【艦これ】 秘書艦は幼馴染 (191)
【艦これ】幼馴染の秘書艦由良とのまったりの予定
※初SSです。過度な期待はしないで下さい 。
※書く速度が亀なので不定期更新です。
※キャラの崩壊や口調の崩壊等ありますが、生暖かい目で見守ってください。
※言い争いや荒らし行為はやめましょう。基本スルーで。
※各艦娘の相関図等がオリジナルと違う部分もありますが、2次創作観点にてご了承下さい。
↑がダメな方はブラウザバックをお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412442670
由良「電探に感あり!左舷10時の方向、艦数5、深海棲艦です!空母ヲ級1、重巡リ級1、駆逐ロ級3!」
提督「上空待機の赤城、翔鶴の流星改にて艦爆攻撃へ!徹底的に右舷を狙え!烈風は艦隊直掩の20機を除く全機を攻撃機の
護衛に回せ!」
流星改妖精<いくぜ!ヤローども!
烈風妖精<護衛はマカセロ!
提督「利根は61cm酸素魚雷を4基12門を全門斉射!」
魚雷<派手にブチまかすぜ!
提督「長門と榛名はヲ級を攻撃!5艦全てを海底に叩きつけろ!」
「「了解!」」
41cm砲 <主砲斉射!薙ぎ払え!!
提督「叩きのめせ!レッツ、ダンシング!」
《鎮守府》母港
作戦終了!艦隊が帰投しました
提督「みな、ご苦労だった。まずは今回の損害について知らせてくれ」
由良「翔鶴さんと長門さんが小破、利根さん中破、他損害軽微という感じです」
提督「では、今日のMVPはヲ級を撃沈させた榛名とする」
榛名「榛名、感激です!ありがとうございます!」
提督「被害にあった者は入渠して体調を整えるように!他の者も休養を取り次回に備えるように!以上、解散!」
「「「ハイッ!」」」
提督「さて由良君は被弾等無く問題無いかね?」
由良「小破にもならないかすり傷程度です」
提督「では、入渠が終了次第、執務室へ来るように。本日の反省会と今後の編成について相談したいのだが」
由良「了解です。では1時間後のヒトナナサンマルにお伺い致します」
提督「うむ、では後ほど」
>>1
コ…コピペだよな?
>>4
念の為と言うか、色々とおいといて見ました。
《執務室》ヒトナナサンマル
提督「そろそろか・・・」
> Knock,Knock!
由良「提督さん、失礼します」
提督「ん、時間通りだな。本日の反省会と今後の編成について」
由良「その前に司令官さんに聞きたい事があるんですが、よろしいでしょうか?」
提督「な、なんだね?」
由良「軍学校卒業後にどうして私の前からいなくなったの?1年も私をほったらかしにしてどこで何してたの?
前任の教官カッコカリが退官したと思ったらどうしてあなたが提督として鎮守府に着任する訳?着任早々
いきなり実戦投入ってどうなっているの?ってか女性恐怖症なのにどうして提督なの?どうし」
提督「ま、待ちたまえ!色々聞きたい事もあると思うが、まずは仕事を優先しないか?あと30分もすれば終業だ。
それから場所を変えてゆっくりと話をしないかね?」
由良「そう言ってまた居なくなったりしないでしょうね?」ウタグリノマナコ
提督「ああ、約束する。だから今は秘書艦の仕事をして貰えないだろうか?」アセ
由良「ブゥ、約束ですよ」
>分かった分かった。返事は1回で良いんですよ?ス、スマン。では、今日の輪形陣について。ウンタラカンタラ
この後、本当に30分で仕事を終わらせられた。
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトハチサンマル
>カラカラカラ~
鳳翔「いらっしゃいませ! あら、由良さんこんばんは。そちらが新しく着任された?」
由良「そう、以前話した事のある幼馴染の」
提督「提督と言う。よろしく頼むよ」
由良「じゃぁ提督さん、奥の小上がりに」
提督「う、うむ」
小上がり> へい、らっしゃい!
由良「鳳翔さん、とりあえずビール2つ。肴はお刺身の盛り合わせで良いのかしら?」
提督「あ、ああ」
由良「海鮮好きは変わってないのね」
提督「人間の食の好みと言うのもそうは変わらんだろう」
由良「それもそうね。じゃあ、まず何から聞いていこうかしら?」
鳳翔「お待たせしました、ビール2つとお通しです」
提督「む、すまない。ありがとう」
鳳翔「いえいえ~、どうぞごゆっくり~」
提督「まずは再会を祝して乾杯しようじゃないか!」
由良「しょうがないわね。ハイ、乾杯!」
提督「乾杯!」
由良「クピクピ」
提督「ゴキュッゴキュッ」
由良提督「プハァッ!」
由良「で?」
提督「む、そうだな。まずは1年のブランクから説明しようか」
>軍機に付き
提督「軍機に付き詳細は話せずだ」
由良「・・・」無言で艤装付け付け
提督「ゆ、由良君?」
由良「なあに?提督さん。私の単装砲、そんなに好き?」ハイライト消えた瞳
提督「ま、まあ落ち着きたまえ。その単装砲は対人用では無い、しまいたまえ」
由良「・・・」艤装仕舞い仕舞い
提督「言い方が悪かった。軍機に付き詳細は話せない部分が多い。それを念頭に入れておいてもらいたい。それに」
由良「それに?」
提督「もし、軍機が漏れた場合は私は更迭される。この戦いが終わるまでどこか海軍の施設に軟禁幽閉される
だろう。それは艦娘も例外では無い。覚悟は良いか?」
由良「・・・、分かったわ」
提督「少し脅かし過ぎたか。すまない。だが軍機は本当だ」
提督「深海棲艦の出現後、我が国には志願して提督となり艦娘と共に戦おうと言う志の高い者が累計で200万人を
超え、日夜鍛錬に励み実戦に出ては実績を上げている。しかし、言葉は悪いが短期に量産された様な型に
嵌った指揮をする人間が非常に増えた。それは臨機応変が効かない指揮をしている者が多いと言う事だ。」
提督「その様な指揮が広まると相手、深海棲艦側としてもある種パターン化された攻撃に対して対策が取りやすい
事になる。実際海軍のデータを見ると志願した提督達の数がピークだった辺りから深海棲艦の撃破数が
横ばいになってきている。つまり敵に対策をされ今までの教科書通りの攻撃パターンが通用しなくなって
来たという事につながる。ここまでは良いか?理解しているだろうか?」
由良「大丈夫、続けて」
提督「この事に危機感を覚えた軍上層部は従来の成績優秀者のみでの提督達の鎮守府割り振りを根本的に見直さ
なくてなならなくなった。 軍上層部は成績優秀者では無く、どの様な海域での実戦でも被害を最小限に抑え
時には勇気ある撤退をし、態勢を立て直し再戦へ向かい経験を基に撃破したり、軍学校の試験での対応と
しては0点とされるような奇策と言われる作戦指揮をしても勝利を納める者達に注目し始めた。」
提督「分かり易く言うとその中から現役、学生関係無く勝利への最短ルートを選び戦略を立てている提督のみを集め
徹底的に鍛え上げ少数精鋭だが勝てる指揮を行える者を育成するに至った訳だ」
由良「それが1年音信不通になった理由と言う訳ね」
提督「そう言う事だ。そして話せるのもここまでだ。育成内容等については現時点で最高の軍事機密だ。たとえ
相手が君であってもその内容を洩らす訳にはいかない。これは理解してもらいたい」
由良「なるほど、数は増えたけど質が伴わなかったと言う事ね」
提督「皮肉な事にそれが現実だ」
由良「ん、分かった。じゃあ、お仕事のお話はこれでおしまい!」
鳳翔「お刺身盛り合わせお待たせしました!」
由良「わぁ~、美味しそう!」
提督「む、刺身と言えば日本酒だな!メニューはと・・・」
鳳翔「こちらです。どうぞ」
提督「スマン、ありがとう。フム、古典写楽に十四代に而今 純米吟醸、純米酒 群来、国士無双の純米吟醸に一夜雫まで!随分と通好みの珍しい酒を置いているのですな」
鳳翔「1部の艦娘さん達がお好きなようで。リクエストにお答えしていたらこの様な品揃えになりました」
提督「うむ、仕事終わりに至福の時を過ごせそうだ。旨い酒に綺麗な女性がいるとなったら通わぬ訳にはいくまい」
鳳翔「お上手ですこと。お世辞でも嬉しいですよ」
提督「お世辞では無い、本当の事を言ったまでだ。では、私は十四代をもらうとしよう。由良君もそれで良いかね?」
由良「・・・、はい」
提督「うむ、では十四代を2つお願いするとしよう」
鳳翔「かしこまりました。少々お待ち下さい」
由良「提督さん?」
提督「何かね?」
由良「女性恐怖症はどこに行ってしまったの?」(ジト目
提督「それなんだがな」
提督「友提督に特訓してもらったのだ。いくら女性恐怖症とは言え、提督たる者はせめて鎮守府外の飲食店の女性に話しかける位は出来ないと、という事でな」
由良「で?」
提督「親切な友提督の特訓のおかげで飲食店の女性限定だが先程の様に小粋なトークもこなせるようになった」(ドヤァ
由良「で?お仕事で肝心の艦娘さん達とは意思疎通が出来るようになったのですか?」(呆れ顔
提督「君も知っての通り、以前は由良君の完全通訳無くしては全く駄目だったのが今は2m以上離れてて相手の目を見なければ会話は出来る。大丈夫だ」
由良「鎮守府に来てまで通訳だなんて。私がいなかったらどうするつもりだったんですか?」
提督「問題無い。何故なら演習の撃破成績がベスト3までの優秀者は褒美として鎮守府の着任地、もしくは秘書艦を指名で選べるからだ」
由良「えっ、それって?」
提督「もちろん、君を指名させてもらった」
由良「えっ///////」(テレテレ
提督「私が緊張せずに話が出来る唯一の女性だからな。これで仕事も問題無い。これからも通訳をよろしく頼む」
由良「一瞬でも期待した自分が馬鹿でした。この朴念仁め!」(ハイライトOFF
今日はここまで
誰かいるのかな?
乙
おお、見てくれてる人が!
>>15、16、17、 励みになります。ありがとう!
23:30位に投下します。
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトキュウマルマル
由良「ところで、友提督さんからはどんな特訓を受けたの?」
提督「生半可な事では良くならないと思った友提督が私の為にスペシャルな特訓を用意してくれたのだ。非常に辛く精神的にも厳しい物だった」
由良「そんなに!?」
提督「私の為に方々に許可を取り予算申請もしてくれ応酬話法等の訓練も受けた。あとは実戦で慣れて行くしかないとな」
由良「良い事なんだけど、あまり慣れられてもライバルが増えるというか通訳自体いらなくなるんじゃ」(ブツブツ
提督「最初その場に行った時は逃げ出したくなるような思いだった。例えるなら駆逐艦1隻で空母ヲ級艦隊を沈める位に大変な訓練だった」
由良「具体的には何をどうしたの?」
提督「ある場所に行くと各種様々な訓練要員が待ち構えている。そこで2時間と言う限られた時間に状況を把握し臨機応変に対応せねばいけない!
苦しくて辛い訓練だ。私を思っての事だろうが友提督は週に3回はその訓練を私に強いた。日中の訓練の後にだ!」
由良「大変だったのね、提督さん」
提督「うむ、だが私はやり遂げた!僅かかも知れないが自分の弱点が少なくなるのは指揮を執る上でも重要な事だからな!」
由良「ところで、それは軍機かしら?違うならどんな所だったか教えてくれます?」
鳳翔「失礼します、十四代を2つ、お待たせしました」
提督「ああ、ありがとう!由良君、乾杯しようじゃないか」
鳳翔「では、どうそごゆっくり~」
由良 提督「「乾杯!」」
提督「うむ、美味い!やはり十四代は格別だな、魚介にも良く合う酒だ」
由良「ところで先程の質問ですが」
提督「ああ、そうだった。非常に良く考えて作られた訓練施設で実戦さながらの場所だ。本物と見間違う程だ」
由良「本物?」
提督「そこの訓練要員から受け取ったカードが何枚かある。これだ」
つ ススキノ クラブ艦娘 水雷戦隊旗艦・五十鈴
出勤日 月・火・金・土、19:00~ラスト
isuzu@codomo.Clubkanmusu..ne.jp
五十鈴に逢いにきてね(ハートマーク)
由良「なんじゃ、こりゃあー!」(ビリビリビリ!
提督「ど、どうしたんだ、由良君?」
由良「あんのクソ友提督!人の男に何やらかしてんだぁー!次会ったらぬっ○ロス!」
提督「お、落ち着きたまえ、由良君!」
由良「いいですか、提督さん!これ、訓練施設なんかじゃありません!」
提督「な、なに!?」
由良「これは只のススキノのおねーちゃん飲み屋です!」
提督「なん、だと?」
由良「友提督さんは提督さんをダシにススキノのおねーちゃん飲み屋で遊んでいただけです!騙されてます!」
提督「馬鹿な!なら私の血の滲むようなあの特訓は・・・?」
由良「提督さん、世間知らずもここまで来ると罪ですよ!途中でおかしいと思わなかったんですか?」
提督「せ、制服も本物に近い感じだったし、何より友提督が熱心でな」
由良「そりゃ、軍の予算を使ってススキノ遊びが出来るなら熱心にもなるでしょうよ!稟議書とかどんな出鱈目を書いてるのやら?それを通す軍の経理
部門もどうかしてます!領収書なんか通らないでしょうに」
提督「領収書は海軍宛で○○産業とか△△興産で飲食代になっていたが?」
由良「あ~、そう言う飲み屋さん多いですねぇ。兎に角、提督さん!」
提督「な、何だね?」
由良「提督さんのその、『血の滲むような特訓』は残念ですが無意味です。ススキノの飲み屋のおねーちゃんと本物の艦娘は扱いが違います!」
提督「なら、私のあの努力は?」
由良「お気の毒ですが、分かりやすく言うと『無駄無駄無駄ぁ~!!』と言うヤツです。」
提督「そうだったのか・・・」
由良「まぁ、以前の通り私が通訳も務めます。くれぐれも飲み屋のおねーちゃんに接する感覚で鎮守府内の艦娘に接しないで下さいね」(お酒クピクピ
提督「むぅ、了解した」(ヤケ酒ゴキュゴキュ
由良「まったく、艦隊指揮の時はあんなにカッコいいのに。それ以外は私が付いてないとダメですね」
提督「面目次第もございません」
由良「早く分かって良かったです。改めてこれからよろしくお願いしますね、提督さん」
提督「む、よろしく頼む」
由良「そうと決まったら飲み直しましょう!鳳翔さぁ~ん、追加オーダーお願いしまーす!」
> は~い、ただいま参りま~す!
> このホッキ貝のお刺身美味しいですよ!うむ、美味い!実に酒に合うな!あ、蝦夷アワビも絶品です!うむ、いただこう!
《旬彩旬魚 鳳翔》ニイマルゴーマル
由良「らからぁ~、ゆらはていほくはんのみぎうれれかんばりましゅ~」
提督「分かった分かった。それより由良君、少し飲み過ぎではないかね?」
由良「らいじょうぶれすよぉ~、ほうしょうしゃ~ん!おかわりぃ~ZZZzzz」
鳳翔「失礼します。あら、由良さんがこんなになるなんて珍しい。誰かさんのせいでしょうか?」(笑
提督「久しぶりでハメが外れたのでしょう。あ、而今の純米吟醸をお願いできるかな?」(座布団並べて寝かせ寝かせ
鳳翔「はい、かしこまりました。ところで由良さんと幼馴染というのは?」
提督「家が隣同士だったもので。ただ、幼馴染と言うよりは年の離れた兄妹の様な感じだが」(上着掛け掛け
鳳翔「そんなに離れているんですか?」(而今注ぎ
提督「10才離れている。私が小学5年の時によく子守りを任されおむつを替えたり粉ミルクを作って与えたりした。大人になった物だ。ところで今はお客もいない。
良ければ一献どうだろう?」
鳳翔「では、1杯だけ頂きます。由良さんは兄妹の様な物ですね。気になるんじゃないですか?」
提督「私が軍学校に入った時は大層文句を言われた。寮生活になるので離れて暮らすのは嫌だと。そのうちに成人したら艦娘の適性試験を受けると言いだしてな」
鳳翔「提督さんの傍に居たかったんですね。いじらしいじゃないですか」
提督「艦娘の育成校では首席だったらしい。彼女の卒業と同時に今度は私が例の軍機の件で友提督らと再度軍学校に行く事になり卒業後は1年、音信不通になった。
軍令で仕方ないとは言え、ほったらかしにして寂しい思いをさせてしまった」
鳳翔「これからはお仕事とはいえ、一緒に過ごせますね」
提督「そうでしょうな。にぃににぃにと幼い頃に私の後ろを付いてきた女の子を泣かせる訳にはいきませんからな。そして絶対轟沈もさせません」
鳳翔「由良さんもそうですし、鎮守府の他の艦娘の女の子たちも良い子ばかりですよ」
提督「まぁ、きっとそうなんでしょうな。女性恐怖症のせいで不安はありますが」
鳳翔「ゆっくり、みなさんと向き合ってあげて下さいな。由良さんと差ほど違いは無いと思いますよ」
提督「む、自信は無いが心得ておこう。いや、自分の事をしゃべり過ぎてしまったようだ。時間を取らせて申し訳ない」
鳳翔「ふふ、それも私のお仕事の内です。困った事があったらいつでも相談に来て下さいな」
今日はここまで
見て下さってありがとうございます。
週末と可能なら週中にも1回投下出来ればと思っています。
乙です
やはり幼なじみは良いものだ
鳳翔とは普通に話せるんだな
>>28
ありがとう!
>>29
飲食店の女性限定で会話OKのご都合設定なので
ちょっと時間が有ったので少しだけ投下。
《旬彩旬魚 鳳翔》ニイイチゴーマル
提督「おかげさんで良い時間を過ごせたよ。また近いうちに来るとしよう」(ヨッと、由良おんぶおんぶ
鳳翔「はい、お待ちしておりますね。ありがとうございました~!」(由良に提督の上着掛け掛け
提督「どれ、散歩がてら月を眺めながら帰るとしよう」テクテク
由良「ZZZzzz・・・」
提督「この子はあの頃とかわらんなぁ」
由良「んにゃ、にぃにぃ~ZZZzzz」
提督「にぃに、か。どんな夢をみていることやら」
提督「潮風が酒で火照った頬を撫でて行って心地良い。潮の香りを堪能しながらの散歩もオツな物だな」
由良「んにゃ~、くぅ~ZZZzzz」
提督「明日から秘書艦よろしくと言いたいところだが、二日酔いで使い物にならないかもしれんな」
>10分後、《艦娘寮》ニイニイマルマル
提督「うむ、当然だが消灯時間も過ぎ出入口もしっかり施錠されている。防犯意識が高いのは良い事だ」
提督「まぁ、鎮守府内に侵入してくるような間抜けな賊もおらんだろう。さて、どうした物か」
提督「仕方が無い、今日は提督寮で寝せるとするか」
>5分後、《提督寮》ニイニイマルゴー
提督「よいしょっと」(ベッドにのせ
提督「ブーツは脱がせた方が良いな」(ブーツヌガセヌガセ
提督「寝顔は幼い時と変わらんな。おやすみ、由良君」(フトンカケ
寝室のドア> また明日な!キ~バタン
提督「寝袋はどこにしまったかな? ここか?お、あったあった」
リビングのソファ> ヨシ、来い!
提督「着任初日にソファで寝るのもアリだろう・・・、おやすみ~ZZZzzz」
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由良「あれ?ここどこ?見たこと無い部屋だ・・・」(キョロキョロ
時計> 丑三つ時だぞ
由良「あだまいた~い、喉カラカラだ。え”~と、昨日はどうしたんだっけ?・・・、あ、提督さんと日本酒でハジケたんだった」
由良「お水飲みたいな」
寝室のドア> カチャ、キィ~
ソファの上> 提督「クカー、ゴー、クカー」
由良「ソファで寝なくても一緒に寝ればいいのに。まったく、にぃにのバカ」
由良「キッチンはこっちかな? あ、冷蔵庫発見!開けますよぉ~」
冷蔵庫> 良く冷えてるぜ!つ 「支笏の秘水」
由良「グラスは~っと、あった。お水頂きま~す!」 こぽこぽこぽ。クピクピ
由良「は~、生き返った」
由良「さて、ちっちゃい頃は一緒に寝てたんだから今さら気を使う事もないよね。でもソファに2人は無理か。そだ!」
由良「擬装装着っと。これで持ち上げられるね。にぃには昔から寝たら起きないんだよね~、ふふ」(提督お姫様だっこ
由良「ベッドに寝せてっと」
提督「クカー、ゴー、クカー」
由良「擬装外して、服もいっか、脱いじゃお」(下着のみなう
由良「にぃにの左腕のばして」(提督の左胸に頭ポフ
由良「にぃにの匂い、スンスン、落ち着くなぁ」(ギュ、抱きしめ
由良「おやすみなさい、提督さん」
少ないですが、今日はここまで
完全に事後ですわ
スキャンダルですわ
乙
幼なじみなのに呼び方が提督さんのままなのが良い
あと細かいけど擬装じゃなくて艤装ですよ
>>33
見てくれてありがとう!
>>34
10あたりで変換間違えやすいから気を付けなきゃと思いつつやってしまいました。
気を付けます。
次がんばるんで今日はこれで勘弁してつかぁさい!
1つだけで投下終了です。
翌朝> チュン、チュン、チチチ
提督「んぁ、朝か~」
提督「ん?左半身が重い。それに何かほんのりと甘い香りがする」
提督「あ”ぁ!!」(固まる
提督「はっ!あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!何を言っているのか わからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった」
提督「絹糸の様な長い髪の女性に絡み付かれている。何故か下着姿だ!その下には存在を主張するかの様な白い柔らかそうな双丘が規則正しく上下している。
死んではいないようだ・・・」
寝室の扉> バン!
青葉「おはようございまーす!鎮守府通信の記者、青葉と申します!恐縮です!今日は新任提督の寝起きにとつげ・・・き・・・、あれ?」
提督「・・・」
青葉「・・・」
青葉「カシャッ!」
青葉「ゆ、ゆうべはおたのしみでしたね?・・・」
提督「・・・」
青葉「・・・、お邪魔しましたー!」
寝室の扉> バタン!
提督「何だったんだ、今のは?多分艦娘だとは思うが・・・。い、いかん!今になってドキドキしてきた。い、いやまだ問題が現在進行形か!
不味い、過呼吸になりそうだ!安定剤を!」
とらんきらいざぁ> いっとくかい?
???「う”う~ん」
提督「!!!」
応援ありがとう!
意外に見てくれてる人がいて嬉しい。
23:00前後に少し投下します。
ちょっと早く投下できるかも。
本編以外にも1つあります。
???「なぁに?」
提督「何だ、由良君だったのか」アンドノカオ
由良「あ、おはようございます、提督さん」
提督「髪を下ろしていたので一瞬誰か分からず非常に緊張したが君なら安心だ!問題無い」キリッ
由良「何か、私で良かったと言うのが嬉しい半分ですが、1人前の女性として見られていない様で複雑な気分です」
提督「そんな事は無い!君は立派な女性だ。ただ、もう子供ではないのだから私と同衾するのは些か問題だ」
由良「私は別に問題ありませんけど・・・」
提督「まずは服を着たまえ。いくら家族同然とはいえ異性の前でその様な姿でいるのはよろしく無いだろう」
由良「あ!す、すいません」キガエキガエ
提督「ところで先程の」
由良「青葉さんですね、あとで誤解を解いておきますね」
提督「青葉君か。確か広報担当だったかな?」
由良「誰も頼んでいないのに鎮守府通信と言う読み物を作って配っています。別名鎮守府のパパラッチ」
提督「そ、そうか」
由良「思い込みで書く記事も多いのですが、時々本物のスクープをあげたりして微妙に目が離せません。ですが通常の記事の精度はスポーツ新聞並みです」
提督「そ、そうなのか」
由良「ところで提督さん、コーヒーメーカーは見つけたのですが、炊飯器やらフライパンの類が見つからないのですが?」
提督「忙しくて自炊もしないのでな、引っ越しの際にあらかた処分したのだ」
由良「そうですか・・・、ちなみに今何時ですか?」
提督「5:35だな」
由良「では、私は1度寮に戻って6:30に戻ってきます。7:00には朝食を食べれるようにします」
提督「鎮守府には食堂があったと思うが?」
由良「はい、任せて下さい!提督さんの為の朝食を私に作らせて下さい!コーヒーはここに置いておきますね。では後ほど!」(バタン!タッタッタッ
提督「ふむ、時間までにシャワーでも浴びておくか」
今日は本編はこれだけです。
それ以外があとちょっとで仕上がります。
少々お待ちを。
【10月25日】、Old remembrance
B-17もドーントレスも嫌い。こんなに爆弾降らせるってどういう事? 機関室にまで浸水して火災も発生か。なんか動けなくなっちゃった。
総員退艦も終わったしもう大丈夫。
夕立も春雨もそんな顔しないで。
敵に沈められたり鹵獲される位ならここで終わりにする方がいいんじゃない?
指令官や艦長が由良を座礁させてまで救ってくれようとしただけでも嬉しいよ。
もっとみんなと戦いたかったな。
ありがとう さよなら
見慣れた酸素魚雷が2本、真っすぐこちらに向かってくる。
船体に当たった魚雷がさく裂し、破口から大量の海水が流れ込んできた。
軽巡洋艦としての由良の瞳に最後に映ったのは、夕立が泣きながら砲撃をしてくる姿だった。
そして、目が覚めた。
由良「ハッ! 夢? そっか、今日だったんだ」
気が付くと、ぐっしょりと寝汗をかいていた。
由良「艤装システムとのシンクロ率が上がると艦の記憶の夢を見るって本当だったんだな」
時計> 丑一つ時前だな
由良「眠れそうにないな。 それに何だか1人で居たく無い」
部屋の出窓> カーテンを捲ると別棟の提督寮の1室には明かりが
由良「提督さん、起きてるみたい・・・、いっちゃおっかな」
・
・
・
・
・
・
提督「明日の準備も良しと。寝る前に1杯やるとするか」
提督「ふむ、リッツにカマンベールチーズの肴も日本酒に中々合う物だな。同じ発酵食品同士で相性が良いのか」
提督部屋扉> Knock ・・・ Knock!
提督「ん、誰だ、こんな時間に? かぎは掛かっていない。入りたまえ」
提督部屋扉> しぃ~ん
提督「空耳だったか?」ドアオープン
由良「・・・」
提督「由良君だったか。こんな時間にどうしたんだね?そんなとこに立ってないで入ったらどうだ?」
由良「提督さん」ナミダメ
提督「む?」
由良「提督さん!」ダキツキ
提督「いったいどうしt」
由良「ふえぇぇ~ん」
・
・
・
・
・
・
提督「落ち着いたかね?」
由良「グスッ、はい」
提督「噂には聞いていたが、中々に精神的ダメージが大きそうだな」
由良「理性では分かっているのですが感情が抑えきれません。得体の知れない不安感に押し潰されそうになります」
提督「これでも飲んで落ち付きたまえ。日本酒らしからぬフルーティーな甘酸っぱさが良いぞ」(つ 一ノ蔵 ひめぜん
由良「はい、ありがとうございます」コク
提督「目が覚めて1人で居たくない、と」
由良「はい、すいません」
提督「そう言う事なら仕方ないだろう。艦の記憶なだけに対処療法しかない。一人よりかは精神衛生上良い。奥のベッドを使いたまえ。私は居間に居るからな。
誰かいれば少しは不安も解消するだろう」
由良「あ!あのっ」
提督「どうしたんだね?」
由良「1人で寝るのはまた同じように不安になります! い、一緒に寝て下さいませんか? そうすればこの情緒不安定な不安も解消されると思います!」
提督「・・・」
由良「だ、ダメでしょうか?」ウワメヅカイ
提督「フゥ、もう1杯飲んだら寝ようと思っていた所だ。それまで待てるかね?」
由良「ホント?やったー」
提督「小学生の頃に怖いテレビを見た時も1人で寝れない事があったな」
由良「それとこれとは話が違います!」
> また青葉さんが乱入しないよう鍵をかけませんか? うむ、そうするとしよう。
軽巡洋艦 由良 1942年10月25日沈没 、 Old remembrance おしまい
本日は以上です。
ありがとうございます。
<艦娘寮由良部屋
由良「炊飯器良し!食材良し!食器調味料良し!っと」
時計< 5:45だぞ
由良「急いでシャワーを浴びて6:20には出れるかな」
バスルーム前< 由良脱衣中
由良ブラ< おつかれさん!
由良「・・・、スンスン クンカクンカ・・・」
由良ブラ< !!
由良「提督さんの移り香が・・・スンスン」
由良「いけない、時間!もったいないから取りあえず置いておいて夜帰って来てもう1回堪能してからお洗濯しよっと」
由良ブラ< ・・・
由良「♪~ 」シャワータイム
<提督寮 提督部屋前 6:30
提督部屋扉< Knock ・・・ Knock!
提督「由良君か?入りたまえ」
由良「おじゃましまーす。それじゃ、キッチンお借りしますね!」(炊飯器セット 食材ダシダシ
提督「ん? 由良君、ちょっとこちらに来て座りたまえ」
由良「はい?どうしましたか?」
提督「髪がまだ濡れているではないか。乾かさねば風邪をひいてしまう」(由良リボンホドキ
由良「でも朝食の準備が」
提督「すぐに乾かすので大人しく何分か座っていたまえ」
由良「は、はい」
ドライヤー < フォォー
由良「(提督さんに髪を梳いてもらうの久しぶり。気持ち良いな)」
提督「相変わらず絹糸のような細く柔らかい髪だな。梳いてて気持ちが良い」
由良「私も久しぶりに梳いてもらってとても心地良いです。あまりに気持ち良くて眠ってしまいそうです」
提督「もうすぐ乾かし終わる。ちょっと我慢したまえ。うむ、こんなものだろう」
由良「リボンは」
提督「ここにある。結び方はいつもと同じで良いかね?」
由良「はい、大丈夫ですのでお願いします」
提督< リボンムスビムスビ
提督「結び方もしばらくやっていなくても手が覚えている物だな」
由良「そんなこと言って、本当は別の女の子にもしてあげてたのではないですか?」
提督「君は何を意味不明な事を言っているのだね?私が女性に触れれる訳無かろう!」
由良「デスヨネー!でもそれじゃ、私は女の子じゃないんですか?」
提督「由良君、獰猛な猛獣も生まれたての状態から世話をすると通じ合えるだろう?だがしかし、野生の状態で森の中で出会ってしまったら戦うしかあるまい」
由良「女性を猛獣に例えるって・・・。提督さんの中での女性の評価が良く分かりました」
提督「うむ、分かってくれたか。良し完成だ」
由良「はい、呆れるほどに。ではご飯作りますね」
少ないですが本日は以上です。
明晩に少し投下出来たらと思っています。
由良「♪~」
フライパン <ヒャッハー!ベーコンをカリカリにしてやったぜ!
由良「提督さん、朝食が出来ましたから座って下さい」
提督「うむ、美味そうだ」
由良「作ると大見栄を切りましたが、材料がその…、すいません」
提督「問題無い、十分ではないか!」
由良「そ、そう言って頂けると嬉しいです。献立はご飯にお豆腐となめこのお味噌汁、半熟カリカリベーコンエッグときゅうりの浅漬けです。その、次回はちゃんと
お買い物して品数を増やします」
提督「時々で良いので準備してくれるとありがたいな」
由良「はい!頑張ります!」
提督「期待するとしよう。では、頂きます」
由良「はい、召し上がれ」
< モグ、浅漬けの塩具合が良いな ありがとうございます!玉子も提督さんの好きな半熟で仕上げました! うむ、最高だ! ほ、褒められて由良感激です!
提督「美味かった!ごちそう様」
由良「はい、お粗末様でした」
提督「時間も丁度良い。仕事に出るとするか」
由良「はい、いってらっしゃいませ」
提督「ん?由良君はどうするのだね?」
由良「お片づけしてから執務室へ向かいます。それに一緒に出勤するのは問題無いのですか?」
提督「むぅ、そうか」
由良「では、後ほどお願いしますね」
提督「了解した
《執務室》マルナナゴーマル
提督「備蓄資材と保有装備のリストはと、……、老教官殿も随分と偏った開発をしてくれた物だ。定年でタガが外れたか知らぬが分かり易い大艦巨砲主義だな」
提督「ふむ、やはりこれが無いに等しいか。おいおいやって行くしかないだろうが厄介だな」
提督「艦娘の練度はと。……、ふむ、艦隊決戦は可能だが細かな任務は支障が出ているだろうな」
執務室扉< Knock ・・・ Knock!
提督「入りたまえ(由良君が来たか)」
大淀「失礼します。大本営より指令書が届いております」
提督「大淀君だったか(マズい、由良君も居ないと言うのに!具合が悪くなってきた。)」
大淀「はい、こちらの指令書と、これが当鎮守府の決裁待ちの書類諸々です」
書類 < 全部で3cmくらいの厚みの量だ。大した事はあるまい
提督「うむ、確認しよう」(パラ
大淀「(こちらを一瞥しただけで書類を確認をし始めて目も合わせてくれないなんて。この提督は厳格そうね。叱責を受けないよう気を付けなければ」
提督「(書類も受け取ったし、もう用は無いのではないか。何故下がらないのだ?由良君早く来てくれ……ドキドキ)
大淀「開発の部分で若干問題があると思います」
提督「むぅ、これは……」
大淀「15日後には作戦に参加しなければいけなくなります。決定事項です」
提督「それまでに準備できない場合は……」
大淀「例外はありません」
提督「分かった。ベストを尽くすまでだ」
大淀「では、失礼します」
執務室扉< バタン カツカツカツ
提督「安定剤はと」
安定剤 < くいっと一気に飲め
提督「ゴキュ ゴキュ 」
提督「フゥ、さてと、どうするかな」
書類 < 何を確認したいんだい?
提督「ふむ、この部分か。元帥のご老人もお人が悪い。最初からこちらのトラの子のカードを切らせるつもりか、はたまた小手調べか」
書類 < 装備の入手方法については大本営は一切の追求もせず、責任も負わず。各鎮守府提督の手腕により解決せよ
提督「追い込まれたのには変わり無いか」
黒電話 < 使うかい?
提督「なぜ光回線もネットもつながっているのに鎮守府の電話だけはダイヤル式黒電話なのだろうか?」(ジーコロコロコロ
黒電話 < プルルルr カチャ
???「はい、こちら○○鎮守府交換台です」
提督「こちらは△△鎮守府の提督と言う者だ。友提督を頼む」
???「畏まりました。ただ今お繋ぎ致します。 どうぞお話し下さい」
友提督「どうしたんだ、お前から電話なんぞ珍しい」
提督「うむ、次回の作戦の件でな。例の潜水艦の海域が我が鎮守府の担当になった」
友提督「おう、あの基○外みたいにウジャウジャ潜水艦が攻撃してくる海域な」
提督「攻略しようにも対潜装備が無いのだ」
友提督「無いって事は無いだろう。前任者がデイリーしてりゃ新旧問わなきゃ最低でも襲撃分は揃うだろう」
提督「前任が老教官殿でな」
友提督「あぁー、大艦巨砲主義か」
提督「お陰でウチには九三式水中聴音機と九四式爆雷投射機が1セットづつしかなくてな、困っていたのだ」
友提督「なるほど、そりゃ大変だな」
提督「キミのトコには三式水中深信儀と三式爆雷投射機が各15セットあるはずだ」
友提督「あるな」
提督「貸しを返してもらおうと思ってな。三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各3セット気持ち良く譲ってもらいたい」
友提督「お前、自分の言っている事が分かってんのか?」
提督「私は艦娘たちを沈めさせない為なら鬼になると誓った。1%でも生還率が上がるなら横紙破りだろうと躊躇はせん。相手がキミであってもな」
友提督「だからってお前」
提督「ところで、キミのトコの秘書艦、飢えた狼さんだったか。ケッコンカッコカリしたそうではないか」
友提督「それがどうした?」
提督「彼女はかなり嫉妬深いそうだな」
友提督「おう、先日も新しく着任した艦娘に手を出したらこ○されかけたな。刃物もって突っ込んできやがった」
提督「キミが先日、私と飲みに行った日だが、金曜日のハズが土曜日と書類を改ざんしてたな」
友提督「……」
提督「私に土曜日飲んだ事にしてくれと言ってキミはどこに行ったんだったかな?」
提督「確か泡の出る特殊浴j『わー!分かった!!気持ち良く三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各3セットお前に譲る!』」
友提督「お前見かけによらず腹黒いな!」(ゼーハー
提督「貸しを返してもらうだけだ。問題無い」
友提督「だからってもう少しやり方ってもんがあんだろよ」
提督「キミが最初に素直に譲ってくれたら話が早かった。私も出来たらこんな事はしたくなかったのだが」(棒読
友提督「ま、まあいい。これで借りは返したからな」
提督「うむ、協力感謝する!しかしキミが会議と言って会議が無かった日と提督会と称してまったく別の店に行った事も私は口を閉ざしておこう」
提督「当然、キミの秘書艦にも余計な事は一切言わないから安心してくれたまえ」
友提督「……良い性格してるよ、お前」
提督「代わりと言っては何だが、キミのトコは砲と電探が不足気味だったな」
友提督「ああ、両方とも不足しているな」
提督「46㎝砲と14号電探で良ければ1セット、3式のお礼にキミの鎮守府に送っておこう。ウチには戦艦の数以上にあるからな」
友提督「それを早く言えよ、バーターならもっと話は早かったぜ」
提督「それは済まなかった。次回からはそうしよう」
友提督「おう、頼むぞ!また一緒に飲んだ事にもしておいてくれ」
提督「それは構わんが程々にな。キミが刃傷沙汰に巻き込まれるのを見るのは忍びないからな」
友提督「わーったよ、じゃあな!」(チン
提督「フゥ」
由良「よろしいですか?」
提督「由良君か、いつ来たんだね?」
由良「提督さんが『貸しを返してもらうだけだ。問題無い』と言った辺りからでしょうか」
由良「提督さん、悪戯っ子の様なちょっと悪い顔してましたよ。どなたと話されていたんですか?」
提督「友提督とな、装備についての意見交換だ」
由良「からかっちゃダメですよ。友提督さん直ぐにムキになるんですから」
提督「次回から気を付けるとしよう」
由良「そうですよって、あれ」
安定剤の空き瓶 < よっ!
由良「大淀さん、もう来たんですか?」
提督「由良君が来る前にな。お陰で緊張してしまったが」
由良「もう少し早く来れば良かったですね、すいません」
提督「じきに慣れる……だろう。多分」
由良「それはお疲れさまでした。コーヒー、甘目で入れてきますね」
提督「そうして貰えると助かる」
ミス
友提督「無いって事は無いだろう。前任者がデイリーしてりゃ新旧問わなきゃ最低でも襲撃分は揃うだろう」
正
友提督「無いって事は無いだろう。前任者がデイリーしてりゃ新旧問わなきゃ最低でも出撃分は揃うだろう」
脳内補完でお願いします。
前回も()や「」を付け忘れたり今日もミスがありお見苦しい所をお見せして申し訳ありませんでした。
気を付けて行きたいと思います。
《提督の憂鬱》
提督「ところで由良君」
由良「何でしょう?提督さん」
提督「ウチの鎮守府で由良君以外に対潜に向いていそうな艦娘は誰がいるかね?」
由良「え~と、五十鈴さんに時雨さん、雪風ちゃんに白露さんに雷ちゃんに不知火さんといった辺りでしょうか」
提督「分かった。では、由良君と五十鈴君が交代で旗艦となり駆逐艦を指導してくれないかね?」
由良「お、お言葉を返すようで申し訳ありませんが、我が鎮守府には対潜装備は1セットしかありません。とても訓練なんか…」
提督「明日、三式水中深信儀と三式爆雷投射機が各3セット到着する。交代で演習を繰り返し装備に熟知しておいてもらいたい。5日後にはさらに4セット
揃えるつもりだ。これで全員で演習が可能になるだろう」
由良「三式水中深信儀と三式爆雷投射機って最新鋭の装備じゃ…、私も艦娘の育成校で訓練用の物を使った事があるだけですよ」
提督「次回の作戦は15日後、場所はあの潜水艦の海域だ。このままでは轟沈艦がでるやもしれんのだ。それだけは何としても防がねばならない。その為に
は最新鋭の装備で挑まねばならん」
由良「でもそんな装備をデイリー以外でどうやって入手するのですか?」
提督「それを可能にするのも提督としての手腕だな」
由良「根性論で何とかなる物では無いですよ」
提督「それを可能にするなら手段を選んではおられんのだ」
由良「そうですが……」
提督「その為に非常に気が進まないが……、従姉提督にも装備の打診をするつもりだ」
由良「確かに従姉提督さんのトコには余っていそうですが……、いいんですか?」
提督「私が犠牲になって皆が助かるならこの身を捧げる所存だ」(遠い目
由良「いえ、大丈夫ですから!従姉提督さんは提督さんとスキンシップを図りたいだけで取って食べられたりしませんから!」
提督「私にとってはどちらも大して変わりは無いがな」(ハイライトOFF
お待たせしました。
投下します。
提督「そう言えば執務室に来るのが少し遅かったが何かあったかね?」
由良「青葉さんの所に寄ってきました」
提督「そうだったか。誤解は解けたかね?」
由良「はい、平和的にお話して分かってもらえましたので。あの画像は出ません」
提督「何も無いとは言え誤解は招きたくないからな」(仕事以外で艦娘達と弁明とは言え話をするなどどんな罰ゲームなのだ?)
由良「もう心配無いですよ~」(提督さんが嫌がるから……、私との仲をみんなに周知させるチャンスだったんだけど)
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《鎮守府通信号外!新任提督にいったい何が!?》
新任提督の寝起き突撃を諸事情により断念した記者だったが、その後とんでもない光景を目撃する事となった。
提督寮前で張り込みをしていた早朝、司令官の部屋から出てきたのは今まで浮いた噂が全く無かった軽巡洋艦の艦娘Yさんの姿だった。
仄かに火照った頬に満足げな笑顔のYさんは周囲を気にするかのように足早に艦娘寮へと戻っていった。
艦娘Yさんの幸せそうな表情に記者は全てを悟ったのである。
大本営から派遣されたエリート提督と清楚な艦娘Yさんとのロマンスを今後も静かに見守っていきたいと思うのだった。
(文責:青葉)
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由良「……」(号外紙 グシャグシャ!
提督「……」
由良「提督さん、ちょっと席を外しますね」(目が笑ってない笑顔
提督「う、うむ」(汗
執務室扉< バタン
< 青葉ー!ちょっ出てこいやー!
< 怒鳴らなくても聞こえてますよー
< この号外はどういう事だー!
< あれ~、約束通り「例の写真は」使ってませんよー
< ぐぬぬっ!
黒電話 < プルルルr カチャ
オペレーター「はい、こちら☆☆鎮守府交換台です」
提督「こちらは△△鎮守府の提督と言う者だ。従姉提督を頼む」
オペレーター「畏まりました。ただ今お繋ぎ致します。少々お待ち下さい……… (△△鎮守府の提督様より通信が入っております。ハイ…ハイ…了解しました)
お待たせいたしました。 どうぞお話し下さい」
提督「もしもs『キャーッ!!提督くぅ~ん♪ 久しぶり~!!』 」
提督「 」
従姉提督「もうっ!前回の演習が終わってから全然連絡くれないんだからぁ、寂しかったぁ!」(プンスカ
提督「 」
従姉提督「でもねっ、提督クンも忙しいかと思っておねえちゃんから連絡するの我慢したんだ!おねえちゃん偉いでしょ?褒めてくれて良いんだよ!」
提督「 」
従姉提督「でもそろそろ我慢できなくなって、提督クンの声が聞きたいなぁって思っていたの!そしたらまさかの提督クンからの電話でおねえちゃん超嬉しかった♪
これって以心伝心ってヤツかなっ?」
提督「 」
従姉提督「だからお礼に、今度おねえちゃんと2人っきりでまったりお酒でも飲もうよ!提督クン成分も補給したいしぃ。提督クンと2人きりであんなことやこんなことや
とんでもないことして……ふふっ、うふふふふふ」(ハイライトOFF
提督 < 受話器そっと置き
黒電話「プツ。ツーッツーッツーッ」
従姉提督「あれ?切れちゃった?提督クン?提督クーン!」(ガチャガチャ
提督「ハァ」(ため息
由良「ど、どうしたんですか?」
提督「従姉提督はいつもの発作の様だ。問題無い。直ぐに折り返し電話が来るだろう」
黒電話 < じりりりりん♪
由良「はい、△△鎮守府執務室です」
従姉提督「あれっ、由良ちゃん?久しぶり!」
由良「はい、ご無沙汰しております」
従姉提督「提督クンお願いできるかな?さっき何故か電話切れちゃって~」
由良「おりますので代わります」(ドゾー
提督「代わりました、提督です」
従姉提督「もう、電話切れちゃったよ!回線が不安定なのかな? ところで提督クンから電話くれるって事は何か重要な用事なんだよね?」
提督「そ、その様に落ち着いて話をしてくれれば話しやすいのだが」
従姉提督「だぁーって、嬉しかったんだもん! で、何に困ってるの?おねえちゃん提督クンの為なら大抵の事は喜んで協力するよ!」
提督「では、単刀直入に言おう。譲ってもらいたい物がある」
従姉提督「どんな物かな? もしかして、 わ た し ?」
提督「予備でそちらが保有している三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各2セット、お願いしたい」
従姉提督「提督クン、それ本気で言っているのですか?」
提督「無論、冗談などでは無い」(従姉提督の口調が変わった…怒らせてしまったか…
従姉提督「提督クン、艦娘達用の艤装は彼女達の生命を守る大切な物。いくら提督クンのお願いでもそれは無理な話です」
提督「もちろん、タダでとは言わない。それなりの対価を従姉提督には支払う所存だ」
従姉提督「提督クン、いくら余剰装備とはいえ彼女達の生命に関わる物をおいそれと簡単に譲渡は出来ないのよ」
提督「我が鎮守府の直ぐそばに良い居酒屋が有ってだな、そこにはあの幻の酒、14代がおいてある。少しなら時間が取れるのでゼヒ、
従姉提督と一緒に行き一献酌み交わしたいと思っている」
従姉提督「……」
提督「(流石は多少変人でも提督業に就いている者の常識が有るか。厳しい交渉になるな)」
従姉提督「提督クン」
提督「何でしょう?」(やはりダメか
従姉提督「2セット明日までにそちらに送ればいいのね?」
提督「お願い出来ますか?」
従姉提督「了解よ。ただし、ドタキャン無しで約束よ!いい?」
提督「りょ、了解した。海域攻略後に喜んで一席設けよう」
従姉提督「言質取ったー!!提督クンを酔わせて手篭めにするチャンス!絶対モノにするわよ!(一緒に飲めるの楽しみにしてるわ!)」
提督「従姉提督、本音と建前が逆になっていますよ」
従姉提督「あ、あははははは!じゃあ、楽しみにしてるね、バイバーイ!」(カチャ、ツーッツーッツーッ
提督「……」
由良「大丈夫ですか?」
提督「何とかなるだろう。『2人きりで』とは一言も言ってないからな。その時は由良君にもゼヒ付き合ってもらいたい!」
由良「ふふっ、分かりましたよ。全力でお守りしますね」
提督「これで5セット揃うか。あと2セットだな」
由良「本当に5セット揃いましたね。でも他に余裕のある鎮守府さんは無さそうですよ」
提督「無ければ有る所から調達するまでだよ」
由良「有る所って?海軍や鎮守府以外にどうやって?」
提督「老元帥殿の思い通りに事が進んでる様で気に入らないが命令なので仕方ない。次のカードを切るとしよう」
由良「提督さん?」
提督「すまないが由良君は明石君を呼んで来てくれるかな?」
由良「はい、分かりました。ちょっと行ってきますね」
執務室扉< バタン
提督「フゥ」
安定剤 < また俺の出番か?
提督「カシュッ!ゴキュッゴキュッ!ハァ。これで1m以内に接近されても何とかなるだろう」
提督「応接セットのテーブルの幅は80cmか。次にテーブルを選ぶ時はもっとデカくて幅が有る物にしよう」
提督「いきなりこれを使う事になるとは思わなかったが、まあいい」
黒電話 < ジーコロコロコロ
???「Long time no see!」
提督「Where are you now?」
???「It 's business to Admiralty port of Admiral opponent!」
提督「Well, talk about the business」
???「Is it a money-making idea? 」
提督「I sure did! Let me come to my Admiralty port.Profitable!」
???「Looks interesting!」
提督「Now, after 30 minutes」
< Knock Knock!
提督「入りたまえ」
由良「提督さん、明石さんを連れてきました」
明石「工作艦、明石です。提督も修理ですか?どこが壊れてます?」
提督「い、いや、私は大丈夫だ。実は相談が有ってな、これからやってくる人物との商談の場に一緒に居て欲しいのだ」
明石「私なんかが居ても良いのですか?」
提督「キミでなければ困るのだ。迷惑かも知れんが協力してもらいたい」
明石「そ、そんな迷惑だなんて!問題ありません。大丈夫です」
提督「うむ、ありがとう。立ちっぱなしと言うのも何だな。そこのソファにでも腰かけたまえ」(良し、80cmの距離を稼いだぞ!
明石「わぁ~、執務室のソファってふかふかですねぇ!」
提督「由良君、コーヒーを入れてくれるかな?」
由良「あ、ハイ!少々お待ち下さい」
明石「で、相談と言うのは?」
提督「単刀直入に聞こう。工廠の開発以外で入手した装備の艤装は可能かね?」
明石「海軍の紐付きでは無い海軍製装備と言う事でしたら、ひと手間かかりますが可能です」
明石「フリーな状態ならシリアルコード作製だけでいけますが、そうではない場合はスロットにダミーシグナルを出すチップを噛ませれば問題ありません。起動可能です」
提督「うむ、よろしい」
明石「ですが、どこからその様な物を?」
提督「明石君も知っているはずだ。工廠の開発以外の入手方法を」
明石「話には聞いた事が有りますが都市伝説的な物と思っていました」
提督「私も本人に会うのは今日で2回目だがね」
明石「実在するんですね……」
由良「コーヒーお待ちどう様です」
提督「うむ、すまない」ズズッ
明石「あ、ありがとうございます」コク
由良「提督さんはその方にお会いした事はあるのですか?」
提督「軍の祭祀で1度な。こんな兵站の方法もあるのかと感心した物だ」
< Knock Knock!
提督「入りたまえ」
大淀「提督、お客様をお連れ致しました」
???「It is a long time! 」
提督「訳:あなたも元気そうで何よりです。マッコイ爺さん」
提督「皆に紹介しよう。この方がマッコイ爺さんだ。職業は死の商人」
マッコイ「訳:よろしくな、嬢ちゃん達」
大淀由良明石「「「あ、よろしくお願いします!」」」
マッコイ「訳:さて、元帥さんの教え子の中でも石橋を叩いても渡らない様な性格のお前さんがワシに連絡をよこすとはの。どういう風の吹きまわしじゃ?」
提督「訳:理想と現実の違いに頭を悩ませているのですよ」
マッコイ「訳:こんなに綺麗なおねえちゃんたちを周りに侍らせときながら贅沢な悩みじゃの」チラ
大淀由良明石「「「???」」」
提督「訳:だからですよ。戦いはロジックです。損失の可能性を低くする為ならどんな手段でも使いますよ」
マッコイ「訳:それでワシを呼んだか。だが、その判断は正解じゃ」
大淀「では、私はこれで失礼します」
由良「お疲れ様です」
マッコイ「訳:で、何が必要なんじゃ?」
提督「訳:三式水中深信儀と三式爆雷投射機を各2セット、お願いしたい」
マッコイ「訳:お前さんは随分と難儀な物をサラっと言うのぅ。開発を100回回して1セット揃うかどうかのレア装備じゃないか!」
提督「訳:だからです。軍の祭祀でスピーチした時に言ってたじゃないですか。『金さえ払えばクレムリンどころか浸蝕魚雷だって持ってくる』のでしょう?」
マッコイ「訳:ありゃ自分でも風呂敷を広げ過ぎたと思ってるのじゃがの」
提督「訳:週末の5日後までに納品して貰えますか?」
マッコイ「訳:品物も納期も厳しいのう」
提督「訳:無理ですか?」
マッコイ「訳:ワシを誰だと思ってるんじゃ?無理とは一言もいっとらんぞ」
提督「訳:頼もしいですな」
マッコイ「訳:だがかなり割高になるぞ。それでもやるか?」
提督「訳:勿論です!いか程になりますか?」
マッコイ「訳:燃料・弾薬・鋼材が各30000、ボーキサイトが15000、と言ったところかの?」
提督「訳:随分と吹っかけますな」
マッコイ「訳:本来無い物を何とかするんだ。多少の割高感は呑み込んでもらうしかないのぅ。」
提督「訳:分かりました。それでやって下さい」
マッコイ「訳:じゃあ、早速準備に取り掛かるかの。5日後に持って来てやる」
提督「訳:ありがとうございます」
マッコイ「訳:元帥の教え子の頼みじゃ、無碍には出来んからな。あとで連絡する。今日はこれで失礼するよ。また今度な」
提督「訳:よろしくお願いします」
マッコイ「訳:じゃあの」
執務室扉 < バタン
提督「そう言う訳だ」
由良明石「何かすごい話になっていませんか?」
提督「細かい事は気にしてはいけない。明石君、そう言う訳で5日後に品物がやってくるのでよろしく頼むよ。人手が必要なら夕張君にも手伝ってもらってくれ」
明石「了解です。では早速準備にかかります。失礼します!」
執務室扉 < バタン
提督「フゥー」疲労困憊
由良「頑張りましたね、お疲れ様です」
すまぬ。
仕事が忙しく中々更新できん。
今日はちょびっとだけ投下できるかも。
提督「大淀君に明石君とこの部屋に1度に馴れない女性が2人もいると物凄く緊張する物だな」
由良「お仕事なんですからもう少し馴れた方が良いですよ。艦上で指揮を執っている時は30cmでも大丈夫じゃないですか」
提督「戦闘時にそんな事を言ってはいられないだろう。不適切な指揮で誰かが撃沈される様な事にでもなったら私は腹を切るだけでは済まされん!戦闘指揮モードの時は
いかに上手く戦い敵を殲滅し一人の撃沈も出さずに無事帰投させる事に全神経を集中している!」
由良「それは十分わかっていますよ」
提督「陸に上がり鎮守府にいる時は皆が危険な事は無い、安心すると同時に不安になるのだ」
由良「だからそれは考え過ぎです」
提督「いや、そんな事は無い!きっと皆、私が司令官だから仕方無く付き合いで笑顔を向けているだけなのだ。あの笑顔の下には普段は情けないのに戦闘指揮モードの時だけは
偉そうにとか、もっと機敏な指揮をしていれば中破小破すら出ないのにへタレが!とか女性ばかりの職場に場違いな男が混ざり込んでてキモいとか思われてるに違いない!」
由良「だからそんな事は無いですって!」
提督「いや、きっとそうだ!食堂に行った時もまだ碌に親しくも無いのに私の周りに艦娘達が集まってきて質問攻めにあったただろう?あれはきっと遠まわしに早く辞めないかと
言っているに違いない。あの笑顔は罠なのだ。こんな事にも気が付かないとは大した事ない司令官と思われているのだ。あの笑顔は嘲笑に違いない!」
由良「どうしたらそんなにネガティブサイドを突っ走れるんですか?」
提督「きっと話しかけてきた艦娘たちは罰ゲームか何かで仕方無く私に話しかけたのだろう。私の様な人間が食堂に居るとメシが不味くなるとか思っていたのだろう」
由良「みんな新しい提督さんに興味津々で早く仲良くなりたいと思っているだけですよ」
提督「由良君は優しいな。嘘でもそう言われると皆に嫌な思いをさせて申し訳ないが、せめて戦闘指揮だけでも満足してもらえるように頑張ろうと思うよ」
由良「だからそんな事は無いですって言ってるじゃないですか!ネガティブに考え過ぎです!」
提督「しかしだな、」
由良「だから大丈夫ですって!みんなそんな事を思ってないのは由良が保証します!だから安心して少し馴れて下さい」
提督「む、そうか」
由良「それよりさっきの件で精神的に疲れたんじゃないですか?こっち着てちょっと座って下さい」
執務室の長ソファー < 休むかい?
提督「由良君の隣に座れば良いのか?」
由良「はい」
提督「座ったぞ。これで良いのか?」
由良「はい、そのままこちらに倒れてきて下さ~い」(由良膝枕in!
提督「ゆ、由良君」
由良「そのまま目を閉じて少し休んで下さい。いきなり女性2人とお話して精神的にすごく疲れたでしょう?」
提督「それはそうだが」
由良「15分くらいでも休むと疲れが取れますよ。午後からもお仕事なんですから少し休憩して下さい」(提督の頭ナデナデ
提督「(確かに柔らかくて寝心地は良いな)」
由良「眠っても良いですよ。15-20分くらい眠ったら疲れも取れますよ」
提督「む、お言葉に甘えるとするか」
由良「素直が1番ですよ、提督さん」
今日はここまで。
遅筆ですんません。
あけましておめでとうございます。
相変わらず遅筆ですが、本年もどうぞよろしくお願い致します。
ちょびっとですが、後ほど投下します。
日本酒にのまれてしまったら明日夜までお待ちください。
提督「ゆ、由良君、その」
由良「はい、提督さんは余計な事は考えずに今だけはリラックスして休んで下さい」
提督「そ、そうか」
由良「そうですよ、提督さん」
提督「む、…」
由良「… … …」(ナデナデ
提督「… … 、Zzzzzz~」
由良「1分もかからず眠りに落ちる事が出来る位に神経を使っているのに強情ですね、提督さん」
由良「由良がちゃんと体調管理もしますから安心して休憩して下さい、提督さん」
提督「グゥ、Zzzzzz~」
< Knock Knock!
由良「どうぞ」
翔鶴「失礼します。先日の演習の結果をお持ちしました。報告書をご覧になりますか?って、あら提督?」
提督「Zzzzzz~」
由良「先程、大淀さんと明石さんが同時に執務室にいらしたものですから」
翔鶴「フフッ、相変わらずね、提督は。でも艦娘育成校に教官提督としていらしていた頃よりかは大分良くなったのではないですか?」
由良「若干マシになった、位だと思いますよ。あの頃は授業が終わって教官室に帰ったら30分は動けなかったと仰ってましたから」
翔鶴「初めて指導された正規空母が私なんですからもう少し馴れて頂いても良いと思いますけど」
由良「他の艦娘さんに比べると翔鶴さんには随分と馴れたと思いますよ。安定剤無しで5時間の記録は未だに破られていませんから」
由良「教育研修の秘書艦実習でしたね。他の子がみんな午前中でリタイヤ(提督が)だったのに翔鶴さんはPM3:00まで持ちましたからね」
翔鶴「どうして由良さんは何ともないのでしょう?私、気になります!」(嫉妬
由良「い、いやそれは…、以前もお話しましたけど幼馴染枠は異性枠とは違うから…」(アセッ
由良「そんな事より翔鶴さん、1週間ほど秘書艦をやってもらえませんか?」
翔鶴「それは大歓迎ですけど、提督は大丈夫なんですか?」
由良「実はね… …」
本日は以上です。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
お待たせしております。
少しですが投下します。
由良「近々例の海域で対潜水艦戦をしなければいけないんです。いま提督さんがあちこちから三式水中深信儀と三式爆雷投射機を集めてくれているんです。元々この
鎮守府には旧式の装備しか無かったので駆逐艦の子たちの訓練から始めないといけなくて」
翔鶴「それで三式を扱った事がある由良さんが教官役をしなければいけなくなって、代わりに提督が耐えられる秘書艦として私に白羽の矢が立ったのですね?」
由良「そう言う事なんです。他の艦娘さんだと提督さんがダウンしてしまうので。お願い出来ますか?」
翔鶴「私は構わないけど、提督は大丈夫なんですか?」
由良「朝とお昼とPM3:00には私も提督さんの様子を見に来ますし、何とかなると思います。どうしても提督が辛そうならその時は【妖精印のとらんきらいざぁ】を使いましょう!」
翔鶴「あ、あれを使っても良いんですか? 女性恐怖症から時間限定で正反対の性格になって勘違いした他鎮守府の艦娘さんと由良さんのTO LOVEるな修羅場で薬が切れた提督が
フリーズしてたじゃないですか!あれ、絶対提督の精神衛生上良くないですよ」
由良「よその子に手を出されるくらいなら身内をぶつけておいた方が安心出来ます」(笑って無い目
翔鶴「あら~、私も提督LOVEなんですけど…、由良さんから暗黙の了解をゲットしたと思っていいのかしら?提督に言い寄られたら抵抗出来ないかも~」(小悪魔笑顔
由良「いい度胸ですね、翔鶴さん。右舷にカヴァラのMark16を喰らいまくりたいんですか?1発なら誤射だから九三式三型もドサクサ紛れに撃ち込みましょうか」(ハイライトオフ
翔鶴「あん、冗談ですよ。由良さんたらそんな怖い顔しないで」(ドキドキ
由良「分かればいいんですよ。いくらなんでも正規空母を沈める訳にはいきませんから~」(まだハイライトオフ
翔鶴「由良さんたら。機嫌直して下さい、ね?」(汗
由良「ま、良いでしょう。名残惜しいですが、これも提督の為です。翔鶴さん、ちょっとこちらに」
支援ありがとうございます。
少しですが後ほど投下します。
由良「今から少し書類を片づけますので膝枕を代わってもらえますか?」
翔鶴「それは構いませんが、提督起きちゃいませんか?」
由良「大丈夫です。提督さんは1度眠ると中々起きません。例え地震があっても震度4くらいは何も無かったかのように眠ってましたから」
翔鶴「どうして由良さんがそれを知っているとか、どんなシチュエーションでそれを知ったかは聞いても良いのでしょうか?」
由良「良いですが、翔鶴さんが想像する様な色っぽい話では無いですよ。小学校に上がる前で提督さんに子守りをされていた時に地震があったんです」
由良「私は目が覚めて凄く怖かったんですが、その横で子守り役の提督さんは爆睡してて起きなくて。その時に子ども心に『この人は私がそばについてないとダメだ』と思いました」
翔鶴「鎮守府や軍学校以外での提督と共有の思い出かぁ。いいなぁ!」
由良「これで異性枠で見てもらえたら嬉しいんですが、今のところはそんな事も無いので」(ハイライトOFF
翔鶴「はは、提督らしいというか…」
由良「では、首の後ろと背中に手を添えて軽く持ち上げて私が移動しますから翔鶴さんは座って下さい」
翔鶴「は、はい。これで良いですか?」
由良「はい、OKです。じゃ、お願いしますね」
書類 < 今日は3cm位だから大した量では無いな!
由良「これは、了承印だけで良いと。こっちは大本営行きだから提督の決裁が必要な物。これは……」(カリカリカリカリ
翔鶴「(提督が私の膝枕で眠っている…、提督の体温が、心地良い重さが、規則正しい寝息が、提督、提督…あぁ!)」
由良「翔鶴さ~ん、5分も経っていないのに蕩けた瞳で提督さんを見つめな~い!」(カリカリカリ
翔鶴「ハッ、ハイ!翔鶴は大丈夫です!」(混乱
由良「気持ちは分かりますけど変な事しないで下さいね~!信用していますけど、万が一何かあったら~」(顔あげず書類カリカリ
由良「実戦の時に翔鶴さんの護衛をする駆逐艦の子たちが何故か距離を取って右舷ががら空きになっちゃうかもしれませんよ~、第4水雷戦隊の駆逐艦の子たちは私の命令を良く聞いてくれますから」
(顔あげず書類カリカリ
翔鶴「ゆ、由良さん?」(ビクビク
由良「な~んて、冗談ですよぉ~」(無表情カリカリカリ
翔鶴「ゆ、由良さ~ん」(ナミダメ
由良「うふ、気にしないで下さいね。それより翔鶴さんにもちょっと良い思いを」
翔鶴「な、何でしょう?」
由良「提督さんをナデナデしてあげてもらえませんか?そうされるとリラックス出来るようなので」
翔鶴「わ、分かりました」(ドキドキ
由良「提督さんナデナデは膝枕をする者の特権です。それについては文句は言いませんから安心して下さい」(カリカリカリ
翔鶴「わ、分かりました!ナデナデの特権、行使させて頂きます!」(ナデナデ
ちょっと思いついた小ネタを…
<<閑話休題・ある日の提督と由良さん>>
いつも同じでも慣れる物と慣れない物がある。
人間の三大欲求、と言うのは本当に動物の本能の部分だ。
人間だろうが艦娘だろうが生物である以上、それは同じなんだろう。
『由良君、私でいいのか?』
一応念の為に聞いてみる。
『はい、提督さん、お願いします。』
お願いされてしまったので期待に沿えるように行動しよう。いつものように由良君も少し期待している目で私を見ている。
『では、始めるとしよう』
そう言って私は由良君のその小さな白い物に手を掛ける。
そっとそれを取るとその部分からツッと糸を引き、 やがて自重に耐え切れなくなりその糸は切れる。
独特の香りが辺りに漂う。
私はそこにそっとアレを入れ最初はゆっくりとそして徐々に力強く激しくかき回していく。
最初透明だった液体はかき回されていくうちに白濁していき、
液体がぶつかり合うような音が響く。
満足そうな表情でその行為を見ている由良君。
しばらくその音を堪能した後、
そろそろだと思った私はそれをその部分から引き抜き、由良君の真っ白な物に思い切りそれをぶちまけた。
ぶちまけた物は真っ白な由良君のそこにゆっくりじんわりと広がっていった。
私は満足げにそれを見つめている。宴の始まりだ。
『提督さん、いつもこうしてもらっても嬉しいです。』
由良君はそう言った。
『だがな、由良君。いつもだからってこれくらいは・・・。』
『いえ、提督さんにやってもらうからいいんじゃないですか!』
そうは言うが由良君、
納豆のパックくらい自分であけて玉子も自分で割って好きなようにかき混ぜて白いご飯にかけて食べてくれ。こんな物は料理でもなんでもない。こんな事で嬉しがられても…。
『やっぱり日本人の朝はお米と納豆と卵とお味噌汁ですね!』
今日も忙しい鎮守府の1日が始まるだろう。
ご無沙汰です。
チョビっとですが投下です。
翔鶴「(提督の髪、サラサラです。顎に髭の剃り残しが…。提督の寝顔、カワイイです。これが秘書艦の特権……)」(ナデナデ
翔鶴「(提督、覚えてますか?教育研修の演習時の事故…。沈んでいく艦娘候補生を必死になって陸に引き揚げたあなたに、あの場にいた艦娘達はみんな心を奪われたんですよ)」
翔鶴「(私も例外ではありません。由良さん以外にもあなたの事を慕っている艦娘達がいるのを理解して下さいね)」
翔鶴「(出来る事なら、あと少しで良いので私達艦娘に笑顔を見せて下さい。由良さん限定はズルいですよ)」(ナデナデ
翔鶴「……」
由良「静かですね、どうしました?昔の事でも思い出しましたか?」(カリカリ
翔鶴「ええ、あの事故の事を思い出していました」
由良「懐かしいですね。提督さんカッコ良かったです。でもあれでライバル倍増した様な…」(カリカリ
翔鶴「提督本人は気がついていないですよね。良くも悪くも……」
由良「気がついた所で女性恐怖症は簡単に治りませんよ。あの時の周囲の大人もどうかしています」
由良「良し、終わりっと!じゃ、提督さんを起こしますか!」
由良「提督さん、起きて下さい。提督さん」
翔鶴「相変わらず寝つきは良いのに寝起きが悪いですねぇ」
由良「そんな時は~」スタスタ
パカッ 給湯室の冷凍庫< 氷いるかい?
由良「この氷をひとかけら~」
翔鶴「え、由良さんまさか…」
由良「これぞ寝起きの悪い提督さんを起こす必殺技!氷マン攻撃!」提督首筋へ氷ぺた
提督「ウッ、ウ”~ン」寝返りコロン
翔鶴「あっ、提督、そちら側に寝返りされては///……」
由良「あ、ヤバ………」
提督「う~ん、良く寝た~」視界の先 ▽
翔鶴「っ///」
提督「ん、なんだこれは」淡いピンクの▽サワサワ
翔鶴「っ///、お、お目覚めですか、提督……」カオマッカ
提督「しょっ、翔鶴君?」
由良「あ、提督さん、ダメ!触っちゃ!」
提督「!」ハネオキル
翔鶴「て、提督……///」
由良「提督さん、あの、目が…覚めました?」
提督「………ハァッハァッ」カオマッサオ
提督「マズ イ、息が……」
由良「ヤバッ」
翔鶴「あ、あの…」
由良「翔鶴さん、提督さんの背中固定して!」
翔鶴「は、はい!提督、失礼します!」ガシッ
由良「提督さん、失礼します!」ギュッ
提督「ゆ、由良く…ん?」フニンポヨン
翔鶴/提督/由良 艦娘サンド状態
提督「(由良君の胸が顔に…せ、背中にも柔らかく主張する物が2つ当たって……)」
翔鶴「大丈夫ですか、提督?」無意識に当ててんだぜ状態
由良「提督さん、そのままゆっくり深呼吸して下さい。1分もすれば過呼吸状態は改善します」
由良「大きく息をすってぇ、はいてぇ」
提督「(由良くんの甘やかな体臭が)」スーッハーッ
提督「(背中には早鐘を打つ様な鼓動の翔鶴君の温かな感触)」
提督「(そうだ、落ち着いたらハラ切ろう)」
由良「はい、息をすってぇ、はいてぇ、どうですか?落ち着きましたか?」
提督「あ、ああ。大丈夫な様だ。だからそろそろ離してもらえないだろうか?」
由良「あ!はい、咄嗟の事とは言え申し訳ございませんでした」(パッ
提督「翔鶴君も、もう大丈夫だから。は、離れてもらえたら、その、助かるのだが」
翔鶴「あ!も、申し訳ございません!」(パッ
提督「しょ、翔鶴君にはセクハラを働いてしまった事になるな。大本営と憲兵隊からの処分は甘んじて受けようと思う。直ぐに私は処分され2度とこの様な思いをする事は無い。
安心してくれたまえ」
由良「提督さん、今のは事故ですから。処罰の対象になりませんよ」
翔鶴「そ、そうです、提督。今のは事故です。憲兵隊の摘発対象は艦娘側からの告発です。私は気にしませんから…。何なら続きをされても……」
由良「あ”っ?何ですって?」
翔鶴「い、いえ、何でもありません!」
提督「うむ、分かった。つまり憲兵隊への引き渡し等と言う物では済まされないと言う事だな。君の怒りを考えると当然の事だろう」
翔鶴「いえ、その様な事では…」
提督「みなまで言うな、翔鶴君。分かっている。目の前にいる憎い男には生き恥を晒し地獄を見るまでは許さないと言う事だろう。君の気持は理解した」
由良「ちょっ、提督さん?」
提督「由良君にも世話になった。ついてはハラを切ろうと思うので君には介錯を頼みたい」
由良「提督さん?ちょっといい加減にして……」
翔鶴「あ、あの、提督……」(ピコーン!
翔鶴「そうですね、ですがその程度では私の気が収まりません」
由良「ちょっ、翔鶴さんも何言って……」
翔鶴「ついては提督、今夜ですが鳳翔さんのお店に付きあって下さい。私が良いと言うまでとことん付き合ってもらいます。いいですね?」
提督「 」
由良「(チッ、ウマい事考えましたね、翔鶴さん)」
提督「(ハラ切りの方が楽なのに。私にこんな効果的な罰を与えるとは!翔鶴君、なんて恐ろしい子!)」(絶望の眼差し
翔鶴「では、よろしくお願い致しますね! て い と く 」(小悪魔笑顔
提督「りょ、了解した…」(吐血
執務室扉 < バーンッ!
川内「提督ー!約束のLv60になったよ!さあ、私と夜戦しよ!夜戦でも夜戦(意味深)でも良いよ!」
由良「あ”?夜戦(意味深)?」
川内「あ、由良いたんだ」
由良「そりゃ、私は秘書艦ですから。で、夜戦(意味深)てどういう事ですか?」
川内「提督が言ってくれたんだよ。Lv60になったら、『き、君にしてあげたい事が有る。良いだろうか?』って」
翔鶴「ふぅぅ~ん、提督は川内さんにそんな事を言ったんですねぇ……」(ハイライトOFF
川内「提督が私にしてくれる事で私が嬉しい事と言ったら夜戦か夜戦(意味深)じゃない」
川内「あの事故で提督に助けてもらってから決めてたの。私、提督のお嫁さんになるって!提督の剣となって敵を倒し、提督の盾となって敵から提督を守るの!」
川内「たとえ世界中が提督の敵になっても私だけは提督の味方!何があっても提督を守りきる!だから私が出来る事は全て提督にしてあげるよ!」(キラキラキラ~!
由良「(こいつアカンやつや)」
翔鶴「あらぁ、でもお嫁さんって言ってもケッコンカッコカリにはレベルがまだまだ足りないんじゃないかしらぁ?」(挑戦的な目
由良翔鶴「フフンッ」どん!(Lv99
川内「うっ」(Lv60
川内「だ、大丈夫!これからもがんばるし!女房と畳は新しい方がいいって言うし!それにこの鎮守府ではまだ誰も指輪もらってないし!」
川内「それに!由良に任せておいたら何時まで経っても家族感覚で提督は女の子に艦娘に馴れないよ。提督の女性恐怖症を直すために女の子に艦娘に馴れる様にしないと!」
由良「 」(死んだ魚の様な目
川内「年下女性が年上男子に対して行う、『逆光源氏計画』よ!」(ドーン!
由良翔鶴「川内ってば、勇気あるね。ちょっと工廠裏で私達とじっくりお話しようか」(ハイライトOFF
川内「そんな事より!さっきから提督が全然話してくれないんだけど?」
由良翔鶴川内「提督!さん!」
提督「 」
川内「提督フリーズしてるじゃない!ちょっと、提督、提督!」(ユサユサ
由良翔鶴「川内がノックもしないで入って来て提督をビックリさせるからでしょ!ミジンコより繊細な提督のメンタルが粉々じゃない!」
川内「なによ、私が悪いっての?」
由良翔鶴川内(ワーワーッワタシガワルイノ?アンタノセイデショ!
提督「父さん、ボクは新しい鎮守府で完全に困った訳で……」(北の国から
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<<執務室>> ヒトロクマルマル
提督「由良君と翔鶴君はおつかいに出したし、川内君には演習に行ってもらいやっと1人になれた。孤独はいいなぁ!束の間の自由を満喫したい所だが用意は周到にしないとな」
黒電話 < 使うかい?
提督「この時間は彼らも暇だろう」(ジーコロコロコロ
黒電話 < プルルルr カチャ
妖精長「アイヨ、こちら妖精何でも相談室!今日の提督の悩みは何かな?」
提督「相変わらず陽気だな、妖精長」
妖精長「ったりめ―だ!妖精が陰気になれるわけねーだろ!で、今日はどんな相談だ?」
提督「間宮券10枚で至急の仕事だ。引き受けてくれるかね?」
妖精長「随分と張り込むねぇ。いいだろう、用件を聞こう」(ゴルゴ風
提督「とある場所に隠し扉と、そこから外に出れる通路を構築して欲しい。トンネルだろうが空間をつなげようが方法はどんな物でも構わない」
妖精長「いつまでだ?」
提督「今夜PM7:00までにお願いしたい。場所はXXXのOOOだ」
妖精長「あと3時間もねェじゃねぇーか!」
提督「む、無理かね?」
妖精長「あんたには世話になってるしな!よし、何とか時間までにやってやろう!」
提督「恩にきる。助かるよ」
妖精長「いいって事よ。ま、近々大型建造の1回でも回してくれりゃこっちも助かるがな!」
提督「わ、分かった。善処しよう」
妖精長「おう、頼んだぜ!あとな……、いや何でもねェ。じゃ、これから作業にかかるとするぜ」
提督「よろしく頼むよ」(チン
妖精長「提督の野郎、誰にマーカー付けられてんだ?信号丸わかりだぜ。この信号コードは……、明石の嬢ちゃんか。若けえのに中々やるねェ」
妖精長「折角の抜け道作成依頼だけど無駄になるかもなぁ。艦娘の嬢ちゃん達の方が1枚上手の様だぜ、提督よ」
提督「ハクション!誰か噂でもしているのか」(ズズッ
《旬彩旬魚 鳳翔》ヒトハチサンマル
提督「鳳翔君には襖で仕切れる1番奥の小上がりを頼んであるから目立たないだろう。多分…」
《旬彩旬魚 鳳翔》引き戸 < カラカラカラ~
鳳翔「あら提督、いらっしゃいませ。奥の小上がりへどうぞ。もう皆さんいらっしゃってますよ」
提督「そ、そうですか…。分かりました」
提督「ここか…、覚悟を決めよう。いくぞ」(襖開け
由良「提督さん、お疲れ様です。こちらにどうぞ」
翔鶴「提督、今日も1日お疲れさまでした。こちらに座って下さい」
川内「遅かったね、提督!」
翔鶴 提督 由良
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| テーブル |
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川内
川内「提督何飲む?」
提督「ビールをジョッキで貰おうか。君達も遠慮せずに好きな物を頼みたまえ。今日は私の奢りだ」
由良「私もビールで。翔鶴さんは?」
翔鶴「私もビールをお願いします」
川内「まずはみんなビールってことね!了解!鳳翔さぁ~ん、生4つお願いしま~す!」
鳳翔「はぁ~い、ただいま参りまぁ~す!」
ありゃ、テーブル崩れちゃった。
川内は提督の真向かいで脳内補完願います。
川内「ところで提督、今日は飲むって前から決まっていたの?」
提督「いや、ちょっと翔鶴君と色々あってな。川内君が来る少し前に決まったのだ」
翔鶴「ちょっとした罰ゲームみたいな物よ。切っ掛けはどうであれ提督と過ごせる時間が出来て私は嬉しいですよ」
由良「私も同じ時間を過ごせて嬉しいけど、半分は監視かなぁ」
川内「ふぅ~ん、そうなんだ。私も今度から積極的に提督をお食事やお酒に誘おっと」
由良翔鶴「はぁっ?」
川内「だって由良も翔鶴さんも秘書艦で提督と一緒の時間が多いでしょ?私だって提督と一緒の時間が欲しいもん。いいでしょ、提督?」
提督「ま、まぁ偶にこうやってみんなで食事をして飲むのもわ、悪くないかも…しれないな…」
由良翔鶴「提督がそう仰られるのなら…」
由良「でも提督、無理していませんか?嫌ならハッキリ言って下さってかまいませんから」
川内「ダメだよ、由良。提督にはこうやって色んな艦娘に囲まれながら少しづつ馴れて行ってもらわないと」
翔鶴「でもちょっとやり方が性急じゃないかしら?」
川内「毎日のようにこんな感じで私達に囲まれて過ごしたらそれが当たり前になって提督も艦娘に馴れるのが早くなるよ、きっと!」
提督「(ま、毎日このメンバーで夕食を共にしなければいけないのか、苦行だな!)」
由良「提督が疲れない範囲でね。あまりやり過ぎると逆効果よ」
今日はここまで
見て下さってありがとうございます。
鳳翔「失礼します、生を4つ、お待たせしました」
川内「ありがとう、鳳翔さん。みんな乾杯しましょう!」
鳳翔「では、どうそごゆっくり~」
提督由良翔鶴川内「「「「カンパーイ!」」」」(ゴキュゴキュ、プハァー!
川内「で、提督さぁ、私たち以外の艦娘には馴れた?」
由良「着任してまだ1週間も経って無いのにそんなに直ぐには無理ですよ」
翔鶴「そうです。無理しないで少しづつ進めないと提督の負担になります」
提督「め、目を見なければ、そしてパーソナルスペースが社会距離なら問題は無い!」
妖精長「解説しよう。パーソナルスペースの社会距離とは? 相手に手は届きづらいが、容易に会話ができる空間。 社会距離の近接相(1.2〜2m)知らない人同士が会話をしたり、
商談をする場合に用いられる距離の事を言う」
妖精長「ま、この提督にしちゃ、頑張っている方だな。
密接距離は、ごく親しい人に許される空間。 密接距離の近接相(0〜15cm)抱きしめられる距離。 → これは由良の嬢ちゃんだけだな。
密接距離の遠方相(15〜45cm)頭や腰、脚が簡単に触れ合うことはないが、手で相手に触れるくらいの距離。→ まだ誰も無理だろう。
個体距離は、相手の表情が読み取れる空間。 個体距離の近接相(45〜75cm)相手を捕まえられる距離。 → 翔鶴川内の嬢ちゃんたちがギリここら辺だな。
個体距離の遠方相は、(75〜120cm)両方が手を伸ばせば指先が触れあうことができる距離。 → 大淀明石の嬢ちゃんたちが何とかここら辺だろう」
川内「い、いま誰か解説してたみたいなんだけど?」
由良「面倒くさいからなかった事にしましょう」
川内「話を戻すね。だから提督はもう少し頑張って艦娘達との距離を縮めて行かないといけないと思うの」
翔鶴「だから急には提督の負担だと…」
川内「それがいけないと思うの。由良も翔鶴さんもそうやって結果、提督の他の艦娘達との接触を遮断してしまっているよ?まるでダメ男製造機だよ」
由良翔鶴「「… …」」
提督「わ、私が不甲斐無いせいだが由良君にも翔鶴君にも随分と助けてもらっている。時間はかかると思うが君達艦娘に信頼して貰えるよう努力する所存だ」
提督「君達からすれば私は信用出来ない男だろう。指揮は完璧を期すが、普段の鎮守府内での艦娘達との交流については少し時間が欲しいと思っている」
川内「へっ?何言ってるの、提督?」
由良「川内さんは分かって無いですね。ネガティブサイド選手権が有ればベスト3入賞間違い無しの提督さんの事を何も理解していません」
翔鶴「提督は私達艦娘に嫌われている、信頼されてないと思いこんでいるんです。先ずはその誤解を解いて提督を騙したり攻撃する様な者はいないと言う事を分かってもらわないと」
川内「え~、そうなの?この前の全国鎮守府提督人気ランキングでベスト3に入っているのに本人は自覚無いの?」
由良「あればこんなに苦労していません。本人は艦娘達が仕事で仕方なくとか罰ゲームで話しかけているとか思っています」
川内「『提督フレンド(仮)君の声が艦娘を強くする』に出てくるモデルになった人?とか他鎮守府の艦娘達に言われているのに?」
翔鶴「少しでもウソでもいいのであのあざとさを見習ってほしい物です」
由良「理解出来ましたか?川内さん。だから早急に物事を運んではいけないのです。提督さんのメンタル面も考慮に入れて行動しないと」
川内「思った以上に重症だなぁ。分かったよ、由良。少しづつね」
提督「私の話はもう良いだろう。ちょっと席を外す。直ぐ戻るよ」(ソソクサ
場所 XXX(旬彩旬魚 鳳翔)のOOO(お手洗いの左の壁)
お手洗いの扉 < バタン カチャ
提督「この壁を押したら…、動いた」
左壁面 < キィィ
妖精長「おう、随分と早いな。まだ完成してないぜ」
提督「様子見です。進捗状態はどうですか?」
妖精長「あと5分もありゃ完成だ。今は空間同士の固定作業中だ。鎮守府の正門裏の資材倉庫横に出るルートにしといたぜ」
提督「助かります。宴途中で抜け出すのも最近は難しくて」
妖精長「最後まで付き合ってやりゃいいじゃねェーか。嬢ちゃん達は喜ぶぜ」
提督「ま、まぁ私のメンタルが持つギリギリまで付き合おうとは思います」
妖精長「おう、そうしてやれ。胸襟を開いてじっくり話を聞くのも艦娘達を束ねる提督の仕事だぜ」
提督「き、肝に命じておきます」
妖精長「おう、じゃ早く戻ってやれ。長居していると勘繰られるぜ」
提督「分かりました。ありがとうございます」(キィィ バタン
妖精長「サービスでトンネル内はマーカー信号をジャミングする様にしておくぜ。気休めにしかならんかもしれんがな、提督よ」
川内「あ、お帰り~、提督」
大淀明石「「お邪魔してます、提督!」」
提督「お、大淀君と明石君か。君達も食事かね?」
川内「2人がお店に来たから一緒にどう?って誘っちゃった。ダメだったかな?」
提督「か、構わないと思う、ぞ。 私の事は全く気にせずに艦娘同士で親交を深めてくれたまえ」
由良「提督さん、無理していませんか?大丈夫ですか?」
提督「う、うむ!た、偶には胸襟を開いてじっくり話を聞くのも君達を束ねる提督の仕事だ、な」(汗タラタラ
翔鶴「頑張ってますね、提督……」
川内「ほら、最初はこれくらいの人数から徐々に人数を増やしていけばいいよ。比較的2人とも提督と話す事が多いでしょ?初めての子たちよりは提督も気が楽でしょ?」
由良「川内さん、気持ちは分かりますけど提督さんの具合が優れなくなったらお開きですからね」
川内「はいはい!もう、由良は過保護だなぁ!」
由良「川内さんがザックリ過ぎるんです!」
提督「ま、まぁ飲み物も来てる様だしみんな好きな物を頼みたまえ。食事はまだなのだろう?」
川内「ありがとう、提督!大淀さん、メニュー取ってもらえます?」
大淀「はい、これで良いですか?」
川内「ありがとー!」
秋イベお疲れさまでした。
自分、最後は燃料が足りずに勲章叩き割るか悩んだ挙句に明石屋から燃料買ってまで出撃したのに…。
グラ子?未実装なんだよ、きっと……。
嵐がいるだけマシと思わなければいけないでしょうか。
今夜は刺身をアテに日本酒でヤケ酒です。
由良限定ボイスが楽しみだなぁ…、でも新規グラはいつ来んのかなぁ…。
飲む前にちょっとだけ投下。
30分後~
大淀「だからぁ~、私が大本営からのスパイとか黒幕っていう風潮は一体どういう事なんですか?私は真面目にお仕事しているだけなんですよ?」
大淀「第一、この鎮守府に秘密らしき秘密なんて無いじゃないですか!それとも何ですか、提督をバカにする様な艦娘がいたら捕まえて懲役20年の刑にするんですか?
『刑の内訳の1年分は最高指導者を馬鹿にした侮辱罪。残りの19年分は国家の最高機密を漏らした機密漏洩罪だ』とか言って!」(酒ゴキュゴキュ
川内「大淀は言う事がいちいちインテリっぽいよねぇ。やっぱ頭の切れる黒髪ロングとメガネだから女スパイ説が消えないんだろうな」(酒クピクピ
提督「(き、きっとこの機密漏洩罪の原因は私だな。不甲斐無い提督に対して遠まわしにクレームを付けているに違いない!)」(ヤケ酒チビチビ
由良「(きっと提督さんは自分に遠まわしにクレーム付けられているとか思ってヤケ酒モードに入ってるんだろうなぁ。そろそろ違うと言ってあげなきゃ)」(冷酒クピクピ
翔鶴「で、明石さんはどうしてさっきから試料採取用の小瓶に少しづつ色んな種類のお酒を入れてるんですか?」
明石「あはは~、この鰊御殿と一夜雫に八海山の碧寿が高いけど美味しくて!だから成分分析して同じ味のお酒を合成できないかなぁって思って。私で無理なら妖精さんの謎技術ならイケるかと」
翔鶴「それ、自分で楽しむ分は良いですけど明石屋で売ったらダメですからね!」
明石「えぇ~、儲かると思ったのに~」
翔鶴「普通に酒税法違反ですよ。憲兵隊案件です」
明石「鎮守府内は治外法権だから大丈夫!それに妖精さん技術なら新しい実験とか適当に理由付けて申請書出すから!」
由良「(みんな酔っ払いモードに入りつつあるなぁ)」(お酒お代り~
翔鶴 提督 由良
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| テーブル |
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やっぱテーブル崩れますね。
では、ヤケ酒してきます。
お休みなさい。
このSSまとめへのコメント
由良メインとか俺得すぎる
面白いですね。ワクテカしながら続き待ってます(敬礼)
生きとったんかワレ~
期待してますね
由良さんメインとか待ってた。
もっと早く出会いたかったよ…
…なんだか四方山の匂いがしますね?
確かに四方山に似てるな。
四方山の人のssと同じ人なんだろうか?
おもしろい
続き続き続き続き続き続き続き続き
ニイニイじゃなくてフタフタやろ