ある18Pの苦悩(17)
みく「Pチャーン」ダキッ
18P「うわっと、何ですか?前川さん」
みく「むー、歳近いんだしみくって呼んでっていつも言ってるにゃ!」
18P「年齢が近いからこそですよ、間違って週刊誌にでも載ったら大変です」
みく「……みくは……それでもいいにゃ」ボソッ
18P「……え?何か言いました?」
みく「な、何でもにゃーいレッスン行ってくるにゃ!///」ダッ
18P「……はぁ」
18P「あんな近くで聞こえてないわけないじゃん///」
18P(それでも僕はプロデューサーなんだ。気をしっかり持っていこう……。)
18P(……みく、いい匂いしたなぁ///)
ちひろ「18Pさん顔赤いですけど大丈夫ですか?」
18P「わっ、ちひろさん」ビクッ
18P「な、何でもないですよ?あはは」
ちひろ「そうですか?お疲れならコレ、いりますか?」エナドリ
18P「ありがとうございます、ちひろさんみたいな美人さんに気遣ってもらえて嬉しいです」ニコッ チャリーン
ちひろ「ふふっ、ありがとうございます」
ちひろ(もう、18P君ったらこうゆうこと素で言っちゃうんだから///)
ガチャ
?「た、ただいま、帰り、ました」
?「フフーン、帰ってきましたよ!可愛いボクが!」
?「た、ただいま、親友…いるか?」フヒ
ちひろ「お疲れ様です」
18P「お帰り、小梅、輝子、あと輿水さん」ニコリ
幸子「ちょっと!どうしてボクだけ苗字なんですか!?不公平じゃないですか!」
18P「はいはい、さっちゃんどーどー」ワシャワシャ
ナンデイキナリサッチャンナンデスカ!チョッ、ヤメテクダサイ
18P「そうだ輝子、僕に何か用?」
輝子「えっと、あ、みくが最近、仕事とか元気無さそうって、泰葉に、い、言ったら、Pさんじゃない?って言われたから」
輝子「心当たり、な、ないか?」
18P「心当たり、か……」
『……みくは……それでもいいにゃ』
18P「………………ない、ね」
輝子「そ、そうか、なら、いい」
18P「輝子は優しいね、輝子のそうゆう気遣い素敵だよ」ニコッ ナデナデ
輝子「フヒ、て、照れるぜ、フヒヒフハハハハヒャッハー!!」///
18P「……星」
輝子「あ、ごめんなさい」シューン
18P「分かればいいよ」ナデナデ
小梅「……」ジー
トコトコ
小梅「……」スッ
18P(?小梅がこっちに頭を下げてる……撫でてってことかな?)
小梅「18Pさん、私、お仕事頑張った、よ?」スッ
18P「あ、お疲れ様小梅」ナデナデ
小梅 ~♪
18P(あ、天使か)
ちひろ(癒されますねPさん)
18P(そうですね、あと、ナチュラルに心読まないでください)
18P「じゃあ三人ともちひろさんに今日の報告して、終わったら寮まで送るよ」
ハーイ
~寮~
泰葉「輝子ちゃん、Pさん何かいってた?」
輝子「心当たりない、って、」
泰葉「そうなんだ」
輝子「あ、帰りに、みくをマグロ漁船三泊四日のロケに送ろう、って、笑ってた」
泰葉「みくさん……」
泰葉(Pさんは、たぶんみくさんが好意を寄せている事に気づいてる)
泰葉(良いなぁみくさん、わたし達なんて気づけてももらえないのに)
~翌日 事務所~
ガチャ
みく「たっだいっまにゃー」
18P「お帰りなさい前川さん、戻って早々悪いけど、頼みがあるんだけど」
みく「なににゃ?……もしかして、デートかにゃ?」
18P「……いや、ちょっと留守番とその間電話の応対をして欲しいんだ」
みく「Pチャンどっか行っちゃうのにゃ?」
18P「加蓮が熱出したみたいなんだ、本人は大したことないって言ってるけど」
18P「あの娘は優しいから、キツくても周りに心配かけないようにする癖があるから心配で……」
みく「分かったにゃ!ここはみくに任せるにゃ。……その代わり、帰って来たらで、ご飯奢ってね!」
18P「喜んで、じゃあ」ガラッ
みく「え?そこ窓」 *ピョン
みく「!?」
カレーンウォォォダダダッ
1時間後
ガチャ
18P「ただいまー」
杏「いやだー杏は働きたくないー」
乃々「お仕事とかむーりぃー」
みく(増えてるにゃ(-ω-;))
18P「みく、留守番ありがとう助かったよ。あの件については後でメールしてね」
みく(みくって呼んでくれたにゃ!)
みく「分かったにゃ!」
18P「杏はこの後レッスンね、きらりが迎に来るからそれまであめでも舐めといて」
杏「げっ、嫌だァ、ズルイぞきらりを寄越すなんてー」
18P「乃々は三十分後に雑誌のインタビューがあるからね、遠くに行かないなら外出ててもいいよ」
乃々「うぅ、帰らせてくれないなら、森久保はいつものとこにいますけど」モゾモゾ
18P「了解、み、前川さんはどうする?」
みく(呼び方戻っちゃったにゃ)
みく「もうちょっとPチャンと一緒にいるにゃ」ダキッ
乃々「!」モゾモゾ…
18P「!前川さん、駄目ですよ、はしたないです……」
乃々「Pさん、あの、今日は森久保を膝に乗せて仕事してください、じゃないと仕事しません」
乃々「だからみくさん、すみませんけど離れて下さい」
18P「とゆう訳らしいので、前川さん、離れてもらっても?」
みく「……ねぇ、Pチャンはみくの事、嫌い?」
18P「!!」
18P「そんなこと!」
みく「じゃあ何で!じゃあ何でみくと距離を置こうとするのぉ?」グスッ
18P「ぅ」
18P「それは……」
社長「それは彼がプロデューサーでキミがアイドルだからだ」
18Pみく乃々「!!?」
18P「社長?いらしたんですか?どうして?」
社長「いやなに、輝子くんにトモダチの世話を頼まれてね」
みく「…………それだけ?」
みく「それだけの理由でみくは」
社長「『それだけの理由』ならいいがね」みく「どうゆうことにゃ」
社長「彼は、孤児院で育ったのは知っているね?」
みく「」コクリ
社長「そこの院長が先代の社長に多額の借金をして、子供達を置いて逃げたらしい」
社長「彼が弱冠16の頃だ、その時に最年長だった彼は、院長の代わりに必ず自分が借金を返済する事と、彼の弟妹の貰い手探しを手伝ってもらいたいということを言いにいった」
社長「そして先代は彼にプロデューサーになって50人をトップアイドルにする事と絶対にアイドルと関係を持たない事を誓ったんだ」
みく「そうなの?Pチャン」
18P「うん」
みく「でももう先代の社長はいないよ?」
18P「だからこそだよ。あの時、先代は僕らを捨て置いてもよかったんだ、なのに、許してくれて、あまつさえ裏切り者の子供達を養ってくれたんだ」
18P「僕はそんなあの人との約束を、裏切ることは、絶対に出来ない、分かってくれ、みく」
乃々(うぅぅ、森久保関係ないんですけど、とゆうかみなさん森久保の事気にしなさすぎじゃないですか?森久保いぢめですか?)
社長「ところで18P君はこれまで49人のトップアイドルを生み出した、あと一人トップになれば現社長のワタシは彼の呪縛を解いてもいいとおもってるんだがね」
みく「!!」
18P「それは別ですよ僕は先代と約束したんです」
社長「約束の破棄が先代の意志としてもかい?」
18P「……」
18P「分かりました」
みく「そうと決まれば明日から頑張るにゃ!Pチャン!待っててね!」タッ
乃々「森久保はちょっと屋上で風にあたってきます」
ガチャバタン
社長「ところで、みく君にするのかい?」
18P「みくは好きですが他の娘も好きです、皆アイドルとしてですが」
社長「博愛主義な君には一人は選べないか、しかし彼女らは構わずアプローチしてくるぞ?」
18P「凛なんて『Pさんは私の初めて(の信頼できるプロデューサー)で私がPさんの初めて(のトップアイドル)だから』って言われました」
社長「ハハハ巧いね、まぁ、頑張り給えよ」
18P「他人事だと思って……」
数週間後晴れてみくはトップアイドルとなり、事務所内18P争奪アピール戦が行われるのであった
END
読んでくれる人がいるのか分かりませんが、駄文失礼しました。初投稿です。
初めはみくにゃんすっごい可愛いのでみくにゃんのファン辞めますってなのを考えていたのに……なんでや……。
何かアドバイスあったら嬉しかったりします。
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