【注意】
これはAngel Beats!のSSです
誰も消えていません
天使とは和解しています
影は現れません
SSSで成立しているカップルは次の通りです
・音無×岩沢
・日向×ユイ
・藤巻×ひさ子
・大山×入江
その後様子を見て追加するかもしれません
また、書き溜は殆どないのでかなり更新が遅くなります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413636509
ゆり「あー!もう!なんでどこもかしこも浮ついてるのよ!」ドンッ!
遊佐「どうしましたか?ゆりっぺさん」
ゆり「どうしたもこうしたもないわよ!毎日毎日甘ったるい光景を見させられたらこうもなるわよ!」
遊佐「こうもあったんですね」
ゆり「揚げ足をとらない!」
遊佐「それで、本日はどうすればいいのでしょうか?」
ゆり「そうねぇ……ちょっとみんなのことを見てきて頂戴」
遊佐「と、いいますと?」
ゆり「普段あのバカップル共たちは何をしているのかを見張るのよ」
遊佐「わかりました、それではまず>>5を見張ることにしましょうか?」
1:音無&岩沢
2:日向&ユイ
3:藤巻&ひさ子
4:大山&入江
4
遊佐「それではまず大山さんと入江さんを見張ることにしましょうか?」
ゆり「いきなりよく分からない二人から行くのね……」
遊佐「いけませんか?」
ゆり「別にいいわよ」
遊佐「それでは行ってきます」
ゆり「あ、報告は随時お願いね」
遊佐「わかりました」
~空き教室~
入江「……」ジーッ
大山「……」ジーッ
遊佐「なんだか見つめ合っています」
ゆり『え?会話とかないわけ?』
遊佐「はい、ないです」
入江「……」ジーッ
大山「……」ジーッ
大山「……っ」プイッ
入江「あー!大山さん目逸らしましたね?」
大山「逸らしてないよ!」
入江「いいえ、逸らしましたよね?」
大山「……うん」
入江「それじゃあ罰ゲームです!」
大山「えっと……なんでも言うこと聞くんだよね?」
入江「その通りです!」
大山「なにをすればいいの?」
入江「大山先輩はなにもしなくていいんですよ」
大山「え?」
入江「えいっ!」ダキッ
大山「えっ?えっ?えっ?」
大山「えぇーーー!?」
入江「んん~~♪大山先輩の匂い♪」スリスリ
大山「な、な、なにしてるの!?」
入江「え?抱きついてるだけですけど?」
大山「そりゃあ分かるよ!なんで抱きついてるのさ!」
入江「えーっと、愛してるからですよ」
大山「………え?」
入江「なにを言っているのかよく分からないと思うんですけど、愛しているから大山先輩と少しでもくっつきたいし、大山先輩の匂いも嗅ぎたいんです」
大山「……」ギュッ
入江「はわっ!?」
大山「……僕も入江さんのこと愛してるよ」
遊佐「だそうです」
ゆり『なんだこれはーーーっ!ラブラブじゃねーか!なんか奥手そうなカップルだなーって思ってたら意外と愛してるとか言い合ってんだな!』
遊佐「ゆりっぺさん、血圧上がりますよ」
ゆり『あー、イライラするわ』
遊佐「それでは次はどのカップルを観察しましょうか?」
ゆり『>>10でお願いするわ』
1:音無&岩沢
2:日向&ユイ
3:藤巻&ひさ子
1
ゆり『音無くんと岩沢さんのペアでお願いするわ』
遊佐「かしこまりました」
~食堂~
岩沢「はい、結弦、あ~ん」
音無「あ~ん」パクッ
ゆり『……なに食べてんの?』
遊佐「うどんみたいですよ」
ゆり『はぁ!?うどんって「あ~ん」なんてできるもんじゃないでしょ!?』
遊佐「できてます」
ゆり『どうやって!?』
遊佐「よく見えないのでわかりませんが、確実にできています」
ゆり『……』
岩沢「そうだ結弦、この後予定とかあるか?」
音無「いや、特に無いぞ。どうしたんだ?」
岩沢「久々に練習とか見に来ないか?」
音無「そういえばしばらく行ってなかったな……よし、折角の休みだから彼女の演奏でも聴くか」
岩沢「か…彼女って……///」カアァ
音無「俺の可愛い可愛い彼女……」ボソッ
岩沢「は…恥ずかしい…」モジモジ
音無「……そろそろ慣れてくれるといいんだけどな…」
遊佐「だそうです」
ゆり『うわっ……聞いていて背中が痒くなるやりとりね……』
遊佐「高校生なんてこんなもんですよ」
ゆり『えらく達観してるわね』
遊佐「深入りしてみますか?」
ゆり『いやいいわ』
遊佐「さて、次はどうしますか?」
ゆり『う~ん…そうね……あ、そういえば>>14と>>16が付き合っているって聞いたことがあるわ』
遊佐「>>14さんと>>16さんですか?聞いたことありませんが……」
ゆり『真相を確かめたいから残りのバカップルを後回しにして確かめてきて頂戴』
遊佐「了解しました」
直井くん
野田
遊佐「……直井さんと野田さんですか……」
遊佐「正直気が進まないというか見たくも無いのですが……」
遊佐「そもそも野田さんはゆりっぺさんが好きなのでは?」
遊佐「まあ、ゆりっぺさんの命令なら仕方ありませんね。行くだけ行きましょう」
~生徒会室~
直井「……おい貴様」
野田「貴様とはなんだ」
直井「なぜここにいる」
野田「お前を手伝う為だ」
直井「ふん!貴様などに手伝われなくとも神であるこの僕はなんでもこなすさ」
野田「その割に最近疲れているように見えるが?」
直井「なんだと?僕は神だぞ?」
野田「神も何もあるものか。見ろ、目の下に隈ができてるじゃないか」
直井「く、隈だと!?ばかなっ……」
野田「出来てるもんは出来ているぞ」
野田「全く…SSSに入ったんだから少しくらい仲間を頼ったらどうなんだ?」
直井「ふんっ!僕は音無さんの仲間になっただけでお前らの仲間になったつもりはない」
野田「そんなこと言ってると俺みたいに孤立しちまうぞ?」
ゆり『……なにこの野田くん?』
遊佐「高松さんのメガネをかけてますね」
ゆり『あ~…なるほどね』※4コマ第38回より
野田「俺だってお前の仲間のつもりなんだ。少しくらい宛にしてくれよ」
直井「………て、手伝いたければ勝手にすればいいだろ……」
野田「そうか!それで?俺はなにをすればいいんだ?」
直井「とりあえずこの散らかっている部屋を掃除してくれ」
野田「ああ、お安い御用だ」
遊佐「どうやら野田さんと直井さんが出来ているというのは噂だったようですね」
ゆり『ま、そりゃあそうよね』
遊佐「なんだか申し訳ありません」
ゆり『なんであなたが謝るのよ』
遊佐「いえ、期待して下さった方々に対してです」
ゆり『?』
遊佐「それでは次はどのカップルを観察しましょうか?」
ゆり『>>28でお願いするわ』
1:日向&ユイ
2:藤巻&ひさ子
2
ゆり『藤巻くんとひさ子さんをお願いするわ』
遊佐「かしこまりました」
~空き教室~
藤巻「今日も練習おつかれさん」
ひさ子「藤巻こそおつかれ」
藤巻「今日はこの後どうする?また麻雀でもやるか?」
ひさ子「いや、今日はいいかな」
藤巻「どうしたんだよ、珍しい」
ひさ子「今日は思いっきり甘えたい気分なんだよ」
藤巻「あ、甘えたいだ?」
ひさ子「そ、甘えたいの」
ひさ子「ちょっと膝枕してくれ」
藤巻「…普通逆なんじゃねーのか?」
ひさ子「いいんだよ」
藤巻「俺のは硬くて寝心地なんてよかねーぞ?」
ひさ子「私は膝枕で寝たいんじゃなくて藤巻に甘えたいだけなんだ」
藤巻「そ、そうか……そういうことならいいぜ」
藤巻「ほらよ、ここだ」ポンポン
ひさ子「それじゃあ失礼して……」
ゴロン
ひさ子「んー!落ち着くな!」ノビー
藤巻「へへへ、そ、そうか?」
ひさ子「やっぱり大好きな人と密接するって最高だ!」
藤巻「えっ…?いまなんて?」
ひさ子「だから最高だって」
藤巻「その前だ」
ひさ子「……あえてとぼけたフリしたのによ……またあんな恥ずかしいセリフ言わなきゃいけないのか?」
藤巻「い、嫌なら大丈夫だ!万事オッケーだ!」
ひさ子「ふふ、冗談だよ。大好きだよ、藤巻」
遊佐「だそうです」
ゆり『ふ~ん……』
遊佐「リアクションが薄いですね」
ゆり『あの二人はSSSで最初に成立したカップルだから別に違和感が無いのよ』
遊佐「左様ですか」
ゆり『そうだ、ちょっとバカップル共呼びましょ』
遊佐「どのような目的で?」
ゆり『私が楽しむという目的よ』
遊佐「ゆりっぺさん、独り身だからと言って嫉妬は良くないですよ」
ゆり『なっ!?嫉妬じゃないわよ!』
遊佐「そういうことにしておきます」
ゆり『……とにかくバカップル共を校長室に集めてちょうだい』
遊佐「かしこまりました」
生存報告
私用があるので投下は2月中旬より再開します
すみません…まだ私用が済まないのでもう少し後になりそうです…
ゆり「よーし、みんな!集まったわね?」
藤巻「ったくなんで俺らが集められたんだよ」
ひさ子「まあまあ藤巻、落ち着けって」
藤巻「ひさ子がいなけりゃ即帰ってたぜ」
ゆり「はーいそこ!いちゃいちゃしない!」
ユイ「全く、ひさ子先輩たちったらずーっといちゃいちゃしちゃってますね!」
ゆり「あなたと日向くんもね」
日向「ええ?俺とユイがか?そんなことないよな?」
ユイ「はい!ちゃんと節度を守ってますよ!」
ゆり「じゃあこの前体育館裏でキスしてたのはなんなのよ」
ユイ「ぎくぅ!」
音無「日向……そんなことしてたのか……」
日向「ご、誤解だ!俺達はそんなことしてない!」
ユイ「えぇ!?じゃああの時のは遊びだったんですか!?そんな!酷いです!」
ひさ子「うわー日向、ユイとは遊びだったのか」
岩沢「正直見損なったよ」
大山「僕、日向くんはそんな人じゃないって思ってたよ……」
日向「面倒くせえええぇぇぇ!!」
ゆり「はいはい、そこまでそこまで。話を本題に戻すわよ」
日向「ゆりっぺの一言から始まったんじゃねえか……」
ゆり「あなたたち、今日はなんで呼び出されたかわかる?」
大山「さあ?わかる?入江さん」
入江「いえ、私は……」
藤巻「さっぱりだぜ。なあ、ひさ子」
ひさ子「私もさっぱりだ」
岩沢「音無はなんだと思う?」
音無「さあ…。でも、俺は岩沢と一緒ならなんでもいいぞ」
ユイ「私もひなっち先輩と一緒なら何でもいいですよ!」
日向「お!嬉しいこと言ってくれるじゃねえか!」
ゆり「あー!もう!それよ!それ!あんたらバカップル共がいちゃいちゃしてんのが目につくから呼び出したのよ!」
音無「め、目につく?俺たちが?」
岩沢「どこが目につくって言うんだ?」
ゆり「お前らさっきから手ぇ繋いでるじゃねーか!そこよ!そこ!」
岩沢「えぇ!?手を繋ぐのがだめなのか!?」
大山「そうだよゆりっぺ!それは厳しすぎるよ!」
ひさ子「私も大山と同意見だ」
日向「そうだぜゆりっぺ!恋人同士ならいいじゃねえか!」
ゆり「面倒くせぇー!」
ゆり「あーもう!今回呼び出した目的を伝えるわよ!」
遊佐「いつになく強引ですね」
ゆり「うっさい!今日から一週間お前らにはそれぞれ別々に過ごしてもらう!」
大山「……え?」
入江「それってどういう……」
ゆり「一週間カップル同士の接触禁止よ」
ユイ「えっ……」
全員「ええええぇぇぇぇ!!」
ゆり「ったくもう…うるさいわね……耳がキンキンするわ」
藤巻「おいゆりっぺ!それは俺とひさ子が一週間会えないってことか!?」
ゆり「そうよ、そう言ってるじゃない」
岩沢「わ、私と結弦もか!?」
ゆり「そうよ」
日向「俺とユイも!?」
ゆり「だからそうって言ってるじゃない!」
日向「そんな理不尽だぜ!いくら相手が居ないからって俺たちに八つ当たりされ……」
パァーン!
ゆり「あ゙ぁ゙?誰かなんか言ったか?」
日向「言ってませーん」
大山「日向くんは危ない橋を渡ろうとするね」
ゆり「と・に・か・く、私は今誰かさんのせいで最高に機嫌が悪いから、早い内に目の前から全員消え失せることね♡」
全員「はーい」
ゆり「あ、あと、接触をしたカップルにはその場で罰ゲームが待ってるから」
全員「えぇ~!?」
ゆり「あーもーうっさいわねー!さっさと出て行きなさい!」
日向「自分から来いって言っといて出て行けって自分勝手……」
パァーン!
ゆり「早く出ていかないと次は本当に当てるわよ?」
全員「はい!今日はありがとうございました!失礼します!」
ガチャ
バタバタバタ…
バタン
ひさ子「とりあえずどうする?」
日向「どうするったって……ユイと離れるのはなぁ……」
ユイ「わ、私もひなっち先輩と離れたくないです…」
入江「でもゆりっぺ先輩の罰ゲームを受けるのも……」
ひさ子「ま、とりあえず様子を見るかぁ」
岩沢「そうだな、よし、結弦行くぞ」
音無「行くか」
ユイ「えっ!?岩沢先輩たち大丈夫なんですか?」
岩沢「私と結弦の愛の力があれば大丈夫さ」
~音無の部屋~
岩沢「さて、罰ゲームが待ってるって言ってたけど……」
音無「特になんにもないな」
岩沢「流石にプライベートまでは入ってこれないんだろうな」
ガチャ
岩沢「ん?」
音無「だ、誰だ?」
遊佐「こんにちは」
岩沢「ゆ、遊佐?どうしたんだよ?」
遊佐「罰ゲームです」ギューッ
音無「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」
岩沢「ゆ、結弦!?」
※爪の付け根の白い部分を思いっきり押しています
音無「痛い痛い!わ、わかった!離してくれ!」
遊佐「わかりました。音無さんは一旦やめます」
音無「はぁ…はぁ…」
遊佐「岩沢さん」ギューッ
岩沢「いってええええぇぇぇぇぇ!?」
岩沢「ギブギブギブギブ!!!」
遊佐「わかりました」パッ
岩沢「はぁ…はぁ…」
遊佐「次からもっと痛いお仕置きにグレードアップします」
音無「マジかよ!?」
遊佐「これはゆりっぺさんからの命令ですので」
岩沢「っても一週間だろ?長すぎるっつーの」
音無「そうだ。一週間なんて長すぎる。5分だって離れていたくない」
岩沢「結弦…!」
音無「まさ…」
ゲシッ!
音無「いってええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!???」
※思いっきりスネを蹴りました
岩沢「結弦ーっ!」
遊佐「今のは個人的にです」
岩沢「命令関係ねーのかよ!」
遊佐「とにかく、今日から一週間は接触を避けて下さい。私も皆さんが痛がっている姿を見たくありません」
岩沢「今思いっきり蹴りやがったけどな…」
遊佐「気のせいです」
このSSまとめへのコメント
大山と入江に関してはただテンプレ通りのイチャイチャ
藤巻とひさ子は麻雀仲間でひさ子は藤巻含め男に対して扱いが酷い。 4コマ2期の海の話では藤巻の頭を足で踏んづけたり、人工呼吸は男にくじを引かせたり、これがひさ子のキャラだ