八幡(まあ顔隠さないと身バレとか怖いからな)


八幡(にしたってこんなヤツらが人気なのか…)


八幡(ちょっとコイツらの動画見てみるか)


【再生】カチッ





すううぅぅぽおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーんっ！！






【停止】カチッ


八幡(はああっ！？？なになんなの何スポーンって気味悪いんだけどっていうか意味わかんないんだけどつか音でかいし気持ちわりetc……)






八幡「こういうのが人気なのか…」


八幡(…………)


【再生】カチ



？？？『ハイッ！はじまりましたあぁぁーー！！今回、我々4人でこちらのゲーム○○○○をやっていきたいと思います！！』


？？？『ええっ！？それはいったい……どんなゲームなんだい、ボブ！！！』





八幡(……………)ジーーー

？？？『じゃあ今回はこの辺で！』

？？？『おお！じゃ、全世界のみんな！んばぁぁぁぁああああああああああいいいいいいいぃぃぃぃ！』

？？？『バイバイ！』





八幡(………………)


八幡(……ハッ！なんだかんだ最後まで見てしまっていた…！)


八幡(こんなうるさくてやかましい動画、いつもなら見ないんだが……)


八幡(あまりにも常軌を逸していたせいか、逆に怖いもの見たさの感覚で見てしまった……)


八幡(………………)


八幡(……他にはどんな奴がいるんだ？)カタカタカタ


八幡(……ん？ランキングで見てみたらF○のゲーム実況が上がってんな…)


八幡(タイトルも普通に『～を実況プレイ』…か)


八幡(ちょっと見てみるか)


【再生】カチ




？？？『ファイナル○ンタジー9、はじめていきます。ファイナル○ンタジー7、ファイナル○ンタジー8と…………』





八幡(ほー、コイツのしゃべり方は普通でいいな)


八幡(というかたぶん俺コイツの実況見たことあるな)


八幡(ちょっとマイリスト見るか)カチ



八幡(…おおっロッ○マン・エクゼの実況！)


八幡(これ見たなあ、1.2.3.5.6と立て続けにランキングに載ってたからついつい見てたぜ)


八幡(コイツ他にどんな実況やってんだ…？)カタカタ

翌日

奉仕部




雪乃「……………」ペラッ


結衣「……………」ポチポチ


八幡「……………」ウトウト


結衣「……ヒッキー？」


八幡「…………zzzzzz」スースー


結衣「ありゃ、ヒッキー寝ちゃったよゆきのん」


雪乃「まったくこの男は…部活を休憩所と勘違いしているのかしら」


結衣「ふふ。でもヒッキーの寝顔なんてあんまり見れないからちょっと珍しいね」


雪乃「そうね。この男が寝顔を誰かに見せるなんてこと、最初に出会ったころだと絶対なかったでしょう」


結衣「ってことは…あたしたちのこと、ちょっとは信用してくれてんだね」


雪乃「…そういう解釈もできなくはないわね」


結衣「素直じゃないなー、ゆきのん」

結衣「それよりヒッキーどうしよっか？このまま寝顔見ててもいいけど」


雪乃「いえ、いつ依頼者が来るかもわからないわ。由比ヶ浜さん、悪いけど起こしてくれるかしら？」


結衣「うん！ヒッキー、起きて起きて！！」ゆさゆさ


八幡「zzzzz……ん…うぅん……」


結衣「おーきーろー！！」ゆさゆさゆさ


八幡「……悪い由比ヶ浜。今日だけはこのまま寝かしてくれ…」


雪乃「駄目よ。部活に来ている以上、体調不良以外の理由で睡眠を取ることは許されないわ」


八幡「…じゃあ今頭痛いからこのまま寝かせてくれ……」


結衣「じゃあってなんだし！」


雪乃「はあ…。由比ヶ浜さん、どんなことをしてもいいから比企谷くんを無理やり起こしてちょうだい」


結衣「ええーっ？そんなこと言われても……！どんな起こし方でもいいの、ゆきのん！？」


雪乃「ええ、あなたに任せるわ」


結衣「よ、よーし。そ、それじゃあ……」


トテトテ
八幡「……由比ヶ浜、そんな顔を近づけても俺は絶対に体を起こさないからn

結衣「早く起きないと……キスしちゃうよ」

今回はここまで

俺ガイルの2次SS形式でゲーム実況というものをここにいるみんなにも知ってもらおうと立てた。

ちなみに私の好きな実況者はつわはすです。

休憩中に続きを投稿

八幡「さて、真面目に部活に取り組むとするかー」


結衣「むー、ヒッキーのヘタレ…」


雪乃「………………………」イライライラ


八幡(……雪ノ下も大分怒ってんなこりゃあ)


結衣「ふふっ」


八幡「？」





雪乃「…それで、比企谷くんはなぜ寝不足なのかしら。まあ大体想像はつくけど」


八幡「ほう、なんだ言ってみろ」


結衣「ヒッキー、夜遅くまでアニメ見るのはよくないよー」


八幡「ちげえよ！深夜アニメなんて起きてまで見たりしねえよ」


雪乃「じゃあ何をしてたのかしら？」


八幡「…言っても引かないか？」


雪乃「内容によるわね」


八幡「…まあ端的に言えば、夜遅くまでネットしてたんだよ」


結衣「アニメ見るのと変わんないじゃん」


雪乃「むしろ画面が近い分、さらに悪影響が出るわね」

八幡「…………………」



八幡(ここで『ゲーム実況見てたんだー！』なんて言ったらドン引きだな……)


八幡(ここは遠回しに言って……)





八幡「ネットでいろいろ動画を見てたんだよ」


八幡(よし、これなら大丈夫だろ)






雪乃「……………………////」

結衣「……………………////」



八幡(なんでコイツら顔赤くなってんの？)



雪乃「ひ…比企谷くん……///」


結衣「ヒッキー///…そういうの女の子に言うのはどうかと思うよ？」



八幡「は？」



八幡「…………………………」





八幡「！」




八幡(こ…こいつら何勘違いしてんだ！)



結衣「べ…別に男の子だから、そういうの見ててもおかしくないよ///」


結衣「でも…夜遅くまでずっとそういう動画を見てるなんて……///」


八幡「違うぞ、言っておくがアダルトのほうじゃないからな！」


雪乃「ごめんなさい…確かに言いにくいことだったわね///」



八幡「違うから、見てないから、違う動画だから！」

雪乃「ゲーム実況？」


八幡「ああそうだ」


雪乃「名前から察するに、野球やサッカー中継の要領でゲームしている場面を実況するものね」


八幡「まあ普通はそう思うわな」


雪乃「違うのかしら？」


結衣「そういうのじゃないんだよーゆきのん」


雪乃「由比ヶ浜さんも知っているの？」


結衣「うん。一回だけ学校作るゲームのやつ見たことあるよー」


雪乃「どういうものなのかしら？」


結衣「えっとねー……ゲームしながら喋るの！」


雪乃「？」


八幡「簡単に言えば、プレイヤーが実況をしながらコンピュータゲームをプレイする行為のことだ(Wikiediaより)」


雪乃「プレイヤーって誰のことかしら？」


八幡「まったく知らない奴だ」



雪乃「……つまり誰だか知らない人の声を聞きながらその人がゲームプレイするところを見る動画、ということかしら」


八幡「まあそんなとこだ」







雪乃「……ちょっと引くわね」


八幡「まあそれが普通の反応だな」

雪乃「でも由比ヶ浜さんも知ってるということは、世間ではそれなりに広まってるものなのね」


八幡「確かにお前が知ってるとは思わなかったな」


結衣「うーん、でもあたしもその動画を見て一回きりだからヒッキーほど詳しくないよ？」


結衣「なんかネットの広告かなんかで、女の人が学校を作って崩壊したって動画が出ててそれで知ったかなー」



八幡「ほー、昨日結構調べたつもりだが女の実況者なんてのもいるのか」


結衣「そだねー……今思うと、あれが男の人の声だったら絶対見てないかも」


雪乃「男だろうが女だろうが、自分の声を動画に上げるなんて正気の沙汰とは思えないわ……」


八幡「まあ確かに一般の人には受け入れにくいジャンルだな」


雪乃「そんなものを夜遅くまで見ていた男が何を言うの…」


八幡「い、いいだろ別に。なんか昔やったゲームの動画がたくさんあって、一気に見ちゃったんだよ」


雪乃「そんなのまた自分でやればいいじゃない」


八幡「それを言われるとそうなんだが…、なぜか見入ってたんだよなぁ」


八幡「たまにプレイヤーがゲームの感想とかいうんだけどな、そういうの聞くと『わかるわー』みたいな」


雪乃「そう……、私には永遠に理解できそうにないわね」

ここら辺で区切り

また後で来ます。

あと名前も付けたんでこれでよろしく

続きを投稿

結衣「そうだ！せっかくここにパソコンがあるんだから今から見てみる？」


雪乃「駄目よ。今は部活中だし、それに音が外に漏れると教員にばれるわ」


八幡「それもそうだ」



結衣「ヒッキー、イヤホン持ってるよね？」


八幡「……いや今日は忘れたなー」


結衣「今日の朝、教室入るときイヤホンで音楽聴きながら来てたじゃん」


八幡「なんでお前そんなとこまで見てるんだよ…」


結衣「へっ！？あ、いやー優美子たちと喋ってるとき、たまたまあたしの目の前の方向にヒッキーがいたからさぁ！偶然見えたんだよねっ！！」


八幡「お前いつも窓の方向見て喋ってんじゃん」


結衣「うー……？、なんでヒッキーあたしが窓の方向見て喋ってるって知ってんの？」



八幡「……いや俺がクラスのやつらを適当に眺めてるとき、たまたま俺の目の前の方向にお前がいたんだよ。偶然な偶然」



結衣「そ、そっか……///」


八幡「おう………///」







雪乃「何かしらこの空気」イライラ

結局見ることに



八幡「じゃあ俺のイヤホン使ってもいいけど…壊すなよ？」


結衣「子ども扱いすんなし！」


八幡「雪ノ下、お前もいいのか？」


雪乃「あんな甘い空気の中過ごすなら、まだこっちのほうがいいわ…」


八幡「(なんかよくわからんが)そうか」





結衣「じゃあ、ゆきのんは右の耳にイヤホンつけてねー」


雪乃「ちょ、ちょっと待って。ふたりで一緒につけるの？」


結衣「えっ、うん一緒に見て聞いたほうが楽しいかなーって」




結衣「ゆきのんはあたしと一緒に見るの……イヤなの？」


雪乃「い、イヤなんて言ってないわ。ただ…」


結衣「じゃあ一緒に見よ！はい、これゆきのんのイスね！！」


雪乃「…はあ、わかったわ」





八幡(この百合百合さ、嫌いじゃないぜ)キリッ

八幡「ちょっと待ってろ、今俺のニコ○コのアカウントを出すから…」


雪乃「いいえ大丈夫よ」


結衣「ゆきのん？」


雪乃「私も自分用のアカウントを持っているわ。プレミアム会員で」


結衣「プレミアム会員って？」


雪乃「一般の会員よりも動画が高画質で見れるアカウントのことよ」


八幡「他にも生放送とか入りやすくなったりするんだが…マジかよお前、プレミアム会員つったら月に500円くらいかかるやつじゃねーか」


結衣「へー、じゃあゆきのんも何か動画見てたりするの？」


雪乃「え、ええ…たまに見るわね……」




八幡(コイツのことだから猫の動画を高画質で見たいんだろうな、手に取るようにわかる)


雪乃「そこのしたり顔で気持ち悪い笑みをしている男、不愉快だから消えてくれる？」ニコ


八幡「悪いが俺のイヤホンがお前らの耳にかかってる以上帰れないぜ」ニヤ






雪乃「………そ、そうね早く見ましょうか///」カタカタ


雪乃(そういえば今つけてるこのイヤホンって比企谷くんのだったわね……///)




結衣「そ、それじゃ何見ようか決めよっか///」


結衣(なんかあたしもヒッキーのイヤホンつけてるの急に恥ずかしくなったよ～///)




八幡(またコイツら顔赤くしてやがる……まあさっきと違って理由はなんとなくわかるが)


八幡(余計なこと言っちまったな……///)

結衣「調べてみたら実況動画ってすっごく多いね」


八幡「ニコ○コだと一番多いジャンルのひとつだからな」


雪乃「よくやろうと思ったわね…この人たちは」


八幡「そう言うな。こんなんでも見てくれる視聴者はたくさんいるんだから」


雪乃「あなたもその内のひとりってわけね」


八幡「……否定はしない」




結衣「ヒッキー、なんかおすすめ教えてよー」


八幡「……そうだなぁ。お前ら二人だとやっぱりうるさい系の実況は合わんだろうし…」


雪乃「速攻でブラウザを消す自信があるわ」


八幡「だろ？ということは、ここは普通にプレイしている感じで静かなやつにしようか…」



結衣「でもあたしゲーム自体あんまりしないからさー、なにか知ってるゲームがいいなー」


雪乃「そうね。ゲームが喧騒なものだと見る気も失せるわ」


八幡「なるほど。お前らに興味ありそうなゲームで、あんまりうるさくない奴……」




八幡「………うん、これだな」カチ





キングダム○ーツ を実況プレイ part1
(http://www.nicovideo.jp/watch/sm23250510 )

結衣「あっ、キングダム○ーツだ！」


八幡「やっぱり知ってるか」


結衣「やったことないけどディスティニーのキャラクターが出るんでしょ！」


雪乃「……そうなの？」


八幡「ああ、……お前の好きなキャラクターも登場するぞ」


雪乃「由比ヶ浜さん、これにしましょう」


結衣「う、うん！」




八幡「コメントは……どうする？」


雪乃「はじめて見るものだし、非表示でいいんじゃないかしら？」


八幡「そうだな…コメント見ないほうがいろんな意味でスムーズに見れるしな」


雪乃「いろんな意味……？」


八幡「まあそれは後で教えてやるよ。それじゃこれで……よしっと」


【再生】カチ






？？？『キングダムハーツ、はじめていきます。いやぁ懐かしいね。もうずっとやりたかったんですこのゲーム。一応……………』



ムービー中





雪乃「……なるほど。ムービーが流れているときは喋らずに視聴者をゲーム動画に集中させているのね」


八幡「そういう意図もあるかもしれんがコイツの場合、自分も黙ってムービーを見ていたいんだろうな」


結衣「なんか暗いところに出てきたけど……あっ！あれ白○姫じゃん！！」



雪乃「白○姫…元々はグリム童話のお話でディスティニー初の長編映画であり、世界初の長編カラーアニメーションを入れて大ヒットを記録したアニメ映画ね。ロストコープと言われる俳優の動きを……………」


八幡(出たな…ユキペディアさん……)

今回はここまで

決して自分の好きな実況者のSSが書きたかったわけじゃないです

ただゆきのんとガハマさんだったらこのゲームが一番受け入れやすいかなって思ったんで

続きを投稿

？？？『………最終的に一番何が良いかっつーと、杖です。………………』




雪乃「これは…ゲームの解説をしているのかしら？」


八幡「詳しい解説いれてやるっていうゲーム実況もあるからな」



八幡「ほら画面見ると字幕の表示が出てるだろ？」


結衣「あっホントだ」


八幡「これを見てもう一回やりたいって思うやつもいるかもしれんし、そういう奴にとってこの解説は有難い」



雪乃「はじめてこのゲームを見る私たちにとっては少し見にくいわね……今後もこういうのが出るのかしら？」


八幡「その点は大丈夫だ。この実況者はどちらかと言うと昔のゲームを中心にプレイして、懐かしみながらの実況っつースタンスでやってるからな」


八幡「今出てる字幕もたまにしか出てこないもんだし、出てたとしてもゲーム画面を考慮して邪魔にならないような配置にするはずだ」




雪乃「…なるほど。視聴者の目線をちゃんと意識して撮っているのね」

ソ○『えー』
○ク『なんだよそれ――』
カ○リ『よーい、ドン！』

～Part1終了～





雪乃＆結衣「………………………」





八幡「どうだった？」


結衣「うん……まあなんていうか」


雪乃「退屈しのぎにはなったわね」


八幡「人から勧められて見るもんじゃないからな実況は」


雪乃「と言うと？」


八幡「これは俺の持論なんだが……、ゲーム実況ってのは昔自分がやったことのあるゲームを見てその実況者のことを知りハマっていく」


八幡「実況者を知る過程を経て、他の実況者の動画も見るようになる」


雪乃「なるほど…」


八幡「一番注目を集めやすいのは、やっぱりランキングに上がってきてるやつらだな」


八幡「お前らが見てたこの実況者の動画もランキングに載ってるぞ」カチ





【実況】 歴代マリ○パーティ祭り part1
(http://www.nicovideo.jp/watch/sm23756054 )

結衣「あっ、マリ○パーティだ！」


八幡「それは多人数でやってる実況だ」


雪乃「多人数……」


八幡「実況者ってのはやっぱり【ゲーム実況】っつー他にはない共通部分があるからか知らんが、実況者同士集まって一緒にゲームを撮ることも多い」


八幡「特定の実況者しか見ない視聴者はこれを見て他の実況者を知る機会も得ていく」


結衣「へー、結構いろいろ考えてるんだ」


八幡「まあ本人たちは面白い動画を作りたいというより、純粋に友達とゲームしてる感じなんだろうがな」




雪乃「…でもそんな大人数で喋ると、誰が誰だかわからなくならないかしら？」


八幡「そうだな。俺は大勢で実況っていうのはあまり好きじゃない」


雪乃「……ああ、あなたはそういうの嫌いそうね」


八幡「どうしても見たいんだったら、そこは頑張って実況者の声を聞き分けて見るしかないな」

八幡「まあいろいろと説明したが、これからは自分の意志で見たほうがいいだろう」


結衣「そうだね…、正直あたしは見てて少し退屈だったかな～」


八幡「ディスティニーのキャラが出たら少しは面白くなるかもしれんが…、Part1で興味が沸かなかったらもう切ってもいい」


結衣「え、なんで？」


八幡「逆に聞くが由比ヶ浜は続きを見たいと思ったか？」


結衣「あー…ないかも」


八幡「お前の場合RPGっつーゲームジャンルが合わなかったのかもしれないな」


結衣「うーん…あたしはどっちかって言うと、さっきのマリ○のほうが見てみたいかも」


八幡「やったことあるのか？」


結衣「うん！っていうか家にあるよー。あたしが小学生のころパパが買ってくれて家族や友達でよく遊んだんだー！」


八幡「ほー、家族や友達ね……」


雪乃「あなたには永遠に理解できないでしょうね」



八幡「………まあそういうわけだから今後は自分で見てくれ」

今回はこれで終了

思ったより実況の説明をするのが難しい

雪乃「私はこの人のゲームの続きを見るわ」


八幡「そんなにパンさんが見たいか…」


雪乃「そんなこと一言も言ってないのだけれど」


八幡「まあいいが、パンさん拝むには後10Part分くらい見ないといけないぞ」



雪乃「…あなたは私がパンさんを見るためだけに、この動画を見るとおもっているのかしら？」


八幡「違うのか？」


雪乃「その気持ちもなくはないけど……純粋にこの人の動画を見たいと思ったのよ」


八幡「ほう」


雪乃「なんというか……この人は私と気が合う気がするわ」


結衣「どうしてわかるの？」


雪乃「いえ特にこれといった理由はないのだけれど…」


八幡「シンパシーみたいなもん感じたか」


結衣「チンパンジー？」



八幡「……俺はお前がそこまでアホだと悲しくなってくるぞ」


結衣「失礼だし！」


雪乃「由比ヶ浜さん……あなた、本当よくこの高校に受かったわね…」

八幡の部屋



八幡(今日は疲れた…)


八幡(まさか部室で実況動画をみることになるとはな)


八幡(由比ヶ浜はともかく、雪ノ下が実況に興味をもつなんて)


八幡(いや正確には実況者にか……)




八幡(…………………)


八幡「なんでイライラしてんだ俺は」



八幡(こういうときこそ実況動画を見るか…)


八幡(昨日夜遅くまで見てたせいで雪ノ下たちに怒られたしな…今日は自重しよう)カチカチ



八幡(………ん？)




【実況】深夜警備員のバイトが○すぎるFive Nights at ○reddy's：01

八幡(これは……ホラーゲームか？)カチカチ



八幡「……なるほど、海外のゲームか」



八幡(実況者の中には海外で流行ってるゲームを実況しているやつも多い)


八幡(日本では外国のゲームにあまり馴染みがないからこれを機に見るやつも多いかもな)



八幡「しかし…ホラーか……」


八幡(耐性がないわけじゃないが、これで夜眠れなくなったら洒落にならんな)


八幡(でもまあ大丈夫だろ、これを機に見てみるか)



【再生】カチ




？？？『ハイ皆様こんにちはー、ええ今回はですねこちら海外のゲームをやっていきたいと思います。えー非常に流行ってるそうでね私も………………』





八幡「……………………」ジー

雪乃の部屋



雪乃「………………」カチ


雪乃(動物の動画以外を見るのはあまりない経験ね)


雪乃(それも…自分の声を当ててゲームする動画なんて)


雪乃(普段の私なら興味の対象外だけど…彼がハマったのよね……)


雪乃(……この動画だけでも最後のPartまで見てみましょう)カチ




――――キングダム○ーツ視聴中――――




キングダム○ーツ を実況プレイ part12



雪乃「！」


雪乃(このPartのサムネイル…ついにパンさんが出るのね……！)


雪乃(これまで見ていたPartのもなかなか面白かったけど)


雪乃(……今日はもういい時間だし、このPartを見て最後にしましょう)




【再生】カチ