小鳥「人格が26に分裂した!?」 (50)


社長「それは、本当かね!?」

P「はい、実は先月から……ふと気がつくと曜日が変わってる事があったんですよ」

P「それで、心配になって病院に行ったら、解離性同一性障害つまり多重人格と……」

社長「……成る程、だからこの頃休みが増えていたのか」

小鳥「でも26って……」

P「ああ、心配いりませんよ、ある程度は抑える事が出来るので、業務に支障はありません」

小鳥「えっ?抑えるって……出来るんですかそんな事?」

P「はい、耳元でアルファベットを呟かれない限り人格は変わりません」

P「戻したい時はプロデューサーと呼んでくれれば戻るそうですし。そんなに不便じゃないですよ」

小鳥「いや、そうだとしても「ティンときた」

P「え?」



社長「音無君、抑えるんだ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1413097776

小鳥「?……あ、そういう事ですか!」ガシッ

P「え、ちょっと音無さん社長どうしたんですか!?」

社長「フッ、私は見てみたいんだ君の違う一面を」

社長「フッ、プロデューサーさん。24の人格を持つ男、ビリー・ミリガンさんの人格の中には、それはそれは多種多様な人格があったとか」

P「ま……まさか、やめてください!」ジタバタ

社長「いいじゃないか、減るもんじゃないし」

P「確かに減るもんじゃないですけど、嫌なんです!」

小鳥「大丈夫ですよ、私はどんなプロデューサーさんでも受け止めますから」

P「そういう問題じゃ……」

社長「アルファベットを耳元で呟けばいいんだったね、では手始めに」

P「や…やめ……」

社長「A」・ボソッ

P「うぎゃああああああああ!!!」




P「ッ………!」カクン

シーーーン

P「………」

小鳥「社長、どんな風に変わると思いますか?」

社長「うーん、彼の事だからたいして変わらないんじゃないか」

社長「もしかすると、多重人格というのは彼なりの冗談なのかもしれな」バキッ



社長(あれ?何で私は飛んでいるんだ?私は確か音無君と……)

ガッシャアアアン!!

小鳥「え?社長」クルッ



ガシッ

小鳥(あれ?何で私、首締められてるの?あ、もしかしてこの人……)ググググ




「貴様らァァァァァ!!何者だァァァァァァァッ!!!!」

小鳥「あっ…ぐるし……」

「何だァァァ!聞こえんぞォォォォ!!!」ググググ

小鳥「おど…なじ……ごどり……です……」

「おどなじごどり!?お前、音無小鳥か!」パッ

小鳥「ゲホッ、ゴホッ、はい、そうです」

「そうか、貴様等が……」

小鳥「ハァハァ、いきなり首締めるなんて酷いですよプロデュ」バキッ

小鳥(鼻血?殴られた?何で?)ポタポタ

「呼び方を間違えるなァァァ!オレの名はTHE Army(兵士)だアーミー軍曹と呼べェェェ!」

(以下A)

A「分かったなァァァ!」

小鳥「ウッ………ヒグッ」ジワ

A「えッ?」

小鳥「な、ぐら、れた」グス

A「があァァァァァ!泣くんじゃねえェェェ!!」オロオロ

小鳥「ヒクッ、プロデュ……ムゴォ!?」

A「だから、その名前で呼んだら駄目だって言ってるだろうがァァァ!!」

ーーーーーーー

A「落ち着いたか」

小鳥「……はい」

A「コーヒー飲むか?」

小鳥「……はい」

A「タオルを口の中に突っ込んだ時、歯は折れなかったか?」

小鳥「……折れてないです」

A「そうか、社長は延びてるだけだから、安心しろ」

小鳥「……はい。あの、質問があるんですけど」

A「何だァ!」

小鳥「あなたはプ……じゃなくてアーミーさんは違う人格なんですか」

A「……そうだ。砂糖いるか?」

小鳥「いります。後、何でプ……から始まる名前で呼ぼうとすると、その……怒りまくるんですか?」

A「その名前で呼ばれたら戻っちまうだろうがァァァァ!馬鹿か貴様ァァァ!」

小鳥「……」ジワ

A「泣くなァァァ!オレには用事があるんだよォ!」オロオロ

小鳥「用事……ですか?」

A「そうだぁ、だからまだ表に出てなけりゃならねぇんだ」

小鳥「その用事とは?」

A「これ以上は言えねェェなァァァ!」

小鳥「う……」ジワ

A「ああっ、泣くんじゃねえよッ……ほら飴ちゃん食べるか?」オロオロ

小鳥「……教えてください」

A「あァァァァ!……仕方ない」

小鳥(……ちょろい)

A「……告白だ///」

小鳥「え……告白?」

A「告白で悪いかァァァ!」

小鳥「いや、悪くはないと思いますけど……」

小鳥(プロデューサーさんの口からその言葉を聞く日が来るなんて)

A「とにかく!オレはあの娘に告白するまで絶対引っ込まねえぞォォ!!」

A「オレを戻そうとする奴は全員敵だァァァ!!」

ガチャッ

春香「おはようございます」

真「おはようございます」

小鳥「あら、おはよう。珍しいわね、二人が一緒に来るなんて」

真「偶然そこであったんですよ」


春香「あっ、おはようございますプロデュ「敵かァァァ!死ィィィィィィねェェェェ!」ブン

春香「え?」

真「危ないッ!」グイッ





ガン!ボタッ

春香「灰……皿?」

真「危なかった、いきなりこんな物投げつけるなんて何考えてるんですか!」

A「スゥゥゥゥゥゥ」








A「かァァァァァァァァァつ!!!」ドン

ビリビリビリ

真(なっ、まさか床を介してここまで気を!?)

春香「あ…れ…」ドサッ

真「遠当てって本当に出来たんだ」

A「スゥ……まずは一人、次は貴様だ」ギロッ

真「何が何だか分からないですけど、ヤル気なら容赦はしませんよ」

A「今のオレは最高に気が充実しまくってる、勝てる奴などこの地球上には存在しねえ」

小鳥(あれ、プロデューサーさんを戻すには今がチャンスなんじゃ…)

小鳥「プロデューサ「当身」ドゴッ・

ドサッ

A「惜しかったな」

真「隙ありィ!」

真(今のプロデューサーは何かおかしい、この蹴りで少しの間寝ててもらいます)


ガシッ

真「なっ……受け止めた!?」

A「鼠風情が自ら獅子の口の中に飛び込んでくるとはな、くだらん全くもってくだらん存在だァァァ!」ブン

真(僕を片手でぶん投げるなんて!あの腕の何処からそんな力が)


ドンッ

真「ッ……!」

A「スゥゥゥゥゥゥ」ダッ

真(マズイ、早く体制を立て直さないと)

A「……」スッ

真(避け……)





発 頸

A「フッシュウウウウ」

ビシッバキッ

真(ギリギリ躱せた……え?)

真「嘘……壁が」

バキッガラガラ

A「次は当てる」

真「いや……来ないでくださいプロデュ「プロデューサー」

A「え?」

社長「フフン」

A「あ……しまったァ!お前もう起きてたのかァァァ!」

社長「とっくの昔にね。流石の君も二人同時は無理だった見たいだねぇ」

A「ちくしょおォ!……うぎゃあああ!」ドサッ

社長「これで一つ目か。次からはもっと準備しないとなぁ、イテテ」

真「あの、社長!プロデューサーに一体何が?」

社長「その事については全員集合してから説明するよ」

社長「当の本人も気絶してるようだしねぇ」

ーーーーーー

「「「多重人格!?」」」

春香「プロデューサーさん、それ、本当なんですか?」

真「成る程、だからあの時あんな凶暴だったんですね」

貴音「つまり貴方様の中にもう26の貴方様がいるという事でいいのですか?」

律子「例え多重人格だったとしても、この壁の修理費はどうするんですか!」

亜美「やっぱり、人格が変わるとパワーアップとかするんでしー」


P「いや、そんな一辺に質問されてもなぁ。あ、性同一性障害になったっていうの本当だぞ」

普通に間違えました性同一性障害じゃなくて解離性同一性障害ですね

すいません

A「あ……しまった!貴様ァァァァ!もう起きてたのかァァァ!」

社長「とっくの昔にね。流石の君も二人同時は防げないみたいだねぇ」

A「ちくしょおォ!……うぎゃああああああああ!」ドサッ

社長「これで一つ目か。次からはもっと準備しないとなぁ、イテテ」

真「あの社長、プロデューサーに一体何が?」

社長「その事については全員集合してから説明するよ」

社長「当の本人も気絶してるようだしねぇ」

ーーーーーー

「「「多重人格!?」」」

春香「プロデューサーさん、それ、本当なんですか?」

真「成る程、だからあの時あんな凶暴だったんですね」

貴音「つまり貴方様の中にもう26の貴方様がいるという事でいいのですか?」

律子「例え多重人格だったとしても、壁を破壊したのはプロデューサーなんですから修理費は出してもらいますよ!」

真美「多重人格なんてかっこいい〜」

亜美「素手で壁を破壊するなんてどうやってやったの?亜美にも教えてYO〜」

P「そんな一辺に質問されてもなぁ。あ、多重人格になったっていうのは本当だぞ」

小鳥「いた……」ズキン

P「ああっ!大丈夫ですか、音無さん!……すいません、俺のせいで」

伊織「女に手を挙げたなんて、アンタ最低ね」

小鳥「良いのよ伊織ちゃん、あれはプロデューサーさんじゃないから。それよりも、告白って誰の事だったんですか?」

P「え?何の話ですか」

小鳥「いやアーミーさんが……あ、アーミーさんって言うのはプロデューサーさんの別の人格の名前でですね」

小鳥「その人が『告白するまで絶対引っ込まねえ』とか『告白で悪いかー』って言ってたんですよ」

響「プロデューサー、まさか好きな人がいるのか、自分聞いてないぞ!」

あずさ「あら〜〜〜」

P「待ってください!俺は好きな人なんていないですし、そもそもそれは俺じゃありませんって」オロオロ

社長「うーん、成る程」

社長「……君、もしかして人を好きになった事がないんじゃないのかね?」

P「え?何のことですか?」

社長「いいから、思い出して見てくれないか」

P「いや、俺にだってそれくらいはあり、あり……」




P「あれ?」

社長「やっぱりか。恐らくあの人格は、君自身では分からない気持ちを理解してたんじゃないかね」

P「いや、流石にそれはありえませんよ」

社長「なら、確かめる為に早速次に行こうじゃないか。全員集まってる事だしね」ガシッ

P「え?」



社長「B」ボソッ







P「あっ、うぎゃああああああ!」カクン

(以下B)

短くてすいません

次の人格はTHE Blues(鬱)です

律子「うわ!何したんですか社長!」

社長「何って、彼の人格を変えて好きな人物を調べるんだよ。今回はBで変えたからさっきとは違う人格が来るはず」

律子「は?」

美希「意味不明なの。大丈夫、社長?」

社長「いや、私の考えが正しければこれで分かるはずだ」

小鳥「あの、アーミーさんを呼んで直接聞けば良くないですか?」

社長「彼は凶暴すぎる。私には、まともに話しが出来る気がしないよ」

B「あー、うるさいわね」

社長「……」カキカキ

私が話を終えるまで彼をプロデューサーと呼ばないように

春香「ええと、なら何て呼べばいいんですか?」

B「あたしの名前はTHE Bluse(鬱)、ブルースって読んで良いけど話しかけないで」

真美「ぷふっ兄ちゃんが、女口調になってる〜」

亜美「録音して後で聞かせてあげようYO〜」

社長「オホン!ブルース君、話しかけるなと言われたが、君にいくつか聞きたい事があるんだ」

B「……」スクッ

スタスタ

社長「えっと、何をしようというのかね?」

B「別に、なにも」

ガサゴソ

律子「ちょっと!そこ私のデスクですよ!」

B「ふーん、で?あ、あった」

小鳥「あっ!」

社長「それは、まずい!プロ「……ん」スポッ

スタスタ

B「……」ドサッ

社長「しまった、あんな物を付けられたら秘密兵器も意味が無くなってしまう」

律子「真美と亜美がうるさい時に使う『耳栓』がどうかしたんですか?」

小鳥「まだしっかりと説明してなかったんですけど、プロデューサーの人格を変えるには、耳元でアルファベットを言えば良いんです」

小鳥「逆に、元に戻すにはプロデューサーと呼べばいいんです」

律子「へぇー、そうなんですか……って、ええええええ!」

短くてすいません
鬱は女の人格です

頸じゃなくて勁でしたすいません

このSSまとめへのコメント

1 :  二重人格さん。   2015年02月08日 (日) 20:44:04   ID: 5ERdALAE

私は二重人格者です。何故かなってしまいました。 
私は、普通の人ですがもう一人の方は、凄く不思議な人格でその人格は妖精などが見えるらしいです。

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom