ゼンガー「ISだと?」 (48)

シュウ「み、見事です・・・このネオ・グランゾンを倒すとは・・・」

シュウ「これで・・・悔いはありません・・・戦えるだけ戦いました・・・」

シュウ「全てのものは・・・いつかは滅ぶ・・・」

シュウ「今度は私の番であった・・・ただそれだけのことです・・・」

ボロボロになったネオ・グランゾンから聞こえるシュウの声はどこか穏やかであった
まるでこの結果を待ち望んでいたかのようだ

シュウ「これで私も・・・全ての鎖から解き放たれることが・・・」

シュウ「出来・・・まし・・・た」

そう言い残すとネオ・グランゾンが爆発を始めた
凄まじい爆発の後にはかつての強敵の姿はなく残骸だけがただ浮かんでいた
長く激しい戦いがやっと終わったのだ

リューネ「・・・シュウ・・・」

マサキ「こ、これで・・・終わった・・・!」

マサキ「だけど・・・だけど・・・」

マサキ「シュウ・・・馬鹿な・・・奴だったぜ・・・くそっ!」

ダークブレイン消滅後突如反旗を翻したシュウ・シラカワとの最終決戦は
マサキ達の勝利で幕を閉じた
そしてこの瞬間地球に降り注ぐ脅威はすべて取り除かれたのだ

ゼンガー(終わったのだな・・・)

ダイゼンガーに乗るゼンガー・ゾンボルトは安堵の表情を浮かべる
だがしかしまだ安心はできない
いまだ地球圏はいまだ不安定な情勢が続いているのだ
地球に帰ってからもゼンガー達のやるべき事はたくさんあるのだ

ゼンガー(まだ全てが終わったわけではない・・・)

そう考えていると不安定なこの空間も元の世界に戻ろうとしている
白い暖かい光が辺り一面に広がっていく
光はダイゼンガーを飲み込みゼンガーの意識も光に飲み込まれていった
しかしこの時ゼンガーは思いもしなかった
これが新たなる戦いの始まりだということを

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381638339

携帯で書いてるから遅くなるよ
ISはアニメは全部見たOGは外伝まで
だけど一期の内容忘れかけてて確認しながら書くからさらに遅くなるすまん

ゼンガー「ここは・・・?」

ゼンガーの意識が覚醒するとそこは宇宙空間で周りに仲間達もいなかった

ゼンガー「俺だけが違う場所に飛ばされたのか?ハガネやヒリュウ改は?」

そう思って通信を試みるが繋がらない
どうしたものかと考えていると地球が目に映る
何か不自然な感じがする何かが足りないような

ゼンガー「ソーディアンがないだと!?」

修羅達の箱舟とも言えるソーディアンが消滅しているのだ
これはどういうことだ・・・謎はさらに深まる
しかし考えていては仕方ないひとまず地球に向かおうとダイゼンガーを動かそうとすると・・・

???「ちょっと待ったー!!」

ゼンガー「!?」

いきなり通信が入ってきた
声を聞くところに若い女性の感じがする
ゼンガーは声の主に問いかけた

ゼンガー「お前は何者だ?」

束「私の名前は篠ノ野束!ISの開発者だよ!」

ゼンガー「IS・・・?」

聞き覚えのない単語が出てきた新しい兵器の名前かなにかか?
そう考えていると今度は束が問いかけてきた

篠ノ野束「ねーねー君は一体何者なの?どこから来たの?そのロボットは誰が作ったの?」

子供に質問攻めされている感じだった
まるで好奇心の塊だ

ゼンガー「俺の名はゼンガー・ゾンボルト訳あってこの場所に飛ばされた」

篠ノ野束「ゼンガーって名前なんだ!んーもっと質問したいけど一旦私の研究所に来ない?」

ゼンガーは一瞬何か裏があるのではと考えたが仲間と連絡は取れない今従うしかあるまい

ゼンガー「わかった束の指示に従おう」

ここは何処かにある篠ノ野研究所
ダイゼンガーから降りたゼンガーは篠ノ野束と情報を交換していた
そしてゼンガーが別世界のから来たという事実が判明するのはそう時間はかからなかった

ゼンガー「インフィニット・ストラトス・・・女性にしか扱えない兵器・・・」

束「DC戦争やシャドウミラーやインスペクター・・・にわかには信じられないけど流石にアレを見せられると信じるしかないみたいだね~」

そう言うと束はダイゼンガーのほうに目をむける

ゼンガー「だが俺はまだそのISとやらを見ていない」

束「あっそうだったねこれがISだよ」

そう言うとISを見せて貰えた
パワードスーツとATの中間の様なフォルムだ
ゼンガーが興味深げに手を伸ばす
すると・・・


ヴォン!


起動したのだ
これには束も驚いた

ゼンガー「何!?」

束「え!?嘘!!こんなことって・・・」

束「ゼンガーちゃん実は女の子ってことはないよね?」

ゼンガー「俺は男だ」

束「だよねーじゃあどうして・・・」

しばらく束考えこむといいこと考えた!っ的な悪い笑みを浮かべた

束「ねぇゼンガーちゃん!今帰る場所も住むとこもないんだよね?」

ゼンガー「あぁだが地球に降ろして貰えれば山で釣りでもして野宿しながら元の世界へ帰る方法を探せる」

束「いやその心配は無用だよ!帰る方法も住む場所も私が作ってあげる!」

ゼンガー「いやそこまで好意に甘える訳にも・・・というかなぜ背中を押す!?」ズズズ

束「いいからいいからー束を信じてー」グイグイ

物凄い力で押されてついにはカプセルの様な物に入れられる

ゼンガー「待て!俺をどうするつもりだ!?」ダンダン

束「ゼンガーちゃんには地球に降りてIS学園って所に行って貰います!」

ゼンガー「IS学園だと?」

束「詳しいことは織斑千冬っていう私の友達が説明してくれると思うから!たぶん!」

ゼンガー「まて!話はまだ終わって・・・」

束「ポチッとな♪」

ここはIS学園
織斑千冬は今見覚えのあるカプセルの前にいる
また束の仕業かと思い急いでやってきたが
一向に出てくる気配がない
いつもなら飛びでてくるはずなのだが・・・

千冬「中にいるなら出て来いまったくいつも面倒をかけさせて」ガチャ

と開けるとそこにはいつもの小柄な友人ではなく見覚えのない大男だった・・・

千冬「何者だ!!」

と思わず距離を取る

ゼンガー「待て!俺は篠ノ野束に言われてここにやって来た!織斑千冬と話がしたい!」

千冬「何・・・束が私を?」

ゼンガー「ということはお前が織斑千冬か?」

ごめん夕食の準備してくる
再開は8時ごろ

自己紹介を簡潔に済ましゼンガーはこうなる経緯を千冬に説明した
最初は別世界から来たなんて信じられなかったのだが
あの束が他人に興味を持つとは思えない
それこそ別世界から来るくらいインパクトがないと束は他人に好意は抱かない
そう考えているとカプセルから音声が聞こえて来た

束「あーあー。ちーちゃん聞こえる?」

千冬「束か!?これは一体どういうつもりだ!」

束「まぁまぁ落ち着いて、ゼンガーちゃんは今この世界に来て住む場所もないの、だからIS学園に置いてほしいなぁって思ったりして。」

千冬「そんなことできるか!大体ISも動かせない男など・・・」

束「それができるんだよねぇ」

千冬「なに!?じゃあこいつも一夏と同じ・・・」

束「まぁそういうことだから、あとの事はちーちゃんに任せた!あっ心配しなくても上の方には、私からもう話をつけておいたから!それじゃーねー♪」プツン

千冬「ま、待て!!」

ゼンガー「やはりお前達の好意に、甘える訳にはいかない。」

ゼンガー「俺は野宿でもする、心配しなくても大丈夫だ。」

千冬「いや、もうそれはできない。」

ゼンガー「なに?」

千冬「あいつが上の方に話をつけたということは、お前の存在が世界に広まるのも、時間の問題だろう」

千冬「そうなれば世界がお前をスカウトしようとする、そうなればお前も身動きも取りづらいだろう」

ゼンガー「むぅ・・・」

千冬「やはり我々が何とかしなければならないな」

ゼンガー「すまない・・・」

千冬「いやお前が謝る必要はない、元は束のワガママが原因だからな」

ゼンガー「気遣い感謝する・・・」

数日後

一夏「織斑一夏です!よろしくお願いします!」

織斑一夏は入学式当日好奇な視線に晒されると思ってた。
なんせ史上初の男性のIS操縦者だからだ。
クラスは全員女子、その中に飛び込むのだから目立たないはずがない。
しかしそんな一夏の憂鬱な予想は、イレギュラーによって打ち壊されるのであった。

山田「じゃ、じゃあゼンガー・ゾンボルトさ、さん自己紹介をお願いします」

ゼンガー「ゼンガー・ゾンボルトだ、よろしく頼む。」

そう、全て彼がかっさらってしまったのであった。
クラスの中で銀髪で長身、しかもガタイのいい男がいれば嫌でも目立つ。
というか明らかに学生って歳じゃねーだろ!!と心の中で思う一夏であった。

セシリア「ちょっちょっと待って下さい!」

セシリア「この際男性がこのクラスにいるのはツッコミませんわ!だけどどう考えてもゼンガーさんは、学生って歳じゃありませんでしょう!?」

一夏を含めたクラス全員が頷く

千冬「それについては私が説明しよう!」ガラ

千冬「彼は篠ノ野束の探してきた人材だが、なんせISの知識がないのでな。」

千冬「仕方ないのでIS学園に入学させたのだ。」

セシリア「なら各国の所属になるなりして専属の教育をしてもらったほうがよろしいのでは?」

千冬「それは篠ノ野束が拒否した、そうなれば止めることはできんよ」

セシリア「そんなぁ・・・」

千冬「さぁ授業だ馬鹿者共!」

「「はーい!」」

トリップってやっぱ付けたほうがいいのかね?

今日ここまでにするわ
すげー眠い(´・ω・`)

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