一夏「……」ビキビキッ…! (163)

一夏「だから俺の身体の事も少しは考えて欲しいよな~、みんな気にくわなかったらすぐISでバチコーンだもんよ」

弾「毎度のことながらお前のそれは自慢にしか聴こえんよ…」

一夏「そうかぁ?」

弾「あぁ…」

弾「……」ジーッ

一夏「?」

一夏「何だ?俺の顔になんかついてるか?」

弾「あぁ、いや、なんでもねぇよ」

弾「…あー、ちょっと用事済ませてくるから待っててくれ、すぐ戻るわ」

一夏「おう、いってらー」

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蘭「お、おにぃ!」

弾「…おう」

蘭「一夏さん…どうだった!?」

弾「お前の言った通り、『アレ』の前兆があるな……」

蘭「や、やっぱり……」

蘭「はやくIS学園に知らせなきゃマズイよ!!」

弾「そうだな、例のホットラインで千冬さんに連絡しなきゃな……」

弾「…頼むから死人だけは出さないでくれよ、親友…!」

IS学園

ビコーンビコーン!ドゥルルルルルガンガンガンガンビョビョビョビョヂヂヂヂヂヂヂ!!!!

千冬「!!!!!」

山田「わ!」

山田「お、織斑先生…なんか凄まじい着信音ですが…」

千冬「………ついにこの時が来てしまったか」

ピッ

千冬「私だ」

弾「ご無沙汰しております」

千冬「ああ、不躾ですまんが早急に本題に入ろう」

弾「そうですね、まあこの回線を使ってる時点でお察しですが、今日ウチに遊びに来た一夏に『アレ』の前兆が見られましてね、おそらく今週中には……」

千冬「……そうか、了解した。毎度毎度すまないな、今度何か礼をしなければな」

弾「いえいえとんでもない、『アレ』は天変地異のようなものですから……」

千冬「そうか?私には天変地異のほうが幾分か優しく思えるが」

弾「あははは、確かにそれは言えてますね。」

千冬「ふふっ」

弾「……千冬さん」

千冬「なんだ?」

弾「……一夏を、一夏を人殺しにさせないで下さい、お願いします」

千冬「……約束しよう」

弾「……健闘を」

千冬「……ああ、それではな」

ピッ

ラウラ「教官、何か緊急事態なのですか!?」

シャル「専用機持ちの僕達だけ非常呼集がかかったけど……」

セシリア「見たところ学園は平和そのものですし…また何か軍の機密任務などですか?」

鈴「ま~た物騒なのはちょっと勘弁かな~」

箒「一夏はまだ来てないようですが…」

千冬「すまないな、今回お前らに集まってもらったのは他でもない、その織斑一夏についてだ」

セシリア(な、なんだか心無しか織斑先生が怯えているように見えますわ……)コソコソ

シャル(僕もあんな織斑先生はじめて見るよ……)コソコソ

ラウラ「また一夏をさらおうと画策している輩が現れたのですか!?」

千冬「いや、そうではないんだ。山田先生」

山田「……はい」

山田「私も先程織斑先生から聞いたばかりでよく分かってないのですが……」





山田「織斑君は近いうちに、怒りの感情が大爆発して、ほぼ別人の様になってしまうらしいのです……」





セシラ「………………は?」


箒鳳「!!!!!!」

箒「ア…アレガ…アレガマタ……」ガクガクブルブル

鈴「ウソ……イヤ……イヤ……!」ガクガクブルブル

シャル「ふ、二人共どうしたの…?」

セシリア「何かとんでもない過去があったのでしょうか……」

千冬「……篠ノ之、鳳」

箒鈴「……………はっ、はい」

千冬「……申し訳ないのだが、詳しい説明を頼んでもいいか……?私の口からはどうも、……な。」

千冬「……………すまないが席を少し外させてもらう、すぐ戻るがよろしく頼む」ガチャ


ラウラ(あ、あの教官があんなに弱々しく……!!)




箒「……………鈴」

鈴「……………なに?」

箒「……………お前も『アレ』を越えてきたのか…?」

鈴「……………まあね。………アンタこそ、辛かったでしょ」

箒「……………まあな」

鈴箒「………………………」ウルウル

シャル「ちょ、ちょっとちょっと!二人だけで分かり合ってないでさ、僕だに説明してくれないかな!」


セシリア「珍しい光景ですわね……」

ラウラ「日中国交正常化だな」

山田「ボーデヴィッヒさん……」

面白そう。期待してます。
あと、鳳ではなく凰ですよ。

~かくかくしかじか~

シャル「えっと……つまり普段の一夏は、ストレスを感じても表向き、本人の意識的にも特に影響はないんだけども」

シャル「無意識の心の領域?に実はどんどん溜まっていて、それが許容量を超えた時点で大爆発するってことかな…」

箒「……まあ大体そんな感じだな」

鈴「……精神科医いわく二重人格みたいなもんらしいわ」



ラウラ「しかし私達は一夏に大激怒させるほどのストレスなど与えている覚えなどないが?」

セシリア「ラウラさんの言う通りですわ!…まあ多少の思い違いはあったにせよ怒らせるほどではないと思いますが……」

ガチャ

千冬「……それについてだが」

山田「織斑先生、大丈夫ですか?」

千冬「ああ、心配をかけたようですまない。……あー、オルコット」

セシリア「はっ、はい」

千冬「入学当初の事、そしてクラス代表戦に至るまでの経緯は当然覚えているな?」

セシリア「え、ええ……ですがあれは!」

千冬「言いたい事は分かる、当然の事ながら一夏本人はその事についてもう何も思ってはいないさ。いや、むしろ一夏はその時ですらお前に対する敵意や不信感を抱いてはいないはずだ」

千冬「大方あの時本人が抱いていたのは正義感なりといったいわば正の感情だろう」

>>8
ご指摘ありがとうございます!鳳だと思ってました…

千冬「もともと一夏自身は負の感情自体湧き上がらない、もはや聖人のような人間なのだろう」

千冬「しかし」




千冬「そんな人間はいない」





鈴「『アレ』がそれを担ってるのよ………」

鈴「『アレ』は普段の一夏が湧き上がらない負の感情を代わりに抱き、溜め込み、そして時が来たら目覚める……」

鈴「『アレ』はいわばバランサーね……普段のノーテンキな一夏でいられる為の……」




ラウラ「……ダチョウ倶楽部の肥後、ロバートの山本のような存在か」

山田「ボーデヴィッヒさん……」

箒「………そして『アレ』はどんなに小さな事でも見逃さない……」

箒「……入学当初のセシリアとの諍い」

セシリア「……」

箒「……ラウラの出会い頭のビンタなんか当然だろうな」

ラウラ「……」

箒「……私なぞ数え切れないほど心当たりがある」

鈴「私もよ」

千冬「………私もだ」

シャル「……ぼ、僕は無いんじゃないかな~って密かに思ってたりするんだけど……」

千冬「……女しかいない環境で一人放り込まれた男、そこにもう一人同じ境遇を持つ男が現れ友情を感じる。そして実はそいつは女だった」

千冬「『アレ』の感想が是非聞いてみたいものだな」

シャル「    」



ラウラ「きょ、教官!!一つ質問があります!!」

千冬「何だ?」

ラウラ「一夏にそういった一面があるのは分かりました、しかしそれを知っていた箒、鈴、教官はなぜ一夏に対して極力ストレスを与えないように努めなかったのか、そしてそれを我々に伝え『アレ』とやらを目覚めさせないようなぜ忠告をいただけなかったのかと思ったのですが」

山田「あ、それ私も思ってました。ボーデヴィッヒさんふざけてただけじゃないんですね、質問二つだけど」



千冬「……いい質問だ。これから一夏は『アレ』と人格が交代してしまう、その期間は正直どのくらいか全く検討がつかない」

千冬「過去の経験から短くて一週間、長くて3ヶ月だ」

千冬「いずれ『アレ』が収まり普段の一夏に戻った時……」

千冬「 決 し て 気 を 使 っ て は な ら な い 」




セシラ山「えっ」




千冬「むしろボコるくらいでちょうどいいのだ」

シャル「ど、どういうことなの……」

セシリア「ボコしたらまた繰り返しなのでは………」

ラウラ「そ、その真意を教えて下さい!!」



鈴「普通の人間が感じるはずの負の感情を感じるのが『アレ』なのだと言ったわよね……」

ラウラ「う、うむ」ゴクリ

鈴「『アレ』は一夏と代わると同時に自分の存在自体に 罪 悪 感 も感じてるのよ」

鈴「『アレ』が出てるときはもうひたすら気を使いまくっていいのよ。それはもうガラス細工を扱うような丁重さで。むしろ気を使わないとほんの些細な事で半殺しにされるから、女だろうが関係なくね」

セシラ山(サラッと恐ろしいこと言ったな……)

鈴「でも引っ込んだ時に気を使いつづけるとね、その『アレ』自身の自分への罪悪感が無くなるらしく……またすぐ出てきちゃうようになるのよ。最悪ホントの一夏と人格が完全に入れ替わる可能性もあるって精神科医が言ってたわ」

鈴「『アレ』の本来の役目は一夏の心の奥底でストレスを本人の
代わりに受けるものって思わせるために」



鈴「ボコるのよ」

箒「……皆に知らせなかったのはだな」

箒「『アレ』を目の当たりにしなかった者が『アレ』の存在のみを知っているうえで気を使うと入れ代わりが顕著になってしまうのだ……」

箒「普段の唐変木な一夏の代わりに『アレ』は凄まじいほどに他人の心意に敏感らしくてな……」

鈴「アタシ達が一夏の事好きっての多分バレバレよ」

セシラ「ファッ!?」


山田「本当に伝わって欲しいのはいつもの織斑君に、なんですけどね~」プークスクス



千冬「とまあこんな感じだが…ボーデヴィッヒ、納得してくれたか?」

ラウラ「…はい、ありがとうございます教官」


千冬「他に何か質問があるものはいるか?」

シャル「……今のところは大丈夫…かな?」

セシリア「え、ええ…」

ラウラ「また何か気になる事が有りましたらお伺いいたします」

千冬「ああ、何でも聞いてくれ。篠ノ之、凰も協力してくれるな」

箒「…ええ」

鈴「…もちろんよ」

千冬「よし、とりあえず普段アイツの近くにいるお前らが理解してくれたのはありがたい」

シャル「あっ……!あの!」

千冬「どうした、デュノア」

シャル「………あの答えられたら、でいいんですけど……『アレ』になった一夏が怒ると何されるんですか?」


千冬「いい質問だ。しかしそれはこの後の臨時全校集会で言うとしよう、なぁ篠ノ之、凰?」

箒鈴「…………はい」ドヨーン

~一夏は弾の家にいてそれ以外の全校生徒はたまたま偶然運良く学校にいて一夏以外に話が伝わった臨時全校集会後~


セシリア「まさかあの織斑先生が皆の前で頭を下げるとは……」

シャル「ラウラが動揺して未だに目が点だからね……」

ラウラ「・・」

セシリア「しかし鈴さんが中学の時に『アレ』とやらになった一夏さんにちょっかい出して、いや出したと思ってほんの瞬きを一回したら景色が病院の天井に変わっていた話がとても恐ろしくて……」

シャル「箒がお姉さんの篠ノ之博士が『アレ』に近づいただけで一瞬で首をあらぬ方向に曲げられて白目むいて泡吹いて倒されたのを間近で見た話も中々……」

セシリア「『アレ』には嫌われているんですのね……篠ノ之博士……」

ラウラ「………『アレ』は教官より強い……『アレ』は教官より強い……『アレ』は教官より………」ブツブツ

シャル「……………織斑先生がベストコンディションで篠ノ之束が作った究極至高のISを使っても生身の『アレ』に勝つのは難しいって言った瞬間それまで面白がって聞いてた更識会長が青ざめたからね………」

セシリア「むしろあの場にいた全員青ざめましたわよ………」

シャル「………とりあえずさっき配られた対『アレ』用注意事項プリントを確認しておこう」

セシリア「そうですわね…」

シャル「ラウラも死にたくなかったらしっかりして!」

ラウラ「う、うむぅ…」

IS学園生徒に忍び寄る圧倒的な暴力!貴女は生き延びる事が出来るのか…?
織斑一夏がキレちゃった!?超マル秘『アレ』対策ウル技集~!!!

キリコが飲む、ウドのコーヒーは苦い(爆)


その一、『アレ』の間の記憶は普段の織斑君に戻った時には全く覚えてないそうなので怖い人は全く近寄らなければダイジョーブ!!何日も挨拶しないから嫌われちゃうかな~とか全然無いんで余裕でシカトこきましょう!!

その二、とか言ってても必要な時には普通にしかし慎重に接さなきゃコロされちゃうよ!IS実習なんかで模擬戦!てなった時ビビリまくってヤダヤダ~なんかいったりなんかしちゃったら一瞬でオダブツだってミ☆そういう時には手加減してくれるらしいから安心してネ!!

その三、命知らずの冒険家の接したがりの貴女!!欲しがりさんだな~(笑)そんな貴女に素敵な会話術を教えちゃおう!まず挨拶!これは別に普通にダイジョーブ!!そして会話!!これは他愛のない話だったらダイジョーブ!!しかし例の専用機持ち共の用に醜い骨肉の争いなど繰り広げようものなら全員一瞬で病院送り(笑)あと基本的にシカトされまくるらしいんで返事がないから聞いてる?とか質問繰り返したりなんかしたらOUTだってよ!!

その四、『アレ』が引っ込んだ時は今までと同じように!!そのまま気を使い続けるとホントの一夏君は消滅します(迫真)戻ったけどこんな事したらまたストレスためちゃうかな?とかもぜーんぜん思わなくてオッーケ!!飯食ったら糞でるだろ?それとおなじ(笑)ちょっとくらいストレス与えた方がいいらしいけどいつも通りを心がけろとさ!!普段のお前らがストレスってこったプークスクス

その五、戻った一夏キュンには『アレ』になった事は言っちゃダメ!!かなりのストレスらしく一瞬で『アレ』がでてくるってよ(笑)記憶が無い期間は頭打って気絶してたって体でヨロシク!

PS.←パーフェクトソルジャーじゃないよ(笑)この紙は一夏くんが戻っても『アレ』の時にも見せないでね!!アタイ死んじゃう!!


以上

制作・著作 山田麻耶

シャル「山田先生はちょっと痛い目見てもらおうか」

セシリア「ええ、協力いたしますわ」


ラウラ「もしもしクラリッサか、キリコが飲むウドのコーヒーとは何だ?」

クラリッサ「隊長!!それはボトム……!!

シャル「ラウラ!!そこはいいから腹立つ文だけどしっかり目を通しておいてね!」

ラウラ「ウド……」

セシリア「何だか危なっかしいですわね……」







ざわ…
      ざわ…
   ざわ…
          ざわ…





セシラ「!!!!!!」


セシリア「な、なんですの……この寒気は………」

シャル「セ、セシリアも感じてる…?ま、まさか………」







ラウラ「冬将軍というやつか」イッキシ


シャル「……………………予定より少し早かったようだね………」

セシリア「…………えっ…ええ、どうやらそのようですわね………」











一夏「……」ビキビキッ…!










ラウラ「無視された」ショボーン

中々面白そうなSSだな(`・ω・´)

~IS学園第6サティアン『アレ』対策本部兼過去の傷をなめ合う会~

千冬「なにっ!?もう既に『アレ』化しているだとッッッ!!!」

鈴「そんなっ!?弾の見立てでは今週中だって………!!」

山田「まあ今日なってようが明日明後日だろうが今週ですしね~」センベイポリポリ

箒「まずいな……まだ生徒達の心の準備が………」

山田「私のパーペキなウル技集配ったんでダイジョーブじゃないですかねぇ」オチャススリ ウメェ


鈴「………あたし」

箒「ど、どうした鈴…そんなに思い詰めた顔で……」

鈴「ちょっと逝ってこようかと思う」

箒「はぁ!?い、一体何を言って……

鈴「人柱よ!人柱!!あ、アタシがやられてるとこみりゃ、みんな現実を知ることができる!!『アレ』には何回も半殺しにされてるし!!!こんくらいもう慣れてるんだから!!!!」ガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブル


山田「急ww展ww開wwワロスwww何者かに向けたツンデレwwwイミフwwwww」


千冬「凰」

鈴「はっはぃい…」ガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブル

千冬「………本当に申し訳ない」

鈴「いっ、いいいいいいんですよあんの平和ボケしたメスガキ共に真の恐怖を味合わせてややややりましゅりょよよよ!!!」ガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブルガクガクブルブル  ガチャッ ダダダダダダダダダ………

箒「い、行ってしまった…………」ボーゼン

千冬「山田先生」

山田「はいはいご用意してございますですよ~」
対『アレ』用スーパーどこでも監視モニタ~♪

山田「校内くまなく仕掛けてあるカメラでいつでもどこでも一夏クンの動向チェキラ!!」

千冬「……あれは一夏ではない、『アレ』だ」

山田「あっはい、サーセン」(何言ってんだコイツ)

~食堂~

シャル「す、凄い怒りのオーラじゃないか!!!何だよあれ!!!」

セシリア「あれが……『アレ』」

ラウラ「うまい!!」ゲラゲラ

シャル「……………」

セシリア「……………」


  ざわ…
ざわ…
      ざわ…
    ざわ…

セシラまわりの女生徒「!!!!!」

モブ1「……ヤベェッテ、コレマジヤベェッテ」

モブ2「ア、ア、ア、アババババババババ」

セシリア「あ、あまりのオーラに壊れかけている方が………」

ラウラ「…………教官より、遥かに強い『アレ』」

シャル(ラウラが軍人の顔になってる……)



一夏「……」ビキビキッ…!



食堂のおばちゃん「…ヒッ!は、はい、オムライスだよ………」



一夏「……」アリガトビキビギッ…!



食堂のおばちゃん「ヒィィイィイッ~!!!」

シャル「以外とかわいい注文だね」

セシリア「ええ」

バァン!!!!!!

ラウラ「敵襲か!!!!!??いや、お、お前……!?」


シャル「り、鈴!!!」

セシリア「な、そんな大きい音をたてたら……!!」

鈴「アンタたちぃーー!!!!!!」
鈴「よ、よく見ておきなしゃい!!!!」
鈴「コイツを怒らせるとどうな
一夏「……」ウルセェビキビギビキィッ!!!!!



 
ヒュン




 金


      令






シャル「   」



セシリア「   」



ラウラ「   り、り!!」ガバッモガフガモガフガ

セシリア(だ、ダメですわ………!ここで大声を出したら……!!あなたも………!!)ヒソヒソォーッ

ラウラ(し、しかし鈴が鈴が………!)ヒッソォーッ

シャル(鈴は……!鈴は……!僕達の……!僕達の為にっ!!!!!)ポロポロ

ラウラ(うぅぅぅ~っ!!!)ポロポロ

セシリア(鈴さん……鈴さん……!!)ポロポロ








のほほん「あ、おりむ~、あたしもいっしょにごはん食べる~」ポヨポヨ






皆「ファッ!?」




一夏「……」ビキビキッ…!コクン!




金  令「ファッ!?」

のほほん「ノホノホホンホン~」

一夏「……」ビキッ…コク!



シャル「す、凄い………」

セシリア「救世主ですわ………!対等に渡り合っているなんて………!!」

ラウラ「い、今のうちに鈴を!」ダッ

シャル「!!そうだった!」ダッ

セシリア「今行きますわよ!!」ダッ



~シャルラウラの部屋~

金  令「………アタシの散りっぷり、どうだった………?」


シャル「バカ………!!鈴………!バカ………!」ポロポロ

ラウラ「私はドイツ軍人としてっ!!貴様に最大の敬意を送るっ!!」ポロポロ

セシリア「………この際鈴さんがどういう身体の状況で何故生きてるかは気にしないでおきましょう」


鈴「よいしょっ」ヌチャァ……


シャル「うわぁ……」

ラウラ「再生した…………」

セシリア「……この際(ry」



鈴「いや~、そんな事よりあの娘凄いわね!!のほほんさんだっけ!!」

鈴「あの娘、本当に救世主かもよ!!」

シャル「た、確かに『アレ』にも臆せずいつも通り接してたしのほほんさんなら怒らせることも無いだろうしね!!」

セシリア「これからほとぼりが冷めるまでのほほんさんに………」

鈴「アタシも派手に散った甲斐があったってもんかしら!」

ラウラ「いや、それはあまり関係ないんじゃないか、あれは素でああだから」

鈴「……………」

シャル「ラ、ラウラ…………」

セシリア「先ほどの鈴さんへの想いは何でしたの……………」

~対策本部~


モニタ


    令






山田「ブハハハハハハハハハハハッゲホォッガフゥッブハッウハハハハハハハハ!!!!!!」

山田「ヒーッヒーッ」

山田「ブフッ」

山田「ウハハハハハハハハヘハヘハハハハ!!!!」


山田「面白杉ィ!」ゲラゲラ




箒「り…鈴………」ポロポロ

千冬「奴は戦士だった、とても勇敢な」ウルウル



山田「ンォ?」

山田「二人共、コレ見て下さいよ」

箒「こ、これは……?」

千冬「な!い、一体どういう事だ………!?」



山田「スーパー人畜無害な布仏さんは大丈夫、はっきり分かんだね」


箒「こ、これはもしかしたらこれ以上の犠牲は防げるかもしれない……!!」

千冬「う、うむ……!」


山田「凰さん無駄死にィ!ブハハハハハハハハハハハッ!!!ブ、ブ、ブ、フッヒィー!!!!」




鈴「ただいまー」


山田「!!っおうおおおおおおおえあうおえあいあうおうあ!!!」ガタタタタン!!!


鈴「………なんですかそのゾンビを見たのような驚きは」

山田「ナンマンダブナンマンダブナンマンダブ」

鈴「シャルロットとセシリアとラウラが助けてくれましてね、まあさすがに『アレ』も手加減してくれてたみたいでなんとか帰ってこれましたよ」

箒「鈴……!鈴……!」ポロポロ

千冬「……よくぞ帰ってきた」




山田「……は?」

山田って誰だっけ?(すっとぼけ)


ああ、今夜が山田の人か


ビコーンビコーン!ドゥルルルルルガンガンガンガンビョビョビョビョヂヂヂヂヂヂヂ!!!!

千冬「!!!!!」

山田「あれ、さっきの国民保護サイレンなってますね」

ピッ

千冬「……私だ」

蘭「ち、千冬さん~!!」

千冬「どうした?もう『アレ』なら学園に……」

蘭「……その事で謝らなければいけない事が」

千冬「……なに?」

蘭「……じ、実はおにぃのバカが一夏さんと格ゲーしてて」

蘭「……負けが込んだ一夏さんをおにぃがほんのちょっと煽ったら……その……」

蘭「め、目覚めちゃいまして…………」

千冬「五反田アアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

蘭「!!ごめんなさい!ごめんなさい!!バカ兄貴が本当に申し訳ない事を!!!私もすぐ連絡できればよかったんですけど気付いたら気絶させられてて………!!」

蘭「……ちなみにバカ兄貴は」



ち~ん(笑)




   弓

  ッ
      田

  十



千冬「……まあいい、原因が分かっただけでも良しとしよう」

蘭「……本当に申し訳ないです」

蘭「……それでは」

千冬「ああ……」

ピッ

鈴「……あのバカ」

箒「なんて事を…………」

ガチャッ

楯無「どうも~♪」

千冬「更識か、どうした?」

楯無「いや~、例の『アレ』とやらをさっきチラッと見たんですけど~」

楯無「ありゃあきまヘんわwwwww最凶最悪の暴君wwwww生徒最強返上っすわwwwww」

楯無「って事でここに来て高みの見物をしにきました」☆(ゝω・)vキャピ

箒「真性のクズだな……」ヒソヒソ

鈴「ドクズね……」ヒソヒソ

山田「おっ!楯無氏ィー!」オイッス

楯無「やwwwまwwwだwww氏wwwチィーッス!!!!」

山田「凰さんの爆死シーン録画してあるけどみる?」

楯無「みるみる超みるwwww」

山田「最っ高に笑えるんだコレがwwww」

モニタ


    令


山楯「ギャハハハハハヘハハヘヘ!!!!!グヘヘヒハハヘハハハハハ!!!!!」




鈴「……」グスン

箒「おいクズ共!少し黙れ!!」

千冬「む!『アレ』に動きが!」

鈴箒「!!」ゴクリ



山楯「ブハハハハハハハハハハハッ!!!!フヒフハフヒヘハブフォハハハハハ!!!!!」

~食堂~

のほほん「ごちそうさまでした~」

一夏「……」ビキゴチッ…!

のほほん「んじゃまた明日ね~おやすみ~」ノシ

一夏「……」ビキノシッ…!




のほほん「あ~かんちゃん~」

簪「………本音、よく生きて………!」グシグシ

のほほん「うぁぁあ~、ちょっと怖かったけどやっぱおりむ~はおりむ~だったよ~」

簪「私は近づくのもこわい……」

のほほん「あはは……何だか疲れちゃった………もう寝よ~………」

簪「……おつかれさま」





~シャルラウラ部屋~


シャル「それじゃあ……おやすみ」

セシリア「ええ……おやすみなさい。また、明日」

ラウラ「グースカ」Zzz…

ガチャ  バタン

セシリア「あっ」




一夏「……」ビキビキッ…!

セシリア「あっあっあっあっあっあのあのあのあのあのあのあの」

一夏「……」ビキビキッ…!ギロリ

セシリア「おっおっおっおへおへお部屋までご一緒しましょういっいっいいいちきゃしゃん!!!」

一夏「……」ビキビキッ…! スタスタ

~対策本部~

山田「カモがネギしょってきたあああああああああああああ!!!!!」

楯無「フッヒィー!!!派手に頼みますぜダンナァー!!!」


鈴「な、何やってんのよセシリア……!」

箒「奴も部屋に向かっていると思われるところに……何たる不運!」

千冬「オルコット……死に急ぐなよ……!」


~廊下~

セシリア(き、気まずいとかそんなレベルじゃねーぞ!ですわ……)

一夏「……」ビキビキッ…!

セシリア(質問するような話は避けて、自己完結のちょっとした話をしても全力で無視……!)

セシリア(人格が変わっていると分かっていてもやはり一夏さんは一夏さん……)

セシリア(想い人にこういった態度を取られるのは傷つきますわ……)グスン

セシリア(……そういえば一夏さん、何かを持っていらっしゃいますわね………あれは……ミルク?)

セシリア(………ちょっとくらいなら聞いても…………よし!)

セシリア「ゥィッ!ウィ一夏ひゃん!?」

一夏「……」ビキビキッ…! ピタ ギロリ

セシリア「っさ先ほどからききき気になってたのですがんななな何をお持ちになってるのですか!?」ガクブル

一夏「……」ビキビキッ…! スッ

セシリア「(みっ見せてくれましたわ!!)ミルク…?ですわね…おっお休みになる前のホットミルクでも頂くのでしょうか?わわわ私も眠れないときはたまにいただきますのですでございますですのよ!!!」

一夏「……」ビキビキッ…! チガウ…!

セシリア「(!?いっ今違うとおっしゃって……!)あっ!待ってくださいまし!」

一夏「……」ビキビキッ…! スタスタ




セシリア「………………」

セシリア(今日は寝る前にホットミルクを飲みましょうかしら)

一夏「……」ビキビキッ…! ピタ ギロリ

セシリア「!?ど、どうなさいましたの!?私の顔になにか付いていらっしゃってりなんかしたりしてましてかしら!?」

一夏「……」ビキビキッ…! クィッ

セシリア「あっ、わ、私のお部屋……ですわね」

一夏「……」ビキビキッ…! スタスタ

セシリア「あっ…!あの!」

一夏「……」ビキビキッ…! クルッ

セシリア「……お、おやすみ…なさい……一夏さん」

一夏「……」ビキビキッ…! スタスタ

~対策本部~

楯無「何もねェーのかよ!!ガッカリだわ!!」

山田「つまんねぇ~マジつまんねぇ~」ペッ

楯無「とりあえず部屋に入ったし今日のところはもう収穫なさそうなんでさっさと寝ましょうよ麻耶っち~」ハナホジホジ

山田「んだな、クソして寝よ」



箒「良かった……セシリア、よく耐えた……!」

鈴「まだ動悸が止まらないわ……心配させないでよね……」ドキドキ

千冬「『アレ』も部屋に入った事だ、朝まで何か起きることは考えにくい。明日月曜からは通常授業も当然ある、我々もゆっくり体を休めて英気を養おう……」

箒「分かりました………今日は色々と気疲れしたが……しかし鈴、お前はよくやったしっかり休んでくれ」

鈴「な、なによ急に……アンタも明日に備えて休みなさいよ!おやすみ!!」バタン! タタタタタタ

箒「………では織斑先生、我々も……」

千冬「ああ、篠ノ之お前もゆっくり休め………」

箒「……………」

千冬「どうした?」

箒「…………こいつらはどうしましょう」


山楯「グースカ」Zzz……



千冬「………放っておこう、私達は、自室で、しっかりと休むのだ……………」

箒「……………ええ」

~一夏ルーム~



電子レンジウィ~ン


一夏「……」ビキビキッ…!



電子レンジチーン

ホットミルク「ホカホカ」



一夏「……」ビキビキッ…!

ガチャ バタン




~IS学園の人目につかないアリーナの裏とか的な場所~



一夏「……」ビキビキッ…! ギロリギロリ

一夏「……」ビキビキッ…! 口笛ピューイ



猫「ニャーン♪」ガサゴソッ

一夏「……」ビキビキッ…! スッ

猫「ンニャー♪」ホットミルクペロペロ




一夏「……」ビキビキッ…! ナデナデ

猫「♪」ゴロニャン




一夏「……」ビキビキッ…! ナデナデ…





~一日目終了~

~二日目~


~教室~


シャル「そんなことがあったなんて……」

セシリア「ええ、完璧なバッドタイミングでしたわ……」

シャル「まぁ無事でよかったよ……」

セシリア「ありがとうございます……」

ラウラ「お、箒じゃないか、おはよう」

箒「……おはよう」

セシリア「やけに元気が無いのですが………体調が優れないのでしょうか?」

箒「……ありがとうセシリア……しかしそうではないのだ……」

シャル「……もしかして今日のIS実習の模擬戦の事とか」

箒「その通りだ……」

ラウラ「心配するのはわかるが一夏はある程度の手加減はしてくれるのだろう?」

箒「その手加減具合なんだがその時の『アレ』の機嫌でかなり変わってな……」

箒「かすり傷で済んだり一瞬で気を失わせてくれる事もあれば、意識がある状態で四肢の骨を折られる事もあるくらい差があるのだ……」

シャル「差がありすぎるよ……」

セシリア「絶対にお相手しなくないですわ……!」

ラウラ「圧倒的な実力差がある相手と手合わせできる事などそうそうないぞ、これはチャンスではないか」フンス

箒「まあ、お前がそれでいいなら………」

シャル「ところでのほほんさんの姿が見えないんだけど……」

セシリア「相川さんと谷本さんは一緒にいるんですがね……」

箒「…………あの一夏との接しかたを教えてもらいたいと思ってたりするんだがな」

シャル「あ、それ僕も思ってた」

セシリア「私は昨日痛感しましたわ!」

ラウラ「私は別に大丈夫だがお前らがそこまで気になるなら何故いないか聞いてきてやるぞ」タタタタタタ


ラウラ「聞いてきたぞ」

シャル「早業だね……」

ラウラ「うむ、どうやら熱を出して寝込んでいるらしいぞ」

ラウラ「なんでも昨日の一夏との会話で神経を使いすぎたせいじゃないかと」

セシリア「………まあ、熱が出るくらいおかしな話ではありませんわ」

箒「………いないのは惜しいがいまはゆっくり休んでほしいな」

シャル「なんかもうみんな無条件に優しくなってるよね………」



ざわ…
        ざわ…
   ざわ…
 ざわ…


ラウラ「どうやらお出ましのようだな………」

セシリア「ええ…」ゴクリ

シャル「このピリピリした空気が既にこわいよ………」

箒「………」ガクガクブルブル

シャル「ちょっと箒大丈夫?なんかずいぶんおびえているけど……」

箒「……すまんなシャルロット、昔を少し思い出してな……」

ラウラ「一夏との昔の思い出か、私には無いから羨ましいぞ!」

セシリア「ラウラさん……」


ガラッ


一夏「……」ビキビキッ…!



シーン………



シャル(みんな黙っちゃったね……)ヒソヒソ

セシリア(喋っててもさすがに怒らせはしませんでしょうがあのオーラはやはり威圧感ハンパないですわ……)ヒソヒソ

箒(やはりこの空気は何度感じても慣れんぞ……)ヒソヒソ


ラウラ「………」

ラウラ「いっ、一夏!」

セシ箒その他(!!!)

一夏「……」ビキビキッ…! ギロリンヌ

ラウラ「っ!おっおはよう…!」

一夏「……」ビキビキッ…! ギロリ……ガタ チャクセキ


シャル(返事は……ないね、やっぱ…)ヒソヒソ

箒(しかしラウラの度胸は凄まじいな……)ヒソヒーソ

セシリア(ええ……ってラウラさん!?)ヒッソヒソォー



ラウラ(うぅぅ……)ポロポロ

シャル(ど、どうしたのさ…泣くほど怖かった?)ヒソヒソォ

箒(まあなんというか予想通りと言えば予想通りだったが…)ヒソヒソォン

ラウラ(ち…違うのだ……)ポロポロ

セシリア(…どうしたんですの?)

ラウラ(………わたしの、わたしのすきないちかじゃない)グスグス

セシ箒(……!)



ラウラ(……わたしの、私の好きな一夏がいないんだ……!)ボロボロ

ラウラ(わかってはいるのだが……わかってはいるのだが一夏がいないんだ!)ボロナキ

ラウラ(わたしの…わたしのすきないちかが……)ズビビィー

セシ箒(……………)


ポン

ラウラ「?」

千冬「……そう悲観するな、時が経てばまたいつもの織斑に戻るんだ」

ラウラ「きょ、教官…!」ウワーン

千冬「おはよう諸君!朝のHRを始める、席に着け!」

みんな「チャクセキ」



千冬「えー、皆も知っているだろうが布仏は体調不良のため本日は欠席だ」

千冬「……それと山田先生も体調不良のため本日は欠席だ」

箒(絶対に仮病だな)

千冬「そして本日のIS実習での1、2組合同での模擬戦だが…」

千冬「皆いつも以上に気を引き締めて取り組め、特に専用機持ちはな……」

セシラ箒「!!!」

セシリア(と、言うことは……)

シャル(僕達の誰かが……)

箒(『アレ』相手をするのだな……)

ラウラ(…………一夏)



一夏「……」ビキビキッ…!



~対策本部という名の吹き溜まり~


楯無「いや~麻耶っちの迫真の演技には脱帽っすわ!」

楯無「『す、すいません織斑先生……!凄まじいまでの下痢嘔吐腹痛発熱に見舞われて……きっと織斑君の監視に心身ともにやられてしまったのでしょう……』って……」

楯無「アwwwwwホwwwwwかwwwwそしてそれで休ませる織斑先生もアホかwwwwwww」

山田「デュッフィーwwwサーセンwwwまあ織斑先生も『アレ』とやらのせいにすれば口出しできないっしょwww」

楯無「まぁね~、知ってて入学させたんだし実の弟の事だしね~」

山田「そうそうwいや~チョロいもんすよ、ブリュンヒルデさんもwww」

楯無「私は普通にサボりです(ゲス顔)」

楯無「ま、そんなこんなで」

山田「IS模擬戦の時間がやってまいりました~」

山楯「「さぁ~やっちゃって下さいダンナァ~!!」」

~アリーナとかそんな感じのとこ~

鈴「……その専用機持ちの中にはアタシも入ってるのかな」

シャル「どうなんだろ……」

セシリア「昨日の人柱の件もありますしさすがに……」

箒「織斑先生はくじ引きで決めると言っていたが鈴は参加しなくていいんじゃないか……」

鈴「なんか申し訳ないわね……」

ラウラ「英霊は尊ばなければな」

鈴「生きてるわよ!」



千冬「よしお前ら、覚悟は決まったか?」

シャル「あっあの!」

千冬「どうしたデュノア」

シャル「鈴も…そのくじは引かなきゃいけないんですか…?」

セシリア「朝の時点では知りませんでしたし昨日の件も鑑みてその…あの…」

千冬「……」

千冬「そうだな……凰、お前は見学でもいいぞ」

箒「!!よかったな鈴、お前は休んでおけ!」

ラウラ「代わりに私達が一夏を倒してやる!」

鈴「それは無理なんじゃないかしら……」



鈴「……」ウーン

鈴「気遣いはありがたいけどアタシも参加するわ」

セシラ箒「!!」

千冬(ほう……)

シャル「む、無理しなくていいんだよ鈴……」

セシリア「そうですわ!またあんな事になったら……」

ラウラ「英霊がもう一度死ぬと何になるのだ…?」ウーム

箒「ラウラ……」

鈴「まあ何度もやられてるからもう慣れてるしね、昨日のでアタシへの怒りは発散されてるだろうから手加減してくれると思うってのもあるし」

セシラ「……ん?」

千箒(あっ)

シャル「『鈴への怒り』って……どういう事…?」

鈴「?だから昨日アタシは早々にやられてアタシに対する怒りは発散させたって事よ」

鈴「『アレ』の怒りの度合いは個人によって違うって……あれ、これ言ってなかったっけ」

千冬「……すっかり忘れていたな」



箒「『アレ』が怒って他人に危害を加えるときになんだが」

箒「そのやられる度合いはその人物への恨みに比例して酷くなるのだ……」

鈴「んでもって一度ガッツリやられればある程度発散されてそんなにヒドい目に遭わなくなるんだけど……ごめん、言ってなかったわね……」

シャル「い、いや、今聞けただけでもありがたいよ……」(僕はどのくらいの目に会うのかな……)

セシリア「ち、ちなみに今の模擬戦で戦うことになってもその怒りは発散される事はないんですのよね…?怒らせて無いですし…」


鈴「……いやそれが」

箒「全くわからんのだ……」

千冬「ヤツの今の機嫌やお前ら個人に対する感情で結果は違ってくるというのが答えだな」



ラウラ「きょ、教官!まだ他に我々に伝えていない情報はないのですか!?」

千冬「うむ…」

千冬「ああそうだ」

千冬「まあ気を遣っていれば大丈夫なんだがな、『アレ』が覚醒している時に与えたストレスは普段の一夏に与えた時の仕返しより100倍の危害が加えられるのだ」

ラウラ「…???」

セシリア「えっと……」

シャル「どういう事ですか?」

千冬「すまん、分かりにくかったな…」

千冬「例え話で説明しよう」

千冬「普段の一夏に私がデコピンを一発加えたとする、そしてある日『アレ』が覚醒し、私にその時の仕返しをするとき顔面を一発殴ったとする」

ラウラ(教官のデコピン……)ゴクリ

千冬「それに対して今、覚醒している『アレ』に私がデコピンをすると……顔面に百発、もしくは百倍の一発が加えられるという訳だ」

鈴「ちなみにそれプラス今までの恨み分も上乗せされるから100倍以上の仕返しがくるわよ」

箒「………私の姉がボコボコにされながらもそれを計算で導き出したのを思い出した」

シャル「もっ模擬戦で与えたダメージも100倍で返ってくるってことですか!?」

セシリア「確か及び腰になっても怒らせてしまうのではなかったのでしょうか……もう死、あるのみですのね……」

ラウラ「わたしは一夏に殺されてしまうのか…」

千冬「いや、それはまず無いだろう。『アレ』もこういった事に関しては分別がある。フェア……と言ったら語弊があるな、恨み分はやられる可能性もあるしな」

千冬「とにかく模擬戦での奴へのダメージは怒らせる心配はない、まあそれ以前に……」

箒「こちらの攻撃は当たらない……」

鈴「そうね……」


セシラ「マジかよ」


千冬「よし、今度こそ覚悟は決まったな。早いとここのくじを引いてくれ」

千冬「あまり待たせておくのも……な」



一夏「……」ビキビキッ…! タイキッ




セシリア「なんですの……このくじの数字は…?」2デスッテ

シャル「ぼくは3だね……」

千冬「よし、各自引いたな。それでは今回は そ の 順 番 で戦ってもらう」

セシラ箒鈴「えっ」

シャル「じゅじゅじゅ順番って…全員戦うんですか!?」

セシリア「私もてっきり誰か1人が戦うのだと……!」

千冬「馬鹿者、1人だけ戦って瞬殺されたら時間が余ってしまって奴を野放しにすることになるぞ」

箒「私は5…最後か……」ガクガクブルブル

鈴「一番目は私か……5分の1引かなきゃ大丈夫ってタカくくってたけど…………まあでも昨日やられてるし手加減してくれるっしょ」ヨユー

ラウラ「4か……日本では『死』と連想させる不吉な数字らしいな、フフフフフハハハハハハ」

シャル「ラウラがとうとう壊れた……」

セシリア「……ちなみに私達以外のみなさんはどうなさるんですの?」

千冬「ああ、お前達の戦いぶりを見学してくれるぞ」

千冬「圧倒的な力を持つものとそれに蹂躙される専用機持ち、という名目でな」

セシラ箒鈴「ひでぇや」

~クズ本部~

楯無「オホーッ!これは面白くなってきたねぇ~!」センベイボリボリ

山田「なかなか楽しませてくれるじゃないのォー!えぇ?織斑先生よォ!」センベイバリバリ

楯無「最初は鈴ちゃんね~、ブフッお、思い出し笑いが…フヒョッ」

山田「ンホッwちょっとやめてー、私も思い出した~」フヘッ

山盾「キャッキャッウフフワイワイ」



~アリーナ控え室~



鈴「さて、とりあえずやられてくるわね……」

セシリア「そ、そんなこと言わずに頑張ってくださいまし!」

シャル「死なないでね………?」ウルウル

ラウラ「さらばだ鈴……靖国で会おう!」

箒「色々違うぞラウラ……」


千冬「よし行ってこい凰、分かってると思うが全力でかかれば殺されることは無いだろう」

鈴「分かってますよ…!よし、それじゃ行ってくるわ!」タタタタタタ




セシリア「行ってしまいましたね……」

シャル「りん~~~」ウエーン

ラウラ「泣くなシャルロット……それでは鈴も浮かばれないぞ」

箒「鈴は死んでないぞラウラ…」

千冬「さて、奴はどう出てくるかな……?」

~アリーナ~



鈴「いくわよ甲龍!!アタシの命を守りなさい!!」バシューン


一夏「……」ビキビキッ…! バシューン


ビーッ!!

シアイカイシ!




鈴「………ちょっと、何よそれ」



一夏「……」ビキビキッ…!





セシリア「な、なんですの…?一夏さんの白式が……」

シャル「何というか…すごいスッキリしちゃったね……」

箒「その割に凄まじい威圧感があるのだが………」

千冬「ば、バカな……!」

ラウラ「教官……?どうなさったのですか?」

千冬「『アレ』が白式を形態移行させたのは分かる……!しかしあれは最早ISなどと呼べる代物ではない!!」


千冬「殺戮兵器だ!!」





楯無「うーわっ…………何アレ………」

山田「オーバースペックとかそんなレベルじゃないよあれ……」

楯無「こりゃ鈴ちゃん跡形も残らないかなぁ?」

山田「黒龍波に焼かれた是流みたいにっちゃいますかねぇ」





セシリア「極限まで無駄を省きエネルギー効率等もとことん突き詰め……」

シャル「それでいて圧倒的な火力を持つISの究極形……」

箒「あの見た目からは全く想像できん……」

千冬「束が見たらなんと言うか全く想像できんくらいの化物だ………」




ラウラ「クラリッサ!クラリッサ!つまりこれはフリーザが最終形態になったのと同等のことなのだな!」

クラリッサ「隊長!素晴らしいです!そんな出来事めったに……」

シャル「ラウラ!少しは危機感を持って!」

ラウラ「クウラ……」


セシリア「!!鈴さんが仕掛けましたわよ!!」





鈴「当たりなさいよぉぉぉぉ!!!」龍咆ドンドン


一夏「……」ビキビキッ…! スゥ…ッ

鈴「そのカゲロウみたいな避け方は何なのよぉぉぉぉ!!一夏がいっぱい見えるよぉぉぉぉぉ!!」龍咆ドドドドドン

一夏「……」ビキビキッ…! スゥ…ッ スゥ…ッ ススススゥ…ッ





ラウラ「教官!あれは一体なんという兵装を利用しているのでしょうか!」

千冬「……きっとあれは『アレ』の身体能力のみで行われている回避、撹乱行動だ」

セシリア「人間じゃないですわ」

シャル「すごいなぁ~、霞のような一夏があらわれては消え!あらわれては消え!ウフフフフフフ」

箒「シャ、シャルロット……」


一夏「……」ビキビキッ…! ピシュッ

ドゴム!

鈴「なっ何!?」

鈴「!!」バチチチチチ

鈴「りゅ、龍咆が……」




山田「なに今の!?指弾いただけで龍咆破壊ってwwwwww」

楯無「どんな武装仕込んであるか知らないけどあんなん最早どこぞのB級妖怪だね~」

山田「はぇ~、こっちの世界で強くなり過ぎちゃってますね~」




鈴(なんなのよ……!龍咆当たらないのはまだしもワケ分からない避け方しておまけに一瞬で龍咆大破……!)

鈴(まだ試合開始から5分か…………せめて10分はもたせたかったな……………)

鈴(まあいいわ、あとは近距離で………ちゃちゃっと逝ってきますか!)双天牙月ソウビ

鈴「一夏!!いくわよ!!覚悟しなさい!!」ドヒューン

一夏「……」ビキビキッ…! 雪片弐型ソウビ

鈴「うりゃああああああああ!!!」ブォン!!

スカッ

鈴「ちぃっ!!また消えた!!」

鈴「!!」

鈴「うしろぉ!!」ズオッ

一夏「……!」ガキィン!!

鈴「やっと捉えた……!!」ギギギギギッ

一夏「……」ビキビキッ…! ギギギギギッ

鈴(こっちは両手で全力で押し込んでんのに………!)ギギギギギッ

一夏「……」ビキビキッ…! ギギギギギッ

鈴(コイツは涼しい顔で片手で受けきってぇ………!)ギギギギギッ

一夏「……」ビキビキッ…! ギギギギギッ

鈴(こんのぉ…………!)ギギギギギッ

鈴(これでも…………!!)

鈴「くらえぇ!!!」ブオッ!!

バキィ!!!!!

一夏「……!」ビキビキッ…! ノケゾリッ


シャル「ああっ!!!」

セシリア「鈴さんが鍔迫り合いから蹴りを浴びせましたわ!!」

箒「側頭部にモロに入ったが……果たして効いているのか……?」

ラウラ「私もあの指のヤツ出したいぞ!どうやったのだあれは!」ピシッピシッ

千冬「ボーデヴィッヒ……」




楯無「鈴ちゃんやるね~、流れるような体術お見事!」

山田「さぁ~、織斑一夏の逆襲はいつ来るのか!?凰鈴音の絶命カウントダウンはすでに始まっているぞ!!」

楯無「おっ!一夏くんが構えたよ~、期待期待!」ムフフ




一夏「……」ビキビキッ…! スチャ

鈴「どうやら効いてないようね………どうしたもんかしら……」

鈴「考えたって埒があかないわ!突っ込んで突っ込んで突撃あるのみよおおおおおお!!!!!!」ズオオオオオオオ!!

一夏「……」ビキビキッ…! スウウゥ…………

鈴「!!」

鈴「また消え」コキャ

鈴「  」ドサ





セシリア「えっ」

シャル「はっ?」

ラウラ「ん?」

箒「あぁぁ……」

千冬(目で追うのがやっと………!やはり私では勝てないのか……!?)





山田「きたああああああああああああああああ!!!!!!!!」

楯無「ゴーーーーーーーールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴールゴーーーーーーーーーール!!!!!!!!!」

山田「それ古いwwwwwww古いよwwwwwww」

楯無「そんな事よりみてwwwwwwww鈴ちゃんwwwwwwww泡ふいて白目wwwwwwwww」

山田「ブフッ」

山盾「ブハハハハハハハハハハ!!!!!!!グヘハハハハハハハハハフヒョハヘハヘハヘハハヘハハハハハ!!!!!」

ビーッ!! シアイシュウリョウ!! ショウシャ オリムライチカ!! 

鈴「……」ウーン

一夏「……」ビキビキッ…! ヒョイ ガシッ




みんな「!!!!!!!!!!」






楯無「お、お、」

山田「おお、おっ」




ラウラ「おおお…」

箒「おひっ…!」

シャル「おひお…」

セシリア「おひめ……」

千冬「お姫様抱っこだとッッッッッ!!!!!!」




一夏「……」ビキビキッ…! グイッ

保健係「……あ、ど、どうも」ダキカカエ

鈴「……」グッタリ





箒「あ、あの一夏があんな事を………」

シャル「や、やっぱこれ鈴は手加減してもらったってことだよね……」

セシリア「え、ええ……そうだと思いますが……」

ラウラ(一夏……やはりお前は一夏なんだな!!!)ウルウル



千冬「…………一夏」ボソッ


エイッ!
∧_∧   ∧_∧
( ・ω・)≡つ.;)ω・)
(っ鳥 / (っ脚 つ
( / ̄∪  ( / ̄∪

___
./ 脚  \
| ^   ^  |     ,..、
| .>ノ(、_, )ヽ、.|′ _,,r,'-ュヽ  私を怒らせてしまったな・・・
ビ リ        ! ! -=ニ=- ノ! ,イ彡く,-‐' ゙i,
__,,, :-―,ァ''" \`ニニ´/゙ア´ ̄`ゝニ'ィ,〉

,:f^三ヲ,r一''^ニ´、、__ l ! ィ彡,ャァ'" ,,..,,、  /lトィヘ
ノ ニ、゙リ  ,..,,   ``''ヽ,,,  ''"´   ゙''ヾミ,r/:.l:.:し′
,ィテ'J´,,..::;;゙i,     ,;,, ;;; ,,;;       ,frア:.l:.:ヾ
リ:.:.:.{'"  ,ィト.     ';;;;;;;;;;;'      ,!;V:.:.ノ:.:.:.:


シャル「うーん……」

セシリア「どうしたんですの?」

シャル「鈴がうらやましいなぁ……」

セシリア「そうですわね…やはり一夏さんの本質的な優しさは変わらないのですね…」ジーン

箒「……私は今までのヤツへの考えを改めなければな」

千冬「私もそうせざるを得ないな……」



ラウラ「うーむ……」

シャル「ラウラどうしたの?難しい顔して」

ラウラ「ああ、今の試合の最後なんだが……」

セシリア「突っ込んだ鈴さんが一瞬でIS解除状態で倒れてた事ですね……」

箒「……一瞬あればヤツには容易な事、という事だ」

ラウラ「鈴が突撃して……一夏が消えて……その後いきなり鈴がやられ……そして一夏がどこからともなくあらわれた……この間約3秒だな」VTRカクニン

千冬「どうだボーデヴィッヒ、何か掴めそうか」

ラウラ「そうですね…この鈴の蹴りなんですが……」

ラウラ「私にはこの一撃は一夏はわざと受けたようにしか見えないのです」

セシリア「そうですわね……言われてみれば、何というかこう……相手の実力を試すような感じで受けてるように見えますわね……」

シャル「そんな事しなくても今の一夏なら瞬殺じゃないのかな……」

箒「まあ手加減してくれている証拠だな」

千冬「チャンスだな」

ラウラ「ええ」


ラウラ「今の一夏なら我々を倒すのに3秒あれば充分なのだ」

ラウラ「だがそれをすぐしなかった」

ラウラ「これはあくまでも予測だが…あの一夏は一撃、私達に一撃入れさせてから倒すつもりではないのだろうか」

シャル「……なるほど」

セシリア「しかし鈴さんへの恨みが昨日の件で発散されているおかげでもあるのではないでしょうか…」

ラウラ「……」

ラウラ「ああ……すまないセシリア……この話は忘れてくれ」

セシリア「何故ですの?そこまで突飛な話ではないと思いますが……」

シャル「あー…」

箒「そういうことか…」

セシリア「?」

千冬「つまりだな」

セシリア「ええ」

千冬「今のボーデヴィッヒの説を証明するのは」

千冬「オルコット、次に戦うお前という事だ」

セシリア「   」




一夏「……」ビキビキッ…! オセェ… イライラ


セシリア「皆さん……短い間でしたがお世話になりましたわ……皆さんとは良き友人であり、良きライバルとして…………」ブツブツ

シャル「ちょ、ちょっとセシリア!なにもそんな…!今生の別れじゃないんだからさ!」

シャル「さ、さすがにセシリアにも手加減してくれるよ…ね、箒?」

箒「……」



シャル(無言て)

セシリア「もう終わりですわ、私はもう終わりですわウフフフフフフ」

ラウラ「壊れたな…」

千冬「……」

千冬「…オルコット」

セシリア「ウフフフフフフ」

千冬「オルコット!」

セシリア「……なんでしょう」

千冬「…質問に答えろ」

セシリア「?…はい」

 
千冬「お前、好きな男はいるか?」

セシリア「!!」

セシリア「な、なにをおっしゃって……!もう分かりきっておられるのでは!?」

千冬「そいつをどのくらい好きなんだ」

セシリア「え?」

千冬「そいつとはいずれどうなりたい」

セシリア「そ、それはできるならばお付き合いなどできれば…///」

千冬「そうか、それでは仮に付き合えたとしてその後はどうする?」

セシリア「その後…?」

千冬「別れを望むのか?それともそれ以上の関係、一生を添い遂げる事を望むか?」

セシリア「わ、別れなんて望むわけが…!」

千冬「そうだな、それでは一生を添い遂げる道を選ぶか」

セシリア「ま、まぁ願望というかなんというか…///」




千冬「『アレ』も一生付いて回るのだぞ」



セシリア「!!!」


このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月26日 (火) 02:39:42   ID: HyD-_oy5

面白いです!
続き続き

2 :  SS好きの774さん   2014年05月11日 (日) 20:25:01   ID: 30IjNJz6

マジで続きみたいです!!!!!!

3 :  SS好きの774さん   2014年05月16日 (金) 17:42:30   ID: xmCDSDiC

続きまだ?

4 :  SS好きの774さん   2014年05月21日 (水) 00:11:09   ID: ytlFhzqr

本編より面白いわ

5 :  SS好きの774さん   2014年06月13日 (金) 01:12:18   ID: Teul9oS0

つづきは?

6 :  SS好きの774さん   2014年08月27日 (水) 15:49:17   ID: dX8UU_m-

続きはよ

7 :  SS好きの774さん   2014年10月29日 (水) 23:00:58   ID: vl_Sd4NA

面白かったです!続き待ってまーす!

8 :  SS好きの774さん   2014年12月28日 (日) 05:10:47   ID: 7-T9RYDV

続き読みたい!!!

9 :  SS好きの774さん   2015年01月01日 (木) 00:58:30   ID: xKa62X26

是非とも、続きを❗

10 :  SS好きの774さん   2015年03月20日 (金) 19:44:32   ID: cs3hrneT

は、早く続きを・・・!

11 :  SS好きの774さん   2015年12月30日 (水) 15:28:25   ID: lHczRxj0

山盾に制裁を!

12 :  SS好きの774さん   2017年08月16日 (水) 16:00:41   ID: DAv5pbIU

山www田ww先wwww生wwクwwwwズwwwすwwwwwwぎwwwwワwwwwロwwwwタwwwwww

13 :  SS好きの774さん   2018年08月31日 (金) 18:32:01   ID: kOwywRZF

山盾wwwwwww

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