女「（どうして毎日毎日こうなんだろう・・・）」

女「（正直、友１ちゃんに話しかけてもらえるのも申し訳なくも思えちゃうし・・・）」

女「・・・」ﾊｱ

友１「お、女ちゃーーーーんっ！」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

女「えっ、友１ちゃん？！」

友１「えへへ、一緒に帰りたくてきちゃった・・・」

女「友１ちゃん・・・」ｼﾞﾜ





女「それでね！」

友１「うんｗｗｗｗ」

女「（こんなに人と話せたのはいつぶりだろぅ）」ｼﾞｰﾝ

女「友１ちゃん・・・あのね？」

女「私、今日がとっても楽しいよ」

女「あんまり友達もいなくてずっと帰りも一人だったし・・・」

女「だからね・・・・」

女「ありがとうね・・・っ！」ﾆｺ

女「・・・・」


女「・・・友１ちゃん？」

ｷｬｱｱｱｱｱｱｱ

女「友１ちゃん？！ど、どｋ―――」ﾓｶﾞｯ

女「―－－！？」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

女「～～～！？」

女「～～」

女「・・～っ」

女「・・・」

少女「・・・のっ！」

少女「・・・あの！起きてください！・・・」

女「・・・んんっ、な、何・・・？」ﾑｸ･･･

女「・・・（誰・・？）」

少女「起きたのね。・・・えっと、私は少女。周りを見れば分かる通り私たちは誘拐された・・・みたいなの」

女「え・・・？（何言ってるの・・・）」ｷｮﾄﾝ･･･

女「・・・。（周りに女の子が１０人位・・・？）」ﾁﾗｯ

女「じゃあ、私たちは本当に・・・あっ」

女「と、友１ちゃん！何処？・・・友１ちゃん！！」ﾀﾞｯ

少女「ちょ、あなたどこに行くつもり？！」

少女「ええと、此処は１つの広い部屋・・・ドアも開かないし・・・迷子になることはなさそうね」ｼﾞｯ

友１「・・・何、ここ。う～ん、記憶上、不審者っぽい人に襲われて車に乗せられたような」

友１「って！十分ヤバイ・・・。やばすぎるよぉ・・・」ﾋﾞｸ

女「友１ちゃああん！」ﾊｱﾊｱ

友１「うああっ！」ﾋﾞｸｯ

女「良かった・・・無事で。でも状況は良くないけれど・・・」

友１「あっ・・・女！・・・」

女「・・・という訳なの」

友１「・・・やっぱこれって、誘拐なのか・・・」

女「・・・ど、どうにかしてここからでないとだよね」

友１「とりあえず皆集まってきてるし、知らない人たちだけど・・・行ってみようか」

女「うん・・・」

女「（早く家に帰りたいよ・・・）」

＊ここからオリジナルの名前で使っていきますのでご了承ください（キャラが多いため）

誰か見てる人いますかー？

落ち、また明日書きます

一応

女→来宮　メル（くるみや　める）
友１→野咲　みうみ（のざき　みうみ）
少女→市ノ瀬　莉愛　莉愛（いちのせ　りあ）

みうみ「あ、あの」

メル「・・・」

？？？「あ、貴方達も私たちと同じく誰かに連れてこられてしまったのですね？」

みうみ「あ・・・は、はい。何か、現状的なものがよく分からない・・っていうか」

？？？「そうですか・・・。あ、私は〔卯月　楓（うづき　かえで）〕と言います」ﾆｺｯ

みうみ「私は野崎みうみ。みうみって呼んでね、それからこっちが・・・」ﾁﾗｯ

メル「来宮・・・メルです。よ、よろしく・・・」ﾍﾟｺ

楓「はい、よろしくお願いしますね。それから今、どうにかこの部屋から脱出できないか話し合わないといけないと思うのです。ドアも開かないようですし」

みうみ「確かに、このまま・・・ってわけにもいかないもんね」ﾊｱ

メル「ドアも開かないなんて・・・」

みうみ「あ！でも荷物を探ればどうかな？・・・私たちはスクールバックも運よく持ってるし！」

メル「そっかぁ、何かドアを壊すものとかあるかもだよね」ﾊﾟｱｯ

楓「えっと・・・私、貴方達より早く目覚めたのですが・・・」

楓「手元にあった通学用の私の鞄を開けたところ・・・」ｶﾞｻｯ

メル「きゃあっ！！？」ｷﾞｮ

みうみ「えぇっ？」ﾋﾞｸｯ

―――楓の鞄に入っていたのは・・・

　　　　　　　　　　　ナイフと一枚の紙切れだった・・・

楓「最初は刃物を入れた覚えがないので驚きましたが、このメモを見て確信しました。これは・・・私たちをただ閉じ込めておくわけでなく・・・」

楓「殺し合わせるためだけのゲームなんだって・・・」ﾋﾟﾗｯ

～生き残りゲーム～
①、人が一人死す事によってドアが開きます。正し、部屋は７つあり、最低でも誰かが１人死す事によって次の部屋に行けるのです。

②７番目の部屋を出ると出口です。

③殺害道具は自由です。

④制限時間はありません

～～

誰か見てる人いる？

みうみ「・・・何、これ･･･｣

メル「・・・っ」ｶﾞｻｶﾞｻｯ

メル「・・・私にも、同じ紙が・・・。あと、これが」ｽｯ

楓「なっ、危ないじゃないですか・・・！」ｿﾞｯ

みうみ「それ・・・」

――来宮メルのバックには
　　　　　　　　　　　　銃　が入っていた。



楓「・・・っ、来宮さんの銃は小さめですが扱いが大変危険です。とにかく・・・しまってください」

メル「ぁっ・・・う、うん」

みうみ「・・・本当に、私たちって」

？？？「いやあああああああああああああああああ！！」

？？？「た、助けて・・・っ！嫌っ！殺され・・・うぅっ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

？？？２「大人しくしてよ。じゃないと私・・・本当に殺しちゃうかもよ？」ｸﾞｯ

？？？「い・・・いや・・だ・・・」ﾊｱﾊｱ

？？？２「ふふ、大人しくして偉いねっ・・・じゃあ、皆見てるとこだし本題に入ろうかな？」ｸﾞｸﾞｯ

？？？「・・・っ」ｹﾎｹﾎ

楓「何？あの子、冷静じゃない・・・」

？？？２「今私たちは外に出る手段は、自分の持ち物を探れば分かる通りだよね？･･･ってことは誰かが死んでくれないと困るんだよ」

？？？「（まさか・・・）」

メル「（や、やめてよ・・・）」

？？？２「だから・・・さぁ、この子を殺しちゃってもいいと思うんだよ。どうせ皆自分じゃなかったら誰だっていいんでしょう？！ね？そんな人たちだって・・・私、わかるもん」ﾆｯ

？？？「や、やめ・・・・」ｸﾞｯ

？？？２「嫌―

莉愛「やめなさい」ﾊﾞｼｯ

？？？「きゃっ」ﾄﾞｻｯ

？？？２「・・・っ、痛いな・・・」ｷﾞﾛｯ

莉愛「馬鹿な真似はやめなさい。こんなことをしてあなたはただの人殺し。・・・犯罪者にでもなりたいというの？」

メル「！・・・りっ･･･市ノ瀬さん」

莉愛「・・・貴方は。・・・その様子だとさっきとあまり変わらない様子ね」

みうみ「（・・・知り合い？）」

莉愛「まぁ、私も最善策があるわけではないのだけど･･･少なくともその子は死にたくないそうよ」

？？？２「・・・」

莉愛「何か意見は？」



？？？２「私は―――・・・

？？？２「私はっ！早くここからでなければ・・・いや、帰らなきゃいけないの！君には分からないよね？口出さないでくれるかな？！私の事なんて誰もわかってくれない！[ﾋﾟｰｰｰ]！皆[ﾋﾟｰｰｰ]ばいいんだ！！！！」ｱｱｱｱｱｱｱ

莉愛「・・・」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ･･･

楓「そうとう精神にきてるのね」

みうみ「そうじゃないんじゃないかな」

楓「えっ？」

みうみ「なんとなくだけど、あの子・・・
　　　　
　　　　　私に似てるから」

楓「・・・」

みうみ「・・・なんて、ね」ｱﾊ

楓「・・・あまり、無理はしないようにしてくださいね」

みうみ「・・・うん」

メル「・・・」

莉愛「感情任せになっては駄目よ。冷静に・・・、私の名前は市ノ瀬莉愛。貴方は？・・・考えを改めることはできるかしら？」

？？？２「〔神森　一花（かみもり　いちか）。・・・私は絶対に生き残る。殺されるくらいなら[ﾋﾟｰｰｰ]し、誰も死ななくても[ﾋﾟｰｰｰ]･･･私はそうやって生きてく人間だからね」

莉愛「・・・そう」

今日はここまで

コメありがとう

――１０年前

みうみ「ママー！ごはんー」ｸﾞｰ

みうみ母「自分で作りなさい」

みうみ「えっ・・・」

みうみ母「みうみ？ママは今からお仕事なの。仕事を増やさないでちょうだい」

みうみ「・・・今日も遅いの？」

みうみ母「ええ。お留守番、できるよね？」

みうみ「・・・」

みうみ母「・・・みうみ」

みうみ「・・・」

みうみ「で　き　る　よ　ね？」




みうみ「・・・はい」

みうみ「・・・おそいなぁ」ｸﾞｳｰ

みうみ「・・・」

みうみ「ごはん、作らなきゃ・・・」

みうみ「えっと。ハム？・・・があったような」ﾊﾟｶｯ

みうみ「・・・包丁危ないなぁ」ｶﾁｬ

みうみ「・・・」

―――なんでもママがやってくれると思わないで

　　　　　ママは仕事で忙しいんだから。

　　　　　　　　　　お父さんがいないから大変なの。分かって頂戴



　　　　　　　　　みうみのせいでお父さんは・・・



　　　　　　　　　　　みうみなんて　　　産まなければ・・・　うぅっ・・・



みうみ「・・・」ｸﾞｽｯ

みうみ「泣いちゃ、ダメ・・・」

みうみ「・・・っ」

みうみ「お料理できなきゃ。ママに褒めてもらうように・・・」

みうみ「手切らないようにしないと・・」ｶﾁｬ

みうみ「前にママがやってたみたいに」

みうみ「あれ？・・・どうだっけ」

みうみ「・・・」

みうみ「・・・！わっ」ﾂﾙｯ ｸﾞｻｯ

みうみ「・・・あ・・うあああああ」

みうみ「痛い・・・うう・・・ママ・・・痛いよぉ」

―――ピーポー　ピーポー

みうみ「・・・んっ」

みうみ「あれ、ここ病院？・・・おうちにいたのに・・・うぁっ」ｽﾞｷｯ

みうみ「痛た・・・あぁ、怪我しちゃったんだ」

みうみ「・・・」

みうみ「誰もいないの？」

？？？「・・・おはよう」

みうみ「っ！」

？？？「怪我、大丈夫？痛そうだね」

みうみ「・・・お姉さん、誰？」

？？？「ん？私は病気でずっとここに入院してるの。もうすぐ退院できるんだよ」

みうみ「・・・そうなんだ」

みうみ「・・・ねえ、ママは？」

？？？「・・・」

？？？「テレビ、つけよっか」ﾋﾟｯ

みうみ「ねえ！ママは？・・・どこ――！？」

アナウンサー「●●県××市のアパートで、４日間育児放棄された少女が発見されました。少女は空腹の状態で栄養失調になっていて、その後病院に搬送されました。なお、母親の佐々木海子容疑者は家に帰らない状態が続き、このような事件になったと主張しています」

みうみ「・・・ママ、どうなっちゃうの？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

？？？「みうみちゃんのママはね、この後警察署ってところに行って、いろんな人とお話しするの。・・・多分、もうみうみちゃんとは会えないんじゃないのかなぁ？」

みうみ「・・・えっ」

？？？「みうみちゃんは偉いね。ずっと辛くても我慢していたんでしょ？」

みうみ「ぁっ・・・でも、ママは待っててって・・・」ｳﾙｯ

？？？「でも、辛かったよね」

みうみ「・・・ママに、会いた・・・」

？？？「もう我慢しなくていいんだよ」

みうみ「・・・」

？？？「ねえ、みうみちゃん」

みうみ「・・」


？？？「うちの施設にこない？」

―――


みうみ「えっ、わつぃをもらってくれるんですか？」

叔母さん「ええ。家にいらっしゃいな」

みうみ「・・・本当に、いいんですか？」

叔母さん「もちろんよ！・・・今日からあなたの名前は

　　　　　　　　　　　　　　　　　　野崎みうみちゃんよ」

みうみ「・・・」

―――――その日、初めて本当の家族として入れた日

　　　　　　　そして　　

　　　　佐々木みうみから　野崎みうみになった日。


みうみ「はい」

訂正


みうみ「えっ、わつぃをもらってくれるんですか？」

↓

みうみ「えっ、私をもらってくれるんですか？」

メル「みうみちゃん？・・・どうしたの？」

みうみ「・・・！」ﾊｯ

みうみ「いや、・・・なんでもないよ」

楓「大丈夫ですか？こんな状況ですからね」

みうみ「う、うん」

みうみ「（・・・あの時死にそうになった命、今ここで落としても・・・）」ｸﾞｯ

莉愛「・・・」

莉愛「あまり、変なことは考えないようにね」ﾎﾞｿｯ

みうみ「・・・えっ」

莉愛「思い詰めてるようだったから。・・・もしかして違ったかしら・・・」

みうみ「・・・」

みうみ「ありがと」

一花「ねえ、一応言うけど・・・」ﾁﾗ

一花「みんなここに居たって仕方ないんだよ？警察なんて、アテになんないもん」ﾆｺ

莉愛「・・・そうかもね」

一花「じゃあ、もう適当に一思いに・・・！」

莉愛「待って」

一花「・・・」

莉愛「やっぱりもうｓ――！？」ﾓｶﾞｯ

一花「・・・気づいてなかったんだ」ﾊｱ

一花「案外うまくいったね」

一花「ね？・・・う・ず・き・・・・楓さん」

楓「・・・」ｸﾞｯ

楓「・・・ええ」ﾆｺｯ

莉愛「・・・ッ！」ﾓｶﾞ

一花「あ、一応説明してあげるよ」

一花「みんながまだ眠ってるとき、私と卯月楓さんは早めに目が覚めて、周り・鞄の捜索をしたんだ」

一花「そして私たちは状況を把握したうえで・・・」

一花「同盟を組んだ」

一花「私は本当は、みんながもうすこし目覚めが遅ければ手早くやれたし、その後にでも適当に自分で殺してもよかったし。『これ』は保険なんだよ」

一花「あの人が逃げないとこうならなくてよかったんじゃない？でも自分から助けたんだし・・・自業自得か」

メル「（・・・ひどい）」ｽﾞｷ

莉愛「・・・」

莉愛「初対面には、人を選ぶものよ」ｸﾞｯ

楓「きゃっ！？」ｸﾞﾙﾝ･･･ﾊﾞﾀｯ

みうみ「い、今なら・・・」ﾀﾞｯ

メル「みうみちゃん？！」

楓「い、痛い・・・なんてことするのよ！」ｽﾞｷｽﾞｷ

莉愛「それはこっちのセリフなんだけど」

みうみ「―――ッ」ﾊﾞｯ

楓「！？・・・ちょ、っと！放して下さい！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

みうみ「こんなことして放せるっていうの？」

楓「・・・」

莉愛「・・・」

楓「何よ・・・」

莉愛「別に」ｽﾀｽﾀ

楓「・・・あと、少しだったのにッ！」

莉愛「（やっぱ私って不用心なのかしら・・・）」

みうみ「楓ちゃんは制服のリボンで拘束したし、安心・・・かな」

メル「・・・」

みうみ「メル？」

メル「こんなんじゃ、ダメだよ」

みうみ「えっ」

メル「拘束しちゃかわいそうだよ・・・？」

みうみ「・・・メル。今度はメルが殺されちゃうかもしれないんだよ？いいの？」

メル「えっ・・・」

みうみ「もう楓ちゃんは信頼できないよ」

メル「・・・うん、そう・・・だね」


―――そのころ

？？？「あ！あの！！」

莉愛「…?何かしら」

？？？「さっき、っていうか。助けてくれてありがとうございました！！本当、感謝してます」

莉愛「・・ああ、いいのよそんな。ほっとくわけにもいかないかったし」

？？？「いえいえっ！・・・誰も助けてくれない中、助けにきてくれたことが・・・なんというか」

莉愛「・・・」

？？？「だから・・・その」

？？？「私は【西本小百合（にしもとこゆり）】と言います。よ、よろしくお願いします」ﾍﾟｺ

莉愛「ええ・・・えぇと、西本さん」

小百合「・・・」

莉愛「？」

小百合「小百合。でいいですよ」ｼﾞｯ

莉愛「えっ、あの私そういうのあまり慣れてないというか・・・」

小百合「そうなんですか・・・あっ、私も下の名前で呼びたいかなぁ・・って」

莉愛「・・・え、ええ。・・・小百合・・・」

小百合「はい！莉愛さん！」ﾆｺｰ

莉愛「…ちょっと『さん』付けがいいのなら私も」ｱｾｱｾ

小百合「…？」

莉愛「・・・なんでもないわっ」ﾆｯ

莉愛「（これが、友達・・・ってものなのね）」ﾜｸﾜｸ

今日はここまで。
おち

誰か見てる？

莉愛「私の腕時計だともう夜の１１時・・・」

メル「なんか、道理でねむくなってきたし」

みうみ「ここは今日寝といて、また明日状況を確認…ってことで」

莉愛「そうね・・・ただ、見張りをつけないと…」

皆「・・・」

莉愛「…私が見張るわ」

楓「…私はもう何もしないわ。だからそういうのはいいんじゃないですかぁ？」

みうみ「…だから、信用できないって」

楓「…」

莉愛「ともかく、見張りは必要よ」

メル「わ、私も協力するよ？」

みうみ「私だって、何もしないわけにはいかないもん」

莉愛「・・・ありがとう」

メル「・・・zzz」

みうみ「・・・とか言ってすぐ寝てるし」

莉愛「今日は疲れたから仕方ないわ。貴方も寝ていいのよ？」

みうみ「私は…いいや」

莉愛「…そう」





莉愛「（流石に眠くなってきたわね）」

莉愛「…」

みうみ「…？」

莉愛「…なんでもないわ（少し寝てもいいだなんて思っちゃだめね）」



――――

みうみ「今何時？」

莉愛「・・・２時よ」

みうみ「・・そっか、ねぇ、もう寝てていいよ？」

莉愛「え、でも…」

みうみ「大丈夫！私、こうみえて夜更かし耐性あるから！よく宿題終わらないとオールナイトするし！」

莉愛「…じゃあ…」

みうみ「うん、まかせて！」