~ 奉仕部 ~
ガラッ
由比ヶ浜「やっはろー!」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、やっ…。 ゴホン、こんにちは」
由比ヶ浜「あれ、ヒッキーは?」
雪ノ下「今日は小町さんと出かける約束をしていたらしいから欠席よ。 小町さんにどうしても付き合ってほしいと頼まれて断れなかったらしいわ」
由比ヶ浜「あー、まぁヒッキーだもんね。 じゃあガールズトークしようよ!ガールズトーク!」
雪ノ下「今、推理小説が良いところなのだけれど…」
由比ヶ浜「えー、そんなの家で読もうよ。 せっかく久々に二人っきりなのに」
雪ノ下「はぁ…。 少しだけ、なら」
由比ヶ浜「やったー!ゆきのん大好き!!」ギュッ
雪ノ下「暑いわ…」
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由比ヶ浜「でねでね、この服が今流行の――」
雪ノ下「え、ええ」
由比ヶ浜「で、このアクセが超大人気なの!」
雪ノ下「そう…」ゲッソリ
由比ヶ浜「学校にしてきたら怒られちゃうかなー?」
雪ノ下「普段からそれだけ制服を着崩しているのだから今更だと思うのだけれど」
由比ヶ浜「そうかな?これくらい普通だよ! ゆきのんもちょっとだけやってみようよ」
雪ノ下「私は遠慮しておくわ」
由比ヶ浜「ちょっと崩した方が可愛いのに…。 あ、でもこの前ちょっとヒッキーに怒られちゃったな」
由比ヶ浜「『お前の格好にどうこう言うつもりはないが、多くの男子を惑わせている重罪を理解しろ』―ってね。 よくわかんない」
雪ノ下「あの男の言葉にいちいち耳を傾けていたらこちらの性根まで傾いてしまうわ。 由比ヶ浜さん、あの男と対等に会話してはダメよ。 少し知能のあるゾンビと会話していると考えるのがコツね」
由比ヶ浜「ヒッキーと会話するのにコツがいるんだ!?」
由比ヶ浜「そういえば、ヒッキーが本気で怒ってるとこ見たことなくない?」
雪ノ下「比企谷くんの喜怒哀楽なんて気にしたことがないのだけれど…。 確かに見たことはないわ」
由比ヶ浜「うーん…私がヒッキーの事故の原因って知った時も怒ってる、というよりは悲しんでたし…」
雪ノ下「単に彼に怒る度胸がないだけではないのかしら」
由比ヶ浜「ヒッキー、度胸はあるんじゃないかなぁ。 ほら、学校祭のときだって堂々とさがみんにダメ出ししてたみたいだし」
雪ノ下「…そうね」
由比ヶ浜「ヒッキーが怒ったらどうなるんだろう…。 ちょっと興味あるなぁ」
雪ノ下「由比ヶ浜さん、悪趣味よ」
由比ヶ浜「ゆきのんは興味ないの?」
雪ノ下「興味がない、と言えば嘘になるけれど…」
由比ヶ浜「ねね、ちょっとヒッキーにイタズラしてみようよ」
雪ノ下「いくらあの男に人権がないからといってそれは少し気が引けるわね」
由比ヶ浜「さらりとヒッキーの人権なくなってる!?」
由比ヶ浜「ヒッキーが怒るところなんて想像できないしちょっと見てみたかったなぁ…」
雪ノ下(比企谷くんが怒る…。 確かに私でも想像できないわ)
雪ノ下(怒鳴る?無視?暴力?…くっ、知的好奇心が燻られてしまう…)
雪ノ下(そもそも比企谷くんを怒らせるなんてことができるのかしら、あれをこうしてこうやって…)
由比ヶ浜「―――のん!」
由比ヶ浜「ゆきのん!!」
雪ノ下「」ビクッ
由比ヶ浜「いきなりボーッとしてどうしたの?具合が悪いなら保健室に――」
雪ノ下「大丈夫よ、少し考え事をしていただけ」
雪ノ下「…由比ヶ浜さん、さっきの件なのだけれど」
由比ヶ浜「え?アクセを学校にしてきていいって話?」
雪ノ下「それはダメよ。 それじゃなくて比企谷くんがどうのっていう…」
由比ヶ浜「あ、ヒッキーが怒ったらって話?…えへへ、ゆきのんも興味湧いてきちゃったんでしょ」
雪ノ下「…否定はしないわ」
由比ヶ浜「やったー!じゃあ一緒にどうやってイタズラするか作戦会議だね!」
~ 比企谷宅 ~
八幡「つかれた…」
小町「えー、お兄ちゃん体力なさすぎ」
八幡「お前の買い物が長すぎるんだ。 まず目的を決めてからだな―――ちゃんとお兄ちゃんの話を聞きなさい」
小町「ふんふふーん♪お兄ちゃんの説教のほうが長いもーん」フニフニ
八幡「…そんなにそのキーホルダー欲しかったのか?カップル限定とかいかにも胡散臭いんだが」
八幡「いいか小町。 ◯◯限定とかいう商品は何故か通販ショップで後日売ってたり、今だけ復活!とか言いながら何回も復活する詐欺商法なんだぞ」
小町「お兄ちゃん夢なさすぎ…。 いいの、小町は今日これが欲しかったんだから」
八幡「だいたい俺に彼氏役やらせなくてもいいだろ」
小町「じゃあ小町が大志くんとかと一緒に行ってもよかったの?わかった、今度からそうするね」
八幡「まてまてまてまて、それだけは許さん、許さんぞ。 お兄ちゃんいつも言ってるでしょ、千葉県の妹はまずお兄ちゃんに人生相談しなさいって。 後、大志◯す」
小町「お兄ちゃん言ってること矛盾しすぎ…」
小町「じゃあ小町、部屋で勉強するから邪魔しないでね」
八幡「ん、コーヒー淹れるか?」
小町「ありがと。 受験生を気遣うお兄ちゃん、小町的にポイント高い!」
八幡「あーはいはい、愛してるぞ小町ぃ(棒)」
小町「うわー、すんごい棒読み…」
八幡「じゃ、後で持ってくからな」
小町「はいはーい。 …ふへへ」フニフニ
八幡「…俺もキーホルダー付けとくか」
~ 教室 ~
戸塚「おはよう八幡!」
八幡「おおおおおおはよう戸塚!今日も良い天気だな!ハッハッハッ!」
戸塚「今日大雨だよ?八幡、雨好きなの?」
八幡「戸塚が好きです」キリッ
戸塚「え!?も、もう…からかっちゃ…やだよ?」ジッ
八幡「」きゅん
八幡(この世界は残酷だ…。 俺の心のウォールマリアを軽々突破してくる戸塚が女の子じゃないなんて…)
戸塚「あれ?そのキーホルダーどうしたの?」
八幡「ん?あぁ、昨日駅前で買ってきたんだ」
ごめん、かなりゆっくりでもいいかな
完走はする
このSSまとめへのコメント
がんばって続けてください♪
すごく続きが気になります☆
完走はしよう
完走してくれという感想を
頑張って下さい(*`・ω・)ゞ。
完結タグつけんなよ
結局完走せず
完走の意味知らなかったんだろ。
完走ってなんだろうな
ごめん、かなりゆっくりでもいいかな完走はする。
はいはい後30年くらいかなwww
完走はする(完走するとは言ってない)
本当お前は何やっても中途半端だな
もう生きてなくてもよくない?
糞殺ろー
人生を完走しました
完走はする(二年経過)
ゆっくりすぎて若干ゃ草
続きーーーーーー
感想とは…
タヒね