【安価】奴隷少女「よ、よろしくおねがいしましゅ……」俺(かわいい) (361)

ss書くの初めてなんでお手柔らかにお願いします

俺「商人、こいつをもらおうか」

少女「ひっ……!」オドオド

商人「おっ旦那御目が高ぇ。そいつは今朝仕入れたばかりの奴隷ですぜ」ニヤニヤ

俺「ほーんいくらで?」

商人「金貨で50枚ほどですかね」

俺「無理だな(確信)」

商人「じゃあ、特別サービスで、次もまた奴隷を買っていただけるなら金貨25枚にしましょう」

俺(どうしよう。まぁ、だいぶ安くなったし万々歳だわな)

俺「じゃあその値段で頼むよ」

商人「本当ですか、いやーありがとうございます旦那ぁ! おら、さっさ行け!」ドン

少女「はい……」

俺「じゃあ、とりあえず俺の家に戻ろう」アセアセ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456143019

俺(とりあえず家まで連れてきたけど、このあとどうしよう)

少女「……どうしたんですか?」クビカシゲ

俺「アッあぁいやなんでもないよ」

俺(ダメだ、俺にはどうすればいいかわからない……ここは>>4

ご飯を一緒に食べよう

俺(とりあえず、今はご飯を食べよう)

俺「お腹すいたから、まずは何か食べようか。料理はできる?」

少女「ごめんなさい、できなぃ、です……」グスッ

俺「わわわ、泣かないで! じゃあ俺が教えるから一緒に作ろう!」ニコッ

少女「は、はい!」パァァ


俺「美味しかったね」ニコニコ

少女「えっと、その……今まで食べたことがないくらい、美味しかった、でしゅ。じゃなくて、えっと」カァァァ

俺(やべぇ! 超かわいい……)

少女「次はどうしますか?」

俺「次は――>>8だな」

服を着せる

俺「服を買おう。いつまでもボロ切れみたいなのじゃあんまりだし。一緒に買い物行こう!」テヲサシノベテ

少女「ぇ、でも、わたしのためにそんなこと……」サッ

ソファー「嬢ちゃん、俺の後ろに隠れな」キリッ

俺「少女ちゃんそんなこと言わないでーっ」ギューッ

少女「はわっ! はわああああぁぁ!? は、離してくださいっ!」ドタバタ

俺「よしよし、もう怖がらなくていいんだよ」ナデナデ

少女「ぁ……ふぁ……」トロン

俺(かわいい)

ソファー(かわいい)


俺「よし、じゃあ行こう」

少女「はいっ!」

俺「どんな服にしよう?」

1、パンツルック
2、ワンピース
3、メイド服
4、スク水

ごめん安価指定忘れてた
>>14

俺(そんなわけで少女ちゃんと買い物に来た)

少女「お、俺さん、絶対離れちゃだめですからね!?」オドオド

俺(少女ちゃんは人の多さに慣れないのか俺の服の裾を掴んだまま歩いている)

俺(かわいい)

少女「それで、どんな服にするんですか?」

俺「これとかどうかな」ワンピース

少女「すっごくかわいいです! し、試着してみてもいいんですか……?」ウワメヅカイ

俺(グハッッ)

俺「いいよ」サムズアップ

俺(こんなん惚れるわ)


少女「ど、どうですか?」フワサッ

俺「――……きれいだ……いやかわいい? 違う、どちらも絶妙に融合している……」ポケー

俺「うん。すっごく綺麗だ、少女ちゃん」ナデナデ

少女「あっ、もぉ……わたしが満足するまで、撫でてくれないと嫌でしゅ、じゃなくて、嫌です、からね……」

俺「はいはい」ニコニコ

少女「でも、こんな高そうなの、いいんですか……? わたし、何も男さんの役に立ててなんかいないのに」

俺「そうだなぁ――」

俺(なんて言おうか。だめだ、俺の貧相な語彙では思い浮かばない。>>17俺に力を貸してくれ)

こんな感じか
あっごめんなさい安価ミス多くて>>23

踏み台

後、わざとかもしれないけどsageとsaga間違えて無い?
わざと下げるならいいけどsagaとsagaは別物だよ

役に立つとか、そんなの気にしなくていいよ。
俺は少女ちゃんにもっとかわいくなってほしいから

>>22 今しがたss作者向けのwiki読んできた、至らないところがあって申し訳ない。こうかね
悪いとこはどんどん指摘してってくれると嬉しい

俺「役に立つとか、そんなの気にしなくていいよ。
俺は少女ちゃんにもっとかわいくなってほしいから」

少女「――――……ッッッ///!?」ポカポカ

俺「わわ、なんで叩くの!?」

少女「あたま、撫でて、くだしゃい」ズイッ

俺「う、うん」ナデナデ

少女「そういうこと言ってもらったの、生まれて初めて、なので……あの、うまくいえないんですけど、嬉しくて、その」ポロポロ

俺(赤くなったり、泣いたり。表情がコロコロと変わる少女ちゃんは、死ぬほどかわいい)

少女「あの、ほんとに、ありがとうございましゅ……」

俺(噛んだことにも気づかないくらい、嬉しいのだろうか)

俺「どういたしまして。それじゃあ次はどうしようか? ↓3の力を借りるッ」

1、帰宅する
2、もう少し買い物をする
3、おっとそこに怪しげなホテルが

↓2でいいんじゃない?
後少女ちゃんは何歳くらいの設定?

>>28正直そこまで深く考えてなかった。雰囲気的には10~12歳くらいだけどそれ以上でも以下にも見えるようには書くよ 
各々が考えるオンリーワンの少女ちゃんってことで

俺「よし、もう少し買い物をしよう」

少女「はいっ!」

俺(やべぇ少女ちゃんが自分からくっついてきている……だと……ふにっとした柔らかい感覚とちょうど良く頭を撫でられるベストポジションに腕を絡めてきているっ――かわいい。とにかくかわいい。一番の買い物は少女ちゃんだったかもしれないと思うまである)

少女「~♪」フンフン

俺(鼻歌を歌いながら街を歩く少女ちゃんはすごくかわいい」

少女「かっ、かわ……っ!?」カァァ

俺「あっ、口に出てた?」

少女「えっと、そのぅ……はい」

俺「ご、ごめん! でもほんとにすごくかわいいと思う(迫真)」グイッ

少女「ぁ、は、はひっ//」

俺(少女ちゃんの顔は、まるでトマトのように真っ赤になった)

俺(照れ屋なところもかわいい)

少女「あっ、男さん! あれ、あのお店!」

俺「どれどれ?」

↓2 どんなお店?

少女「ぬいぐるみ屋さんですよ! 男さん!」パァァ

少女「どうですか、行きませんか?」ウズウズ

俺(もうだめだぁ……かわいすぎるんだぁ……)

少女「だめ、ですか?」ウワメヅカイ

俺「アッウンイイヨ、行コッカ(怒涛の表情ラッシュ! 男の急所に当たったッ!)」

少女「やったぁ!」パァァ

俺「へぇー随分とかわいいぬいぐるみが多いんだなぁ。始めて来たけど退屈しなさそうだ」キョロキョロ

少女「男さんっ!! いぬさんのぬいぐるみとねこさんのぬいぐるみどっちがいいですかっ!!」

俺「うさぎ」

うさぎのぬいぐるみ「ファッ!?」

店主「は?(威圧)」


俺「うーん……いぬとねこだっけ? 欲しいならどっちも買ってあげるよ」

うさぎのぬいぐるみ「なん……だと……」

少女「ほんとですか!? やったぁ!! 男さんだーいすきっ!!」ギュウ

俺「おー、俺も大好きだよ」デレデレ

店主「ありがとうございましたー」

少女「男さんありがとう!」ニコニコ

俺「どういたしまして。さて、どうしようか? ↓2」

1、そろそろ夜も遅いし帰宅する
2、もう少しだけ見てまわろうか
3、あそこに怪しげなホテルが
4、その他(希望をどうぞ)

俺「そろそろ夜も遅いし帰ろうか」

俺(試しに少女ちゃんの手を握ってみよう)ギュッ

少女「ぁ……ぁ、あああ、あ゛あ゛あ、夜……怖い……暗い……嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だっ!!」チバシッタメ

俺(少女ちゃんは俺の手を振り払うと、一目散に俺の元から逃げ出した)

少女「わたしは……奴隷……男はみんな、みんな、敵……っ!!」

俺(理由は、わかる。夜に奉仕させられていたのであろう女性は、極端に夜を恐れたり、夜になると魂が抜けたかのようになる)

俺「待てっ!! 待つんだ少女ちゃんっ!!」ガシッ

少女「離してっ!! 離せ離せ離せ離せ!!」ウデブンブン

俺「絶対に離さないよ!!」ギュウ

少女「ぁ……あぁ……」

俺「……」ギュッ


少女「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい……」ポロポロ

俺(涙をこぼしながら、うわごとのように焦点の定まらない目で謝罪する少女ちゃんをただ抱きしめる)

俺(すごくか細く思える。……寝てしまっている、とりあえずおんぶして家に連れて行かなきゃ)


俺「家についたよ、少女ちゃん」カタポンポン

少女「ふぁ……男さん……」

俺「ほら、これから↓2するから」

1、改めて少女ちゃんの歓迎会
2、お風呂
3、ベッドへ

少女ちゃんは処女なのかどうなのか教えてくれよなー
処女か非処女かで見る目が全く変わってくる

俺「改めて少女ちゃんの歓迎会するからさ」

少女「えっ、でも、わたし、本当に何もしてないのに――それどころか、迷惑かけてばっかりなのに」オロオロ

俺「俺がしたいんだ。この家に来てくれてありがとう、少女ちゃん」アタマナデナデ

少女「あっ……もぉ、頭撫でるのはずるいですよーだ」ベーッ

俺(かわいい)

少女「せめてご飯の手伝いくらいさせてください!」

俺(エプロンも買えば良かったかな?)

俺「じゃあ、料理と並行してお茶の入れ方も教えるね」ニコニコ

少女「あっ……でも、よくよく考えると、髪が邪魔です……ごめんなさい、切ってなくて」

俺(奴隷は髪を洗えることはあっても切ってもらえることはない)

俺「うーん、どうしようか――そうだ、↓1しよう!」

1、ポニーテール
2、ツインテール
3、サイドポニー
4、俺が切る!

(安価に関係なしで)
>>47一応処女、他のもう少し年齢が上の奴隷が朝から奉仕するのを見てしまったのと、以前いた廊でたくさんの女性が腰を降ってるのを見ててそういう知識はあるって感じかな

ん? 男? 童貞だよ(清々しい笑み)

ちなみにスレ主は例のDMMの奴隷生活シルヴィちゃんかわわゲームは知ってるの?

俺「サイドポニーにしよう!」

少女「さいど、ぽにー?」クビカシゲ

俺(そっか。わからないよな)

俺「えーとね、こうして……こうしてっと。ほら、鏡、見てみ?」カガミユビサシ

少女「これが……わたし……男さんの、わたし……汚れた、わたし」ポロッ

俺(まずい、発作が出るかも)

俺「汚れてなんかないさ。もし少女ちゃんが自分のこと汚れてるって思うなら、俺が塗りつぶしてあげる! ……なーんつって、臭かったか」テレッ

俺(鏡を見ている少女ちゃんを、後ろからあすなろ抱きのような感じで抱きしめる)

少女「ぁ、あの、男さん……ありがとう、ございます……」ポロポロ

少女「わたし、男さんに買われて良かったです。こんなに幸せなの、夢なんじゃないかって……」

少女「えへへ。男さん、だーいすき」ニコッ

俺(かわいい)

俺「さ、気を取り直してご飯作ろう」


少女「お味は、どうですか……?」ウワメヅカイ

俺(素直に驚いた。俺は肉類を調理して、その間少女ちゃんには野菜などを切ってもらってもらい、あとはお茶を入れてもらったのだけど)

俺(すごく、おいしい)

俺「あぁ、すっごく美味しい。良くできたね」ニコッ

少女「――はいっ!」パァァ


少女「それで、その――男さん。実は、大事な話があるんです」

俺「俺でよければ力になるよ」

少女「わたし、実は、 ↓2 なんです」

1、今も奴隷の姉がいる
2、今も奴隷の妹がいる
3、一緒にお風呂にはいりたい
4、濡れてる

>>51知ってるよー
元々ダークなファンタジーものが好きで、その中で知った。んで奴隷少女っていいなぁって思ってね

少女「今も奴隷の姉がいるんです」

俺(少女ちゃんは重い口調で語った。姉は幼かった少女ちゃんを守ろうとして奴隷になったということ、
年齢は少女ちゃんと少しだけ離れているということ、
今は俺が奴隷を買った商人のところにいるということ)

少女「それで! その、わたしを買った時に、次の奴隷を絶対に買う代わりにわたしが半額になるって言ってたから、その次に買う奴隷としてお姉ちゃんを助けてほしいな、って……」

俺「そうだな――↓2」

1、だめだ、これ以上は養えない
2、わかった、助けるよ
3、そんなことよりお風呂に入ろう

(今考えたら二人ともお風呂入ってなくて汚いんでこうさせてもらいます、すいませんでしたぁ!)

俺「わかった、助けるよ」キリッ

少女「ほんとですか!? ありがとうございます……!」ペコリッ

俺「うん、明日の朝すぐにお姉ちゃんも買いに行くよ。とりあえず今は↓2しよう」

1、順番にひとりずつお風呂に入る
2、一緒にお風呂に入る

俺「一緒にお風呂に入ろう」

少女「……っ///」テレッ

俺「や、やっぱりだめかな? ごめんな、やっぱり俺とは嫌だよな」シュン

少女「い、いいですよ……一緒に、入りましょ?」ニコッ

俺(照れながらの微笑みかわいい)

俺「――おう!」

少女(はわわ! 勢いだけどあんな恥ずかしいこと言っちゃったよぅ……どうしよ……水着なんか持ってないし)カァァ

俺「少女ちゃーんまだー?」

少女「い、今行きます!」

俺「しょ、少女ちゃんっ!? どうしたのその↓2の格好!?」

1、全裸にタオル巻き
2、下着だけつけたまま
3、そうだ、以前の奴隷の水着があるから貸そうか?

お前ら仲良すぎ惚れる 
あと俺なのに少女ちゃんが男さんって呼んでるけど許してください終わったら番外編かアフターストーリーか書きますので!

俺「全裸にタオル巻き……そして恥じらう少女ちゃんの姿っ」

俺(そして膨らみかけの胸っ、抜群とまではいかなくとも可能性を感じさせるスタイル)

俺「え、えっと、すごくかわいいと思うよ」グッ

少女「……!! 男さん、ぇっちぃです……」

俺(自分の体を抱きしめつつ顔を赤らめてのぇっちぃですいただきました)

俺「んーでもお湯がなぁ……」

少女「やっぱり脱がないとだめですか……?」ウワメヅカイ

少女「でも、わたし、体はあんまり見せたくなくて……でも、男さんが脱げっていうなら、わたしは――」

俺「そうだな、↓1だ」

1、脱げ
2、脱がなくていい
3、いいから俺の膝の上に来いよ

申し訳ないけど朝早いから一旦寝る
とりあえず夜の九時くらいからまた始めると思うのでそれまでサヨナラ!

おっす、それじゃあやっていきます

俺「脱がなくていいよ、一緒に入れるだけで俺は嬉しいから」ニコッ

少女「はい……えっと、その、ごめんなさい」

俺「別に謝ることなんかないよ」

俺(奴隷の烙印か何かが背中に押されていて、それを見られたくないという奴隷は多い。そして、少女ちゃんもそうだったというだけだ)

少女「あの、結構がっしりされてるんですね」

俺「自衛も兼ねて、まぁ一応はね」

少女「素敵だと、思います」テレテレ

俺「これからは俺がきみを守るんだから、もうちょっと鍛えないと、かな? なんつってー」

少女「もぉ……あなたはずるいです。――あの、ぶしつけだとはわかっています。その上で、お願いがあるんですけど」

俺「どうしたの?」

少女「↓2してください」

1、抱きしめて
2、耳かき
3、抱いて

少女「抱きしめて、ください。やっぱり怖いんです。男さんのことも、心ではわかっていても、体が拒んでしまう」

少女「だから、そんな気も起きなくなるくらい、ぎゅってしてください」

俺「うん」ニコッ

俺(抱きしめた少女ちゃんは、少しでも力を込めれば折れてしまいそうだった)

少女「えっと、ありがとう、ございます。お礼、です」チュッ

俺「!?」

俺(頬に、キス……)

少女「あの、お姉ちゃんのことも、よろしくおねがいしましゅ、じゃなくて、その」アワアワ

俺「やっぱり少女ちゃんはかわいいなぁ」クスクス

少女「もう。からかわれるのは嫌いです」

俺「嘘なんかじゃないのに」

少女「またそうやって、あなたは……ぶー」ホオフクラマシ

俺「さて、そろそろ湯冷めしそうだしあがろうか」

少女「はいっ!」


俺「さて、そろそろ↓2してもらおうかな?」

1、あったかくてふかふかのベッドで添い寝
2、少女ちゃんにベッドで眠ってもらって俺はソファーで寝る
3、奴隷の夜のおつとめ

俺「んじゃ、俺と一緒に寝よっか。ほら、こっちこっち」

少女「えっ、寝る、って……(そういうことなんだよね、やっぱり)」

俺「(フォォ良い匂い、そして柔らかい)んじゃおやすみ」ファァ

少女「えっ」

俺「えっ」

ベッド『えっ』

少女「え、だって、寝る……って……」

俺「ん、いやもう眠いし寝ようかと」

少女「そ、その、ぇっちぃことは……」

俺「ど、童貞とかじゃないし!! おやすみ!!」

少女「顔真っ赤……えっ、もしかしてほんとにシたことないの?」

俺「あのさ、その……抱きしめながら寝ていい?」

少女「いいですよ……ぎゅってしてください。ぁ、ふぁ……ご主人様の匂いがします」クンクン

俺「あっ、かがないで、くすぐったいよ」

少女「あの。わたしいま、すっごく幸せです。ありがとうございます、男さん」

俺「……うん。明日からは、お姉ちゃんも一緒だ」


俺「朝か……あれ、ベッドに少女ちゃんがいない」

少女「おはようございます男さんっ!」ニコッ

俺「どうしたの少女ちゃん、そんなに早起きして」

少女「はいっ! ↓1してみました!」

1、朝ご飯を作ってみた
2、裸エプロン

少女「はいっ! 昨日教えてもらった分だけ、朝ご飯を作ってみましたっ!」

俺「あ、うん。ありがとう」

少女「いえいえ。元々これくらいしなくちゃいけないことですから」

俺(メイド服だ。誰か今すぐメイド服を持ってくるんだ)

俺「少女ちゃんは一緒に食べないの? 傍で見てるだけなんてだめだよ」

少女「あっ、でも、その、わたしは奴隷ですし、男さんより先にご飯は……」

俺「命令。俺と一緒に食べる」

少女「……もぉ、そういうところがずるいんですからね」

俺「いいよずるくても。少女ちゃんと俺はもう家族だし」

少女「そ、そんなことっ///」カアア

俺「?」

俺「さて、お姉さんを助けに行こう」

少女「はいっ!!」

俺「見た目とか雰囲気を教えてくれると嬉しいかな」

少女「えー……っと、↓2みたいな雰囲気だったと思います!」

↓2 どんな雰囲気?

少女「気の強そうな感じです! あ、でも、根はすごく優しいんですよ!」

俺「わかった。よし行こうか」

商人「おっ、旦那じゃないですか。今回はどのようなご要件で?」ニヤニヤ

少女「……」ガタガタ

俺「怖がらなくていいよ、俺が付いてる」ボソッ

少女「は、はい」

俺「この子の姉も確かあんたのところにいるんだろ? この子を半額で売ってもらったし、姉も買おうと思ってな」

商人「なるほど、そういうことでしたか。……おい、連れてこい!」

少女姉「……少女、あんた」

俺「商人、こいつはいくらだ?」

商人「そうですねぇ……金貨50の定価に、東のほうから手に入れました香水をつけさせていただきますよ」

俺「わかった。じゃあ、早速もらっていくぜ」

商人「良かったなァ、姉妹ともどもかわいがってもらえて! ハッハッハッ!」

少女姉「くそっ……」

俺「それじゃあ、まずは街でこの子の身の回りのものを揃えよう」

少女「はいっ!」

少女姉「なによ! いちいちあんたみたいなクソ野郎に指示されないといけないわけ!? 少女に手を出すんならタダじゃおかないからね!」

俺「まぁそりゃそうなるよねぇ」

少女「……ぁ、あの、お姉ちゃん」

少女姉「何?」

少女「この人、すっごくいい人だから……見て、私のワンピース。これもこの人が買ってくれたんだよっ」

俺(ワンピースを見せつけるためにくるりとその場で一回転する少女ちゃん。かわいい)

少女姉「えっ……?」

俺「お姉ちゃんも、何か洋服に希望はある?」

少女姉「う、ううん」

俺(驚いているのか、まだ俺を疑っているのか。まぁ疑われないわけがないのだけど。
 さて――少女姉には何を着せよう? うーん、ここは↓1の力を借りるか)

1、少女とお揃いのワンピース
2、フリルカーディガン
3、メイド服
4、水着

俺「じゃあ、少女ちゃんとお揃いのワンピースにしよう。昨日のお店だな」

少女「行こ、お姉ちゃん!」

少女姉「あっ、うん……」

少女姉(どうせこいつも、今までのクソ野郎みたいに夜になったら雑に扱うに決まってる。少女だって、きっと騙されているに違いない!)

俺「じゃあ、そうだなぁ……少女ちゃんとお揃いのワンピースだから、これかな。はい、試着しておいでよ」スッ

少女姉「え、こんなかわいいの、ほんとに、いいの……?」

少女「お姉ちゃんになら絶対似合うよ!」ニコニコ

俺「いいよ。ほら、着てみて?」

少女姉「うんっ!」ニコッ

俺(やべぇかわいい)


少女姉「着てみたよ。どうかな?」

少女「お姉ちゃん、すっごくかわいいよーっ!!」ギューッ

少女姉「わわっ、突然抱きつくなって言ってるでしょ!」

俺(顔が満更でもないお姉ちゃんぐうかわ。妹×姉に萌える日が来るなんてな)

少女姉「何鼻の下伸ばしてるのよっ!! わたしのこんな姿見て楽しい!?」

俺「すごくかわいいよ? とても似合ってると思う」ニコッ

少女姉「……ふんっ」

俺(そっぽ向いてるけどニヤケ顔が隠せてないめっちゃかわいい)

俺「じゃあ、これを買おうか」

少女姉「――ぁ、あのっ!」

俺「ん?」

少女姉「……ぁ、ぁり、がと……」

俺「え?」

少女姉「だからっ!! ありがとうって言ってるのよっ!!」ヤケクソ

俺「うん、喜んでくれて、俺も嬉しいよ」ハハッ

少女姉「……///」ドキッ

少女姉(すっごく優しい人……)

俺「さて、まだ街を見て回る? それとも家に帰る?」

少女「わたしはお姉ちゃんのしたいようにさせてあげたいです」

俺「それもそうだ。お姉ちゃんはどうかな?」

少女姉「わ、私!? えっと、その、私は――↓2したい、かな」

1、まだ街を見て回りたい
2、家に帰りたい
3、おっとそこに素敵なカフェが

俺、明日も仕事なんだ……(絶望)申し訳ないけど寝させていただきたい、仕事ってやっぱクソだわ
ごめん明日の朝時間あれば一本くらいは書くかもだけど期待はしないでください
多分夜の九時にまた出てくるかな、ありがとうございました!

はじめていきますー

少女姉「あそこのカフェに行ってみたい!」

俺「うーん、そうだなぁ。どっちにしろ軽食はとらなきゃだし、いいよ、行こうか」

少女「はいっ!」ギュッ

少女姉(また少女はこの人にくっついて……どうせ男はみんなケダモノよ。さっき少し優しくされたからって、私はそう簡単には堕ちないわ)

俺「何がいい? 何でも好きなもの頼んでいいから」

少女「じゃあ、えっと……ショートケーキと、キャラメルマキアートで」

俺(ここぞとばかりに甘いものを全力でチョイスしていく少女ちゃんかわいい)

少女姉「ぇ、えっと……」

俺(いろんなものに目移りして決められない少女ちゃんかわいい)

俺「少女姉ちゃんは決まったかな?」

少女姉「ガトーショコラ、と、コーヒーで」

俺「うん、わかった。俺はコーヒーとサンドイッチにしようかね……じゃあ、頼むよ」




少女「男さん、美味しかったですね!」ギューッ

俺(フヒッかわいい)

少女姉「美味しかった、わ……ありがと」

俺「二人が喜んでくれたならなによりだよ。それじゃあ、次はどうしようか?」 

少女姉「あなたが決めていいけど」

少女「そうですね」

俺「じゃあ――↓1しよう!」

1、もう少し街を見て回る
2、家に帰る
3、おっとそこに怪しげなホテルが

スレ主に今のうち忠告しとくけど、処女じゃ無くなった瞬間から制作意欲激減するから(体験談)

>>109 リアルでそんな感じの体験あるから気持ちはわかるよ

俺「もう少し街を見てまわろう!」

少女姉「行き当たりばったりじゃないのよ」

俺「もーそういうこというから」ナデナデ

少女姉「……ッッ!?」ザザッ

俺(あ、逃げられた。……そうだよな、普通はこの反応が当たり前なんだ)

少女姉「ご、ごめんなさい……殴らないで、蹴らないで……言葉遣いが悪くてごめんなさい、ご主人様っ」ガタガタ

少女「お姉ちゃん……」

俺「俺はそんなことしないよ。殴ったりなんて、するわけがない。俺がもしきみのことを殴ったら、その時はきみが俺の心臓にナイフを突き立てるんだ」

少女「男さんっ!? そんなこと――」

俺「いいんだよ少女ちゃん。俺は少女ちゃんと、そしてお姉ちゃんとも一緒に生きていきたい」

少女姉「……」ガタガタ

俺(うーん、これ以上何か言っても意味はなさそうだけど)

俺(怯えている少女姉ちゃんになんて言葉をかけよう?)

↓2どう言葉をかける?

俺「怯える必要なんてないよ、俺たちはもう『家族』だろ?
奴隷とか、そんなことどうでもいいよ」

少女姉「……ぅ、ん」グスン

俺(やっぱり、時間をかけていかないと奴隷生活の間についた傷は治らないだろうな)

少女「あの、男さん。お気を悪くしないでください。お姉ちゃんもきっと、自分のトラウマと戦ってるんです」

俺(少女ちゃんの健気さに、少しだけ救われる)

俺「うん、まぁ仕方ないさ――でもね、少女姉ちゃん、これだけは覚えておいてほしいな」

少女姉「なによ……」グスグス

俺「俺も少女ちゃんも、いつも君の傍にいるからね」

少女姉「……うん!」ニコッ

俺「……さて、改めてどうしよう?」
↓2

1、家に帰る
2、もう少し見て回る

俺「よし、家に帰ろうか!」

少女「今日のご飯はどうするんですか?」

俺「そうだなぁ、少女姉ちゃんも加わったし歓迎会だな!」

少女姉「い……え……? 私も、そこに、住んでいいの?」キョトン

俺「そうだよ、俺ときみと少女ちゃんで住む家。もう家族なんだから、なっ?」

少女姉「う、うん」


俺「少女ちゃんと少女姉ちゃんで、先にお風呂に入ってきなよ」

少女「え、でも男さんはどうするんですか?」

俺「俺はあとから入るよ」

俺(今日のところは、少女姉のことは少女ちゃんに任せて、俺が食事の準備をしようかな)


お風呂
少女「お姉ちゃん、男さんが今までの男とは違うってわかってくれた?」ニコッ

少女姉「まぁ……優しいってのは認めるけど、でも、まだ完全に認めたわけじゃないわ」

少女「もぉ。とにかく男さんのおかげで、こうして二人で暮らせるんだからさ」

少女姉「そう、ね。そこだけは褒めてあげてもいいわ」

少女「そんなふうにツンツンしちゃって。今日ワンピース買ってもらった時はあんなに嬉しそうにしてたのに」

少女姉「――う、嬉しいなんて思ってないわよっ!!」

少女「わたしに隠し事するの? お姉ちゃん」

少女姉「ま、まぁ……その……嬉しかったけど……」モゴモゴ

少女(かわいい)

少女姉「でもっ! それとこれとは別! 私はまだあいつを認めたわけじゃないわ!」ツーン

少女「はいはい」フフッ


俺「さて、ご飯もなんとかあり合わせのもので作り終わった」

俺「二人がお風呂から上がるまでは時間がかかりそうだし」

俺「仕事の残りを片付けるか……」

俺「……奴隷だって同じ人間なのに、奴隷になる前は愛する人と同じ食卓を囲んで、あたたかいご飯を食べて、あたたかいお風呂に入って、ベッドで眠っていたはずなのに」

俺「――俺が二人を幸せにするんだ」

俺「そういえば、さすがに明日からは仕事に顔を出さないと」

俺「仕事に二人を連れて行くべきかどうか……」

↓1 連れて行く?
1、連れて行く
2、連れて行かずに二人には留守番を頼む

俺「やっぱり連れて行かないほうがいいな、危ないかもしれないし」

俺「おっ、二人がお風呂からあがったみたいだな」

少女「男さん、お先にはいらせてもらいました!」

少女姉「ま、待たせたわね(すっごく久しぶりのあったかいお風呂……嬉しかった」

俺「ははっ、お風呂ならこれから毎日入れるよ?」

少女姉「それもそうだったわね――って、なんで私が考えてることがわかったのよっ」

俺「途中から口に出てたよ」

少女姉「――っ///」

俺(かわいい)

少女(かわいい)


少女「すごく美味しかったです、男さん!」ニコッ

俺「そりゃ良かった。少女姉はどう? 口には合った?」

少女姉「↓2ね」

↓2 ご飯の感想

少女姉「最高ね」モグモグパクパクガツガツムシャムシャ

俺「ほんとに? それは嬉しいなぁ」

少女「お姉ちゃん、そんなに一気に食べたら喉に詰まっちゃうよ? はい、お茶」

俺(昨日習ったばっかりのお茶をドヤ顔で渡す少女ちゃんかわいい)

少女「お姉ちゃんが素直に褒めるってなかなかないんですよ?」ヒソヒソ

俺「だろうね」ヒソヒソ

少女「そのお姉ちゃんがあれだけ美味しそうに食べてるところ、本当に久しぶりに見ました」

少女姉「……」ポロポロ

俺「あれっ、泣くほどまずいものがあったの!? ごめんね、すぐに」

少女姉「ちがうの、まずくなんてないの。おいしいけど」ポロポロ

俺「ど、どうして泣いてるの?」

少女姉「こんなにおいしいご飯、久しぶりに食べたからっ、嬉しくて、びっくりしてっ」ポロポロ

俺「……そっか。ご飯は逃げないから、好きなだけ食べていいんだよ」

少女姉「うんっ!!」パァァ

俺(かわいい)

俺「さて、ご飯も食べ終わったことだし、次は何をしよう?」

俺「ん……? なんだか耳がムズムズするなぁ……」

↓2
1、少女姉に耳かきしてもらう
2、少女ちゃんに耳かきしてもらう
3、二人に同時に耳かきされる
4、いや、俺が二人に耳かきをするッ

自分でするという選択肢はないのか

明日も仕事なのでもうそろそろ寝ます(恒例)
今日も皆さんありがとうございました 今後とも安価、感想、指摘などよろしくお願いします!

>>125その発想はなかった
今日もちまちま書いてくのでよろしくお願いしますー

俺「耳かきしてくれる人とかいないかなー」チラッ

少女「わ、わたしで良ければ! お膝にどうぞ、男さん!」ヒザポンポン

少女姉「……そんなに言うならしてあげないこともないけど?」チラッ

俺(二人とも正座してるかわいい)

少女「嫌ならいいんだよ、お姉ちゃん。わたしがするから」フフン

少女姉「なによ、少女こそ。私がするから少女はゆっくりしてていいわ」

俺「じゃあさ、俺はベッドの縁に座ってるから、二人に同時に耳かきしてもらおうかな?」

少女「わかりました!」

少女姉「ふ、ふん、別にいいけど」ツーン

俺「そんなわけで耳かき棒と綿棒はここにあるのでよろしく」

少女「じゃあわたしが右を」

少女姉「わたしが左ね」

少女「いきますよー」

少女姉「……じゃあ、するから」

俺(フヒヒ最高やで)


俺「最高だった」

少女「気持ちよかったですか?」

少女姉「どうだった?」

俺「あぁ、最高に気持ちよかったよ。二人とも、ありがとう」ナデナデ

少女「えへへ。もっともっとうまくなるように頑張ります!」

少女姉「こ、これくらい奴隷のつとめだし」カァァ

俺(かわいい)

俺「さて、どうしよう?」

↓1 耳かきも終わったし、何をする? まだ寝るには少し早い時間帯

俺「二人の身の上話でも聞いてみるか」

俺(とは言っても二人のトラウマを刺激しないようにしないとなぁ……)

俺「少女ちゃんはあの商人に買われる前は何をしていたの?」

少女「わたしは、隣国から連れてこられた奴隷なので……この国では珍しいわたしの髪の色を見てもらえれば、わかると思うんですけど」

俺「そういやそうだ。奴隷にさせられたのはいつ?」

少女「わたしが奴隷にさせられたのは、この国が私たちの故郷の隣国に侵攻してきた一年前です。以前からも度々攻めてきていて、その度になんとか逃げてはいたんですけど」

俺「一年前の侵攻の時に捕まってしまった、と」

少女「はい。でも、他の奴隷の皆さんは読み書きや計算ができなかったりしますけど、わたしは一応初等教育は受けてるので」

俺「確かに年齢的にもそうだね。少女姉ちゃんは?」

少女姉「……私は四年前に、捕まろうとしていた少女の代わりに捕まって奴隷になったわ」

少女姉「幸い幼かった私は労働に回されたから、犯されるようなことはなかったけれど」

俺(苦しそうな、辛そうな。負の感情をミキサーにかけてドロドロになるまで混ぜた、そんな目をしている)

少女姉「……この国に来たのは、商人に買われて、連れてこられたから。一年前に連れてこられて、その時は少女が捕まったのも知らなかった」

少女姉「少女が奴隷になっていたと知ったのは、ほんの数ヶ月前」

少女姉「実は、私――昨日少女が買われたっていうのも知らなかったの」

少女姉「だから今日、綺麗なワンピースを着て奴隷商館に来た少女を見て、本当にびっくりした」

俺「勝手なことをして申し訳ない。きみもあそこにいることがわかっていれば、少女ちゃんと一緒に連れ出してあげたんだけど」

少女姉「いいのよ、私は。別に。今こうして、あたたかいお風呂に入れて、あたたかいご飯をみんなで満腹になるまで食べて、ゆっくり話せるこの時間が幸せだから」

俺「そっか。そう言ってもらえると、いいけど」

少女姉「……だから、こんな生活を送らせてくれるあなたに、感謝、してる、わ。ありがとう」ニコッ

俺(今の微笑みかわいすぎるんだが? やばいんだが?)

少女「わたしも、です。本当にありがとうございます、感謝してもしきれないです」ペコリ

俺「いやいや、そんな改まらなくても。俺も二人が傍にいてくれるだけで幸せだから」

俺(さて、二人の身の上話はこんなもんか?)

俺「次はどうしよう?」

↓2次はどうしよう? 寝るにはちょうど良い時間 

俺「ココアを飲んで、あったまってから寝ようか」

少女「ここあ……? って、あのココアですか!?」パァァ

少女姉「ここあ?」

俺「あれ、隣国にココアはなかったっけ?」

少女「はい。わたしたちの国はコーヒーばかりで、ココアはあまり飲まれないんですよ! でも甘くて美味しいって聞いていたから、一度飲んでみたいって思ってたんです!」

少女姉「わ、私もそうよ(知らないなんて言えない)!」

俺「そっか。じゃあ、とびきり美味しいのを淹れるよ」ニコッ

少女姉(悪い人なんかじゃない。むしろ、私が出会った人の中で一番といってもいいくらい優しい。でも、私はその優しさが、どこかで信じられない)

少女姉(感謝はしている。とても。でも、信じられるか、と問われたなら)

少女姉(……まぁ、今考えても仕方ないか)

俺「……」ナデナデ

少女姉「はわっ!? な、なにするのよっ!?」

俺「俺のことは信じられなくてもいいよ。でも、自分のことを嫌いにはならないでくれ。なっ」ニコッ

少女姉「う、うん」

少女姉(なによ――クサいこと言っちゃって。でも)

少女姉(そうやって私を肯定してくれること、本当は嬉しかったり、するのよ)

俺「さ、ココアができたよ!」

少女「美味しそうです~!!」ニコニコ

少女姉「……美味しそう」

俺「少しだけぬるめに作ってあるから、もう飲んでいいよ」

少女「はいっ!! 頂きます!!」

少女姉「……美味しい」パァァ

少女「……! すっごく美味しいです!」

俺「甘くて美味しいでしょ? 体もあったまるしね」

少女「あの、明日からも、飲めますか……?」チラチラ

少女姉「……」(無言の期待)

俺(そんな目で見られたら飲ませないなんて言えないし。まぁ元々飲ませないとか言うわけないんだけどさ)

俺「明日からもいろんな飲み物を淹れるよ。紅茶とか、もちろんココアやコーヒーとかね」

少女「はいっ!! すっごく楽しみですっ!!」パァァ

少女姉「……うん!」ニコッ

俺(美味しいものはやっぱり人のこころも豊かにしてくれるんだな)

俺「さて、そろそろ寝ようか」

↓2どう寝る?

1、二人にベッドを使ってもらって自分はソファーで
2、三人で川の字で寝る

2


少女が真ん中?

俺「じゃあ、三人で寝ようか。とは言っても俺は隅っこで」

少女姉「私も隅のほうじゃないと落ち着かないのよね……」

少女「えっ、じゃあわたしが真ん中ですか……?」

俺「んじゃそういうことで」

少女姉「おやすみなさい」

少女「ちょっ」

俺「ほれほれこっち来なさい」

少女姉「そうよ少女、あなたが真ん中よ」

少女「二人ともニヤニヤするのやめてくださいよぉ!」ブワッ

俺(二人に挟まれたら俺のアレがアレしてアレだから隅っこがいいなんて言えない)オドオド

少女姉「……?」←純粋に隅っこが好き

少女「じゃ、じゃあ……おやすみなさい」

俺「おう」

少女姉「うん」


少女「ん……やっぱり眠れないかも……」

俺「zzz……う~ん、少女、大好きだぞ……」スヤスヤ

少女姉「しょうじょぉ……これかりゃは、ずっと一緒よぅ……」スヤスヤ

少女「……!」

少女(わたしも、二人のこと大好きだよ)

少女(ずっと一緒に、いさせてください)


俺「う~ん、よく寝た……」

俺「あれ、二人がベッドにいない」

俺「何してるんだ?」

↓1少女と少女姉は何をしている? 二人で同じことしててもいいし別々のことしててもいい
ちなみに少女姉は料理できません

>>140>>139に見間違えてこうなりました ほんとごめんなさい

安価のほうよろしくお願いします、自分は仕事なので寝ます、おやすみなさいです

なんかどれもいい安価で悩む。お前らありがとう最高すぎんよ……! 
最後短く書いて寝ます 今度こそおやすみなさい

俺「おーい、少女姉ー、少女ー?」オロオロ

少女「はーい、今朝ごはん作ってるのでちょっと待っててくださいねー!」フワサッ

俺(あれ、俺のエプロン着てるし。サイズあってない、ぶかぶかわいい)

少女姉「今洗濯してるからちょっと待って」ギロッ

俺「……あれ? 少女姉、それって小麦粉……柔軟剤はそっちな」

少女姉「――っ!?/// し、知ってたわよッッ!! 少女の手伝いもしてたのっ!!」カァァ

俺(かわいい&かわいい)

少女(お姉ちゃんに洗濯させたらのっぴきならないことになるかもしれない)

俺「うーん、そうだな」

俺「その間暇だな。何かすることないかな」

↓2俺は何をしよう?

1、玄関のポストを確認しに行く
2、日課の剣の素振り
3、顔でも洗ってくるか

魔法とかはないけどいわゆる中世なイメージでいいのかな?
2

遅れて申し訳ない、腹の調子が悪くてトイレ篭ってた
>>148 生活水準は現代でそこに戦争関連の法律とか中世の奴隷制度が入った感じ
今で言うなら交戦権を認めてて軍国主義の国って感じかね

俺「剣の素振りでもするか」

俺(一応軍隊で剣術教官をしている俺が剣をサボっては話にならない)

俺(剣を振る時こそ俺が生きている時だろう)

少女「――男さんっ、ご飯できましたよ!」ニコッ

少女姉「早く来なさいよね!」

俺「おう、わかったよすぐ行く」

俺(俺は、この子達のために、剣を振るうんだ)


少女「どうですか? 美味しくできてますか……?」

俺「うん、すっごく美味しいよ」ニコッ

少女姉「少女、すごいわね!」ニコニコ

少女「えへへぇ」テレテレ

俺(かわいい)

少女姉(かわいい)

俺「あ……いうのが遅くなって申し訳ないんだけど、俺、今日から仕事に行かなくちゃいけないんだ」

少女「えっ!? 男さん何の仕事をされてるんですか?」

少女姉「……」(無言の圧力)

俺「あんまり言いたくないんだよなぁ……。ま、ヒミツってことで」ニヤリ

少女「そんなのズルいです!」

少女姉「そうよ! 何の仕事をしてるかってことぐらい教えてくれたっていいじゃないの!」

俺「――ごめんな。夜遅くはならないと思う。家の中のものは自由に使っていいぞ」

少女姉「……早く、帰ってきなさいよね」プイッ

少女「一分一秒でも早く、ですよ!」ウルッ

俺(そんな一生の別れみたいな顔されるとすっげー仕事行きにくい)

俺(まぁ、この子たちのことはあまり他人には知られたくないし、でも仕事はしなきゃだし)

俺「じゃあ行ってくるよ」

俺(……あまり姉妹には言いたくない。だって俺も人殺しなんだから。この剣で何人を斬ったか覚えていないくらいには俺も殺しをしてきた)

俺「さて――仕事だ。まずは何をしよう?」

↓2 仕事場に来たけど、何をする?

1、下士官たちに剣の指導
2、奴隷商館の視察
3、ぼけーっとしてみる

俺「よし、下士官たちに剣の指導だ」


俺「よし、今日の指導はここまでッ!! 解散!」

下士官たち「ありがとうございましたっ!!」

下士官「あ、あのっ、俺さん!」

俺「ん?」

下士官「手合わせをお願いしてもよろしいでしょうか?」

俺「……ほぉ」ニヤリ

俺「いいよ。――死ぬなよッ」


下士官「……また負けてしまいました」

俺「俺に勝とうなんて100年早い、と言いたいところだけど、あと2年もすれば抜かれるかもしれんな」

下士官「いえいえ。まだまだ、全く俺さんに勝てる気がしませんよ」

俺「そーかぁ?」テレッ

俺「あ、やっべ。ごめん、もう今日は帰らせてもらうわ」

下士官「どうしたんですか、そんなに慌てて。……恋人でも?」ニヤリ

俺「違う違う。まぁ大切な人たちだけど」

下士官「たち?」

俺「いとこが遊びに来てるんだよ」

下士官「あぁ、なるほど。ぜひとも一度お会いしてみたいものです」

俺「ま、機会があればな。んじゃ」

下士官「はい、お疲れ様でした!」

その頃家では

少女「お姉ちゃん!! 色物と無地のやつ一緒に洗濯したでしょ!?」

少女姉「……あ」ギクッ

少女「あとお姉ちゃん! 洗濯物のたたみ方が乱暴すぎるよ」

少女姉「え」ギクギクッ

少女「もう、そんなに上の空でどうしたの?」

少女姉「……ほんと、どうしたのかな、私。俺……あいつがいないだけで、すっごく寂しいの」

少女「もうすぐ帰ってくるよ」ヨシヨシ

少女姉「そうね――私、何か手伝えることはある?」

少女「あ、じゃあそこに置いてあるじゃがいもを軽く水洗いしてくれる?」

少女姉「わかったわ!」

少女「お願いね♪」

少女姉「ところで少女」

少女「どうしたのお姉ちゃん」

少女姉「食べ物を洗うときって洗剤は何を使ったらいいの?」

少女「……やっぱりお姉ちゃんは座ってていいよ」ニッコリ

↓2 晩ご飯は結局どんな出来具合?

俺「ただいまー」

少女「おかえりなさいです、男さんっ!」ドタドタ ギュッ

俺「こらこら、いきなり飛びつくと危ないだろ?」

少女「……ぁ、ごめんなさい」

俺「いや、嬉しいけどね」ナデナデ

少女「えへへぇ」

俺「少女姉も、ただいま」

少女姉「……お帰りなさい」ツーン

俺「……どうしたのアレ」ヒソヒソ

少女「家事でいろいろありまして」ヒソヒソ

俺「具体的には? 怒らないからお兄さんに言ってみなさい」ヒソヒソ

少女「お姉ちゃんが色物と無地を混ぜて洗濯したせいで男さんのポロシャツがすごいことになってます」ヒソヒソ

俺「……」シクシク

俺「ま、まぁいいや。晩ご飯は? もう食べた?」

少女姉「あなたを待ってたのよ」

少女「男さんと一緒に食べたくて、待ってました」

俺「……二人ともありがとな」ニコッ ナデナデ


俺(正直に言おう、見た目はあまり良くない。多分少女姉がやらかした結果なのだろう)

俺(……でも、不思議と優しげな、あたたかさを感じる。誰かを喜ばせてあげたいという気持ちの詰まった料理だ)

俺「いただきまーす」パクッ

少女「お、お味はどうですか……?」オドオド

少女姉「ま、まずかったら吐いてもいいからっ!!」

俺「ん? いや、美味しいよ。おふくろの味って感じで。こういうのも好きだよ俺は」

少女「えっ……あ、ほんとだ」モグモグ

少女姉「ほんと……」

俺「ありがとな、二人とも。わざわざ俺のことを待っていてくれて、こんなふうに美味しいご飯を作ってくれて」

少女姉「――ぁ、あのっ」モジモジ

俺「ん? どうかした?」

少女姉「これ、からもっ……頑張って、料理、練習するから……そしたらまた、食べてくれる?」ウワメヅカイ

俺(グハッッ)

俺(俺が買った奴隷の姉妹が可愛すぎてどうにかなってしまいそうな件について)

俺(なにこのラノベのタイトルみたいな現実)

俺「もちろん。美味しいご飯を楽しみにしてるよ」

少女姉「うんっ!!」パァァ


俺「ん……全身が張ってるなぁ……」

俺(手合わせしたのもあるのかもしれない)

少女姉「あ、私マッサージは得意よ?」

俺「そう? それじゃあ、お願いしてもいい?」

少女姉「いいわよ。何か希望とかある?」

俺「じゃあ――↓1で」
↓1 マッサージのメニューどうする? 

俺「それじゃあ、肩たたきお願いしてもいい?」

少女姉「いいわよー。じゃあ、あなたの後ろから失礼するわ」トントントン…

俺「もう少し強くしていいよー」

少女姉「わかったわ!」ガンガンガン

俺「グハッッ」

少女姉「あ、ごめんなさい」

俺「……も、もう少し優しく」

少女姉「はーい。……ふふっ」

俺「どうしたの?」

少女姉「ううん。なんだか、私と少女だけがこんなふうに幸せになってもいいのかな、って」

俺「今、うちの国じゃ奴隷の廃止なんて話も出てる。それに、近々奴隷の反乱とかも起きるだろうし、政府を倒そうとたくさんの人が運動を起こすよ」

俺「だから、いずれみんな幸せになるさ」

俺(そしてその革命が起きる時、俺は自分に賛同してくれる下士官たちを率いて政府を倒す)

少女姉「あなたは優しいのね」クスクス

俺「いや、そんなことないよ」

少女姉「だってよっぽどのお人好しでもない限り、好き好んで奴隷を買ったりなんかしないわ」

少女姉「慰みものにするなら、もう少し年上の人を買っているでしょうし」

少女姉「でも、私はあなたに買われて良かったと思ってるわ。ありがとう」ニコッ

俺「どういたしまして。――きみだって十分大人だよ。俺なんかよりもずっと」

俺(そう、剣を握っている俺よりもずっと)

少女姉「もぅ。私が言えたことじゃないかもしれないけど、そこは黙って褒められてていいのよ」

俺「そうかな?」

少女姉「そうよ」

俺「なんだよ、笑うなよ」

少女姉「いいえ? 笑ってなんかないわよ?」

フフッ、クスクス……アハハハハハ!

少女姉「はい、終わり!」

俺「おー、だいぶ体が軽くなった気がするよ。ありがとう」

少女姉「……どういたしまして」チュッ

俺(頬に、柔らかいものが当たる感触)

俺(もしかして」

少女姉「べ、べべべ別に!? 頬だし!? これくらい挨拶だし!?」カオマッカッカー

俺(かわいい)

俺「さて、お風呂に入ろうか。どうする、少女姉?」

少女姉「そうね、↓2かしら」

1、俺と少女と少女姉で混浴
2、姉妹を先に行かせて俺はあとで
3、俺が先に入ってあとから姉妹

少女姉「……ごめんなさい、まだ男の人とお風呂は……」

俺「あぁ、いや、大丈夫大丈夫。ゆっくりしておいで」

少女姉(いつか……一緒にお風呂入って、洗いっことかしてみたいなぁ)

俺「それじゃあ、入ってきなよ」

少女姉「うんっ!!」ダダッ


姉妹inお風呂、一方俺は
ドア『コンコン』

俺「ん?」

ドア『コンコン』

俺「夜遅くに一体誰だ?」

ドア『はよ出ろや』

俺「サーセン」

俺「どなたですかー?」


↓2 突然の来訪者、その正体は
1、男の所属する軍の美人上司
2、奴隷商人
3、セールス

こういう場合は、
ドア『~~』じゃなくて

???「~~」の方がいいと思う

>>167
これはドアがしゃべるって言う笑いどころじゃないのか?(マジレス)

>>168
ドアじゃなくてドアの向こうの人が喋ってると思った

すまぬ寝落ちにつき 仕事多すぎワロエナイ……

俺「はーい」ガチャッ

上司「おい男。出るのに随分と時間がかかるんだな」

俺「あ、すいません」

俺(来訪者の正体は、空軍の指揮官を務める上司大尉だった)

俺(まだ若いのにも関わらず、一線を退き今は空軍の指揮官を務めていて、その経歴は謎に包まれている。超絶美人でちなみにアラサーだ)

俺(恐ろしすぎて男性が近寄ってこないのだとか。俺は別に怖いとは思わないけど。むしろ後輩のことを気遣ってくれる優しい人という印象か)

上司「これ、知り合いからもらったんだが」つウィスキーボンボン

俺「はぁ」

上司「私は甘いものが苦手でな。よかったら食べてくれないか? ……ん?」

俺「ありがたくいただきます(二人とも喜んでくれるかな)」ニコッ

上司「肩に髪の毛がついているぞ」

俺「えっ?」

上司「随分と長いな。女の髪の毛か」

俺「そうかもしれないですね」ギクッ

上司「ということは……出るのが遅かったのはそういう理由か」ニヤニヤ

俺「ち、違いますよ! いとこの女の子が遊びに来てるので、その髪の毛もその子のやつじゃないですかね」

上司「ふむ。そうか。疑って悪かったな」

俺「い、いえ」アセアセ

上司「じゃあ、私は用事があるので失礼するよ。明日な、俺」

俺「はい、わざわざありがとうございました」ペコリ

俺「どうして俺の肩に髪の毛がついているって言った時の上司、寂しそうな顔をしていたんだろうか」


上司「はぁ……アラサーって辛いな……俺なら私のこと少しくらいは意識してるんじゃないかって思ってたのに……」

俺「ヘックシ!」

俺「風邪かな……。さて、このウィスキーボンボンどうしよ」

俺「↓1しよう」

↓1 
1、俺一人で食べる
2、俺と姉妹で仲良く食べる
3、姉妹にそのままあげる

スレ主は今後の展開ってある程度考えてるの?

>>173 考えてはいるけど基本的に安価に沿うよ もちろん少しずつ話の軸の誘導はしていくけど

俺「せっかくだし、みんなで仲良く食べよう」

少女「男さん、先にお風呂入らせていただきました! ……ん? なんですか、その箱?」クビカシゲ

少女姉「お菓子か何かかしら」

俺「そーそー。ウィスキーボンボンって言ってお酒入りのチョコなんだけど、せっかくだしみんなで食べようかなと思って」

少女姉「へぇ……」

少女「ほんとですか!?」キラキラ

俺(目めっちゃ輝いてるかわいい)

俺「じゃあ、食べようか。いただきまーす」

少女「いただきます!」

少女姉「……いただくわ」


俺「ふぅ、なかなか美味しかったな。……ん? 少女と少女姉、大丈夫? 顔赤いよ」

少女「男しゃん……」

少女姉「……俺」

俺「まさか酔ってるのか!? くそ、よく考えたら未成年の子にウィスキーボンボンなんか食べさせるんじゃなかったっ」

俺「まずは二人の様態を確認しよう」

↓1 少女はどんな酔い方?
↓3 少女姉はどんな酔い方? 

少女「男さぁ~ん、なでなでしてください~」アタマズイッ

俺「ってうわ、少女!? ……わかったよ」ナデナデ

少女「ふわぁ……ねぇ~男さーん膝枕してほしいなぁ~」チラッ

俺(まぁむやみに食べさせてしまった俺に責任があるわけだし)

俺「ほら、こっちこい」

少女「やーったぁ!」パァァ

少女「えへへ、男さんの膝枕っ♪」スリスリ

俺「あっこら頬ずりすんなーっ」

少女「いいじゃないですかぁ、もぉ♪」

俺「えぇ~……」

少女「男しゃん! いえ、男!」キッ

俺「は、はひっ!?」

少女「誰にでも優しい罪なあなたには!」キリッ

俺「お、おお?」

少女「わたしが満足するまで膝枕となでなでの刑に処すのですーっ!」スリスリ

俺「ウッス(あああああああ少女ちゃんの頭が俺の股間近くを刺激してるううううううう)」

少女姉「ねぇ、俺さん?」

俺「なんかキャラが違う!?」

少女姉「私ね、あなたのこと好きなのだけど」

俺「う、うん」

少女姉「時に。あなたは今右手で少女を撫でているけど」

俺「うん(諦めた)」

少女姉「あなたの左手は何をするためにあると思う?」

俺「えっ」

少女姉「その通り。私の頭を撫でるためよ」アタマズイッ

少女「あーおねえたんずるいー」

少女姉「ズルくなんかないわ。だいたい、しょーじょも頭を撫でてもらっているでしょ」

俺「ウッス」

少女姉「どう? 私はとても撫でやすい頭をしているとは思わない?」

俺「そうなんじゃない?(適当)」

少女姉「だらしないわね。もっとしっかり撫でて?」ウワメヅカイ

俺「グハッッ」

少女姉「ほら、俺。こっち向いて」

俺「ん?」

少女姉「ふふ。ありがとう、俺」チュッ

俺(本日二回目の頬へのちゅー……)

少女姉「?」ニコッ

俺(うちの奴隷二人がかわいすぎるので、もしかしたら俺は今ならひとりで政府を倒せるかもしれないまである)

俺「って、とにかく二人とも酔いを覚ましてくれよー。慣れない酔いだから一回酔うと長いのかな?」

↓2 酔いの具合は?
1、まだ酔いは続いているようだ
2、二人とも眠ってしまった
3、このままじゃ理性が崩壊するからとりあえずお風呂に入ってこよう

少女「男しゃん! なでなでする手が止まってますよぉ!」ブー

俺「すいませんすいません」ナデナデナデナデ

少女姉「ねぇ俺、少女だけ……というのはズルいと思わない?」チラッ

俺「ひいいいいい」ナデナデナデナデ

俺(まだ酔いから覚めないのか!?)

俺(ここは一瞬の隙を見つけて素早く二人を振り払い、冷たい水でも飲ませたほうがいいかもしれない)

俺「――今だッ!!」ダッ

少女「にがしませぇーん!」ギューッ

少女姉「……だめ」ガシッ

俺「ああああああああ」

少女「なでなでー!」

少女姉「……」(暗黒微笑)

俺「もぅマヂ無理。ナデナデしょ……」ナデナデ

少女「んふふ~♪ わたしはご満悦です!」

少女姉「ふふっ、俺ったらもう疲れたの?」ニヤニヤ

俺(どうにかしてここから逃げて、二人の酔いも覚めさせたい)

俺(ここは↓1の力を借りよう!)

↓1 どうやって二人を振り払おう?
↓3 どうやって酔いを覚まさせよう?

寝落ちしましたすいませんでした

俺「とりあえずくすぐって二人を振り払おう」

少女「男しゃ~ん……」

少女姉「ほら、しっかり手を動かしなさい」

俺「今だっ!」コチョコチョ

少女「ふふっ! あはははははっ! もぉ、何するんですか男さっふふふふふっ!」

少女姉「ちょ、ちょっと! 何して――きゃははははははははっ!」

俺「今のうちに水を汲んでぶっかけてやろう。そうすりゃ酔いも覚める」

俺「よし、この水を――っ」

少女「なんで逃げるんですか男しゃん!」ドタドタドタ

少女姉「俺っ……!」ダダダダ

俺「ひぃぃぃぃぃぃぃなんだこのヤンデレホラー!」

俺「水をくらえっ!」ザッパーン

少女「わわっ!?」

少女姉「きゃあっ!?」

俺「よしッ」グッ

俺「……ってあれ、二人とも?」

↓2
1、酔いは覚めて意識ははっきりしている
2、酔いが醒めた途端寝てしまった

少女「えっ? なんでわたし、こんなに濡れて、えっ?」オロオロ

少女姉「……?」←整理が追いつかない

俺「いや、あの、二人ともウィスキーボンボン食べて酔っちゃったから……水をかければ酔いも覚めるかなと」

少女「あ、あぁ~、あはは……(うわぁぁぁあああああわたし男さんにすごいことさせちゃったよおおおおおおおお!!! どうしよう!?)」←覚えてた

少女姉「……え?(記憶がないのだけど)」←忘れてる

俺「とにかくいきなり水をかけたりなんかしてごめんよ。シャワーだけでも浴びておいで」

少女「あ、はーい//」

少女姉「うん」

俺「ふぅ……あれ以上されると俺の理性が危なかったな」

俺「さて」

俺「少女ちゃーん、少女姉ー! 俺はもう寝るからー!」

少女「はーいっ!」

少女姉「わかったわ」

俺(眠たくなってきたので、ちゃちゃっと歯磨きをしてからベッドに入った)

俺(ん……寝よ……)


少女「ぐっすり寝てるね、男さん」

少女姉「そうね」

少女「じゃ、じゃあ、寝よっか//」

少女姉「な、なによそんなに赤くなって」

少女「そんなふうに言ってるけどお姉ちゃんだって我先に男さんのベッドに潜り込んだじゃん!」

少女姉「」ギクッ


そして、朝
ドア『人来とるで』ゴンゴン

俺「まじか。こんな朝早くから誰だ……?」

↓1 朝早くの来訪者は?

1、女上司
2、手合わせした下士官

俺「はーい」ガチャリ

上司「俺。護衛に何名かの兵士をつけるので、直ちに北方の植民地に迎え」

俺「まさか」

上司「そうだ、北方の異民族が反乱を起こした。既に敵の全軍は制圧したが、向こうの奴隷の扱いについて有識者であるお前の意見を求めるとのことだ」

俺「……意見具申、よろしいですか。大尉」

上司「許可しよう」

俺「はっきり言って、俺はもうこの国の奴隷の扱いにはうんざりです。奴隷なんていらない、奴隷なんて制度があるから反乱が起きる!」

上司「……俺」

俺「だってみんな同じ人なのにッ、どうして俺が! 他人の未来を奪わなくちゃいけないんですか――ッ、痛ッ」バチン

俺(上司のビンタが、頬に当たる。痛い)

上司「私たち軍人は上から言われたことを着実にこなせばそれでいい。早くしろ」

俺「――でもっ」

上司「俺」ギロッ

俺「……わかりました。せめて少しだけ準備をさせてください」

上司「許可しよう」


俺「二人とも……ぐっすり寝てるな。置き手紙になって申し訳ない」

俺「理解はしてくれないだろうけど、ごめんな、俺は少しだけ北に行ってくる」

俺「必ず帰ってくる。できれば日帰りくらいで」

俺「それじゃあ」


上司「準備とやらはできたか?」

俺「はい。じゃあ、行ってきます」

上司「――あぁ」


上司(すぐに俺の背中が人混みに紛れ、見えなくなってしまった)

上司「本当は私だって、奴隷制度なんかいらないと思ってる。奴隷にさせられて、人生を私たちが食いつぶすような真似」

上司「できるはずがないんだ」

上司「……軍人って悲しいな。私がアラサーなんて事実より、ずっと悲しいよ……俺、無事でいろよ」

上司「帰ってきたら、飲もうじゃないか」


俺(北方の異民族地帯。家屋は破壊され、至るところに奴隷の亡骸が転がっている)

俺(ひどい。こんなにしなくても)

北方少女「あっ……」

俺「ん?」

北方少女「ぁ、ああ……あっ、ああ……」

俺(本当におびえているんだろう。足がすくんでしまって動けないのか)

俺護衛「殺しますか?」

少女母「やめてくださいっ!!」

北方少女「お母さん!?」

少女母「後生ですから、どうかこの子だけは……っ!!」

俺「……」

↓2 どうする?

1、こいつらは敵だ、殺すしかない
2、少女に飴をあげて去る
3、二人とも、ウチに来ませんかと誘う

俺「……」カツカツ

北方少女「ひッ!!」バシッ

俺(足を殴られた。もちろん痛くも痒くもない。所詮は6歳くらいの少女の拳だから)

俺(でも今の俺には、その拳が何よりも痛いものに感じられた)

俺護衛1「あ~ぁ、あいつ俺さん叩いちまったぜ」ヒソヒソ

俺護衛2「死んだな(確信)」ヒソヒソ

北方少女「あ、あ……」

少女母「この子、だけはっ――!」

俺「……きみは強いな。後ろの男たちでも俺には一発も入れられないんだぜ?」ニコッ

俺「きみは俺に一発入れた。きっと強く生きていける」ナデナデ

少女「……?」ウルウル

少女母「えっ……?」

俺「どうぞ。お母さんとちゃんと分け合って食べるんだよ」つ飴2個

北方少女「ぁ、ありがとう、ございます」ブルブル

俺「きちんとお礼も言える。いい子だな」ナデナデ ニコッ

俺(そう、これで良かったのだ。これで)

俺「それじゃあ、さようなら」

北方少女「――あのっ」

北方少女「おなまえ、おしえてください」

俺「……俺」

北方少女「わたしは、北方少女、です」

北方少女「ありがとうございました」ペコリ

俺「……うん。そっちの方角に行けば安全だからな」


俺護衛1「俺さんどうしたんですか? 見逃すなんて」

俺護衛2「そっスよ、別にガキくらい殺してもよかったんじゃ」

俺「アホ。子どもの死体見たいか? 俺はそんなん見るくらいならあの子の笑顔が見たい」

俺「おい野郎ども。俺たちはこれから国家に背く」

俺「この街にいる奴隷を手当たり次第安全なところに集めて避難させるぞ」

俺「うちの国のお偉いさん方が来る前にな!」

護衛たち「でも、そんなことして大丈夫なのか?」

護衛たち「やばくね?」

俺「ここに、真のオトコでない奴は……いるか?」シーン

俺「オトコなら守るために戦え」

俺「そのためなら俺は、一人のオトコとして頭も下げる。お前ら、お願いだ」ペコッ

護衛たち「俺さんがそこまで言うなら……」

護衛たち「やってやりますよ」

護衛たち「まぁ、そうだよな……さっきの女の子見て泣いてたの俺だけか?」グスッ

護衛たち「偶然やな、俺もやで」グスッ

俺(部下の手前ああ言ったものの、どうする?)

俺(手段は――↓1しかない)
1、上司を呼んで、空軍の手を借りる
2、自分が教えていた下士官たちを呼び、手を借りる
3、自分たちだけで何とかする

ここから√大きく分かれますのでご注意をば

どんなルートになるのか教えて

>>197 申し訳ないけど秘密で

俺「そうだ、俺が教えていたあいつらの力を借りよう」

俺(あいつらならきっと、俺が死んでも俺の願いを叶えてくれる)

俺「そこのあんた、今すぐ陸軍の俺の生徒たちに連絡をとってくれないか?」

護衛「はい!」

俺「悪いな、ありがとう。……出てくるよ。みんなばっかりに探させるわけにもいかない」

護衛「いえいえ。あ、私も一緒に行っていいですか?」

俺「おう」

隠れている異民族たちを探しながら、道中のこと

護衛「俺さん、どうして突然奴隷開放だなんて言い出したんですか?」

俺「ん……最近、奴隷絡みでいろいろあってさぁ」

護衛「そういえば俺さんのお母様は」

俺「そーそ、奴隷だよ。俺を生んですぐに亡くなったらしいけど」

護衛「でも、私はきっと男さんは正しいことをしていると思います。私も、これ以上泣いている奴隷は見たくありません」

俺「……あぁ」


その日の夜
俺「おう、よく来てくれたなみんな」

下士官たち「押忍!」

俺「これから最後の追い込みにかかる。幸い、昼間のうちに百人と少しを安全地帯に集合させることが出来た」

俺「俺たちは明日の早朝から、集まってくれた異民族の人たちを二十人を一グループにして我が国へと送る。全てのグループを送り終えるのには一週間かかる。名目は捕虜としてだ」

俺「何度も何度も送らなくてはならない。無論道中の護衛もある。だから、それが無理だと思う奴は今すぐ降りろ。そして総司令官に伝えてくれ、北方は俺に任せておけば問題ないでしょう、と」

護衛たち「今更引き返せないっスよ」アハハ

下士官たち「全く変なところで気を遣いますね」

俺「ありがとう、みんな」

真夜中、俺は以前手合わせした下士官と二人で密談をしていた

下士官「突然どうされたんですか俺さん?」

俺「なぁ、俺はあと一週間ほどこっちに滞在することになる。それはお前も知っているだろう。だから、俺は俺が信じるお前に秘密を明かす」

俺「俺の家には、二人奴隷がいる」

下士官「……ふふっ」クスクス

俺「な、何がおかしいんだよ」アワアワ

下士官「いえ。以前俺と手合わせした際に、何か思いつめたような、そして親に買ってもらったおもちゃを捨てきれない子どものような目をしていましたから」

下士官「そんなことだろうなとは思っていました。一応軍規では軍人は奴隷の所有は禁止されてますからね。建前だけですけど」

俺「俺の地位にまでくると大問題になるんだよ。そこでお前にお願いがある」

下士官「はい」

俺「今からすぐに帰国して、俺の家にいる奴隷二人に、通信機を一つと、それからチョコレートを買ってやってくれないか」

俺「あ、チョコはお酒入ってないやつな」

下士官「……わかりました」

俺「申し訳ない。本当に恩に着る」

下士官「いいですよ。その代わり生きて帰ってきてくださいよ。落ち着いたら、また剣の手合わせお願いします」

俺「それくらいだったらいくらでもするさ」ニヤッ

下士官「ははっ」アハハハハ!

俺との密談の二日後、帰国した下士官
上司「なに!? 俺が奴隷を保護しているだと!?」

下士官「はっ、まだ証拠はとれておりませんが、そのような様子であったと」

上司「くそっ……あいつは何をしておるのだッッ!!」ギリリ

下士官「しかし、北は今まさに真冬。動き出すには時間もかかりましょう」

上司「それはそうだが……」

下士官「ここは一度、少し様子を見守るべきではないでしょうか? 今すぐに我が国に反乱を起こすとは思えませんし。それに今、こうして我が国の貴重な労働力となりえる捕虜もたくさん送ってくれています」

上司「……そう、だな」ハァ

下士官(俺さん、手合わせしたときのあなたの表情は本当に何かを思いつめている目でしたね)

下士官(あなたにかつて助けていただき、食事まで与えていただき、そして今こうして俺が軍隊にいれること)

下士官(あなたは覚えていらっしゃらないかもしれませんが、俺は今でも昨日のことのように覚えています)

下士官(必ずや一宿一飯、そして一職の恩は返します)

俺の目論見はうまくいき、様々な幸運が重なりつつも北方の奴隷たちは全て国へ移すことができた
さて、そのことに安堵して帰国しようとする俺は、大きな壁にぶち当たることになる

俺「なっ……上司がこっちに向かってる!?」

護衛「そのようで。しかもご丁寧に俺たちの帰路は全て塞がれてますよ」

俺「……あのアラサーめ……結婚するのでで見逃してくださいって言えば……」ギリッ

護衛「いや、それはさすがに厳しいんじゃないかと」

俺(しかし、俺には絶対に生きて帰らなければならない理由がある。一つは)

通信機『二人からメッセージやで』

俺「ウッス」

少女『あのっ! 男さん、まだお仕事終わらないんですか……? わたしたち寂しくって、寂しくて……。早く、会いたい、です』

少女姉『あんたなんかいなくても平気だって思ってたわよ、最初の一日くらいはね。でももうダメ。あなたに会いたい。早く仕事なんか終わらせて私の頭を撫でなさいよね!!』

俺(二人のため。そしてもう一つは、俺たちの国を奴隷制のない国に変えるため)

俺「ちッ……仕方ない。とりあえず上司たちに会わなくちゃ話にならねー、このまま国には帰れないし」

俺「全員荷物はまとまったか!?」

護衛たち「応ッ!」

下士官たち「はいっ!」

俺「これから帰国する。俺たちの新しい国へ。その前に最後の壁だ」


上司「俺。久しいな――しばらく見ない間に、随分と勝手な真似をしてくれたようで私は大変イライラしている」

俺「……」

上司「なんだ、何も言わないのか。それならばそれでよい。我が国に逆らった大罪人をここで処刑するだけだ」

俺「>>210までの多数決、それで決着をつけましょう」

>>210までの多数決の選択肢
1、剣を用いて決闘
2、穏便に話し合い
3、俺が奴隷のみんなと新しい国を創る

1
己の信念を貫き戦うんだ男よ。

結果は2となりました 投票してくださったみなさんありがとうございました。

俺「話し合いで解決したいと思っています」

上司「ほう。私を納得させてくれるんだろうな?」

俺「それはどうでしょうか。でも、俺の気持ちを――俺の持てる限りの全ての言葉で――貫き通し、あなたに伝えます」キリッ

上司(随分と勇ましくなった。お前が我が軍に入った頃は、剣を握り的を殺すことすらためらうような臆病者だったのに)

上司(私を殺してでも通ると思っていたが……お前の甘いところ、優しいところは何も変わっていない。あの頃の面影を、残したままか)

俺「では、まずは俺が奴隷制が不要であると考える理由からですが――


俺と上司の凄まじい討論は、一週間にも及んだ。

俺の主張は、我が国を東のほうで行われている「法治国家」に変革し、奴隷制の廃止、軍縮。
上司の主張は、制度の現状維持、そして北方の異民族たちはそのまま奴隷として国に残すというもの。


いつまで経っても平行線だった議論。諦めかけていた俺に、すっかり負った傷も癒えた北方の異民族たちが大挙して押し寄せてきた。凄まじい人数で俺と上司がいるテントに突っ込んできたのだ。
いわく、「彼らに助けてもらった」。「彼らなしでは俺たちは今頃死んでいた」。「奴隷なんていらないって思うくらい俺たちが働くから、どうかその男だけは」と。その中には、助けた北方少女とその母親もいた。嬉しかったんだ。彼女が自分の意思をしっかりと表明してくれたことが。
上司は――

上司「わかった、わかったよ。これだけ大人数で来られてはどうしようもない」ハァ

俺「じゃあ……!」

上司「私は許可を出そう。国へ帰ってくること、そして奴隷を廃止すること、そして国の変革を」ニヤッ

俺「ありがとうございます!!」ペコリ

上司「ただし、私は許可を出すが、総司令、そして国王はどう思うだろうな?」

俺「……」

上司「総司令はどうにかできるかもしれんが、国王は無理だ。謁見すら許してはもらえんよ」

俺「……くそっ」

俺(ここは――>>218までの多数決で決める)
選択肢
1、クーデターを起こす
2、話し合いで
3、護衛たちや下士官たち、上司、異民族や奴隷たちを加えてデモ活動を起こす

2
国王が無理そうなら貴族とか王位継承者とかの周りから懐柔すればいいんじゃね

投票により2に決まりました。ありがとうございました。

俺「上司大尉、もし可能であれば、俺は上の方々の考えを探りたいと思っております。そう簡単にはいかないとわかっていますが、それでも」

上司「あぁ。わかった。その役目、私が引き受けよう」

俺「――そんなことは」

上司「いいんだ。生きて国が変わる様を見られるならそれが本望。しかし」

上司「部下が困っているとき、己の身をもって見本を示すのが上司というものだ」

俺「……お願いします」グスッ

上司「せっかく良い男になったというのに、泣くな。ほら、とりあえずは帰国するぞ」

俺「はい……」


俺(どうしよ……絶対怒ってるよな二人とも)

俺(とりあえずケーキとかいろいろ二人が好きそうなもの買ってきたけど)

俺「ただいまー……」ガチャリ

ドア『おう帰ったんか、おかえり。あの子たちが待っとるで』

俺「ドア……」ジーン

少女「お、と、男、さ……ん……? ほ、ほんものですか?」

少女姉「……」←言葉に言い表せない

俺「あぁ、ほんとに……ほんとのほんとに俺だよ」ニコッ

少女「う……うわぁぁぁぁぁぁん!! 寂しかったです男さん!! どうして突然いなくなっちゃったりしたんですかぁっ!! わたし、捨てられたのかっておもって、それで、それで!!」グスッ ギューッ

少女姉「少女までこんなに悲しませたあなたを……許しなんて……しないんだからっ」グスッ ギューッ

俺(あっという間に、俺が着ていた服が涙で濡れていく)

俺(最低のことをしてしまったな)

少女「……まずは、言わなくちゃいけないことありますよね?」クビカシゲ

少女姉「そうよ。私たちをこんなに放っておいたんだから」

俺「えっと、ごめん」

少女「そうじゃないです!」

俺「今まで家を守ってくれてありがとう」

少女姉「違うわ」

俺「あぁ、

――ただいま」

姉妹「「――――おかえりなさい!」」 


俺(二人に、経歴を全て話した。俺は打倒国王を掲げて活動することを)

俺(奴隷をなくすことを)

少女「あの……わたしは、うまく言えないけど……頑張ってください」チュッ

俺(左の頬に、少女ちゃんからのキス)

少女姉「私たちも陰ながら応援するから」チュッ

俺(右の頬に少女姉からのキス)

俺「ありがとう。二人が堂々と笑えるような国にするから」

少女「はいっ! どうか、お願いしましゅ……あ///」カァァ

俺「うん、うん」ナデナデ

少女姉「あなたに触れたかった……あなたに触れてもらいたかった」ニコッ

俺「俺もだよ」ナデナデ

俺はその日から国王になにか秘密がないかと探ってみることにした。
調べると、様々な根も葉もない嘘……とは言い切れないような情報が湯水のように出てきた。
そしてそのなかで、『奴隷に爆弾をくくりつけて特攻させる』という新しい戦術のかたちの端書を見つけることに成功した。
俺はすぐさまそれを号外として国にばら撒いた。国王はこんなにもクズなんだぞ、ということを知らしめるために。
効果は絶大だった。有識者たちからの人道的価値観における批判が山のように国王に押し寄せたらしい。
そして、俺は同時に外堀から埋めるべく、本来の国王継承者(今の国王の息子である)に訴えかけた。
彼も父親の暴君ぶりに辟易していたらしく、俺たちの計画に協力してもらうことは簡単だった。
しかし、ここで俺はある選択を迫られることとなる。それは――

俺(腐りきった大臣たちをどうする? 生かしておけば危険なことには違いない。臥薪嘗胆という言葉もある)

俺(どうする――>>225までの多数決で決めるぞ)
選択肢
1、これから発展していく新しい国にそんな奴らはいらない、殺す
2、殺すわけにはいかない、何とかして牢にでも閉じ込められれば

1が良いけど2で決定か

今日は仕事の都合で投下ができなさそうです、申し訳ない
もし早めに片付いたら11時くらいから投下すると思われます

応援ありがとうございます! 投票で2に決定しましたありがとうございました

俺(やはり無血で革命を成功させることが大切なはずだ)

俺(奴らと国王はまとめて牢屋行きだ!)

俺(勝負をしかけるのは、建国記念日である明日のパレードが終わり、国王と大臣が酒と女に溺れている時)

俺(護衛には既に上司が手回しを済ませてくれている)

俺「ただいまー」

少女「おかえりなさい、男さん!」ニコニコ

少女姉「おかえりなさい」ニコッ

俺(二人は、俺がいなかった一週間と少しを取り戻すかのように甘えてくる)

俺(そうだ。この国から奴隷をなくす以上、この子たちはもう俺の奴隷ではなくなる。奴隷の開放をするから、この子たちの身は自由だ)

俺(俺の家にいる必要も、ない)

少女「男さん、どうしたんですか?」クビカシゲ

少女姉「随分と思いつめた表情をしているわ」

俺「あっ、あぁ、うん。なんでもないよ」ナデナデ

俺(困った時にはこの子たちの頭を撫でてごまかすのが癖になってしまった)

俺(でも――この子たちは……どうするんだろう)

俺(俺はできれば……>>237までの多数決の結果にしたい)
選択肢
1、妻
2、妹
3、子
一夫一妻とかは考えずに純粋にどうしたいかでお願いしますm(_)m

他の奴に取られたくないと思うことはいけないことでしょうか

1に決まりました ありがとうございました

俺(俺は……二人を妻としてこの家に迎えようと思う)

俺(俺はもう、この二人なしでは生きられない)

俺(だから明日だ。明日、革命を無事に終えて、そして俺は二人にプロポーズするんだ)

俺「なっ、少女と少女姉。ご飯はまだかな?」

少女「はい」

少女姉「まだだけど」

俺「じゃあ、今日は俺が久しぶりに作るよ」

少女「やったーっ!」ニコニコ

俺(かわいい)

少女姉「そう」ウキウキ

俺(かわいい)


俺「よし、こんなもんかな」

少女「わたしもだいぶお料理上手になりましたよね、男さん♪」ニコニコ

俺「あぁ、そうだな。偉いぞ~!」

俺(頑張って俺のエプロン着てる、ぶかぶかわいい)

少女姉「お茶淹れたわよ」

俺「それお酒じゃないよね?」

少女「それ薬品じゃないよね?」

少女姉「少しくらい信用しなさいよーっ!!」プンスカ


俺「どうだったかな?」

少女「とっても美味しかったです!」」」

少女姉「ふん、まあまあね」モグモグ

俺(ツンツンしつつも頬いっぱいに食べてる少女姉かわいい嫁にしたい)

俺「じゃあ、俺はお風呂入ってくるから……そのあとで一緒に寝ない?」

少女「はいっ!!」ニッコリ

少女姉「ま、まぁどうしてもって言うなら」

少女「できるだけ早くあがってきてくださいね?」ウワメヅカイ

俺(上目遣い少女ちゃんかわいい嫁にしたい)

俺「あ、そうだ。明日は少し帰ってくるのが遅くなるかもしれないけれど、できたら起きて待っていて欲しい」

少女「? わかりました」

少女姉「……ええ」


俺「ふぅーいい湯だった。じゃあ、寝ようか」

少女「今日は男さんが真ん中ですよ♪」」」

少女姉「抱きついたりしないでよね! ……ま、まぁどうしてもっていうのなら考えてやらなくもないけど?」チラッ

俺「はいはい」ニガワライ

俺「なぁ、二人とも」

少女「どうしたんですか?」

少女姉「どうしたの?」

俺「……俺たちは、ずっと一緒だぞ」

俺(二人の表情は見なかった。俺が二人に向き合うのは、明日だと決めたから――)

なんかキーボードおかしいからちょいちょいミス増えるけど気にしないでください ひどくなったら一旦投下止めて新しいの買うけどね

俺(朝か。勝負の朝だ)チュンチュン

俺「二人とも、俺はちょっと国を変えてくる」ニヤリ

俺「なんつって。まぁ、ゆっくり寝ててな」

俺「行ってきます」


上司「やぁ俺。いよいよだな」

俺「はい」キリッ

上司「いい面構えだ。緊張しているかと思ったが、そうでもないようだな」

俺「ここまで来たら緊張なんてしてられませんよ」ハハッ

上司(本当に強く、格好よくなった。私はそんなお前のことを――いや、やはりダメだ。それにこいつには、心に決めた女性がいる……そういう目をしている)

俺「今日は一日使って建国記念祭ですからね。俺はその間、国王の身辺警護です」

上司「私は国王の御子息の警護になっている」

俺「俺たちの仕事が終わり次第、一旦広場で会えませんか? 最終確認がしたいです」

上司「構わんよ」

俺「それでは――革命の成功を祈って」

上司「あぁ」


国王「この国に住む全ての民よ! 今日は我が国が作られた記念すべき日である」

国王「存分に今日は歌い、踊り、騒ぐがよい!」

国王(女と酒はワシが持っていくがなァ)

俺「国王、このあとは広場でパレードになっています」

国王「おう。わかっておるわ」ハハハ

俺(息クサッ)


俺「はぁ……あのオッサン息臭かった……」ハァァ

上司「お疲れ。ココアでも飲むか?」

俺「あっ、ありがとうございます」

上司「このあと、私たちは午後11時から奇襲をかけ、大臣たちを無力化し、国王の身柄を拘束する」

上司「お前が先日撒いた奴隷特攻隊についてのビラで、国王の信頼は落ちに落ちている」

上司「だが、こういう時に焦る者こそ勝利を逃すというもの」

上司「気をつけろ。一応私が信頼のおける兵士たちのみに話はしているが、実際は我々に心を許している兵士などいないと見たほうがいい」

俺「はい。決して殺しはしませんが、もしもの時は――こいつで」

上司「剣、か。お前は勉強はとことんできなかったが、剣の才覚だけは同期の中でもずば抜けていたな」ハハッ

俺「いえいえ。まだ上司には敵いません」

上司(いいのか? 私。こんなふうに笑い合えるのはもう今が最後かもしれないのに)

上司(この想いを伝えなくて)

上司(軍人たるもの、私事で他人を迷わせるなど言語道断)

上司(で、でも//)

上司(ここは……>>247までの多数決で決めよう)
選択肢
1、想いを伝える
2、伝えない

投票で1に決まりました。みなさんありがとうございました

上司「なぁ、俺」

俺「どうしかしましたか?」

上司「一度しか言わないからよく聞け」キリッ

俺「……はい」

俺(真剣な表情だ。こんなにも真剣な表情の上司を見ることはそうそうない)

上司「私はな。お前のことが好きだ。お前をひとりの男性として見ているし、お前の前ではどんなに去勢を張っても私もただのひとりの女だ」

上司「付き合ってくれとも言わない。結婚してくれとも言わない。ただ私を、お前の傍にいさせてはくれないか」

上司「教え子に恋心を抱くなんて、自分でもどうかしているとわかっている。でも、目的に向かって邁進するお前の姿は、どんな男性よりも素敵だよ」

上司「だから――私を、傍においてくれ」ペコリ

俺「……」

上司「だめか……?」ウワメヅカイ

俺(突然のことすぎて理解が追いつかない)

俺(上司さんが俺のことを好き? こんなに美人な人が? よりにもよって格好良いとかダサいとか以前に没個性の俺のことを?)

俺(もしかしてこれは夢なのかもしれない)

俺(そう思うくらい驚きの告白だった)

上司「やっぱりこんなオバサンではだめか?」

上司「私は料理もあんまりできないし、スラム街で生まれたから考えてることなんて戦うことだけだし」

上司「女性らしい、なんて言葉からは程遠いし」

俺「――そんなことないですけど」

俺「だって上司はすごく美人だし、かわいいとも思います。ちょっとくらい料理ができなくても俺が教えますよ」

俺「ひとりで洋服を選ぶのが不安なら俺も一緒に見繕いますし」

俺「上司さんは素敵な女性ですから、そんなに自分を卑下しないでください」

上司「あ、あぁ……」カァァ

俺(俺は――>>255までの多数決で決める)
選択肢
1、告白を受けて妻として家に迎える
2、告白を断り、あくまでも上司と部下で
3、この戦いが終わるまで待っていてくれませんか(その時にまた投票はします)

一人目の嫁になるかどうかが決まるので安価も長めにとります 熟考の上、どうぞ

3

俺「この戦いが終わるまで、答えは待ってくれませんか?」ペコリ

上司「……お前ならそう言うと、思っていた」

俺「すいません」

上司「構わん。お前にはもう心に決めた人がいるんだろ?」

俺「……お恥ずかしながら」

上司「まずはその人たちのことを大切にしてやれ。私はそのあとでいい」

俺(つくづく良く出来た人だと思う。本当に)


俺(それからはしばらく無言が続いた)

上司「いいか? それではあと10分で突入する」

俺「あ、はい」

上司「一応事前に連絡は取っておいた。私たちは裏門、第二部隊は正門から突入する。また裏門と正門にはそれぞれ第二波となる部隊も用意してある」

俺「承りました」


俺「みんな、ここまで誰にも見つからずに集まるのは大変だったと思う」

俺「今から俺たちは国を変える――前例がなかったことをする。俺たちが前例になってやればいいのさ」

俺(みんな黙って聞いてくれている)

俺「俺たちの目的は、大臣及び国王の無力化、そしてその後ひとり残さず軍国主義の要人を拘束して牢屋にぶち込むこと。
しかし、誰も殺すな。無血で革命を成し遂げるんだ」

俺「さぁ、3秒前だ」

俺(俺は、上司や)

俺「2」

俺(少女姉や)

俺「1」

俺(少女――)

俺「――突入!」

俺(全員を幸せにするためにここにいる!)


かくして俺たちは突入し、順調に大臣たちを無力化していく
意外にも護衛や憲兵たちは協力の姿勢を見せ、国は今まさに変わろうとしている。
しかし、玉座には銃を構えたたくさんの軍国主義の憲兵と将校たちが待ち構えていた――

俺(絶体絶命か。四方八方銃で囲まれてる)

国王「俺ェ! お前の企みなどワシには筒抜けだ! あのようなビラをばら撒いた程度でワシは揺るがぬ!」

俺(クソッタレが!)

俺(ここは――>>262までの多数決でなんとかならないか?)
選択肢
1、やむを得ない。信念は曲げたくなかったが全員殺す
2、大人しく投降したように見せ、正門からの部隊と第二波の部隊に助けてもらおう
3、自分の命と引き換えに王だけでも無力化する

2

めちゃくちゃ眠いので寝ます
おやすみなさい

指摘や意見等ありましたら遠慮なくお願いします! 皆さん投票に協力していただき誠にありがとうございました。

どもです 投下していきます遅くなってすみません

俺(ここは大人しく捕まって、他の部隊に助けてもらおう)

俺「……わかった」

俺(武器を床に置いて、両手を上げて降参の意思を示す)

国王「……その反逆者たちを連れて行け!」

憲兵「ハッ」


牢屋にて

ズズン……
上司「この衝撃は……きっとあいつらも玉座にたどり着いたのかもな」

俺「そうかもしれないですね」

憲兵?「お前ら、静かにしていろ!」

上司「あぁ、わかっているさ……」

憲兵?「……なんて。俺ですよ、上司さん、俺さん」

俺「お前……俺が手合わせした下士官……」

上司「お前は!?」

下士官「さ、ここから出ましょう。俺さんはまずああいう状況に陥ったら冷静になるって思ってましたから」

下士官「今、他の部隊の人たちが逃げまわって時間を稼いでくれています。あ、剣も回収しておきましたので、どうぞ」

俺「今のうちってことか」

上司「行くぞ、俺!」

俺「はい!」


玉座にて
俺「みんなありがとう――今だ! みんな! 国王を拘束しろッ!!」

俺(俺と一緒に捕まったみんなが、将校や憲兵たちを峰打ちで気絶させている)

俺(ありがたい)

俺「届け……っ!」

国王「させるかっ……!」

俺(俺の握った剣と、国王との剣がぶつかり合う)

俺(このままでは国王を殺してしまうかもしれない。しかし手加減すれば俺が殺される)

俺(他の憲兵や将校は全て気絶しているうちに捕まったらしい)

俺(一騎打ちで勝てる自信はない。国王はこれでも剣の実力は俺と同等)

国王「全てはワシのものだ! ワシに従え! 傅け! 跪け!」

俺「クソッタレがっ!」

俺(>>273までの多数決で決めよう)
選択肢
1、国王はなんとしてでも殺す
2、隙をついて上司に拘束してもらう

満場一致の2

2に決まりました ありがとうございました

俺「うおおおおおっっ!!」

国王「死ね、俺――ッ!」

俺(国王は強い。だがこの剣戟に勝ち国王を殺すことが俺の目的ではない)

国王「ふはははははっはっ!! これで終わりだ! あの世でワシに歯向かったことを悔いろ、俺!!」

俺「あぁ、悔いてやるよいくらでも――お前みたいなのを野放しにしてた俺の行いをな!」ガキィィィン

上司「チェックメイトだ」

俺(俺が剣を弾いた隙に、素早く後ろに回り込んだ上司が国王を投げ飛ばし拘束した)

俺(すかさず俺は力に任せて国王が握っていた剣を叩き折る)

上司「終わった、な」

俺「はい……」

上司「ほら。勝利の立役者であるお前の声を、みんなが待っているぞ。応えてやれ」

俺「……。みんな、勝ち鬨をあげるんだっ!!」

護衛たち「――オオッ!」

下士官たち「勝ったのか……?」」

下士官たち「俺たちが国を変えたのか?」

護衛たち「あぁそうさ、俺たちが、俺たちの手で、国を変えたのさ」

みんな「――――ッッッ!!!」


国を変えた者たちの勝ち鬨は、王宮のみならず、国中に響く――

夫「お前とはもう別れる!」

妻「あんたみたいな男こっちから願い下げよ!」

ォォォォォ……!!

夫「な、なんだ?」

妻「あんた……あたし、はっきり言ってあんたのこと嫌いじゃない、かも」

夫「俺もだよ、愛してるぜマイハニー」チュッ


弟「お兄ちゃんばっかり! ずるいよ!」

兄「お前はいつもかわいがられているじゃないか!」

ワァァァァァ……!

兄弟「なんだろう……?」

兄「な、声の正体でも探してみないか?」

弟「しょうがないなぁ。付き合ってあげるよ。なんてったって、僕はお兄ちゃんの弟だからね」ニヤッ


少女「この声……なんだろう?」

少女姉「すごく大きいわね」

少女「どうしてかな。きっとあの中に、男さんもいるような気がするんだ」

少女姉「どうせ、輪の真ん中で馬鹿みたいに笑ってるわよ」ニヤッ

少女「それもそうだね」フフッ

俺は国を変えることに成功した。
たくさんの偶然と協力のおかげで。
革命を終えた俺たちの国は、これからきっと良い国へと変わっていってくれることだろう。
俺は何しろ脳筋なので政治面では役に立ちそうにもない。

だから俺がやることは、一つ。愛の告白だ。

ここから怒涛の投下ラッシュになります

俺「ただいま」ニコッ

少女「おかえりなさい、男さん!!」

少女姉「随分と大きな声が聞こえていたけれど、どうかしたのかしら?」

俺「あー……。二人とも。今から大事な話をするからよーく聞いてくれ」

少女「は、はい」ピシッ

少女姉「うん」コクン

俺「俺は今日、国を変えてきました」

姉妹「……?」

俺「これからはもう、奴隷なんてないし、みんなが自由と平等を感じながら暮らせる国にしていくつもりです」

姉妹「???」

俺「まぁ詳しいことはまた明日。じゃあ本題を話そうと思います」

姉妹「は、はぁ……」

俺「この国からは奴隷制度がなくなるので、二人ももう俺が所有する奴隷ではなくなりました」

姉妹「えっ……」

俺「それで、俺はいろんなことを考えました。妹や俺の子どもとして家に迎えようかとも考えたけど」

少女「それは、嫌、です」グスン

少女姉「なによ。帰ってきたと思ったら、別れでも伝えたいわけ? それなら最後まで言わないで」

俺「話を最後まで聞いて欲しい。俺は――二人を、家に、俺の妻として迎えたいと思います」

少女「……!!」

少女姉「それ、って……」

俺「無論、嫌なら断って二人でこの家から出て行ってもいい。出て行ったあとも生活はきちんと保証する」

俺「でもそんなことできればさせたくない。とにかく」

俺「少女」

少女「はいっ」

俺「少女姉」

少女姉「なに、よ」

俺「俺は二人なしでは生きられない。二人がいないと寂しくて死にそうだ。少女の明るい笑顔を毎日見ていたい。少女姉の不器用な優しさの傍にいたい。三人でならどんな困難も乗り越えていけると思う。俺と――結婚してください」

俺(俺は跪き、二人の手をとった)

少女「……ええと」

少女「その、すごく嬉しくて、なんて言っていいかもよくわかんなくて、わたしなんかでいいんですか?」

俺「少女じゃなきゃ嫌なんだ」

少女姉「私は不器用だし」

俺「知ってる」

少女姉「料理も洗濯も苦手だし」

俺「これからは俺が教えるよ」

少女姉「言葉遣いも悪いし」

俺「ひどい時は俺が教えるさ」

少女姉「私、は……」

俺「俺の好きな人の悪口はもうやめてくれよ」

少女姉「なによ。そんなクサいこと言って。騙されないんだからね」ギュッ

少女「こんなわたしでいいのなら」

少女姉「こんな私で構わないのなら」



「――――喜んで、お受けいたします」

少女「男さん――ううん、俺さん」

少女「俺……いいえ、あなた」

少女「よ、よろしくお願いしましゅ……」カンジャッタ

俺(かわいい)

少女姉「あのっ! ……えっと、その。大切に、して、よね?」ウワメヅカイ

俺(かわいい)

少女「わたし、夢の中にいるみたいなんです。すごくふわふわしてて、嬉しくて、心も体もどこかに飛んでいっちゃいそうで」ポロポロ

少女姉「そんなことじゃあ先が思いやられるわね」フフッ

少女「あーっ! お姉ちゃんだってニヤついてるくせにーっ!!」

少女「そ、そそ、そんなわけないでしょーっ!!!」カァァ

俺「なぁ」

少女「どうしたんですか?」

少女姉「どうしたのよ」

俺「――どこまでも続いていく道を、三人一緒に歩いていこうな」

姉妹「……はいっ!」

俺(二人とは無事、結婚することができた)

俺(さて、次は先延ばしにしてしまっていた上司さんからの告白を受けるかどうかだ)

俺(ここは、>>288までの多数決で決めよう)

選択肢
1、告白を了承して妻として家に迎える
2、断ってあくまでも上司と部下の関係でいる

流石にそこら辺はしっかりするんじゃない?

この上司どっかでみたアラサーと似てる気がする

>>291 千葉にある某高校の某アラサー先生は意識してたりしなかったりします
投票で1に決まりましたありがとうございました

俺(告白を受け入れて、俺は上司を妻として家に迎えようと思う)

俺(でもその前にまずは少女と少女姉にこのことを伝えなければ)

俺「あのさ、二人とも」

俺「実は、俺に告白してくれた人がいるんだ」

少女「はぁ」

少女姉「それで?」

俺「俺はその人のことも愛している。だから、告白を受けて、嫁として家に迎え入れたい」

俺「最低なことをしてるのはわかってるつもりだ。殴られても刺されても構わない。……いいかな?」

少女「俺さんが決めた相手なら、きっと間違いはないと思いますし」

少女姉「あなたが信じている相手なら、私たちは別に構わないわ。きちんと愛してくれると言うのならね」

俺「それは神に誓うよ。俺たちは妻とか夫とかそれ以前に家族だからな。誰かを蔑んだりなんかしない」

少女「でも――」

少女「その人への返事は、できれば明日にしてくれませんか?」ウワメヅカイ

少女姉「今日だけは私たちがあなたを独占していたいの」ギューッ

少女姉「一緒に、寝ましょう?」



俺「……おはよう、二人とも」

少女「おはようございます♪」

少女姉「おはよう」

俺「それじゃあ、今日も仕事に行くのと、それと――その人に、返事を告げてくるよ」

少女「はいっ」

少女姉「できるだけ早く帰って来なさいよね」

俺「善処はするよ。それじゃ、行ってきます」

少女「頑張ってきてくださいね」

少女姉「あなたならきっと大丈夫よ」

俺(さて)

俺(上司に気持ちを伝えるわけなんだが)

俺(上司にも自分に二人妻がいることを伝えておかなければならない)


俺「まぁ今考えてもしかたないか。――よし野郎ども、剣の特訓だ!」


下士官「お疲れ様でした、俺さん」

俺「おっ、お疲れ」

下士官「広場で待っておいて欲しいという俺さんの伝言、上司に伝えておきましたよ」

俺「お前つくづく有能だなぁ」

下士官「上司、本当に驚かれていましたよ。頑張ってきてくださいね」

俺「おう」


上司「遅かったな」

俺「すみません」

上司「まぁ、いい」

上司「それで、答えを――聞かせてもらおうか」

俺「俺は――上司さんのことが好きです。革命の時、俺を支えてくれたこと本当に感謝しています。剣の指導をしてくださったことも」

上司「……」

俺「きっと上司がいないと、俺は今軍でこうして剣術の教官なんてやってなかったと思います」

上司「……」

俺「それくらい俺にとって上司は大切な人です」

上司「……」

俺「でも、俺には――妻が、二人、います」

上司「……そうか」

俺「といっても、昨日気持ちを伝えたばかりなんですけどね。とにかく、既に二人妻がいるような男で、大丈夫ですか?」

俺「こんな、最低の男で」

上司「――言っただろう? 私はただお前の傍にいたい。その言葉に対しての答えを聞きたいだけだ」ギュッ

上司「お前に妻が何人いようと関係ない。無論、隙あらば私が奪い取るが」

俺(少女や少女姉とも違う、年上の女性のぬくもりは)

俺(それだけで、これまでの人を殺した自分から、新しい自分を見つけ出してくれるようだ)

俺(自分の中に、新しい風が吹いたようだった)

上司「私はお前が好きだ。お前も私のことが好きだと言ってくれた」

上司「じゃあ、まぁ、なんだ。その、だな」

俺「……」


上司「あとは家族になるだけ、だろ?」ニヤッ


俺「――そうですね」ニコッ

俺「改めて言わせてください。上司、俺と――結婚してください」

上司「……私で良ければ、喜んで」ニコッ ポロポロ

上司「ぁ、あれ、嬉しくて涙が……止まらないよ……」グスン

俺「今は好きなだけ泣いてていいですよ」ギュッ

俺「嬉しいことは二倍にして、悲しいことは半分こにしていきましょうよ」

上司「……あぁ、私たちは――家族、だからなっ」ニコッ

上司「そういえば、私がお前の家に入るのは初めてだな」

俺「そういやそうですね」ガチャリ

俺(今までは玄関先だけで話を済ませることしかなかったからだ)

ドア『おう、修羅場が待っとるで』

俺「やかましいわ」

俺「ただいまー」

少女「俺さんおかえりなさいです!」

少女姉「おかえりなさい、あなた。その人が、三人目の妻、ってところかしら」

俺「あぁ、そうだ。仕事の上司でな。上司さんっていうんだ」

少女「へぇ~仲良くしてくださいねっ! わたしは少女っていいます!」

少女姉「少女の姉の、少女姉よ。姉妹ともどもよろしくね」

上司「あ、えっと、おう……私は上司。よろしくな」


俺(我が家が一気に騒がしくなった)

少女「ぉれしゃん! なんでゎらしから離れるんですかぁー!!」ヒック

少女姉「……あら。私が正妻よ? そうでしょあなた?」ニヤニヤ

上司「俺! お前がそんなにふしだらな奴だとは思わなかったぞ!」ヒック

俺(上司がお酒を開けて、少女と少女姉はちょっとだけなら大丈夫だといい飲んだ結果がこれである)

俺「お、俺はちょっと風呂入ってくるな」ダッ

少女「あーっ逃げたー!!」

少女姉「待ちなさいよおあなたぁぁぁぁぁ」ダダダダ

上司「俺! 止まれ、これは上官命令だ!」キリッ

俺「うわぁぁぁぁぁぁあ」

俺(勢いで風呂場まできちゃったけど、いいや。そのままお風呂入ろう)

俺(どうせ汗かいてるし)


俺inお風呂、リビングにて

少女「それで、上司さんもスラム街の生まれなんですか?」

上司「あぁ、私は生まれてすぐに両親に捨てられてな。それから軍に拾われるまでは路上での殴り合いが半分趣味のようなものだったよ」ハハッ

少女姉「私と少女は隣国の生まれよ。この国が以前私の国に侵攻してきた時に奴隷に堕とされたの」

上司「そうか……ご両親の所在はわかるのか?」

少女「いえ、それが……わからなくて」

少女姉「生きているかどうかすらわからないのよ」

上司「そうか……二人の気持ちは私ごときでは察せそうにもないが、大変な思いをしてきたのだな」

少女「でも、俺さんにある日買われて、それからは幸せな毎日です!」

少女姉「私も、その時までずっと買い手がつかなかったのに、ある日突然あの人がやってきて……でもまぁ、今は幸せなのだけど」

上司「私が軍に入隊してから五年目くらいだったかな。治安維持部隊として私が街を歩いていると、街に転がって人々から見せしめのようにいじめられている俺を見つけてね」

少女「へぇ~……」

少女姉「そんな過去があったのね」

上司「見かねた私が俺をその場から連れ出して、そのあとは私があいつに剣を教えた」

上司「二人は、あいつが剣を振るうところは見たことがあるか?」

少女「ないです」

少女姉「具体的に何の仕事をしているかも教えてくれなかったしね」

上司「もし機会があれば、一度見ておくといい。俺の剣にはまるで神が降りているかのようだよ」フフッ

一方風呂からあがった俺

俺(なにこの小学生六年生の時の授業参観みたいな恥ずかしさ)

俺(親にはもう恥ずかしいから来なくていいと言っているのに当日教室をふと見回してみるとちょうど自分を見つけた親と目が合い手を振られる絶望)

俺(なんてことは、親がいない俺にはわからないんだけど)

俺(どうしようすごく出づらい)

俺(寒いしとりあえずパンツ履こう)ブルッ

俺「どうもです……」

上司「やぁ。私は一度帰って、身支度をしてから改めてこの家に来ることにするよ」

俺「あ、そうですよね」

上司「女にはいろいろあるんだよ。せめて好きな人には、自分の良いところを多く見てもらいたいのでな」

俺「そ、そういうこと言いますか」

上司「今更何を。私はお前の妻だぞ」ドヤッ

俺(胸でかっ)

俺「じゃあ、送っていきますよ」

上司「いや、大丈夫だ。明日から私というお荷物も増えるのだから、今日の夜は三人でゆっくりしていたまえ」

俺「はぁ」

上司「じゃあな」

俺(俺より男らしいなあの人)


俺「さて、今日もいつも通り一緒に寝ようか?」

少女「そうですね」

少女姉「三人で過ごす最後の夜ね」

俺「そ、そっスね」←童貞の反応

俺「……」

少女「……」スヤァ

少女姉「……」スヤスヤ

俺(二人はすぐに寝てしまったらしい)

俺(そりゃ慣れない来客が来て、ずっと喋っていたのだから疲れもするだろう)

俺(明日からまた家族が増える)

少女「ぉ、れ、さん……」

少女「どこにも……いかないで……」ギュゥゥゥ

俺(痛いと感じるほど、少女ちゃんが強く俺の手首を握ってくる)

少女姉「もぅ……私を、捨てないで……」

俺(少女姉はうなされているようだ)

俺(とりあえず手を握る。夢の中で苦しんでいるのかもしれない少女姉へ、俺のぬくもりが少しでも届くように)ギュッ

俺(そうしているうちに、気づけば俺も寝てしまっていた)

俺(次の日、朝起きると、既に少女ちゃんが朝食を作ってくれていた)

少女「それじゃあ、食べませんか?」

俺「そうだね」

少女姉「ほら、これ。仕事着、洗っておいたから」

俺「小麦粉とか使ってないよね?」

少女姉「そんなわけないでしょ!」プンスカ

俺「ふふっ、冗談だって」ナデナデ

少女「ずるいです、わたしもお願いします」

俺「お、おう」ナデナデ

少女「ふわぁ……」トローン


俺「んじゃ行ってくる」

少女「はーい、行ってらっしゃいです!」

少女姉「今日も安全に気をつけてね」

俺「おう」


仕事終わり
上司「俺」

俺(声をかけられて振り向くと、両手にたくさんの荷物を持った上司がいた)

俺「はい? あ、その荷物重そうですね……いいですよ、俺が持ちます」ヒョイッ

上司「ぁ……おい、両方とも手を塞いでどうする。お前の手は何のためにある」

俺「? そりゃ剣を」

上司「変なところで察しの悪い奴だ。どれ、荷物を片方よこせ」

俺「はぁ」

上司「お前の手は、私と手を繋ぐためにもあるというものさ」ギュッ

俺(やべぇ手柔らかい!! あったけえ!! 俺の嫁クソかわええぇぇぇぇぇ!!)←なお童貞

上司「さ、帰ろうじゃないか。これから始まる新しい生活の舞台になるであろう私たちの家に、な」

俺「――はい!」

俺(さて、家に帰り、三人の嫁とともに暮らすことになった俺はどうなるのでしょうか)

俺(案外特に変わったことはなく、騒がしい毎日が続いていたりする)

俺(まぁとにもかくにも)

俺(これから毎日変わらない幸せを、三人とずっと一緒に過ごしていきたいと強く思うのである)

~END~

奴隷は解放するもの(確信)
あ、夜の九時くらいから革命編(R-18G)投下すると思います
自分の下書きだと超とはいかずともそこそこグロいんですが大丈夫ですかね……頑張って書き直せばR-15くらいにはできますが

※時間軸は北方で奴隷を解放し、帰国する途中に上司の襲撃を受け本編では話し合いで解決したところからです

俺「剣で決着を。俺の持てる力全てであなたを倒して国へ戻ります」スチャッ

上司「剣か。それもまた良し。弟子のお前が一体どれほどの力を見せてくれるか、私はとても楽しみだよ」スチャッ

俺(互いに剣を体の正中線に構える)

上司「いざ――参るッ!」

俺「――――ッッッ!」

俺(横腹をえぐるように入り込んでくる薙ぎ払いの一撃目に、それを躱した瞬間に恐ろしい速度で顔面に二撃めの突き)

俺(突きは首をひねってスレスレのところで躱し、お返しの代わりに袈裟斬りを叩き込もうと試みるが、完全に受け止められてしまう)

上司「その程度か? まだ甘えと迷いが感じられる太刀筋だな」

上司「そんな私一人殺せないような力が何の役に立つ?」ニヤリ

上司「私を、殺してみせろ」

俺「う――ぁ゛ぁ゛――ああああッッ!!」

俺(渾身の力で上司の剣を叩きおろうと放った垂直斬りが、上司の剣を粉々に粉砕した)

俺「敵は全員……皆殺し!」

俺「ああああああぁぁぁぁぁッッ!!」

俺(剣を粉砕されて驚いている上司の腹部に剣を突き込む)

俺(肉を割いて臓物すr

上司「お前は……ぐっ……やはり獣だな……」ゴフッ ガハッ

俺(大量の吐血が痛々しい)

上司「お前は、強いな」ニコッ

俺「……」 

上司「ここでお前に殺されることに悔いはないよ。がふっ……ただお前の気持ちのほうが強かった、それだけさ」

上司「さて、私は一足先に逝くとするよ。空の上から、お前が国を変えるさまを見ていてやる」

上司「必ず……国を、変えろよ。俺」ニッコリ

俺「……」

俺「…………」

俺「――――……ちくしょう」

俺「帰ろう。国を変えるために。こんな世界は、間違っている」

俺(俺はすぐさま、帰国の準備を整えた)

※訂正
俺(肉を割いて臓物すらも粉々にするこのおぞましい感覚が、俺を蝕んでいく)

時間軸は大きく跳んで突入編からです

俺「俺がこの部隊を仕切る!」

俺「革命を成功させたいと思う男は武器を掲げ、敵をぶっ殺せ!」

下士官たち「応ッ!!」

俺(こうして必死に兵士の士気保っている自分の行いすら、むなしく思えてくることもある)
 
俺(もしかしたら、隣に上司がいる……そんな未来もあったのかもしれない)

俺「突入まで3秒前!」

俺(ここまで多くの人を殺めてきた)

俺「2」

俺(己のこの命、ここで尽きても後悔はない)

俺「1」

俺(だから、国王――貴様だけは刺し違えても殺す)

俺「――突入!」

多分あんま需要無いよそういう話

>>320 需要ないのはわかってるのでスルーしていただければありがたいです 安価次第ではこんなエンドあったんだなーくらいに
捉えていただけると幸いですかね

俺(目についた憲兵や将校は全員首を跳ねて殺した)

俺(銃を構えている兵もいたが、後方支援の部隊は撃ち殺してくれている)

俺「……みんな死んでいく」ハハッ

俺(あっという間に玉座にたどり着いた俺たちをお出迎えなすったのは、銃を構えたたくさんの兵士たち)

俺「さすがにこれは無理か?」

下士官「俺たちが飛び出せばいけるかもしれないです」ヒソヒソ

護衛「我々は誇り高き軍人ですから。俺さん、どうか国を変えてくださいね」ニコッ

俺「や……やめろお前らっ!! 止まれ!! これは上官命令だ!!」

下士官「聞けません!」

護衛「うおぉぉぉぁぁぁぁぁっっ!!」

俺(下士官の数名と護衛たちが突っ込んだのを皮切りに、凄まじい銃撃戦が始まる)

俺(俺と以前手合わせをした下士官が目の前で脳髄をぶち抜かれて死ぬのをぼんやりと眺めながら、俺は無心で斬り殺し続けた」

俺「死ね! 死ね! 死ね! ――死ねぇっ!!」

俺(今ならなんでもできる。そんな気がした)

俺「あはははははははははははははははははははははっっ!!」
 
俺(全身返り血まみれになり、気づくと残ったのは俺と数人の下士官たち、そして憲兵を肉壁にしていた国王のみ)

俺「さぁ死ねよクソ野郎が!!」

俺(体は言うことを聞かない)

俺(どうも何発か銃弾がかすっているらしい)

国王「そんなボロボロの体で何ができる、俺!! ここで死ね!!」

俺(国王も剣を抜き、俺を迎え撃つつもりらしい)

俺「みんなは手を出すなッ!!」

俺(銃を構えたこちらの兵士たちを手で制しつつ、水平斬りから右斜め上に向かっての斬り上げ、そして国王の左肩に回し蹴りを叩き込む)

俺「これは決闘じゃない、殺し合いだ」

国王「ひょろい貴様の蹴りなんぞ効かぬわ!!」

俺(俺の体術は国王の脂肪でたぷんたぷんな体には通用しない)

国王「これで終わりだ、俺!!」ゴウッ

俺(爆発的な速さで振り下ろされる刃を間一髪サイドステップで躱し、国王の握る剣の刀身にこちらの剣をぶち当てることで、剣を国王の手から離す)

国王「ここで終わるわけにはいかんのだ!! この国の発展のためにも!!」

俺「お前だけが幸せになる国家なんて存在しなくていいッ!!」ガキン カキン ガッ

俺(わざと大きな隙を、右半身に作る。これは賭け。奴が乗ってくるか、こないか

国王(ふん、やはり荒削り。隙が大きい)

国王(ほれ、右半身に大きな隙ができておるわ)

国王「終わり――

俺「終わりだ!!」ザシュッ

俺(胸の肉を浅くえぐる水平斬りから、素早くその剣の軌道を引き返すようにしてリターンの二撃目。そして、国王の肩口から飛び出すような斬り上げの三撃目)

俺(腹に本気の蹴りを叩き込み、その反動をそのままに全身の体重を乗せた一閃の突き)

俺(これでもかというほど綺麗に決まった連続技を受けた国王は、その場にゆっくりと崩れ落ち、そしてそのまま動かなくなった)

俺「かっ、た……」

俺「俺たちの……勝ちだ……っ」ウルウル

俺「」バタッ

下士官「俺さん!? おい、誰か急いで救護所にお連れしろ!!」

護衛「今要請してます!!」

「死なないでください、俺さん!」 「頼む、どうかこの人を助けてやってくれ!!」 「俺たちは俺たちのできることをするぞ!!」


俺「……」

俺「ん……」

俺(ゆっくりと目を開ける。目に最初に飛び込んできたのは、真っ白い天井と、少女、そして少女姉だった)

少女「目、覚めましたか?」ニコッ

少女「本当に良かったです――革命が起きてから、男さん、三日三晩ずっと寝ていたんですよ?」

少女「多くは話さなくてもいいので……今はただ、わたしを抱きしめてください」

少女姉「あなたがしてきた苦労は全て、軍の人から聞いたわ」

少女姉「あなたなしでは成し遂げられない革命だったそうね」

少女姉「あなたはこの国の英雄になったのよ? なのにどうしてそんなに、悲しそうな顔をしているの――?」

俺「……ごめん」

俺「俺が欲しかったものは、結局は自由でもなんでもなくて」

俺「――――今俺が抱きしめている、二人の女性だったかもしれない――」ギュッ

少女「男さん、こっち向いてください」

俺「ん?」

少女「ん……//」チュッ

俺(キスだった。唇に。俺のファーストキスだった。ぎこちない、下手すれば歯があたってしまうんじゃないかと思うくらいのキス)

俺「な、何してるんだよっ!?」

少女「これ以上そんな後ろ向きなこと言っちゃダメですよ。このままほうっておくともっとひどくなりそうっだったので、わたしのはじめてを使って塞いじゃいました」フフッ

少女姉「……俺」

俺「うん?」

少女姉「ん……ふぁ……」チュッ

俺(少女ちゃんとは対照的に、ゆっくりと時間をかけて、お互いの全てを味わうかのようなキス)

俺「……二人とも」

少女姉「これ以上は何も言わないでいいわ。そんな悲しい言葉を聞くために、ここに来たわけじゃない」

俺「少女姉……ってうわぁ!?」

俺(俺は二人に、押し倒された)

少女「ぇっちはしないですけど……でもその分、今まで待たされた分、あなたをいっぱい感じさせてください」

少女姉「ありがとう、この国を変えてくれて。そしてありがとう、私たちのわがままを受け入れてくれて」

俺(少女ちゃんは俺の髪に、少女姉ちゃんは俺の首筋にキスをした)

俺(俺と二人の少女の影は、そのまま一つに重なり合う)


俺「あぁ、やっぱり――二人と結婚したいと思うくらい、俺は二人が大好きだ――」ニコッ

これにて終了です。掘り下げればもう少し深く書ける部分もたくさんありますが、ざっと読める感じにまとめさせていただきました。
人を殺しまくったことで、退廃的な雰囲気を感じさせるようになった俺くんの末路というか、あり方のようなものが表せているといいな、と。
※補足
髪へのキス→思慕
首筋へのキス→執着

この3人と子供生まれたあとのお話みたいでち
おつ

投下していきます
俺(革命も落ち着いて、季節は冬。しんしんと降り積もる雪が美しい季節だ)

俺「今日は……街にでも遊びに行かないか?」

少女「街ですか!? やった♪」ルンルン

少女姉「……ま、まぁ、あなたがどうしてもっていうのなら? 行ってあげなくもないけど?」チラッ

上司「お前と街を歩くのも久しぶりか? いいぞ、行こうじゃないか」


少女「あっ、あそこは……」

俺「少女と少女姉にワンピースを買ってあげたお店か。そうだなぁ、いつまでもワンピースだけってのもアレだし入ってみようか?」

少女姉「懐かしいわね……」

上司「ほう、私でも着られる服はありそうだ」

俺「そういう自虐はよしてくださいよ」

俺「そうだ。店員さん、この三人にお似合いの服を見繕ってはもらえませんか?」

店員「わかりました!」


少女「え……と。ど、どうですか?」

俺「うん、すごくよく似合ってるよ」

俺(少し大きめの白のニットワンピが非常にかわいらしい)

少女姉「お願いだからこっちを見ないで……っ///」

俺「おお……」

俺(黒のダッフルコートを貴重にしたファッションは、少女姉の落ち着いた雰囲気を際立たせていて素晴らしい)

少女姉「こっち見るなってば!!」

俺「いやすごい似合ってるよ」

上司「どうだ? やっぱり私には似合わないと思うんだが……」

俺(黒いヴィンテージ調のデニムサロペットが上司の大人っぽさを引き出し、スタイリッシュに見せている)

俺「綺麗に見えますよ。すごくいいと思います」

上司「そ、そうか? じゃあこれにしようかな」ニヤニヤ


少女姉「ここは……俺に買われたあと、私が希望したカフェね」フフッ

上司「さっきから歩くだけで恥ずかしいんだが」

俺「大丈夫ですよ、自信持って」

少女「とりあえず座りましょうか」ニガワライ

俺「コーヒーで」

少女「ホットケーキを♪」

少女姉「こんがりドーナツをお願いするわ」

上司「……カプチーノとティラミス、ロールケーキで」

俺「高カロ――

上司「ふんっ」ゴスッ

俺「」

少女「ひええ!?」

少女姉(拳が見えなかったわ……)


少女「あ、ホットケーキ美味しいです♪」

少女姉「ドーナツも甘くて美味しいわ」

上司「カロリーなんて気にしないんだからなぁ!」ウルウル バクバク

服装とかは適当に書いてるので参考程度でお願いします

上司「さて。私が行きたかったのはここだ」

俺「チョコレート専門店、ですか?」

上司「お前に渡したウィスキーボンボンがあっただろう? あれはこのお店のものらしいぞ」

少女「わぁ、チョコレートがたくさんありますね!」ワクワク

少女姉「……」キラキラ

上司「さ、入ろうじゃないか」

俺「はい」

俺(すごくたくさんのチョコレートがある。試食もいくつか食べてみたが、とんでもない甘さだったり甘くなかったりいろいろだ)

少女「俺さん、これすっごく美味しいですよ!!」ドタバタ

俺「うん、店内は走らないようにしような」ヒョイ パク

俺(あ。美味しい)

少女「どうですか?」ウワメヅカイ

俺「すごく美味しいよ」ニッコリ

少女「良かったぁ……!」ホッ

少女姉「俺、こんなのもあるみたいよ?」

俺「ほぅ」

俺(ワインのようだ。しかし、どうやら中にワインが入っているだけでなく、外側の容器はチョコレートになっておりそのまま食べられるのだとか)

少女姉「買ってもいいかしら?」

俺「未成年、飲酒禁止」

少女姉「ぶー」

上司「俺! こんなのがあったのだが」

俺「はぁ。ってこれ」

俺(上司が差し出してきたのは、先ほど少女姉が持ってきたものと全く同じだった)

俺(どうやら上司を使ったようだ)

俺「……晩酌の時だけですよ」

少女姉「ちぇっ」

俺「ほらそこ、舌打ちしない」

上司「少女姉、すぐにきみも飲めるようになるさ」ハハッ

俺「上司もお酒入ったら割とめんどいですけど」

上司「だ、誰しも酔いたい時はある」アセアセ

俺(なんだかんだで甘くしちゃってるな……気を付けないとなぁ……)

俺「だいぶ遊んだなぁ」

少女「はいっ! すごく楽しかったです!」

少女姉「そうね。久しぶりに外に出た気がするわ」

上司「私もだ。ここのところはずっと軍縮の関係で各所に頭を下げ続ける日々だったからな」

俺「俺もです。お互い大変でしたね」ハァ

上司「全くだ」

少女「あの、俺さん」

俺「ん?」

少女姉「私たちからお願いがあるの」

俺「おう、何でも言ってみろ」

少女「わたし、俺さんに買われてから今日まですごく幸せでした」

少女姉「でも、もう俺と上司さんの二人に身を守ってもらうだけなのは嫌なの」

上司「……ほう」

俺「それで?」

少女「その。わたしたちを、俺さんの軍での秘書にしてくれませんか」

少女姉「私たちはもう守ってもらうだけなのは嫌なの。あなたと同じ目線に立っていたい」

上司「……」

俺「でも、それは」

俺(……いや)

俺「うん、いいよ」ニコッ

上司「許可しよう。俺の妻である二人が夫の仕事を知っておく、これもまた妻の務めというものだろう」

俺「はは、そうですよね」

少女「やったぁ!」

少女姉「これで仕事場でも一緒ね」

上司「浮気は許さんぞ」

俺「する勇気もなければするつもりもありませんよ」

俺「だってこんなに素敵な三人の妻がいるんですから」

少女「――俺さん大好きです♪」

俺「お、おお……」

少女姉「じゃあ、私は右手をいただくわ」

上司「私は左手を捕まえておこう」

少女「あーずるいです!」

少女「じゃあわたしはお姉ちゃんとー」

少女姉「ふふっ、いいわよ」

俺「あー俺の腕三本に増えないかなぁ……そしたら全員と手を繋げるのに」

俺(そんな荒唐無稽なお願いを真剣にしてしまうくらい、俺は幸せなのだった)

これにておしまいです。投下が遅れてすいませんでした。本当にごめんなさい。
gdgdしてしまいました。
後日談というよりは後日の日常の一コマを切り抜いたものという感じになりましたが楽しんでいただけたら幸いでございます。
小ネタ集は正直割と面白くなさそう&需要なさそうなのでそれでも見たいという方はレスをお寄せいただければ投下します。
>>336で出た三人の子どもが生まれたあとのお話のほうがどちらかというと需要がありそうですw

とりあえず明日もお仕事なので寝ます。申し訳ないです。
両方投下する方向で行きたいと思いますがよろしいでしょうか?

いつもに比べると少し早いですが時間がとれたので投下していきます 小ネタ集です

カフェにて
少女「俺さん、お菓子も頼んでいいですか?」

俺「グラニュー糖ならいくらでもとっていいよ」

少女姉「……」←無言の圧力

俺「グラニュー糖はお菓子の原材料だからお菓子でいいじゃん」

上司「俺! これとか美味しそうじゃないか!?」つクレープ

俺「カロr――

上司「ふんっ」ゴウッ

俺「」

少女「俺さんの口から見えてはいけないようなものが天に昇ってます」

少女姉「気のせいよ」

上司「別にいいもん! 俺がだめって言っても食べるもん!」ブワッ

★高い方も 低い方も

俺「そういえば二人って身長低めだよね」

少女「そうですか?」

少女姉「奴隷の食事は栄養なんて考えてくれないからね」

俺「なお上司さんは」

上司「ふふん。どうだ俺」ボンキュッボン

俺「スタイル抜群だよなぁ……」

上司「お前が褒めてくれるなんて珍しいな。それ、ご褒美だ」ギュッ

俺「ああああああああああ」メキメキ バキバキ

少女「さすが軍人さんです!」

少女姉「さすがの俺も悶死待ったなしね」

上司「愛してるぞ~っ!!」ギューッ

俺「」ブクブク

少女「ああっ、俺さんが泡吹いてる!」アワアワ

少女姉「蟹みたいね」クスクス

上司「全くそんなに嬉しかったのか♡」ボキボキボキ

俺「」

少女「俺さんが白目剥いてます!」

少女姉「車に轢かれたカエルみたいね」クスクス

★この世界がRPGだとするなら

俺「革命起こすのってほんと疲れますね」

少女「わたしたちその間家で待ってるだけだったので」

少女姉「退屈だったわ」

上司「お疲れだったな」

俺「それにしても、どうしてあんなにうまくいったんでしょうか」

上司「この世界を漫画や小説に例えるなら、きっとお前が主人公だからだろう」

俺「いや、そんな」テレテレ

少女「ぼうけんのしょが消えそうな顔してますけどね♪」

少女姉「なぞのばしょになみのりしそうな顔もしてるわ」

上司「俺のことだしそこでセーブしてデータ壊れるんだろうな」

俺「やめろ、>>1の悪口はやめるんだ」

★お久しぶりです

北方少女「お久しぶりです俺さん!」

俺「おっ、久しぶりー大きくなったなぁ」ナデナデ

北方少女「えへへ。お母さんも来てますよ♪」

少女母「お久しぶりです」ペコリ

俺「こちらこそお久しぶりです」ペコリ

北方少女「わたしこれから夜のお仕事なんです♪」

少女母「お仕事のシフトが夜なんです。あ、軍の厨房の、ですよ?」

俺「わ、わかってますよ」アセアセ

俺(かわいい)

俺「と、とにかく仕事頑張ってね。またいつでもおいで、ほら飴」

北方少女「わーい、ありがとうございます!」

俺(あの子がお嫁になったり……ないな、ないない。ありゃどう見ても幼女だし)

★俺の嫁たちがこんなにヤンデレなわけがない

少女「俺さん……職場でまーた女性と話されていましたね?」ニヤリ

少女姉「どうせあなたのことだから、誰にでも愛を囁いているのでしょ?」

上司「私たちに愛していると言ったその唇で、今度は誰に愛を囁くんだ?」

少女「だめですよぉ俺さん。あなたはわたしたちのものなんですから」チュッ

少女姉「そうよ。いつも注意してきたのに、治らないなんて……あなたはきっと、社会に毒されてしまったんでしょう」

上司「だから、私たちしか目に入らないようにしてやろう」ニヤニヤ

少女「ふふっ……怯えているその瞳もかわいいです♪」

少女姉「そうね。喰べてしまいたくなるくらい、かわいいわ」

上司「これからは私たちだけ愛してくれればいい……お前が間違いを起こさないように、私たちがずっと一緒にいてやる」

少女「あはっ……」

少女姉「ふふっ」

上司「ははははっはははははははははははははははははははっっっ!!!」


俺「うわぁっ!?」アセビッショリ

俺「夢か……」

俺「夢だよな?」

少女「おはようございます俺さん♪」

少女姉「おはよう、俺」

上司「どうしたんだ、そんなに汗をかいて」

俺「は、はは。なんでもないです」

少女(……ふふっ)

少女姉(これからずっと――)

上司(ワタシタチダケノモノ――――)

★これまで本当にありがとうございました

俺「いろいろあったけど、楽しかったな」

少女「はいっ!!」パァァ

少女姉「そうね」ニコッ

上司「そうだな。特に俺が王を倒して国王になると宣言したところからは涙ちょちょ切れのテンションMAX――

俺「捏造イクナイ」

上司「考えるのをやめたあたりからは最高だったな」グッ

俺「それもう違う……」

少女「勝ったッ! って感じでしたね」

俺「!?」

少女姉「それもいいけど……俺が強気に出てるところなんて傑作だったわね、弱く見えるわよ」

俺「なん……だと……」

少女「とにかく、本当に良かったです!」

少女姉「ええ」

上司「グダグダしつつも感想、応援をくださった皆様に感謝を込めて」

俺「――本当にありがとうございました」

これにて小ネタ集もおしまいです。本当にgdgdしてしまいましたがここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました。感謝感謝です。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom