上条(幼)が学園都市ではなく世界を渡り歩き、魔術について学んだIF設定
イギリスを舞台にした魔術師SSになる予定です
オリ設定にご注意(重要)
オリキャラに注意(名前はつけません。能力名とか男とかそんなん)
こまけぇこたぁの精神必須
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1414756413
主な登場人物の設定 読まなくてもOK
上条当麻 15 高1だけど学校に通ってない。
魔術師。
疫病神のもたらす不幸が両親へ振りかかることを恐れて家出した。
学園都市へは行かず、日本を転々としながら生活し、たくましく成長。その後海外へ進出。
魔術という異能の存在と右手の能力を知り、しばらくは雇われ傭兵として生計を立てる。
3年くらい前に英国にやってきてからは、気に入って拠点としている。
禁書目録の件は解決済み。イギリス清教には入信せず、あくまで傘下としてフリー活動中。
ひょんなことから新たなる光と知り合い、彼女らと行動を共にすることもしばしば。
両親とは頻繁に連絡を取り合っている。
戦闘力鬼。
ステイル=マグヌス 14
ルーン魔術の天才。
禁書目録の件で上条と出会い、敵対するもあっけなく敗北。
禁書目録を救ってからは上条に感謝し、インデックスと一緒に居られる時間を増やそうと努力している。
早々に肩の荷が下りたせいか、ちょっとだけ情に厚いヒーロー気質。
テニスが好きで、上条とよくやってる。
ウィンブルドン全英オープンは毎年観に行っており、去年は上条とレッサーの三人で観戦した。
神裂火織 18
聖人にして堕天使エロメイド。
必要悪の教会所属で、普段はイギリスの悪い魔術師をやっつける仕事をしている。
ロンドンの日本人街を気に入っていて、贔屓にしている日本料理店がある。
フラグ建築済み。
インデックス
ステイル、神裂とは和解済みでよく遊んでいる。
ロンドンのイギリス清教女子寮に在住。
魔道書図書館として必要悪の教会の仕事にも参加したりしてるし、そこまでニートじゃない。
遊びに行く時は私服を着ます。
上条に恋愛感情は多分ない。
レッサー 中学生
新たなる光では実力No.1らしいがよくやらかす。変態。
上条のアパートに近い場所に部屋があって、そこで残りの3人と生活している。
イギリス清教とは無関係。
結社予備軍の資金調達のため、上条と組んで仕事に行ったりする。
イギリスをこよなく愛し、この国の行く末に不安を抱いている。
フロリス 高1
車の運転が得意。ちょっとなら空も飛べる魔術師。
上条の仕事を手伝ったり、逆に手伝わせたりもする。
新たなる光のメンバーで唯一上条のさん家の合鍵を持っている。
ロンドン郊外で、武装グループを丸ごとひとつ潰した帰りである。
上条当麻とレッサーの乗る赤いステーションワゴン(BMW・F31)が、ランベス・ロンドン特別区の街を北上していた。
目指すはロンドン中心街。
一仕事を終えた二人は、これから昼食を摂ることにしている。
運転しているのは15歳の上条で、当然免許はない。
いざ警察とすれ違ってしまえば、あっという間にお縄にされてしまうだろう。
だが、上条は臆せず警察の眼前を歌うように走った。
まるで何も起きないことを知っているかのような挙動で、だ。
実際、対向車線から走ってくるそのパトカーに動きはなかった。
そもそも赤いワゴンの存在自体が目に入っていないようだった。
その奇妙な光景の裏には、とある魔術が絡んでいる。
人払いを応用して組まれたその術式には、無意識下へ干渉し車への注意や関心を逸らすという効果がある。
つまり、誰も車へ興味を向けることができないのだ。
興味を向けていないというのは、はじめから見ていないのと変わらない。
ちなみに術式は助手席に座るレッサーが組んだもので、上条が『とあること』に気をつけ続けている限りは半永久的に有効だ。
運転中の上条へ向けて、レッサーは一応釘を差すつもりで横から声をかける。
レッサー「うっかりあなたの右手がハンドルに触れたら即アウトですからね。くれぐれも―――」
上条「わかってるって。そのためのグローブだろ」
上条は横目でレッサーに視線を送り、黒い手袋をした右手を軽く握ってみせた。
薄く丈夫な生地で作られたそのグローブは、ほとんど素手と変わらないように動かせるから重宝している。
上条の有する能力『幻想殺し』の及ぶ範囲は、手で触れている範囲だ。
よって、この右手をグローブで覆っている限りは、魔術に触れても打ち消さずにいられるのである。
戦闘に右手の力を用いないことを理想としている彼は、普段から『火傷』と称してこのグローブを常時着用しており、
よっぽどのことがない限り戦闘中も外したりはしない。
『幻想殺し』という能力の特異さを知っているからこそ、力の露見を極端に嫌っているのだ。
上条「そんなことより、そろそろいい時間だな。ご飯は何が食べたい訳?」
縦3列の信号機が赤い変わる。車を停めながら上条は尋ねた。
ロンドン市内を巡回するニュールートマスター(赤い2階建てのバス)が前を横切った。
レッサー「んーと……あっ! せっかく二人っきりのでぇとな訳ですし、いっそ私を食べちゃいますか? もちろん性的な意味で」
上条「よしわかった。お前はスコットランドヤードで降ろすからな」
レッサー「何言ってるんですか盗難車運転しながら」
上条「悪党から奪った車は盗難車とは言わねんだよ……っと」
レッサー「なんですか? 何か忘れ物でも?」
上条「いや、そういえば今日の昼は神裂と約束があったような……」
書き溜めておいたのが1シーン抜けてたので急いで書いてくる。誤字多くてごめんなさい
誤字と抜けてるとこ多かったから頑張って補完してきます。スレ立て早すぎたかも
明日の夕方ちゃんと投下するのでそれで勘弁して下さい。
五和出してくれないと泣く
投下予告ぶっちぎってすみません今日の22時までに来ます
見なくてもいい登場人物設定2
ベイロープ 18?
実力的には2番手だが、『知の角杯』を用いた場合実力が飛躍的にアップするすごい奴。
メンバー内ではわりと常識人で賢い。よくレッサーとほのぼの喧嘩する。
キャラ付け一番難しい人。
ランシス 歳不明
魔力を生成したり感じたりするとくすぐったさに襲われる体質の持ち主。
けれど日常生活では普通に意思の疎通が可能。
のんびりした雰囲気の少女だが、所持している霊装『爪』は強力。
暇な時は白昼から上条と喫茶店に入り浸ってぼけっとしている。
ローラ=スチュアート 年齢不詳
清教派の実質的なトップで、必要悪の教会最大主教。ランベスの宮殿に住んでいる模様。
自由奔放な性格で、聖ジョージ大聖堂にふらっと現れてはふらっと帰る。
なにをやっているかは不明だが、結構色々考えてる人。
女王エリザードと仲が良くステイルを困らせるのが好き。
上条をずっと英国に置いておきたいと考えている。
土御門元春 高1
必要悪の教会所属で、学園都市に多重スパイとして潜り込んでいる。
多方から厄介事を押し付けられる苦労人。
上条とはイギリスで何度も会っていて、それなりに仲がいい。
学園都市製の最新鋭電化製品を倍以上の額で上条に売りさばいているゲス野郎。
London
シティ・オブ・ウェストミンスターは、シティ・オブ・ロンドンに並んで有名な地区だといえる。
有名な名所を挙げると、清教派が有する拠点のひとつであるウェストミンスター寺院、王室派の本拠地であるバッキンガム宮殿、(ロンドンに8つ存在する)王立公園のひとつであるハ
イド・パークなど様々だ。
そんなロンドンの中心地であるウェストミンスター区のメイフェアに、とある喫茶店がある。
美味しいコーヒーと軽食を出す店だ。
そこは、上条当麻の部屋から徒歩1分・『新たなる光』の部屋から徒歩3分の場所にあるため、自然と彼らの拠点となっていた。
なんとなく暇な時、気が向いた時。彼らはとくに示し合せることもなくその店に足を運ぶ。
すると、いつの間にか何人かが集まってのんびりしている、という状況になるのだった。
そしてそれは今日にしても例外じゃなく、喫茶店にはフロリスとランシスの二人が集まっていた。
フロリス「ベイロープが出かけてることは知ってるけど、レッサーの奴はどしたの?」
フロリスはソーサーの上に角砂糖を積みながら、何の気なしに尋ねた。
今日のフロリスはタオル地の青色ボーダー柄パーカーにTシャツ、ショートパンツという格好で、髪も後ろで結んでいる。
全員がラクロスのユニフォームのような格好をしている『新たなる光』だが、休日の服装はバラバラであることが多い。
向かい側でぼーっとしているランシスも、私服のスカート姿だった。
ランシス「うーん。上条もいなくなってし、多分一緒にいるんじゃないかな」
フロリス「あ。なんか想像ついた」
なるほどそれで、と頷きながら角砂糖をコーヒーにつっこむフロリス。
レッサーが上条当麻にベッタリだ、ということはメンバー全員が知っている。
仕事を手伝うだけじゃなく、プライベートもよく一緒にいる二人なのだ。
どうやら互いに英国ラブ!という点で馬が合うらしい。
そしてレッサーは流浪の上条を英国から逃さないようにする引き止め役を担っているようだ(あくまで彼女の自称にすぎないが)。
また、フロリスはフロリスでレッサーとは別の深い付き合いがあったりするのだが、ここでは割愛するとして。
そこで上条からの電話がかかってくる。
フロリスの携帯だった。
フロリス「えっ? 上条? なんかやな予感がするなぁ……」
ランシス「出ないの?」
フロリス「で、出るけど」
苦い表情で通話に出たフロリスの耳に真っ先に飛び込んできたのは、レッサーの声だった。
おそらく上条の隣でしゃべっているのだろう。やや声は遠い。
『「ちょっとなに誰に電話してますか!! ちゃんとながら運転できるんでしょうねっ!?」わかってるよ上条さんだってそれくらい!! でも今わりと緊急事態だし応援呼ぶしかない
だろ!? あと電話の相手はフロリスだ「それなら私が電話すればよくないですか?」……………。「この大マヌケ! なにテンパッてやがりますか!! さっさと私に電話寄越せ!!
」……はい』
フロリス一人を取り残した言い合いはそこで一度終わりを告げ、
『もしもーし、フロリス? 私ですレッサーですっ☆』
フロリス「わかってるからさっさと要件を言え。なんなのコレ?」
『んー、非常に説明しづらいんですが率直に言って追われていまs「悪い揺らすぞッ!」ごわーーっ!? ちょっと舌噛むところだったじゃないですか!!』
フロリス「……………」
ランシス「どうかした?」
フロリス「いや、ほんとなんなんだろね……」
未だにギャーギャー電話口で罵り合っている馬鹿二人の声を聞きながら、フロリスは深いため息をつく。嫌な予感が当たった。
とりあえずわかったことは、二人がなんらかの敵に追われていること。
車を揺らしながら絶賛逃亡中だということだ。
『あれ? フロリーース! ちょっと聞いてますか?』
フロリス「ハイハイ聞いてる。で、そろそろ具体的に説明する気はあんの?」
『あーはい、えっとどこまで話しましたっけ? まいいや。とりあえず二人でぶっ潰してきたギャングもどきの組織の仲間が報復に来てるんですよ。主に後ろからワンボックスの車で追
って来る形で。振り切れそうには振り切れそうなんですけど、奴ら自暴自棄になってるっぽくて……。このままはぐれちゃったらロンドンで何かやらかしかねません』
フロリス「なるほど。だけど敵の仲間の存在を見過ごすなんてレッサー平常運転だなぁ」
未だにギャーギャー電話口で罵り合っている馬鹿二人の声を聞きながら、フロリスは深いため息をつく。嫌な予感が当たった。
とりあえずわかったことは、二人がなんらかの敵に追われていること。
車を揺らしながら絶賛逃亡中だということだ。
『あれ? フロリーース! ちょっと聞いてますか?』
フロリス「ハイハイ聞いてる。で、そろそろ具体的に説明する気はあんの?」
『あーはい、えっとどこまで話しましたっけ? まいいや。とりあえず二人でぶっ潰してきたギャングもどきの組織の仲間が報復に来てるんですよ。主に後ろからワンボックスの車で追って来る形で。振り切れそうには振り切れそうなんですけど、奴ら自暴自棄になってるっぽくて……。このままはぐれちゃったらロンドンで何かやらかしかねません』
フロリス「なるほど。だけど敵の仲間の存在を見過ごすなんてレッサー平常運転だなぁ」
『私をアホの子みたいに言わないでください馬鹿フロリス! こほん。えっと話を戻しますと、ちゃんと構成員は全部潰したんですけど、奴らとドラッグの取引をしていた組織の仲介人みたいなのが後からやってきたみたいなんです。だから私に落ち度はないッ!』
フロリス「そこ強調しなくていいから。続けて?」
『ドラッグを動かしてる連中がよっぽど恐ろしいんでしょうね。いくら人通りが少なかったとはいえ、市街地に入るまではバンバン銃撃されましたよもう。おかげで奪ったばかりの新車がボロボロです』
フロリス「なんか面倒なことやってるなぁ。でもその仲介人とやらを潰して、その先は? 本命が追ってくるってことはないの?』
『それ点は心配ないでしょう。その本命については知りませんけど、一般人に非現実(オカルト)の痕跡は追えませんし。仲介人が術式の効果を無視して私達を追ってきているのはあくまで発信機(サイエンス)が原因です。追手がわざわざ恐ろしい先方に自分らの落ち度を報告する訳がありませんから、本命にまで情報は回ってないハズです』
フロリス「ふーん。つまり、その仲介人を屠っちゃえばそこで試合終了ってことか」
『Bull's eye!(ピンポーン!)………なんですけど、現在地はサウス・ランベスというかもう第零聖堂区の女子寮が見えてきそうな場所ですよー。人通りがありますから後続は大人しいけど、このままじゃロクに人払いもできやしません。というかそのための霊装がない!! 結局、助けてフロリーース!!って訳なんですけど言いたいことわかりますよね?』
フロリス「Sithee!(じゃあね~!)」
『ちょっとちょっとちょっとなに切ろうとしてますか! ほんとに大ピンチなんですからねっ?』
フロリス「はぁ………」
と、盛大にため息をつくフロリス。
やはりトラブルメーカーの二人が組むとロクなことにならないと改めて思う。
けれどこのまま見過ごすわけにも行かず、重い腰を上げようとしたところで、電話の向こうでなにか動きがあったようだ。
フロリスの耳に聞こえてきた言葉は、まず上条の声で、
『あれ? なぁレッサーあそこ。あそこ歩いてんのステイルじゃね?』
そしてレッサーの声が続く。
『のわーっ! すぐにでも人払いを使える魔術師が攫いやすいポジション歩いとるーっ!!』
車内で二人が静かに頷き合うシーンを、確かにフロリスは見た気がした。
走っている車のドアが開く音がした。
『『 Nothing personal!! 』』
『『(悪く思わないでね!!)』』
『なっ!? 上条当麻!? いきなり何をするんだ君た―――』
フロリスは、そこで静かに電話を切る。
小首を傾げるランシスに、なんでもないとつぶやいて、目を閉じた。
以上です。短い上に待たせてごめんなさい
上から目線の言い方になるけど、英語の言い回しとか禁書の細かい設定とかがちゃんとしててこの>>1には凄く好感がもてる
期待してます
>>15すぐに出す予定です
>>30ありがとう励みになります ではまた
ここまでお付き合い下さった奴ありがとうございました
魔術メインになる以上、オリキャラやオリ設定がかなり増えてしまうのでこの板でやるには難しい内容だと判断しました
場所を移動させていただきます お手数とご迷惑をおかけてしてすみません
書き忘れてたごめんなさいハーメルンというサイトで、とあるイギリスの幻想殺しです
うrl ttp://novel.syosetu.org/37728/
依頼出しました
おせっかいかもしれないけどこの板はurl普通に貼れるので専ブラ用に直リン
http://novel.syosetu.org/37728/
>>38べりーさんくすです
このSSまとめへのコメント
期待大
まだー?
とりあえず乙