男「あんこ…宴を始めよう」【ごちうさ】【安価】 (929)

※これは ご注文はうさぎですか? のあんこを徹底的にいたb……可愛がるスレです。

※下ネタ・暴力発言等がある場合がございます。

※安価での下ネタ・暴力発言等はOKです。

※ココアたちへ何かをする旨の安価はスルーさせていただく場合がございます。

※前スレの流れを汲んでいるという設定ですが、別に読んでいなくても問題ありません。

前スレで有ったかもしれない「あんこ帰還エンド」のワンパターン前提が当スレですので
前スレのエンドから直接繋がってはいません。多分。


俺「あんこを手に入れたぞ。たっぷり可愛がってやる」【ごちうさ】
俺「あんこを手に入れたぞ。たっぷり可愛がってやる」【ごちうさ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407317674/)

俺「あんこ、千夜の誕生日だし会わせてやろう」【ごちうさ】
俺「あんこ、千夜の誕生日だし会わせてやろう」【ごちうさ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411100697/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413455806

――序章――

男は薄暗い部屋の中でテレビを見ていた。

そこには一羽の小さな黒いウサギが陵辱される様が延々と映し出されていた。

「…あんこ……欲しい」

甘兎庵で初めてあんこを見た時から何時かこんな事をしてやりたいと思っていた。

そしてひとかどの偶然からこのDVDを手に入れてからというもの……その思いは加速し続けていた。

「一時期居なくなっていたが、今アイツは甘兎庵へ戻ってきている……つまり…」

つまり――この映像の撮影者の下から逃げ出し、無事に帰還してきたという事だ。

「…つまり……俺にもついにチャンスが回ってきたのだ」

薄暗い部屋の中で男は低く笑う。

目の前には無表情だが、わずかに目元に涙を溜めながら、その小さなお尻に男根を抜き差しされるあんこがただただ映り続けていた。

その日の甘兎庵の店内にはお客の姿がまるで見当たらなかった。

ただ一人、あんこが最もよく見える位置を陣取る男を除いては……。

あんこはその日も普段と変わらず店内の中央の台座の上に微動だにせず鎮座していた。

「隙を見てこのスポーツバッグに押し込んで、そのまま逃げられるだろうか?」

男はただひたすら機会を窺っていた。

そうこうしていると突然店の扉が開き

「千夜ちゃん!来たよ~!」

「お邪魔します」

そう元気な声と共に二人の少女と一羽のウサギが入店してきた。

「あの二人は確かココアとチノとかいう千夜の友達か……」

過去にこの店を訪れていた際に何度か見かけたことのある二人だ。

――これはチャンスかもしれない。

「千夜があの二人の対応をしている間に……」

そう思い男が席を立つのとほぼ同時に、それまでまるで置物のように微動だにしなかったあんこが突如台から飛び降りる。

そのまま一気にチノの足元へ駆けて行ったかと思った次の瞬間にはチノの小さな体を素早く器用によじ登り、彼女の頭上に乗せられている白い塊に飛びつき、そのまま地面へと落下していった。

――そして

「(ノオオオオオ)」

「・・・」

どうやらあの頭の上の白い物体もウサギだったようで、あんこは普段から想像できない勢いでその白いウサギを追い回し始めた。

「……」

男はしばらくその光景を眺めてから「これは無理だな」と思い、そのまま素直に店を出ることにした。

「本当にティッピーとあんこは仲良しさんだねー」

「……そうですね」

店内を駆け回る二羽を緩みきった笑顔で眺めるココアと、そのココアの感想に若干間を置いてから相づちを打つチノを脇目にしながら、男は会計を済ませる。

そして男が店を出ようと扉を開けた瞬間、その足元を小さな塊が二つ勢いよく通り過ぎて行く。

直後に背後から

「あぁっ!千夜ちゃん!あんこたち外へ出ていっちゃったよ?」

と、ココアの若干慌てた声が聞こえてきた。

「あらあら。あんこったら最近は外に出るのは嫌がってたのに、よっぽどティッピーと会えたのが嬉しいのね」

「そんな呑気なことを言っていていいんですか?また行方不明になるかもしれませんよ?」

そんな千夜の反応にチノは心配そうに「追いかけなくていいのか?」と言いたげであった。

「あんこならきっと大丈夫よ。それに今回はティッピーも一緒だし」

だが当の千夜は相変わらず呑気そうに笑顔でそう答えていた。

男は今足元を駆け抜けて行ったモノがあんこたちであったこと、そして背後を振り返り少女たちを確認するも特に追いかけるつもりが無い事という言葉を聞く。

…そして……店の敷居を跨ぎ扉が閉まるのも待たずに男は駆け出していた。

店を出て、あんこたちの駆けて行った方へ走り出してしばらくして、男はあんことティッピーの後姿を見つけることに成功し、その後を追いかける。

そしてティッピーとあんこが路地裏へ曲がった直後、ドガンッという大きな音が聞こえた。

「なんだ?」

少し警戒しながら男も路地裏へと曲がる。

直後目に入ってきたのは相当勢い良くぶつかったのかゴミ箱の中身を盛大に撒き散らし、その中でぐったりして動かなくなっているティッピーと、それに向いトコトコとゆっくり歩いて行くあんこであった。

程なくあんこは動かないティッピーに抱きつき、腰を振りながらフンフンと鼻息を荒くし始めた。

あんこの周囲には無数の~♡~♡~♡が浮かんでるように見えた。

さぞや今のあんこは至福の一時を迎えているのだろう――だが

ヒョイ……ボスッ……ジーーー!!

「捕まえた」

あんこを抱え上げバッグの中へと放り込みチャックを閉めながら、男は笑いを堪えながら一言そう呟いた。

ジーーードサッ!

――どこだ?ここは?
せっかくティッピーとラブラブしていたのに
急に目の前が真っ暗になったと思ったら、何かに閉じ込められて、しばらく揺られて、そして固い床へ落とされるなんて。
誰だか知らないけど失礼にも程があるじゃないか。


「さあ、あんこ。ココが今日からキミのお家だよ」

――え?
そんな声がどこからとも無く聞こえた次の瞬間
急にあたりが明るくなった。
ボクの目はしばらくチカチカしていたがやがて慣れていき……そこに飛び込んできた物は――

「お前のために準備した部屋だ。今日から毎日可愛がってやるからな」

ボクの目の前には一人の男が立っていた。
何度か甘兎庵で見たことがある顔だ。

――でも
でも、なんだろう。
この男と部屋からは何かとても思い出したくない何かを感じてしまう。

ボクは一体どうなってしまうのだろう?

――ルール説明――

今後あんこは安価でのお題で様々な目にあっていきます。

今回はあんこにHPが設定されており、調教終了時のコンマ分がHPからマイナスされます。

HPが0以下になった場合、あんこは死亡または完全な精神崩壊をしバッドENDとなります。

HP回復は次の調教までの回復用安価でのコンマで回復し、あんこのHPが最大値以上となった場合に脱出イベントが発生します。

スタート時のあんこの状態はHP200/300です(200が現在HP、300が最大値)


それでは最初は↓1

「なんだ、その目は?」

あんこの全てを見透かしたような、無言で絶えず男を非難する目に気付いた男は酷く不愉快に思った……そして。

「まずは軽く挨拶をしておこうか?」

あんこの耳を掴み上げ、そして

ドスッ!!

そんなそんな鈍い音の直後、あんこの小さな体はまっすぐ吹っ飛び、やがてズサーと床へと落下し転がっていく。

男はあんこの腹へ見事なストレートを決めたのであった。

「今からお前は「俺」の玩具だ」
「そんな目でいられるのも今のうちだからな」

むくりと何事もなく起き上がるあんこであったが「俺」という単語を聞いた瞬間、あんこの体にとてつもない悪寒が走った。

――そして

ジョバー

「おいおい。早速なにを漏らしてるんだ?お前はぁ」

ドスッ

↓1

「そうだな」

足元で再び何事もないかのように起き上がるあんこを見ながら男は一考した。

「まずはあの撮影者みたくお前に逃げられないようにしておかないとな」

そう言ってから男はあんこをヒョイっと摘みあげ、部屋に設置されている柱へあんこの胴体を縛りつけた。

そして、ブラブラとしている手足にネットのようなものを被せ

「あんこ、ちょっと痛いかもしれないけど我慢してくれよー」

その言葉が発せられた次の瞬間

あんこは普段の置物のような姿からは信じられないほど、そして今までに無いほどの勢いで暴れ鳴きじゃくった。

男はあんこの指と爪の間に針を刺しこんでいた。

通常の縫い針などではなく、鍼灸で使うような細い特殊な針であり、あんこの小さな指と爪の間にスルスルと入り込んでゆく。

「暴れるなよ」
「まだ一本目が刺し終わっただけだぞ?」

そんな男の言葉などまるで耳に入っていないかのようにあんこは必死に暴れ泣きながらもがく。

「安心しろって・・・全部の指に刺し終えたら……ちゃんと手当てはしてやるから」

そう笑顔であんこの頭をポンポンと軽く叩いてから、男は二本目の鍼の入った鍼管をあんこの爪と指の間にセットしていた。



この日の調教は終了です(このレスのコンマ分がHPからマイナスされます)

あんこのHPは↓1のコンマ分回復します。

次のお題提示は↓2となります。

時間がかかることってありなんかね?
加速

異性と交配させ子を成し産んだら子を目の前でジワジワと[ピーーー]

>>12
まぁその辺は話の都合というかあんこですし

>>13
流石に前準備無しでは無理なので……すいません
そこへ持っていく過程をお題で造れれば今後そういう展開へも行くかもしれません

改めてお題は↓1

あんこHP196/300

「あんこ~元気にしてるか~?」

あんこの監禁部屋内に特別に用意したウサギ小屋の向い男が能天気に声をかける。

だが、あんこは小屋の隅で丸まったまま何の反応も示さない。

「なんだ。随分と反抗的だな」
「誰がその指の手当てやお前の汚しまくったものの掃除をしてやったと思ってるんだ?」

昨日あんこは残りの指全てに針を刺され、刺し終わる頃には、その小さな体のどこにそんな収まっていたのかと思うほどの失禁と脱糞をした状態で気を失っていた。

男はそんなあんこに対し手当てをしてから小屋へと入れてやったのだ。

だが……あんこは相変わらず何の反応も示さなかった。

「やれやれ。これはもう少しお灸を据えてやる必要がありそうだな」

男はその小さな身体をうつ伏せにし手足を縛り上げ、その手足を引き伸ばし固定する。

そして

メリッ……ビリッ…
ピーーーッ

そんな痛ましい音が悲鳴が部屋の中に響き渡り、宙に毛が舞う。

「次に反抗的な態度を取ったら……あんこ」

男は昨日同様に柱に固定されたあんこに向けて言い放つ。

あんこの目の前にはドコから連れて来られたのか
無残に毛を毟られた……いや、皮を剥れたといったほうが正しい一羽の兎がショックと痛みのあまりビクビクと痙攣をしていた。

「お前でこれをやるからな?」

そう言いながら男は縛られていた兎を解放し、逆さ吊りに持ちあげると、部屋から出て行ってしまった。

あんこの目の前にはたった今毟り取られた毛皮と、その際に床へこぼれた数滴の血の跡だけが残っていた。

「・・・」

あんこはただそれをいつもの無表情で、全てを吸い込むようなつぶらな瞳で見つめていた。

↓2

男が出て行き、シーンと静まり返った部屋に、どこからか聞こえてくる複数の犬の鳴き声がこだましていた。

それからしばらくして男が部屋へと戻ってきた。

その手には出て行った際に握られていたウサギの姿はなかった。

あんこは恐怖に震えているのか微妙に焦点のずれた瞳で男を見据える。

男はそんなあんこの視線を特に気にする様子も無く、柱に縛り付けられたあんこを解き、そのまま抱きかかえ、その身体中を撫で回す。

そして男は、あんこの肛門に指をぐいっと押し込む。

「―――!!」

それまで全く反応の無かったあんこだったが、肛門に触れられた途端に、その身をビクンと大きく強張らせた。

そして直後に、その身を大きくバタつかせ必死に男の腕から逃れようとした、だが――

「さっきのウサギみたいになりたいのか?」

首根っこを強く掴まれ、そう言われた途端、あんこは先ほどの光景を思い出したのか、再び大人しくなってしまう。

しかしその身体はガタガタと震えていた。

だが果たしてこれは
先ほどのウサギの様な目に会うことへ対する恐怖なのか?
それとも過去のトラウマの蓋が開こうとしている事への恐怖なのか?
それは今のあんこには分からなかった。

男はゆっくりとズボンからイチモツを取り出す。

ソレは既に膨張しきっており、天を向きビクビクと脈打ち、先走りがツーっとカリを伝って流れ落ちていた。

男は震えるあんこを両手でしっかりと固定し、ぐっと力を込めてペニスを、その小さなアナルへと押し込んだ。

ぶつっという感触とともに肉棒があんこの中へとめり込んでいく。

あの映像からどれ位の間が空いたのかはわからないが、その間にせっかく開発されていたアナルは開発前の状態へと戻りかけていたらしくひどく窮屈だった。

根元まで埋め込み、あんこの腹部が不自然に盛り上がりを見せた頃、あんこはようやくわずかに鳴き声を漏らしながら、その小さな身体をバタつかせ始めた。

だが男は構わず、あんこを固定したままピストン運動を開始する。

あんこのアナルは以前散々開発されただけの事はあり、程なくして再び迎え入れた異物をぴったりと包み込み、程好く締め付けながら、その肉壁はぐいぐいと肉棒をしごいていった。

「ふっふうっおおうっ」

息が荒くなっていく男とは対照的に、あんこは突き上げても時折小さく痙攣するだけで、まるで人形のように手足をダランと垂らし動かなかった。

男はそんなあんこの事などお構い無しにピストン運動を続け、やがて男はあんこの中へ精子を勢いよく放った。

男は射精後ドサっと床へ座り込んだが、その肉棒はまだ勃起したままあんこに挿し込まれたままである。

そして時折震えるあんこから伝わる肉壁の感触を愉しみながら、そのままの姿勢でしばらくじっとしていた……。




この日の調教および本日の更新は終了です(このレスのコンマ分がHPからマイナスされます)

あんこのHPは↓1のコンマ分回復します。

次のお題提示は↓2となります。

飲み込んだのを確認し、あんこを床へと降ろす。

そして空になった皿を片付けようと皿へ伸ばした男の手にあんこは飛びつき

――もっと頂戴!!

そんな念の篭った視線を向けてきた。

目を輝かせるあんこに対して「なんて現金な奴だ」そう思いながらも男は

「よーし。いいだろう、可愛いあんこの折角の頼みだからな」

男はあんこに対し微笑みながら

「今すぐに用意してやるからな」

そう言い残し部屋を後にしていった。

程なくして男が部屋へと戻ってきた。

あんこを小屋から出し、準備をした子供椅子へと座らせる。

そして備え付けのベルトで、その小さな身体をしっかりと固定する。

あんこの準備を終えた男は一度部屋の外に出るが、ワゴンを押しながら今度はスグに戻ってきた。

「さあ、それじゃぁお待ちかねのお食事だ」

男の押すワゴンの上には大き目の皿が乗せられており、それには蓋が被せてある。

ガタガタッ!

興奮したあんこがワゴンへ飛び掛ろうと暴れているが、しっかりと椅子に身体を固定されているためそれは叶わなかった。

「そうがっつくなよ。みっともないぞ?」
「誰もあんこから取ったりしないさ」

男はあんこを笑いながらたしなめる

「それに」
「・・・あんこのためにこれからココで調理をするんだからな」

そう言い男は皿を覆っている蓋を取る。

そこには一匹の、ほど良く成長し、肉付きの良いウサギが一羽、手足を縛られ寝かされていた。

興奮気味だったあんこが途端に静かになってゆく……これから行われることを本能的に感じたのかもしれない。

男はウサギを持ち上げ……そのウサギに対し………先ほどあんこの目の前で別のウサギに行った皮剥ぎの行為をしてゆく。

いや、先ほどよりもずっと乱暴にであった。

あんこはすっかりと大人しくなり、人形のように微動だにせず、その様をただジっと見ていた。

その間もそのウサギはずっと必死にもがき、悲鳴をあげていた。

……だが、やがて

ベシャッ!

あんこが座る椅子とセットで置かれていたテーブルの上に、たった今、引き剥がされたウサギの皮が置かれる。

「さっきのはあまり皮膚の部分がなかったかが、今回のは結構ついてるだろ?」

男は屈みこみ、血まみれの手で、あんこの目の前に置かれた剥ぎたての皮にこびり付いている皮膚の部分を指差す。

そして笑いながらとても優しい声で「さあお食べ」……そう言った。



あんこのとった行動は↓2

ショックで固まっていたあんこであったが、突然盛大に暴れ出した。

「おいおい。そんな暴れなくても食べさせてやるから」
「危ないだろ?」

男が皮膚のこびり付いた部分をあんこの口へ押しつけたのが最後の一押しであったのか、あんこのバタつきで椅子は立て倒れる、部屋に一際大きな音が響く。

男の腰周り近くまである高さの子供椅子での転倒である、あんこへのダメージもさぞ大きいだろう。

男が心配そうにあんこの固定されている椅子を起こそうとするも、あんこは倒れた後もモゾモゾと動き、やがて緩んだベルトの隙間からするりと器用にその身を抜け出させた。

そして、あんこはそのまま皮を剥がされ放置されているウサギのもとへ駆けて行き、ビクンビクンと痙攣し時折弱々しい泣き声を漏らすそのウサギをペロペロと心配そうに舐め始めた。

「あっはっはっはっは」

部屋にこれ以上にないくらいの笑い声が響く。

「そうかそうか、お前が食べたかったのは、ソッチか」
「いやいや。悪かったなーあんこ」

男は矢継ぎ早に言葉をまくし立てながら、二羽の元へ早足で迫り

「流石はグルメな王子さまウサちゃんだ」
「大変失礼をいたしました。スグに料理してまいりましょう」

そう言うや否やウサギを固定するロープを外し、持ち上げ、出口へと向かっていってしまう。


あんこの取った行動は↓1

ビタン

「ん?」

男は足に衝撃を感じ視線を足元へと向ける。

そこには男の足にヒシっとしがみ付くあんこが居た。

「なんのつもりだ?」

あんこは男の問いを無視し、その身体をよじ登り始める。

「(なるほど)」

男はあんこの目的を理解した。

次の瞬間――

――ヒュン―――

男の手に握られていたウサギは部屋の反対側へと放り投げられ、そして壁にぶつかるとそのまま床へ落下しドチャッと鈍い音を立てた。

あんこはウサギのもとへ行くため、男の体から離れようするが、それよりも早くあんこはその耳を男に掴まれ宙吊りにされる。

そして男の顔の高さにまで持ち上げられ

「ふん。いいか?」
「あんこ……あのウサギがああなったのはお前のせいだ」

男はあんこの真っ黒な瞳を見ながら言葉を続ける。

「お前がおねだりなんてしなければ、あのウサギはあんな目に会うことなんてなかった」

そして反対側の床でビクビクとわずかに痙攣をしているウサギに視線を移し

「可哀想に。あの子は折角……楽にしてもらえる機会すら………あんこ、お前の身勝手で身の程を弁えない行動のせいで失ってしまった」

そして再びあんこを見据え

「ああ。なんて可哀想なんだ」

そう再び頭を振り、大きくため息を吐きながら言うのであった。

あんこはその間、ただひたすら人形の様に微動だにせず大人しくしていた。




あんこのHPマイナスは↓1のコンマで決まります。

あんこのHP回復は今回はありません。

お題は↓3

――業務連絡――

思いのほか長くなりそうなのと、やろうと思ってるのが場合によっては長引きそうなのでそれらは明日を予定させていただきます。
なので本日の更新は勝手ながらここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。


あんこのHPへらねー

あんこHP191/300

――どうしてこんなことになったのだろう?
以前にもボクはこんな目に有った事がある気がする。
ただ、その頃の記憶は酷くあやふやで所々にモヤがかかっていた。

――でも
ボクは確かに甘兎庵で千夜たちに囲まれ幸せな日々を送っていたはずなんだ。
そして、あの日もティッピーと愛を語り合っていただけなのになんでこんな事に……

――ッ!!
あの時は無我夢中だったけど、落ち着いた途端に針を刺しこまれた指の激痛がボクを襲う。
ボクはもう座っていることも出来ずうつ伏せに倒れこんでいた。

顔の少し動かし正面を向く。
そこには、未だ弱々しく鳴き声を漏らし、時折ビクンビクンと小さく痙攣をしている、皮を剥されたウサギが居た。

あの後、男はボクとこのウサギを同じ檻の小屋へと放りこんだ。

そして

「いいか、あんこ。そいつはお前が責任をもって面倒を見てやるんだぞ?」

そんな勝手なことを言い放ち、そのまま部屋を出て行ってしまった。

――ボクにこいつを治療することなんて出来ない。
出来る事はせめて傷口を舐めてあげる事くらいだった。


ところで今気付いたがコイツは↓1

1.オスだ

2.メスだ

――今気付いたがこのウサギは雌であった。
ボクはズリズリと這いずりながら、その雌ウサギに触れられる距離まで移動する。
そして気付けばその身体のにおいをクンクンと嗅ぎ始めていた。

ペロペロペロペロ

雌ウサギの傷口を舐めてあげる。

その都度この娘は軽く身を震わせる。

――寒いのかもしれない
ボクはこの娘の上に這い上がり、ピタリと覆い被さった。


このウサギの名前を決定します↓1

あんこのこの後の行動は?↓2

「……ほう」

男が様子を見るため部屋へと戻ってくるとそこには、あの雌ウサギ(そうだな……今後は「みつ」とでも呼ぶとしよう)に覆い被さっているあんこが居た。

そしてよく見ればあんこは小さく震えており、やがてビクンと大きく跳ねあがった。

「まるで交尾をしているようだな」

男は小屋を入り口を開け、あんこの首根っこを掴み小屋から取り出し自らの顔の高さへと持っていく。

あんこは人形のようにブランと無抵抗であったが、その股間部分には紛れもなく、今の今まで性交をしていた跡が見て取れた。

視線をみつへと移す。

みつは相変わらず小さく震えているだけであった。

「ふん。とんだ鬼畜だな貴様は」

男はあんこをあんこに視線を戻し吐き捨てるように言い放った。

(さてこれはオシオキが必要であろうな)

↓2

「・・・」

あんこは相変わらず無表情かつ無抵抗の状態で宙吊りにされている。

「ふむ」

男は少し考える仕草をしてから、空いている方の手の指であんこの性器部分を軽くさすりる。

それに対してもあんこは無反応だったが

「もしもアイツが妊娠してるようなら、その時は罰として去勢をする必要があるな」

その言葉を聞いた瞬間、一瞬あんこの身体がビクンとしたような気がした。

「一月後が楽しみだな」

そう言ってから男はあんこを小屋の中へと再度放り込み部屋を出て行った。



あんこのHP回復は↓1のコンマで決まります。

あんこのHPマイナスは今回はありません。

次回は↓2以降より2本先取で決定(連投は1カウント)

1.そのころ甘兎庵では?

2.あんこの調教

「そういえば、あんこは今日もいないの?」

甘兎庵でチノと共に新作甘味の試食をしているココアが空席となっている台座を見ながら千夜に尋ねる。

「ええ。そうなのよ」
「今日でもう2日目になるのに……あんこったら本当にドコへ行ったのかしら?」

「以前も二ヶ月近く行方不明になった事がありましたけど……心配じゃないんですか?」

あまり気にしてる様子の見られない千夜に対し、チノは同じ一飼い主として疑問をぶつけるが千夜はその質問に対して

「あんこならきっと大丈夫よ!」
「だってあんこですもの」

と笑顔で返すのであった。

「一体その自信はどこからくるのだろう?」とチノは若干呆れ気味な表情を見せたが、千夜は気付かず笑顔のままであった。

「そうだ!あんこが居なくなる前に一緒に居たティッピーなら何か知ってるんじゃないかな?」
「チノちゃん、帰ったらティッピーに聞いてみてよ」

ココアも千夜同様にあまり事態を深刻には考えていないのか、チノにそう冗談っぽく提案をしてきた――が

「そうですね。わかりました」
「帰ったらティッピーに聞いてみましょう」

そういえばあの時一緒にいたおじいちゃんに聞けば何かわかるかもしれないと、その案に賛同した。

「―――というわけで、何か知っていますか?おじいちゃん」

帰宅後、ココアが自室へ戻ってる隙にティッピーへ質問をするチノ。

あの日、ティッピーが一人で戻ってきた際には、何故かゴミまみれの状態でそれ所でなく聞きそびれてしまっていたのだ。

「さあのう。わしが気付いた時にはもう既にやつの姿はなかったからのう」
「大方またカラスにでもさらわれたのじゃないか?」

ティッピーも結局何も知らない様で「それよりもわしの貞操は無事なのじゃろうか・・・」と、むしろ自分の身の方が心配な様であった・・・。

「チノちゃーん、そろそろご飯の準備をしよー」

廊下からココアの呼ぶ声が聞こえてきた。

「わかりました」
「おじいちゃんも行きましょう」

そう返事をし「まぁあんこですし、いつの間にかひょっこりと戻ってくるかもしれませんしね」と、自分も千夜に対してどうこう言えないなと思いながら、ティッピーを頭に乗せてチノは部屋を後にするのであった。



―――本日のあんこ様でのご予定↓1

男によるあんこ様「で」のご予定なので、あんこ様「の」ご予定は申し訳ありませぬが却下で

改めて↓1

夜が明け男が餌と水を運ぶため部屋へと入ってくる。

「……ん?」

そこにはぐったり倒れこむ「みつ」の上に覆い被さるあんこの姿があった。

よく見れば相変わらず腰を…ヘコ…ヘコと小さく小刻みに動かしている様に見えた。

男は一度餌と水を床へ置き、小屋から再びあんこのみを引きずり出し、あんこを検める。

「やはりか」

思った通りあんこは交尾の真っ最中だったようである。

「昨日、言ったばかりなのに良い度胸だな?」

「みつ」から引き剥がされ、男の顔の前で宙吊りにされるあんこは、今の自分の状況や男の言葉など意に介する様子も無く、いつもの無表情な顔のまま未だ腰を振り続けていた。

わずかに荒い息づかいも聞こえており、それを聞いた男は

「ああ、そうか。そうか。」
「気が利かなくて悪かったな」

そう何かに気付いた素振りを見せながら、あんこを部屋の天井から垂れ下がっている器具へと繋ぐ。

あんこは大きくバンザイをする格好で宙吊りにされてしまう。

「この部屋は日が差し込まないし、この時期でも明け方は大分冷えるからな」
「…寒くてかなわなかった……それであんな事をしてしまっていたんだろう?」
「今すぐに温めてやるから少し待ってろよ?」

そう言いながら男は部屋の棚に置かれてる箱から、数本のロウソクと一本のナイフを取り出すのであった。

焦げ臭い臭いが僅かに部屋に立ち込める。

男はナイフをロウソクの火で炙ってはそれをあんこに押し付けていた。

その度にあんこは必死に身を捩じらせ抵抗するが、しっかりと固定された状態で宙吊りとなっているため、一旦はナイフから逃れられても、ブランコのように振り子運動をしているだけなので、すぐにまたナイフの置かれた場所に戻り自分から腹部を押し付ける事となる。

そして暴れれば暴れるほど腕への負担も増すため、開始から数分で既にあんこは反応が無くなりかけていた。

「どうした?寒かったんだろ?しっかり暖まれよ?」
「そして「みつ」のこともその暖まった体で暖めてやれよ!」

男はそう言いながら既にぐったりとし力なく垂れ下がる片足をしっかり掴んでから、今度はあんこの背中へと熱し直したナイフを思い切り押し付けるのであった。

あんこはそれと同時に盛大に失禁と脱糞をし、そして動かなくなってしまった。

「ちっ。汚いな」

手にかかった汚物を見ながら、男は気を失ったのか頭をカクンと下げた状態で宙吊りとなっているあんこの体で汚れた手を拭く。

そして罰としてあんこはそのままにし、小屋で震えてる「みつ」の前に餌と水を置いてその場を後にした。



あんこHP258/300

本日前半の調教は終了です。このレスのコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

あんこのHP回復は↓1のコンマで決まります。

後半何をするかは↓2で。

あんこHP264/300

……ガチャ……ベチャッ!

拘束具が外され、あんこは先ほど自分が汚物を撒き散らした床へと落下する。

「ふん……とりあえず身体を洗ってやる。ありがたく思え」

汚物まみれになっているあんこを摘みあげ、空のバケツへと放り込み風呂場へと向かう。

そして男は冷水で乱暴にあんこの身体を洗う。

「どうだあんこ?気持ちいいか?」

ニヤニヤしながら男はあんこに語りかけるが、あんこは相変わらず反応をしない。

「相変わらず生意気なヤツだな」

洗い終わり、乱暴に身体を拭かれてからあんこは部屋に戻され、今度は腹部を固定され再び宙吊りにされる。

その真下には石油ストーブがつけられていた。

「おいおい。何をぐったりしている?」
「折角寒くないようにしてやっているというのに」

「・・・」

あんこは相変わらず無表情のまま反応しない。

「………」

何かが男の癇に障ったのか、男は濡れた事でへにゃりと下を向いているあんこの耳の片方を摘みあげる。

そして少し撫でた後………男はあんこの耳の先端部分をおもむろに口へと含み、そして思い切り噛みついた。

その途端、それまでぬいぐるみのようにぶら下がっていたあんこが盛大にバタつくも、しっかりと胴体を固定されているため何も出来はしなかった。

―――やがて………ブツッ!!

そんな音がしたような気がした。

直後、ジューと熱されたストーブに液体が落ち、蒸発する際の音が部屋に連続で響き渡り、同時に何とも言えない嫌な臭いが立ち込める。

男から何かをゴクリと嚥下する音が聞こえる。

「……毛の塊で不味いな」

その言葉を目の前でビクンビクンと大きく痙攣しながら、真下のストーブを尿で汚し続けるあんこに向けて吐き捨てる。

そのあんこの片耳はいつもの白と黒ではなく、今は紅一色で染め上げられていた。



本日の調教は終了です。このレスのコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

あんこのHP回復は↓1のコンマで決まります。

次回、壮絶な虐待を受けるあんこに対し「みつ」は?↓3


本日の更新はここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。

――うぅ。
体に走る激痛で目が覚める。
手足は相変わらず起き上がろうと体重をかけるだけで鋭い痛みが走る。
そしてボクは自分の左耳の違和感に気付き、視線を上げ垂れ下がる耳を見てみる。
男に噛み千切られた耳は、出血部分をいい加減に手当てをされただけで、耳の大部分が血でカピカピに固まっていた。

――うぅ。酷いよ……酷いよ……。
ボクは痛みに震えながら身を丸める。

…ふぅ…ふぅ…ふぅ…

同じ小屋にいる「みつ」と呼ばれている雌がまた鳴いている。
あの男に皮を剥ぎ取られてから、ボクに面倒を見ろと一緒の小屋へ放り込まれたウサギだ。
この時間は痛みと寒さで特に鳴くのである。

――まったくしょうがないな。
ボクは激痛に耐えながら「みつ」の元へと這い寄っていく。
そして「みつ」の上に覆いかぶさり、彼女の身体を温めてあげる。
ボクにも「みつ」の温もりが伝わってきて、ボクも再びまどろみに包まれてゆく……。

――早く帰って千夜とティッピーとシャロに思い切り甘えたいよぉ。

――ゴッ!
顔に強い衝撃がかかりボクは目を覚ます。

「おはよう、あんこ!よく眠れたか?」

顔をあげるとそこには男が立っていた。
その腕には「みつ」が抱えられていた。
今の衝撃は彼女を下から引き抜かれたせいだったようだ。

「ぶーぶぅーぷふー」

部屋にボクたち以外の洗い息づかいが聞こえてくる。

――なんだ?
ボクは音のする方……男の背後の小さな金網のカゴに気付き、目を凝らしてみる。
そこには一匹のウサギがいた。
随分と荒れているようだが………男は今度はアレでボクを脅すつもりなんだろうか?

「お前は随分とコイツがお気に入りみたいだな」

そう言いながら「みつ」をボクに見えるように少し抱え上げる。

「だがお前みたいな不浄の塊に汚されたままじゃ「みつ」も可哀想だと思わないか?」

男は腕の中でぷるぷると震える「みつ」の頭を軽く撫でながら続ける

「だからな?コイツで汚れを中和してやろうと思うんだ!」

そう言ってから背後に置かれていた金網をボクの正面に持ってくる。

そのオスウサギはボクを見るなり金網に盛大に体当たりをし、更に鼻息を荒げた。

「コイツはちょうど今は盛りの真っ盛りでな?」
「それはもうオスメス見境無いくらいだ」

――何を言っているんだ?

「そんな所へ無抵抗なメスを放り込んだらどうなるかな?」

一度「みつ」をチラリと見てから、男は屈み金網の戸を開けようとする。

――やめろ

「確かウサギは……同期複妊娠とか言うのが出来るんだよな?」

男が低く笑いながら

「ちょうど間隔も問題ないし……さぁてどうなるかな?」
「まぁこれで妊娠すればもうお前が妊娠させたかは分からなくなるからな、お前にとっては都合がいいんじゃないのか?」

ボクを見ながらそう言った直後――
男は戸を開き、「みつ」をその中へと放り込んだ――。


あんこHP280/300

今回あんこのHPのマイナスはありません。


あんこの行動を選択してください。
↓より2本先取(連投は1カウントとします)

1.
――「みつ」はボクの物だぞ!!
あんこは小屋の扉に体当たりを開始
(本分レスの最後のコンマ分のHPがマイナスされます)

2.
あんこは自分には関係ないと、ただジーっと事の成り行きを見守る。
(本分レスの最後のコンマ分のHPが回復します)

カゴ内へ「みつ」を入れるや否や、オスウサギは正に餓えた獣の如く「みつ」へと飛び掛り、背後を取る。

そして程なくしてオスウサギは腰を激しく動かし始めた。

「みつ」はいつもあんこにされる時と同じで成す術なく、オスにされるがままであった。

――やめろ!「みつ」はボクの物だぞ!
ボクは目の前で「みつ」がどこの誰とも分からない奴に犯される事が我慢ならなかった。
そして気付いたらボクは小屋の扉へ体当たりをしていた。

ガチャン!

――ッ!!
踏み込む際、そして扉へぶつかった際の衝撃が体の傷に響き渡る。
だがボクは激痛に耐えながら体当たりを繰りかえす。

ガチャッ。ガタッ。ガチャン。

だが小屋の扉はビクともしなかった。

「ふん。いつもは人形みたく動かないくせに……今日は随分と落ち着きのない事だ」
「……アレはお前がいつもやっていることだろ?自分は良くて他人にやられるのは嫌か?」

男が何かを言っているが気になどしていられない。
ボクは痛みに耐えながら助走をつけるため後ずさり、今正に駆け出そうとした瞬間。

「お、終ったか」

――え?
正面を見ると、そこにはさっきまでバカみたく腰を振っていたオスの姿は無く
今は「みつ」から離れ、その体を嗅ぎまわっていた

程なく男がカゴから「みつ」を取り出し、小屋へと戻す。

「みつ」は相変わらずぐったりとしていた。

ボクはすぐに「みつ」のもとへと近づく

――ひどい。
嫌がる「みつ」にあんな事をするなんて。
男もあのオスも許せない。

怒りの炎を燃やしながらボクは二人の方を見る。
だが……それとほぼ同時に……。

「……そうか。まだ足りないか…なら……」

ヒョイ。

――え?
いきなり男に首根っこを掴まれ持ち上げられる。
そして――

「ふぅーふー」

――目の前にはあのオスがいる。

ガチャン!

――背後から戸の閉まる音がした。
ここはあのオスが収容されている小屋。
さっきまで「みつ」が侵されていた場所。
直後、ボクに何かが飛びついてきた――

あんこは状況を理解出来ていないのかきょとんしている。

だが、カゴ内のオスはカゴの中へあんこが入れられた途端に飛び掛り……

「みつ」の時と同様にすぐさまその背後を取り。

そして……直後に再び激しいピストン運動を開始した。

「流石に発情期のウサギをずっと閉じ込めておいただけの事は有るな」
「まるで見境が無い」

男はいつの間に用意したのか、その手に構えるビデオのファインダーを覗きながら愉快そうにそう漏らすのであった。

そのファインダーにはオスウサギに容赦なく犯されるあんこが写されていた。



あんこHP280/300

あんこのHPはこのレスのコンマ分マイナスされます。

今回あんこのHP回復はありません。

次回、心身ともに傷付いたあんこに↓2


本日の更新はここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。


―――その頃の千夜たち②(その①は>>51~)

「あんこったら…もう1週間近く経つのにまだ帰ってこないの……」

「うーん。流石にちょっと心配だね」

千夜はココアに未だ戻らぬあんこの事で相談するためラビットハウスを訪れていた。

「どうせヤツの事じゃ、何処ぞで交尾にでも勤しんでおるのじゃろ」

千夜とココアが思わずチノの方を向く。

「(お、おじいちゃん!)」

「(すまぬ……つい…)」

ここではティッピーの発言は自分の腹話術という事になってしまう。

チノは二人に見られながらも慌ててティッピーに注意をした。

「チ、チノちゃん。こ、交尾って……どういう意味…かな…?」

予想外の相手から予想外の言葉が出たせいか、ココアは若干顔を赤らめながらチノに今の言葉の意味を聞こうとするが

「ははは。まぁアイツなら有り得るかもな」

ココアの言葉はリゼの言葉によって遮られてしまった。

リゼはチノが珍しく冗談の一つでも言ったのだと思ったらしい。

―カラン

少女たちが談笑してると、ふいに店の扉が開く音がする。

どうやら来客のようだ。

「いらっしゃいませ!」

店内には少女達の元気な声が響き渡った。

あんこHP278/300

――ん。
夢を見ていた気がする。
どんな内容だったかはハッキリと思い出せないけど、千夜たちの夢を見た気がする。

ボクはまだ靄のかかった頭で周囲を見渡し一つの異変に気付く。
いつもは小屋の入り口付近で丸くなっている「みつ」の姿がないのだ。
途端にボクの頭にかかった靄は晴れ、ハッキリとしていく。

――そうだ。ボクと「みつ」はあの野蛮なオスウサギに……
頭がハッキリした状態で再度小屋の中を見回すが、やはりそこに「みつ」の姿はなかった。

そしてボクが小屋の外の室内へ視線を移すとほぼ同時に部屋の扉が勢いよく開き……

「お、あんこ起きていたか丁度いい……」

「あんこ!どうやら「みつ」は妊娠したらしいぞ」

男は部屋へ入るや否や片手にぶら下げる「みつ」の入ったカゴをあんこに向けながらそう言った。

「・・・」

あんこは相変わらず反応らしい反応をせずに小屋の入り口付近に鎮座していた。

だが、男は構わずあんこのもとへとずんずんと歩いてゆき、床へ二つのカゴ……内「みつ」が収容されているのをあんこの前にを置いてから、再度あんこに話しかける。

「以前言ったよな?「みつ」が妊娠したら去勢すると」

実際のところは、まだこの時点では妊娠しているかは不明だ。

もっともあれだけ連日交尾をしていればほぼ確実に妊娠していると見て間違いないだろうが……。

「んん?どうした?今日は「みつ」を前にしても随分と大人しいな?」

「まさか去勢が怖いのか?」

男が愉しそうに質問をするが、あんこはやはり微動だにせずジーっと男を見つめているだけであった。

「まあいい。本来はすぐにでも去勢してやりたい所だが……コイツの事もあるしな」

そう言いもう片方のカゴもあんこの前に差し出す。

そこには……あのオスウサギが収容されていた。

一瞬あんこの体がビクっとなる……男はそれを見逃さなかった。

「まぁ孕んだガキがお前の仔かどうかは産まれてくるまでわからんからな……去勢はそれまでは待ってやる」
「俺の寛大な心に感謝しろよ?」

『それに無事に出産出来るとも限らないしな』

男は最後の一言を強調気味で言い、少し間を置いてから続けて言う

「……さて、ここからが本題だが……今日からはこの小屋にコイツも一緒に住まわせる」

オスウサギの入ったカゴをポンポンと叩きながら男は愉快そうに言う。

「!!」

「ああ「みつ」も今まで通り一緒にさせてやるから、三羽で仲良くするんだぞ」

そして男は二羽を小屋へ入れる準備を始めた。

その間あんこはやはり微動だにせず、ただただジっとしていた。


新たな同居者に対しあんこは↓1

まず「みつ」が小屋へと戻される。

よく見ると「みつ」の体は治療をされていた。

出産まで死なれては困る……という男による配慮であった。

そして次にオスウサギが小屋へと入れられる。

オスウサギは相変わらず荒い息遣いで周囲をキョロキョロと見回した後、すぐに目の前の「みつ」へと抱きつき交尾をしようとした。

それに対しあんこは猛然たる勢いでオスウサギに体当たりをし彼を弾き飛ばす。

そしてそのままオスウサギへと飛び掛り、彼の体に必死に噛み付く。

その目には恐怖を堪えているのか、それとも傷付いた身体を襲っているであろう激痛からか、わずかに涙を溜めてる様にも見えた。


それに対しオスウサギは↓1

不意打ちからの猛攻で一見あんこの方が有利に見えた

……だが

あんこは一瞬で振りほどかれてしまう。

跳ね除けられたあんこはそのまま仰向けに地面に転がってしまう。

オスウサギは低く鳴いた後、あんこに飛び乗るように跳躍した。

あんこよりも一回以上大きなその体があんこを押しつぶす。

そしてオスウサギはそのまま間髪入れずあんこの首、顔、耳などに噛みついてゆく。

あんこも手足を必死にバタつかせオスウサギに噛み付こうとするが、大人と子供のケンカのようにそれは全く無意味な抵抗でしかなかった。

所詮は温室育ちの室内ウサギ……しかも既に身体のあちこちに怪我をした状態だったのだからこれは当然の結果であった。

あんこから降りたオスウサギが頭であんこの小さな体を跳ね飛ばす。

床を少し転がったあんこはうつ伏せの状態で、最初の威勢は何処へ行ったのかズリズリと匍匐前進状態でオスウサギから逃げる姿勢を見せていた。

だが、あんこはあっさりとその背中をオスウサギに押さえつけられてしまう。

そしてそのままオスウサギはあんこに対して盛大に小便を浴びせた。

この時点でこの小屋の中での上下関係はハッキリとしてしまったのであった。

あんこは顔こそいつもの無表情のままに見えたが、その瞳はどこか呆然とし焦点が定まっていないように見えた。


「……面白い物が撮れたな」

あんこのその虚ろな瞳にはまたビデオカメラを自分に向けている男の姿だけが映っていた。



このレスのコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

あんこのHPは↓1のコンマ分回復します。

次回、絶体絶命なあんこの身に……↓2

男は作業をしていた。
ここへ着てからのあんこの活躍をネットに流していたのだ。

「あの甘兎庵の娘とかが見るような場所にあげては居ないから目に付くとは思えないが……客の誰かは…気付くかもな」

そう誰に聞かせるでもない独り言を呟きながら、男は作業を続けた。


あんこHP276/300

今回は回復もマイナスもありません。

次回、そういえばまだ一回しかあんこのケツを掘ってないと作業をしながら思い出した男は……↓1

翌日、男は小屋からあんこを掴みだす。

いつもなら男が居ない時は高頻度で「みつ」にへばり付いているのだが、今のあんこにとっては小屋に居場所など無いのか、入り口側の片隅で縮こまっていた。

小屋の戸を閉めてから「みつ」の方へ視線を移すと、そこにはオスウサギも居た。

「なるほど……今までのお前の居場所は見事にあいつに奪われた訳だ」

男はあんこを見ながらそう言った。

「さてと」

男はあんこをテーブルの上に置き、口を強制的に大きく開かせる。

「ああ……やっぱりか」

次の瞬間、あんこは口の中に何か固いモノを突っ込まれた。

それは硬い木の棒であった。

「全く……あの店の娘はどういう飼い方をしていたんだ?」

男は呆れ顔で続ける。

「いいかあんこ。前歯を引っこ抜かれたくなければ精々そいつでも齧ってることだな」

普段口を開かないあんこだが、男は先日の動画のチェック中に見えた前歯が非常に気になり、今回はその結果であった。

だが……あんこは男から渡された木の棒をポイっと投げ捨ててしまう。

「………」

男は無言でそれを拾い上げ再度あんこの口へと捻じ込む。

ペッ

あんこはそれを今度はすぐに吐き捨ててしまった。

「………」

「あんこ……仏の顔も三度まで…という言葉を知っているか?」

男はそう言いながら棒を拾いあげながら、それとは別にポケットからペンチのようなモノを取り出そうとしていた……。



↓1のコンマ(一桁)が偶数だった場合、コンマ分HPがマイナスされます。
奇数だった場合は変化無し。

次回のあんこ様は↓2

みつと雄ウサギ処分
次の雌ウサギを買ってきて交尾させる

>>98
さすがにそういう突拍子も無いのは無しでお願いします
改めて↓1

肉体的虐待ばっかだな

あんこは男から与えられた木の棒を抱えながら齧っていた。
本当はこんなヤツの言うことなど聞きたくないので、もう一度捨ててしまいたかった。
だが、本能的にこれ以上抵抗してはいけないと思い大人しく従うこととしたのであった。

――なんだろう……前にもこんな事があった気がする。

無表情で木の棒をコリコリと齧るあんこは常に上下に揺れていた。
理由は男がまるであんこをオナホの様に扱っているからである。
今もあんこのその小さなお尻に男のイチモツが激しく出入りしている。

ここへ連れて来られてからずっと感じてる違和感、思い出してはならない何か、その靄が徐々に晴れていく。

「こうも反応が無いと面白くないな」
「そうだ。あんこ面白いものを見せてやろう」

そう言いながら男があんこを掴んでいる手の片方を放し、近くに転がっていたリモコンを操作する。

そして男はテレビのある方へ座り直す。

そこに映された映像があんこにも見えるように――。

――えっ?えっ?
あれはボク?

そこにはあんこが様々な形で犯される映像が次々と映し出されていく。
それはここへ連れて来られてからやられたものではなかった。

――なんなんだ……これは?

あんこから齧っていた木の棒がポトリと床へ落ちる。
そしてその小さな身体はぷるぷると震えだして止まらなくなっていた。

「どうだ?俺が編集したベストセレクションは?」

男はあんこの反応の変化に気付き言葉を続ける。

「元々お前を拉致しようと思ったのはこの映像のせいなんだぞ?」
「以前からいたぶってやりたいと思ってたが……この映像を見てからはもう我慢できなくてな」

男はその後もずっと喋っていたが、その言葉はあんこの頭には入ってこなかった。
いつの間にかピストン運動も再開されており、あんこの体が上下にスライドする。

そして

――!!

あんこは盛大に嘔吐をした。
「あの男」との記憶が甦ったのである。
そして同時に今まで何故か大して抵抗を感じていなかった、そしてそれが何故かもあまり気にしないでいた男のモノの挿入感も急に内臓を引っくり返されたような激痛と不快感としてあんこを襲った。

「はっはっは。どうしたあんこ?」
「まだまだこれからだぞ?」

男は今までに無いくらい愉快そうに笑いながら、更にあんこを激しく上下に動かすのであった――



あんこHP276/300

このレスのコンマ分HPがマイナスされます。

↓1のコンマ分HPが回復します。

次回、記憶を取り戻したあんこの身体は……↓2

>>101
そういう方向性のお題ばっかなもので
まあ「俺」とは差別化出来ていいとは思ってます(第三者視点で出来てるのか不安ですが)
あとHPまた回復してる・・・もうここまで来たら脱出イベント起こしてくれ
兄らのあんこへの愛をまた見せてくれ
安価下

ドチャ

あんこは背中から床へと落下する。

荒い息でビクンビクンと絶え間無く痙攣をしており、その小さなお尻からはこれまで注ぎ込まれた男の精液が逆流していた。

直後あんこのお腹から顔に粘着質な液体が降り注ぐ。

「ふぅ。これで6回目だな」

男はあんこの腹部でイチモツをグリグリと押しつけるように汚れを拭き取らせながら得意気にそう言った。

あの映像を見た直後、一度盛大に嘔吐してからのあんこは今までに無いくらい必死に暴れもがいてくれた。

だがしっかりと、その肛門へペニスを捻じ込まれ、身体も握りこまれたあんこには、その苦痛から逃れることなど叶わなかった。

むしろ逃げようともがけばもがくほど、男のイチモツに刺激を与えてしまい、かえって男を喜ばせる結果となってしまっていたのだった。

「ん?」

汚れを拭き取りながら男がある事に気付く。

「なんだ、あんこ。お前も楽しんでいたんじゃないか!」

横たわるあんこの股間部分には勃起した可愛らしいペニスがあった。

男はおもむろにそれを弄り始め、やがて……

「ピッー」

それまでぬいぐるみの様に横たわっていたあんこが悲鳴をあげる。

男はそのペニスを金属性クリップで挟み、そしてそのままあんこを宙吊りにしたのである。

「くっくっく。これはゲロで床を汚した罰だ。しばらくそのままでいろ」
「あとはそうだな……」

男が小屋から「みつ」を取り出し床へ放す。

「精々「みつ」を見ながらその勃起を維持してるのだな」

そう言い残すと男はさっさと部屋を出て行ってしまった。



あんこHP286/300

このレスのコンマ分HPがマイナスされます。

↓1のコンマ分HPが回復します。

あんこの明日はどっちだ?↓2

死なない程度に採血

脱走イベント発生につきルールの説明

・基本的には前スレ同様に「あんこ」と「男」パートによるコンマ判定、行動の選択で進行していきます。
・原則的にはあんこが甘兎庵orラビットハウス内へ帰還する、道中で千夜たち5人の誰かに保護されればクリアとなります。
・またイベント発生につき今回使われるはずのお題は捕獲後等へとさせていただく場合がございますがご了承ください。

―注意事項―

1.
あんこの残りHPは行動により減少する場合があります。(…が、イベント中にHP回復はありません)
HPが0以下となった時点で強制的に捕獲成功(企画続行かバッドエンドかはその時次第)か死亡等によるバッドエンドとなります。

2.
途中で捕獲された場合は大幅にHP減少状態での調教再開、状況によってはそのままバッドエンドとなります。
これは捕獲時の残りHP次第です。

3.
残りHPに関係なく判定や選択結果によっては即死イベント等が発生します。
その場合はその時点でバッドエンドとなります。


最後に
ぶっちゃけ前回の難易度をノーマルとするなら今回はナイトメアでいきます。
なので理不尽系なのも多々出るかもしれませんが、頑張ってあんこを千夜たちのもとへ帰還させてあげてください!

あんこHP300/300

…ブラ…ブラ…ドサッ!

――うぅ。痛い。
ボクはなんとか宙吊り状態から脱する事が出来た。

――それにしても気持ちが悪い。
ボクは以前にもこんな目に有った事があった。
あの忌々しい男以外にもボクにこんなことをするヤツがいるなんて。

とりあえずボクは久しぶりに二人きりになるために「みつ」へと近づく。
「みつ」は可哀想にあれからずっと……あのオスウサギに犯されてしまっているのだ。

――ボクがしっかりと慰めてあげないと。

ボクが「みつ」に近づこうとすると「みつ」はトコトコと歩き出してしまう。

――あれ?なんで逃げるのさ?
ボクは「みつ」の後を追いかける

そして「みつ」はドアの前でピタリと止まる。

――もしかして外に出たいのだろうか?
それはボクだって出たいが、扉はキッチリと閉まっている。
逃げることなど――

そう思ったとき、外から足音が聞こえ、やがて扉の前で止まる。
男が戻ってきたのだろう。

――これはチャンスだ!
ボクは今自由だ。
男が扉を開いた瞬間に一気に駆け抜ければ……。

――だけど「みつ」はボクに付いてきてくれるのだろうか?


以下から選択してください。

1.なんとか「みつ」も一緒に連れて行くんだ。

2.だがこのチャンスを逃す手は無い、場合によっては「みつ」の事は諦める

選択は↓1でお願いします

――「みつ」は一緒に連れて行くんだ。
そう決意を固めるのとほぼ同時に今、扉が開こうとしていた。

ダッ!!

扉がわずかに開くのとほぼ同時に「みつ」は今までからは考えられない俊敏さで廊下へ駆け出した。
その際に……あんこの方へなどは……一瞥たりともくれる事は無かった。

「な、何だ?」

直後に男の驚く声が聞こえた。
そして「待て!こらっ!」という声とともに男の足音も部屋から遠のいていく。
……ドアはわずかに開いたままだった


以下から選択してください↓1

1.「みつ」を探すため追いかける

2.・・・チャンスだ。逃げて千夜たちのもとへ帰るんだ

――「みつ」!!
ボクは一瞬あっけに取られたが、すぐに「みつ」を追いかけるために部屋を出た。
丁度「みつ」を追う男が階段を下りていく所だった。
ボクもその後に続く。

――以前なら背後から階段を下りる男の頭へ飛びついて転げ落せたのに。
両手足を襲う激痛で以前みたくスピーディーな動きは出来ず、ボクはゆっくりと階段を下りていく。
既に「みつ」と男の姿は階段から下の階へと移動してしまい視界から消えていた。

――どうやらココは以前の男の家と違い一軒家のようだ。
なんとか階段を下りきったボクはそう感じた。

――よし!「みつ」を探さなくては!
ボクは恐る恐る廊下を進む。
突き当たりで左右に通路が分かれている。
右にはスライド式の扉があり、わずかにスキマがあるぞ。
左は通路が続いており、その先にいくつかの部屋が確認できるぞ。

――どちらへ進むべきだろうか?


↓1は以下から選択してください。

1.とりあえず右の部屋を調べる

2.左の通路へ進んでみる

――よし!左だ!
ボクは右の部屋を無視して左の廊下を歩き出す。
程なくして左側に洗面所と浴室があった。

――以前ボクを乱暴に洗った場所だ。
あの時はバケツ内に放り込まれていたため分からなかったがこんな所にあったのか。
反対方向を向くとそこには部屋があった。
扉はしっかりと閉められている。
ボクは正面を向き直る。
その先には左側には洗面所とは別にもう一室があり、更にその先には布のカーテンで仕切られているが明かりが漏れている。

――どうしようか?


↓1は以下から選択してください

1.なんとか右手の部屋への侵入を試みる。

2.浴室を調べる

3.左の奥の部屋を調べる

4.カーテンの先へ行ってみる

――あの先に「みつ」は居るかもしれない。
ボクは廊下をさらに前進しカーテンをくぐる。

そこには若干不自然なスペースがあった
だが簡単な仕切りがあるだけで右側にキッチンが、左側に扉の閉まった一室があり、他には特に変わった様子はない。
そして正面には頑丈な扉が存在している。
丁度あんこの背丈のサイズに小さな入り口も備え付けられている所を見ると、これがこの家の出入り口の一つである可能性が高い。

――調べてみよう。
ボクは「みつ」を見つけた後にすぐ逃げられるように少し調べることにした。
床とその扉の前にある段差を飛び降り扉の前に立つ。
扉はとてもウサギに開けられるような物では無かった。

――こっちは?
ペット用のと思われる入り口を調べる。
内側から止め具がされているが……これなら

カチャ

――やった開いたぞ!
ボクは戸をそっと押すと戸はゆっくりと開いた
それはボクや「みつ」身体が余裕でとおる大きさだった。


↓2は以下の行動を選んでください。

1.戸をくぐり先を確認してみる

2.「みつ」を探すため室内を散策する

1

時間がなくなりそうなので後5分動きがなければ勝手ながら予定変更で>>123のを採用とさせていただきます

戸を覗き込むと外の景色が見えた

――やった!やっぱり外へ繋がってるんだ!
もうちょっと調べてみたいが中からじゃよくわからい。
ボクは一度くぐって調べてみることにした。

――もし「みつ」を見つけられてもココで行き止まりになったら困るしね。
とうっ!!
ボクは勢いよく戸に向いジャンプをする。

ポスッ

あんこの身体が地面へ落ちる。

見事に戸を潜り抜けれたのだ。

だが、そこにあったのは土ではなかった。

起き上がったあんこはキョロキョロと辺りを見回す。

――やった外が見える!
部屋は全体的にガラス張りで温室のような作りであり、とても暖かい。
それに観賞用なのか青々とした植物も置かれている。

あんこは今までの薄暗く寒い部屋と比べとても心地が良いと思った。

――無事に逃げられたら千夜とティッピーと「みつ」とこんな所でのんびりしたいなぁ
でも……何なんだココは?

ただ普通の温室違う所………それはガラスとそこから見える外の空間の間に細かく編みこまれた金網があることだった……。
それに床にも木屑のようなものが敷き詰められている。

――とりあえず出られないか調べてみよう。

そう思い、あんこが部屋のガラス戸へ向い歩きだした瞬間

シャッ

そんな鳴き声とも空を切る音とも判別つかぬ音が聞こるや否や
あんこの目の前は急に真っ暗になった。
そして同時にあんこは、その小さな体を、これまで体験した事の無いほどの強さが全身を締め付けくるのを感じた。
必死にもがくがソレは全身を覆うように捲きついておりビクともしない
ミシミシと骨の軋む音が、内臓を締め上げられる音が聞こえてくる……やがて…

ゴキン

あんこの耳に何がが砕けるような、一際大きな音が聞こえた。
そしてそれと同時に意識が遠のいていき、今まで全身を襲っていた圧迫感も激痛も不意に消え失せていくのであった……。


~DEAD END~

虐待パートか千夜たちパートだけ見たい (´・ω・`)

何が起きたんだ!?

バルコニーで蛇飼ってるのか
いい趣味してるな

―――そして千夜たち

「お願いします」
「もしドコかで見かけたらよろしくお願いします」

ある日の昼、千夜は公園でビラを配っていた。

そのビラには一匹のウサギの写真とその特長が載っていた。

そしてその下にはもし見かけたら……という、迷いウサギの情報を求める物であった。

あれから更に月日は経ったが、あんこは一向に戻ってくる気配は無かった。

流石の千夜もあんこを必死に探し始めたが、結局何の手がかりも得られぬまま、ただ時間だけが過ぎて行くのであった。

>>127
前回の素晴らしき安価っぷりを男にも見せ付けてやってください。
前回ご要望にあった男がリゼにボコられる展開もルート次第じゃあるかもしれません。

>>128
>>129さんが仰った通り大型蛇です。
あんこは餌となりました。
あんこだけにな。


今後について
今回の脱走イベントは失敗となりましたので、以下より選択をお願いします。
↓5レス分で多い方を採用させていただきます(連投は1票とカウントし、2レス以降分は無効とします)

1.>>108より再開(その場合HP150スタートとなります)

2.HPを200使い>>122より再開(HP100再開となります)


ちなみに「みつ」と一緒に脱出は単身で逃げるのより難易度が数段あがりますので。

あと ―――そして千夜たち はバッドエンド迎えた際に発生します。
その際の内容によっては今後の千夜たちパートで予定してる選択肢に反映する可能性もあります。

>>131
一部訂正
・↓5レス分で多い方を採用させていただきます(連投は1票とカウントし、2レス以降分は無効とします)
でなく、先に3レス獲得したほうを採用とさせていただきます

1
これ前の安価使うのか?

ご投票ありがとうございます。
ではタイムベントにより>>108へと戻ります。

>>134
はい。
なので次のお題は>>110ですね。

シャッ……ミシミシ……ゴキン……

目の前が真っ暗になったと思った瞬間、今度は逆に目の前が真っ白になった。

――そして――

――ハッ!
はぁはぁ。
今のは……夢?

――その割にはあの嫌な感覚や音がまとわりついてるな……。
ボクは男に逆さ吊りにされ、そのまま気を失ってしまっていたらしい。

ズキン!

――痛っ
ボクは宙吊りにされている部分に目をやる。
そこには今にも千切れそうな状態になっているボクの大事なチンポが見えた。
大きな金属クリップでしっかりと挟み込まれてしまい、チンポを収納することすら許されない。

――なんとかならないだろうか?
幸い今回は縛られたりはしていない。
ボクは必死に身をよじり、手を伸ばしこの状態から脱しようとした。
そして……

ドサッ

――やった。
ボクはなんとか自由になれた。
ヒリヒリするお股をさすりながら、ボクは部屋の片隅で丸くなっている「みつ」のもとへと歩いて行く。
一瞬……「みつ」がビクっと身を振るわせた気がしたけど……
ずっと逆さ吊りで頭に血が上ってしまったのか少しクラクラするから……そのせいだよね?

あんこが「みつ」に抱きつくのとほぼ同時に部屋の扉が開く。

そして男が入ってくる。

その手には何かの器機が握られていた。

「ほう」

男は先ほどまであんこが吊るされていた所にあんこが居ない事を確認し、視線を「みつ」の下へと移す。

思った通りあんこはそこに居た。

「さっきあんな目に会っているのに本当にお盛んだな」
「その活力を少し「みつ」に分けてやったらどうだ?」

そう言いうと男はテーブルの上に手に持っていた器具を置き、あんこのもとへとやってきて、返事も待たず「みつ」からあんこを引っぺがす。

その際に例によって嫌だと言わんばかりに抵抗をしたが、その元気の良さは男を喜ばせているだけであった。

抵抗空しくあんこは首根っこを掴まれ、器具の置かれたテーブルの上へと運ばれてしまう。

そしてあんこは仰向けに寝かせられテーブルに備え付けられている拘束具で体を固定されてしまう。

「さて……始めるか」

その器具は試験管のような物から管が伸びており、その管の先には鋭い針が取り付けられていた。

それは圧力で吸引し採血できる物だった。

男はあんこの後ろ足の付け根付近に針を刺しこむ。

その瞬間あんこはビクっと身を強張らせる。

「よし。あんこ!「みつ」のためにも頑張れよ?」

そして男は採血を始める。

抜かれた血がゆっくりと管を伝い試験管へと移されていく。

その間あんこの顔はしっかりと採血機の向きに固定されているため、自身の血が抜かれていく所から目を逸らす事は出来なかった。

徐々に試験管に血が満たされていく……。

……さて、どのくらい血を抜こうか?


あんこHP150/300

採血量は↓1が設定でお願いします。
一定値を越すと失血死します。

キュッ

男の手が止まる。

抜かれた血は目盛50ccの所まで満たされていた。

「ん?」

男が容器を外しながらあんこの方へ視線を落すが、あんこに変化は見られなかった。

「まだまだ余裕がありそうだな?」


続けて採血を行うかどうかを選択してください↓1

1.採血続行(量も記載)

2.いや、ここまでにしておこう

……いや、ここまでにしておこう。

男は再度血を抜いてやろうかと思ったが、死なれては困ると思い止める事にした。

「さてと」

男は抜いた血を受け皿へと移し「みつ」のもとへと運ぶ。

「みつ」はあんこが連れて行かれた時と同じ場所に丸まっていた。

「ほら、あんこがお前のために文字通り命を削って用意してくれた物だ……飲め」

だが「みつ」はそれに一瞥をくれただけで、すぐにまた身体を丸めて眠りにつこうとしていた。

「そうか。飲みたくないか」

男はそれだけ言うと皿を持ってあんこの所へ戻り

「「みつ」はお前のなんて飲みたくないってさ」

そう言うと、たった今あんこから抜いたばかりの血が収められた皿をあんこの真上で引っくり返すのであった。



あんこHP150/300

このレスのコンマ分HPはマイナスされます。

コンマに関係なくHPは50マイナスされます。

↓1のコンマ分HPは回復します。

↓2希望のシチュエーションをお願いします

ガッ…ガッ…ゴリ…グチュッ…

「………」

「随分と派手にやってくれたな」

静かな室内は普段聞く事のないような音に支配されていた。

小屋の中では相変わらずオスウサギが「みつ」と交尾をしていた。

――うぅ。酷いよ。嫌がる「みつ」にまたあんな……
あのオスウサギは正に性欲の塊だ。
暇さえあれば「みつ」に乱暴を働いている。

――「みつ」
ボクは何とか「みつ」を取り戻したいと思っていた。
だが以前あのオスウサギには手酷くやられてしまった。
それに今のボクはあの男のせいでふらふらだ。
昨日もレイプされた挙句に血まで抜かれ……その後も「風呂だ」とか言って冷水に放り込まれてしまったのだ。

あんこは小屋の片隅で絶望しながら、男に与えられた木の棒を齧っていた。
……
………
………だが

――ハッ

あんこはその手に持つ棒を見て気付いた。
――いけるかもしれない――と。

オスウサギは相変わらずあんこの存在など気にも留めず「みつ」に対して腰を振り続けていた。

やがてオスウサギの腰の動きが一段と激しくなり、ビクンと盛大に飛び跳ね、その動きが止まる。

あんこはその隙を見逃さなかった。

――今だ!!

その瞬間あんこは小屋の中央に座り込むオスウサギへ向い一気に駆け出す。

……そして次の瞬間

「ブッ!」

小屋内に一瞬だが大きな声が響き渡る。

――やった!やったぞ!

あんこの正面には身悶えしながらビクンビクンと痙攣をしているオスウサギの姿があった。
その首元には先ほどまであんこが齧っていた木の棒が深々と刺さっていた。

――やったよ!「みつ」
これでキミを傷つける奴は居なくなったんだ。
あとはあの男から逃げ出すときは一緒に連れて行ってあげるから、その時までの辛抱だよ。


あんこは汚された「みつ」を綺麗にするかの様に、その体を満遍なく「みつ」に擦りつけていた。
表情こそいつもと変わらないが……その表情はどこか誇らしげで、頭の王冠もいつも以上に輝いている様に見えた。

その後ほどなくして男が部屋へと入ってきた。

そして小屋を開ける。

あんこはまた酷い事をされるのかと一瞬身構えるが、男は今回はあんこには一瞥もくれなかった。

代わりにいまだ僅かに痙攣をし弱々しくヒューヒューと呼吸をしているオスウサギを掴み出す。

そして掴み上げたソレをしばらく見てから、ようやくあんこに視線を移し口を開く。

「これはもうダメだな」

そう言いながら、まだ辛うじて息のあるオスウサギを足元に落とす。

「食え」

そう怒鳴り声に似た声を発するとほぼ同時に室内に二匹の大きな黒い犬が飛び込んできた。

そしてそのままオスウサギに飛び掛り、その身を貪り始めた。

ガッ…ガッ…ゴリ…グチュッ…

静かな室内を低い唸りと咀嚼音が支配する。

二匹は前足でオスウサギを押さえつけ、その鋭い牙を深々と突きたて肉を噛み千切る。

飛び散る鮮血が小屋を汚していた。

「………それにしてもあんこ、随分と派手にやってくれたな」

あんこは相変わらずの無表情でこちらをジーっと見つめていた。

「お前のせいでこいつはこんな目に遭ってしまった」

一度…今現在貪り食われているオスウサギだったモノを見てからさら言葉を続ける。

「まるで自分は関係無いと言わんばかりの面だな」
「だが……もしこれをあの甘兎庵の娘らが知ったらどうなるかな?」

あんこは動かない

「何でこんなすぐに俺が来たと思う?」
「この小屋は常に監視・録画されているんだよ」
「つまりさっきのお前の勇姿もしっかりと記録に収められている」

あんこは目の前で食われ続けるオスウサギを見ながら、男の言葉を聞き続ける。

「この映像をあの娘に送ったらどうなるかな?」
「自分の可愛いペットが同じウサギにあんな残酷なことをするシーンを見たら」

そこで男は喋るの止めた。
その後は室内にはずっと二匹の犬が新鮮な生肉を貪り食う音のみが響いていた。


あんこHP73/300

HPはこのレスのコンマの半分の数字がマイナスされます(小数点切捨て)

↓1のコンマ分あんこのHPは回復します。

↓2希望のシチュをお願いします

以前投稿した動画をチェックした。

オス同士の交尾へは嘲笑やウサギの性欲怖いという声、縄張り争いへはあんこを嘲笑う声や応援する声があった。

そしてどちらにも投稿者を悪趣味と糾弾する声があった。

一通りチェックを済ませた後、あんこを以前にも使った子供椅子に固定してから、動画をリピート再生状態にし、あんこに見える様にテーブルにノートPCを置いた。

準備を済ませ、ふと思う。

そこには自身が手にかけたオスウサギが映されているが………それを見てあんこは一体何を思うのだろうか……と?



あんこHP75/300

今回は回復もマイナスもありません。


・以下の判定はコンマ(一桁)で行います。↓1

偶数…「あんこ」「甘兎庵」といった単語がコメント内にあった

奇数…「あんこ」「甘兎庵」といった単語はコメント内になかった


・さて次回はあんこに何をしてやろうか↓2

追記
あんこが何を思ったかは↓3

上の判定は↓1のレスよりカウントします

―――その頃の千夜たち2.5

動画のコメントを確認した限りではあのウサギの素性は割れていないようだった。

だが男は念のため甘兎庵へと足を運んでみた。

以前あんこが置かれていた台座には代わりにあんこそっくりな人形と情報提供を求むチラシが置かれているだけであった。

「どうやら特に進展は無い様だな……」

その後、会計と土産用の栗羊羹を買う際に千夜にもそれとなくあんこについて聞いてみた



↓1のコンマ(一桁)で判定

0~4.情報提供があった

5~9.情報提供は無い

どうやら、これといった情報提供は今のところ無いようだ。

その後、彼女は

「まったく、あの子ったら。戻ってきたら今回は少し強くお説教しなきゃ」

……そう笑いながら話すだけであった。

男は内心で「目の前にあんこを拉致った犯人がいるというのにマヌケな娘だ」と千夜を嘲笑っていた。

――一度男に捕まったのにまた捕まったのは千夜の危機感がないせいだ!
ボクは小屋の片隅で蹲りながらそんな事を考えていた。
あの後、男は今度はボクにあのオスウサギが死ぬまでの映像を延々と見せつけてきたのだ。
そのせいかあの時のオスウサギを棒で貫いた感触が体から離れなくなってしまった。
それにあのオスウサギの断末魔の鳴き声が聞こえてくるような気がする。

――なんでボクがこんな目に遭わなきゃいけないんだ?
あのオスウサギの一件にしたってボクは何も悪くないはずなのに……なんでこんなに嫌な気分にならなければならないんだ?
そのせいであれ以来何かを食べようとしてもすぐに吐き出してしまうようになった。
折角「みつ」は元気になってきているというのに……。

「あんこ、元気にしているか?」

男は小屋の片隅に蹲っているあんこへ問いかけるが反応が無い。

オスウサギが死んでからのここ二日ほど、あんこはずっとこんな調子である。

以前は餌は与えれば綺麗に食べていたのに、昨日今日と殆ど手をつけていないようだ。

「死なれても困る」と思った男はあんこに特別な餌を与えることとした。

甘兎庵の栗羊羹である。

例のディスクに収められた映像の中にあんこが一心不乱に羊羹を貪っているシーンがあったのを思い出してのことであった。

「元気の無いあんこちゃんにプレゼントだ!」

そう言ってから男は切り分けられた栗羊羹の置かれた皿をあんこの隣へと置く。

それまで反応の無かったあんこはピクリと反応をし……そして…


↓1は以下より選択してください。

1.今までが嘘のように貪りつく

2.一瞬反応をしたが蹲ったままだ

あんこは一瞬反応をしたが蹲ったままだった。

「どうした?食わないのか?」

折角あんこの好物を用意してやったというのに、あんこは見向きもしなかった。

「………」

男がしばらくその様子を見ていると、全く手をつけようとしないあんこの代わりに「みつ」が栗羊羹の載せられた皿へと近づいてきた。

そして少しピスピスと匂いを嗅いでから、一口……また一口と食べ始めるのであった。

「そうかお前は気に入ったか」

その様子にあんこは↓1

動きが無いので選択制とさせていただきます。
↓1は以下より選択したください。

1.相変わらず蹲ったままで反応無し

2.「みつ」と一緒に食べだす

3.栗羊羹を食べる「みつ」に襲いかかる

「みつ」は夢中で栗羊羹を食べ続けていた。

そして与えた栗羊羹が食べ終わろうかという時……それまでジっと蹲ったままであったあんこは突如「みつ」に襲いかかった。

だが「みつ」も大分回復をしたためか今回は抵抗をしていた。

しかし……それでもあんこよりも更に一回り小さな体、そして所詮はオスとメス……抵抗も空しく「みつ」はいつもの様に覆い被さられる様にバックを取られてしまう。

程なくしてあんこが腰を振りだす。

その動きは気のせいかいつもよりも更に激しいように見えた。

そしてその顔も表情こそいつもと変わらないのだが……その目がけはいつも以上に血走っているように見えた………。

やがてあんこはビクンと大きく飛び跳ねる。

イったようだ。

だが……あんこはいつもの様に「みつ」から体を離さずに……そのまま再度強く腰を振りだすのであった。



あんこHP75/300

このレスのコンマ分HPはマイナスされます。

今回は↓1のコンマ分HPが更にマイナスされます。

↓2あんこの身に一体何が起きたのか?

一部訂正

あんこHP75/300

今回は↓1のコンマ分HPが更にマイナスされます。

そんなあんこに対して男は・・・↓2

でお願いします(このレスではマイナス判定は生じません)

あんこHP5/300

「食欲は無くても性欲は有り余ってるのか。とんだ淫獣だな」

男の言葉を無視しあんこは腰を振り続ける。

「かわいそうに「みつ」は泣いてるじゃないか」

あんこに突かれる度に「みつ」は小さく鳴いていた。

「「みつ」もそろそろ出産の準備期間だと言うのに酷いヤツだ。それともボテ腹プレイが趣味なのかぁ?」
「しかし人間もこういう閉鎖空間じゃ自分より更に弱い者を虐げるというが、過去にそういう目にあっておきながらコレとは……お前はそれ以下だな?」

その後も男はさらに言葉を続けるがあんこは動きを止めない。

……そして

それからあんこは約1時間に渡り「みつ」との交尾を続けた。

解放された「みつ」はふらふらとおぼつかない足取りで小屋の片隅へ移動し、そのまま眠りについてしまう。

あんこも満足したのかトレードマークの王冠が地面に転がっているのも気にせず……荒い息遣いで……その毛並みを汗で濡らしながら仰向けに横たわっていた。



あんこのHPはこのレスのコンマ分マイナスされます。

↓1のコンマ分あんこのHPは回復します。

↓2次回、男はあんこに対して……


――業務連絡――
もしこのコンマであんこHPが0以下となった場合
↓1以降は無しとし、そのままバッドエンドへ行きますがご了承ください。
1以上残れば上で書いたとおりでいきます。

……翌朝、男はいつもの様に餌と水を取り替えるため部屋へと入り小屋へと近づいてゆく。

そして小屋の前に立ち異変に気付いた。

あんこが前日と同じ状態のままなのである。

男は手に持っていた物を床へと置き小屋の入り口を開ける。

そしてあんこを掴み小屋から取り出す。

「………」

あんこは全く反応しなかった。

それだけならいつもの事かもしれないが、今回はいつもと違った。

その小さな身体は冷たく硬直していたのであった……。

「……なるほど」

生物は生命の危機に瀕したときほど生殖能力が高まると言うが、昨日の常軌を逸した性欲はつまりはそういう事だったのだ。

動かなくなったあんことソレを見つめる男を余所に、いつの間にか小屋から出てきた「みつ」は男の横に置かれたままの餌をパクパクと食べ始めていた。


~DEAD END~

―――そして千夜たち②

あんこが失踪してから一月半近く経った。

あんこに関する有力な情報提供はその後も全く無かった。

千夜も流石に危機感を感じたのか最近は暇を見つけてはあんこを探し回っていた。

――そんな日々が続いたある日。

千夜はその日も朝早くからあんこを探すために甘兎庵の扉を開ける。

扉を開けた千夜の目に店の入り口前に置かれた……一つのダンボール箱が飛び込んでくる。

千夜は「なにかしら?」と若干不審に思いながらその箱を覗き込んでみる。

そこにはやや大きめのペット用のケージが入っており、その中には複数のウサギが収容されていた。

「あら」

千夜はケージを取り出し中身を確認する。

そこには母親ウサギと思しき一羽のウサギと、生まれて間もないと思われる仔ウサギが複数居た。

「……捨てウサギかしら?」

「こんなケージに詰め込んだりして可哀相に……」――そう思いながら収容されている仔ウサギたちをよくよく見て、千夜はある事に気付いた。

この仔ウサギたちは皆あんこを一回り小さくしただけで、全員あんこに瓜二つなのである。

「え……これって…あんこなの?」

流石の千夜も驚きを隠せないでいたが、その時ダンボール箱にもう一つ何かが入っている事に気付いた。

それは油紙で包まれた小さな物であった。

千夜は何か嫌な予感を感じながらもそれを手に取り……そして包みを解いてゆく。

―――少女の悲鳴が辺りに響き渡るのはその直後の事であった。

――選択の時――

というわけで……残念ながらあんこは天に召されました。
残された「みつ」とチビあんこズはきっと千夜たちがなんとかしてくれるでしょう。
ちなみにこれは派生が複数存在するエンドなので今後もこの亜種へ辿り着く場合があるやもしれません。


ロードをするにあたって
>>154(対価としてあんこHP45スタート)or>>163(あんこHP変化無し、1選択で再開)より片方を選択してください。
3票先取とします(連投は1カウントとします)

>>154となった場合は>>154>>155に記載されている↓1~3の判定&ご希望内容を再度お願いします(決定票からの安価↓でお願いします)
特に↓3はあんこのメンタルに多大な影響を与えますのでご注意を!

追記

あと今後はHPとは別で条件が整った場合はイベントとして脱走イベントが発生します。

投票ありがとうございます。
では>>154より再開させていただきます。
ちなみにこの時点であんこ監禁生活は9日目という設定です。
またあと1週間ほど経過したら「みつ」は出産準備期間へ入ります。

以前投稿した動画をチェックした。

オス同士の交尾へは嘲笑やウサギの性欲怖いという声、縄張り争いへはあんこを嘲笑う声や応援する声があった。

そしてどちらにも投稿者を悪趣味と糾弾する声があった。

一通りチェックを済ませた後、あんこを以前にも使った子供椅子に固定してから、動画をリピート再生状態にし、あんこに見える様にテーブルにノートPCを置いた。

準備を済ませ、ふと思う。

そこには自身が手にかけたオスウサギが映されているが………それを見てあんこは一体何を思うのだろうか……と?



あんこHP45/300

今回は回復もマイナスもありません。


・以下の判定はコンマ(一桁)で行います。↓1

偶数…「あんこ」「甘兎庵」といった単語がコメント内にあった

奇数…「あんこ」「甘兎庵」といった単語はコメント内になかった


・さて次回はあんこに何をしてやろうか↓2

・動画を見せられあんこが何を思ったかは↓3

―――その頃の千夜たち2.5

動画のコメントを確認した限りではあのウサギの素性は割れていないようだった。

だが男は念のため甘兎庵へと足を運んでみた。

以前あんこが置かれていた台座には代わりにあんこそっくりな人形と情報提供を求むチラシが置かれているだけであった。

「どうやら特に進展は無い様だな……」

その後、会計と土産用の栗羊羹を買う際に千夜にもそれとなくあんこについて聞いてみた



↓1のコンマ(一桁)で判定

1~4.情報提供があった

5~9.情報提供は無い

0.その日の晩、甘兎庵へついに情報が(内容併記)



コンマと希望シチュが以前とほぼ同じなので使い回しです。
2度目なので判定内容に追加有り

どうやら今のところの情報提供は「失踪直前のティッピーを追っている姿を目撃した」程度のようだ。

その後、彼女は

「まったく、あの子ったら。戻ってきたら今回は少し強くお説教しなきゃ」

……そう笑いながら話すだけであった。

男は内心で「目の前にあんこを拉致った犯人がいるというのにマヌケな娘だ」と千夜を嘲笑っていた。

――ボクがこんな目にあってるのは全部「みつ」のせいだ!
ボクはこれまで味わった屈辱とオスウサギが死ぬまでの映像を延々と見せ続けられ続ける内にそんな事を考えていた。
大体「みつ」はせっかくボクが身を挺して守ってあげたのにボクに全く感謝の意を示さない。
所詮は「みつ」も卑しい畜生でしかないんだ!!

――それに……
……それに「みつ」さえ居なければボクは既に一度逃げられた気がする。
そして「みつ」のせいでボクは一度オスとしての務めを見事に果たさざるをえなくなり、結果過労死してしまった気もする。
ボクは椅子にしっかりと体と頭を固定されてしまっているため、小屋の中の「みつ」を確認する事は出来ないが……きっと彼女は今も恩人であるボクの事なんか気にもせずに小屋で呑気に寝ているに違いない。

――ボクは一度「みつ」について考え直す必要があるのかもしれない

――ボクにとって「みつ」は……


以下より選択してください
2票先取制(3の場合はコンマが一番大きい人のを採用とします)

1.所詮は千夜やシャロやティッピーの代わりでしかない

2.ここで苦楽を共にしてる大事な仲間じゃないか

3.その他(内容併記)

――「みつ」はここで苦楽を共にしてる大事な仲間じゃないか!
ボクは何を馬鹿な事を考えていたのかとハっとなる。

――そうだココを二人で無事に脱出したら千夜にも「みつ」を紹介しよう。
そしていづれティッピーも甘兎庵に迎えて皆で幸せになるんだ。

――ボクは必ず帰るんだと改めて心に誓った。

「あんこ、元気にしているか?」

翌朝、男はいつもの様に餌と水を取り替えるために部屋へと入ってきた。

「ふん。相変わらず無視か……だが、これを前にしても同じ態度が取れるかな?」

そう言いながら男は切り分けられた栗羊羹の置かれた皿を金網越しにあんこのそばへと置く。

例のディスクに収められた映像の中にあんこが一心不乱に羊羹を貪っているシーンがあったのを思い出してのことであった。

その途端そっぽを向いていて寝ていたあんこはむくりと起き上がり反応する。

そして金網越しにそれを食べようと必死になる。

「相変わらず現金なヤツだが………そんな態度ではこれはやれないな」

金網から差し出されるその小さな手を男は素早くと掴み、ギュっと力を込める。

まだ初日に与えた傷が癒えていないのだろう………あんこは嬉しさから一変して痛みでのバタつきへ変化する。

「欲しければまずは俺を楽しませてくれよ?」

そう言いながら男はあんこをニヤニヤと嫌らしい笑みを浮かべながら見下ろしていた。


↓1は男があんこに何をするかの希望をお書きください。

………ただ突っ込むだけでは面白くないな

そう考えた男は部屋に置かれた棚から何かを取り出してきた。

そしてまだ興奮の冷めぬあんこを掴み出し、その何かを身に着けさせた。

それはペット用の服であった。

まるで童話に出てくるような王子様をイメージした服であり、あんこのトレードマークの王冠と合わさり実によく似合っていた。

「クックック。思った通りよく似合うじゃないか?」

着させるのに若干苦労したが男はそんなあんこを見ながら満足そうに笑う。

男は記念撮影だと言いあんこを撮り始める。

あんこもその衣装が気に入ったのか若干嬉しそうとも誇らしげとも取れる雰囲気を見せていた。

そして小屋の中から金網越しに外の様子を見守っている「みつ」にももとへと歩いていくが……金網越しに「みつ」に触れらそうという距離であんこの身体は宙へと持ち上げられる。

「もう十分いい気分は堪能しただろ?」

声のした方向へ顔を向けると………そこには優しい笑顔を向ける男が居た。

男は部屋に置かれていた椅子に座ってから………あんこのズボンを脱がせ、そして一気に己のイチモツをあんこのアナルへと挿し込んだ。

あんこは不意打ち気味であった衝撃に暴れるが無駄な足掻きである。

「くくく。ほらほらあんこ。王様がそんな見苦しい真似をしちゃだめだぞ?」
「この映像はあんこが大好きな色々な人の目に留まるんだから、もっと王様として凛とした態度をとってなくちゃ」

そう言いながらあんこに正面を見据えさせる。

そこにはいつの間に準備したのか、先ほどまであんこを撮っていたカメラが設置されており、今現在もしっかりと録画しているのであった。

先に確認したコメントには「王様っぽい」などのコメントが複数有った。

恐らくあの王冠のせいであろう。

ならあんこには無様なオナホの王様になって貰うのがお似合いだ。

そう思いながら男はあんこをより激しく犯す。

折角キチンと着せてやった衣装は盛大に乱れてしまった。

先ほどまでのご満悦であったあんこはもはや見る影も無く、ただひたすら男の玩具として、その小さなお尻を貫かれ続けるのであった。

それからどれ位が経ったのであろうか?

ようやく解放されたあんこは体も服も汚れた状態で小屋の中へと放り込まれる。

そしてそのぐったりとした身体の上や周りにスライスされた栗羊羹がばら撒かれる。

「ほら。欲しかったんだろ?」

あんこは反応しない。

「そいつを食ってしっかりと休み体力を回復しておけよ?」

そう言い男は小屋のドアを閉め、そして部屋からも出て行ってしまった。

静まり返った小屋で横たわるあんこの傍に「みつ」が寄ってくる。

そして「みつ」はあんこの事などは特に気にする様子も無く、あんこの周りに散らばる栗羊羹をモグモグと貪り始めるのであった。


あんこHP45/300

このレスのコンマ分HPはマイナスされます。

↓1のコンマ分HPは回復されます。
またそのコンマ(一桁)が偶数であった場合はその数字×10分の数値が追加回復されます(0・奇数の場合は変化なし)

↓2のコンマ判定で「その頃の千夜たち」が決定します。

偶数:あんこが拉致される瞬間の情報が入る

奇数:相変わらず進展無し

―――その頃の千夜たち③

あんこ失踪から約二週間が経とうとしていた。

ここまで全く有力な情報が無かったのだが………ついに有力な情報が入ったのだ。

その内容とは―――

「―――という訳でおじいちゃんにじゃれついていたあんこへ向かって行った人がいるらしいのですが……」
「心当たりはありませんか?」

ココア経由で「あんこが何者かに連れ去られたらしい」……という情報があったと聞いたチノはティッピーに再度事情聴取を行っていた。

もっともその人物の顔などは確認出来ていないし、「そんなところを見た気がする」レベルの情報のようなのだが。

「そんな事を言われてものう………あの時はわしもそれ所では無かった訳じゃし……」
「すまんが……わしにはやはり何もわからん」

「……そうですか」

ティッピーからの返答にチノは予想はしていたとは言え若干肩を落してしまう。

チノも流石にあんこが心配になっていたので、出来る事なら千夜に力になりたいと思っていたのだが、結局何もわからずじまいとなってしまった。

また当の千夜も最近では朝夕とあんこを探し回るようになったのだが成果は0であった。


―――続く

あんこHP100/300

その日の「みつ」はいつもと一味違っていた。

いつもはあんこにされるがままな「みつ」なのだが………

前日の栗羊羹効果だろうか?
はたまた出産準備期間に入ろうとした事による母は強しといった所なのであろうか?

男が小屋を覗くとそこには……


あんこと「みつ」の状況選択(二票先取)

1.「みつ」にボコられているあんこの姿が

2.あんこから逃げ惑う「みつ」の姿が

3.男の気のせいであった。いつもどおりだ。

4.その他(内容併記 コンマの大きい方の内容を採用させていただきます。また内容未記入はカウントしません)

……いや、男の気のせいであった。

そこにはいつも通り鼻息を荒くしたあんこにじゃれ付かれ、今まさにレイプされようとしている「みつ」が居た。

流石にあんこをこのままにするのはよろしくないかもしれない……。

もし「みつ」がこのまま出産に失敗でもしたら面白くない。

男はそう思い、今まさに腰を振り出そうとするあんこを掴みだす。

あんこは持ち上げられた状態で挿入先を失ったにも関わらずにカクカクと腰を振り始めていた。

やがて……ピュッピュッとあんこから粘着質な液体が男へ向い発射された。

「………」

男は服についたソレを指で触り確認後、無言であんこを空のバケツの中へ放り込む部屋を後にした。


↓1は男の行動を選択してください。

1.犬を使ったお仕置き

2.蛇を使ったお仕置き

3.男自らお仕置き

4.お咎め無し

男はあんこを一階にある温室へと放り込む。

「5分間生き残れたら許してやる」

ガラス越しの男の声が聞こえてるのかどうか、あんこは現状が把握出来ていないようだ。

しばらくキョロキョロと辺りを見回すがポカポカと暖かい部屋へ入れられた事で危機感を抱く所か、むしろ気持ち良さそうにすらしている。

「ふん。呑気なものだ」

男は気持ちよく日光浴を始めたあんこをジっと見守る。

そして――


↓1のコンマ(1桁)で判定されます。

1~9.ほど無く小さな悲鳴が響き渡る

0.何事もなく5分経過

あんこは実に気持ち良さそうに日光浴をしている。

きっと在りし日に千夜らと共にピクニックへでも行った時の事でも思い出しているのだろう。

―――だが、その幸福な時間は唐突に幕を引かれる事となる。

「ピィィィッ!!」

ガラス越しからもわかるような音量が……普段のあんこからは想像も出来ないような絶叫が響き渡る。

だが、それは一瞬の出来事ですぐにまたガラスで隔たれた男の視線の先の空間は静寂に包まれる。

―――ただ先ほどまでと異なるのは

ついさっきまであんこが気持ち良さそうに座っていた場所に居るのは小さく可愛らしいウサギなどではなく

獲物を強く締め上げるように対象へまきついている巨大な蛇であるという事であった。

「以前カラスから逃げたとかいう話を聞いたが、やはりデマか運が良かっただけか……ガッカリだ」

男は目の前の光景を見ながらつまらなそうにそう呟いた。

~DEAD END~

――???空間――

わずかながら0が出たらと思っていましたが流石にそうはなりませんでしたね。
今回はHP関係なしでの即死イベント系なので千夜たちパートはありません。

ロードは>>213からとなります(今回はペナ無し)

↓1は>>213より再度選択をしてください(選択肢2は除く)

男はバケツの中でぬいぐるみの様にだらんとしているあんこを見ながら「……蛇の餌にでもしてやろうか」などと一瞬考えたが、すぐに「こんな面白い玩具を手放してなるものか」と思い留る。

「しばらくその中で頭を反省するんだな」

あんこを1階の1室の片隅に放置されていたボロい金属籠へ移し、「みつ」の様子を見るために2階へと戻ろうとするが、部屋を出る際に

「言っておくがそこから出た場合の安全は保証しないからな?」

ジーとこちらを見つめるあんこに対し釘を刺した。

もっともあんこがこの言葉を理解出来るかどうかなどは知ったことではないが。

やがて部屋の扉が閉まり、男の足音が遠ざかっていく。

あんこは入れられた籠の戸を触ってみるが………これは大分ボロいようである。

2階へ戻り小屋の掃除がてらに「みつ」の様子も確認する事にする。

「みつ」も毛こそ斑状ではあるが最近は大分良くなってきている。

そう思いながら改めて「みつ」を見てみるとそこには――


↓1はあんこの行動を選択してください。

1.言われた通り大人しくしている

2.「――チャンスだ」


↓2のコンマ(1桁)で「みつ」の状態が判定されます。

1~4.特に異常なし

5~9.下痢をしていた

0.脱走なう

「みつ」に特に異常は無いようだ。

出産準備期間へ入ろうとしてるためか小屋の一区画に巣を作ろうとしていた。

男は手早く掃除等を済ませあんこの待つ1階へと戻ることにした。

男が戻ってくるとあんこは言われた通り大人しくしていた。

「ほう。てっきり逃げ出すと思っていたのだがな」

男は若干意外そうな顔をしながら続けてこう言った。

「なら……良い子にしてたあんこちゃんにはご褒美をあげるとしよう」

籠から取り出されたあんこは今まで収容されていた籠の上にケツを突き出す形で押し付けられ、そのまま身体をしっかりと籠に固定されてしまう。

そして次にあんこの身体………特にアナル周辺に……満遍なく何か霧状のモノを吹きかける。

「とりあえず、プレゼントの前にまずは欲求不満なあんこをたっぷりと満足させてやらないとな」

そう言い男は一匹の犬を連れてきた。

その犬は以前オスウサギを食い散らかした奴の片方であった。

あんこにあの時の記憶が甦ったのかガタガタと震えているのがわかる。

「安心しろ。別にお前を食わせる気は無い……」

男のその言葉にあんこは安堵の表情を見せたように見えた……だがそれを見てから男は言葉を続ける……

「……あくまで餌としてはな――」

――え?

男が「ヨシ」と言った瞬間、「彼」はあんこへ近寄り体中を嗅ぎまわりだす。

そして程なくし……「彼」はあんこに対しマウンティングを取り……そのまま挿入を果たす。

男が先ほどあんこに吹きかけたのは雌犬のホルモンであった。

「彼」も丁度いい感じに盛りがついていたので、あんこを雌犬と認識してしまっているのだろう。

あんこの開発されたアナルは難なく「彼」のペニスを飲み込んでゆく。

「ほら。あんこ、お前のしたがっていた交尾だ嬉しいだろ?」

男は愉快そうにその光景をカメラを片手に見物していた。

数回の抽挿運動後、それまで殆ど反応の無かったあんこがビクンと大きく反応した。

どうやら「彼」のペニスが完全に勃起し、同時に「彼」の膀胱とあんこの肛門部との間は完全に塞がれた状態となったらしい。

―――そして

ついに……これまで……例え何度犯されようとも決して泣きじゃくったりなどしなかったあんこが……ついに……顔中の穴から液体を垂れ流し、吐き出しながら暴れているのである。

それも当然であろう。

今現在あんこが暴れているこの瞬間も「彼」は射精の真っ最中なのだろうから。

そしてあんこの肛門は「彼」のペニスによりきっちりと栓がされた状態となっており、一切の逆流を許さないのである。

その間も「彼」はあんこの奥へ奥へと精液を送り続ける。

―――やがて

「彼」は動きを止め呼吸を整え始めた。

男はそれを確認してから二匹の元へと行き、ぐったりとして動かなくなったあんこの体を籠から外してゆく。

同時に「彼」もあんこの体から離れるのを感じた。

この瞬間…あんこは「やっと終ったのか・・・」と思ったかもしれない

―――だが

「――!?」

「彼」がその場から離れるのと同時にあんこの身体も「彼」に引きずられる形で籠から離されてゆく。

そして逆さ吊りとなり、あんこの視線の先には「彼」の顔が見えた。

なんとあんこのアナルはまだ「彼」のペニスをくわえ込んだままなのである。

そして「彼」はその場にあんこと背を向け合った状態で座り込んでしまう。

「さて……見物はこれからだ」

男がそう言うのとほぼ同時にあんこは再びその顔を苦痛に嫌悪感に恐怖に歪める。

そう……犬は射精後もこの状態で更に数分から数十分に渡り精液を吐き出し続けるのである………。

つまり今現在もあんこの体内へは容赦なく「彼」の精液が送り込まれ続けているのであった。

―――やがて「彼」は今度こそあんこからその身を放す

「彼」のペニスが引き抜かれた瞬間………あんこの肛門からは今まで「彼」が吐き出した精液が勢いよく噴出されるので

遠のく意識の中

「そうか……お前もあんこが気に入ったか」

男が「彼」を撫でながら

「しかし……プレ……ント………でだな」

男はまだ何かを言っているような気がしたが、あんこの耳に届く前にあんこの意識は闇の中へと沈んで行ってしまった。



あんこHP100/300

このレスのコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

↓1のコンマ分あんこのHPは回復します。

↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

1~3.あんこ様はこの程度では挫けない

5~9.相当参ったらしくずっと寝たままだ

0or4.あの一件であんこは完全に壊れてしまったようだ。

あんこはあの一件が相当堪えたのかこの2日間ほどずっと寝たままであった。

男も今回は流石に休ませてやろうと思ったのか、あんこには手を出していなかった。

今もあんこは小屋の片隅でぐったりとしている。

……ただ、2日前とは一つだけ違う所があった。

今のあんこは頭の王冠とは別にもう一箇所だけ人工物を身に着けていたのだ。

それは……貞操帯であった。

あんこはまるで金属のオムツの様な貞操帯を取り付けられていた。

これでは勃起など出来ない……しようものならその際には激痛が走る作りとなっている。

既に出産の準備期間に入った「みつ」をレイプ出来ないようにするためのモノであった。

男はそれを見ながらこう言った。

「取り付ける際も全く抵抗しない……というか気付いてすらいなかったからな」
「元気になった時が楽しみだ」

―――その頃の千夜たち④

あんこの失踪から既に二週間が経っていた。

千夜も流石に本腰で捜索を始め、「何者かに捕まったかもしれない」という情報を頼りに必死に聞き込みをしていた。

そしてついにあの日「あんこを追いかけていた人物を見た」という証言を得ることが出来たのであった。

詳しい風貌までは流石に分からなかったが、それでも進展といえば進展であった。

そして捜査を進める千夜は――


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

1~4、ネットにあんこの動画がUPされているという情報を得る

5~8、あの日あんこを追っていた人物はもしかしたら……

9~0、別の事件へ突入

聞き込みをして得られた情報。

・相手は男であった
・大きなスポーツバッグのような物を持っていた

千夜はあの日
あんことティッピーが店内を飛び出す直前にそのような人物を見た気がしていた。

ただ……その顔までは全く思い出すことは出来なかった。

果たしてあんこは無事なのだろうか?

千夜の中に不安は泥のように堆積してゆく。

―――続く



↓1は男による復活したあんこへの希望シチュをお書きください。


↓2はあんこによる「みつ」への希望シチュをお書きください。

あんこが犬に犯されてから3日目

男はそろそろあんこで遊ぶか……と腰を上げる。

そしてまだぐったりとしてるあんこと対照的に若干気の立っている「みつ」を、この数日間で作っておいた周囲をマジックミラー張りにした若干大きめの箱へと容れ、それをキャリーカートへと積み込み家を後にするのであった。

その箱はあんこ達が容れられた時から布が被せてあるが、これはあんこが逃亡しても家の間取りや帰り道をわからないようにするためであった。

移動中カートは常にガタガタと揺れるため、中のあんこも程なく目を覚ますだろう。

目的地へと到着し男は足を止める。

だがそれにもかかわらず箱からはガタガタと音がし、キャリーの引き手にも僅かに振動が伝わってくる。

どうやらあんこは目覚めて既に活動を開始しているようだ!

そう思った男は箱に被せてあった布を取り外すのであった――。

ガタ…ガタ…ガタ…

――なんだろうやたら揺れるな?
振動で目が覚めたボクが目を開けると、そこはいつもの小屋ではなくやたらと狭い箱の中であった。

――なんだココは?
ボクは目を凝らし周囲を確認する。
するとすぐ横に「みつ」が居た。

――「みつ」?
「みつ」は現状を特に気にする様子も無く、身を丸めていた。
それを見たボクは……

――可哀想なボクを慰めてよ!
そう言うと同時に「みつ」へ飛び掛る。
「みつ」は驚いたのか若干抵抗をしたが、すぐにいつもの様に大人しくなってくれる。

そのままボクはすぐにマウンティングを行い
「みつ」とひとつになろうとした――だがその時――

――!!
ボクの股間に激痛が走る。
あまりの痛さにボクは「みつ」から身体を離してしまった。
ボクが自分の下半身へ視線を落すと……そこにはまるでオムツのような器具が取り付けられていた。

――なんだこれは?
ボクはそれを取り外そうとするが……それはガッチリと固定されており全く外れそうもなかった。

――これじゃ「みつ」と愛し合えないじゃないか!!
ボクは怒りのあまり箱の壁に体当たりをして何とかこの器具を外そうとする。
だが器具はビクともしなかった。
逆に体当たりをするたびに金属のふちが身体にめり込んで痛い思いをしてしまう。

――うう。酷いよ。またあの男の嫌がらせなんだろうか?
なんであの男はボクに酷い事ばかりするのだろう?
ボクは全く何も悪いことなんてしてないのに――

ボクがそんな事をかんがえ始めたとき
唐突に箱の中を強烈な光が満たす。

――眩しいよ!
徐々に目が慣れていく
そして明るさに慣れたボクの目には見慣れた甘兎庵近所の公園の景色が飛び込んできた!

――ここは?
ボクは夢でも見ているのだろうか?
そこは確かに甘兎庵の近所であった。

――帰ってこれた?
ボクは勢いよく駆けだす。
……だが

ドンッ

ボクは見えない壁に顔から突っ込んでしまった。

――うう。痛いよ。
ボクは頭を振ってから、前足で今ぶつかった部分をタシタシと触り確認してみた。
どうやら目に見えない壁が有るようだ。

――でも
ほら!「みつ」見てご覧よ!
このすぐ近くにボクの家が有るんだ。
頑張って一緒に逃げよう。

ボクは感心なさげにしている「みつ」に呼びかける。
だが「みつ」はそんな必死に訴えるボクを無視して呑気にアクビなどをして、再び体を丸めてしまう。


↓1は以下より選択してください。

1、なんてヤツだ。旦那様であるボクの言うことが聞けないなんて。お仕置きが必要だ。

2、ボクは「みつ」にやる気を出して貰うため愛を注入することとした。

3、「みつ」を無視して脱出を試みる

――なんてヤツだ。
旦那様であるボクの言うことが聞けないなんて。
お仕置きが必要だ。

ボクは呑気に眠ろうとする「みつ」に飛び掛り背後を取る。
そしてご主人様としての威厳を見せつけようと、大きく腰を引き、「みつ」へ向けて振りだそうとした瞬間――

――!!!

あんこの股間再度激痛が走る。
あんこは興奮のあまり自分の下半身に取り付けられていた器具の存在を忘れていたようであった・・・。

すぐ隣でうずくまり身悶えるあんこを無視して「みつ」はゆっくりと眠りに着こうとするのであった――。


↓1は男の行動を選択してください。

1、周囲を散歩して帰宅

2、甘兎庵へ

男は先程までガタガタしていた箱が静かになったので移動する事とした。

「急に静かになったが箱を壊そうとしたが疲れ果てたか、「みつ」に襲い掛かろうとして自爆でもしたのか……」

歩くことしばらく、やがて目的地が見えてくる。

―――そこは甘兎庵であった。

男は一度立ち止まり箱を中に居るあんこにもよく見える位置へと置く。

その途端、それまで静かだった箱が先程まで以上にガタガタと音を立てはじめる。

中のあんこは甘兎庵を視認しさぞや興奮しているのだろう。

箱は絶え間なく揺れ、内部からはドンドンという音が聞こえてくる。

幸い周囲に人は殆どいなかったので注目される事は無いが、周りに人がいれば何事かとこちらを注視したことだろう。

「これから店に入ろうというのにこれでは流石に無理だな」

そう言いながら男はポケットからスタンガンを取り出す。

出力は気絶しない程度だが体の自由はしっかり奪うという具合に調整済みの物であった。

「少し大人しくしてもらうぞ?」

そう言いながら男は箱の一部を開け、あんこに向けすばやくスタンガンを押しつけようとした。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

7以外の数字、あんこはスタンガンで体の自由を奪われた

7、スタンガンがあたる直前にあんこは箱から華麗に脱出した

――!?
ふいに天井が開いた。
そして男が何かを押しつけようとしてきた。

――チャンスだ!
その瞬間ボクは――男の手がボクに触れるよりも早く――ボクは男の手にしがみ付き――そして箱の外へと飛び出した。

「なっ!?」

その瞬間男から驚愕の声があがる。

――やった!!
外の世界だ!自由だ!!

――だけど
ボクは地面に着地し背後を振り返る。

――「みつ」は?


↓1はあんこの行動を選択をしてください。

1、かまわず甘兎庵へダッシュ

2、男を倒して「みつ」も救助する

――男は明らかに動揺しているようだった。
チャンスだ!

――今ここで全てを終わらせる

そこにはいつもの見る者全てを飲み込むような虚ろな目ではなく

真っ赤に燃える炎を瞳に宿した

一匹のウサギがいた

――うおおおお!!

あんこは男へ向い駆けるだそうとする。

――男の足元で動き回り、男を撹乱し、スキを見てあのスタンガンを奪い取ってやるんだ。
あんこは脳内でシミュレーションし男へ立ち向かおうとした。

――だが

↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

1~9、金属製の貞操帯が邪魔をしてあんこはボテボテと無様にしか動けなかった。

0orゾロ目、貞操帯による足枷などものともしなかった。

箱を開けた直後にあんこの見せた敏捷な動きに男は驚きを隠せなかった。

……だが――

男は自身の足元を見る……

―――そこには先程の軽やかな動きをしたウサギととても同一個体に思えないほど無様にボテボテと∞の字を描くように走るウサギが居た。

「………」

―――男は無言でその背中へスタンガンを押しつけ、スイッチに置かれた指に力を込める。

バチッ

静電気の音を大きくした様な音が一瞬だけ響き、それと同時にあんこは動かなくなった――。

「馬鹿な奴だ」

今のあんこは捕獲直後にやった爪への針刺しの傷も大分癒えていたため、万全時ほどではないがそれなりに走る事は出来たハズだ。

だが……今はそれに代わりにあんこの下半身には貞操帯が装着されている。

これが走る上で重りとして、足の可動範囲への制限として……足枷となったのだろう。

それでもココから甘兎庵までの距離と店の前の通りへ出れる事を考えれば………あのまま脇目も振らず甘兎庵へとダッシュしていれば或いは無事に逃げることが出来たかもしれないというのに。

「性欲のはけ口としてしか見ていないくせに「みつ」へ対してカッコつけようとでも思ったのかね?」

男は周囲を見回すが幸い人目にはついていない様だったので、足元で寝そべるあんこを抱え上げ箱の中へと放り込み、その場を後にした。

ガタ…ガタ…

――体が動かない。

ガタ…ガチャ…

――せっかく逃げ出せたのにまた捕まってしまうなんて
――くそっくそっくそっ――うぅっうく。
ボクは悔しさのあまり涙が止まらなかった。

「……ちゅうもん…は…で…」

――なんだか懐かしい声が聞こえたような
ボクは涙で濡れた目をそっと開ける。

―――そこは―――甘兎庵―――だった!
自由の利かない体を必死に這わせ周囲を見回す。
そこには見慣れたテーブルと椅子が、ボクがいつもお客たちの目を楽しませていた台座が有った。

……そして
……千夜がこちらへと歩いてくる。

――千夜!千夜!
――ボクはここだよ!助けて!
ボクは精一杯……千夜に向い助けを求めようとした。
………だけど……体がまったく動いてくれない……。
ボクは床に這いつくばる格好のままで、体中がまだビリビリと痺れていて満足に動かすことが出来なかった。

……やがて千夜はその場から離れ……店の奥へと姿を消してしまった……。

――その後も千夜は何度かボクのすぐ傍を通り過ぎたが、ボクにはついに気付いてくれなかった。

男は店を出るためにレジへと向かう。

そしてお勘定の際に……

「なんです?」
「自分の顔に何かついていますか?」

甘兎庵の娘である千夜がレジを打つ手を止め、こちらをジっと見ていた。

千夜は男の言葉にハっとし、すぐに「すみません」と言いながら顔を戻し手を動かし始める。

……まさかとは思うがあんこについて何か思い当たることでもあるのだろうか?

男は千夜に対し警戒の念を抱くが、その後は何事もなく無事に会計は済んでしまった。

店を出て男は千夜の反応を気にしながらも甘兎庵から遠ざかっていく……。

そして再び公園内へ入ったところで箱からドンという音が聞こえてきた。

……どうやらあんこが動けるようになってきたのだろう。

男は箱の天井部分を開け中を確認する。

そこには必死に甘兎庵の方角の壁を叩こうとしてるあんこの姿があった。

「ふん。残念だったな。」

男は再びスタンガンを取り出し、あんこの背に押しつけスイッチを入れる。

一瞬、あんこの体がビクンと跳ね上がり、そのままあんこは動かなくなってしまった。

どうやら完全に回復しきっていない所への攻撃で完全に気を失ってしまったようだ。

「みつ」は相変わらず、この騒ぎも我関せずといったところで、あんこからわずかな距離を取った箱の隅で大人しく眠っていた。

男は箱を閉め、帰路へと着く。

だが、男は油断していた。

あんこらの様子を観察している時……男の横を一人の少女が通り過ぎていたのだった。

少女は特に男にも、その箱にも関心を持った様子は無かったが……果たしてこれはあんこにとって救いとなるのか?



↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

そのとき通り過ぎた少女は……

1~2、ココア

3~4、チノ

5~6、リゼ

7~8、シャロ

9、残念。全く関係の無いモブキャラであった。

0、↓1で再判定

男が店を出てから千夜はずっと何かが引っかかりモヤモヤとしていた。

「どうかしたの千夜ちゃん?」

だが、それが何なのかを探る行為は不意にかけられた声により中断されてしまう。

千夜が顔をあげるとそこには不思議そうに覗き込むココアが立っていた。

「あら。ココアちゃん。いらっしゃい。」

ココアの顔を見て千夜は今日これから一緒にあんこを探しに行く約束をしていたことを思い出した。

「ココアちゃん。上がりまでまだ少しかかるから悪いのだけれど待っててもらえるかしら?」
「お詫びに今度お店に出す新作をご馳走するわね」

「うん。ありがとう千夜ちゃん」

笑顔で気にしないでと返すココアに感謝しながら、千夜はココアを席へと案内するのであった。

「そういえば、さっきは何を考え込んでたの?」

道を歩きながらココアが尋ねる。

「うん。実はね……さっき来たお客さんを見てからずっと何かが引っかかってるの……」
「確かにあの人の顔を見た記憶があるのだけれどそれがいつだったのかって……」

千夜は歩を止め再び考え込んでしまう。

「ふーん。どんな人だったの?」

「見た目は特に普通だったの。でも……」
「……でも、なんだか変わった荷物を持っていたわ」

千夜は男の持ち込んでいた奇妙な鏡張りの箱を思い出していた。

「変わった荷物?どういうのだったの?」

「確か四方が鏡張りみたいな箱だったわ」

それを聞きココアは「そういえば甘兎庵へ向かう途中でそんな人を見たような?」と思い返していた。

「でも千夜ちゃんが男の人を気にするなんてね」
「もしかしたらその人があんこをさらった人だったりして」

ココアは探偵が推理を口にするようなポーズを取りながら若干冗談混じりにそう言ったが……

千夜はココアのその言葉を冗談とは聞き流せないでいた……。



あんこHP120/300

>>252のコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

今回あんこのHP回復はありません。


千載一遇のチャンスを逃したあんこ。
ショックのあまりあんこは……。
↓1は希望の状態をお書きください。


↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

1~4、千夜、あの男があんこをさらった男なのでは?と思い至る

5~8、男の事は結局思い出せ無い中で千夜たちにあんこの動画情報が

9or0、別件編突入

その後ココアと共にあんこを探したが

結局その日もあんこを見つける事も有力な手がかりを手に入れる事も出来なかった。

ただ……千夜はやっとあの男性客のことを思い出せた。

たしかあの人はあんこたちが飛び出す直前に店を出ようとした人だったと……。

直感的にやはりあのお客の男は何かを知っている、もしかしたら本当に犯人なのではと千夜は感じていた。

「おかえりなさい。あんこ。心配していたのよ」

扉を開けた先には目尻に涙を溜めた笑顔の千夜がボクを出迎えてくれた。

ボクは勢いよく千夜の胸へと飛び込む。

――ただいま。千夜。

ボクが千夜の温もりを堪能していると、いつの間にか周りにはココアたちがいた。

皆、ボクの帰還を祝福してくれている。

そんな中でチノが千夜に耳打ちをし、千夜も「そうね」とボクを抱えて歩きだす。

移動した先は綺麗に綺麗に飾り付けられた部屋で、そこにはティッピーが居た。

ティッピーは綺麗なウエディングドレスを着ていた。

「まったく、あんこったら。花嫁さんを待たせちゃダメでしょ?」

千夜がそう言いながらボクをティッピーの待つ式台の上へと降ろす。

気付けばいつの間にかボクもビシっとしたスーツに包まれていた。

――ああ。そうだ。ボクはついにティッピーと結ばれるんだ。

皆の祝福の言葉の中、ティッピーのもとへと歩を進めてゆく。

そして神父の真似事をするココアが誓いのボクたちにキスをするようにと言った。

――ああ。なんて幸せなんだ――

「さあ、それじゃあ早速夫婦での初めての共同作業をしましょう」

千夜がボクとティッピーへ向かってそう言った。

――それって……つまり……。

ボクは皆に見られながら若干恥ずかしいと思ったけど、それでもオスとして旦那様としての威厳を示すために意を決する。

そしてティッピーのほうへ向き直ると………そこには………。

「反応が無いな」

――……ん?あれ?
ティッピーは?千夜たちは?

――たしかボクはティッピーと……
――!!
なんだかボーっとする頭は突如襲った強烈な痛みで一気に覚醒する。

お尻が痛い
特に肛門部分が引き千切られそうだ。。
それにお腹も異常に張って何かが流し込まれているような感覚がする。
――この感覚は……

ボクは恐る恐る背後を振り返る。
そこには「彼」が座っており、「彼」のイチモツはボクのお尻へガッチリと挿し込まれていた。

「起きたか」

――!!
顔を正面に戻すとそこには男が立っていた。

「お散歩中に逃げようとした罰だ」
「こいつもお前が気に入ったようだからな……これから数時間はぶっとうしでこいつの相手をしてもらうからな?」

目の前が一気に真っ暗になる。
さっきまでのは夢だったのだろうか?

――うええええ
不快感からボクは吐いてしまう。
吐き出された物体は……今まさにボクの体内へ垂れ流されている犬の精液であった。
ボクの体はもう隅々まであんな奴に汚されてしまっているのか?

「ははは。折角お前の旦那サマが注ぎ込んでくれてるモノを吐き出すなんて失礼な奴だな」

男はボクの頭をグリグリと押さえつけながら愉快そうに笑う。

――こんな奴がボクの――?
ううう。
ボクは再び口から白い粘着質の液体を吐き出しながら泣きじゃくるしかなかった。

男の言葉どおりあの犬との行為は数時間にも及んだ。

その後、男はボクを小屋へと放り込みすぐにその場を後にした。

半ば放心状態のボクの目に「みつ」が入り込む。

彼女はボクがあんな酷い目に合っていたというのに小屋の中でスヤスヤと安らかな寝息を立てていた。

――………
そもそもボクが脱走に失敗したのは彼女のせいではないのだろうか?
もしも「みつ」が……あの時ボクにしっかりと付いてきてくれてさえいれば……ボクはあのまま甘兎庵へと逃げ込めたのではないのか?

ボクの中に今までに無い怒りの念が渦巻く。
そしてボクはその怒りを彼女へ爆発させてしまうのだった。



あんこHP25/300

あんこのHPはこのレスのコンマ分マイナスされます。

あんこのHPは↓1のコンマ分回復されます。


怒りに支配されたあんこは「みつ」に対して……
↓2はご希望の展開を記入ください。

追記
もし↑のでコンマが残りHPを上回ったらバッドエンドいきです。

その場合はどういう方向で再開するのかで希望があればご記入ください(大体明日一杯まで募集します)
ちなみにバッドエンド自体はは書きます。

――お前がしっかりボクに付いてこなかったからこんな事に
ボクは「みつ」にマウンティングし、しっかり立場を教えてやろうとした
……だが

――ッ!!
ボクの股間に激痛が走る
そうだ、この忌々しい器具のせいでボクは……

ボクは苛立ちのあまり「みつ」の周りでスタンピングを始める。
ボクが足をダンダンと鳴らしていると「みつ」は身を縮め更に丸くなろうとする。

――ボクは怒ってるんだ。
――悪いと思うならしっかりとボクに誠意を見せろ!
さらにスタンピングを続ける。

―――だが

ドン!

――!?
突然何かに突き飛ばされる。
そしてそのまま背後の金網に押し付けられる。
視線を落すとそこにはいつもと違いやたら息が荒く、目も充血している「みつ」が居た。

――な、なんだ?なんのつもりだ?
ボクは予想外の反撃に戸惑いながら襲い掛かってきた「みつ」を振りほどこうとする。
だが、下半身に取り付けられた器具のせいで上手く動けず、ボクは「みつ」に地面に転がされてしまう。

―――直後

――!!!
腹部に激しい痛みが走る。
そしてすぐにそこはもの凄い熱を帯びていく。

――え?え?
ボクは自分のお腹へ視線を向ける。
ボクの真っ白で綺麗な毛並みは真っ赤に染まっていっていた。

ペッ

ようやくあんこから離れた「みつ」が何かを吐き出す。
彼女の口の周りは赤黒く汚れたいた。
どうやら「みつ」はあんこの腹をその鋭い前歯で噛み千切ったようである。

「みつ」はやっと静かになったあんこを一瞥すると元いた巣へと戻っていき、再び身体を丸める。
やがて出産のために用意した巣からは「みつ」の寝息が聞こえてきた。

あんこは仰向けに転がったまま動かなかった―――いや、動けなかった。
その身を襲う激痛と、最初こそ熱を帯びていたが今は逆に徐々に自身の身体を包んでいく寒気に、ただ震えることしか出来ないでいた………。


――助けて。千夜。


~BAD END~

―――そして千夜たち③

千夜は寒空の下あんこを探していた。

だが結局その日もあんこを見つける事は出来ないまま終ってしまった。

「おかえり千夜」

帰るとシャロが出迎えてくれた。

「ただいまシャロちゃん」

「今日も結局あいつは見つからなかったの?」

「ええ」

シャロの質問に千夜は表情に影を落としながらうなずくのでった。

それを見たシャロは

「そうだ、千夜。冷えたでしょ?良い物があるの!」

「え?」

「ほら入って!入って!」

そう言いながら千夜を半ば強引に室内へと引き込んだ。

そして

「じゃじゃーん。豪華絢爛焼き鳥セットよ!!」

座らされた千夜の目の前の机の上に大量の焼き鳥が並べられた。

まだ出来たてなのか湯気を昇らせ食欲をそそらせる匂いを漂わせていた。

「シャロちゃん……どうしたのこれ?」

そこには質素倹約をモットーとするシャロにしては随分と奮発したと思われる物が並んでいた。

「んー?実は屋台で超特売をやっていたんで……ついね」

シャロは舌を小さく出しながら恥ずかしそうに言った。

「まあいいじゃない。一杯あるし一緒に食べましょ」

「そうね。シャロちゃんありがとう」

「このお肉美味しいわ!不思議な甘みがあって…!」
「まるで餡子みたいね!」

千夜は並んでいた見慣れないタイプの焼き鳥を食べ、その味に若干興奮気味だった。

「それは今度出す予定の新作の試作品らしくてオマケでつけてくれたんだけど……」
「本当に美味しいわね」

シャロも千夜同様にほど良く脂がのった、その独特の味わいと食感を堪能していた。

「普通の鳥肉とは違うみたいだけど……いったい何のお肉なのかしらね?」

「んー。ちゃんと並ぶようになったら聞いてみようかしら。」

少女たちはその後も、そんな他愛のない雑談をし、そこには曇りの無い明るい笑顔があった。

その後、二人はあらかた食べ終わり、急須からお茶を注ぎながら

「暖かいわね」

「本当ね」

そんな他愛の無い時間を彼女たちはこれからも堪能していくのであった。

あんこみたいな特殊な食生活をしているウサギのお肉ってどんなでしょうね?
あと原作のおでぶなあんこちゃんとアニメのスマートなあんこちゃん。
どっちが美味しいのでしょうか?

ちなみにこのエンドで某SSでの発言を実行させていただきました。
あっちは鍋でしたけど。


――今後について――
では>>264からのロードを実行します。
それにあたって一部変更する場所も出るかもしれないので
こちらの更新は明日させていだきます。

男の言葉どおりあの犬との行為は数時間にも及んだ。

その後、男はボクを小屋へと放り込みすぐにその場を後にした。

半ば放心状態のボクの目に「みつ」が入り込む。

彼女はボクがあんな酷い目に合っていたというのに小屋の中でスヤスヤと安らかな寝息を立てていた。

――………
そもそもボクが脱走に失敗したのは彼女のせいではないのだろうか?
もしも「みつ」が……あの時ボクにしっかりと付いてきてくれてさえいれば……ボクはあのまま甘兎庵へと逃げ込めたのではないのか?

ボクの中に今までに無い怒りの念が渦巻く。

――そしてボクは……




あんこHP20/300

あんこのHPは↓1のコンマ分回復されます。


↓2はあんこの行動を選択してください。

1、怒りに支配され「みつ」に何かする(内容併記)

2、思い止まる



――アンケート――

・あんこは「みつ」をどう思ってるのか?

20時前後まで募集しますのでよろしければご意見をください。
今後のあんこの行動へ反映します。多分。

ちなみに「みつ」のあんこへの感情は見ての通りです……。

あんこHP78/300

――そしてボクは……
気づいた時、ボクは怒りに支配され「みつ」に噛み付いていた。

ボクは「みつ」の上に正面からの覆い被さりながら、ちょうど顔の前にある「みつ」の尻尾をガジガジと噛む。
さらに腰をカクカクと振ることにより、この忌々しい金属器具を「みつ」の顔に叩きつけてやる。
嫌がる「みつ」により一度振り落とされるが、今度は背後から覆い被さり、その耳に噛み付いてやった。

――しっかりとどっちが上なのか教えてやら無いと


↓1は「みつ」へお仕置きをするあんこに対し「みつ」が取る行動を選択してください。

1、されるがままジっと耐える

2、反撃する

3、服従の姿勢を見せる

――しっかりとどっちが上なのか教えてやらないと

あんこがそう思いながら「みつ」を噛み続けていると、「みつ」は必死に身体を左右に動かし始める。
今まで一度主導権を握ってしまえば抵抗らしい抵抗など全くしなかった「みつ」の意外な行動にあんこは咄嗟に反応出来ず振り落とされてしまう。

―――そして

ドガッ!!

あんこの身体へ強い衝撃がかかる。
どうやら「みつ」はその後ろ足であんこを思いっきり蹴り飛ばしたようだ。

その強烈な一撃であんこの小さな身体は勢いよく小屋の中を転がり、あんこはそのまま小屋の壁へと激突する。
その際に後頭部を強打したのか、あんこはそのまま気を失いバタンと倒れこみ動かなくなった。

それを確認してから「みつ」は再度寝息を立て始めた。


あんこHPはこのレスのコンマ分マイナスされます。

↓1のコンマ分HPは回復します。

↓2は意識を取り戻した際のあんこの状態をお書きください。

あんこHP135/300

――うぅ。
ボクはお腹に感じる痛みで目を覚ます。
起き上がり、お腹を確認してみると若干腫れている様に感じた。

――そうだ。
たしかボクは「みつ」に蹴り飛ばされて……

「みつ」のほうを向くと彼女はまだ眠っているようだった。

――ん?
視線をお腹へ戻すとボクは綺麗な白い毛が赤くなっている事に気付く。
そして同時に口の中の違和感にも気付く。
やたら鉄臭いのである。
どうやら転がった際に口の中を切ってしまっていたようだ。

再度「みつ」を見てボクはとたんに怖くなった。

――なんて乱暴なんだ……
ティッピーやシャロとは大違いだ
やっぱり野良ウサギなんて野蛮で怖い乱暴者なんだ

「みつ」に恐怖心を抱きながらボクは自分の下半身がやたらと温かくなっていることに気付く……。
見てみると器具と股間部の間からジワジワと液体が染み出し、下半身はビチョビチョになっていた。
どうやら恐怖のあまり思わず失禁してしまったようだ………。

そして更に興奮したためか、傷が開き口の中を鉄の味が支配していく。
ボクは口から血がポタポタと零れるのを見て、もの凄く怖くなってしまう。

――早く甘兎庵へ帰りたい……。



↓1は甘兎庵へ帰りたいという意思を再確認したあんこの行動を選択してください。

1、小屋の扉へひたすら体当たりをする

2、男が来るのを静かに待ち、扉をあけた際に逃亡を試みる

3、千夜に助けてと念波を送る

ガン…ガン…ガン…

男が部屋へ入ると、そこには必死に小屋の入り口へ体当たりをするあんこの姿があった。

「ほう。ずっと大人しかったくせに急にやる気をだしたな?」

男はあんこを見ながら先日の甘兎庵への一時帰還が随分と堪えたのだろうと予測した。

ガン…ガン…ガン…

あんこは男の存在など気にも留めず一心不乱に扉へ体当たりを続ける。

このままそんなあんこのいじらしい抵抗を眺めるのも一興ではあったが、ここで男は部屋に充満する異臭に気付く。

「なんだ?ずいぶんと臭うな……」

男が小屋へ近づきあんこを見ると、あんこの下半身は先ほどのお漏らしで汚れたままであった。

「おやおや。困ったちゃんだ。」

そんなあんこを見た男は……


↓1は以下より選択してください。

1、これはすぐにでもお仕置きとして水責めだな

2、今取り出そうとして暴れられても困る。力尽きてから処理するとしよう。

3、待つのは面倒だな(男はスタンガンを取り出した)

これはすぐにでもお仕置きとして水責めだな。

男はそう思いながらいまだ体当たりが続けられる小屋の扉に手をかける。

そして……あんこが入り口へぶつかる直前で入り口を開けた。

あんこはそのまま勢いよく床を転がっていきやがてちょこんとお尻から座った状態で止まる。

あんこはキョロキョロと辺りを見回し小屋から出られたのだと認識すると同時に、背後で自分を見つめる男の存在にも気付いた。

「お望み通り外へ出してやったぞ?」
「それじゃあ今度は俺のお望みに従って、その臭い体を洗わせて貰うぞ?」

男がそう言い手を伸ばしてくる。

あんこは床を這うように移動しながら体勢を整えて駆け出すが………すぐに次の障害へと直面する。

今度は部屋の扉が彼の行く手を阻んだのだ。

あんこは必死にその扉へカリカリと爪を立てるが、そんな事は全くの無駄な行為でしかなく……直後、男にその首根っこを掴まれ乱暴に持ち上げられてしまう。

………そしてあんこは風呂場へと連行されるのであった。

風呂場へ着くと男はまず金属の貞操帯を外し下半身を丁寧に洗ってやった。

そして次に上半身も丁寧に洗い、そしてその身体をしっかりと拭きドライヤーで乾かしてやる。

あんこは予想外な事に驚いたのか終始大人しくしていた。

捕まって以来満足に体の手入れをして貰えた事など無かったので綺麗好きのあんこは実に気持ち良さそうにしていた。

「さて……外は綺麗になったな」

ブラッシングも終わりシャキンとした格好のあんこを見ながら男も満足そうにそう呟く。

「じゃあ次ぎは中身を綺麗にしないとな?」

――!?

男はそう言うが早いかあんこの手足を縛りつける。

縛り終えるとそのままあんこを外へと連れて行き、水道の蛇口から伸びるホースの先をあんこの肛門へおもむろに挿し込んだ。

―――そして、栓を捻る。

あんこへ向けホース内から水が迫ってくる。

程なくしてあんこの肛門から腸内へ冷たい水が流れ込む。

あんこは必死に暴れまわりホースを外そうとするが深々と挿し込まれたホースはあんこから抜ける様子は無い。

「おいおい。せっかく綺麗にしてやったのにもうそんなに体を汚してしまって……困った奴だ」

男がヘラヘラとその様子を眺めている。

あんこは必死にもがくが、その間も絶え間なく水は注ぎ込まれていくのであった。

やがてあんこのお腹が不自然に膨らんでゆく。

その様はまるで妊婦のようであった――。

「まあ安心しろ。死なないように気をつけてはやる」



このレスのコンマ分あんこのHPはマイナスされます。

↓1のコンマ分HPが回復します。


↓2のコンマにより判定されます。

偶数:千夜、動画の情報を得る。

奇数:千夜、動画の情報を得られない。

ぞろ目:別件編突入

千夜無能

―――その頃の千夜たち④

その日、千夜はネットでのあんこの情報募集ページをチェックした際に奇妙な書き込みを見つけた。

それはなんでもウサギへの虐待ショーを公開しているサイトがあるという話であり、そこに出演しているウサギがあんこに似ているという内容であった。

そしてそのサイトのURLが貼られていた。

翌日……千夜はココアとシャロと共にそのサイトを確認することとした。

―連絡―

すいません。
よく見たら>>290がぞろ目でした。
ですので>>292はちょっと無かったことでお願いします。

↓1より改めて別件編へ入ります。

みつがしんだ

>>294
紛らわしくてすいません。
>>293のはシチュ募集とかではないので。
別件編は書きあがったら投稿します。

―――別件編

千夜はその日も行方不明のあんこを探すためチラシを配っていた。

そんな時である。

「ちょっと貴女!」

一人の女性がチラシを片手に千夜に話かけてきたのである。

「はい。なんでしょうか?」

女性は「このチラシに載っている写真のウサギはお宅のペットで間違いないのか?」と興奮気味で問い詰めてきた。

千夜はその女性に気圧されながら「はい。そうですが……何か知っているのですか?」と返した。

「知っているも何も……はぁ…全く飼い主がこんなだから……」

女性はブツブツと何かまだ何か言いたげではあったが、一度深呼吸をした後でこのウサギ……あんこについて話があるから一緒に来るようにと千夜に促した。

千夜は突然の事に若干戸惑いながらも、この人は何か知っている!やっと得たチャンスかもしれない!と思い付いて行く事とした。

それからしばらく歩き女性の自宅と思われるマンションへと到着した。

道中、千夜は何度か話しかけたのだが女性は黙ったままであった。

そして千夜はそのまま3階にある女性の部屋へと通された。

「見て貰いたい物がある」そう言われベランダのある部屋へと通された千夜の目に映った光景……。

そこに居たのは3つのケージ内に鎮座している複数のあんこ『たち』であった――。

一つのケージに3匹が収容されており、その総数は9羽であった……。

女性曰く今から二ヶ月ほど前に自分の飼っている室内ウサギの姿が見えず、よく『彼女』が遊んでいるベランダを見たところ……そこには見知らぬウサギが一匹居たという。

しかもあろう事かそのウサギは自分の可愛いペットと交尾中であったのだ。

女性が我に返り慌ててそのウサギを捕まえようとした所、そのウサギはなんと3階から飛び降り、そのまま何処とも無く走り去っていってしまった………という。

千夜は当然ながら「それは本当にうちのあんこだったんですか?」と反論をするのだが……女性はこのチラシに載っている写真のウサギで間違いないと言う。

その姿を確認できたのはわずかな間であったが「この王冠を間違いなく被っていた」と譲らない。

他にもチラシに書かれた「よくカラスにさらわれ空中から落下してくる」なども
何故3階のベランダにいたのか?3階から飛び降りてなんとも無いのは?などと状況証拠としては十分だと主張する。

……そして極めつけは室内へ入ってから今現在に至るまで千夜へジーっと熱い視線を送り続けるあんこそっくりな仔ウサギたちであった。

女性が仔ウサギたちとは別のケージ内でどこか怯えたようにジっとしている母親ウサギを千夜に見せるが、その姿は綺麗な茶色の体毛に覆われたウサギであった。

対してあの仔ウサギたちは全てあんこと全く同じ配色であり、その視線を送る瞳の虚ろ具合までもがあんこそっくりであった……。

千夜がたじろいでいる内に「そもそもうちの娘はこの「あんこ」とかいうウサギ以外と会うまで他のウサギに触れた事すら無い」とトドメまでさされてしまった。

結局千夜はここまで言い逃れなど出来るはずもなく、ひたすら謝罪をするハメとなった。

そして、このチビあんこたちを全て引き取り、ちゃんと里子に出すという条件でなんとか女性から許しを得ることが出来たのであった。

女性からチビあんこたちの収容されたケージを渡されマンションを後にした千夜は途方にくれてしまう。

「なんでこんなことになったのかしら?」

ケージ内から千夜を凝視し続ける仔ウサギたちを見ながら千夜は深いため息をついた。

それから先は恐ろしく大変な日々であった。

千夜はココアたちにも協力してもらい毎日この仔ウサギたちの飼い主探しに明け暮れる日々となってしまった。

最初はシャロやラビットハウスでも何羽か貰ってもらえないかと若干の期待をしたのだが………

シャロは顔をあわせるや否やチビあんこらに一斉に襲い掛かられ、その場にいたワイルドギース共々ボロボロにされ問題外となった。

ラビットハウスもココアはノリノリであったのだが、ティッピーを見るや否やこれまた一斉に襲い掛かり、とてもではないが頼める状態ではなかった。

リゼたちにも「うちではちょっと」と言われてしまったため、結果として全て里子へ出すこととなった。

そして約三ヶ月の月日が経ちチビあんこたちは全員無事貰い手が付いたのであった。

「そういえば千夜ちゃん」

「なにかしら~?」

お客のいない甘兎庵の店内でココアが精根尽き果てた感じでダレている千夜に対し

「結局お父さんの方のあんこはどうなったの?」

「……あ」

「千夜ちゃん。まさか……」

チビあんこたちの貰い手探しや世話でそれどころではなく、今の今まですっかりと忘れていたことを思い出す千夜であったが……そのモチベーションはだだ下がり状態であった……。

そして千夜があんこの事を思い出すとほぼ同時に店の入り口を叩く音が聞こえた。

音はするもドアが開く様子はなく、その音も酷く小さい物であった。

「なんだろう?」

ココアが首を傾げながら入り口へと向い扉を開ける。

―――すると

「わあああ!!」

ココアの素っ頓狂な叫び声が店内に響く。

「どうしたの?ココアちゃ――!!」

慌てて立ち上がった千夜もその目の前に現れた存在と光景を見て絶句する。

そこには里子に出したハズであるチビあんこたちがズラーっと勢ぞろいしていたのである。

―――いや

その数は9羽よりも多かった。

その大きさも先のチビあんこたちより一回り小さく、そして何よりその中心には一羽だけあんことは白黒の配色が逆の仔ウサギも混じっているのであった。

千夜もココアも絶句しながら内心では『まさか……』と思っていた。


~別件 飼い主の責任地獄編 完~

あんこって絶対あの街の野良メスウサギや家の飼いウサギに種付けしまくってると思うんですよね。
人見知りの恥ずかしがり屋くんってのはあくまで千夜の個人的感想ですし。
あと冒頭のチラシ配りしてる千夜ですが、時系列は直前でのあんこが水責め受けてる翌日ですので(一応補足)


――ロードしますか?――
ロードする場合は
>>288(選択系は全部やり直し)か>292より再開となります。

2票先取で決定します。

投票ありがとうございます。

では>>292の内容より再開いたします。

―――その頃の千夜たち④

その日、千夜はネットでのあんこの情報募集ページをチェックした際に奇妙な書き込みを見つけた。

それはなんでもウサギへの虐待ショーを公開しているサイトがあるという話であり、そこに出演しているウサギがあんこに似ているという内容であった。

そしてその書き込みにはサイトのURLが貼られていた。

翌日……千夜はココアとシャロと共にそのサイトを確認することとした。

千夜の部屋へと集った3人。

千夜は恐る恐るそのURLをクリックしようとする。

しかし千夜はマウスに置かれた指を動かすことが出来ない。

その震える手からは期待と恐怖がせめぎあっている事が窺える。

「しっかり。千夜ちゃん」

「大丈夫?千夜」
「なんなら私が代わりにやろうか?」

両隣からココアとシャロが心配そうな声をかけてきてくれる。

「うん。ごめんなさい。私は大丈夫よ」

そして目を瞑り、深呼吸をし

「そう。私がやらないと……折角手に入れた手掛かりですもの」

そして千夜は意を決し、改めてマウスを握る指先に力を込めるのであった。

クリック後すぐに画面が移り変わり、その動画は再生され始めた。

そこに映し出された一羽のウサギを見て三人は息を飲む。

あんこである。

その姿は紛れも無く甘兎庵の看板うさぎであり、三人にとっては慣れ親しんだあんこそのものであった。

「……あんこ……よかった無事だったのね」

千夜はあんこの無事を確認し両手で口の前にもって行き思わず涙を流してしまっていた。

ココアとシャロも耳や手足に怪我をしてる様にも見えるが、とりあえずその無事な姿を確認でき、互いに顔を見合わせながら安堵の息を漏らす。

―――だが

喜びも束の間に事態は一変し三人は愕然とする事となる。

あんこは別のカゴへと移され、その直後にあんこは自身よりも一回り以上大柄なウサギに襲われたのである。

そしてそこから先はひたすらそのウサギにレイプされるあんこが映しだされるのであった――。

三人の戸惑いを余所に動画は再生され続け、やがて再生終了となる。

そしてそのまま別の動画へと自動移動し再生が始まる。

今度はあんこがさっきのオスウサギにボコボコにされているシーンが映された。

「ひ、ひどいよ……なんなのこれ……」

ココアが必死の思いで声を絞り出す。

再び画面が切り替わる。

だが………今度は今までとは一変し、逆にあんこが見るも哀れな姿のウサギをレイプしてるシーンが映しだされた。

三人は再び息を飲む。

「え?あんこ?お前…なにを……」

それまで黙っていた千夜が震える声で呟く。

そこには嫌がるメスウサギを無理矢理押さえ込んで交尾をするあんこが延々と映しだされているのだから当然であろう。

そしてその動画からページ内の空気が変わる。

それまであんこに対し同情や応援のコメントが多数存在していた画面横のコメント欄からそれらは消え失せ、逆にあんこを罵倒、嘲笑するコメントで埋め尽くされていったのである。

―――その後も動画は続いた。

あんこがあのオスウサギを殺すシーン。

あんこが様々な虐待を受けるシーン。

あんこが犬に犯されるシーン。

……だが……初期には有ったあんこを庇う発言はもう無かった。

むしろその一連の行為をショーとして愉しむ、悪意に満ちたコメントしかなかった。

それが、動画から目を背けたい衝動に駆られながらも、いつの間にか涙を流しながらも、あんこの救出の手がかりがあるかも……と画面を見続ける三人に更なる追打ちをかける。

やがて、この悪夢のような動画も最後の一つとなる。

そこには今までと違いキチンと身なりを整えられ、気持ち良さそうにしているあんこが映し出された。

ココアとシャロがそんなあんこを見れて一瞬ホっとするのと同時に、あんこは縛り上げられてから、お尻にホースを突っ込まれ、その小さな身体へ水を流し込まれる姿へと変ってゆく。

苦悶の表情を浮かべ、水風船のようにお腹を不自然に膨らませては、その原因の水を排出させられ再び水を注ぎ込まれる繰り返し。

先ほどの綺麗に手入れをされた姿はもはや見る影も無く……その身体は泥と水とともに排出された自身の汚物に塗れた状態となっていた。

それは最初の姿との比較から、なんとも悲惨さと惨めさが強調される姿であった。

そして水責めの動画を最後に再生は終了した。

「一体何なのよコレは」

シャロが目に涙を浮かべ、身体を怒りに震わせながら声を絞り出す。

「千夜!絶対にあんこを助け出すわよ」

「う、うん。そうだよ。千夜ちゃん。」
「その……すごいショックだけれども……まだあんこは無事だってわかったんだし……一刻も早くあんこを助け出さないと」

ココアは最後に再生された動画の投稿日が1日前であることから、まだあんこは無事であると推理し黙ったままの千夜を激励するのであった。

「………」

だが、そんな二人の言葉に千夜は反応を示さない。

「千夜ちゃん?」
「千夜?」


そのとき、千夜を覗き込む二人の目に映ったものは?



↓1は選択してください。

1、あまりにショッキングだったためか何時からか千夜は気を失ってしまっていた。

2、ショックのあまり千夜は焦点の定まらぬ目で茫然自失状態となっていた。

反応の無い千夜を軽く揺すり、その顔を覗き込んだ二人はぎょっとする。

そこには何時からそうなってしまっていたのか………ただただ茫然自失となっている千夜が居た。

揺すられた振動で千夜の腕は力なくだらりと机から垂れ下がり、彼女の掌の中にあったマウスが床へと転がる。

そしてその瞳も光が失われ虚ろな状態であり、その眼球はただ目の前のモニターからの光を反射するだけであった。

「ちょっと、しっかりしなさいよ!千夜!」

シャロが肩をつかみ揺さ振るが千夜は反応を示さない。

「千夜ちゃん!しっかり――!?」

ココアとシャロにいくら呼びかけられても反応の無かった千夜が突然立ち上がり、そしてそのままスタスタと部屋の出口へと歩いて行く。

「千夜?」

「ど、どうしたの、突然……その大丈夫?」

二人が心配そうにかけた声に千夜は足を止め、二人の方へ振り向き――

「あら?二人ともどうしたの?そんな顔しちゃって」

「「!?」」

意外な反応に驚きを隠せず顔を見合わせる二人に対して千夜はさらに続けた。

「そういえば二人とも何で私の部屋に居るのかしら?」
「せっかく遊びに来てくれたのに、ごめんなさいね。私はこれからお店にでなくっちゃ」

先ほどまでのショックのあまり放心していたとは思えない千夜に戸惑いを隠せずにいる二人。

ココアは思わず千夜に問いかけてしまう。

「ね、ねえ千夜ちゃん。その……あんこの……事は……?」

おずおずと問いかけるココアに対し

「あんこ?そういえば今日は見ないわね。またカラスにでもさらわれていないといいんだけど」

「……え?」

「ち、千夜?何を言って――」

「それじゃあ、私は行かないといけないけど、せっかくだから二人はゆっくりしていってね」

ココアたちの言葉を遮る形で千夜はその場を後にしてしまう。

残されたココアとシャロはただ呆然とその場に座り込むことしか出来なかった。

その後、千夜は表面上はあんこの動画を見る前、もっと言えばあんこが居なくなる前と何も変わらないように見えた。

―――ただ以前と異なるのは

今、甘兎庵店内の台座……かつてあんこが鎮座していた場所に居るのはあんこではなく彼そっくりの人形であること。

これはかつてココアが見つかるまでの代わりにとラビットハウスから持ってきた物である。

―――そして

その人形をあんこと呼び可愛がる千夜の姿がそこにはあるということ。

―――そう

幼い頃からずっと共に在り、大事に可愛がってきったあんこが、まるで壊れても構わない玩具の様扱われ無残に犯され陵辱され汚され続ける映像の衝撃は―――

そしてそれを前に何も出来ない自分自身に対する絶望は―――

完全に千夜の精神を破壊してしまったのだった。

―エピローグ―

――やっと帰ってこれた。

甘兎庵を前にボクは思わず涙する。

――ボクはあの後、死ぬ思い男のもとから逃げ出すことに成功したのだ。
だが、脱出後もとても大変だった。
それでも……それでもボクは……ついに甘兎庵へと帰ってくることが出来たんだ。

ボクは店の扉をカリカリと引っかく。
早く気付いて開けて欲しい

ボクが扉の前でそわそわしていると、ふいに扉が開きお客さんが出てきた。

――チャンスだ。
ボクはそのお客の足元を駆け抜け、入れ違いに店内へとその身を滑り込ませる。

――千夜だ!!
店内に入ってすぐに懐かしい顔が目に飛び込んでくる。

――千夜、ただいま!!
ボクはそのまま彼女へ向い勢いよく駆け、そして飛びつく。

「きゃっ!」

千夜は驚きの声をあげ、そのまま尻餅をついてしまった。

――悪い事をしてしまったかもしれない
……だけど、きっとすぐに千夜も喜びの声を上げ、ボクを優しく抱きしめてくれるに違いない。

―――だが

「あら?アナタ、どこから入り込んだの?」

――え?

「ダメでしょ?お店の中に勝手に入ってきちゃ」

――千夜?何を言ってるの?

「それにここにはとても人見知りな恥ずかしがり屋くんも居るんだから。」
「あんこもビックリしちゃうでしょ?」

――え?
千夜はボクを抱え上げ、ボクの席である台座の方を向く。
そこには一体の、ボクそっくりな人形がちょこんと置かれていた。

「ごめんなさい、あんこ。」
「驚かせちゃったわね。すぐにこの子は外に出してあげるから」

そう人形に向い言ってから千夜はボクを抱え、店の入り口へと歩いて行く。
そしてそのまま扉を開け、ボクをそっと地面へ下す。

「もう次から勝手に入っちゃダメだからね?」

千夜はボクを優しくそう諭し、そして彼女はそのまま甘兎庵の扉を閉めてしまった。

――ボクは扉を必死に叩くが
――扉が再び開く気配はまるで無かった。


~BAD END~

千夜は今後もあの人形をあんこと思い穏やかな日々を過ごすでしょう。
ちなみに人形はアニメの予告パートで出たあのあんこ人形です。
ココアがラビットハウスで放置されてたのを見つけ気を効かせて持ってきてくれたものの、本物と見分けが付かずお客に行方不明中と気付いて貰えないため今まで下げられていました。


―ロードする場合―
>>312より再開となりますがよろしいでしょうか?

更新が止まってすいません。
ネタ切れですか?スランプですか?という事で原作やアニメのあんこシーンを見直しモチベーションを高め直していました。

以下>>312の1を選択した場合として再開いたします。

そして水責めの動画を最後に再生は終了した。

「一体何なのよコレは」

シャロが目に涙を浮かべ、身体を怒りに震わせながら声を絞り出す。

「千夜!絶対にあんこを助け出すわよ」

「う、うん。そうだよ。千夜ちゃん。」
「その……すごいショックだけれども……まだあんこは無事だってわかったんだし……一刻も早くあんこを助け出さないと」

ココアは最後に再生された動画の投稿日が1日前であることから、まだあんこは無事であると推理し黙ったままの千夜を激励するのであった。

「………」

だが、そんな二人の言葉に千夜は反応を示さない。

「千夜ちゃん?」
「千夜?」


反応の無い千夜を覗き込む二人。

そこにはあまりにショックだったためか、何時からか気を失った千夜の姿があった。

「――あんこ!!」

千夜は目の前のあんこを捕まえようと駆け寄るがあんことの距離は一向に縮まらない。

―――やがて

あんこは見知らぬ男にその体を鷲掴みにされ何処かへと連れて行かれてしまう。

あんこはいつもと変わらず人形のように微動だにしないが、一瞬千夜に向けられたその表情は……その視線は……確かに千夜に助けを求めていた。

「あんこーーーッ!!」

そんなあんこに向い千夜は叫びながら手を伸ばすが、その手はあんこへ届く事は無く虚しく空を切るだけであった。

「うわっ。千夜ちゃん?」

「ちょっと千夜。大丈夫?」

千夜が目を明け、状態を起こし辺りを見回すと、そこには驚いた様子の二人の姿があった。

「はぁ。驚いた。気を失ってると思ったら今度は突然叫び出すんだもの」

千夜はここでどうやら自身が途中で気を失ってしまった事、そしてさっきのは夢であったとに気付く。

顔を二人の方へ向けると二人はなんとも気まずそうな沈黙をしながら千夜を見つめていた。

だが、その表情からはハッキリと千夜のことを心配している事がわかった。

やがて千夜の意識がハッキリした事を確認したシャロはその重い口を開く。

「―――それで千夜。これからどうするの?」

シャロの問いに千夜は……。


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

1~5、手がかりが無いか動画内容を再確認をする

6~9、対策など何も思い浮かばず千夜はただ涙を流すだけであった

0、ダメもとであんこを還すようにコメントしてみる

「……何か……手がかりが無いか、もう一度あの動画を見てみるわ」

やっとの思いで絞り出されたその声はハッキリと震えているのが分かった。

「……本当に大丈夫なの?」

「そうだよ、さっきだって気絶しちゃうくらいショックを受けたのに」

シャロとココアは心配そうにその顔を千夜に近づける。

だが千夜は立ち上がり、そして再びPCで動画を再生しようとする。

そこにあんこを助けるヒントがあると信じて。

シャロとココアは互いの顔を見合わせ、千夜の両隣へと座る。

「千夜ちゃん。私たちも最後まで付き合うよ」

「そうよ千夜。なんとしてもあいつを助け出すわよ」

「ありがとう。二人とも」

千夜が二人の顔を見て感謝の言葉を発するのと同時に、動画は再び最初からスタートされ、あんこの姿が映し出されるのであった――。


―――続く。

男はその身を震わせる。

その後たった今、出した粘着質の液体が容器から取り付けた対象の口腔内へ全て流れ込んだのを確認してから

「いいか、あんこ。ちゃ~んと食べるんだぞ?」

男はあんこを見下しながら、その唇を歪ませる。

そこには口を大きく開けさせられたまま閉じられぬ様に、金属製の器具で口をしっかりと固定された状態で宙吊りにされるあんこがいた。

更にあんこの耳、手足からは紐が垂れ下がっており、その先にはダンベルがぶら下がっていた。

大した重さの物ではないが、あんこの動きを封じ、その頭を上向きに固定するには十分であった。

あんこの口腔内は男の射精したばかりの精液で満たされている。

あんこはその粘つき異臭を放つ液体を吐き出そうと全身を細かく震わせるが、頭を天井を見る形で固定されそれも出来ないでいた。

「いいか?それを全部飲み干すまでそのままだ」
「小屋の掃除が終るまでに飲み干せていなかったら……そうだな……まあ楽しみにしていろ」

そう言い男は背後の小屋へと足を向けるのであった。

あんこは顔を歪め、その大きな目に涙を浮かべながら、粘着質な液体が自分の喉にへばりつくのを感じていた。


あんこHP131/300

このレスのコンマ分の半数分(小数点切捨て)あんこのHPはマイナスされます。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

偶数、飲み干せていた

奇数、飲み干せていなかった


奇数の場合↓2は「あんこに何をするか」の希望を


「みつ」出産まであと10日

あんこHP104


男が小屋の掃除を終え、吊るされたあんこを確認する。

あんこの口の中を満たしていた精液は無くなっており、苦しげな呼吸音が吐き出されていた。

「ほう。くくく……どうだ?俺のは美味かっただろ?」
「最近は食欲も無かったからな。また後でたっぷりと飲ませてやろう」

男は低く嗤いながらあんこから重りを外し、そしてあんこ自身を吊るす縄も解く。

ドスンとあんこが尻から床へと落ちる。

以前のあんこなら逃げ出そうとしたかもしれないが、今のあんこにそんな気力は無いのか、そのまま動こうとしない。

男はそんなあんこを掴み上げ、何を思ったか貞操帯を外してから小屋へと放り込む……。

「そうそう。「みつ」もあと10日かそこらで出産するだろう」
「その時は……以前言ったようにお前を去勢してやるから楽しみにしておけ」

そしてたった今はずした貞操帯をチラつかせ

「こいつを外してやったのはせめてもの慈悲だ」
「どうするかは好きにしろ」

その後、男は「またあとでな」と言い残し部屋を後にする。

静寂が部屋を支配する。

わずかに聞こえるのは小屋の一区画で巣作りをしている「みつ」の立てる音のみであった。

あんこはそんな「みつ」へ視線をむけ――。



あんこの行動を選択してください(2票先取)

1、あんこは小屋の扉へ体当たりを開始する。

2、「みつ」が出産さえしなければ――

3、――貞操帯が無くなった。「みつ」交尾しよう!

4、その他(内容記載 コンマの大きい方の内容を採用)

あんこは視界へ「みつ」が入るや否や彼女へと飛び掛る。

――貞操帯が無くなった。
「みつ」交尾しよう!

そしてあんこはそのまま………この4日間ほどで溜まりに溜まった鬱憤を…劣情を…「みつ」へとぶつけるのであった――。

―――その頃の千夜たち??

あの動画を見てからどれだけの日数が経ったのだろうか?

その後、千夜たちは何度も怒りや吐き気を堪え動画をチェックしたが、結局わかったのはあんこへ与えられていた栗羊羹から犯人はやはり甘兎庵を訪れた人間という事くらいであった。

だが、その栗羊羹にしても日に何本も売れている物のため特定など出来るはずも無かった。

そしてあの水責め動画以降は幸か不幸か更新は止まってしまっていた。

千夜たちの胸に「まさかあんこはもう……?」と、日に日に不安や焦りの念が増していく中で………ついにその日動きがあった。

それを確認した千夜は恐怖と、だが「良かった。あんこはまだ無事だ」という安堵の入り混じった想いでその動画を開く。

その動画はいつもと少し違っていた。

いつもはすぐにあんこが映し出されるのだが、今回は冒頭にフリップが表示された。

その内容は『これはあのメスウサギの出産までの数日間を追ったドキュメントである』というモノであった。

まずは『出産10日前』と表示され………そしてメスウサギの居る小屋内が映し出された。

そのメスウサギは出産が近いのか小屋の一区画で巣作りに励んでいた。

そこへあんこが放り込まれる。

その体からは前の動画まで付けていた貞操帯は外されている。

あんこはしばらく周囲を見回すが、メスウサギに気付くや否や信じられないスピードで襲い掛かり、そしてマウンティングをし腰を振り始めるのであった。

そこから先の動画はついに出産前日までその様な状態の繰り返しであった。

中にはあまりの行為の激しさに交尾後にあんこは気絶してしまう物すらあった。

そして画面に無機質に書かれた『出産当日』という文字が映し出され―――

「―――ッ!!」

その直後の映像にそれまで無言で画面を見つめていた千夜は思わず息を飲んでしまう。

そこには無数の仔ウサギが、そして先ほどまであんこと交尾をしていたメスウサギがアップで映し出されていた。

………だが、それらは無残に横たわったまま微動だにしなかった。

撮影者のモノと思われる手袋をした指が画面に入り込み、それらを揺するが一切反応は無かった……。

画面は一度暗転し、再びフリップが映し出さる。

そこには『残念ながら仔ウサギは全て死産、母親ウサギも死んでしまった』という内容が記載されていた。

そして再度画面が暗転したかと思うと、次に映ったのはその死体となったメスウサギを相手に必死に腰を振るあんこであった。

あんこはメスウサギに対しいつもの様に激しく腰を振り、反応が無ければメスウサギの正面へ周りこみ顔に対しても腰を振る。

やがて果てたのかはビクンと大きく痙攣し背中から倒れ込み、あんこが射精した事を告げた所で映像は途切れた。

部屋は静寂に包まれていた。

室内にわずかに響く音はPCの作動音のみである。

多大な恐怖や不安を押し殺し、わずかな希望に縋っていた少女。

少女の希望通り彼は無事であり息災であった。

しかし今……この少女は……自身の自慢であったペットに対して何を思っているのであろうか?


~END~

男「これを取りなさい。これを食べなさい。これは貴方の仔の血であり、貴方の仔の肉である」

当面のあんこの食事はこれです。


―ロードしますか?―
>>335より再開されます。
再開希望の場合は、あんこの行動を選択してください。

1、あんこは小屋の扉へ体当たりを開始する。
2、「みつ」が出産さえしなければ――

4、その他(内容記載 先取制)

あんこHP104


男が小屋の掃除を終え、吊るされたあんこを確認する。

あんこの口の中を満たしていた精液は無くなっており、苦しげな呼吸音が吐き出されていた。

「ほう。くくく……どうだ?俺のは美味かっただろ?」
「最近は食欲も無かったからな。また後でたっぷりと飲ませてやろう」

男は低く嗤いながらあんこから重りを外し、そしてあんこ自身を吊るす縄も解く。

ドスンとあんこが尻から床へと落ちる。

以前のあんこなら逃げ出そうとしたかもしれないが、今のあんこにそんな気力は無いのか、そのまま動こうとしない。

男はそんなあんこを掴み上げ、何を思ったか貞操帯を外してから小屋へと放り込む……。

「そうそう。「みつ」もあと10日かそこらで出産するだろう」
「その時は……以前言ったようにお前を去勢してやるから楽しみにしておけ」

そしてたった今はずした貞操帯をチラつかせ

「こいつを外してやったのはせめてもの慈悲だ」
「どうするかは好きにしろ」

その後、男は「またあとでな」と言い残し部屋を後にする。

静寂が部屋を支配する。

わずかに聞こえるのは小屋の一区画で巣作りをしている「みつ」の立てる音のみであった。

あんこはそんな「みつ」へ視線をむけ――。


あんこは次の瞬間、信じられないスピードで「みつ」へと襲い掛かり、そしてマウンティングをし腰を振り始めるのであった。

――ふぅ。
ボクはこの数日間で溜めに溜めたモノを「みつ」へとぶつけた。
「みつ」も最初こそ抵抗したが、すぐにいつもの様にボクを受け入れてくれた。

――「みつ」、子供が産まれる前に何としても一緒に逃げよう。

だが、そう思いながら「みつ」を見たあんこは驚愕とする。

そこには今までに無いくらい怯えきった表情で、小さくその身を丸めブルブルと震える「みつ」の姿が在った。

「愉しませて貰ったぞ。実に他者の痛みもわからぬ者のする醜悪で鬼畜外道な所業。」
「やはり貴様のような塵は俺がしっかりと躾てやらねばな」

――何時だったか……あの男か……或いはかつてボクを辱めた男の声が頭の中を反芻する。

あんこは床にちょこんと座り込んだまま、隣で震え続ける「みつ」を見て気付く。

――まさかこのボクがあんなクズでゲスな男たちと同じことをしてる?

そう思った瞬間、あんこの目の前は真っ白になっていった――。

「あんこ、またせたな。」

男が部屋へと入ってくる。

その手にはこれから使うつもりで持ってきた『玩具』が握られており、早くそれを使いたい衝動に駆られながらゆっくりと小屋へと近づいてくる。

―――しかし

「ん?」

小屋を覗き込んだ男は中の異変に気付く。

そこには股間部分を真っ赤に染めビクンビクンと小刻みに痙攣をしているあんこの姿が在った。

最初は「みつ」に反撃でも食らったのかと思ったが、よく見ればあんこの口周りも赤黒く汚れていた。

「………」

男はしばらくその様子を観察してから、設置されていたカメラの映像を確認する。

なんとそこには交尾後に突如自分の股間部へ噛み付きだし、やがて自分のペニスを食い千切るあんこの姿が写されていたのであった。

「なんだ……ついにおかしくなったのか?」

男はいまだ痙攣を続けるあんこを見下ろしながら、さもつまらなさそうに呟く。

―――そして

「まあいい。なら別の遊び方をするとするか」

男は小屋からあんこの引きずり出し、そのまま部屋を出て行く。

その間、逆さ吊り状態のあんこは一切抵抗も反応もしなかった……。


~BAD END~

あんこはもっとも唾棄すべき存在と自分が同じであると自覚し心のバランスが崩れてしまったようです。
でも、もし介抱してやればあんこはまたすぐに「みつ」を犯し、無事帰還できればティッピーやシャロへ発情するでしょう。
所詮はあんこです。


―ロードしますか?―
>>335より再開されます。
再開希望の場合は、あんこの行動を選択してください。

1、あんこは小屋の扉へ体当たりを開始する。
2、「みつ」が出産さえしなければ――

4、その他(内容記載 先取制)

あんこHP104


男が小屋の掃除を終え、吊るされたあんこを確認する。

あんこの口の中を満たしていた精液は無くなっており、苦しげな呼吸音が吐き出されていた。

「ほう。くくく……どうだ?俺のは美味かっただろ?」
「最近は食欲も無かったからな。また後でたっぷりと飲ませてやろう」

男は低く嗤いながらあんこから重りを外し、そしてあんこ自身を吊るす縄も解く。

ドスンとあんこが尻から床へと落ちる。

以前のあんこなら逃げ出そうとしたかもしれないが、今のあんこにそんな気力は無いのか、そのまま動こうとしない。

男はそんなあんこを掴み上げ、何を思ったか貞操帯を外してから小屋へと放り込む……。

「そうそう。「みつ」もあと10日かそこらで出産するだろう」
「その時は……以前言ったようにお前を去勢してやるから楽しみにしておけ」

そしてたった今はずした貞操帯をチラつかせ

「こいつを外してやったのはせめてもの慈悲だ」
「どうするかは好きにしろ」

その後、男は「またあとでな」と言い残し部屋を後にする。

静寂が部屋を支配する。

わずかに聞こえるのは小屋の一区画で巣作りをしている「みつ」の立てる音のみであった。

あんこはそんな「みつ」へ視線をむけ――。


突如あんこは小屋の扉へ向い体当たりを始めた。

――フンッ!フンッ!
貞操帯を外されて身軽になったボクは脱出をするために扉をこじ開け、なんとしても逃げようと決意した。
ボクは休むことなく扉へ体当たりをする。

――去勢されるのなんて嫌だ!

だが、扉はビクともしない。
それでもボクは休まずに体当たりを続けるのだが……。
……突如ボクの体を異変が襲う。

――青臭い異臭がお腹からせり上がってきて気持ち悪い。
胃液が逆流してきて喉を焼く。
ボクはそのまま嘔吐し激しく咳き込む。

――苦しい。
その後も更にえずきが込み上げ、呼吸もままならないほどに嘔吐したが
吐き出されたモノは胃液ばかりで、あの男の汚らしい液体はボクの胃の中から動こうとはしなかった。

あまりの気持ち悪さと、苦しさに倒れ込んでいるボクの視界に「みつ」が入り込む。
あれから大分立つというのに「みつ」はその間ボクに一瞥もくれることもなく、作った巣の中でずっと丸まっていた。

――「みつ」にはやる気があるのだろうか?
だが、ボクが「みつ」に対して静かな怒りの炎を燃やし始めるのとほぼ同時に

ガチャッ

部屋の扉が開き、男が戻ってきてしまった。

「元気がないな、あんこ」
「これは後でまたたっぷりと精のつくモノを飲ませてやらないとなぁ」

男はあんこの周囲を汚している嘔吐物を確認した上で、ヘタっているあんこに対してそう言った。

「まあその前に少し運動をさせてやろう」

扉を開けた男はあんこに首輪を嵌める。

その首輪からはリード線が伸びており、ぐったりとしていたあんこはそのまま引きずられる形で部屋から連れ出されていった。

男はあんこを引きずる形でそのまま家の外、そして庭から道路へと出る。

何時の間にか外はすっかりと夜になっていた。

「ほら、あんこ。これからお散歩をさせてやろう」

引きずるのを止め、男はあんこに自分で歩くように促す。

あんこはしばらく状況が把握出来なかった様だが、ほどなくダッシュで逃げようとする。

……だが

首輪から伸びるリードはすぐにピンと伸びきり、あんこは首にかかる衝撃でそのまま仰向けに倒れ込む。

「自分で歩かせてはやるが逃げられると思うなよ?」

男は低く嗤いながら、あんこを足蹴にし起き上がらせた。

あんこは首輪を外そうと前手でカリカリと引っかくが、首輪はガッチリとあんこに取り付けられ無駄な行為として終ってしまった……。

「ほら。遊んでないでさっさと歩け」

男に蹴飛ばされあんこは渋々と歩き出す。

……だが、その目には隙を見つけて逃げ出そうという確かな意思が宿っていた。

あんこの散歩は思いのほか長時間続いた。

あんこが嘔吐し倒れ込んでる間に既に深夜帯となってしまっていたのか、人通りは無かった。

以前は布をかけられ確認出来なかった周囲の景観だが、以前に捕まった時のように、どうやらこの辺りは甘兎庵の周辺ではないようだった。

男は一見あんこを好きなように移動させてるように見えたが、時折リードを強く引っ張り移動を制止したりもした。

だが、それ以上の事はしなかった。

家を出てどれ位の時間が経ったのか?

どれほどの距離を移動したのか?

気付けば地面がアスファルト舗装から石畳の物へと変化していた。

「――!?」

それまでトコトコと休む事無く歩き続けていたあんこがその歩みを止める。

どうやら気付いたらしい………いつしか自分の住んでいた町へ戻ってこれたことを。

途端にあんこは駆け出す。

男は最初のようにリードを強く握りそれを制止するが、あんこは構わずに手足をバタつかせ続ける。

「やれやれ」

男がため息をついた次の瞬間、あんこはビクンと大きく飛び跳ね、そしてそのまま動かなくなった。

「その首輪は大した強さじゃないが電流が流せる物なんだよ」
「もっともお前程度を気絶させるには十分だがな」

男は気を失ったあんこを抱え、踵を返す。

「なに……焦らずともすぐにまたお外には出してやるさ」

書き忘れ

あんこのHPは>>353のコンマ分マイナスされます。

あんこのHPは↓1のコンマ分回復します。

あんこHP97/300

――……ん?
ボクはゆっくりと上体を起こして辺りを見回す。
そこはいつもの小屋の中であった。

――あれは夢だったのか?
確かにボクはあの懐かしい風景を見たはずだ。
でもその直後からの記憶が無い。

――………。
ボクは酷くダルい身体を休ませるために体を丸めながら、しばらくあれが夢だったのかどうかを考える。
夢にしてはハッキリとしてるし、ボクの手足もやたらと汚れている。

――やっぱり……あれは夢ではなかったと思う。

ボクがそう思ったとき、部屋の扉が勢いよく開いた。

「なんだまだ寝ているのか?」
「丸一日眠りこけるとはとんだ怠け者だな」

小屋の中で丸まっているあんこを見ながら男は言葉を続ける。

「昨日言った通りこれからお前をまたお外にだしてやろう」

その言葉にあんこはピクっ反応を示す。

「――やはりあれは夢ではなかった」……そう思ったのであろう。

そして次に男の発した言葉は信じられない物であった。

「しかも今回はお前一人で出歩く事を許可してやろう」

その言葉を聞いた途端、それまで丸まっていたあんこは勢いよく身を起こした。

男がゆっくりと小屋の扉を開ける。

あんこはその瞬間、凄まじいスピードで小屋から飛び出す。

―――だが

ドンッという床を踏みつける音と共に、あんこは顔面から床へ叩きつけられる。

男のすぐ横に控えていた大きな黒い犬があっさりと逃げ出そうとしたあんこを背中から押さえつけたのである。

その犬はいつもあんこを犯していた犬ではなかった。

あの犬より更に一回り大きな身体をしてり、低く唸りながらあんこを抑える手に力をどんどん込めてゆく。

「良い子だ。丁度いいからそのまま押さえつけてろ。」

男はあんこの正面に屈み込んで犬の頭を軽く撫でる。

そして今度はあんこの頭に何かを取り付けた。

―――それは小型のカメラであった。

「これでお前の視点の映像が手に入るな」
「さて……それじゃあ……」

男はあんこの首根っこを掴み、押さえつけている犬に退く様に指示する。

あんこはすぐに駆け出そうとしたが、その手足は空を切るばかりである。

「少し落ち着け」

男が掴む手に力を込める。

あんこは首を強く圧迫され程なく大人しくなった。

大人しくなったのを確認し、男はあんこの口へとカプセルを捻じ込み、次に水を注ぎ込む。

そして口の中を確認しそれを飲み込んだことを確認してから、あんこと犬を連れ部屋を後にした。

外は昨日同様にすっかり夜も深けた状態であった。

男はあんこを自身の顔の前に持ち上げ

「これからゲームを始める。」

愉快そうに笑いながら男は説明を続し始めた。

「お前がさっき飲んだのは大体あと60分程度で効果を発揮する薬だ。」
「なに……心配はいらん。別に死んだりはしない……もっともとてもではないが動けるような状態を維持出来るとも思えないけどな」
「まあ仮に死にかけてても時間内に甘兎庵へ帰れるか、俺に見つけて貰えれば大丈夫さ」

そこで一度言葉を切り、あんこを横に控える犬の前に移動させる。

顔を突き合わせた途端、それまで大人しかった犬は再度低く唸りを上げ始め、今にも噛み付きそうな状態となる。

「30分したらこいつを放す」
「ここから甘兎庵までは迷わなければ、お前の足なら何とかなるだろう」
「まあ死ぬ気で逃げるんだな」

再度あんこを自身の顔の前に持ってきてから、先ほど取り付けたカメラをONにする。

そしてあんこを地面にそっと下ろす。

「さあゲームスタートだ」


仮初の自由の身となったあんこ。

地面に降り立った彼はすぐさま………


以下より選択してください(2票先取)

1、すぐさま甘兎庵へ帰るためダッシュ

2、「みつ」を置いては行けないと部屋へダッシュ

3、千夜か「みつ」かで葛藤すること……

4、(犬に対し)王者に向って生意気な雑種だ

地面に降ろされたあんこはすぐさま男へ背を向け駆け出す。

――甘兎庵へなんとしても帰るんだ!

―――だが「みつ」は?


以下より選択してください(3票先取)

1、今まで脱出出来なかったのは「みつ」のせいだ。あんな恩知らずなサゲマン知ったことか。

2、待ってて!きっと千夜たちを連れて戻ってくるから!

3、「みつ」ダレダッケ?ボクニハ ティッピー ト シャロ シカイナイヨ?

―業務連絡―
言えない
実は>>359で4が選択されていたら………その後の3つの選択さえクリアすればハッピーエンドだったなんて。

本日はもう時間的に更新できないのもあるので
明日の夕方くらいになっても変化無いようでしたら2で決定とさせていただきます。

―業務連絡―

2票ですが

2、待ってて!きっと千夜たちを連れて戻ってくるから!

で進行させていただきます。

ちなみに……あんこって「みつ」のことをどう思ってんでしょうね?(オイ
選択内容とやってることの差がww

ああ、ちなみに読んでくださってる方は予想付いてると思いますが
「みつ」からのあんこの存在は、あんこからの「俺」や「男」とイコールですから。はい。

本文更新は明日以降の予定です。

――待ってて!きっと千夜たちを連れて戻ってくるから!

あんこは心に固くそう誓い、甘兎庵へと還るために大地を蹴る。

だが、この辺りは全くの未知の土地であり、昨日の偶然辿り着けた道筋もハッキリとはわからない。

あんこはおぼろげな記憶と直感を頼りに歩を進める。

やがて最初の分岐点へと差し掛かる。

あんこは記憶を頼りに直進をした――


あんこHP97/300

残り時間60分(30分以下に追跡開始、残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

偶数、正解の道だ!甘兎庵へ向け一歩前進(5分経過)

奇数、間違った道だ!(5分経過 引き返すためコンマ一桁分消費時間が+されます)

あんこは直進を続ける。

――この辺は通った覚えがあるぞ。

やがて交差点へ辿り着いた。

――ええと、どっちへ行けばいいんだ?


あんこHP97/300
残り時間55分(30分以下になると追跡開始、残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマで判定されます。

0~30、前進だ! 正解(5分経過)

31~60、右だ! 遠回りとなるが結果的に正面と同じ場所に合流(10分経過)

61~99、左だ! 間違った道だ(引き返すも15分が経過)

――たしか……左の道だった気がするぞ。

あんこは道を曲がり駆け続ける。

―――だが

――あれ?こんな坂道だったっけか?

あんこはしばらく走り道が急な下り坂となっていることに気付いた。

――昨日はこんな道を通った覚えは無い――

あんこは道を誤ったことに気付き、立ち止まろうとする。

しかし下り坂道で既に十分に加速した状態から急に停止をしようとしたため、あんこはバランスを崩し、そのまま勢いよく坂をコロコロと転がっていってしまう。

……やがて坂道も終わり、あんこはその回転を止めるも結構な距離を転がってしまったようだ。

先ほどの交差点のほうを見るも目の前には上り坂が見えるだけであった。

――うう。痛っ。

さらに運の無いことに、今ので体を擦りむいてしまったようだ。

その前足からはわずかに血が滲んでいるのを確認できる。

――でも時間が無い。
――すぐに戻らなくちゃ。

あんこは痛みを堪えながら今転がり落ちた坂道を駆け上がり始めた。


このレスのコンマの半分HPがマイナスされます(小数点切捨て)

先ほどの交差点へと戻ったあんこは今度は正面の道へ駆け出す。

――なら、きっとこっちだ。

しばらく一本道を駆けるあんこ。

しかし再び分かれ道へと差し掛かる。

――あの歩道橋は見覚えがあるぞ。
――たしか


あんこHP57/300
残り時間40分(30分以下になると追跡開始、残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマで判定されます。

偶数、歩道橋を渡る(3分経過)

奇数、――前足が痛い……階段は無理だ。下の道路を通ろう。

――たしか……あの反対側の道へ渡ったはずだ。

あんこは歩道橋を登ろうとするが、その瞬間前足を激痛が襲う。

先ほどの怪我のせいだろうか?

――前足が痛い……階段は無理だ。下の道路を通ろう。

あんこはそう思い直したのか歩道橋の下の横断歩道へと移動する。

幸い車は来ていないようだ――?


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

1~3・5、そのまま反対側へ(2分経過)

6~9、危ない。車だ。(3分経過)

4or0、ドンッ 何かがぶつかる低く重い音が辺りへ響き渡る。

ブロロロローッ

――危なかった

あんこが飛び出した瞬間、一台の車が目の前を勢いよく通り過ぎた。

もしもう少し前進していたら轢かれてしまっただろう。

―じょばー―

驚きのあまり思わずおしっこを漏らしてしまった。

――もっと気をつけなきゃ。

気を取り直し、そしてスッキリしたあんこは再度駆け出す。

――たしかここから先のいくつかあった曲がり角のどこかを曲がったはず


あんこHP57/300
残り時間37分(30分以下になると追跡開始、残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマ(一桁)で選択されます。

0~6、ハズレを選択(10分経過)

7~9、一発で正解を選択(5分経過)

あんこは記憶を頼りに道を曲がる。

だが、しばらく進むもその道は程なく行き止まりとなる。

――ここじゃなかったのか。

あんこは大急ぎで引き返し別の道へと入る。

その後しばらく入り組んだ道を進む。

――この道も違う?

その道は酷く入り組んでおり、間違いと気付くもすっかり迷ってしまっていた。

――どうしよう。

立ち止まりあんこは思案する。


あんこHP57/300
残り時間27分(30分以下になると追跡開始、残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1は選択してください。

1、なんとか最初の道へと戻る。

2、ダメ元でもうしばらく散策する。

来た道を引き返そうにも、それすらもわからない。

――ならダメ元で進み続けよう。
――こうしてる間にも時間はどんどん過ぎていったしまうんだ!

あんこはこの道が正しい道へ合流すると信じてさらに前進する事にした。

―――あんこが道に迷うもさらに前進をする決意をする数分前。

「よし。時間だな……往け」

時計を確認してから男は犬の首輪にも付けたカメラをONにし、あんこの追跡のため犬を放つ。

もともとコイツはあんこが気に入らなかったようでやる気は十分だった。

連れて還ってくるように言ったが……果たして殺さないかどうかは運次第であろう。

犬はあんこの臭いを追いながら歩を進めてゆく。

その歩みは徐々に速度を増してゆき、あんこが一度道を間違えた交差点まで数分で辿り着いてしまう。

交差点で一度立ち止まり、周囲へ鼻を利かせる。

そして、そこからは一気に迷うことなくあんこの向った方向へ駆け出す。

あんこの血の臭い、そして風上から漂うあんこの小便の臭いを彼は嗅ぎ逃さなかったのだ――。

―――入り組んだ道へ迷い込んでどれ位の時間が経ったのだろうか?

あんこは時折立ち止まってはキョロキョロと辺りを見回し、その小さな身体を必死に走らせる。

そしてその甲斐もあり、ついにあんこは正しい見覚えのある道へと出る事に成功した。

――やったぞ!
――たしか次ぎはこの道の突き当たりを右へ行けばいいはず。
――もうすぐだ!

あんこは懐かしき石畳の地面はもうすぐだと、心を震わせていた。

―――だが、あんこのすぐ背後には既に追っての犬が迫っているのであった。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

1~5、迷った時間は5分。犬はまだ確認できない。

6~9、迷った時間は8分。振り返れば追ってくる犬がそこに。

0、迷った時間は10分。突如あんこの身体へ衝撃が走る。

あんこは意気揚々と走る。

もうすぐ甘兎庵へ帰れる。千夜に会える。

そう信じながら。

―ゾワッ!―

――!?

あんこは突如悪寒に襲われ……そして背後を振り返る。

そこには鬼の形相で、自分めがけて突進してくる巨大な犬の姿があった……。

――もう追ってきたの?

あんこは正面へ向き直り、必死に手足を動かす。

―――しかし


あんこHP57/300
残り時間19分(残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

1~4、なんとかまだ距離を取った状態で道を曲がる。

5~9、犬の体当たりで吹き飛ばされるも何とか体勢を立て直し道を曲がる。

0、ざんねん!!あんこの ぼうけんは これで おわってしまった!!

あんこは全力疾走のまま道を曲がる。

犬が一瞬脇目に映るが、まだ多少の距離はあった。

だが所詮は小さなウサギと大型の犬………子供と大人のかけっこである。

道を曲がり直線に入り、距離は瞬く間に詰められる。

そして犬はあんこへ向い飛びかかった。


↓1のコンマで判定されます。

0~60、あんこの身体に激痛が走り、その手足は空を切る。

61~90、あんこは強い衝撃を受け地面を転がる

91~99、回避に成功

――あと少しで帰れるんだ!
そうしたらあの男も犬もリゼに倒して貰おう。
そして「みつ」も甘兎庵へ連れて行きみんなで――

――!!

恐怖を払拭するため明るい未来を思い描きながら走るあんこの身体へ激痛が走る。

そして視界が45度反転しながら一気に高くなり、同時に身体へかかる痛みは増す。

今まで大地を蹴っていたその手足も空しく空を切るだけであった。

あんこが自身の腹部へ視線を移すと、そこには犬の顔の上半分が見えた……。

――そんなぁ……

その瞬間あんこはいまだかつて無い恐怖に支配されてしまう。

それは生物として純粋に己の死を感じ取った時に感じるそれであった……。

あんこの恐怖を感じ取ったのか、犬は歓喜に震えながら低く唸り声をあげていた。


↓1のコンマ(一桁)により消費時間を判定。

0~4、3分

5~9、5分


↓2のコンマによりあんこの状態が決定

1~30、おもわず失禁&脱糞

31~70、必死にもがくも無駄な抵抗に終る

71~94、必死にもがくことにより脱出に成功、ただしHP-30

95~99、あんこパンチ

ジョバー
プリリリリ

あんこは恐怖のあまり空を見上げながら失禁と脱糞をしてしまう。

それはあまりに無様な姿であった。

―――だが

それが功を奏した!

犬は悪臭に一瞬顔を歪ませ、あんこを銜える力が緩んだのだ。

あんこはその隙を見逃さなかった。

なんとか手足をバタつかせ、身を捩り、犬の口元から脱出を図った。

―――そして

シュタッ!!

あんこは再び大地へと降り立った。

犬はあんこがバタついた際にその手足が当たったのかわずかに怯んでいる様子を見せていた。

――チャンスだ!
そう思ったあんこは……


あんこHP57/300
残り時間16分(残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1は選択してください。

1、――今のうちだ! あんこは再び駆け出した。

2、――やられる前にやる! あんこは勇敢に犬へ立ち向かった!!

3、――どこか隠れる場所は?

――今のうちだ!

あんこは再び駆け出す。

だが、犬はあんこが駆け出した事に気付くとすぐさま追走を開始した。

その表情は怒りに満ちたものであった……。

そして――


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

1~5、あんこはあっさりと押さえつけれられてしまった。

6~9、犬の攻撃を回避することに成功

0、ゴリッ――鈍い音がした。あんこが振り返ると――

あんこは背後からの殺気を感じ、とっさにその身を横へと転がす。

直後その直線上へ唸りを上げた犬が飛び込んできた。

――危なかった。

避けられた事でさらにあんこを睨みつける犬。

あんこは体勢を立て直し、すぐさま駆け出す。

その背後を犬がしっかりと付いてくる。

その後もあんこはその小さな身体と身軽なフットワークを最大限に利用し、犬の攻撃を回避しながら着実に前進していく。

そして……最後の角を曲がるのであった――


あんこHP57/300
残り時間16分(残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)


↓1のコンマ(一桁)で消費した時間が判定されます。

1+コンマ(一桁)=消費時間

残り時間12分(残り時間が一桁になると薬の影響が出始る)

あんこは最後の角を曲がる。

――この道を直進すれば……昨日はあの男に邪魔されたけど……ボクの街へ帰れる!

走りながらあんこは嬉しさのあまり涙がこぼれそうになる。

―――だが

ダンッ

あんこの正面に周りこんだ犬が立ち塞がる。

そしてジリジリとゆっくりとあんこへと距離を詰めてくる。

あんこは少し後ずさるが………


↓1は以下より選択してください。

1、一気に駆け出し犬の下をくぐり抜ける

2、悔しいが。一度後退する。

3、――ボクのこの軽快なフットワークで翻弄してやる。

あんこは僅かに後ずさるも……それは後退のためでは無かった!

犬が飛び掛るのを見計らい、力を込めていた後ろ足で一気に大地を蹴る。

あんこは見事に犬の腹の下を潜り抜けることに成功した!

――やったぞ!

あんこはそのまま駆け抜ける。

……やがて

……道はコンクリートやアスファルトから

……石畳の物へと代わっていった。


―――ついにあんこは自身の町へと帰還することに成功したのだ!


↓1のコンマ(一桁)により消費時間が決定します。

0~4、2分

5~8、4分

9、5分


↓2のコンマであんこの現在地が決定します(この選択は永続決定となります)

0~30、甘兎庵まで大した距離は無いぞ

31~60、全く見たことの無い場所だった

61~90、甘兎庵まで距離はあるが知った場所だ

91~99、男「おめでとー」

あんこは駆けながら周囲を見回す。

――ここはどの辺なのだろう?
あの木組みの建物と石畳の町へ帰ってこれたものの……この辺りはボクには見覚えのない景観であった。
しかもどうやら路地裏のような場所だぞ。

――だけど道なりに走っていけばきっと甘兎庵へ辿り着けるハズだ
ボクはポジティブに考えるように努めた。

だがその時である………背後から犬の怒りに満ちた叫び声が響き渡る。

――感激のあまり忘れていた!
ヤツはまだ背後に居たのだ。

――でも……でも…もう少しいけばきっと大通りに出られる。
そうすればきっとさっきまでの町とは違い、ボクみたいなか弱いウサギがあんな凶悪で凶暴な犬に襲われているのを見れば誰かが助けてくれるハズだ!
そう信じてボクはひたすら走った。

だが開けた通りまであと少しというところであんこの身体を異変が襲う。

急に息苦しくなり、目の前もブレる。

前足が空を切り、あんこはそのままバランスを崩し勢いよく転がってゆく。

――あれ?
ボクは突然回転しだした景色に驚くも回転は二度三度と続く。
やがて回転は止まり、ボクは慌てて周囲を確認しようと身を起こそうとするが……

ドンッ

――あれ?起き上がれない。
上から何かに押さえつけられているようだ。
顔を横に向けるとそこには……あの犬の足があった。

――そ、そんな。ここまで来たのに。
ボクは必死に身を捩り抜け出そうとした。
だが……おかしなことに手足へ力があまり入らない。
それになんだか息苦しい。

「お前がさっき飲んだのは大体あと60分程度で効果を発揮する薬だ。」

男の言葉を思い出す。

――まさかこんな時に?
絶望するボクの首へ犬は噛み付いてくる。
そしてそのまま――

ビタンッ!!

ボクの身体は地面に強く叩きつけられた。

――で、でもチャンスだ。
自由になれた
すぐに逃げなく――!!


あんこHP57/300
残り時間7分

このレスのコンマ(一桁)+↓1のコンマ(一桁)分、残り時間がマイナスされます。

このレス時点で7以上となった場合、あんこは薬効果が発動します。
ならなかった場合の行動は↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

偶数、通りへ辿り着く

奇数、通りへ辿り着く前に犬にお持ち帰り

0、辿り着き更にココアたちの誰かと対面(その場合↓3でコンマ一桁で判定1~2千夜 3~4ココア、5~6シャロ、7~8リゼ、9チノ&ティッピー、0タカヒロ )

――――!?
ボクが必死に起き上がり何とか逃げようとした瞬間
ボクの身に今まで味わったことの無い激痛が走る。
まるで体中に錆びた釘を打ち付けられたような。
まるで焼けた炭の上を転がされるような。
それはそんな形容しがたい激痛であった。

――うっ……ぎゃああああああああ!!!!
ボクは悲鳴をあげながらのたうちまわる。
目からは涙が、口からは涎が止まることなくこぼれ落ちる。
さらに恥も外聞もなく失禁し脱糞してしまう。
誰か……ダレカ……だれか……

――助けて!!

犬はそんなあんこをしばらく眺めてからゆっくりと近づく。

転げ回るあんこを前足で押さえつけてから、器用に銜えこみ、そしてそのまま持ち上げ今来た道を引き返そうとする。

―――そう。主人のもとへと帰るために。

――い、嫌だ!!
激痛の中で辛うじてそれを確認できたボクは更にバタつく。
だが――
ボクの願いも空しく――
犬は踵を返し駆け出し始めていた――。

絶望感と激痛に支配され続けるあんこの視界は、やがて真っ白に染まっていってしまった。


残り時間0分

「よくやった」

男は犬の頭を撫でながらあんこを受け取り、代わりに褒美の餌を与えた。

「・・・」

自身の手の中で泡を吹き今尚痙攣をし続けながら気絶しているあんこから男はカメラを取り外し、足元に置いておいた籠へと収容する。

……そして――。

ザバー!!

あんこへ勢いよくバケツの水が叩きつけられる。

その途端意識を取り戻したあんこは一度辺りを見回すが……再びすぐにその激痛に身悶えし始めた。

「そうだ。その調子でしっかりとあんこダンスを愉しませてくれ」

あんこは激痛のあまり男へ助けを求めるように視線を送るが――

「安心しろ。あと3日もすれば収まる」

男は嗤いながら無慈悲にそう言い放つ。

あんこにそんな男の言葉が耳に届いたのかどうかはわからない。

ただあんこは普段の彼からは想像も出来ないような歌と踊りを披露し続けていた――。

―――その頃の千夜たち⑤

あの動画を見てから数日が経過していた。

その後、千夜たちは何度も怒りや吐き気を堪え動画をチェックしたが、結局わかったのはあんこへ与えられていた栗羊羹から犯人はやはり甘兎庵を訪れた人間という事くらいであった。

しかし、その栗羊羹にしても日に何本も売れている物のため特定など出来るはずも無く、早くも手詰まりとなってしまっていた。

だが、その日いつもの様に動画更新が無いか確認をすると……そこには新たな動画があげられていた……。

千夜はシャロを呼んでから恐る恐るその動画を再生してみる。

そこに映し出された映像はいつものモノとは少し違っていた。

やたらアングルが低く、流れる風景の移り変わりなどもまるで小動物……そうウサギの視点の様である。

「ねえ……これってもしかして…」

シャロもどうやら同じ事を思ったらしい。

「きっとこれはあんこの視点だわ」

顔こそ映らないが、時折映りこむ短い前足、白いお腹………二人はこれはあんこの視点だと確信した。

同時に「何故こんな物が?」という疑問を抱く二人を他所に再生は続いていく。

そこには甘兎庵へ還ろうとしているあんこの必死さがひしひしと伝わる映像があった。

二人は息を飲みながらそれを見守る―――だが。

そんなあんこへ突如として巨大な犬が襲い掛かり始める。

千夜もシャロもあんこの無事を祈りながら動画を見守り続けた。

――やがて、カメラに映りこむ景色が見慣れた街並みのモノへと変わり、千夜が思わず歓喜の声をあげる。

「ねえ!これって!」

「ええ。どの辺かまではわからないけど……確かにこの町の風景よ。あんこは帰ってきたのよ千夜!」

だが興奮する千夜とシャロは突如青ざめることとなる。

突然映像が回転したと思った直後、今度は画面が暗転し次に映った時はまるで地面に叩きつけられたかのような強い衝撃を帯びたモノだったのだ。

そしてそこから先はひたすらあんこが暴れているのが予想できる荒れまくった映像であった。

やがて犬がカメラに近づいてきて、あんこを銜え持ち上げた所でその映像は途切れた――。

先ほどまでの喜びの表情はどこへ行ったのか千夜もシャロもただ黙ってその映像を見続けた。

―――だが、映像はまだ終わりではなかった。

次の動画が再生される。

その映像も先程のモノ同様に人間の目線で撮られた物ではなかったが、必死に逃げるあんこの姿が映し出され二人はすぐにこれはあの犬の視点だとわかった。

内容はただあんこの視点が犬の物へと代わっただけであったが、前回の最後の……不可解な部分はどういうことかわかった。

傷付きながらも必死に逃げようとするあんこが、急に不自然な苦しみ方をしだしたのである。

「……なんなのこれ?」

その尋常でない苦しみ方にシャロはすっかりと恐怖に青ざめてしまっていた。

そして犬があんこを銜え走りだした所でこの映像も終った。

映像が次ぎの物へと切り替わる。

そこには狭い籠へ収容されたあんこが映り出された。

ぐったりと動かないあんこへいきなり水が浴びせかけられる。

そして意識を取り戻したあんこは再び先程の映像の最後のように苦しみもがき出す。

その光景は終了までの間延々と続き、その間あんこは何度か意識を失いかけたようだが、その度に水をかけられ意識を強制的に覚醒させられ続けるのであった……。

「あんこぉ……あんこぉ……」

気付けば千夜は両手で顔を覆いながら泣きじゃくっていた。

その掌の隙間からは千夜の涙が止め処なくこぼれ落ちていく。

「ごめんなさい……あんこ。私がもっと、もっとぉ……」

シャロは初めて見る千夜のそんな姿に対して、そして今しがた見たあんこのことで、なんと声をかければいいのかわからず、ただただ途方に暮れる。

「リゼ先輩……私は…一体どうしたら…」

気付けばシャロの足元にも涙がぱたぱたとこぼれ落ちていた。

シャロは己の無力さを実感しながら、ただ千夜を抱きしめる。

千夜はそれでも泣き止む事は無かった。

今自分に出来る事はただ彼のために涙を流し続けることだけだと言わんばかりに――。


―――続く

――千夜が泣いている。
なんで?

――ほら千夜、ボクはここに居るよ?
ボクは泣き崩れている千夜の周り駆け回るが、千夜はボクに全く気付いてくれない。
千夜以外にシャロやティッピーたちも暗く沈んだ表情で現れる。
ボクは同様に彼女たちの周囲を駆け回るが、やはり誰もボクに気付いてくれない。

――一体なんで?
ボクは思わず叫びをあげる。

――ハッ!!
あれ?ここは?今のは夢?
そこはいつもの小屋ではなかった。
見たことの無い部屋で、ボクは狭いケージの中に居た。

――なんだ?これ。
ボクは口元から伸びるチューブに気付き、丸まったまま顔を洗い引き抜く。
引き抜かれたチューブから流れる黄色い液体が床を汚す。

ボクは記憶を辿る。

――確かボクは外へ出ることが出来て……
しばらく考え込み、あの日のことを思い出す。

――そうだ。結局ボクは捕まってしまったんだ。
そしてあの激痛の中でボクは……
……ダメだ。そこから先は全く思い出せない。

とりあえず済んでしまった事を考えるは止め、ボクはここはどこかを調べることにした。
あの部屋ではないが、もちろん甘兎庵でもない。

――一体どこなんだ?それに「みつ」は?
ボクが辺りを見回し、思案を巡らせているとふいに正面に見える扉が開いた。
そして入ってきたのはあの男だった。

――・・・
はやりまだ悪夢は続くのか?

「ようやくお目覚めか」
「あのまま死んでしまうのではと少し心配したぞ」

男はわざとらしく心配する素振りをしながらあんこへと近づいていく。

その腕には一つの箱が抱えられていた。

「さて……あんこに朗報だ」

男はしゃがみ込み、その箱をケージの前に置き中身があんこへ見えるようにしてから会話を再開する。

「「みつ」が出産したぞ」

そこには小さな生まれて間もない仔ウサギたちが居た――。



↓1のコンマで仔ウサギの数が判定されます。

1~20、5匹

21~50、6匹

51~70、7匹

71~90、8匹

91~0、10匹


↓2のコンマでは仔ウサギの状態判定

0~95(77除く)、全てあんこそっくりだった

96~99、オスウサギと半々であった

7のぞろ目、全てオスウサギそっくりだった


↓3以降は「みつ」の状態を選択(2票先取)

1、「みつ」生存、育児意思有

2、「みつ」生存、育児放棄

3、「みつ」出産後に死亡

―追記―
3つ目の選択で「みつ」生存の場合は重複妊娠により 『もう一度』 出産イベントがあるかもしれません。


この安価はノーカンですので判定は↓以降となります。

「お前はあれから一週間も寝込んでいてな」

男は5匹の仔ウサギたちを弄りながら話を続ける

「その間に少し予定より早かったが「みつ」は出産したんだよ」

その仔ウサギたちはまだ毛並みこそ生え揃っていないが、その雰囲気や目つきはあんこそのものであった。

「どうだ?お前が殺したオスウサギの仔という事は無さそうだろ?」

男が一羽を掌に乗せケージ越しに対面をさせてやる。

「本来は「みつ」に飼育させたい所だが……残念ながらアイツにその意思は無いようでな」
「こいつらも小屋の掃除の際に巣の中に放ったらかしになっている所を保護してやったんだ」

掌の上の仔ウサギを箱へと戻し

「感謝しろよ?」
「あ ん こ お 父 さ ん !」

そう一言ずつ区切りながらあんこへ、この仔らが自分の子供であると言い聞かせた。

そして同時に「みつ」はこんな出産を望んでなどいなかったと遠回しに告げるのであった。

「ああ、ちなみに全部オスだ」
「新しい性処理道具に出来なくて残念だったな。ウサギは娘でも平気で犯すらしいからな」

あんこに対して嘲笑の笑みを浮かべながら男は箱を抱え立ち上がる。

そして男が部屋を出る間際にあんこは耳を疑う言葉を浴びせられる。

「ああそれと「みつ」は重複妊娠をしていた……まぁあれだけ毎日のように交尾をしてれば当然だな」
「娘はその時にでも期待するのだな……もっとも折角メスがいても交尾が出来る頃にはお前は『去勢』されてるだろうから関係ないけどな」

男の『去勢』という単語を聞き、あんこは視界が再び真っ暗になっていった……。


↓1のコンマ(一桁)で「みつ」の再出産の際の仔ウサギ数が決定

0~2、2羽

3~5、3羽

6~9、5羽


↓2以降は「みつ」の状態を選択(2票先取)

1、「みつ」生存

2、「みつ」死亡

前回の出産から一週間ほどが経ち、「みつ」は再び出産をした。

今回産まれたのは3羽であり、やはり全て赤ん坊の状態からですらあんこの仔とわかるオーラを放っていた。

流石に「みつ」も負担が大きかったようでぐったりとしているが、出産後にこの仔らはまた放置されていたので育児の意思は前回同様に皆無らしい。


「……さてと、あんこ」

いまだ小屋へは戻されず狭いケージ内に閉じ込められているあんこに男は語りかける。

「お前の去勢手術は明日に決定した」

あんこは微動だにせず男の言葉を聞く。

「せめてもの情けだ。今晩は「みつ」のいる小屋へ戻してやろう」
「どうするかはお前の自由だ」

その後あんこはケージごと懐かしい監禁部屋へと連れて行かれる。

そして男はあんこをケージから小屋の中へと放り込む。

あんこは尻餅をついた状態でしばらく辺りを確認し……程なく「みつ」は彼の視界内へと入り込んだ――。


あんこHP200/300(放置期間でHPは回復しました)


↓1はあんこ行動を以下より選択してください。

1、「みつ」と交尾

2、子供たちを連れて逃げようと語りかける

3、その他(内容併記)

ボクは身体を丸めて寝ている「みつ」の正面まで行き座る。

そして――

――「みつ」、子供たちと一緒に逃げよう。
――そして甘兎庵で皆で暮らそう。
ボクは「みつ」へ一緒に逃げるように訴える。

しかし「みつ」はそんなあんこの話など聞く耳持たずといった様子で顔を背ける。

――こんな所にいたら何をされるかわからないんだ!
ボクと一緒に来れば安心だ。
きっと千夜もシャロもティッピーも受け入れてくれる!!
ボクは「みつ」の周りをぐるぐると回りながら説得を続ける。

――そんなボクに対して「みつ」は?


↓1は「みつ」の行動を選択してください。

1、無視し続ける

2、襲いかかる

3、わかった

……うるさい。

「みつ」は見を丸めながら、自身の周りをぐるぐると回り、時折馴れ馴れしく身体を摺り寄せてくるウサギへ苛立ちを覚えていた。

……ココへ連れてこられたのはいつ頃であっただろう?
連れてこられるなり私は酷い目にあわされた。
そして更にこのウサギと二人きりにさせられ、その後私はコイツに何度も犯された。
やっとコイツの仔を産んで自由になれたのに……コイツはいまだ私に纏わり付くつもりなのか?

「みつ」の脳裏にこのウサギとの交尾の記憶がフラッシュバックする。

……いやっ、いやあっ!
アイツは嫌がる私に覆い被さり何度も何度も繰り返し挿入をしてきた。
一度の交尾が終わり、私が逃げてもヤツはすぐに置きかけてきて何度もである。
そのせいで私の性器は何度出血をしたかわからない。

……あっ……いや、だめ、あぁ、お願い、許して。
私がどれだけ懸命に哀願してもヤツは一切聞き入れずに、ただひたすら腰を振った。
来る日も来る日も来る日も来る日も来る日も来る日も来る日も来る日も………。

……痛い………痛い。助けて。
どれだけ叫んでも誰も助けてはくれなかった。
私に出来る事なんて悲鳴をあげ続けることくらいしかなかった。

今もひたすら無視を決め込む自分へ対し「~♥~♥~♥」すら出すあんこへ対し「みつ」は怒りと恐怖に身を震わせていた。

……最近ずっと居なくなっていたのに。
……やっと解放されたと思っていたのに。
……私の悪夢は一体いつ終るのだろうか?


↓1のコンマ(一桁)で「みつ」の行動が決定します。

1~5、ひたすら震え時が過ぎるのを待つ。

6~9、ただひたすら逃げる

0、ストレスが爆発した


↓2のあんこの行動を選択してください。

1、ムラムラしてきたぞ。いいよね?「みつ」

2、説得を続ける

3、その他(内容併記)

「みつ」はひたすら震えながらただ時が過ぎるのを待っていた。

―――だが

最初は説得のために「みつ」に擦り寄っていたあんこであったが………長い禁欲、そして十分な休息により彼はいつしかそれ以上の行為に及んでいた。

――いいよね?

「みつ」にそんなあんこの声が聞こえるや否や性器に何かが挿入されるのを感じる。

そして後にはひたすら自身の臀部が激しく叩きつけられる衝撃のみが続くのであった……。

翌朝、男が部屋に現れる。

「ふん。予想通りか」

小屋を覗き込み男は呆れた声を漏らす。

そこにはいまだ「みつ」に覆い被さり腰を振り続けるあんこが居た。

「まあこれで最後なのだろうからな。しっかり種づけをしてやれ」

男の嘲笑など耳に届いていないのかあんこはひたすらに腰を振り続ける。

そして大きく仰け反りながら仰向けに倒れ込む。

「……終ったか」

男が射精を確認しあんこを引っ張りだそうとするが、あんこはすぐに起き上がり再び「みつ」の腰を掴みながら交尾を再開しようとしていた。

「………」

男はしばらく様子を見ようかとも思ったが……さてどうしたものか。


↓1は選択してください。

1、出発時間ギリギリまで好きにさせる。

2、もう十分だろうと引き剥がす

「もう十分だろう」

このまま時間ギリギリまで見ているのも一興ではあるが、それで予約時間に遅れたら事だ。

男はそう思い再び腰を振り出すあんこを「みつ」から無理矢理引き剥がす。

引き剥がしケージへ移す間中ずっとバタついていたが抵抗も空しくあんこはケージへと収容される。

「さてと……また一ヵ月後が楽しみになったな」

男は「みつ」に対して一瞥をくれてから、あんこを連れ部屋を後にした。


―――果たしてあんこはこのまま去勢されてしまうのだろうか?




今回はここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いありがとうございました。

―――その頃の千夜たち⑥

あの映像を見てから約一月半以上が経っていた。

千夜たちはあれからずっとあの断片的な映像を元に、必死にあんこが最後に辿り着いた場所を探していたのだ。

そしてやっと、それらしい場所を見つけることが出来た。

「ねえ。あの最後にあんこが辿り着いた場所ってこの辺じゃない?」

辺りを見回りながら言うココアに千夜とシャロも頷く。

「待っててあんこ。すぐに助けに行くからね」

「ちょっと千夜。待ちなさいよ。今日はここまでにして一度戻りましょう?」

逸る千夜を制止し、シャロは続きはまた明日以降にしようと提案するのであった。

既に日は落ち始め、辺りは冬の薄暗くなっていた。

「あの映像じゃ視点もブレブレだったり、途中で随分あちこちをグルグルとしてたでしょ?」

「今からじゃもう無理よ」

「でも・・・」

シャロの提案に渋る千夜はココアをチラリと見るが

「私もシャロちゃんの意見に賛成だよ。もう大分暗くなってきちゃったし」

ココアも残念そうな顔をしながらシャロの提案に賛成をしていた。

「でも、大分進展したんだし……きっとすぐにあんこを見つけられるよ」

「………わかったわ」

二人に説得され千夜も若干不服そうではあったが了承したので、この日の探索は終了することとなった。

その後ココアと、そして自宅前でシャロとも「また明日」と別れ、自室に戻り千夜はあれ以来更新の止まってる動画サイトがふと気になったのでページを開いてみる。

するとそこには新たな動画があげられていた……

「!!」

千夜は恐る恐る、だがあんこはまだ無事だったという期待を胸に再生ボタンを押す。

しばらくの読み込み中という表示の後……そこに映し出された映像は、いつもの惨たらしい虐待の映像ではなく複数の可愛らしい仔ウサギたちが戯れあう映像であった。

その光景は再生からずっと続き困惑をしていた千夜だが……ほどなくとある事に気がついた。

画面に映し出される仔ウサギたちは皆、全てあんこにそっくりな風貌なのである。

そう、彼らは全員あんこを一サイズ小さくした………まさにそんな仔ウサギたちなのであった。

千夜がそれに気付くのとほぼ同時に画面が変わる。

その画面は出産直後と思われる映像に「この仔ウサギたちは全てあんこがあのメスウサギに産ませた仔たちだ」という説明文がついた物であった。

さらに「あんこの度重なるレイプ行為で重複妊娠した母親ウサギは一度目の出産直後に再度3羽の出産をした」という説明映像へと切り替わる。

―――そして、「2度目の出産直後にも関わらずあんこは一晩中交尾を行い……更に孕ませ産ませたのがこの仔たちである」

その説明直後に映し出された映像と説明文―――それは―――。



↓1のコンマ(一桁 0は10とします)で出産数が決定します。


↓2のコンマ(一桁)で死産数が決定します。

0、0

1~3、1羽

4~6、2羽

7~9、3羽


↓3のコンマ(一桁)で「みつ」の状態が決定します

0~2、元気

3~6、体調を崩した

7~9、死んだ

生まれて間もない2羽の赤ん坊ウサギと「本当はもう1羽いたが残念ながら死産であった」という説明文が映し出された。

そして更に画面は切り替わり今度は苦しそうに震えるウサギが映し出された。

「この母親ウサギは無理な出産をしたためか体調を崩しずっと苦しんでいる」

その説明文のあとの画面を見て千夜は息を飲む。

そこには生気がまるで感じられないあんこが映し出されたのである。

そして……画面はあんこの交尾画面に変わる。

「予てよりこの様なレイパーを野放しにしておく事は出来ないと思っていた私は彼に去勢手術を施すことを決意した」
「去勢前日……不安な彼を慰めるつもりで彼のお気に入りのメスウサギと会わせたのだが……それが間違いであった」
「彼は私が席を外したのを良いことに………あろうことか出産直後の母親ウサギを再びレイプしてしまったのである」
「気付いた私はすぐさま引き剥がしたのであるが………既に手遅れだった」
「その結果が先の赤ん坊と母親ウサギである」

画面が交尾映像から再び生気の無いあんこへと変わる。

「この状態は去勢手術直後のモノである」
「あまりのショックのためか彼はずっとこのままであった……」
「哀れに思った私は翌日メスウサギに会わせたのであるが……その時の映像がこれである」

再び画面が切り替わる。

そして嫌がるメスウサギにマウンティングし腰をがむしゃらに振るあんこが映しだされた。

「どうやら彼に去勢は無駄な処置だったようである」

その後、また画面が変わり、後は延々とのた打ち回るあんこが映し出されていた。

「2週間程度はこの様な行為は避けねばならないのに行ったため当然の結果である」

その映像の下には文字からもあんこを嘲笑する意図がまる分かりの説明文がずっと表示されていた。

言葉を失った状態の千夜などお構いなく画面には延々と痛みに喘ぐあんこが映し続けられ………やがて再生は終了した。

その後も千夜は動かなかった。

今の千夜の心中は………↓1(心中記載)

「千夜ー。さっき言い忘れたんだけど明日は――」

部屋に入ってシャロは息を飲む。

室内へ入った瞬間に気温が3℃ほど低下し、背中ごしからも分かる殺意を放つ千夜がそこには居た。

「ち、千夜?」

シャロは恐る恐る声をかける。

振り向いた千夜は今までに見たことが無いほどの笑顔であった………しかし

「ねえ……シャロちゃん。」

「は、はい。」

「人間の殿方って何処へ連れて行けば去勢できるのかしら?」

「え、えーと(ダレカタスケテ)」

シャロはこれから先数時間生きた心地のしない時間を過ごすこととなるがそれはまた別の話である。


―――続く



↓1&2は激痛から解放された去勢後のあんこの行動を記載してください

男は手術が終わったと連絡を受け、あんこを引き取りに病院へと足を運ぶ。

術後のあんこを受け取ってから帰りの車中、あんこはずっとぐったりとうつ伏せたままであった。

帰宅後、男はすぐにあんこをケージから出し、予め用意しておいた甘兎庵の台座そっくりの物へとあんこを乗せた。

そしてカメラを回し始める。

「……どうしたあんこ?せっかく撮ってやってるのにだらけたままか?」
「看板うさぎの威厳はどこへ行った?」

いまだ茫然自失といった感じのあんこに男は必死に嗤いを堪えながら姿勢を正すように促す。

だが全く反応の無いあんこを見かね、男は無理矢理あんこに甘兎庵で看板うさぎとして誇らしげに座っていた時のポーズをとらせ撮影を再開するが……そのあんこの顔には生気が全く感じられなかった………。

撮影を終えた男はあんこをケージへ戻そうと掴み上げた際にふと一つ思い出した。

「そういえば去勢をしてもウサギは性欲を失わないとか聞いたことがあるな……」

医者からはマウンティングは2週間程度はさせないようにと言われたが知ったことではない。

そう思い男はあんこを「みつ」の眠る小屋の中へと放り込む。

それまで無気力だったあんこはしばらく「みつ」の周りをぐるぐると回り、身体をこすり付けて匂いを嗅ぎだす。

―――そして

あんこはいつもの様にマウンティング行為を開始しだした。

……が、術後間もないというのにそんなことをすれば当然激痛に襲われるのは必死である。

あんこは無様に激痛に喘ぎながら床を転がる。

男はしばらくそんなあんこを眺めてから、小屋内全体が撮れる位置にカメラを固定し部屋を後にした。

男が部屋から出て行きどれ位の時間が経ったのであろうか?

あんこは痛みが治まったのかむくりと起き上がり、自分の事などまるで気にも留めない「みつ」にいきなり体当たりを行った。

仰向けにひっくり返る「みつ」。

あんこはすかさず出産後のため腫れた乳房へむしゃぶりつく。

――ボクを無視するから悪いんだ。

あんこはついに男と「みつ」からの、この理不尽な仕打ちからくる怒りを「みつ」をいじめることで発散することにした。

「みつ」は嫌がるが、出産後の負担からかあんこに押さえ込まれ動くこともままならなかった。

「みつ」にとっての苦痛の時間が延々と続く………

やがてその腹を満たしたあんこはいまだ仰向けで動けぬ「みつ」の腹部へと登り、たった今飲んだ母乳を小便へと変え「みつ」の体を顔を汚すのであった。

翌朝、水と餌の交換に訪れた男はそれを見て……↓1(内容記載)

「これはこれは……」

男は無残に汚された「みつ」といまだ興奮の冷めぬあんこを見て口元をわずかに歪ませる。

男はまず興奮するあんこにスタンガンを叩きつけ大人しくさせる。

次に「みつ」を小屋から取り出し「かわいそうに辛かったね?」と抱きかかえ部屋から出て行ってしまった。

程なくし男は戻ってくるや否や、身体が痺れて動けないあんこをバケツへと放り込む。

「みつ」への対応とは雲泥の差である。

そして――

「お前はまだ自分が「みつ」に好かれてるとでも思ってるのかい?」

唐突に男はあんこへ語りだす。

「お前の事は甘兎庵時代から調べたよ」
「なんでも日常的に他人のペットや隣の家の女の子を襲ってたそうじゃないか?」

――ティッピーとシャロのことか?

「きっとその子たちもあんこの事なんて大嫌いだっただろうね」

――な、なにを言ってるんだ?

「今頃自分たちを襲う害獣が居なくなって清々してるんじゃないのか?」

――そんな事あるもんか!!
シャロもティッピーもボクの事が大好きなはずだ。
普段のはただ照れてるだけなんだ。

「お前は俺のことが大嫌いなんだろう?」

――あ、当たり前だ。

ニヤニヤと自分が好きか嫌いかと問う男へあんこは怒りを爆発させている。

だがその身体は動かずバケツ内で仰向けの体勢から男をジーっと見上げることしか出来ない。

「お前が普段「みつ」やその他人のペットや少女にしてるのは……」

男はそこで一度言葉を区切り十分に間を取ってから、あんこに顔を近づけニヤけた顔を真顔にし続きを言った。

「俺がお前にしてるのと全く一緒なんだよ」

――う……嘘だ……嘘だ!
ボクがこんなヤツと一緒だなんてありえない!!

――皆はボクが大好きなんだ!
だからボクも皆に……皆に……

「信じられないか?」
「ならしばらく「みつ」と同じ目に会って頭を冷して考えるんだな」

そう言うと男はおもむろにバケツ内のあんこめがけて用をたし始める。

寒い部屋のためあんこの身体からは浴びせられた先から異臭とともに湯気が立ち昇る。

あんこはただ呆然としているだけであった。


そして衝撃の事実を突きつけられたあんこは………

↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

0~3、脱走を試みる

4~9、ショキングなことが続き茫然自失な日々を送る

用をたし終えた男はあんこをそのままに小屋の掃除を始めた。

あんこは呆然としているが、その頭の中では必死に男の言った言葉を否定していた。

――そんな事があるもんか!!

あんこはバケツ内で体勢を立て直し、バケツから頭だけを出し男の様子を窺う。

――よし!ヤツは油断しきっている。
男はボクに完全に背を向け掃除に集中しているようだ。

そう思ったあんこはすぐさま行動に移る。

バケツ内から静かに飛び出し、部屋の入り口へと向かう。


↓1のコンマで判定されます。

偶数、扉はわずかに開いていた。

奇数、扉はきちんと閉まっていた。

あんこは扉の前に行くも、その扉はきちんと閉まっていた。

――そ、そんな……
ボクはなんとか開かないかとドアノブを見るもソレははるか上空であった。

あんこは背後を振り向く。

幸い男はまだ気付いていないようだ。

――どうしよう?


↓1はあんこの行動を選択してください。

1、なんとかドアノブまで登れないか試す

2、どこかに隠れて男が部屋を出る際に逃げる

3、油断しきっている男を倒してしまう

あんこは決意した。

――こいつさえ倒せば僕は自由になれるのだと。

そして去勢された怒りがその身を更に奮い立たせる。

――こいつのせいでボクはもうティッピーに、ボクの子供を産ませてあげる事が出来なくなってしまったんだ!

あんこは自分に背を向ける男へと突進する。

「ん?」

男が背後からする物音に気付きこちらへ振り向く。

―――そして――ー


↓2のコンマで判定されます

0、弾丸と化したあんこは男の股間へダイブ、そして噛み付く

1~10、弾丸と化したあんこが男の顔面にヒット

11~50、男は飛び込んできたあんこをあっさりキャッチ

51~90、男は驚くも避けることに成功、あんこそのまま小屋内へ

91~98、小便で濡れた身体のあんこは体勢を崩しコケてしまう

99、男の渾身のカウンターが炸裂

ゴスッ

そんな鈍い音がした。

加速し頭から飛び込んだあんこはさながら一発の弾丸であった。

その一撃は見事に振り向いた男の顔面にヒットし男はその不意の一撃に倒れ込む。

――や、やった!!
ボクは男が倒れ込むのを見ながら着地をする。
ボクはついにやったんだ!!

――どうだ!思い知ったか!!

かくしてあんこは汚されながらも王者としての意地を通したのである(?)


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、倒れて動かない男の顔の前に移動し小便をかけてやる

6~8、男の股間へ噛み付く

9、喉元を食い千切ってやる

倒れ込んだ男を前にあんこの勢いは止まらない。

――トドメをさしてやる!
ボクは素早く男の股間部へと移動する。

――ボクはお前のせいで
そこには過去に何度もボクを辱めたモノが収まっている。
それを思うと、ボクは理不尽に去勢されたというのにこんな奴には残っているのかと思うと……。
ボクは更に怒りに燃える。

――食らえ!!

あんこは男の股間へ飛び掛り、そしてそのまま力一杯噛み付いた。

「―――――」

声にならない絶叫が部屋に響き渡る。

――どうだ!思い知った―――


だが次の瞬間

あんこのその頭部をいまだかつて無い衝撃が包み込む

そして

あんこの視界は大きく180度回転したかと思うと、次の瞬間には再び今までに無い衝撃がその身体を襲う

まるで壁に力一杯叩きつけられたような衝撃

あんこがそれがフローリングの床であると理解する間も無く、今度は背中へ硬い柱のようなものが降って来る。

その振ってきた柱のような物の一部はあんこの腹部と床の間へ差し込まれ、そのままあんこを宙へと舞い上がらせる。

――・・・うぅ

床へぬいぐるみの様に落下し、そのまま動かなくなったあんこはヒョイっと持ち上げられる。

そして

ペキッ

――――!?

割り箸が折られるような音が響く。

それは1度ならず4度続いた。

特に最後の2つはそこそこ頑丈な棒を無理矢理へし折る際の音に近かった……。

――ヒューヒューヒュー

耳へ近づけたソレからは鳴き声とも呼吸音とも取れる音がわずかに聞こえていた。

それを確認してからソレを小屋の内部へとボールを籠へ放り込むような感じで投げ込む。

そしてガチャンと小屋の戸が閉じられる音がし、直後に今度はドンと乱暴に部屋の扉が閉じられる音と衝撃が室内へ響き渡るのであった――。


↓1は選択してください。

1、捨てる

2、捨てない

ざーざーと強い雨が降っている。

歩道橋の下のため直接雨は当たらないが、それでもわずかに雨はダンボール内へ吹き込んでくる。

「ママー。ウサギさんだー」

無邪気な幼い女の子の声が聞こえる。

「ねえママ。なんだかこの子怪我してるみたい。可哀想だからお家へ連れて帰ろうよ」

「あらあら。大変――」

女の子に呼ばれ母親と思われる女性が娘の指差すダンボール箱を覗き込むが、途端にその出しかけた言葉を飲み込んでしまう。

「ねえママ。この子をお家で飼いたい。」

「ダメよ」

母親が即答する。

「えー。治るまで私がちゃんとお世話するからー」

「いけません」

なおも食い下がる娘に対し若干強めな口調で答える。

「ウサギが飼いたいなら今度ペットショップへ見に行きましょう?」
「きっと色々な種類もいるわよ?」

「ほんとー?」

「ええ」
「前に見たちっちゃい仔ウサギちゃんも居るかもしれないわ」

「わかったー。私、今日は我慢するー」

少女は明るく元気な声で母親へ返事をした。

―――そして

「ごめんね。ウサギさん」
「代わりに寒くないようにこれをあげるね」

そう言うと女の子は自分のマフラーをそっとウサギにかけ、差していた傘をダンボールへ差し立てる。

「――ちゃんは優しいわね……それじゃあ行くわよ」

母親の促す声が聞こえる。

「うん。それじゃーウサギさん。バイバイまたねー」

女の子は母親の差す傘の中へ入り込み、一度振り返るとダンボールへ向い元気に手を振るのであった。


そのダンボールの中に居る、たった今女の子がかけてくれたマフラーの下に居る小さな黒いウサギ。
彼はその少女へお礼も言えずに………ただただその痛みと寒さと恐怖にその瀕死の体を震わせる事しか出来ないのであった。


~BAD END~

―――そして千夜たち④

「この歩道橋……間違いないわ」

「確かに……多分これね」

千夜はやっとあの映像にあった歩道橋を見つけ興奮していた。

そんな千夜を見ているシャロだったが、ふと周囲に漂う異臭に気付く。

「ねえ、千夜。なんだか臭わない?」

「失礼ね。シャロちゃん。私はおならなんてしてないわよ?」

「いや誰もそんな事は言ってないって」

シャロは辺りを見回す。

「ねえ臭いはここからじゃないかしら?」

千夜が自分たちの位置から死角になっていた位置に置かれたダンボールに気付く。

それは子供用の傘で覆われた小さな物であった。

「なにかしら……?」

千夜は頭に?を浮かべながらソレに近づこうとするが

「止めておきなさいよ千夜」
「なんか変な臭いがするし、この時期なのになんか蝿も集ってる……」

「でも、わたし気になるわ」

なおも箱に近づこうとする千夜をシャロは強引に引き寄せ

「いいから。それにやっとここまで来たのよ?」
「早くあんこの奴を見つけて助け出すんでしょ?」

「……そうだったわね。ごめんなさいシャロちゃん」

横道に逸れようとした事を謝罪し、そして気を取り直した二人は

「わかればいいのよ。」
「さあ行くわよ」

「うん」

そういうとその場を後にするのであった。

きっともうすぐあんこを助け出せると信じて―――。


―――END

ひんしのあんこがすてられているENDでした。
関係ないですが、その内千夜がそんなあんこを拾ったSSでも書きたいものです。

とりあえず今回は>>475からロードということにしますがよろしいでしょうか?(瀕死ですが)

>>475より再開します。


――ヒューヒューヒュー

耳へ近づけたソレからは鳴き声とも呼吸音とも取れる音がわずかに聞こえていた。

それを確認してからソレを小屋の内部へとボールを籠へ放り込むような感じで投げ込む。

そしてガチャンと小屋の戸が閉じられる音がし、直後に今度はドンと乱暴に部屋の扉が閉じられる音と衝撃が室内へ響き渡るのであった――。

アレからどれ位経ったのか?

男は「みつ」と仔ウサギの面倒を見終え、「みつ」を小屋へ戻すため部屋へと戻ってきた。

そして「みつ」を小屋に入れる前に先ほど放り込んだあんこを引きずり出し生存を確認する。

流石にやりすぎたか?

男はいまだ小刻みに痙攣を続けているあんこを見てそう思った。

「ま、いいか」
「幸い新しい玩具は大量に手に入ったしな」

「みつ」を小屋へと戻し、男はあんこをテーブルの上へと置く。

そして聞きかじった知識と見よう見まねで作った添え木で先ほどへし折ったあんこの手足を固定する。

「さて次は……と」

男は以前あんこが寝込んだ際の栄養摂取に使用していたチューブを再び用意する。

ただし今回チューブを伝う液体は以前とは別の物であった。

あんこを小屋の壁側へと横たわらせ、外からチューブを口腔内へ突っ込む。

そしてチューブを伝わせる液体を容器に注ぎこむ。

それは薄黒く汚れた液体で異臭を放つ物であった。

容器に注がれたそれはゆっくりとチューブ内を下ってゆき、やがてあんこの口内へと注がれた。

「どうだ?美味いか?嬉しいか?」
「それはお前の大好きな「みつ」の糞を溶かしたモノだ」

あんこは相変わらず小さく震えているだけで、男の声が聞こえているのかは分からない。

「本来「みつ」が子供のためにひり出したモノだ。ありがたくいただけよ」
「もっとも「みつ」にお前のガキを育てる意思は全く無いけどな」

そして作業を終えた男は愉快そうに笑いながら部屋を後にした。


↓1のコンマ(一桁)により今後の容態は判定されます。

0~3、回復する

4~6、変わらない

7~9、悪化する


↓2は「みつ」の行動を選択してください。

1、無視

2、攻撃

3、慰める

あれから数日が経過した。

あんこの容態は特に変化はなく、未だに小刻みに痙攣をし時折痛みからか鳴いている。

ただ一つ変わったこと。

そんなあんこを哀れんだのか「みつ」があんこの身体をペロペロと舐め、隣に眠ってやったりしている。

男はそれに対し特に何をする訳でもなく放置することとした。

そして更に数日がたった。

いつもの様に男はあんこの口にセットされているチューブの先の取り付けられている容器を交換するために、あんこの傍へと来る。

耳を澄ませばあんこの口からは相変わらずヒューヒューと風のような声が漏れていた。

それがすすり泣くあんこの悲鳴なのか、ただの呼吸音なのかは男にはわからない。

男は慣れた手つきで容器を交換していく。

だが、その際にいつもと違う違和感を感じた男は視線を足元へと落とす。

そこにはいつの間にか意識を取り戻したあんこが、ジっと男の動きをその虚ろな瞳で追っていた。

その目は

――痛い 痛い 痛い 痛い――
――助けて 助けて 助けて 助けて――

そう訴えているようであった。

しかし男は何も答えず作業を続け、やがて部屋からいつもと同じ様に部屋から出て行くのであった。


意識を取り戻したあんこは体中を激痛に襲われていた。

しかしへし折られ乱雑に固定された手足、口の奥へと突っ込まれたチューブが邪魔で身をよじることすらままならなかった。

そんなあんこの顔にふと影が落ちる。

見上げればそこには自分を覗き込む「みつ」が居た。

「みつ」はそんなあんこを慰めるように彼の顔をペロペロと舐め始め、身を寄せるように身体を丸めた。

そんな「みつ」に対してあんこは―――。


↓1はあんこの反応を記載してください。

あんこは思った。

――そもそもお前のせいでこうなったんだ!

次の瞬間あんこは怒りに任せ「みつ」に頭突きした。

――!!

身体中に激痛が走る。

反動で口から抜けたチューブの液体が顔を汚す。

―――だが、あんこの頭突きは「みつ」の側頭部を直撃した。

そして、更に今の一撃であんこの王冠の月状の飾り部分が「みつ」の顔を抉ったのか、「みつ」の白い毛並みがみるみる紅くそまってゆく。

――どうだ!思い知ったか。
ボクはフンッと大きく息を吐いた。

あんこはどちらが偉いのかを教えてやったつもりのようだが……次の瞬間

ドガッ

あんこの顔面に強い衝撃がかかる。

なんと「みつ」が後ろ足で全力であんこを蹴飛ばしたのである。

あんこの小さな体は勢い良くすぐ横にあるった金網部分へとぶつかる。

――うう。何をするんだ。

うつ伏した状態のあんこは視線を「みつ」へ戻す。

「みつ」はさっき居た場所に戻ると再び身体を丸めた。

………そう。そこは「みつ」が出産にあたり巣を作っていた場所だったのである。

ただあんこが「みつ」の巣の隣に居た……それだけであった。

そして顔を舐めたのも今あんこが飲まされているのは「みつ」の糞を水で溶いた物である。

ウサギの食糞行為により「みつ」は自分の排泄物の臭いのするあんこの顔を舐めたにすぎないのであった。

打ち拉がれるあんこ。

再び静寂に包まれた部屋であんこには「みつ」の糞を溶かした汚水がポタポタと後頭部にチューブから垂れてくるだけであった。


数時間後、そんなあんこを発見した男は?↓1

「これはこれは……」

なんとも無様なあんこに対して男は冷ややかな視線を送る。

「さてどうしたものか?」

さっそく動画にしてネットにあげてやりたいところではあるのだが、今「みつ」が孕んでいるであろう仔らが生まれてからまとめてあげる予定だからな……これはストックしておこう。

さて……どうするかな?


↓1は選択してください。

1.放置

2.悪臭が酷い……風呂に入れてやろう

3.とりあえず「みつ」に蹴飛ばされる前の状態に戻しておく

男は小屋の中へ手を伸ばしあんこを元の状態に戻す。

その際にあんこの放つ悪臭に思わず顔をしかめる。

当然である。

男の尿にまみれたまま放置され、そして今は「みつ」の糞を溶いた液体を頭からか浴びているのだから………。

「「みつ」は傷の手当てをしてやろう。来い。」

あんこを元に戻してから男は「みつ」を抱え部屋を後にする。

薄暗く、寒い部屋の中でただ一人震えるあんこ。

果たしてあんこの運命は………。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4.あんこは脅威の生命力で生きながらえる

5~8.流石のあんこも日に日に弱っていく

9.あんこは完全回復したゾ!!

最初の仔ウサギ出産からすでに20日ほどが経過していた。

彼らもすっかり大きくなり元気に成長している。

先ほども「みつ」を子供たちの中へ放り込むと、まるで父親のように寄ってたかって「みつ」をレイプしようとしていた。

まだあくまでマウンティング行為のみだが先が愉しみである。

さて、その父親であるあんこだが………。

流石に日に日に弱っていき、今ではあのふっくらした撫で心地の良かったお腹もゴツゴツとしたモノとなってしまった。

相変わらずぬいぐるみのように無表情だが、その表情からも生気がすっかりと失せてしまっている。

もっとも……先ほど冷蔵庫に放置されていた羊羹を与えた際には、甘兎庵の物ではないのがお気に召さなかったのか食べるのを拒否するくらいには気力があるようではあるが――。

さて……まだ3度目の出産までには約2週間近くある。

それまでにあんこに元気になってもらうためにも………。


↓2は選択してください。

1.子供たちと遊ばせてみる

2.「みつ」と狭いケージに閉じ込めてみる

3.その他(内容併記)

弱ったあんこを見ながら男は考える。

……そうだ。子供たちに会わせてやろう。

思えばあんこはまだ一度もちゃんと子供たちと接触をした事がなかった。

「喜べあんこ。今からお前の可愛い子供たちに会わせてやろう」

男はそう言うとあんこを小屋から掴み出す。

男はあんこの首根っこを掴み、今の姿をまじまじと見る。

そこにはかつての「甘兎庵の看板うさぎ」という面影など微塵も無い、傷つき、みすぼらしく汚れきった小さなウサギが居た。

ただし頭の王冠だけは不釣合いなほどに輝きを失ってはおらず、それがより一層あんこの惨めさを際立たせていた。

「せっかく子供たちに会うのにこれではあまりにも哀れだなぁ」
「……そうだ。まずは風呂で綺麗にしてやろう。ありがたく思え」

男は風呂場へと足を運ぶ。

そして冷水を張った大きめの桶にあんこを放り込み、雑巾を濯ぐように様に力強くその身を洗ってやる。

よほど嬉しいのかあんこは途中で何度も、盛大に折れた手足をバタつかせはしゃいでくれた。

「こらこらそんなに暴れちゃダメだろ?」

久しぶりに元気なあんこを見ることが出来てか、男はとても上機嫌なようであった。

……ポキ……ポキ……ボキ……

それから数十分後。

子供たちのためにしっかりと体を綺麗にし、子供たちが風邪をひかぬ様に濡れたその体も乾かしたあんこが、ついに感動の対面を果たそうとしていた。

「なんだ?これからが本番なのにもう疲れたのか?」

男の掌の上には既にはしゃぎ疲れてかぐったりとうつ伏せるあんこが居た。

「ほらっ!しゃんとしなさいお父さんでしょ?」

あんこの顔の前にぶら下げながら言い聞かせる。

「……まったく。せっかく綺麗にしてやったのに……」

男はあんこの腹部を見て大きくため息をつく。

その腹部には、先ほどあまりにも子供たちに会いたいと急いたあんこが、勢いあまり石油ストーブの上に見事に落下したためついた黒い焦げた痕があった。

「ま、いいか」

男が最初の出産による5羽、そして2回目の出産による3羽の計8羽を現在放している区画のある部屋の中へと入る。

「全員いるようだな……」

室内の畳み一畳分程度に仕切られたスペース内を見渡し全羽いることを確認する。

そこにはあんこそっくりな大人しい仔ウサギたちが鎮座していた。

最初の5羽などはもうスッカリと大きくなっており、あんこより一回り程度小さい程度であった。

「さあ皆。この方がキミたちのパパだよ」

そう言い、あんこをその中へと放り込む。

「思う存分に遊んで貰うといい」



仔ウサギたちの反応を選択してください(2票先取)

1.仔ウサギたちは一斉にあんこに襲いかかった

2.仔ウサギたちはあんこと終始無言で見詰め合った

「………」

あんこを放り込みしばらくが経った。

「・・・」

「・・・」

放り込まれてからずっと、あんこも、その子供たちも、特に動きを見せる訳ではなく、ただお互いをジーっと見詰め合っていた。

てっきり「みつ」にしたように父親へも襲いかかるものと思っていた男は少々肩透かしを位ながら、その光景を眺めていたが……やがて……。

「つまらないな。」

そう言うとあんこを掴み上げ、親子の対面を終了とした。

だが、あんこも子供たちも互いの姿が完全に見えなくなるまで熱い視線を交し合っていた事に……男は気付いていなかった……。

あの対面から更に時は経ち「みつ」は三度目の出産をした。

今回は3羽の出産だったが、その内の1羽は残念ながら死産であった。

そして「みつ」も流石に無理が祟ったのか、この出産以降は身体を壊したようで日に日に弱っていっている。

先の8羽の仔らはその後も順調に成長し、最初の5羽など今ではすっかりあんこそっくりとなっていた。

そしてあんこはと言うと………すでにかつての面影などない状態であり……男も既に飽きたのかあんこを気に入っていた犬の玩具として扱っていた。

更に月日は経つ。

途中、甘兎庵の娘とその友人が近所をうろついているのを見た。

大した執念だと感心したが、手詰まりであろう。

あんこの去勢報告以降も撮り溜めていた映像を順次公開していったが、ココに辿り着けるようなモノは無いはずだ。

そう男はたかを括っていた。

―――しかし

男はすっかり大きくなったあんこジュニア達のために外に用意した小屋へ様子を見に行き驚愕する。

金網が破られていたのである。

「……何……だと……?」

直後に家の方から犬のけたたましい咆哮が聞こえた。

男は大急ぎで室内へと戻るが………そこには無残な姿にされた犬が転がっていた。

一体誰が?まさか?あの娘たちが?

瞬時に男の脳裏に様々な可能性が駆け巡る。

「………はっ」

男はハッとし大急ぎであんこの監禁部屋へと向う。

今あの部屋ではもう一匹の犬があんこと交尾中のはずだ。

階段を駆け上がり男はすぐに異変に気付く。

確かに閉めたはずのドアがどういう訳かわずかに開いていたのだ。

男は恐る恐る警戒しながら中を覗く。

そして手を伸ばしゆっくりと明かりのスイッチを押し部屋が光に包まれる。

目に飛び込んできたモノ………それはあんこを犯していた犬の変わり果てた姿、小屋の中でガタガタと震える「みつ」であった。

「一体なにが……?」

恐怖に駆られる男だったが、男はすぐに背後から無数の視線を感じ振り返る。

―――そこには―――

―エピローグ―

「ココアさん。千夜さんはまだ見つからないのですか?」

「うん。千夜ちゃん……どうしちゃったんだろう。」

チノの問いかけにココアは心配そうに呟く。

千夜が突然消息を絶ってから既に2日が経っていた。

「千夜だけじゃい。シャロの奴もだ……やっぱり何か関係があるんだよな?」

時を同じくしてシャロも学校やバイト先から姿を忽然と消してしまっていたのだ。

「うう。もしかして……やっぱりあんこを探してる時に何かに事件に巻き込まれたんじゃ?」

ココアはあの日自分も一緒に行けなかった事を後悔していた。

―――もし、自分も一緒に行けていればこんなことには?とそう思わざるを得なかった。

「元気を出してください。ココアさんのせいじゃないですよ」

チノはそんなココアを励ます。

「うん。ありがとうチノちゃん……あれチノちゃん?」

「はい?」

ここでココアはまた一つ違和感に気付いた。

「そういえば今日はティッピーを見ないけどどうしたの?」

「ええ。それが今朝から姿が見えないんですが、どこかにお散歩にでも行ったんでしょうか?」

チノは自分の頭を軽く触れながら返事をする。

「まさかこのままティッピーも……なんて事は無いよな?」

「!!」

「私、ちょっと探しに行くよ」

「待ってくださいココアさん。私も――」

リゼの一言に反応し二人は仕事中にも関わらず、店を出て行ってしまう。

リゼは一瞬困惑したが、あの二人だけにするのは危険だと思いリゼもスグにその後を追った。

無慈悲に月日は流れる。

千夜、シャロ、ティッピーは未だ行方不明であった。

さらにチノとココア………そして―――

「ねえ聞いた?天々座先輩が行方不明になったって話。さっきも警察の人が話を聞きに来てたみたいだよ?」」

「聞いた聞いた。1年の特待生の子に続いて怖いね……」

廊下を歩く女生徒たちの会話。

今、学校はその話で持ちきりであった。

「そういえば、怖い話といえばまた出たんだって。旧校舎に幽霊が」

「えー。前もそんな話があったけど結局野良ウサギが忍び込んで悪戯してたってオチだったじゃない。今回もでしょ?」

「いやいや。今回はどうやら本当みたいなんだって!」

「ねえ。今度一緒に季節外れの肝試しで行ってみない?」

「えーどうしよー?」

少女たちは現実の恐怖から逃れたいためか、その様な娯楽性の恐怖へと話題をすり替えていた。

だが、リゼたちが居なくなってしまったのは現実である。

その後も警察による消息不明となった少女たちの捜索は続いた。

だが捜査は難航していた。

少女たちの失踪前後から内2名の通う学校の旧校舎に、野良ウサギが住み着いているらしいという情報もあったが、この街ではそんな事は珍しく無いため、事件との関連性は当然ながら無い物と見られていた――。

―――今は使われていない旧校舎の一角。

老朽化を理由に立入り禁止とされているが、お嬢様校の校舎だけありその作りはしっかりとした物であった。

その今では誰も近づかない校舎奥の一室から夜な夜な少女たちの呻き声が聞こえるという噂が実しやかに囁かれるようになっていた。

しかしあくまで噂であり、そして消えたリゼとシャロの事もあり行儀の良いお嬢様たちは話題にこそ出しても、誰一人としてその場に近づく者は居なかった……。

――千夜のせいでボクはあんな目にあったんだ。
――もうボクの子供産ませてあげられなくてゴメンね。
――代わりに皆を一生愛してあげるからね。

そこには白い少女達の裸体の上を蠢く無数の黒い塊が居た――。


~???END~

白い天使様「キミたちの願いはなんだい?」

ウサギって去勢しても性欲は無くならないしマウンティングもしまくるらしいッスね。

あんこにとってはハッピーエンドですかね・・・これ?

>>501よりロード
アナザーを展開


「………」

あんこを放り込みしばらくが経った。

「・・・」

「・・・」

放り込まれてからずっと、あんこも、その子供たちも、特に動きを見せる訳ではなく、ただお互いをジーっと見詰め合っていた。

てっきり「みつ」にしたように父親へも襲いかかるものと思っていた男は少々肩透かしを位ながら、その光景を眺めていたが……やがて……。

「何故……俺はあんこをこんなボロクソにしてしまったんだ?」

親子の感動的な対面を見ながら男は自身の頬を伝う涙に戸惑いを覚えていた。

「すまなかった……あんこ」

その日を境に男のあんこへの対応が180度変わった。

男は弱りきったあんこを病院へ連れて行き、しっかりと治療をしてやった。

そしてあんこに暖かい寝床、毎日大好きな栄養のある食べ物を与え続けた。

結果「みつ」が3度目の出産をする頃にはあんこはすっかり元気になり、かつての看板うさぎであった頃の愛らしさを取り戻していた。

今もあんこは男の与えたティッピーそっくりのぬいぐるみに囲まれ楽しげに戯れている。

更に月日は流れ

その日も男はあんこを可愛がっていた。

あんこも立派な真紅のマントを羽織り、美しい装飾のなされた杖を与えられ、立派な特注のカップ型寝床でくつろいでいる所だった。

「………」

そんなあんこを一瞥してから男は視線を足元に落す。

そこにはトランプを模した作りのレリーフが、スペードのA~Jまでの11枚分が並んでいた。

それらは全て中心にあんこそっくりのウサギの顔が浮きぼらされており、その周りには数字の分だけ不均等な突起が並んでいた。

「さて……最後の一枚を作らないとな」

手に取っていた12枚目にあたるQのレリーフを床へ置く。

その一枚だけはあんこそっくりのウサギではなく「みつ」そっくりの顔が浮き上がっていた。

―――そして千夜たち⑤

その日、千夜宛に差出人不明の大きな荷物が届いた。

それはとても重く、千夜は自室ではなく既に閉められた甘兎庵店内でその箱の封を切る。

その中にはトランプのスペードを模したデザインの大きなレリーフが13枚入っていた。

それらを一枚一枚確認して千夜はある事に気付く。

中心に浮かび上がるウサギがここまで全てあんこそっくりな仔ウサギであると………。

そして12枚目のQに浮かび上がるウサギ………それはあの動画に映っていたメスウサギにそっくりだった。

そこで千夜はとても恐ろしい予感を感じながら最後の一枚を確認するため箱の中を覗きこむ。

そこにはレリーフの上に一枚のメッセージカードが置かれていた。

千夜はカードごとレリーフを手に取り、まずはカードに視線を走らせる。

そこには『幸せを半分塗り固めました』と一言だけ大きな赤い文字で大きく書かれていた。

千夜は思わずそのメッセージカードを落としてしまう。

そして代わりに千夜の視線に入り込んだモノ………それは………

―――その下にあったレリーフには
―――両端にKと刻まれた……そのレリーフには……
―――可愛らしく着飾られたあんこそっくりのウサギが浮き上がっていた。

ガシャンッ!!

静かな店内にけたたましい音が鳴り響く。

千夜の手から滑り落ちたKのレリーフは床へ叩きつけられ粉々に砕ける。

―――そして再び静寂に包まれた店内は、直後に再度かつてない少女の絶叫で染め上げられる。
―――ただしその悲鳴は一瞬ではなく、延々と店内を支配し続けるのであった。


―――END

ちょっと>>520

―――そして砕けたレリーフのから出てきたモノを見た途端、再び静寂に包まれた店内はかつてない少女の絶叫で染め上げられる。
―――ただしその悲鳴は一瞬ではなく、延々と店内を支配し続けるのであった。

に訂正。



めっちゃ可愛がってやった結果がこれですがなにか?

――選択画面――

ロードは>>501となります。

その際の選択肢は


仔ウサギたちの反応を選択してください(2票先取)

1.仔ウサギたちは一斉にあんこに襲いかかった

2.仔ウサギたちはあんこを超シタイまくった

3.希望を併記(コンマの大きいほうを採用)

「………」

あんこを放り込みしばらくが経った。

「・・・」

「・・・」

ドガッ!!

それまで互いにジーっと見詰め合っていた両者であったが、突如、仔ウサギの一羽があんこへ飛び掛った。

そしてそれを皮切りに残りの仔ウサギたちも一斉にあんこへ飛びかかる。

それはまるであんこがティッピーやシャロに襲いかかる様な勢いであった。

仔ウサギたちは容赦なくあんこの頭を体を四肢へと噛み付く。

そしてそれだけでは満足出来ないのかマウンティングを行い出す者まで出てきた。

あんこは成す術無く仔ウサギたちの玩具にされ続ける。

そんな様子を男はとても微笑ましく思いながら、今までに無い優しい笑顔で見守っていた。

「良かったな。あんこ。」
「ガキどもはパパの事がとてもとても大好きなようだぞ」

仔ウサギが愛情表現としてこの様な、傍から見れば襲っているかのような行いをするのは珍しくもない。

あんこパパはとても愛されているのである。

その後、父子の微笑ましい触れあいは2時間以上に渡り続いた。

やがて仔ウサギたちは遊びつかれたのか、大人しくなっていったので男は順次ケージへと収容していった。

全ての仔ウサギたちを収容し終えてからスペース内へ視線を移すと、そこにはせっかく綺麗にしてやったのに最初以上にボロボロになったあんこが寝転んでいた。

「おやおや。パパも遊び疲れておねむか。」

男はあんこを摘みあげ……そして……

「だけどパパにはパパとしての仕事があるよなあ?」

そう言うと男はあんこを連れ部屋を移動する。

そして扉を開けると、そこにはあんこの存在を感じ一気にテンションの上がる犬も居た。

あんこの夜のお勤めはこれから始まるのであった。

さて……ナニをしてやろうか?


>>529>>530は希望記載

子ウサギに腕を一本噛みちぎらせる

目の前で子ウサギを1羽を調理して無理やり食わせる

例によって犬はあんこを犯していた。

そして交尾も終え、背を向け座り込む。

これからアイツは30分以上かけあんこの中へ精子を流し込むのだ。

それにしてもあんこは最近は以前のようにはしゃいでくれない。

「つまらんな」

男は何か面白い事はないかと一考する。

そして――

「そうだ。ちょっと待っていろ」

そう言い残すと男は部屋から出てゆく。

あんこは死んだ魚のような目で男を見送った。

数分後、男は戻ってきた。

その両手にはあんこジュニアが一羽ずつちょこんとぶら下げられていた。

「あんこ、こいつらがわかるか?」

仔ウサギの首根っこを摘んだ状態であんこの眼前にぶら下げる。

あんこを見た途端、それまでぬいぐるみと見間違うほど微動だにしなかった二羽は手足をバタバタと動かし興奮し始める。

「そう。こいつらはさっき特にお前にじゃれついてた奴らだ」

仔ウサギたちの愛情表現は全員激しかったが、この二羽は特に群を抜いていた。

現に今もこの二羽に噛まれていた場所のあんこの毛は、抜けていたり、血が滲んだりしている。

男は今にも飛びかかりそうに二羽を一度、普段あんこを放り込んでいる籠内へと移す。

そして腸内を犬のペニスでガッチリ固定され、身動きのとれないあんこの前に屈みこむと、男は懐から取り出した軟膏上の物をダラリと垂れているあんこの両腕に塗りつける。

途端にただでさえガタガタと五月蝿かった籠が、更にガタガタと音を立て動き出す。

「ふふ。あんこもいい気分だろ?それは動物を更に興奮させる」

そう言った途端にあんこも一度ビクンと大きく痙攣をした。

どうやら犬の方にも影響が出てあんこの中でペニスが更に肥大化したのだろう。

「さて……」

準備は出来た――そう思い男は籠の中からジュニアらを解放する。

二羽は出るや否や、男の足元を潜り抜け一目散にあんこの許へと駆けてゆく。

「―――!!」

直後に背後から、それまで大人しかったあんこが声にならない悲鳴をあげたのを感じた。

男がゆっくりと振り向くとそこには……たった薬を塗った部分を中心にあんこの腕を勢い良く、とても楽しげに齧る二羽の姿が在った。

「ふふ。あんこも子供たちに懐かれてそんなに嬉しいのか?」

涙を浮かべながらこっちを見つめるあんこに男は満面の笑みを返した。

そこには、その身を捩ろうにも犬のペニスでしっかり固定され身動きひとつも叶わず、そしてその小さく可愛らしい手で僅かな抵抗をしようにも、しっかりとジュニアたちに押さえつけられ、食い千切られんばかりの勢いで齧りつかれるあんこが居た。

「ほら。お前たち。もっと頑張ってパパを元気にしてやれ」

男が二羽を応援する。

二羽はそれに呼応するように更に噛みつく勢いを増す。

そしてあんこもそれに応えるように声にならない絶叫をあげてくれる。

実に微笑ましい親子の戯れだった。

そんな光景がどれだけ続いたのだろうか?

やがて……右手を齧っていたジュニアが何かを咥えあんこの前に移動する。

そして……あんこの前にソレを置き、ちょこんと鎮座する。

その姿からは「ねえ褒めて褒めて」というオーラを感じた。

だが、あんこは疲れたのか眠っていた。

男は鎮座するジュニアの横へ屈みこみ、疲れのあまり泡を吹いて白目をむいて眠っているあんこパパの代わりにジュニアの頭を軽く撫でてやる。

「よくやったな。きっとお前の愛はパパに伝わった。その結果こんな気絶するほど喜んでくれているんだ」

男はあんこの目の前に置かれた、先程まであんこの一部であった小さな腕を見つめながら、仔ウサギの頭を優しく撫で続けた。

「さて」

男はジュニアの頭を撫でるのを止め、そっと抱き上げ籠へと戻す。

そして、未だあんこの腕をグチャグチャと噛み続けている、もう一羽の許へと移動しそちらを掴みあげる。

「お前の愛はその程度か」

たった今までその仔ウサギが齧っていたあんこの腕を一度見てから、首根っこを握り締められるジュニアへ視線を向ける。

「お前は別の形でパパへ愛情表現しなさい」

男がそう言った直後に……その握り締める手に一際強く力を込めたのであった。

「ほら、あんこ」
「アーン」

男は子供椅子に縛り付けられたあんこへ割り箸を押し付ける。

「むー。好き嫌いはいけませんよ?」

肛門部からは犬の精液が未だ垂れてきて、右手の先端部からは焼けた肉の匂いを漂わせながら、放心状態のくせに口だけは堅く閉ざすあんこに男は難色をしめす。

「全く。せっかくジュニアがその身を犠牲にしてまでパパに元気になって貰いたいという願いの結晶なのに」

男は箸の先端に突き刺さっている、白と黒の小さな球状のモノを見ながらボヤく。

その球状は無言で男を見つめ返すが「早くパパにボクを食べさせてあげて」と言っているように思えた。

「ほら……アーン」

男は今度は強引にソレをあんこの口内へと捻じ込み、そして飲み込ませる。

「よし……良い子だ」
「じゃあ次ぎは何処がいいかな?」

そう言い隣のテーブル上に置かれた大きな皿へと視線を移す。

そこには腹部を切り開かれた小さな黒い塊が無造作に乗せられていた。


さてと
次ぎはどうやってあんこを愛でてあげようか?↓1

動画うp系は先の千夜たちの制限のため申し訳ありませんが無しで
ムカデははわせますが

あれから5日ほどが経過した。

あの日以来、あんこはますますただの置物と化してしまった。

今も小屋の片隅にお尻からちょこんと座り込んでいた。

もっとも両手足をへし折られている上に右手の前半分近くが無くなってしまっているのだから、もう以前のように座る事も叶わないのだが。

時折「みつ」が近くをうろついたりもするが、以前なら即座に飛びかかったあんこも今では何の反応も無い。

「とりあえず生きているが………面白くないな」

男は「何かあんこが元気になる方法は?」と少し考える。

しばらくしてから何かを思いついたようにあんこを小屋から引っ張り出す。

そしてそのままあんこを別室のガラスケース内へと放り込む。

「かつてのお前ならきっとそいつを食って元気になれるだろ?」
「なあ……王者のあんこちゃん?」

――なんだろう?
ボクはどうしてこんな目にあってるんだろう?

――早く千夜に会いたい。ティッピーに会いたい。シャロに会いたい。
早く甘兎庵へ帰ってみんなと幸せになるんだ。
子供も沢山作ってみんなで甘兎庵の看板うさぎになるんだ。

ポスッ!!

――!?
今までと違う感触?

それは懐かしい土の感触であった。

――お外に出られたの?

あんこは自由に向け一歩を踏み出そうとする。

だが、前に出したはずの右腕は地面に触れること無く、むなしく空を切るだけであった。

あんこはそのまま顔から地面へと倒れこむ。

――うう。

起き上がろうともう片方の腕に力を込めた瞬間激痛が襲う。

――!!

それもそのはずである。

へし折られた上に食い千切られこそしなかったものの、こちらも僅かに骨が見えるほどジュニアに齧られていたのだ。

あんこは地面に突っ伏したまま目に涙を溜める。

――なんで、ボクだけがこんな不幸な目に?

理不尽さに涙するあんこであったが、直後彼はそんな事を考える余裕すら与えて貰えなくなるのであった。

なぜなら突如、未だ痛みの退かぬ右手の断面に猛烈な激痛が走ったからである。

―――――!!!!

そのあまりの激痛にあんこはろくに動かぬ四肢にも関わらず、全てが健常であったとき並の飛び上がりを見せた。

その際のあんこの右手からは……長く黒光りをする……一本の触手の様なモノが生えているようであった。

その触手の様なモノ……それはケースの主であるムカデであった。

その体長はあんことほぼ同等であった。

しばらくは警戒をしていたのか様子を見ていたようだが、ついにあんこへと攻撃を開始した。

どうやら右手の断面部分に噛みついたようである。

「OHあんこそんな元気になって」

男はあんこがまだまだ元気であることを確認し満足げな表情を浮かべた。

「さて……」


男の行動を選択してください(2票先取)

1.すぐにあんこを助ける

2.しばらくこのままにしてから助ける。

3.どちらかが勝つまで放置。

すぐに助けようかとも思ったが、しばらく様子を見ることにした。

ケース内ではムカデがあんこの身体にへばりついていた。

あんこは必死に身を捩り地面を這うが、ムカデがあんこから離れる様子は一向になかった。

「――!!」

あんこが再び大きく飛び跳ねる。

どうやらまた何処かを噛まれたようだ。

仰向けに倒れこんだあんこが男へ必死に視線を送る。

その目は「助けて」と必死に訴えていた。

だが男は静かにその様子を見守り続ける。

途切れる事無く送り続けられるあんこの悲痛な懇願の視線。

やがて、それまで絶え間なく身を捩っていたあんこの動きがピタリと止まり、弱々しく痙攣をするだけとなった。

「ん?」

男は流石にここまでかと思い、助けることとした。

棒であんこ身体を押さえつけ、金属のハサミでムカデを摘みあんこから引き剥がそうとする。

しかしムカデはしっかりとあんこを抱え込むようにへばりつき引き剥がすことが出来ない。

よく見れば既にあんこの身体の一部を貪り始めていた。

「あらら」

男は思わず間の抜けた声をあげてしまう。

そして男は

「……ま、いいか」

そう言うと未だ小さく痙攣しているあんこの頭から王冠だけをハサミで摘み取り、定点カメラをすると部屋を後にしてしまった。

静寂に包まれた部屋には時折ケース内からカタカタと小さな音がするだけであった。


~DEAD END~

おお あんこ ! しんでしまうとは なさけない。

王冠をどうするのかはいずれまた。

ロードは>>541からとなります。

その触手の様なモノ……それはケースの主であるムカデであった。

その体長はあんことほぼ同等であった。

しばらくは警戒をしていたのか様子を見ていたようだが、ついにあんこへと攻撃を開始した。

どうやら右手の断面部分に噛みついたようである。

「OHあんこそんな元気になって」

男はあんこがまだまだ元気であることを確認し満足げな表情を浮かべた。

「さて……」


↓1は男の行動を選択してください

1.すぐにあんこを助ける

2.どちらかが勝つまで放置。

すぐに助けようかとも思ったが、しばらく様子を見ることにした。

ケース内ではムカデがあんこの身体にへばりついていた。

あんこは必死に身を捩り地面を這うが、ムカデがあんこから離れる様子は一向になかった。

「――!!」

あんこが再び大きく飛び跳ねる。

どうやらまた何処かを噛まれたようだ。

仰向けに倒れこんだあんこが男へ必死に視線を送る。

その目は「助けて」と必死に訴えていた。

だが男は静かにその様子を見守り続ける。

「――――!!」」

やがてあんこは男が助ける気など無いと悟ったのか、自分の顔にへばりつくムカデの胴体へ噛み付き反撃をした。

そしてその瞳は今までの死んだ魚の目ではなく、かつての王者としての光を宿していた!


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

0~4、あんこ勝利

5~9、ムカデ勝利

――見ていろ!!
絶対に助かってやる。
そう心に誓いながらボクは一心不乱にこのムカデを攻撃し続ける。
ムカデも反撃をしてくるがボクはそれ以上の攻撃をしてやる。

やがてブツっという音とともにムカデの胴体が真っ二つとなった。

「ほう」

外から男の声が聞こえた。

――やった!!
これで助かると思った。
だが――ムカデは真っ二つにされてにも関わらずボクの身体へへばりついたままだった。

――!!
ボクは必死に身を捩り引っぺがす。

――ハぁハぁ
やったぞ。

――どうだ、見たか!!
ボクは男へ視線を移す。

だが次の瞬間、激痛がボクを襲う。

――!?
そして倒れこんだボクは男に摘み上げられてしまう。

「あーあ。ここが痛いのかなー?」

男は腫れたあんこの足の甲にグリグリと指を押し付ける。

「――!!」

その度にあんこはビクンと大きく痙攣をし、やがて……

……じょばー……

「おやおや漏らしたか」
「さっきまでの勇姿は何処へ行ったのだろうな?」

男がヘラヘラと笑いながらあんこを見つめる。

顔こそ笑っているが、その目は汚物を見る目以外の何でもなかった。

あんこはキっと男を睨みつける。

「また随分と反抗的な目をするようになったな?嬉しいぞ?」

男はより愉快そうに笑う。

そして

「しかし臭うな。」

男はあんこが食い千切った後に体中に付着したムカゲの体液の臭いに眉を顰めた。

「………」

男はしばらく考えた後に……


↓1は選択してください。

1.褒美にお外に出してやろう

2.身体を洗ってやろう。

3.ジュニアたちに会わせてやろう

「よし。褒美に身体を洗ってやろう」

そう言うと男はあんこを小さな金網籠へと放り込み部屋を後にする。

洗面所へと移動した男は籠の天井部分にヒモを括り付ける。

そしてそれをおもむろに洗濯機の中へと吊るす。

洗濯機の半ばほどの位置で宙吊りとなるあんこ入りの籠。

あんこは事態が把握できていないのか壁にもたれかかる状態で座り込んでいた。

「そら、洗剤だ」

男があんこの上から粉洗剤をまぶしかけてくる。

「それでわ……始めよう……」

準備が整い男は洗濯機の電源をONにする。

ザバーっと音を立てながら水が洗濯機内へ流れ込んでくる。

そして水はみるみる間に満たされ………やがて、あんこの目元の位置でその水位が止める。

あんこは呼吸をしようと必死に立ち上がろうとするが、それを阻止するかのように洗濯機が回転を始める。

そしてその回転の度にあんこは籠内で右へ左へと振り回され、四方の壁からは水があんこめがけて吹き付けてくるのであった。

「10分程度の我慢だ」

天井から聞こえてくる男の声に反応しあんこが見上げる。

「まあ洗濯が終ったら次は濯ぎや脱水があるけどな」

ぬいぐるみを洗濯するかのうように洗われるあんこ。

果たして彼の運命は?


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、溺れ死んでしまう

5~9、生還


――うぅ。冷たいよ。苦しいよ。
ボクは必死に水から逃れようと頑張る。

あんこは必死に顔を水面上に出そうと足掻いていた。

しかしただでさえあの手足では満足立ち上がる事もままなら無い上に、体中に降りかけられた洗剤で滑るのか、籠に寄りかかってもすぐにズルリと滑り転んでしまう。

――うう痛いよ。助けて千夜。
石鹸水が容赦なくボクの目を襲う。
ボクは痛くてもう目を開ける事も出来なかった。

ガシャッガシャッガシャッ

あんこの身体が洗濯機の回転に合わせて籠の壁へと叩きつけられる。

「どうした?そんな事じゃ死んでしまうぞ?」

男が声をかけるがあんこは大の字でプカプカと浮かんだまま、ただ水流に身を任せるだけであった。

――……ち……や……。
そしてボクの意識はどんどんと遠のいていった。

男は洗いが終った時点で籠を引き上げ、浴室内であんこを取り出すこととした。

籠を傾けるとあんこはそのまま勢いよく滑り落ち、ベシャリと音を立て床にうつ伏せる。

男があんこを仰向けにひっくり返し、その腹部を何度か突いてみるがあんこは反応しない。

その毛並みはビショビショに重く濡れ、四肢はだらしなく伸びきり、口からはポタポタと水がこぼれていた。

「……」

ドンッ

男があんこの腹部を思い切り踏みつける。

以前のあんこなら盛大に暴れてくれたが、今回は全く反応が無かった。

「なんだ死んだのか」

男はさも詰まらない物を見る目であんこを見ながら、その死体をゴミ袋へと放り込むとそのままゴミ箱へと投げ捨てる。

そして振り返ることなく

「さてジュニアたちの様子でも見てくるか」

そう言いその場を後にするのであった。

~DEAD END~

あの程度で死ぬあんこなんてあんこじゃないですね。

>>557より再開されます。
↓1のコンマ判定は同様です。
再び死亡となった場合は別の死に方の後に>>555より再開となります。

「よし。褒美に身体を洗ってやろう」

そう言うと男はあんこを小さな金網籠へと放り込み部屋を後にする。

洗面所へと移動した男は籠の天井部分にヒモを括り付ける。

そしてそれをおもむろに洗濯機の中へと吊るす。

洗濯機の半ばほどの位置で宙吊りとなるあんこ入りの籠。

あんこは事態が把握できていないのか壁にもたれかかる状態で座り込んでいた。

「そら、洗剤だ」

男があんこの上から粉洗剤をまぶしかけてくる。

「それでわ……始めよう……」

準備が整い男は洗濯機の電源をONにする。

ザバーっと音を立てながら水が洗濯機内へ流れ込んでくる。

そして水はみるみる間に満たされ………やがて、あんこの目元の位置でその水位が止める。

あんこは呼吸をしようと必死に立ち上がろうとするが、それを阻止するかのように洗濯機が回転を始める。

そしてその回転の度にあんこは籠内で右へ左へと振り回され、四方の壁からは水があんこめがけて吹き付けてくるのであった。

「10分程度の我慢だ」

天井から聞こえてくる男の声に反応しあんこが見上げる。

「まあ洗濯が終ったら次は濯ぎや脱水があるけどな」

ぬいぐるみを洗濯するかのうように洗われるあんこ。

果たして彼の運命は?


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、溺れ死んでしまう

5~9、生還

――うぅ。冷たいよ。苦しいよ。
ボクは必死に水から逃れようと頑張る。

あんこは必死に顔を水面上に出そうと足掻いていた。

しかしただでさえあの手足では満足立ち上がる事もままなら無い上に、体中に降りかけられた洗剤で滑るのか、籠に寄りかかってもすぐにズルリと滑り転んでしまう。

「くくく。無様だな。あんこ」

男が水流に弄ばれるあんこを薄く笑いながら眺めていた。

しかし

――あれ?なんか楽になったぞ!

突如それまでぬいぐるみのように浮かんでいたあんこが一変する。

籠の中心部分にプカプカと頭だけを水面に出しながら座った状態で浮かび、そして回転の中心を陣取ったのか、身体だけをその場で回転させていた。

「なん……だと……?」

男の驚愕を余所にあんこはそのまま時間一杯まで無感情のまま回転を続けていた。

そして濯ぎも同様にクリアしたあんこ。

男はあんこを籠ごと引き上げる。

濡れたままのあんこの身体からボタボタと水滴が落ち床を濡らす。

「………」

「・・・」

見詰め合う二人だったが、その沈黙はあんこによって破られた。

あんこは大きくブルブルと身体のみずを切り、男の顔を盛大に濡らす。

「き、貴様~~」

男は憤慨し籠を開け、そのままあんこを再度洗濯機の中へと落す。

あんこはボスンと洗濯機内へ尻餅をつきながら着地し、男を見上げようとしたが、男はそんなあんこを確認することなく洗濯機の蓋を閉じる。

―――そして

ピッ

男は脱水のボタンを無慈悲に押すのであった。


↓1のコンマで判定されます。

偶数:生存

奇数:死亡

0:ボロボロになりながら生存

↑のはコンマ(一桁)です。
では改めて↓1で判定(このレスはノーカンです)

バタン!!

蓋が乱暴に閉められた。

――また水責めをする気なのか?
ボクは警戒をする。

―――しかし

ヒュッ……ドンッ!!

――え?
ボクは勢いよく壁へと叩きつけられた。
そして更に振動によりボクは体勢を立て直す間もなくゴロゴロと空間内を転がされてしまう。

――痛いよ。目が回るよ。

洗濯機内で遠心力により振り回され視界も定まらず、意識も朦朧としてゆくあんこを更なる悲劇が襲う。

ドガッ!!

――!?

突如あんこの顔を激痛が襲う。

それは壁や床への衝突によるものではなかった。

何か硬い塊があんこの顔面を直撃したのである。

ボスッ!!

――おえええ!?
――何?なんなの?
――まさかまたあの男が何か?

今度は腹部を衝撃が襲う?

あんこは理解出来ないでいた。

一体何が起こっているのか。

その後もあんこはナニかに幾度となく襲われた。

―――だが、あんこは最後に目にした。

―――自分を襲う物の正体―――

―――それは、かつて千夜が自分にプレゼントしてくれた……看板うさぎとしての象徴であり……とても大切な王冠であると。

ブツッ!!

その直後あんこの眼球へ王冠の月を象った飾りが突き刺さる。

――――!!

あんこは悲鳴にならない声をあげた。

遠心力によりあんこの身体は振り回され続ける。

ボロン。

そんな音が脳みそへ直接響いた気がした。

だがそれが何を意味するのかあんこが知る事は永久に無いのであった。

ピー!!ピー!!

洗濯機から終了を告げる音が鳴り響く。

それを確認してから男は蓋を開け、一瞬息を飲んだ。

「あらら……」

そこには体中を絞られ小さな身体が更に一回り小さくなったあんこが。

身体中に殴られたような傷があるあんこが。

そして片目が飛び出てしまっているあんこが居た。

男はそのあんこの傍に転がる王冠を摘み上げる。

その先端の飾り部分には小さな目玉らしきモノが深々と突き刺さっていた。

「……これが原因かな?」

男は再度洗濯機内を覗き込む………そして。

「しかし、これはもう使えないかな?」

男は呟きながら若干のため息をつくのであった。


~DEAD END~

―――そして千夜たち⑥

その日も千夜は店を閉めるための準備をしていた。

そして外に出た際に店内と繋がる窓枠部分へ目をやる。

そこはかつてよくあんことティッピーが追いかけっこをした際に、ティッピーが外へと飛び出した場所であった。

千夜は未だ帰らぬあんこを思い少し表情に影を落すが、直後そこに何かが置かれていることに気付く。

「あら?何かしら?」

それは小さなぬいぐるみのような物であったため、千夜は無警戒のままそれを手に取る。

「あら?これって………。」

千夜はそれを見て懐かしそうに目を細めた。

「まるで……あんこみたいね……可愛い」

それはあんこそっくりなぬいぐるみであった。

ただしその口元は糸で可愛らしく縫い付けられ、目はボタンでこしらえられていた。

胴体や手足部分の手触りも良く、特にお腹部分にはビーズ状の物が詰め込まれているのか程好い弾力感である。

「誰かの忘れ物かしら?」

千夜は周囲を見回すが人影は無かった。

「仕方ないわね。とりあえず……これは預かっておきましょう」

千夜はそう言いながらそのぬいぐるみを抱え店内へと戻ってゆく。

あんこが帰ってきたような嬉しさも抱きしめながら。


~END~

バッドエンド等の安価確認をしていて男の胸に去来する思い
自分はあんこを殺すためのあんこSSを書きたかったのではない
ただあんこを愛でたかっただけのはずなのに

>>565よりロードします。
再び死亡となった場合は別の死に方の後に>>555より再開とします。

そして濯ぎも同様にクリアしたあんこ。

男はあんこを籠ごと引き上げる。

濡れたままのあんこの身体からボタボタと水滴が落ち床を濡らす。

「………」

「・・・」

見詰め合う二人だったが、その沈黙はあんこによって破られた。

あんこは大きくブルブルと身体のみずを切り、男の顔を盛大に濡らす。

「き、貴様~~」

男は憤慨し籠を開け、そのままあんこを再度洗濯機の中へと落す。

あんこはボスンと洗濯機内へ尻餅をつきながら着地し、男を見上げようとしたが、男はそんなあんこを確認することなく洗濯機の蓋を閉じる。

―――そして

ピッ

男は脱水のボタンを無慈悲に押すのであった。


↓1のコンマで判定されます。

1~4:生存

5~8:死亡

9or0:ボロボロになりながら生存

バタン!!

蓋が乱暴に閉められた。

――また水責めをする気なのか?
ボクは警戒をする。

―――しかし

ヒュッ……ドンッ!!

――え?
ボクは勢いよく壁へと叩きつけられた。
そして更に振動によりボクは体勢を立て直す間もなくゴロゴロと空間内を転がされてしまう。

――な、なんなんだ・・・?

振り回されながらも、それでもあんこはなんとか体勢を立て直そうと努力する。

そして

あんこは回転する床の中心部分へへばりつく。

遠心力で壁へ叩きつけられぬように必死にへばりつくのであった。

――目が回るよぉ。

床は常に左右へと回転をしていた。

しかしあんこはあんな痛い思いをするくらいなら、そして何故かここで吹き飛ばされたら自分はもっと酷い目にあうと直感しながら必死に機械が止まるのを待った。

ピー!!ピー!!

洗濯機から終了を告げる音が鳴り響く。

それを確認してから男は蓋を開け、一瞬息を飲んだ。

そこには中心部位にへばりつき見事に生還を果たしたあんこがいたのだ。

「………」

男は無言であんこを掴みあげる。

―――そして

ポイ!!

男は乾燥機内へあんこを放り込み、躊躇することなく起動ボタンを押すのであった。


↓1のコンマにより判定されます。

偶数:そこにはフサフサとなったあんこ様が

奇数:そこにはあんこだったモノが

0:「やっぱり気が変わった。もっと良い目にあわせてやろう(男は気付いていないがその目は狂気に満ちていた)」

~しばらく後~

男は終了を告げる音が鳴り終わるや否や戸を開ける。

そして驚愕した。

そこには見事なまでにフサフサな毛並みで鎮座するあんこがいたのである。

その顔はいつもの無表情なものであったが、少し前までの生気の欠片も無い状態ではなく、自信に満ちた看板うさぎ時代を思い起こさせるモノであった。

男はそんなあんこにドヤ顔を見たときの何とも言えないイラっとした気持ちを覚えながらあんこを引きずり出す。

「何だこの気持ちは?」

そう言いながら男はあんこを連れの監禁部屋へと戻り、小屋内へと放り込む。

乱暴に放り込まれたあんこに「みつ」は一瞬ビクリと驚いたようだが、すぐにまた身体を丸めてしまう。

あんこは着地後ずっと男をジーっと見つめていた。

「………」

男は何とも言えぬ気持ちのまま部屋を後にした。

「・・・」

男が出て行ったのを確認してから、あんこは首を90度曲げる。

そこには「みつ」が再び寝息を立てようとしていた。

あんこはその「みつ」をしばらくジーっと見つめた後………。


↓1はあんこの希望行動を記載してください。

――去勢されてしまったけど・・・ボクはやっぱり・・・立派なオスなんだ。
ボクは自分の一点に止め処なく流れ込むエネルギーを感じ視線を下へと落とす。
そこには雄々しく屹立したボクの立派なペニスがあった。

あんこは静寂に包まれた室内でわずかに音のする方角へ顔を向ける。

そこにはうとうととしている「みつ」が居た。

――・・・「みつ」
こいつはボクが去勢されてからボクへの愛情が無くなった気がする。
ここは一つボクがまだ立派な、「みつ」の惚れていたオスだという事を再認識させてやる必要がある。

そう感じたあんこは、その身体を「みつ」の方へと向き直らせ、飛びかかろうと姿勢を整える。

両足を折られているが「みつ」にマウンティングをする事くらいなら可能だとあんこは確信していた。

そして、力を込め飛びかかろうとした……まさにその時であった……

――!!

あんこは骨折による痛みとは全く別の激痛に襲われ、そのまま崩れこんでしまう。

――な、なに?

あんこは激痛のした足へと視線をやる……。
そこには通常より一回り以上膨れ上がった左足があった。

――――!!

左足を確認した途端、今度は右腕の断面に焼ける様な痛みが走る。

さらにその痛みは背中やお腹と身体のあちらこちらからあんこを襲う。

……そう、先ほどのムカデに噛みつかれた部分が、その毒で腫れだしたのである。

――痛いよ・・・助けて・・・
ボクは床を転がりながら「みつ」へ助けを求めるも「みつ」はこちらを見向きもしなかった。

――千夜・・・苦しいよ・・・うっ

焼けるような痛みにのたうち回るあんこは突如腹部から何かが込み上がって来るのを感じた。

そして、床に転がったまま大きく咳き込むように、その小さな身体を仰け反らせては丸めこむ動作を何度も繰り返した。

――うっうっうっ

ヒクヒクと口から赤い泡を噴出しながら震えるあんこ。

その顔周りの床には小さな紅い染みが広がっていた。

――ティッピー、くすぐったいよ。
ティッピーがボクに身体を擦り付けじゃれついてくる。

「ちょっと!ティッピーばっかりズルイわよ?」

シャロはそう言いう否やあんこを優しく抱えあげ膝の上に座らせた。

そしてそのまま背中を優しくなで、時折アゴの下も撫でるのであった。

――気持ちいいなぁ
ボクはシャロの膝の上でその身を丸め、シャロの体温を全身で感じる。
そしてお返しにアゴ下を撫でてるシャロの指を軽く噛み御礼をしてあげた。

「ひゃっ!?」

――シャロは少し驚いたような声をあげたが、喜んでくれたのかその指を引き抜こうとはしなかった。
ボクがシャロの相手ばかりしている事にヤキモチを焼いたのか、ティッピーもシャロの膝へと飛び乗ってくる。
そして再びボクに身体を擦り付け、時折ボクの耳を甘噛みしてくる。

――ああ。なんて幸せなんだろう。

――あう。でもちょっと痛いよ二人とも
ボクは二人の行為が若干強いことに不満を覚える。

――それにシャロにティッピー。いくらボクが魅力的だからってお尻を弄るなんて失礼だよ。
先ほどからお尻に執拗に触られる感触を感じる。
そしてティッピーに匂いを嗅がれていた。

ボクは状態を起こし二人へ文句を言おうとした。
しかし・・・そこでボクの目に飛び込んできたモノは―――


↓1のコンマで判定されます。

1~40、自分にじゃれつくジュニアたちが

41~60、男が久しぶりにあんこナホールを堪能していた

61~0(77除く)、無数の見知らぬオスウサギたちが

77、そこには千夜がシャロがティッピーが―――

目を覚ましたあんこの目に飛び込んで来たモノ―――

―――それは、無数の見知らぬオスウサギたちであった。

そのウサギたちは皆かつてあんこと「みつ」を襲った、あの極悪ウサギ同様にあんこより一回りも二回りも大きな体躯をしていた。

そして彼らは皆とても興奮しているらしく、しきりにあんこの周りを行ったり来たりしたりしていたり、あんこの体臭を嗅ぎまわっていた。

今あんこの身を守るのはギュウギュウに押し込められた小さな金網製の籠だけであった。

そんな彼らを見て、先ほど感じた感触は金網からわずかにはみ出ていた耳を齧られたもの、お尻に顔を押し付けられたものだとあんこは直感した。

「やあ。おはようあんこ」

意識を取り戻したあんこに気付いたのか、そのウサギたちを囲う金網越しに男が声をかけてきた。

「いやいや。小屋で倒れてるお前を見つけたときは驚いたよ」
「あれからあんこ……お前は3日も寝込んでたんだぞ?」

男は饅頭アイスのあんこ部分をあんこに向けながら言葉を続ける。

「それで……だ」
「元気の無い、玉無しになっちゃったあんこちゃんを元気にしてあげようと僕は色々考えたんだよね~」

アイスを齧りながら男は「うんうん」と頷きながら、いかにあんこのために尽力したかを語る。

「そこで!あんこから失われたオスとしてのエネルギーを彼らに注いで貰おうって訳だよ!!」

彼ら……あんこの周りに居る無数のオスウサギを指差し男は愉しげに笑った。

「いやー苦労したよ?」
「キミの街からオスウサギを掻っ攫ってきたり、精力の付く物を振舞ってあげたりとね」

周りのウサギたちは今にもあんこへと襲い掛からんばかりに興奮しているのが窺える。

「ああ、あんこにはメスウサギのフェロモンエキスを思いっきりぶっ掛けておいたから……安心していいよ?」

男はそう言いながら外から紐を引っ張る。

その瞬間、あんこを守る籠の戸が開き、我先にとオスウサギたちがあんこを引きずり出そうと迫ってくるのであった。

「ほら、みんなキミに夢中だ」

愉快そうな男の声とは対照的に、金網一枚を隔てた内側からは声にならない声のみが響いたように感じられた。


↓1&2はあんこの希望状態を記載ください。

穴という穴にオスウサギのモノをぶちこまれる

昼くらいまでにもう一個の希望が来ない場合は>>585のみでいかせていただきます

引きずり出されたあんこは抵抗する間もなくマウンティングされる。

数十秒と経たず一羽目による行為が終った。

だが間髪いれず新たなオスウサギがあんこに対しマウンティングを開始する。

その後3羽めか4羽めのオスウサギがマウンティングを開始し始めた辺りで、待ちきれないオスウサギの一羽が待ちきれないのか、あんこが反応らしい反応をしないためか、あんこの顔面に対して腰を振り始めた。

やがて顔面に腰を振っていたオスウサギもビクンと大きく飛び跳ね、あんこから離れる。

そのとき男の前に晒されたあんこの顔面は薄い粘着質な液体で汚れていた。


……
………

「ぎゃあああああああっっ!あぐっ、ひぐうっっ!」

男は幾度となくオスウサギたちにペニスを根元まで深々と埋められ、顔面に腰とペニスを叩きつけられ今ではすっかり顔も王冠もベトベトに汚されあんこを見ながら―――。

同族に成す術なくレイプされ続ける事に、過去に男や犬に犯された時とは全く別の生理的ショックを受けているのか、最初こそ事態が把握出来て無かったためか大人しかっただけだったのか―――。

時間の経過とともに抵抗をしだしたあんこに対し声を当てて遊びながらその光景を眺め続けていた。

開始からどれ程の時間が経ったか?

すでに多い者で10回くらいは射精をしているのではないだろうか?

だがオスウサギたちの行為は一向に収まる気配すらなかった。

―――ブビュルルル―――

あんこは先ほどからはショックのためか、ケツを開発されすぎたためか、行為中でもお構い無しに糞を垂れ流し続けていた。

今もオスウサギが腰を振るたびに糞がビチャビチャと汚らしく撒き散らされていた。

「この程度でオシャカになるようなヤワなケツでは無いはずなんだがな………」

男はあんこを文字通り汚物を見る目で冷ややかに見下しながら小さく漏らす。

「やはり同族に犯されているのが想像以上にショックなのだろうか?」と考えていた男が視線を小屋内へと戻すと、小屋内には多少の変化が見られた。

それまであんことの交尾に夢中だったオスウサギたちも流石に満足したのか、疲労がたまったのか……あんこから徐々に離れ
て行っていた。

そして今までウサギたちの塊の中心部だった場所。

そこには全身精液まみれになりながら、今まで以上にぼんやりと濁った瞳が何を見るでもなく開き、だらりと四肢を投げ出し横たわるあんこが居た。

その表情には元から有ったのかも怪しいものではあるが理性と呼べるモノは残っていなかった。


男が小屋の扉を開け中へと入ってくる。

そしてあんこのもとへと歩み寄り、ぐったりと横たわるあんこを足で何度か突っついてみる。

その都度あんこはわずかに内腿部辺りを痙攣させたが生理的な反応であろう。

肛門からは今もだらしなく注ぎ込まれたばかりの精液にまみれた糞が垂れ流されており、顔面部へと視線を移せばこちらも下の口と同様にだらしなく精液とゲロの混じった涎を垂らしていた。

男はそんなあんこの前に屈み込むとカチャカチャと何かを取り付け始めた。

男が立ち上がるとそこには首元には鎖付きの首輪を付けらたあんこがいた。

放心中のあんこは地面をズルズルと引きずられてゆき、そしてそのまま小屋内へと繋がれてしまった。

男は作業を終えると、そのまま小屋から出て行こうとする。

その際に足元に何かが当たり「ん?」と見下ろすと、そこにはあんこの王冠が落ちていた。

どうやら引きずった際にでも外れたのだろうと拾い上げ、今度こそ小屋から出てゆく。

そして扉を閉める際に

「ああ……最初に言い忘れていたが、今日から「みつ」が出産するまではココがお前のお部屋だ」

その言葉が届いたのか、それまで反応の無かったあんこが突然ビクンとその身体を波打たせる。

「まあ、ここにはお前をたっぷりと愛してくれる奴らが沢山いるから寂しくないだろ?」
「また後で様子を見に来てやるからこれから1週間程度、みんなと仲良くな?」

男が言い終わり扉を閉めようとした瞬間………あんこは初めて自らの意思で男の許へと駆け寄ろうとしたが………その首に繋がれた鎖は無慈悲にあんこをその場に繋ぎ止めるのであった―――。


↓1のコンマで判定

偶数:あんこは毎日レイプされる

奇数:あんこは毎日レイプ&虐待される

ぞろ目:起死回生

それからあんこは連日オスウサギたちに交尾されていた。

男が居ない間に脱出を試みようにも、それも鎖で繋がれているためかなわなかった。

今も男が小屋内へ入ってきているにも関わらず、ウサギたちはあんこへのマウンティングを止めようとはしなかった。

「無様だな。あんこ」

男は以前拾った王冠を手の上で転がしながら無惨に犯され続けるあんこを見下ろす。

ふと思いつき、男は足元に居た小屋内で一番体格の良いオスウサギの前にしゃがみ込み……

………そして………

「もうこの王冠はあんこには相応しくないからな………お前にやろう!」

そう言うと、そのオスウサギの頭の上につい数日前まであんこの頭の上で輝いていた王冠を被せてやる。

「ハッハッハ!」
「おお!良く似合ってるぞ!」

男は手を数度パンパンと叩いてから、そのオスウサギをあんこの前へと連れて行く。

「どうだ、あんこ!よく似合ってると思わないか?」

あんこがその姿を見た瞬間、あんこは普段からは考えられないような反応をした。

なんとあんこは自分に覆い被さる数羽のウサギを振り払い王冠を被せたオスウサギへと飛び掛ったのだ!!

――返せ!!返せ!!返せ!!
ボクは無我夢中でそのウサギへと飛び掛った。
そしてそのままソイツの首に思い切り噛み付いてやる。

「―――!!」

オスウサギも男も咄嗟の事で反応ができなかった。

――返すんだ!!
ボクは噛み付きながら、ソイツを押し倒し地面を転がる。

……コロコロコロッ

オスウサギの頭から王冠が外れ、地面を転がってゆく。

――!!
ボクは体中の気だるさも、手足に走る激痛も忘れ王冠めがけてジャンプした。

――ヒシッ
やったボクの大事な、千夜から貰った王冠を取り返したぞ!!
ボクは王冠を抱え込み二度と放さないように抱え込む。

―――だが、次の瞬間

それはあんこが王冠を取り戻し、身体を丸めこんで程なくの事であった。

先ほどあんこに攻撃されたオスウサギが怒り狂いあんこへ飛び掛ったのは。

怒り狂ったそのオスウサギはあんこの身体中を容赦なく噛み付く。

「あーあー」

男はしばらくその様子を見守る。

他のウサギたちもその光景を見守っていた。

やがて蹴り飛ばされたあんこが男の足元へと転がってきた。

オスウサギの方へと視線を向けると、気が済んだのかあんこに噛み付かれた所をペロペロと舐めていた。

「………」

男はあんこを摘み上げる。

「ほう」

あんこはこんなになりながらも王冠を必死に放すまいと抱きかかえていた。

男はそんなあんこを見て感嘆の声を漏らした………しかし………。

「まあお前には必要ないよな?」

男はあんこから強引にその王冠を毟り取り、そのままあんこを鎖へと繋ぐ。

そして気を失うあんこを叩き起こしてから、再び目の前でオスウサギの頭へとかぶせてやった。

あんこはボロボロにも関わらず必死にオスウサギへ再び飛びかかろうとする。

……だが、その度にあんこは嵌められた首輪で自らの首を絞めるだけであった………。

「ははは。元気になってよかったなあんこ」

それから小屋内のウサギたちのあんこへの対応に変化が見られるようになった。

今までは交尾されるだけであったが、最近はあんこに対して暴力をふるうウサギたちも出てきたのである。

男は当然気付いてたが、愉快そうに嗤うだけであった。

―――そして

―――そして千夜たち⑦

その日、開店準備のために外へと出た千夜は店の前に何か小さな物体が落ちていることに気付いた。

「なにかしら?」

何かと思い近づいてみると、それは小さなウサギの死体であった。

「酷い……」

そのウサギはケンカでもしたのか、それとも何か事故にでもあったのか、はたまた心無い飼い主に虐待でもされたのか、顔も身体も酷くボロボロであった。

千夜はそのウサギを大慌てで抱き上げる、どうやらまだかすかに息があるようで痙攣にも似た状態だが弱々しく震えていた。

「待ってて。今すぐ手当てをしてあげるから―――」

千夜はそう言いながら急いで甘兎庵内へと戻る。

そしてそのウサギを店内の机へと寝かせると、今度は慌しく救急箱を探しに店の奥へと消えていった。

数分後、千夜は救急箱を抱え戻ってくるが、同時に彼女はそのまま息を飲み固まってしまう。

そこには既に動きを止め硬く、冷たくなり始めたウサギが横たわっていたのである。

千夜はその小さなウサギを見つめながら

「ごめんなさい。力になれなくて………せめてちゃんと埋めてあげるからね。」

本当に済まなそうにそう言いながら
千夜はそのウサギを優しく抱きかかえ
再び店の奥へと消えていくのであった。

~END~

あんこはウサギじゃないもんねー
王冠置き機だもんねー
千夜が薄情だとかじゃないもんねー


>>594よりロードします。
↓1のコンマで判定されます。

偶数:あんこは毎日レイプされる

奇数:あんこ開眼

ぞろ目:起死回生

男が小屋の扉を開け中へと入ってくる。

そしてあんこのもとへと歩み寄り、ぐったりと横たわるあんこを足で何度か突っついてみる。

その都度あんこはわずかに内腿部辺りを痙攣させたが生理的な反応であろう。

肛門からは今もだらしなく注ぎ込まれたばかりの精液にまみれた糞が垂れ流されており、顔面部へと視線を移せばこちらも下の口と同様にだらしなく精液とゲロの混じった涎を垂らしていた。

男はそんなあんこの前に屈み込むとカチャカチャと何かを取り付け始めた。

男が立ち上がるとそこには首元には鎖付きの首輪を付けらたあんこがいた。

放心中のあんこは地面をズルズルと引きずられてゆき、そしてそのまま小屋内へと繋がれてしまった。

男は作業を終えると、そのまま小屋から出て行こうとする。

その際に足元に何かが当たり「ん?」と見下ろすと、そこにはあんこの王冠が落ちていた。

どうやら引きずった際にでも外れたのだろうと拾い上げ、今度こそ小屋から出てゆく。

そして扉を閉める際に

「ああ……最初に言い忘れていたが、今日から「みつ」が出産するまではココがお前のお部屋だ」

その言葉が届いたのか、それまで反応の無かったあんこが突然ビクンとその身体を波打たせる。

「まあ、ここにはお前をたっぷりと愛してくれる奴らが沢山いるから寂しくないだろ?」
「また後で様子を見に来てやるからこれから1週間程度、みんなと仲良くな?」

男が言い終わり扉を閉めようとした瞬間………あんこは初めて自らの意思で男の許へと駆け寄ろうとしたが………その首に繋がれた鎖は無慈悲にあんこをその場に繋ぎ止めるのであった―――。

それからあんこは連日オスウサギたちに交尾されていた。

男が居ない間に脱出を試みようにも、それも鎖で繋がれているためかなわずにいた。

そして男は来る度にあんこの全身……特にアナルに対して念入りにメスウサギのフェロモンを吹き付けていくため……日に日にオスウサギたちのあんこへの行為はエスカレートしていっていた。

今も男が小屋内へ入ってきているにも関わらず、ウサギたちはあんこへのマウンティングを止めようとはしなかった。

「無様だな。あんこ」

男は以前拾った王冠を手の上で転がしながら無惨に犯され続けるあんこを見下ろす。

ふと思いつき、男は足元に居た小屋内で一番体格の良いオスウサギの前にしゃがみ込み……

………そして………

「もうこの王冠はあんこには相応しくないからな………お前にやろう!」

そう言うと、そのオスウサギの頭の上につい数日前まであんこの頭の上で輝いていた王冠を被せてやる。

「ハッハッハ!」
「おお!良く似合ってるぞ!」

男は手を数度パンパンと叩いてから、そのオスウサギをあんこの前へと連れて行く。

「どうだ、あんこ!よく似合ってると思わないか?」

それを見た瞬間、あんこの顔から血の気が失せていくのが感じ取れた。

そしてあんこの足元に見る見る水溜りが出来上がってゆく………どうやらショックのあまり失禁してしまったようだ。

「どうしたあんこ?取り返そうとはしないのか?ん?」

余程ショックだったのか今までは僅かにオスウサギたちへしていた抵抗も止まってしまう。

「くっくっく。どうやら自分以上に王冠を立派に被れる者を目の前にしてショックのあまり声も出ないようだな」

男は王冠を被せられたオスウサギの背中を軽く撫でながら、しばらく愉快そうに嗤った後、そのオスウサギを抱えあんこの背後へと立つ。

そして今現在あんこへマウンティングしているウサギを強引に引っぺがし………新たな王冠ウサギをその場へとセットしたのであった。

「さぁあんこ。新たな王様ウサギに種付けしてもらうんだ!」

男が言うまでもなく、王冠ウサギはあんこの上に乗せられるや否や目を血走らせながら、しっかりとあんこを抱え込み挿入体勢を取り腰を振り始めだした。

ほどなく王冠ウサギは一度目の射精をする。

だが王冠ウサギはあんこを放す事無く、そのまま第二ラウンドを開始しはじめた。

先ほど行為中に引き剥がされたウサギを始め、周囲のオスウサギたちも今まで通りあんこへ群がろうとするが、男はあんこ王冠ウサギの上にアクリル板の箱を置き、それを遮る。

「こらこら。今は王様がお楽しみ中だ。お前たちは待つんだ」

それでも何羽かのウサギはアクリル板にへばりつくが、これで誰もあんこと王冠ウサギの交尾を邪魔する事は出来なくなった。

その後も男と一般オスウサギたちが見守る中で交尾は延々と続くのであった。

……その間……あんこは……ずっと無抵抗なままであった……。


↓1のコンマで判定されます。

1~5、あんこ負けない

6~0、あんこ負けた

↑のはコンマ(一桁)です。
この安価はノーカンです。
ですので判定は↓1で行われます。

あの王冠ウサギとのラブラブで濃密な交尾後も彼はあんこが気に入ったのか常に求愛をしていた。

その様は知る者が見れば正にかつてのあんことティッピーであった。

時間は過ぎてゆく。

「みつ」も当初の予定より少し遅れたが出産を成功させた。

だが、かつてあんこが「みつ」と睦言を交わした小屋内にあんこの姿は無かった。

―――そう、彼は今もあの別室にいるのであった。

変化があったのはあの王冠ウサギとの交尾後からであった。

その後あんこは抵抗らしい抵抗をさらにしなくなり、それどころか自分からケツを差し出すようになっていった。

そして「みつ」が出産をした頃……ホンの2~3日前にはついに男やかつてあれほど恐れていた発情犬を前にしてすら仰向けの服従の姿勢を見せ、「犯してください」と言わんばかりの態度を取るようになってしまった。

そんなあんこに男は酷く幻滅し、そして同時に興味も失せてしまった。

「お前のためにしばらくは置いてやるが………処分も考えなくてはな」

あんことの交尾を終え、イチモツをあんこに挿し込んだまま射精を続けてる犬の頭を撫でながら男はそうボヤいていた。

「………ああ。そうだ。」

そして何かを思いついたのか、男は立ち上がり部屋を後にする。

あんこはその間もただ体内に流し込まれ続ける犬の精液の暖かさを感じ続けていた。

―――そして千夜たち⑧

その日、千夜が登校すると校門前に人だかりが出来ていた。

「あら?なにかしら?」

「何かあったのだろうか?」と千夜は首を傾げながら近づいてゆく。

「あら?ココアちゃんおはよう!」

人だかりへ近づいた千夜はそこによく見知った顔………親友のココアがいる事に気付きいつもの様に笑顔で挨拶をした。

ココアもいつもなら天真爛漫な笑顔で元気よく「おはよう千夜ちゃん!」と返してくれるはずだった。

………しかし、今朝は違った。

挨拶に振り返ったココアの顔はどこか引きつっている様に見え、更に千夜を見ると同時に文字通り見る見る青ざめていくのであった。

そして千夜に返された言葉は朝の挨拶の言葉ではなかった。

「ダメッ!千夜ちゃんこっちに来ちゃっ!」

ココアはおぼつかない足取りで既に自分の隣にまで来ようとしていた千夜を制止しようとする―――が、それは一歩遅かった。

「どうしたのココアちゃん?それにこの人だかりは―――」

よろよろと近づいてきたココアを受止め、辿り着いた人垣を覗き込んだところで千夜は絶句した………。

………そこには………ずっと行方不明であった………あんこが居たのだ。

校門前の地面に深々と打ち込まれ固定された金属製の籠……というよりは檻といった方がシックリ来る容れ物の中で

複数のウサギたちに輪姦されながらも、何処か恍惚のオーラを漂わせながらケツを振る小さな黒いウサギ

「……あ、あんこ……なの?」

その頭部には彼のトレードマークである王冠があんこの動きに合わせ、その輝きを見せていた。

「ち、千夜ちゃん?しっかりして千夜ちゃん」

ココアが必死に千夜に呼びかける。

「あ、あれがあんこなわけ無いよ。きっと他人の空似だよっ!」

今にも崩れ落ちそうな千夜を抱きしめながらココアは必死に千夜を励ます。

だが、檻の中の黒い片手のウサギが仰向けの服従のポーズを取った時、千夜の目にはハッキリとそれが映りこんできてしまった。

その純白の腹部には「ボクは肉便器うさぎのあんこです」とでかでか書き殴られていたのである。

「―――――」

それを見た瞬間

その檻へ向けられる興味、嘲笑、侮蔑、哀れみという全ての視線を自身へ集めるほどの絶叫をあげた。

半狂乱で泣き叫ぶ少女とその少女を必死にあやし落ち着かせようとする少女。

檻の撤去をしようと作業をしていた教師たちの一部が二人の許へと慌てて駆け寄っていく。

ココアも、心配そうに駆け寄る教師たちの手も振り払い人目もはばからず泣き続ける千夜。

教師たちが撤去しようとする檻の中ではそんな外の騒ぎなど全く関係無いと言わんばかりにウサギたちの情事は続いていた。


――ちや――ボクはいまとってもしあわせだよ――
――ボクのこのゆうしをいつかちやにもみせてあげたいな――


~END~

ジェネラルあんこの凱旋
良かったね千夜ちゃん(はーと)


彼らには過酷な日々をロードです
そして>>606であんこファミリーには始まりを

↓1はこの先に待つもの無限の終わりを目指してコンマ(一桁)で判定を行ってください。

1~6、あんこ負けない

7~9、出口など無い。此処が貴様の祝着だ。

0、最終ベルが鳴り出す

「さぁあんこ。新たな王様ウサギに種付けしてもらうんだ!」

男が言うまでもなく、王冠ウサギはあんこの上に乗せられるや否や目を血走らせながら、しっかりとあんこを抱え込み挿入体勢を取り腰を振り始めだした。

ほどなく王冠ウサギは一度目の射精をする。

だが王冠ウサギはあんこを放す事無く、そのまま第二ラウンドを開始しはじめた。

先ほど行為中に引き剥がされたウサギを始め、周囲のオスウサギたちも今まで通りあんこへ群がろうとするが、男はあんこ王冠ウサギの上にアクリル板の箱を置き、それを遮る。

「こらこら。今は王様がお楽しみ中だ。お前たちは待つんだ」

それでも何羽かのウサギはアクリル板にへばりつくが、これで誰もあんこと王冠ウサギの交尾を邪魔する事は出来なくなった。

その後も男と一般オスウサギたちが見守る中で交尾は延々と続くのであった。

……その間……あんこは……ずっと無抵抗なままであった……。

――あぐっうぐっ
酷いよ。あの王冠は千夜がボクにくれた大切な物なのに。

マウンティングされながらあんこはその心の内で涙していた。

――それがこんな他人の嫌がることを平気でやるような奴に
嫌がるボクを自分の一方的な性欲で犯すような人でなしに

あれは誇り高い王者の証なのに――それがこんな鬼畜外道の手に渡るなんて――

――ここのウサギたちはみんな最低だ
嫌がるボクに何度も襲い掛かりレイプし、噛み付き、一方的な愛情をぶつけてくる。
愛情と欲情や劣情の区別もつかない最低な連中だ。

あんこは今も壁越しに自身へ欲情しているオスウサギたちを見ては怒りの炎を燃やすのであった。

――あうっ。
ボクの背後で腰を振るウサギの勢いが更に増していく。
また汚されちゃうのか――。

今のあんこに成す術などは無かった。

しかしあんこは――今はただ犯されるだけだが――それでも――その気高く誇り高き魂が決して折られないように――自身へチャンスは必ず来ると言い聞かせ続けるのであった。

その後もあんこはオスウサギたちに犯され続ける日々を過ごした。

そしてあんこが居なくなった事で平穏な日々を得ていた「みつ」は無事に………とは言い難いが出産を成功させた。

今回は3羽出産をした。

ただし残念ながら内1羽は死産であり、そして「みつ」も短期間での出産を続けたせいか体調を崩してしまった。

そして男は今回の「みつ」の出産を機に、これまで撮り溜めたあんこの勇姿をUPする決意をするのであった。

―――その頃の千夜たち⑦

前回のあんこの去勢、そしてあんこが孕ませたメスウサギ「みつ」の出産報告

その動画配信から更新は連日続いた。

その更新が進むたびに、そこに映し出されるあんこの状態は無惨なものとなっていった。

その手足をへし折られての無惨な闘病状態、そして「みつ」からいかに毛嫌いされていたかがわかる風景の公開

子供たちとの微笑ましい戯れかと思えば今まで自分が他者にやってきた事をされるという因果応報図を味わい

挙句に腕を食い千切られ

そして今では無数のオスウサギたちの肉便器としての生活

そんな映像を連日見せられた千夜たちは………


↓1は千夜の状態を記載

↓2はシャロの状態を記載

↓3はココアの状態を記載

あれから全てが狂った。

千夜ちゃんはあの日以来夜な夜な街へと繰り出してはオスウサギを捕まえ虐殺するようになった。

シャロちゃんはすっかり対人&兎恐怖症となり、今ではちょっとした事で気絶をしてしまうようになりバイト所ではなくなってしまった。

そして……この私……ココアは……

これまでの動画情報から男の家の大まかな場所を把握したのだった。

そして私は今、全ての元凶である男の家の前にいた!!


↓1のコンマで判定されます。

ぞろ目:お見事でございます。ココア様。これにてあんこーゲームは終了でございます。

0:ココア「ってことを考えたんだけどどうよ?」 チノ「却下です」

1~90:残念。全く違う場所であった。

91~98:ココアVS千夜


私は意を決し男の家のチャイムを鳴らす。

しかし反応は無かった。

留守なのだろうか?

キィ……

門を押してみるとそれはわずかに軋む音をあげながらあっさりと開く。

「よし。なんとしてもあんこを助けるよ」

私は気合を入れ直し敷地内へと身体を滑り込ませた。

ガチャ……ガチャ

「やっぱり開いてないかー」

家の玄関にはしっかりと鍵がかけられていた。

しかしこれで今この家が無人であることがハッキリした。

「助け出すなら今しかないね」

私はドコかから忍び込めないかと移動する。

途中、いくつか窓はあったがどこもしっかりと鍵がかかっていた。

そしてカーテンも閉められており内部は確認できない。

「この用心深さ……間違いないね」

しかしその時「うんうん」と頷くココアは、ふいに背後に気配を感じ振り返る

―――そこに居たのは

そこ居たのは警察官と一人の男性であった。

「ちょっとキミ。ここで何をしてるんだい?」

警官がココアに対して厳しい表情で問いかけてくる。

「えっ?えっ?」

ココアは予想外な展開に動じてしまい上手く言葉を出すことが出来ない。

「こちらの家の方から不審者が敷地内に居ると通報を受けてきだんだけどね……キミは一体ココで何をしてるんだい?」

言葉に詰まっているココアに対して警官は再度質問をする。

「えーと……ですね……」

ココアは予想外の展開に戸惑いを隠せないでいた。

「おまわりさん。聞いてください!!」

だが、逆に「これはチャンスだ」と思いあんこの事を切り出すことにした。

「実はこの家に友達のペットが捕まっていて酷い虐待を受けてるんです!!」

「ついに言ってやったぞ」という表情のココアとは対照的に、警官もその背後に控える男性もポカンとした表情を浮かべていた。

「えーと……お嬢ちゃん。何の事かな?」

男性は苦笑を浮かべながらココアに尋ねる。

「とぼけても無駄だよ。ここにあんこが監禁されてるのは調べがついてるんだから!」

何のことだかサッパリといった様子の男性に対し、ココアはこの機をを逃すまいと畳み掛けるように詰め寄っていく。

「おじさんがあんこにあんな酷い事をしたり……おじさんも……犬を飼ってるくせになんであんな酷い事が出来るの?」

ココアは昂る感情を抑えきれず、目に涙を溜めながら捲くし立てるのだが………

「えーと。あんこってあのあんこかな?……あんパンとかに入ってる……」

「とぼけないでくださいっ!!」

男性の態度に普段のココアを知ってる者なら驚きを隠せない程の様子で責め立てるのだが、それでも男性の態度は変わらなかった。

「お嬢さん落ち着いて?ね?」

警官が割って入り興奮するココアを制止する。

「えーと。まずそのあんこって言うのは何なのかな?」

警官はココアを落ち着かせながら事情を聞きだすのであった。

そして――

「うちは犬なんて飼ってないぞ?」

男性の言う通り、その家には犬が居る様子など全く無かった。

さらに――

「大体お嬢ちゃんの言うようなウサギ小屋だってないだろ?」

言われて見れば確かにそんな物もどこにも無かった……。

「お嬢ちゃんの言うことが本当だとしても………私には全く身に覚えも無い事なんだけど?」

心無しか男性の声は怒声を帯びたものに感じられ、ココアが顔をあげると……やはり気のせいではなかった。

不法侵入をされ、そんな濡れ衣を着せられた挙句にあれだけ大騒ぎをされれば、それも当然であろう。

「とりあえずお嬢さんの誤解ってことで間違いないね?」

警官が半ば呆然としてるココアに確認を取り、そして「それじゃぁ……ちょっと一緒に来てもらえるかな?」と言いその手を引っ張ろうとした。

その瞬間……すでにテンパり切っていたココアは……

「あっ!!」

警官の驚く声を背に、まさに脱兎の如く、通常の3倍以上の速度でその場を駆け出していた。


―――続く

ココアが愉快な事をしていた頃

あんこの受難は続いていた。

「みつ」は出産を終えたが体調を崩してしまった。

男は「みつ」に療養させるため、あんこにはもうしばらくあのオスウサギたちと共に生活して貰うこととした。

そのためあんこは今も毎日のようにオスウサギたちにたっぷりと愛され続けていた。

「………」

その日、男が様子を見に来るとあんこは王冠ウサギから王冠を取り返そうとしている最中であった。

「ほう。まだ諦めていなかったのか」

あんこのこの行為は今回が初めてではなかった。

あんこは未だにチャンスが巡ってくるのを待っていたのだ。

そんなあんこのいじらしさに男は………。

「よし。あんこにチャンスをやろう」

その後、男は王冠ウサギから王冠を取り外し、あんこも久しぶりに小屋の外へと出してやった。

―――そして

「さて。今からゲームをしよう。」

男は耳を掴みながら、しっかりとあんこの顔を見て言葉を続ける。

「今からこの王冠をある場所に隠す」
「もしお前が見つけ回収する事が出来たら……その時はお前に返してやろう」

男の言葉をあんこはジっと見つめながら静かに聞いている。

「そう警戒しないでも本当に返してやるさ」
「………もっとも回収する事が出来ればだがな」

「・・・」

あんこは無言で、何か不服そうな視線を送り続ける。

「ふー。仕方ない……ならボーナスとして脱走できたらしてもいいぞ?」

男はため息後にとんでもない発言をした。

「もしこの敷地内から出る事が出来たら………お前はもう自由だ」

その言葉を聞いた途端あんこの目に光が戻ったように見え、それまで力無く垂れ下がっていた四肢に力が満ちていくのを男は感じた。

―――そしてゲームが始まった!!



↓1は選択してください。

1、庭で行う

2、蛇部屋で行う

3、家の中で行う

「この庭のどこかにお前の王冠を置いた。探すもよし、無視して逃げ出すもよしだ。」

男はあんこを地面に下ろしルールを説明する。

「15分間自由にしてやろう。もしその間に王冠を見つければ以後お前から取り上げたりはしない、もし敷地外へ出れればその時点でお前は自由だ………後は好きにどこへでも行くがいい。」

そこそこの広さではあるがかつてのあんこなら一回りするだけなら1分とかからず駆け抜けられただろう。

だが今のあんこでは話は別だ。

今の右手を失い、残された片手に両足の骨折もまだ完全に癒えず、さらにその片手は骨が見える程に齧られているあんこではここから唯一外へと出れる門まで行くだけでも優に5分以上かかるであろう。

「もし両方を成せたらば……その時はそうだな……特別に甘兎庵まで送り届けてやろう」

男はまず不可能だろうと高をくくってるのか低く笑いながらあんこのケツを「スタートだ」と言い軽く蹴り飛ばすのであった。


↓2は選択してください。

1.王冠を探しだす

2.王冠のことなど忘れ門を目指して前進

3.王冠を探しつつ門を目指し前進

24時間書き込みが無かったので選択肢追加します
↓1は選択してください。

4.「みつ」を置いて逃げるなんてできない

5.ジュニアたちも一緒に連れて行くんだ

6.「みつ」とジュニア両方を連れて逃げるんだ








なおここから先は死んでロードするとペナルティが課せられます

↑のは酉容れ忘れましたが自分です。

では改めて↓1

男に足尖で軽く小突かれ、あんこはその身を捩り、まるで芋虫のように前進しだした。

――一体何のつもりなんだ?
あの男は今度は一体ボクに何をする気なんだ?
ボクは警戒しながらとりあえず前進する。

――それでも
さっきあの男が王冠を持って庭へと歩いていき、戻ってきた時にはその手に王冠は無かった。
これは王冠を取り戻す――そして千夜の許へ帰れるチャンスなんだ!!

あんこはゆっくりと注意深く周囲を確認しながら前進してゆく―――。


王冠の有無は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、王冠は見当たらない。

6~8、あっちに何か見えた気がする。

9、あそこにあるのは王冠じゃないか?


あんこの状況は↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

偶数、上空でカラスが狙っているようだ。

奇数、特に何もなし

男はあんこをジっと見守る。

あんこが慎重に周囲に王冠が無いかを確認しながら、その身を這わせているのがわかる。

今のところ特に何事も無くあんこは順調にゆっくりとだが歩を進めているのであった。

―――そしてあんこが全体の3分の1ほどを進んだ所で……


ここまでの経過時間は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、4分

5~8、5分

9、6分


↓2はあんこの行動を選択してください。

1、引き続き王冠を探しつつ門を目指し前進

2、王冠を探すため迂回する

3、王冠の事など無視して前進に専念する

4分経過 残り11分

――王冠はどこなんだ?
ボクは出口を目指し前進しつつ周囲も注意深く探っていた。

だが王冠はあんこの視界に入ってくる事は無かった。

――まだ時間は有るはずだ・・・。
ボクは門へ続く道の途中にある横道へと身を転がす。

そこは草で覆われ今まで居た位置からでは死角となっている部分もある場所であった。

しばらく進みあんこは周囲を見回す……そこには―――。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、何も無いようだ。

6~8、王冠らしき物を確認。

9、あそこにあるのは王冠だ!


↓2のコンマ(一桁)であんこの状況が決定されます。

0~4、植えられている植物のせいで足止め(2分消費)

5~7、上空でカラスが狙っているようだ

8~9、特に何もなし

しばらく進みあんこは周囲を見回す……そこには―――何も無かった。

――ここにも無いのか・・・。
ボクは辺りを見回すがそれらしい物は無かった。
眼前には高い塀が見えるだけであった。

――戻ろう。
ボクは門に続く道へと戻ろうと身体の向きを変えようとした。
だが周りに生えている植物のせいで思うように身体の向きを変えることが出来なかった。


――時間が無いのに!!
ボクは苛立ちを覚えながらも身体の向きを戻し、元の進んでいた道へと戻るのであった。

2分経過 残り9分

その後あんこは遅れを取り戻そうと必死にズリズリと地面を這って進んだ。

そして……ついに全体の3分の2辺りまで来たところで一度あんこはその行進を止めるのであった。

――あの辺り一帯は何だろう?

そこには庭木が複数植えられていた。

そしてその背後にはわずかに空きスペースが在るように見えた。

――どうしよう?


ここまでの経過時間は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、2分

5~8、4分

9、5分


↓2はあんこの行動を選択してください。

1、ここまで来たんだ。脱出に専念しよう。

2、王冠を探すため様子を見に行く。

残り7分

――いや・・・残念だけど・・・もう王冠は諦めよう。
ボクは脱出に専念する事にした。
ここまで来たんだ・・・絶対に自由になってやるんだ!!

タイムオーバーになってしまう事を恐れたのか、あんこは新たに目に入った区画の探索はしなかった。

あんこは正面を向き直ると最後の力を振り絞り前進しだした。

その先に自由があると信じて!!


↓1のコンマ(一桁)により判定されます

0、残念。直前で時間切れとなってしまった!!

1~4、門に辿り着く直前、あんこに覆い被さる黒い物体が……

5~9、やった!脱出に成功したぞ!

↑のは残り5分の間違いでした。

では改めて↓1

――はぁはぁ。
――もうちょっと――あと少しだ!!
ボクは必死にその身を引きずりながらゴールに向かい進む。

―――そして、今まさにそのゴールである自由の門を潜ろうとした時―――

むんずっ!!

突如その背中を力強く握りこまれる。

そしてそのままあんこの身体はヒョイっと持ち上げられてゆく。

その目に映る物が遠のく地面から180度回転したかと思うと男の姿へと変わる。

「残念だったな………時間切れだ」

そこには半笑いで嘲笑を含んだ声でゲーム終了を告げる男の顔があった。

その瞬間、あんこの視界は一気に真っ白になり
彼は盛大に失禁と脱糞をするのであった。

「さあ、戻ろう―――」

だが男が「戻ろうか」と言おうと瞬間、それは起こったのであった。

突如、男は短い悲鳴をあげ体勢を崩してしまう。

その際に男は思わずあんこを掌から落としてしまう、そのまま地面に尻餅をつき着地をするあんこの目に飛び込んできたのはなんと―――!?


↓1は選択してください。

1.そこに居たのはあの王冠ウサギであった。

2.そこに居たのはジュニア軍団であった。

3.そこに居たのは○○であった(希望キャラ記載)

あんこは目の前に広がる光景が信じられなかった。

なんとそこに立っていたのは――今、男を懲らしめているのは――なんと――

――リゼ!!

「くそっ!なんなんだよお前!?」

男は怒声とともにリゼに殴りかかるが、リゼはそれを軽くいなし逆に拳を叩き込む。

――リゼ!!
なんでここに?
そうかついにボクを助けにきてくれたんだね!!

あんこはリゼの活躍を目を輝かせながら見守る。

………そして

「食らえ!!淑女のCQC!!」

リゼがそう技名を叫んだ瞬間、一瞬リゼに後光が見え

「な、なんだとーーー!?」

男は今まで聞いた事も無いようなマヌケな絶叫をあげ………そのまま動かなくなってしまった。

――やった!!

「あんこ、大丈夫か?」

――リゼが屈み込みボクを優しく抱きかかえてくれる。

「すまなかったな。助けに来るのが遅くなって」

――ううん。いいんだ。

「……こんなにボロボロにされて……可哀想に」

リゼはあんこをギュっと強く抱きしめボロボロと涙をこぼしながら、「すまない」と謝り続けた。

――泣かないでよリゼ。
ボクはそんなリゼの胸に顔を埋め安心した表情を見せてあげた。

「………あんこ………よし!それじゃあ甘兎庵へ帰ろうか。千夜もシャロも皆お前の帰りを待ってるぞ?」

――うん!!
ボクは顔をあげ力強く頷くのであった。

―――そして・・・

――ボクの帰還をみんな心から祝福してくれた。
千夜とシャロはボクの姿を確認するや否や泣きながらリゼからボクを奪い取るように抱きしめてくれた。
ココアとチノもそんなボクたちを見ながら「本当に良かったね」と涙を流してくれていた。
そしてティッピーも千夜とシャロの腕の中のボクめがけて飛びついてきてくれた。

――ああ本当に帰ってこれたんだ。
ボクは暖かな、皆の幸せに満ちた空気を感じながらゆっくりと目を閉じる。

「ふふ。あんこったら。すっかり安心したのか眠っちゃったわ」

「ずっと怖い思いをしてたんだもの。ゆっくり休ませてあげましょう?」

――千夜の腕の中でまどろみに包まれながら、千夜とシャロの優しい声がかすかに聞こえてくる。

「一人じゃまた不安になるかもしれませんし……ティッピー。今日はこれからずっと傍に居てあげてくれませんか?」

「うん、今日は甘兎庵へ泊まっていきなよ。お店とチノちゃんは私に任せて大丈夫だから!!」

――その言葉の後、ボクの顔のすぐ傍にティッピーが連れて来られたの感じた。
ああ懐かしい匂いだ――

――ボクは甘兎庵へ帰ってきた。
――あの悪夢は終ったんだ。
ボクは心の底からそう実感し、やがて久しぶりの安らかな・・・心地よい眠りへと落ちていった――

「………」

――・・・

「………」

――・・・

「チっ。死んだか?」

男はしくじったと思いながら苦々しく舌打ちをする。

掴み上げた後あんこはショックのあまりずっと白目を剥き、糞尿を垂れ流していた。

そんなあんこを見かねた男は「元気になるお薬」を投与してやったのだが……

「やはり頭に直接注射してやったのは不味かったか」

注射後あんこはずっと痙攣し続け――そしてたった今その痙攣も止まってしまった。

「それにしても……何か良い幻(ゆめ)でも見れたのかね?」

男の手の中でぐったりと動かなくなったあんこの表情は
信じられない程だらしなく弛緩しきり恍惚と言う以外に言い様の無いモノを浮かべているのであった。


~DEAD END~

ジャスト一分だ。
夢は見れたかよ?

今回のパートの中であんこ帰還エンドはちゃんと存在してますので。


↓1はロードするレス数を記載してください。

やっぱ↓1はロードするレス番号を選択してください。

1.658 ペナ:無し

2.651(2、王冠を探すため様子を見に行く が強制決定となります) ペナ:時間マイナス1分

3.637&638から ペナ:難易度アップ

「この庭のどこかにお前の王冠を置いた。探すもよし、無視して逃げ出すもよしだ。」

男はあんこを地面に下ろしルールを説明する。

「15分間自由にしてやろう。もしその間に王冠を見つければ以後お前から取り上げたりはしない、もし敷地外へ出れればその時点でお前は自由だ………後は好きにどこへでも行くがいい。」

そこそこの広さではあるがかつてのあんこなら一回りするだけなら1分前後で駆け抜けられただろう。

だが今のあんこでは話は別だ。

今の右手を失い、残された片手に両足の骨折もまだ完全に癒えず、さらにその片手は骨が見える程に齧られているあんこではここから唯一外へと出れる門まで行くだけでも優に5分以上かかるであろう。

「もし両方を成せたらば……その時はそうだな……特別に甘兎庵まで送り届けてやろう」

男はまず不可能だろうと高をくくってるのか低く笑いながらあんこのケツを「スタートだ」と言い軽く蹴り飛ばすのであった。


↓1は選択してください。

1.王冠を探しだす

2.王冠のことなど忘れ門を目指して前進

3.王冠を探しつつ門を目指し前進

4.「みつ」を置いて逃げるなんてできない

5.ジュニアたちも一緒に連れて行くんだ

6.「みつ」とジュニア両方を連れて逃げるんだ

男にボールを蹴るかの如く軽く蹴り飛ばされ、あんこは地面を転がる。

そしてなんとか起き上がると、軽く頭を振ってから、まるで芋虫のように前進しだした。

――一体何のつもりなんだ?
あの男は今度は一体ボクに何をする気なんだ?
ボクは警戒しながらとりあえず前進する。

――それでも
さっきあの男が王冠を持って庭へと歩いていき、戻ってきた時にはその手に王冠は無かった。
これは王冠を取り戻す――そして千夜の許へ帰れるチャンスなんだ!!

あんこはゆっくりと注意深く周囲を確認しながら前進してゆく―――。


王冠の有無は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~6、王冠は見当たらない。

7~9、あっちに何か見えた気がする。

ぞろ目、あそこにあるのは王冠じゃないか?


あんこの状況は↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、上空でカラスが狙っているようだ。

6~9、特に何もなし

ちょっと選択肢変更します。


王冠の有無は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、王冠は見当たらない。

6~7、王冠を見つけたが、その時・・・

8~9、あっちに何か見えた気がする。

ぞろ目、あそこにあるのは王冠じゃないか?


あんこの状況は↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、上空でカラスが狙っているようだ。

6~7、特に何もなし 。

8~9、ムカデの復讐

男にジっと見守れる中。

あんこは慎重に周囲に王冠が無いかを確認しながら、その身を這わせていた。

だがしかし、ここまであんこの視界に王冠が入る事は無かった。

そして特に何事も無くあんこは順調に全体の3分の1程までゆっくりと歩を進めた所でそれは起こった。

――!!

ふいにあんこの背中へ衝撃が襲う。

――な、なんだ?
ボクが慌てて振り向くと、そこにはけたたましく鳴き声を上げる一羽のカラスが居た。

一度目の襲撃に失敗したカラスはすぐさま空へと戻り、再度あんこを捕獲しようと空中を旋回しながら機を窺っているようであった。

程なく再度あんこ目掛けて突撃してくるであろう。

――こ、これは・・・

この状況に対してあんこは――


↓1選択してください。

1.チャンスだ奴を利用して脱出だ!!

2.急いで逃げなくちゃ!!

――チャンスだ奴を利用して脱出だ!!
ボクはこれまでの経験上カラスに捕まってもすぐに逃げ出せると確信していた。
なので今回は奴に大人しく捕まってやる事にした。

ほどなくカラスは二度目の襲撃をかけてきた。

……そして

ガシッ

カラスは今度はしっかりをあんこをその爪で握り込み、空へと舞い戻る。

「ああっ」

地上からは男の間の抜けた声が聞こえてくる。

――やったぞ!!
ボクは急速に遠のいていく地上を、男を尻目に勝利を確信するのであった。

――これで自由になれる。
王冠を取り戻せなかったのは少し残念だけど・・・それでも・・・

――それでもこれでボクは千夜のもとへと帰れるんだ!!

喜びに打ち震えるあんこ。

そんな彼をしっかりと掴みながらカラスは大きく一鳴きし、その翼を大きく羽ばたかせていた。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、カラスはいつも通りあんこを途中で放してしまう。

5~9、その後あんこを見た者はいない・・・

カラスがあんこを捕まえ飛び立ちどの位が経ったのか?

眼下に広がる景観は徐々に味気の無い建物や道路から、見慣れた風情のある木組みの建物や石畳の物へと変わっていった。

――やった。思った通り帰ってこれたぞ!!
気付けばボクは喜びに打ち震えていた。
あとはこのカラスから逃げ出すだけだ――。

あんこがそう思った瞬間、それまで肩をしっかりと鷲掴みしていたカラスの爪が突然外れ、あんこの小さな身体は地上目掛けて落下していくのであった―――。

ボスンッ!!

軽い落下音と振動が伝わる。

――やった。
ついに帰ってこれたんだ。

あんこは周囲見回す。

石畳の地面、ほのかに木の香りに満ちた街並み。

それらを確認し、ついに自分は帰ってきたのだと、あんこは心から実感するのであった。

――まさかと思うけど・・・奴はいないよね?
ボクは周囲をキョロキョロと見回すが、周囲には野良ウサギが数羽居るだけで・・・あの忌々しい男の姿は影も形も無かった。

――ほっ。
ボクは安堵の溜め息をついてから、自分がいる場所を確認する。

――知ってる場所だ。
ここは以前千夜と来たことのある場所であった。

――今から出発すれば夜までには甘兎庵に着くハズだ!!
ボクは残りの力を全て振り絞り千夜の待つ甘兎庵へと向うのであった!!

――はぁはぁはぁ。
ボクはボロボロになりながらも必死にその身体を引きずり甘兎庵を目指した。
途中何度も通行人に驚かれ、保護されそうにもなった。
けど、そんな人達を振り払い・・・ついにボクは甘兎庵まであと少しという所まで来れた。

すでに辺りは夜の闇に包まれていた。

人通りも全く無い。

だが、この先に確かに甘兎庵は在る。

――ボクを見たら千夜はどんな顔をするのだろう?
嬉しさのあまり泣きながら抱きしめてくれるだろうか?
それとも心配をかけた事に怒るのだろうか?
ボクは期待に胸を膨らませながらゆっくりと、だが確実な一歩を踏み出し続けていた。

だが、その時である。

あんこの身体が突然地面から離れてゆく。

そう………まるで誰かに抱きかかえ上げられるかのように………。

――ま、まさか!?
脳裏にあの忌々しい男の醜く歪んだ嗤い顔が浮かぶ。
ボクは・・・恐る恐る・・・ゆっくりと・・・背後を振り返った。

そしてボクの視界に飛び込んできたモノは――。

「ねえ貴方……大丈夫?」

そこには心配そうに抱え上げたウサギを見つめる一人の少女が居た。

――――千夜!!

それは千夜であった。

あんこの不安に染まりかけていた瞳は一片し、安堵と希望の輝きに満ちたモノへと変わる。

――千夜!千夜!
ボクは嬉しさの余り身体中の痛みも疲れも忘れ、その身をバタつかせた。
そしてボクを持ち上げている千夜の手の平から抜け出し、そのまま一気に千夜の胸へと飛びつくのであった。

――ただいま――千夜――!!

ついに
あんこは
愛しの千夜の許へ帰還することに成功したのであった

―――そして・・・②

「あらあら。困った子ね」

千夜は自分に涙を浮かべながら飛びついてきたあんこを抱き直し、赤子をあやす様に「よしよし」と、その頭を優しく撫でてあげた。

――千夜・・・千夜・・・千夜・・
ボクは子供のように千夜に強く抱きつき涙を流していた。
そんなボクの背を千夜は優しく撫でてくれる。

――ああ・・・なんて暖かいんだろう

「ところで……貴方は……オスなのかしら?」

――え?

ブツッ

それまでの優しい千夜の声とは一転して、とても冷たい声になったかと思った瞬間

それまで心地よい暖かさに包まれていた背中に突如鋭い痛みが走り、あっという間に焼ける様な熱を帯びていった。

――ち、千夜?

「もしメスだったならごめんなさいね。」

ドサッ

あんこの身体が石畳の上へと転がり落ちる。

その衝撃は1メートルにも満たないはずの高さからの落下なのに………それはカラスから逃げ出した時の何倍にもあんこには感じられた………。

「でも……私なんかに……こんなに発情しちゃってる様な子は……どの道……生かしておいても害にしかならないから構わないわよね?」

見上げた先に立っているモノは確かに千夜であった。

だが……その顔はとても無機質で冷たいモノであった。

―――そして

千夜のようなモノは、いつの間にか握られていた
たった今あんこの背を刺しまだ温かな血が伝い落ちる包丁を
ゆっくりと振り下ろすのだった。

――千夜・・・なんで・・・どうして・・・


~DEAD END~

めでたくあんこは帰還しました。
めでたしめでたし。

ちなみにシャロちゃんは今ではココアちゃんやワイルドギース相手にも某次男のような倒れ方をしながら気絶する毎日です。

次回、王冠無しでカラスに捕まった場合は強制的に その後あんこを見た者はいない・・・  が選択されます。


なうろおでん具>>667
↓1は選択肢1~7から選択してください。

追加選択肢
7.あんこはその場から動こうとしなかった

「この庭のどこかにお前の王冠を置いた。探すもよし、無視して逃げ出すもよしだ。」

男はあんこを地面に下ろしルールを説明する。

「15分間自由にしてやろう。もしその間に王冠を見つければ以後お前から取り上げたりはしない、もし敷地外へ出れればその時点でお前は自由だ………後は好きにどこへでも行くがいい。」

そこそこの広さではあるがかつてのあんこなら一回りするだけなら1分前後で駆け抜けられただろう。

だが今のあんこでは話は別だ。

今の右手を失い、残された片手に両足の骨折もまだ完全に癒えず、さらにその片手は骨が見える程に齧られているあんこではここから唯一外へと出れる門まで行くだけでも優に5分以上かかるであろう。

「もし両方を成せたらば……その時はそうだな……特別に甘兎庵まで送り届けてやろう」

男はまず不可能だろうと高をくくってるのか低く笑いながらあんこのケツを「スタートだ」と言い軽く蹴り飛ばすのであった。

男にボールを蹴るかの如く軽く蹴り飛ばされ、あんこは地面を転がる。

その後あんこはうずくまったまま動こうとしなかった。

2分がほど経ち、ようやく顔を上げたあんこは周囲を少し見回し、地面を這いながら移動を開始するのであった―――。


↓1はあんこの移動方向を選択してください。

1.門の在る方向

2.門とは逆方向

残り時間13分

――・・・一体何のつもりなんだ?
あの男は今度は一体ボクに何をする気なんだ?
ボクは警戒しながらとりあえず前進する。

――それでも
さっきあの男が王冠を持って庭へと歩いていき、戻ってきた時にはその手に王冠は無かった。
これは王冠を取り戻す――そして千夜の許へ帰れるチャンスなんだ!!

あんこはゆっくりと注意深く周囲を確認しながら前進してゆく―――。


王冠の有無は↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~6、王冠は見当たらない。

7~8、あっちに何か見えた気がする。

9、あそこにあるのは王冠じゃないか?


あんこの状況は↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、上空でカラスが狙っているようだ。

6~8、特に何もなし

9、いきなりカラスが襲ってきた。

男にジっと見守れる中。

あんこは慎重に周囲に王冠が無いかを確認しながら、その身を這わせていた。

そして――

――なんだろう?

移動を開始してすぐにあんこは眼前に不自然な段差があることに気付く。

あんこはヨジヨジと身を這わせ、その空間の前まで移動した。

そこは小さな涸れた池であった。

――なんだろうアレは?

その池の中心部、その部分の真上を覆う木の陰でよく見えないが何かが光ってるように見える。

――もしかしてあそこに有るのかもしれない?

そう思ったから池の中心を目指して移動を再開した――。

ボテッ!!

段差から頭から転がり落ちたあんこはそのままコロコロと少し転がるも、すぐに体勢を立て直し中心へと向う。

幸い障害となる物は何も無かった。

――これは・・・。

そこには小さな桶が地面に埋め込まれていた。

先ほどの光はわずかに木陰から差し込んだ日が反射した物だったようだ。

――・・・。

あんこは水中を覗き込む。

そこには水面に浮かぶ水草と金魚らしきモノが居た。

そしてあんこは更に注意深く覗き込む――


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~3、王冠は無かった。

4~7、そのまま水中へと転落

8~9、王冠があったぞ!!

ボチャンッ!!

水面を覗き込んでいたあんこは、そのまま頭から水中へと転落してしまった。

――――!?

あんこは突然の出来事にパニックを起こしているのか、なかなか水面に顔を出さない。

――た、助けて!!苦しい!!

もともとあんこの身長よりも若干深めな上に、今のあんこは片手を失い、残った手足も折られまだ完全には治っていない。

そして水面を覆う水草が邪魔をしているのか、あんこはなかなか浮かび上がってこない。

それでも必死に水中でバタついているのか、ときおり水面がバシャバシャと揺れては飛沫を上げている。

このままではあんこは溺死してしまうかもしれないが………男は先の宣言通り手を出すこと無く………ただその光景をただ眺めているだけであった。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~3、あんこは何とか窮地を脱する

5~8、あんこは溺死してしまった。

9、底で王冠を見つけたぞ!!

――ハぁハぁハぁ

あんこは満足に動かぬ四肢で必死にもがき、何とかその顔を水面に出すことが出来た。

そしてそのまま必死の思いで淵に上体を乗せることに成功したのだった。

――た、助かった。
ボクは空気を大きく吸い、心身を落ち着かせる。
そして水中から完全に出るために左手に力を込めた。

あんこは地上に戻れると思った……だがその時

――――!!

あんこの左腕に激痛が走る。

無理な体重をかけたため骨が再び折れたのだ。

さらにジュニアに噛まれた傷口も開いたのか、巻かれた包帯も見る見る真っ赤に染まってゆく。

――うわあああああああっ!!

それでもあんこは何とか地表へ戻ることには成功した。

………しかし、あんこはその後たった今抜け出した水溜りの横に倒れ込み動こうとしなかった。

………だが、そんなあんこの事などお構いなしに時間だけが無常にも過ぎてゆくのであった。


↓1のコンマで判定されます。

0~40、カラス襲来

41~65、あんこは再び動きだした(残り時間5分)

66~99、あんこの目に飛び込んできたのは王冠を持つカラス・・・

あんこは未だ倒れこんだままであった。

「……あと5分程度か」

そんなあんこを見ながら、男は時計で残り時間を確認し呟いた。

・・・ピクッ

その言葉が聞こえたのかどうか………それまでぐったりとしていたあんこの身体が小さく動き出す。

………そして

あんこはもぞもぞと、再び地面にその身を這わせ始めるのであった。

「おお、動き出したか」

残り時間的に何か出来るとも思えないが、男はそんなあんこを最後まで見守ることにした。

両手が使えず地を這うその姿は、もはやウサギではなく完全に芋虫である。

それでもあんこは来た道を戻りから池からの脱出を試みようとしていた―――。

しかし、その時あんこの前に立ちはだかるモノが―――。


↓1のコンマにより判定されます。

1~4、カラス

5~6・8、ムカデ

7、何も居なかった

9~0、何故か王冠が目の前に、しかしその前には・・・

↑のはコンマ一桁です

では改めて↓1で判定

カラン………。

段差の前で四苦八苦するあんこの傍らに何かが転がってくる。

――あ・・・あ・・・あれは

それはあんこの捜し求めていた物。

あんこのトレードマークである王冠であった。

――な、なんでこんな所に!?
きっと神様がボクの健気さに心打たれて助けてくれたんだ!!

あんこは疑問以上に嬉しさの余り思わず目に涙を浮かべながら王冠へ飛びつこうとした。

………だが

カアーッ!!

その前に突如カラスが一羽舞い降り、あんこと王冠の間に立ち塞がるのであった―――。


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

0~4、カラスは王冠を掴み空へと

6・8~9、カラスは容赦なくあんこを攻撃してきた

7、あんこは持てる全ての力を振り絞り王冠に飛びついた

5が抜けてたのでちょっと追記します。


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

0~4、カラスは王冠を掴み空へと

5、残念。あんこはカラスに拉致られた

6・8~9、カラスは容赦なくあんこを攻撃してきた

7、あんこは持てる全ての力を振り絞り王冠に飛びついた

ギャアーー!!

カラスはあんこに向かい威嚇するかのように大きく鳴く。

――ひっ!!

あんこが一瞬怯んだ隙にカラスは王冠を掴み、そのまま天高く飛び立ってしまった。

どうやら、あのカラスは男が庭の何処かに置いておいた王冠を見つけ拾い運んでいる途中であったのだろう。

――そ、そんなそれはボクのだぞ!返してよ!

自身をずっとジーっと見つめるあんこに一瞥もくれる事無く

カラスの姿はどんどん小さくなってゆき………やがてその視界から完全に消え去ってしまうのであった。

一人の少女が道を歩いていた。

カアーッ!!

突如自分の頭上から響くカラスの鳴き声に対し少女……ココアはその足を止め、ふと空を見上げる。

以前はこの直後にあんこが落下してきたりもしたものである。

「………まさかね」

ココアが再び歩き出そうした瞬間、目の前に何かが勢いよく落ちてきた。

「!?」

「まさか本当にあんこが?」そう思いながら視線を自分の足元へと落すが、そこにはあんこ所かウサギの姿すらなかった。

―――しかし―――。

「……これって……もしかして……?」

ココアは自分の足元に転がる……多少汚れてはいるが……それでもしっかりとした輝きを見せる装飾品を拾い上げる。

「やっぱり……」

拾い上げたモノをまじまじと見つめ、それがあんこの王冠であるとココアは確信するのであった。

―――そして千夜たち⑨

「千夜ちゃん!!」

「あら?どうしたのココアちゃん。そんなに慌てて。」

店内に駆け込んで来たココアに対し、千夜は驚きの表情を浮かべながら駆け寄ってくる。

千夜も普段は以前と変わらぬ甘兎庵の看板娘なのだが………

それはあくまで表の顔であり、裏では今現在街を騒がせる夜な夜なオスウサギを見つけては虐殺する怪人その人となっていた。

今もその瞳は以前と比べると、どこか光を失ったモノとなっている。

幸いこの事はまだ自分とシャロ以外にはバレていないが時間の問題であろう………。

「実は千夜ちゃんに見せたい物があるの」

これで千夜が正気に戻ってくれるかもしれない―――ココアはそんな淡い期待を胸に先ほど拾ったあんこの王冠を千夜に見せる。

「こ、これって……」

それを見た瞬間、千夜の瞳に光が戻ったのをココアは見逃さなかった。

ココアは王冠を千夜に手渡す。

千夜はそれをただ黙ってジっと見つめ続けた。

「千夜ちゃん。きっとあんこは―――」

「ありがとうココアちゃん!!」

それまで黙っていた千夜はココアの言葉を遮り、お客さんたちが思わず何事かと視線を向けるほど声を張り上げ、そして泣きながらココアに抱きついた。

「ち、千夜ちゃん!?」

千夜の予想外な反応に戸惑うココアではあったが、千夜の想像以上の喜びようにココアは嬉しさを感じた。

―――が

「ありがとう。ココアちゃん。あんこを見つけてきてくれて!!」

「―――え?」

千夜から出た言葉は予想外なモノであった。

千夜はココアから離れると、手渡された王冠を大事そうに抱え………そしてとても愛しそうに撫でながら、かつてあんこの席であった台座の方へとゆっくりと歩いてゆく。

そして台座の上にその王冠をそっと置き

「おかえりなさい。あんこ……本当によかった。」

自身へ向けられるココアやお客たちの視線を気にする事も無く

千夜は泣きながら王冠を優しく触れ、そう心底安堵したような声を王冠に対しかけ続けるのであった―――。

ココアは………その光景を………ただただ………見守ることしか出来なかった………。


~END~

絶対向えに行くから
繋ぐ手の温度に適う物なんて無い
それはきっと黒いウサギよりも眩しく世界を照らすだろう~♪

しつこいようですが今回のイベントにはちゃんとハッピーエンド(?)へ至るモノも存在してます。
・・・たぶん・・・おそらく・・・


・・・もう自分の中で当初予定してたハッピーエンドは使えない状況になってるので正直どうなるかわかりませんが

――以下業務連絡――
これで3回目の失敗ですが………後何回くらいやり直す機会を与えるべきでしょうか?
明日の午前中くらいまでアンケートと言うか多数決をとります。

1.成功するまで

2.あと○回くらい(一桁範囲で回数記載をお願いします)

後者が多い場合はその回数内でクリア出来ない場合は死亡等なら企画終了、そうでなければ強制的に次へ行こうと思います。

ちょっと誤解ありそうなんで追記

成功するまではハッピーエンド到達ではなくこのイベントを生き残ってクリアするという意味ですので。

では1で。
ただし>>719で書いたとおり生き残ってこのイベントを終了を迎えれたら、そのまま次へ行きます。
なお以前書いたとおり……ロードするたびに難易度はアップしてきます。
一番酷い形で生存すると達磨になってますのでご注意を。


では↓1はロード先の選択をお願いします。

1.>>667(追加選択肢7.あんこはその場から動こうとしなかった 有)

2.>>706(判定内容が一部変化します)

カラン………。

段差の前で四苦八苦するあんこの傍らに何かが転がってくる。

――あ・・・あ・・・あれは

それはあんこの捜し求めていた物。

あんこのトレードマークである王冠であった。

――な、なんでこんな所に!?
きっと神様がボクの健気さに心打たれて助けてくれたんだ!!

あんこは疑問以上に嬉しさの余り思わず目に涙を浮かべながら王冠へ飛びつこうとした。

………だが

カアーッ!!

その前に突如カラスが一羽舞い降り、あんこと王冠の間に立ち塞がるのであった―――。


↓1のコンマ(一桁)により判定されます。

0~2、カラスは王冠を掴み空へと

3~4、王冠を掴み飛び立とうとするカラスを妨害する

5~6、残念。あんこはカラスに拉致られた

7、あんこは持てる全ての力を振り絞り王冠に飛びついた

8~9、カラスは容赦なくあんこを攻撃してきた

しばし睨み合うあんことカラス。

あんこは何とかカラスの背後にある王冠へ飛びつこうと必死に機会を窺っていた。

―――しかし

ギャアーーー!!

カラスはあんこを威嚇するかの様に一際大きく鳴くと、突如あんこの上へと飛び乗り、そのまま羽ばたき始めた。

あんこは何一つ抵抗する事も出来ずただジっとしていた。

そしてそのまま………カラスはあんこを掴み空へと飛び立って行ってしまうのであった。

どうやら光物を集める事よりも、その日の餌の確保を優先したようだ。

あんことカラスの居た場所には、主を失った事など知らぬ王冠が転がっており、先端の三日月の飾りが日の光を浴び輝いていた。

―――そして・・・③

バサッ……バサッ……バサッ……

びしょ濡れのあんこを抱えカラスは飛び続けていた。

――このカラスのせいで折角の王冠を取り戻す機会を失ってしまった。
だけど・・・おかげであの男のもとから逃げ出すことに成功したぞ!!
・・・王冠は残念だったけど・・・これで千夜の許へ帰れるんだ!!

あんこの眼下に広がる光景がいつしか見慣れた街並みへと変わってゆく。

――あれはシャロだ!!

あんこの目に一人の地上を歩く少女が飛び込んでくる

………あの金髪と薄幸そうなオーラを漂わせるのは間違いなくシャロだとあんこは確信した。

その途端

――離せ!!

それまでジっと大人しくしていたあんこは突然暴れ出す。

カラスは放すまいと必死に爪に力を込めるも、もともと水を吸ってぶくぶくに重さを増していたため、努力も空しくあんこはその爪からこぼれ落ちてしまった。

――シャロ!!
ボクはシャロ目掛けて落下してゆく。
どんどん目に映るシャロが近づいてくる。

――さあ――ボクを受止めて!!

シャロ目掛けて落下するあんこ。

シャロはまだあんこの存在に気付かなかった。

―――そして

――ただいま――シャロ!!

「えっ何?何なの!?」

シャロは突然自分の胸に飛び込んできた小さな黒い物体に対し驚きの表情を見せたが、それがあんこであると気付くや否やすぐに驚きとも喜びとも判別つかぬ叫びをあげソレを強く抱きしめた。

「あ、あんこ~~~!!」

――ただいま。シャロ。

上空では獲物を失い悔しそうに鳴くカラスの声がどんどんと遠ざかっていた。

――ついにボクは帰ってこれたんだ。













ぐちゃっ。

辺りに嫌な音が響き渡る。

そして、直後に

「ぐぇーーー!!」

というおよそ少女の出す声ではない叫びと、バターン!!という最初のナニかが潰れる音以上に豪快な音が響き渡る。

「シャロちゃーーーーーん」

そして周囲は数秒後には今度は駆け寄る一人の栗色の髪の少女の絶叫に彩られるのであった。


~DEAD END~

そろそろ蘇生のたびにもペナルティを課そうと思うのだがどうか?


――ボクは繰り返す
――ティッピーとシャロと交尾するその日まで
――そのためにも何度でもやり直すんだ(↓1はロード先を選択してください)

1.>>667(追加選択肢7.あんこはその場から動こうとしなかった 有)

2.>>706(判定内容が一部変化します)

3.それ以外で希望あれば指定してください。

「この庭のどこかにお前の王冠を置いた。探すもよし、無視して逃げ出すもよしだ。」

男はあんこを地面に下ろしルールを説明する。

「15分間自由にしてやろう。もしその間に王冠を見つければ以後お前から取り上げたりはしない、もし敷地外へ出れればその時点でお前は自由だ………後は好きにどこへでも行くがいい。」

そこそこの広さではあるがかつてのあんこなら一回りするだけなら1分前後で駆け抜けられただろう。

だが今のあんこでは話は別だ。

今の右手を失い、残された片手に両足の骨折もまだ完全に癒えず、さらにその片手は骨が見える程に齧られているあんこではここから唯一外へと出れる門まで行くだけでも優に5分以上かかるであろう。

「もし両方を成せたらば……その時はそうだな……特別に甘兎庵まで送り届けてやろう」

男はまず不可能だろうと高をくくってるのか低く笑いながらあんこのケツを「スタートだ」と言いながらサッカーボールを蹴り飛ばすかのように全力でキックしたのであった。


↓1は選択してください。

1.王冠を探しだす

2.王冠のことなど忘れ門を目指して前進

3.王冠を探しつつ門を目指し前進

4.「みつ」を置いて逃げるなんてできない

5.ジュニアたちも一緒に連れて行くんだ

6.「みつ」とジュニア両方を連れて逃げるんだ

7.あんこはその場から動こうとしなかった

男にボールを蹴るかの如く勢い良く蹴り飛ばされ、あんこは宙を舞う。

そしてそのままあんこは………。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

1~3、から池内へと落下(1、段差付近 2、水溜り付近 3、水溜まり内へホールインワン)

4~6、思ったほど飛ばずすぐに地面に落下

7、庭石へと激突

8~9、庭草の中へ落下

ボテッ!!

地面に落ちたあんこはそのままコロコロと少し転がり、から池の中心付近でその回転を止める

それから3分程あんこはそのまま倒れこんでいたが、やがてむくりと起き上がり周囲を確認しだす。

そしてすぐに自分のすぐ傍にある不自然な水溜りの存在に気付く。

――・・・。

あんこはズリズリとその身を這わせ、水面を覗き込める位置まで移動する。

覗き込んだ先には水面に浮かぶ水草と金魚らしきモノが確認できる。

そしてあんこは―――。


↓1はあんこの行動を選択してください。

1.もっとよく確認する

2.ここには無いだろうと移動する(こちらを選択した場合そのコンマが>>735のコンマ以下の場合は王冠の出現率は激減します)

残り時間12分

――なんだか嫌な予感がする・・・
もう少しちゃんと調べようかとも思ったけど、とても嫌なビジョンが一瞬脳裏を過ぎりボクはその場を離れた。

あんこは周囲を見回すが、このから池から出られそうな場所は三箇所だけだった。

――どこから出ようか?


↓1は選択してください。

1、正面の段差(前回の展開でここへ入り込んだ場所)

2、多少高いが門が在る方向の段差

3、門とは逆方向になるが出やすそうな斜面

――あっちだ。
ボクは門が在る方角へと向う。

あんこはズリズリとその身を引きずりながら前進してゆく。

地面に敷かれた砂利は丸みを帯びた物が多いため大した障害にはなっていないのか順調に歩を進めていった。

――よし!着いたぞ!
この岩を登ればこの空間から出れそうだ。
ボクは眼前の岩の段差を見上げる・・・

――これならなんとかなりそうだ!!
ボクは早速脱出を試みることにした。

あんこは岩壁に寄りかかりながらフラフラと立ち上がり、なんとか片手をその岩のてっぺんにかけようとしていた。

しかし今の折れた足では満足に立ち上がる事も出来ず、本来なら難なく届いたであろう高さに手をかける事すらもままならず、あんこは何度も失敗しその都度倒れこむのであった。

………そしてそんな事を何度か繰り返し、あんこはついに手をかけバランスを保つことに成功した。

あとは腕に力を込め、よじ登るだけである。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、残念。失敗してしまったようだ。

5~6、力を込めた瞬間、激痛に襲われ思わず手を放してしまう(失敗)

7~8、力を込めた瞬間、激痛に襲われるもあんこは頑張った(7、成功しそのまますぐに次の行動へ 8、成功するも激痛によりコンマ2桁目の数字分休み 例:28なら2分休み)

9、あんこはそのまま脱出に成功した。


↓2のコンマ(一桁)によりここまでの消費時間が決定されます。

0~4、2分30秒

5~8、4分

9、5分

残り9分30秒

――――!!

あんこがよじ登ろうと腕に力を込めた瞬間、あんこはビクンと………まるで射精をした時のように大きく痙攣し………そしてそのまま仰向けに倒れこんでしまう。

「馬鹿め。完治もしてない腕でそんな事をすればそうなって当然だ」

骨折と骨が見えるほどの裂傷により傷付いた腕………それも片腕で懸垂行為など出来るわけが無いと、それを見ていた男は薄く嗤っていた。

そんな男の嘲笑を気にする余裕も無く、あんこは激痛にその小さな身体を震わせていた。


↓1のコンマ(一桁)であんこの悶絶時間が決定します。

0、30秒

1~5、2分

6~9、4分


↓2以降はあんこの行動を選択してください(2票先取)

1、あんこは再度チャレンジをした

2、あんこは別の場所から脱出を試みる(採用分のコンマ合計が偶数の場合は>>737の1 奇数の場合は>>737の3へ)

あんこは30秒ほど苦痛に悶えるも、このチャンスを逃すまいという強い意思ですぐに立ち直るのであった。

再び岩壁に寄りかかり立ち上がろうとするその瞳には確かな闘志の火が灯っていた――。

――えいっ!!えいっ!!

あんこは再び手をかけようと必死に立ち上がり手を伸ばす。

―――そして

――やった!!
ボクは苦戦しながらもついにもう一度てっぺんに手をかけることに成功したぞ。
今度こそは――


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~4、残念。失敗してしまったようだ。

5、力を込めた瞬間、激痛に襲われ思わず手を放してしまう(失敗)

6~8、力を込めた瞬間、激痛に襲われるもあんこは頑張った(7、成功しそのまますぐに次の行動へ 6・8、成功するも激痛によりコンマ2桁目の数字分休み 例:28なら2分休み)

9、あんこはそのまま脱出に成功した。


↓2のコンマ(一桁)によりここまでの消費時間が決定されます。

0~4、1分30秒

5~8、2分

9、4分



残り9分

――えい!!
ボクは再び襲ってきた激痛に耐えながらも、一気に腕と岩壁にかけた足に力を込め跳躍した!!

ゴロン!!

あんこは段差を登りきり、そのまま勢い余って一回転してしまう。

だがすぐに体勢を整え辺りを確認する。

あんこは見事にから池から脱出に成功し自由へと続く空間へ戻ってこれたのだ。

――よし!行くぞ!
神様もきっとボクの魅力にメロメロだから今は何をしても上手くいくはずだ!!


残り7分30秒


↓1は選択してください。

1.一度開けた場所へ迂回する

2.目の前の庭木と草を突っ切って一気に門へ向う

――・・・一度開けた場所に出よう
ボクはごちゃごちゃしたこの場所から一度開けた場所へ戻ることにした。

――このまま正面を突っ切れば距離は短縮できるけど・・・
――急がば回れってヤツだ!!

幸いそこは男も通る道だからかちゃんと整備されており難なくあんこは門へ続く道に戻れた。

――アイツ・・・今に見てろ!!
正面の道に戻ると男が嫌らしい笑いを浮かべてこちらを眺めているのが目に入ってきた。
ボクは改めて「決して負けないぞ」と心に誓うのであった。

あんこが出た場所は門まであと約3分の2ほどの位置であった。

あんこは王冠を探しながらゆっくりと前進を始めた。

「まるで亀だな」

男はあんこの様を見て漏らすが、今のあんこの動きはウサギというよりは亀のようであった。

そんな男の呟きが聞こえぬほどあんこは集中し前進をしていた。

―――そして―――


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~6、何も無いようだ。

7~8、王冠らしき物を確認。

9、あそこにあるのは王冠だ!


↓2のコンマ(一桁)であんこの状況が決定されます。

0~2、カラス強襲

3~4、ムカデ襲来

5~6、上空でカラスが狙っているようだ

7~9、特に何もなし

あんこは周囲を見回しながらゆっくりと前進を続ける……だが……

――王冠は一体ドコなんだ?
王冠は全く見当たらないままボクは前進を続けた。
ただ幸い邪魔をしてくる物も無かった。

――なんだか以前はカラスに邪魔されて酷い目にあった気がするから今度から気をつけなくちゃね。

あんこがそんな事を考えてる内に門までの距離は残り3分の1程となっていた。

そしてあんこの瞳に門と、気になる光景が飛び込んできた。

――あの辺り一帯は何だろう?

そこには庭木が複数植えられていた。

そしてその背後にはわずかに空きスペースが在るように見えた。

――どうしよう?


↓1のコンマ(一桁)でここまでの経過時間が判定されます。

0~4、2分

5~8、3分

9、5分


↓2はあんこの行動を選択してください。

1、ここまで来たんだ。脱出に専念しよう。

2、王冠を探すため様子を見に行く。

残り2分30秒

――もう余り時間は無いけど・・・
ボクは気になったので見に行くことにした。

時間が無いためあんこは激痛を我慢し、少しペースを上げて移動する。

――痛いよ。なんでボクがこんな目に・・・
ボクは目に涙を溜めながらも必死に目の前の草木を掻き分け前進する。

途端にあんこの視界が開ける。

そして……その空間には……


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~6、何も無いようだ。

7~9、あそこにあるのは王冠だ!


↓2で状況が判定されます。

偶数:特に何もなし

奇数:カラス襲来

0:ムカデ襲来

その空間には何も無かった。

何も植えられていない地面、そして敷地を隔てるブロックの壁があるだけであった。

――そ、そんな・・・。
せっかく貴重な時間を使って・・・痛い思いをして来たのに・・・

――ひどい・・・ひどすぎる・・・こんなのってないよ!!
ボクは神様を呪い、毒づきまくってやった。

――なんて役に立たないんだ!!
ボクみたいな全ての可愛い少女の財産にこんな仕打ちをするなんて。

怒りにプルプルとその小さな身体を震わせているあんこであったが、突如その身を強い衝撃が襲った。

――!?
な、なんだ!?

ギャアーー!!

あんこが背後を見上げると………そこには酷く耳障りに鳴きながら空へと戻ろうとする一羽のカラスが居た。

たった今あんこの背中を襲った衝撃はカラスの体当たりによる物だったのだ。

――た、大変だ!!
ボクは上空でゆっくりと再度襲いかかる機会を窺うカラスを見ながら――


↓1はあんこの行動を選択してください。

1、急いで逃げなくちゃ

2、いや、これはチャンスかもしれないぞ

――いや、これはチャンスかもしれないぞ!!
瞬時にボクはあのカラスを利用してここから逃げ出すことを思いついた。

――もう残った時間じゃ脱出は出来ないかもしれない・・・なら・・・
ボクは逃げも隠れもせずにあのカラスが再度ボクを襲ってくるのを待つことにした。

あんこを狙うカラスは空中で旋回を続けていた。

――さあ・・・魅力的なボクが欲しければここから連れ出すんだ!!

そしてカラスはあんこに狙いを定め勢いよく降下してくるのであった―――!!

――やった!!

あんこの目論見通りカラスはあんこをしっかりと掴み、そのままどんどんと上昇してゆく。

「な、オイっ!!あんこ、待て!!」

あんこを捕まえに来た男が目の前で上昇して行くあんこに対して驚きの声をあげていた。

――どうだ!!ざまあみろ!!
ボクはもう自由なんだ。

男へ向けたあんこの表情は無表情ながら自信に満ち、同時に男を嘲笑しているようであった。

そしてそのままあんこはどんどん天高く上昇してゆき、やがて男の視界から完全に消えていくのであった。

ついにあんこは男のもとを脱出することに成功したのであった。

―――そして・・・④

バサッ……バサッ……バサッ……

あんこを抱えカラスは飛び続けていた。

やがてあんこの眼下に広がる光景がいつしか見慣れた街並みへと変わってゆく。

――やった。ついにボクは帰ってこれたんだ。
ボクは嬉しさのあまり、気付けば涙を流していた。
これで後は甘兎庵へ・・・千夜の許へ帰るだけだ・・・

――さあ・・・キミの役目は終ったんだ。
――ボクを解放するんだ。
ボクはカラスにボクを放すように促すように身を捩った。

―――しかし

その日のカラスはあんこを手放す気配が一向になかった。

――ねぇ・・・ボクが魅力的だから別れたくないのはわかるけど・・・ボクは家に帰りたいんだ。
魅力的すぎるのも考え物だとボクは今回の一件で心底思った。

――これからはもうちょっと自重して、この魅力は千夜たちだけに向けてあげよう。
ボクが想いとは裏腹にカラスは未だにボクを手放そうとしない。

ギャァァァーー!!

カラスが小さく唸るように鳴く。

――いい加減ボクを放すんだ。
そんなカラスに苛立ちを覚えたボクはカラスに対しキツイ視線を向けてやった。

だが
カラスがあんこを手放すことはなかった
そうこうしている間にあんこの眼下に広がる街並みは見慣れた木組みの建物と石畳の道から更にその景観を変えてゆく。

―――そして

――そ、そんな・・・
ついにボクの視界に映る街並みは再び完全に見慣れぬモノへと変ってしまった。

カァァァァァッ!!

そんなあんこの事など気にする様子も無く
カラスはその日の夕食をしっかりと掴んだまま幸服に満ちた鳴き声をあげるのであった。


~END~

幸服×
幸腹○ でした。

こうお腹の所をツーっと切ると
ドバーッデローンッって中身が飛び出してきてね
ドゥルドゥルしたところをグチャグチャ~って混ぜると堪らないんだー(バックBGMは例のアレ)

次回
ショックショック、トロッ。


↓1はロードを選択するためには梅サンドの完食を必要です。

1、>>667

2、>>767(強制的に1が選択です)

その空間には何も無かった。

何も植えられていない地面、そして敷地を隔てるブロックの壁があるだけであった。

――そ、そんな・・・。
せっかく貴重な時間を使って・・・痛い思いをして来たのに・・・

――ひどい・・・ひどすぎる・・・こんなのってないよ!!
ボクは神様を呪い、毒づきまくってやった。

――なんて役に立たないんだ!!
ボクみたいな全ての可愛い少女の財産にこんな仕打ちをするなんて。

怒りにプルプルとその小さな身体を震わせているあんこであったが、突如その身を強い衝撃が襲った。

――!?
な、なんだ!?

ギャアーー!!

あんこが背後を見上げると………そこには酷く耳障りに鳴きながら空へと戻ろうとする一羽のカラスが居た。

たった今あんこの背中を襲った衝撃はカラスの体当たりによる物だったのだ。

――た、大変だ!!
ボクは上空でゆっくりと再度襲いかかる機会を窺うカラスを見ながら――


――い、急いで逃げなくちゃ!!
ボクの脳裏に突然とても恐ろしい光景が映し出された。
それはまるでこれから起こる事の疑似体験のようなリアルさであった。

――で、でも・・・どこに逃げれば・・・?


↓2は選択してください。

1、このスペースに出る際に通った道に逃げよう

2、ブロック塀は門の所まで続いてるし草木も生えてるぞ

――この塀は門にまで続いている。
それにこの場所から少し進めば木や草がボクを守ってくれるかもしれない。

そう直感したあんこは大慌てでその身を引きずる。

そして壁に到達した所で、再びカラスはあんこ目掛けて急降下してくるのであった―――!!


↓1と↓2のコンマで判定されます。

・↓1が↓2以上だった場合……カラスの攻撃は失敗

・↓1が↓2未満だった場合……カラスの攻撃は成功

・同数だった場合……ついに○○が助けに来てくれたぞ!!(↓3は希望キャラ記載 これに限り連投可)

あんこが茂み内へ逃げ込む前にカラスは再びあんこに襲いかかった。

―――グサッ!!

カラスの嘴があんこの背中にめり込む。

――痛い!!痛いよ!!

カラスの鋭い嘴や爪が容赦なくあんこを襲う。

なんとか壁を背にしたあんこだが逃げることも出来ずに、ただただ身体の各部を嘴で攻撃され続けるのであった。

――助けて千夜。助けてシャロ。
一体ボクが何をしたっていうんだ?
それにこの鳥は本当にカラスなのか?

あんこは今まで単に幸運に助けられていただけに過ぎなかったのだ。

そう……あんこは今……初めて……野生の動物の恐ろしさを……捕食する者とされる者という立場の差を……身をもって味わっているのであった。

カラスはその後も攻撃の手を緩める事は無かった。

そしてついに仰向けに崩れ落ちたあんこの首にその嘴が深々と突き刺さる。

あんこは一度ビクンと大きく痙攣をし、それまでしていたいじらしい無駄な抵抗もそれを機にピタリと止まった。

カラスは二度三度と嘴を突き刺してから、ゆっくりとあんこを啄ばみ始める。

その度にあんこは小さく痙攣し真っ赤な泡をその小さな口が吐き出すが、カラスは気にする様子も無く食事を続ける。

――あ、あう・・・なんで・・・どうしてボクが・・・?
――ボクにこんな事をするやつがなんでいるの・・・?
――千夜はボクはとっても強い子だって言ってくれたのに・・・。

そんな事をぼんやりと考えるあんこの瞳には、一心不乱に自分の肉を千切っては貪る「カラスのようなモノ」が映り続けていた。

―――だがその思考も映像も瞳に赤みを帯びた黒い塊が一瞬入り込んだ直後に終わりを迎えるのであった。



~DEAD END~

あんこがもし本当にリアルサイズぬいぐるみのあんこサイズなら
カラスに襲撃されたら助かる術なんてありませんね。

関係ないですがその昔
自分はカラスが手放した獲物が目の前に落ちてきた体験があるッス(さすがに落ちてきたのはウサギではなかったですが)
彼らは手放したら案外そのまま放置して飛んでっちゃうみたいッスね。


↓1以降は選択してください(3票先取)

1、>>776(1が強制選択されます)

2、>>779(その場合は投票者の1票目が↓1扱い、2票目が↓2扱いとして再判定されます)

3、>>667(「特別にお薬を与えてやろう」が場合によっては発生します)












対価はあんこの○○だ。

「この庭のどこかにお前の王冠を置いた。探すもよし、無視して逃げ出すもよしだ。」

男はあんこを地面に下ろしルールを説明する。

「15分間自由にしてやろう。もしその間に王冠を見つければ以後お前から取り上げたりはしない、もし敷地外へ出れればその時点でお前は自由だ………後は好きにどこへでも行くがいい。」

そこそこの広さではあるがかつてのあんこなら一回りするだけなら1分前後で駆け抜けられただろう。

だが今のあんこでは話は別だ。

今の右手を失い、残された片手に両足の骨折もまだ完全に癒えず、さらにその片手は骨が見える程に齧られているあんこではここから唯一外へと出れる門まで行くだけでも優に5分以上かかるであろう。

「もし両方を成せたらば……その時はそうだな……特別に甘兎庵まで送り届けてやろう」

男はまず不可能だろうと高をくくってるのか低く笑いながらあんこのケツを「スタートだ」と言い軽く蹴り飛ばすのであった。


↓1は選択してください。

1.王冠を探しだす

2.王冠のことなど忘れ門を目指して前進

3.王冠を探しつつ門を目指し前進

4.「みつ」を置いて逃げるなんてできない

5.ジュニアたちも一緒に連れて行くんだ

6.「みつ」とジュニア両方を連れて逃げるんだ

7.あんこはその場から動こうとしなかった

男にボールを蹴るかの如く軽く蹴り飛ばされ、あんこは地面を転がる。

その後あんこはうずくまったまま動こうとしなかった。

それからさらに2分ほどが経ってもあんこは動く気配がない。

「………」

男は先の宣言に従いその様子を黙って見ていたが、流石にこのままでは面白くないと思いあんこのもとへと歩み寄ろうとした。

その時―――


↓1のコンマで判定されます。

偶数、あんこはうずくまったままだ

奇数、あんこはやっと動き出した


奇数だった場合は↓2はあんこの移動方向を選択してください。

1.門の在る方向

2.門とは逆方向

男の伸ばした手があんこに触れる寸前、あんこはもぞもぞと動きだし移動を開始した。

「ほう……意外だな……」

あんこはてっきり門の方向へ向うと思っていたが、あんこの向った方向はその逆であった。

果たしてこれはあんこにとって吉と出るのか凶と出るのか―――

――怖いよ千夜。怖いよ千夜。怖いよ千夜。
――助けて千夜。助けて千夜。助けて千夜。

あんこはその身を襲う激痛も、動く度に嫌な軋みをあげる手足も、気にすること無く必死にその身を地に這わせ前進した。

――男に蹴飛ばされてから地面に着地するまでの間に見えた映像は何だったのだろう?

あんこはあの数秒にも満たない時間で自分が死ぬ瞬間を何度も体験したのである。

――千夜がいつか言ってた予知なんて事は無いよね?

普段ならこんな事は気にもしないハズなのだが、今のあんこは未だかつて感じたことの無い程の恐怖に襲われていた。

あんこはチャームポイントの白い毛並み部分が土で真っ黒に汚れる事も構わずひたすら前進する。

ただただこの場からか逃げ出すために………。

――はぁはぁはぁ
ドコだ?一体ドコなんだ?
ボクは必死に王冠を探す。
本来なら今すぐにでもココから逃げ出したいけど・・・甘兎庵へ・・・千夜の許へ帰るには王冠が絶対必須な気がするんだ。

そう直感的に感じたあんこは逃げる事よりも王冠を探すことを優先した。

――あの男の事だ・・・きっと門の反対側に隠したに決まってる。
ボクはあの男の屑っぷりを散々その身をもって体感してきた。

――あんな他人の嫌がることが分からないような奴がっ
――他人が必死にやめてと訴えてるのを無視して・・・止めるどころか更に過激なことをしてくるような奴がっ
――門の方角に隠すなんて有り得ない!!

いつしかあんこの中の恐怖は怒りによって塗りつぶされていた。

そしてそんなあんこの目の前に最初の分岐点が飛び込んでくるのであった。


↓1は選択してください。

1、左手に見える庭木が複数植えてある空間

2、さら前進し家の周りを一周してみる

あんこの視界に開けた空間が飛び込んできたが、あんこはそれを無視した。

――あんな開けた空間にある訳が無い。
ボクは今この家に沿って前進している。
このまま家の周りを一周してみよう。
そう思ったボクは最初の角を曲がる。

曲がった先は家の裏側で狭い空間が続いていた。

あまり手入れもされてないのか生えている雑草も大分伸びており、ガラクタも多数置かれていた。

そこは何かを隠すには打って付けの場所に思えた。

――ここにならあるかもしれないぞ。
そう感じたボクは注意深くゆっくりと前進をすることにした。


↓1のコンマ(一桁)で経過時間が判定されます。

0~4、2分

5~8、3分

9、5分


↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

0~5、何も見当たらない。

6~8、前方に何か見えた気がする。

9、これは王冠だ。


↓3のコンマで判定されます。

偶数、敵襲来(0カラス 24猫 68ムカデ)

奇数、何もなし

ふむ

↓3のはコンマ一桁です。
これはノーカンですので↓1より判定開始です。

>>802は採用としますので今回の判定は終了します。

残り時間11分

――・・・一体どこなんだ?
ボクは周囲を注意深く見回しながら前進するが王冠は一向に見当たらない。

あんこの努力も空しくあんこの貴重な時間と体力は消費されてゆく。

そしてそれに追打ちをかけるように突如あんこの背を衝撃が襲う。

――!?
あ、あれ?地面が!?
なんでボクの身体が宙に??

――ま、まさか・・・

あんこは戸惑いながらも恐る恐る背後を見上げる。

するとそこには………

「ギャアーッ!!」

――――!!
嫌な予感は的中してしまった。
そこにはボクを持ち上げるカラスが居た。

――じょばー――
――ぷりぷりぷり――

――ふああああひぐっううふええええ。
かつては怖くもなんとも無い下等生物だったくせに。
ボクはさっき脳裏に過ぎった映像のせいなのか気付けばガタガタと震えながら涙を流しお漏らしまでしてしまっていた。

――いやだいやだいやだ!!
ボクは今ほど自分の可愛らしさを呪ったことは無い。

――はなせはなせはなせ!!
暴れようにもボクは恐怖に固まり全く動けなかった。

・・・だが、天はまだあんこを見捨ててはいなかった。

「カァ」

カラスは小さく一鳴きすると、その拍子にあんこを手放してしまったのだ。

2階ほどの高さから落下してゆくあんこ。

果たしてあんこの運命は―――?


↓1のコンマで判定されます。

1~40・77、――ポス。あんこは助かった。

41~75、――どちゃ。あんこは重症だ。

76~94(77除く)、――ぐさ

95~99・0、絶体絶命のあんこを救ったのは――(改めて詳細記載) 

――やった。
やっぱり・・・あんなのは幻だったんだ。
カラスはボクをいつもの様に手放した。

――この位の高さなら何てこと無いぞ。
地面に着地したらすぐに近くの物陰に隠れなくちゃ。

―――ポスッ!!

――よし。ヤツがまた襲ってくる前に隠れなくちゃ!!
ボクはすぐ移動を開始した。

―――そして・・・⑤

バサッバサッ

近づく人間の気配を感じて一羽のカラスが慌てて飛び立つ。

「あらら」

飛び立ったカラスの居た場所を覗き込み男は思わず声を出してしまう。

そこには所々食い散らかされた小さな肉塊が転がっていたのだ。

「ふぅ………仕方ないな」
「せめてもの情けだ」

そう言いながら男はその塊の上に王冠を放り投げる。

そしてそれをしっかりとカメラに収めるのであった。

―――ポスッ!!

軽く可愛らしい音が一瞬周囲に響き渡る。

――よし。ヤツがまた襲ってくる前に隠れなくちゃ!!
ボクはすぐ移動を開始した。


―――どちゃっ!!

重く鈍い、そして何かが潰れるような耳障りな音が一瞬周囲に響き渡る。

――よし。ヤツがまた襲ってくる前に隠れなくちゃ!!
ボクはすぐ移動を開始しようとした。
しかし身体が動かない。

――あ、あれ?おかしいな?
それになんだか息苦しいしお腹も痛い。
どこか痛めちゃったのかな?

・・・ブクブクブクッ

――なんだろうこの泡は?
シャボン玉?

――そういえば昔・・・千夜と一緒にシャボン玉で遊んだっけ・・・
目の前を過ぎった赤みを帯びた泡を見て、ボクはふと昔公園で千夜とシャロと遊んだことを思い出した。

――早く帰ってみんなに会いたいな――


~END~



ここはアンコクイの巣。
最後の一羽になるまであんこに助かる道は無い。


ロード先を選択してね!!(2票先取)

1、>>791(選択肢に関係なく「お薬」使用)

2、>>808(――どちゃ が選択されても別の展開になります)

――はっ!?
な、何だ?今のは?
ボクの脳裏にまた不吉な映像が流れた。

あんこはプルプルと小刻みに震えだす。

あんこの感じたそれはとても長いものに思えたが、どうやら一瞬の一瞬の出来事であったようであり、カラスはまだあんこが盛大に漏らした辺りで羽ばたいていた。

やがてカラスはあんこが激しくガクガクと震えだしたためか、掴んでいたその爪を離してしまった。

2階ほどの高さから落下してゆくあんこ。

果たしてあんこの運命は―――?


↓1のコンマで判定されます。

1~40、――ポス。あんこは助かった。

41~75、――どちゃ。あんこは重症だ。

00・77、あんこスイッチ~♪

76~94(77除く)、――ぐさ

95~99、絶体絶命のあんこを救ったのは――(改めて詳細記載) 

――しめたぞ!!
この位の高さならなんてことは――

そう思ったあんこだったが、すぐに今までの不吉な映像を思い出す。

――た、助けてち――

そう願うのとほぼ同時に「どちゃっ」という重く、鈍く、そして何かが潰れるような耳障りな音が一瞬周囲に響き渡った。

「カアーーー!!」

たった今、獲物を落としたカラスは一度体勢を立て直すかのようにと宙を旋回していた。

そして………その真下には………。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~3、ケツから落下し下半身がお釈迦になったあんこが・・・

4~7、腹から大の字で落下し血の泡吹いているあんこが・・・

8、背中から落下し背骨を折ってしまったあんこが・・・

9、中途半端に強靭な生命力を持つ者は時に哀れだね

残り11分が経過し隠れ見守っていた男はあんこのもとへと歩み寄る。

その際に何かが大慌てでその場を離れたが男は気にせずあんこにと手を伸ばす。

そして地べたに這いつくばるあんこを摘み上げる。

しばしそれを眺めてから男はボソリと呟く。

「中途半端に強靭な生命力を持つ者は時に哀れだな」

男の摘みあげたあんこから何かがズルリとこぼれ落ちる。

だがあんこは未だピクピクと痙攣し、弱々しくだがヒューヒューとすすり泣くような隙間風が吹くような音を発している。

男とあんこの視線が交わる。

意外にもそのあんこの目は男に何かを懇願するモノであった・・・。


~END~

前スレではあんなに順風満帆に脱走したくせに何なのだこの体たらくは?
あんこ様はお怒りのスタンピングをしながら貴方たちのお尻にマウンティング準備OK状態ですよ?


――以下アンケート――
・難易度についてこのままでいいか、下げるべきかのご意見をお願いします。

まあ中途半端に下げると逆にあんこの身体はどんどん悲惨になりますけどね
中途半端に強靭な生命力を持つ者は時に哀れということで

それと今後の方針についてもご要望があれば是非。


――ロードについて――
ロード内容は>>813と同じです。
今回は出来ればアンケートとご一緒に投票をお願いします(投票のみも勿論OKです)
大体今晩一杯投票期間を設けます。


また本日の更新はここまでとさせていただきます。
本日もお付き合いありがとうございました。

ご意見ありがとうございます。

とりあえず
・この脱出イベントは多くてももう2~3回くらいで結果に関係なく終了とします。
・難易度は若干緩めることにします。
・次スレへ行く場合はこのスレの話を継続してか、多少無理矢理でも終らせて2周目突入かは少し考えさせていただきます。
次スレを立てる場合は現内容の強制終了の場合は950あたりで、継続の場合は980あたりでまたその旨を告知します。


ロードは一応クリアor進展優先ということで今回は>>808とさせていだきます(希望書き込みはないようなので)

・・・だが、天はまだあんこを見捨ててはいなかった。

「カァ」

カラスは小さく一鳴きすると、その拍子にあんこを手放してしまったのだ。

2階ほどの高さから落下してゆくあんこ。

果たしてあんこの運命は―――?


↓1のコンマで判定されます。

1~50、――ポス。あんこは助かった。

51~80(77除く)、――ドサッ。あんこは助かったが大ダメージを負った。

77、↓2があんこに起こった不思議な事を記載

81~94、――ぐさ

95~99・0、絶体絶命のあんこを救ったのは――(改めて詳細記載) 

以前ならこんな高さは問題にならなかったハズだった。

しかし今のあんこは脳裏を過ぎった映像のせいで絶望に支配された状態であった。

――だ、誰か助けて!!

あんこは涙を流しながら落下してゆき、今まさに地面に激突しようとした時だった。

そのあんこと地面の間に何かが割って入ってきたのだ。

――あ、あれ?
一向に地面に叩きつけられる衝撃が襲ってこない。
プルプルと震えながらボクは恐る恐る目を開いた。
そしてそこに飛び込んできたのは――


↓2のコンマで判定されます。

偶数、王冠ウサギであった。

奇数、ジュニアズであった。

ぞろ目、○○だった(キャラ名記載 男と「みつ」も可)

――お前たちは・・・
ボクのチャーミングなお尻の下にはボクが「みつ」に産ませてあげた仔供たちがいた。
この仔たちがボクを助けてくれたのか?

落下するあんこを助け出したのはなんとジュニアズたちであった。

「あいつら……一体どうやって?」

隠れて様子を見ていた男は「確かに室内の囲いの中に収容していたはずなのに……」と疑問に思うが、その足元を更にトコトコと二羽のジュニアたちが歩いてゆく。

しかもその片方の口には男が隠したはずの王冠が咥えられているではないか。

「!?」
「なんなんだ………これは……」

驚愕する男を余所にジュニアたちはあんこを地面へと降ろし、あんこの前に王冠をそっと置くのであった。

カアーー!!

たった今獲物に逃げられたカラスだったが、その眼下には無数の獲物たちがいると知ったためか、再度急降下をしてきた。

カラスはこのまま行けば再びあんこを掴み取るだろう。

―――そして

ガシッ!!

カラスが掴み飛び去ってゆく。

そのカラスに掴まれていたのは………


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0、あんこ

1~5、ある程度成長してる7羽のどれか

6~9、数日前に産まれたばかりの赤子

カラスが掴んでいたのは最初か2度目の出産で生まれた、今ではあんこそっくりに成長した仔らの一羽であった。

掴まれた一羽はあんこパパ同様に特に抵抗するでもなく、カラスはそのまま空高く飛び去っていってしまった。

それをまるで他人事のように見送る残った六羽のジュニアたち。

そして彼らの一羽。

特にあんこを気に入っている様子を見せた……かつてあんこの右腕を噛み千切った一羽が呆然(?)としているあんこに近づき、その頭に王冠をちょこんと乗せるのであった。

その一連の様子を見ていた男は「ゲーム中止だ」とあんこたちに近づいてゆく。

そんな男にジュニアたちは………。


ジュニアたちの行動を選択してください(3票先取)

1、あんこを連れ逃げ出す

2、あんこを守るように塊だす

3、男に襲いかかる

4、男にあんこを差し出す

――ピクッ!!

近づいてくる男が視界に入った途端あんこは小さくその身体を揺らす。

そしてそれと同時にまるであんこを守るようにジュニアたちはあんこを中心に塊りだしたのだ。

「……なんのつもりだ?」

男は軽くその黒い塊を小突いてみるがジュニアたちの結束が崩れる様子は無かった。

――お、お前たち――
仔供たちがボクを男から守ろうとしている。
なんて・・・なんてボクに似て優秀な仔たちなんだ。
ボクは思わず涙をこぼしてしまう。

――でも・・・ボクのお尻を嗅いだり股間を押し付けるのはやめてくれないかな?
ボクに密着している何羽かはさっきからボクの発情している様な気がする。

――これもボクが偉大すぎるからなのだろうか?
参ったな・・・。

「……なんのつもりだ?」

仔供たちの壁の向こうから男の声が聞こえてくる。

直後に軽い衝撃が襲うが仔供たちはびくともしなかった。

――いいぞ。お前たち。
この調子で今度はあの男をやっつけるんだ。
ボクは仔供たちに指示をだした。

ジュニアたちはそれに対して―――。


↓1はジュニアたちの行動を選択してください(2票先取)

1、素直に従った。

2、無視して更にあんこパパに発情する

↓1とありますが誤表記です。
2票先取で決定します。

「………」

男は放置されていたガラクタ内にプラスチック製のタライを見つけたので拾い上げた。

「出来れば蓋になる物も欲しい所だが……」

とりあえず男はこの塊りを作るジュニアたちが動き出す気配は無いと判断し、このまま室内へと運ぶ事にしたのだ。

そして実際ウサギの塊りはまるで動きを見せなかった。

―――いや

―――中心部を軸に僅かに振動を起こしているように見えた。

―――だがそれは外側からは気付かれない程度の振動であった………。

――お前たち何のつもりなんだ?
ボクは戸惑っていた。
仔供たちはボクの言う事を無視してボクの匂いを嗅ぎ出したり、噛み付きだしたり、腰を振り始めたりしだしたのだ。

――まさか・・・ボクに発情してるの?
なんてことだ・・・ボクが魅力過ぎるからって・・・なんて畜生たちなんだ。

――やっぱりあんな知性も品性も無いメスウサギにボクの種は勿体無さ過ぎたんだ。
ボクは性欲の塊の仔供たちを見ながら心底そう思った。
やっぱりティッピー以外は低俗なメスでしかないのだと。

ズボッ!!

――!?
今度はなに?

あんこがそう憤慨している所へ突然腕が突っ込まれてきたのだ。

そしてその腕は王冠を確認すると、そのまま横の耳を荒っぽく掴みあんこを引っ張り上げる。

――痛いよ。
一体なんなの?
・・・お前たち・・・ボクを助けるんだ!!

あんこはジュニアたちへ呼びかけるが、当のジュニアたちはあんこにじゃれ付く事に夢中であり、あんこの言葉など全く気にしている様子は無かった。

………いや、そもそも最初からあんこの命令を聞く気などあったのかどうか―――

「さて……噛み付くなよ?」

男はそう言ってから意を決し塊りの中へと腕を突っ込む。

突っ込みすぐに手に無機質なモノが触れる。

あんこの王冠であろう。

「よし」

そしてその真横の耳を掴み、一気に引っ張り上げる。

とりあえず男はあんこだけは確実に引き釣り出し回収しようとしたのだが、あんこを釣り上げる事は叶わなかった。

「………」

男が持ち上げたモノはあんこではなく………塊りそのものであった。

あんこを中心に構築されたこのあんこファミリーの塊りは想像以上の結束を見せたのだ。

「……まあ、いいか」

男はそれをそのままタライに放り込み家へと戻っていく。

その間、塊りは時折もぞもぞと蠢くだけで崩れる様子は無かった………。

「どうだあんこ。久しぶりの自室は?」

久しぶりにあんこは「みつ」と共に監禁されていた部屋へと戻ってきた。

ただし未だあんこの姿はハッキリとは確認できない。

塊りは未だ塊りのままで、その隙間からわずかにあんこの姿が確認できるだけであった。

「………ジュニアたちは本当にパパが大好きなんだな」

男に対して何かを訴えるような目をするあんこに男は微笑みを返す。

男はジュニアたちのあんこへの愛にひどく感動していたのだ。

「これはいつまでも一緒に共に在れるようにしてやる必要があるな」

そう言うと男は何やら準備を始めた。

「そしてジュニアたちと共に広い世界を与えてやらないといけないな……仔供たちに感謝しろあんこ」
「今すぐに自由にしてやろう―――」

――自由・・・?
ボクの視界に僅かに入り込む男がそう言うと何かをボクたちに振りかけてきた。
そして直後それまでボクをレイプしていた仔供たちが急に大人しくなり始め・・・そして・・・そしてボクの視界も真っ暗になっていった。

―――そして・・・???

「ココアさん。チャンネルを変えませんか?」

チノは一緒にテレビを見ているココアにそう提案をした。

だがココアは「えー」と不満の声をあげる。

「だってこの番組でこの街のことが出るって話なんだよ?」

今テレビに映し出されている番組は季節外れのオカルト番組であった。

なんでも都市伝説特集でこの街も紹介されるという話らしい。

「大丈夫だよチノちゃん。もし夜中にトイレに行きたくなったら私が一緒に行ってあげるから」

どこか目を輝かせている気がするココアに軽く身の危険を感じながらチノは「いえ、大丈夫ですから」とそっけない返事をする。

チノが不安なのは冒頭にあった「世にも奇妙なウサギの目撃例」というキャッチコピーであった。

「(………まさかおじいちゃんの事じゃないですよね?)」

チノの不安を余所にココアが「あ、ついにやるみたいだよ?」と肩を掴んではしゃぎだした。

「さあチノちゃん。覚悟を決めてお姉ちゃんと一緒に見ようね」

そう言いながら抱きついてくるココアであった。

内容はそれまで同様にごくありふれた構成で進行していった。

時折知った風景が出てはココアがはしゃぎ、それに対しチノが相槌を打つというもはや怪奇番組を見るノリではなかった。

そして……ついに問題の投稿映像のシーンとなった。

チノも既に「どうやらティッピーの事ではない」と胸を撫で下ろしており、ココアと共に番組を楽しんでいた。

―――だが
―――その問題の映像が映し出された瞬間。
―――二人の少女は息を飲み固まってしまうのであった。

テレビにはまるでムカデのような異形の姿をしたウサギらしき物体が映し出されていた。

投稿者のキャーキャーと叫ぶ喚き声に驚いたのかそれは凄まじいスピードで移動しはじめ、やがてカメラからその姿を消した。

だが二人は確かに見た。

その中心に有った見慣れた王冠を。

―エピローグ―

「よかった」

静まり返った夜の公園。

その一角の雑木林内。

普段なら街を闊歩するウサギたちのテリトリーとなる空間だがその日は違った。

その日はその場に似つかわしくない臭いを撒き散らしながら一人の少女がうっとりとした表情で、その手に収まる小さなモノを眺めていた。

「おかえりなさい」

少女はそう言うとそれを優しく包み込むように抱きしめた。

その光景を見ながら、その場に居たもう一人の少女はぺたんと地面に座り込んでしまう。

「ほら。―――ちゃん。―――が帰ってきてくれたわ」

少女は、恐怖に顔をひきつらせガタガタと震えるもう一人の少女に満面の笑みを浮かべながらゆっくりと近づいてゆく。

そしてその腕に抱きしめているモノを嬉しそうに座り込む少女の前に差し出す。

「ひ……」

少女はそれを目に再度ガクガクと震えだし、手足弱々しくばたつかせるも、その萎えた手足は少女をその場から逃がしてはくれなかった。

「ほら。―――。―――ちゃんよ?以前みたいに思いっきり甘えさせてもらいなさい」

それを押し付けられた瞬間。

少女は目を見開いたまま白目を剥いてしまった。

少女が気を失うのとほぼ同時に、それまでの生臭い臭気に包まれた空間に新たに尿の臭いが加わる。

「あらあら。しょうがないわね。」

少女はそう言いながら失禁に股を濡らし失神した少女の隣に座り込み、自身の膝の上にソレをゆっくりと乗せた。

少女を月明かりが照らした瞬間、その膝の上のモノの装身具の一部がわずかに鈍い光を見せるのであった。


~???END~

さて……今後どうしようか?

あと当初はこのネタはギャグエンド用に考えてたのになぜこうなった?

ロード状況を選択してください(4票先取)

1.>>835(5.あんこを放置してジュニアたちは逃げさる が追加)

2.>>841(再び2が選ばれたら2周目仕様になります)

3.変化球 ムカデウサギあんこの観察日記編♪(後戻りはもう出来ない♪)

4.提供するのはチャンス。求めるのは状況の設定。代償はあんこの記憶。

投票ありがとうございます。
明朝までこれ以上投票がない場合は3票ですが1を採用とします。

―追記―
仮に1が採用され更に選択肢2の塊りだすが選択された場合は
全く別展開にしますので841展開へは行きませんがご了承ください

カラスが掴んでいたのは最初か2度目の出産で生まれた、今ではあんこそっくりに成長した仔らの一羽であった。

掴まれた一羽はあんこパパ同様に特に抵抗するでもなく、カラスはそのまま空高く飛び去っていってしまった。

それをまるで他人事のように見送る残った六羽のジュニアたち。

そして彼らの一羽。

特にあんこを気に入っている様子を見せた……かつてあんこの右腕を噛み千切った一羽が呆然(?)としているあんこに近づき、その頭に王冠をちょこんと乗せるのであった。

その一連の様子を見ていた男は「ゲーム中止だ」とあんこたちに近づいてゆく。

そんな男にジュニアたちは………。


↓2はジュニアたちの行動を選択してください

1、あんこを連れ逃げ出す

2、あんこを守るように塊りだす

3、男に襲いかかる

4、男にあんこを差し出す

5、あんこを放置してジュニアたちは逃げさる

サササーーッ!!

男が近づいてくる気配を感じたのかジュニアたちは素早くあんこを取り囲む陣形を取る。

そのままあんこの両耳、両腕部、両足の計六箇所に各一羽ずつが噛み付いた。

そしてそのまま―――。

「なに!?」

ジュニアたちは男を背に猛ダッシュで駆け出したのだ。

あんこは地面に紅葉おろし状態で引きずっているにもかかわらず、それは凄まじいスピードであった。

みるみる内にジュニアたちは角を曲がってしまう。

はっとした男はすぐに近くに立てかけられていたプラスチック製のタライを手に駆け出す。

「すぐに反対側へ周りこまないと逃げられるぞ……」

大急ぎで門の前に移動する男。

見ればちょうどジュニアたちも門へと周りこんで来た所であった。

「逃がすかよ」

男はタライをジュニア立ち目掛けて振り下ろした――!!


↓1はタライの向きを選択してください。

1、タライ底でジュニアたちを殴打

2、タライ内に閉じ込めようと被せる


↓2のコンマ(一桁)で判定されます。

0~2、回避成功(被害0)

3~5、あんこの捕獲は失敗するもジュニアにヒット(ヒット数:偶数2羽 奇数3羽)

6~7、ジュニアの内数羽が身を挺して妨害(6:2羽 7羽:1羽)

8~9、一網打尽

ボコッ

男はタライ底をあんことジュニアたちめがけ勢いよく振り下ろした。

しかしタライ底に当たったのはウサギではなく地面であった。

ジュニアたちは男が振り下ろす寸前で急停止をし、タライが空ぶったのを確認すると男が体勢を立て直す前に再び素早く駆け出すのであった。

「くそっ」

男は門を通りぬけるジュニアたちめがけ再度タライを振り下ろす。

そしてそれは―――。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~2、回避成功(被害0)

3~5、足部を担当するジュニア2羽にヒット

6~7、耳を担当するジュニアにヒット(ヒット数 6:1羽 7:2羽)

8~9、一網打尽

ボコッ

再度振り下ろされるタライ。

しかしそれは再び空しく地面を叩きつけるだけであった。

「ぬがあああ」

そんな男に振り返ること無くジュニアたちはあんこを引きずりながら………ついに脱出に成功したのだ。

ジュニアたちはそのまま勢いよく駆けてゆく。

あんこの顔面を、腹部を盛大に地面に引きずりながら―――。

みるみる一団が小さくなってゆく。

それに対し男は―――。


男の行動を選択してください。(2票先取)

1、諦める

2、追跡する

――最終章?突入――

「………」

男はゆっくりと家の方へと足を向ける。

「よくもコケにしてくれたな」

そして捕獲用の道具と籠を手早く用意し、犬を二頭連れ再び外へと出る。

「ガキどもはダルマにしてから順に餌にしてやる」

男と門を出ると同時に二頭の犬が駆け出す。

「あんこの奴は………そうだな」


↓1&2は捕獲後のあんこの希望措置を書いてください。

一部訂正

↓1以降は捕獲後のあんこへの希望措置を記載してください。
いずれかを採用します(複数採用の場合あり)

―業務連絡―

最終章(?)概要
・泣いても笑ってもこれであんこの、男の運命が決まります(以降ロードはありません)

クリア条件
・基本的には前スレの脱走編と同じです。
あんこが甘兎庵へ逃げ込むor男が手を出せない状況で保護される→ハッピー?END
男or犬に捕まるor途中で死ぬ→バッドEND
どっちになろうがその後エピローグ(完)となります。


―重要?な問い―
ぶっちゃけこのスレ内で終るか分からない訳ですが場合によっては次スレってOKなんですかね?
それとも一定数まで行ったらもう強制的に結末決める展開で強引に〆るべきでしょうか?(その場合は950辺りでそういう選択肢か判定をだします)

とりあえず始動は明日以降となりますので>>876のアンケは引き続き募集します。
一応締め切りは890までとします。

「あんこの奴は……そうだな」

男があんこの今後を想像しながら口元を歪に歪ませていた頃。

犬たちは着実にジュニアたちとの距離を詰めていた。

このまま行けば程なく追いつくであろう。

「さて……俺も行くか」

男は犬に取り付けてあるGPSから位置を確認する。

ジュニアたちの向った方向は………。


↓1のコンマで判定されます。

奇数:甘兎庵の方角

偶数:甘兎庵とは別の方角

――痛い。痛い。痛いよ。
ボクは引きずられる度にアスファルトとの摩擦で擦られる顔と腹部への痛みに四苦八苦していた。
このままじゃボクの魅惑の甘いマスクと世の全ての美少女たちのためのもふもふなお腹が台無しになってしまう。

――コラッお前たち。
ボクは仔供たちを叱り付ける様に注意する。

――ボクのことはもっと丁寧に運ぶんだ。
――そう。御輿を担ぐように――

そのあんこの発言をジュニアたちは―――


↓1は選択してください。

1、ジュニアたちはあんこを無視し爆走を続ける。

2、ジュニアたちはあんこの言うことを聞き運搬法を変える

ガリガリガリ・・・

ジュニアたちはあんこの言うことを聞くつもりなど全く無いのか爆走を続ける。

――うう。なんて親不孝な仔たちなんだ・・・。
痛みを少しでも軽減しようと顔を何とかあげる。

――!!
そしてそのときボクの目に飛び込んできたもの。
それはあの男の飼っている二頭の犬であった。
二匹とも凄い形相で追いかけてきている。

――お、お前たち。早く逃げるんだ。
ボクが仔供たちに再度命令をしたその瞬間。
二頭の内、身体の大きい方の顔がボクの目の前に現われた――。


↓1のコンマ(一桁)で判定されます。

0~3、犬はあんこの頭を咥えこんだ

4~6、犬はそのままジュニアたちを蹴散らした。

7~9、ジュニアたちは更に加速した。

ガブッ!!

犬がその口を開いた直後あんこの視界は暗転する。

ゴギンッ!!

そして直後に強い衝撃がかかる。

あんこの頭部を咥えこんだ犬と、そんなあんこをお構い無しに引っ張り続けるジュニアたちによる綱引き状態となったのだ。

――痛いよ。痛いよ。痛いよ。

犬はあんこを殺さないように言われているため加減をしているようだが、今にもミチミチと音を立てそうであった。

だがどちらもあんこを放す気は無い。

そしてあんこにとっては不運なことに、もう一頭の犬も遅れて追いついてきてしまった。


↓1コンマ(一桁)であんこの状態が判定。

0~2、王冠と頭部が分離

3~7、ジュニアの一羽が犬に飛び掛る

8~9、あんこの首と身体が断裁分離


↓2のコンマでジュニアたちの状態が決定。

偶数:発情犬により蹴散らされる

奇数:飛び掛る寸前ジュニア数羽(1・3→2羽 5・7・9→3羽)が飛び掛り妨害

追いついた発情犬が勢いよくジュニアたちへと突っ込んでゆく。

それによりジュニアたちは蹴散らされたかに思えたが、ジュニアたちの何羽かはあんこに噛み付いたままであった。

―――だが

ブチュッ

何か嫌な音が聞こえた。

そしてその音と同時にあんこの四肢に噛みついたままのジュニアたちが駆け去ってゆく。

それを確認し発情犬はその後を追撃する。

ジュニアたちを捕獲するのも時間の問題であろう。

残された大型犬は足元に転がる耳を齧っていた二羽をその前足で踏みつけ主人の到着を待った。

口を血で汚し、たった今引き抜かれたあんこの背骨の一部をブラブラと垂らしながら―――。

――あれ?なんだろう?
ボクは急に身体が軽くなるのを感じた。

タッタッタッタッタッ―――

――それに外から犬が駆けていく音が聞こえる。
そうか・・・きっと仔供たちがボクを救いだしたんだ。

――でもじゃあなんで目の前が暗いままなんだ?
それ・・・に・・・なん・・・か・・・やたら・・・

――あれ・・・ボク・・・て・・・あし・・・かんかく・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・


「屑がゴミ一匹満足に捕まえられないのか?」

しばらくして男が到着する。

そしてそれとほぼ同時に発情犬もあんこの胴体と、それに釣られた状態のジュニアたちを持ち帰ってきた。

「………」
「屑がゴミ一匹満足に捕まえられないのか?」

男はしばらく二頭を見てからそう吐き捨てるように言った。

褒められる事を期待していたためか犬たちはどこかしゅんとした態度となってしまう。

「まあいい」

そう言いながら男はジュニアたちを籠の中へと放り込み、あんこを回収する。

「さあ。帰るぞ」

それだけ言うと男と犬たちはその場を後にする。

地面に甘兎庵の方角へ伸びるはずだった血の線を残して。

エピローグ・惨~ジュニアたち~


男はあの後、六羽のジュニアたちに罰を与えた。

まず1号2号は生きたまま犬たちに玩具として与えられた。

あんこの様に無表情で無感情のように思われたジュニアたちも、流石に生命の危機を感じたのか室内を必死に逃げ回ったがやがて追い詰められ、
そしてそのまま生きながら貪り食われるのであった。

4~6号は今では四肢を切断され順次に蛇の餌となるのを待つ身である。

今も失禁しながら目の前でゆっくりと飲み込まれてゆく3号の最後の姿を目に焼き付けている所であった。

男がジュニアたちの収容されている、小さなジュニアたちですら身動きの取れないほどの小さな籠の傍に来た際、必死にその顔を男の方へと向け「助けて」と懇願してくるが男は情けなどかけなかった。

蛇は今捕食したことで当分は食う必要はないであろうが、男は籠から一羽を取り出し蛇のいる室内へと放り込むのであった。

「精々恐怖しろ」

投げ捨てられたジュニアは恐怖で固まってしまったのか、まるで微動だにせず、ただただ蛇が自分に気付かない事を願っているようであった―――。

エピローグ・散~ココアとあんこ~


ココアはあれからも諦めずにずっとあんこを探していた。

「あんこさえ取り戻せればきっと千夜ちゃんもシャロちゃんも元に戻ってくれる」……そう信じて。

だが、その日……ついにココアの心も折れてしまった。

「何か手がかりは?あんこはまだ生きているのだろうか?」そう願いながら例のサイトを開いたココアの目に飛び込んできたモノ―――。

それは「看板うさぎちゃん死亡のお知らせ」という告知。

そして「その最後の勇姿をご覧あれ」とある動画であった。

嫌な予感を感じつつもココアは恐る恐るその動画を再生する。

だが……彼女は直後にその事を後悔することとなった。

そこに映し出されたのは、まるでぬいぐるみの様に紅いマントで着飾られた小さな黒いウサギであった。

そのウサギは紅茶用のソーサーの上にちょこんと座らせられていた。

ただし、その姿は本来頭があるべき場所に頭は無く、代わりに卸したてと思われるマントとは対照的な薄汚れた王冠が乗せられており酷く不気味な風貌となっていた。

………そしてそのウサギが……その小さな身体で大事そうに抱え込んでいるモノ……それこそがこのウサギの頭部であった。

その顔は無表情なまま目を見開き焦点の定まらない視線をカメラへと向けており、首から下には脊髄と思われる骨がだらりと垂れていた。

「……っひ」

その姿を見た瞬間ココアは思わず小さな悲鳴をあげてしまう。

その顔は確かにあんこであり、頭の代わりに据え置かれている王冠もあんこのトレードマークの物で間違いなかった。

「そ……そんな……」

希望を打ち砕かれ絶望するココアであったが、動画はそんな彼女に更なる追打ちをかけてゆく。

気付けばそれまで無音と思われた動画から、スピーカーからはわずかに不快な音が漏れていた。

それはまるで生ごみに蝿が集るような音であった。

そしてその音と連動するように次第に画面に映るあんこであったモノの周りを飛び回る小さな虫の数は増していった。

更によく見ればあんこの身体には小さな白い虫が無数に這いまわっており、ソーサーやマントも最初の頃に比べ薄汚れ始めていた。

どうやらこれは静止画ではなく、その状態の変化が早送りで映し出されているものであったようだ。

その黒い毛並みも徐々にボロボロと所々禿げてゆき、最初から失かった右腕の断面部分からは何やら液状化した物が垂れだしていた。

程なく抱え込んでいた頭部がゴロリと転がり、その拍子に片目がボロっとこぼれ落ちた。

ココアはその拍子に今できた頭部の空洞内で蠢く白い塊りを見てしまい思わず嘔吐してしまう。

やがてあんこは座る体勢を維持出来なくなり、ごちゃりと倒れこむ。

その際に王冠は外れ、あんこの姿勢を保ち王冠を固定するために背骨の代わりに体内に突き立てられていた小洒落た銀色のスプーンが露になる。

今度はスプーンが顔の奇怪な妖怪となるあんこ。

だがもう既にソーサーも薄茶色の粘着質な液体で汚れ、その身体もウサギのものかどうか判別などつかなかった。

やがて映像は無数のハエと蛆、そしてそれらの奏でる耳障りな音に満たされた所で、所々腐りただれたあんこの生首がアップで映り、そのままブツリと途切れるのであった。

「あっあうう。あああああああっ!!」

直後ココアは普段の彼女からは想像も出来ないような叫び声をあげる。

「どうしたんですか?ココアさん!!」

チノが何事かと慌てて駆け込んでくるが、ココアはチノの方を向こうともせずにただ呆けた人形の様な表情で正面を見つめるだけであった。

エピローグ~男~


男は眼前で繰り広げられるウサギたちの営みを眺めていた。

あの時点ではまだ赤子だった残り二羽のジュニアたちも今では立派に成長し、今日も元気に「みつ」を嬲り者にしているのである。

どちらもあんこそっくりに成長し、性欲旺盛な所も父親そっくりであった。

「さて……どっちにやろうか?」

男の掌にはあんこの王冠があった。

ゴミと化したあんこの遺体を処分した際にこれだけは何かに使えぬかと残しておいたのだ。

あんこの故郷、甘兎庵の在る街ではある日を境に毎日のようにウサギの虐殺死体が発見されており、今ではニュースで取り上げられるほどになっていた。

「あの甘兎庵の娘か」

男は偶然その犯行現場を目撃したことがあったが、その時そこに居た少女は間違いなくあの甘兎庵の娘であった。

「まあどうでもいいが」

視線をジュニアたちへと戻し「そろそろ「みつ」を戻してやるか」と近づいた時に男は違和感を感じた。

「みつ」が全く動いていないのである。

「む?」

「みつ」をジュニアたちから取り上げ確認をする。

「……ついに死んだか」

たった今まで「みつ」を犯していた二羽を出産した直後から「みつ」は体調を崩していた。

そしてその後も回復せずに、そのままこの二羽の玩具にさせていたのだが、ついに彼女も天に召された様だ。

男は視線を足元のジュニアたちへ移すが、そんなことお構い無しに「返せ」と言わんばかりにこちらへ無言の非難の視線を送っていた。

「………ほれ」

男が「みつ」をドサリを投げ捨てるとジュニアたちは再び「みつ」に対しマウンティングを始めるのであった。

いずれかを採用します(複数採用あり)

採用なし

ファッ

エピローグ~千夜と・・・~

「うふふ」

その日も少女は嬉々として目に付くオスウサギを解体していた。

あんこがいなくなったのも。

最近はシャロちゃんだけでなくココアちゃんの様子もおかしい。

きっと全部この節操無しなウサギさんたちが悪いに決まってる。

そう思った少女はかつてあんこと共によく遊んだ公園で今日もまた惨劇を繰り広げようとしていた。

「あら?」

そんな少女の目に二羽のウサギが飛び込んでくる。

「そんな……まさか……」

二羽はトコトコとゆっくり少女へと近づいてくる。

そして少女の足元でピタリと立ち止まり少女を見上げる。

「……う……そ……あんこ?あんこなの?」

そこにはあんこそっくりな二羽のウサギが居た。

そう、この二羽は今ではあんこと見分けがつかぬ程に成長したジュニアたちであった。

少女は……千夜は……しゃがみこみ手を差し出す。

二羽とも千夜とは初対面とは思えぬほど懐いて見せた。

「やっぱりあんこなのね。」

千夜はあんこジュニアを優しく抱き上げ。

「ううっ」
「もう。今までドコに行っていたの?心配したのよ。」

あんこジュニアを強く抱きしめ泣きじゃくりながら何度も何度も「よかった」「お帰りなさい」と言うのであった。

「でも……本当によかった……さあ……甘兎庵へ、お家へ帰りましょう?」

千夜はそう言いながらゆっくりと立ち上がり、くるりと来た方向へと向き直り歩き出す。

「きっとシャロちゃんもココアちゃんもティッピーも喜んでくれるわ。」

腕の中のあんこの温もりを感じかつての優しい笑顔を取り戻した千夜。

………だが

「ところで貴方は一体何のつもりでついてきてるのかしら?」

自分の足元にピタリとくっ付いてくるもう一羽のウサギ。

「せっかくあんこが帰ってきてくれたから見逃してあげようと思ったのに………」

千夜の腕の中のウサギへ向けられる視線や言葉とは真逆のモノを浴びせられるも、ジュニアは千夜の足元から離れず見上げ続ける。

「でも、そういえば貴方……」

そういうと千夜はピタリと足を止め

「あんこと一緒だったけど……まさかあんこに酷い事をしたんじゃ?」

そう言うが早いか千夜の足元に真っ赤な花が咲いた。

「ごめんね。あんこ。さあ早く帰りましょうね………もうドコにも行っちゃダメよ?」

「……酷いな」

少女が立ち去ったのを確認して、男は物陰から姿を現す。

そしてたった今、少女が作った血だまりから何かを拾いあげる。

それは真っ赤に染まった花の冠であった。

少女の持ち帰ったジュニアと足元に転がるジュニアの違い。

それは片方は父親の形見である王冠を、もう片方は男がその辺の白い花で作った冠を身に着けてたかであった………。

男は一度少女の立ち去った方角へ視線を向けた後に、花の冠をいじりながら「今度甘兎庵へ行ってみるか」と考えながらその場を後にするのであった。

翌日

千夜は満面の笑顔で皆を甘兎庵へと呼び、あんこが帰還した旨を伝えた。

事情を知らないチノとリゼはそれを喜んだが、シャロとココアの様子は常におかしかった。

「それであんこは千夜さんのお部屋にいるんですか?」

チノが逃げようとするティッピーを抱えながら質問をする。

「ええ。なんだか相当疲れてるみたいで、まだお店に復帰出来るのは大分先になりそうなの」

「そうなんですか。所でティッピーが少し怯えているので……その」

本来ならあんこが帰ってきたお祝いなのだから好きにさせてあげたい気もしたが、ティッピーはおじいちゃんは本気で嫌がっており甘兎庵へ行くことを拒否した。

しかし「しっかり抑えつける」という条件をつけることで何とか同席を承諾して貰ったのである。

「(おじいちゃん。)」

「(わかったわい……)」

そうこうしている間に千夜の部屋の前に到着する一同。

「それじゃ開けるわね」

千夜がそう言いながら扉を開ける。

「!?なんだこの臭いは?」

千夜の部屋が開け放たれた瞬間に漂ってきた異臭にリゼが顔をしかめる。

「なんだか生臭いです」

チノもティッピーを抱きしめながら同様に顔をしかめていた。

「うふふ。さあ入って」

千夜が明かりをつけた瞬間

「「いやあああああああああああ」」

ココアとシャロがほぼ同時に絶叫をあげた。

「ど、どうしたんだ?二人とも」

慌ててリゼが二人に駆け寄るが二人ともガタガタと震えるだけであった。

そして

「あ、あ、ああああああああ」

二人に続きチノまでも上ずった悲鳴にならない悲鳴をあげ始める。

その隣ではティッピーも震えていた。

リゼは何事かと思い室内へ目を向け………そして絶句した。

「どうしたの皆?」

そう頭に?を浮かべながら笑顔を向ける千夜の奥には………

店内に置かれている、あんこ用のお立ち台の上に………

四肢を切り落され、首吊り寸前の絶妙な長さで調節されたヒモを首に巻かれたあんこが………ちょこんと鎮座しているのであった。

「ふふ。これでもうどこかへ勝手に行ったり出来ないでしょ?」

千夜は呆然とする、半狂乱で取り乱す、皆のことなど気にもせず、あんこの傍へと移動し、その頭を優しく撫でるのであった。


~騙夢END~

終わりは案外呆気なく来るものですね。
前言どおりロードは無いので、あんこ死亡ENDとなります。

最後のほうまで行ければ発狂してる千夜によるジェノサイドタイムなども展開される予定だったのですが
まあそれはいずれ別の機会があれば………。

ここまでお付き合いくださった皆様へ。
ありがとうございました。
あんこは俺たちの中にいるんだ。

>>905
あくまで捕獲できた場合ですので。
捕まえる過程で死なれちゃったんで無しです。

あと依頼出す前に
とりあえず各種イベント&ENDリストまとめたのを

その頃:>>51>>84>>159>>207>>255(番外)>>307>>339(番外)>>415>>444

そして>>130>>175>>271>>478>>520>>570>>600>>612>>712

バッドEND>>125>>173>>217>>269>>296>>317>>338>>344>>477>>545>>559>>568>>660>>677>>725>>772>>784>>811>>820

特殊END>>505>>517>>845

エピローグ>>509>>853

完結章>>875


ご意見・ご感想・苦情をお待ちしております。



ちなみに次回はあんこでリアル鬼ごっこネタでもやろうかとか考えています。

濃厚なワイルドギースとの堀り合いみたいな

>>917
………参考資料として炎○留でも掘り起こしてきますかね

>>916で書こうと思ってたらあんこがメインでなくワイルドギースがメインになったので………


看板うさぎのあんこさん
今も尚レイパーなあんこさん
もう終ったとお思いですか?

まだ終ってません。

あんこオナホール第三ラウンドはじめます。



その際に希望される方向性をHTML化されるまでの間
募集します。
皆様の愛があんこを救います。

主演
あんこ 千夜 チノ

早ければ明日あたりから
あんこナホール3
始動させます


私たちは、レイパーのいない平和なごちうさ世界を目指します!


主演
あんこ 千夜 チノ 

ゲスト
???

ああ
言い忘れてましたが

1で正道
2で変化球
3でファンタジーになるなんてよくあることです。

こんな仕打ちをしたら死ぬだろwww
なことも解禁です。

皆様のあんこへの愛が穢れたあんこを浄化します。

そんなわけで第三弾はじめます。

全国のあんこ好きは元気一杯あんこを可愛がってください。

あんこなホールⅢ始まります。

会場は↓
チノ「あんこ、皆さん…覚悟してください」【ごちうさ×すずマギ】【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423450381/)

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