凛「じゃあみんなが来るまでこの部室は凛とかよちんの空間だね！」

「そうだね。二人じゃ練習もできないし」

凛「そういえばかよちん、それ、何してるの？」

「衣装を作ってるんだよ」

凛「衣装ならことりちゃんに任せておけばいいのにー」

「・・・あははっ、ことりちゃんだけに任せるのはなんだか悪いと思って・・・」

凛「かよちんは優しいにゃ」

「一緒にやってみる？」

凛「凛に衣装づくりは無理だと思うな・・・」

「えーそんなことないよー」

凛「そうだかよちん！凛ね、今日の小テストで良い点数とれたんだよー！」

「すごーい。何点だったの？」

凛「なんと30点だにゃー！」

「・・・お、おめでとう！」

「でももう少し頑張った方がいいかも」

凛「そ、そんなー・・・」

「今度一緒に勉強しよっか♪」

凛「うん！」

凛「今日の体育はすごく楽しかったんだよー！」

「そうなんだ」

凛「凛、走るのは得意だからね～」

「凛ちゃんは陸上部に入りたがってたもんね」

凛「そうだねー。でも今はかよちんやみんなと踊ったり歌ったりするほうが楽しいよ！」

「そっか・・・それならよかった♪」

凛「かよちん髪伸びたね」

「うーん、そうかな・・・？」

凛「凛が切ってあげよっか？」

「う、ううん。大丈夫だよ！」

凛「遠慮しなくていいのにー」

「ご、ごめんね？」

凛「凛は今の髪型のかよちんも好きにゃ！」

凛「暇だにゃー・・・」

「みんな遅いね・・・」

凛「じゃあしりとりするにゃ！」

「しりとり？」

凛「凛からいくね！メンマ！」

「えぇっ？ま、マカロン！」

凛「あっンがついたから凛の勝ちにゃ～」

「あぅぅ・・・」

凛「マカロンなんてことりちゃんみたいなこと言うとは思わなかったにゃ」

「つ、ついうっかり・・・あははっ」

ガチャッ


穂乃果「突撃―！！」

凛「うわっ穂乃果ちゃん！？」

海未「遅くなってしまいすみません」

凛「かよちんとお話していたから大丈夫にゃ！」

海未「そ、そうですか・・・」

「海未ちゃん、穂乃果ちゃん、こんにちは」

ガチャッ


絵里「おまたせ、みんな」

希「遅くなってごめんな？」

にこ「にっこにっこにー！」

凛「絵里ちゃん希ちゃんにこちゃん！」

穂乃果「あとは真姫ちゃんと・・・」

凛「一気ににぎやかになったね、かよちん！」

「うん、そうだね」ﾆｯｺﾘ

ガチャッ


真姫「お、おはよう」

絵里「真姫、こんにちは」

凛「あとはことりちゃんだけだねー」

海未「・・・そうですね」

凛「かよちん、やっぱりことりちゃんはアルパカさんのところに行ってるのかもしれないよ！」

「予想が当たったのかもしれないね」

穂乃果「うーん！今日も練習つかれたー！」

絵里「もう暗いからみんな、早く帰るように」

凛「かよちん一緒に帰るにゃ！」

「うん、一緒にかえろっか、凛ちゃん」

凛「結局ことりちゃん来なかったね」

「・・・うん、心配だね」

海未「・・・ことりには私が連絡をしておきます」

穂乃果「・・・何かあったのかな？」

希「まぁまぁ、ことりちゃんなら大丈夫やと思うし、今日のところは帰ろか」

凛「うーん」

「じゃあまた明日ね、凛ちゃん」

凛「バイバイかよちん！」

凛（あっかよちんに明日漫画をもってきてもらいたかったのに言いそびれたにゃ）

凛「メールでも送っておこうっと」

『かよちんへ、昨日言ってた漫画明日もってきてね☆』

凛「これでよしっと」

凛「送信にゃ！」

「凛ちゃん、こんにちは」

凛「あーひどいよかよちん！昨日メール返してくれなかったよね？」

「えっ？め、メール？」

凛「そうだよ！漫画もってきてって送ったのに！」

「あ、あぁ・・・！ごめん凛ちゃん。返事しようと思ったけどそのまま寝ちゃった・・・」

凛「えぇー！漫画はもってきてくれたの？」

「わ、忘れちゃった・・・ごめんね？」

凛「ひどいよかよちん！むー！」

「き、機嫌なおしてよ凛ちゃん・・・」

凛「嫌にゃ！」

「きょ、今日も二人だけの部室だね！」

凛「・・・」

「凛ちゃん、これあげるから許してほしいな？」

凛「何それ？」

「マカロンだよ、美味しいから食べてみてほしいな」

凛「・・・一つだけ食べてあげる」

「ど、どう？」

凛「美味しいにゃ！」

「よかった！」

真姫「凛・・・と花陽、おはよう」

凛「あっ真姫ちゃんだにゃー！！」

希「おっやほやほー」

海未「こんにちは」

凛「今日は昨日より集まるのが早いね」

「そうだね」

絵里「じゃあ練習を開始しましょうか」

絵里「はい、じゃあ今日の練習はこれでおしまいよ」

凛「疲れたにゃ・・・」

「凛ちゃん、おつかれさま」

凛「かよちんもおつかれさま！」

穂乃果「・・・いやーでもことりちゃんがいないとやっぱりさみしいね」

希「・・・まぁバイトがあるんなら仕方ないよ」

海未「・・・」

海未「みなさん、少し部室に集まってもらってよろしいでしょうか？」

凛「海未ちゃん、凛早く帰りたいよー」

海未「・・・」

海未「やはりこのままではダメだと私は思います」

穂乃果「・・・」

希「・・・」

真姫「・・・」

凛「何かあったの？」

「・・・」

海未「・・・ことり。あなたから言うべきです」

凛「海未ちゃん何言ってるの？ことりちゃんはバイトに行ってるからここにはいないよ？」

海未「いえ、ことりは確かにここにいます」

凛「意味がわからないよ・・・かよちん、もう帰ろ？」

「・・・凛ちゃん」




「もうやめよう？」

凛「えっ・・・」


「私はかよちゃんなんかじゃない」



「私は南ことりだよ」



凛「かよちん！何冗談言ってるの？あっ凛をからかって遊んでるんでしょ？」


「凛ちゃん！」


凛「・・・やめてよ」

「やっぱりダメだよ。こんなことしても何も解決しない」

凛「・・・ち、ちがうよ！ことりちゃんはここにはいないもん！」

にこ「凛、もうやめなさい」




にこ「花陽はもう・・・いないのよ」

凛「ひ、ひどい・・・どうしてそんなこと言うの・・・」


ことり「凛ちゃん・・・みんなつらいけど、それでもみんな前を向いて生きてるんだよ」


凛「ち、ちがう・・・もん・・・。かよちんは・・・今も凛の前に・・・」




凛「うぅっ・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」