ほむら「何故かしら……まどか以外と親密になるの目の前が真っ暗になって気がついたらまどかと添い寝しているの」
中沢「なんで俺に言うのかな」
ほむら「女は話をマトモに聞かないからよ」
中沢「はぁ」
ほむら「まどかのことは別に今更親密になりたいとは……ごふっ!」
中沢「あ、暁美!?」
ほむら「マドカダイスキ!パンツモグモグホムホム!」
中沢「ほ、保健室、いや、スクールカウンセラーに連れていかないと」
ほむら「まどかへの想いが無いというと謎の激痛と共に、言い直させられるのよ」
中沢「オカルトだな」
ほむら「奇跡や魔法なんてチャチなもんじゃないわ」
中沢「で、実際はどうなんだ?」
ほむら「私が憧れたまどかはまだ私が三つ編みにしていた頃のまどかであって、今のまどかは正直おろ……がはっ!?」
中沢「ごめん暁美」
ほむら「トッテモマモッテアゲタクナルワ」
中沢「無理すんな、俺はお前が本当は弱いことを知っている」
ほむら「失礼ね、あの銀髪モヤシよりは強いわよ」
中沢「モヤシとワカメのカップルねぇ。そういえば美樹はどうしたんだ?」
ほむら「話聞いてたかしら?私がフォローしようとしたらあのザマよ。美樹さんなら亡くなったわ」
中沢「ウソだろ……」
ほむら「まどかも悲しんでいたわ。よってこれはこの時間軸のまどかのせいで起きている現象では無いわ」
中沢「ちょっとなにいってるかわからないけどとりあえず美樹が死んだのと、暁美が変なのは鹿目のせいじゃないのはわかった」
中沢「美樹の葬式はいつなんだ?」
ほむら「今日よ。学生は制服が基本だけどうちの学校の男子の制服は白だからどうなのかしら」
中沢「俺の心配する前に自分の心配しろよ」
ほむら「それもそうね」
中沢「鹿目の心配は」
ほむら「それ以上いけない」
中沢「うわー、志筑の奴あんな泣いて……」
ほむら「彼女も美樹さんを追い詰めた原因だからよ」
中沢「確かに美樹が少し暗い時に上條が復学して、美樹が話しかけもしないときに志筑が美樹を呼び出してたな」
ほむら「気付いたならフォローしなさいよ」
中沢「マジ勘弁」
ほむら「ところで中沢」
中沢「苗字呼び捨てなのな」
ほむら「ねぇ中沢君」
中沢「ホチキスしまえ」
ほむら「中沢」
中沢「なんだ」
ほむら「あと数日でこの街にスーパーセルが起こるわ」
中沢「なんで知ってるかはもう察しがついてるよ」
ほむら「話が早いわ」
ほむら「私のループのせいでまどかの魔法少女の素質が高まってるのよ」
中沢「すげー単語出たけど魔法少女やんなきゃ鹿目は鹿目だよね」
ほむら「あなた今のセリフいけてるわ。まどかにいってきて頂戴」
中沢「いいとしこいて魔法少女とかいう男子ってどうなの」
ほむら「……」
中沢「黙るな」
ほむら「そしてこの怪現象の正体もゆっくり突き止めたいからもう一度ループすることにしたの」
中沢「鹿目はどうするんだよ、スーパーセル」
ほむら「貴方がまどかを抑えて頂戴。私一人で勝てるわけな…あばばば!!」
中沢「暁美ィ!」
ほむら「タトエマケイクサデモタタカイヌイテミセルワ、マドカガイルカギリ」
中沢「可哀想な奴……」
ほむら「周回を捨てるのは始めてだからグリーフシードや武器を持ち越してループできるわ」
中沢「ループしたら俺に合言葉言えば俺多分なんでも信じるから」
ほむら「合言葉とは」
中沢「かんけーし」
ほむら「わかったわ、愚痴聞いてくれてありがとう」
中沢「あ、暁美消えた」
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