こんばんわ。
ト書き方式の練習と秋の夜長の暇つぶしに建てました。
n番煎じのネタですが、少々頑張って書いてみます。
あ、R18シーンでは地の文になる予定です。
ではダラダラ書いて行きます。
そうそう、既作モバマスssは調教シリーズと枕シリーズです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414938121
~CGプロ 社長室~
モバP「……というわけで、家無しになりました」
CG社長「災難だったな」
モバP「まぁ、そうッスね。マンションの3フロア全焼ですから。しかも放火」
モバP「でも、火災保険で全額補填できますし、本当に大事な書類やメディアは耐熱金庫に入れていましたので、あんまり困ることはないです」
モバP「それに、家に帰れるのって1週間に数日ぐらいだったし…」
CG社長「おう、社蓄ゴクローさん」
モバP「社長が言いますかね、それを…」
CG社長「まぁ、俺のポケットマネーから見舞金ぐらいは出すよ。イッポンで良いか?」
モバP「ありがたく頂戴します。会社の金庫借りて良いですか?」
CG社長「おう、ちひろに一言言っとけ。で、どうするんだ、これから?」
モバP「そうですねぇ……」
.
~隣の部屋~
凛「……だってさ」
卯月「Pさん… 可哀想です…」
未央「でもでも、家とかどうするんだろ!? ホテル暮らしかな? あ、それとも寮とか!?
凛「寮は… 流石に女子寮だし、無理だと思うよ」
卯月「でも、ずっとホテル暮らしは…」
未央「落ち着かないよねぇ…」
凛「………」
卯月「………」
未央「………」
凛「…ここは、さ。フェアに行こう」
卯月(コクリ)
未央「うん… しばらくは様子見だね」
卯月「Pさんも、いまの状態であれやこれや言われるのは面倒でしょうし」
凛「そうだね…」
3人「「「今日のトコロは、ホテルの確認だけしておこう」」」
3人(((と、言うことにして、今夜中にアタックをかけて、勝負を決めちゃおう…ッ!!)))
ガチャリ
モバP「お? どうした、3人とも深刻そうな顔して」
凛「ぷ、プロデューサー! その、なんて言うか、残念だったね…」
モバP「なんだ、耳が早いな。まぁ、仕事のデータなんかはキチンと保管してあるから、お前たちの営業には問題ないよ」
未央「そんな問題じゃなくてッ!」
卯月「そ、そうですよ!」
凛「うん… まずはプロデューサーの健康が心配だよ」
モバP「そっか、サンキュな」
凛「…ところで、その…… これからプロデューサーは…」
ガチャ
瑞樹「あ、いたいた」
瑞樹「Pくん、災難だったわね」
3人「「「!!!???」」」
3人(((もう、情報が拡散している!?)))
モバP「すいません、川島さん。呼び出したりなんかして」
瑞樹「良いのよ、そんなに苦労じゃないし」
瑞樹「それじゃ、行きましょうか」
モバP「はい、車出しますね」
3人「「「…………」」」
モバP「おう、そうだ。凛、明日の営業は予定通り9時から、現場に直行な」
モバP「卯月、今日は撮影の衣装チェックしてから帰れよ」
モバP「未央は明日からスタジオ入りだったな、今日は早く寝ろよ」
3人「「「はい…」」」
瑞樹「じゃあね、お疲れさまでした」
ガチャ、バタン…
3人「「「…………」」」
3人「「「どういう事…?」」」
.
~瑞樹のマンション~
瑞樹「はい、これ。この前置いて行ったシャツとスーツ」
モバP「サンキュ、助かったよ」
モバP「流石に服が全部燃えたのは痛かったぜ」
瑞樹「スーツも全部おじゃん?」
モバP「おじゃん」
瑞樹「……けっこう、良いモノ持ってたわよね」
モバP「…総額で3ケタ余裕で越えるな。火災保険の補填上限、いくらだったっけ…?」
瑞樹「若い子からのプレゼントなんかも、燃えちゃったわねぇ」
モバP「…ま、そこらへんは逆に肩の荷降りたっつーか」
モバP「むしろ、ホッとした感じ?」
瑞樹「ちょっと… それ、若い子たちの前では絶対に言わないでよ?」
モバP「分かってるって、ヘマはしねぇよ」
瑞樹「はぁ… ホント、彼女たちも報われないわね…」
モバP「でも、この業界の常識だぜ?」
モバP「『スキャンダルを防ぐために、まずはプロデューサーに惚れさせろ』ってのは」
瑞樹「それを数十人単位でやっちゃうんだから、貴方って天然のジゴロなのね…」
モバP「プロデュースに一生懸命なだけだよ、俺は」
.
「それで、今日は泊まっていくの?」
キッチンに置かれた細長いスツールに腰をかけ、瑞樹がなんでもなさそうに言った。
「ああ、よろしくお願いします、川島瑞樹さん」
「あ、ちょっと…」
言葉と共に、スッ、と瑞樹の背後に立ったPが、そっと瑞樹の肩を抱く。
「なぁにぃ… 溜まってるの?」
「それもあるけど… 流石に放火だからなぁ… 実はショックもデカイ」
「ああ、そっか… ごめんなさい、気付けなくて…」
「いいよ… これから癒してもらうから…」
その雰囲気の割りに小柄な身体の瑞樹を、ひょい、とお姫さま抱っこすると、Pはしっかりした足取りで寝室に向かった。
「夕食もまだなのに… 呆れた…」
「…………」
ぼやく瑞樹に無言で答え、しかし、Pの手は素早く、鮮やかに互いの衣服を、スルリ、と取り去ってしまった。
「やん… ムード作りが足りないわね… 減点1よ…」
「そりゃ大変だ… 早く取り戻さないと…」
Pの両手が華奢な外見の割りに大きな瑞樹の豊乳を鷲掴みにする。
そうして、指の隙間から、ちょこん、と顔を覗かせた瑞樹の乳首に口を近付けると、まだ勃起していないソレをちゅうちゅうと吸い始めた。
「ん… まるで赤ん坊みたいね… ホントにショックだったんだ…」
「ま、それなりに…」
左右の乳首を十分に吸引した後、舌を伸ばして、ぬめぬめ、と胸からヘソにかけて唾液の道を残す。
その間に下に移した手で、瑞樹の慎ましい茂みを掻き分けると、お目当ての部分を探り当てて、軽く指を添える。
「ん…」
短い、瑞樹の嬌声が部屋に響く。
「弄るぞ」
「うん…」
短い応答の後、ゆっくりとPの指が蠢き始める。
包被から僅かに顔を覗かせた瑞樹の真珠は、これ以上ないくらい柔らかい手つきで愛撫され、たちまちにその存在を主張し始める。
同時に、かすかに開いた秘所からは、オトコを迎え入れるための愛液が、次第に、しかし確実に分泌され始めていた。
「…あれ、もしかして期待してた?」
「馬鹿… 貴方、部屋に来るの何時振りだと思ってるの…?」
「そんなに長い間来なかったっけ?」
「ホント… 貴方ってジゴロだわ…」
はぁ… と熱い吐息を漏らした瑞樹は、まるでそれが罰だと言わんばかりに、Pの口唇を強引に己の口唇で塞いだ…
.
ずん…!
「あぅッ!」
四つん這いになり、高々と上がった尻に肉棒をぶち込まれ、瑞樹は思わず苦悶の息を吐いた。
「深い… 貴方のペニスが… わかるわ…」
そっと自分の下腹部を撫ぜながら、瑞樹が呟く。
外見から身持ちが固そうな彼女だが、実はセックスでは乱暴に後ろから犯されるのが好きだ。
あるいは、そういった“身持ちが固い”イメージを、無意識に嫌っている証拠なのかもしれない。
「突いて… ねぇ、瑞樹のナカ、突いてちょうだい…」
掠れるような小声で、瑞樹がオトコに哀願する。
オトコはそれに無言で答え、ゆっくりと長いストロークで瑞樹の体奥を突き始めた。
「あぁ… あっあっ… うぅん…」
身体の中心がじわりと広がる熱と官能に、瑞樹は己の精神が満たされていくのを感じた。
(堪らないわ… 本当に…)
自分がいやらしい女だとは思わない、女をここまで乱れさせるオトコが悪いのだ。
瑞樹は常々感じるその思いを再確認し、これ以上の嬌声を防ぐべく枕に顔を埋めた。
「…行くぞ」
それを合図と心得たPは、瑞樹の腰をしっかり掴むと、加速度的に、猛然と腰を振り始めた。
「~~~~~ッッ!!」
枕の中で、瑞樹が苦悶とも悦楽とも取れる悶え声を放つ。
「おい… 声出せよ…」
悪戯心が芽生えたPが、口の端を緩めて両手を腰から胸へと移動させる。
そして、両脇から瑞樹の身体を抱えると、引っこ抜くようにゆっくりと瑞樹の身体を持ち上げ始めた。
「や、やだッ! そんなにしたらッ! もっと深く刺さっちゃうッ!!」
結合部を支点に、まるでテコの原理のようにして瑞樹の身体が持ち上がる。
そして、その角度が60°ほどに達した瞬間、不意にPは荒々しく瑞樹の身体を下から突き上げた。
「ひぃッ!!」
不意打ちの衝撃に、瑞樹の口から悲鳴が迸る。
「だ、駄目ッ! 駄目よッ!」
「駄目、じゃねぇだろ…!」
快楽の一突きを合図に、Pが腰を前後左右に激しく動かし始める。
それはとうぜん、腟内に収まるPの肉棒が暴風のように暴れる結果となり、瑞樹はまるで体奥をシェイクされるかのような感覚を味わった。
「あッ! あんッ!! あぁッ!! 駄目ぇぇッ!! 駄目になっちゃうッ!!」
「流石、元アナウンサー…! 良い声だなッ!!」
手足を振り回して抵抗する瑞樹を両手で抱え、しかし、Pもそろそろ限界が近づいてきた。
「くっ… 瑞樹、そろそろ出すぞ…」
「あぁ… 早く… 早く終わってぇぇッッ!!」
快楽と衝撃で千々に乱れる。
狂乱する瑞樹の身体を、最後にもう一度深く突くと、Pは薄いゴムの中に己の欲望を解き放った……
瑞樹「はぁはぁ… 沢山出したわね…」
瑞樹「コンドーム、たぷたぷじゃない…」
モバP「溜まってた、っていうのも事実だし」
瑞樹「そう……」
ぱくっ
モバP「うお……」
瑞樹「じゅるじゅるじゅぷ……」
瑞樹「ん… ちゅ、ふぅ…」
瑞樹「…はい、綺麗にしたわよ」
モバP「ああ、サンキュ」
瑞樹「先にシャワーを浴びるわね。その後、ご飯を作るから」
瑞樹「元気が出るもの、作ってあげる」
モバP「ああ、ありがとう…」
瑞樹「…あんまり、思い悩まないでね」
ガチャ、バタン……
モバP「………」
チ… トントン… ジャリッ…
モバP「……ふぅ」
モバP「さて、どうなるかな…」
続く
多分、こんな感じでダラダラとエロ書いて行きます。
アブノーマルなプレイは、今回はやりません。
多分、おそらく、メイビー
ではでは
乙
今回は安価で登場アイドルは決めないの?
>>14
決めません。
ダラダラとPが適当にアイドルとセックスさせるつもりです。
前回シリーズ大活躍の時子様とさりーなはよ
乙です
>>1の書いてた調教シリーズって時子様がオカンで楓さんがぶっ壊れちゃったあのシリーズで合ってる?
ウサミンはアリかナシか
論点はそこだ
乙とおかえりのレスありがとうございます。
やっぱり嬉しいものですね。
さて、別にティーンエイジャーでもすんなりエロ文書けるキャラは居るけど…
でもまぁ、確かにNGは無理だな。
>>26
時子とさりーなは多分しばらく触らない。
>>28
ウサミンは枕シリーズで書いたからこっちも触らないと思う。今のところ。
でも、ウサミン大好きなんだよね。
>>27.31
【モバマス】モバP「安価でアイドルたちを調教する」【R18】
【モバマス】モバP「安価でアイドルたちを調教する」【R18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396176907/)
枕シリーズは面倒なので、ここの5スレ目を開いて読んでください。
http://seesaawiki.jp/cgep/d/%a3%d3%a3%d3%cc%dc%bc%a1
さて、それでは再開します。
~~翌日・プロダクション~~
モバP「おはようございまーす」
ちひろ「おはようございます、プロデューサーさん」
ちひろ(コソコソ)「凛ちゃん、来てますよ…」
モバP「え… アイツ、今日は現場直行って言ったんだけどな…」
ちひろ(コソコソ)「きちんと対応してくださいね… あ、きた…」
凛「おはよう、プロデューサー… ねぇ、昨日は川島さんの家に泊まったの?」
モバP「なんでそう思うんだ?」
凛「だって… 一緒に帰ったし… それに…」
凛(プロデューサー、昨日とスーツが違う…)
凛(もしかして…)
モバP「凛、プロデューサーがアイドルの家に泊まったらまずいだろ」(大嘘)
凛「でも… スーツが…」
モバP「これはクリーニングに出してて無事だったんだよ」(大嘘)
モバP「昨日は当然、ホテルに泊まったよ」(大嘘)
凛「そ、そうなんだ…」
.
~~一方その頃…~~
瑞樹「もしもし、○○くん?」
瑞樹「昨日はホテルどうだった?」
瑞樹「そう… 彼女と上手くいったんだ… 良かったわね…」
瑞樹「え、お礼? いいのよ、別に」
瑞樹「あ、でも、チェックアウトはしないでね。まだ私が使う予定があるから…」
瑞樹「…ええ、誰にも話しちゃ駄目よ。…うん、そう」
瑞樹「ふふ… どういたしまして。それじゃあね…」
ガチャ…
瑞樹「これで、良し… と」
瑞樹「……尽くすなぁ、私…」
瑞樹「どうせ、今日は別の女のところでしょうけど…」
.
モバP「なに、お前? 俺と川島さんがデキてるとでも思ったの?」
凛「うん… そうだよね… プロデューサーに限って、そんなことないよね」
凛「ふふ… ちょっと勘違いしちゃった」
モバP(あ… コイツ、昨日寝てないな。化粧で隠してるけど隈ができてる…)
モバP「凛、なんだか調子悪いみたいだな」
凛「そ、そんなこと無いよ!」
モバP「馬鹿、隠すな。…現場へは俺が車で送ってやるから、助手席で寝てろ」
凛「で、でも…」
モバP「アイドルはプロデューサーの言う事聞くもんだ」
モバP「ちひろさん、社用車借りますよ?」
ちひろ「はいはい、3番が空いてますよー」
モバP「ありがとうございます。ほら、凛、行くぞ」
凛「う、うん… 寝ているときにヘンなことしないでよ…」
モバP「するか、アホ」
凛(送ってもらうの、新人のとき以来だな…)
凛(まだ… 大事に思ってくれているんだ…)
.
~夜・某所~
モバP「…ということがあった」
千夏「…Pさんは1度地獄に堕ちた方が良いと思うわ」
千夏「恋心を何だと思っているのかしら…」
モバP「凛のアレは恋じゃねーよ」
モバP「男に対する“憧れ”を“恋”と勘違いしているだけだ」
モバP「そのうち気付く。 …お前も経験あるだろ?」
千夏「まぁ… それは、心当たりの1つや2つはあるけど…」
モバP「そもそも、凛は男に対する免疫が無さすぎなんだよ」
モバP「俺に目を向けさせとかないと、この業界だ。ヤクイ男にコロッと引っ掛かりそうで、そっちの方が怖い」
千夏「それは全面的に同意ね… 唯ちゃんは大丈夫そうだけど…」
.
千夏「それで… なんで今日は私なの?」
モバP「…なにが?」
千夏「無理に騙そうとしなくてもいいわよ。川島さんからLINEが回ってるもの」
モバP「ふーん…」
千夏「悪い男ね、あのまま川島さんの家に居れば良いでしょうに」
モバP「そしたら、川島瑞樹はアイドル卒業だな」
モバP「…アイツは男に依存したら、2度とステージに立てない」
モバP「そういう女だ」
千夏「ひどい評価ね…」
千夏「でも、多分当たってると思うわ」
千夏「川島さん、優しいもの」
モバP「で、お前は? 家を焼け出された哀れな男に、一夜の宿を貸してくれるわけ」
千夏「そうねぇ…」
シュル…
千夏「私が優しいかどうかは… 貴方が直接確かめてちょうだい…」
.
眼鏡に当たらないように、互いに顔を45°傾けてから口唇を重ねる。
始めは軽く触れ合わせるだけの接吻は、次第に熱を帯びた唾液の遣り取りに変化する。
ぬちゃ、にちゃ、と粘質な音が響くたびに、互いの鼓動が少しずつ早くなっていくのが分かる。
「…フレンチキスってさぁ、最初は軽い口付けのことだと思ってたよ」
「…あら、どうして」
「だって、フランス人のキスだぜ? おしゃれなカフェで、恋人同士が優雅に口唇を逢わせ合う。そんなイメージだろ?」
ちゅ… と、それこそ“軽く”口唇を啄ばんでから離すと、千夏は悪戯っぽい光を眼鏡の奥で光らせて言った。
「ふふ… 貴方、フランス人を誤解しているわね… けっこうスケベなのよ、あの人たち」
「へぇ、そりゃ是非とも詳しく聞きたいな」
「“実践”してあげる」
柔らかにそう宣言すると、千夏は軽く口を開いたまま、再度Pと口を合わせた。
「はぁ…」
熱く、淫靡な吐息が千夏の口から漏れ、同時に、真っ赤な舌がPの口唇に伸びる。
チロ、チロ、とまるで値踏みするように口唇を舐め上げた後、やおら、ずるり、とPの口腔内に舌が進入する。
「じゅる… ぢゅ…」
舌先、舌根、舌裏、歯裏… まるで口咥内の隅々まで唾液でマーキングするかのように、千夏の舌が縦横無尽に動き回る。
「ぢゅ、ぢゅ、ぢゅ…… ぢゅぅ……」
舌と舌をこれでもかと絡め、Pの舌を引っこ抜くかのように千夏が口唇を離すと、2人の間には当然のように銀の橋が垂れ下がった。
「…エロイな、確かに」
「興奮、した?」
「した。ほら、触ってみろよ」
Pが千夏の手を己の肉棒に誘うと、そこはすでに反り返るほどに怒脹していた。
「んん、悪くないわね」
唾液で口唇を、ぬらぬら、と光らせながら、千夏は妖艶に笑った。
「私にこんな一面があるなんて、誰も思わないでしょうね…」
スッ、と千夏は男の前に跪いた。
「“実践”まだまだ続けるわよ」
口を大きく開けると、まだシャワーすら浴びていない隆々とした肉棒を、千夏は口いっぱいに頬張った。
相川千夏は、どこからどう見てもインテリ系オシャレガールだ。
ハイソな街のオープンカフェが恐ろしいほどよく似合うし、そこで洋書を読みながらアフタヌーンティーを啜る姿は、映画の撮影と言われてもすんなり納得してしまうワンシーンだ。
そんな彼女が、男の前で跪き、トレードマークの眼鏡を己の吐息で曇らせながら、まるでアダルト女優のような“口付き”で肉棒をしゃぶっている。
「すげぇギャップ…」
そんなギャップだけでも興奮するというのに、千夏のフェラはさらに巧みだった。
亀頭を口唇全体で挟みながら、鈴口を舌でこねくり回す。
さらに、両手で陰嚢と竿を、さわさわ、と刺激し、たまに頬がへこむほど吸引する。
じゅるじゅる、という音が響くたびに、快楽に打たれたPの腰が、ピクリ、と痙攣した。
「ぢゅぱ… ふぅ… やっぱり大きいわ… 貴方のペニス」
少し口が疲れたのか、片手で肉棒を掴んだまま、千夏が口を離す。
「…コレにみんな堕とされちゃうのよね。ホント、酷い男」
「みんなって?」
「みんなはみんな、よ」
サラリと恐ろしいことを口にして、千夏は再び肉棒を口に含む。
「んぐぅ… おっ、おっ、おぅ…!」
今度は、ゆっくりと、深く、咽頭に亀頭が接触するほどのディープスロートを開始する。
眼鏡のフレームが下腹部に当たり、ヒヤリとする。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ…」
口腔内を隅々まで肉棒で塞がれているから、呼吸は鼻でするしかない。
苦しげな吐息を吐きながら、それでも、千夏は男の肉棒に奉仕を続けた。
「うお… すげ… 喉の奥でしごかれてる…!」
喉の蠕動に合わせて亀頭が、ぞわぞわ、と刺激される。
それは官能の上限を振り切るには十分な刺激だった。
「千夏… そろそろ出る…ッ!」
千夏の咥内で、肉棒が不意にその体積を増す。
そして、次の瞬間には、爆発するような精液の奔流が千夏の喉奥をしたたかに叩いた。
「ごぼっ! げほッ!!」
十分な覚悟はしていたつもりだが、それでも予想以上の精液の量に、千夏は思い切り噎せてしまった。
さらに、精液が咽頭から鼻腔に逆流したため、呼吸道が完全に塞がれてしまった。
「ッッッッッ!!!!」
本能的に酸欠を恐れた千夏が、歯を当てないように慎重に、しかし、素早く口から肉棒を吐き出す。
「あ、馬鹿、今離したら…!」
ホッと一息をついた千夏だが、Pの切羽詰った声にキョトンとした顔で正面を見る。
「……あ」
次の瞬間、大きく口を開けた肉棒の鈴口から、1射目とほぼ同じ量の精液が迸り、千夏の顔にぶち当たった。
「あぁん、もう……」
眼鏡のおかげで目にはこそ入らなかったものの、顔の内も外も精液漬けにされた千夏は、噎せ返る精液の臭いに溺れながら、困ったように溜め息を吐いた。
.
「……酷いわ、眼鏡にかけるなんて」
「…………」
ブツブツと千夏が文句を言うが、Pは無言で千夏を立ち上がらせると、適当な壁に手をつかせ、大きく腰を突き出させた。
「ちょっと… やけに乱暴じゃない?」
「すまんが、やばいぐらいに興奮してる」
射精してすぐだと言うのに、Pの肉棒は未だ萎えていない。
それは、フェラの快楽もさることながら、口唇と眼鏡から精液を滴らせる千夏の姿が、たまらなく淫靡に見えたからだった。
「いくぞ…」
「あ、ま、待って… あぅッ!!」
千夏の制止も聞かず、Pは一気に後ろから千夏の秘裂に肉棒を突き刺した。
「あぁ… そんな… いきなりぃ…」
バックから深く深く腟内を蹂躙され、千夏は哀願するような喘ぎ声を漏らすしかなかった。
そんな千夏の腰をがっしりと掴むと、Pは猛然と腰を前後に動かし始めた。
「あっ、あっ、あっ、あぅッ!」
パンッ、パンッ、パンッ、と、千夏の臀部とPの下腹部がぶつかり拍手のような音をたてる。
「駄目よぉ… 激しすぎるわ…!」
「黙ってろ、舌噛むぞ…!」
千夏の抗議を完全に無視し、さらに勢いを強めて体奥をしゃにむに突く。
「ひッ、ひぃッ!」
本能的な恐怖と蹂躙される快感とが千夏の中でない交ぜになり、圧倒的な官能となり脳を焼く。
壁についた手で上体を支えられなくなり、ずるずる、と力なく上体がずり落ちるが、男は掴んだ腰を離そうとしない。
「もう… もう許して… 駄目よ… 駄目なの…」
快楽に足がガクガクと震え、今にも膝が折れそうだ。
そのうち、官能が下腹部に集中する感覚を得た千夏が、絶望するかのような声色で喘いだ。
「イクわ… もうイッちゃう… イッちゃうよぅ…」
「いいぜ… イケよ…ッ!」
千夏の告白と共に、Pのピストンがさらに動きを早める。
燃えるような快楽にニトロをぶち込まれ、千夏は完全に諦めた表情で天を仰ぎ、言った。
「イクぅぅぅ……ッ!」
控えめな、しかし、全身を痙攣させた絶頂を千夏が迎える。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…ッ!」
流石に息を荒げたPが射精寸前の肉棒を千夏の腟内から引き抜くと、千夏の膝がとうとう崩れて、ぐにゃり、と床に崩れ落ちた。
そして、
「千夏… こっちを向け…」
崩れ落ちた千夏を強引に膝立ちにさせると、Pは肉棒をしっかり手で握って千夏の顔の前に差し出した。
その行為の意味を悟った千夏は、諦観と服従の感情で心を犯され、恍惚の表情を浮かべて言った。
「やっぱり… 貴方は地獄に堕ちたほうが良いわ…」
次の瞬間、眼鏡のレンズが真っ白に染まるほど、熱い精液が千夏の顔にぶちまけられた…
はい、本日の分終了。
あと、お知らせですが、多分このスレで別ネタも投下すると思います。
どうせ、その内レイプまがいのセックスも書きたくなると思いますので。
枕シリーズも書いたらここに投下します。
今のところ、ネタに上がってるのは、ぼののと蘭子、それと礼子さん。
だらだら書いて行きます。
ではでは。
のんびり更新。
あと、ト書きは断念、やっぱり俺には無理のようです。
「ひっ…」
ドアを開け、来訪者を確認した後の第一声がそれだった。
「おいおい、随分な出迎えだな、美優」
「ぷ、プロデューサーさん…」
完全オートロックの高級マンション。
そんな環境だから、“チェーンロックをかける”という当たり前の防犯習慣を三船美優は失念してしまっていた。
「上がるぞ」
「あ、あの……」
そして、美優が制止も拒絶もしないことを良い事に、Pはあっさりと玄関を通り抜けてリビングへと歩を進る。
「ん? 前に来たときとレイアウト変えたのか? ソファの位置が変わってるな…」
我が物顔でリビングを物色し、ソファにどっかりと腰を降ろす。
そして、当たり前の様にネクタイを外したところで、ようやく美優の口が動いた。
「か、帰ってください…!」
「帰れ、つってもなー。知ってるだろ? 俺のマンション、放火されたんだよ。帰るトコねーの」
「それは… でも…」
複雑な、本当に複雑な表情を浮かべ、目を左右に忙しなく泳がして美優が言う。
「だからって… だからって、どうして私の……」
「なんだよ、前は泊めてくれたじゃねーか」
「ッ!! あ、あの時はプロデューサーさんが強引にッ!」
彼女にしては珍しく怒気を露わにして口調が激しくなる。
しかし、その自分の声の大きさに驚いたのか、数瞬後には「あ、ごめんなさい…」と声を小さくして言った。
「お願いします… 帰ってください…」
「えらい嫌われようだな… なんでだ?」
「………川島さんからLINEが来ました」
ポツリ、と呟く美優の表情は、悲哀、という二文字がそのまま顔に張り付いたようだ。
「読んだ瞬間… 読まなきゃ良かったと思いました… そんな、貴方が… 川島さんと…」
「…隠しても仕方がないな。ああ、肉体関係があるぞ。ついでに言えば、他のアイドルたちともだ」
「そ、そんな……」
ぺたん、と力が抜けたように美優がリビングチェアに腰を降ろした。
そして、「ひっく、ひっく…」と嗚咽と共に目尻から大粒の涙が零れ始めた。
「ひどい… 私のことは遊びだったんですか……?」
美優は、このマンションのこの部屋で、たった1度だけPに身体を許したことがあった。
驚くべきことに、26歳のその瞬間まで美優は処女だった。
それだけに、自分の貞操を強引に奪ったPに対して、尋常ならざる感情を抱いているのだ。
.
「遊びか、って聞かれたら、真剣だよ。他のアイドルたちと同じようにな」
ビクッ、と美優の身体が衝撃に震えた。
「俺が美優に好意を抱いているのは事実だし、お前からも好意を感じた」
なるだけ感情を込めないように、Pは淡々と言った。
「だから、抱いた」
「…そんな言い方、卑怯です」
「それじゃ、美優は俺のことが嫌いなのか?」
「そんな言い方は… 卑怯です… 卑怯ですよ…」
涙で濡れた顔をようやく上げて、美優はPを見た。
「貴方のことは… 好きです… ずっと前から、今も… でも… 貴方が私に囁いた愛を、ほかの女の人にも囁いているなんて… そんなの、耐えられません…」
「じゃあ、忘れるしかないな、俺も、俺との関係も」
軽く頭を振って、Pがソファから立ち上がった。
「…明日、社長に言って担当を替えてもらおう。なんなら、他のプロダクションに移籍したって良い」
「ッ!? ど、どうしてッ、どうしてそんな事言うんです!?」
「耐えられないのなら、仕方が無い。一緒に居ると辛いだけだろう」
「そうですけど… それは、そうですけど……ッ」
美優の瞳が忙しなく揺れる。
振って沸いたようなPとの関係解消に、美優は激しく動揺してしまった。
「じゃ、帰るわ… つっても、マジで家が無いからな… やっぱり、仕方が無いけど他の…」
「ま、待ってッ!」
リビングから一歩踏み出そうとしたPを、美優は呼び止めた。
呼び止めてしまった。
そして、よろよろとおぼつかない足取りで立ち上がると、倒れ込むようにしてPの背中に縋りついた。
「す、捨てないで… お願い… 私を捨てないで下さい…」
「捨てるってお前… 大袈裟な…」
「私のプロデューサーは貴方しか居ないんです… 貴方が良いんです…」
Pが振り返り美優の肩を両手で掴む。
男に体を支えられた美優は観念したような、しかし、どこか上気した表情で言った。
「貴方が耐えろと言うなら… 耐えます… 辛いですけど、耐えます… だから…」
「それ以上は言わなくて良いよ…」
肩から背中に手を回し、上を向いた美優の口唇にそっとキスをする。
内心で、やれやれ、と溜め息を吐きながら…
「こ、こんな格好… 恥ずかしいです…」
「俺しか見てないんだから良いだろ?」
「でも…」
たっぷりと10分以上美優をハグした後、Pはやや強引に美優をリビングの壁際まで誘導した。
そして、両手を壁に突かせると、大きく腰を後ろに突き出させた。
それは、まさしく『犯してください』と女が男を誘うポーズだ。
「そそるポーズだな、美優。やっぱり、お前はいやらしい女だ」
「嫌ぁ… そんなこと言わないで下さい…」
抗議する美優に構わず、Pが美優のズボンとショーツを一気に降ろす。
白磁のような美しい臀部が照明に照らされる。
それは、まるで美術品のような美しい造形であった。
「綺麗だよ、美優… 最高に綺麗だ… お前のこと女神ってファンレターでよく書いてあるけど、本当にそう思うよ」
すべすべした臀部をゆっくり撫ぜながら、耳元で甘く囁く。
「そんな… 恥ずかしいです…」
羞恥で頬を真っ赤に染めながらも、しかし、喜色を隠せない声色で美優が言う。
「ん… 少し濡れてるか?」
そっ、と、美優の秘所に手を差し込んだPが言う。
「そ、そんなことありません!」
「いや、やっぱり濡れてるぞ… 尻を撫ぜられて感じたのか?」
すっ、と美優の目の前にPの指が差し出される。
それは、うっすらとだが、確かに透明な液体で、ぬらぬら、と鈍く輝いていた。
「ああ… 嘘です… 私は、そんないやらしい女じゃありません…」
「やれやれ、素直なのは身体だけだな…」
服の上から重力に引っ張られた豊乳を優しく掬う。
そして、掌で円を描く様にゆっくり動かすと、ブラジャーの固い感触の中に、確かにそれとは異質の“固い”感触を感じることができた。
「ほら、乳首だって勃っているじゃないか… 本当は期待していたんじゃないのか?」
「期待なんてしてません…」
口では否定する美優だが、官能的な快楽を感じていることは明らかで、その吐息はどんどん熱を帯び始めている。
不意に、くちゅり、という粘質な音が美優の股間から響く。
それは、Pが指を美優の秘所に挿入した音で、次の瞬間には、くちゅくちゅ、と連続した水音に変化していた。
「ほら、聞こえるだろ? お前が感じてる音が」
「そんな… そんなぁ… あぁん…」
とうとう、否定の代わりに、熱っぽい嬌声が美優の口から零れる。
「や、やめてください、プロデューサーさん… もう… もう我慢ができません…」
「我慢なんかしなくていいぜ… 久々なんだろ、イっちまえよ…!」
Pの指使が、さらに優しく激しく美優の蜜壺を攪拌する。
性行為は、自慰も含めて彼に貞操を奪われて以来だ。
知らずに性的欲求が溜まっていたのか、美優はセカンドバージンであるにも関わらず、急速に官能を高めていった。
「駄目ッ…! プロデューサーさん… もう、もう……ッ!」
おとがいと背中を限界まで反らし、美優の両脚が、ぴん、と突っ張る。
「イク時には、ちゃんと『イク』って言えよ…!」
「そ、そんな、恥ずかしい台詞…」
「言えよッ!」
「ああ、わかりました…… イク… イキます… イクぅぅ………ッッ!!」
その、普段の姿からは完全に想像できない格好と体勢で、美優は、ぼたぼた、と愛液を床にたらしながら絶頂に達した…
「あぁ、あぁ… もう…」
激しい絶頂に力が抜けたのか、美優の膝がガクリと抜ける。
「おっと…」
敏感にそれを察したPは、両手で美優の腰を掴んで引き上げると、そのまま勃起したペニスを美優の秘所に、ピタリ、と押し当てた。
「ああ… 待ってください… 今、イッたばかりなんです… そんな、すぐは無理です…」
「悪いが、美優のエロい姿を見たら我慢できねぇよ」
必死に首を後方に捻じ曲げて抗議する美優に構わず、Pは、ずぷり、と腟内にペニスを突き刺した。
「あああああぁぁぁぁぁぁ……ッ!」
肺の空気を絞り出すような長い吐声が美優の口から溢れ出る。
「大きい… 大きすぎます…」
いくら絶頂で弛緩しているとはいえ、美優にとっては2回目のセックスだ。
まだまだ未開発の膣道を巨大なペニスで掘削され、圧倒的な異物感に美優は喘いだ。
「感じるか? 俺のちんぽが美優のナカに入ってるんだぜ?」
「そんな卑猥な言い方、しないで下さい……」
口では抗議をする美優だが、その表情はだらしないほど緩みきっている。
「ゆっくり動くぞ」
「はい… お願いします…」
美優が少し落ち着いたことを確認すると、Pは宣言通りゆっくりと腰を前後に動かし始めた。
「あぁぁ… はぁん………」
狭い膣道をカリが、ごりごり、と刺激しながら往復する。
そのうち、身体の体奥に、ぼっ、と暖かい火が点ったかのような新感覚を得て、美優は驚いてPを見た。
「あ、あの… プロデューサーさん… なんだかヘンです… お腹の中が暖かくて…」
「ああ… チンポの先がすげぇ暖かい… 美優、子宮で感じ始めたんだな…」
「子宮、で……?」
その言葉を数秒かけてゆっくりと理解し、そうして、美優は呟くような声でPに言った。
「プロデューサーさん… 私、子宮で感じているんですか…?」
「ああ… 暖かいの、気持ち良いだろ?」
「……はい、気持ち良いです」
この日初めて、完全にリラックスした声を美優が発した。
「それじゃ、もっと気持ちよくしてやる…」
腰を握る手にほんの少し力を込めると、Pはさらに深く長いストロークで、力強く美優の膣奥をペニスで突き始めた。
「あっ、あっ! ふ、深いです…ッ! 深すぎます!!」
膣から溢れ出た愛液がペニスで攪拌され白濁する。
優しく容赦なく、未知の官能を最大限まで引き出され、美優は狂いそうなほどの快楽に翻弄された。
「プロデューサーぁ!! イキます…ッ! また、イッちゃいます……!!」
「ああ… 俺もイクぞ… 腟内に出すからな…!」
「えっ… ああ、そんな、腟内は、腟内はッ!」
ナカダシ
突然の腟内射精宣言に、美優は完全に混乱してしまった。
「子宮のナカに俺の精液を注ぎ込んで、俺のモノだとマーキングしてやる…!」
「そんな… そんなことされたら… もう、もう……… 私…」
すーっ、と新しい涙が美優の目尻から静かに零れる。
「貴方のモノになってしまいます……!」
その瞬間、とんでもない熱量を持った精液の奔流が、美優の子宮に雪崩れ込んだ。
「あぁ… イクぅ………!」
喜びと悦びに心と身体を支配され、美優は圧倒的な多幸感の中で2回目の絶頂を迎えた…
とりま、ここまで。
あと、ここのPは当然アイドルの排卵周期はきちんと把握しています。
ではでは。
これまでの話に一応タイトルを付けてみました。
ベタですが「愛憎」です。これで枕シリーズや他の話と区別していきたいと思います。
さて、今回の犠牲者は瞳子さんですが。今回は諸注意があります。
・瞳子さんが可哀想な目に合いますので、瞳子Pは絶対に閲覧しないで下さい
・スカトロネタがありますので、スカトロ嫌いな人は絶対に閲覧しないで下さい
・>>1にとって普通レベルのアブノーマル描写がありますので、それが嫌な方は絶対に閲覧しないで下さい。
特に、瞳子さんは一部設定を無視していますので、瞳子Pは絶対に閲覧しないで下さい。
瞳子Pは絶対に閲覧しないで下さい。
大事なことなので何度でも言います。
瞳子Pは絶対に閲覧しないで下さい。
ちなみに私は瞳子Pです。
それでは始めます。
「よくよく考えてみれば…」
「なぁに?」
昼下がりのCGプロ。
暇そうにしていたアイドル・川島瑞樹を誘って昼食に出たPは、適当に入った定食屋でそう切り出した。
「俺、家に放火されても仕方が無いことしてるよね?」
「何を今さら…」
軽く頭を押さえて、瑞樹が頬をひくつかせながら応える。
「自覚、無かったの…?」
「いや、こんな業界いるとなー。悪意に対して鈍感になっちまうんだよなぁ」
「それは、わかるけど…」
運ばれてきたレディースランチのサラダを、ちょんちょん、と箸でつついて、瑞樹が言う。
「…そりゃ、貴方を殺したいくらい憎んでいる人間は、掃いて捨てるほど居るでしょうね」
「誠実に生きているつもりなんだが…」
「嘘おっしゃい。貴方が直接潰したプロダクションだけでも2つもあるのよ。路頭に迷ったアイドルだって2ケタ越えるんじゃない?」
「弱肉強食だろうが、この世界。だいたい、俺は業界の“不文律”を破ったことは1度も無いぞ」
「逆恨みって言葉、知ってる?」
「入社してすぐに、社長から渡された『忘れるべき単語』に入ってたような気がする」
瑞樹がわざとらしく「はぁ」と溜め息を吐く。
「……ウチのアイドルにだって、貴方をそうとう恨んでいる娘、居るのよ?」
「知ってる、ちなみに言うと、今日行く予定の娘がそうだ」
「…誰よ?」
「ん…」
汁物を、ずずっ、と啜り、Pはとある人物の名前を口に出した。
「ああ… 恨んでるって言うか、刺されないように気をつけてね…」
「そこまで追い詰めはしない。が、容赦をするつもりも無い」
「それは… わかるわ… わかっちゃうわね…」
瑞樹が目の奥に暗い光を宿す。
「彼女がしたのは、重大な“不文律”違反だもの…」
「フォローは頼むぞ」
「貴方って本当に… はぁ~あ」
再度、大きな溜め息を吐いて、瑞樹は胡乱な目でPを見た。
「…了解したから、貴方はきっちりあの娘を調教していらっしゃい」
「多少の躾で矯正されてくれりゃ良いんだけどな…」
.
「ひぃッ!」
そのアイドルの怯え方は、三船美優の比では無かった。
「ぷ、プロデューサー…」
「随分な挨拶だな、瞳子」
玄関で仁王立ちするPに、まるで肉食獣を前にした小動物のように怯え竦むのは服部瞳子だ。
服部瞳子は、つい最近芸能界に再デビューをしたばかりのアイドルである。
元々は10代からアイドル活動をしていたが、泣かず飛ばずのうちに挫折。
一時は完全に芸能界から足を洗っていたのだが、ひょんなことからプロデューサーに見出され、一念発起して再デビューを果たしたのだ。
しかし…
「おい、瞳子。教えた挨拶はどうした?」
「嫌… 嫌よ… あんなのできない…!」
「瞳子!」
強く重い、恫喝じみたPの怒声に、瞳子はまた「ひぃッ!」と悲鳴を上げて玄関にへたり込んでしまった。
「挨拶しろ、瞳子。それとも、今から遠田さんの所に頭を下げに行くか!?」
「もう嫌ぁ… 嫌ぁ…」
童女のように泣きじゃくる瞳子を、しかし、Pは恐ろしいほどに冷たい目で見下ろした。
その瞳には、憐憫や温情といった暖かい光は、全くと言って良いほど存在しなかった。
再デビューとは容易なものではない。
フレッシュな新人アイドルと比べて、どうしても“凋落物”というレッテルが貼られるし、なにより、新人限定のオーディションを受けることができない。
ゆえに、プロデューサーは、再デビュー前の瞳子と何度も何度も相談した上で、ある1つの方法を取ることを決定した。
それはすなわち、“生活枕”と呼ばれる営業法だった。
『遠田さん、この娘が今度ウチから再出発することになりました、服部瞳子です。よろしくお願いします』
“生活枕”とは、収入の少ない、あるいはデビュー前のタレント・アイドルを、事務所の知り合いの金持ちに様々な“面倒”を見てもらうことである。
無論、“面倒”を見てもらうために、肉体関係を始めとした様々な奉仕は要求されるが、伏魔殿のような芸能界では比較的『まとも』な営業方法だ。
Pが“生活枕”の相手に選んだ遠田という実業家は、送ったアイドルを大事にすることで知られており、また、芸能界への強いパイプと資金力を持つ、後援者として申し分のない人物だった。
『ふむ、ちょっと体型が物足りないけど、そこに手を入れれば簡単にブレイクしそうな娘じゃない?』
『いやぁ、遠田さんにそう言って頂けたら千人力です。なぁ、瞳子』
『はい……』
双方合意の上で、その晩、服部瞳子は遠田に連れられて夜の街に消えた。
ところが、日付も変わらぬうちに、プロデューサーの元に逃げ帰って来てしまったのだ。
.
「遠田さんへの仲介料、いっぽんじゃ利かないんだぜ? …おいッ! 聞いてんのかッ!?」
ドンッ! とPが玄関の壁を蹴る。
怯えるように、ビクリ、と体を震わせた瞳子が、「ごめんなさい、ごめんなさい…」と何度も繰り返した。
「…もう一度確認するぞ。俺とお前は何度も話し合って、お前も十分に納得した上であの場に臨んだ、そうだな?」
「うぅ… はい……」
「だが、お前は土壇場で全部ひっくり返して俺のところに逃げ帰った、そうだな…!」
「はい… そうです… で、でもッ!」
必死な表情でPを見上げ、瞳子は切実に哀願した。
「ほ、豊胸手術をしろだなんて… 私、そんなの聞いてない…」
「ふざけんなよッ! 過去を清算して生まれ変わるチャンスだったんだぞ!」
デビュー前のアイドルが豊胸、ないし、整形手術をすることは芸能界では当たり前の出来事だ。
特に瞳子の場合、過去のアイドル活動を隠蔽するためにも、多少の“作り直し”は必須とも言えた。
もちろん、それが今後のアイドル活動の砒化となることは十分に考えられる。
しかし、遠田はそんな“心配”さえも握りつぶせる影響力を持つ人物なのだ。
「遠田さんはすげぇ良い条件をくれたんだぞ? 腕が良くて口の固い医者、経歴隠蔽のための根回し、デビューイベント、ほぼ内定していたドラマ出演、それを全部お前は……」
少し落ち着くためにか、Pは、すーっ、と軽く息を吸い、吐いた。
「全部、おじゃんにしたんだ」
「ごめんなさい… ごめんなさい…」
逃げ帰った瞳子から事情を聞いたPは、すぐさま瞳子を連れて遠田の元に舞い戻り、土下座をして謝罪をしたが、遠田はその日はもう会ってもくれなかった。
沈黙と、凄まじく重い空気が満ちた帰りのタクシーの中で、Pは無機質な声で瞳子に宣言した。
『お前を躾ける』と。
「瞳子…!」
最後通告のようにPが怒気を強めると、瞳子はとうとう観念したのか、震える体をなんとか動かし、Pの前で正座をした。
「よ、ようこそいらっしゃいました… ご、ご奉仕させていただきます…」
深々とPに向かって土下座をすると、瞳子は丁寧にPの革靴を脱がせた。
そして、一度立って背広を脱がしハンガーに掛けると、再び跪き、今度はスラックスに手を伸ばした
「失礼します…」
ジジジ、と慎重にジッパーを空け、両手で広げた社会の窓に顔を突っ込ませる。
(うぅ… 臭う…)
猛烈な男臭がする陰部を“鼻探り”に探索すると、目当てのモノが口唇に触れた。
「……く」
苦悶の呻きを喉に鳴らし、瞳子は探り当てたそれ、Pのペニスを口唇で咥えると、慎重にスラックスの外に引き出した。
「舐めて、綺麗にさせて頂きます…」
大きく開けてペニスを口に含むと、さっき以上の男臭が瞳子の鼻腔を貫いた。
Pはもちろんシャワーなど浴びて居ない。
今日一日、服の下で熟成されたペニスは、吐き気がするほどの強い男臭を放っている。
「うぐ… おぐぅ……」
しかし、とうぜん瞳子には吐き出すという選択肢は与えられていない。
えずきそうになる喉を必死に堪え、再び両眼から涙を流しながら、瞳子は必死になってフェラチオを続けた。
次第に、刺激されたペニスの海綿体に血液が集まり、雄々しく怒脹を始める。
「ふぅぅぅ… ふぅぅぅ…」
自然と口呼吸が塞がれる形となり、瞳子は必死になって鼻で息を吸い、吐く。
「おごぉ… ぢゅぶ… ぉぉ…」
(早く… 早く終わって……)
飛びそうになる意識を必死に繋いで口を動かす。
しかし、瞳子の口戯は瑞樹ほど繊細でもなければ、千夏ほど洗練もされていなかった。
.
「ちっ… 相変わらずヘタクソだな……」
いい加減、疲労により瞳子の動きが鈍くなってきたころ、Pは諦めた風に呟いて強引に瞳子の頭を股間から引っぺがした。
「単調なんだよ、お前。見ろ、萎えかけてるじゃねーか」
「ご、ごめんなさい…」
「おまけに、こんな寒い玄関で長時間立たせやがって。さみーよ」
「あ、う…」
男を満足させられなかった無力感と、安易に予想されるこの後のお仕置きに、瞳子は石の様にその体を固めた。
そして、悪魔の様な男は、サラリととんでもない事を口にした。
「腰が冷えたからションベンしたくなった。瞳子、準備しろ」
「あ… はい… トイレは…」
瞳子が玄関のすぐ横のトイレのドアを開けようとするが、Pはかぶりを振って「そうじゃないだろ」と瞳子に言った。
「瞳子、俺は準備をしろ、と言ったぞ」
「え……」
思わず、呆然とPの顔を見る。
そして、そこにある底冷えするような冷たい目に、瞳子は自分に何を期待されているのかを悟ってしまった。
(便器に… なれというの… 私に……ッ!?)
ここまで、瞳子はPにオンナとしてのプライドをズタズタに引き裂かれてきた。
そして、とうとう人間としてのプライドまで捨てろと命令されていたのだ。
(どうするの… どうしたら良いの… 私…!?)
もちろん、瞳子は再びこの場所から逃げ出しても良い。
プロダクションに与えた損害など無視し、どこか遠くの街で人生をやり直すことも出来る。
しかし、それは、子供の頃から夢見て、一度は諦めたアイドルへの道、それにいたる最後の細い糸を完璧に断ち切ることになるのだ。
(もう… 私は散々この男に汚された… 今さら…)
新しい涙が、ツー、と瞳子の頬を流れた。
「あ、あーん……」
Pのペニスの数センチ手前、手ずから飴をもらう子供のように、瞳子ははしたなく舌を伸ばしてソレに備えた。
「おねだりぐらい、したらどうなんだ?」
「うぅ… わ、私の口に… プロデューサーさんのおしっこを… く、下さい…」
「よし、ひとまずは及第点だ、いくぞ」
短い宣言の後、鈴口から琥珀色の液体が、チョロロ… と溢れ出た。
「うぐッ! あ、あ、あ、あ、あ……」
迸った尿は狙い違わず瞳子の咥内に飛び込み、瞳子は必死にそれを嚥下しようと試みた。
しかし、鼻腔を焼くようなドぎついアンモニアの臭いと、渋みと苦味、そしてえぐみを掛け合わせたような異常な味に、瞳子はなかなか尿を飲み込むことができなかった。
そのうち、尿が瞳子の口から溢れ始めたのを見て、Pは「ちっ…」と舌打ちすると、苦労して外尿道括約筋を締めて排尿を停止した。
「何をしてる、飲め」
「~~~~~~………」
口腔を尿で満たしたまま、瞳子は絶望的な表情で口を閉じた。
密閉された口腔内で、Pの尿がその存在感を増す。
一瞬でも気を抜くと、そのまま噎せて吐き出してしまいそうなほどの異臭と苦味、しかし、それらを根性で抑えると、瞳子は少しずつ、こくん、こくん、と尿を飲み始めた。
(惨めだわ… 私…)
何もかもに堪え、必死に尿を飲み下す瞳子に、しかし、Pはあくまでも冷淡に宣言した。
「飲むのが遅い、残りは全部ぶっかけるぞ」
「ッッッッ!!」
瞳子が驚いて顔を上げた瞬間、その顔面に、さらに勢いを増した奔流が激突した……
「ひっく… うぐ… うぁ……」
「そら、もう一本追加だ」
「あぐぅぅ……」
尿まみれの身体を洗うために飛び込んだバスルールは、しかし、瞳子にとって次の陵辱の場だった。
「これで500ml、まだ出すなよ」
「は、い…」
瞳子が篭もるバスルームに様々な陵辱具を持って入ったPは、呆然とする瞳子を四つ這いにさせ、その肛門にガラスの嘴管を何度も突き刺した。
ぐるるるるる……
「うぁぁぁぁ……」
グリセリン溶液が腸を刺激し、活発な蠕動運動が瞳子を襲う。
(早く… 早くトイレに…!)
もちろん、この男が自分を素直にトイレに行かせてくれるとは思わない。
しかし、許可無く排泄などしようものなら、またどんな酷いお仕置きをうけるか、分かったものではない。
「ぷ、プロデューサー…」
「もう一本だ」
「……はい」
非常なPの言葉に全てを諦めた口調で応えた瞳子は、震える臀部をPに向けた。
「………ぁう」
再びガラスの嘴管が肛門に突き刺さり、グリセリン溶液が直腸を灼く。
「プロデューサー… もう… 限界よ…」
苦しみの余り口調が元に戻ると、それが瞳子の限界と判断したPは、「よし、出して良いぞ」と短く許可を出した。
「ありがとう… ど、どこで…」
「そこだ」
瞳子が排泄の場所を尋ねると、Pはマンションにありがちな狭い浴槽を指差した。
「……………」
もちろん、こんなところで排泄などしたくないが、陵辱者の言う事は絶対だ。
ノロノロと体を動かし浴槽を跨ぐ。
そうして、浴槽内に屈みこもうとした瞬間、
「おら、よっと…!」
浴槽内に手を差し込んで瞳子の身体をしっかり把持したPが、そのまま力を込めて、くるん、と瞳子の天地を逆さまにした。
「……え?」
あっと言う間に臀部が空を向く体勢に変えられ、瞳子は呆然とした声を上げた。
「なぁ、瞳子。俺がなんでこんな酷いことばかりするか、分かるか?」
「…わからないわ」
直近の未来を予測して、抑揚の無い声で瞳子が応えた。
「お前、まだアイドルに夢を抱いてるだろ? あと、自分の可能性にもな。いいか、そんなモノはな、とうに磨り減っちまってるんだよ。それにいい加減気付けよ」
スッ、とPの手が瞳子の腹部に伸びる。
「10代の連中とはもう違うんだ。泥にまみれるどころの話じゃない。それこそ、汚物に塗れる必要だってお前にはあるんだ。わかるか?」
Pの言葉が、瞳子の頭の中で何度も何度も反響した。
そうして、瞳子はゆっくりと瞳を閉じると、妙にはっきりとした口調で言った。
「…夢、か」
小さく、本当に小さく瞳子の首が縦に振れる。
それを確認したPが、ほんの少し掌に力をこめた、その瞬間、歪な噴射音と共に、生暖かい排泄物が瞳子の身体中に降り注いだ…
「どこに入れるの…?」
互いに排泄物まみれになった身体を入念に洗い合うと、瞳子は進んでPを寝室に案内した。
そして、ベッド上で自ら両脚を抱えてまんぐり返しの体勢を取ると、秘裂と肛門を両手で割り開いてPに尋ねた。
「せっかく綺麗にしたんだ、ケツを使うぞ」
「ええ、わかったわ」
鷹揚に頷いた瞳子は、ベッド脇のローションボトルに手を伸ばすと、細長くなったその先端を遠慮なく自分の肛門に突き立てた。
「うっ、うぅん…」
そのまま、力を込めてボトルを絞ると、粘質なローションが腸に、ぐりぐり、と進入してきた。
「あぁ… コッチの準備は出来たわ… プロデューサーさんは…」
「俺もOKだ」
瞳子に覆い被さったPが、ローションでぬらぬらと光るアナルにペニスを接触させる。
そして、そのまま何の前触れもなく腰に力を込めると、にゅるん、とした感触と共に亀頭が瞳子のアナルに潜り込んだ。
「あぅッ! 太いわ…」
「力を抜け、切れるぞ」
苦しげな瞳子の様子などおかまい無しに、Pはどんどんと腰を前に突き出し、とうとう根元までアナルに深々と突き刺さってしまった。
「はぁはぁはぁ… どう、私のおしりは…?」
「熱くて気持ち良いぜ」
「そう… 良かった…」
いくら事前に浣腸をしていたとは言え、アナルセックスはやはり辛い。
しかし、その辛さが耐え難いものではなくなっていることに、瞳子は気付いていた。
(…ようやく、必死になれたのかしら、私…)
(今のこの気持ちなら、豊胸も素直に受け入れられるのかしら…)
そんな事をつらつらと考えていると、体勢を整えたPが猛然と腰を使ってピストン運動を始めた。
「あっ、あっ、あッ! ちょ、ちょっとイキナリッ!!」
「うるさい、黙ってよがってろ」
「…………もぅ!」
不満に口を尖らせながらも、瞳子は男が気持ち良いように大きく足を開き、同時にアナルを、きゅっ、と締めた。
「………ッ!」
ペニスを刺激する締め付けが増し、Pの眉根が僅かに動く。
「はぁはぁはぁ… あぁん… んあぁ…… あッ!」
それまで、痛みと異物感を堪えるだけだった瞳子が、不意にその身体をビクリと大きく震わせた。
「……どうした?」
「そこ… そこは… 気持ち良いわ…」
「ここか?」
「あぅッ!」
それまで苦痛でしかなかったアナルセックスで初めて得た快感に、瞳子は必死になってしがみついた。
「お願い… 擦って… もっとソコを擦ってぇ…」
瞳子の懇願に、Pが無言のまま腰を振って応える。
「あは、あんッ! あぅ! う、嘘… 私、おしりで気持ちよくなってる… おしりでぇ……」
「イクならイッちまえ… 俺もそろそろ出す…!」
「ええ、出して… 私のおしりのナカに… プロデューサーさんの精液、いっぱい出して…」
Pのペニスを咥えて離すまいと、瞳子のアナルが、ぎゅぅぅ、と締まる。
圧倒的な締め付けに、これまでに無い快楽を得たPは、それでも最後に瞳子の快楽ポイントを重点的に突き擦った。
「あッ! すごいッ! 来る、来ちゃう…! イッちゃうわッ!!」
「よし、イケ! 俺も… くっ…」
Pが腸奥で己の欲望を解き放つと同時に、花火の様な快楽で脳を揺らされた瞳子は、この日初めての微笑を浮かべた…
「綺麗にするわね」
ずるり、とアナルから引き抜かれたペニスを、瞳子は何の嫌悪感も見せずに口に含み、舐め清め始めた。
「ん… にが… はぁ… 今日だけでずいぶん汚れちゃったわ、私…」
「あとで渡す薬を飲んでおけよ」
「…何の薬?」
「抗生物質。尿はともかく、便は色々とマズイからな」
「貴方って…… 回りくどい人ね、本当に…」
心底呆れた口調で瞳子が言い、「…ありがとう」と小声で続けた。
「言っておくけど、一生許さないから」
「ああ、わかってる……」
「……言われ慣れてるところが腹立つわね… ちなみに、私で何人目なの、この台詞を言うの」
「覚えてない」
「…悪い男!」
そう言って、再びお掃除フェラ、にかこつけた2回戦の準備を始めた瞳子に、Pはぼんやりとした口調で尋ねた。
「……なぁ、俺のマンションに火をつけたの、お前か?」
「……藪から棒に何よ」
「いや… 何となく」
しばらく、瞳子が、ぴちゃぴちゃ、とペニスを啜る音が室内に響いた。
そうして、暫く時間が経ってから、ようやく瞳子は「私じゃないわ」と口を開いた。
「私じゃ、ないわ…」
「そっか…」
「追求、しないの?」
「…………」
瞳子は、「私じゃない」と言った。
それは、真犯人に心当たりがあることを仄めかす言い方だった。
「…お前が知ってるってことは、それなりにアイドルの間で広まっているってことだろう」
「まぁ… そうでしょうね…」
「その上で、俺の耳に入らないのは、それなりの理由があるってことだろう…」
「まぁ、ね…」
なんとも複雑な表情で瞳子が応えると、Pが話は終わりだ、とばかりに瞳子を押し倒し、再び怒脹したペニスを、今度は瞳子の秘所に押し当てた。
「2回戦だ」
「優しく… 力強く… できるなら…」
短く願った瞳子の口を口唇で塞ぎながら、Pは再び瞳子の体内に侵入した……
はい、終了。
瞳子さんは可愛いですね。汚したくなります。
ちなみに、
「遠田って誰だよ?」
と言う方は、拙作の【モバマス】木場真奈美「枕、だと…?」【R18】
【モバマス】木場真奈美「枕、だと…?」【R18】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386333043/)
をご参照ください。(ダイマ)
ではでは。
>>1的にちひろさんてどう思うん?
投下。
>>103
あまりちひろさんに関しては思うところは無いですね。
使うとしたら、対象外のバイプレーヤーか、前回のように腹黒のラスボスでしょうか。
この話のモバPが手を出しているかはまだ決めていません。
さて、本日の投下は9レス。
これまでと比べて導入が長くてエロが非常に薄いですが、よろしくお願いします。
「……疲れたな」
「は? プロデューサー殿、何か言いましたか?」
「いや、なんでも無い」
CGプロダクション女子寮。
デビュー前のアイドルの卵を含む、主に未成年者用のアイドル寮のエントランスで、Pはポツリと出た本音を振り払った。
「それでは、プロデューサー殿。今日は夕食までご馳走になり、ありがとうございました!」
「ああ、ちゃんと歯を磨いて寝ろよ。あと、室内で素振りは止めろよ」
「や、やりませんよ! 珠美は同じ注意は二度受けない子です!」
時刻は午後8時を大きく回っている。
本日イベントがあったアイドル、脇山珠美に夕食をおごり、寮へ送り届けたのでこの時間になったのだ。
「イベントレポートは明後日提出だが、少しは遅れても平気だから、しっかり仕上げろよ」
「はい!」
小気味良い返事をしてから、脇山珠美はエレベーターの中で一礼し、そのままドアが閉まる。
「……ふぅ、疲れたぜ」
珠美が居なくなると、今度は周囲をはばからず音量を上げてひとりごちる。
実際、今日は朝からアイドル同伴で8件の営業を回り、合間にテレビの企画書を2つ書き上げ、さらに珠美のイベントを取り仕切るハードスケジュールだった。
さらに、これで今日の仕事が終わったわけではない。
「曲、どうすっかなぁ…」
エントランスのソファに腰を沈め、胸ポケットからタバコを取り出し、使い慣れたオイルライターで火を灯す。
ふぅ、と紫煙を吐き出して、Pは思考を整理した。
「…そういや、スコアも全部燃えたのか。データ化したのは全部会社のPCに入れてたけど、流石に手書きは灰か…」
昨今のDTMブームに乗っているわけではないが、Pも5年程前から作曲はすべてPCで行っている。
そのため、今のPは作曲環境を大きく削られている状態なのだ。
「…今から事務所に戻るのもだりぃしなぁ。つーか、事務所のPCにはDTMソフト入れてねぇし… つーか、疲れたし…」
誰も居ないせいか、珍しくブツブツとPが愚痴を吐く。
すると、不意に、ピクン、と何かを思いついた表情でPは顔を上げた。
「作曲、か… 昔はギター一本でスコア書いてたよな… けど、うーん……」
そうして、タバコ一本を丸々吸いきると、Pはノロノロと腰を上げて、エントランスのエレベーターを凝視した。
「………まぁ、良いか」
ボソリと呟くと、Pはエレベーターのボタンを気だるげに押した。
いつものようにチャイムを鳴らすと、ややあって玄関のドアがゆっくりと開く。
「はーい、誰… って、プロデューサー!?」
姿を現したのは、タンクトップにホットパンツというラフな格好の、程よく日焼けした肌が眩しいアイドルだ。
「よぅ、上がって良いか?」
「い、良いけど…」
彼女にしては珍しく口ごもりながら、さり気に豊満なバストと露出した腹部を手で覆う。
「……夏樹とだりーが来てるぜ? だから…」
「ああ、大丈夫だ。曲作りたいから、ギターと場所を貸してくれるだけで良い」
「それなら、良いけど…」
視線をPから外して玄関に身を引く。
それに合わせるように室内に入ってきたPを、彼女は複雑そうな表情で見た。
「邪魔するぞ、涼」
「うん…… いらっしゃい」
彼女の名前は松永涼。
ロッキンガールとファンから呼ばれる、ロックバンドのヴォーカルという過去を持つアイドルだ。
「涼さん、誰だったの…… って、プロデューサー!?」
リビングのソファに座っていた少女が、涼と同じような、しかし、こちらは少し呑気で無邪気な声を上げた。
「悪いな、女子会の邪魔をして、よ、夏樹」
「ども… だりー、帰るぜ」
Pが片手を上げて挨拶をすると、返礼もそこそこにもう1人のアイドルが隣に座るアイドルに声を掛けた。
先に言葉を発したのが多田李衣菜、にわか仕込のロック知識が逆にファンの心を掴んだアイドルだ。
そして、もう1人は木村夏樹。こちらは涼と同じく、バイクとロックをこよなく愛すロッカー・アイドルだ。
「え、どしたの、なつきち?」
「いいから、今日はお開きだ」
「えぇ~! まだ全然ギター触ってないじゃん!」
「いや… お前さ…」
「夏樹」
口ごもる夏樹に、Pがやんわりと言葉をかけた。
「別にお前らの邪魔をする気は無い。涼、ギターと寝室借りて良いか?」
「え… まぁ、ギターは3本あるから、好きなの使っていいよ」
「助かる、あと、スコア表と書くもの貸してくれ」
「うん…」
涼がきびきびと白紙のスコアを準備し、Pに手渡す。
スタンドに立ててあったギターの1つを丁寧に持つと、Pは「ありがとう」と涼に声を掛けて、さっさと寝室に引っ込んでしまった。
ぱたん、と寝室のドアが閉まるのを見て、夏樹が溜め息と共に浮いた腰をソファに降ろした。
「はぁ… だりー」
「な、何よなつきち…」
「空気読めよ…」
「え、えぇぇ!?」
「いいよ、夏樹、そんなんじゃないし…」
分かっている夏樹と分かっていない李衣菜との噛みあわない会話を、少し早口になって声で涼が止めた。
「ほら、今日は李衣菜にコード覚え込ませんだろ? つーか、コードぐらい1人で覚えれるだろ?」
「だってさー、皆でワイワイやった方がたのしいじゃん!」
「…アタシらはもう覚えてるっつーの」
口から飛び出しかけた色々な言葉をしっかり飲み込むと、夏樹は表情を崩して李衣菜に向き直った。
じゃらん… じゃん…
「むむむ… 指が… 届かない…」
「手首の返しが足りてねーんだよ、ほら、こうやって押さえてみ?」
「こう?」
「こうだよ」
夏樹が李衣菜の背後に回り、そっと手を重ねて李衣菜の指の位置を修正する。
「へへ、さんきゅー、なつきち♪」
「ったく、だりーは仕方ねーなぁ」
苦笑する夏樹が、ふと視線を横に止める。
「…涼?」
「あ、うん… えっと、Gだっけ?」
「D7… 気になるなら、向こう行けばいいじゃん」
「…………」
夏樹が親指を、クイッ、と寝室のドアに向ける。
ドアの向こうからは、非常に滑らかなギターの音色と、そしてたまにハミングするようなPの声が漏れ聞こえている。
「邪魔しちゃわりーだろ」
何かを振り払うように視線をギターに落とした涼が、わざとらしくギターをかき鳴らす。
しかし、数フレーズ後にすぐにミスをしてしまい、微妙な表情で涼が「ちぇ…」と舌打ちをした。
「…邪魔しちゃ、わりーよ」
「あ、あのさ…」
流石に涼からただならぬ雰囲気を感じたのか、李衣菜が躊躇いがちに声を掛ける。
「…涼さんって、もしかしてプロデューサーのこと…」
「ストップ、だりー。それ以上は言うな」
「だって…」
ジト目で李衣菜が夏樹を見て、夏樹が困ったような表情で涼を見た。
しばらく無言が部屋を覆い、そして、その沈黙に耐えかねたように涼が口を開いた。
「……そりゃ、アタシは小さい頃からRed Damageのファンだったから…」
Red Damageとは、Pが20代の頃に組んでいたバンドの名前だ。
メジャーデビュー後10年足らずで解散したが、ミリオンヒットを数回記録しており、涼の様な歳若いファンも今だに大勢居るロックバンドだ。
「Red Damageのギターが自分のプロデューサーだぜ? 憧れたって無理ねぇだろ」
「でもさ、プロデューサー、あんまり良い噂聞かないよ… その… 女の人で…」
流石に小声になって李衣菜が言う。
「毎晩、年長組をとっかえひっかえだって聞いたし…」
「だりー」
「良いよ、夏樹、それ、完全に事実だから」
妙にさばさばした口調で涼が言い、夏樹がぎょっとした表情を見せる。
「涼、お前…」
「…それでも良いなら、って条件で抱いてもらった。もう、随分前の話だけど」
「え、え… えぇ!?」
突然のカミングアウトに、李衣菜が素っ頓狂な声を上げた。
「だ、だ、だ、だッ!?」
「だりー、口閉じてろ。向こうに聞こえるだろ?」
「う、うん…」
夏樹に窘められ、李衣菜が神妙な顔で頷く。ついでに、余計な事を言わないように両手で口にマスクをする。
が、その両目は不意に沸いた同僚の恋バナに爛々と輝いていた。そして、
(プロデューサーに身体を弄ばれるアイドルって… 超ロックじゃん…)
と、色々と残念な想像を始めていた。
「つーか、未成年にも手をだしてんだな、あの人…」
「まぁね、アタシの他にも何人か居るみたい。年長組は… ぶっちゃけ全員じゃないかな?」
「嘘だろ… どんだけ節操無いんだよ…」
「あ、あのさ…」
いささか刺激が強すぎる会話に、李衣菜が躊躇いがちに、しかし、内心ワクワクしながら口を開く。
「それじゃ、もしかして、プロデューサーの家が火事になったのって」
「「そりゃ、誰かウチのアイドルが放火したに決まってるじゃん」」
異口同音に涼と夏樹が声を揃える。
「うわぁ… それって、すっごくロックっぽい」
「あのな、だりー。こういうのはロックじゃなくて、痴情のもつれって言うんだよ」
やれやれ、と呆れ顔で夏樹が言う。
「…でも、放火したのは、違うっぽいんだよね…」
「違うって、何が?」
「だから、Pと肉体関係にあったアイドルは、違うってこと」
「…それ、マジ?」
驚いた表情で夏樹が問い返すと、涼は「まぁ、ね」と言葉少なに応えた。
「んー、よくわかんないけど、つまりはロックじゃないってこと?」
「オンナとは別の線ってことか? あー、まー、この業界のやべぇ噂は色々聞くし、プロデューサーが恨まれていても不思議は無いけど」
「そうじゃなくて、さ」
涼がますます声を小さくする。
流石にここから先は、間違ってもプロデューサーには聞かれたくない。
「曲がりなりにも、プロデューサーと寝たアタシみたいなヤツは、悔しいけどもうアイツのオンナなんだよ」
「うぇ、お、オンナ…!?」
「だりー、めんどくせぇから黙ってな。で?」
「つまり、放火する理由が無いんだよ。そりゃ、自分と寝た次の日に違う女と寝る節操の無さにはムカつくけど、だからって殺そうとか、そういうのは的外れなんだよ」
寝室のドアをチラリと見て涼が言った。
口では色々不平も不満も言うし、本気で怒ったりもする。しかし、身を捧げたアイドルにとって、プロデューサーは唯一無二の存在なのだ。
そのプロデューサーを殺傷する可能性がある放火などは、いくら痴情の縺れがあったとしても考えにくい事なのだ。
「それじゃさ、放火したのって、もしかして…」
夏樹が何かの核心に迫る台詞を言おうとした瞬間、
「あれ、ギターの音がしなくなった」
と、李衣菜が不思議そうな声を出した。
「げ… もしかして…」
「聞かれてた…?」
Pが盗み聞きしている可能性に思い当たり、涼と夏樹の表情が歪む。
「…ちょっと様子見てくる」
意を決した涼が足音を殺して寝室のドアに向かう。そして、そーっ、とノブを回し、僅かな隙間から部屋を覗き込んだ。
「………どう?」
夏樹の誰何に涼は振り向くと、表情を崩して首を左右に振った。
「プロデューサー、寝てた。ギター抱えたまんま」
「なんだよ… ビビらせやがって…」
「疲れてたっぽいから、このまま寝かせといてやるか…」
緊張を解いた涼が、スッ、と寝室に滑り込む。
そして、Pを起こさないように慎重にギターを取り上げ、プロデューサーの身体に毛布を掛けた。
「まったくだらしねぇなぁ… ん、あれ?」
ふと目を落とすと、そこには書きかけのスコアと作詞メモがあった。
何気なくそれ拾い上げて、涼は「あっ」と短い声を上げた。
「…………」
無言でスコアを床に置き、どっかりと胡坐をかいてギターを構える。
トントントン、と軽くリズムを取った後、耳に残るメロディを参考にコードを組み上げる。
意外にスローテンポのイントロから徐々にピッチを上げ、瞬間、弾けるような初声を涼が発する。
「軋み縛られた街のど真ん中で…」
透明感のあるソプラノボイスが部屋に、じわり、と響き、ギターの音色と絶妙のハーモニーを奏でる。
力強いAメロ、Bメロを越え、伸びやかなサビへと繋げる。
歌いやすい、と感じた。弾きやすい、とも感じた。
「……ちぇ、ここまでか」
サビを歌いきって、その先の歌詞が無いことを確認して涼が残念そうに呟く。
「んー、もちっとピッチ上げても良いかな… あと、最初にハイトーンシャウト入れて…」
「ハイトーンは最後に取っとけ。最初はあくまで低く、力強く、だ」
不意に、寝ていたはずのPの声が涼の耳に響いた。
「あ… ゴメン、起こした?」
「耳元でがなられたら、そりゃ起きる」
「ゴメン、すぐ出て行くからさ、アタシのベッド使って良いよ」
「なぁ、おい。どうだった?」
出て行こうとする涼の手を素早く掴み、Pが尋ねる。
「…歌いやすかった、あと、手も自然に動いてくれた。あと…」
「あと?」
言葉を途切れさせた涼を、Pが柔らかな口調で促す。
「アンタの… 『Red Damage』のノリを感じた」
「そっか、それなら上手くいったみたいだな…」
ポツリ、と呟かれたPの言葉に、涼は重力に引かれたように、ペタン、と床に腰を降ろした。
「これさ… この曲さ… ひょっとしてアタシの曲」
「ま、一応その予定だ」
Pはプロデューサーとして様々な楽曲をアイドルに提供してきたが、そのほとんどは編曲や作曲のみで、作詞まで含めて曲を提供することは稀だ。
そして、これは涼にだけわかることだが、Pが『Red Damage』を彷彿とさせる曲を提供することは、これまでに無いことだった。
「へへ… なんだよ、アタシに『Red Damage』を継げってか?」
「ばーか、そんなんじゃねぇよ。単純に昔のノリが懐かしかっただけだ」
「どーだか!」
自分が『Red Damage』のファンであることは、Pには話していない。
それだけに、Pが自分専用の曲を、しかも自分が好きなPの曲を作ってくれたことが、なによりも涼にとっては嬉しかった。
「ねぇ、プロデューサー… アタシ、ロックスターになれるかな?」
「そりゃ、わからん。それに、お前も知ってると思うが、今はロックが売れない時代だ」
「まあ、ね…」
現在のオリコンチャートの上位を占めるのは、圧倒的にアイドルソング、あるいはキャラクターソングだ。
純粋なロックミュージックは、ほとんど忘れられている。
「けどな、売れる売れないは関係無しに、俺はお前に、お前のロックを歌って欲しいと思うぜ」
「そっか… へへ、そっか… アタシのロックか…」
そう呟くと、涼は猫のようにしなやかな四つ這いでPに擦り寄った。
「じゃあさ、ロッカーらしいことしなきゃ、だな…」
「…へぇ、例えばどんな?」
「ロックつったらさぁ… 酒と暴力とー」
スルリ、とタンクトップを脱ぎ去り、バストサイズ90センチの爆乳を露わにする。
「あとはセックスっしょ!」
ニカ、と涼の顔が淫蕩に歪んだ。
ぢゅぱ、ぢゅぱ、ぢゅ…
薄暗い寝室に、粘膜と粘膜がぐちゅぐちょに絡み合う音が聞こえる。
胡坐をかいたPの上に跨るようにして座った涼が、むしゃぶりつくようにPとディープキスを交わす。
「ん… やべぇ… これすっげぇ興奮する…」
「キス、好きだよな、お前」
「うん、キス好き… アンタとのキス、すげぇ好き…」
ぢゅぷぢゅぷ、と口唇を散々堪能したあと、赤く紅い舌を、チロリ、と伸ばし、そのままPの顔面から顎、喉、胸と伝わせる。
「…プロデューサーの味がする」
「おいおい、喰うつもりじゃないだろうな?」
「何言ってんの。今からアタシがアンタに喰われるんだよ… でも、その前に…」
涼が丁寧にPのズボンとボクサーパンツを脱がすと、そこはすでに熱く固く怒脹していた。
「すげぇ… オトコって感じだ…」
暫く勃起したペニスに見蕩れたあと、くちゅくちゅ、と咥内の唾液を大量に集め、そのまま、だらぁ、と自分の爆乳に垂らす。
そうして、肌に馴染ませるように手で爆乳の谷間を擦り合わせると、「いっくぞぉ…」と声をかけてから涼はPのペニスを爆乳の間に挟みこんだ。
「ティーンエイジャーがパイズリなんか覚えやがって…」
「ばーか、仕込んだのはアンタじゃねぇか…」
ぬちょ、ぬちょ、とペニスがマシュマロみたいな爆乳に包み扱かれる。
その感触は膣とは全く異質な、しかし、極上の滑らかさと熱量を帯びた肉の狭路であった。
「ふぅ、ふぅ、ふぅ…」
涼の吐息と合わせて、褐色の肉穴が上下に揺れる。
それは、視覚的にも感覚的にも酷く淫靡な眺めで、否応無しにも興奮を助長した。しかも、
(…おっぱいの弾力がやべぇ)
18歳で爆乳で、しかも、自分好みに仕上げたパイズリテクニックは、その他の巨乳を売りにしたアイドルと比べて一線を画していた。
もち肌が吸い付くようにペニスに絡みつき、その上で、肌の奥に確かに感じる弾力ある肉の存在が、まるで専用のオナホールのような蠕きをもってペニスを刺激する。
それは、『扱き上げる』という表現では到底追いつかず、まさしく爆乳で『絞り上げる』ような圧倒的包容力を持ってPを責め立てた。
「涼… そろそろ…」
「うん… わかった…」
短いやりとりで完璧に意思を疎通させ、涼が新たな唾液を爆乳の谷間に垂らす。
そして、
「いっぱい出してくれよ… ぜんぶ受け止めるからさ…」
爆乳の谷間から、ひょこ、と飛び出た亀頭を、桜色の口唇が、ぱくり、と咥え込んだ。
「うッ! だめだ、出すぞ…!」
トドメの一撃のような刺激に、Pの鈴口から噴火するかのように白濁した精液が吹き上がった。
「ッッッ!! ん~~~~…… えぅ~~…」
猛烈な勢いで噴出した精液は、そのまま涼の喉奥にぶち当たり、思わず亀頭から口が外れ、涼の口から唾液まじりの精液が爆乳に、どろどろ、と垂れた。
「げほっ、げほっ… ゴメン、飲めなかった…」
「別に、無理すんなよ、それに…」
薄明かりに浮かび上がる涼の肢体を見て、Pが笑みを浮かべて言う。
「ザーメンでデコレーションされたお前のカラダ、すげぇエロくて綺麗だぜ」
顔から胸へ、褐色の肌を精液が白く染める。それは、確かに酷くいやらしい光景だ。
「お前があんまりエロイから、ほら、全然萎えないぜ」
未だ勃起したままのペニスを見て、涼は再び淫蕩に笑った。
「それじゃ、次はアタシのナカだな…」
高らかにそう宣言すると、涼は身を乗り出すようにPの身体に跨り、騎上位のままペニスを腟内に沈めていった…
『あっ、あっ、あっ! プロデューサーッ!! すげぇッ! 奥に当たってるぅッ!!』
ドアの向こうからオンナの嬌声が聞こえる。
「…丸聞こえだっつーの」
勝手に冷蔵庫から拝借したオレンジジュースをチビリと煽り、夏樹がぼやくように呟いた。
「おい、だりー。いい加減復活しろよー。帰るぞー?」
声を掛けたその先では、李衣菜が魂の抜けた表情で「はぅ… はぅ…」と意味の無い言葉を吐き出している。
涼が寝室に消えてから数分して、冗談のように聞こえてきた涼の嬌声に、エッチの経験の無い李衣菜は完全にフリーズしてしまったのだ。
夏樹は流石にこの程度では動じないし、とっとと自分の部屋に帰りたいのだが、李衣菜を放ってはおけず、仕方なく居座ることにしたのだ。
「つーか、激しすぎだろ… このぶんじゃ隣まで聞こえてそうだな…」
その考えに思い至り、はて、隣は誰の部屋だったっけ? と思いを巡らせる。
そして、1人のアイドルの名前と顔が思い浮かぶと、夏樹の表情が微妙に曇り始めた。
「…ま、部屋でヤルのはこれが初めて、ってわけじゃねーだろーし、流石に色々対策はしてるよな…」
誰よりも自分を納得させるように呟いて、頭の中に湧き出たやばい想像をかき消す。
「はぁ… マジで帰りてぇ…」
「はぅ… ろっく… ろっくぅ…?」
意味不明な単語をブツブツと呟く李衣菜を、コイツかわいいなー、と健全に不謹慎な目で見ながら、夏樹はようやく存在を思い出したヘッドフォンを李衣菜の耳に付けてやった。
「あっ、あっ、あッ!! ごんごん来てるぅッ!!」
ベッドの上で、褐色の爆乳が何度もバウンドする。
初めのうちは涼が腰を振って主導権を握っていたのだが、不意に下から突かれた一撃を契機に、涼はロデオジョッキーのように身体を激しく揺らすハメになってしまった。
「つよッ、強すぎッ!! ナカッ! 抉られるぅッ!!」
「ははッ! 胸がバウンドしておもしれーな! それ、落ちるなよ!」
「おちてるッ! もうおちてるよぉッッ! ちんぽすごぃぃ! アタシ壊れるぅッ!!」
快感を堪えきれないアヘ顔を晒し、普段の彼女からは想像もつくようでつかない下品な台詞を吐き出す。
「ヒッ!!」
不意に、短い悲鳴を上げて涼の身体から力が抜ける。
カクン、と頭が後ろに倒れて、海老ぞりに反った体幹が細かく痙攣する。
「…イッたか?」
「い、い、イッたぁ… イッちゃったよぉ…」
無様に舌を突き出したイキ顔で、涼が息も絶え絶えに言う。
「よし、それじゃ続き行くぞ…!」
「ちょ… まっへ、まだ… アタシ… まだぁぁぁぁあああああッッ!!」
必死に訴える涼を完全に無視し、Pが再び腰を突き上げ始める。
「いぎぃッ! ひぐッ! らめッ! らめぇぇッ!! ヤバイってッ! イってすぐはヤバイんだよぉぉッッ!!」
「何がヤバイんだッ!? ほら、言えよッ!!」
「らってッ! イキすぎて、イキすぎてぇッ!!」
ひくひく、と涼の腹筋が細かく痙攣を始める。
「おかしくなるぅぅぅッッ!!」
叫んだ瞬間、これまで以上の快楽の波が涼の脳髄を直撃し、極彩色の花火が炸裂した。
「ッッッッッッああああああ!!」
部屋中どころか寮中に響きそうあハイトーンシャウトを叫び、涼は思考がデタラメになるほどのオーガスムスを感じた。
「くっ… スゲェ締まり… もったいねぇなぁ…」
絶頂に震え極上の吸精器となった膣から、未練たらたらにペニスを引き抜く。
「涼、口を開けろ…」
杭を抜かれて、どさりとベッドに仰向けに倒れた涼の口にペニスを差し出す。
「……あ」
朦朧とした意識で、それでも半開きに空いた口唇に、Pがペニスを突っ込む。
その瞬間、2回目とは思えぬ量の精液が、どぷっ、と涼の口腔内に吐き出された。
「おぐっ… ぐぅ… こく、こく、ごく……」
一瞬だけ精液の奔流に涼は噎せはしたが、その後は喉を鳴らして涼は精液を全て嚥下した。
「………はぁ、はぁ、はぁ… へへ、ヘンな味ぃ…」
口の端から精液を零しながら笑う涼の頭を、Pが可愛い子分を労うように優しく撫ぜた……
以上です。
毎度思うんですが、赤羽根Pってプロデューサーというよりマネージャーですよね。
ゲームは自分で曲選んで、レッスンしてー、と少しはプロデュース要素ありますがー。
あと、夏樹とだりーがこのまま発情してレズる展開も考えましたが、それをやると色々と収集がつかないのでボツになりました。
さりとて、個人的には好きなシチュエーションなので、暇とインスピレーションがあれば書くかもです。
ではでは。
更新10レス
なんか書くスピードが遅くなっている気がします
夕陽が綺麗に映えたCGプロダクション・ビル。
高層ビルまるごとプロダクションの持ち物であるそこには、当然のように用途別のレッスン室がいくつもある。
そんなレッスン室の1つ、8畳の室内にピアノだけ置かれた小さなボイストレーニングルームで、1人のアイドルがPのマンツーマン指導を受けていた。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
ピアノの和音。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
半オクターブ高い和音。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
さらに半オクターブ高い和音。
「あ~↑あ~↑あ゛~↑あ゛~↑あ゛~!!」
「ストップ! やめやめ!!」
鍵盤から指を離したPが不愉快そうに怒鳴り散らした。
「あのなぁ… 音程取るのに一体どんだけ時間かけるつもりなんだよ…!?」
低いが、それだけに静かな怒りが込められたPの声に、レッスン中のアイドルが頬をひくひくと痙攣させて愛想笑いを零す。
「あ、あはは… も、もう少し、であります…」
「その台詞、何遍言った? あン!?」
「は、ハッ! プロデューサー殿! 10回以上は言っているであります!」
「自覚あるならやってみせろ!」
「鋭意努力しているであります! サー!」
ビシッ、とまるで軍人のように敬礼をするアイドルを見て、Pは大袈裟に「はぁ~~~」と溜め息を吐いた。
「亜季… お前、自主練習サボったろ?」
「そ、そんなことは無いであります! サー! この大和亜季! 来る日も来る日もボイトレの明け暮れ、昨日も夜遅くまで…」
「…で、本当はどうなんだ?」
Pの声がさらに低く、かつ、平板なモノへと変わる。
本気で怒りかけているのだ。
「あぅ… 贔屓にしている模型雑誌の愛憎版が最近発売されまして… キット付きで…」
「…ばかたれ」
すぱーん、とPがアイドルの尻を軽くはたく。
「ひぅッ!」
「お前、もう少し真剣になれよ。弱点残しておくわけにはいかないだろうが」
「はい… すみません、プロデューサー…」
しゅん、とうなだれて素直に頭を下げる。
彼女の名前は大和亜季。
ミリタリー系アイドルという、これまたマニアックな路線を寄り道しながら爆走する肉体派アイドルだ。
「亜季、確かに俺はお前を歌メインで売り出すつもりは無い」
微妙に落ち込んだ亜季を励ますように、Pは懇々と彼女を諭し始めた。
「だが、お前もウチのアイドルである以上、ライブの機会は必ずやってくる。その時に恥をかくのは誰だ?」
「…自分とトリオを組んでいた篠原さん、仁美ちゃんです…」
「分かってるんなら、きちんとやれるよな?」
「はい……」
実は、数週間に行われたライブで、亜季はトリオパートで盛大に音程を外すという大ポカをやらかしたのだ。
トリオパートだから、1人が音程を外した程度ならば他の2人が十分にカバーできる範囲なのだが、
タチの悪いことに亜季は地声が大きく、結果、他の2人も亜季に引きずられるように音程を外してしまい、ライブに悪い影響を与えてしまったのだ。
『亜季… これから自主錬と居残り練習な…』
『さー、いえっさー…』
それ以来、Pが激務の合間を縫って大和亜季の個人レッスンを行っているのだ。
「…よし、もう一度やるぞ」
「はいッ!」
Pの指が滑らかに鍵盤の上を滑り、レッスン室に気持ちのいい和音が響く。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
「よし、次!」
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
「いいぞ!」
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ゛~↑」
「……………うーん」
さっきよりは調子は良かったが、それでも途中で声がブレてしまう。
「あぅあぅあぅ…」
「…少し休憩するか」
明日の営業も考えれば、アイドルの声を枯らすわけにもいかない。
さて、どうしたものか、とPが考えていると、休憩のタイミングを見計らったようにレッスン室のドアが開いた。
「…あ、まだ居たんだ…」
入ってきたのは渋谷凛だ。凛は細身の身体を僅かに緊張させてチラリと2人を見た。
「あ、凛ちゃん。こんばんわ、であります」
「うん、亜季さん、こんばんわ、プロデューサーも」
「…お前、なんで帰ってないんだ?」
Pが胡乱な目で凛を見る。
その視線は、もう少し力を込めると、睨む、と表現しても良い強いものだ。
「…ちょっと皆とだべってたら遅くなっただけだよ」
「用が無いんだったら早く帰れ。親御さんが心配するだろ?」
「そんな言い方しなくったっていいじゃん…」
凜が助け舟を期待するように、ちらり、と亜季に視線を送る。
(うわぁ… 面倒ですなぁ…)
流石に色々と察している亜季が、内心舌打ちしながら恐る恐るPに声をかける。
「あー… 凛ちゃんもレッスンに参加したらパート練習も…」
「お前はそれ以前の問題だろうが」
Pの視線が亜季に反れた瞬間に、ちゃっかりと凜が壁際のパイプ椅子に腰を降ろす。
「見学ぐらい良いよね? 他人の練習を見学するのも大事だってプロデューサー言ってたし。それに、あたしも高音部苦手だから参考になるし。あと…」
「凛」
早口で捲くし立てる凛を強い口調でPが遮った。
「邪魔だ、気が散る。出て行け」
「あ… で、でも…」
「出て行け。聞こえないのか?」
「…………」
一瞬、亜季には凛が泣き出したかのように見えた。
しかし、それは錯覚だったのか、それとも凛が数瞬で気持ちを立て直したのか、短く「わかった…」と呟くと、それきりPと視線を合わせないままにレッスン室から出て行った。
「あー……」
図らずも修羅場めいた現場に―しかも微妙に当事者視点で―遭遇してしまい、亜季は強烈なバツの悪さを感じて呻いた。
「あのぉ… 流石に少し冷たすぎるのでは…」
場の空気を緩めようと必死にPに声を掛けるが、Pの視線はひどく冷ややかなものだった。
「……アイツ、何様のつもりなんだ?」
「そりゃ… 凛ちゃんとしては、少しでもプロデューサー殿と一緒に居たいんでしょう?」
「チッ… ガキとは思っていたが、ここまでガキとはな…」
イライラと呟くPに、恐る恐る亜季が挙手して反駁した。
「あのー、失礼ながら申し上げますがー、最初に粉をかけたのはプロデューサー殿ですよー?」
「俺はアイドルをスカウトしてプロデュースしているだけだ」
「いやぁ… そりゃそうでありますが、プロデューサー殿に親身にプロデュースされたら、大抵の年頃の少女はコロっといっちゃうでありますよ?」
「そんな事はわかってるよ」
「うわ… はっきり言いやがったであります…」
「わかってんだよ…」
絶句する亜季に構わず、最後の台詞は誰に聞かせるでもなく口の中で呟く。
そうして、きっちり15秒沈黙が場を支配したのち、Pは「ふぅ…」と溜め息を吐いて「レッスンを再開するぞ」と亜季に声をかけた。
再開後のレッスンは、しかし、やはり芳しくなかった。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~…… う~ん…」
流石にレッスン前よりは喉が開いて高音が出るようになったが、しかし、亜季の高音は地声ある張りが無く、ひどく魅力に欠けるものだった。
「亜季、もっと素直に声をだせ」
「そうしているつもりなんですが…」
「作ってる高音だから喉に引っ掛かるんだよ。お前は体幹の筋力も十分にあるんだし、コツさえ掴めばすぐに出せるようになるはずなんだぞ」
「コツ、とは…?」
亜季の質問にPは暫く考え、「そうだな…」と1つ思いついた答えを言った。
「例えば悲鳴だ。古今東西、女性の悲鳴は『キャアア!』だが、これは誰にでも出せる高音、なんだが…」
そこまで言って、ふとPは大和亜季の容姿をまざまざと観察した。
大和亜季は肉体派アイドルと銘打っているだけあり、非常にしなやかで逞しい肢体を持っている。
腹筋はうっすらと割れており、しかし、その割りに臀部と胸部は女性的な魅力をこれでもかと主張するほど豊満である。
端的に言えば、『エロくて強そう』な身体をしているのだ。
そして、ミリタリ好きだったり、戦士・カンフー役などを好んでこなす大和亜季の身体能力は、見た目通りに高い。
「…お前、ゴキブリ出たらどうする?」
「見・敵・必・殺ッ! でありますッ!」
「痴漢にあったら?」
「取り押さえて警察に突き出すでありますッ!」
「…………」
即ち、悲鳴などとは全く無縁のアイドルなのだ。
「はぁ… 悲鳴はとりあえず忘れ… いや、待てよ…」
ふと、Pはどこかで大和亜季の悲鳴を聞いたことがあるような気がした。
「俺、お前の悲鳴を聞いたことあるよな?」
「え゛? いきなり何を言うでありますか?」
「いや… 覚えはあるんだが、いつの事か思い出せなくてな… いつだっけ?」
そう言うPを、亜季は、じとー、とした目で見て言った。
「……あのですねー、そりゃプロデューサー殿にとっては、自分なんか数ある『穴』のうちの1つでしかないのでしょうが、流石に『乙女の純潔』を奪ったときのことぐらいは覚えておいて欲しいであります…」
「ああ」
得心がいったように、Pは、ポン、と手を叩いた。
「そういやあの時か。ああ、思い出した。あの時は綺麗な高音出せてたよな」
「そんなの知らないであります… 酷いであります…」
流石にデリカシーの欠片も無いPの台詞に著しく乙女の自尊心を傷つけられたのか、亜季が落ち込んだ声で言った。
「悪かった、だが、これでヒントは揃ったな。ちょっと待ってろ」
そう言うと、Pはそそくさとレッスン室から出て行ってしまった。
「……なんだか、すごーく嫌な予感がするであります…」
何か背筋に薄ら寒いものを感じて、亜季は思わず両手で腕を抱きしめた。
「無理無理無理無理ッ! そんなの無理ッ!」
防音のレッスン室に亜季の慌声が木霊する。
「うるさい、さっさとスパッツを脱げ。大丈夫だ、監視カメラのスイッチは切ったし、扉のカーテンも閉めた。ちひろに言って人払いもさせた」
「そういう事じゃないでありますよ!」
顔を真っ赤にした亜季が、ピアノの上に置かれたとある物体を注視して叫んだ。
それは、けばけばしいピンク色をしたスティックノリほどの大きさのプラスティック製品で、同じモノが2つ置かれていた。
「鬼畜であります… プロデューサー殿がここまで鬼畜で変態であったとは…」
「それもこれも、ちゃんと自主錬してこなかったお前のせいだぞ。自業自得と思え」
そう言われると、自分にも落ち度があるため亜季は強く言い返すことは出来ない。
「うぅ… 一時の誘惑に負けたツケが、こんな形で廻ってくるとは…」
半べそをかきながら、亜季が身に着けていたスパッツをゆっくり脱ぐと、ボーダー柄のスポーツショーツが姿を現した。
「よし、ピアノに手をついてケツを出せ」
「ぐおぅ… 悔しいですが、なんかこのシチュエーションは新兵訓練を思い出して、ちょっとだけ心躍るでありますうにゃぁ!」
言葉の最後に変な声が出たのは、Pがショーツのクロッチ部をずらして、粘度の高いローションをヴァギナとアナルに塗りつけたからだ。
「こ、声ぐらいかけてほしいでありますッ!」
「わかった、それじゃ今から挿れるぞ」
「ま、待つであります! 心の準備がぁぁぁぁぁぁんッ!!」
亜季の制止にも耳を貸さず、Pはヴァギナとアナルにそれぞれ1つずつ、ピンク色のプラスティック製品―ローター―を、にゅるん、と滑り込ませた。
「おおおおおおおぅぅぅぅ…… い、異物感が……」
「よし、スパッツ履いて良いぞ」
Pの許可にノロノロと亜季がスパッツを再着する。
(うぅ… 痛くはないけど、おまたがヌルヌルして変であります…)
羞恥心で顔を真っ赤にして亜季がPを見ると、Pはすでにピアノの前に座って鍵盤に指を置いていた。
「よし、それじゃレッスンの続きを始めるぞ。股はちゃんと締めておけよ」
「…了解であります」
ローターが飛び出ないように秘所を締めながら、亜季は情けない思いで再び発声を始めた。
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ~↓」
レッスンが再開してしばらくは、また単調な音程合わせが続いた。
(うーん… 確かに腹筋を締めているから声は出しやすくなりましたが…)
得意声域ではさっきよりも声が出ている気がする。しかし、
「あ~↑あ~↑あ~↑あ~↑あ゛~!」
高音部になると、やはり声にハリがなくなってします。
「あ、あのぅ…」
「もう一度だ」
Pのにべもない一言に、亜季が渋々と口を開く。
(…こんなの、ただのセクハラと変わらないであります……)
というより、これは確実に訴えたら勝つレベルではなかろうか?
などと、不隠なことを考えながら、再び音階が高音に差し掛かった、その瞬間、
ジィンッ!!!!
「ぁきゃああああ!!」
突然、股間の筋肉をかき回されるような強烈な刺激が走り、亜季は見事に高音の『悲鳴』を口から迸らせた。
「あっ、あっ… い、今のは…?」
「よし、もう一度だ」
亜季の質問には答えず、Pが再度鍵盤を叩く。
半ば混乱しながら亜季が音階と共に声を出し、そして、また高音部にさしかかった瞬間、
ジィンッ!!!!
「きゃああああッッ!!」
今度はさっきよりも綺麗な高音の『悲鳴』が迸った。
「ぷ、プロデューサー殿ッ! わ、私のナカに何を入れたんですかッ!?」
キャラが崩壊するほどの混乱を見せて亜季が尋ねると、Pはニヤリと笑って掌大の小さなコントローラーを見せた。
「それ、ただのローターじゃないんだよ。マンコとケツの穴に入った2つはペアの導子になってて、その間を低周波が流れる仕組みになっているんだ」
「て、低周波?」
「簡単に言うと、つまり電気が流れるんだよ」
「な、な、な、なんですとー!?」
想像以上に凶悪なシロモノが股間に埋め込まれる事を知り、亜季は思わず両手で下腹部を押さえた。
「じ、人体に影響は…!?」
「無い無い、内臓された電池程度じゃ、そんな電圧無理だって。そら、いい感じだから続けるぞ」
「そ、そんなぁ…」
唖然とした亜季を尻目に、Pが再び鍵盤とコントローラーを操作する。
ほどなく、3回目となる亜季の『悲鳴』が室内に響き、淫靡なレッスンがまた再開された…
「あ~っ、あ~っ、あ~っ、あ~っ、あーーーッッ!!」
悶え苦しむような亜季の『悲鳴』が木霊する。
「よしよし、どんどん良くなっていくな」
「ぷろでゅーさー殿ぉ… す、少し休ませてぇ…」
「なに弱音吐いてんだよ、いつものウザイぐらいの元気はどうした?」
「そ、そんな事いっらってぇ… あーーーッ!!」
言葉の途中にまた電気が流れたのか、ビクン、と亜季の身体が震えて揺れる。
「も、もう… お腹に力が…」
何度も何度も強制的な筋収縮を強要され、亜季の腹筋と骨盤底筋群は痙攣するほどに疲労していた。
そして、強力な電気刺激に晒され続けた亜季の股間は、当たり前のようにヴァギナから透明な淫液を吐き出し、黒いスパッツにさらに黒い染みを作っていた。
「酷いです… やっぱりプロデューサーは鬼畜であります…」
疲労と快感とに腰と足を、がくがく、と震わせながら、それでも亜季は根性で背筋を伸ばした。
「あー… あー… ああああぁぁぁぁぁッッ!!」
もはや、ピアノの和音など聞いてられない。
この単時間で強引に馴らされた高音発声を、自分でも驚くほどスマートに行う。
「凄いじゃないか、綺麗だし伸びもあるぞ」
「こんなの褒められても、嬉しくないでありますよぅ…」
半べそをかきながら、亜季が支えるようにして両手で自分のおっきなおっぱいを包む。
「うわぁ…」
掌で感じるそこは、シャツとブラジャーの上からでもはっきりと乳首が勃起しているのがわかった。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
浅ましい、卑しい、と我ながら思う。
だが、もうここまで身体を開かれたら、オンナがすることは1つに決まっているのだ。
「プロデューサー殿… レッスン… まだ続けるでありますか…?」
「そうだな… いちおう目的は果たしたから、そろそろ終了してもいいかなな」
明らかに含みを持たせたその言い方に、亜季は「酷いオトコであります…」と口の端を歪ませながら応えた。
「そ、それなら、ついでにここのレッスンもして欲しいであります…」
そう言って亜季は壁に手をついて大きく腰を後ろに突き出すと、淫液で濡れたスパッツの上から、くちゅり、と秘裂を指で押した。
「はしたないアイドルだな、社内のレッスン室でおねだりかよ」
「いけずであります… もう、我慢できないであります…」
桃色吐息で訴える亜季に、Pは邪悪な微笑みで応えると、手を伸ばして一気に亜季のスパッツとスポーツショーツを足首まで引き摺り下ろした。
「あっ!?」
「へぇ、すごいな、もうドロドロだ」
ぐちゅ、とPの指が淫液で濡れた秘所を弄る。
「ひぅッ… ぷ、プロデューサー殿… もう、もう…」
長時間の電気快楽に晒され、亜季はもう前戯すらいらない状態だった。
それだけに、Pの指による快感は、気持ちよくはあるものの、どこか物足りないのだ。
「プロデューサー殿のおちんぽが… 欲しいであります…」
「挿れたいのはヤマヤマだが、今は塞がってるからなぁ…」
ヴァギナに浅く指を突っ込み、中で蠕くローターを、ツンツン、と突つく。
「そ、それなら… 早く取って下さい…」
待ちきれないように腰を振る亜季に、しかし、Pは意地悪な命令を下した。
「亜季、お前が取れよ。ただし、手は使うなよ」
ゆっくりとPに振り向いた亜季の表情が、淫蕩に歪んだ。
「うううぅぅぅぅぅぅ………」
よく見えるようにと大きく足を左右に開かされ、ついでに腹筋が効くようにと、身体を大きく曲げて自分の足首を掴まされる。
(とんでもなく恥ずかしい格好であります…)
二つに折れた身体の真ん中、一番高く掲げられた股間の真ん中では、淫靡な淫液に彩られた秘裂とアナルが、ひくひくとその入り口を引くつかせている。
「よし、亜季、出して良いぞ。ちゃんと挨拶してからやるんだぞ」
「はいぃ…」
震える呼吸を何とか整えると、亜季は娼婦のように腰を振って言った。
「今から… 今からアイドルの大和亜季が、恥ずかしい穴から卵を産むであります… 一生懸命がんばって産むでありますから、しっかり見ててください…」
しっかり最後まで言い切ると、亜季は腹筋に力をこめて腹圧を高め始めた。
「ふぅぅぅぅぅ… くぅぅぅぅ……」
トイレでいきむように股間に力を込める。
(うぅ… 悔しいけど、興奮するぅ…)
普段はアイドルたちが練習の汗を流すレッスン室で行う異常行動は、背徳的な昏い快感となって亜季の脳髄を焼く。
排卵に集中して目を閉じているからPの顔は見えないが、きっとニヤニヤといやらしい顔をして眺めていることだろう。
(こんな意地の悪い男なら、放火されても仕方ないでありますなー)
つらつら、とそんな事を考えながらいきむと、程なくしてアナルがフジツボのように盛り上がり、肛門にピンク色のローターが姿を見せ始めた。
「あっ、あっ、あっ… 出てきたであります…」
ぬるぬる、とローターが肛門から頭を出し、ぬのぉ、と続けてスムーズに押し出される。
そして、全体の半分以上が露出したその瞬間、
「あぁんッ!」
にゅる、っと入ったときと同じく唐突に、見事ローターは尻穴から排出され床に落ちた。
「はぁはぁはぁ… でちゃったです… でちゃったであります・・・」
荒く肩で息をしながら、しかし、亜季は力を緩めることができない。
まだ、腟内深くに挿入されたもう一つのローターが、なかなか膣道を移動してくれないからだ。
「くぅぅぅん……」
唸り声を上げて息むが、そもそも膣の筋は肛門より巧緻性に劣るため、どうしても上手くいかなかった。
すると、亜季の痴態をそれまでジッと見ていたPが、不意に亜季の背後に立った。
「あ、プロデューサー殿…?」
「大変そうだからな…」
ピタ、といつの間にかコンドームを装着し固く勃起したペニスを、ローターを排泄したばかりの肛門に押し当てる。
「あ、あ、あ… そんな… そこは……」
「手伝ってやるよ… おらッ!」
ずにゅッ!!
杭打ちのような勢いで、一気にPのペニスが亜季のアナルを串刺しにした!
「あああぁぁぁあぁああああああああッッッッ!!!!」
ほとんど未経験の尻穴に強引にペニスを捻じ込まれ、亜季は余りにもの衝撃に舌を突き出しただらしないアヘ顔で絶叫を上げた。
「あへぁ… しょ、しょこはぁ… おしり、おしりでありますぅぅ!!」
「ケツを穿り返してやる…!」
非情なPの宣言の後、強烈なピストン運動が亜季のアナルに炸裂した。
「あっ、あっ、あっ、ぎゃッ! あぅッ!!」
最早、腹圧をかけるどころの話ではない。
意識と身体がバラバラになりそうな衝撃を必死に耐える。
しかし、初めての、しかも猛烈なアナルセックスの衝撃は亜季の想像をはるかに超えていた。
「も、もうらめであります…」
ガクガク、と足が震えて膝が折れそうになる。
しかし、ガッシと腰を掴んだPの手が、崩れ落ちるのを許さず、逆に力強く腰を前後に揺らしてさらにピストン運動を増強させる。
「あぎゃぁぁぁッッ!! プロデューサーぁぁぁッッ!! 無理ッ、もう無理ぃぃぃぃッ!!」
千切れそうになるほど頭を左右に振り回し亜季が絶叫するが、Pはお構いなしに亜季の尻穴を掘削する。
「おらッ! 早くまんこからローターを産まねぇと、ケツがガバガバにぶっ壊れるぞ!」
「そ、そんなの嫌でありますぅ!!」
「それなら、チンポ食い千切るつもりで締めろよ!」
ばちぃぃん! と遂に平手による激しい打擲が亜季の臀部を襲う。
「ひぃぃッ!! 締めますッ、締めますぅッ!!」
生理的な恐怖に促され、亜季は再び必死になって肛門を締め始めた。
「うぅ… 良い締まりだ…!」
自分が言った通り、まさにチンポを食い千切るかのような締め付けにPが唸る。
また、同時に8の字に繋がった膣の括約筋も力強く収縮を始め、それまで腟内に留まっていたローターが、ようやく出口に向けて移動を始めた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あーーーーーっ!!」
一際高い悲鳴がレッスン室に響き渡り、そうして、コトン、と、乾いた音を立てて膣のローターが床に産み落とされた。
「あぁ… あぁ…」
「ようし、よくやったな、亜季…」
臀部を打擲した手でそのまま亜季の頭を優しく撫ぜると、亜季はどこか安心したような吐息を漏らしてそれに応えた。
ずる、と勃起したままのペニスがアナルから抜かれると、そこはぱっくりと口を開けたまま、抜けたペニスが名残惜しいようにヒクヒクと肛門を収縮させた。
「ああ… お尻… 凄かったであります…」
強烈なアナルセックスと排卵に亜季が茫然としていると、パン! とPがペニスからコンドームを強引に剥ぎ取る音がした。
「おい、まだ俺は終わってねぇぞ」
「あ……」
ゆっくりと振り向きた亜季の顔先に、勃起したままのペニスが差し出される。
「あ、あはぁ…♥ プロデューサー殿のおちんぽ… まだガッチガチであります…」
「拡げろ」
Pの短い命令に「さー、いえっさー」と亜季も短く応えると、片手を膣に当ててチョキをするように、くぱぁ、と秘裂を開いた。
「どうぞ、プロデューサー殿♥」
「よし…!」
淫らなおねだりに劣情をそそられ、Pは再び亜季の体内にペニスを突き刺した…
あの後、腟内に2発白濁液を注ぎ込んでから、ようやく淫靡なレッスンは終了となった。
なんだかんだで色々と汚れたレッスン室をPが綺麗に清掃していると、股間から漏れそうな精液を手で塞いでいた亜季がPに声をかけた。
「おおう… プロデューサー、ティッシュ持っていませんか? 自分、バッグがロッカーなもので」
「おう、コレ使え」
備え付けのペーパータオルを亜季に手渡すと、亜季は丁寧に股間にペーパータオルを押し当て、そのままショーツとスパッツを強引に装着した。
「流石にシャワー室まで精液を垂らしながら歩くのは危険でありますからねー、全く、もう少し考えて出して欲しいであります」
「お前が『ナカに欲しいでありますッ!』っておねだりしたんじゃねーか」
「それは… なんというかノリで…」
ニヘラと笑う亜季が急に可愛く思え、Pがそっと亜季にキスをする。
「んぅ… 今日は自分の部屋に来るんでしょう?」
「んー、まぁそうだな」
「ふふ、それじゃ、もう1回戦できますね… ッ!?」
Pのクビに両手を絡めてキスをねだり始めた亜季だが、急に顔色を変えると、すばやく身を翻してレッスン室のドアに近づいた。
「…亜季?」
「しーっ、であります…」
そろり、と音を立てずにドアの鍵を開け、そっとノブを握る。
「ッッ!!」
短い吐息と共に、一気にドアを開けて室外に亜季が踊り出て、左右に油断無く視線を送る。
「…誰か居るのか?」
当たり前の予想をPがすると、亜季は「うーん…」と首を捻った。
「人の気配がしたのですが… どうも気のせいだったようです」
「さっきも言ったが、一応このフロアには人が近づかないようにちひろに細工してもらっておいたからな」
「だったら、やっぱり気のせいでありますね」
Pの言葉に安心したのか、亜季が再びPに抱きつきキスをねだる。
「こら、流石に廊下だぞ…」
「ほんのちょっとでありますよ♪」
明らかに事後の雰囲気を振りまきながら情交を続ける2人は、とうぜん、自分たちを強烈な視線で凝視する存在に、気付くことは無かった…
はい、以上。
軍曹は登場頻度から考えて運営のお気に入りと思うけど、
SSでは不遇な気がしますねー
ではでは
おつ
だんだん家が放火されたことと関係なくなってる気がするけど気にしない
>>139
まぁ、あれですよ、円滑にエロまで持っていくギミックですから
一応、誰が放火したかはストーリーに練りこむつもりですがー
投下、けどエロ無し。幕間回。
書きたいものを投下しているけど、やっぱりTPOも大事だよね。
でも、美香穂乃香についてはもっと汚したいです、まる。
「話があるんだけど?」
とうとう来たか、とPは作りかけていた企画書ファイルを閉じながら思った。
首を曲げて顔を横に向けると、そこには見知ったアイドルが仁王立ちしていた。
「……座るか?」
「場所、変えたい」
アイドルに身体を向けながら、さりげなく目線を事務所の端へ向ける。
Pの視線の先で、緑色の服を着た事務員が、微かに頷くのが見えた。
「人が居るところじゃ話し辛いのか?」
「うん、出来れば2人きりが良い」
注視するアイドルの表情は真剣そのものだ。
Pは「わかった、小会議室に行こう」と短く言うと、椅子にかけていたジャケットを羽織って立ち上がった。
「…レッスン室じゃないんだね?」
「特にレッスンの予定も無いのに、 使っちゃ駄目だろう」
「ふうん… レッスン、ね…」
スッ、と顔を伏せると、アイドル――渋谷凛――は低く小さい声で、呟いた。
「なんだ?」
「ううん、行こ、プロデューサー」
凜に先導される形でプロデューサーが事務所から消えると、緑の服を着た事務員、千川ちひろが即座に内線電話を耳に当てた…
ガチャリ、と小会議室に入るや否や、凛はドアを施錠した。
「おい、なんで鍵かけるんだ?」
「邪魔されたくないから」
「…さいですか」
凛の表情も声も、明らかに固い。
そんな凛の雰囲気に、ややウンザリした口調で応えて、Pが適当な椅子に座る。
「おい、座れよ」
「あのさ」
Pの言う事などまるで聞いていない風で、凛はドアを背に立ったまま話を切り出した。
「プロデューサー、大和さんと付き合ってるの?」
「…いいや」
あー、やっぱりかー、と予想していた詰問に、Pは想定していた返答で応えた。
・ ・ ・
「仲良くはしているけど、別に付き合ってるわけじゃない」
「嘘だよ、だって…」
初めて、凜が口ごもった。
「セックス、してた…」
絶望しているような、しかし、なぜか期待も含むような、ひどく微妙な口調で凛が言う。
「あの時… 悪いとは思ったけど…」
「覗いてたのか?」
Pのストレートな質問に、凛は躊躇いつつもゆっくりと頷いた。
「そりゃ、私は経験ないけど… 流石にわかるよ… 大和さん、なんて言うか…」
ちらり、と横に視線を向ける。
「オンナの顔してた… すごく、嬉しそうだった」
ぎゅ、と凛が両腕を抱く。
それは、何かの衝動を抑えるような仕草に思えた。
「…羨ましかった」
凛の瞳に何か得体の知れない光が宿った。
「プロデューサーが色んな人とエッチしてるって噂、けっこう広まってるんだよ?」
「へぇ、そうなのか?」
「…前は、ホントに噂程度だったけど、ここ最近、色々と『目撃情報』が増えたから…」
そうだっけ? とPはここ最近の己の恥業を振り返ってみた。
「…ああ、アイドル寮のことか」
「あの日、松永さんの隣の部屋で、卯月とゆかり、あと夕美がパジャマパーティーしてたんだよ…」
「なるほど…」
やれやれ、とPは胸ポケットからタバコを取り出すと、口に咥えて愛用のオイルライターで火を点けた。
「で、それを俺に伝えて、お前はどうしたいんだ?」
「言わなくても、わかってるんでしょ?」
「いや、わからん」
「酷いね… 私の口から言わせるんだ…」
「酷い…?」
凛の発言に、Pは目を、スゥー、と細めると、タバコを乱暴に揉み消してから立ち上がった。
「酷いって、何が?」
そのまま、つかつか、と凛の目の前まで歩いて行き、凛の目の前に立った。
そのPの視線を正面から受け止め、凛は僅かに震える身体を抱きしめ、抱きしめ、言った。
「私も… 抱いて欲しい… プロデューサーに、抱かれたいよ…」
その、万感の思いが込められた言葉に、Pはたったの一言で答えた。
「嫌だ」
「…なんで? 私が子供だから?」
Pの拒絶の言葉は、しかし、ある程度予想していたのか、凜の声は僅かに震えただけだった。
そんな凛に対して、Pの言葉は遠慮というものが無かった。
「そうだ。ガキに興味は無い」
「ガキって… くっ…
凛が激しい怒りを抑えるように下を向く。
「…じゃあ、あと何年か経って、ガキじゃなくなったら抱いてくれるの?」
「いや… どうだろうな? お前、面倒そうだから」
「面倒って…」
あまりな台詞に、一瞬怒りを忘れて凛が茫然とした表情を作る。
「…そんな理由で、抱く女を選ぶの? サイテーだよ、プロデューサー…!」
「お前… 何を今さら言ってんの?」
不意に、Pの手が伸びて凛の顔の横の壁に、ドン、と掌が叩きつけられた。
「そういう俺でも良いって、そういう風に割り切って『抱いて欲しい』って言ったんじゃないのか?」
Pの質問に、凛は下を向くだけで答えない。
「凛、覚悟も無いのに滅多なことを言うな」
「だって、だって…」
とうとう、限界を越えたように凛の両目から涙が溢れ出てきた。
「だって… 私、プロデューサーのこと…」
「駄目だ、凛。お前は駄目なんだよ…」
壁から外した手を、そっと凛の肩に置く。
それは幾分和らいだ口調だったが、Pの『駄目だ』という一言が、完全に凛の心を打ちのめしてしまった。
「酷いよ…」
「…失恋ぐらい慣れとけ、今のうちに」
ガチャ、と凜が締めた鍵を開き、ドアを開ける。
「拗らせる前にな…」
それだけ言い残すと、Pは小会議室から足早に立ち去ってしまった。
1人取り残された凛は、そのままズルズルと壁にもたれかかるようにして体勢を崩し、膝小僧を抱きしめ、声にならない嗚咽を漏らし続けた…
「最低の対応ね」
「うるさい…」
小会議室を出た途端、Pは隠れるようにして立っていた瑞樹に声を掛けられた。
「もう少し『大人の対応』を期待したんだけど?」
「…俺に凜を抱けってのか?」
「抱かないにしても、キスの1つでもしてやればいいじゃない」
「…………」
瑞樹のトゲだらけの言葉に、Pは苦虫を噛み潰したような表情で唸った。
「…凜を傷物にしたくない」
「…ホント、貴方って最低の男ね」
はぁ… と瑞樹が吐き捨てるように息を吐くと、片手を軽く上げて言った。
「…とりあえず、凛ちゃんのフォローはしておくわ」
「すまん、頼む」
「いっそ、手元から離せば良いでしょうに…」
Pに言ってるのか、それとも独り言かわからない呟きを漏らして、瑞樹は歩き出した。
と、不意に足を止めると、Pに向かって言葉を投げた。
「…ねぇ、瞳子さんから聞いたんだけど、瞳子さんに『火をつけたのはお前か』って聞いたって本当?」
「ああ、まぁな… アイドルの間で、どんな噂になっているのか知りたかったからな…」
「馬鹿みたい…」
苦々しく、瑞樹が言う。
「放火は貴方の指示じゃないの…」
「…手段はアイツのオリジナルだ。まさか放火されるとは思ってなかったからな、色々と動揺してんだよ、俺も」
「自業自得よ」
ばっさりと切り捨てて、瑞樹は小会議室のドアに手をかけた。
「…途中で降りないでね」
ポツリ、とまるで呪いの様な言葉を残し、瑞樹は小会議室の中に消えていった……
はい、以上
読み返して、やっぱりミスリードがヘタクソだと反省。
あと、実際に書いてみて、意外と凜が好きな自分を発見。
ではでは。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません