渋谷凛「プロデューサーって、すごいよね」 (62)
モバP(※以下P表記)「なんだよ、急に」
凛「いやね……ふと思ったんだけど、うちって200人近くのアイドルがいる訳でしょ?」
P「そうだな」
凛「それに対して、プロデューサーはプロデューサー1人だけでしょ?」
P「そうだな」
凛「200人を1人でプロデュースして、しかも全員が一定以上の人気があるって、すごい事じゃない?」
P「それは皆が凄いのであって、俺自体は別に普通だよ」
凛「そうなの?」
P「そうだよ」
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凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」
P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」
凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」
P「皆そんなもんだよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
P「あぁ」
凛「……あ、でもさ……」
P「ん?」
凛「つい、この前の事だけど……――」
―
――
―――
P「あー、暇だなー」
いつき「あ、プロデューサー」
P「おぅ、いつきか……どうした?」
いつき「これからジムに行って体を動かそうかと思ってるんですけど……」
P「うん」
いつき「市営ジムでトレーナーさんもいないし、1人じゃ出来ない運動とかもあるので、もし時間あるなら一緒に行きませんか?」
P「おー良いなぁー、行くかー」
いつき「本当ですか?ありがとうございます!一緒に良い汗流しましょうね!」
―1時間後―
P「あー疲れたー」
洋子「おやおや?プロデューサー、疲れてるの?ちゃんと適度に運動しなきゃ!という訳で、一緒にちょっと走りに行こう!」
P「おー良いなぁー、行くかー」
洋子「うんうん、やっぱり健康には適度な運動だよね!」
―1時間後―
P「あー疲れたー」
晴「お、P!暇だし天気も良いし、そこの広場で一緒にサッカーしようぜ!」
P「おー良いなぁー、行くかー」
晴「今日は負けねぇからな!」
―1時間後―
P「あー疲れたー」
渚「あ、プロデューサー!すぐ近くにストリート用のコート出来たんだって!ちょっと一緒に1on1やろうよォ!」
P「おー良いなぁー、行くかー」
渚「キャプテンの実力、見せちゃうからね!」
やっぱりアンタか
しかし一体何が起きているんです?
―1時間後―
P「あー疲れたー」
有香「あ、プロデューサー!最近、体が鈍ってて……もし良ければ、近くの体育館で組手に付き合ってくれませんか?」
P「おー良いなぁー、行くかー」
有香「押忍!ありがとうございます!」
―――
――
―
凛「――……って事があったでしょ?」
P「あー、あったなー」
凛「すごい体力だよね」
P「いや、普通だよ」
凛「そうかな?」
P「そうだよ」
凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」
P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」
凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」
P「皆そんなもんだよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
P「あぁ」
凛「……あ、でもさ……」
P「ん?」
凛「つい、この前の事だけど……――」
―
――
―――
P「あー、暇だなー」
かな子「あの、Pさん」
P「おぅ、かな子か……どうした?」
かな子「あの、またお菓子を作って来たんですけど、良ければ一緒に食べませんか?」
P「おー良いなぁー、食べるかー」
かな子「はい!じゃ、飲み物用意してきますね」
―30分後―
P「あー食った食った、ごちそうさまー」
かな子「じゃ、私は帰りますね」
P「おう、お疲れー」
ガチャ バタン …………ガチャ
P「お?」
愛梨 「おはようございまーす……あ、Pさん」
P「おぅ、愛梨か……どうした?」
愛梨「ケーキを焼いて来たんですけど、良ければ一緒に食べませんか?」
P「おー良いなぁー、食べるかー」
愛梨「はい!それじゃ、コーヒー淹れて来ますね」
―30分後―
P「あー食った食った、ごちそうさまー」
愛梨「じゃ、私は帰りますね」
P「おう、お疲れー」
ガチャ バタン …………ガチャ
P「お?」
法子 「おはようございまーす……あ、プロデューサーさん」
P「おぅ、法子か……どうした?」
法子「新作ドーナツ、いっぱい買って来たんだ!一緒に食べよう?」
P「おー良いなぁー、食べるかー」
法子「うん!じゃ、飲み物とってくるね」
―30分後―
P「あー食った食った、ごちそうさまー」
法子「じゃ、あたしは帰るね」
P「おう、お疲れー」
ガチャ バタン …………ガチャ
P「お?」
ありす 「おはようございます……あ、プロデューサー」
P「おぅ、ありすか……どうした?」
ありす「橘流イタリアン、新作イチゴ料理を作りに来ました……食べて下さい」
P「おー良いなぁー、食べるかー」
ありす「はい……では、少しキッチンをお借りします」
―――
――
―
凛「――……って事があったでしょ?」
P「あー、あったなー」
凛「すごい食欲だよね」
P「いや、普通だよ」
凛「そうかな?」
P「そうだよ」
凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」
P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」
凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」
P「皆そんなもんだよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
P「あぁ」
凛「……あ、でもさ……」
P「ん?」
凛「つい、この前の事だけど……――」
―
――
―――
―P自宅―
ガチャ
P「ただいまー」
まゆ「おかえりなさーい」
P「まゆ……また勝手に合鍵作ったのか……」
まゆ「すみません……Pさんを想うあまり……」
P「そうか……あ、ご飯作ってくれたんだな、ありがとう。マスコミと車に気をつけて帰れよ」
まゆ「はぁい……それではPさん、また明日」
P「おぅ、また明日」
―翌日・P自宅―
ガチャ
P「ただいまー」
千枝「おかえりなさい」
P「千枝……また勝手に鍵を盗っていったのか、道理で見付からない訳だ」
千枝「ごめんなさい……千枝、悪い子だから……」
P「そうか……夜遅いし危ないから、家まで送って行くよ」
千枝「はい、ありがとうございます」
―翌日・P自宅―
ガチャ
P「ただいまー」
凛「おかえり」
P「凛……お前も勝手に合鍵作ったな?」
凛「ごめんね……プロデューサーの事を想うあまりね……」
P「そうか……あ、ご飯作ってくれたんだな、ありがとう。マスコミと車に気をつけて帰れよ」
凛「うん……それじゃプロデューサー、また明日ね」
P「おぅ、また明日」
―――
――
―
凛「――……って事があったでしょ?」
P「あー、あったなー」
凛「すごい順応性だよね」
P「いや、普通だよ」
凛「そうかな?」
P「そうだよ」
凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」
P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」
凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」
P「皆そんなもんだよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
P「あぁ」
凛「……あ、でもさ……」
P「ん?」
凛「つい、この前の事だけど……――」
―
――
―――
P「あー、暇だなー」
蘭子「同意せざるを得まい」(そうですねぇ)
P「……しりとりでもするかー」
蘭子「その余興、付き合おう」(良いですね、やりましょう)
P「じゃ、蘭子からで……しりとりの『り』からな」
蘭子「良かろう……いざ!」(わかりましたー、いきますよー)
蘭子「禁断の果実」(りんご)
P「ゴリラ」
蘭子「天の御使いがその手に携える物」(ラッパ)
P「パクチー」
蘭子「古来の始まりの文字か?鮮血の事か?」(い?ち?)
P「あー……『い』にしようか」
蘭子「朱に染まる宝玉」(イクラ)
P「ランドセル」
蘭子「主なき城の守護者」(留守番電話)
P「ワッフル」
蘭子「真紅の輝石」(ルビー)
P「いたち」
蘭子「腐れを抱く、母なる海の住人が至る未来の一つ」(チーズかまぼこ)
―――
――
―
凛「――……って事があったでしょ?」
P「あー、あったなー」
凛「すごい理解力だよね」
P「いや、普通だよ」
凛「そうかな?」
P「そうだよ」
凛「……いや、やっぱりプロデューサーはすごいって」
P「プロデューサーならこれぐらい普通だって」
凛「プロデューサーって、皆そんなものなの?」
P「皆そんなもんだよ」
凛「ふーん、そうなんだ」
P「あぁ」
P「俺からすると、いつの間にか家に侵入してたりとかするアイドルの方が凄いと思うけどなぁ」
凛「いや、アイドルならそれぐらい普通だって」
P「アイドルって、皆そんなもんなのか?」
凛「皆そんなものだよ」
P「へー、そうなんだ」
凛「うん」
P「お、もうこんな時間か……今日はもう帰るかな」
凛「じゃ、私も帰ろうかな」
P「そうか……途中まで送って行くよ」
凛「ありがとう……それじゃ、お疲れ様です」
P「お疲れ様でーす」
ガチャ バタン
卯月「…………」
卯月「……普通って何なんでしょうね」
瑞樹「……わからないわ」
卯月「……ですね」
おわり
という訳で終わり
攻守交代……そういう手もあったのか……
くそぅ、考えつかなかった
出来そうなら次回やってみようかな
こんなコピペでも読んでくれた人たち、ありがとう!
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