キリト｢俺は…また…｣ｸﾞｯ…

シリカ｢…よしよし｣ｷﾞｭ…ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…

キリト｢…シリカ？｣

シリカ｢キリトさんは真面目すぎで優しすぎです…｣

キリト｢俺が…真面目？…優しい？｣

シリカ｢はい!キリトさんって真面目すぎるから誰かの為に頑張りすぎて…色々背負い込んじゃって…｣

シリカ｢優しすぎるから､ちょっとでもうまくいかないと責任とか人一倍感じちゃうんですよね？｣

キリト｢う…｣ﾀｼﾞ…

キリト｢はぁ…でもそうだよな…もっと精神的にも強くならないと…｣

シリカ｢そのままでもいいんじゃないですか？｣

キリト｢え？｣

シリカ｢私もピナも､そんなキリトさんの優しさに救われましたから｣ﾆｺ…

ピナ｢ピー!｣

キリト｢…｣

シリカ｢いくら攻略組の精鋭でも､キリトさんだってひとりの人間なんだから…｣

シリカ｢きっと少しだけ…疲れちゃっただけです｣ｷﾞｭ…

シリカ｢ちょっと休めばまた元気になりますよ!｣

シリカ｢…なってもらわないと…その…私が困ります｣

キリト｢…ｯ｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…

シリカ｢…？…キリトさん？｣

キリト｢ぷっ…あははは…!｣ｸｽｸｽ…

シリカ｢あー!ひどいですよぅ!人がまじめな話してるのに笑うなんて～｣むぅ…

キリト｢いや…ごめんごめん…いい話だったのに急にシリカがﾓｼﾞﾓｼﾞし出すからつい…｣

シリカ｢もぅ!…でも…｣ｼﾞｰ…

キリト｢ん？｣

シリカ｢キリトさんがちょっとだけ元気になってくれてよかったです｣ﾆﾊﾟｯ

キリト｢あ…｣ﾊｯ…

シリカ｢キリトさん…このあと…｣

…ｶﾞﾁｬ…ﾊﾞﾀﾝ…

アスナ｢いたいた!キリトくん!ちょっといいかしら？｣

キリト｢…アスナ｣