穂乃果「スタンド…?」 (27)
なんやかんやで部員が6人になった私たち
これで部活申請ができると思いきや同じ部活は2つ以上作れないということで
アイドル研究部と話をつけることになった
穂乃果「アイドル研究部があったなんて知らなかったよ」
海未「私も知りませんでした」
花陽「わ、私もです!」
真姫「いいから早く行きましょう」
穂乃果「そうだね!アイドル研究部へれっつごー!」
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―――――アイドル研究部―――――
凛「って、鍵閉まってるにゃー」
ことり「あ、先輩来るよ!」
にこ「!!」
にこ「あなたたち!私の部室の前で何してるの!」
穂乃果「あなたがアイドル研究部の部長さんですか!?」
にこ「だったらなんだっていうのよ」
穂乃果「お話があります!」
にこ「嫌よ」
穂乃果「そんなこと言わずに!」
にこ「嫌ったら嫌なの!」ニャアアアアア バタン
凛「凛たち締め出されたみたいだにゃー」
真姫「窓からなら入れるんじゃないかしら」
穂乃果「真姫ちゃん頭いい!」
凛「凛がいくにゃーーー!!!」ダダダダ
コンコン
海未「すいません、少しだけでもお話しできないでしょうか?」
にこ「しつこいわよ」
海未「時間はかけませんので」
にこ「…無理なの」
ことり「……」
花陽「そろそろかも」
にこ「ええええええ!どうして窓からあ゙あ゙」
凛「お邪魔するにゃー」
ガチャ
海未「申し訳ないです、少しだけですので」
穂乃果「凛ちゃん凄い!」
にこ「で、話って何よ」
穂乃果「私たちアイドルをやってて、」
にこ「知ってるわ」
穂乃果「それで私たちと一緒に!」
にこ「嫌よ」
海未「なぜですか!」
にこ「あなたたち、アイドルというものを勘違いしてるわ」
真姫「ナニソレ イミワカンナイ」
にこ「私がアイドルというものを見せてあげるわ」
にこ「見てなさい」
バァアアアアン
凛「??」
凛「ただ立ってるだけだにゃー?」
花陽「……!!」
真姫「イミワカンナイ」
海未「?」
ことり「………」
穂乃果「???」
にこ「これを見て何もわからないならアイドルはやめることね」
穂乃果「よく意味が分かりません!」
にこ「出直して来なって言ってるのよ」
海未「…わかりました」
海未「お邪魔しました」
バタン
凛「あの人何がしたかったのかにゃー?」
真姫「ワカラナイワァ」
穂乃果「でも見ててなんか落ち着くっていうか楽しいっていうか安心っていうか」
穂乃果「よくわからない感じだけど悪い感じではなかったよ!」
海未「穂乃果の言ってることがよくわかりません」
穂乃果「穂乃果もよくわかってないんだけどねー」
海未「今日のところはこれで解散とします」
凛「了解しましたにゃー」
真姫「また明日ね」
ことり「明日また行くのかな?」
海未「もちろんです」
ことり「うん!明日も頑張ろうね!」
海未「ええ!その意気です!」
穂乃果「じゃあみんなばいばーい!」
花陽「さようならです!」
凛「ばいばいにゃー」
真姫「じゃあね」
花陽「あ、私学校に忘れ物しちゃった」
凛「取りに行くのかにゃ?」
花陽「うん!凛ちゃんと真姫ちゃんで先に帰ってていいよ!」
凛「凛もいくにゃー!」
真姫「私は先に帰るわよ!」
花陽「凛ちゃんありがとう、だけど先に帰ってていいよ!」
花陽「私は大丈夫だから!」
凛「そうなのかにゃー?」
凛「じゃあ凛は真姫ちゃんと二人きりだね!」
真姫「ヴぇえ」
花陽「じゃあね!」
凛「ばいばいにゃーー!!」
真姫「また明日」
ガチャ
花陽「先輩」
にこ「あなたは、さっきの」
にこ「あれ見て何も感じないならアイドルはやめろって言ったはずよ」
花陽「話があってきました」
バァアアアアアアン
にこ「あなたも、なのね」
花陽「私も最初はびっくりしました」
花陽「でもこれで確信に変わりました」
花陽「あ、あの噂は、本当なんですね」
にこ「ええ、そこまで知っているのね」
花陽「アイドルを目指すうえで当然のことです」
にこ「でも昼間の連中は知らなかったみたいだけど?」
花陽「穂乃果ちゃん達にはまだ言って無いので、」
にこ「まあこんな根も葉もない噂話を信じろっていう方が無理難題ね」
花陽「はい、そうですよね」
にこ「で、あなたはこれからどうするの?」
花陽「皆に話そうかと思うのですが…」
にこ「皆を巻き込んでいいのか悩んでいるのね」
花陽「はい…」
花陽「噂が本当だとしたら、この学校にも…」
にこ「そうよ」
花陽「!!!」
にこ「意外そうな顔ね」
花陽「じゃ、じゃあ先輩は!」
にこ「私はもちろん世界一を狙うの」
花陽「わ、私たちと一緒にアイドルはやってくれないんですか?」
にこ「無理よ、あなたしか見えないじゃない」
花陽「………」
にこ「でもあなたたちが変に力をつけてライバルが増えるのもアレだわ」
花陽「…?」
にこ「つまり、潰す」
にこ「エンドレスブルー!」バァアアアン
花陽「ダレカタスケテー」
にこ「誰にも見えないし放課後だから誰も来ないわよ」
花陽「ううぅ」
にこ「あきらめるの?」
花陽「…ろ」
にこ「ろ?」
花陽「ロンリーヘヴン!」バァアアアン
にこ「覚悟しなさい」
真姫「そこまでよ!」
にこ「なっ!」
花陽「ま、まきちゃん!?」
凛「やっぱりかよちんも見えてたにゃー!」
にこ「あ、あなたたちも見えてたの!」
花陽「も、ってことは凛ちゃんも!?」
凛「もちろんにゃー!」
真姫「わ、私もよ!」
にこ「だってさっきは!」
真姫「私以外に守護霊見える人いると思わなかったのよ!」
凛「凛もおんなじ感じにゃー」
花陽「わ、私も」
にこ「まぁいいわ、少しはできるみたいだから説明してあげる」
にこ「ただし明日、全員揃ってからね!」
―――――次の日―――――
穂乃果「まさか呼び出しくらうと思わなかったね!」
海未「きっと私の思いが伝わったんでしょう」
ことり「でもわざわざ先輩が教室に来てくれると思わなかったね」
穂乃果「そうだねー」
海未「いいから早く行きましょう!」
ことり「海未ちゃんノリノリだね」
穂乃果「やばいスイッチ入っちゃってない?」
海未「行きますよ!」
部室
海未「たのもー!」
にこ「やっと来たわね」
凛「これで全員だにゃー!」
海未「話とはなんですか?」
にこ「今から話すから黙って聞いてなさい」
にこ「いい?アイドルに一番必要なのは何?」
穂乃果「やる気?」
海未「練習です」
ことり「衣装?」
真姫「曲よ」
凛「かよちんかにゃー?」
花陽「愛ですね!」
にこ「違うわ!オーラよ!」
穂乃果「オーラ?」
にこ「そう、オーラ」
にこ「言い方を変えるとアイドルの素質といったところね」
にこ「そしてその中でもさらに上になると発現するの」バァアアアン
穂乃果「!?」
海未「!!!」
ことり「……」
にこ「…見えているみたいね」
にこ「これはスタンドというの」
にこ「これを自在に操って初めてオーラを操ったことになるのよ」
にこ「つまりスタンドを自在に操ることはアイドルの第一歩と言えるわ」
にこ「見たところあなたたち全員に素質はあるようね」
にこ「まぁせいぜい努力することね!」
穂乃果「私たちと一緒にアイドルやってくれないんですか!?」
にこ「雑魚に預ける背中はないのよ」
にこ「さぁ出てって!」
バタン!!!
凛「締め出されちゃったにゃー」
真姫「ナニアレ イミワカンナイ」
海未「とりあえず屋上に行きましょう」
―――――屋上―――――
凛「さぁかよちん説明してにゃ!」
穂乃果「どうして花陽ちゃんが説明するの?」
真姫「昨日あの後一人で行ったのよ」
海未「そうなんですか?」
花陽「はい、なので私が説明します!」
書き溜め終わり
ぼちぼち投下していきます
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