両津「501部隊?」 (157)

『先頭フソウノウミそれを追いかけるは一番人気オイチョカブ!』

両津「よし!いいぞそのまま逃げ切れ!」

麗子「また競馬やってるの?」

中川「残りの給料全部つぎ込んでいるらしいよ…」

『さあ最終コーナー!依然先頭はフソウノウミ!このまま逃げ切れるか!?』

両津「行け!!逃げ切るんだ!!」

麗子「いつも綱渡りね…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413805207

『おっと!?フソウノウミ突然二足歩行!!騎手を振り落としました!!』

両津「な…!?」

『そのまま観客席に飛び込み観客の弁当を食べています!!』

両津「ふ…ふ…」プルプル

中川「…隠れたほうがよさそうだ」

『確定しました、一着オイチョカブ、二着はサカモトラブ、フソウノウミは失格となりました』

両津「ふざけるなぁ!!」ズギューン ズギューン

両津「チクショウ!あのまま行けば今頃ウハウハだったのに…」ハァハァ

部長「今日も絶好調だね両津君?」ヌッ


両津「ぶ、部長!?いやこれはお恥ずかしい所を…」ハハハ

部長「貴様はどうしてすぐに発砲するんだ!?頭の中どうなっているんだこの馬鹿者!!」ギュゥゥゥ

両津「いたたたたたた!!!部長堪忍して!!」ジタバタ


部長「まったく…派出所に来るたびに血圧が上がる…」

麗子「お水です部長さん」コトッ

中川「大丈夫ですか先輩?」

両津「おーいてー…大事な部下のほっぺがちぎれたらどうするんだよ…」

部長「お前の体は多少の事では壊れん」

両津「あら?聞こえてましたか?」ハハハ

部長「…本当にこの男に任せるのか」ハァ

中川「何かあるのですか?」

部長「実は501基地に両津を扶桑警察代表として支援物資を届けさせることが決まったんだ…」

中川「えぇ!?先輩をあの501基地に!?」

部長「本庁からの直々の伝達だ、ワシも何かの間違いだと思い何度も問い合わせたよ…」

麗子「なんで両ちゃんが?」

部長「ネウロイに襲われても死にそうに無くヒマな人材ということで選ばれたらしい、ワシは止めたんだ…」

両津「おい中川」グイッ

中川「うわっ!?何ですか先輩?」

両津「そのゴマ吉とやらはなんだ?食い物か?」

中川「ゴマ吉じゃないですよ、501基地です」

両津「何?501だと?」

中川「ブリタニアにあるウイッチ隊の精鋭基地です」

両津「ウイッチ?そういえば最近ラヂオでも扶桑のウイッチがどうとか言っていたな…」

部長「両津、話は聞いていたな?不本意ながらお前をブリタニアに送らねばならなくなった」

両津「なんで私が!?」

部長「ワシだってお前なんぞを送り込みたくはない。だがこれは命令だ」

両津「そんな!本官には市民を守るという大切な任務がですね!」

タタタタ

子供「両さん、またおもちゃ直してよ、お金持ってきたから」

両津「バカ!なんて時に来やがるんだ!」

部長「お前は子供から金を取っているのか…?」

両津「そんなことあるわけ無いじゃないですか!無償ですよ無償!」

麗子「この間からおもちゃの修理屋を始めたのよ」

両津「バカ!告げ口すんなよ麗子!」

部長「お前というやつは…」


中川「それで、いつ出発なんですか?」

部長「明日だ」

中川「ずいぶん急ですね…」

部長「基地への定期便が明日出航になるそうだ、それに乗る為急遽決定したんだ」

両津「ちょ、ちょ、待ってくださいよ部長、船にのるんですか?」

部長「そうだ」

両津「荷物届けるだけのお使いじゃないんですか!?」

部長「お前は日帰りでブリタニアまで行くつもりなのか?」

両津「おい中川、日帰りじゃ無理なのか?」

中川「無理ですよ、海を越えるんですから」

両津「そんなに遠いのか…お使い気分だったんだがな…」

部長「両津、ちょっとここに座れ」

両津「部長、私急用が…」コソコソ

部長「いいから座れバカモノ」グイッ

両津「あたた、乱暴なんだからもう…」

部長「ここに世界地図がある、ブリタニアを指してみろ」

両津「そんな、部長、中学校じゃ無いんだから」

部長「いいから指してみろ」

両津「いや~、ちょっとど忘れしちゃったなぁ」ハハハ

部長「はやくしろ」

両津「え~っと、確かこの辺だったかなぁ」スッ

部長「くく…ッ」ヒクッ

中川「先輩、そこはリベリオンです」ヒソヒソ

両津「じゃない!ここはリベリオンだった、いやぁ勘違い」

中川「ガリアの上の島です」ヒソヒソ

両津「そう!思い出した!ガリアの上の島ですよ!」ワハハハ

部長「…どうも怪しいがまぁいいだろう」

両津「ふぅ…助かったぞ中川」ヒソヒソ

中川「地理の勉強したほうがいいですよ先輩…」ヒソヒソ


部長「支援物資はすでに船に積んである、そしてこの手紙を基地の隊長と、坂本少佐に渡してくれ」スッ

両津「はいはい、分かりましたよ」

部長「そしてこれは署からお前への駄賃だ、ワシからも少し色を付けておいた」

両津「お金くれるんですか!?」

部長「あくまで手間賃だからな、無駄に使うなよ」

両津「ハイ!それはもう大切に使います!」

麗子「いきなり飲みに使わないでよ?」

両津「うるさいぞ麗子!」

部長「出発は明朝5時だ、場所は横須賀、今日はあがって明日の準備をしろ」

両津「ずいぶんと早いんだな…」

中川「軍港ですしね」

部長「両津、扶桑海軍の方々に迷惑をかけるなよ」

両津「わかってますよ!」

麗子「気をつけてね両ちゃん?」

中川「先輩、ボクが迎えに行きましょうか?」

両津「いや、本田を迎えに来させるから大丈夫だ」

部長「死ぬのは荷物を渡してからにするんだぞ」

両津「ヒデェ事言うなぁもう…」


横須賀


新聞配達「北ぁの~酒場通りには~♪」チリンチリン

ビィィィィ

新聞配達「ん?」

本田「うおぉぉぉぉぉ!」ビィィィン

新聞配達「ひゃあ!?何だ今のは!?」



本田「ダンナぁ!もうすぐ目的地だ!

両津「おぉ!ここからも軍艦がよく見えるぞ!」

本田「しかしダンナも大変だな!」

両津「部長から離れられるいい口実だと思うことにするよ」

本田「ハハハ!ようし、飛ばすぜ!」

両津「ハイヨー!シルバー!」

扶桑水兵「さて、後は出航を待つだけだな…」

ガロロロロロ

本田「よっしゃあ!到着だ!!」ギィィ

両津「よし、ご苦労だったな」スタッ

扶桑水兵「うわっ!?何ですあなた達?」

両津「警視庁から参りました両津巡査長であります!」ビシッ

扶桑水兵「あぁ、あなたが…」

本田「先輩、警視庁からなんてウソ言っていいんですか?」ヒソヒソ

両津「警視庁から指名されたんだ、あながちウソでもないからいいんだよ」ヒソヒソ

扶桑水兵「わざわざご苦労様です、案内致しますのでこちらへどうぞ」

本田「先輩、気をつけて行ってきて下さい」

両津「死なないように祈っていてくれ」

扶桑水兵「まさか白バイで来られるとは思いませんでしたよ」スタスタ

両津「アイツは昔から赤バイに憧れていてね、根っからのバイク乗りよ」ハハハ

扶桑水兵「こちらが両津さんに乗艦していただく運送艦大原です」

両津「でかいな!しかし不吉な名だ…」

扶桑水兵「501基地まではこの大原で生活して頂くことになります」

両津「まぁいいや寝れる場所があればどこでもいいからな」

扶桑水兵「詳しくは乗組員に尋ねてください、それでは私はこれで」

両津「あれ、お前は乗らないのか?」

扶桑水兵「私はこの港詰めの兵士なので、では皇国のご加護がありますように」

両津「行っちまったよ、引き合わせてくれてもいいのに…」

両津「しかし流石に艦船ともなると大きいな、大和はこれよりも遥かにでかいと聞くが…」

機関長「新入りの奴遅いな…」

機関士「あ、あいつじゃないですか?」

機関長「まったく、何を考えているんだ…おい!お前!!」

両津「ん?ワシか?」

機関長「お前以外に誰がいるんだ!早く下に下りろ!」

両津「やれやれ、いそがしいな」

機関長「まもなく出航だ!すぐにでも動ける状態にしておけ!」

両津「ワシは何をすればいいんだ?」

機関士「よかった、人手が足りてなかったんだアンタそこのをあっちに運んでくれ!」

両津「人使いの荒い連中だよまったく!」グイッ

機関士「よく持てるな…あれは数人いないと運べない重さだぞ…」

両津「次!こいつを運べばいいのか?」

機関士「あ、あぁ…頼むよ」

機関長「頼もしい新入りだ」

新人「遅れて申し訳ありません!今日配属の者であります!」

機関長「何?ではあいつは誰なんだ?」

両津「どれ、ワシが手伝ってやるよ」

機関士「すまんな!」


機関長「いや、まさか客人だとは思わなくてな」ハハハハ

両津「頼むよ、こんな美形な機関士がいる訳無いだろう…」

機関長「しかしよく働いてくれそうだ、このままウチに来ないか?」

両津「結構だよ、機関部の面倒より市民の相手してるほうが性にあってる」

機関長「そうか、残念だ」

艦長「いやはや、君が両津君か」

機関長「艦長私はこれで」

艦長「うむ、ご苦労」

両津「あんたは」

艦長「うむ、私が…」

両津「あんたが艦長!」

艦長「艦長、艦長!」ヒラヒラ

艦長「何をやらすんだね!」

両津「いや、ノリのいい艦長だ」ハハハ

艦長「そもそも時代が違うだろうがまったく…」

艦長「早速だが艦の案内をするからついてきなさい」

艦長「ここは機関室、ここがこの艦の動力部だな」

両津「さっき強制労働させられたから嫌でも覚えたよ」

艦長「ここは操舵室だ」

両津「流石にすごい設備だな…」

艦長「ここが君の部屋だ」

両津「ここか…お世辞にも広いとは言えないな…」

艦長「運送艦の主役は荷物だ、我々はオマケみたいなものだ」

両津「居候みたいなモンだからなあまりは贅沢は言えんか…」

両津「ところで基地まではどれぐらいかかるんだ?」

艦長「おおよそ40日程だな」

両津「そんなにかかるのか!?」

艦長「これでも早いほうだ、途中でトラブルが発生すればさらにかかる」

両津「う~む、とんでもない事を引き受けてしまった気がする…」

501基地

ミーナ「えぇ…では失礼致します」チンッ

美緒「また厄介事か?」

ミーナ「いいえ、来月に扶桑海軍の補給が来るでしょう?」

美緒「あぁ、大原だな」

ミーナ「それに扶桑警察からの支援物資が追加されたらしいの」

美緒「ほう、警察も中々粋なことをするな」

ミーナ「使者として警官も一人乗艦しているらしいわ、歓迎会の予定を立てないといけないわね…」

美緒「まだ先の話だろう?そう急いで考えることも無いだろう」

ミーナ「そうかしら?」

バルクホルン「失礼する」ガチャッ

ミーナ「あらトゥルーデ」

美緒「バルクホルンか、どうした?」

バルクホルン「いやたいした用事ではないが、ハルトマン見かけなかったか?」

ミーナ「フラウ?さっきまで食堂に居たらしいけど」

バルクホルン「そうか、ではそっちを当たってみよう…」

美緒「…まだ何か用か?」

バルクホルン「扶桑の警察官が来るのか?」

美緒「聞いていたか」

バルクホルン「盗み聞くつもりはなかったが、すまない」

美緒「いや、別に隠しておくことでも無いから構わん」

バルクホルン「扶桑の警察官だ、さぞかし立派な人物が来るのだろう、今から会うのが楽しみだ」

美緒「はっはっはっ!二人とも気が早いな!まだ先の話だぞ」

両津「ヘックシュ!」

乗員「風邪ですか?」

両津「誰かが噂でもしてるのか?っと、ドシッピンだ、またワシの勝ちだな」

乗員「また負けた!」

機関士「恐ろしい強さだ…」

両津「いやあ実に楽しい勝負だった、さあもう一回だ」

乗員「僕はもう降りますよ、もう給金が無くなってしまいますよ」

機関士「私もこれ以上は…」

両津「なんだシケてやがるな、じゃあ賭け無しでいいからもう一勝負しよう」

機関士「あ、そろそろ食事の時間ですよ?」

両津「メシか!海の上じゃ賭け事とメシしか楽しみが無いからな、早速行こう!」ピョンピョン

乗員「いつもこの調子なんだから…」

料理長「はい、貰ったらすぐに移動して、後ろ詰まってるよ」

両津「なんだ、これっぽっちか…大盛りにしてくれよ」

料理長「規定で決まってるんだ、贔屓は出来ないよ」

両津「料理長、お前には先日オイチョカブのツケが溜まってたよな…?」

料理長「ぐっ…しかし…」

両津「なんなら、…身包み剥がしてもいいんだぞ?」

料理長「わかったよ!大盛りだな!」

両津「やった!肉もたっぷり入れろよな」



両津「カレーの大盛りとは、この幸せ者!」

両津「では早速…」アーン


ドガァン!!

両津「あぢぢぢぢぢ!!カレーが顔に!!」


『ネウロイ接近!ネウロイ接近!総員第一種戦闘配置!!』

両津「なんだ!?何事だ!?」

機関士「ネウロイの攻撃ですよ!!両津さんも急いで!」

両津「何!?」

「デッキで火災発生!!」

「急げ!消化班はデッキに!高射砲はまだか!?」

両津「とんでもないことになったな…」

ドガァン

観測員「小型ネウロイ2機大型が一機です!」

艦長「くそっ…レーダー観測は何をしていた!?」

観測員「小型機がレーダーの妨害を行っている模様です!」

艦長「ブリタニア軍に援軍を要請しろ!」

無線員「駄目です!電波が弱く無線が機能しません!」

ガチャッ

両津「艦長!」

艦長「両津君か!大変なことになったぞ!」

両津「ワシは何をすればいい!?」

艦長「君は避難するんだ!」

両津「このまま海の藻屑になるのを待つつもりは無いぞ!」

艦長「ではデッキに上がってくれ!乗員の手助けを頼む!」

両津「任せろ!」ダダダダ


「火を消せー!!

「また来るぞ!!」

両津「なんてザマだ!」

乗員「あ、両津さん!なぜここに!?」


両津「ワシのカレーを台無しにしたヤツにお礼参りに来たんだよ!」

乗員「何にせよ助かります!これを艦内に持って言ってくれませんか!?」

両津「何だこれは?」

乗員「コンテナが破壊されて中の箱が散らばってしまったんです!」

両津「そんなもの放っておけばいいだろう!」

乗員「それは迫撃砲の弾なんです!引火したらエライことになりますよ!!」

両津「なに…?迫撃砲か…」

観測員「艦前方に小型ネウロイが回り込んできます!」

艦長「ぬぅ、衝撃に備えよ!!」グッ


ドガァン

観測員「ね、ネウロイが爆発した!?」


ドガァン ドガァン


観測員「小型機消滅!」

艦長「何が起きているんだ…?」


両津「わははは!これでも食らえ!!」ポイポイポイ

乗員「迫撃砲の弾を素手で投げるとは…」

両津「抜群のコントロールだぞ!」ポイポイポイ

乗員「すごい!小型ネウロイが全滅しましたよ!」

両津「わははは!ネウロイなんて屁じゃn」ドゴォン!!

乗員「暴発した!?」

両津「ぎえええええええええええ!!」ピューン

ドサッ

両津「いてててて、ココはどこだ!?」

「両津さーん!!そこは大型ネウロイの上ですよー!!」

両津「なんだと!?」

「高射砲!速射砲!目標大型ネウロイ!」

両津「ま、まて!人が乗ってるんだ!」


「撃てぇ!!」

ズドドドドド

両津「ぎええええええええ!!」

ビューン!!

「やった!大型機を追い払ったぞ!!」

ワーワー!!

乗員「両津さんを乗せたまま行ってしまった…」

本日ブリタニア連邦のワイト島近海にて大型ネウロイが撃墜されました』

『撃墜したウィッチ隊の隊員によるとネウロイに喋るゴリラのような生物が乗っていたと証言』

『ゴリラのような生物は海に墜落した後物凄い速さで飛んできた方角へと泳ぎ去っていった模様』

『ブリタニア当局はこの生物の調査を行うと同時に、発見者に賞金を贈ると発表し…』

中川「部長…これって先輩じゃ…」

部長「あのバカ…どうしておとなしくしていられないんだ…!」グググググ

麗子「遠く離れていても行動が筒抜けね…」

前編終わり
タイトルで501の名前が出てるのに本人達がちょっとしか出てないのは申し訳ないです
次はまた明日



ウィルマ「しかし先日のあの生物ってなんだったんだろう?」

アメリー「ワシハケイカンダとか言ってましたよね?」

ラウラ「…案外人間だったりして」

角丸「それなら一大事ね」

フラン「まさかー!」

「「あはははははは!」」

再開します

両津「おい、お前の肉もくれよ」ヒョイッ

機関士「あっ!俺の肉!」

両津「こっちは泳いで船まで戻ってきたんだぞ、それぐらい寄付しろ」

乗員「泳いで戻ってきたのを見た時は目を疑いましたよ…」

両津「ネウロイに乗った人類はワシだけだろうな…」モグモグ

「ブリタニアが見えてきたぞー」

両津「おっ!ワシらも見に行こう」ガタッ

乗員「もう食べたんですか?」

両津「いつ、食べられなくなるか分からんからな、お前も海の男ならしっかりせんといかんぞ」

乗員「調子いいんだから…」


両津「おぉ!あれがブリタニアか!」

乗員「欧州最後の砦と言われていますからね…、人類の反撃の拠点ですよ」

両津「考えてみれば欧州は国を追われたやつらが大勢居るのか…扶桑は恵まれているな」

乗員「だからこそ、こうやって支援を続けているんですよ」

『総員、まもなく501基地に着港する、荷降ろしの準備をせよ』

両津「ようやくか、大地が恋しいよ」

「丁寧に扱え!基地に届ける品物だぞ!!」

「早くしろ!次はコッチだ!」

両津「これだけの荷を降ろすのは一苦労だな…」

乗員「両津さん、こっちを手伝ってくれませんか?」

両津「バカモノ、客人に頼むんじゃない」

乗員「こういうときだけ客人になるんだからなぁ…もう」

両津「しかしデカイ基地だな…まるで城だぞ」

タタタタ

両津「ん?森に誰か…?」


両津「よっと、ワシは出かけてくるぞ!」ピョン

乗員「あ!両津さん!?」

乗員「本来の目的を覚えているのかな…?」

両津「確かこっちの方に行ったと思ったんだが…」

「あー!また逃げたー!」

両津「なんだ?」

ルッキーニ「うじゅ、素早くて捕まえらんないよー」

両津「駄目だ駄目だそんなんじゃ」ザッ

ルッキーニ「うわっ!?びっくりした!」

両津「いいか…こいつは頭の上が死角なんだ」

ルッキーニ「そうなの?」

両津「だからこうやってゆっくり…」

両津「よし、捕まえた!」

ルッキーニ「すごーい!一発だ!」

両津「ワハハハ、ワシは虫取りの天才だからな」

ルッキーニ「ねぇねぇ!あそこのムシも取ってよ!」

両津「よーし、任せろ!」



「中佐、大原からの物資を全て降ろし終わりました」

ミーナ「検閲は?」

「全て完了しております」

ミーナ「扶桑からのお客さんは?」

「存じかねます」

ミーナ「そう…ご苦労様、そのまま荷物を運んで頂戴」

「はっ!」


バルクホルン「どういうことだ?一緒に乗ってくると連絡があったのだろう?」

ミーナ「基地の人間に話が行き届いてないのかしら?」

美緒「何、案外荷降ろしを手伝っていて乗員に混じってるのかもしれんぞ」

バルクホルン「そうか、さすがは扶桑の人間だな、軍人でも無いのに立派だ」

ガチャッ

シャーリー「失礼、ルッキーニ見ませんでした?」

ミーナ「ルッキーニさん?」

バルクホルン「少尉のことだ、外で昼寝でもしているのではないか?」

シャーリー「やっぱそうかぁ、ちょっと探しに行ってくるかな」

ミーナ「もうすぐ扶桑からのお客さんの歓迎会を行うわ、早めに連れ戻してね」

シャーリー「食堂で宮藤とリーネが腕を振るってましたよ、楽しみだ」

シャーリー「おーい、ルッキーニ!どこだー?」

ルッキーニ「うじゅ!囲まれた!」

両津「ワハハハ!どうだ!」

シャーリー「ルッキーニ!?どうした!」ダッ

ルッキーニ「あっ!シャーリー!」テテテ

両津「ん?基地のヤツか?」

シャーリー「…どういうことだ?」

ルッキーニ「あのね!ムシいーっぱい捕まえてね!クギ刺しで囲むしすーっごい上手なの!」

シャーリー「ちょっ、待ってくれよ、何がなんだか分かんないって」

ルッキーニ「ムシムシムッシー♪」

シャーリー「ルッキーニと遊んでくれて感謝するよ」

両津「何、ワシは遊びの天才だからな」

シャーリー「アタシはシャーロット・イェーガー、シャーリーでいいよ」

両津「ワシは両津勘吉だ扶桑から来た」

シャーリー「あぁ、じゃあ扶桑の警察の」

両津「知ってるのか?」

シャーリー「基地では噂になってるよ」

両津「来たくて来たわけじゃないんだがな…」

シャーリー「ハハハ!昼飯はまだでしょう?基地で歓迎会の準備がしてあるよ」

両津「メシがあるのか!いい加減船の食事には飽き飽きしていたところだ!」

シャーリー「なら期待していいよ、ウチには腕利きがいるからね」

両津「そうこなくっちゃな」ハハハ

シャーリー「ここが隊長の部屋だよ」

両津「わざわざスマンな」

シャーリー「じゃあまた食堂で」

両津「隊長か…どんな恐ろしいヤツか分からんな…」

コンコン

「どうぞ」

ガチャッ

両津「扶桑警察から参りました両津勘吉巡査長であります!」ビシッ

ミーナ「ミーナ・ディートランデ・ウィルケ中佐です、遠いところわざわざご苦労様です」

両津(ほっ…なんだ滅茶苦茶美人じゃねぇか…)

ミーナ「早速ですが、貴方は船を降りてどこにいたのですか?」

両津「へっ?」

ミーナ「指示無く勝手に基地をうろつかれては困りますよ?」ニコッ

両津「も、申し訳ありません!」

両津(ぞーっ、おっかねぇ…)

ミーナ「あなたの歓迎会の準備がしてありますので、食堂へ」

両津「あ、そうだ、部長から手紙を預かってたんだった」ゴソゴソ


両津「あったあった、これだ」

ミーナ「確かに受け取りました」

両津「もう一つ坂本少佐宛に預かってるんだけど…」

ミーナ「美…少佐も食堂に集まっていますのでその時に」

ミーナ「では、行きましょう」

エイラ「扶桑の警察官っテどんなヤツなんダ?」

ルッキーニ「アタシはもう会ったよ!」

エイラ「オ?ズルイぞルッキーニ、どんなヤツだったんダ?」

バルクホルン「静かにしろお前達、もうじき客人が来るぞ」

ミーナ「みんな静かに、これより両津巡査長の歓迎会を行います」

美緒「宮藤、リーネ、一旦席に戻れ」


ミーナ「両津さんは扶桑から支援物資を護送して下さいました」

ミーナ「では、自己紹介を」


両津「うむ、なんか緊張するな…」

両津「えー、ご紹介に預かりました両津勘吉巡査長です」

ルッキーニ「両さーん!」ブンブン

両津「あれ?お前も隊員だったのか?」

ルッキーニ「そうだよ、だってあたし少尉だし」

両津「ハハハ!面白い冗談だ」

ミーナ「冗談ではないですよ?」

両津「…え?」

美緒「ここの隊員は軍曹以上で構成されているんだ、皆自己紹介してやれ」

ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニ!階級は少尉だよ」

両津「なんと…」

シャーリー「さっき自己紹介した通りさ、シャーリーだ、階級は大尉」

宮藤「宮藤芳佳です!よろしくお願いします!」

両津「おぉ!同郷か」

リーネ「リネット・ビショップ軍曹ですよろしくお願いします」

エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネン、階級は少尉ダ」

サーニャ「アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクです」

両津「…すまんがもう一回言ってくれんか」

サーニャ「みんなからはサーニャって呼ばれているのでそれで…、階級は中尉です」

エイラ「サーニャに手を出すナヨ!」

両津「出さんわ!」

バルクホルン「エイラ、客人に失礼だぞ」

エイラ「だってコイツなんか怪しいゾ!」

サーニャ「ダメよ…エイラ…」

エイラ「だってぇ」

バルクホルン「まったく、私はゲルトルート・バルクホルンだ階級は大尉、よろしくお願いする」

両津「あぁ、よろしく頼む」

両津(部長みたいに固そうなヤツだな…カールスラント人ってのはみんなこうなのか?)

エーリカ「エーリカ・ハルトマン、階級は中尉だよー」モグモグ

バルクホルン「ハルトマン!勝手に食うやつがあるか!!」

両津(そうでもないのか…)

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマンですわ、階級は中尉です」

美緒「坂本美緒、少佐だ、わざわざ扶桑からすまない」

両津「あんたが坂本少佐か、手紙を預かってるんだ」

美緒「んそうなのか?すまない」

両津「やれやれ、これで肩の荷が下りたよ」

ミーナ「これで全員ね、では両津さんに歓迎の意を込めて」

ミーナ「乾杯!」

「「乾杯!」」


芳佳「みなさん、たくさんありますからおかわりしてくださいね!」

バルクホルン「うむ、今日も美味いな」

両津「うーむデリシャス…芳佳は料理人でもやってたのか?」

芳佳「そんなことないですよー、あ、納豆食べます?」

ペリーヌ「ヒッ!宮藤さん!わたくしにその腐った豆を近づけないでください!」

芳佳「納豆は栄養たっぷりなんですよ?」

両津「おぉ!納豆か!やはり扶桑人ならこれがないとな」ネバネバ

ペリーヌ「おぞましいですわ…」

両津「しかし、折角ブリタニアまで来たんだからブリタニアの料理を食べてみたいな…」

リーネ「あ、でしたらこの料理をどうぞ」

ルッキーニ「あ」

両津「お、悪いな!」ハハハ

リーネ「はい、お口に合うか分かりませんけど」コトッ

両津(うっ!?何だコレは…!?)

リーネ「…」ニコニコ

両津(以前ワシが味噌とジャムで揚パンと野菜を煮込んだ物に似ている…)

両津「う、うむ!美味そうだ!」

リーネ「芳佳ちゃんも食べる?」

芳佳「う、うぅん!私今のお皿でお腹いっぱいだから!」

リーネ「そう?」

両津「で、では失礼して…」アーン

リーネ「どうでしょうか?」

両津「いや、この固形物の何とも言えない珍味がとても素晴らしい…」ムシャムシャ

リーネ「そうですか、よかったです!」



バルクホルン「いつまでこの基地に?」

両津「艦の補給が終わり次第だそうだから、3日ほどだな」

バルクホルン「そうか、ヒマがあったら訓練に付き合って貰えると嬉しい」

両津「ワシがか?」

バルクホルン「扶桑の優秀な警察官の能力を見てみたいと思ってな」

両津「いいぞ、長い間船の上で体がなまっていた所だからな」ワハハハ

ミーナ「両津さん、食事が済んだら部屋に案内しますので…」

両津「ん、ちょうど終わったから一緒に行くよ」

ミーナ「そう?では一緒に」

両津「芳佳、リーネ、うまかったぞごうちそうさん」

芳佳「はい!」



芳佳「いい人そうだったね、リーネちゃん」

リーネ「うん、最初は怖そうな人かと思ったけど…」

ルッキーニ「両さんすっごい面白いんだよ!」

芳佳「ルッキーニちゃんもう遊んでもらったの?」

エイラ「流石お子ちゃまルッキーニだナ」

ミーナ「こちらが貴方の部屋です」

両津「おぉ!船より全然広いな!」

ミーナ「なにか困ったことがあったら私に言って下さいね?」

両津「あいよ」


両津「やれやれ、ようやく一息つけるよ」

コンコン

両津「ん、開いてるぞ」

シャーリー「よっ、両さん」

両津「なんだ、シャーリーか、何か用か?」

シャーリー「こっちには着いたばかりなんだろ?よかったらアタシが基地を案内してやろうと思ってね」

両津「そりゃありがたい、腹ごなしに頼むよ」

司令部(職場)からスクランブルがかかったので出撃してきます…
帰ってくるのは明日の夜になると思いますがちょっと体力的に明日は再開できないかも知れません

やはり書き溜めしないと大変ですね、誤字も多くなってしまいますミーナ中佐ごめんなさい。
支援してくださった方もありがとうございます、では

バルクホルン「クリスは妹だ」

バルクホルン「芳佳も、妹だ」

バルクホルン「そんなこと何千、何万回と妄想するより」

バルクホルン「お姉ちゃん、って言ってもらえるだけで生きていける」


妹の為に今始めよう、お姉ちゃん広告機構です



再開します

シャーリー「ここは宿舎、アタシ達の部屋があるところだ」

両津「うーむ、ワシの寮より綺麗で大きい…」

シャーリー「ま、一部綺麗じゃない部屋もあるけどね」

両津「ワシの部屋には劣るだろう」ワハハハ

シャーリー「そう?じゃあ見てみなよ」ガチャッ

両津「なんと!」

シャーリー「ハハハ!どうだ、驚いたろ?」

両津「ワシの部屋よりは綺麗だな」

シャーリー「マジかよ…」

エーリカ「ほら、だから私の部屋はマシだっていつも言ってるじゃん」ムクッ

両津「うおっ!?」

シャーリー「お前より酷いのが居るとは思わなかったよハルトマン」

両津「服の山から出てくるな!ゾンビかと思ったぞ!」

エーリカ「こんな美少女をゾンビ呼ばわりとか傷つくなー」

両津「傷ついてるようには見えんぞ…」

シャーリー「まぁ、ハルトマンはこういう奴さ」

エーリカ「そういうことー、じゃあ私は寝るから」パタッ

両津「ワシも人の事は言えんが、軍人があぁでいいのか?」

シャーリー「素行は悪いけどね、戦闘じゃ頼りになる奴だよ」

両津「そうは見えんがな…ん?」

両津「あの花壇はなんだ?」

シャーリー「あー、あれはペリーヌが育ててるハーブだよ」

両津「ハーブか、そういえば麗子が育てていたな…」

シャーリー「両さんは花に興味は?」

両津「無いな、以前金がない時に麗子が育てていたハーブを天ぷらにして食ったことはあるが」

ペリーヌ「野蛮ですわ!」

両津「うおっ!?」

ペリーヌ「お花も懸命に生きていますのよ、あまつさえ人の物に手を出すとは言語道断です」

両津「流石にワシもあれは無かったと思ってる、麗子にしこたま殴られたしな…」

ペリーヌ「当然です」

シャーリー「手入れに行くのか?」

ペリーヌ「えぇ、日々の手入れが美しく育つ秘訣ですからね」

シャーリー「ふーん、そういうもんなのか」

ペリーヌ「では、わたくしはこれで」

ペリーヌ「両津さん」

両津「なんだ?」

ペリーヌ「わたくしのハーブに手を出さないように」

両津「出さんよ!…根に持つタイプだな…」

シャーリー「まぁ悪い奴じゃないんだがね」


シャーリー「ここは食堂、まぁさっき居たし分かるよね」

両津「広い食堂だよ、署の食堂も見習えばいいのに…」

芳香「あ、両津さん、シャーリーさん」

シャーリー「宮藤、まだ片付けしていたのか?」

宮藤「はい、丁度いま終わったところです」

両津「食事の準備から片づけまで大変だな」

宮藤「いえ、もう慣れてますから」

シャーリー「リーネは一緒じゃないのか?」

宮藤「リーネちゃんはお洗濯に行ってもらってます」

両津「うーむ、このシステムは寮に導入させてもいいかも知れんな…新人を使えば…」ブツブツ

宮藤「お二人は何をしているんですか?」

シャーリー「両さんに基地を案内していたんだ」

宮藤「なるほどぉ」

美緒「ならばアレを見せないとな」

両津「うぉっ!?」

宮藤「あ、坂本さん」

両津「ウィッチとやらはどうして突然出てくるんだ!」

シャーリー「あぁ、アレですね確かに両さんは好きそうだ」

美緒「我が基地の名物だからな!はっはっはっ!」

両津「おぉ!これはすごい!」

美緒「そうだろう!やはり扶桑の人間なら風呂じゃないとな!」

美緒「どうだ、入ってみるか?」

両津「もちろんだ!」

シャーリー「じゃあアタシは食堂に居るから出たら声かけてくれよ」

両津「おう!」

カポーン

両津「いやぁ、ブリタニアに来てまで風呂に入れるとは思わなかったな…」

両津「メシは美味いし、風呂は大きいし部長は居ない、天国だねこりゃ」

両津「ん、あれはサウナか…」

両津「サウナまであるとはまるで銭湯だな」

両津「どれ、どんなもんかな?」ガチャッ

サーニャ「」
エイラ「」


両津「こ、こんにちは…」


ドゴォォォン

リーネ「…?何の音だろう?」

エイラ「お前!ヤッパリサーニャの事を!!」

両津「ま、待て!これは誤解だ!」

サーニャ「エイラ、落ち着いて…」

エイラ「サーニャ!だって!」

サーニャ「両津さんはそんな人じゃないわ」

エイラ「うぅ…サーニャがそういうなら…」

エイラ「オイお前ぇ!次は無いからナ!」

両津「分かった分かった!」

エイラ「フン!行こうサーニャ!」ズンズン

サーニャ「あの…ごめんなさい…」タタタ

両津「女ってのは国が違っても恐ろしいよまったく…」

シャーリー「両さん、さっきスゴイ音がしたが何かあったのか?」

両津「いや!何も無かったぞ!」ハハハ

シャーリー「そうなのか?」

シャーリー「次、何か見たいところはあるかい?」

両津「そうだな…」

シャーリー「これから街に出てバイクのパーツを買い行くんだけどよかったらどう?」

両津「街に出るのか!いいね、ワシも連れて行ってくれ!」

シャーリー「買い物も頼まれてるから、ついでに観光案内もしてやるよ!」

両津「公務で来て遊べるとは最高だな!」ワハハハ

シャーリー「じゃあ早速出発しよう!」

両津「外国の町並みってのも面白いもんだな」

シャーリー「両さんは外国初めてなのか?」ブロロロ

両津「ワシは扶桑から出たことは無かったからな」

シャーリー「なら今度はリベリオンにおいでよ、ネウロイをやっつけたらアタシが案内してあげる」

両津「その時は艦船以外で向かうことにするよ」

シャーリー「アハハハ!おっと、そろそろだね」

シャーリー「先に買い物を済ませちゃおう」キッ

両津「でかい商店だな」

両津「うーむ、見たことの無い商品が多いな…」

シャーリー「ちょっとアッチを見てくるけど…」

両津「ワシはもう少しここを見ているよ」

シャーリー「そうかい、じゃあまた後で…」

両津「うーむ、扶桑とはまた違う品揃え…」

ヒソヒソ ヒソヒソ

両津「む?気のせいか視線を集めているような…」

両津「さてはワシのような扶桑の男前は珍しいのか…」チラッ

キャー!

両津「キャーキャー言わせてしまうとは…」プルプル

両津「ワハハ!ワシはやはり外国でモテるようだ!」


タタタタタ

警官「コラ!暴れるな!」

警官「皆さん離れてください!」

ブリタニア兵「早く檻に入れるんだ!!」

両津「オイ!ワシは人間だぞ!シャーリー!電話してないで何とかしてくれ!」ガチャガチャ


シャーリー「えぇ、買い物は済んだんですが両さんがブリタニア軍に捕まっちゃいまして…」

中篇終わり

15分休憩します

ブロロロ

両津「やれやれ…ヒドイ目に遭った…」

シャーリー「まぁ誤解だったみたいだし良かったじゃないか」

シャーリー「さ、基地に着いたよ」キッ


両津「ん?なにやらうまそうな匂いが…」クンクン

シャーリー「そろそろ食事の時間か…」

両津「やったね、メシだ!」ピョンッ

シャーリー「この変わり様だよ…」

両津「…ん朝か…」

両津「何だ、まだこんな時間じゃないか…」

両津「昨日は隠し持ってたウィスキーで一杯やってすぐ寝たが…」

両津「時差ボケというヤツか…目が冴えてるな」

両津「ちょっと散歩でもしてくるかな」ギィ


両津「どデカイ基地だよ…一回りするのも一苦労だ…」

「もっと腰を入れろ!」

「はい!」

両津「ありゃ、少佐と芳佳か?」


芳佳「セイッ!セイッ!」ブンブン

美緒「もっと気合を入れろ!」

芳佳「はい!」ブンッブンッ!

両津「朝稽古とは精が出るな」

芳佳「両津さん、おはようございます!」ブンブン

美緒「早いな、流石は市民を守る警察官というところか?」

両津「なに、時差ボケのせいか目が覚めてね」ハハハ

美緒「どうだ、ひとつ素振りでもやってみないか?」

両津「どれ、貸してみろ」


芳佳「両津さん剣道やったことあるんですか?」

両津「まぁな、どれ…」

両津「むぅん!!」ブォンブォン

芳佳「ひゃっ!」ビクッ

美緒「型は荒いが力強い素振りだ」

両津「いや、体が温まった!」

美緒「中々やるじゃないか」

芳佳「すごい迫力でした!」

両津「動いたら腹が減ったな…」

芳佳「あ、もうこんな時間…坂本さん、私朝ごはんの用意してきますね!」

美緒「あぁ、しっかり頼むぞ」

バルクホルン「ハルトマン!起きろ!起床時間は過ぎているぞ!!」

エーリカ「うーん…」

バルクホルン「ハルトマンいい加減にしろ!!それでもカールスラント軍人か!!」


両津「アレは何をやってるんだ?」

美緒「ハルトマンをバルクホルンが起こしているんだ、いつもの事だよ」

エーリカ「う~ん、あと10時間…」

両津「まるで日暮だな…」

両津「うーむ、美味かった」ゲフゥ

芳佳「すごいたくさん食べられましたね」

両津「こういう時に栄養をつけないとな!」

ミーナ「トゥルーデ、今日はオフだけど何か予定はあるの?」

バルクホルン「午前中は自主訓練をし、午後は本でも読もうかと思っている」

美緒「休むのも訓練だぞバルクホルン」

バルクホルン「午後は休養に当てている、きちんと調整はしているつもりだ」

ミーナ「もう…」

バルクホルン「少佐、確か午前中に射撃訓練があったと思うが」

美緒「あぁ、あるな」

バルクホルン「途中で参加させてもらってもいいか?」

美緒「構わんぞ、宮藤とリーネにもいい刺激になるだろう」

芳佳「バルクホルンさんも一緒に訓練してくれるんですか!?」

バルクホルン「あくまで私自身の訓練だ、お前たちは少佐の指示に従え」

芳佳「でもうれしいです!ね?リーネちゃん」

リーネ「うん、バルクホルン大尉が一緒だと気持ちが引き締まります」

バルクホルン「そ、そうか…」

両津「お、ならワシも付き合おう」

芳佳「両津さんが?」

両津「訓練に付き合うと約束したしな」

ミーナ「でも、あなたは一般人だし…」

少佐「なに、扶桑の秩序を守る警察官だ、問題は無いだろう」

ミーナ「もう、美緒ったら…」

バルクホルン「いいのか?」

両津「あぁ、構わんよ」

芳佳「わぁ!今日の訓練は大勢だ!」

またしても、基地から救援要請が来たので出撃してきます
最近の司令部は融通がきかなくて困ります…
そして支援してくれる方ありがとうございます、とても励みになります!
明日で完結させますので良かったら最後までお付き合いください、では。

『赤ズボン隊、兵士の士気高揚に効果覿面』

両津「う~む、赤ズボン隊ねぇ」

ボルボ「戦場では士気の高さが直接生死に関わってくるからな」

左近寺「試合でも気合が入ってる奴が勝つからな」

海パン「そこで我ら警視庁が先立って黒ズボン隊を結成することとなった」ヌッ

両津「うおっ!?いきなり現れるなバカモノ!」

ボルボ「両津、お前も黒ズボン隊に入るんだ」ヌギッ

両津「ボルボ!?お前も海パンを!?」

左近寺「往生際が悪いぞ両津」ヌギ

両津「やめろお前ら!近寄るな気色悪い!!」


中川「これじゃあ士気は上がりませんね…」

部長「弾除けにはなるだろう」ズズズ


再開します


美緒「宮藤撃て!」

芳佳「はい!」ダダダダ

美緒「しっかり狙わんか!」

芳佳「はいぃ!」ダダダダ

美緒「はぁ…宮藤、止まっている目標にまともに当てられなくてどうする」

芳佳「す、すみません…」

美緒「次だ、リーネ!」

リーネ「はい!」

美緒「撃て!」

リーネ「……ッ!」ドォン

美緒「続けろ!手を休めるな!」

リーネ「はい!」ドォンドォン

美緒「見事だ」

芳佳「すごいよリーネちゃん!全部真ん中だ!」

美緒「だが、狙いを付けてから撃つまでに時間がかかりすぎている」

美緒「実際の戦闘では相手は待ってくれない、予備動作をもっと素早く行え」

リーネ「はい…」

両津「おぉ、やってるな」

リーネ「両津さん、バルクホルン大尉」

美緒「来たか、丁度いい、バルクホルン、手本を見せてやれ」

バルクホルン「了解した」

両津「でかい獲物だな、こりゃMG42か…」

バルクホルン「いつでもいける」ガチャッ

美緒「撃て!」

バルクホルン「はぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドドド

両津「すごい迫力だ!」

美緒「そこまで!流石だな」

バルクホルン「まずまずだ」

芳佳「すごいです!バルクホルンさん!全部当たってますよ!」

バルクホルン「機関銃は安定させることが大事だ、ブレないようにしっかりと支えるんだ」

芳佳「中々上手くいかなくて…」

両津「よーし!ワシもやるぞ!」

リーネ「両津さんも!?」

美緒「銃はあるのか?」

両津「警官だからな、使い慣れた十四式がある」スチャッ

芳佳「えぇ!拳銃ってこの距離で狙えるんですか!?」

バルクホルン「ほう、興味深い…是非拝見させて貰おう」

両津「いくぞ…」ペロッ

両津「ふんっ!」ズギューンズギューンズギューン

リーネ「はやい!」

美緒「見事だ、全て真ん中を捉えている」

両津「ワハハハ!ざっとこんなもんよ!」

バルクホルン「ずいぶん慣れた腕だ、軍務の経験を?」

両津「警視庁発砲件数の第一位だからな」ハハハ

シャーリー「あ、いたいた」

バルクホルン「何の用だリベリアン」

シャーリー「素っ気ねーなー、生憎お前に用事じゃないんだよ」

美緒「では何だ?」

シャーリー「例の零式の調整が終わったんですけど、テストを普段使ってる少佐か、宮藤にお願いしたいと思いまして」

美緒「なるほどな…なら私がやろう、バルクホルンすまないが二人を見ていてもらえるか?」

バルクホルン「あぁ、任せてくれ」

両津「面白そうだな、ワシも行くぞ!」

格納庫

シャーリー「チェックはしてあるんで、後は飛行テストだけです」

美緒「お前の腕は信用しているからな、心配はしていない」

両津「これで空を飛ぶのか?」

美緒「ストライカーユニットだ、まぁ見たほうが早いだろう」スッ

シャーリー「計測準備できてます、少佐、いつでもどうぞ!」

美緒「坂本美緒!出る!」シュィィィン


両津「うおっ!すごい風だ!」


ブゥゥゥゥゥン

シャーリー「少佐、どうですか?」

美緒『うむ、出力も安定している!今のところ問題は見受けられない!』

シャーリー「ではそのまま出力を最大まで上げてください」

美緒『了解した!』

両津「あんなもんで空を飛べるとはなぁ…」

シャーリー「これは両さんが持ってきた荷物に積まれてたんだぜ?」

両津「何?じゃあ支援物資とはコレのことだったか…」

シャーリー「他にも弾薬とかもあったけどね、メインはコイツだろう」

両津「なぁ、テストが終わったらワシも飛んで良いか!?」

シャーリー「ハハハ!ストライカーはウイッチにしか動かせないんだよ」

両津「なんだ、飛べるかと思ったのに…」

シャーリー「少佐、計測終わりましたんで戻ってきて下さい」

美緒『了解だ、帰投する』

シャーリー「お疲れ様です少佐」

美緒「あぁ、問題は無かったぞ」

シャーリー「予備機ができましたね」

美緒「これで多少の無茶が聞くな」

両津「う~む、実におしい…」

美緒「何かあったのか?」

シャーリー「ストライカーを使えないのを残念がってるんですよ」ハハハ



両津「うーむ、ワシも飛びたかったな…」ポリポリ

乗員「それはこっちに運んでくれ!」

両津「よう!ばかに港が騒がしいな?」

乗員「あ、両津さん!ここにくる途中に船が襲われたでしょう?アレの修理に時間がかかりそうなんですよ」

両津「何?じゃあ帰るのが遅くなるのか?」

乗員「幸いそこまで損壊していはいないので一週間もあれば出発できるかと…」

両津「う~む、一週間か…」

乗員「扶桑の航空母艦と駆逐艦がこちらの港に待機してますので帰りは安心なんですがね…」

両津「なに、鬼部長と一秒でも長く離れていられるんだ、問題ないよ」ハハハ

ウーウーウー

両津「なんだ!?」

乗員「これは敵襲のサイレンですよ!」

ブゥゥゥゥン ブゥゥゥゥン


両津「3機飛び出したぞ!」

乗員「もうあんな遠くまで…ここからじゃよく見えませんね…」

両津「あれは…少佐と、バルクホルン、あとペリーヌだな」

乗員「よく見えますね…」

両津「ガキの頃から目は良かったからな」

両津「そうだ…さっき航空母艦があるといったな?」ニヤァ

乗員「えっ?」

美緒「フンッ!」ダダダダ

バルクホルン「うぉぉぉぉぉ!」ドドドドドドド

ペリーヌ「新手です!」

美緒「まだ増えるのか!」

バルクホルン「少佐!これ以上小型機が増えると捌ききれくなるぞ!」

美緒「ミーナ!敵は中型2機、小型機が8、まだ増えるようだ、誰か寄こしてくれ!」



『ワシに任せろ!』

バルクホルン「なんだ!?」

ブゥゥゥゥゥン

両津「ワハハハ!空を飛べるのはウイッチだけじゃないぞ!」ズガガガガガ

美緒「九十七式か!」

ペリーヌ「なんであの人が戦闘機に乗っているんですの!?」

両津「喰らえ!逆タカ戦法だ!」ズガガガガ

バルクホルン「ネウロイを圧倒している…」

ペリーヌ「恐ろしい…」

サーニャ「到着しました!」

エイラ「大丈夫カ!?」

美緒「二人とも、助かったぞ」

ワハハハハ ワシニカテルトオモッタカー

エイラ「何でアイツが戦闘機に乗ってるんダヨ…」


サーニャ「!…何かが、近くに」

美緒「何だ?」

ミーナ『みんな!ブリタニア基地から入電があったわ!大型ネウロイが接近!』

バルクホルン「なんだと!?」


ミーナ『すぐに全員でそちらに向かうわ!待機して!』

美緒「そんな馬鹿なことが…」

ペリーヌ「大型機接近!」

バルクホルン「散開しろ!」

美緒「ちぃっ!」ブゥゥゥン

ドゴォン

両津「うぉっ!?被弾した!」

美緒「無事か!?」

両津「モロに喰らってしまったぞ!煙が出てる!」

美緒「危険だ!今すぐ戻るんだ!」

両津「そうさせてもらうよ!後は任せたぞ!」ブゥゥゥゥン

両津「クソ!もう少しで基地なのに!」

プスン プスン  スコン


両津「あ!オイ、こんなところで止まるなバカモノ!!」

スコン スコン

両津「気合を出せ!お前ならまだやれるぞ!生きるんだ!」バシッバシッ

プロペラ「」ガコン

両津「ぬお!プロペラが外れた!!」

ヒューン

両津「ぎえぇぇぇぇぇぇ!!」

ドゴォォォォン

両津「基地の目の前で落ちるとはこの根性無しめ!」プスプス

両津「クソ!もう少しで基地なのに!」

プスン プスン  スコン


両津「あ!オイ、こんなところで止まるなバカモノ!!」

スコン スコン

両津「気合を出せ!お前ならまだやれるぞ!生きるんだ!」バシッバシッ

プロペラ「」ガコン

両津「ぬお!プロペラが外れた!!」

ヒューン

両津「ぎえぇぇぇぇぇぇ!!」

ドゴォォォォン

両津「基地の目の前で落ちるとはこの根性無しめ!」プスプス

乗員「両津さん!無事ですか!」

両津「無事に見えるか!?」

乗員「これから動ける艦で戦闘の支援に向かいます、両津さんは…」

両津「ワシも行くぞ!やられっぱなしじゃ扶桑っ子じゃないからな」

乗員「では行きましょう!急いでください!」

両津「あの野郎百倍返しにしてやるからな!」

美緒「大型を引きつけている間に、他を殲滅しろ!」ダダダダ

バルクホルン「右サイド!」

エーリカ「落ちろっ!」ドドド


ズドン ズドン ズドン


エイラ「海軍の援軍が来たゾ!」


「じゃんじゃ撃てー!!」

「弾幕を貼るんだ!!」

シャーリー「今がチャンスだ!追い込め!!」ダダダダダ

両津「流石の火力だな!これなら勝てるぞ!」

乗員「あれ!?壊れたか?」

両津「どうした?」

乗員「この高射砲が動かなくってしまって…」

両津「何ぃ?弾詰まりでもしてるんじゃないのか?」ヨジヨジ

乗員「両津さん!危ないですよ!?」

両津「真っ暗で中がよく見えないな…」




ドォン

両津「ぎぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」ピューン

乗員「両津さーん!!」

芳佳「残るは大型一機!」

エーリカ「ずいぶん固い装甲だね…」

芳佳「た、弾があと少ししか…」

ミーナ「的確にコアを狙わなければ消耗するだけね…」

…ェェェェェェェ

ルッキーニ「なんの音?」

両津「助けてくれー!!」グォォォォ

美緒「危ないぞ!!避けろー!!」

両津「ぎぇぇぇぇ!!ぶつかる!!」

ドゴォォォォン

ミーナ「ネ、ネウロイ消滅!」

シャーリー「なんつー石頭だよ…」

芳佳「両津さーん!大丈夫ですかー!」ブゥゥゥン

両津「一日に二回も墜落するとはヒデェ一日だよまったく…」

カメラマン「では、撮りますよ!」

パシャッ


『ブリタニアの空を守った天使達と扶桑の侍』

突如現れたネウロイの軍勢を殲滅したのは、501の天使達と、扶桑皇国からやってきた警察官だった!?


中川「新聞の一面に先輩が写ってますよ…」

部長「まさに美女と野獣だな…」

麗子「そろそろ両ちゃんが帰ってくる頃じゃない?」

ザッ

両津「ブリタニアの英雄、両津勘吉巡査長ただいま帰還しました!」ビシッ

中川「あ、先輩!」

部長「噂をすれば、だな」

麗子「おかえりなさい両ちゃん」

両津「いや、長い任務でしたよ」ハハハ

部長「なんなら一生帰ってこなければよかったのに…」

両津「おっと、部長~?警視庁の英雄にそんなこと言っていいんですか?」

部長「ぐ…まぁ、ブリタニアの件は褒めてやろう」

両津「まぁ、直に昇進の話もくるでしょう?何だってブリタニアの英雄ですからね!」ワハハハ

部長「両津その件で警視庁から特別報酬が出ている」ピラッ

両津「やった!お金!」ピョイッ

部長「そして」ヒョイッ

部長「扶桑海軍から請求書が届いている」

両津「え?」

部長「壊した九十七式艦載機を弁償しろとの事だ」

両津「そ、それは仕方なくですね!」

部長「お前、乗員を脅して無理矢理艦載機を奪ったそうだな…」ピクピク

中川「雲行きが怪しくなってきたぞ…」

部長「しかも、艦内で賭博を行い金をせしめたと苦情が来ておる!」

両津「部長…私、パトロールに行ってきます!」ダッ

部長「両津ぅぅぅ!!このバカモンがぁぁぁぁぁ!!!」ズギューンズギューン

両津「部長、銃は反則だよ!ネウロイじゃないんですよ!!」ピョインピョイン



中川「途中まではいい話だったのに…」

麗子「美談で終わらないところが両ちゃんらしいわね…」


   終わり           

              アタシの出番が少ない!!
                               ___

           ,r‐ 、                 ,......:.:.:´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`......、             /⌒ヽ
         /   ヽ      r=- 、「¨7/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\ r‐ ァ_ -=ヘ     /     ヽ
          ,′    ヘ      !:.:.:.>L/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ={、:.:.:.:.:!    /       !
        l       ヘ    l:/  ィ:.:.:.     ;イ/ V:.:.:.:.:.:.      :.:.ハ  \:.:.:|   /        !
         !          ヘ   ト _/,′:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ l!   V、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}ヘ  >:|   /        |
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      にニニニ    : :|:    ヘ. l! 〉!:.:イl  乂_り       乂_,ソ  ' ∧:.!}l! j〃  ,: : l: :    ニニ !
      |          : :!:.     ヘl  レ':ハ   `¨           `¨   ∧!〉! l!/   ,. : :!: : :       |
       !/⌒`丶、   : :|: :      ヘ ゝl! !       イ⌒ゝv       /l:.!  /!    ; : :,!: : :  _ ィ⌒ヽ !
      ヽ、: : : : : : `>、l: : : . .    l! 、 l八      |! ´ ̄` l|     人l:! ノ :l   : : : :L_ -<: : : : : : : 〉
        ` ー── ''´ \: : : :..',   ! ヘ i  >   V     ノ   イ  l:イ  :  : : : : /  ` <___> ´
                 \: : :.',    へーr‐‐ }≧ ニ ≦{ ‐ 、ィ: :    : : : : :ノ
                 l:.!l\: :',     ',: : :VーL:ー---‐‐:ソー/: : ,′  : : : : :./′
                 l! |:.:.:\:., :.   }  ヽ   ̄ ̄ ̄  ノ  {   . : : :./′ l!
                    !: |:.:.:.:.:\: : !  l   \ヽ  ィ /    リ  !: : :/! |:.:! l!
                      !:.:.:.ト!:.:ハ: :l   ト、   \ /     /!  !: /l:.! l:.リ i
                   l:.:.:.!ヘ:.!ハ:.!   l V    /V\   / !   !/ リ ル′
                     ヾ:j  ヽ V   l V /_} L/ く \ノ  :l  l′
                    `    }   l   「_ ィ7ヘヘ. >    !  !
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昨日で終わらせるつもりだったのに一日ずれて申し訳ないです…
支援してくれた方々ありがとうございました、とても励みになりました!

ではHTML化の依頼を出してきますです

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