一夏「ナチゾンビ?」(73)

cod:boとwawのナチゾンビ(ゾンビモード)をisの登場人物でやる話

で、やった事無い人はネタバレ注意ね

取り敢えず、登場人物の4人を安価で決めたいと思う
なので
>>2
>>3
>>4
>>5
で登場人物を決めたいと思います

のほほん

シャル



千冬

じゃあ、のほほん(布仏本音)、シャル(シャルロット・デュノア)、束(篠ノ之束)、千冬(織斑千冬)の4人でやりたいと思います

設定というか、なんというか、bo基準です

あと、やった事ない人はネタバレ注意で

is学園 千冬の部屋

束「やぁやぁ、ちいちゃん」

千冬「おい、何故、貴様が私の部屋にいる」

束「え?
  やって来たからじゃない?」

千冬「そういう事を聞いているんじゃない!
    どうやって入ってきたんだ聞いているんだ!!」イライラ

束「え~?
  ほら、時々、え、どうやってこの虫入って来たのかわからないって虫いるじゃない?」

千冬「貴様は虫と同等か!!」

束「何言ってんだい、ちーちゃん。
  私はヒト科のヒト亜科に属する動物だよ?」

千冬「お前と話している無性にぶん殴りたくなる。
    要件は何だ」ギロリ


束「そうそう、怒らないでよ~
  まぁ、ちょっと面白いものを開発してね」ツイ

千冬「何だ、この昭和中期から後期の子供向けヒーローが使ってそうなちゃちそうな銃は?」

束「んーとね、レイガンって名前なんだけどね」

千冬「レイガン?」

千冬(幽遊白書か?)

束「幽遊白書じゃないよ?」

千冬「そ、そんな事は知っている!!」ゲフンゲフン

束「簡単に言えば、ドイツ軍と日本軍が開発したレーザー銃だね」

千冬「日本“軍”?」

束「そーそー
  流石、ちーちゃん!
  中々鋭いところに気が付いたね!」

束「これは、第二次大戦中に日本軍とドイツ軍が共同で開発した秘密兵器なのさ!」

千冬「……確かに、日本は、戦時中に怪力線だか殺人光線の研究をしていたと聞くが?」

束「うん、そんな感じだろうね、多分」

千冬「それで、そんな物を今更どうする気だ?」

束「うん!
  実は、これを撃つ為のエネルギーがないんだよ」

千冬「それで?」

束「で、これを“開発した世界”に行って 千冬「ちょっと待て」

千冬「今、お前、“開発した世界”と言ったな?」

束「そうだよ?」

千冬「どういう事かちゃんと説明しろ!!」

束「えー?
  めんどくさいけど、ちーちゃんのお願いなら、しょうがないなー」

千冬「ぶん殴るぞ」ゴキゴキ

束「お、okok!
  今からちゃんと話すから、その固めた拳を仕舞って下さい、お願いします」

千冬「さっさと話せ」

束「うん。
  ちょっと前に、ちょーっと、変な電波拾っちゃったんだよね」

千冬(変な電波を拾っているのは、何時もの事だろうが)

束「で、その電波にはエレメント115って物質と、それの活用法が暗号化されてたんだ」

千冬「何だ、そのエレメント115とは?」

束「うーんとね、この世界にあるのはウンウンペンチウムって言う名前の鉱石のことだね」

千冬(変な名前だな)

束「で、ウンウンペンチウムがそのエレメント115かと思って確認したんだけど、違うんだよね~
  だもんで、電波元を探ったんだけどね」

千冬「ああ」

束「月から、なんだよね~」

千冬「アメリカ軍絡みか?」

束「ん~…
  情報は、ドイツ語、正確に言えば、エニグマ暗号機で暗号化されてたんだ。
  で、解読すると、ドイツ語の文章になるんだよね」

千冬「誰かの下らん遊びでは?
    nasaやアメリカ空軍の悪巫山戯といった」

束「ちーちゃん、それ本気で言ってる?」

千冬「それで、何をするつもりだ?
    まさか、月まで行くとは言わんだろうな?」

束「ハッハッハ、さっすが、ちーちゃん!
  でもね、ちょっと、アメリカ軍のデータベースやペンタゴンのパソコン見たんだけどね」

千冬「本当に、何やってんだ、お前は」

束「残念ながら、今、月やその周辺に居る、アメリカ人はもちろん、ドイツ人、ロシア人、日本人、中国人その他人類はいないんだよね~」

千冬「なら、放っておけ。
    下らん」

束「ん~……」ゴソゴソ

千冬「?」

コンコン

千冬「ちょっと、隠れてろ」

?「織斑センセー」

千冬「今行く!」

千冬「誰だ」ガチャ

のほほん「あ、せんせー」

シャル「忙しかったですか?」

千冬(デュノアに布仏…
    珍しい組み合わせだな)

千冬「何の用だ?」

のほほん「えっと、生徒会関係でちょっと~」

シャル「私も、is関連でちょっと質問が」

束「あったー!」バーン

千冬「あ、馬鹿出るな!?!」

束「スイッチおーん!!!」ポチ

千冬「何をした馬鹿者!?!」バシュバシュバシュ

束「ちょっとねー」バシュバシュバシュ

シャル「う、うわぁぁぁぁ!?!?!」バシュバシュバシュ

のほほん「お~!?」バシュバシュバシュバシュ

nacht der untoten

束「ついたかな?」シュンシュンシュン

千冬「くっ…何が起きた……」シュンシュンシュン

シャル「…エーヴェ」シュンシュンシュン

のほほん「大丈夫、シャルちん?」シュンシュンシュン

束「おー無事、成功したみたいだね!」

千冬「おい、此処は何処だ!!」

束「えー?
  うーんとね~」キョロキョロ

のほほん「ねーねー大丈夫シャルちゃん?」

シャル「ちょ、ちょっと無理かな?」オロロン

束「あー…
  余分なの着いて来ちゃったけど、まぁ、いいか別に」

千冬「余分な物とか言うな。
    それで、此処は何処だ?」キョロキョロ

のほほん「……外国だと思いますよー
       多分、ドイツかな~?」

千冬「何故分かる」

のほほん「だって、ドイツ語が書かれた書類落ちてますよ~?」ヒョイ

千冬(これは、ドイツ国防軍の書類だな。
    場所はドイツとフランスのどっかだな…
    1943年…1943年!?!)

束「ちーちゃんどうしたの?」

千冬「おい、貴様!
   これはどういう事だ!!!!」

束「えー?
  今、何処か分かった?」

千冬「フランスかドイツのどっかだ。
    1943年のな!!
    これは、どう言うつもりなんだ!!!」ガシッ

束「痛いなぁ~
  この世界の何処かに、エレメント115があるんだよ?」

千冬「ふざけるなよ、束!!
   今すぐ、私達を元の世界に返せ!!」

束「ハッハッハ、それは無理な相談だよ、ちーちゃん」

シャル「あ、あの、織斑先生」

千冬「何だ」

シャル「そ、外を……」ツイ

千冬「?」

?「「「「ア゛ァァ……」」」」

のほほん「ん~?
      昔のドイツ軍の軍服着てるよ~
      おーい」フリフリ

千冬「バカやめろ。
    我々はドイツ軍の施設にいるんだぞ!
    同盟を結んでいるとはいえ、こんな所に居たら怪しまれる!」

束「なんか、様子がおかしいね?」

ドイツ兵「ア゛アァァァァ~~」

千冬(本当に、様子がおかしいな…
    足を引きずって歩くのを見ると、何処か負傷しているのか?)

束「あ、鉄砲落ちてるよ」ヒョイ

シャル「あ、あの、あんまりそう言うの勝手に弄らない方が…」オソルオソル

束「何お前?
  勝手に付いて来たくせに、私に指図するの?」

シャル「そ、そういうわけじゃないですけど…」

シャル(や、やっぱり、この人苦手だよ~)

のほほん「あ、こっちからも来たよ~」フリフリ

千冬「四方を囲まれたな。
    何だ、アイツ等は?
    空襲で防空壕に避難していたのが戻ってきたのか?」

束「ん~…
  あれ、もう死んでるよ」

三人「は?」

束「アイツ等、基礎体温が30度ぐらいしかないよ。
  しかも、体幹ぐらいしか熱くないし、脳も、一部の機能しか動いてないみたい」ジーッ

のほほん(あの装置、どこから出したんだろう?)

千冬「だが、一部機能しか動いていなくとも生きているという事だろう?」

束「今、ちーちゃんと道徳の話をするつもりはないよ。
  そして、“あれ”が動いている箇所は人間の『食欲』を司る場所。
  つまり、私の推測が正しければあれはもう“ゾンビ”だね」

のほほん「シャルちゃんシャルちゃん」ヒソヒソ

シャル「な、何かな?」ヒソヒソ

のほほん「取り敢えず、鉄砲を持っておいた方が良いっぽいよ」

シャル「え?
     なんで?
     窓にはバリケードが張られているから、そこまで警戒しなくても入ってこれないよ」

ドイツ兵「ア゛アァァァ!!!!」バキバキ


千冬「なんて力だ!?
    バリケードを引き剥がしているだと!!」

束「筋肉の使用に制限がないんだね、きっと」

千冬「クソ」カチャ

シャル(織斑先生が銃を手にとった!?)

のほほん(これは、いよいよヤバイかも)

束「取り敢えず、こんな所で死にたくないしね~」カチャ

千冬「おい、そもそも、こっちに来たんだから、同じ方法で帰ればいいだろうが!!」ハッ!

束「あー、あれ?
  無理無理。
  あれ、is学園の電力総動員して漸く動くから、エネルギーが足りないよ」ハッハッハ

千冬「なんて事を…」ハァ

シャル「お、織斑先生!?
     向こうの窓を破られました!!」アセアセ

千冬「えぇい!
    一度、警告して、無視したら足を撃て!
    銃の使い方はわかるだろう!」カチャッ

シャル「は、はい!」

シャル(マンターゲットは撃った事有るけど、実際の人は……
     どうか、止まってください!!)

シャル「freeze!!」カチャ

ドイツ兵「ア゛ァ゛ァ゛!!!!!」バキバキバキ

シャル「ごめんなさい!」ダァン

ゾンビ「ア゛ァ!?」ビスッ

束(やっぱり、足撃った程度じゃ、死なないか。
  ここは、やっぱり定番の)カチャ

千冬「!?」

束「ヘッドショットしかなさそうだね」ダァン

ゾンビ「!?!」バシャッ

のほほん(躊躇なく、頭を撃った!?
       やっぱり、この人、頭逝かれちゃってんだね……)

千冬「お前は何を考えているんだ!!」ボガシッ

束「痛っ…
  ちーちゃんこそ、何言ってんのさ?
  あれはもう、人間じゃない。
  人間の形をした、化物だよ。
  私とちーちゃんを食べようとするね。
  だったら、敵じゃん。
  それに、ちーちゃんっぽく言えば、
  
  『ああなってしまったら、殺してやるしか助ける方法はない』
  
  って事だけど」

千冬「束、貴様ぁっ!!!」

シャル「お、織斑先生!!
    今はそん時じゃないでしょう!!
    篠ノ之博士の言う事は余りにも酷いですが、最もです!!
    私達が、彼等を楽にしてあげないと、彼等はずっとあのままなんですよ!!」

のほほん(シャルちゃん、必死になって自分を正当化しようとしているのかな?
       自分が殺してないとは言え、間接的には自分が撃っちゃったんだし)

のほほん「そうだよ、織斑先生~
      私も、美味しく頂かれちゃうのは、あんまり好きじゃないかなーって思います」

千冬(クソ、なんでこんな事になった!)

千冬「分かった。
    デュノアに布仏。
    お前達は、絶対に撃つな。
    私と束が彼等を導いてやる。
    束、貴様に拒否権はないぞ。
    このイカれた世界に強制的に巻き込んだせめてもの償いだ!」

束「ok」

束(なんで、ちーちゃんはこんなお邪魔虫の分まであれを殺すんだろうね?
  足で纏なんだから、さっさと食われちゃえば良いのに)カチャ

束「束さんの一撃を受けてみろー」ダァン

のほほん(やっぱり、織斑先生はいい人だなぁ~
       じゃあ、私は、シャルちゃんの心配でもしようっと。
       イザと言う時は、シャルちゃんのis展開させて、逃げれば良いし)

シャル(そう、僕は悪くないんだ!
     あれは、あの人を助けるためであって、決して、僕に非があった訳じゃない)ブツブツ

のほほん「シャルちゃんシャルちゃん」ツイツイ

シャル「な、何…かな?」

のほほん「あそこの扉って開くのかな?」ツイ

helpの扉

シャル(help?
     ヘルプって書いてあるけど、なんだろう?)

千冬(これは彼等を助けるため、これは彼等を助けるため、これは彼等を助けるため!!)ダァン

束(弾は脇の弾薬箱に一杯あるけど、ボルトアクションはキツいなぁ~)ダァン

シャル「ちょっと、開けてみようか」

のほほん「うん」

シャル「扉、少し重いね」ググッ

のほほん「そうだね~」ググッ

シャル「あ、開いた」

のほほん「中にゾンビは居ないよ」キョロキョロ

シャル「無線機が置いてあるよ!」

のほほん「本当だ!
       織斑センセー!!」

千冬「どうした!?」

のほほん「こっちに無線機があります!」

シャル「ついでに、ゾンビもいません!!」

束「こっちの無線機なら!!」ダッ

千冬「おい馬鹿!?」ダァン

千冬(クソ、取り敢えず、ゾンビの攻勢は、一旦収まったか?)ダァン

束(確か、飛んで来た電波の周波数は~っと…)カチャカチャ

のほほん(本当に、この人、人間としては屑だなぁ~
       自分の目的のもの見つけたと思ったら、今の作業丸投げしてこっち来ちゃったし)カチャ

のほほん「シャルちゃんシャルちゃん」ツイツイ

シャル「ん?
     どうしたの?」

のほほん「私、織斑先生手伝ってくるから、一応、この人見てちょーだい。
       何かあったら、大声で呼んでね~」スタスタ

シャル「えぇ!?
     ちょっと……行っちゃった…」

束「ハローハロー」キュインキィイン

シャル(うぅ、この人、苦手なんだよなぁ~
     せめて、最初の頃のラウラみたいなら、まだやりようは合ったんだけどなぁ~…)

束(電波の受信状況悪いのかなぁ?
  ノイズがひどすぎるよ、これ。
  もっと、マシな無線機見付けてくれればイイのに、本当に使えないなぁ~)キュインキュイン

違和感があると思ったら呼称だ。のほほんさんはシャルのこと「でゅっちー」って読んでなかった?

>>38そうだっけ?なら、デュッチーで

のほほん「せんせー手伝いに来ましたよ~」

千冬「布仏!
    向こうに行ってろと言っただろうが!」

のほほん「でも、先生だけじゃ、大変でしょう?」

千冬「大丈夫だ。
    コイツで最後の様だしな」ダァン

ゾンビ「ギャアァァ!?」ビシャ

のほほん「あら、ほんとー
       取り敢えず、奥の方とか見てみましょーよー」フリフリ

千冬「ああ、だが、お前はそこに居ろよ」

のほほん「二人一組でこーどーしないと危ないですよ~?」

千冬「……なら、確りと援護しろ。
    最悪、撃たなくても良い、ヤバくなったら逃げるんだぞ」

のほほん(織斑先生は織斑先生で、一人で責任背負いすぎだよね)

のほほん「せんせー、それじゃ、援護にならないよ~
       あ、あっちに自販機があるよ、先生」スタスタ

千冬「お、おい、勝手に行くな!」

シャル(うーん…、やる事がない。
     と、言うと、言葉が変だけど、下手に動いても邪魔になるだけだろうし。
     取り敢えず、この倉庫みたいな場所を探ろう)

束(どうやら、配線が何本か切れてるみたいね。
  そうだ)

束「ちょっと、そこの金髪」

シャル「き、金髪?
    ぼ、僕のことですか?」ビクッ

束「そうだよ。
  お前以外に、この場に金髪いないじゃん。
  馬鹿なの?」

シャル「いえ、あの、すいません……」シュン

束「取り敢えず、なんか、ワイヤーみたいなの探してきてよ。
  使えないんだから、其れぐらいは役に立ってよね」

シャル「は、はい…」

シャル「自分で行けばいいのに」ボソッ

シャル(取り敢えず、奥に行ってみよう。
     此処はなんだか、倉庫みたいだし、ワイヤーぐらいはあるでしょ)キョロキョロ

シャル「うん?」

シャル(これ、銃だ!
     ショットガン…狩猟用のダブルバレルだ!!)ヒョイ

千冬「デュノア」

シャル「あ、織斑先生。
    そっちは、どうですか?」

千冬「あらかた片付けた。
   今、自販機みたいなのを見つけたんだが、一向に動く気配がなくてな。
   お前は、何をしているんだ?」

シャル「あ、はい。
    篠ノ之博士がワイヤーみたいなのを探してこいって言われて。
    で、ショットガンを見つけました」ツイ

のほほん「おーデュッチー凄いね~
      人間性一杯持ってるんじゃない?」

シャル「人間性?」

のほほん「あ、あっちにはサブマシンガンあるよ!」

千冬(布仏は何を考えているのかさっぱりわからん。
    束に匹敵するぐらい、謎の生物だ)

千冬「数も、人数分あるな。
    取り敢えず、一人2丁づつ持っていけ。
    あの馬鹿にはサブマシンガンで良いだろう。
    デュノアはkarを持ったまま、サブマシンガン。
    布仏はkarとショットガンだ」

のほほん「はーい」

シャル「はい」

千冬(サブマシンガンは近距離では強力だが、遠距離では圧倒的にライフルの方が上。
   敵に近づけば近づくだけ、危険性は高まる。
   此奴等には絶対触れさせん)

シャル「あ、銅線かな、これ?」ゴソゴソ

のほほん「そーみたいだねー」

千冬「銅線がどうかしたのか?」

シャル「何でも、必要らしくて」

千冬「成程。
    私が届けよう。
    お前達は、周囲を見張っていてくれ」

シャル「はい」

のほほん「okで~す」

千冬(あの大馬鹿者の事だ、どうせ、役に立たないから探して来いだのなんだのと言ったのだろう)

千冬「おい、デュノアの奴が銅線を見つけたぞ」

束「ありがとちーちゃん!
  これで、無線が通じるようになるよー」カチャカチャ

無線『あーあー聞こえているかね?』

束「お、繋がった」

千冬「ドイツ訛りの英語だな」

無線『まぁ、聞いているか聞いていないかはどうでも良い。
   もし、聞いているとしたら、よく聞くように!
   まぁ、ゾンビ君のように、理解できる脳みそがなければ、生きていても同じだがね』

千冬(イラッと来る話し方だな)

無線『良いかね、君が今いる場所は、とても危険だ。
    正直、とっとと其処から立ち去ってしまうのが一番良い。
    まぁ、墜落したアメリカの爆撃機と駐屯していたドイツ軍の武器を拾って、暫くは凌ぎ給え』

千冬「このライフルとサブマシンガンのことだな」

無線『それと、無線機の前に立って、左側に、細長い木箱があるだろう』

束「この箱かな?」

無線『その中には儂が作った素晴らしい発明品が入っている。
    途中にある自販機や壁にある武器を買う時は、近くの数字と手持ちの数字を見比べて買うことだ。
    ゾンビを倒せば、その分だけ、多くのポイントが手に入る。
    そのポイントはゾンビが持っている微弱なエレメント115に反応して増えるからどんどん倒せば、どんどん貯まるぞ!』

千冬「数字?
    取り敢えず、木箱を開けるぞ」ギィィ

束「なんか、腕時計みたいな物が入ってるね」

千冬「これを腕に巻けばいいのか。
    丁度4つあるな」ツイ

束「ほうほう、これがエレメント115を集める装置ですかな?」

千冬(カウンターは0か。
    そう言えば、あのテンガロンハットの自販機は4000と書いてあったな…)

千冬「これを二人に渡してくるから、お前は無線で通信出来るか試してくれ」

束「ん~無理だよ~
  受信専用だからね、これ。
  送信用のは見当たらないし」

千冬「天才なんだろう?
    何とかしろ」

束「ちーちゃんオーボー」プンスカ

千冬「デュノア、布仏」

シャル「あ、織斑先生」

のほほん「いじょーなーし」

千冬「ああ。
   さっき、これを見つけた。
   これを腕に嵌めろ」ツイ

シャル「腕時計…いや、ブレスレット?」

のほほん「デジタル時計みたいに数字があるね~」

千冬「そう言えば、お前達には、取り敢えず、此処にいる理由を説明してなかった。
   今から、話す事は信じられない事だと思うが、全て事実だ。
   心して聞いてくれ」

シャル(な、なんだろう?)ゴクリ

のほほん(この世界のことかな?
      織斑先生、さっき、無線機から私たち遠ざけたし)

千冬「取り敢えず、この世界は―――

千冬「―――と、いうわけだ。
   納得しろとは言わない。
   だが、理解しろ」

シャル「……はい」

のほほん「…おぉう」

千冬「取り敢えず、お前達には本当に済まない事をしたと思う。
    私の命に変えても、お前達を元の世界に連れて帰るから、安心しろ」

のほほん「せんせーカックいー」

シャル「わ、私達も、出来る限り、自分の身を守りますから!」

のほほん「そーそー
      デュッチーはis持ってるし、私もこう見えて、やる時はやるよ~?」フヨフヨ

千冬(デュッチー?
    と、いうか、此奴は、不安だな…
    此奴の世話はデュノアに一任しよう)ハァ

千冬「取り敢えず、今後、行動するときは、デュノアと布仏、私とあの馬鹿で行動する。
   本来なら、デュノアは束と組ませたいが、あの馬鹿は私が手綱を握らねば、何処へ行くかもわからん」

シャル(ですよねー)

のほほん(オリムー曰く、あの人は、織斑先生と箒ちゃん以外は拒絶するって言ってたし。
      そんな人と、一緒には行動したくないよねぇ~)

束「ちーちゃんちーちゃん!!」

千冬「…取り敢えず、一旦戻るぞ。
   此処の、警戒はもういい。
   扉を閉めて、つっかえを立てる」

シャル「はい」

束「ちーちゃーん!!
  はーやーくー!!」

千冬「煩い!
   今行くから、黙って待っていろ!!」

千冬「で、なんだ、煩い」

束「あのね~
  取り敢えず、ここら辺の何処かの壁を壊せば、ここから脱出出来る通路が出るんだって」

千冬「無線が言っていたのか?」

束「うん。
  何処にあるのか、よく分からないんだよね~
  なんか、この部屋の何処かに大きな穴があるらしいけどね」

千冬「デュノア、周囲をスキャンしろ」

シャル「はい」シュイン

のほほん(専用機は便利だね)

千冬「壁と言う事だ。
    階段等辺を中心に見てくれ」

シャル「はい」

シャル(えっと、取り敢えず、サーマルで周囲をスキャン…)ピーピー

シャル「ん?
     先生、あの壁が怪しいです」

千冬「ここか?」

シャル「はい」

千冬「よし、壊せるか?」

シャル「この程度なら、多分、大丈夫です」ペタペタ

のほほん「じゃ~
      シャルパーンチ?」シュバババッ

シャル「え、ま、まぁ、殴るけどさ」

のほほん「じゃー、シャルパーンチ」シュバババ

千冬「何でも良い、さっさと壊せ」ハァ

シャル「あ、は、はい!
     少し、離れててください」

シャル「フッ!」バゴン

千冬「トンネルが…」

束「しかも、ランプが所々に掛けてあるね~
  ここが、もしかして、次の場所への出口かな?」

のほほん「せんせーゾンビが来てますよ~」カチャッ

千冬「全員、中には入れ!
   デュノアと布仏は前衛。
   私は殿だ」

千冬(取り敢えず、簡単なブービーを仕掛けておくか。
    アイツ等は、頭が良さそうには見えんからな)カチャカチャ

束「私はー?」

千冬「貴様は真ん中だ。
    戦闘では戦力にも成らん唯のお荷物だ」フン

千冬(命中率が低すぎて、逆に危ない)

シャル(この洞窟、随分と、古いけど、大丈夫なんだろうか?)

のほほん(この先には何があるのだろうか?)

束(さっさとエレメント115見付けて帰りたいな~
  多分、ゾンビはエレメント115のお陰で動いているんだと思うんだよね~
  どう言う原理かしらないけど)

シャル(あ、出口が見えてきた!)

のほほん「出口だ~」

千冬「どうやら、後ろは追って来てない様だ。
   出る時には、周囲に十分注意しろよ」

シャル「はい」

のほほん「はーい」

シャル「あれ?
     なんか、焼け野原に出た…」キョロキョロ

のほほん「何もないね~」キョロキョロ

シャル「あ、あそこに大きな建物があるよ!」

のほほん「ほんとだね~
      おーりむーらーせんせー」

千冬「どうした?」

シャル「周囲にはゾンビがいません。
     それと、あそこに何か建物があります」

千冬「よし、取り敢えず、あそこに行こう」

千冬(何の建物だ?
    空爆を受けたのか、所々の外壁は崩れてるし、地面は大きな着弾痕。
    木々は燃えているな……)

束「あそこに行けば、もっとマシな通信機見付けられるかもね」

verrückt

千冬「なんだ、此処は?」キョロキョロ

束「病院…かな?」

千冬(と、言うか、いきなり、死体安置所っぽい所って…)

シャル(一階に、死体安置所作るとは…
     流石ナチ公、考える事はやっぱり、頭が可笑しい…)

のほほん(うは~…
       固定具付きの診察台。
       ちょっと、ヤバイ感じの病院かな?
       t4作戦とか人体実験とか)

シャル「先生、私達はあっちを見てきます」

千冬「ああ、注意しろよ」

シャル「はい」

この後、2つのチームに分けます

1.東側ルート(千冬、束組)
2.西側ルート(シャル、のほほん組)

>>59

14

では、verrücktは東側ルート(千冬、束組)ルートで行きます

千冬「しかし、此処はなんの病院だ?」

束「うーん…
  精神病院か、人体実験やってた場所だろうね。
  ほら、ここって、どうも、ドイツ軍の占領下っぽいし」

千冬「考えたくもないな。
   私達も手掛かりに成りそうな物を探すか」

束(お、落書き?
  power will reunite you
  力が貴女を再開させる?
  なんじゃそりゃ??)ハテ

ガシャン

千冬「なんだ!?」

束「どうしたの?」

シャル「先生!」ドンドン

のほほん「開かないね~」ドンドン

千冬「クソ、この扉が突然閉まったんだ!
   束、何とかしてくれ!」

束(めんどくさ)

束「無理だよちーちゃん。
  がっちり締まっちゃってるもん、この扉。
  バーナー持ってこないと無理だよ~」

千冬「クソ!
   いいか二人共、そこを絶対に動くなよ!!」

シャル「はい!」

のほほん「は~い」

千冬「取り敢えず、別の方法を見付けて、二人と合流しなければ……」

千冬(残る扉は、この二つか。
    両方共、750だ)

千冬「この扉を開けるにはこの腕輪のポイントが貯まらねば開かない…」ガンッ

束「でも、貯めるにはゾンビと戦わなきゃね~」アハハ

千冬「クソ、せっかく、ゾンビ共から逃げてきたのに、ゾンビ共と戦う事を望むとは…」

束「俺達は、ゾンビ共と戦う事を、強いられているんだ!!」ドーン

千冬「ああ、そうだな」

束「あ、いや、ここは、aegかよって突っ込むところなんだけど…」

千冬「馬鹿な事を言ってないで、開けれないか、確かめろ。
    全く、貴様という奴は昔からこう。
    緊張感を持って物事に当たるという事が出来んのか!」

束(おぉう、お説教ターイム……)

シャル「先生!
     織斑先生!!」ドンドン

千冬「む、どうした!?」

シャル「外を見てください!!」

千冬「外?」チラッ

ゾンビ「ア゛アァァアァァァ」ズルズル

千冬「追い掛けて来たのか!?」カチャッ

束「ん~?
  中庭の方からも来てるから、元々ここにいたゾンビじゃない?」

千冬「クソ!
   いいか、二人共!
   出来る限り、早くお前達と合流出来る様にするが、最悪の状況なら、先に進め。
   だが、出来る限りその場にいて欲しい。
   この先に、何があるか、全くと言って、見当が付かん」

シャル「はい、分かりました。
    先生も無事で」

束(“先生も”か、ふ~ん…
  まぁ、いいけど)

千冬「ああ、気を付けろよ」

千冬「束。
   お前は、外側から来る奴をやれ。
   私は、中庭側から来る奴をやる。
   無茶はするなよ」

束「ok。
  ちーちゃんも無理しちゃだめだよ?」

千冬「お前は自分の事だけを心配しておけ」カチャ

千冬(さぁ、こっちに来いゾンビ共!)

束「はいはい」カチャ

束(何でちーちゃんはあんあ奴等の為に頑張るんだろうね?
 訳が分からないよ)

千冬(この距離なら、私の腕でも撃てるな)ダァン

ゾンビ「グガァァ!!!」ビシャッ

千冬(攻撃すると10ポイント手に入るのか。
   と、なると75回攻撃する必要があるのか?)ダァン

ゾンビ「ギャアアァァ!!!」ドサ

千冬「ほぉ!」カチャ

千冬(倒すと100ポイント近く貰える訳だな。
    では、最低でも8体倒せば、次の扉が開くわけか。
    む、そっちはデュノア達の方だ。
    こっちに来い)ダァン

束「こっちは暇だよ~
  あ、来た」ダァン

ゾンビ「グガグゴグ」ビシュッ

束(うえ、変な言葉で叫んでるよ…
  でも、一回攻撃が当たると10貯まる。
  つまり、一回攻撃すると、アイツ等に溜まってるエネルギー総量の内、10貰えるってことね)ダァン

ゾンビ「ギャアァァ!?!」ビシャッ

束(ヘッドショットすると、100ポイント)

千冬(しかし、此奴等は地面から出てくるが、まさか、この中庭や外には大量の死体を埋めているのか?
    何の実験をしていたんだ、ここは!?)バァン

束(ん~?
  よく見れば、目が光ってるね。
  あれは、エレメント115の副作用として、何で光るのかな?
  私の考えだと、エレメント115は大出力の電気を蓄えていると思うんだよね~
  で、その115が何等かの作用で、死体をまた、復活させ、ゾンビにするんだよ。
  あのレーザーガンもis学園の総電力を使えば、10発ぐらい撃てる様になるし。
  でも、あの武器使うだけで、ヤシマ作戦するのもね~
  使徒が出て来たら使うけどさ)フフン

千冬「まだ、530か…
   もっと、大量に貯まる方法はないのか?」バァン

束「大量に出てこないと無理だよね」

千冬(ヤマアラシのジレンマか…)バァン

束「ねーねーちーちゃん」

千冬「なんだ」バァン

束「あんな奴等放って置いても別にいいじゃない。
  どうせ、なんy 千冬「黙れ!」ボガシィ

千冬「世界は貴様を中心に回っているわけじゃないんだぞ!
    次、そんな事を抜かしてみろ、貴様を置いていくからな!!」

束「痛いなちーちゃん…
  でも、アイツ等足で纏いじゃん」

千冬「どこがだ。
   逆に、こんな意味不明な状況でよくやってくれている。
   次、そんな巫山戯た事を抜かしたら本当に、置いて行くからな」ギロ

束(こりゃ、本気の目だね。
  全く、訳が分からないよ)ハァ

千冬(なんで私は、こんな性格をした奴の友達をやっているんだ?)ダァン

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