っ」
すりすり
幼馴染「……しかたない、こんな日にこれはしたくなかったんだけど」
幼馴染「いい加減にしろっ!」ふみふみふみふみ
幼馴染「どうだっ、今日の靴は痛いだろっ」ふみふみふみふみ
幼馴染「ほんとに痛そうだね」
幼馴染「君がわるいんだよーいつまでもふざけてるから」
幼馴染「外なんだから人目は気にしなよ」
幼馴染「いくら周りがカップルだらけでも一緒! 家族連れだっているんだよ!!」
幼馴染「わかった? 『はい』は?」
幼馴染「ちゃんと僕の目をみて!」
幼馴染「……うん。わかればいーんだよ」
幼馴染「あっ、ちょっと唇乾燥してない?」
幼馴染「待ってね」ゴソゴソ
幼馴染「少し屈んで」
幼馴染「んしょ」
幼馴染「季節柄ねー、リップクリーム持ち歩いとかないとねー」ヌリヌリ
幼馴染「はいおしまい」
幼馴染「あんまり自分で唇なめたら荒れちゃうよー」
幼馴染「えっと、じゃあ次は君がアトラクション選んでいいよ」
幼馴染「…」
幼馴染「怖いのは無しで…」
幼馴染「えーほんとに乗るのぉ?」
幼馴染「だってあのコースター、途中で逆さになるじゃん…」
幼馴染「怖いよ。乗り物酔いでオエってなるし」
幼馴染「……そっか、お昼食べる前に乗っとかないとダメか」
幼馴染「君だけ乗ってくるってのは!?」
幼馴染「僕その間ベンチに座っとくから」
幼馴染「そんな、こんな日にナンパなんてされないよぉ…心配性だなぁ」
幼馴染「いざとなったら『僕男です!』って言えば逃げちゃうと思うよ? ははは」
がしっ
幼馴染「…えっ、あっ。そんなに離れたくないんだ…」
幼馴染「わかったよぉ僕の負け」
幼馴染「一緒に乗ろ」
幼馴染「でも僕隣でキャーキャーうるさいかもしれないけど許してね」
幼馴染「ちょっと深呼吸してから行こう…すーはー」
スタッフ「すいません。身長制限があるので、一応ここに立ってみてくれますか?」
幼馴染「え…」
幼馴染(やった! ちびで良かった!)
幼馴染(ふふふ、これで君も諦めざるをえないよね?)
スタッフ「まっすぐ立ってね」
スタッフ「うん、大丈夫ね。いってらっしゃい」
幼馴染「 」
ガタン…
幼馴染「…ぅ、動き出したよぉ」
幼馴染「マフラー外すとなんだか急に不安だね…寒いよぉ」
幼馴染「ねぇねぇねぇこれ何キロくらいでるのかなぁ…」
幼馴染「何かしゃべってよぉ…僕の不安を拭って…」
幼馴染「あぁっのぼってく…のぼってくよぉ…」
ガタン…ガタン…ガタン…
幼馴染「ねぇもしも僕がおしっこもらしちゃったらどうする」
幼馴染「恥ずかしくて降りられないよ」
幼馴染「ねぇそうなったら君のせいだからね」
幼馴染「おい! ちょっとは僕のほう見てよぉ!!」
幼馴染「あぁ腰が…腰がうずうずしてきた…助けてぇ」
ガコッ――
――
―
幼馴染「……」ぐゎんぐゎん
幼馴染「なにもおぼえてない…」
幼馴染「気づいたら降り場だった…」
幼馴染「ちょっと一服しよ」
幼馴染「その前にトイレいってくるね…」ゲンナリ
幼馴染「はぁ…」
おっさん「あ、あの…ここ、男子トイレ…」
幼馴染「…うあ!? ま、まちがえましたー!!」
幼馴染(やばいやばいっ、頭ボケーっとしてたっ!)
幼馴染(あっぶなー! おじさんの隣でしちゃうとこだったよ!)
幼馴染(かといって女子トイレにすんなり入るのも変態だな僕)
幼馴染(無意識に男子トイレに…僕の体は僕が男であることをちゃんとおぼえてたんだな)
幼馴染(いつもなら絶対こんなミスしないのに…ほんと乗らなきゃよかった)
幼馴染(あーそうだ。あとで隣にあったファミリーコースターに乗ろうかなぁ)
幼馴染(あれは高低差もなくてのほほんとしてるから楽しそう)
カチャッ パタン
幼馴染「…」ぬぎぬぎ
幼馴染(やっぱ個室のトイレっておちつくなー)
幼馴染「……ぅ」
幼馴染(少しちびったなんて絶対言えない…)
――
―
幼馴染「おまたせー♪」
幼馴染「えっ? あ、うん、ちょっとお化粧なおしてたんだ…アハハ」
幼馴染「持ってきたお茶飲む?」
幼馴染「入れてあげるね」
幼馴染「隣座っていい?」
幼馴染「んしょ」
幼馴染「えへへ。なんだかベンチに並んで腰掛けるとデートしてるみたいだね」
幼馴染「いやデートなんだけども…///」
幼馴染「急に実感しただけっ!! 恥ずかしいから忘れて!」
幼馴染「お茶熱いから気をつけてね」コポコポ
幼馴染「ふーーふーー。はいどうぞ」
幼馴染「ずずっ…温まるねー」
幼馴染「お昼なにたべよっかーレストランどこも混んでそう」
幼馴染「何か売店で買う? 僕なんでもいいよ」
幼馴染「なんでも良いって困っちゃう?」
幼馴染「うーんじゃあ少し考える…」
幼馴染「そういえば、ここ最近寒かったけど今日はおもったり寒くないね」
幼馴染「お天気に恵まれて最高のデート日和だよね」
幼馴染「あっ、でもお尻は少しつめたかったりする…」
幼馴染「え? 行くの?」
幼馴染「まって、コップのん飲んじゃうから」ずずっ
幼馴染「歩きながらお店さがそっか」
――
―
幼馴染「はー人がいっぱいだ」
幼馴染「昼からどんどん増えてきたね」
幼馴染「これでほんとに入場制限かかってるのかなぁ」
幼馴染「ナイターのパレード見れると思う?」
幼馴染「前のほうに立たないと僕背ちっさいから…」
幼馴染「…んー肩車はパス」
幼馴染(こうして周りを見渡してみると)
幼馴染(みんな結構くっついて歩いてるなぁ)
幼馴染(カップルで手つないだりさ…)
幼馴染(なのになんで君はポケットに手つっこんでんの!!)
幼馴染「うぅー…」
幼馴染(僕並んで歩くのが恥ずかしいの!? 照れてるの!?)
幼馴染(僕がやめてほしい時に限ってベタベタしてくるくせに!)
幼馴染(……よ、よし、あの腕の隙間に)ゴクッ
幼馴染「えいっ」ぎゅっ
幼馴染「ぎゅーー」
幼馴染「…びっくりした?」
幼馴染「だって後ろ振り返ってもくれないんだもん。寂しいよ」
幼馴染「手ずっとポケットに入れてるけど、寒いの? 手袋もってきたらよかったねぇ」
幼馴染「このままぎゅーしてていい?」
幼馴染「みんなしてるよ? ほら、あっちのカップルも」
幼馴染「このほうがかえって浮かないかも♪」ギュー
幼馴染「腕太いね」
幼馴染「ちゃんと売店探してる?」
幼馴染「あっ! あれ食べたい! 長いやつ!」
幼馴染「長いやつだよ!」
幼馴染「わからないの? 甘くてさ、シナモンかかってる」
幼馴染「…そうチュロ! チュロたべたいな~」
幼馴染「ねー買ってー! ねー」すりすり
幼馴染「僕チュロ食べたい。お昼扱いでいいからさ、チュロ食べたい」
幼馴染「ね…? だめ?」
幼馴染「やたっ!」ギュッ
幼馴染「ならぼ!」
幼馴染「君チョコ味の方ね。半分こしようね!」
――
―
幼馴染「はぐっ、はぐっ」
幼馴染「おいひーよ?」
幼馴染「ちょっほ、おもっはよりかはふへ」
幼馴染「はみひへはい」
幼馴染「…/// 失礼」
幼馴染「ちょっと予想より硬くて、噛み切るの大変だったの」
幼馴染「まだこんな残ってる。ドーナツ屋さんで買うのよりだいぶ太いよね」
幼馴染「はぐっ、はむはむ!」
幼馴染「…はむはむ」
幼馴染「おいひ」
幼馴染「君のはどんな味する? んあー」
ずこっ
幼馴染「うぎゅっ…そんなにいっひにたへれないよ」
幼馴染「もぐもぐ」
幼馴染「ごちそうさま」
幼馴染「一本たべたらお腹いっぱいになっちゃった」
幼馴染「けど僕はともかくさすがに君はこれじゃ物足りないよねぇ?」
幼馴染「なにか他にたべる?」
幼馴染「……? どうして僕を見る」
幼馴染「……な゛っ///」
幼馴染「ばかっ真っ昼間だぞ!///」ふみふみふみふみふみふみふみふみふみ
幼馴染「夜だから良いってわけでもないけどっ!!」めきょっ
幼馴染「ホットドッグでも買うからね!!」
幼馴染「ちょっと気を許すとすぐそういうこと言い出すんだからっ!」
幼馴染「えっち」
幼馴染「ホットドッグください。マスタード大量で!」
幼馴染「ほら、いっぱいかけてもらったよ。真っ黄っ黄になっちゃった」
幼馴染「たべようね~」
幼馴染「おいしいぞぉ~」
幼馴染「あーーん」
幼馴染「…ぷぷっ、辛い?」
幼馴染「僕をからかうからだよ?」
幼馴染「…あれぇ、そんなに辛くないの? なんかつまんなーい」
幼馴染「どれどれ」ペロッ
幼馴染「ぎゃっ!!?」
幼馴染「あ゛ーーーっ! からっ、からいじゃん!! だまひたなぁ!!」
幼馴染「お茶っ! 水筒開けてっ!」
幼馴染「僕ホットドッグもってるせいであけらんないからぁ!! はやくっ!」
ごくごく
幼馴染「あ゛ーーーっあづいーがら゛い゛ーーー」
――
―
幼馴染「みっともないところをお見せしました…」
幼馴染「…笑うな」
幼馴染「気の利くスタッフさんがお水もってきてくれなかったら大変なとこだったよ…」
幼馴染「こらっ笑うな!」
幼馴染「くそぉなんで僕ばっかりこんな目に…」
幼馴染「すこし落ち着ける場所に行こう」
幼馴染「どこって?」
幼馴染「ふふふ…」
-ファミリーコースター
幼馴染「じゃーん! ここ! これならゆっくりできるよ!」
ガキA「お姉ちゃん、これ子供が乗るやつだぜ」
ガキB「そうだぞー」
幼馴染「……」
ガキA「お姉ちゃんってお姉ちゃんなのに子供なの? じゃあ乗っていいけど?w」
ガキB「特別に順番譲ってあげるよ。ほら一番前の席座りなよw」
幼馴染「……」
幼馴染「おほん、そうだね。僕みたいな大人の女性が乗るにはちょっとこれは子供っぽすぎるよね」
ガキA「へーじゃあ大人なんだったらあっちのデッカイの乗ってこいよ」ピッ
幼馴染「アレは…さっ、さっき乗ったもん! 全然へっちゃらだったよ!?」
ガキB「ふーん。じゃあもう一回のってきたら?w」
幼馴染「え…」
ガキA「ほんとは怖くて乗れなかったんじゃねーのぉ?」
幼馴染「むかっ」
幼馴染(ほんとにのったのに!!)
幼馴染「わかった! もう一回乗ってくるからみてろー! いくよっ!」グイッ
幼馴染「え…一人で行けって…?」
ガキA「おう、お姉ちゃんの彼氏はぼくらとここで見てるってよw」
ガキB「ちびのお姉ちゃん早くいってきてよ」
幼馴染「……」ダラダラ
幼馴染「え…」
幼馴染「そ、それは…」
幼馴染「…」チラッ
ガキA「だめだぞー兄ちゃんは俺らとこれに乗るから」
幼馴染「そんなぁ…」
ガキB「はやくいけよー。嘘だったのかよー」
幼馴染「くぅ…」
幼馴染「わかったよ…行ってくるから」
幼馴染「ひとりで! ひとりで行ってくるから! ひとりでっ!」ツカツカ
ガキA「あの姉ちゃんガキなのなー」
ガキB「ほんとは子供だろー胸出てないしー」
-2分後
幼馴染「うわあああん無理ーーー!」
幼馴染「むりーー!!」がばっ
なでなで
幼馴染「えぇぇんやっぱり考えただけで怖いから一緒に来てぇ。僕一人じゃむりぃ…」ギュウウ
なでなで
幼馴染「あのねっ、なんとか乗り場まではいけたんだけど…ぐすっ」
幼馴染「急に心細くなって…」
幼馴染「うう…カッコ悪いね僕」
幼馴染「…うん。君と一緒じゃなきゃ勇気がでないよ」
幼馴染「一緒にいて…」ギュッ
ガキA「おいちょっとからかいすぎたな?」
ガキB「まぁいいんじゃない兄ちゃんの方すっげぇ嬉しそうだし」
ガキA「な、なぁ、俺らのほうも…たのしもうぜ…///」
ガキB「うん///」
幼馴染「ありがと。ちょっと落ち着いた」
幼馴染「あれ? 子どもたちは?」
幼馴染「そう。どっか行っちゃったんだ」
幼馴染「ほんとは僕の勇姿みせたかったんだけどな」
幼馴染「君が来てくれたらよかったのに」
幼馴染「どうして来てくれなかったのっ!」ギュウウ
幼馴染「君も僕のことからかってたのっ!? ねぇねぇどうなんだこのこのっ」
幼馴染「むー」
幼馴染「あんまり一人で怖いことさせないでよ」
幼馴染「僕のことよくしってるでしょ! 超こわがりさんなんだから守ってよ…」
幼馴染「おねがいだよ?」
幼馴染「う、うんわかればそんなに謝らなくていいよ…」
幼馴染「僕がちょっと大人げなかっただけだから」
幼馴染「ねぇ、ファミリーコースターのっちゃだめ?」
幼馴染「いいかな?」
幼馴染「乗ろっ! えへへ、空いてるから一番前がいいな」
スタッフ「こちら小さいお子様用ですがよろしいですか?」
幼馴染「はいっ」
幼馴染(うわっ、席せま…)
幼馴染(こんなぴったりくっついちゃうなんておもわなかった)
幼馴染(しかも人全然のってないし…)
幼馴染「ねぇ…」ジー
幼馴染「くすくす」
幼馴染(君さ、今日はなんだかいつもと違うなって思ったら)
幼馴染(やっぱりずっと照れてたんだね)
幼馴染「んーん。なんでもないよっ」ぴとっ
スタッフ「出発しまーす」
幼馴染(10分くらい自然にくっついていられるー♪)
幼馴染(いつもみたいなふざけてじゃれあうのにくらべて、なんか良いなこういうの)
幼馴染(肩の高さはちがうけど、こうやって寄りかかれるだけでうれしー)
幼馴染「なんでもないでーす」
幼馴染「のどかだなーって」
幼馴染「どこにいっても人でごった返しだったから」
幼馴染「落ち着く」
幼馴染(あとはこの左右から飛び出てくるへんな動物の像がなければ完璧なんだケド…)
幼馴染「次どこいくか決めといてね」
幼馴染「君が選んでいいよ」
幼馴染「うん。怖いのでも、君が乗りたいならついてく」
幼馴染「でもあの上にあがってからビューンって落ちる奴は勘弁して…」
――
―
幼馴染「はぁーあっという間だったね」
幼馴染「怖い方のジェットコースターは別の意味であっという間だったけどね…」
幼馴染「ぶるぶる」
幼馴染「さ、勇気だしていきましょー。アトラクションなんでもこい!」
幼馴染「お化け屋敷リベンジでも、ひっくりかえる船でもいいよ!」
幼馴染「えっ、つくまで内緒?」
幼馴染「僕に心の準備をさせてくれないの!? うう…今日の君はやっぱり意地悪だ」
ぐいっぐいっ
幼馴染「わっ、わかったよぉ…行くから」
――
―
幼馴染「まさか君なんかがこれを選ぶなんてね」
幼馴染「ちょっとびっくり」
スタッフ「こちらは一周15分ほどになっております」
スタッフ「お乗りになりますか? 次のゴンドラにどうぞー」
幼馴染「…の、のるの?」
幼馴染「そっか…」
幼馴染「はい、のります」
スタッフ「足元気をつけてくださいね」
幼馴染(なんで観覧車…別に嫌じゃないけど君のセンスがわからない)
幼馴染(てっきり怖いのがくるかと)
幼馴染「あっ、手ありがと」
幼馴染「よいしょ」
幼馴染「またふたりっきりだね」
幼馴染「…」
幼馴染「ここ、結構せまいね…」
幼馴染「…」
幼馴染「なんか、向い合って座ってると、恥ずかしいっていうか…」
幼馴染「なんでだろね。さっき横に座ってる時は落ち着けたのに」
幼馴染「…」
幼馴染(なんかしゃべれよぉ…!)
幼馴染(目つぶって俯いてちゃわかんないよ…)
幼馴染(ていうか僕だけしゃべってるのは変じゃん!!)
幼馴染「…」もじもじ
幼馴染(外でも眺めてはしゃいだほうがいいのかな?)
幼馴染「あっ、あのさっ」
幼馴染「ほら、外の景色すごいよ」
幼馴染「早くてっぺん着かないかなー」
幼馴染「外みないのー?」
幼馴染(ん…? 観覧車…てっぺん……)
幼馴染(あっ!)
幼馴染(ももっ、もしかして…君…)
幼馴染(えぇっと/// ひょっとしてそういうことなのかな…?///)
幼馴染(それとも僕の思い過ごし!?/// 考えすぎだよね!?)
幼馴染(君が、そんなロマンチックなことできるわけないし…ね…?)
幼馴染(キス、しちゃうのかな…?)
幼馴染(しちゃうの? しないの!?)
幼馴染(ど、どうしよう…そうこうしてるうちにてっぺん着いちゃうよ!?)
幼馴染(あっ、あと何分くらいだろっ)ぐるぐるぐる
幼馴染(たしか…17時ちょうどくらいに一番上だよね)
幼馴染(やばいっ、心臓が…とまれっとまれっ)
幼馴染(どうしよう…なんで何も言ってくれないの!?)
幼馴染(また僕のことからかってるのかなぁ)
幼馴染(よしっ)
幼馴染「あっ、あのさ――――」
がしっ
幼馴染「ひゃうっ」
幼馴染「え!? え!? なにっ!?」
幼馴染「………!」
幼馴染「ぁ、うん……うん…!」
幼馴染「ぼ、僕も…好き、だよ…♥」
幼馴染「…」
幼馴染「んっ…♥」チュ
幼馴染「んぅっ、ん…♥」
幼馴染「ぁ…ん…ちゅむ♥」
幼馴染「ぁ…」チュ
幼馴染「えへ…しちゃったね…♥」
幼馴染「ずっとだんまりだったから、びっくりしちゃったな」
幼馴染「でっ、でも、勢いで返事したわけじゃないからね!?」
幼馴染「あの、僕の本心っていうか…好きだって気持ちに偽りはないから…」
幼馴染「…ありがと。勇気だしてくれて」
幼馴染「ずっと、言おう言おうとしてたんだよね?」
幼馴染「君に肩をつかまれたとき、やっとわかったよ」
幼馴染「そわそわそわそわしてたから」
幼馴染「あんなに真面目な顔できたんだね」
幼馴染「また照れちゃって」ツンッ
幼馴染「ありがと…がんばったね」ギュッ
幼馴染「ありがと…好きって言ってくれて」
幼馴染「もうすぐ下に着いちゃうね」
幼馴染「イルミネーションのライトアップ、ちらほらはじまったみたい」
幼馴染「近くに見に行きたい?」
幼馴染「…」ゴクッ
幼馴染「…ね、ねぇ」
幼馴染「僕、もう一周乗りたいって言ったら…だめ、かな?」
幼馴染「……」
幼馴染「だめ?」
幼馴染「だ、だって…」もじもじ
幼馴染「もう一回したいんだもんっ…」カァ
スタッフ「乗り続けますか?」
幼馴染「!」コクッコクッ
スタッフ「どうぞ。混雑はしていませんのでかまいませんよ。行ってらっしゃい」
幼馴染「……」
幼馴染(な、なんか僕がヤラシーみたいじゃんこれ!?)
幼馴染(おねだりしたみたいで…)
幼馴染「…」ゴクッ
幼馴染(ぎゃーなんで唇見ちゃうんだ。僕のえっち!)
幼馴染「あっ、あのさっ! 別にいやなら…しなくても…」
幼馴染「ええっと…ここから景色を楽しむだけでも楽しいよ」
幼馴染「ほらっ、さっきは君前半ずっと俯いてたでしょ?」
幼馴染「だから今度は一緒に窓の外でも――――んむっ!?」
ちゅっ…ちゅむっ、ちゅう…
幼馴染「んんぅ!? ぅ……っん…♥」
幼馴染「んぁ…♥」チュッ、チュ
幼馴染「んはっ…はっ、はあ…」
幼馴染「ふ、ふいうちなんて…」
幼馴染「ぼくっ、てっきりまた上に着いたらするものかと!」
幼馴染「君ほんとずる――んぅ?!♥」
幼馴染「ぇふっ♥ ちゅっちゅるっんっ♥」
幼馴染「ぁ…んっ♥」
幼馴染「ばかぁ!」
幼馴染「ちょ、ちょうしにのるな!」
幼馴染「一回したからって、ポンポン安売りしてるわけじゃないんだからっ」
幼馴染「……だから、次は、僕のほうからさせてよ」
幼馴染「…目閉じて。恥ずかしいよ」
幼馴染「…ちゅ♥」
――――
――
―
カチャ
スタッフ「お疲れ様でしたー。え? もう一周ですか?」
スタッフ「行ってらっしゃいませー」バタン
――
―
カチャ
スタッフ「おつかr――またですか?」
スタッフ「行ってらっしゃいませー…」バタン
スタッフ(何周すんだよ)
――
―
カチャ
スタッフ「パレードはじまりますよ」
スタッフ「そうですか。イッテラッシャイマセー」バタン
――
―
カチャ
スタッフ「…」バタン
――
―
幼馴染「ちゅっ♥ ちゅむっ…♥」
幼馴染「れろっ♥ あっ♥」
幼馴染「ねぇ、一回リップ塗ろっか」
幼馴染「あんまりしてると荒れちゃうよー」ヌリヌリ
幼馴染「ちゅっ♥ だまされた?」
幼馴染「きっと、スタッフに人に顔おぼえられちゃったね…」もじもじ
幼馴染「恥ずかしくてもう来れないね…えへへ///」
幼馴染「でも、いい思い出ができたからまた乗りたい…よね?」
幼馴染「あと何周する? 僕はずっとこのままでもいいよ」
幼馴染「パレードここからじゃ光の列にしかみえないけど、すごく綺麗…」
幼馴染「来てよかったね。連れてきてくれてありがとう」ぎゅっ
更新おわり 次でおわります(たぶん)
夜に更新します
今日の夜ってこと?
>>547
20時~21時くらいに!
帰還 お茶淹れたら再開します
―――
――
―
スタッフ「お気をつけてお降りください~ありがとうございましたー」
スタッフ(やっと降りるのかよ。パレード終わるぞ)
幼馴染「すっかり暗くなっちゃったね」
幼馴染「雪が降ったらよかったのになー」
幼馴染「えー寒いから嫌? でもさー、寒いと――」
幼馴染「こんな風にぎゅううってしてても変じゃないよね?」ギュウウッ
幼馴染「……っ///」
幼馴染(やっぱ人前だと恥ずかしいかも)
幼馴染「んーー? 観覧車もっと乗ってたかった?」
幼馴染「だめだよぉ、僕お腹すいちゃったもん」
幼馴染「もうっ! チューばっかりじゃお腹は膨れないよっ」
幼馴染「えへへ、実は何回したか数えてた」
幼馴染「…内緒♪」
幼馴染「さ、パレードは空から見れたしそろそろパーク出よっか?」
幼馴染「やり残したことある?」
幼馴染「ぁーー他の絶叫マシン?」
幼馴染「うーーん……」
幼馴染「僕の素敵な思い出を最後にめちゃくちゃにしたいの?」
幼馴染「また今度来ようよ! ね?」
幼馴染「いつでも一緒にきてあげるから!」ペシペシ
幼馴染「今度来る時は年間フリーパスのほうがいいかなぁ」
幼馴染「僕もいまはお金あるからちょっと高くても買える!」グッ
――
―
-チケット売り場
幼馴染「…高っ!」
幼馴染「この値段だと、何回来たら元取れるんだろう…」
幼馴染「バ、バイトまた頑張る…ヨ…」
幼馴染(年明けたら店長雇ってくれるかなぁ)
幼馴染「いやっ君に買ってもらってばっかりじゃ悪いからっ!ほんとにほんと!」
幼馴染「だ、だって…/// 恋人…同士でしょ…? 一応、チューもしたし…」モジモジ
幼馴染「そうでしょ?」
幼馴染「ずっと対等な関係でいたいよ」
幼馴染「だから、僕が自分で買えるようになるまでちょっと待ってね!」
幼馴染「君のために頑張るからっ!」
――
―
幼馴染「なんだかパークを離れると人が減ってきて寂しいね」
幼馴染「手つないでいい?」
幼馴染「きゅっ」
幼馴染「だめ?」
幼馴染「離さない…」
幼馴染「どこ食べにいくか知らないけどこのままがいいな」
幼馴染「おいしいもの食べたい」
幼馴染「つくってあげようか?」
幼馴染「もう予約してるの?」
幼馴染「楽しみ」
幼馴染「君はいつもイイトコに連れて行ってくれるから♪」
幼馴染「わっ、このホテル!」
幼馴染「僕が初めて女装した日に来たところだよね?」
幼馴染「なんだかすごく昔のことに感じるね」
幼馴染「やったぁ。ディナーも食べてみたかったんだ」
幼馴染「高くない?」
幼馴染「……太っ腹♥」
幼馴染「ごめんね、さっき対等にって言ったばっかりなのに」
幼馴染「御恩は返します♪」ピタッ
幼馴染「入ろっか♪」
カチャカチャ
幼馴染「…ふたりともワインのかわりにぶどうジュースって、変な感じだね」
幼馴染「周りの席、大人のカップルばっかり」
幼馴染「僕浮いてない?」
幼馴染「他のお客さんみんな綺麗だから」
幼馴染「僕あの時よりすこしは様になったかなぁ」
幼馴染「どう思う?」
幼馴染「…えへへ、ありがと。君のお世辞もうまくなったよ」
幼馴染「お世辞じゃないって? ふぅん?」
幼馴染「『綺麗だ』なんて、はじめて言ってくれたね」
幼馴染「ちょっと…恥ずかしいヨ」
幼馴染「ソースついてる」ちょんちょん
幼馴染「むー…カッコイイって褒め返そうとしたのに、だらしない顔…」
幼馴染「君らしくて良いね」
――
―
幼馴染「ごちそうさま♪ 本当においしかった」
幼馴染「それで、この後のご予定は?」
幼馴染「ケーキ買って帰る?」
幼馴染「どうせならケーキも一緒に食べたいね」
幼馴染「でももうこんな時間かぁ…売ってるかなぁ」
幼馴染「コンビニ探せば売れ残りがありそうだけど…」
幼馴染「うーーーん…」
ボーイ「お客様。レジ前にて、当ホテル自慢のケーキの販売をいたしております。よろしければぜひお買い求めくださいませ」
幼馴染「わっ、ほんとですか? ありがとう」
幼馴染「だって」
幼馴染「買わなきゃ!」
幼馴染「選んでいいっ!?」
幼馴染「どれにしよっかなー」
幼馴染「綺麗なケーキがいっぱいで目移りしちゃうなあ」
幼馴染「ちょっとお腹重たいからフルーツ系にしようかな?」
幼馴染「ねぇ君はどんなのが良い?」
幼馴染「任せるって言われると余計まよっちゃうな~」
幼馴染「君がどんなのが好きだったかなー」
幼馴染「うーんうーん?」
幼馴染「苺のタルトにしよ!」
幼馴染「この苺タルトの4号ホールを1つください」
幼馴染「二人で食べきれるよね?」
幼馴染「ほんとにいろいろごちそうさま!」
幼馴染「今度は僕のお金で連れてきてあげるね? いつになるかわかんないケド、そのうち、そのうち」
幼馴染「わー、僕が持っていい?」
幼馴染「箱かわいー」
幼馴染「はやく食べたいなぁ」
幼馴染「くっ食いしん坊って言うな」
幼馴染「外さむいからまっすぐ帰ろ」
幼馴染「あ、そうだ! 大事なこと忘れてた」
幼馴染「これどこで食べる?」
幼馴染「君の家?」
幼馴染「……っ」
幼馴染「…ね、ねぇ、僕の家…くる?」
幼馴染「明日の夕方まで…お姉ちゃん帰ってこないから、誰もいないよ…?」
うわああああああ
ママン「空気読むぜ」
幼馴染「…っ//」
幼馴染「なっ、なにいってるんだろうね。ただ誰もいないから、食べるなら気楽でいいよって意味で!!」
幼馴染「べ、別に…さそってるわけじゃ…///」
なでなで
幼馴染「やらしーなでかたすんなっ」
幼馴染「もういいでしょ! 僕の家が嫌か!?」
幼馴染「どうせ徒歩数十秒なんだからそんなにかわんないでしょ!」
幼馴染「……で、君の家は今日パパとママ居たりするの?」
幼馴染「…ふ、ふーん居るんだ。じゃあお邪魔しちゃ悪いね。夫婦の時間は大事、だからね…」
幼馴染「なおさら僕の家のほうがいいかもね…うんうん、決定!」
幼馴染「…なにニヤついてるんだもーーっ!!///」
こいつらもしかしてリア充?
――
―
幼馴染「プレゼントとってくるの? おっけー」
幼馴染「あはは、先に帰ったりなんてしないよぉ」
幼馴染「うん。扉の前で待ってるよ」
幼馴染「え、玄関入るのはまずいよ…君のパパとママに見つかったらなんて言われるか」
幼馴染「とりあえず待ってるね」
バタン
幼馴染「ふーー。外はますます寒くなってきたなー。はー息真っ白」
幼馴染(何くれるんだろー)
幼馴染(漫画かな?)
幼馴染(お菓子かな?)
幼馴染(そういや、ここのパパとママにもそのうち打ち明けることになるのかな…?)
幼馴染(怒られるだけならいいけど…引かれたらどうしよう)
幼馴染「…」ぶるるっ
幼馴染(まだかなー)
コツコツ…
幼馴染「えっ!」
母親「あら? あなた」
父親「お? どうしたどうした」
幼馴染「……」ぺこっ
幼馴染(やばっ、外にでかけてたんだ!?)
幼馴染(てっきり家の中にいると思ったのに!?)
母親「この子、ウチのアレの彼女さん」
父親「ほぉ! 綺麗な子だなぁ!」
幼馴染「ぁ…ぁ、ぃぇ」
母親「でしょー。もったいないわよねぇ」
母親「あがらないの? うちの子はどうしたの?」
幼馴染「あっ、あ…」
幼馴染(助けて!)
ボスケテ
ガチャ
母親「お、噂をすれば」
母親「女の子を外で待たせちゃだめじゃない」
父親「うむ。麗しいレディーに対する扱いがなってないぞ」
母親「ごめんなさいねぇほんと気が利かない子で」
母親「こんな子だけどこれからも仲良くしてあげてね」
幼馴染「…っ」ぺこっ
幼馴染「お、おじゃまっ、しましたっ…」
母親「いまから出かけるの? ちょっと寄って行かない?」
父親「親がしゃしゃり出て良い日ではないぞ」
母親「…冗談よぉ」
母親「でも、楽しくてもあんまり夜更かししちゃだめよ」
母親「またいつでも遊びにきてね。今度ゆっくりお話しましょ」
幼馴染「!」ぺこっ ぺこっ
母親「あの子ね、いつも俯いてる恥ずかしがり屋さんなのよ」
母親「でも可愛いでしょ? あんな子がお嫁さんにきてくれたらうれしいわぁ」
父親「お、そうだな…」
母親「だってウチの遊んでばっかりのボンクラと付き合ってくれるなんてそういないわよ」
父親「かもしれんな」
母親「なによその反応」
父親「そういえば、昔うちによく遊びにきてる子がいたろ」
母親「幼さんとこの馴染ちゃんでしょ? いまでもたまーに来てるわよ」
父親「そうか」
父親「しばらく見ないうちに人は変わるもんだな…」
母親「そうねぇ、昔みたいにもっと遊びにきたらいいのに」
父親「…母さん、眼鏡つくりなおしたほうが良いぞ」
母親「なんの話よ。じゃあ買ってよ!」
親父にも似たような過去があったかもな
あっ(察し)
――
―
幼馴染「セーフ!? セーフ!?」
幼馴染「セーフだよね!?!? バレてない!?」
幼馴染「はーー心臓とまるかとおもったよー」
幼馴染「だって後ろから急に来るんだもん」
幼馴染「やっぱり僕だけ先に帰宅してほうが良かったね」
幼馴染「このスリル…なんだかひさしぶりだよ」ドキドキ
幼馴染「そうそうこのスリルが結構やみつきに~~なんてなるかっ!」
幼馴染「…っとと、くっそー僕がケーキ持ってなかったら一発叩いてやったのに」
幼馴染「家ついてケーキ置いたら覚悟しとけ~~」
セウト
ガチャ
幼馴染「ただいま~~」
幼馴染「…誰もいなくても言うでしょ? 言わない?」
幼馴染「ケーキすぐ食べる? 一応冷蔵庫いれとこっか」ガパッ
幼馴染「~♪ ~♪」
幼馴染「あとで食べてあげるからね~♪ ばいばーい」 パタン
幼馴染「でさぁさっきはほんと――――」
がばっ
幼馴染「うぐぁっ!?」
幼馴染「な、なに!? びっくりするから急にそれするのやめてよ」
幼馴染「やられる前にやるって…?」
幼馴染「あっ、そっか、ケーキ置いたら叩くんだった! このこのっ」ジタバタ
幼馴染「あーーん、やだー」
幼馴染「うぎぎ、はなせーー。せめて上着くらい脱がせてよ~」
脱がしてもらおう(提案)
パンツ粉塵爆発した
幼馴染「だれもいないからってぇ…それはちがうでしょー」
幼馴染「お茶いれるからちょっと離してよ」
幼馴染「それに君のプレゼントも気になってるんだ」
幼馴染「まさかそんなにおっきい箱だとは思わなかった! なんだろー」ワクワク
幼馴染「開けたい…気になる」
幼馴染「まだダメなの…? わかった」
幼馴染「……と、とにかく離れてよ」
幼馴染「寒い? わかった暖房いれるね」
幼馴染「…離れなさい。暖房いれるから」
幼馴染「はー…じゃああと10秒だけねー」
幼馴染「いーちー。にーい…」
幼馴染(あぁ、僕って好きな人には甘いのかなぁ…)
くんくん
くんくん
幼馴染(頭嗅ぐの好きだなぁ君は…)
幼馴染(一度感想を聞いてみたいような聞きたくないような…)
幼馴染「…じゅーーう! はい終わり!」
幼馴染「じゃあお茶いれてお風呂わかしてくるから。その辺座ってて」
幼馴染「テレビみててもいいよ。なんかやってるでしょ」
幼馴染「僕の部屋で待ってるの?」
幼馴染「まぁいいけど…」
幼馴染「お風呂前にベッド乗らないでね」
幼馴染「わかればよろしい」
幼馴染「…漁るなよ? 一応注意しとく」
幼馴染「信用? してませーん。あはは、冗談だよ。くつろいでてね」
――
―
幼馴染「あーん♪」
幼馴染「あーん♪」
幼馴染「苺が甘くてすっぱくておいしーね」モグモグ
幼馴染「こんな良いの買えてよかったぁ。ちょっと高かったけどさすがホテルだね」
幼馴染「君のおごりだと思うとなおさらおいし~~♥♥ なんちゃって」
幼馴染「あははっ、今日はお金いっぱつつかわせちゃったねごめんね」
幼馴染「もっとデートしたかったらお互いがんばらなきゃね!」
幼馴染「今日はいい一日だったなぁ」
幼馴染「もうあとはお風呂入って寝るだけなんて…楽しい時間って経つのが早いね。さぁお風呂に」
幼馴染「の、前に!」
幼馴染「ねーそろそろいいでしょ?」
幼馴染「そ れ、見せてよ」
いいぜ (ボロンッ
幼馴染「そのおっきな箱が気になって気になってしかたない」
幼馴染「重さは…うん結構おもたい」ゆっさゆっさ
幼馴染「なんだろー? ぬいぐるみはもっと軽いよね」
幼馴染「ゲーム機…とか?」
幼馴染「違うのか…うーん。わかんないなぁ」
幼馴染「お手上げー」
こちょこちょっ
幼馴染「わひゃっ!?」
こちょこちょ
幼馴染「あっ、ばかっ、あんっ…! 脇は…ダメッ」
幼馴染「な、なにしてんだ///」ぼかっ
幼馴染「もうっ! 早く教えてよ!」
幼馴染「わくわく」
ぱかっ
幼馴染「…? わっパジャマだ! 2着もある! もしかしてお揃い!?」
幼馴染「なんだ~君もお揃いのくれるとはおもわなかったよ~ありがと~~♥」
幼馴染「…ん? パジャマ? お揃い……ペアルック…」
幼馴染「…き、君さぁ…これ選ぶ時、ちょっと邪な感情まざってなかった?」
幼馴染「そ、そう?! 僕の思い過ごしかなっ?!」
幼馴染「……」ジィー
幼馴染「……」ジィーー
幼馴染「えっち」
幼馴染「君はいろいろ気が早いというか、後先を考えてないというか…」
幼馴染「今日もし僕に告白できなかったらとか、もしフラれちゃったらとか考えなかったの」
幼馴染「…」
幼馴染「あぁ…僕は君の手のひらの上でおどってるんだね…」
幼馴染「うぅう…」
幼馴染「あれ? まだ箱の底になにかあるような」
幼馴染「見ちゃだめ? 今日の分のプレゼントはここまでなの?」
幼馴染(今日の分ってなんだ…)
幼馴染「明日になったらこの底の袋もあけていーの?」
幼馴染「気になる」
幼馴染「たぶん残った重さ的に…」ゆっさゆっさ
幼馴染「これも服だと思う」
幼馴染「でしょ?」
幼馴染「じゃあちょっと楽しみかも。最近は自分で服選んでたから!」
幼馴染「君に買ってもらうのって久しぶりだね!」
幼馴染「これ着てデートできたらいいね!」
幼馴染「なっ、なにニヤニヤしてるんだよぅ…」
幼馴染「…これ、可愛い系の洋服?」
幼馴染「…ふ、ふーん」
幼馴染(なんだかんだでふりふりな可愛い格好してほしいんだな…)
幼馴染「もらったからにはちゃんと着てあげるから安心して」
幼馴染「えへへ。明日の楽しみも増えちゃったね」
ちょっと休憩
罠だ!これは罠だ!!
乙
ついに俺はなじみちゃんとえっちできるのか
>>655
いや、ここは俺が
幼馴染「そろそろお風呂ー僕が先ね」
幼馴染「……だ め !」
幼馴染「それはさすがに恥ずかしいし、まだ早いよ」
幼馴染「あっ、あの時は…一応温泉だし…」
幼馴染「あと一緒に入ったっていうか君が乱入してきただけだし」
幼馴染「ウチのお風呂はそんなに広くないから、ダメです」
幼馴染「まー昔はよく一緒に入ったよねぇ。あの時は僕ら小さかった…」しみじみ
幼馴染「なに?僕はまだちいさいって? うるさいなぁ…」
幼馴染「毎日お風呂あがりに牛乳飲む身にもなってみろ」
幼馴染「ちょっと分けてよ」
幼馴染「あんまり身長差あると…」
幼馴染「な゛っ、なんでもない…っ/// 入ってくるね!!」
幼馴染「おとなしくまっててね!!」
――
―
-お風呂
幼馴染(あやうく変なこと口走りそうになった…)ぶくぶく
幼馴染(でも、ほんとにキスしづらいもん…)
幼馴染(いちいちちょっと屈んでっていわないと駄目だし)
幼馴染「うっ…/// なにを考えてるんだ僕は」
幼馴染(…そっかぁ、ついに今日しちゃったんだよなぁ)
幼馴染「…///」ぶくぶく
幼馴染(どんな味だったかなぁ。夢中になっててあんまりわかんなかったや)
幼馴染(そういえばキスの前に食べたものの味がするって店長は言ってたな…)
幼馴染(うげ…激辛ホットドッグかもしれない)
幼馴染(あっだめだなんか感触おもいだして…/// はずかしい)ぶくぶくぶくぶく
幼馴染(あいつはどんな気持ちだったんだろう)
幼馴染(どれだけ勇気をふりしぼって僕に告白してくれたんだろう)
幼馴染(僕からも…なにかしてあげたいな)
幼馴染「――というわけで! まださわるな」
幼馴染「えっと、お風呂もあがったことだし! こら髪の毛さわるな」
幼馴染「う゛ぅー、いい匂いって…そんなのしらないよ」
幼馴染「僕んちはみんなこのシャンプーなの!」
幼馴染「君だってお風呂入ったんだから同じ匂いでしょ!」
幼馴染「僕まだ君にお礼をできた気がしないから! 今日が終わるまでになにかしてあげるよ!」
幼馴染「あとちょっとだから出来ることなんて限られてるけどねー」
幼馴染「なにがいい?」
幼馴染「一つだけね!」
幼馴染「……なんでも言って」
「なんでも」って言ったね?
俺の嫁やぞ
幼馴染「…パジャマ着るだけでいいの?」
幼馴染「わかった」いそいそ
幼馴染「ちょっとだけあっちむいててね」
幼馴染「着てみた」
幼馴染「お、君似合ってるねぇ」
幼馴染「僕はどう? …ありがと♪」
幼馴染「もこもこしててとっても暖かいよこれ」
幼馴染「気に入っちゃった」
幼馴染「で! で! なにすればいい?」
幼馴染「え? あはは、パジャマ着るだけなんてお願いのうちに入らないよー」
幼馴染「君がくれたものだから一度着てみるのがあたりまえだしさ」
幼馴染「だからまだ有効でーす」
幼馴染「…ねぇお願い無いの?」
幼馴染「……添い寝、する?」
――
―
幼馴染「電気、消すね」 パチッ
幼馴染「…」もぞもぞ
幼馴染「僕のベッド、好きだね」
幼馴染「匂いはちょっと恥ずかしい…かも。シーツの洗濯そんなに頻繁にしないから」
ぎゅっ
幼馴染「んっ……うん、抱っこしてほしかった」
幼馴染「今日は良いよ」
幼馴染「ううん、今日から良いよ」
幼馴染「だって恋人なんでしょ。君だけのものだから」
幼馴染「僕のほうからもしてあげる」ぎゅっ
幼馴染「…んっ、あっ、ちょっと強くしすぎ」
幼馴染「でもあったかくてきもちいいね」
くんくん
幼馴染「好きだね…ほんと」
幼馴染「じゃあ僕も…」
幼馴染「くんくん」
幼馴染「ふぁ…♥ 大好きな匂いがする」ぎゅー
幼馴染「深呼吸していい?」
幼馴染「すぅーー…」
幼馴染「……」
幼馴染「……」
幼馴染「……」もぞもぞ
幼馴染「はぁーーーーー…えへっ」
幼馴染「吐きだしたくなかった♥」
幼馴染「……ねぇ、しよ」
幼馴染「ん…んー…チュ」
幼馴染「はふっ…ちゅっ…♥」
幼馴染「いまので今日24回目。えへへ」
幼馴染「信じられないね? 夕方までは0だったんだよ?」
幼馴染「もう一回したい…」
幼馴染「今度は僕のほうから」チュ
幼馴染「ちゅるっ、ちゅ…んっ♥ ふ…んぁ…チュッ♥」
幼馴染「はぁ…ハァ…♥」
幼馴染「…もうすぐ、日が変わっちゃう」
幼馴染「でっ、でも…今日はイブで、明日が本番だから」
幼馴染「…そのっ、日が変わったら…あのっ///」
幼馴染「…」
幼馴染「ちゅっ…ちゅむ…れろ…えぉろ、れお…ちゅっ♥」
幼馴染「えへへ、きもちー」すりすり
幼馴染「…」
幼馴染「ねぇ…」
幼馴染「いまは、キスだけでいいのかな?」
幼馴染「まだ早いよね」
幼馴染「僕たちまだ、付き合い始めたばっかりだし。それこそ今日告白されたとこだし…ね?」
幼馴染「……で」
幼馴染「でももうすこし、もうすこし経ったら…」
幼馴染「君のこと、もっと強く求めていいのかな…?」ギュッ
なでなで
幼馴染「!」
幼馴染「そっ、その時は、よろしくおねがいします…っ///」
幼馴染「僕も、僕も君のことをもっと深く受け入れる努力するから」
幼馴染「…大好きな君のことをもっとよく知りたいから」
幼馴染「だから、今夜はおやすみ♥ メリークリスマス♥」チュッ
第七部完!!これでひとまず完結です長い付き合いありがとう
次回から蛇足編に入るので見たい人だけ見て下さい
だだだ、蛇足編は・・・い、いつはじまるんだな・・?
蛇足はいつになるかな?
0時前に少しだけ更新予定
漫画の件はかまいません
どうぞ楽しんで描いていただければ幸いです
――
―
-深夜
幼馴染(いつも以上に眠れない…)
幼馴染(ちょっと今日は、じゃなくてもう昨日のことか…。僕、さすがに大胆すぎたかな…)
幼馴染(あんなにいっぱいキスせがんじゃって、やらしーこだと思われてないかな)
幼馴染(そ、それに…)
幼馴染(甘えついでに何かすごい事言っちゃった気がする~~~っ)
幼馴染「…ぅ」ドキドキドキ
幼馴染(本気にしてるかな? そりゃそうだよね…)
幼馴染(恋人にあんなこといわれて、なにもしないなんて男じゃないよ…)
幼馴染(まぁ…いつとは具体的には言ってないケド…)
幼馴染「///」
幼馴染(あっ、だめ絶対今耳まで真っ赤だ僕)
幼馴染(顔埋めとこう…)
幼馴染(体熱いな…エアコンのタイマーあと何時間で切れるだろ)
幼馴染「ん…」ごそごそ
ぎゅぐぐ
幼馴染(うぐ、ちょっとだけ起きたいのにのしかかる腕が~)
幼馴染(君、そんなに僕のこと離したくないんだ…)
幼馴染(…あっ、幸せ。なんだかすごく幸せな感じがこみ上げてきた…♥)
幼馴染「もしかしてまだ起きてたりして?」ボソッ
ぎゅぐぐぐ!
幼馴染「っ! あは、やっぱりぃ」
幼馴染「好きな人とこんな風にくっついてて簡単に眠れるわけないよね?」
幼馴染「僕もだよ」
幼馴染「君の腕の中、すごく幸せ…あったかくて溶けちゃいそう」
幼馴染「それにね、いい匂いがするんだ」
幼馴染「何度も嗅いじゃった」
幼馴染「これからずっと嗅いでいいなんて幸せ」
幼馴染「君は? 僕のこと抱っこしながらなに考えてた?」
幼馴染「……?」
幼馴染「…えっちなこと?」
幼馴染「でしょ?」
幼馴染「わかるよ」
幼馴染「だ…だって、太ももに硬いの…感じるもん」
幼馴染「…えっち。だね♥」
幼馴染「温泉旅行の時思い出しちゃった」
幼馴染「あのとき、僕どうしてあげたっけ?」
幼馴染「嘘。ほんとは全部、事細かにおぼえてる」
幼馴染「急に抱きついてきた君に履いてた下着でシュコシュコしてあげたよね?」
幼馴染「それで、いっぱい出した…/// あの染みてきた感覚おぼえてるよ」
幼馴染「あのあとさー、洗うの大変だったんだぁ」
幼馴染「…なに?」
幼馴染「思い出しただけでもう我慢できない?」
幼馴染「…っばか///」
幼馴染「……くす」
幼馴染「あっ、あのさ…」
幼馴染「もし、我慢しなくていいよ…って言ったら? どうしたい?」
幼馴染「…そっか。正直な人は好きだよ」
幼馴染「じゃ、じゃあ今日は…どうしよっか///」
幼馴染「あっ、いやっ、してほしいならっ。だけど…あくまでね///」
幼馴染「別にしたくない気分ならしなくていいよっ」
幼馴染「出すと疲れちゃうんでしょ…? よく知らないけど」
幼馴染「ただ僕は…君がおっきくしてるからそういう気分なのかなーって…」
幼馴染「な…なんだよぉ…なに人の頭の上で笑ってるんだ」
幼馴染「すこし君の気持ちを考えてみただけだよ。そんな可笑しいかなぁ」
幼馴染「君って一応健全な男の子だもんね。恋人がいたらそりゃあちょっとくらいは…って思うよね?」
幼馴染「…えっ、だよね? 僕ずれてる?」
幼馴染「ん。良かった」
幼馴染「君は健全すぎる男の子でした」
幼馴染「また僕がパンツ脱ごうか?」
幼馴染「そのパンツで包んでしてほしい?」
幼馴染「やなの?」
幼馴染「じゃあどうしたら良いかおしえて」
幼馴染「…え、手で!?」
幼馴染「う…嫌じゃないけど」
幼馴染「ほんとに嫌じゃないんだよ!? 悲しい顔しないで」
幼馴染「ただ、僕の手…もしかしたら冷たいかも…って思って」
幼馴染「…なんだその顔は」
幼馴染「わらうなー意味分かんない」
幼馴染「ほんとに冷たいよ? 覚悟してね」
幼馴染「そこまで言うなら。じゃあ手でしてあげるよ」
幼馴染「パジャマの下ぬごうね~」もぞもぞ
ずるっ
幼馴染「…脱げたかな?」
幼馴染「お布団のなか手探りって意外と難しい…」
幼馴染「えーかぶったままがいい」
幼馴染「だって取ると寒いもん…」
幼馴染「このままで我慢して。お願い♪」
幼馴染「ありがとっ」
幼馴染「パジャマもうちょっと下げるの? わかった」
幼馴染「んしょ…」
幼馴染「おっけー?」
幼馴染「おちんちんはどこだー」ひやっ
幼馴染「あはっ。太もも冷たかった?」
幼馴染「すりすり♪」
幼馴染「ちょっとだけ熱をください」
幼馴染「はーあったかーい」
幼馴染「じゃ……そろそろおちんちん、触っていーい?」
幼馴染「……うん、触るね」チョンッ
幼馴染「ひゃっ!」
幼馴染「ご、ごめん。なんで僕が驚いたんだろうね?」
幼馴染「でも、はじめてさわるから…その、緊張してて」
幼馴染「すーーはーー」
幼馴染「すーーーはーー。よしっ」
幼馴染「えいっ」きゅっ
幼馴染「あっ」
幼馴染「…あつあつだ♪」
幼馴染「しかも、硬くて…」
幼馴染「すごく、太い…」
幼馴染「それとおもったよりずっと…長い気がする」
幼馴染「前は布地越しだったからよくわからなかったんだけど」
幼馴染「こうして素手で確かめてると、君のおちんちんっておっきいね」
幼馴染「こんなにおっきくなるんだね」
幼馴染「…う、うん。直接見てみたい気も少しはあるけど…」
幼馴染「見るときっと夢にでるから…」
幼馴染「僕怖いの苦手だし…おちんちんってゲームのモンスターみたいで見た目ちょっと苦手なんだ。ごめん…」
幼馴染「君のが嫌ってわけじゃないんだよほんと…」
幼馴染「うう…」
幼馴染「ん…なんかピクピクしてるよ」
幼馴染「またちょっと硬くなったかも。なんで?」
幼馴染「僕のおびえる姿ぁ……?」
幼馴染「……このっ! えいっ」ぎゅっ
幼馴染「どうだ。こんだけ強く握られたらちょー痛いでしょ」
幼馴染「…ちょうどいいの? はあ…そうですか。良かったね」
幼馴染「ちぇっ。握力なくてわるかったな…」
幼馴染「わっ、すごく脈打ってるんだね」
幼馴染「とくんとくんって僕の手のひらの中で跳ねてる」
幼馴染「きもちいいの?」
幼馴染「まだなんにもしてないよ? くすくす」
幼馴染「次は両手でにぎってあげる」
幼馴染「んしょ」ぎゅぎゅっ
幼馴染「ねぇ、両手で全然収まりきらないくらいおっきいね」
幼馴染「いつもこんなおっきいのを自分でこすってるの?」
幼馴染「えっと、それは前後に?」
幼馴染「…んー、こんな感じかな」
こすこす
幼馴染「あってる? 続ける?」
こすこす こすこす
幼馴染「きもちいいの? まだ?」
幼馴染「はやく射精しよ」
幼馴染「射精させたい」
こすこす こすこす
幼馴染「くすっ、何か我慢してる顔だね。え~わかるよ~」
幼馴染「ほんとはきもちいいんでしょ~?」
幼馴染「ねーえ?」
こすこす
幼馴染「僕の手の中でこんなにおっきくしちゃって。きもちいいの早く出したいんでしょ?」
幼馴染「どうしてこんなにおっきくしちゃったのか言ってみて?」
幼馴染「僕とくっついて寝たから?」
幼馴染「僕といっぱいチューしたから?」
幼馴染「…それとも、僕とえっちなことをするのを想像しちゃった?」
幼馴染「だめ♪」
幼馴染「まだ早いって言ったでしょ」
幼馴染「だけど我慢ばっかりはかわいそうだから、今日は特別に手でしてあげるから。これで満足してね」
こすこすこすこす こすこすこす
幼馴染「えへ…僕の手できもちよくなってくれるのってうれしーかも」
幼馴染「…ねぇ。君の声、ききたいな♥」
こすこすこす
幼馴染「恥ずかしいのかな?」
幼馴染「お布団の中で、僕の体温感じながらおちんちんしゅこしゅこされるのはどう?」
幼馴染「いいんだよ。もっと声だして」
幼馴染「僕以外誰もいないから」
幼馴染「僕が聞きたいの」
幼馴染「そう。もっと聞かせて」
幼馴染「うんそう! もっと声だしてほしい」
幼馴染「そのほうがね、僕がしてあげてるって、僕の手で喜んでもらえてるって実感があるの」
こすこすこす こすこすこす
幼馴染「どう? どう?」
幼馴染「もうすぐでる? まだ?」
幼馴染「もっと速くしてあげるね。君のおちんちんきもちよくしてあげるね」
こすこすこすこすこすこすこすこすこす
こすこすこすこすこすこす
幼馴染「きもちい? きもちいいね??」
幼馴染「いいんだよ。僕の手の中でびゅーってして」
幼馴染「射精しよ。射精!」
幼馴染「熱いのだそ! いっぱいだそ! 全部うけとめてあげるからっ!」
幼馴染「だしてっ、だしてっ! だしてっ!!」
こすこすこすこすこすこすこすこすこす
幼馴染「うん。僕のほうみて!」
幼馴染「大好きだよ♥ 大好き! だからだしてっ♥」
幼馴染「だしてっ♥」
幼馴染「あっ!」
幼馴染「出そうなの? いいよっ!」
幼馴染「はむっ…ちゅっ」
幼馴染「ん…むっ、ちゅぅ…♥」
びゅくびゅくっ…! びゅるるっ、どりゅ…
幼馴染「ぷはっ……ぁぁ」
幼馴染「あつい…ね♥」
幼馴染「手で全部うけとめちゃったよ♥」
幼馴染「どろどろで、あつくて……えへへ。不思議な手触り」
幼馴染「匂いはどんなのかな?」
幼馴染「手…外に出していい? だめぇ?」
幼馴染「君にもみせてあげる」
幼馴染「僕の手がどんだけ汚れちゃったか♪」
幼馴染「……」ごそごそ
幼馴染「くすくす。いやなの?」
幼馴染「だめ。ちゃんと見るんだよ」
幼馴染「ほらっ。ぱっ」
幼馴染「どう?」
幼馴染「……すんすん」
幼馴染「ん…やらしーにおいする♥」
幼馴染「君の濃い匂いだね」
幼馴染「…好き♥」
幼馴染「僕の手、指の間までべたべたの白いのついちゃってる」
幼馴染「全部君の精子だよ…♥」
幼馴染「いっぱい出たね。気持ちよかった?」
幼馴染「遠慮もなく僕の手こんなに汚しちゃって。くすくす」
幼馴染「これどうしよ?」
幼馴染「洗ってこよっかなー」
幼馴染「…嘘。こうするの」
幼馴染「ちゅ…はむっ…ん゛」
幼馴染「ちゅ…ぺろっ、んぇ」
幼馴染「えへ。なめちゃった!」
幼馴染「味の感想は…うーん」
幼馴染「ごめん。君を喜ばせる言葉がでてこないや」
幼馴染「でも、嫌いじゃないよ。匂いも味も…」
幼馴染「こくっ…んっ」
幼馴染「ちょっと、喉でべたついてひっかかる感じ…うーんと、食べ物じゃ例えられない…」
幼馴染「まだまだ手にいっぱいある……はむっ、ちゅるっ」
幼馴染「んえる…あむっ、ぺろっ」
幼馴染「ちゅぅぅっ♪」
幼馴染「……」コクン
幼馴染「……イガイガする」
幼馴染(なんかすごいことしちゃったような)
幼馴染「すんすん」
幼馴染(まだ手から匂いする…というか僕の口からかな)
幼馴染「ねぇこれですっきりした?」
幼馴染「ようやく眠れるでしょ?」
幼馴染「僕…最後に…ちゅーしたいな」
幼馴染「ちゅ~~…って」
幼馴染「えー、なんで逃げるの」
幼馴染「いいじゃん…」
幼馴染「口ゆすがないとだめなの?」
幼馴染「えと、精子なめた唇とチューするのそんなに嫌? 君の精子なんだけどなー…」
幼馴染「なおさらやなの?」
幼馴染「でもしちゃう♪」
幼馴染「ちゅっ…♥ れるぉ…んぁ…あむ、ちゅ…ぇろぉ」
幼馴染「あっ、固まってる」
幼馴染「えへへ。僕の勝ちだね」
幼馴染「えーだって、少しくらいお口直ししてから寝たいもん」
幼馴染「いいじゃん君は気持ちよくなれたんだから」
幼馴染「はいおやすみ」ポンポン
幼馴染「またぎゅってしてあげるからね」
幼馴染「ぎゅ~~~っ」
幼馴染「こんなに恥ずかしいこといっぱいしちゃって、明日の朝まともに顔合わせられるかなぁ?」
幼馴染「えへへ。おやすみ」
幼馴染「もう一回ちゅ~~って。もー逃げないで」
幼馴染「ちゅ」
幼馴染「ん…んぁっあっ♥ れろっ、あむっ、ちゅぐ…ちゅる。ちゅちゅ♥」
幼馴染「ぷはっ…♥ キス、一日しつづけるだけで結構上手になってきたよね?」
幼馴染「起きたらまたしようね♥」
幼馴染「おやすみなさぁい」
更新おわり
蛇足まだ結構続きます
――
―
幼馴染「はい起きて!!」
幼馴染「……おーい。朝だよ」
幼馴染「いつまで寝てんだよぉ」
幼馴染「僕はもう30分も前から起きてるんだぞ!」
幼馴染「おーいおきろーー」ゆさゆさ
幼馴染「おーーきーーろーー!」ゆさゆさ
幼馴染「暖房つけてるからそんなに寒くないでしょ! ったくもう」
幼馴染「……あと10秒以内に起きないと強行手段をとります」
幼馴染「ふとんめくっちゃうからね!」
幼馴染「10…9…8…7…」
幼馴染「ホットケーキ焼いてあげるからおきてー」
幼馴染「6…5…4…さーん…にーい」
幼馴染「いち!」
グイッ
幼馴染「やっ!? ちょっ」
ぼすっ
幼馴染「きゃふっ」
幼馴染「…もーなにするのさ!」
幼馴染「僕は抱きまくらじゃな…い…のに! くっつくな!」グイグイ
幼馴染「お姉ちゃんみたいなことしないで」
幼馴染「二度寝なんて許さないぞ!」
幼馴染「僕は起こしに来たんだから!」
幼馴染「あぐっ…そんな風に抱きしめても…だめ! …ふにゃ」
幼馴染「ちょっ、ちょっとぉ…ホットケーキ焼くつもりなのにぃ」
すりすり
幼馴染「…」
すりすり
幼馴染「…はぁ」
幼馴染(なんか幸せそ―だしいっか…)
幼馴染「じゃー5分だけね」
幼馴染「5分たったら絶対起きること!」
幼馴染(まさか朝っぱらからこんなにイチャイチャしてくるとは…)
幼馴染(昨日甘えさせすぎたかな…)
すりすり
幼馴染(もうちょっとさぁ。ムードってもんがあるでしょ)
幼馴染「…ねぇ。ほっぺた摩擦であついんだけど」
すりすり
幼馴染「こら! 動物か」
幼馴染「…あれ?」
幼馴染(なーんか…下半身に覚えのある感触が、あたってる…ような)
幼馴染「…寝る前にしてあげたばっかりなのに」
幼馴染「…」さわっ
幼馴染「なにこれは。ねぇ」
幼馴染「なんでカチカチになってるの」
幼馴染「こーんな朝っぱらからどうして?くすくす」
幼馴染「もしかして~…んー? ねぇねぇどうして?」
幼馴染「言ってみて」
幼馴染「…え? 生理現象? 寝起きは毎朝絶対なる?」
幼馴染「そ、そう…なんだ…?」
幼馴染(えっ、僕ならないんだけど…大丈夫なのかな)
幼馴染「それは失礼しました…」
幼馴染「気やすくさわってごめん」
幼馴染「ってことで起きようか」
ぎゅううううう!!!
幼馴染「ああああごめんごめんごめんってぇええええ!!」
――
―
幼馴染「3枚くらい食べる?4枚焼いたからたべてよ」
幼馴染「僕一枚でいい」
幼馴染「はい。どうぞ」
幼馴染「たっぷりシロップかけてね」
幼馴染「あったかい紅茶もどうぞ」
幼馴染「いただきまーす」カチャカチャ
幼馴染「パジャマあったかくて寝やすかったよ」
幼馴染「まぁ君にくっつかれてるのもあったけどさ」
幼馴染「お姉ちゃんと寝るよしマシだよ」
幼馴染「だってお姉ちゃん蹴っ飛ばすんだよ! 冬なのに僕を布団から追い出すの」
幼馴染「寝る前は『馴染はあったかいねー♪』とかいってるくせに」
幼馴染「ひどいよね」
幼馴染「その点君は僕を離そうとしなくて、朝抜けだすのに苦労したよ」
幼馴染「食べ終わって片付け終わったらさぁ」
幼馴染「アレを開けてみたい」
幼馴染「プレゼント! パジャマは昨日で、今日はまた別にあるんでしょ?」
幼馴染「気になる」
幼馴染「わーいありがとー」
幼馴染「んーなんだろなーこの重さ」
幼馴染「わかった! これは僕が前々から欲しいとおもっていた着る毛布!!」
幼馴染「あたり? あたり??」
幼馴染「あけてみよーっと♪」ゴソゴソ ガサガサ
幼馴染「…」
幼馴染「サンタ…さん…?」
幼馴染「あの…これは」
幼馴染「たしかに服だけど…コスプレじゃん!」
幼馴染「……か、かわいいか…な…? どうだろうね」
幼馴染「これをどうしろと言うんだ。お姉ちゃんにでも渡そうか。きっとサイズは合うだろうし」
幼馴染「…やっぱり僕が着ることになるのか」
幼馴染「…広げてみるね」パサッ
幼馴染「…なんだこのミニ!!?」
幼馴染「こんなに冬場にきるわけないだろー! 寒すぎて風邪引いちゃうよ!!」
幼馴染「え? 外には着て行かないって?」
幼馴染「そ、そうだよねっ! あははっそりゃそうだよね…ほっ」
幼馴染(てっきりこの格好で街中練り歩くのかと…)
幼馴染「つまり君だけの鑑賞用ってこと?」
幼馴染「そう考えると急にいかがわしい服にみえてくるな…」
幼馴染「うーん…やっぱ無理。ごめん」
幼馴染「僕ミニスカは…履かない主義で、えへへへ…」
幼馴染「そう露骨に落ち込まないでよ」
幼馴染「きっとお姉ちゃんならノリノリで着てくれる…はず」
――
―
幼馴染「午後から天気くずれるのかー」
幼馴染「やだなぁ。せっかくクリスマスなのに」
幼馴染「でも昨日じゃなくてよかったー」
幼馴染「雨のなか遊園地なんてやだもんね」
…チラッ チラッ
幼馴染「さっきからさぁ服のほうチラ見してるけど」
幼馴染「 着 な い よ ?」
幼馴染「サンタなら絶対君のほうが似合うと思うよ。白いヒゲつけておっきい袋かついでさぁ」
幼馴染「僕なんかじゃちんちくりんじゃん」
幼馴染「だいたいあんなミニスカ…」
幼馴染「ないないない」
幼馴染「いくらで買ったのかしらないけど、ご愁傷様でした」ぷいっ
幼馴染「さ! 雨ふりだす前に買い出しだ」
幼馴染「寒いけど、買わないとお昼も晩もないんだよ」
幼馴染「冷蔵庫からっぽー」
幼馴染「お姉ちゃん夕方から晩に帰ってくるっていってたから。それまでに用意しときたいなぁ」
幼馴染「シャンメリーとかジュースも買いたいの。あと年末年始の分もね」
幼馴染「なまもの以外のおせちの材料も買いこむよ」
幼馴染「ねースーパーいこうよ」
幼馴染「荷物もって♪」
幼馴染「だめ?」
幼馴染「はい決まり。行こっ!」グイッ
幼馴染「マフラーかけてあげる」ふわっ
――――
――
―
-スーパー
幼馴染「うわっ、人いっぱい!」
幼馴染「あっ、今日ポイント3倍デーか」
幼馴染「カート! 持ってきて!」
がらがら
幼馴染「まずお昼選ぼっか」
幼馴染「君はなにがたべたいかなー」
幼馴染「昨日は昼も晩も外食だったからねー僕がおいしいものつくってあげるよ」
幼馴染「パスタはこの前したしー、オムライスがいいかなー?」
幼馴染「リクエストは?」
幼馴染「えっ僕? 却下」
幼馴染「調子のってるとふむぞ」
幼馴染「これと、これと、あとこれと」ポイッ ポイッ
幼馴染「お菓子はあと! いまは絶対いるものだけ買うの!」
幼馴染「カゴすぐいっぱいなっちゃうね」
幼馴染「晩御飯お肉がいいかなぁ」
幼馴染「ちょっとお肉のコーナー行こ」
男子A「お!」
幼馴染「あっ…」
男子B「よお、幼! …とついでに木偶の坊。奇遇だな!」
男子B「怒んなよだってお前どうみても幼のパシリじゃん。はははは」
男子A「お前ら彼女できてクリスマスはデートじゃなかったのかよ! なんでスーパーにいんだよ!」
幼馴染「あー…うーんと…」
男子A「さては昨日でふられたな! みるからに女の扱いへたそうだもんなー」
幼馴染「……はは。そっちは男子会だっけ」
男子A「そう! お前らも参加するか!? このあと盛大なパーティだぜ」
男子B「隣のクラスのやつらもきてるんだ」
男子A「あいつら幼が来るときっと喜ぶとおもうぜぇ!!」
男子B「主にお前がだろ」
幼馴染「なんで僕」
男子B「場がすこし華やぐからな」
男子A「なぁ幼こいよ! なんでも食わせてやるから!」
幼馴染「…うーん」
ギロッ
男子AB「!!」
男子A「……って買い物なんか忙しそうだな。わりぃ」
男子B「メリークリスマス…」
幼馴染「ごめんねー。メリークリスマス」
幼馴染「…女装してこなくてよかった。やっぱり近場は危ないよ」
幼馴染「それにしても悪い事したかな?」
幼馴染「最近誘いを断ってばっかりで心苦しいよ」
幼馴染「僕らも行かせてもらえばよかったかなぁ」
幼馴染「…んー、君がダメっていうんならそうする」
幼馴染「僕も君と二人で過ごしたいしね」
幼馴染「騒がしいのもちょっとうらやましいけどそれは昨日満喫したー」
幼馴染「今日はもうゆっくりしようね」
店員「試食いかがですかー? 焼きたてのソーセージです」
店員「どうぞー。おいしいですよー。1パック398円でーす」
店員「どうぞ♪」
幼馴染「あっ、どうも…」もぐっ
幼馴染(うわぁサンタさんだ…よくこんな格好で接客できるなぁ)もぐもぐ
幼馴染(タイツ履いてるけど、それでも足まるだしで寒くないのかな…)
幼馴染(というか恥ずかしくないのかな)
幼馴染(そういえば女子高生も寒いなか足出してるけど…どうなんだろうアレ)
幼馴染(僕なら絶対嫌だな……)
幼馴染(って、学校で女装何回かしちゃったけどね)
店員「おいしいですか? 1パックどうですか?」
幼馴染(あっ、しまった考え事しすぎで立ち止まってたのか)
幼馴染「じゃあ1つ…ください」
店員「ありがとうございまーす。メリークリスマース」
幼馴染「…」ペコッ
幼馴染「…これもお昼でいっか。ホットドックでもつくろうかな」
幼馴染「おいいくよー」
幼馴染「どしたのー」
幼馴染「いつまでお姉さんのことジロジロみてるんだ! こいっ!」
幼馴染「もー他人のことそんなに見たら失礼でしょ!」
幼馴染「お姉さんだってほんとは着たくないけど無理やり着させられてるかもしれないじゃないか!こういう日だし!」
幼馴染「…な、なんだよぉその目は」
幼馴染「…いやほんとにアレは着ないですから…見つめてもダメ」
幼馴染「…卵とってくる!」ダダッ
幼馴染(ここで折れたらだめ! 絶対エスカレートしちゃう!!)
幼馴染(いくら恋人同士だからって、ちゃんとできる事とできない事の線引はしておかないと!!)グッ
幼馴染「はぁ~すごくレジ並んでる~」
幼馴染「みんな年の瀬だから買い込んでるね。どのカートみてもパンパン」
幼馴染「おばちゃんもうすこし早くレジうってくれたらなぁ」
幼馴染「そういえば君ってちょっと前にちがうスーパーでバイトしてたよね」
幼馴染「大変だったからやめたの?」
幼馴染「レジ台が低すぎて腰痛めた? それはしかたないね…」
幼馴染「よしよし」なでなで
幼馴染「そんなに大変な思いして稼いだお金を僕につかってよかったの?」
幼馴染「くすっ。ありがとね」
幼馴染「あっ、今日の買い物はうちのお金だから!!」
幼馴染「そう。生活費はもらってるー」
幼馴染「お姉ちゃんがああだから、パパとママいない間は僕が握ってるの」
幼馴染「お姉ちゃんに渡すとお菓子ばっかり買うからね…」
――――
――
-馴染の家
幼馴染「重い…!」よろよろ
幼馴染「二人でもっても大変な量だったね」
幼馴染「ごめんねぇ付き合わせちゃって。重たかったでしょ」
幼馴染「みてー、手のひら真っ赤」
幼馴染「車に乗れたらなぁ。運ぶの楽なのに」
幼馴染「君18歳なったらすぐ免許とってよ」
幼馴染「えへへ。ドライブって憧れるよね」
幼馴染「さて、冷蔵庫つめたらお昼にしよ」
幼馴染「ちゃんと手洗いうがいしてねー」
幼馴染「コップ僕の黄色いのつかっていいよー」
――
―
幼馴染「そーへーひ」もがもが
幼馴染「ふほふへ、はへにふい」
幼馴染「…」ガブッ! ブチィ…
幼馴染「…」もぐもぐ
幼馴染「味は結構おいしい」
幼馴染「え? ソーセージ太くてたべにくいって言ったんだけど」
幼馴染「…なんで震えてるの?」
幼馴染「…」ガブッ ガブガブ ブチィ
幼馴染「~♪」もぐもぐ
幼馴染「? 食べなよ。冷めちゃうよ」
幼馴染「なんで震えてるの?」
幼馴染「暖房もう一度あげようか?」
幼馴染「んあ…」ガブッ
幼馴染「…」もぐもぐ
幼馴染「昨日遊園地で食べたマスタードだらけのは最悪だったよね」
幼馴染「あれね、ファーストキスの味。たぶん」
幼馴染「これからマスタード見るたびに思い出しちゃうね」
幼馴染「あ、ちなみに僕の家にはありません。誰もつかわないから」
幼馴染「がぶがぶ」
幼馴染「ほんと食べにくいや。君は口も大きくていいね」
幼馴染「…細かく切ってこようかな」
幼馴染「どうしたの…暖房まだあげたほうがいい?」
幼馴染「さーてと。宿題でもしよっかー」
幼馴染「君はいいよねー。僕が一生懸命ウェイトレスしてる間にほとんどすませちゃったんだから」
幼馴染「あとちょっとだけなんでしょ?いいなー」
幼馴染「うつさせてくれてもいいのにー、ぶー」
幼馴染「もしくは僕に教えてよ」
幼馴染「ねーいいでしょー?」
幼馴染「かわりに条件…?」
幼馴染「待って。条件言う前に却下しておくから!」
幼馴染「…どーせアレでしょ」チラッ
幼馴染「…あの服は着ないぞ」
幼馴染「なんでわかったって…わかるにきまってるじゃん! あんなにスーパーでうらめしそうに見て!」
・ ・ ・
幼馴染(結局着てしまった…。数学の大問と引き換えだった。しかたなかった)
幼馴染「うう…足がひんやりする、家の中なのに」
幼馴染「この格好で宿題をしろと」
幼馴染「なんてひどいやつ!」
パシャ パシャ
幼馴染「あーーっ! だめぇーー!!///」
幼馴染「こんなのってないよー!! 消してーー!!」
幼馴染「かわいくないよ!! だって足丸出しなんて変態だもん!!」
幼馴染「ちょっ、下から撮るのはほんとっ…だめっ」
パシャ
幼馴染「うぅ~~…っ///」
幼馴染「ねぇパンツみた…?」
幼馴染「うぇぇ…ばかぁ」
幼馴染「き、着てみた感想なんて…寒いの一言につきるよ」
幼馴染「あと、ちょっと恥ずかしい…///」
幼馴染「じゃあなんて言ったら喜ぶのさ」
幼馴染「えへ~かわいくて超気に入っちゃった~♪ 私服にしちゃおっかな~♪ …とか?」
幼馴染「言うわけ無いじゃん」
幼馴染「………言っちゃったじゃんっ! 笑うな馬鹿!」げしっ
幼馴染「ぎゃっ、パンツみえるっ!!// 見た!?」
幼馴染「うっ、うっ…満足に蹴ることもできないなんて…」
幼馴染「ずるいよぉ」
なでなで
幼馴染「やめてー…僕がひとりではしゃいでる馬鹿みたいじゃんか」
ガチャッ
馴染姉「へいただいま! 雨ふってきたから急遽解散して帰って来たよ!」
幼馴染「……あ゛」
馴染姉「お? サンタさんだ。ミニスカだ」
幼馴染「なっ…こ、これは…その…っ!」あわあわ
馴染姉「…ふぅむ」じろじろ
幼馴染「ひっ」
馴染姉「かわいー。プレゼントちょーだーい」なでなで
なでなで
なでなで
幼馴染「もーーなんなんだよぉおおーー!!」
更新おわりまだ続きます
次回分は次スレで
次ここ
幼馴染(♂)「くす、僕が女の子なら君に1回くらいヤラせてあげたのにな…w」
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