幼馴染「男とお風呂で鉢合わせ」(128)

男「な、なんでお前がうちの風呂に…!」

幼馴染「おばさんに差し入れを持ってきたのだけど、そのときに服を汚してしまって。それで借りてたのよ」

男「そ、そういうことは早く言えよな…!」

幼馴染「それはおばさんに言ってほしいわね」

男(それにしても……)

男(ちょっと見ないうちにエロい体になりすぎだろ……!)

男「や、やべっ……」ムクムク

幼馴染「……?」

男(胸も片腕じゃ隠しきれてないし)

男(腰回りがむっちりしてていやらしいし)

男(……手から隠しきれずに陰毛がはみ出してるぞ……)

男(幼馴染、やっぱり大学で彼氏とかいるのかな……)

幼馴染「………」ジトー

男「ハッ!?」

幼馴染「…………」

男「いや、あの、これは……」ビンビン

幼馴染「変態」

男「うっ……」

幼馴染「ねえ」

男「は、はい!」

幼馴染「寒い」

男「あ、ご、ごめん!すぐ閉めるから!」ピシャ

幼馴染「…………」

男(俺も中に居てどうすんだーー!!)

幼馴染「…………」

男「え、えっと……」

幼馴染「……とりあえず、体流しましょうか」

男「……え?」

幼馴染「………」ジャー

男(どうしてこんなことに)

幼馴染「ふう、温かい……」

男(お尻もいい形してるな……)

幼馴染「………」

男「…………」ムラムラ

幼馴染「そろそろシャワー渡すけど」

男「あ、うん」ツン

幼馴染「!」

男(や、やべ、先っぽがちょっと幼馴染の尻に触れてしまった……)

男(……柔らかかった)

かかんの? 代わる?

幼馴染「……えっとさぁ」

男「え? な、なに!?」

幼馴染「さっきから当たってるそれ、どうにかする気あるの?」

男「いや、あの……ごめん」

幼馴染「いや謝られても困るよ。とりあえずどうにかならないの?」

男「……」

幼馴染「……わかった。はぁ……シャワー使う?」

男「え!?」

幼馴染「君ねぇ、何しに来たのよ。私の裸見に来たわけじゃないんでしょ?」

男「お、おう!」

幼馴染「お風呂入りに来た。邪魔なら私上がるよ?」

男「い、いや! 大丈夫だから」

幼馴染「ふーん……一緒にはいりたいんだぁ」

男「あ、いや、そういうことじゃなくて、だなぁ……」

幼馴染「いや、わかってるから。何年幼馴染やってると思ってるのよ。今だけちょっと昔に戻ったようなものじゃない」

男「あぁ……」

幼馴染「ふぅ……はい」

男「おう」

幼馴染「んじゃお風呂浸からせてもらうね」

男「どうぞ」 ジャー

幼馴染「ふぁ……」

男「」 ごしごし

幼馴染「……お風呂貸してもらっといてなんだけど、昔より狭くなったみたい」

男「んー。お互いでかくなったからな」

幼馴染「うん……久々だね」

男「小学生のころまでだったからな……十年ぶりくらいか」

幼馴染「だねぇ……」 はぅー

男「」 ごしごし

幼馴染「おっきくなったんだね」

男「お互いな」

男「しかし……突然だってのにあんまり動じないんだな」

幼馴染「ん?」

男「いや、ほら……いきなり風呂に入ってきたってのにさ」

幼馴染「懐かしかったからかなぁー。それでも最初は驚いてたけど」

男「そっか」 じゃー

幼馴染「はぁー」

男「……」 きゅ

幼馴染「あ、浴槽つかる? でよっか?」

男「いやいいよ。浸かってなって」

幼馴染「んー……一緒に入る」

男「……」

幼馴染「そんな頭抱えなくても――」

男「しばらく会ってなかった幼馴染がそんなビッチみたいなこと言い出したらそうなるわ」

幼馴染「ビッチじゃねぇ!」

男「男慣れしてそうな行動してから言われても説得力無いっての」

幼馴染「もーひどいわー。いいよービッチでもぉ。ほらほら入ってきんさいな」

男「……はいはい」

幼馴染「……童貞乙」 ぼそっ

男「はぁ!? いまなんつった!?」

幼馴染「いやぁ、結局女に誘われたらほいほいついてっちゃうんですねーって思っただけですぅ」

男「てっめぇ……」

幼馴染「とまぁ馬鹿やってないではいんなよ。冷えるよ?」

男「……あぁ」 ちゃぽん

幼馴染「ふぅ……」

男「はぁ……」

幼馴染「……」

男「……」

男(う、狭い分必然的に肌が触れ合う……目だけでもつぶって、上でもみてないとせっかく萎えてきたのに――)

幼馴染「……ねぇ」

男「ん?」

幼馴染「そっちは、楽しい?」

男「? 大学のことか?」

幼馴染「うん……」

男「……普通?」

幼馴染「ふっ、だとおもった」

男「笑うなっての。そっちこそどうなんだよ。名門女子大ってのは」

幼馴染「案外股が緩い子が多い」

男「……」

幼馴染「なんかもっとおじょうさまー的な子ばっかかと思ったんだけどね。まぁいなくはないけど希少種」

男「……」

幼馴染「ん? どうかした?」

男「前々から思ってたけど言動とかますますおっさんくさ――」 ばしゃっ

幼馴染「二十歳のお嬢さんです、よね?」

男「……お嬢さんです」

幼馴染「よろしい」

幼馴染「まぁ……そんな感じよ」

男「うわーてきとー」

幼馴染「ふんっそっちのほうが……なにやってんの?」

男「ん? なにが?」

幼馴染「いや、さっきから天井ばっかみてるけどなんかあるの?」

男「……」

幼馴染「……」

男「……星が」

幼馴染「星?」

男「星が透けてみえてくれたらいいなぁ、と」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「……」

男「……目のやり場に困ってるからとりあえず上向いてました」

幼馴染「うん、知ってる」

男「……」

幼馴染「……ねぇ」

男「なんだ?」

幼馴染「どうよ!?」

男「……なにが?」

幼馴染「ひっさびさの私の身体。出るとこ出てきたと思わない?」

男「腹?」

幼馴染「あぁ!?」

男「……いやー胸とかお尻とかたまりませんな」

幼馴染「であろう? 肌触りもなかなか善きものぞ?」

男「はいはい」

幼馴染「……触ってみる?」

男「後で何要求されるかわからんから却下」

幼馴染「……」

男「……」

幼馴染「男ってさぁ、なんでそんな感じになっちゃったのかな? 昔は私の後ろについてきては何をするにも幼馴染ちゃんどうすればいいのぉ? って感じだったのに」

男「いや、そんな頃はない」

幼馴染「嘘だよ。下校中漏らして泣いた男のパンツ洗ったの私だし」

男「おおおぉぉぉぅやめろ! そういうどうしようもない事例をもってくんな!」

幼馴染「ふふふ、ならいつも通り素直に私に従っていればいいのよ」

男「……で? 触ったら何させる気?」

幼馴染「……んー考えてなかった」

男「おいおい。マジでビッチ化したんじゃ――」

幼馴染「いや、八歳で授乳プレイは済ませた仲だからなぁと」

男「……」

幼馴染「ん?」

男「……」

幼馴染「え、泣いてる!?」

男「う、なんでも、ない」 ばしゃ

幼馴染「……あー、ごめん」

男「っ、いや、ないてない、っすから」

幼馴染「うん、そうだね。泣いてない泣いてない」 よしよし

がちゃ

母「男いる?」

幼馴染「あ、はい」

男「」 ビクッ

母「……お盛ん?」

幼馴染「いえ」

母「……つうかそいつ泣いてね?」

幼馴染「てへぺろ」

母「……まぁ、がんばれ」

幼馴染「はーい」

がちゃ

幼馴染「……そろそろあがろっか」

男「」

幼馴染「ふぅ」

母「とりあえず汚しちまった服の代わりなんだけど、私のと愚息のどっちがいい?」

幼馴染「うーん……男のほうで」

母「はいよ。すぐ乾燥機かけるから乾くまで家いな。晩飯、くってくだろ?」

幼馴染「いいんですか? おばさんの料理おいしいから楽しみです!」

母「なーに。いくら作ってやっても何にもいわない奴らに作るよりこっちもうれしいからな。リビングか……愚息の部屋でエロ本あさっててもいいぞ」

幼馴染「え? あるんですか?」

母「制服物とふぇち物なら見かけた」

幼馴染「了解しました!」

母「で、その愚息はまだ風呂?」

幼馴染「はい」

母「はぁ……何してんだか」

幼馴染「さぁ?」

男「はぁ……」

母「おーやけに遅かったじゃねぇか」

男「あー、うん」

母「幼馴染ならお前の部屋にいるよ」

男「そっか……え?」

母「ん? なんか都合の悪いことでもあったか?」

男「い、いや……ないけど」

母「うん、まぁあんまり待たせるなよ。エロ本探しだすぞ」

男「んなベタな」

母「あるってことだけは伝えておいたけどな」

男「おいっ余計なこじゃなくてなんで知ってんだよ!」

母「母だから」

男「うわーすげー説得力。じゃあな!」

母「はいはい……初心だねぇ」

ばんっ

男「幼馴染!」

幼馴染「っ!? お、おう。びっくりしたぁ」

男「……なにしてんだ?」

幼馴染「……エロ本探し?」

男「はぁ……だと思った」

幼馴染「いや、まぁ見つけられなかったから」

男「ない! んなもんない!」

幼馴染「あ、そう。でも代わりにこんなもの見つけたけど」

男「ん?」

【戦国風呂絵巻 伊達男とお風呂で兜合わせ】

男「……え?」

幼馴染「いやーそっちの気があるとは存じませんでしたよ」

男「え? は? いや、ちょっとまって……え!?」

幼馴染「まぁ私のカバンから出したんですけどね」

男「……」

幼馴染「あ、びっくりした? びっくりするよねぇ。ちなみに私にそっちの趣味はないから。大学で友達から預かってって言われてるだけ」

男「あぁ……そう」

幼馴染「……ほらほら、そんなに落ち込まないの」

男「いや、おちこんでねぇし」

幼馴染「十分ふてくされてんじゃん」

男「ふてくされてねぇ!」

幼馴染「……ふーん、それなら別にいいけど」

男「……服、乾くまで家にいるのか?」

幼馴染「おばさんに夕食御馳走してもらう約束したからね」

男「……」

幼馴染「はぁ……あんまり騒いだから眠くなっちゃったよ。ベッド借りるね」

男「……寝んなよ?」

幼馴染「寝ないよ。寝っ転がるだけ。それとも一緒に寝る? 昔みたいに」

男「ふざけんなっての」

幼馴染「ふざけてないよ」

男「それのどこがふざけてないっていうんだか」

幼馴染「ふざけてないよ」

男「……」

幼馴染「ふざけてないからつべこべ言わずに来い」

男「……」

幼馴染「それとも来れない理由があるの?」

男「そりゃ……あるよ」

幼馴染「それは、私が女だから?」

男「……」

幼馴染「ちょっと来なさい」

男「なんだよ」

幼馴染「いい? そんな下心持ってるから童貞なのよ!」

男「はぁ?」

幼馴染「変な想像するのはやめなさい。いい? 例え全裸の女性が目の前にいたって動じないで抱きしめて帰るのが大人の男よ! 鼻息荒くするのも目をそらすのもガキなの!」

男「そんな稀有な状況あるか!」

幼馴染「たとえ話だ、ぼけ」

男「……」

幼馴染「ほれ、私の抱き枕になりんさい」

男「……はぁ、わかったよ」

幼馴染「よしよし、それでいいの。男のくせにいっちょ前に私に文句言うからめんどくさくなるのよ。大人しく腕の中で寝てなさい」

男「……」

幼馴染「ほれほれ、ぎゅってしてあげよう」

男「……ぇ」

幼馴染「ん?」

男「いや、力入れ過ぎてボタンが額に食い込むんだけど」

幼馴染「……」

男「な、なんだよ」

幼馴染「いや、そこは我慢するところでしょーって思って」

男「いや、割とまじで痛い」

幼馴染「……しょうがないなぁ」 ぷちぷち

男「!?」

幼馴染「これでいいでしょ?」 ぎゅう

男(ボタン外してって胸に直に? ってブラは……洗ってるのか)

幼馴染「んっ……いい子いい子」

男「やめろって」

幼馴染「ん。しゃべらないでよ、くすぐったい」

男「……」

幼馴染「ふふふ」 なでなで

男「……」

男(平常心平常心。いっそこのまま寝るのもありだな)

幼馴染「……」

男「……?」

幼馴染「」

男「……おーい」

幼馴染「」

男「幼馴染ぃ」

幼馴染「」

男「」 とんとん

幼馴染「」

男「……寝たな」

男(俺もこのまま寝ちゃおうかな……)

幼馴染「ん」 ぎゅぅ

男「……」

男(ちょっと肌とは違う少し硬い物が顎をこするんですけど……)

幼馴染「ん」 もぞもぞ

男(あ、動くたびにそこがこすれて……って)

男「おい、起きてんだろ」

幼馴染「くーくー」

男「……」

幼馴染「くーくー」

男「気のせい、か」

幼馴染「」

男「……」

幼馴染「ん」 もぞもぞ

男「おい」

バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン       バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
 _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
    \/___/ ̄
  バン    はよ
バン(∩`・д・) バン  はよ
  / ミつ/ ̄ ̄ ̄/   
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    ドゴォォォォン!!
        ; '     ;
     \,,(' ⌒`;;)
   !!,' (;; (´・:;⌒)/
  ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’
Σ(* ・ω・)((´:,(’ ,; ;'),`
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